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白桃さんの記事が50件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[102155]2021年7月6日
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[102149]2021年7月4日
白桃
[102145]2021年7月4日
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[102137]2021年7月1日
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[102027]2021年5月23日
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[101997]2021年5月19日
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[101993]2021年5月19日
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[101991]2021年5月18日
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[101988]2021年5月17日
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[101984]2021年5月16日
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[101979]2021年5月16日
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[101837]2021年5月9日
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[101832]2021年5月9日
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[101808]2021年5月8日
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[101793]2021年5月8日
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[101789]2021年5月8日
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[101788]2021年5月8日
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[101754]2021年5月7日
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[101720]2021年5月6日
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[101718]2021年5月6日
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[101702]2021年5月6日
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[101667]2021年5月5日
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[101665]2021年5月5日
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[101655]2021年5月4日
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[101644]2021年5月3日
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[101613]2021年5月2日
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[101608]2021年5月2日
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[101566]2021年5月1日
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[101563]2021年4月28日
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[101543]2021年4月21日
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[101538]2021年4月20日
白桃
[101531]2021年4月17日
白桃

[102155] 2021年 7月 6日(火)12:14:31白桃 さん
Re:変遷情報の表記について
[102154]グリグリさん
「一部」の表記について不適切とのご意見ですが、ということは、境界変更の変遷情報493件に使われている全ての「一部」表記が不適切ということでしょうか。そうであれば変遷情報そのものの仕様に対するご意見になります。
いえいえ、そういうことではありません。私が不適切と言っているのは、「国衙村の一部と市殿村の一部と姫路市が境界変更」の際の「一部」ではなく、「国衙村の一部と市殿村の一部が合体して城南村」という際の「一部」です。一連の廃置分合・境界変更は同日に行われているわけですが、分かりやすくするために、姫路市との境界変更の翌日に城南村が出来たと考えると、境界変更があっても国衙村も市殿村も法人格自体は変更なしなので、当然
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
新設飾磨郡城南村国衙村,市殿村
となるわけですから。
国衙村の場合は境界変更の対象が大字未満(近世村の一部)であることから表示対象外としているものです。
この点は了解いたしました。
[102145]での「不適切」の意は以上の通りで、変遷情報そのものの仕様に文句を付ける気はありませんが、「境界変更」に関わる表示として「一部」というのはやはり日本語としておかしいというか不要だと思います。「A市とB市が境界変更」というとき、「A市とB市の一部が境界変更」という必要はないですね。もっとも、「境界変更」と言っても、その殆どはAがBの一部を組み入れる(事実上の編入)ことですから、やむをえないかもしれませんね
・・・。
[102149] 2021年 7月 4日(日)22:30:37白桃 さん
アカボシゴマダラ
[102146]グリグリさん
人口データ更新
速報値が公表された夜に作業をし纏めたデータを、即、お送りしようと思っていたのですが、その必要もなかったようですね。(笑)

さて、今日は人口、高校野球、お酒の次に好きな蝶々の話題です。
幼少期、蝶を追いかけていた白桃は、今でも飛んでいる蝶を見つけると、「ア、アサギマダラだ。」とかなんとか、蝶の名前は簡単に口に出るのですが、標題に書いた「アカボシゴマダラ」は名前が出ないと言うか、なんだろう?この蝶は???、と言う感じでした。
初めて見たのは十年ぐらい前、秩父の方に芝桜を見に横瀬駅から野原を歩いているときでした。アゲハチョウでもないし、ゴマダラチョウの仲間でもないようだし…。ヒラヒラと、かと言って、優雅と言えるほどではない飛び方、なに、この蝶???。三本松みたいなイナカでもコンな蝶はイナカった。ところが、最近になってシバシバ、バシバシ、家のまわりでも沢山飛んでいるのです。
その名前を知ったのは、今は蝶の生態調査を悠々自適にしているという、かつての地理学教室の仲は間?サンからの情報でした。どうやら、元々は内地(-_-;)にはいなくて、外来種というか、一説には蒐集家かか誰かが放蝶したのをきっかけに増殖していったらしいとのこと。知らないハズです。
ハナシが飛びますが、今は知らない市名などはありませんが、イットキ「あれ、こんな市、いつ出来たんな?」って思ったり、「アレ、この市がこんなに人口が多いの?」という感覚がズレていた時期がありました。そのイットキとは、皮肉なことに一生懸命?「地理学」の勉強をしていた四年間プラス一年間のことでした。
[102145] 2021年 7月 4日(日)19:38:09白桃 さん
Re:尼崎市の市制施行と変遷情報の表示順序について
言い出しっぺの私なんですが、今もって「自治体の一部」が絡む廃置分合・境界変更の扱い、というか、それがどう扱われてきたのか良く分かりません。なので、まったく個人的見解、解釈を申し上げたいと考えます。
1.尼崎市の市制施行時の変遷情報について
「新設/市制」を「境界変更/市制」に修正するのが妥当だと考えます。
私の理屈と一致するので同意いたします。ただ、当時の状況を鑑みるに、実際は
「尼ヶ崎町と立花村が合体・市制施行し、旧立花村の一部が(新)立花村として分立」
あるいは、
「立花村が分割、その一部が尼崎市に編入され、残りの一部が(新)立花村となる」
と言う感覚で処理されたのではないかと考えます。

2.姫路市の境界変更の変遷情報について
これについては、次のいずれかの表示順序でないと理屈に合わないと考えます。
A:
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
境界変更姫路市姫路市姫路市,国衙村の一部,市殿村の一部
新設飾磨郡城南村国衙村,市殿村
B:
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
新設飾磨郡城南村国衙村,市殿村
境界変更姫路市姫路市姫路市,城南村の一部
ま、経緯からすれば、Aの方でしょうか。
姫路の境界変更を先行させても、以下の表示は理屈に合わないと思います。
変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
境界変更姫路市姫路市姫路市,国衙村の一部,市殿村の一部
新設飾磨郡城南村国衙村の一部,市殿村の一部
♪知らぬ同士が小皿叩いてチャンチキオケサ~はありますが、一部同士が小皿叩いて合体なんてありえるのでしょうか。第一、国衙村も市殿村も姫路との境界変更はありましたが、法人格自体は変わってないので、「一部」という 表示は不適切だと思います。
[102137] 2021年 7月 1日(木)08:07:16白桃 さん
再び廃置分合と境界変更
[102114]右左府 さん
尼崎市の市制施行について、「尼ヶ崎町を廃し尼崎市を置く」という“廃置”については決して特殊例ではなかったのではと思われます。
市制町村制時代の他の市制施行事例について幾つかあたってみましたが、町→市 の単独市制の場合においても同様に「○○町を廃し○○市を置く」という告示がなされているようです。
レスいただいているにもかかわらず、反応(返事)が遅れて申し訳ありません。私が、尼崎の場合が特殊例なのか?と言ったのは、ちょっと意味が違うのです。市制・町制施行をしたかしないかにかかわらず、一つの自治体Aと、別の自治体Bの一部がくっつくときに、Bの残部が存続している場合、これは「境界変更」であって、同日に、Bの残部が自治体Cと一緒になる、つまり、Bが消滅するときは、
【AプラスBの一部】、【CプラスBの一部】は「廃置分合(合体か編入)」になる、と私は理解しているのです。この理解が間違っているとしたらお話にならないのですが、殆どの事例がそうなっているので間違いないと思うのです。が、アレ、と思ったのが「変遷情報」に記載された以下の事例です。
変更年月日変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
1912(M45).4.1新設飾磨郡城南村飾磨郡 国衙村, 市殿村の一部
境界変更姫路市姫路市飾磨郡 市殿村の一部
そもそも、上の変遷情報は正確ではない、つまり、国衙村も一部が市殿村の一部と一緒になって城南村となり、国衙村の残部は同日に姫路市に組み込まれているのです。それはさておき、城南村は「新設」つまり「合体」で問題ないのですが、姫路市の変更種別が「境界変更」になっている点です。1912年4月1日の時点で市殿村(国衙村も)が消滅しているのですから、ここは、「境界変更」ではなく「編入」つまり「廃置分合」にならないとオカシイのではないかと言うのが私の見解なのです。
こういう形式論にこだわっているのもどうかと思いますが、尼崎の場合は、「新設/市制」とするのではなく、「境界変更/市制」となるのでは、というのが私のこだわりです。

話は変わりますが、2015年国調時点~2020年国調時点で町田市と相模原市との間で「境界変更」が行われていました。両市の間で度々行われる「境界変更」は、異動人口が発生するので組替作業を行う方にとってはさぞかし煩わしいと思うのですが、2020年国調以降も「境界変更」が行われたようです。参考
以上に関連して、[102126]の相模原市の「前回国調からの増加数」を4,522人から4,523人に変更いたします。

今からリハビリですが、サボッて、大谷クンが打って投げるのを見ていたい。
[102134] 2021年 6月 28日(月)18:06:11白桃 さん
連合チーム
四万十市、宿毛市と土佐清水市が合併!?・・・というのはウソですが、今夏の全国高校野球高知県大会に、幡多農(四万十市)、宿毛高(宿毛市)、清水高(土佐清水市)が連合を組んで参加するのです。これだけでも驚きなんですが、この連合には高知丸の内高(高知市)、室戸高(室戸市)が加わるのです。因みに、宿毛高と室戸高は甲子園出場の経験があります。
人口減少が深刻、とりわけ高校の生徒数が激減しているご時勢なので、このような措置も致し方ないのかもしれませんが、[97581]で書きこんだように白桃は複雑な気持ちになります。
高校野球の連合チームで話題になったのが、今年のセンバツの21世紀枠をかけて三島南と最後まで争った「富山北部・水橋」ですが、この連合は、今夏も続くようです。この連合は両校とも富山市に在るので、それほどでもないのですが、高知の五校連合は、練習とか、サインの打ち合わせ、とか、とか、いったいどうするのでしょう。そして、マズありえないとは思うのですが、万が一、高知高校や明徳義塾を破って甲子園に出場したら、ユニフォームや校歌はどうするのでしょう???

蛇足:あったら強そうな連合チーム(隣接していない同府県の二市)
大阪桐蔭(大東市)と履正社(豊中市)の連合
天理(天理市)と智弁学園(五條市)の連合
東海大相模(相模原市)と横浜高(横浜市)の連合
以上は、実現してもまったく応援する気持ちにはなれません。('◇')ゞが、これなら、許そうか・・・鳥取西と米子東

