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白桃さんの記事が20件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[100003]2020年7月20日
白桃
[99993]2020年7月18日
白桃
[99989]2020年7月16日
白桃
[99979]2020年7月12日
白桃
[99976]2020年7月11日
白桃
[99942]2020年6月29日
白桃
[99938]2020年6月27日
白桃
[99935]2020年6月26日
白桃
[99931]2020年6月25日
白桃
[99929]2020年6月24日
白桃
[99925]2020年6月21日
白桃
[99909]2020年6月13日
白桃
[99900]2020年6月11日
白桃
[99899]2020年6月11日
白桃
[99883]2020年6月5日
白桃
[99882]2020年6月5日
白桃
[99881]2020年6月5日
白桃
[99877]2020年6月3日
白桃
[99870]2020年6月1日
白桃
[99865]2020年5月29日
白桃

[100003] 2020年 7月 20日(月)02:27:56白桃 さん
6桁達成おめでとうございます
[100000] グリグリさん
100000達成おめでとうございます。
私が落書き帳に出逢えたのは18年前、50歳をすぎていましたが、18歳のころに戻ったような嬉しい気持ちになりました。どれぐらい嬉しかったかというと・・・比較対象を具体的に書くとちょっと差しさわりがあり、それはやめときますが、今までの人生で五本の指に入る嬉しさでした。この落書き帳によって、いろんなことを教わり、また、同好の士と巡り合うことが出来ました。もう、言葉では言い尽くせないほどの感謝感激であります。これからもお世話になることをお願いしますとともに、本サイトが末永く運営され、オーナーのグリグリさんがいつまでも健康であられますようお祈り申し上げます。
[99993] 2020年 7月 18日(土)05:03:01【1】白桃 さん
名邑三世代.その35(東京都・後編)
【卓邑】(昭・平の名邑)
東京都の「卓邑」は、現在の26市のうち、「名邑」八王子・府中・青梅・調布と「秀邑」武蔵野・立川・三鷹・日野の8市を除いた18市に瑞穂町の1町を加えた19、あれ、一つ多い、そうなんです。西東京市は保谷と田無で2つですから合計20あります。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級町田(9)町田市町田市71,269町田市377,494
一種一級小金井(9)小金井市小金井市45,734小金井市111,825
一種一級昭島(9)昭島市昭島市44,805昭島市106,532
一種一級小平(9)小平市小平町52,923小平市178,623
一種一級保谷(9)西東京市保谷町46,768保谷市102,720
一種一級東村山(9)東村山市東村山町42,946東村山市142,290
一種一級国分寺(9)国分寺市国分寺町39,098国分寺市111,404
一種一級国立(9)国立市国立町32,609国立市72,187
一種一級田無(9)(西東京市)田無町31,323田無市78,165
一種二級狛江(9)狛江市狛江町25,252狛江市75,711
一種二級福生(9)福生市福生町21,998福生市61,427
一種二級東久留米(8)東久留米市久留米町19,637東久留米市113,302
一種二級清瀬(9)清瀬市清瀬町17,863清瀬市68,037
一種二級あきる野(7)あきる野市秋多町14,433あきる野市78,351
一種二級東大和(8)東大和市大和町14,239東大和市77,212
一種二級武蔵村山(7)武蔵村山市村山町12,065武蔵村山市66,052
一種二級稲城(7)稲城市稲城町11,012稲城市69,235
一種二級羽村(8)羽村市羽村町11,003羽村市56,013
一種三級多摩(7)多摩市多摩村9,746多摩市145,862
二種三級瑞穂(7)瑞穂町瑞穂町12,092瑞穂町32,892
(参考)
名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
八丈(1)八丈町八丈町11,818八丈町9,488
日の出(3)日の出町日の出村8,047日の出町16,631
伊豆大島には無いDIDが八丈島にあったとは、宇喜多秀家も知るまい。

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数

ついでに:
[99988]にてデスクトップ鉄さんにフォローいただいた件、♪まあるい緑の山手(やまのて)線、♪花の東京のド真ん中ぐるり回るは山手(やまて)線 、の駅だけですが、所在地を記載しときます。デスクトップ鉄さん、誤りがあればご指摘ください。
所在地恋の山手線---所在地恋の山手線
上野東京市下谷区♪上野オフィスの渋谷渋谷町♪渋谷顔など
鶯谷東京市下谷区恵比寿渋谷町
日暮里日暮里町目黒大崎町
田端滝野川町五反田大崎町
駒込巣鴨町大崎大崎町♪まず大崎は
巣鴨巣鴨町品川東京市芝区
大塚西巣鴨町♪始め大塚田町東京市芝区
池袋西巣鴨町浜松町東京市芝区
目白高田町新橋東京市芝区
高田馬場戸塚町有楽町東京市麹町区
新大久保大久保町東京東京市麹町区♪素ッ東京な
新宿淀橋町神田東京市神田区
代々木千駄ヶ谷町♪代々木泣くのは秋葉原東京市神田区
原宿千駄ヶ谷町御徒町東京市下谷区
※♪恋の山手線
この歌は1964年に作られ、上野から始まります。山手線の当時あった28駅のうち26駅が歌詞に入っています。なぜだか、「新大久保」「浜松町」の二駅は入っていません。歌詞を全部書くとマズイので一部だけ
[99989] 2020年 7月 16日(木)06:31:23【1】白桃 さん
「町」として国勢調査にその名が登場しない「町」
いつものように、ややこしいタイトルで申し訳ありません。
前橋町、丸亀町、内藤新宿町のように第1回国勢調査より前に消滅した「町」を除き、第1回国勢調査以後誕生した「町」でありながら、一度も「町」としてその名を残さない「町」を集めました。
なお、南淡町のように、法人格が変わっても、その町名が【同音同字】で存続したケースは除外しました。また、(初代)阿知須町は二代目と、(二代目)新湊町及び(二代目)稲荷山町は初代と連続していないことから該当としています。
1.「町」が改称した「町」、「市」・「町」からの分立による「町」、「町」を含む合併によって成立した「町」の該当は以下の19です。(モレがあったらご指摘ください。)
町名---前身町名「町」として存在した期間---消滅後名
社郷高畠町1954.10.01-1955.04.01高畠町
塙笹原塙町1955.03.10-1955.03.31塙町
美野皆野町1943.09.08-1946.12.01皆野町
江戸川流山町1951.04.01-1952.01.01流山町
新湊(高岡市)1951.01.01-1951.03.15新湊市
礪波出町1952.04.01-1954.04.01砺波市
埴科屋代屋代町1955.04.01-1955.06.01屋代町
稲荷山稲荷山桑原町1955.12.01-1959.06.01更埴市
中津川中津町1951.04.01-1952.04.01中津川市
瑞浪土岐瑞浪町1951.04.01-1954.04.01瑞浪市
南大阪古市町1956.09.30-1959.01.15羽曳野市
藤井寺道明寺藤井寺町1959.04.20-1960.01.01美陵町
明神広谷町1956.09.30-1957.03.31養父町
出雲今市町1941.02.11-1941.11.03出雲市
石見吉田町1941.02.11-1943.07.15益田町
斐上横田町1957.09.20-1958.11.01横田町
新加茂(加茂町)1951.01.01-1954.04.01加茂町[74025]参照
柳川柳河町1951.04.01-1952.04.01柳川市
菊池隈府町1956.09.01-1958.08.01菊池市
※中津川は町村制施行時に「中津川町」でしたが、「町」として国勢調査に登場したのは全て「中津町」の名でした。

