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じゃごたろさんの記事が20件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[72915]2009年11月21日
じゃごたろ
[72887]2009年11月19日
じゃごたろ
[72880]2009年11月19日
じゃごたろ
[72875]2009年11月18日
じゃごたろ
[72754]2009年11月4日
じゃごたろ
[72132]2009年10月3日
じゃごたろ
[72129]2009年10月3日
じゃごたろ
[72068]2009年9月25日
じゃごたろ
[71766]2009年8月23日
じゃごたろ
[71002]2009年7月26日
じゃごたろ
[70862]2009年7月18日
じゃごたろ
[70793]2009年7月11日
じゃごたろ
[70558]2009年6月21日
じゃごたろ
[70448]2009年6月10日
じゃごたろ
[70333]2009年5月29日
じゃごたろ
[70227]2009年5月19日
じゃごたろ
[70179]2009年5月16日
じゃごたろ
[70162]2009年5月16日
じゃごたろ
[70154]2009年5月16日
じゃごたろ
[70139]2009年5月15日
じゃごたろ

[72915] 2009年 11月 21日(土)21:19:01じゃごたろ さん
箕面市
こんばんは、じゃごたろです。
現在、山口県におります。
途中、吹田JCTで名神高速から中国道へいくはずだったのが、ぼけっとしていてそのまま直進。初めて名神高速の終点である西宮ICでおりるはめになりました。その後六甲山を越えて中国道へ復帰したのは深夜。頭文字Dみたいな車にからまれたらどうしよう、などという無駄な心配もしていたりした。

さて、途中で思ったことに「箕面市」があります。

平仮名にすると「みのお」。
市の公式HPでは"minoh".
そして、高速道路の表記では"mino"

高速道路の表記では"h"がありません。まあこの「会社」の表記が正しいというわけではないですが、三者三様といった印象です。

字面からすると「箕面」は「みのおもて」→「みのお」じゃないかと思うのですが、これは「箕ノ面」と間に「ノ」を補完する必要があると思います。

たとえば「みのわ」。「蓑輪」と「箕輪」という表記が混在するとおもうのですが、「蓑」はそのまま「みの」と読みますが、「箕」は「み」としかよばず、間に「ノ」を補完することでようやく「みのわ」と読める。これは「いちのみや」などと同じですよね。

で、「みのお」。
字面からすると「み・の・お」と三分割されるべきで、ひらがな表記はそうなっています。しかいローマ字表記にすると「の・お」が「のー」となってしまし、結果的に熟語訓的な地名となっているということでしょうか。

などと思いながら、車の運転をしていたのでした。。。
[72887] 2009年 11月 19日(木)21:12:27じゃごたろ さん
指定市
こんばんは、じゃごたろです。
♪あー、明日の今頃はー、僕は汽車の中ー、ではなく西へ向かって高速道路走行中の予定です。


[72884] hmt さん
[72883] Issie さん
[72881] にまん さん
[72879] 白桃 さん
[72876] Issie さん

さて、昨日話を出しておいてそのままで岡山に向かうのもなんなので、ちょいと続けて調べてみました。

1952(昭和27)年に公布された原文に既に「指定市」という表記があるのでしょうか。

そういえば「指定市」という文言について疑問を持たずに書き込んだのですが、政令の読み替えの表中にそのまま記述されています。で、この「指定市」ってどこからきたのか。昭和27年公布の道路法第七条第三項において
地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第百五十五條第二項に規定する市(以下「指定市」という。)
と定義されていました。それでは地方自治法を調べてみるのですが、現在の条文はあまり関係なさそう。では昭和27年当時の条文はというとまだ発掘できず。ただし他の告示で「区を設ける市」という括弧書きのものがあったので、hmtさんの仰る特別市のことなのかと思いますが、詳しいところには行きついていません。

さて、「市(指定市及び指定市以外の市を除く。)町村」についてですが、「政令市」の制度の他に、一級国道と二級国道の違いがなくなったことがあり、どうやらこれに関係ありそうです。

道路法によると、「指定市」は一級国道と二級国道の管理ができ、「指定市以外の市」は二級国道の管理ができる。そして町村は国道の管理はできないことになっています。これが法第十七条第一項及び第二項に該当する場合です。

読み替えるべき字句には「都道府県知事又は(若しくは)都道府県」と「市町村」なのですが、前者が指定市の場合は後者が「市(指定市を除く。)町村」となります。今回問題にしたのは前者が「指定市以外の市」の場合です。このとき後者は「市(指定市を除く。)町村」及び「市(指定市以外の市を除く。)町村」で、「市(指定市及び指定市以外の市を除く。)町村」という表現になった。結局これは「町村」のことを指す回りくどい表現ということなんだろうなあ、おぼろげながらに理解することにしました。


多分の上の段落は読んでもわからない方もいると思います。私がなんとなく理解できるようになったという程度で。。。
[72880] 2009年 11月 19日(木)00:29:37じゃごたろ さん
正文
あらためまして、じゃごたろです。

[72876] Issie さん
[72879] 白桃 さん

私が見たのは官報情報検索サービスの画像ファイルで、「昭和27年政令479号道路法施行令」の制定文でした。昭和27年当時はそのように公布されていたのですが、確かにお二人方の仰るように、現在の「道路法施行令」ではそのような表現はないようです。ということは、その間に「正誤」もしくは「改正」が掲載された官報があるはずですから、調べてみようと思います。

では、おやすみなさいませ。。。
[72875] 2009年 11月 18日(水)20:18:23じゃごたろ さん
指定市以外の市
こんばんは、じゃごたろです。
今週の寒波で、標高の高いところではみぞれ交じりではありますが、雪が薄らと積もった状態になりました。今日雲間から見えた八ケ岳は中腹まで真っ白。まあ私の居住していて千葉県には存在しない標高700m台は、皆さんにとっては十分標高が高いのでしょうが。

さて、調べものをしていて出くわした政令の中の表現に、
市(指定市及び指定市以外の市を除く。)町村
とあります。

???

