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期待の若手「駿河の民」編集長の第三弾マガジン

地名表記のズレ

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記事数=15件/更新日:2018年2月26日

「りゅうがさき」を漢字で書いてください。
市名は「龍ヶ崎」、駅名は「竜ヶ崎」だそうで。地元の人は随分混乱するでしょう。そんな地名をまとめてみました。
他にそのような地名があったら落書き帳に書き込んでください。即掲載します。
では、どうぞ!

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[10282]2003年3月3日
BANDALGOM
[10289]2003年3月3日
BANDALGOM
[10305]2003年3月3日
BANDALGOM
[27403]2004年4月16日
いっちゃん
[53301]2006年8月12日
雪の字
[70496]2009年6月15日
BANDALGOM
[70544]2009年6月20日
みかちゅう
[79761]2011年12月24日
グリグリ
[83094]2013年4月9日
みかちゅう
[86597]2014年11月3日
安打ーソン
[91766]2016年10月17日
Takashi
[92797]2017年4月19日
山野
[95482]2018年2月25日
ekinenpyou
[95483]2018年2月25日
ekinenpyou
[95486]2018年2月25日
伊豆之国

[10282] 2003年 3月 3日(月)14:52:00BANDALGOM[地域研究家] さん
ハングル語(これはNHKが生み出したとんでもない誤解!)
[10081]雑魚さん
「フ」 の様に語頭では濁らない子音に鑑みて、例えば 「ガンダム」 を表記する場合は
どういう事になるのでしょうね。それと人名や地名など固有名詞における漢字表記に対する現地の認識はどの程度のものでしょうか。
日本語のか行、た行、ぱ行、ちゃ行に当たる子音が「平音」と「激音」の2種類ありますが、そのローマ字表記が2000年から改められ、はっきり区別されるようになりました。
それまではごっちゃになっていたのです。

例えば、地下鉄放火惨事のあった大邱は、た行の平音で始まりますが、従来のローマ字表記は「Taegu」でしたが、セマウル号が全列車停車する東大邱(トンデグ)駅は「Tongdaegu」と表記されていました。
(か行、た行、ぱ行、ちゃ行の平音が2番目以降に来ると濁音になります。)

ハングルの綴りは同じでも、ローマ字表記がこのようにバラバラだったのが、か行、た行、ぱ行、ちゃ行の平音はすべて濁る音に統一されました。
その結果、大邱市内にあった「Taegu」の表記はすべて「Daegu」に統一され、また東大邱駅は「Dongdaegu」となりました。

またノムヒョン新大統領誕生で首都移転の候補に急浮上した大田も、従来のローマ字表記は「Taejon」でしたが、ソウル方面から湖南線直通の列車が全列車停車する西大田(ソデジョン)駅は「Sodaejon」と表記されていました。

これもまたローマ字表記の改革で「Taejon」は「Daejeon」に変わり、西大田駅の表記は「Seodaejeon」に変わりました。
テジョンの「ジョ」、ソデジョンの「ソ」の字=カタカナの「ト」を反対にしたような母音=の表記も従来はバラバラで、ソウルの「ソ」は昔から「Seo」と書いていたのに対し、ソデジョンの「ソ」は「So」と書いていましたが、これがすべて「eo」に統一されました。

「ガンダム」のように外来語の場合は、以前からか行、た行、ぱ行、ちゃ行の平音が用いられていたかと記憶していますが、これらの子音のローマ字表記がすべて濁る音に統一された以上は、平音が使われることになるでしょう。

ちなみにそのローマ字表記から、日本人は「ヒュンダイ」と読んでしまいがちな「ヒョンデ(現代)」の「デ」と、「デウ(大宇)」の「デ」のハングルは、大邱の「テ」と同じです。
ローマ字表記の決まりがなかったため、かたや現代は「Dai」、大宇は「Dae」、大邱は「Tae」と書いていたわけですが、新しい表記法では現代は「Hyeondae」、大宇は「Daeu」となります。