隣接しているが、二県にまたがると・・・三本松高と鳴門高の連合が最強???
[102126] 2021年 6月 26日(土)12:16:22白桃 さん
「速報値」概観(2)
(2)推計人口と速報値の差
今回の速報値はどちらかというと、いやどちらかと言わなくても、2020年10月1日現在推計人口を上回っている市町村が多くなっています。都道府県単位でみても、速報値の人口が推計人口を下回っているのは、岩手、徳島、大分の三県だけです。因みに、前回の国勢調査では推計人口を下回っていたのが11の府県でした。
推計人口の性格上、5年も経つと推計人口と速報値・確定値との乖離が大きくなるのは仕方がないことなのですが、「それにしても、こんだけ差があるとは。」と思う市があります。下は、速報値と2020年10月1日現在推計人口との差が大きいところの30傑です。
当然のことながら、大都市、それも学生が多そうなところが目立ちます。今回の速報値を信用すると、明石市は30万人突破になります。ちょっと驚いているのが高浜市で、推計人口では前回国勢調査から2,562人増えていることになっているのに、これでは、減少したことになります。さすがに、「ホンマかいな?」と言いたくなります。
速報値が多い---速報値が少ない
東京77,024千葉市-6,465
横浜市21,906柏市-6,254
福岡市10,728越谷市-4,840
神戸市10,384四日市市-4,464
尼崎市8,453いわき市-4,042
京都市7,034草加市-3,423
静岡市6,316新潟市-3,172
南相馬市6,042町田市-3,024
立川市5,918朝霞市-2,772
さいたま市5,838つくば市-2,743
高崎市5,421高浜市-2,734
名古屋市5,268郡山市-2,486
松戸市5,208福島市-2,377
仙台市5,204清須市-2,356
高槻市5,138長久手市-2,249
北九州市5,075相馬市-2,088
長野市5,025徳島市-2,054
岡山市4,808秦野市-1,664
松山市4,214西宮市-1,603
土浦市4,127大分市-1,548
宮崎市4,109横須賀市-1,457
茨木市4,086あま市-1,444
明石市4,073盛岡市-1,427
秋田市3,854戸田市-1,283
大阪市3,747熱海市-1,276
旭川市3,520東久留米市-1,264
うるま市3,451釜石市-1,241
伊賀市3,032日進市-1,185
八王子市3,001二本松市-1,155
長崎市2,992つくばみらい市-1,137
◎オマケの参考:大都市の速報値人口順位
速報値の人口前回国調からの増加数
特別区9,744,534471,794
横浜市3,778,31853,474
大阪市2,754,74263,557
名古屋市2,333,40637,768
札幌市1,975,06522,709
福岡市1,613,36174,680
川崎市1,539,08163,868
神戸市1,527,022-10,250
京都市1,464,890-10,293
さいたま市1,324,59160,612
広島市1,201,2817,247
仙台市1,097,19615,037
千葉市975,2103,328
北九州市939,622-21,664
堺市826,447-12,863
浜松市791,155-6,825
新潟市789,715-20,442
熊本市738,744-2,078
相模原市725,3024,522
岡山市725,1085,634
※推計人口では、新潟市が浜松市の上位にあります。
[102121] 2021年 6月 26日(土)08:44:42白桃 さん
「速報値」概観(1)
2020年(令和2年)国勢調査の「速報値」(こんなに遅いので本当は「遅報値」と呼びたいが、そこはジッと我慢。早く出ていたとしても入院中だった(-_-;))を見ての印象は、「テストの成績を心配していたら、そんなに悪くなかったので、ホッと一安心」あるいは「テストの出来が良かったので期待していたら、そこまで良くは無かった」という感じ。厳しい結果を覚悟していたところがそれほど減少していなかったり、急増しているところの増加数が案外だったり…。ま、所詮「速報値」。詳しいことは11月まで楽しみに置いとくとして、少し概観だけみることにします。
(1)東日本大震災被災地関係市町村の状況
市町村2010年2015年2015年/2010年2020年速報2020年/2010年
宮古市59,43056,6760.9550,4010.85
大船渡市40,73738,0580.9334,7390.85
釜石市39,57436,8020.9332,0960.81
陸前高田市23,30019,7580.8518,2710.78
山田町18,61715,8260.8514,3320.77
大槌町15,27611,7590.7711,0130.72
石巻市160,826147,2140.92140,2370.87
気仙沼市73,48964,9880.8863,2760.86
東松島市42,90339,5030.9239,1210.91
山元町16,70412,3150.7412,0510.72
南三陸町17,42912,3700.7112,2300.70
女川町10,0516,3340.636,4320.64
いわき市342,249350,2371.02333,2020.97
南相馬市70,87857,7970.8259,0530.83
相馬市37,81738,5561.0234,8840.92
広野町5,4184,3190.805,4081.00
川内村2,8202,0210.722,0460.73
楢葉町7,7009750.133,7000.48
飯舘村6,209410.011,3190.21
葛尾村1,531180.014210.27
浪江町20,90500.001,8960.09
富岡町16,00100.002,1300.13
大熊町11,51500.008470.07
双葉町6,93200.0000.00
福島原発事故による避難地域等からの避難者の多くを受け入れていた、いわき市や相馬市はこの五年間で減少に転じています。避難指示解除によって帰還した人があったのも一因でしょう。それにしても、双葉町は2020年10月の段階で人口ゼロなんですね。
[102116] 2021年 6月 23日(水)12:47:17白桃 さん
続:1950年(昭和25年)国勢調査人口一万五千人
[102115]の続きです。
1950年国勢調査の直後、1950年10月15日に岐阜県の関町が市に成りました。以後、今日まで新しく588市が誕生しました。(この588には、既存の市を含む合併によって生まれた市や、名称変更によって生じた市の数は含んでいません。)この588市を誕生時期によって次の4つのグループに分けてみました。
〇第一グループ:1950.10.15に誕生した関~1953.06.01に誕生した気仙沼 38市
1953年10月1日に施行される「町村合併促進法」前に生まれた市です。(下に掲載)
〇第二グループ:1953.10.01に誕生した倉吉~1961.04.01に誕生した佐久 272市
「町村合併促進法」施行から、「新市町村建設促進法」の一部が失効する1961年6月29日までに生まれた、いわば、「昭和の大合併期」生まれの市です。
〇第三グループ:1962.07.01に誕生した宜野湾~1997.10.01に誕生した古賀 132市
要するに「昭和の大合併期」と「平成の大合併期」の間に誕生した市です。
〇第四グループ:1999.04.01に誕生した篠山(現;丹波篠山)~ 2018.10.01に誕生した那珂川 146市
「平成の大合併期」以降に誕生した市です。
第一グループ
1950年前身町名1950年同人口1950年組替人口---1955年市名1955年人口増加率
芦別58,54759,537芦別68,09114.37
三鷹54,82054,820三鷹69,46626.72
所沢42,55952,188所沢56,2497.78
新津37,37050,506新津52,4033.76
安城35,18848,462安城52,8208.99
挙母31,99631,996挙母34,0106.29
阿久根31,76641,344阿久根41,180-0.40
焼津30,60364,984焼津67,2293.45
(新湊)注30,31048,794新湊48,713-0.17
寝屋川30,07730,077寝屋川34,21113.74
玉島29,16048,804玉島48,9340.27
赤穂28,31341,005赤穂40,544-1.12
27,38040,79540,9680.42
横手26,98840,976横手42,7364.30
小松島26,23330,815小松島32,0133.89
富島26,12235,977日向39,2259.03
中津23,45135,887中津川37,2433.78
大館23,44452,547大館55,7906.17
佐原23,28052,037佐原51,727-0.60
氷見23,23070,149氷見68,611-2.19
津久見23,11634,169津久見36,7687.61
益田22,05954,127益田57,8836.94
気仙沼21,31349,772気仙沼53,7157.92
下吉田19,72136,023富士吉田39,1168.59
笠岡18,89771,782笠岡69,926-2.59
古川17,66853,120古川54,7603.09
小浜16,66838,554小浜38,058-1.29
魚津15,54845,572魚津46,8432.79
茂原15,41133,409茂原34,1892.33
青梅15,30153,166青梅55,2183.86
宇治15,08138,231宇治40,0614.79
西脇15,06634,288西脇39,14514.17
西大寺14,65345,967西大寺44,020-4.24
龍野13,94735,387龍野35,009-1.07
土生13,48841,960因島41,164-1.90
井原13,20039,334井原39,5730.61
柳河8,78646,230柳川47,7803.35
大船渡8,00830,946大船渡33,7158.95
注:新湊は1950年国調時に高岡市に含まれています。
上の38市のうち、1950年国調人口上位の芦別から玉島までの11が完全な単独市制を行っていますが、それはさて置き、注目されることは38のうち、1950年国調時に1万5千以上であった前身町の数が32あることです。[102115]にて、
1950年国調時に15,000人いた町村というのは結構スゴイことだけは間違いないのです。その数は相模原町を筆頭にして合計361あります。そのうちの205は、芦別や三鷹のように後に市となっています(A・パターン)。
と書きました。(361という数には新湊を含んでいます。)つまり、1950年国調時を過ぎて市制施行した588市のうち205市が1950年国調時に15,000人以上であったということです。このことを冒頭で書いたグループ別に整理し直しますと以下のようになります。
グループ市の数---1950年国調時前身町村1万5千人以上数---1950国調時前身町村平均人口
第一383224,441
第二27214116,881
第三1321910,891
第四146138,674
58820513,987
比較的早くに市に成った第一グループの平均人口が多い、ということは当然かもしれませんので上の表が大きな意味を持っているとは言いませんが、第二グループ以下とは歴然とした差があること、そして、588市のうち1950国調時に前身町村の人口が15,000人に達していなかった市が過半数であることに注目したいのです。
なにやら、ワケのわからない説明に成りましたが、このあたりで失礼いたします。
[102115] 2021年 6月 23日(水)02:06:47白桃 さん
1950年(昭和25年)国勢調査人口一万五千人
コロナに罹ってお世話になった三つの病院で同じことを訊かれました。「ご趣味は何ですか?、退院したら何をしたいですか?」と。もちろん、病院側は白桃の趣味なんぞを知りたいワケではなく、楽しい事だけを考え、希望をもって頑張ってください、という意味からなんでしょうが、流石に「地理全般、特に国勢調査人口統計が好物です。退院したら、お酒を飲みながら…」ナンテことは恥ずかしくて、いや、面倒くさくて言えなかったです。
国勢調査の中でも一番のお気に入りは第7回(1950年)です。1950年と言えば、まだ白桃が白桃から生まれる?前ですが、小さい頃眺めていた統計年鑑に記載されていた各市の人口に一番近かったのが、1950年の国勢調査人口だったからかな?、そして、「昭和の合併」前の水膨れしていない都市人口であるからでしょうね。
さて、1950年国勢調査時点での市で、三万人を超えていなかったところは、名瀬、相生、首里、石垣、石川の5つです。一方、町村でありながら、三万人を超えていたところが35(高岡市に含まれていたが、3万超であった新湊を除く)です。(下にその一部を記載)
1950年町名1950年人口-----変遷
相模原68,898→相模原市
芦別58,547→芦別市
三鷹54,820→三鷹市
三笠54,476→三笠市
赤平50,371→赤平市
稲築44,514→山田市ほかと合体(嘉麻市)
宮田43,284→宮若市
所沢42,559→所沢市
歌志内40,954→歌志内市
谷山40,098→谷山市→鹿児島市と合体(鹿児島市)
穂波(村)39,771→穂波町→飯塚市ほかと合体(飯塚市)
頴娃39,483→川辺町ほかと合体(南九州市)
川崎37,638→川崎町
市だけの話に戻しますが、辛うじて3万人を超えていた富田林(人口30,399)の市だけの人口順位は248位で、2015年の市の人口順位248位の河内長野の人口は106,987人。現在は70年前より自治体の全体数も大きく減少していますから早計には言えませんが、70年前の3万人は今の10万人に匹敵、ならば、今の5万人は70年前で言うと、15,000人に匹敵!?。ものすごく強引に15,000人の話に持ってきました。('◇')ゞ
とにかく、1950年国調時に15,000人いた町村というのは結構スゴイことだけは間違いないのです。その数は相模原町を筆頭にして合計361あります。そのうちの205は、芦別や三鷹のように後に市となっています(A・パターン)。このAパターンの中には、谷山のように市制施行した後で消滅したところを含んでいます。
次に361のうちの71が川崎(福岡県)や読谷、今帰仁のように今もって「町」あるいは「村」に留まっています。(B・パターン)
残りの85は、豊平のように札幌市に編入されたり、稲築、穂波、頴娃のように他と合体して「市」あるいは「町」となったものの、その新市(町)の前身町(村)とは成れずに消え去っていったところです。(C・パターン)
BとCには、かつて石炭で栄えた北海道や九州の炭鉱街や鹿児島・宮崎の「麓」が目立ちます。
A・パターンについて少し視点を変えて見てみることにしますが、もう明日になりましたので、稿を改めます。
[102109] 2021年 6月 18日(金)08:29:41白桃 さん
尼崎の場合は特殊例なのか?
[102105]MI さん
白桃 さんからご指摘の3市について、それぞれ典拠をあたってみました。
MI さんには、[96973]でお世話になった、いえいえ、そんな簡単な言葉では片づけられない御恩を受けており、新発田の方には足を向けて寝ておりません。今回もワザワザお調べいただき、感謝申し上げます。
「兵庫縣川邊郡尼ヶ崎町ヲ廢シ其ノ區域ト同郡立花村ノ内大字(中略)ノ區域トヲ以テ尼崎市ヲ置ク」
ということで、尼崎に関しては「新設」であることがお分かりいただけるものと思います。
いまだによく解らないのは、廃置分合のうちの「合体(新設合併)」が市町村の一部の区域だけで成されるのかどうかと言う点です。確かに、尼ヶ崎町という法人は「消滅」し、尼崎市という法人が新たに「発生」しているのですが、合体の片割れである立花村は存続しているのですから・・・。
習志野、西尾の場合は事実上の「編入」でありながら、「境界変更」という手続きを踏んでいることから、尼崎の事例も事実上の「合体」であるにしろ、なぜ「境界変更」という手続きを踏まなかったか、その点なんです。尼崎市が成立したのは百年以上も前の話で、その頃は廃置分合・境界変更という観念?がなかったのかどうか、そういうことも知りたいですね。
[102106] 2021年 6月 17日(木)02:40:04白桃 さん
名邑三世代.その63(愛知県・前編)
[102063]でお伝えしたように、出席番号順?に愛知県から再開します。

【明治の名邑】
愛知県の「明治の名邑」は、「戸口表」に従うと「特選市街」の名古屋、「市街」の岡崎と豊橋、「市街」に成り損ねた名邑筆頭の一宮、中世より栄えてきた津島、尾張藩付家老成瀬家の城下であった犬山、三河の城下町・西尾、成岩・亀崎・半田の半田三人衆?、
豊田の前身・拳母、なぜだか蟹江、新城、知立、そして何やら怪しげな西枇杷島の15になります。えっ!愛知の「名邑」はたったの15!。アノ街、コノ街はなぜ入っていない???。愛知県から厳しいクレームが付いた…ワケではありませんが、客観的に見ても「戸口表」は愛知県に厳しすぎます。そこで白桃は、19世紀枠として東海道53次の40番目宿・鳴海、招き猫の常滑、碧海の主邑・大浜、そして陶都・瀬戸を追加いたしました。そして忘れてはならないのは、幻の「市街」熱田です。忘れそうになりましたが、名邑代表はヒマそうにしている「東かがわ市より都会な町」大会準優勝の蟹江にお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
特選市街名古屋名古屋市名古屋131,492名古屋市378,231
熱田16,390(名古屋市)
市街岡崎岡崎市岡崎12,742岡崎町24,824
市街豊橋豊橋市豊橋10,904豊橋市43,980
名邑一宮一宮市一ノ宮9,548一宮町18,166
名邑成岩(半田市)成岩8,739成岩町8,813
名邑津島津島市津島8,317津島町13,056
名邑犬山犬山市稲置6,682犬山町10,205
名邑亀崎(半田市)亀碕6,012亀崎町14,190
名邑蟹江蟹江町蟹江本町5,919蟹江町11,275
名邑西尾西尾市西尾5,433西尾町14,149
名邑半田半田市半田5,100半田町8,292
名邑新城新城市新城3,820新城5,012
名邑挙母豊田市挙母3,698挙母町10,446
名邑知立知立市知立3,187知立町8,697
名邑西枇杷島(清須市)枇杷島※5,750西枇杷島町5,633
拾玖世紀枠鳴海(名古屋市)鳴海6,278鳴海町7,556
拾玖世紀枠常滑常滑市常滑6,078常滑町7,362
拾玖世紀枠大浜(碧南市)大浜5,441大浜6,102
拾玖世紀枠瀬戸瀬戸市瀬戸5,076瀬戸町 14,112
枇杷島※・・・戸口表第一表ある枇杷島ですが、西枇杷島町だけではなく、枇杷島町を含んでいると考えています。