市-(指定市+指定市以外の市)=0

ではないのか?
この表現では答えが「0」とならない「市」が存在するということですよね。関係する政令を調べればわかるのでしょうが、からをやいて(※1)ここで質問することにします。

ちなみにこれが出てくるのは「道路法施行令」です。

※1 「からをやく」とは「手を抜く」とか「面倒くさがる」という意味の方言です。たぶん殻つきのものを、殻をむかずにそのまま焼くということからきた言葉なのでしょうね。
[72754] 2009年 11月 4日(水)00:02:15【1】じゃごたろ さん
明治の国道では
こんばんは、じゃごたろです。
先日は不穏な書き込みをしまして、不快な思いをされた方にはお詫びいたします。「書かなくていいことをまた書いた」と言うのは、何度目かわからないのですが、性懲りもなくまたやってしまいました。

さて、
[72732] 伊豆之国 さん
[72730] Issie さん
[72727] 小松原ラガー さん
[72726] 白桃 さん

江戸時代の街道を引き継いで設定されたいわゆる「明治国道」では次のようになっています。なお初期の「国道表」では「地名」ではなく「駅名」となってます。

まずは、
一号:東京ヨリ横浜ニ達スル路線
駅名:日本橋→品川→川崎→神奈川→横浜

二号:東京ヨリ大坂港に達スル路線
駅名:日本橋→一号→神奈川→保土ヶ谷→(中略)→鳴海→熱田→西福田→(中略)→大津→三条大橋→淀→枚方→守口→大坂
となっており、横浜は東海道を神奈川で分岐して達するということになっています。また名古屋も熱田を通過するが、そこよりもちょっと北にある名古屋城下からははずれています。京都からは桂川、淀川の左岸を通って大坂へと至ります。

さらに
三号:東京ヨリ神戸港ニ達スル路線
駅名:日本橋→二号→京都→山崎→芥川→道祖本→瀬川→西宮→御影→神戸
となっており、みなさんのおっしゃる通りに京都から分岐して現在の国道171号を神戸へと至る路線となっていて、西国街道を継承したものですね。続いて「東京ヨリ長崎港ニ達スル路線」である四号は、三号からさらに西へと続く路線となっています。

また名古屋城下につきましては、
十号:東京ヨリ名古屋鎮台ニ達スル路線
駅名:東京→二号→熱田→名古屋
として、熱田から分岐して名古屋城(名古屋鎮台)へと至る路線設定となっています。

陸路の山陽道は,緊急時に情報を伝える「馬」の通り道として重要だったのかも。
これについては以前も書き込んだことですが、明治国道、大正国道の多くは「東京ヨリ○○ニ達スル路線」という東京と地方を結ぶ路線で、「中央集権的」と表現されるものです。終点には「○○県」、「○○港」、「○○鎮台」、「第○○師団」、そして「伊勢宗廟」です。後に「○○鎮守府」となる路線も指定されました。以前法令全書で見かけた記憶では、東京から各県へと連絡する日数が定められていたと思いますが、それがこの国道をたどることを前提にしたものだと思います。

ちなみに起点が東京ではない場合は、「○○ト□□トヲ拘連スル路線」という表現となっています。

さて、明治18年での国道表では「札幌県」「根室県」へ至る路線があります。逆に「奈良県」「香川県」に至る路線はなく、数年後に指定されました。当時の府県がそういう状況だったのですね。


最後に追加で。
昨日、今日の寒さは予想外でした。現在すでに氷点下です。。。雪がちらついてましたし。
[72132] 2009年 10月 3日(土)19:26:03【1】じゃごたろ さん
re: 改善を望む
こんばんは、あらためまして、じゃごたろです。

ニジェガロージェッツさんの反論は十分承知しております。

私の初めての書き込みが[18009]ということで、意識はしていなのですがこのサイトではずいぶんと古参になったものです。それ以前の書き込みも読破したので「爆弾投下」とは、「あえて波風をたてることを承知で物申す」という意味合いが多分に含まれるという印象を受けており、そのようなタイトルにあえてしました。ということで、

「手の届かないところから」または「衆人より高い位置から」ものを言っている

ということは決してないということでご理解いただければと思います。

ニジェガロージェッツさんのには、確か他の件でもお言葉をいただきましたので、もし私がオフ会に参加ができたとしたら、水泡に帰していただきたいと思うものです。


※追加

開き直るのは以前の私の書き込みでもそうですが。

タイトルは内容を端的に示すものと思っています。そういう意味では、ニジェガロージェッツさんには不快な思いをさせてしまったかとは思いますが、私自身としては決して間違った選択ではないということも、ご理解いただきたいと思います。つまり他者に不愉快な印象を与えたとしても、それ以上に発言したいことがあるということを。
[72129] 2009年 10月 3日(土)18:30:20【3】じゃごたろ さん
爆弾投下
呆れた話

常々思っていたのですが、他の自治体がどうなろうとそれはその住民が選んだ道。部外者がとやかくいう問題ではないのではないでしょうか?

