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ekinenpyouさんの記事が10件見つかりました

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[95491] 2018年 2月 26日(月)21:18:59ekinenpyou さん
Re:特急マガジン寄稿への感謝
[95485]特急とりあたまさん

拙稿をマガジン登録していただきありがとうございます、テーマに沿った書込みが少ないということですが、
例えば特急とりあたまさんご自身でテーマに沿った書込みを投稿し
そちらをマガジン登録してみてもよろしいかと思います。
(毎回とは限りませんが、[95486]伊豆之国さんのような追加のレスがある場合もあります)

地名表記のズレについては既存のコンテンツ
(例えばアーカイブスの呼称が複数ある地名~地名呼称の多様性~)などとの共通点もあるかもしれませんが
全てが同一内容というわけではありませんから、テーマに沿った書込みについては
(必要以上に短期間で沢山投稿するとかでなければ)差し支えは無いものと思われます。

[92797]山野さんで模範的な例が示されていますが、
例えば駅名と近隣地名が微妙に異なるものを掲示板過去ログなどから参照すると
JRの三ノ宮(三宮)・智頭(駅名は「ちず」町名は「ちづ」)
ネットの住所データや地図類を探せば他にも阿佐ケ谷(阿佐谷)など
色々と見つかると思いますのでお時間のある時にでも探してみてください。

以下、余談
表記ゆれでしばしば登場する「ヶ」の字ですが昔の地形図を見ると
何かの地図記号と勘違いするくらい文字が非常に小さく控えめに書かれているものがありました。
(そのように書くよう決められていた???)
四谷(地図左下の千駄ヶ谷)荻窪(地図真ん中下の阿佐ヶ谷)
出典:外邦図デジタルアーカイブ(東北大学附属図書館/理学部地理学教室)
「千駄谷」「阿佐谷」と見間違えてしまいそうですね・・・
[95483] 2018年 2月 25日(日)14:52:22ekinenpyou さん
地名のローマ字表記ゆれ(その2)
その1の続きですが、やや長文なので投稿を分けます。
拙稿[95482]末で述べた例で代表的なものとしては
[89901]hmtさんでも触れられていた大阪「Osaka」があります。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、国土地理院が作成する地図などにおける地名のローマ字表記には
S29内閣告示1号におおむね従ったルール(H16施行)が存在しています。

その内容は[91476]MasAkaさんの書込みでも紹介されている「地名のローマ字表記」という
PDF9~11コマでおおむね確認できますが、注目すべき点は11コマの左下(4)で「Osaka」を例示する際に
「のばす音(長音)を表す記号は省略することを原則とする」という
S29内閣告示1号に明記の無いルールを追加している点です。

上記ルールの前身となるものが20年ほど前のS59から既に存在しており、
こちらも「地図におけるローマ字表記の問題点」というPDF6~11コマで内容をおおむね確認可能です、
H16施行のものとルールは似通っていますが、9コマ下部(4)に長音記号省略のルールが無いので
(S29内閣告示1号に忠実に従った)「O^(文字上に長音符号)saka」「OOSAKA」という表記が例示されています。

前述箇所における新旧ルールの主な相違点は長音省略を原則とした結果「Osaka」を許容範囲内とした点であるとも
考えられますが、ルールに従っていた「OOSAKA」の例示も無くなっており
こちらはかなり見慣れない表現だったので「Osaka」へ差替えたかったという意図も隠されているかもしれません。

なお、もう一つのルール範囲内表記である長音符号つきの「O^saka」は
PCでの入力方法があまり知られていない影響かネット上のテキスト文書としてはそれほど多く見かけませんが
S29内閣告示1号の前身だった「国語ノローマ字綴方統一ノ件」(S12.9.21内閣訓令第3号)
(現代仮名遣いの本文はこちら参照)で例示されている(ただし長音符号はマクロン:文字上に横棒)他、
AMS(旧米国陸軍地図局)の作成した地図の(L775 Southern Honshu 5万図・Osaka Ko)
テキサス大学図書館のデジタルアーカイブ(日本地図)内などにもこの表記が採用されており、
長音を表示する必要があるときの例に引続き示されたままになっています。
(Unicodeも一応設定されいるので、国際的にもそれなりに認知度があり
滅多に見かけない表記というわけではないという解釈?らしい)
[95482] 2018年 2月 25日(日)14:44:12ekinenpyou さん
地名のローマ字表記ゆれ(その1)
特急マガジンに関連トピック(地名表記のズレ)がありますので、
(初歩的な内容で恐縮ですが)当方からも少し書き込んでおきます。

