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落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

「関西弁」の地域性

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記事数=14件/登録日:2003年5月14日/編集者:YSK

地域外の人間からは、「関西弁」と一括りにされてしまわれがちな関西地方の話し言葉ですが、実は地域によってたいへんに多様性のあることばであるようです。1000年の都であった京都から伝播した言語体系という見方から、中国地方や四国地方などにも影響を与えているともされる、「関西弁の真実」にせまります。

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[4576]2002年11月6日
だいてん
[9464]2003年2月19日
白桃
[9465]2003年2月19日
BANDALGOM
[9468]2003年2月19日
白桃
[9483]2003年2月19日
ペーロケ
[9498]2003年2月20日
BANDALGOM
[9502]2003年2月20日
三丁目
[9503]2003年2月20日
桃象
[9524]2003年2月20日
ペーロケ
[9544]2003年2月20日
ニジェガロージェッツ
[9570]2003年2月21日
BANDALGOM
[9581]2003年2月21日
三丁目
[9587]2003年2月21日
三丁目
[9631]2003年2月22日
Firo

[4576] 2002年 11月 6日(水)00:14:14だいてん さん
脈絡なし
[4552]TNさん
「think globally act locally 地球的に考え、まず地域から行動せよ」

どこかで聞いたことのある言葉だと思って、ちょっと考え込んでしまいました。
これはもしや、私の姉、そして父の母校である大学の校是ではなかったでしょうか。

じゃんけんについて
私の実家(兵庫県)では「いんじゃんほい」でした。
多分関西地域では使ってるんじゃないでしょうか。
ほら、ミニモニ。の歌にもあったじゃないですか。「関西弁ならいんじゃんぴょい!」
でも「じゃんけんほい」も同じくらい使ってましたねえ。
[9464] 2003年 2月 19日(水)17:44:30白桃 さん
瀬戸内のことば その言語地理雑学的若干の考察
 この落書き帳で、「方言」という語で検索しますと意外やあまりないのですね。
 はじめて「方言」という語を用いた雑魚さんをはじめ、蘭丸さん、Issieさん、般若堂そんぴんさん等によって語られておりますが、東北、新潟、北関東と沖縄(琉球)に集中しています。瀬戸内に関しては、[6360]で夜鳴き寿司屋さんが名古屋弁にからめて備後地方、岡山、広島について言及しているのみです。そこで、23歳まで瀬戸内で暮らしておりました白桃から「瀬戸内のことば」について少し触れてみたいと思います。もっとも、白桃の行動範囲は香川県東部と岡山市でしたからせいぜい「香川と岡山のことば」としたほうが良いですね。
 [9437]のぷりぷりさんは完全に岡山弁です(最後は琉球でしょうけど)。最初に岡山弁をきいたときには「この世」のものとは思えませんでした。香川とは全く違うし、播州とも違うし、広島とも違う。なにかひとを小ばかにしたような言い方。「ボッケエ」とか「オエン」とかは異常に多発されますし、「オエリャーセンノー」をなまで聞いたときには、そのアクセントとイントネーションを日本語として認めていいのか疑ったぐらいです。でも、5年もいると全然気にならなくなるから不思議です。もっとも、5年もいて岡山弁をマスターできなかったことを全く後悔しておりませんが。同じ岡山県内でも美作地方は異なるようです。倉敷と岡山はほぼ同じだと思いますが、笠岡あたりは福山に近い(福山が笠岡に近いのか?)ようです。それから、瀬戸内のことばを語るときに忘れてならないのは、塩飽、芸予の島嶼部の各島々のことば、島でなくても、各浦々のことばです。岡山でも笠岡の沖にある、白石、北木、真鍋島はそれぞれ独特なことばがあるのでしょう。ともかく、岡山は言語地理的にいって独立圏を保っていることは間違いないようです。
 住んだことのない広島と山口(周防)ですが、よく似ているように思います。少なくとも岡山と広島ほどの違いはありません。しかし、そのことばで徳山市と広島市のひとの区別ははっきりつきます。ちなみに、白桃は茨城と栃木のことばの区別がつきません。(しいていえば、なまりを煮詰めこんだのが茨城でしょうか?)
 さて、本拠地の香川ですが、まことにみやびでまろやかな言葉です。一瞬フランス語と間違います。というのは冗談ですが、関西弁を柔らかくした感じです(京→難波→兵庫→淡路→阿波→讃岐の順に伝播したのでは)。讃岐弁で脅迫状は書けないと思います。雑魚さんが以前に述べられてましたが、同一県内でも、年齢層、都市部と農村部による違いはあると思います。香川でも「男し(男の人」、「三本松のし(三本松の住人)」、「おまはん(御前様)」などというのは、農村部に住む高齢者の一部にしか使われていないのでは。狭い香川県ですけれど、専門家に言わせると土器川を境に東と西で違うようです。やはり、松平藩と京極藩の違いでしょうか。幕藩時代の藩の版図は現在もなお言葉や文化に色濃く影響を残しているのでしょう。「オランク」「ウチンク」は僕たち、私たちの地方とか家の意味ですが、土佐の「よさこい節」に「オランクの池にやぁ 潮ふく魚が…♪」と、ありますね。でも、岡山にいた頃、広島観音高校出の先輩から「三本松には区があるのか?」と聞かれました。
 今、話題の四国中央市、新居浜、西条あたりの道前は香川と良く似ているように思います。松山はどうなんでしょう。漱石の「坊ちゃん」にでてくるような言葉はあんまり聞かないような感じですけど。南予はまた違ってくると思います。このあたりは uttさんが詳しいでしょうね。
[9465] 2003年 2月 19日(水)18:16:15BANDALGOM[地域研究家] さん
関西弁圏
[9464]白桃さん
本拠地の香川ですが、まことにみやびでまろやかな言葉です。一瞬フランス語と間違います。というのは冗談ですが、関西弁を柔らかくした感じです(京→難波→兵庫→淡路→阿波→讃岐の順に伝播したのでは)。讃岐弁で脅迫状は書けないと思います。
四国でも特に香川、徳島は関西弁圏ですね。
しかし両親とも徳島県人という、大阪出身の友人の話す言葉は、れっきとした関西弁ではあるものの、どぎつい大阪弁とは違いますし、徳島も香川と似た感じでしょうか。