そのような状況は合併推進、市町村合併に興味がある方にはもどかしいのかもしれませんが、「合併しないことが悪」であるかのような発言を重ねる方には反旗を翻したいですね。




と思ったら、私が引用した記事は削除されました。
ですが、それをリファレンスしたこの記事は、「絶対」に削除しません。
[72068] 2009年 9月 25日(金)21:45:40じゃごたろ さん
大信州市
こんばんは、じゃごたろです。ひと月ぶりの登場です。

本日見た新聞の見出しに驚きの文字が。それは「大信州市」。そんな合併構想があるのかと思ってみたら、なんてことはない長野県を売り出すための「産業フェア」のことでした。「長野県」を「信州県」とする改名構想もあっただけに、思わず一瞬信じてしまいました。この新聞は日刊工業新聞ですから、そんな自治ネタが大見出しであるわけないのにネ。

さて、四日市市や廿日市市、大町市、大町町など、命名の紆余曲折がありそうな自治体についてもふと思うのでした。
[71766] 2009年 8月 23日(日)03:51:53じゃごたろ さん
データベース的市町村情報
こんばんは、じゃごたろです。
世界陸上を観戦しながらの書き込みです。

[71684] グリグリさん
見果てぬ夢?

ただ、同じような考え方の企画としてWikipediaのページがありますね。

確かにあそこにもそういう情報があります。しかしあそこは統一感があるようでない、個別の記事の寄せ集めであり「データベース」的記述を排除しようという方針です。逆にここは「データベース」であることが強みであり、そういう点を強調できれば差別化は十分可能だと思います。ただし重要視すべきなのは、どのような項目をデータベース化するかという「明確な方針」と、全市町村のデータを網羅的に収集するという姿勢が必要かと思います。

例えば、人口以外では「市町村のシンボル」という新たなデータベースを立ち上げ、「シンボル」という点でも検索でき、「市町村」という点でも他の人口等の他のデータを含めて検索・表示できる、といったようにすればいいのではないでしょうか。

運営的には、あのサイトのように自由に編集可能だけれど、地名コレクションのように「責任者」を決めるという方式あたりが妥当かと。どういうことかというと、「責任者」一人で情報収集するのは大変なので、情報収集して編集するのはメンバーなら誰でもできるが、それをデータベースとして有効にする(つまりはフラグをたてるだけ)のは責任者だけができるといった運用が現実的ではなかろうかと思ったりもします。
[71002] 2009年 7月 26日(日)07:32:57じゃごたろ さん
Re:半角カタカナ
おはようございます、じゃごたろです。

[70999] グリグリ さん
どなたかお奨めのエディタをご存知の方がいらっしゃいましたら情報提供していただけませんか。私が使っているのは「K2Editor」ですが、「半角→全角」はないですね。

私が使っているエディタは"MKEditor"というフリーウェアで、こちらからダウンロードできます。大文字、小文字、半角、全角、ひらがな、カタカナ変換などできるようです。
[70862] 2009年 7月 18日(土)13:07:42【1】じゃごたろ さん
あと三勝
こんにちは、じゃごたろです。

高校野球の予選大会もまっ最中。白桃さんに「典型的なAダッシュ」と言われていますが、本日の四回戦も辛勝。三回戦に専大北上にコールド勝ち。明日の準々決勝は盛岡中央。順当に勝ち進めば、準決勝は選抜準優勝の花巻東に、決勝は昨年夏の出場校の盛岡大付。一関学院は早々に敗退しましたが、残る私学の強豪がことごとく立ちはだかりますが、さてどうなるか、という状態。

市内のもう一校は現在劣勢です。



これだけではなんなので。

本日はじめて国内でも数少ない水陸両用バスをみかけました。対向車線から変な形のバスが来るなと思ったら、それが水陸両用バス。重機のシャシにバスの本体が載っているといった奇妙な感じでした。


追加
グリグリさん
第6回落書き帳公式オフ会開催日アンケート
初参加の昨年はお世話になりました。アンケートにはお答えしませんが、日程決定後に、気分しだいで参加・不参加の表明をさせていただきます。
[70793] 2009年 7月 11日(土)16:10:41【3】じゃごたろ さん
都道府県道の認定要件と路線名について
こんにちは、じゃごたろです。
先日の活動で福井県の経験値が+1となり、30位タイから単独30位となりました。今年中には滋賀県も+1になる予定です。

[70548] グリグリ さん
[70593] 千本桜 さん

遅れましたが、以下原則論として私の理解している範囲で回答いたします。

余計な話かもしれませんが、「京都府道・兵庫県道2号宮津養父線」の場合だと「県道○○□□線」という言い方ができないですね。それとも「府県道宮津養父線」という言い方をするのかな。
まずは、前菜のこちらから。お察しのとおり「府県道」と呼ぶようです。ということで東京都と隣県とに跨る路線は「都県道」。一般的な呼称ではないでしょうが、「首都圏整備法」「近畿圏整備法」等の公文書では時折使用されているようです。東京都と京都府・大阪府を結ぶ路線は存在しないので「都府県道」という用例は考える必要はないでしょう。

そして、メインディッシュ。
「○○□□線」の○○や□□の部分の命名規則はあるのでしょうか。
原則「○○」が起点で「□□」が終点です。そうでない路線も多く見られると感じるかもしれませんが、例外はほとんどないと思います。ただしその路線名の「基準」がよくわからないことが、混乱する原因だと思います。

長文ですがまずは最初に道路法第七条「都道府県道の意義及びその路線の認定」を引用すると、
第七条  第三条第三号の都道府県道とは、地方的な幹線道路網を構成し、且つ、左の各号の一に該当する道路で、都道府県知事が当該都道府県の区域内に存する部分につき、その路線を認定したものをいう。
一  市又は人口五千以上の町(以下これらを「主要地」という。)とこれらと密接な関係にある主要地、港湾法第二条第二項 に規定する重要港湾若しくは地方港湾、漁港漁場整備法 (昭和二十五年法律第百三十七号)第五条 に規定する第二種漁港若しくは第三種漁港若しくは飛行場(以下これらを「主要港」という。)、鉄道若しくは軌道の主要な停車場若しくは停留場(以下これらを「主要停車場」という。)又は主要な観光地とを連絡する道路
二  主要港とこれと密接な関係にある主要停車場又は主要な観光地とを連絡する道路
三  主要停車場とこれと密接な関係にある主要な観光地とを連絡する道路
四  二以上の市町村を経由する幹線で、これらの市町村とその沿線地方に密接な関係がある主要地、主要港又は主要停車場とを連絡する道路
五  主要地、主要港、主要停車場又は主要な観光地とこれらと密接な関係にある高速自動車国道、国道又は前各号の一に規定する都道府県道とを連絡する道路
六  前各号に掲げるものを除く外、地方開発のため特に必要な道路