今日では日本国内での東京の(ローマ字)表記は「Tokyo」で定着していますが、
かつてはドイツ語などと同じ「Tokio」という表記が長期に渡り国刊行の統計資料でも用いられていました。
(大日本)帝国統計摘要、第2回(M21)53回(S14)など参照
京都(現:kyoto)はkioto・兵庫(現:hyogo)はhiogo

現在のローマ字のつづり方に関するルールについては
[89901]hmtさんにて解説されていらっしゃるので省略しますが
「Tokio」という表記は現在では(ルールに従っていないため?)あまり
(日本国内では)見かける機会は多くないと思われます。

しかしながら現在でも「Tokio」が日本国内で用いられている例があり、
その理由が日本語ローマ字表記における外国人への「配慮」についてというPDF8コマに記されていました、
明治前半の英字書籍?でも「Tokio」としているものがあります。
The Japan Directory 1884(M17)

以上の点はWikipedia(ローマ字表記の例外)にも一部解説がありますが、ルールに従っていないと思われる表記が
従っているものより定着している例もあるので、次の投稿で例示したいと思います。
[95394] 2018年 2月 5日(月)21:14:55ekinenpyou さん
岡山県備前市福浦について(補足)
連日投稿になりますが肝心の現:備前市福浦について拙稿[95384]ではあまり書かなかったので補足しておきます。

岡山県では字区域の名称変更について告示を行っているらしく、
同市成立時期のH17年告示214号(2コマ下段)にて備前市(大字)福浦の存在が確認できました、
ただし単なる「福浦」ではなく他と足並みをそろえる形で「日生町福浦」になっています。
(これが正式名称のような気もしますが、公報誤りなどの可能性もあり)
合併時の案内には一切無いので、限られた領域にのみ残る特殊な大字であることは間違いないでしょうか。

したがって、大字福浦の残部再編については岡山県公報に該当する告示があれば詳細がわかるかもしれません、
昭和期など過去のものについては岡山県立図書館に所蔵があるようです。

[95386]Takashiさん
素早いご指摘ありがとうございます、日生町寒河・寺山が異なる地番区域である点、了解しました。
当方の迂闊な推測で誤りを書き込んでしまい申し訳ございません
※地図サイトで地番が網羅されていない点は(サイトに)明記されており当然ながら理解しています。

余談ですが重複地番が例外的に付番されたケースもあるようです。(いわゆる「山地番・耕地番」
近年、不都合が生じるケースが多くなったため(約150年の時を経て?)解消を行っているとのこと
実施地域の詳細はこちらをご覧ください。
[95384] 2018年 2月 4日(日)10:50:24ekinenpyou さん
日生町大字福浦の境界変更について
[95311]そらみつさん・[95312]Takashiさん・[95314]hmtさん
などから始まった、一連のやり取りにおける当方の推測などをコメントしておきます。

そもそも旧:日生町(福河村)大字福浦の寺山地区にあった字「東山ハナ」が
現在は備前市日生町寒河に存在しているというリンク先記載の典拠は何によっているのでしょう?
ネットの地図サイトなどでは容易に事実確認ができないような気がします。

明治の町村制施行前の所属は寒河村ではなく福浦村字「東山ハナ」で
(M22)福河村大字福浦→(S30)日生町大字福浦→(S38以降?)日生町大字寺山という
経過をたどり現在は備前市日生町寺山字「東山ハナ」なら納得が行くのですが・・・

という疑問はさておき、取りあえず日生町寒河にあるという前提で考えると、
日生町大字福浦のうち岡山県側へ残った箇所の再編(鹿久居島東部の大字日生への編入や大字寺山の新設?)は
S38の境界変更後、比較的早期に実施されているような気もします。

なお、日生町寒河寺山で地番の振り方に特徴が見られる点に気が付きました、
双方で番号を共有しているのかもしれません
(寺山の中途半端な地番は大字福浦の残部とか大量に合筆した結果と考えるのは少々難がある)
再編時に?地番整理なども実施した結果、
寺山地区の大字福浦字「東山ハナ」が大字寒河の字になったのかもしれませんね。

また、この地域の沿革については福河村(Wikipedia)などにも記述がありますが、
若干事実と異なると思われる点もあるので
参考として和気郡誌(M42)での記述箇所について、下記にリンクを示しておきます。

島嶼(日生諸島についての解説・取揚島の分属についても記載あり)
町村沿革(日生村・福河村)
[94766] 2017年 12月 25日(月)20:40:47ekinenpyou さん
Re:東京35区時代の地形図事情
分割連続投稿ですが本件別途補足しておきます。

[94736]hmtさん
2.5万図については、需要の中心であることを考慮し、既に編集作業の終っていた合併前の原図を利用した「二色刷り」を採用し、35区発足から1ヶ月というスピード作業により発行することを実現した。