また関西弁圏は、東は北陸3県+佐渡、岐阜県、三重県までですが、西はどの辺りまでなのか気になるところです。
名古屋弁は実際聞いたところでは、関西系のアクセントでありながら語彙が全く違うという印象ですが、岐阜県は活字に表れた方言を「読む」限りでは、ほとんど関西弁なんですね。
また大阪から関西本線・中央本線経由で関東に帰ってきたことがありますが、木曽三川を渡って愛知県に入った途端、関西弁が聞こえなくなり、多治見を過ぎると再び関西弁が聞こえ、木曽路に入って聞こえなくなりましたし。

三重県ですが、桑名、四日市辺りの高校生や主婦が話しているのを聞くと、明らかに関西弁なのですが、大阪弁の威勢のいい感じはなく、ゆったりとして柔らかく、京都弁に近い印象を受けましたね。
その点では香川あたりと共通するのでしょうか。
[9468] 2003年 2月 19日(水)19:57:27白桃 さん
関西標準語レス
はじめに
 タイトルに「関西標準語」としたのは、いわゆる東京山の手のことばを標準語として決めてしまった国へのささやかな反発からです。大阪、阪神タイガースが別に好きじゃないのですけど、少なくとも東京、読売ジャイアンツよりは可愛げがあります。就職したのが関西の有名私鉄系の旅行会社でしたが、それにもかかわらず新入社員研修後、「君は飛行機に乗ったことがあるかね?」という甘い誘いに負け東京勤務を余儀なくされた白桃。今から思えばここが人生の転機(結果的につまづき)だったんでしょうか。ともかく、学生時代「気候学」と「三遊間の打球の処理」について学んだ東北大学大学院出たばかりの恩師の先生(当時、助手)に東京転勤を告げたら「粗野で野蛮な関東は白桃にあっているではないの。」という暖かいおことば?に気をよくし…いかんいかん、前置きが長すぎる。

[9465]地域研究家さん
しかし両親とも徳島県人という、大阪出身の友人の話す言葉は、れっきとした関西弁ではあるものの、どぎつい大阪弁とは違いますし、徳島も香川と似た感じでしょうか。
 他国の言葉である徳島弁、ということを考慮に入れても讃岐のことばの方がのんびりしているように思います。例えば「○○だから」というとき、徳島は「○○やきにぃ」と、讃岐は「○○やけん」といいます。文字であらわすと全く逆の印象を受けますが、実際聞いた感じでは讃岐のほうがおとなしいですね。徳島のことばは高知のことばと一部似通っていると思います。鳴門の近くに土佐泊という地名がありますが、紀貫之が土佐赴任明けに立ち寄った港です。土佐と阿波はお互いに言葉の影響を受けているのではないでしょうか。

