[7504]TNさん
レスを頂き、ありがとうございます。
新田開発前の武蔵野の、茫漠とした風景。開発により少しずつ植林が行われ、豊かな農地と二次林とがゆるやかにひろがる、武蔵野の原風景がつくられてきた。今、三芳町の地図を見ながらこの文章を書いていますが、上富地区、北永井地区、そして東の藤久保地区と続く短冊状の地割に、そういった想像が頭をよぎりました。冬の雑木林の情感が伝わってくるような、こまやかなTNさんの描写に、感謝したいと思います。
>道路に接する部分では粗大ごみや空き缶、雑誌などが不法投棄されている箇所もあり、
>なんとも心が痛む行為です。
ごみの不法投棄問題は、モラルに頼らざるを得ない部分が多く、難しい問題ですね。家電リサイクル法も、そろそろリサイクル料金を価格に上乗せした「前払い方式」に変更できないものでしょうか。
>また、関越道所沢ICに至近のため、流通倉庫が増加し、大学のキャンパスもできて
>おりました。産廃の中間処理業者の跡地などもありました。
三富新田でも、流通関連の事業所が多かったですね。また、役場南東の川越街道沿いに事業所が集積していますが、いわゆる工業団地・流通団地のような性格の場所なのでしょうか?
>役場、文化会館自体が雑木林を伐採して建造されており、開発の悪しき見本となって
>いるのは皮肉なことです。
まあ、ある程度の伐採はあったとしても、周囲の雑木林の景観を生かし、敷地内に緑を豊富にするなどの工夫が必要ということでしょうか?私は現地を見ていないので何とも言えませんが。
>やはり、東京から30Kmという近さからか地価もそれなりに高く、畑作との関連性が
>弱くなった現在では資産価値としての比重が高まり、相続税対策に土地所有者が転売し
>てしまうため、雑木の維持が課題のようです。公有林比率が極端に低く、行政が財政の
>硬直化のため、緑地の買取に難儀している事情もあり、国や県が早めの対策(相続税免
>除など)を行なわないと、さらなる雑木林の減少を招き、ひいてはこの町の潜在能力を
>低めてしまうことが危惧されるところです。
同感です。この地域を象徴し、かつ環境保全の問題にもかかわる重要な問題であるといえます。有効な対策が望まれますね。とはいえ、環境の保全だといって不経済を住民や事業者に押し付けていくこともできないのが現実ですので、「環境を保全したほうが、破壊するより得」と思わせるような施策が必要ですね。
今、NHKニュースで、所沢市のくぬぎ山地域の緑地保全・再生のための基本方針がまとまったという報道がされました。樹木の伐採を厳しく規制する、産業廃棄物処理施設跡地における樹林の再生を進める、都市森林公園への指定を検討する、といった内容とのことです。