続いて「準名邑」
準名邑現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
小牧小牧市小牧第一表2,989小牧町10,631
田原田原市田原第一表2,673田原町11,819
刈谷刈谷市刈谷第一表2,462刈谷町8,035
一色(西尾市)一色第一表3,165一色村※16,008
内海(南知多町)内海第二表4,615内海町5,944
武豊武豊町武豊第二表3,623武豊町4,335
岩倉岩倉市岩倉第二表3,197岩倉町8,749
三谷(蒲郡市)三谷第二表3,067三谷町4,378
刈谷は「準名邑内規」に38人足りないのですが、大目に見ることにしました。
一色村※・・・1892年~1906年は「町」でした。
さらに続きます。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)--1908年(人口)備考
横須賀(東海市)横須賀第一表1,805横須賀町8,516
足助(豊田市)足助第一表1,651足助町2,531挙母より町制施行古い
知多大野(常滑市)大野第二表2,294大野町2,460
福岡(岡崎市)福岡第二表2,047福岡町3,556
清洲清須市清洲第二表2,036清洲町4,101
矢作(岡崎市)矢作第二表1,694矢作町10,648日吉丸が蜂須賀小六に出会ったのはこのあたり?
赤坂(豊川市)赤坂第二表1,545赤坂町1,616夏の月
御油(豊川市)御油第二表1,527御油町1,896御油より出でて赤坂や
豊川豊川市豊川第二表1,265豊川町7,894
有松(名古屋市)有松第二表1,253有松町2,194
福江(田原市)第二表1,150福江町10,990
八名大野(新城市)大野第二表1,012大野町1,544
海老(新城市)海老第二表925海老町2,936
碧海新川碧南市北大浜村第三表4,780新川町7,416
豊浜南知多町豊浜村第三表3,786豊浜町6,415
大高(名古屋市)大高村第三表3,405大高町3,993
高浜高浜市高浜村第三表3,343高浜町8,683
(一宮市)奥村第三表3,179奥町5,600
呼続(名古屋市)千竈村第三表2,951呼続町※10,803※呼続(よびつぎ)町は瑞穂村と合併
布袋(江南市)小折村第三表2,938布袋町7,616
祖父江(稲沢市)下祖父江村第三表2,682祖父江町14,764
安城安城市安城村第三表2,634安城町15,057
千種(名古屋市)千種村第三表2,462千種町10,209
木曽川(一宮市)黒田村第三表2,454黒田町※8,3931910年木曽川町に改称
岡田(知多市)岡田村第三表1,967岡田町2,133
蒲郡蒲郡市蒲郡村第三表1,921蒲郡町10,011
下地(豊橋市)下地村第三表1,787下地町6,163
牛久保(豊川市)牛久保村第三表1,770牛久保町5,195信玄軍師、山本勘助の墓
稲沢稲沢市稲葉村第三表1,700稲沢町12,562
(一宮市)起村第三表1,594起町11,439
知多西浦(常滑市)樽水村第三表1,518枳豆志村※5,017※難読「きずし」は1911年西浦町に
河和美浜町河和村第三表1,488河和町5,260
師崎(南知多町)師崎村第三表1,415師崎町4,682
愛知(名古屋市)米野村第三表1,272愛知町14,666
清水(名古屋市)清水町第三表1,246清水町1,786
弥富弥富市鯏浦村第三表1,230弥富町4,137
古知野江南市古知野村第三表1,159古知野町11,536
二川(豊橋市)二川村第三表1,127二川町8,423
萩原(一宮市)萩原村第三表1,111萩原町7,876
国府(豊川市)国府村第三表1,080国府町4,157
勝川春日井市勝川村第三表1,076勝川町※8,266※春日井村と合併
新川(清須市)土器野新田第三表1,072新川町 5,302
(清須市)須ヶ口村第三表1,063(新川町)※※新川町の前に桃栄町に
枇杷島(名古屋市)枇杷島村第三表1,016枇杷島町3,129
平坂(西尾市)平坂村第三表1,886平坂村※8,793※1893-1906平坂町
幡豆横須賀(西尾市)上横須賀村第三表1,127横須賀村※10,065※1892-1906横須賀町
大府大府市大府村第三表1,399大府村8,373
守山(名古屋市)記載なし守山町8,976
浅井(一宮市)記載なし浅井町5,055
田口設楽町記載なし田口町3,053
広幡(岡崎市)記載なし広幡町2,429
下之一色(名古屋市)記載なし?下之一色村6,817
愛知県は、1906年(明治39年)に大規模な廃置分合(「明治の合併」パートII?)が行われており、その関係で、一色、平坂、横須賀は「町」から「村」に降格?しています。
それにしても、横須賀、大野、新川、西浦…県下で同名の町が喧嘩する。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[102101] 2021年 6月 16日(水)17:29:09白桃 さん
津田沼町・西尾町と尼ヶ崎町
「合体」「編入」などの「廃置分合」と「境界変更」の違いは以下のようなことだと分かっているつもりなのですが、どうもしっくりきません。
廃置分合:市町村の新設または廃止を伴うもののこと。(地方公共団体の法人格の発生、消滅を伴った市町村の区域の変更)
境界変更:地方公共団体の法人格の異動を伴わない区域の変更のこと

他の自治体の一部と一緒になって「市」になったのが、多分、以下の三例しかないと思います。
市名変更年月日変更種別変更対象自治体名/変更内容
習志野市1954.08.01境界変更/改称/市制千葉郡 津田沼町, 千葉市の一部
西尾市1953.12.15境界変更/市制幡豆郡 西尾町, 平坂町の一部
尼崎市1916.04.01新設/市制川辺郡 尼ヶ崎町, 立花村の一部
津田沼町は千葉市との境界変更、西尾町は平坂町との境界変更によって「市」となりました。一部といっても、千葉市から津田沼に異動した人口は6,544人(1950年国勢調査時点)、平坂から西尾に異動した人口は5,316人(同時点)なのです。この数は、当時としては人口が多めの「村」、少なめの「町」を「編入」したのと規模的に匹敵します。「編入」にならない訳は、この時点で千葉市と平坂町が存続しているからです。もし、たら、レバ、平坂町の残部が1953年12月15日に碧南市と一緒になっていれば、西尾市は他の自治体の一部を編入し市制施行した唯一の「市」、習志野市は境界変更によって市制施行した唯一の「市」になっていたワケですが・・・
妄想はこれぐらいにしますが、尼崎の「新設」の理由がよくわかりません。立花村もまだ存続しているのですから、ここは、
尼ヶ崎町と立花村の境界変更→尼ヶ崎町が尼崎町に改称→市制施行
とならないとおかしいのではないでしょうか???
[102096] 2021年 6月 14日(月)00:29:19白桃 さん
佐世保駅と竪堀駅
[102082]白桃のつたない書き込みに、ekinenpyou さんから大変ありがたいご指摘をいただきましたので、御礼かたがた追加説明というか釈明をさせていただきます。
[102084]
ただし当時の所在は東彼杵郡佐世保村ではなく隣の日宇村とされておりました。
これは、目からウロコでした。ま、良く調べもしないで書き込んだ私が悪いのですが、品川駅が品川区にないように、よくある話かもしれません。これに関連して[102092]にて、MI さんより「日宇村から佐世保市への境界変更」の書き込みがあり、興味深く読ませていただきました。
[102094]
竪堀駅(現在は富士市)の開業はT15.3.8で当時の所在は富士郡加島村になります。
これも仰る通りなのですが、ウィキペディアによりますと、T15.3.8は「竪堀停留場」ができた年月日ということで、駅に「昇格」した1927年(昭和2年)11月5日にした次第です。いずれにしろ、そのときの自治体名称は富士町ではなく加島村だったのですが、国勢調査が行われた1930年は改称町制施行していましたので、なんだかな~とは思いながら富士町としてしまいました。でも、やはり、駅名誕生時は加島村だったのでそうすべき・・・と反省していたところ、ふとウィキを見ておりますと、1938年に国鉄が買い上げ、そのとき名称が「たてほり」から「たてぼり」になったとあるではありませんか。[102082]は、読みの3番目が「ぼ」となる駅を集めたものですから、駅名誕生時の日付と、国勢調査年及び人口を変更することにしました。今後ともよろしくお願いいたします。

[102082]については今から訂正できませんので、手元の原稿を以下の通り訂正いたしました。
駅名読み現在2015年国調人口---駅名誕生日駅名誕生時人口国勢調査年
佐世保させぼ佐世保市255,4391898.01.20日宇村4,6111898年※
竪堀たてぼり富士市248,3991938.10.01富士町15,9931940年
[102090] 2021年 6月 12日(土)09:30:35白桃 さん
1954年4月1日に生まれた市
1954年(昭和29年)4月1日、木曜日、はたしてその日、白桃ちゃんは三本松港に船を見に行ったのでしょうか?[13446]
とにかく、この日は市の大売り出しの日でした。以下の通り、なんと46の市が誕生したのです。
今日はこの46市に注目してみました。
表の説明をいたします。
1950年町名・・・市制施行に関わった旧町の中で1950年国勢調査で最も多かったところを【前身町】としております。その町名です。なお、砺波市の前身は礪波町ですが、1950年国調時には存在してなかったので、礪波町を構成する唯一の旧町である出町が「前身町」となります。また、宝塚市については、1950年国調時に「町」は存在せず、人口では良元村が小浜村を上回っておりますが、後に宝塚町になった小浜村を「前身町」扱いにしております。
二列目・・・前身町の街の白桃独自の評価です。「名」は【明治の名邑】で「秀」は【秀邑】。なお、花巻の「名邑」名称は花巻川口となります。
(三列目)50年人口・・・「前身町」の1950年国勢調査人口
組替人口・・・1955年国調時の境域に組み替えた1950年国調人口です。
1955年市名・・・1955年国調時の市名
(七列目)55年人口・・・各市の1955年国勢調査人口
実質増加率・・・(「55年人口」−「組替人口」)÷「組替人口」×100
1950年町名50年同人口組替人口-----1955年市名55年人口実質増加率
花巻22,38858,079花巻61,7286.28
黒沢尻16,01440,149北上42,0884.83
水沢18,92441,432水沢43,6375.32
白石17,79241,133白石41,8171.66
沼田20,62342,056沼田42,8731.94
館林23,10855,510館林56,4071.62
渋川20,76337,998渋川39,2093.19
藤岡14,46844,264藤岡43,475-1.78
富岡17,56341,988富岡41,476-1.22
東金13,14134,495東金31,922-7.46
府中30,30845,342府中(東京)58,93729.98
桜井22,72132,329黒部31,216-3.44
6,86836,805砺波36,377-1.16
須坂24,61638,081須坂37,511-1.50
小諸17,03937,701小諸36,952-1.99
伊那23,27346,211伊那45,783-0.93
美濃11,16933,397美濃31,188-6.61
瑞浪7,90835,465瑞浪36,2332.17
竹ヶ鼻11,50538,235羽島38,6721.14
大井8,76131,268恵那31,6211.13
古井8,24931,068美濃加茂31,1440.24
蒲郡26,08047,023蒲郡51,90010.37
犬山19,70835,145犬山35,9102.18
常滑14,04540,524常滑43,0676.28
長野16,60330,681河内長野32,1414.76
小浜(村)※15,09048,405宝塚55,08413.80
丹波市19,04647,068天理53,13112.88
御坊16,07431,382御坊31,6830.96
安来10,00331,134安来31,7842.09
江津12,23635,450江津35,059-1.10
福島10,26240,651八女42,2203.86
羽犬塚13,98342,189筑後42,161-0.07
大川18,60146,345大川49,9917.87
甘木11,69247,674甘木47,9830.65
山田36,37936,379山田35,752-1.72
鳥栖16,56739,781鳥栖41,6014.58
伊万里22,11682,319伊万里81,625-0.84
武雄14,90941,456武雄41,6730.52
鹿島10,98939,013鹿島39,3920.97
福江15,70132,396福江33,2202.54
玉名14,00646,486玉名47,6692.54
山鹿12,96537,483山鹿38,0571.53
本渡16,59340,719本渡41,5562.06
出水22,21247,663出水47,545-0.25
指宿27,84737,685指宿35,981-4.52
大口17,77242,542大口41,899-1.51