[9466]uttさん
山口弁の特徴としては、語尾に「ちゃ、ちゅ、ちょ」を付けます。例えば、「知っちょる」など。あとは、「何してるの?」は、「何しちょる?」「何してるんっちゃ?」
全くそのとおりですね。記憶がよみがえりました。ありがとうございます。
[9483] 2003年 2月 19日(水)23:18:28ペーロケ[utt] さん
関西弁
[9465]地域研究家さま
岐阜が関西弁圏だとは知りませんでした。
しかし、西はどこで線を引けるのでしょうかね??
愛媛は広島よりも関西弁に近いと思いますケド。。。
でも、広島は関西弁とは違うような気がします。

しかし、ひとくくりに「関西弁」といっても、いろいろありますよね?
友人がどキツい関西弁を使わないのは、環境の影響もあると思います。
私は昔、西宮市に住んでいましたけど、大阪に比べたら、かなりソフトな関西弁です。
「おおきに」とか「~やさかい」はあまり使いません。
「本当に関西人?」と言われたほどです。
しかし、武庫川を挟んだ隣町は、ダウンタウンを輩出した尼崎。
こっちは下町で「ごっつい」コテコテです。

しかし、関西人は他の地方に行った時、あまり大阪だけにこだわっていませんね。
神戸、京都、奈良、和歌山を含めた「関西」をアピールします。
それぞれの都市には、強烈な個性があるにもかかわらず。。。
そして、強烈な印象に残るのは、やっぱりコテコテの方。
だから、関東を含めたよその地方の人は、
関西は全部コテコテなんだと思うのでしょう。
[9498] 2003年 2月 20日(木)09:54:34BANDALGOM[地域研究家] さん
関西レス(1)
[9483]uttさん

岐阜県ですが、1つ思い出したのが以前見たことのある「白線流し」のドキュメンタリーですね。
「白線流し」は数年前やっていたドラマでは松本が舞台になっていましたが、本当は飛騨高山のものなんですね。
で、ドキュメンタリーの中で出てきた先生や生徒達の会話ですが、あれはモロに関西弁でした。

まあ、断片的な情報しかありませんから、りゅうじさんに解説願えれば幸いですが。

愛媛は広島よりも関西弁に近いと思いますケド。。。
でも、広島は関西弁とは違うような気がします。
広島弁は語彙からいっても関西弁とは違いますね。
ある本では、「言葉は関西と似ているがアクセントは東京と似ている」とありましたが。

四国は愛媛・高知も、徳島・香川ほどでなくても関西弁の影響を受けているという印象はありますね。
[9477]の伊予弁も関西弁っぽい感じがしますし。

あとは山陰がどの辺まで関西弁の影響が及ぶかです。
島根県は出雲が東北弁に似た感じで、隠岐と石見は関西弁に近いと、ある本で読んだことがありますが。

私は昔、西宮市に住んでいましたけど、大阪に比べたら、かなりソフトな関西弁です。
「おおきに」とか「~やさかい」はあまり使いません。
私は阪神大震災の時、芦屋でボランティアをしていたのですが、阪神打出駅のすぐ裏の一人暮らしのおばあさんのお宅を訪問して、保健婦の人と一緒に話し相手になっていたんですね。

そのお宅はほとんど無傷で、隣の家が全壊していたという、なんとも不思議な状況でしたが、ここのおばあさんの話している言葉は、かなりソフトで、ゆっくりした感じでしたし、一緒に行った保健婦も「芦屋ではゆったりした関西弁を使う」と言っていました。
少なくとも「関西弁=早口、どぎつい」というイメージはそこにはありませんでしたね。
[9502] 2003年 2月 20日(木)11:48:11三丁目[YJ3] さん
お国言葉(主に関西)
私には体験的、経験的に知っている程度の知識しかありませんけど、いきなり書きこめる話題が出てきたのでうれしいです。ただ、言葉ってちょっと深く知ろうとすると、新書のレベルでも言語学、音声学の領域に入ってしまうので、そこまで追求したことはありませんけどね。

