ごぶさたしています。
[45110] まがみ さん
日本大学 松戸歯学部
日本歯科大学 新潟歯学部
立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部
立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋マネジメント学部
もちろんお気づきと思いますが、前の2つと後の2つは意味合いが違います。
後の2つは「アジア太平洋について学ぶ」など、教育・研究内容を学部名が表していると言えますが、前の2つは明らかにそうではなく、例えば「『松戸歯学』の研究・教育に当たる学部である」ということはできません。
このような「不自然」な学部名は、おそらく、学校教育法53条で、かつて
「大学には、数個の学部を置くことを常例とする。ただし、特別の必要がある場合においては、単に一個の学部を置くものを大学とすることができる。」
としていたこともあって、大学の構成単位として学部以外のものを置くことができなかったことが関係していると思われます。
地名は入っていないものの、微妙に名称が異なる学部が異なるキャンパスに存在するようなケースが私立大学にはいくつかあります。これも似た事情によるものでしょう。
本当は、「△△大学○○校××学部」とでも名乗りたかったところではないでしょうか。(ただし、現行法でこれにトライしたところがあるかどうかは知りません)
こういった場合、「△△大学」を開設している学校法人が新しく別の大学を設立すれば、もちろん「△△大学」と同じ学部名を使用することは可能ですが、東京や関西の私学が地方に進出する場合、進出先でも「△△大学」をそのまま使用したいと思うのが当然です。
※冗長な表現・引用を修正
※最後のパラグラフを追加