2.「村」の単独町制、複数の「村」の合併によって成立した「町」
該当するのは96あります。以下はその一部です。
町名---前身村名「町」として存在した期間---消滅後名
藤里藤里村1951.04.01-1951.04.02瀬峰町
国分寺小金井国分寺村1954.04.01-1954.04.29国分寺町
桑絹桑絹村1961.07.01-1965.09.30小山市
鵜方鵜方村1951.01.01-1955.01.01阿児町
宝塚小浜村1951.03.15-1954.04.01宝塚市
北木島北木島村1952.04.01-1955.04.01笠岡市
阿知須井関村1940.11.03-1944.04.01山口市
赤河内赤河内村1956.09.30-1956.09.30日和佐町
大内(おおうち)丹生村1954.04.01-1955.03.15大内(おおち)町
板櫃板櫃村1922.10.01-1925.04.28小倉市、八幡市
「藤里町」については同日改称説もあります。[95669]
「国分寺小金井町」が長く続いていたら、栃木県だか東京都だか郵便配達の方は困ったでしょう。
「桑絹町」の前身である桑絹村は、桑村と絹村の合併で成立。蚕をたくさん飼っていたのでしょう。
「鵜方町」ってかなり「都会的」だと思ったのですが・・・
「宝塚町」の前身・小浜村より1950年国調人口が多かったのが良元村。宝塚町と小浜村の合併で宝塚市成立。
「北木島町」は北木島村の単独町制。3年後に笠岡市に吸収される。余談ですが、CMは面白いが漫才はつまんない(と私は思う)「千鳥」の大悟は北木島出身。ド田舎出身を強調しますが、それほどでも。因みに「千鳥」は行けなかった?笠岡高校に由来とか。
「阿知須町」は山口市と合併するも、1947年に分立。ですが、また山口市に。
「赤河内町」は[82393][82394][82395]をご参照ください。
丹生と誉水の合併で出来た「大内町」が「おおうち」で、一年後、三本松と合併して出来た「大内町」が「おおち」だなんて、88さんに教えてもらうまで知りませんでした。確かに、大内町史にも その通りの官報(写し)が掲載されていました。
「板櫃町」の前身・板櫃村の第1回国調人口は17,469人。該当する96件の前身村の人口では最多です。
[99979] 2020年 7月 12日(日)07:52:30白桃 さん
名邑三世代.その34(東京都・中編)
【秀邑】
東京都の「秀邑」はこの期に市となった武蔵野、立川と二種の条件をクリアした三鷹、日野の計四つです。
三鷹は、級においては武蔵野や立川より上になっています。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
一種三級武蔵野武蔵野市武蔵野村4,931武蔵野市73,149
一種三級立川立川市立川村4,633立川市51,651
二種二級三鷹三鷹市三鷹村5,725三鷹町54,820
二種三級日野日野市日野町5,033日野町18,108

続いて「準秀邑」と「準秀邑」にも成れなかった街々です。
準秀邑現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
東村山東村山市東村山村7,798東村山町17,993
小平小平市小平村6,068小平町21,659
(参考)
町田町田市町田町4,890町田町20,606
国分寺国分寺市国分寺村4,618国分寺町19,125
小金井小金井市小金井村3,866小金井町22,604
保谷西東京市保谷村3,594保谷町14,816
福生福生市福生村3,073福生町14,669
昭和昭島市中神村1,186昭和町24,059
村山武蔵村山市村山村7,165村山村10,989
(青梅市)霞村6,261霞村10,403
砂川(立川市)砂川村5,354砂川村11,567
大和東大和市大和村5,017大和村12,366
神代(調布市)神代村3,967神代村12,040
清瀬清瀬市清瀬村3,083清瀬村11,610
狛江狛江市狛江村2,679狛江村10,124
谷保国立市谷保村2,611谷保村14,333
神代村は調布と合併する前に神代町となっています。

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

この期には、東京に吸収された数多くの町村があります。以下は1930年(昭和5年)国勢調査で3万人を超えていた39の町とその人口です。(◎は名邑、〇は準名邑)
荏原132,108-----大井〇70,080-----板橋◎44,717
西巣鴨115,654千住◎69,085蒲田44,030
渋谷102,056目黒67,236巣鴨43,239
滝野川100,746亀戸65,174大島43,140
王子89,009淀橋57,313碑衾40,972
中野87,263南千住〇56,010千駄ヶ谷40,900
吾嬬80,985品川◎55,639小松川39,928
三河島80,217大崎53,777岩淵37,664
杉並79,193寺島49,45734,657
尾久73,368高田48,542大久保33,815
世田谷73,110野方46,835戸塚31,781
日暮里〇71,021大森◎46,055駒澤31,043
代々幡70,577入新井45,209落合30,593
現在の新宿、池袋、高田馬場が何という町であったかお判りになりますか?
[99976] 2020年 7月 11日(土)07:23:05白桃 さん
名邑三世代.その33(東京都・前編)
本題に入る前に:
私にしては大分間のあいた書き込みですが、体調を崩していたわけではありません。体内のアルコール分が枯渇してエネルギー不足に陥っていただけです。昨晩、補給しましたので活動再開です。
[99969]ピーくん さん
新型コロナウイルスの影響で国勢調査の速報値の公表が来年2月から6月になりました。
確報値も公表が遅れますね。仕方ないとはいえ、調査から一年以上たってからの結果発表なんて、今の時代ありえない、と思うのですが…。それと、ネットでの調査回答を勧めていること、調査員が調査票回収にあたらないこと、これで正確な調査が行われるのか大変不安です。
・・・
【明治の名邑】
東京に関しては、名邑の選別にあたってアヤフヤな点が多くモヤモヤしているのですが、結城をもって決断しました。
言うまでもなく東京は「特選市街」、品川、八王子、千住の「市街」も納得です。大森の名邑筆頭は少し意外ですが、内藤新宿、府中、板橋、青梅、調布と続く「名邑」陣は順当な結果でしょう。お江戸日本橋から数えて最初の五街道宿場町(日光と奥州は共通なので四街道?は千葉県)がすべて入っています。そのうちの一つ、いち早く東京市に編入された内藤新宿クンに名邑代表をお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
特選市街東京東京都東京1,121,883東京市2,186,079
市街品川(東京都)品川宿15,874品川町18,056
市街八王子八王子市八王子15,775八王子町27,550
市街千住(東京都)千住12,506千住町22,739
名邑大森(東京都)大森村9,040大森町13,738
名邑内藤新宿 (東京都)内藤新宿6,140内藤新宿町11,147
名邑府中府中市府中駅4,597府中町5,476
名邑板橋(東京都)下板橋宿4,349板橋町10,208
名邑青梅青梅市青梅町3,362青梅町6,174
名邑調布調布市布田五宿3,167調布町4,331

続いて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
日暮里(東京都)金杉村※第一表4,428日暮里村8,751
大井(東京都)大井第二表4,676大井町16,010
南千住(東京都)千束※第二表3,446南千住町17,021
「アヤフヤな点が多くモヤモヤしている」総本山が「準名邑」
金杉村※・・・一部は東京市になったのですが、「本体」は日暮里村となったということで、日暮里を「準名邑」としましたが、どうもすっきりしません。
千束※・・・金杉村の3倍ぐらいモヤモヤしています。南千住町は、千住南組の大部分、千束村の一部…(以下略)で出来上がったのですが、問題は「戸口表」第二表に記載された「千束」がどこのことを指しているのかということです。千束村のことを指しているのであれば、南千住は「準名邑」から外れることになります。ですが、明治12年(1879年)の共武政表では
千束村1,113
千住南組2,335
となっており、また千住大橋から南一帯を「千束郷」と呼んでいたことから、「戸口表」の「千束」は千住南組も含んでいるのでは、と勝手に解釈した次第です。
(参考)は適当に見繕って作りました。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
田無(西東京市)田無町第一表2,368田無町2,994
日野日野市日野宿第一表2,353日野町5,127
五日市(あきる野市)五日市町第一表1,509五日市町2,645
新宿※(東京都)新宿町第一表1,366新宿町1,456
箱根ヶ崎瑞穂町箱根ヶ崎村第一表1,115箱根ヶ崎村1,600
氷川奥多摩町氷川村第一表1,095氷川村3,422
町田町田市原町田村第一表811町田村3,809
王子(東京都)王子第二表2,134王子町17,793
岩淵(東京都)岩淵本宿第二表 1,368岩淵町6,878
中野(東京都)中野村第三表3,602中野町10,042
羽田(東京都)羽田村第三表3,181羽田町13,318
淀橋(東京都)角筈村第三表3,126淀橋町18,082
千駄ヶ谷(東京都)千駄ヶ谷村第三表2,783千駄ヶ谷町20,207
渋谷(東京都)下渋谷村第三表1,910渋谷村※27,203
砂川(立川市)砂川村第三表3,885砂川村5,160
新宿※・・・「新宿ブルース」「新宿サタデーナイト」「新宿情話」「新宿そだち」「新宿の女」そして「新宿・みなと町」ン?の新宿ではなく、現在葛飾区となっている新宿(にいじゅく)です。
渋谷村※・・・1909年に渋谷町に