でも今のところ表記を改めたのは官公庁、自治体だけですね。
[10289] 2003年 3月 3日(月)15:56:04BANDALGOM[地域研究家] さん
ヒュンダイ
[10230]グリグリ(管理人)さん
こういう話題も任せてください。「山口県って山口さんがいっぱい?」と題した都道府県名の苗字分析です。
このページの分析によれば「埼玉」さんは全国で103人、「千葉」さんは 196,250人と推定しています。
地元の電話帳でも47都道府県の多くと同じ名字が載っていましたが、「東京」や「京都」はなかったですね。
あと旧国名も結構あり、「甲州」さんもいますね。

でも「千葉」さんは千葉県ではなく、東北地方に多いというのがまた興味深いところです。
また山梨県の旧国名である「甲斐」さんが遠く離れた宮崎県に多いという事実、栃木県の県庁所在地である「宇都宮」さんが愛媛県に多いという事実も、知って驚きましたね。


[10284]kenさん
日本ではもっと直接に、彼の会社自身が、「Hyundai」と書いてますね。これはもうローマ字表記というより、「商標」なのかな。
車体そのもののロゴも「HYUNDAI」と燦然と、刻印されている。
[10282]の最後で
今のところ表記を改めたのは官公庁、自治体だけですね。
と書いたのがまさにそこのところでして、現代グループでは「Hyundai」と書いて「ヒョンデ」と読ませているんです。
これもローマ字表記法が変わる前、というよりバラバラだった時代に決められたものであるわけですが、統一された表記法での「Hyeondae」の方が「ヒョンデ」と読めますね。

でもそれが変えられないのが、つまるところ「商標」ということなのでしょうか。
[10305] 2003年 3月 3日(月)19:31:12BANDALGOM[地域研究家] さん
スカイレールはロープウェイじゃないのか??
[10297]startさん
日本ではロープウェイは一般的には観光用として利用されていて
一般生活用として利用されているところはないようですが・・・
広島のスカイレールも、あれはモノレールの仲間だと思うのですが、一体どこが違うのでしょうか。
箱根には、道路から自家用のロープウェイとケーブルカーで降りていく温泉旅館があったように記憶していますが、
(確か1軒はロープウェイ、もう1軒がケーブルカーだったような気がしますが、ケーブルカーも一般的には観光用のイメージが強いですね)
これも単純な観光用ではなく、旅館の家族や従業員も利用したりするわけですから、一般生活用としての意味も兼ねていますね。


[10298]雑魚さん
こうした表記統一は、発音においても某か反映されるのでしょうか。
それが発音においては全く変わらないんですね。
「Daegu」になっても発音は「テグ」ですし、「Dongdaegu」の発音も「トンデグ」です。
ただ、ワールドカップを前にして、バラバラだったローマ字表記法を統一したというところなのでしょうが、これでは外国人には誤解を与えてしまいますね。


[10300]kenさん
このとき、菊池重村は故地に因んで甲斐姓を名乗り・・・
なるほど、甲斐国との関わりはあったわけですね。
ちなみに「甲斐バンド」のリーダーは福岡出身らしいですが。
[27403] 2004年 4月 16日(金)18:13:34【1】いっちゃん さん
外国地名のカタカナ表記は難しい・・・
私の自分色=ベルギー国旗疑惑(一部ウガンダと言うのもありましたが・・・確認して思わず笑ってしまいました)が
出ているようなのでベルギーネタを。

[27384]mikiさん
正式にはドイツ語のアントウェルペン。フランス語ではアンヴェルスですが...。

「Antwerpen」はドイツ語ではなくオランダ語系のフラマン語で「アントヴェルペン」、
フランス語(これも実際はフランス語系のワロン語ですが)の「Anvers」は「アンヴェール」ですね。
重箱の隅をつっつくようですいません。

今回英語表記の「アントワープ」を用いたのは、日本ではこれが一番通りがいいからです。
私はアントワープは2度訪れていますが、いずれも真冬でしたので松山と言うよりは寒かった印象が一番強いです。

