こんにちは、音無です。
お昼休みなので短めに。
[53800]紅葉橋律乃介さん
「政令指定都市」はもっとたくさんありますし、区別はされてますよ。
↓
[53807]むっくんさん
「特定都市」(地方自治法252条の19以下)のことのみを慣用的に「政令指定都市」と言い換えているだけで
さて、その「地方自治法第二百五十二条の十九第一項」に関してですが、実際にこの規定に基づきその都市を
指定する政令では、「指定都市」となっていますね。したがって、
[53807]をちょっと書き換えて
(2)「指定都市」のみが慣用的に「政令指定都市」と呼ばれる。
ということだと思います。
字面の通り、政令”指定都市”は上において指定された15都市ということになるのではないでしょうか。結局は政令で指定されたものが指定都市であってここには相応しいとか相応しくないとか感情論の入る余地はないかと。むしろ考察するとずっと楽しそうなのはその指定の選定基準のほうで、「なぜその都市が政令で指定される都市と(誰に?)判断されたか?」というところではないでしょうか。矢作川太郎さん(
[53806])もあげられている通り「人口70万人と言う基準」などについてです。
[53806]矢作川太郎さん
思い切って45~40万人に基準を引き下げて
とありますが、
法に規定された人口に関する条件は50万人なんですね。私が学校で習ったころはちょうど仙台市が政令指定都市になった頃で、「政令指定都市=百万都市」とまで習った記憶が…。(←いま考えると随分いい加減な社会科の授業で(笑)、与党というのもイコール自民党のことと習った。まさかそれから5年でそのルール?が崩れるとは思いもしなかったけど。) というわけで私の印象としては政令指定都市と聞くと、いまでもその地方を代表するまさしく大都会の象徴から脱却できませんねー。
でも各都市が指定されたときって人口がおおよそ100万人だったのかな?政令指定都市に指定された日の(推計)人口とか?ここら辺はデータの得意な方に頼っちゃう(笑)。
明治に指定され現代は指定されていない都市を見て特筆するべき事は、全てが中核市に指定されており、また余り拠点性が無い様に思える「和歌山」が入っている事です。
これはもう五畿七道の南海道の発想でしょう。南海道に属する律令国の分類も現代のそれとは異なり非常に意外なものに思えます。四国4県(阿波国・讃岐国・土佐国・伊予国)と淡路島(淡路国)に加え、本州の一部である紀伊国(和歌山県となぜか三重県の南部)が入ってる。今では関西地方・2府4県という括りはすっかり分離不可能なものという扱いになっていますが、かつては和歌山はそうではなかった、と。そういえば、
[52171],
[52186](Issie先生)でも関西の分類について
中国地方6県: 兵庫県,岡山県,広島県,山口県,鳥取県,島根県
というのもありましたから。
ところで、南海線という電車はありますが、南海道と認識される道路ってある、あるいはあったのでしょうか?東海道、山陽道、山陰道、北陸道は、今でも対応する国道がありますから、そう呼ばれることも多々あるでしょうけれど。東山道は行き先が江戸に変更になっちゃったけど、半分くらいは中山道として残ってるし、残りは日光例幣使街道?でも杉並木はともかく50号線を例幣使街道なんていわないよ多分。聞いたことないし。
地元では、国道26号線や11号線なんかを南海道なんて呼んだりするのでしょうか?あと西海道もかな?どうでしょう?
※誤字を訂正。短めにと書いておきながらちっとも短くないと反省。