1万図については、正規の編集作業により、時期としては遅れた。それでも戦時中に発行できた。

5万図をどうするか? とにかく2.5万図の作業を優先させてから考えた。
既に時代遅れということもあり、未修正のまま約2年遅れの1934年に発行した。
上記は恐らくおっしゃる通りだと思われます、なお東京西南部(5万地形図)については拙稿[94765]で紹介した
第二次大戦前後の日本の地図事情の第二次大戦直後の地形図(4~5コマ)に76-7-9(S23.10.30発行)
で加刷修正されている点が記されていました。(それまではS7測量の旧版を流用したようです)

東京西南部(2.5万地形図)については戦後初の76-7-1-4(S22.7.30発行)から既に(右上地図枠外に)
大田区・世田谷区などの記載があります。

なお、余談になりますが1万図は戦災復興都市計画図というものがあります。
S22.5月(3月15日の35→22区再編後・練馬区発足は8月)発行とありますが※S12測量地形図をベースとして
S20.8・9撮影の空中写真から地物を反映し戦後間もない東京35区時代末期の実態を示しており、
こちらも都市計画図のため?地理院図歴には載っていません

この地域で戦後S30年代まで新しい1万図が作られていないのはこうしたものが存在していた影響でしょうか?

※世田谷(part42)を見ると代田連絡線と思われるものがはっきり描かれており
鉄道などは結構厳密に補入されている模様
[94765] 2017年 12月 25日(月)20:38:37ekinenpyou さん
昭和一桁後半から戦時中における陸地測量部作成の地図発行・発売状況など
長文の書込みで恐縮ですが拙稿[94731]で予告していた投稿です、
既にご存知の方も多いと思いますが、おさらいということで要点をまとめておきます。

タイトル年代の地形図発行状況ですが太平洋戦争開戦の少し前までは※秘図とされた地域を除くと
特に制限なく販売されていました。
参考:陸地測量部発行地図目録S6.9現在発行・発売について

※秘図地域とは?
例えば発行地図区域一覧図で北海道北端(宗谷岬周辺)は海岸線が点線表示になっており、
地図の存在が明示されていないがこちらのサイト一覧表(北海道地方)を見ると、
上から3番目のリンク声問近傍(軍事極秘)に実在していることがわかる。

一覧図の詳しい見方は備考(下部)参照(ただし秘図地域は恐らくS19.10のものでS6.9現在と同じではない点注意)

なお、※スタンフォード大学のサイトで公開されているものは秘図地域も一部含まれており、
宗谷岬の地図は右上に軍事極秘と明記
(この地図にも「一般の需要に供する為め」云々という表記がありますが、仮製版の
各地図共通でテンプレート化された文章が残っているだけ?と推測されます)

※5万図以外にもオンラインで閲覧できる地図が多数ありますので、関心のある方は各自検索してご覧ください。
参考:国立国会図書館サイト
米・スタンフォード大学図書館、デジタル化した地図へのリンク機能を持つ索引図をオンラインで公開
検索結果(日本地図)同左(陸地測量部)1:25,000地形図(5万図に無いエリアを一部補完可能)

秘図地域についての見直しなどは随時あったと思いますが、
とりわけ大きな制約がかかったのはS16.10.15官報広告(左上)で示された「発行地図中一部発売停止」です。
(1万&2.5万図全部と5万図の一部について特別な場合を除き一般販売停止)

しかし太平洋戦争開戦後も(太平洋)沿岸の一部地域などで修正測量が秘密裏に行われ
終戦のS20には(当該地域の)集成1:50,000地形図(欠が多い)も作成されています。
(これらは公式刊行図という扱いではない影響か地理院図歴には載っていません)

以上、下記に前掲サイト以外で参考としたPDFで(比較的短めの)主なものをいくつか示しておきます。
(部分的に内容重複するものあり)

地図一覧図について―陸地測量部~地理調査所発行地図の索引類―
陸地測量部発行地図を中心として見た昭和前期の地図事情とその地図見本
幻の昭和19年地図一覧図―陸地測量部内邦地図成果の総大成としの総大成として―
第二次世界大戦中に日本が作った地図第二次大戦前後の日本の地図事情

国土地理院サイト
企画展「戦後復興を支えた地図と測量」で公開されているPDF(データ1データ2データ3など)
[94731] 2017年 12月 19日(火)20:54:00ekinenpyou さん
Re:陸地測量部1万分の1地形図
[94730]hmtさん
戦前の国内地形図が『外邦図』というタイトルの下に収録されている


