それでは続きです。
~第一回採点後~
第一回採点の時点で暫定1位の人は僕を含めて5人。
そんな中、桜トンネルさんが
[82512]、
[82516]で問五、問十を解答することで集団から抜けていかれたのでやや遅れながらも追うことを決意。
[82520]問九:藤岡市(金メダル)【2013 年 1 月 4 日 (金) 23:07:11】
■市制施行日のあと、別々の日に編入を2回行っている市
未だ解答者が誰もいなかったのは問一と問九。
まずは該当しない市が多い問九から優先的に考えていくことにしました。
問九の問題をじっくりと見て、まずは該当しない市の弘前市からジャンルは合併系ではないか?と思いました。
なぜか僕の中では「該当しない市に弘前市があったら合併系(弘前市は新設合併によってリセット)を疑え」というものがあったのですね。そして、「市の変遷」で弘前市の変遷を確認して、新設合併前に編入を2回していたことを知りました。
次に、田原市、大阪市を調べました。
田原市を見てみると、市になってから編入回数が1回。大阪市を見てみると、編入町村数はかなり多かったですが編入回数が3回。
ここまで分かれば共通項にたどり着いたも同然です。「市制施行後に編入合併を2回だけした市(新設合併をした場合全てリセット)」が共通項だと考え、問題の5市を見てみると全て該当。
これだけ調べてOKなら数える必要もあるまいと考え、さっさと答えて金メダルを持っていくことに。
北海道は無かったので問六で取り損ねた地元群馬から藤岡市をチョイス。
ただ、数えていなかったことで桜トンネルさんの解答
[82532]を確認した時に不安になりました。
そのため、しっかりと数えてみるとぴったり47市。これでようやく100%大丈夫だろうと確信。
この金メダルが、今回自身2枚目、全体では10枚中9枚目の金メダルでした。
流石に、今回これ以上の上積みは厳しいと思ったのですが・・・。
この問題は解答の進まなさや皆さんが感じられているほどには難しさを感じませんでした。
おそらく理由は3つ。
1つ目は、
[82602]桜トンネルさんも仰られていましたが、該当しない市が明確に共通項を示していること。
2つ目は、先述の通り弘前市で共通項をかなり絞れたこと。
3つ目は、過去に類問が存在したこと。第二十四回問六でも編入回数の問題は出ているんですよね。因みにその時の金メダリストも自分(
[72268])で、自身初の金メダルでもありました。だから思い入れが強い問題で、すぐに編入回数の方向へと頭をもっていくことができたのでしょう・・・。
[82521]問八:北広島市(5位)【2013 年 1 月 5 日 (土) 00:03:29】
■スマートICがある市
次に、残った問題の中で正答数が一番多かった問八を答えることにしました。
まず手始めに、
[82459]桜トンネルさんの
これは得意分野。
に目をつけました。きっと手がかりにはなるだろうと思って記事検索で桜トンネルさんの得意分野を調べてみると、「過去問関係」(
[74974]ほか)や「合併系・隣接系」(
[73965])がヒット。
でも、「過去問関係」は仮に出されだとしてもどの過去問関係だかわからないのでお手上げ。合併系や隣接系もいくら考えてみても当たらず。
仕方が無いのでとりあえず問題の市をWikipediaで片っ端から見ていくと、気のせいかスマートインターチェンジだらけ。
その時ようやく、桜トンネルさんの得意分野・・・道路系か!!と納得。
この解答も北海道から北広島市を解答しました。
道路系は得意なはずなのに、やはり幼児の頃のピュアさが足りませんでした^^;
鉄道系は毎回の定番問題となっていることもあってか、道路系は「まさか出ないだろう」という先入観で調べもしないことが多いのです。
ところで、
[82632]EMMさんが疑問に思われていた、「虎の巻が引っかかりにくい理由」ですが、おそらく