これをそのまま解釈すると、起点・終点になることができるのは「主要地」「主要港」「主要停車場」「主要な観光地」、そして高速自動車国道を連結する「インターチェンジ」となります。第六号はそれが明瞭ではないのですが、これが一番わかりにくい路線認定の要件です。

これら認定要件を基準にして認定した路線の路線名については、建設省道路局長から各都道府県知事へと宛てた「都道府県道の路線認定基準について」という通達の中で言及されています。この通達は以前[70227]で引用した通達とは別のものです。この通達には「路線名のつけ方」というのがあり、
路線名は原則として路線の起点と終点の名称(主要地は市名又は町名、主要港等は港湾名等、主要な観光地は公園名又は観光施設名、その他は村名又は字名)を起終点の順の呼称するものとし、同一名称の路線が別にある場合は起終点の中間に経過地の地名を挿入する。
とあり、これが大原則ということです。これは前述した「主要地」「主要港」「主要停車場」「主要な観光地」「インターチェンジ」が路線名として使用できるものであり、道路法の各号の要件で最初に記載されている方が「起点」、後に記載されている方が「終点」となります。基本的には起点や終点が「主要地」の場合は自治体名が路線名となっています。

また「路線の起終点のとり方」で、
1 主要地を路線の起終点とする場合は、原則として主要地内の国道又は都道府県道の交点を起終点とする。
とあります。国道又は都道府県道との交点は必ずしも中心地域ではなくてかなり郊外に起点・終点があるケースもありますが、第一号の要件で認定された場合は「主要地」の自治体名が路線名となっていることになります。

さて、私が資料を持っている長野県の県道を主に、私の知っている岩手県道のサイト「県道生活@いわて」等を一部参考に、詳細をご説明します。

第一号に該当する路線の一つとして「長野上田線」があります。これは長野市という「主要地」と上田市という「主要地」を結ぶ路線です。主要地どうしを接続する路線の場合どうなるこというと、
1 主要地とこれと密接な関係にある他の主要地とを連絡する路線は、都道府県道のうち、その基幹となるべき路線とし、人口の多い主要地を起点とする。
と通達ではあり、長野市が起点となりこのような路線名となります。また「伊那駒ケ岳線」もこの第一号で認定されおり、伊那市という「主要地」を起点とし、駒ケ岳という「主要な観光地」が終点となっています。「松本塩尻線」や「駒ケ根駒ケ岳公園線」などもこのケースです。「岡谷茅野線」もこの要件での認定ですが、認定当時は人口の多かった岡谷市の方が起点とされています。現在この路線を認定したら「茅野岡谷線」となるのでしょう。

「主要港」や「主要停車場」が終点となる路線は、少なくとも長野県にはありませんでしたし、岩手県にもありません。後述しますが、「主要港」や「主要停車場」に関する路線は第一号ではなく第五号に該当する場合がほとんどのようでして、松本空港に関係する「松本空港塩尻北インター線」「松本空港線」も第一号ではなく第五号で認定されています。

第二号に該当する路線は長野県にはありません。まあ、海なし県ですから。岩手県にもないようです。というか「主要港」と「主要停車場」「主要な観光地」を直接結ぶ路線という要件が結構ハードルが高いように思えます。

第三号に該当する路線も長野県にはありませんが、岩手県には一路線ありました。それが「平泉停車場中尊寺線」です。平泉町内にある「平泉駅」という「主要停車場」と「中尊寺」という「主要な観光地」を結ぶ路線です。地方の鉄道路線が廃止される昨今では、この認定要件というのがかなり特殊なものであるのかもしれません。

第四号に該当する路線は幾つかあり、その一つに「飯島飯田線」があります。これは旧国道153号であり、国道時代は飯田市の方が起点に近い路線でした。この第四号について通達では
5 法第七条第一項第四号に該当する路線は、主要地、主要港又は主要停車場(五において「主要地等」という。)を終点とし、起終点の市町村を含めて最小限三市町村を必要とする。
とあります。飯島町が主要地でなかったからなのでしょうか、この通達によって終点が飯田となっています。現在でもこの路線は飯島町、松川町、高森町、飯田市と三市町村以上を通過しています。他には木曽町内のみを通過する「開田三岳福島線」。認定当時は開田村、三岳村、木曽福島町の三町村を結ぶ路線で、主要地の木曽福島町が終点となっています。この例でもわかるように、平成の大合併を経た今では認定要件を見直す必要があるのかもしれません。

第五号に該当する路線はたくさんあります。「扇沢大町線」もこの一つ。「扇沢」とは「黒部立山アルペンルート」の長野県側の起点である「扇沢駅」のある「主要な観光地」。ここと同市内にある国道148号を接続する路線であり、第五号を満たします。「飯島停車場日曽利線」も「飯島停車場」と同町内で主要地方道伊那生田飯田線を接続する路線ということで該当します。「長野停車場岡田線」という長野駅と国道19号を接続する短い路線もこの要件で認定されています。