以下は三部門(「前身町の人口」・「市人口」・「実質増加率」)のトップ10です。
前身町-----市人口-----実質増加率
前身町名1950年人口市名1955年人口市名増加率(%)
山田36,379伊万里81,625府中(東京)29.98
府中(東京)30,308花巻61,728宝塚13.80
指宿27,847府中(東京)58,937天理12.88
蒲郡26,080館林56,407蒲郡10.37
須坂24,616宝塚55,084大川7.87
伊那23,273天理53,131花巻6.28
館林23,108蒲郡51,900常滑6.28
桜井22,721大川49,991水沢5.32
花巻22,388甘木47,983北上4.83
出水22,212玉名47,669河内長野4.76
46市の中で唯一の単独市制市である山田(現:嘉麻市)ですが、人口は市に成る前がピークでした。
三部門のすべてに顔を出す府中、蒲郡、花巻はこの「同窓会」?の幹事といったところか?
花巻、水沢、北上の岩手県勢の実質増加率が高いのは意外でした。
[102082] 2021年 6月 10日(木)15:57:57白桃 さん
読みのアタマから三番目が「ぼ」のJR駅がある市町
[102078]N さん
スピンオフクイズ
こんな、上りいっぽうの(下らない)クイズ?にお付き合いいただき有難うございます。
[102076]白桃は、
読みのアタマから三番目が「ぼ」となるJR駅がある、もう一つの有名な市と、その市の超有名な駅を問うものでしたが、
答えは
「東かがわ市・三本松駅」
でした。易しすぎましたね。(笑)
町村を含めると想定解数15になり、埼玉県のとある町に負けるので、その有名な市はグループ内順位トップ10から陥落してしまいますね(苦笑
きっと、白桃が当落書き帳に提供させていただいた「2020年10月1日現在推計人口」を根拠に仰っているのだと思いますが、2020年国勢調査の確定人口が出るまでは軽率なことは言えません。東かがわ市が3万人を割り込んだなんて、そんなのはデマです。信用したらアキマセン。('◇')ゞ
冗談はともかく、読みのアタマから三番目が「ぼ」のJR駅がある市町を2015年国勢調査確定人口順に並べたのが以下の表です。
駅名読み現在2015年国調人口---駅名誕生日駅名誕生時人口調査年
苗穂なえぼ札幌市1,952,3561910.05.16札幌区96,9241913年※
仙北町せんぼくちょう盛岡市297,6311915.01.05本宮村2,8661918年※
佐世保させぼ佐世保市255,4391898.01.20佐世保村37,4851898年※
竪堀たてぼり富士市248,3991927.11.05富士町10,1551930年
三本松口さんぼんまつぐち米子市149,3131987.11.01米子市131,4531990年
赤星あかぼし四国中央市87,4131960.03.01土居町18,4111960年
千本せんぼんたつの市77,4191934.03.24東栗栖村2,6341935年
横堀よこぼり湯沢市46,6131905.07.05小野村3,0191908年
日登ひのぼり雲南市39,0321932.12.18日登村3,8751935年
三本松さんぼんまつ東かがわ市31,0311928.04.15三本松町3,4571930年
神保原じんぼばら埼玉県上里町30,5651897.11.15神保原村2,1551898年※
大歩危おおぼけ三好市26,8361950.10.01西祖谷山村6,5421950年
打保うつぼ飛騨市24,6961933.11.12坂下村2,0191935年
国母こくぼ山梨県昭和町19,5051928.03.30西条村2,7001930年
尾登おのぼり福島県西会津町6,5821955.10.01西会津町19,5571955年
国勢調査人口順に並べても何の意味も持たないので、該当駅の駅名が誕生した当時の自治体名と直後の人口調査に記された人口を追加しております。(※は「日本帝国人口静態統計」による現住人口で、それ以外は国勢調査人口です。)
高徳線の三本松駅は、出来てからまだ百年も経っていないのですね。今は、JTBが勝手に決めた「市の代表駅」となっている讃岐白鳥に押されがち?とはいえ、東かがわ市の実質的な代表駅で「みどりの窓口」もあります。でも駅長さんが居ない・・・昔は居たのに・・・。(因みに、高松駅・徳島駅を除くと高徳線の駅で駅長が居るのは志度だけらしい。板西(バンザイ)駅から板野(イタノ)駅になった途端にそれまで駅長がイタノにイナクなったとか→これはウソ)
佐世保駅が出来たときは、佐世保は「村」だったのですね。三本松は早くから「町」に成っていたのに鉄道が通ってなかった。だから、元東大総長の南原繁は相生(讃岐相生)から大川中学(三本松高校の前身)までテクテク歩いて通っていたとか。それとも三本松に寄宿していた???
東北本線の「仙北町駅」ですが、開業時の所在地が不明でした。というのは、駅名となる「仙北町(村)」が明治の市制・町村制時に、一部が盛岡市に一部が本宮村に分割されたからです。仙北町駅の開業に関しては、実家が本宮村にあった鉄道院総裁の原敬(第19代総理大臣)が大いに?関わった、という記事を目にしたので、「原敬記念館」に問い合わせたところ、「当時の本宮村に出来た」という返事をいただきました。大変勉強になりました。
[102076] 2021年 6月 8日(火)03:01:26【1】白桃 さん
デスクトップ鉄さんの「JR駅五番勝負」からスピンオフ
標記「勝負」は、昨晩無事終了しましたが、駿河の民さんが圧勝したのに対して、白桃は惨敗でした。
口惜しかったので、ショバを変え、土俵外の乱闘?に持ち込みたいと思います。
スピンオフといっても、デスクトップ鉄さんが出された問題から閃いた(と言っても横道の方へ)だけで、デスクトップ鉄さんの高邁な世界観というか鉄道観?はまったく引き継いでおりませんので、落書き帳での出題に関してご本人の了解をとっておりません。

では、問題です。
問三(いきなり問三となりますが、これは大いなる隠しヒント)
以下に記した十一の市にあるJRの駅の一つには重大かつ重要な共通する事柄が隠されています。実は、もう一市のある駅にも共通する事柄が隠匿されています。その有名な市名と、超有名な駅名をお答えください。

札幌市、盛岡市、湯沢市、飛騨市、富士市、たつの市、米子市、雲南市、三好市、四国中央市、佐世保市

ヒント1:登別市、豊川市(牛久保駅)、姫路市(網干駅)、御坊市ではありません。
ヒント2:米子市にある紛らわしい駅とは、なんの地縁関係も血縁関係もありません。
ヒント3:その市の人口は、このグループでトップ10に入っています。早く言えば、うしろから、三本、いや三番目ですが・・・。
[102068] 2021年 6月 6日(日)00:31:03白桃 さん
【卓邑並み】
どなたもお望みではない('◇')ゞでしょうが、【明治の名邑並み】【秀邑並み】の次は【卓邑並み】です。

【卓邑並み】の定義
1960年(昭和35年)国勢調査時点において存在し、2000年(平成12年)国勢調査時点には消滅している市町(村)で、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「秀邑」を除く)
1.消滅時点までに市制施行している
2.後に記す「特則」を適用する都府県を除いては、
消滅時点までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.最後に迎えた国勢調査において5万人を超えている町村

「茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県及び福岡県の特則」
条件2を以下のようにする。
2. 消滅時点までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては3万人を超え、1960年国勢調査においては1万5千人を超えていること。なお、1960年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万5千人を超えていること。ただし、1955年10月1日時点で町制施行している場合は、最後に迎えた国勢調査において2万人を超え、1960年国勢調査において1万人を超えていれば可とする。

「定義」に則り以下の13の街が「卓邑並み」に決まりました。
当然ながら「秀邑並み」に比して新興の街が多いのです。名称に関して、河内→河内市、宮城→宮城町としたのは、旧国名や県名と紛らわしいからです。枚岡→枚岡市としたのは、枚岡市の「前身町」を枚岡街ではなく、縄手町としているからです。筑波→筑波北条は筑波町の前身である北条町の名を付けました。奇しくも五日市が二つありましたので、旧国名を冠しました。
宮城町の四ヶ月後に仙台に編入された泉ですが、泉中央駅周辺は仙台の副都心だけあって、立派な大都会の景観を呈しています。もう、かなり前になりますが、足助から移動して猿投に着いたとき、「街歩き」をしてみようという気には…あんまりなれなかった…。
名称現自治体---1960年(人口)---消滅前名称消滅年最終人口※
河内市東大阪市河内市55,132河内市1967年91,853
枚岡市東大阪市枚岡市50,115枚岡市1967年79,524
仙台市泉町13,652泉市1988年124,216
亀田函館市亀田村18,613亀田町〇1973年50,623
篠ノ井長野市篠ノ井市29,329篠ノ井市1966年29,340
安芸五日市広島市五日市町23,629五日市町1985年87,325
祇園広島市祇園町15,878祇園町1972年39,922
筑波北条つくば市筑波町23,817筑波町1988年22,860
猿投豊田市猿投町21,610猿投町1967年22,561
可部広島市可部町17,628可部町1972年26,892
武蔵五日市あきる野市五日市町14,853五日市町1995年21,553
手稲札幌市手稲町11,158手稲町1967年26,309
宮城町仙台市宮城村15,991宮城町1987年27,694
〇亀田町:1970年国勢調査時点では町であったが、1971年に市制施行
※最終人口とは最後に迎えた国調の人口ですが、当然ながら消滅年より前に行われた国調となります。
[102065] 2021年 6月 4日(金)18:54:25白桃 さん
【秀邑並み】
【明治の名邑並み】は数が少なく楽?だったのですが、【秀邑並み】はそう簡単にはいきません。

【秀邑並み】の定義
1920年(大正9年)国勢調査国勢調査時点において存在し、1950年(昭和25年)国勢調査時点には消滅している町村で、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し、1940年10月1日までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては1万人(宮崎県においては2万人)を超え、1920年国勢調査においては5千人(宮崎県においては1万人)を超えている。なお、1920年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人(宮崎県においては1万人)を超えていること。
2.1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査において3万人を超えている町村
3.1920年国調以降二回以上の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査において10万人を超えている町
4.1920年国調以降二回以上の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査及び1920年国勢調査の両回とも5万人を超えている町
条件1.条件2.に「1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し」という邪悪?な文言を付け加えるという苦肉の策によって、以下の71のマチが除外されます。(- の後は現在の市区名 )
豊崎-大阪-今宮-大阪-日暮里-荒川-淀橋-新宿-亀戸-江東-王子-北-大井-品川-大崎-品川
吾嬬-墨田鷺洲-大阪千駄ヶ谷-渋谷鶴橋-大阪中本-大阪愛知-名古屋中野-中野三河島-荒川
代々幡-渋谷巣鴨-豊島大久保-新宿高田-豊島大島-江東呼続-名古屋中津-大阪千種-名古屋
田浦-横須賀入新井-大田戸塚-新宿堅粕-福岡岩淵-北羽田-大田目黒-目黒鶴見-横浜
世田谷-世田谷寺島- 墨田彦島-下関隅田-墨田深草-京都田島-川崎砂-江東山科-京都
尾久-荒川杉並-杉並住吉-福岡玉出-大阪鯰江-大阪三川-大牟田大里-北九州伝法-大阪
千代-福岡小松川-江戸川三篠-広島板櫃-北九州潮田-横浜国分-久留米千船-大阪西中島-大阪
神津-大阪湊-八戸駒沢-世田谷野方-中野落合-新宿蒲田-大田本田-葛飾池上-大田
西新井-足立長崎-豊島松江-江戸川今津-西宮奥戸-葛飾練馬-練馬西灘-神戸
まるで辻褄合わせのような定義ですが、条件1によって後藤寺はじめ22の街が、条件2によって小田と大庄が、条件3によって渋谷、西巣鴨、滝野川、荏原が、条件4によって南千住、の合計29が「秀邑並み」に決定しました。
後藤寺は田川市の「前身町争い」で伊田の後塵を浴び、中舞鶴は東舞鶴市の「前身町争い」で新舞鶴に後れをとり…と勝手に決めつけていますが…ともかく救われて良かったです。
現在は北九州市となっている企救と曾根は旧小倉市に、折尾は旧八幡市に編入されています。
尼崎市と合併した2村のうち、小田は人口の上では旧尼崎市と遜色なく、編入ではなく新設合併であったのも頷けます。
大牟田に編入された駛馬ですが、何度聞いても読み方が覚えられませんが「はやめ」なんです。
大都市とは呼べないところと一緒になって消滅した街も結構見受けられますが、高千帆、栗原なんかはシブいところです。
私が最も馴染み深いのは宇野なんですが、富田、中関、春木も白桃好みです。
名称現自治体1920年(人口)---消滅前名称消滅年最終人口※
後藤寺田川市後藤寺町28,319後藤寺町1943年30,640
駛馬大牟田市駛馬村16,585駛馬町1941年21,870
中舞鶴舞鶴市中舞鶴町19,518中舞鶴町1938年11,688
企救北九州市企救町16,176企救町1937年18,843
加茂名徳島市加茂名町9,949加茂名町1937年12,997
浜寺堺市浜寺町8,511浜寺町1942年18,823
宇野玉野市宇野町8,223宇野町1940年10,468
折尾北九州市折尾町7,803折尾町1944年13,026
富田四日市市富田町7,056富田町1941年10,749
魚崎神戸市魚崎町5,023魚崎町1950年12,198
足柄小田原市足柄村11,945足柄町1940年※16,807
相浦佐世保市山口村11,133相浦町1938年14,606
中関防府市中関村10,361中関町1936年11,207
曾根北九州市曾根村9,580曾根町1942年12,335
垂水神戸市垂水村9,378垂水町1941年23,140
富洲原四日市市富洲原村8,906富洲原町1941年14,616
助川日立市高鈴村8,401助川町1939年22,494
春木岸和田市北掃部村8,136春木町1942年19,350
高千帆山陽小野田市高千帆村7,540高千帆町1940年※15,101
上飯田飯田市上飯田村7,478上飯田町1937年11,407
栗原尾道市栗原村7,195栗原町1937年10,316
小宮八王子市小宮村6,336小宮町1941年12,907
小田尼崎市小田村20,262小田村1936年54,484
大庄尼崎市大庄村5,666大庄村1942年43,971
渋谷渋谷区渋谷町80,799渋谷町1932年102,056
西巣鴨豊島区西巣鴨町51,478西巣鴨町1932年115,654
南千住荒川区南千住町50,713南千住町1932年56,010
滝野川北区滝野川町40,689滝野川町1932年100,746
荏原品川区平塚村8,522荏原町1932年132,108
※最終人口とは最後に迎えた国調の人口ですが、当然ながら消滅年より前に行われた国調となります。ただし、足柄と高千帆は1940年国調人口です。
[102063] 2021年 6月 4日(金)11:13:44白桃 さん
【明治の名邑並み】
今、継続中の「名邑三世代」シリーズ、「名邑三世代」の表現はあんまり適切ではなかったと反省しておりますが、ともかく、鹿児島県まで終了し、今度はいよいよ香川県となる・・・を変更し、出席番号トップの愛知県から始めます。変更の理由は、ただ単に香川県を一番最後に持っていきたいがため('◇')ゞです。残り1府11県については全てデータ原稿も準備しているのですが、ちょっと一休みします。
さて、本日は【明治の名邑並み】についてです。【秀邑】【卓邑】にも言えることですが、吟味対象期間の途中で自治体として消滅すると、残念ながらどんな「名邑」であっても「明治の名邑」「秀邑」「卓邑」にはなれません。そこで、そういった不遇?な名邑に光をあてようと、以下のようなことを画策いたしました。
まずは、「明治の名邑」と同等クラスに置きたい【明治の名邑並み】です。