ここの「現在利用できるスマートIC」の項目において、一覧表の中に宮田SICが入っていなかったことにあるのではないかと思います。それによって、虎の巻のページにはお題の「宮若市」という文字が存在しない状況になってしまったため、虎の巻がヒットしなかったのでしょう。
そのことを分かっていた上で敢えてお題に宮若市を入れて、問題のレベルをぐっと上げることに成功したグリグリさんには本当に脱帽です・・・。
[82523]問五:旭川市(銅メダル)【2013 年 1 月 5 日 (土) 01:32:03】
■2000年に対し2010年国勢調査の人口減少が1万人以上の市
問八を解き終わり、残った2問はどちらもメダル争いの渦中。
まずは白桃さんと桜トンネルさんが解答していた問五から解くことにしました。
実は問五は出題後早いうちから人口減少関連ではないかと思ってはいました。
しかし、以前まで100万都市だった北九州市と栗原市を同じ土俵に乗せる上でまさか人口減少数を用いるとは思いませんでした。
変な先入観から人口減少数を捨て、人口減少率を調べてみるとまったく噛みあわず。
そのため、人口減少関連では無いと早々に判断し、他の問題に移っていたのでした。
・・・ですが、改めてWikipediaで栗原市を調べてみると、やたらと人口の減少ペースが速いことに気づきました。
しかも、過去40年分の国勢調査人口の推移を見てみると2000~2010年の人口推移のしかたが「-10009人」。
ボーダーラインは「10年間で-10000人」と判断し、ランキングデータで調べてみると33市ぴったり。
北海道から旭川市を解答。今回2枚目の銅メダルとなりました。
因みに、今回で「問五の銅メダル」の数は8枚となりました。おそらく、全解答者の中でも「問○の○メダル数」というくくりで調べていった時の最多メダル数では無いでしょうか(笑)
なお、問五の通算成績は金1銀1銅8と明らかに偏っています^^;
問五解答後はさっさと寝ました。
翌日の第二回採点までに問一を答えることはできませんでしたが、第二回採点結果では暫定1位だったので本当に良かったです。
~第二回採点後~
[82555]問一:函館市(金メダル)【2013 年 1 月 6 日 (日) 16:39:54】
■市の人口ランキングで順位の一の位が1の市
この問題は本当に苦労させられました。
思いつく限りのありとあらゆる分野を調べました。
例を出すとキリがありませんが、公式HP関連(例:第十八回問四)や、「錦町」がある市(垂水市のみ×)などは本当に深いところまで調べてしまいました。
また、該当しない市の大阪市から連想したものがの橋下徹氏で、該当する市の横浜市から連想したものが中田宏氏だったので、時事ネタの政治(特に第三局あたり)か?とも思ってしまいました。
お題の5市からは共通点が一切見つからず、中でも蕨市と垂水市の間ではほとんど共通点が見つかりませんでした。個人的には蕨市が人口密度日本一を誇る過密な市であり、ほとんど住宅地であることと、垂水市に鉄道が通っていないことが大きいと思います。
本当に膠着状態だったのですが、第二回採点の後の5日の深夜に問題の横浜市、仙台市からある共通項が閃きました。
その共通項は「市人口順位の一の位が1の市」。まさにこの問題の共通項でした。
ところが、全国の市の数は789市。したがって、本来ならこの共通項では想定解数79市のはずでした。
この、1市差のトリックがどうしても見破れず惜しいところでスルーしてしまいました。
今思えば、お題の市だけでも全て確認しとくべきだったと思いました。確認することで蕨市と碧南市の人口が同じであることも気づけるはずだったのですから。
翌日、部活が終わり、家に帰ってくるとやはり問一だけ残っていました。
今度こそ絶対に解こうとしたのですが、今度は生活ガイド.comに集中しすぎました。
生活ガイド.comを片っ端から見ていくこと数時間。全ランキングを見ても得られたものはゼロでした^^;
仕方が無く、お題の市にこれだけ共通点が無いということは隣接系かやっぱりランキング系だろうと踏んで手始めにランキングデータでお題の5市の人口を確認すると、あら不思議。蕨市と碧南市の人口が同じではありませんか。これで全ての謎は解けました。