なお前述しましたが「主要港」や「主要停車場」に関する県道は、この第五号の要件で認定される場合が多いです。それは、通達の中で第一号に関して
主要地とこれと密接な関係にある主要港、主要停車場又は主要な観光地(2において「主要港等」という。)とを連絡する路線は、主要地を起点とし、原則として主要港等が当該主要地に含まれない場合とする。
とあります。「主要港」や「主要停車場」とはだいたい「主要地」に含まれることが多く、「主要港」等を幹線道路と接続する場合は第一項に該当せず、この第五項に該当することになります。この場合、かなり以前では「富士見停車場富士見線」や「宮ノ越停車場宮ノ越線」のように律儀に起点と終点を路線名としていましたが、これも下記の通達
注1 五号該当の路線のうち、主要港、主要停車場又は主要な観光地を起点とする路線であって起終点が同一市町村内となる場合は「○○港線」、「○○停車場線」、「○○公園線」等の呼称し、起終点が異なる市町村とある場合は必要に応じて終点の村名又は字名を挿入することができる。
注2 高速自動車国道等のインターチェンジに連絡する路線の場合は、インターチェンジの名称により「○○インター線」とすることができる。
により、単純に「○○停車場線」という路線名とすることが標準となりました。この場合起点しか表示されていないのですが、あくまでも原則の省略形とみなすことができると思います。「○○港線」とか、「上高地公園線」のような「主要な観光地」のみの路線名もこれと同じです。

最後に、一番弾力的な運用ができることで、表面的な理解が難しい第六号です。
例えば、岩手県道沖田渋民線の場合、起点が沖田で終点が渋民ですが、渋民を起点にして沖田を終点にしなかったのは何故か。
まさにこの「沖田渋民線」が第六号に該当する路線です。これは先に引用をご紹介した「県道生活@いわて」に第六号の要件で認定されていることが紹介されています。

この第六号について通達ではいろいろと触れているのですが、起点・終点のとりかたについては、
(1) 第3の1に規定する地方開発路線は、主要地、主要港、主要停車場、高速自動車国道、国道又は主要な都道府県道を終点とする。
(2) 第3の2(1)及び(2)に規定する地方開発路線は、原則として交通上の拠点となる地点を終点とする。
(3) 第3の2(3)に規定する地方開発路線は、国道等を終点とする。
(4) 第3の2(4)に規定する地方開発路線は、市町村の中心部を終点とする。
とあります。「沖田渋民線」がどれに当たるかはよくわからないですが、重要な地域・路線のある方が終点であることには違いがありませんから、いずれにしても国道343号の通過する「渋民」が終点であることがこれで理解できると思います。

宮城県道を見ている限りでは法則なしに見えます。
宮城県道について考察はしていませんが、実はこのような一般的にはわかりにくい法則を当てはめてみれば、実は法則どおりだったりするかもしれません。結構第六号の要件で認定されている県道は多いようで、字名などが路線名に使用されている場合は可能性が高いです。残念ながら、宮城県道について私が確認するつもりはありませんので悪しからず。

再度。
もし、始点と終点を使うという規則があるとしたら、始点と終点がまったく同じ二つの路線があった場合(実際にあるのでしょうか)、どう命名するのかなと疑問を感じたものですから。
実際の例はわかりませんが、前述で引用した通達では起点・終点が同一の場合は経過地の地名を挿入することで重複を回避することになっています。ですから起点が「○○」、終点が「□□」ですでの「○○□□線」という路線がある場合は、新規の路線の経由する「△△」という地名を挿入して「○○△△□□線」とすることになっています。しかしこのような例がどれほどあるかは不明です。

しかし現実に「○○△△□□線」といった地名が三つ含まれる路線が、「○○□□線」という路線が存在するために、その重複を回避するために命名された路線名であるとは必ずしも言えません。前述の「伊那生田飯田線」「開田三岳福島線」は三つの地名を含む路線名ですが、「伊那飯田線」「開田福島線」という路線名は現在に至るまで存在しませんでした。しかし「伊那飯田線」というと国道153号を、「開田福島線」というと国道361号が主要な路線であるのがあたりまえであることから、敢えて経過地を含めた路線名としたのであろうと想像でき、それを回避するための路線名ではなかったりかと想像するとができます。



最後に別ネタ。
[70787] 白桃 さん
典型的なAダッシュは二戸市
以前に触れたかもしれませんが、我が母校は春にも選抜されたことがあります(旧制中学の頃ですが)。しかし夏も春も甲子園くんだりまでいくお金はない、というこで春の大会は丁重にご辞退したのでした。
[70558] 2009年 6月 21日(日)01:00:54【4】じゃごたろ さん
20号
こんばんは、じゃごたろです。
まずは、ジャブで。。。

[70548] グリグリさん
[70552] Issie さん

私の経験からすると子どものころ国道4号沿いでしたが、「4号」と呼んだ経験はなく単に「国道」と呼んでいました。なにせそのころは一本しかない国道でしたから、わざわざそれ以外の呼び方をする必要がなかったわけでして。まあその後に国道395号というものが指定されましたけど。

この4月から職場が2国沿線(←“沿道”か“沿線”かが問題だったりして…)になって
上記のとおり、私の感覚からすると「沿道」「沿線」というかた苦しい表現よりは「国道沿い」というのが最もしっくりとする表現です。ということで国道4号沿いですね。まあ「沿線」「沿道」という使い方については、「道路沿い」だから「沿道」で、「線路沿い」だから「沿線」でいいんじゃないかと思います。道路が「○○線」だからといって「沿線」と表現する必要もないかと。

さて現在の環境ではというと、甲州街道は単に「20号」というのが普通。しかし諏訪地域では他に国道152号、299号がありますがこれらは路線名で言われることはまずありません。152号の場合、東信へ行くには「大門街道」や「大門峠」、高遠方面へ行く場合は「杖突峠」が、国道299号の場合は「麦草峠」、さらに加えて「白樺湖」とか「蓼科」、「ビーナスライン」「100円道路」なんていう単語を織り交ぜて説明する場合がほとんど。「100円道路」とは国道152号・299号が20号の下を通る「あけぼの隧道」がかつては通行料100円の有料道路であったことが由来で、無料になった今でも当時を知る人には「100円道路」で十分通用する名称です。