[9465]地域研究家さん
三重県ですが、桑名、四日市辺りの高校生や主婦が話しているのを聞くと、明らかに関西弁なのですが、大阪弁の威勢のいい感じはなく、ゆったりとして柔らかく、京都弁に近い印象を受けましたね。
[9483]uttさん
私は昔、西宮市に住んでいましたけど、大阪に比べたら、かなりソフトな関西弁です。
「おおきに」とか「~やさかい」はあまり使いません。
[9493]でニジェガロージェッツさんがいらっしゃったのにコメントされてないので、僭越ですが、大雑把に関西圏の○○弁を西から言うと、播州弁(姫路)、神戸弁、大阪弁、京言葉、そして大阪南部の河内弁、という感じじゃないですかね。神戸弁・大阪弁の人が、播州弁と河内弁は汚い、と言うのを聞いたことがあります。私には、次に紹介する言い方が、それぞれどこの言葉に当たるのかわかりませんけど、このような差があります。
「いない」→おらへん、おれへん、いーひん
「来ない」→こーへん、けーへん、きーひん
また、「おおきに」を西宮であまり使わないと紹介されてますが、私は西宮に4年住んだことがあり、甲子園口の商店街で買い物したときにお店の人から「おおきに」と言われて、優しい良い言葉だなあと思ったものです。一般には使われてないという意味かもしれませんが、少なくともお店の人は使ってませんか?

学校の後輩に、津(女性)、伊勢(男性)から来た人がいて、男だからという部分があるかもしれませんが、伊勢の彼は大阪弁かな、というくらいの口調でした。一方、津の人からはそれほど強い関西弁は感じませんでした。また、和歌山市、橿原市出身の女性も同様です。でも、同じ女性でも阪南町(当時)出身の人は、大阪弁よりは明らかに違う独特のイントネーションだったので、これが河内弁かな、と思ってました。とはいえ、知ってる人だけで断定的に語るのは危険なので、あくまでご参考に、ということで。

関西から北海道へ引越したときに、本間さんという先輩が、関西弁はキライだ、と言ってました。当時、まだ私は関西風に話してましたが「ホンマに?」と言われるのが、自分の名前を呼ばれているようだから、だそうです。実話ですよ。

蛇足ですが、地の人間じゃないので今は使えませんが、金沢の「あの~おね」(あのね、ですが独特の伸ばし方をします)「○○しまっし」(しなさい、したら)という言い方が、私は好きでした。京言葉の影響かな、と思ってました。

[9467]般若堂そんぴんさん
私は「東北言葉」「米沢言葉」という表現を意識して用い,「方言」という表現(あっ,掛詞みたいになってしまいました)を極力使わないようにしております
同感です。かつて、方言撲滅運動があり、学校で方言を使ったら、首から札を下げられて廊下に立たされた、ということがあったと何かで読んだことがあります。そういう経緯を私は「方言」に感じてしまうので、あまり使いたくない、と思ってます。

ホントは雑魚さんに、すばやくレスして頂きありがとうございました、と書こうと思ってたのですが、つい書きたくなる話だったので、こちらを先にしてしまいました。
[9503] 2003年 2月 20日(木)12:13:29桃象[桃象@国仲涼子ファン] さん
地域の言葉
それぞれのお国の言葉に関する皆さんの書き込みを興味深く読みました。関西地方の言葉の関係は,それはそれでまたいろいろな考察が可能でしょうね。でも,言葉というのは,これはもう京都を中心とした伝播現象として捉えれば,大概のことは判ると思うんですよね。もちろん局地的な現象もいろいろあることでしょうね。松本修著『全国アホ・バカ分布考』に対する評価もいろいろあるようですけど,これはこれでなかなか面白いと思いますよ。


愛媛は広島よりも関西弁に近いと思いますケド。。。でも、広島は関西弁とは違うような気がします。広島弁は語彙からいっても関西弁とは違いますね。ある本では、「言葉は関西と似ているがアクセントは東京と似ている」とありましたが。四国は愛媛・高知も、徳島・香川ほどでなくても関西弁の影響を受けているという印象はありますね。