どこにしようか非常に悩みましたが、やはり北海道から函館市(81位)を解答。
結果、自身初めての一大会三枚金メダルとなりました。
~完答後~
[82569]独り言【2013 年 1 月 7 日 (月) 00:47:21】
とりあえず解説しておきます。
あえて言うなら問題○○○との○○○(○の数は適当)が・・・(以下略)
これは、「あえて言うなら問題番号との関連性が、この問題が閃く唯一の扉かもしれません」と言いたかったのでした。
問八はお題の市のチョイスがかなり素晴らしい問題かも。だってう・・・(やっぱり以下略)
こちらは、「問八はお題の市のチョイスがかなり素晴らしい問題かも。だってWikipediaに虎の巻がひっかからないようになってるんですから」です。
問十はみなさん実はも・・・(これ以上は無理)
最後のこれは、「問十はみなさん実はもう既に一度は視界に全想定解を捉えていたはずですよ」と言いたかったのです。
入門コース解答
[82716]の方はスルーで。
初めて一発完答したわけなのですが、解答時のドキドキ感がすごいですねえ。正直、二度とやりたくはないです(笑)
~まとめ~
まず何よりも、第十六回(2007年7月)の初参加から前回までの実に20回、期間にして5年間の間、一度も達成できなかったノーミス完答が「ヒント前」のおまけ付けでできて本当に嬉しいです。
また、自身2度目の完答一番乗りや自身最高の金メダル3枚というのもたいへん出来すぎていて今年の運を使い果たしたような気がしてならないです^^;
冒頭に書いた『野望』は一応達成したのですが、序盤の苦戦ぶりからしてみると瞬発力は無いですねえ^^;
まだまだこれからです。
今回を振り返ってみると、悪戦苦闘から始まったのですが、どうにか第一回採点直前のコバンザメ解答ラッシュによって勢いに乗れたようです。第一回採点でどうにかトップタイまで上がれたこと、そして問十で金メダルを取れたことが終盤のスパートに繋がったのではないかと考えています。
第二十一回や第三十三回においても、最初の数問はのんびり解いて、3,4問目あたりから解答速度が上がりはじめて、最終的に好成績になったので、僕としてはこのような解き進め方が一番良いのかもしれません。
また、今回メダルが遅くまで残っていた難問トリオ(問一、問九、問十)がすべてこのHPからの出題だったことも大きかったです。
もしもHP外だったら、ここまでの好成績は不可能だったでしょう。
メダルランキングは3位(金3銅2)でした。
今までの記録を調べてみると、金メダル3枚獲得者がメダルランキング3位になることは史上初のようです。
いつになったらメダルランキング1位を達成できるのかはわかりませんが、当面の野望にはなりそうです(笑)
まあ、桜トンネルさんや白桃さんのロケットスタートには勝てるはずも無いというものですが・・・^^;
そういえば、自分が取った3枚の金メダルは全て開始後12時間以上経ってから取ったものだったのですねえ。
しかもその3枚は今大会で最後まで残った3枚の金メダルだったようで、このようなことからも今年の運の使い果たし具合がよくわかるのではないかと思います(笑)
今回は北海道から5問解答しました。
うち4問はメダル(金2銅2)なので、少しは北海道のランクアップに貢献できたでしょうか・・・?
次回も相変わらずの北海道攻めです。
次回の十番勝負は春の比較的忙しい時期に行われると思われますので、今回のような成績で終わらせることはまずできないとは思います。ですが、次回も「14回連続メダル獲得」を目標にがんばりたいと思いますので、またよろしくお願いします。
最後にグリグリさん、今回も採点やヒント出しなど、お疲れ様でした。次回も今回のような面白い問題を期待しております。
また、十番勝負に参加した皆様、今回も色々とありがとうございました。次回も宜しくお願いします。
ではまた。