県道にいたっては路線番号や路線名なんて誰も知らないというのがほとんどです。「平成18年豪雨」と呼ばれて諏訪地域の交通網を完全に分断させたあの災害のさい、地元ケーブルテレビでは交通情報も逐次報道していましたが、その際に報道されたのは「県道諏訪辰野線」「県道岡谷茅野線」「県道諏訪白樺湖小諸線」などなど、路線名でのもの。私のような人以外はさっぱり理解できなかったようで、放送を見ながら「それはどこだ」と調べた知人もいましたから、県道なんてそんなものです。

それより通称名がついている道路の方がよっぽど重要だというこで、県道16号は「西街道」、県道183号は「大社線」、県道185号は「ジャスコ通り」という風に表現しないと理解されないのが普通です。まあでも「正式」かどうかという時点で「通称」が一般的になっているわけで、知る人ぞ知るという程度でいいのかもしれませんね。高速道路の法令による路線名と営業路線名が異なるみたいな。「名神高速」が法令上は「中央自動車道」なんて言ったら驚かれるだけですから。

さて、グリグリさんの新たな疑問についての回答はいろいろと頭の中にはあるのですが、書き込むほどまとまりがついていませんので、そのうち書き込みたいと思います。
[70448] 2009年 6月 10日(水)20:37:14じゃごたろ さん
Bルート
こんばんは、じゃごたろです。
暖かいのか寒いのかよくわからないうちに、とういう梅雨入り。今年は季節感がいまいちつかめないです。

[70435] ガソリン さん
[70437] Issie さん
リニア中央新幹線
長野県では改めてBルート、つまり諏訪から伊那谷を経由するルートを要望をするようです。が、実現する可能性は極めて少なく。実現したとしても得るものよりも失うものの方が大きいだろうというのが私の率直な感想。

これは、私の[54353][54394]のfutsunoおじさん、[54354]の逆太郎さん、[54397]太白さんで触れた、中央自動車道のルートが当初は南アルプス貫通ルートだったのが諏訪ルートになったという綱引きが、約50年を経て再びリニア新幹線のルート誘致という形で現れたということでしょうか。しかし自動車とリニアでは路線に必要な線形がまったくちがいますし、道路公団とJR東海では政治家の影響力も違うでしょうし。


あとは、追加。

以前もあった「沖縄を通過する方法」ですが、例えば沖縄付近を航行する飛行機に搭乗していた時に機内で急患があり、沖縄県内の飛行場に着陸して急患を搬送してその後離陸した場合です。一応期待は陸上にありますが、本人は陸地に設置していないということで「通過」になるのではないかと。でもこれは自分の意志では選択できないのですが。


[70341] 千本桜 さん
鎌倉
千本桜さんの挙げられた場所ですが、半分もわかりませんでした。まだまだ世間知らずです。でも鎌倉には行ったことがないからしかたがないか、と思ったのですが
大船地区は除きます。
大船には某メーカーの工場があってそこに出張したことがあるので実は鎌倉市には行ったことがあったのでした。逆に「大船地区は除く」という言葉にはそれなりに意味があるだなと思いました。


さらに二年前の古い話ですが、
[59701]千本桜さん
国道457号の案内板
について。

私は昨年この国道のほとんどを縦貫しました。確かに一関市と白石市を通して通行するような国道ではありませんでした。しかしいわゆる「酷道(個人的にこの単語は嫌いなのですが)」というしろものではなく、トラックでも十分通行できる区間がほとんでしたから、国道4号まで出ずに南北に移動する必要がある車両にとっては十分利用価値があるのだと思います。

この国道457号ですが、国道に指定されたのは平成4年の政令で、それ以前に指定された主要地方道六路線とそれらが接続していた国道の一部の寄せ集めでした。その主要地方道六路線とは、一関栗駒線、鳴子岩ケ崎線、岩出山吉岡線、大和宮城線、宮城川崎線、白石青根川崎線でした。番号の大きいくて「あみだくじ」のような国道はだいたいこのような寄せ集めであることが多いようです。
[70333] 2009年 5月 29日(金)19:40:03【2】じゃごたろ さん
いざ鎌倉
こんばんは、じゃごたろです。

[70284][70308] 熊虎 さん
[65249][70296] いっちゃん さん

今はどうか知りませんが、私の小学校の修学旅行は「県内」でした。といっても場所は平泉。岩手県の北のはじっこからは直線距離で約150kmです。当時は盛岡でもかなり離れた感じでしたから、それよりももっと遠くへ行ったことになります。同じ県内に京と匹敵するほどの文化があったんだよってことを教えたいのかもしれないけど、小学生にそこまで理解できるのかな。でも中尊寺とか達谷の窟は今でも記憶にある。たぶん金色堂も見たはず。。。一関泊で、厳美渓にも行ったような。昔は厳美渓(げんびけい)と猊鼻渓(げいびけい)の違いがわかりませんでした。今では同じ一関市内になったようで。

で話題の鎌倉ですが、北関東の水戸市、宇都宮市、前橋市とも鶴岡八幡宮から直線距離で150km圏内なんですね。うーん、全然距離感が違う。しかも茅野市も圏内みたい。富士山があって真っ直ぐいけないんだけど。

さらに追加で。

私は何気なく「鶴岡八幡宮」を中心に考えましたが、鎌倉といったら何を真っ先に思い浮かぶんでしょうかね。大仏かな。私は、鎌倉→鎌倉幕府→源氏→八幡様、という思考しかありませんでしたが。
[70227] 2009年 5月 19日(火)22:11:14【5】じゃごたろ さん
re: 国道8号線
こんばんは、じゃごたろです。
本日はバリウムを飲んだため、今でもおなかに重い異物感があります。。。。