これも京都を中心とした関西地方からの伝播という視点で考えれば,自然なわけですよね。まあ,単純に捉えることはできないことは言うまでもないんですけどね,京都から遠くなるほど,昔の日本語に近くなると言う見方もあながち的外れとも言えないんですよね。考えれば,京都は1000年近くも日本の首都だったんですよ。江戸が日本の行政の中心になってから400年しか経っていないんですよ。関西地方の言葉の多様性も,永らく京都を中心とする関西地方が日本の行政,文化の中心であったということと深い関係があるでしょうね。

==
[9524] 2003年 2月 20日(木)20:38:08【1】ペーロケ[utt] さん
関西弁関連
[9491]ぷりぷりさま
内子の言葉は近いのでしょうか。今度行ったら注意して聞いてみよう。
いえいえ、おそらく、語尾の「が~」だけです(苦笑)
内子って、今流行りの(?)女っぽい地名のわりに、
県内の人でも、なかなか聞き取れないほどの理解不能な言葉です。
かくゆう私もあまり理解していませんでしたね。

そういえば昔、久保田利伸のラジオで岡山弁講座をやっていたような記憶があります。
あまり詳しく覚えていないけど、「みる」が、なんかゼンゼン別の意味になるとか。。。

[9498]地域研究家さま
広島弁は語彙からいっても関西弁とは違いますね。
そうですね。でも、岡山は関西弁圏内ですよね?
福山はどうなのでしょうか??>夜鳴き寿司屋さま
ひょっとしたら、[2886]の大スポの範囲とも一致するのかもしれません。
島根県は出雲が東北弁に似た感じで、隠岐と石見は関西弁に近いと、
確か「砂の器」とゆう小説で、犯人の特徴はずーずー弁だ、とゆうことで、
東北?茨城?と探していたら、実は出雲弁だった、との結末でしたね。
「尼崎の塚口」とは言わずに「阪急の塚口」と言っていたそうです。
そうそう、同じ尼崎でも阪急と阪神沿線では、雰囲気が違うみたいです。
阪神沿線は、下町の雰囲気が色濃いですね。
それと都会では、市町村単位よりも、「~沿線」といった言い方の方が便利ですね。
こうゆう言い方は、関東でもよくしますよね??
川崎に住む友達も「川崎」といわずに、「小田急沿線に住んでます」と自己紹介してました。
「冷コー」
有名な「死語」とゆう扱いでしたけど。。。

[9502]YJ3さま
甲子園口の商店街で買い物したときにお店の人から「おおきに」と言われて、・・・
私は「田近野町」と「上大市」に住んでましたけど、その周辺ではあまり聞きませんでした。
甲子園口周辺とは違うのかもしれませんね??

余談ですけど、田近野町って変な町です。辛うじて飛び地ではないのですが、心理的には飛び地です。
本体の西宮市に行くのに、どうしても宝塚市を通らなければいけないのです。
それに、アパートの真中で西宮市と宝塚市の境があったりして、
それも、平行に並んでいるアパートを市境が串刺しにしています。
なんでも昔は尼崎だったらしく、西宮と尼崎で領土交換条約(正式名称は忘れましたが。。。)
を結んで西宮市になったそうです。
その名残で、今でも尼崎市立養護学校があります。
尼崎時代は、もっと飛び地状態だったのだろうなあ。。。

関西弁はキライだ、と言ってました。
本間さんに限らず、北海道の人は関西弁を嫌っている人が多いですよ。
私も北海道に住んでましたから、分かります。
スキー場に飛び交う関西弁、あれが非常に下品に聞こえるようです。
しかし、あれと比べて、私の関西弁があまりにソフトなので、
「本当に関西人?」と疑われました。
[9544] 2003年 2月 20日(木)23:45:28【1】ニジェガロージェッツ さん
Re:お国言葉(主に関西)
[9502]YJ3 さん
[9493]でニジェガロージェッツさんがいらっしゃったのにコメントされてないので、

「関西弁」と総称される正体不明の方言についてのコメントを「チュコト自治管区」と同一のレスにする訳にはいかず、後に改めてレスしようと思ったのですが、[9493]を書き上げると力尽きてしまいました。(あの極東ロシアのデータシリーズ、ロシア語で書かれた複数の文献や事典、サイトを基に書き出したもので、結構まとめるのに苦労するんです。←だったらやめろ!と怒られそうですが、あとサハ共和国を残すまでになりました。)

さて、この「関西弁」の中で、西部に位置する神戸弁ですが、大阪弁とはかなり異なります。
特徴的なのは、動詞「―する」の現在進行形(と言ったらいいかは文法の表現に疎く疑問)を、
大阪弁では「―してる」と言うのを、神戸弁では「―しとう」と言うことです。
大阪「お前、何してんねん!」(何してまんねん!とは一般には言わない。「偽関西弁」?)
神戸「お前、何しとんねん!」
で、京都の連中は神戸弁を「豚言葉(とんことば)」と言うとか?