白桃選「明治の名邑並み」とは、明治期に成立し消滅した「町」であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の「戸口表」に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上
である
3.明治期に町制または市制施行

推測していたのですが、以下の三つしかありません。
神奈川と熱田は【市街】と同等としても良いでしょう。少し判断に迷ったのが、1912年(明治45年)に岸和田町ほかと合併して消滅した岸和田浜です。1908年の人口も6,000人と「明治の名邑並み」と遜色はないのですが、「戸口表」が岸和田と合わさって記載されており、ここはとりあえず見送ることにしました。
名称現自治体戸口表名称戸口表人口---最終町名(消滅年)(人口)統計年
神奈川横浜市神奈川駅11,345神奈川町(1901年)18,8621898年
熱田名古屋市熱田16,390熱田町(1907年)26,0341903年
西浜大阪市西浜5,332西浜町(1897年)6,3041889年
※統計年の人口
1889年:内務省告示による現住人口
1898年:「日本帝国人口統計」による現住人口
1903年:「日本帝国人口静態統計」による現住人口
[102038] 2021年 5月 27日(木)23:28:01白桃 さん
Re:出題者Hの健診クイズ回答
[102037] うっかりじゅうべえ さん
おそらく、ノーマークであろう私が答えさせていただきます。
回答:大月市
お付き合いありがとうございます。もちろん、正解です。
うっかりじゅうべえさん…正直、ノーマークでした。(笑)

共通項は、
「選抜高校野球大会に『21世紀枠』として選出された高校が所在する市」です。
正解の大月市は2007年に都留高校(都留市ではありません)が選出され今治西と対戦しています。
因みに、人口最大は神戸市(2016年:長田高校)です。
この21世紀枠によって、2001年から2021年までに合計58校が選出されたわけですが、群馬、埼玉、神奈川、富山、福井、長野、三重、京都、大阪、奈良、鳥取、岡山、広島、福岡の2府13県では選出されておりません。選ばれていない所がこんなにあるとは意外でした。
一方、いわき市と和歌山市からは2校が選出されております。
※昨年は大会が中止となりましたが、帯広農(帯広市)、磐城(いわき市)、平田(出雲市)の21世紀枠組も「出場」したということで、「出場回数」にカウントされています。
第3ヒントで閃きました。これが、本家の時にくればよいのですけど・・・。
ヒント3で閃いたというのは、なかなかのものだと思います。いつの日か、本番でも???( ´∀` )
蛇足になりますが、区町村からは、宜野座(沖縄県宜野座村)、鵡川(北海道むかわ町)、隠岐(島根県隠岐の島町)、利府(宮城県利府町)、女満別(北海道大空町)、遠軽(北海道遠軽町)、小山台(品川区)、小豆島【現:小豆島中央】(香川県小豆島町)、不来方(岩手県矢巾町)、東播磨(兵庫県稲美町)が選出されています。
蛇足の蛇足:
ヒント5で挙げた市は
東海市、相模原市→東海大相模
別府市、豊明市→明豊
今年の決勝戦を戦った高校を想起していただこうというネライでした。
[102036] 2021年 5月 27日(木)00:20:54白桃 さん
出題者Hの健診クイズ
問題:
十番勝負なら「提示した市にはある共通する特徴があります。」となりますが、ここは十番勝負ではないので一市たりとも提示はしませんが、基本的精神?は十番勝負と同じです。では共通する特徴を持つ市の中で「人口が最も少ないのは何市」かをお答えください。(人口は「2020年国勢調査確定値」でということにしときましょう。まず、間違いないと思いますので。)
と言っても、共通項がわからない限り答えるのは無理な話だと思いますので、出題者から共通項に関して上杉献身的?なヒントを出します。

共通項に関する
ヒント1:共通する特徴を持つ市の数はズバリ46です。・・・これで解る人はいないでしょう。
ヒント2:一都二府十三県には共通する特徴を持つ市はありません。・・・ここで解る方がいるかも
ヒント3:区町村に関して言えば、共通する特徴を持つのは、品川区、8つの「町」、ひとつの「村」、合計10となります。
ここからわかりやすいヒントです。

(ヒント3までで解った方は、以下は見ないでネ)

ヒント4:十番勝負で言うなら、深夜特急さん、ピーくんさん、伊豆之国さんあたりがメダル候補になります。
ヒント5:共通する特徴を持たない市として、東海市、相模原市、別府市、豊明市、東かがわ市を挙げときます。・・・大ヒントです。
さらに、サービスアナグラム
ヒント6:球児一斉に湧く(キュウジイッセイニワク)
とどめの
ヒント7:白桃が、市町村人口に次いで関心を持っている事柄に大いに関係します。

蛇足ヒント:東かがわ市の高校が出場したのは、この枠ではなく、♪「希望」という名の・・・「希望枠」です。
[102027] 2021年 5月 23日(日)22:51:49白桃 さん
市名だか四股名だか・・・
水郷・潮来の水が無くなったら、朝来になる…かどうかはさておき、若乃花と柏戸/大鵬の間にアサシオ・タロウという横綱がおりました。アサシオのアサは朝来の「朝」、アサシオのシオは潮来の「潮」(いっとき、サンズイに朝方ではなく夕方の「夕」で「朝汐」だったかも)です。今から思えば、ややこしい四股名だったなあ・・・。この朝潮、生まれは兵庫県らしい(もちろん、朝来ではない。)のですが、出身地は奄美大島だ・・・と今日まで思いこんでいたのですが、徳之島だとか。眉毛と胸毛が濃く、強い時は強いけど、弱い時はメチャメチャ弱かった。今から思えば、不思議な横綱だったなあ・・・。モンゴル勢がいない、昔々のハナシでした。
[102001] 2021年 5月 19日(水)22:57:15白桃 さん
名邑三世代.その62(鹿児島県・後編)
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
鹿児島県の【秀邑】は、この期に市となった、名瀬、串木野、川内と、出水、谷山、西之表、知覧、末吉、川辺、東市来、高山、米ノ津、宮之城、大口に加え、1950年国調時に3万人を超えていた頴娃の合計15を数えます。「明治の合併」が進んだ鹿児島県に対しては「秀邑」の資格要件を厳しくしているのですが、大島郡の名瀬は別として、麓集落のなかった米ノ津が「秀邑」となったのは注目に値します。[101993]で見たように、加治木から三笠までの町制施行は一町を除き「単独町制」となっています。その一町というのが隈之城、平佐、東水引の3村の合併によって成立した川内町です。この川内町には、旧村それぞれに麓集落(隈之城、平佐、水引)があったのですが、この3つの麓の中では平佐が大きかったようです。白桃ルールで川内町の【前身村】を隈之城村にしていますが、現在の薩摩川内市を見ても、平佐地区と隈之城(向田)が拮抗しているようですね。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級名瀬奄美市名瀬村25,816名瀬市28,970
一種二級串木野いちき串木野市串木野村22,497串木野市33,884
一種二級川内薩摩川内市隈之城村12,611川内市42,048
二種二級出水出水市出水町13,103出水町22,212
二種二級谷山(鹿児島市)谷山村25,986谷山町40,098
二種二級西之表西之表市北種子村18,154西之表町30,123
二種二級知覧(南九州市)知覧村17,414知覧町24,464
二種二級末吉曽於市末吉村17,184末吉町29,072
二種二級川辺南九州市川辺村16,315川辺町22,066
二種二級東市来(日置市)東市来村13,885東市来町20,304
二種二級高山肝付町高山村13,572高山町22,390
二種二級米ノ津(出水市)中出水村12,832米ノ津町20,280
二種三級宮之城さつま町宮之城町14,699宮之城町17,969
二種三級大口伊佐市大口町10,366大口町17,772
三種二級頴娃(南九州市)頴娃村27,092頴娃町39,483
続いて「準秀邑」
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
伊作(日置市)伊作村14,934伊作町18,868
隼人(霧島市)西国分村12,634隼人町19,705
大崎大崎町大崎村11,573大崎町18,867
蒲生(姶良市)蒲生村11,363蒲生町15,887
牧園(霧島市)牧園村11,337牧園町15,017
財部(曽於市)財部村11,321財部町18,631
万世(南さつま市)東加世田村11,104万世町13,251
串良(鹿屋市)西串良村10,551串良町18,390
伊集院日置市中伊集院村10,338伊集院町15,644
大根占錦江町大根占村10,326大根占町14,721
古仁屋瀬戸内町東方村10,211古仁屋町 11,987
山川(指宿市)山川村9,514山川町16,192
栗野湧水町栗野村9,334栗野町14,566
福山(霧島市)福山村9,110福山町12,125
横川(霧島市)横川村8,540横川町11,680
菱刈(伊佐市)菱刈村8,326菱刈町12,470
東串良東串良町東串良村8,059東串良町11,971
高尾野(出水市)高尾野村7,573高尾野町12,506
内之浦(肝付町)内之浦村7,395内之浦町11,423
国分霧島市国分村7,379国分町10,641
市来(いちき串木野市)西市来村7,205市来町10,474
岩川(曽於市)岩川村6,973岩川町11,626
参考として
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
笠沙(南さつま市)西加世田村14,990笠沙町19,930
知名知名町知名村14,615知名町15,049
喜界喜界町喜界村13,451喜界町10,999
亀津徳之島町亀津村12,911亀津町12,435
和泊和泊町和泊村12,422和泊町13,259
中種子中種子町中種子村11,072中種子町17,587
根占南大隅町小根占村9,140根占町13,430
樋脇(薩摩川内市)樋脇村8,887樋脇町13,852
佐多(南大隅町)佐多村8,730佐多町11,494
帖佐姶良市帖佐村8,637帖佐町12,980
入来(薩摩川内市)入来村7,814入来町12,135
吾平(鹿屋市)姶良村6,644吾平町10,825
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
鹿児島県は「秀邑」の資格要件を厳しくしたので、「秀邑」には成れないまでも、【卓邑】なら・・・そうは問屋が卸さないのです。鹿児島県の「卓邑」は、この期に市制施行した国分と隼人、姶良、伊集院と四種の瀬戸内の5つしかありません。伊集院はやっと勝ち抜け?できましたが、憐れなのは、「準名邑」で「準秀邑」の山川です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級国分(6)霧島市国分市34,256国分市53,966
二種二級隼人(6)(霧島市)隼人町26,657隼人町36,846
二種二級姶良(5)姶良市姶良町24,057姶良町42,969
二種三級伊集院(0)日置市伊集院町17,790伊集院町23,961
四種瀬戸内(8)瀬戸内町瀬戸内町23,798瀬戸内町11,649
(参考)名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
大隅(0)(曽於市)大隅町24,130大隅町13,581
大崎(0)大崎町大崎町23,922大崎町16,018
徳之島(4)徳之島町徳之島町 19,804徳之島町 13,127
山川(3)(指宿市)山川町18,186山川町10,835
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[101997] 2021年 5月 19日(水)18:53:35白桃 さん
Re:市町村名についての質問があります
[101996]あきごん さん
「私的な団体名を名前につけた市町村」 天理市と豊田市以外で、どなたかご存知の方がおられましたら教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
現在、浅口市となった旧:金光町は天理教と同時期に勃興した金光教の本部があったことから名づけられました。