[70172] グリグリさん、他皆様

htmさん[70030]の書き込みと重複はありますが、一応私なりの回答を書き込みます。ただし、「決まり事」と「慣習」の境目が明確でないこともありますが、現時点ではということでご了承ください。

整理番号は路線名と一対一に対応していないのでしょうか。
整理番号は唯一性のある番号ですから、同時期には一対一の対応のはずです。「同時期」というのは、一度廃止した路線と同一路線名の県道が新たに別の番号で認定されるケースもあるからということと、一度欠番となった番号に新規に割り当てられる可能性もあるからです。

ただしこの唯一性とはあくまでも単一の都道府県内でのことです。

現在は違うかもしれませんが、整理番号が使用されたはじめた時は、簡単に言えば各都道府県が認定した順に割り振られる番号ですから、同じ「佐野古河線」でも、それ以前の認定の状況により県によっては整理番号が異なることになります。ですから、単に整理番号だけでは完全に特定できないでしょう。

今回の県道9号を正確に表記することは無理なのでしょうか。
こちらについては、昭和29年の道路局長通達「路線認定、区域決定及び供用開始等の取扱について」の中に参考となる記述があります。

4 二以上の都道府県の区域にわたる都道府県道の路線の認定、変更又は廃止について
路線認定の意義にかんがみ、道路が一本ならば路線もまた一本であって、二以上の都道府県の区域にわたる都道府県道の路線を認定する際、各都道府県知事がその統轄する都道府県の区域内の部分について認定した路線は、別々の路線と考えることはできず、知事は一つの路線の一部(各県内の部分)を認定するものと解すべきである。

とあります。つまり「佐野古河線」でいえば、佐野市から古河市へと至る道路全体が「県道佐野古河線」という一つの路線であり、埼玉県内や群馬県内の区域は独立した路線とはみなされないということです。ですから「県道佐野古河線」だけで正確に表記されたことになるでしょう。この県道は主要地方道に指定されていますから「主要地方道佐野古河線」でもいいと思います。「埼玉県道」とか「群馬県道」とは道路管理者が「埼玉県」「群馬県」である「県道」ということを明示しているだけであり、「正確な表記」ではなくて「慣例」的に皆がそう言っているのかもしれません。

例えば「埼玉県の県道9号」と「群馬県の県道9号」では路線に違いがあるのでしょうか。
これについては最もグレーな部分かもしれません。「県道9号」がどういう扱いかということですから。埼玉県の県道9号と群馬県の県道9号は同じ「佐野古河線」に対して県道番号が付けられています。前述からして、「埼玉県の県道9号」とは「埼玉県が管理する県道の9号」で「群馬県の県道9号」とは「群馬県が管理する県道の9号」と解釈することもできると思います。

また「埼玉県の県道1号」は「さいたま川口線」であり、「群馬県の県道1号」は「沼田檜枝岐線」ですから、同じ県道番号でも必ずしも同じ県道を表すとは限りません。ですから「県道番号では必ずしも特定できない」ということになるのかと思います。

ただ、「都道府県道番号」についても一部の資料が見当たります。昭和46年に「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令」というのが公布されていて、「国道番号標識(いわゆる「おにぎり」)」の次に「都道府県道番号標識(いわゆる「ヘキサ」)」が規定されています。つまりこの時期に「都道府県道番号」を案内標識とする旨が定められたわけですが、このしばらく後にやはり道路局長通達があり、その別添に次のよう記されています。

都道府県道番号について

「都道府県道番号(118の2)」に表示すべき都道府県道番号については、下記の要領により番号を附するものとする。
1 主要地方道及び一般都道府県道別に、主要地方道は1から、一般都道府県道は101から、それぞれ原則として連続した番号を附すること。
2 都道府県道番号を附す順序については、各都道府県ごとに定めること。なお隣接の都道府県にまたがる都道府県の都道府県道番号については、当該道路の都道府県道番号が同一となるよう関係都道府県と連絡調整すること。

なお、都道府県道番号は、各都道府県の管内図に明記し、さらに、市販の道路地図によっても都道府県道番号の普及を図るよう努められたい。

現在道路標識や、道路地図で見られる番号はこの通達を元にして各都道府県が割り振った番号なのですが、必ずしも「都道府県番号(いわゆる「路線番号」)」と「整理番号」が一致するとは限りません。ですが一致するように改定している場合もあります。この通達によって「佐野古河線」の番号が群馬県、埼玉県、栃木県、茨城県とも「9番」に統一されいるということですが、この通達があっても最初から番号を一致させられなかった県道もあるわけでして、今の状況になるのはhmtさんの書き込みにあるように平成になってからでした。

「県道9号線」というのは正しい言い方ではない正確な理由は何でしょうか。
これが最も根拠を示すのが難しいことです。
「県道9号」の「9号」はあくまでも番号ではあるが路線名ではないとしか、今はいいようがありません。では「国道8号線」という表現は、ということになりますが国道の場合「8号」は路線名であり番号でもあるという違いがあります。

正確なと強調したのは、そもそも「県道9号」もあいまいな言い方なんじゃないかという意識です。
「あいまい」かどうかはわかりませんが、あくまでも「佐野古河線」という路線名が「主」であり、「9号」という番号が「従」であると思いますので、そのような感覚を持たれてもしかたがないことだと思います。路線番号は単なる数字ですから簡単に変更できますが、路線名は「○○△△線」というように地名、施設名などが直接含まれるわけですから、その重みは違うと思います。「佐野古河線」は佐野市から古河市までを一つの路線とみなすと断言できますが、都道府県道番号は隣県と同一になるように調整するというものですから、確かに路線名と比較してその「あいまいさ」があると思います。