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[99942] 2020年 6月 29日(月)10:34:49白桃 さん
名邑三世代.その32(徳島県)
仕事に就いていたとき、地域伝統芸能のイベントで日本三大盆踊りの二つ、「西馬音内盆踊り」「郡上おどり」は見させていただきましたが、ナマ(現地で)のは見ていません。そして、残りの一つ「阿波踊り」(今年は新型コロナで中止とか)なんですが、これもナマで見たことはないのです。三本松から一時間もあれば徳島に行けたのですが、いつか見れるだろうという気持ち、よりも「県境をまたぐ移動」を控えた?気持ちが邪魔をしたのかもしれません。さすがに鳴門だけは何回も行っていますが、高松に行ったのを10とすれば、徳島(市内)へは1も無いのでは。まして、徳島の先へは学生時代に相生(東かがわ市の相生ではなく兵庫県相生市)の友人とただ牟岐線を乗りたくて富岡(阿南市)まで行った一回だけ。十番札所切幡寺から霊山寺までお参りしたことはあるのですが、徳島本線沿いでは鴨島(吉野川市)に行ったぐらい。脇町のうだつも土柱(阿波市)も知りません。かずら橋は渡りましたが、それは仕事での話。阿波池田のアーケード街は直に見た記憶があるのですが、ともかく、あんまり知らない徳島県です。でも、このシリーズ初めての四国なんで前置きを長くしました。('◇')ゞ

【明治の名邑】
徳島(市)は、今でこそ四国四県庁所在地の中で人口最少になってしまいましたが、明治初期には全国で十指に数えられる大都会でしたから「別格市街」も当然です。撫養(鳴門の「前身町」)も「市街」。名邑筆頭、と言っても二枚目以下は無いので「名邑幕尻」とも言えるのですが、小松島になります。1958年(昭和33年)に阿南市が出来るまで、徳島、鳴門、小松島の街は、「全国で市の数最少の徳島県」の看板をしょって立つ(少し意味が違いますか?)のです。このように、【明治の名邑】が三つしかないので、本来はヒラの名邑にお願いする「名邑代表」を、うや撫養にしときましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街徳島徳島市徳嶋57,456徳島市65,561
市街撫養鳴門市撫養17,075撫養町18,837
名邑小松島小松島小松島浦3,917小松島町13,052

続いて「準名邑」
「準名邑」は脇町、池田、貞光の三つ。原則として、「戸口表」人口が2,500人以上でないと「準名邑」にはしないのですが、脇町は徳島県でたった二つしかない「生まれながらの町」(もう一つは撫養)であること、池田は町村制施行後の境域に第三表に記載された池田村(2,644人)が含まれていることから「準名邑」としました。
なお、脇町を「脇」としなかったのは、美馬市の前身町となる脇町(その前身は江原町)と区別するためです。愛着を込めて「脇町」と呼ばれる本来の脇町を「脇」とするのは抵抗感があります。「脇」としたのでは「うだつ」も上がらない?
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
脇町※(美馬市)脇町第一表2,483脇町 7,076
池田※三好市池田第一表1,482池田町6,403
貞光つるぎ町貞光村第三表3,399貞光町5,744
(参考)
富岡阿南市富岡第一表2,188富岡町7,077
日和佐美波町日和佐浦第一表1,571日和佐町4,685
川田(吉野川市)川田村第三表5,848川田村6,842
一條(阿波市)西條村第三表5,077一條村5,546

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
徳島県の「秀邑」は牟岐ひとつ。その牟岐ですが、今はまったく元気がありません。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級牟岐牟岐町牟岐町7,774牟岐町10,521
(参考)
富岡阿南市富岡町6,332富岡町9,575
池田三好市池田町5,954池田町9,801
山城谷(三好市)山城谷村8,627山城谷村10,303

注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
徳島県の「卓邑」は市制施行の阿南、菊人形の鴨島、地味?な石井、高校野球の「聖地」池田、人口密度四国ナンバーワンの北島、の五つです。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級阿南(5)阿南市阿南市60,110阿南市56,728
二種三級鴨島(5)吉野川市鴨島町24,119鴨島町25,288
二種三級石井(0)石井町石井町21,505石井町26,023
四種池田(9)三好市 池田町28,403池田町17,163
四種北島(5)北島町北島町10,312北島町19,823
準卓邑
藍住(0) 藍住町藍住町9,912藍住町30,368
参考
脇(0)美馬市脇町21,820脇町18,376

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99938] 2020年 6月 27日(土)07:30:08白桃 さん
名邑三世代.その31(栃木県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
栃木県の「秀邑」は、「準名邑」であった今市、烏山、葛生に加え、小山、田沼、茂木と「戸口表」第一表に記載された街、さらに矢板、氏家、馬頭、益子、黒磯、ま、これぐらいかと思っていたら、間々田、山辺まで計13と数的には充実しています。少し脱線しますが、田沼は田沼氏の家祖が領した地であると伝えられております。また、茂木は「もてき」ではなく「もてぎ」で、ここにあるテーマパークの名は「ツインリング」ではなく「ツインリンクもてぎ」です。現在、激しい人口減少に悩む町では、活性化のために「♪モテキが俺を呼んでいる」という歌を流して…はいないようです。
「準秀邑」は赤見だけですが、(参考)の如く「昭和の大合併」前夜には、宇都宮周辺のみならず県のあちこちに1万人超の「村」が湧いてきています。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級小山小山市小山町10,769小山町21,439
二種三級田沼 (佐野市)田沼町12,595田沼町16,992
二種三級今市日光市今市町10,386今市町18,044
二種三級矢板矢板市矢板町8,340矢板町15,256
二種三級氏家さくら市氏家町7,854氏家町14,199
二種三級茂木茂木町茂木町7,600茂木町11,098
二種三級馬頭那珂川町馬頭町7,288馬頭町10,213
二種三級益子益子町益子町7,023益子町11,697
二種三級黒磯那須塩原市黒磯町6,165黒磯町10,952
二種三級烏山那須烏山市烏山町6,070烏山町10,939
二種三級葛生(佐野市)葛生町5,915葛生町11,112
二種三級間々田(小山市)間々田村5,455間々田町10,304
二種三級山辺(足利市)山辺村5,151山辺町13,835
「準秀邑 」
赤見(佐野市)赤見村7,789赤見町10,582
(参考)
西那須野(那須塩原市)西那須野村5,058西那須野町9,816
那須(那須町)那須村11,591那須村19,700
城山(宇都宮市)城山村9,843城山村13,349
北高根沢(高根沢町)北高根沢村8,654北高根沢村12,531
金田(大田原市)金田村8,312金田村13,548
野木野木町野木村7,982野木村11,018
毛野(足利市)毛野村7,601毛野村10,462
山前(真岡市)山前村6,768山前村10,947
国本(宇都宮市)国本村6,736国本村12,257
平石(宇都宮市)平石村6,364平石村11,179
姿川(宇都宮市)姿川村6,063姿川村14,244
清原(宇都宮市)清原村6,060清原村10,090
大谷(小山市)大谷村5,519大谷村10,155
狩野(那須塩原市)狩野村5,344狩野村10,214

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
栃木県は「卓邑」もしっかりしています。西那須野、那須町、高根沢、上三川、石橋、河内の六つ。加えて、大平と南河内が「準卓邑」になります。「準名邑」であった藤岡が何にもなれず消え去っていくのが残念。なお、卓邑名を「那須」ではなく「那須町」としたのは、那須町の「前身」は那須村ではなく芦野町であることからです。正直言って、「現在の那須町の中心が芦野だ」と誰も思っていないことはわかっています。♪わかっちゃいるけどやめられない。このあたり、自分で作ったルールに自分自身縛られているようです。縛られていると言えば、下野市の「前身」を「卓邑」の石橋ではなく、「準卓邑」の南河内にしているのも何となく辛い。♪つ~らい恋ならネオンの…そこまで。関連するのが下野市のDID。合併によって旧)南河内と旧)国分寺のDIDが一つとなり、DID人口22,487人(2015年)。一方、旧)石橋のDID人口は10,593人(2015年)となっています。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
二種二級西那須野(9)(那須塩原市)西那須野町18,614西那須野町43,186
二種二級那須町(0) 那須町那須町30,359那須町27,027
二種三級高根沢(0) 高根沢町高根沢町21,479高根沢町29,777
二種三級上三川(0) 上三川町上三川町17,766上三川町29,421
四種石橋(8)(下野市)石橋町12,168石橋町19,498
四種河内(5)(宇都宮市)河内村13,400河内町34,310
「準卓邑 」
大平(4) (栃木市)大平村17,228大平町28,490
南河内(2)下野市南河内村10,326南河内町21,235
(参考)
黒羽(0) (大田原市)黒羽町22,345黒羽町17,034
藤岡(0) (栃木市)藤岡町20,299藤岡町19,110
国分寺(2)(下野市)国分寺町9,907 国分寺町16,714
野木(3)野木町野木村9,974野木町26,674