そもそも、日本語における外国語地名って基準がバラバラですよね。大別すると、
1.現地の発音に基本的に則っている。
2.英語表記に従っている。
3.日本独特の呼び名である(由来は分かるが、転訛に転訛を重ねた)。
ってところでしょうか。

1.の好例は「イタリア」ですね。他国では「イタリ」、「イタリー」が大勢でしょう。
2.は「フィンランド」かな。
3.は「イギリス」かな。

ところでベルギーでは、街中の標識や商品など様々なものがフラマンとワロンの2ヶ国語で表記されていますね。
15カ国語が書かれているインドの紙幣には負けますが、ユーロになる前はお金もそうでした。

ついでに、ブリュッセルの小便小僧は「世界3大がっかり」の一つですが
(他はコペンハーゲンの人魚の像とシンガポールのマーライオン)、
スケールの小ささでは小便小僧が一番かな?見学所要時間10秒もあれば充分でした。
[53301] 2006年 8月 12日(土)04:04:54雪の字 さん
愛知の由来と名物?と
[53094] 矢作川太郎 さん
もっと一般的で「阿由知通」と用例もある表記を選んでみました。
私は『万葉集』や記念碑(生まれ育った近所にあるのですよ)のせいで、むしろ「年魚市」の表記に馴染みを持っておりました。
ただ、これを現代の県名とするのは、「阿由知」以上に独特な感じがすると思います。ご指摘の「池鯉鮒市」と同じでしょうか。
愛智県
は、現実にも充分あり得たと思います。明治時代の初め、地名の策定に関わった人たちに訓古学的な傾向が強ければ、むしろこちらの表記を選んでいたのではないかと想像します。

確かに多彩で数多く有りますが、それが「愛知」と言うブランドで統一的にイメージ出来ないと言うのも知名度が低い原因でしょうか?(色々な所があると言う点では魅力的でありますが。)
これは敢えて一定の傾向を示さないように挙げてみたものですから、そのせいで、散漫なイメージを与えてしまったのだと思います。このような中から、一定の方向性を持って探していけば、色々なキーワードが見つかるのではないかと思うのですけれど…
愛知も名古屋も、この「キーワード探し」が苦手なのではないかと思うのです。


[53098] 千本桜 さん
あら。♪「黒の舟唄」で迫ってくるところを見ると、人生経験が豊富な方とお見受けいたしました。よろしくお願い致します。
恐れ入ります。
件の歌は幼い頃になぜか気に入って覚えてしまったもので、野坂氏の活躍を直接知っているわけではないのです。人生経験も、地理の知識も、まだまだ未熟者です。
こちらこそよろしくお願いいたします。
初めてその言葉を聴いたとき、水戸、名古屋、和歌山の間違いではないかと思いました。
それは、ひどい。愛知県だって…
と申し上げたいところですけれど、芸能界には疎いので、愛知県出身の美人女優を挙げることができませんでした。残念です。


[53106] 花笠カセ鳥 さん
この「阿由知」が「愛知」の由来ということでよろしいでしょうか。

はい、とお答えするのは、私には少しためらわれます。
「あゆち」という地名自体は、矢作川太郎さんもおっしゃっている通り、たいへん古いものです。けれど、阿由知郵便局があります「阿由知通」は、いわば復古地名ともいえるもので、この地名が愛知という郡名、引いては県名の由来になっているわけではないからです。

「あゆち」が「愛知」の由来か、との問いならば、はい、と答えられると思います。

愛知の由来になったのは、「あゆち潟」という地名といわれています。
これが現在のどこにあたるかについては諸説があります(余談ですけれど、これを反映して、複数の場所に記念碑が存在します)けれど、名古屋市から東海市に至る海岸のどこかである、というところで、諸説がほぼ一致しているように思われます。