ついで:
[101991]白桃
押し詰まった年の瀬、しかも大晦日に「村」から「町」になったところが一つだけあるのです。今は市となっているソコはドコかお分かりになりますか?
答えは[101993]にあります。
[101993] 2021年 5月 19日(水)13:10:20【1】白桃 さん
名邑三世代.その61(鹿児島県・中間補足)
鹿児島県の主邑を語る場合、麓(集落)に触れないわけにはいきません。
麓(集落)については何度か取り上げてきましたが、改めて説明させていただこう…いやいや面倒なので、ここは平凡社「世界大百科事典」第2版の力を借りましょう。
近世薩摩藩領域内に分布する在郷武士団の居住集落で,軍事的・行政的機能を有する。府下あるいは府本とも書く。藩内では鹿児島城下に居住する城下士のほかに,領域内の100余から110前後の各地に外城(とじよう)を置き,外城衆中(しゆうじゆう)と呼ぶ郷士を配置して藩領の防衛を担当させ,支配層として定着させた。麓集落は藩領内の地方行政の中心であったので,例えば都城(みやこのじよう),国分,加治木,出水(いずみ)などの大きなものは小藩の城下町にも相当する程度の規模を有した。
下は、「町村合併促進法(1953年10月1日施行)」以前に鹿児島県に成立した「町」について、成立順に並べたものです。これをみると、大島郡(奄美大島以南)を除くと殆どの街が麓に関係していることが分かります。
※麓集落欄
◎:旧)村の中心部に麓があった。
○:旧)村域内に麓があった。
町制年月日町名町制前村名麓集落戸口表現在
1912.06.01加治木加治木第一表(姶良市)
1912.12.31鹿屋鹿屋第一表鹿屋市
1913.07.01志布志東志布志第一表志布志市
1917.04.01出水上出水第一表出水市
1918.04.01大口大口第一表伊佐市
1919.07.01宮之城宮之城第一表さつま町
1922.04.01伊集院中伊集院第一表日置市
1922.10.01名瀬名瀬第二表奄美市
1922.10.01末吉末吉第三表曽於市
1922.12.01伊作伊作第一表(日置市)
1923.07.01枕崎東南方第一表枕崎市
1923.07.01米ノ津中出水第三表(出水市)
1923.10.13川辺川辺第二表南九州市
1924.01.01加世田加世田第一表南さつま市
1924.04.01岩川岩川第三表(曽於市)
1924.09.01谷山谷山第一表(鹿児島市)
1924.12.01垂水垂水第一表垂水市
1925.01.01阿久根阿久根第一表阿久根市
1925.01.01万世東加世田第三表(南さつま市)
1926.04.01財部財部第三表(曽於市)
1926.04.01国分国分第一表霧島市
1926.04.01西之表北種子記載なし西之表市
1928.11.01蒲生蒲生第三表(姶良市)
1929.05.20川内隈之城第一表薩摩川内市
平佐第三表(薩摩川内市)
東水引第三表(薩摩川内市)
1929.10.10隼人西国分第一表(霧島市)
1929.11.01福山福山第一表(霧島市)
1930.01.01山川山川第一表(指宿市)
1930.04.01市来西市来第一表(いちき串木野市)
1932.01.01高尾野高尾野第三表(出水市)
1932.04.01知覧知覧第二表(南九州市)
1932.04.01高山高山第一表肝付町
1932.04.01栗野栗野第三表湧水町
1932.05.15串良西串良第二表(鹿屋市)
1932.10.01東串良東串良第一表東串良町
1932.10.01内之浦内之浦第一表(肝付町)
1933.05.01指宿指宿第一表指宿市
1933.08.01大根占大根占第二表錦江町
1935.04.01串木野串木野第一表いちき串木野市
1936.01.01大崎大崎第二表大崎町
1936.04.01古仁屋東方第三表瀬戸内町
1937.04.01東市来東市来第三表(日置市)
1940.04.01牧園牧園記載なし(霧島市)
1940.04.01横川横川第三表(霧島市)
1940.04.29菱刈菱刈第三表(伊佐市)
1940.11.10樋脇樋脇第三表(薩摩川内市)
1940.11.10山野山野第三表(伊佐市)
1940.11.10笠沙笠沙第三表(南さつま市)
1940.11.10中種子中種子第三表中種子町
1941.01.01根占小根占第三表南大隅町
1941.05.05和泊和泊第三表和泊町
1941.10.01喜界喜界第三表喜界町
1942.01.01亀津亀津第三表徳之島町
1942.04.01帖佐帖佐第三表姶良市
1946.09.01知名知名第三表知名町
1947.09.01佐多佐多第二表(南大隅町)
1947.10.15吾平姶良第二表(鹿屋市)
1948.10.01入来入来第三表(薩摩川内市)
1950.08.01頴娃頴娃第三表(南九州市)
1952.12.01東郷上東郷第三表(薩摩川内市)
1953.02.11吉松吉松記載なし(湧水町)
1953.05.03日当山日当山第三表(霧島市)
1953.05.03三笠三笠第三表(阿久根市)
[101991] 2021年 5月 18日(火)11:57:25白桃 さん
大晦日に「町」に
1月1日に市制施行をしたり、「村」から「町」になったところは枚挙にいとまがないのですが、大晦日の市制施行はありません。どうせ市になるのなら一日待って、おめでたい?元日にというのが常識的な線だと思うのですが、押し詰まった年の瀬、しかも大晦日に「村」から「町」になったところが一つだけあるのです。今は市となっているソコはドコかお分かりになりますか?
[101988] 2021年 5月 17日(月)13:11:14白桃 さん
名邑三世代.その60(鹿児島県・前編)
このシリーズ、ある意味で最も難解な鹿児島県にやってきました。鹿児島市は別として、加治木以外の鹿児島県の主な街が明治期になぜ町制施行とならなかった「謎」について、この落書き帳において何度か触れてきたものの、依然として「謎」は謎のままです。
【明治の名邑】
冒頭で述べたことと関係しますが、鹿児島以外は通常の【明治の名邑】の条件に適合するところはありません。そこで、東南方(枕崎)、指宿、鹿屋、垂水、東志布志(志布志)、加世田、阿久根、加治木の8つの街を19世紀枠として「名邑」に認定しました。鹿篭(かご)・東南方(ひがしみなかた)とコロコロ名前が変化した名邑筆頭の枕崎ですが、カツオをあてに焼酎を飲みすぎたのか、町村制施行以降今日まで廃置分合を行っていないという、天然記念物的街であります。さて、名邑代表をどこにするか非常に迷っています。人口要件では、「準名邑」にもならない加治木ですが、明治期において県下唯一の「町」であった加治木にしときましょう。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街鹿児島鹿児島市鹿児島45,097鹿児島市63,640
拾玖世紀東南方枕崎市鹿籠7,096東南方村24,034
拾玖世紀指宿指宿市揖宿5,465指宿村18,688
拾玖世紀鹿屋鹿屋市鹿屋3,710鹿屋村13,422
拾玖世紀垂水垂水市垂水3,653垂水村17,515
拾玖世紀東志布志志布志市志布志3,387東志布志村12,916
拾玖世紀加世田南さつま市加世田3,248加世田村※16,234
拾玖世紀阿久根阿久根市阿久根3,066阿久根村18,178
拾玖世紀加治木(姶良市)加治木2,454加治木村※13,742
加世田村※・・・戸口表第一表にある武田村(1,016人)他を含む
加治木村※・・・1912年(明治45年)6月1日に加治木町となる。本当にギリギリ・・・

続いて「準名邑」
鹿児島県の「準名邑」は高山、山川、伊作の3つです。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
高山肝付町高山第一表2,904高山村10,898
山川(指宿市)山川第一表2,829山川村8,911
伊作(日置市)伊作第一表2,788伊作村15,305

以下は(参考)です。後に「市」や「町」になるところを優先してリストアップしており、「明治の合併」が大規模に行われた鹿児島県においては下表に掲げたところ以外にも、かなり人口を擁した邑があります。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
上出水出水市出水第一表2,461上出水村13,068
宮之城さつま町宮之城第一表2,417宮之城村11,761
谷山(鹿児島市)谿山第一表2,329谷山村28,350
内之浦(肝付町)内之浦第一表1,733内之浦村5,861
重富(姶良市)重富第一表1,477重富村5,185
西市来(いちき串木野市)市來第一表1,187西市来村8,000
大口伊佐市大口第一表1,140大口村7,470
隈之城薩摩川内市向田第一表1,096隈之城村9,670
国分霧島市國分第一表1,084国分村8,647
西国分(霧島市)濱ノ市第一表1,049西国分村11,588
東串良東串良町柏原第一表949東串良村6,738
福山(霧島市)福山第一表775福山村9,776
中伊集院日置市伊集院第一表714中伊集院村10,436
串木野いちき串木野市串木野第一表470串木野村22,677
名瀬奄美市名瀬第二表2,860名瀬村16,510
大崎大崎町大崎第二表1,686大崎村9,268
大根占錦江町大根占第二表1,484大根占村8,243
川辺南九州市平山第二表293川辺村17,459
西串良(鹿屋市)串良第二表215西串良村8,321
知覧(南九州市)知覧第二表96知覧村※17,559
中出水(出水市)下知識村第三表3,740中出水村12,199
財部(曽於市)北俣村第三表2,725財部村9,366
岩川(曽於市)五十町村第三表2,665岩川村6,111
蒲生(姶良市)上久徳村第三表2,607蒲生村9,942
頴娃(南九州市)郡村第三表2,389頴娃村25,457
帖佐姶良市東餅田村第三表2,369帖佐村8,427
東市来(日置市)長里村第三表2,031東市来村13,838
東加世田(南さつま市)益山村第三表1,859東加世田村13,412
末吉曽於市二之方村第三表1,828末吉村14,218
栗野湧水町木場村第三表1,801栗野村7,328
横川(霧島市)中之村第三表1,604横川村7,821
高尾野(出水市)柴引村第三表1,444高尾野村6,931
北種子西之表市現和村※第三表1,333北種子村14,636
菱刈(伊佐市)前目村第三表1,320菱刈村5,873
東方瀬戸内町東方阿木名村第三表921東方村8,564
牧園(霧島市)記載なし牧園村7,292
知覧村※・・・戸口表第三表にある郡村(2,835人)他を含む。
現和村※・・・太平洋側方面にあり、西之表の現在の中心市街地とは異なる。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[101984] 2021年 5月 16日(日)18:56:40白桃 さん
第57回十番勝負を終えて(後半戦)
[101979]の続きです。
ここからは、ヒントが出てから答えた問題です。
問六:都道府県の人口重心がある市
5月6日、南九州市を解答、若島津のおかみさん、高田みづえの出身地である南九州領主に返りざく。もちろん、高松市でも良かったのですが、人口重心が意外なところにある鹿児島県を選びました。
しかし、(私にとって)ど真ん中に入って来た打ちごろの問題ではなかったとはいえ、人口がらみの問題をヒント前に解けなかったことは悔しいです。

問八:男性人口が女性人口より多い市(2015年国勢調査人口)
伊勢崎市で誤答後、5月7日、群馬県の総領主に復帰するために太田市で 解答
問六以上に、この問題をヒント前に解けなかったのは残念至極。加えて、手元にあった「データでみる県勢2021」を見ただけで、国調データを確認しなかった無精さを大反省してます。なお、「データでみる県勢2021」では、「2020年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口で伊勢崎は男が女より千三百四人多い」となっていました。

問七:国道57号,157号,257号,357号,457号が通る市
5月8日、宇土市で解答、石高を積み重ねる
人口がらみの問六、問八をヒント前に解けないのに、苦手な「道路関係」を解けるわけがありません。というか、お題の市の並びが気持ち悪くて、ちょっとチョッカイだせませんでした 。既出解が特定地域に固まっていたので漸く…。今回で一番「やられた!!! 」と思った問題でした。

問四:読みの内側の連続する1文字以上を取ると町村名になる市
5月9日、熱海市で解答、どうにか完答。
この問題は、[99303]白桃
東かがわ市の人口を増やす方策:「が」をひとつ抜けば良い!!!
と書き込んでいるように、東かがわ→東川、東庄→土庄となるのは解っていただけに、惜しいことをしたと感じた問題でした。もっとも、一文字ヒントの「町」で頭がラビリンスになったことも否定できません。

今回は、スローな展開に恵まれてなんとか完答3位抜けができましたが、最後の問四は、採点後のヨーイ・ドンを嫌って早めにギャンブルに打って出たのが功を奏しただけで、決して満足するものではありません。