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99935] 2020年 6月 26日(金)07:46:55白桃 さん
三が入る三文字町
本題の前に
[99931]の対戦カードは、北の端には南の端を、と機械的に組み合わせていっただけですが、偶然にも名勝負?が出現しました。それは、
大多喜(千葉県)・・・九度山(和歌山)
です。「九度山」と言えば、「関ケ原」後、真田昌幸・信繁(幸村)が流された地で有名ですが、一方の「大多喜」は徳川四天王のひとり本多忠勝が封じられた地。関ケ原では東軍となった昌幸の長男・信之(信幸)の正室・小松姫は忠勝の娘であります。これだけではどうってことないのですが、忠勝の次男・本田忠朝は関ケ原後に大多喜二代目藩主となりますが、この忠朝、なかなか立派な方だったらしい。やがて、大坂冬の陣を迎えることになりますが、大坂の冬・夏の陣と言えば、真田信繁が派手な活躍をしたと伝えられています。が、本田忠朝は冬の陣でお酒を飲んだせいで大失敗をしてしまう。で、汚名返上と、夏の陣では先陣を切るのですが、不運にも戦死。死の間際に「酒で身をあやまる者を救おう」と言い残したことで死後、「酒封じの神」として祀られています。祀られたのが「酒々井」で無かったのは残念。
死の間際に言ったという話の真偽はともかく、「もう一杯だけ!」と言いそうな白桃には身につまされるお話でした。

さて、究極の「三文字町」として、「三」が入った「三文字町」を集めてみました。
現役は上三川と南三陸の二つだけと寂しいので、OBにも参加してもらいましょう。このOB会の会長は三本松ではなく、夏目漱石の坊ちゃんが降りたという、愛媛の「名邑」三津浜で文句なしでしょうね。初めて知ったのですが、佐賀の「三田川」という名前、吉田、田手、豆田と「田」の付く3つの村と箱「川」村が一緒になったことで付いたのですね。ご苦労様、と言いたいネーミングです。
町名現在町制年月日前身村(町)名戸口表名記載表(人口)1920国調(人口)
三日市黒部市18890401三日市第一表2,363三日市町3,272
三津浜松山市18891215三津口第一表6,465三津浜町11,207
上三川上三川町18930720上三川村上三川村第三表2,206上三川町5,325
三本木大崎市18951031三本木村三本木第二表1,420三本木町4,176
三本松東かがわ市18980211三本松村三本松第一表3,190三本松町3,253
三輪崎新宮市19070615三輪崎村三輪崎第一表3,116三輪崎町3,834
三本木十和田市19100901三本木村三本木村第一表2,101三本木町7,861
三河島荒川区19200211三河島村三河島村第三表1,253三河島町21,623
三良坂三次市19210601三良坂村三良坂第一表1,789三良坂村3,086
三津口呉市19220101三津口村三津口第一表2,209三津口村2,665
三岐田美波町19220417三岐田村西由岐浦村第三表1,099三岐田村5,451
三ケ日浜松市19220501西浜名村記載なし西浜名村9,020
三刀屋雲南市19281101三刀屋村三刀屋第一表1,088三刀屋村2,328
三日月佐用町19340401三日月村三日月第二表1,298三日月村2,945
三井楽五島市19401103三井楽村三井楽村第三表3,572三井楽村6,221
大三沢三沢市19480211三沢村三沢村第三表2,817三沢村7,015
三瀬谷大台町19530401三瀬谷村記載なし三瀬谷村3,801
大三島今治市19550331宮浦村宮浦村第三表2,227宮浦村2,871
大三輪桜井市19550710三輪町三輪第一表2,453三輪町3,635
三加茂東みよし町19590331加茂町加茂村第三表4,111加茂村3,808
三田川吉野ヶ里町19650401三田川村吉田村第三表1,373三田川村3,940
三加和和水町19681101三加和村記載なし神尾村3,280
三日月小城市19690101三日月村織島ヶ里村第三表1,300三日月村5,874
南三陸南三陸町20051001志津川町志津川第一表3,720志津川町6,488
[99931] 2020年 6月 25日(木)08:46:32白桃 さん
第70回選抜三文字有名町大会
やらなければならない事があるときに限って、他の事をしたくなる意志弱く怠け者の白桃です。
「町」でありながら、そんじょそこらの市より(ナニヤカニヤデ)有名な三文字町の大会です。なお、69年前の第一回大会の優勝町は香川県の三本松町であったとか???

一回戦組み合わせ
倶知安(北海道)・・・嘉手納(沖縄県)   長万部(北海道)・・・屋久島(鹿児島)
ニセコ(北海道)・・・高千穂(宮崎県)   野辺地(青森県)・・・南小国(熊本県)
金ケ崎(岩手県)・・・波佐見(長崎県)   大河原(宮城県)・・・四万十(高知県)
八郎潟(秋田県)・・・小豆島(香川県)   真室川(山形県)・・・つるぎ(徳島県)
猪苗代(福島県)・・・田布施(山口県)   上三川(栃木県)・・・津和野(島根県)
下仁田(群馬県)・・・湯梨浜(鳥取県)   大多喜(千葉県)・・・九度山(和歌山)
奥多摩(東京都)・・・田原本(奈良県)   湯河原(神奈川)・・・大山崎(京都府) 
出雲崎(新潟県)・・・関ケ原(岐阜県)   永平寺(福井県)・・・軽井沢(長野県)

優勝候補筆頭は軽井沢です。津和野、長万部、ニセコも有力。ダークホースは下仁田か?。スーパータウン大河原は、一回戦から難敵、四万十とぶつかりますが、これをクリアすればベスト8進出は見えてきます。
[99929] 2020年 6月 24日(水)08:04:46白桃 さん
名邑三世代.その30(栃木県・前編)
【明治の名邑】
栃木県の「明治の名邑」は、宇都宮と足利の二つの「市街」、名邑筆頭の鹿沼に続く、佐野、旧)県庁所在地の栃木、壬生、大田原、日光、真岡に19世紀枠の足尾を加えた十です。アラ、ハテ、当然入ると思っていたところが入っていませんネ。
栃木は明治12年の共武政表では栃木町14,633人となっており「戸口表」の数字とかけ離れています。「戸口表」の第三表には栃木城内村をはじめ、千人を超える5~6の村(町村制施行同時に栃木町となる)が記載されており、「町場」の範囲をどこまでとるかの違いだと思われます。
名邑代表には、かつて行われた(ことになっている)「東かがわ市より市らしい町」全国大会[45435]で優勝した壬生が満場一致?で選ばれました。
足尾は「戸口表」第三表となっておりますが、人口的には鹿沼・佐野・栃木(これを「下野三羽烏」と言いますが、烏山は入っていません)の上をいっています。これを名邑にしなければ、お天道様が許してくれませんぜ。
なお、栃木県は「戸口表」第二表に記載されたところがありません。因みに栃木県同様「二表なし」は、京都、新潟、滋賀、岐阜、福島、岩手、富山、島根、徳島、沖縄と北海道です。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街宇都宮宇都宮市宇都宮町20,475宇都宮市47,114
市街足利足利市足利町14,632足利町38,908
名邑鹿沼鹿沼市鹿沼宿6,922鹿沼町12,728
名邑佐野佐野市佐野町6,815佐野町12,405
名邑栃木栃木市栃木町5,591栃木町26,301
名邑壬生壬生町壬生町4,845壬生町7,517
名邑大田原大田原市大田原宿4,405大田原8,427
名邑日光(日光市)日光町3,495日光町10,229
名邑真岡真岡市真岡町3,110真岡町7,406
19世紀足尾(日光市)足尾村6,309足尾町28,618

続いて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)----- 1908年(人口)
喜連川(さくら市)喜連川宿第一表2,975喜連川町7,823
藤岡(栃木市)藤岡町第一表2,889藤岡町4,535
烏山那須烏山市烏山町第一表 2,844烏山町4,982
葛生(佐野市)葛生町第一表2,765葛生町6,281
今市日光市今市宿第一表2,501今市町9,648
現在のさくら市ですが、明治期には氏家より喜連川が人口も「格」も上位にありました。アラ、あそこがまだ出てこない。