なお、「あゆち」「あいち」には、古代から様々な字があてられており、六国史の中でさえ表記はバラバラです。
『万葉集』では「年魚市」「年魚道」ですけれど、『日本書紀』では「年魚市」の他「吾湯市」という表記も見られます。
[53094]で矢作川太郎さんがご提示くださった「愛智」は、『延喜式』『和名抄』に登場するもので、由緒正しい表記です。また、「阿由知」は、『尾張国熱田太神宮縁起』に見られるもので、これも古式ゆかしいものです。
この他にも「阿伊知」「鮎市」といった表記が存在したようです。
なお、「愛知」という表記は、古くは『続日本紀』にあり、『愛知郡誌』によれば、広く使われるようになったのは天保期からとのことです。

こういった史料については、私よりずっとお詳しい方が大勢いらっしゃりそうです。
間違いを指摘されるのは覚悟の上で、取り敢えず、ご参考までに。
[70496] 2009年 6月 15日(月)22:17:20BANDALGOM[熊虎] さん
Don-gyeong
[70472]ペーロケさん
兵庫県あたりで馬好きなおじさんに聞くと「仁川」が異様に高かったり、宮崎県で県庁を見学に来た観光客に聞くと「青島」が突出。もちろん、読みの誤答も続出(笑)。
以前、韓国の「仁川」を入力するのに「にがわ」と打って変換していました(笑)。
同じく大田は「おおだ」、水原は「すいばら」など・・・。
今はいずれも単語登録していますが。

在日韓国人の歌手・新井英一氏の『清河への道』のCDで、歌詞カードを見ると、(父親の生まれ故郷の清河がある)慶尚北道が「慶尚北海」と書いてあり、「キョンサンンプット」とルビが振ってあったのですが、恐らくこれは「慶尚北海道」と入力して「海」の字を消すつもりが、誤って「道」の字を消してしまったのではないかと思います。

これと同じで、製鉄所で知られる慶尚北道浦項市は、最近のIMEでは「ぽはん」で変換されますが、以前は「浦安の項目(激謎)」と入力していました。
同じく、済州道の西帰浦市は「西に帰る浦安」、ソウルの永登浦区は「永遠に登る浦安」、朝鮮王朝の儒学学校をルーツとするソウルの名門私大「成均館大学」は「成田平均館山」、ソウルの旧名(同じく名門私大の名前でもある)「漢陽」は「漢字の太陽」などと入力していました。
今はいずれも単語登録していますが・・・。

さて、ここで問題です。
以下はすべて、日本の地名の韓国語読みです([70465]で書いた通り、日本の地名で韓国語読みするのは北海道と東京だけですが)。

Geum-taek
Yang-mo
Sam-bon-song
Dae-ha-won
Chuk-ja-ya
Tae-dong
Sin-ho
Bok-gang
Nok-gak
Gang-san

この表記は2000年に韓国政府が制定したローマ字表記です。この表記により、釜山は「Pusan」から「Busan」に、済州島は「Chejudo」から「Jejudo」になりました。
有名な「HYUNDAI」や「SAMSUNG」は、これ以前の表記がバラバラな時代のものです。

さぁ、果たしてどこのことでしょうか。
[70544] 2009年 6月 20日(土)00:06:14【1】みかちゅう さん
保土ケ谷
保土ケ谷区役所の20年12月の写真です。明らかに小さい「ヶ」ですね。手書きの場合は画数の少ない文字を小さめに書く傾向がありますが、活字を壁面に貼り付けている区役所の場合は小さい「ヶ」を選んでいるということになるでしょう。

保土ヶ谷郵便局の写真(20年12月)でもオレンジ色の看板の表記は他の字より一回り小さい「ヶ」を使用しています。郵便局併設の日本郵便の看板も一回り小さい「ヶ」を使用しています。しかし、外壁に大きく書いてある郵便局名は同じ大きさで「ケ」みたいです。

