岐阜オフ会の第2日。前日に集合時刻を決め、早出の方もいなかったおかげで、20人が揃って朝食の席に着くことができました。
小さなことですが、これはオフ会史上初?
第2日は「成り行き」ということで、帰路名古屋からの「ぷらっとこだま」以外のスケジュールなし。
濃尾平野で行ってみたいところ。前々から漠然と考えていた所は、木曽三川です。
もちろん 長良川は宿の眼前に見えているのですが、もっと下流。人々が自然の力の脅威を感じながらも治水技術を積み上げて、日本有数の沃野を作り上げてきた地帯を目にしたいのです。
ところが、地図で眺めてもかなりの広がりのあるこの地域。ピントを絞ることができないままに、今回のオフ会参加となりました。
朝食の席で、こんな漠然とした希望を述べたところ、EMMさんが金華山の後で海津に行く予定とのことだったので、この海津行きEMM号に同乗させていただくことになりました。
金華山の麓までは、徒歩の海津行のグループとは別に、菊人形さんが車を出してくださいました。
ロープウェイの山上駅からは、予想されたことながら、足の弱い hmtには かなり困難な階段道の連続。
菊人形さんや 中島悟さんには ずいぶん気を使わせ、助けていただきましたが、手摺を掴みながら、どうにか 岐阜城往復を歩くことができました。単独行だったら、昨年帰路の龍王峡
[79718]のように、途中で安易にギブアップしたところです。
菊人形さんには「すぎ山」まで送っていただき、ロビーで海津行EMM号・ラガー号を待ちます。ここで、新幹線岐阜羽島駅の時刻を調べておいたのが、後で役に立ちました。
EMM号には星野彼方さんと同乗。岐阜の市街地からは少し外れた岐阜県庁
[81195]の近くを過ぎて、木曽三川と共に南下。
大きな岐阜県の中で見るとそんなに離れていないようですが、実際に走ってみると 岐阜県最南端の海津市までは かなりの道程があることを実感しました。
帰ってから調べて 気がついたのですが、ML00048号(2012/11/18)に“EMMのやぼう(笑)”が記されていました。
どうしても次の場所に行ってみたいから。空中写真リンク
東側に名鉄、西側に養老鉄道の駅がありますから、電車で岐阜に行くことになった場合でも行く気は満々なのですが、やはり場所的に車の方が行きやすそうです。
国営木曽三川公園のアクセスマップによると、公共交通機関は“養老鉄道石津駅より海津市コミュニティバス「木曽三川公園」下車”ですが、時刻表を見ると石津駅 9:42発の1本だけしかありません。タクシーを使えば、養老鉄道多度駅 or 名鉄尾西線佐屋駅から行くことができそうですが、基本的に自動車を使わないと行けない場所のようです。
帰宅後に知った情報ですが、オフ会朝食の時に希望を述べなければ、一生涯 hmtの行けそうもない場所だったのでした。
国営木曽三川公園は、3県にまたがる国営公園で、北は岐阜県各務原市、東は愛知県江南市、南は三重県桑名市に及ぶ
11の施設 があります。
中心的な施設と思われる「木曽三川公園センター」の位置。東側の木曽川と背割堤を介して並流する長良川。そこに西側から揖斐川が近づく地点で、岐阜県の最南端・海津市海津町油島という地名です。
ところで、ここから南は、並流する揖斐川と長良川とを分ける背割堤で、治水神社から宝暦治水碑までの間、1km余は千本松原と呼ばれる見事な景観になっています。この
「油島千本松原」 が、EMMさんの目的地でした。
センターで合流し昼食をすませた6人は、水と緑の館の展望タワーに登りました。
360度広がる木曽三川の眺めは、まさに この地ならではの絶景で、堪能しました。1階には
展示室 もあります。
なお 入場料には「JAF割引」があり、やはり自動車で来る所のようです。
施設の南に出ると、すぐに
治水神社。ここから始まる千本松原は、
宝暦治水工事 【5/7コマ】の完成を記念して、薩摩藩士が油島締切提の上に植えた千本の「日向松」の苗が、二百年以上の年輪を積み重ねて成長したものと伝えられています。
5人は松林の中をどんどん進みますが、hmtは これに追従できずに落伍しました。
一本道ですから、戻ってくるまで待てば はぐれる心配なし。先に治水神社に戻って待ちました。
後で聞けば、5人は松原の終る
宝暦治水碑 まで行ったとのこと。ここが正真正銘の岐阜県最南端で、東側の長良川水面上が
岐阜・三重・愛知の「三県境」(28番)になります。
足の弱い hmtが参加したために、皆さんのペースを落してしまったようです。
センター北側の駐車場で ラガー号の3人(小松原ラガーさん、かすみさん、まなちゃんさん)と別れたEMM号。
岐阜羽島駅も結構遠く、ホームに上ると同時に、予定した列車が入ってきました。
EMMさんと星野彼方さんには 気を揉ませてしまったことと思いますが、岐阜羽島・名古屋と順調に乗り継ぐことができ、無事に帰ることができました。
多くの方に助けられましたが、とても楽しい岐阜オフ会になりました。ありがとうございます。
【誤記訂正あり】 誤変換に気づかず、失礼しました。