で、
また「国道8号線」という言い方はどうなんでしょうか。金沢の子供時代には、国道8号は「8号線」が子供も大人も一般呼称でした。
実はかつての建設省でも「国道○号線」と表記するが標準でした。「一級国道の路線を指定する政令」の別表では、路線名の欄は単に「○号」でした。それがそのまま路線名かというとそうとも言えない。「二級国道の路線を指定する政令」の別表では「路線番号」として「一〇一」とあり、さらに路線名として「青森能代」とあります。路線名として「青森能代」というのはいかにもおかしな話で、他の都道府県道と同様に「青森能代線」というのが普通です。

では一級国道はということになるのですが、実は「○号線」と表記されています。たとえば「区域の変更」や「供用開始」などの告示では、その告示名として「一級国道○号線」とされています。しかしその内容の表記では単に「○号」とされています。つまり表形式では「線」が省略されていて、通常の文章形式では「○号線」と表現されているということです。これは現在でも表形式の場合番号は単に数字のみ記述するが、文章中では「○番」とか「○号」とするのに通じるものなのであろうと思います。これが一級国道、二級国道の期間だけかというとそうでもなく、昭和40年に「一般国道」となった後にもそのような告示が見られます。

しかし、昭和42年10月を境にして「○号線」という表記はほとんどなくなります。告示のタイトルも「線」がなくなりますし、その他の法令でもわざわざ「国道○号線」を「一般国道○号」に変更する旨の改正がありますから、少なくともお役所の中では「一般国道○号」を正式な路線名とする方針が示されたものと思われます。ただそれは一般国民に義務付けるものではないものは言うまでもないでしょう。

ということで「国道○号線」とは昭和42年まではお役所でも使っていた路線名であり、お役所以外が現在でもその慣例を踏襲してそのように呼んでいてもおかしくはないものと思います。ただしどちらが正しいかというとなると、それを管轄するお役所の表現が正しいというしかないかなと思います。


※ すみませんが何度も訂正していますが、大きな話の流れには影響していない(はず)です。
[70179] 2009年 5月 16日(土)23:48:27【1】じゃごたろ さん
主要地方道佐野古河線
あらためまして、じゃごたろです。

[70172] グリグリさん
今回の県道9号を正確に表記することは無理なのでしょうか。

まだまだ勉強中の身ですから完全な回答はできませんが、とりあえずこの件だけ先に。

現在は複数の都府県をまたぐ路線番号はほぼ統一されてますから、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県で「県道9号」と言えば、その路線をさすことになるでしょうが、他県で「県道9号」と言えば他の路線になるわけですから、全国的に特定することはできないでしょう。一般県道では、県境をまたぐと路線番号が変わってしまう県道も少なからず存在します。

タイトルにあるように、主要地方道に関しては、各県の県道9号は「主要地方道佐野古河線」ととすれば都道府県に関係なしに特定できます。これは茨城県道9号佐野古河線、栃木県道9号佐野古河線、群馬県道9号佐野古河線、埼玉県道9号佐野古河線の総称となります。まあ「県道佐野古河線」でも重複はないでしょうが、「県道9号」では重複してしまいます。

「整理番号」と「路線番号」は別物なのですが、この辺を含めた話はもっと頭を整理したら書き込んでみたいと思います。

本日はこれまで。
[70162] 2009年 5月 16日(土)15:26:00じゃごたろ さん
うしおととら
あらためまして、じゃごたろです。

[70148]のhmtさんにリンクされた[38301]Issieさんの書き込みで、

けれども,「うしとら =北東」や,「ひつじさる =南西」には,地名では余り出遭った記憶がありません。

とありますが、単純に「うしとら =北東」とは鬼門の方角であり、「ひつじさる」とは語感として長すぎて採用されなかったのではないかと思うのですが、どうでしょうか、
[70154] 2009年 5月 16日(土)07:50:56じゃごたろ さん
大日向村
おはようございます、じゃごたろです。

[70148] hmt さん
「ひなた」=「陽」、「ひかげ」=「陰」のつく地名については、次の過去記事がありますので、こちらもご参照ください。

確か、「山陰」「山陽」に関する過去ログがあった記憶はありました。今回は特定の地名が「ひなた」「ひかげ」の意味を含むといういうものから、さらに「ひなた」「ひかげ」という地名を持つ地域はすべてそれにあてはまるのだろうか、という疑問を調べようと思ったことからです。で、結局なかなか自分では調べようとはしなかったので、地名コレクションの候補として全国的に調べてみたらもっとはっきりするのかな、と他力本願のネタふりをした次第です。

長野県の旧「大日向村」についても、少し言及してあります。
この「大日向村」、道路元標の調査で一度訪れたことがありますが、この「ひなた」地名にピンときたのが実はこの場所です。道路元標の設置されている旧大日向村役場であったと思われる多目的センターは、やはり抜井川の北岸に位置します。で地図を見ておわかりかもしれませんが、南側の尾根から抜井川へと流れ込む霧久保沢があり、この付近の尾根がやや低くなっている場所でもあります。それが「大日向」と呼ばれるようになった理由ではないかとその時に感じたのでした。

ところで「霧久保沢」ですが、やはり「霧が発生しやすい、またはたまりやすい窪地」って意味なんでしょうね。
[70139] 2009年 5月 15日(金)20:58:21じゃごたろ さん
「ひなた」は本当に日当たりがよいか。。。
こんばんば、じゃごたろです。

かねてより気になっていた「ひなた」「ひかげ」という地名ですが、ざっと地図をみると「ひなた」は尾根の南側・川の北側が多く、「ひかげ」は尾根の北側・川の南側が多いような印象があります。長野県内だけでも調べようと思った時もありますが、地名コレクションの一つとして、全国的な調査はいかがでしょうか?

では、さようなら。


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