コロナによって駐輪場のパートも辞めた今の生甲斐は、落書き帳と十番勝負だけになりました。グリグリさん、そして皆様、今後とも宜しくお願い申し上げます。

ついで:「市盗り」の改革案についてですが、税を課すとか、休眠者の領土没収とか、新参者の優遇とかではなく、誰もが公平に享受でき、しかも、下剋上を推進?する方策として以下の案を提示します。
〇回数に因んで、例えば五十八回では問五と問八、六十回では問六と問十の正答に対し、通常の三倍のボーナス石高を与える
ただし、誤答はマイナス2点とする。
どうでしょうか。( ´∀` )
[101979] 2021年 5月 16日(日)13:42:22白桃 さん
第57回十番勝負を終えて(前半戦)
まずは何より、第1回から続けていた十番勝負参加記録を無事更新できたことを嬉しく思っています。

では、解答(正答)順に
問二:4月に市長選挙があった市(無投票を含む)
5月2日、佐野市で解答、佐野を上積み
十番勝負開始時にざっと十個の問題をながめてみましたが、閃くものは全くありません。これはヤバイ、先が思いやられる…。翌朝になって漸く、私の苦手な「選挙問題」ではないかと思いあたりました。そういえば、入院中に浦安市長選挙の不在者投票を院内でしました。あれは3月でしたね。

問一:地方気象台がある市(航空地方気象台は除く)
5月2日、念願の高松市で解答、高松市をレコンキスタ開始(私は真言宗ですが、くはさんが異教徒であるかないかは関係ありません)
これは、各県の中心都市や銚子なんかが出ていたので、もっと早く気づいても良かったですね。

問十:読みの母音が「あ音」と「う音」だけの市(両音を含む)
5月3日、高松市で解答、地固め。
入院中、人口はもちろん何のデータもない中、出来ることと言えば「あ音」だけの市を探すことぐらい。そんな白桃の事情をご存じだったオーナーが、きっと私のために作っていただいた問題だったかも???(笑)。
ところで、[101961]Nさん
自分は羽生、日向inで、山武、白山、雲南outだと思ってました。
私も全く同じでした。でも、考えてみれば、羽生、日向がOKであれば、周南も微妙になりますし、やっぱり、ハニュウ、ヒュウガ、シュウナンはカナで書くと、ニ、ヒ、シが入りますので駄目なんでしょうね。

問五:隣接するどの市区町村よりも面積が広い市
5月4日、高松市で解答、レコンキスタ終結。
ここは、五島、熊野の非該当市からアタリをつけていったかと思います。で、高山、名古屋、西之表でなるほど…。

問三:都道府県で最高点が最も低い市
5月5日、根室市で解答、北方領土ではないが、そこに近い領地を回復
「地名コレ」の検索に何度も五市を入れたのですが、何を入れても出てくる「自治体最高点」しか 出てこない。そりゃあ、そうだわ。

問九:市制施行もしくは新設合併後、町だけを編入した市
5月5日、松江市で解答、鳴子こけしさんに奪われた松江を奪還
比較的得意分野のこの問題にここまで手こずるようでは…、ヒント前にやっと六問を解けました。

・・・後半戦につづく
[101837] 2021年 5月 9日(日)12:17:25白桃 さん
Re: 勘違いしていました。
[101833]ピーくん さん
大失敗について私は誤答の問八のことかと思っていましたら勘違いでした。[101770]恥ずかしい書き込みをしてしまいました。
私の大失敗と言うのは、ピーくんさんが当初思っていた通り、問八のことです。伊勢崎を失ったばかりでなく、いっときは群馬の総領主から滑り落ちたのです。
今回、どういうわけか大谷昇平チャンがホームランを打つたびに一問ずつ解けました。が、やはり、彼が10号打つ前には10問完答!とはいかなかったです。明日10日までにはナントカ完答したいです。
[101832] 2021年 5月 9日(日)07:42:00白桃 さん
十番勝負
問四:熱海市

このまま、問四を考え続けると悶死しそうなのです。
まったく自信がありませんので、外れてもイタくないところで・・・
グリグリさん、鑑定よろしくお願いいたします。
[101808] 2021年 5月 8日(土)18:36:45白桃 さん
祝:四連覇&初二抜け
Nさん、四連覇おめでとうございます。
深夜特急さん、今まで完答3着はありましたが2着は初ですよね。ま、1着は超人類ですので、事実上のトップですよ。(笑)

問四は、たぶんアレではないかと思っているのですが、今のところは線引きが良く分かっていません。
[101793] 2021年 5月 8日(土)10:48:12白桃 さん
十番勝負
問七:宇土市

やっとアノ意味がわかりました。
[101789] 2021年 5月 8日(土)09:02:17白桃 さん
獺の祭り見て来よ瀬田の奥(芭蕉)
獺(かわうそ)の祭り、というものはどんなものかは知りませんが、美酒「獺祭」の味は良く知っています。
「獺祭」は白桃とかぱぷうさんの係争?の地、岩国で造られています。岩国は、街の成り立ち、独特な歴史の吉川家、白ヘビーローテーション、佐々木巌流がその傍でつばめを斬ったという柳、結構面白い街です。そう、野洲・夜須とはお譲りできません。
錦帯橋に落書きしたのは、キンタイちキョウすけ、さん???
[101788] 2021年 5月 8日(土)08:37:16白桃 さん
岩国の件でしょうか?
[101786]かぱぷう さん
市盗り合戦、昨日採点分の問五がデータ反映されてないようです。ご確認願います。
もし、岩国の件でしたら、「あ、やられた。」と一瞬思った白桃でしたが、「市盗り」の領主決定のルールは以下のようになっています。
(2) 石高が同じ場合は、正答数から誤答数を引いた数が多い解答者
 (問題市や既存正答市の解答による誤答は除く)(金メダル1より、正答5を優先)
(3) それでも決まらない場合は、その領国を最後に正答した解答者
白桃とかぱぷうさんの獲得石高は同じ7ですが、正答数で僅かに私の方が上回っているのです。
因みに、この鬼?のようなルール(2)は、清洲?会議にて、この白桃が提案したのです。あ~提案しといて 良かった。・・・
[101754] 2021年 5月 7日(金)18:00:59白桃 さん
十番勝負
問八:太田市
[101720] 2021年 5月 6日(木)21:19:36白桃 さん
大失敗
取り返しのつかない失敗をしてしまった。
古今亭慎重にいかないと・・・
[101718] 2021年 5月 6日(木)20:36:29白桃 さん
十番勝負
問六:南九州市
[101702] 2021年 5月 6日(木)19:01:11白桃 さん
十番勝負
問八:伊勢崎市
[101667] 2021年 5月 5日(水)11:04:51白桃 さん
十番勝負
問九:松江市
[101665] 2021年 5月 5日(水)08:13:41白桃 さん
十番勝負
問三:根室市

♪一日一歩 三日で三歩
今から散歩(リハビリ)です。
[101655] 2021年 5月 4日(火)13:03:09白桃 さん
十番勝負
問五:高松市

おがちゃんさんが浜松に集中するなら、私はここに集中するしかない。でも大砲と水鉄砲の違いはある???
[101644] 2021年 5月 3日(月)21:26:24白桃 さん
十番勝負
問十:高松市

微妙に数が・・・
病院生活を思い出します。謎
[101613] 2021年 5月 2日(日)15:42:35白桃 さん
十番勝負
問一:高松市

神様、仏様、稲尾様、くは様
[101608] 2021年 5月 2日(日)07:14:12白桃 さん
第五十七回全国の市・十番勝負
問二:佐野市
[101566] 2021年 5月 1日(土)14:32:41白桃 さん
地名が二つ入った芭蕉の三句
今日はメーデーですが、近年はそれほど脚光を浴びていないようですね。入社当時、原宿から表参道あたりを「密」になって「飛沫」を飛ばしながら行進したのを覚えております。もっとも、この【労働者の祭典】を深く認識していなかった白桃なんかは、途中離脱し「雀のお宿」?へ逸走していったのですが・・・
[101565]ぺとぺと さん
鉄道のまち山北
山北の情報有難うございます。
十番勝負、お手柔らかにお願いいたします。
今日から【落書き帳ゲームの祭典】が始まりますね。こちらこそ、お手柔らかにお願いいたします。今夜はお酒は控えま・・・(笑)

さて、手元には、「入院中には変な地理雑学ゲームはやめて、これでも読んで」と息子が買ってきてくれた「覚えておきたい芭蕉の名句200」という文庫本があります。
言うまでもありませんが、芭蕉の句には地名が入るものも数多いのですが、この本にある200句の中には、地名が二つ入るのが三句ありました。
〇夏の月 御油より出でて 赤坂や
この句は夏の夜の短さを詠んだ句として有名ですね。赤坂をTBSのあるところだと思っていた新橋生まれの妻のように、東海道でもっとも宿駅間の距離が短いのが御油と赤坂の間である、というのを知らない人にはこの句の意味が解り難いかもしれません。
御油も赤坂も今は豊川市となっていますが、両宿は同規模だったようで、明治19年調査の「戸口表」でも御油が1,527人、赤坂が1,545人となっています(ともに、第二表に掲載)。

〇花の雲 鐘は上野か 浅草か
「~鐘は上野か浅草か~」は、あまりにも有名ですが、恥ずかしながら芭蕉の句であることを知りませんでした。
上野は寛永寺の、浅草は浅草寺の鐘?果たしてどっちだったのか?