横浜保土ヶ谷三郵便局の写真(20年9月)では外壁の表記は大きい「ケ」のようだけれど、入口の自動ドアの表記は不鮮明ながら小さい「ヶ」で表記しているようです。

ちなみに日本郵便の検索結果では保土ヶ谷・鎌ヶ谷・鳩ヶ谷支店が出てきますが、支店名と所在地の表記がバラバラ。ホームページの作成はおそらく外注でしょうし、あまりこだわってはいないようです。
[79761] 2011年 12月 24日(土)08:49:24オーナー グリグリ
区の英訳
久しぶりの東京新聞ネタです。昨日の朝刊に、道路標識における東京23区の英訳がバラバラであることを指摘した記事がありました。結論を先に言うと、単に表記の古い標識が残っているだけで、23区自体は、「区」を表す英語は「city」で統一しているとのこと。

記事には写真付きで、山手通りを豊島区から新宿区、中野区、渋谷区を走ると、"Toshima City", "Shinjuku City", "Nakano Ward", "Shibuya Ward" という標識があるとし、さらに、本社近くでは "Minato ku" の表記の標識を見かけたと報告しています。表記のばらつきがある原因として、都道を管理する都安全施設課によると、1987年に"ku"から"ward"へ表記を変更し、1995年に"city"に統一したが、過去に設置した標識が数多く残っているためとのこと。

そこで、公式HPはどうなっているかと確認すると、ドメインも表記もすべて"city"で統一されていました。千代田区のドメインは、http://www.city.chiyoda.lg.jp/ です。HPの形式は23区各々バラバラではありますが、"Minato City"のように表記は統一されています。

一方、政令市の区はどうなっているかというと、"ward"が使われているケースが多いようです。横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市、福岡市では、HP内の表記に"ward"が使われています。神戸市はドメインにも使われています。例えば、東灘区は、http://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/higashinada/ です。その他の政令市についても、HP内の記述を丹念に調べれば見つかると思いますが、"ward"での統一はできているように思います。

ところで、新聞記事には上智大学の英国出身の教授の言葉が引用されています。
一番私たちにも分りやすいのは『ku』です。制度が違うのに英語に当てはめようとすることに無理があると思います。
区という機関についての見解なので大いに共感しますが、落書き帳でもよく話題になる道路標識の山や川、あるいは通り名などの英語表記では、必ずしも日本語読み通りの表記が良いかというと微妙ですね。"Fuji san"よりは "Mt. Fuji"の方が分りやすいだろうし、荒川なんてどうしていいか迷ってしまいますから。
[83094] 2013年 4月 9日(火)02:25:36みかちゅう さん
長い停留所は地名コレクションには向かないかも
[83089]グリグリさん
もう少し情報が集まったら、雑学として残すか、地名コレクションとして残すか考えたいと思います。
1文字の停留所名に関しては一音地名コレクションを参考にして、1か所ずつ確認すればほとんどは拾えると思います。ただし、私が[83074]で触れた「野」停留所(徳島バス)の所在地は「鳴門市鳴門町土佐泊浦」となっているので上がってきません。地図上に「野集会所」というのが見られるので、小字として残っているのでしょうか。
また、行政地名では「木」だけれど停留所は「木村」のようなものがあるので、その逆で停留所は1文字というのがあるかもしれません。リストアップするならばこの点も留意する必要があります。
新たに地名コレクションなりの1企画とするよりは1音地名コレクションを拡張して、実際の使用例(停留所・交差点・公園・集会所の名称など)の地図や訪問記にリンクするというのがいいのではないでしょうか。

一方で長い停留所の多くが企業や学校その他の施設名を使用していることが多く、対象となっているものが変われば停留所名も変わってきます。[83079]でにまんさんが挙げている停留所も、この10年間で改称を経験しているのが複数あります。
こちらは調査のたたき台とする資料がないので、探すのは大変だと思います。「何をもって正式名称とするか」という問題もありますし。茨城県のページでは車内アナウンスが正式名称としていますが、停留所標柱は書き直してもアナウンスのテープはそのままということもあると思います。実際に乗車しないとわからないのでは検証も難しいし、路線図と停留所標柱の表記が異なることもよくあることです。上りと下りでも表記がバラバラなんてことも。
[86597] 2014年 11月 3日(月)13:46:29安打ーソン さん
自治体名のローマ字表記と発音
[86581] じゃごたろさん
かな表記とローマ字表記、発音に違いが見られる場合もあると思います。
例えば「神戸」は"Kobe"と表記され、「コーベ」と発音しますし、「箕面」は"Minoh"、「ミノー」と発音します(少なくとも私が聞いた限りですが)

