[84021] JOUTOU さん
「住民基本台帳に基づく人口(以下、住基人口)」が「推計人口」と大きく食い違う点について、(
[84030]もあいさんと重複しますが)国単位・自治体単位それぞれの誤差の要因をざっと考えてみました。
【A】住基人口には含まれるが、推計人口には含まれない者
《国単位》
国勢調査未回答者★
住民票を残したまま出国した者★
陸上に生活の本拠のない、外国籍船舶or国調時海外にあった日本籍船舶の乗組員、等
《自治体単位》
直近の国調以前から転出届をせず他自治体に住む[いる]者★
(単身赴任者・学生・長期[3か月以上]入院患者・各種施設入所者・刑務所等入所者、等)
陸上に生活の本拠のない日本籍船舶乗組員、等
【B】推計人口には含まれるが、住基人口には含まれない者
《国単位》
住民票が職権消除された者★
元から住民票のない者
国勢調査に回答した住民票のない(不法滞在等)外国人、等
《自治体単位》
直近の国調以前から転入届をせず当該自治体に住む[いる]者★
国調時に当該自治体に停泊していた、陸上に生活の本拠のない日本籍船舶乗組員、等
※国勢調査における船舶乗組員や入院患者等の扱いについては、
平成22年度国勢調査の概要をご覧ください。
※直近の国調以降の転出・転入届未届者は、
[84031]白桃さんご説明の通り、推計人口(≠国調人口)・住基人口間の差を生みません。(転居前後とも同一自治体の人口にカウントされたまま(国調未回答者なら推計人口ではカウントされないまま)のため)
こうした人々が、特に★は相当数存在するでしょう。。
総務省発表の住基人口(外国人含む)が推計人口を上回っている(
[84029] にまん さん)ということは、上記《国単位》の該当者数について
A>B
という図式が成り立つのでしょうか。
(私は今の仕事柄こうした人々と日々相対する場面が多いのですが、感覚としてはBが相当数おり 住基人口<推計人口 となると思っていました。)
[84030] もあい さん
一番大きいのは住民基本台帳人口の集計基準日をまたぐ市区町村間の異動ではないかと思われます。
[84031] 白桃 さん
私もこれが気になっているのですが、該当者は人口としてカウントされないのでしょうか?
基準日をまたぐ住民登録の異動については、住基人口ではある程度補正されているのではないでしょうか。
こうした類の調査は、各自治体が基準日以降も(おそらく毎月)修正データを都道府県・国に提出し、十分な期間が経過した時点で国が集計を行うのが通例かと。
むしろ、国勢調査をまたぐ転居により国調人口にカウントされなかった者(A)の存在も大きいと思われます。
以上、最近頭がすっかり錆びついており、誤りがあるかもしれませんが……。