では、(参考)を見ることにしましょう。
(参考)現自治体---1886年 戸口表(人口)-----1908年(人口)
犬伏(佐野市)犬伏宿第一表2,339犬伏町5,968
小山小山市小山宿第一表2,273小山町6,965
黒羽(大田原市)黒羽町第一表2,268黒羽町5,645
佐久山(大田原市)佐久山宿第一表1,966佐久山町3,471
堀米(佐野市)堀米町第一表1,913堀米町3,182
茂木茂木町茂木町第一表1,885茂木町8,327
田沼(佐野市)田沼宿第一表1,885田沼町12,890
芦野那須町蘆野宿第一表1,601蘆野町3,843
石橋(下野市)石橋宿第一表883石橋町2,713
上三川上三川町上三川村第三表2,206上三川町5,312
益子益子町益子村第三表2,031益子町7,391
氏家さくら市氏家宿第三表1,712氏家町6,189
馬頭那珂川町馬頭村第三表1,211馬頭町6,401
矢板矢板市 記載なし矢板町5,602
犬伏は「犬伏の別れ」で有名ですが、何かの本には、真田親子は東西(徳川・石田)に分かれることを決めたのは、ここでは無かったと書いてありました。
小山がやっと登場しますが、1912年(明治45年)東那須野村が分離して町となった黒磯の名前はまだ出しません。って出している。(笑)
茂木、田沼などは後編で触れますが、矢板の名前が「戸口表」に出てこないのがどうも解せません。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99925] 2020年 6月 21日(日)05:57:11白桃 さん
名邑三世代.その29(鳥取県)
シンプル鳥取県
【明治の名邑】
鳥取県の「明治の名邑」は、鳥取と米子が二つの「市街」に、倉吉(名邑筆頭)、境、赤碕の5つです。期待どおり?5つしかありません。でも、鳥取県より少ないのが、次の次で出てきます。乞うご期待。予想に反して名邑に選ばれ、千秋楽で思ってもみなかった「三役揃い踏み」をやることになった平幕力士のようにソワソワしている赤碕に名邑代表になってもらいましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街鳥取鳥取市鳥取28,275鳥取市32,682
市街米子米子市米子11,860米子町19,291
名邑倉吉倉吉市倉吉7,095倉吉町8,121
名邑境港市4,139境町5,982
名邑赤碕(琴浦町)赤崎 3,107赤碕町3,912
「準名邑」はありません。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
淀江(米子市)淀江第一表2,449淀江町3,771
鹿野(鳥取市)鹿野第一表2,362鹿野町3,254
八橋琴浦町八橋第一表2,042八橋町3,028
若桜若桜町若桜第一表1,735若桜村※3,113
御来屋大山町御来屋第一表1,729御来屋町1,933
青谷(鳥取市)青谷第一表2,789青谷村3,417
賀露(鳥取市)賀露第二表2,879賀露村3,127
※若桜村は1909年に若桜町となります。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】もありません。参考までに
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
智頭智頭町智頭町3,243智頭町13,145
若桜若桜町若桜町6,236若桜町7,132
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】もありません。参考までに
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
岩美岩美町岩美町19,350岩美町14,015
注:(人口)は国勢調査人口
[99909] 2020年 6月 13日(土)04:10:53白桃 さん
御礼二件と5月1日現在推計人口
[99901]N さん
マピオン地図に関して
早速のご連絡ありがとうございます。3D風は気に入っていたのですが、残念です。

[99905]オーナー グリグリさん
白桃さん、タイトル修正しておきました。
お手数おかけしました。ありがとうございました。
 
[99902]さざ波 さん[99904]Takashi さんの記事に関連しますが、(新型コロナの影響で遅れていた)東京都が6月11日に発表したことにより、47都道府県の5月1日現在推計人口が出揃いました。
2015年国勢調査時点より人口の増加を示したのが
市では176市(181市)、町では73町(76町)、村では22村(26村)です。
( )内は2019年10月1日現在の数
以下は増加数上位の市町村とその増加数です。
(因みに東京(23区)の増加数は423,891人です。なんかイヤになっちゃいます。)

川崎神奈川64,071---川口埼玉16,632
福岡福岡63,074 市川千葉16,287
大阪大阪59,683 つくば茨城16,283
さいたま埼玉52,118藤沢神奈川12,146
横浜神奈川35,623調布東京11,585
名古屋愛知34,500 千葉千葉10,269
流山千葉23,011松戸千葉10,131
札幌北海道21,307印西千葉9,153
船橋千葉18,454 仙台宮城9,138
千葉17,999吹田大阪9,046

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幸田愛知2,846中城沖縄2,297
南風原沖縄2,713北中城沖縄740
新宮福岡2,708南箕輪長野538
粕屋福岡2,487忍野山梨356
菊陽熊本2,268大玉福島261
八重瀬沖縄1,643宜野座沖縄246
滑川埼玉1,429飛島愛知242
大治愛知1,399恩納沖縄207
大津熊本1,339西郷福島164
東郷愛知1,287読谷沖縄161
[99900] 2020年 6月 11日(木)18:53:10白桃 さん
もういくつ寝ると10万番?
マピオンを、いつもはMicrosoft Edgeで見ているのですが、しばらく前から見れなくなっています。他で見れるからそれでもよいのですが、問題は3D風の地図が無くなっていることです。
どなたかこの辺りの事情をご存知の方はお教えください。

グリグリさんへ
私、[99881]のタイトルをうっかり、
名邑三世代.その26(長崎県・後編)
としましたが、正しくは
名邑三世代.その27(長崎県・後編)
でございます。お忙しいところ恐縮ですが、もし修正できるものであれば修正したいのですが・・・

ついで:
つい先日、3年近く前に自分で作った下のクイズ、二時間ばかり考えてやっと解けたのですが、解いた瞬間、「随分品質の悪い、いや、タチの良くないクイズだった。」とハラが立つやら反省するやら。これ、ミニオフ会で出したかもしれません。大変申し訳ありませんでした。なぜ、これが質の悪いクイズであるか、何かの機会にお話しするかもしれません
以下は、各都道府県で人口が最も少ない市を、A群とB群に分けたものです。
東かがわ市は、AかBのどちらか、そしてその理由を答えてください。
A群
平川 にかほ 尾花沢 本宮 勝浦 (羽村) 加茂 小矢部 勝山
飯山 美濃 下田 宮津 阪南 御所 御坊 境港 美作 江田島
美祢 三好 室戸 豊前 多久 松浦 水俣 津久見 串間 垂水
B群
歌志内 陸前高田 角田 潮来 那須烏山 沼田 (幸手) 南足柄
珠洲 上野原 弥富 熊野 米原 養父 江津 八幡浜 南城
[99899] 2020年 6月 11日(木)18:08:16白桃 さん
名邑三世代.その28(富山県)
富山県は市町村合併が進行した結果、現在は15市町村のみとなっていますが、舟橋村を除いた14市町に【明治の名邑】・【卓邑】併せて26が存在する「名邑県」です。
【明治の名邑】
富山は文句なしの「別格市街」、高岡の「市街」は当然として、いっとき高岡と一緒になっていた新湊も「市街」に喰いこんでいます。名邑筆頭の魚津は、62年前、板東英二と投げ合った村椿投手を思い出します。氷見、滑川あたりは名優でも上級の方、石動に続く八尾に名邑代表となってもらいますが、あの越中おわら節の胡弓の音色、何とも言えないです。現在、富山市となっているところからは八尾の他に東岩瀬、東水橋、四方が入ります。現在の南砺市からは瑞泉寺と木彫の井波、城端、福光。この三つは捨てがたい。中でも福光の街の立派さには驚きました。あと、黒部市の【前身】ではない生地、泊、伏木、上市、小杉と名邑合計19。充実してます。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街富山富山市富山53,556 富山市57,437
市街高岡高岡市高岡17,974高岡市33,603
市街新湊射水市新湊15,762新湊町16,988
名邑魚津魚津市魚津11,540魚津町13,892
名邑氷見氷見市氷見10,595氷見町12,983
名邑滑川滑川市滑川8,896滑川町10,078
名邑石動小矢部市今石動7,828石動町8,815
名邑八尾(富山市)八尾 6,267八尾町6,986
名邑東岩瀬(富山市)東岩瀬6,208東岩瀬町7,505
名邑井波(南砺市)井波5,164井波町5,318
名邑生地(黒部市)生地5,012生地町5,453
名邑東水橋(富山市)水橋※6,230東水橋町5,564
名邑朝日町4,846 泊町6,292
名邑伏木(高岡市)伏木 4,692伏木町8,040
名邑城端(南砺市)城端4,614城端町4,312
名邑福光南砺市福光4,477福光5,037
名邑四方(富山市)四方4,216四方町5,044
名邑上市上市町上市4,152上市町4,450
名邑小杉(射水市)小杉三ヶ3,664小杉町5,111
水橋※・・・町村制施行後の西水橋町の境域も含んでいると考えます。