ところで、自治体名のローマ字表記って統一されたルールがなくて意外にバラバラなんですね。
福島県桑折町(こおりまち)は真岡市の例を参考にすれば"Kori"となるはずですが、実際は"Koori"です。
「オウ」「オオ」の音に対するローマ字表記は"o"、"oh"、"oo"、"ou"と4通り見られます。
こちらの自治体公式HPリンクなどを参考に軽く調べてみたところ"o"が大半で、他は少数派のようです。
"oh"は箕面市のほか、栃木県大田原市、福井県おおい町など。
"oo"は桑折町のほか、青森県大間町、愛媛県東温市など。
"ou"は北海道雄武町、埼玉県鴻巣市など。
ただし、読む時は「コーベ」や「ミノー」よろしく「オー」になるものが多いのではないかと思います。

また、"b"、"m"、"p"の前の「ン」も"m"にするか"n"にするか自治体によって異なるようです。
[91766] 2016年 10月 17日(月)12:49:04Takashi さん
Re:Koto City
[91765] JOUTOUさん

昨日「蔵前橋通り」を平井→亀戸方面に走行した際、江戸川区から江東区の区界の表示が“Koto Word”から“Koto City”に変更されていました。これもオリンピックが影響しているんでしょうか?尤も特別区の場合公選の首長も存在するし、速報人口が50万人にも届きそうな自治体でもあるわけで、充分“City”なのかもしれませんが・・・。

2011年の書き込みですが、[79761]でグリグリさんが

久しぶりの東京新聞ネタです。昨日の朝刊に、道路標識における東京23区の英訳がバラバラであることを指摘した記事がありました。結論を先に言うと、単に表記の古い標識が残っているだけで、23区自体は、「区」を表す英語は「city」で統一しているとのこと。

記事には写真付きで、山手通りを豊島区から新宿区、中野区、渋谷区を走ると、"Toshima City", "Shinjuku City", "Nakano Ward", "Shibuya Ward" という標識があるとし、さらに、本社近くでは "Minato ku" の表記の標識を見かけたと報告しています。表記のばらつきがある原因として、都道を管理する都安全施設課によると、1987年に"ku"から"ward"へ表記を変更し、1995年に"city"に統一したが、過去に設置した標識が数多く残っているためとのこと。

そこで、公式HPはどうなっているかと確認すると、ドメインも表記もすべて"city"で統一されていました。千代田区のドメインは、http://www.city.chiyoda.lg.jp/ です。HPの形式は23区各々バラバラではありますが、"Minato City"のように表記は統一されています。

という記事を紹介されております。都道を管理する都安全施設課で区の英語表記を"city"に統一したのは1995年ですがそのころはまだオリンピックの誘致はそれほど表立っては動いていなかった(はずな)のであまり関係はなさそうです。

というかそもそも

[79763] Issieさん

結局,ward であるか city であるかというのは,実は外国人向けではなく自治体側の“国内に対する”政治的なアピールですから。

なので外国人に対してはどちらでもあまり問題ないのかもしれません。

……というのに私も同意見なのですが東京の特別区制度を知らない外国の人からすれば”Tokyo city"はどこだ?と尋ねられないか少し心配です。
[92797] 2017年 4月 19日(水)11:56:12山野 さん
龍ヶ崎市の表記問題
ああ、地名には付き物の問題だが、此の手の話題は此処でも随分前にあるんじゃないかなと思いつつ投稿。

