[110386]グリグリさん
[110387]白桃さん
レスありがとうございます。どちらの記事も少々端折りすぎていたようです。
まず
[110383]「積分① 四国の市町村の体積」について
えっ、体積、ちょっとびっくりというかなんというか。「昔から調べたかった」という動機はなんなんだろうと不思議に思いました。
単純に面積があるなら体積も求めてみたい、という安直な考えです。この手のデータが、それこそ十番勝負以外の(笑)何かに使えるとは思っていません。
体積積算の最小単位が250mメッシュになるということでしょうか。250mメッシュごとに特定の市町村を割り当てているのですか、という質問になります。
250mメッシュを面積等分しています。正確にはメッシュと市町村境界の両方でポリゴンを分割し(和集合の操作を行い)、それぞれのポリゴンの面積を調べるところまでをQGISで行っています。なので、原理的には面積は完全に正しい値なはずです。一方標高については、メッシュを分割した双方ともに元のメッシュの平均標高を利用しているので、必ずしもメッシュの平均標高ほどの精度は保証できません。
ちなみにこの250mメッシュの平均標高の元データは
基盤地図情報の10mメッシュ標高によるものですが、当然こちらを用いたほうが良いことはわかっているものの、PCスペック的にも、自分の技術的にも(※)厳しいので見送っています。
※このデータはかなり細かくファイルが分割されており、また形式もshpではないっぽいので、なかなか簡単には表示できずにいます。
①計算面積が②実際面積よりも実際に近い値になっているという意味でしょうか。そういうことではないかな....
説明不足だったようです。①計算面積が間違いのほうです。ちょっと補ってみると
「そう大きくは変動しない」面積「を求めている」とはいえ「先に述べた事柄に加えて」そもそもデータが古い「←これは誤認でした」のと、②がもとから小数第二位までのデータということを考えると、想定よりは「①は実際の正しい面積である②に」近い値になったかなと思っています。
といった感じです。データが古いというのは標高データの話でしたので、ごっちゃになってしまっていました。①の元データである市町村shpも、②の元データであるこのサイト(面積調)もかなり新しいものですので、たとえば新しく埋め立てたみたいな影響は(標高データのメッシュがかかっていない場合を除けば)ほとんどないかと思います。
まとめると、
1. 私の技術不足・知識不足で、QGISの面積計算がどこまで正しいのかわからない
2. このサイトの面積データは小数第二位まで
3. 一部の陸地に標高データのメッシュがかかっていないことがある(これが主眼)
といったことの割には、面積誤差が小さかった(面積が比較的正確に求められた)ことに満足したという感じです。
全国の市を対象に体積を計算していただいた暁には、十番勝負の共通項として最優先で採用いたします^^;
ありがたいお褒めの言葉ですが、特に和集合の操作が、PCが固まってしまう寸前で1時間耐えてくれてなんとか計算できたくらいギリギリだったので、残念ながら厳しそうです。
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次に
[110277]「生まれの市町村の現在人口」について
タイトルからして意味が分かり難いからでしょうか。私も、「一体何を書いているんだ?」と読み始めて、「理論的にもオカシイ」と感じていたのですが、じっくり読んでいるうちに、「あっ、なるほど」と考え直した次第です。
分かりづらくてすみません。白桃さんはすでに理解されたようですが、ほかの方のためにも一応もう少し細かく解説しておきます。生まれた市町村を出身市町村と仮定したとき、現在存命の方の出身市町村にはどのようなものがあるのか、といった話題になります。
ここで「割合」の概念を導入します。これは「各年齢ごとの現在人口のうち、当時の総人口における割合」なのですが、平たく言えば、「ある年に生まれて、かつ2020年現在も存命の方が、その誕生年の全体人口に占める割合」になります。この計算方法は海外への移住等を無視すれば正しい値といえると思います。
なぜ計算方法を省いたのかはさて置き
省いたのは誕生年の全体人口を5年に1度の国調人口で補うというパワープレーで補って、さぼっているのがバレたくなかったからです(笑)。近似するにしても、一次関数的に行うなどの方法もありましたが、どのみち市町村人口は5年単位なのもあり、今回は一番手っ取り早い方法をとりました。存続期間が複数年にまたがる場合は、もっとも長く存在する年を採用しています。このような近似をしても大筋には影響はないと思っていますが、それなのになぜ有効数字を3桁も4桁も書いたのかという批判は甘んじて受け入れます。
というわけで1つ目の表を無理やり補った値が、最後の推定人口を求める段で利用されています。さてその計算方法ですが、
例えば、宮城県栗原郡藤里町の場合、
「当時の人口」が7,500人、「割合」が2.102、であるのに、「推定現在人口」が0.43、になるのはどうしてなのか判りません。
私の考えでは、
「推定現在人口」=「当時の自治体人口」×割合×自治体存在日数÷133÷0.75÷365
ではないかと考えますが・・・
すみません。まず計算方法の文章部分を書き間違えていました。正しくは、「当時の自治体人口*(百分率割合/100)*(存続日数/365)」で求めています。藤里町ほかの推定人口の値はこの計算結果と一致しているはずです。割合は上で説明しているものと同じ概念です。7500人のうち2.1%の人が1951年当時に生まれて未だ存命であり、そのうち1/365が4月1日に生まれたのではないかという式になります。ちなみに2つ目の表とは大雑把に言うと逆に計算している形になります。
といった感じで(どの程度正確なのかはさておき)目的に対する式の立て方としては合っているつもりなのですが、どうなんでしょう?白桃さんの書かれている式の133と0.75がどこから出てきたのかわからなかったのですが、白桃さんはどのような方法で推定されているのでしょうか?
以上、言葉足らずで混乱させてしまい申し訳ありませんでした。もう少し丁寧に説明しておけばよかったです。