あと、神戸以西の明石方面では依頼をあらわす「か」が「こ」になり(昔の人だけかも?)
神戸「―してくれるかー?」
明石「―してくれるこ?」

加古川へ来ると独特の表現
神戸「腹立つなぁ」
加古川「ごうわくのぉ」

姫路まで来ると疑問の「か」が「け」に変わる。
神戸「お前か!?」
姫路「お前け!?」

兵庫県の瀬戸内沿岸の狭い地域でも、これだけ違った言葉です。
まして関西一円を「関西弁」とするのは、いささか抵抗があります。
[9570] 2003年 2月 21日(金)14:36:50BANDALGOM[地域研究家] さん
関西関連レス
[9504]雑魚さん
(「関西弁=早口、どぎつい」というイメージ)
これは偏に、吉本興業に象徴される漫才文化の普及に伴い形成されたイメージではないでしょうか。
地元の知人に、大阪府の河内地方や和泉地方の出身者がいるのですが・・・
私は吉本はあまり見ないのですが、かつて嘉門達夫をよく聞いていました。
彼はギャグソングの中で「せやからでやっちゅうねん!」を多用したり、「関西弁講座」と称して「何さらしとんねん!」などといった言葉を紹介していましたが、これらが河内弁ってところでしょうか。

高校の修学旅行で初めて京都へ行き(中学は岩手県)、それからまさに当時放送中だった連続テレビ小説「京、ふたり」を毎日録画して見ていて、京都弁と大阪弁の違いくらいは分かっていましたが、それ以外においては震災の時関西へ行くまで、嘉門の影響をかなり受けていました。


[9524]uttさん
そうそう、同じ尼崎でも阪急と阪神沿線では、雰囲気が違うみたいです。
阪神沿線は、下町の雰囲気が色濃いですね。
芦屋でも阪急と阪神沿線では、雰囲気がかなり違いますね。
芦屋で聞いた話では、阪神沿線に住んでいたら「芦屋に住んでいます」とは言えないとか。
でも阪神沿線でも芦屋川や、大東町、南宮町、呉川町といった一帯は、落ち着いた感じがしますね。


[9544]ニジェガロージェッツさん
大阪 「お前、何してんねん!」(何してまんねん!とは一般には言わない。「偽関西弁」?)
神戸 「お前、何しとんねん!」
「何してまんねん!」はともかく、「何してんねん!」と「何しとんねん!」は大阪と神戸で、そないにはっきり使い分けるものなんですか?
阪神地区は両方が入り交じるんでしょうか。

まして関西一円を「関西弁」とするのは、いささか抵抗があります。
特に京都の人は、「関西弁」と一括りにして大阪弁などと一緒にされるのは嫌でしょうね。
中学時代まで京都で過ごしたというバイト仲間は、「京都と神戸では、『三都物語』などといって大阪と一緒にされることに怒っている」と言っていました。

また以前、地域感情の話題が出ていましたが、「三都」の間でも感情的なものがあるのでしょうか。
震災の時、大阪府知事(ノックの前の官僚知事)が「被災者は自分らで炊き出しすればいい」と言ったりしたのも、大阪と神戸の仲の悪さの証明だ、と聞いたことがありますが。
[9581] 2003年 2月 21日(金)19:23:35三丁目[YJ3] さん
まとめレスと小心者の独言
[9554]ニジェガロージェッツさん
真性神戸っ子(後述)にコメントして頂いて、偽兵庫人の私としては、嬉しい限りです。パチパチパチ。
大阪 「お前、何してんねん!」(何してまんねん!とは一般には言わない。「偽関西弁」?)
神戸 「お前、何しとんねん!」

で、京都の連中は神戸弁を「豚言葉(とんことば)」と言うとか?