龍ケ崎の表記バラバラ 市は「龍」でも県の施設は「竜」
「龍派」
・市名
・市役所入り口の看板
・市立小学校
・関東鉄道の開業免許状
・筑波銀行・支店

「竜派」
・県道交差点に立つ信号機
・警察や高校の名称
・会社や医院などの看板類及び案内看板等
・関東鉄道の駅名

(その他)
常陽銀行は「竜崎」

市民からどちらが正しいのかと問われても仕方無さそうですね、こんだけバラバラだと。
あと、「ケ」なのか「ヶ」なのかでも割れるでしょうし。
市は「龍」に統一して欲しいそうですが、金が掛かるのでやらないとか。

ー似た例ー
都市名は「各務原市」(かかみがはら)
駅名は「各務ヶ原駅」(かがみがはら)
高校は「各務原」(かがみはら)
稲葉郡に統合される前の郡名「各務郡」は「かがみ」
此処は素直に「各務原」で「かがみはら」で良いんじゃないかと。
それか岐阜市と統合して「稲葉市」にしてまうか。

都市名は「塩竈市」
一般表記は「塩釜市」
読みは同じだが、意味が違うみたいですね。
「竈」=かまど
「釜」=鍋

米原市・米原駅(まいばら)
(旧)米原町(まいはら)

他に「条」「條」が混在する場合も有るよね。
[95482] 2018年 2月 25日(日)14:44:12ekinenpyou さん
地名のローマ字表記ゆれ(その1)
特急マガジンに関連トピック(地名表記のズレ)がありますので、
(初歩的な内容で恐縮ですが)当方からも少し書き込んでおきます。

今日では日本国内での東京の(ローマ字)表記は「Tokyo」で定着していますが、
かつてはドイツ語などと同じ「Tokio」という表記が長期に渡り国刊行の統計資料でも用いられていました。
(大日本)帝国統計摘要、第2回(M21)53回(S14)など参照
京都(現:kyoto)はkioto・兵庫(現:hyogo)はhiogo

現在のローマ字のつづり方に関するルールについては
[89901]hmtさんにて解説されていらっしゃるので省略しますが
「Tokio」という表記は現在では(ルールに従っていないため?)あまり
(日本国内では)見かける機会は多くないと思われます。

しかしながら現在でも「Tokio」が日本国内で用いられている例があり、
その理由が日本語ローマ字表記における外国人への「配慮」についてというPDF8コマに記されていました、
明治前半の英字書籍?でも「Tokio」としているものがあります。
The Japan Directory 1884(M17)

以上の点はWikipedia(ローマ字表記の例外)にも一部解説がありますが、ルールに従っていないと思われる表記が
従っているものより定着している例もあるので、次の投稿で例示したいと思います。
[95483] 2018年 2月 25日(日)14:52:22ekinenpyou さん
地名のローマ字表記ゆれ(その2)
その1の続きですが、やや長文なので投稿を分けます。
拙稿[95482]末で述べた例で代表的なものとしては
[89901]hmtさんでも触れられていた大阪「Osaka」があります。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、国土地理院が作成する地図などにおける地名のローマ字表記には
S29内閣告示1号におおむね従ったルール(H16施行)が存在しています。

その内容は[91476]MasAkaさんの書込みでも紹介されている「地名のローマ字表記」という
PDF9~11コマでおおむね確認できますが、注目すべき点は11コマの左下(4)で「Osaka」を例示する際に
「のばす音(長音)を表す記号は省略することを原則とする」という
S29内閣告示1号に明記の無いルールを追加している点です。

上記ルールの前身となるものが20年ほど前のS59から既に存在しており、
こちらも「地図におけるローマ字表記の問題点」というPDF6~11コマで内容をおおむね確認可能です、
H16施行のものとルールは似通っていますが、9コマ下部(4)に長音記号省略のルールが無いので
(S29内閣告示1号に忠実に従った)「O^(文字上に長音符号)saka」「OOSAKA」という表記が例示されています。