つづいて「準名邑」等
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年人口)
大門(射水市)大門新第一表2,627大門町1,923
新庄(富山市)新庄新町第一表1,667新庄町3,210
町新庄第一表1,239(新庄町)
(参考)
福野(南砺市)福野第一表2,492福野町3,088
三日市黒部市三日市第一表2,363三日市町3,448
入善入善町入膳第一表2,242入善町2,945
砺波市杉木新第一表1,843出町4,721
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

「明治の名邑」で出尽くしたという訳でもないのですが、【秀邑】 はありません。
(参考)
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
砺波市出町5,017出町6,868
雄山立山町五百石町3,603雄山町12,471
福野(南砺市)福野町3,431福野町12,538
桜井黒部市三日市町3,272桜井町22,721
雄山、福野、桜井いずれも途中で合併を行った結果の人口増です。

注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級砺波(3)砺波市砺波市36,453砺波市40,744
一種二級黒部市(7)黒部市黒部市31,968黒部36,531
二種二級婦中(2)(富山市)婦中町23,928婦中町34,528
二種三級立山(0)立山町立山町31,285立山町27,994
二種三級入善(6)入善町入善町29,658入善町28,276
二種三級大沢野(0) (富山市)大沢野町17,705 大沢野町22,642
四種福野(5)(南砺市)福野町16,386福野町14,682
やっと「名邑」となった砺波ですが、現在の砺波市にDIDは存在しません。「散居村」の名残でしょうか?、中心の出町も結構しっかりした街並みだと感じたのですが・・・
卓邑名が「黒部市」となっているのは、すでに生地が【明治の名邑】になっているからで、「黒部市」の【前身町】は桜井町で、【初代前身町】は三日市町となります。
入善のジャンボすいか、一人で食べられるのか???

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99883] 2020年 6月 5日(金)13:05:30白桃 さん
四国四県34市の「初代前身町」等
連投失礼いたします。([99882]のつづきです。)
以下は、四国の34市を「初代前身町」の町制施行年月日が早い順に並べたものです。もっとも、須崎から観音寺までは、所謂「村を知らない町」ですので、町制施行日は同じ日として良いでしょう。また、「町を知らない市」の、高知、徳島、松山、高松は当然ながら省いています。
「初代前身町」の後ろに◎をつけているところは、「本源因子町」でもあるところです。また、「最古因子町」等欄に書かれた町の後ろに
〇を付けているところは、町制施行日が「初代前身町」と同じ、
☆を付けているところは、「本源因子町」
※を付けているところは、「最古因子町」
欄がブランク、または〇付きの町が記載されているところは、「初代前身町」=「最古因子町」となります。
(注)四国中央市の市制施行日は川之江市と伊予三島市の市制施行日を記載。つまり、川之江と伊予三島は町制施行日も市制施行日も同日っていうことです。
市名市制施行日---初代前身町町制施行日---最古因子町等町制施行日
須崎1954.10.01須崎◎1889.04.01
南国1959.10.01後免◎1889.04.01
鳴門1947.03.15撫養◎1889.10.01
今治1920.02.11今治◎1889.12.15
宇和島1921.08.01宇和島◎1889.12.15吉田〇1889.12.15
八幡浜1935.02.11八幡浜◎1889.12.15
西条1941.04.29西条◎1889.12.15
大洲1954.09.01大洲◎1889.12.15長浜〇1889.12.15
伊予1955.01.01郡中◎1889.12.15
西予2004.04.01宇和◎1889.12.15
丸亀1899.04.01丸亀◎1890.02.15
坂出1942.07.01坂出◎1890.02.15
観音寺1955.01.01観音寺◎1890.02.15
安芸1954.08.01安芸◎1895.11.21
香美2006.03.01山田◎1896.01.27
さぬき2002.04.01志度◎1898.02.11津田〇1898.02.11
東かがわ2003.04.01三本松◎1898.02.11
四万十1954.03.31中村◎1898.11.10
四国中央1954.11.01川之江◎1898.11.21三島〇1898.11.21
宿毛1954.03.31宿毛◎1898.12.20
土佐1959.01.01高岡◎1899.03.01
善通寺1954.03.31善通寺◎1901.11.03
三好2006.03.01池田◎1905.10.01
阿南1958.05.01富岡◎1905.10.10
新居浜1937.11.03新居浜◎1908.01.01
吉野川2004.10.01鴨島1908.07.20川島☆1907.10.01
小松島1951.06.01小松島◎1908.11.01立江※1908.07.20
室戸1959.03.01室戸◎1910.01.01
土佐清水1954.08.01清水◎1924.09.15
香南2006.03.01野市1926.02.01赤岡☆1899.02.15
美馬2005.03.01江原1928.11.10脇☆1889.10.01
阿波2005.04.011928.11.10市場☆1907.11.01
三豊2006.01.01高瀬1955.03.31仁尾☆1924.04.01
東温2004.09.21重信◎1956.09.01川内〇1956.09.01
ま、もったいぶってクドクド書きましたが、34市を人口順に並べるよりは、「初代前身町」の町制施行日を早い順に並べたら、東かがわ市も少しは溜飲が下がるのではないでしょうか。('◇')ゞ
~~さて、ここから独り言。
「他国と比べて民度が違う」と発言した首相も経験した大臣を選出した選挙区の方々は、「民度」が特に高いのかしら?
さあて、今晩はデスクトップ鉄さんのクイズに挑戦します。
[99882] 2020年 6月 5日(金)11:31:53白桃 さん
「前身町」「本源因子町」「最古因子町」
♪「港町・涙町・別れ町」のようなタイトルになりましたが、最近「前身自治体」とか「前身町」とか白桃は自分の造語を多用していますので、以前記事にした「本源因子町」等との違いについて改めて説明させていただきます。
まず、「前身町」。
[89946]では、
「市の前身自治体」とは、既存の市を含まない市制施行時に関係した自治体のうち、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「町」を指します。(町優先ルール)
と定義していますが、「市の前身自治体」を「市の前身町」に置き換えてもOKです。で、この「前身町」を遡っていくことにします。具体例を出しますと、大内、白鳥、引田の3町で成立した東かがわ市の「前身町」は「大内町(おおちちょう)」となるのですが、この大内町は、三本松町と大内町(おおうちちょう=丹生・誉水の2村が合併)の合併によって出来た町なので、その「前身町」は三本松町になります。その理由は、大内(オオチ)町成立前の1950年国勢調査時には大内(オオウチ)町は存在していなかったからです。そして、この三本松町を遡ると村になってしまいますので、三本松を取りあえず、東かがわ市の「初代前身町」と呼ぶことにしましょう。
次に本源因子町(かなり長くなりますが[89946]を再掲します。)
「因子町」とは
現行の市を構成する旧町で、
(1)町村制施行と同時に誕生した町(の名称)・・・(例)香川県丸亀町
(2)一つの村が単独で、あるいは複数の村の合併により町制施行となった町(の名称)
・・・(例)香川県三本松町、香川県大内(おおうち)町(※三本松町と大内(おおうち)町が合併して成立した大内(おおち)町は因子町ではない。)
(3)村が町を編入合併して成立した町(の名称)・・・(例)静岡県引佐町
(※「因子市」も「因子町」に準拠)
「直系」と「傍系」
・「市と市」あるいは「町と町」が新設合併した場合は、いずれの旧市(旧町)も直系。
編入合併の場合は、編入した旧市(旧町)が「直系」で、編入された旧市(旧町)は「傍系」となる。
・「市」と「町」の合併においては、「新設」「編入」の如何を問わず、旧市が「直系」で、旧町が「傍系」となる。
「本源因子町」とは
直系の「因子町」のうち、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、施行時において人口が多い因子町。(ただし、「本源因子市」が所謂「生まれながらの市」である場合は「本源因子町」はない。)
次に最古因子町
最古(最多人口)因子町
現行の市を構成する因子町で、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、施行時において人口が多い因子町。
今、見返せば、(最多人口)は誤解を生じるので外した方が良いですね。「本源因子町」と「最古因子町」が違う例として、小松島市があります。本源因子町=小松島、最古因子町=立江
因みに「初代前身町」・「本源因子町」・「最古因子町」三つが異なるのが、湖西市です。
初代前身町=鷲津、本源因子町=白須賀、最古因子町=新居
~~つづく
[99881] 2020年 6月 5日(金)00:00:42【3】白桃 さん
名邑三世代.その27(長崎県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
長崎県の【秀邑】は、炭鉱の街として賑わった崎戸を筆頭に、南高来からは西有家、口之津、加津佐、小浜、南有馬、上五島の有川(第50代横綱・佐田の山の出身地)、東彼杵の上波佐見、川棚に北松浦の生月と計十の街であります。
注目されるのは、「平成の大合併」の中でも「多数町合併」によって誕生した西海市、雲仙市、南島原市の【前身町】は、どこも「秀邑」となっていないのであります。とりわけ、南島原に至っては、西有家、口之津、加津佐、南有馬と四つの街が「秀邑」となっているのにもかかわらず、【前身】の有家※(ありえ)の名が見当たらない。そんなことは有家ない、と冗談を言っている場合ではありません。そして、長崎県10の「秀邑」の中で、「卓邑」の要件を満たしているのは川棚だけであることからも、長崎の「秀邑」の殆んどは、全盛期の人口はそれなりのものがありましたが、恒久的な市街地を形成することもなく、後に衰退していく運命にあるのです。特に現在の南島原市には旧8町のどこもが、これと言った市街地を形成していないのですが、このことは、「島原の乱」後、無人の荒野と化したこの地へ、幕府領小豆島や各藩からの強制移住があったことと関係しているのではないかと白桃は邪推しています。
※有家の名誉の為に言っておきますが、南島原市旧8町の中で、町制施行が一番早かったのは有家です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級崎戸(西海市)崎戸村12,825崎戸町22,723
二種三級西有家(南島原市)西有家村10,528西有家町14,071
二種三級口之津(南島原市)口之津村9,198口之津町10,614
二種三級加津佐(南島原市)加津佐村9,093加津佐町12,349
二種三級有川新上五島町有川村8,596有川町12,208
二種三級小浜(雲仙市)小浜村8,580小浜町13,172
二種三級南有馬(南島原市)南有馬村8,345南有馬町10,824
二種三級生月(平戸市)生月村7,752生月町10,718
二種三級上波佐見波佐見町上波佐見村7,180上波佐見町10,420
二種三級川棚川棚町川棚村6,934川棚町15,936
準秀邑
高島(長崎市)高島村8,907高島町10,400
岐宿(五島市)岐宿村7,584岐宿町10,021
佐々佐々町佐々村5,978佐々町20,166
鹿町(佐世保市)鹿町村5,966鹿町町20,405
小佐々(佐世保市)小佐々村5,932小佐々町15,275
(参考)
世知原(佐世保市)世知原村4,796世知原町10,222
江迎(佐世保市)江迎村4,706江迎町16,894
奈良尾(新上五島町)奈良尾村4,615奈良尾町10,790
小値賀小値賀町笛吹村4,462小値賀町10,968
新御厨松浦市御厨村4,236新御厨町10,594
大島(西海市)黒瀬村3,695大島町15,095
福島(松浦市)福島村5,997福島村11,094
長与長与町長與村5,370長与村10,979