加古川へ来ると独特の表現
神戸 「腹立つなぁ」
加古川 「ごうわくのぉ」
私の知人は、自分のことを神戸っ子と言ってました。だから○○っ子のときに、どうしてニジェガロージェッツさんが言及されないのかなと思っていたのですが、もしかして、それは知人の個人的な造語だったのでしょうか?「知っとう?」が神戸弁だととも言ってたので、紹介しようかと思いつつやめましたから、豚言葉と紹介されたので嬉しかったです。また、「ごうわくのぉ」を姫路の人から聞いたことがあったので、それが加古川から、と初めて知りました。ありがとうございました。

[9554]雑魚さん
転居歴は、実に気合が入ってますね。
感想を頂きありがとうございます。自己顕示欲が満たされました。

おお、ここにも飲兵衛が。
飲めるけど飲みに行かない、でも飲んでる。一応ポリシー?です。誘われれば一緒に飲みに行くけど、自分から誘うことはしない、でも家でしみじみ飲んでる。そんなサラリーマンになってしまいました。学生のときは皆と楽しく飲むのが好きだったから、一人で飲むことはなかったのに。しみじみ。

[9570]地域研究家さん
京都と神戸では、『三都物語』などといって大阪と一緒にされることに怒っている
先述の神戸っ子は、大阪がおるから関西全体のイメージが悪なるんじゃあ、と言ってましたよ。

[9572]uttさん
それらサイトと比較して、ここだけ異様に男女比が偏っているような気がします。
私はネットサーフィンをしたことがないので、他は知らなかったのですが、そおなのですか?まあ、ここの皆さんの「鉄分」の多さには、鉄ちゃんと通ずるものを感じていたので、男の世界になるのかな、と思ってましたが。mikiさん、松戸さん、ビギナーなのに変なコメントでごめんなさい。

[9538]special-weekさん
それこそが、この落書き帳の魔力ですね
魔力にはまったかもしれないのですが、地理情報を積極的に収集してないので、いつまで続くやら。

最後になりましたが、空襲って出したのはどうだったかなあ、といまだにウジウジしてるYJ3なのでした。でも、日本人は、近現代の日本史を知らなくちゃイカン!!という気持ちもこめて(照れてます)書き込んでしまったのでした。
[9587] 2003年 2月 21日(金)21:01:39三丁目[YJ3] さん
それって「関西弁」全般じゃないのですか?
[9582]らるふさん
ちなみに京都では、少し他人行儀な丁寧さで、「居ない」を「いはらへん」とか、そのバリエーションで「いやらへん」とか「いやへん」とか言うように感じます。

しはる、いはる、ちはる(あ、最後は人名だから全然違います)のいわゆる「はる」語形、関西丁寧語?じゃないでしょうか。ワタクシ、言語学に入ってしまうのは本意ではありませんが。

以前は書きませんでしたけど、文法的に関西の言葉は「する」「せむ(ーへん)」、「いる」「いーひん」のように、元の言葉に否定形「む」「ん」をつけるだけで成り立つので、英語のnotを付けるようにわかり易い日本語だったなあ、と感心したものです。

ということで、地理学から言語学になってしまうのを避けたいので(自分が知らないからなのですけど)、このへんで退散いたします。
[9631] 2003年 2月 22日(土)12:06:30Firo さん
関西弁/パクる
[9593]uttさん
同じ関西弁でも、自分は河内あたりの言葉はかなりどぎつい感じがしますし、
反対に京都あたりの言葉は少し女性的というかたおやかなイメージがあります。
「~はる」という言い方は、京都あたりでよく使われるのではという気がします。
桂小枝さん、ちょっとおネェっぽいしゃべり方をする人ですが、この方がよく、
「何してはりますのん?」なんて使っていたように思います。
あと、歌の文句で、「せんせ、泣いてはる。」なんていうもあった記憶があります。

それから、「パクる」ですけど、これはもともと警察関係の業界用語で、「逮捕する」
という意味で使われていたようですが、刑事ドラマや、小説で犯人側の言葉として、
広く使われるようになって(実社会でも使われていたようですが。)それが、
マスコミ業界で、「曲や歌詞の盗作」や、「番組企画の盗用」という意味で使われるようになって、
それが、拡大解釈されて、今では「盗む」と意味で広く使われるようになったみたいです。
[9693]雑魚さん
あ、恐縮なさらないでください。決していやな思いはしていませんので。
イオナのパッケージってどうみてもシャネルのパクりとしか思えないのは私だけ?(笑)

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