前述箇所における新旧ルールの主な相違点は長音省略を原則とした結果「Osaka」を許容範囲内とした点であるとも
考えられますが、ルールに従っていた「OOSAKA」の例示も無くなっており
こちらはかなり見慣れない表現だったので「Osaka」へ差替えたかったという意図も隠されているかもしれません。

なお、もう一つのルール範囲内表記である長音符号つきの「O^saka」は
PCでの入力方法があまり知られていない影響かネット上のテキスト文書としてはそれほど多く見かけませんが
S29内閣告示1号の前身だった「国語ノローマ字綴方統一ノ件」(S12.9.21内閣訓令第3号)
(現代仮名遣いの本文はこちら参照)で例示されている(ただし長音符号はマクロン:文字上に横棒)他、
AMS(旧米国陸軍地図局)の作成した地図の(L775 Southern Honshu 5万図・Osaka Ko)
テキサス大学図書館のデジタルアーカイブ(日本地図)内などにもこの表記が採用されており、
長音を表示する必要があるときの例に引続き示されたままになっています。
(Unicodeも一応設定されいるので、国際的にもそれなりに認知度があり
滅多に見かけない表記というわけではないという解釈?らしい)
[95486] 2018年 2月 25日(日)22:00:03伊豆之国 さん
地名表記のずれ(同一自治体内で不統一になっている場合)
"TOKIO"のメンバーがレギュラー出演しているTV番組を見ていました。

[95482] ekinenpyouさん
[95485] 特急とりあたまさん
特急マガジンに関連トピック(地名表記のズレ)があります
地名の読み方や漢字の使われかた等、「文字」にこだわった書き込みも多い(メンバー紹介文より)この私も一つ書き込んで見ます。
私がここで取り上げるのは、「同じ自治体内で、同じ意味の地名なのに、文字表記が違う」というケース。
過去にもいろいろ取り上げられ、以前から落書き帳を度々にぎわせているもの~「塩竈・塩釜」「龍ケ崎・龍ヶ崎・竜ヶ崎」「耶馬溪・耶馬渓」etc~も多いのですが、ここでは私が気になったものを、都内からいくつか。
「○が○」型地名で、「が」の部分の表記が同一自治体内で不統一で、「ヶ」「ケ」「が」「無表記」が混線しているケースがあります。都内から例を挙げると

・新宿区「市谷加賀町など『市谷○○町』」「霞ヶ丘町
・大田区「東雪谷・南雪谷・雪谷大塚町」「久が原・南久が原
・渋谷区「千駄ヶ谷」「幡ヶ谷」「富ヶ谷」「桜丘町
・練馬区「旭丘」「光が丘
・北区「桐ケ丘」「西ケ原」「西が丘

多摩地区にも、八王子市「絹ケ丘」と「松が谷」、府中市「清水が丘」と「紅葉丘」、町田市「成瀬が丘」と「小山ヶ丘」「高ヶ坂」「能ヶ谷」といった例があります。これらの町名はいずれも住居表示実施済みか、それに準ずる区域(区画整理等による町名地番整理区域)であり、何で統一が取れなかったのか疑問に思ってしまいます。新宿区の場合、「市谷」各町(一部で住居表示実施済み)については元々の「ケ」が付かない標記(駅名「市ケ谷」と異なる)を踏襲したのに、「霞ヶ丘町」(元は「霞岳町」)にわざわざ「ヶ」を入れたのはどういうことなのか。大田区の場合では、駅名は「雪が谷大塚」「久が原」と「が」に統一さているのに、町名のほうはなぜ統一がとれていない(昔はどちらも「ヶ」か「ケ」だったはず)のかがどうにもよくわかりません…。
「○の○」型地名の「の」「ノ」「之」「無表記」についても、同様に混線しているところが多くあります。こちらについてはここでは触れないことにしますが、これらはやはり「表記の揺れ」の範囲として、本来ならばそんなに厳密に区別する必要がなかったものなのでしょうが。

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