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
長崎県の【卓邑】は、(炭鉱の街)であった・松浦、と長崎市近郊の長与、時津と現在は長崎市となった高島、外海、の五つです。別に強調したくないのですが、松浦のDIDが0回は何とも言えません。「軍艦島」のある高島も、「卓邑」とは言え、長崎市に吸収される前に事実上の「廃村」となっていました。なお、外海にあったDIDを、白桃は「神浦池島」と名付けていますが、千本桜さんの「池島」の方が的確ですね。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級松浦(0)松浦市松浦市44,057松浦市22,082
二種三級長与(5)長与町長与村11,500長与町40,356
四種高島(6)(長崎市)高島町20,938高島町900
四種時津(5)時津町 時津町8,768時津町28,065
四種外海(5)(長崎市)外海町12,600外海町7,405
(参考)
多良見(3)(諫早市)多良見村9,324多良見町17,056
大島(2) (西海市)大島町18,373大島町6,055

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99877] 2020年 6月 3日(水)08:34:46白桃 さん
名邑三世代.その26(長崎県・前編)
【明治の名邑】
長崎県を料理に例えるなら、一種独特の風味があって、ほとんどの方はその美味しさをわからないまま食している、実は白桃もよく分かっていないのですが、それでもいきますよ。
長崎は文句なしの「別格市街」。人口急増で村から(町を飛び越えて)市となった軍港・佐世保は「市街」。名邑筆頭は厳原、続いて、白桃ルールによって島原市の【前身】となる湊と【前身】とならなかった島原。名邑代表は湊に委嘱。諫早→平戸→大村の序列は平戸→大村→諫早でも良いかも。そして19世紀枠で福江、富江、茂木を追加した長崎県の【明治の名邑】は計11。茂木びわ食べたい。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街長崎長崎市長崎38,229長崎市176,480
市街佐世保佐世保市佐世保4,844佐世保市93,051
名邑厳原対馬市厳原7,562厳原町12,587
名邑島原市嶋原※17,593湊町6,746
名邑島原(島原市)島原町5,469
名邑諫早諫早市諫早※4,865諫早町4,051
名邑平戸平戸市平戸※10,775平戸町3,215
名邑大村大村市大村※9,814大村町2,549
19世紀福江五島市福江 8,976福江村9,848
19世紀富江(五島市)富江8,917富江村11,265
19世紀茂木(長崎市)茂木8,653茂木村10,809
嶋原※・・・町村制施行後の島原町、湊町、島原村の境域にあたると思われる。
諫早※・・・町村制施行後の諫早町、諫早村の境域にあたると思われる。
平戸※・・・町村制施行後の平戸町、平戸村の境域にあたると思われる。
大村※・・・町村制施行後の大村町、大村、西大村にあたると思われる。

つづいて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小浜(雲仙市)小浜第一表6,614小浜村8,690
口之津(南島原市)口之津第一表6,498口之津村11,602
川棚川棚町川棚第一表6,136川棚村7,076
人口的には「名邑」の要件を備えている街が非常に多い長崎県の「準名邑」選びは、難航の末、戸口表第一表に記載され、その人口が5千人以上で、戦前に町制施行の上記三つの街となりました。
以下、「準名邑」に近い街を参考として列挙します。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
時津時津町時津第一表5,407時津村5,307
矢上(長崎市)矢上第一表5,309矢上村6,111
瀬戸(西海市)瀬戸第一表4,978瀬戸村6,511
山口(佐世保市)山口第一表4,940山口村8,505
彼杵東彼杵町彼杵第一表4,676彼杵5,348
有川新上五島町有川第一表4,606有川村7,864
佐々佐々町佐々第一表3,404佐々村5,745
神代(雲仙市)神代第一表3,254神代村3,663
深堀(長崎市)深堀第一表3,167深堀村3,490
早岐(佐世保市)早岐第一表3,046早岐村4,709
西有家(南島原市)西有家村第三表10,012西有家村11,714
南有馬(南島原市)南有馬村第三表8,900南有馬村8,557
加津佐(南島原市)加津佐村第三表7,828加津佐村10,391
深江(南島原市)深江村第三表7,122深江村8,147
千々和(雲仙市)千々石村第三表6,904千々石村8,745
北有馬(南島原市)北有馬村第三表6,662北有馬村7,508
高島(長崎市)高島村第三表6,415高島村3,688
東有家南島原市東有家村第三表6,272東有家村7,462
岐宿(五島市)岐宿村第三表6,123岐宿村8,198
三重(長崎市)三重村第三表6,018三重村7,096
布津(南島原市)布津村第三表5,924布津村6,688
神浦(長崎市)神浦村第三表5,756神浦村6,696
上波佐見波佐見町上波佐見村第三表5,727上波佐見村6,835
南串山(雲仙市)南串山村第三表5,513南串山村6,221
式見(長崎市)式見村第三表5,433式見村6,684
黒崎(長崎市)黒崎村第三表5,424黒崎村6,456
江ノ浦(諫早市)江ノ浦村第三表5,323江ノ浦村5,723
長与長与町長與村第三表5,242長與村5,600

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99870] 2020年 6月 1日(月)09:08:38【1】白桃 さん
名邑三世代.その25(長野県)
【明治の名邑】
現在は佐久市が飯田市より人口が多くなっていますが、長野県の大きい市を四つ選べと言われたら、大抵の人は、長野、松本、上田、飯田を挙げるのではないでしょうか。その四つが「市街」となっています。名邑筆頭は「大本営」松代、これに上諏訪、飯山が続きますが、名邑代表はコヒガンザクラの高遠に。以下、中野、岩村田、大町、須坂、最後は唯一の「現役町」である福島で計13となります。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
市街長野長野市長野18,222長野市39,242
市街松本松本市松本17,478松本市35,011
市街上田上田市上田15,172上田町23,838
市街飯田飯田市飯田11,672飯田町17,098
名邑松代(長野市)松代7,404松代町8,438
名邑上諏訪諏訪市高島7,204上諏訪町13,405
名邑飯山飯山市飯山6,175飯山町7,462
名邑高遠(伊那市)高遠3,948高遠町4,124
名邑中野中野市中野3,859中野町7,735
名邑岩村田佐久市岩村田3,662岩村田町7,330
名邑大町大町市大町3,515大町5,776
名邑須坂須坂市須坂3,489須坂町7,860
名邑福島木曽町福島3,243福島町4,907