[94724]拙稿で「地理院サイトでは見れません」と書きましたが、これは説明が不適切で
旧1万分1地形図を選ぶと画像はやや不鮮明ですが外邦図デジタルアーカイブと同じものなどが一応閲覧可能です。

昭和一桁後半から戦時中における陸地測量部作成の地図発行・発売状況などについては
より具体的に実態が解説された資料(PDF)がありますので、そちらの紹介などもかねて後日再度コメントします、
今しばらくお待ちください。
[94724] 2017年 12月 18日(月)20:57:39ekinenpyou さん
Re:Re:1934年7月30日発行50000分の1地形図「東京西南部」
[94719]hmtさん
[94720]Takashiさん
本件、補足コメントします。

民間の地図でなく、「国の作った地形図」において 東京35区が出現したのは何時からか?
地理院サイトでは見れませんが陸地測量部作成の1:10,000地図を外邦図デジタルアーカイブで閲覧できます。

→インデクス・マップ検索(左から2番目)→エリア(日本)&縮尺系統(1:10,000)で表示ボタンを押せば
リストが出てきます。(S7.10東京市編入区域はおおむね見れるはず)

例えば世田谷の地図(S12修正測量)はこちらです(拡大可能でかなり鮮明に見れます)
※S11.10の砧・千歳両村の世田谷区編入も反映済みの模様(二子の地図などを参照のこと)

軍事機密の関連から軍事関連の施設に気を使うのならまだしも、行政区画の変更というそれほど情報統制の必要性を感じないところまで気を使うのはやはり疑問に感じてしまいます。
これは当方も同感です、S12修正測量地図右上には「一般の需要に供する為め」と記載があり、
なおかつ二子の地図(左下)にはS14.5.30発行(定価金13銭)とあります。

例えば世田谷の地図右下(目黒区と書かれた)の広大な敷地に何が存在していたかを
具体的に示さないようにしている※のはS9.4.30発行の1:25,000地形図も同じため、
昭和一桁の後半から意図的な情報統制が行われたと考えられなくもないですが・・・

※詳しくは今昔マップなどでご確認ください、
S6.6.30発行の1:25,000地形図・東京西南部にはちゃんと書かれています。
[94696] 2017年 12月 11日(月)21:04:43ekinenpyou さん
Re:新潟市の住居表示
[94691]敷守ほむらさん
当分は市が主導して住居表示することはないだろうなと思いました。仕事が増えるのが面倒なんでしょうね(笑)
「仕事」を「コスト」に置き換えるとより導入に消極的な理由が鮮明に・・・以下少々本題からそれますが

最近、公益財団法人・国土地理協会というところが地名変更情報を掲載しているのを見つけたのですが
こちらは比較的有名なので過去ログでも、時折登場しているようです。
ただし、少々の漏れがある点も留意しておいた方が良いと思います。(下記のような事例です)

1)岡山市南区灘崎地域の住所表記変更
→2010(H22).3.22住所表示から灘崎町がなくなる2010年3月の変更に明示なし
2)盛岡市玉山区の住所表記の変更について
→2016(H28).4.1住所表示から玉山区がなくなり
玉山区永井、玉山区馬場は玉山永井、玉山馬場へ大字名が変更となるが2016年4月の変更に明示なし

※念の為いずれも前後の数か月分もチェックしたが掲載は無い模様

こうした漏れ・抜けなどが生じ得る可能性を考慮しているかどうかは?ですが、
国土地理協会ではあわせて郵便番号の変更についても履歴を掲載しています。

岡山市の例は2010年3月分、盛岡市の例は2016年2月分で郵便番号の地名変更があった点だけは
把握できるようになっています。

なお、過去ログ(キーワード検索結果)の[89997]ぺとぺとさん[90000]hmtさんで
触れられている愛西市平和町の成立→消滅ような例はかなり特異で、
郵便番号の変更履歴を調べてもその変遷を的確に把握することができません。

愛西市平和町の郵便番号496-8020は2007(H19).1に後追いで新設された状態で現在もそのまま残っているためです。
(新設が後追いになった関係で削除も漏れているのかもしれませんが正確な理由はよくわかりません)

いずれにしても、新しい地名へ変更された経緯や詳細は自治体のサイトなどを見なければなりませんが、
その都度チェックするのは限界があるので、横断的に住所変更情報をまとめた
住所データ・郵便番号データの日本基盤データベースなどもあわせて見ています(例えば新潟県で抽出も可能)、
ただし、(住所変更実施から)掲載されるまで(おおよそ1年半程度の)タイムラグがあるので、
もし他にも良さそうな地名変更情報掲載サイトなどがあればお教えいただければ幸いです。


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