つづいて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小諸小諸市小諸第一表2,991小諸町8,483
屋代千曲市屋代第一表2,795屋代町3,977
あと9人で小諸が「名邑」を逸したことについて、シマザキさんもフジムラ?さんも至極残念でしょうが、小諸には47~48年前、ああしていれば、ひょっとして???白桃、ほろ苦い、いや、メチャメチャ苦い想い出があります。

(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
下諏訪下諏訪町下諏訪第一表1,814下諏訪町6,630
塩崎(長野市)塩崎第一表4,539塩崎村5,520
八幡(千曲市)八幡第一表3,850八幡村5,323
小布施小布施町小布施第一表3,224小布施村5,644
赤穂駒ヶ根市赤穂村第一表1,748赤穂村9,660
塩尻塩尻市塩尻第一表1,325塩尻村6,706
伊那伊那市伊那村第三表2,537伊那町※10,498
坂城坂城町坂城村第三表4,015坂城町5,599
喬木喬木村喬木村 第三表5,849喬木村7,552
平野岡谷市平野村第三表5,324平野村12,255
長野県は一筋縄ではいかないところがあって、名邑を「吟味」しきれていません。例えば、伊那町※は、戸口表第一表に記載された坂下(656人)、第二表に記載された西町(519人)、第三表に記載された伊那部村(2,446人)も含まれており、当時の伊那という地の実像を把握できてはいません。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
惜しくも「名邑」になれなかった小諸、(参考)に挙げた岡谷、伊那、下諏訪、赤穂、塩尻が順当に「秀邑」になりましたが、見逃せないのは大正期に製糸業が全盛を迎えた丸子の進出です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級岡谷岡谷市平野村44,278岡谷市35,520
二種二級伊那伊那市伊那町14,018伊那町23,273
二種三級下諏訪下諏訪町下諏訪町15,608下諏訪町18,798
二種三級丸子(上田市)丸子町12,196丸子町 11,700
二種三級小諸小諸市小諸町11,095小諸町17,039
二種三級赤穂駒ヶ根市赤穂村12,346赤穂町 19,250
二種三級塩尻塩尻市塩尻村7,861塩尻町13,955
準秀邑
辰野辰野町伊那富村10,479辰野町11,679
中箕輪箕輪町中箕輪村9,426中箕輪町12,825
(参考)
篠ノ井 (長野市)篠ノ井町3,409篠ノ井町16,587
軽井沢 軽井沢町東長倉村4,798軽井沢町13,676

注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
屋代が更埴と名を変え、晴れて「卓邑」となったほか、茅野、穂高、東部、辰野、箕輪、戸倉といった比較的若い街や、ちょっと渋めの豊科、坂城が長野県の「卓邑」です。安曇野市の【前身】にDIDのない穂高がなっていることに異論を唱える方もいるでしょうけど、あの、まさに「田園都市」的雰囲気、嫌いではありません。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級茅野(7)茅野市茅野市35,220茅野市54,841
一種二級更埴(8)千曲市更埴市32,807更埴市39,402
二種二級穂高(0)安曇野市穂高町19,711穂高町30,966
二種三級東部(7)東御市東部町19,533東部町25,437
二種三級辰野(8)辰野町辰野町19,228辰野町22,407
二種三級豊科(5)(安曇野市)豊科町18,629豊科町27,079
二種三級箕輪(8)箕輪町箕輪町17,495箕輪町25,661
四級坂城(7)坂城町坂城町14,430坂城町16,830
四級戸倉(7)(千曲市)戸倉町13,372戸倉町18,326
(参考)
臼田(4) (佐久市)臼田町15,972臼田町15,962
山ノ内(4)山ノ内町山ノ内町19,645山ノ内町15,900

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99865] 2020年 5月 29日(金)08:12:07【3】白桃 さん
名邑三世代.その24(奈良県)
【明治の名邑】
奈良県は非常に簡単に説明できます。「市街」は奈良のみですが、名邑筆頭の郡山も他の名邑を大きく引き離して存在感を示しています。五條、御所、高田は予想通りといったところですが、現在奈良県下最少人口町の下市の「名邑」に驚かれる方もいるでしょう。もちろん、下市に名邑代表になってもらいましょう。話は全く飛んでイスタンブールになってしまいますが、奈良県の野球の強豪高校、天理は天理市、智弁学園は五條市、郡山は大和郡山市、御所実は御所市、高田商は大和高田市…県都奈良市はパット思いつかない。ならしの高校は、奈良市の高校ではありません。(笑)
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
市街奈良奈良市奈良22,666奈良市32,732
名邑郡山大和郡山市郡山12,834郡山町13,517
名邑五條五條市五條4,576五條町7,812
名邑御所御所市御所4,244御所町5,280
名邑下市下市町下市4,113下市町9,235
名邑高田大和高田市高田3,834高田町7,787

つづいて「準名邑」
「準名邑」は寺内町として有名な今井と田原本の二つ。
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
今井(橿原市)今井第一表2,677今井町3,432
田原本田原本町田原本第一表2,661田原本町3,204

(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
初瀬(桜井市)初瀬第一表2,466初瀬町4,050
櫟本(天理市)櫟本第一表2,454櫟本町5,137
三輪(桜井市)三輪第一表2,453三輪町3,978
桜井桜井市桜井第一表2197桜井町5201
龍田斑鳩町龍田第一表2,158龍田町4,060
上市(吉野町)上市第一表2,105上市町2,797
松山(宇陀市)松山第一表1,905松山町2,217
榛原宇陀市萩原第一表1,733榛原町5,023
八木(橿原市)八木第一表1,553八木町4,042
丹波市天理市丹波市第一表1,414丹波市町9,992
高取高取町土佐第一表545高取町3,557
龍田がでたところで・・・
ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
・・・の歌や落語、竜田揚げで有名な竜田川ですが、当時の竜田川は王寺より下流の大和川本流を指していたらしい。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
奈良県の【秀邑】は丹波市、桜井、大淀、畝傍の四つですが、橿原市の【前身町】を畝傍とすることに大いなる違和感を覚える方も多いでしょうね。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級丹波市天理市丹波市町10,302丹波市町19,046
二種三級桜井桜井市桜井町6,390桜井町16,659
二種三級大淀大淀町大淀村9,217大淀町13,932
二種三級畝傍橿原市白橿村7,098畝傍町11,290
(参考)
大宇陀 (宇陀市)松山町1,898大宇陀町12,347
十津川十津川村十津川村13,157 十津川村12,145
斑鳩斑鳩町龍田町3,694斑鳩町10,589
二階堂 (天理市)二階堂村7,423二階堂村10,031
丹波市が「秀邑」になったことを記念して作られた歌が「丹波市の男」。
♪タンバイッチまん、タンバイッチまん、おいらは街のお道化者~~→かなり苦しいウソ('◇')ゞ
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
ようやく、生駒と香芝が出てきます。
「アンナ、オカンが言うには、奈良県には秀邑にも卓邑にもなっていないけど、あと二つ、新しく出来た市があるって言うやけど、どうも名前を思い出せないって。ひとつは、阪神にそんな名前の選手がいて、タイマがとなりにあったけど、何の問題にもならんかったらしい。ナンデモ、新しい市の名前と読み方が同じ『ひらがな町』が和歌山県にあるらしい。もうひとつは、四国の大都会にある駅と同名の駅があって、新しい市名が山本リンダの♪狙い撃ち、の中でやたらと連呼されるらしい。」----そういうお母さんをお持ちの方は(参考)をご覧あれ。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級生駒(8)生駒市生駒町23,138生駒市112,830
一種二級香芝(7)香芝市香芝町15,009香芝市63,487
二種二級田原本(8) 田原本町田原本町19,769田原本町32,934
二種二級広陵(7)広陵町広陵町15,598広陵町31,444
二種三級斑鳩(7)斑鳩町斑鳩町10,657斑鳩町28,566
四種王寺(9)王寺町王寺町9,507王寺町23,782
四種三郷(7)三郷町三郷村6,723三郷町23,977
四種上牧(6)上牧町上牧村4,134上牧町24,005
(参考)
平群(3)平群町平群村6,141平群町20,497
河合(4)河合町河合村6,546河合町20,126
新庄(2)葛城市新庄町10,049新庄町19,454
榛原(3) 宇陀市榛原町12,934榛原町19,438
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数


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