〇かたつぶり 角ふりわけよ 須磨明石
この句は知りませんでした。源氏物語に
明石の浦はただ這ひ渡るほどなれば
というのがあるようで、本の解説によれば、カタツムリが這って渡れるほど接近した須磨と明石を、ここまでが須磨で、ここからが明石だと角で振り分け示して欲しい、と言うことらしいのです。須磨の浦も明石の浦も、ともに風光明媚な所として知られていたのでしょうが、そう鳴門大橋、その間にある垂水の立場はどうなるのか、と余計な心配をしてしまいます。同じ神戸市でも須磨区の殆んどが摂津であったのに対し垂水は播磨ですから、垂水も明石の浦に包含されたのでしょうか???そう言えば、垂水区から出ている橋は「明石海峡大橋」でしたね。
[101563] 2021年 4月 28日(水)01:02:01【1】白桃 さん
わた市 合併しないので(その3.市制施行以降合併していない単独市制市)
下は、単独市制をして以降、「人口異動を伴わない境界変更」以外の廃置分合を行っていないところのリストです。[100916]に掲げた市との相違は、最終廃置分合年月日が市制施行日の5年以上前となっていることです。ただし、市制施行日前5年以内の最終廃置分合であっても、前身町の人口が減少しているところ(東久留米、赤平、網走)、あるいは境界変更によってごく僅かな人口増を示したに過ぎないところ(武蔵村山)は、横須賀市から分立した逗子とともに「真っ当」な単独市制市としてリストに加えています。また、市制・町村制施行以降、まったく廃置分合を行っていないところについては稿を改めます。
表の説明:市名欄の後欄に○があるのは、最終廃置分合によって前身町村の人口が減少したところ。◎は横須賀から分立した逗子。
市名市制年月日最終廃置分合年月日--最終廃置分合詳細平成の合併ばなし
羽村1991.11.011980.04.01羽村町が福生市と境界変更青梅市ほかと
鶴ヶ島1991.09.011975.05.01鶴ヶ島町が川越市(一部)を編入(境界変更)坂戸市ほかと
阪南1991.10.011972.10.20南海/東鳥取2町→阪南町「南泉州市」
袖ケ浦1991.04.011971.11.03袖ケ浦/平川2町→袖ケ浦町木更津市ほかと
東久留米1970.10.011969.09.03久留米町(一部)が小平市へ(境界変更)なし
武蔵村山1970.11.031968.11.01村山町が立川市(一部)を編入(境界変更)なし
四條畷1970.07.011961.06.25四條畷町が田原村を編入大東市と
藤井寺1966.11.011959.04.20藤井寺/道明寺2町→藤井寺道明寺町なし
日野1963.11.031958.02.01日野町・七生村→日野町なし
裾野1971.01.011957.09.01裾野町が富岡/須山2村を編入御殿場市ほかと
生駒1971.11.011957.03.31生駒町が北倭村を編入なし
守山1970.07.011957.03.01守山町が中洲村(一部)を編入野洲町ほかと
三郷1972.05.031956.09.30東和/彦成/早稲田3村→三郷村なし
日高1991.10.011956.09.30日高町が高萩村を編入なし
伊勢原1971.03.011956.09.30伊勢原町が岡崎村(一部)を編入なし
門真1963.08.011956.09.30門真町が大和田/四宮/二島3村を編入「守口門真市」
泉南1970.07.011956.09.30信達/樽井2町・新家/西信達/鳴滝/雄信達4村→泉南町「南泉州市」
野々市2011.11.111956.09.30野々市町が郷村(一部)を編入金沢市と
岩出2006.04.011956.09.30岩出町.・山崎/根来/上岩出3村・小倉村(一部)→岩出町なし
国立1967.01.011956.08.01国立町が国分寺町(一部)を編入なし
香芝1991.10.011956.04.01二上/下田/五位堂/志都美4村→香芝町なし
那珂川2018.10.011956.04.01岩戸/安徳/南畑3村なし
我孫子1970.07.011955.04.29我孫子/布佐2町・湖北村→我孫子町船橋市ほかと
朝霞1967.03.151955.04.01朝霞町・内間木村→朝霞町新座市ほかと
幸手1986.10.011955.04.01幸手町が八代村・豊岡村(一部)を編入「幸手市」※
南足柄1972.04.011955.04.01南足柄町・岡本/福沢2村・北足柄村(一部)→南足柄町小田原市と
知多1970.09.011955.04.01八幡/岡田/旭3町→知多町東海市ほかと
交野1971.11.031955.04.01交野町・星田村→交野町枚方市ほかと
古賀1997.10.011955.04.01古賀町・青柳/小野2村→古賀町なし
下田1971.01.011955.03.31下田町・稲生沢/稲梓/浜崎/朝日/白浜5村→下田町「下田市」※
四街道1981.04.011955.03.10千代田町・旭村(一部)→四街道町千葉市に編入
新座1970.11.011955.03.01大和田町・片山村→新座町朝霞市ほかと
吉川1996.04.011955.03.01吉川町・旭/三輪野江2村→吉川町「吉川市」※
太宰府1982.04.011955.03.01太宰府町・水城村→太宰府町なし
守谷2002.02.021955.03.01守谷町・高野/大野/大井沢3村→守谷町なし
牛久1986.06.011955.02.10牛久町が奥野村を編入なし
滝沢2014.01.011955.02.01滝沢村(一部)を盛岡市へなし
大網白里2013.01.011954.12.01白里/大網2町・増穂村→大網白里町なし
白井2001.04.011954.12.01白井村が永治村(一部)を編入「北総市」
八街1992.04.011954.11.01八街町・川上村→八街町なし
八幡1977.11.011954.10.01八幡町が都々城/有智郷2村を編入宇治市ほかと
栗東2001.10.011954.10.01治田/葉山/金勝/大宝4村→栗東町草津市ほかと
白岡2012.10.011954.09.01日勝/篠津2村・大山村(一部)→白岡町「白岡蓮田市」
坂戸1976.09.011954.07.01坂戸町・三芳野/勝呂/入西/大家4村→坂戸町鶴ヶ島市ほかと
赤平1954.07.011954.07.01赤平町が芦別市と境界変更滝川市ほかと
蓮田1972.10.011954.05.03蓮田町・黒浜/平野2村→蓮田町「白岡蓮田市」
高石1966.11.011953.04.01高石町が取石村を編入堺市と
座間1971.11.011951.04.17座間町が海老名町(一部)を編入なし
城陽1972.05.031951.04.01寺田/久津川/富野荘/青谷4村→城陽町宇治市ほかと
京田辺1997.04.011951.04.01田辺町が大住/草内/三山木/普賢寺4村を編入宇治市ほかと
逗子1954.04.151950.07.01横須賀市(一部)→逗子町なし
長岡京1972.10.011949.10.01新神足/海印寺/乙訓3村合併→長岡町向日市ほかと
稲城1971.11.011949.09.01稲城村が多磨村(一部)を編入なし
歌志内1958.07.011949.01.01歌志内町(一部)→上砂川町砂川市ほかと
三沢1958.09.011948.02.11三沢村・六戸/下田/浦野舘3村(一部)→大三沢町なし
網走1947.02.111947.02.11網走町→網走市・東藻琴村なし
恵庭1970.11.011943.10.01恵庭村(一部)を広島村へ千歳市ほかと
北広島1996.09.011943.10.01広島村が恵庭村(一部)を編入南幌町ほかと
和光1970.10.311943.04.01白子村・新倉村→大和町新座市ほかと
北本1971.11.031943.02.11石戸村・中丸村→北本宿村なし
富里2002.04.011932.07.01富里村(一部)を成田町へ成田市に編入
泉大津1942.04.011931.08.20大津町・上条/穴師2村→大津町和泉市ほかと
尾張旭1970.12.011925.08.26旭村(一部)を瀬戸町へなし
東大和1970.10.011919.11.01清水/高木/奈良橋/蔵敷/芋窪/狭山6村→大和村なし
留萌1947.10.011919.07.01留萌町(一部)→小平蘂村増毛町ほかと
みよし2010.01.041906.07.01三好/ 明越/莇生3村→三好村日進市ほかと
豊明1972.08.011906.05.10沓掛/豊明2村→豊明村日進市ほかと
日進1994.10.011906.05.10香久山/白山/岩崎3村→日進村豊明市ほかと
長久手2012.01.041906.05.10長湫/上郷/岩作3村→長久手村なし
大府1970.09.011906.05.01大府村・5村・1村(一部)→大府村東海市ほかと
高浜1970.12.011906.05.01高浜町・高取/吉浜2村→高浜町安城市ほかと
岩倉1971.12.011906.05.01岩倉町・豊秋/島野/2村・幼村(一部)→岩倉町江南市ほかと
「幸手市」※…五霞町と、「下田市」※…河津/南伊豆/松崎3町と、「吉川市」※…松伏町と
[101543] 2021年 4月 21日(水)15:28:12白桃 さん
名邑三世代.その59(神奈川県・後編)
落書き帳に復帰したら、まず行いたかったのは本シリーズの再開です。関心を持っていただいている方は殆どいないと思いますが、「遺作」にはしたくありません。('◇')ゞ

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
神奈川県の【秀邑】は、この期に市となった平塚、茅ケ崎に加え、逗子、葉山、二宮、山北、座間の二種五邑と全国的にも珍しい三種の相模原、合計八つです。個人的には、山北が意外です。
秀邑/種別名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
一種二級平塚平塚市平塚町12,960平塚市52,381
一種二級茅ヶ崎茅ヶ崎市茅ヶ崎町18,259茅ヶ崎市47,013
二種三級逗子逗子市逗子町9,152逗子町35,908
二種三級葉山葉山町葉山村7,558葉山町15,484
二種三級二宮二宮町吾妻村7,055二宮町12,679
二種三級山北山北町川村6,510山北町10,879
二種三級座間座間市座間村5,647座間町11,804
三種三級相模原相模原市溝村3,909相模原町68,898

準秀邑名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
大野(平塚市)大野村5,861大野町10,894
寒川寒川町寒川村5,364寒川町11,166
海老名海老名市海老名村5,099海老名町10,181

(参考)名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
厚木厚木市厚木町4,602厚木町10,989
大和大和市大和村4,527大和町17,586
湯河原湯河原町土肥村3,461湯河原町10,054
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
神奈川県の【卓邑】は、厚木、大和、伊勢原、海老名、南足柄、綾瀬(以上は一種)、湯河原、津久井、愛川、寒川(以上は二種)、松田、真鶴、城山(以上は四種)の十三です。♪箱根の町は天下の険外・・・でした。
卓邑/種別名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
一種一級厚木(9)厚木市厚木市46,239厚木市217,369
一種一級大和(9)大和市大和市40,975大和市212,761
一種二級伊勢原(9)伊勢原市伊勢原市26,984伊勢原市99,544
一種二級海老名(7)海老名市海老名町17,938海老名市117,519
一種二級南足柄(7)南足柄町南足柄町19,663南足柄市44,156
一種三級綾瀬(7)綾瀬市綾瀬町8,304綾瀬市81,019
二種三級湯河原(9)湯河原町湯河原町19,743湯河原町27,721
二種三級津久井(3)(相模原市)津久井町13,978津久井町30,345
二種三級愛川(5)愛川町愛川町13,741愛川町42,760
二種三級寒川(7)寒川町寒川町11,564寒川町46,369
四種松田(9)松田町松田町10,389松田町12,987
四種真鶴(9)真鶴町真鶴町9,141真鶴町9,075
四種城山(5)(相模原市)城山町5,280城山町23,036

(参考)名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
箱根町(0)箱根町箱根町20,972箱根町15,829
大井(3)大井町大井町6,459大井町16,582
開成(4)開成町開成町4,781開成町13,396
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[101538] 2021年 4月 20日(火)15:16:45白桃 さん
今更ながら「第五十六回十番勝負奮闘記」
[101535]未開人 さん
前回の十番勝負の感想はまだ締め切られていないので書いていただければ僕も読みたいです。
私の感想などは、読んでもあまり参考にならないとは思うのですが、せっかく仰って頂いているので・・・
ですが、その前に
[101420]の問題1(2)は全問正解でした。僕の方でも解説記事を上げたいのですが、白桃さんが出していただいても構いません。
入院中は沢山の問題をいただき、ありがとうございました。解説記事については、やはり出題者にお願いしたいと思います。
[101536]サヌカイト さん
白桃さんは3か月分の過去記事を今まさに読み終わったころくらいではないかと思いますが、僕の[101424]は解いていただけたでしょうか?
退院した15日に三か月分の過去記事を読ませていただきましたが、[101424]については予想をしただけでした。結果を見ると、現行の市区町村に使用されている文字の頻度順位とは若干異なっていますね。

では、改めまして「第五十六回十番勝負奮闘記」を
と言っても、三か月以上の前のことで記憶も薄れてきています。印象に残っているというか、悔いが残ったのは問六:
千畳敷コレクションにある市
皆さんがドンドン答えていかれた問六ですが、私は手こずりました。あれこれ考えた挙句、これは「地名コレ」を見なければと思いあたったのですが、少し前まで「地名コレ」の上部にあったはずの検索ボックスが見あたりません。解答後に気が付いたのですが、いつからか、下の方に移動していたのですね。 問六に気をとられて残りの問題を見てもいませんでしたので、この事にもう少し早く気づいていれば、ひょっとしてヒント前の完答が出来ていたかもしれません。もちろん、超人類のアノお方にはかないっこありませんが…
それと、お題の駒ヶ根市で千畳敷に気付かないアタリは今の私の実力でしょう。
今回の十問はどれも、極めて難解というものはないが、物凄く簡単なものもなく、「地味ながら渋めの十問」と言っても差し支えないと思いますが、私にとって一番簡単だったのは最後に答えた問十でした。[101162]
最後の直線の障害(問十)を見て、フラフラっと外ラチの方へ逸走宍粟になりました。お題のアノ1市で、絶対そんなことはないと、ムチを入れ直したので大事には至りませんでしたが、自分が問題を作るとすれば、外ラチ沿いの問題になっていたでしょう。
(たぶん、見落としでしょうが、自転車の整理もソコソコに問十の解数を数えたら63でした。)
と書いておりますが、妄想を膨らませているうちにデスクトップ鉄さんにメダルをさらわれてしまいました。その妄想とは、お題の瑞穂市→みずほ銀行、非該当の佐倉市→さくら銀行、神戸市→太陽神戸銀行・・・でした。さすがに「笛吹銀行」はありませんでした。因みに見落としていた一市は松浦市でした。
問十の共通項は
同一名の町村が過去も含め他の都道府県にのみ存在する市(完全一致・読みは問わない)
でしたが、痛恨の極みは、メダルを逸したことではなく、高松か松江かどっちで答えるか大いに迷った末に松江で答えたことです。後は、くはさんの前にどなたかが「高松市」で答えてくれないか祈っていたのですが、その祈りもむなしく・・・

今の実力から言えば、完答順位2位は上出来だった気がしますが、それよりなにより、十番勝負開催期間中に新型コロナに感染し、陽性の結果を知り、発熱→入院したことを思うと、第五十六回は一生忘れられない十番勝負となりました。
なお、グリグリさんには感謝申し上げるとともに、次回十番勝負におきましては、病み上がりの白桃に多少のテゴコロをさしのべていただきたくお願い申し上げます。( ´∀` )
[101531] 2021年 4月 17日(土)11:12:18白桃 さん
第三次産業就業者割合
[101530]hmt さん
白桃さん生還祝・クイズに挑戦
お付き合い有難うございます。
修正頂いた箇所はもちろん正解なのですが、
この地の夜の風情と言うか哀愁を歌ってそこそこのヒットを飛ばしたのは、赤木圭一郎である。【熱海ブルース】
ここが、白桃の思惑と違っていました。私の念頭にあったのは【赤木圭一郎】ではなく、箱崎晋一郎(朗)が歌った【熱海の夜】でした。
私は【熱海ブルース】を知らなかったのですが、この曲は熱海のPR曲として1939年に【由利あけみ】という歌手がヒットさせたようですね。戦後、松尾和子やフランク永井らも歌ったようですが、私の記憶にはありませんでした。歌詞を見ると、【熱海の夜】より熱海の情景が詳細に叙述されており、さすが、熱海の元祖ご当地ソングだと感じました。

以上は、ま、どうでも良いことでありまして、ここからが本題です。
第三次産業就業者割合が8割以上の市町村の数は75です。(特別区部を含めると76)
これをグループ分けすると、以下の通りです。(※自治体の並びは比率の高い順)
A.大都市近郊・・・36
武蔵野市、浦安市、小金井市、多摩市、三鷹市、調布市、逗子市、西東京市、狛江市、国分寺市、国立市、葉山町、芦屋市、
和光市、春日市、太宰府市、箕面市、市川市、習志野市、鎌倉市、小平市、篠栗町、船橋市、府中市、東村山市、千葉市、
大野城市、我孫子市、筑紫野市、清瀬市、松戸市、町田市、立川市、酒々井町、北広島市、西宮市
B.沖縄・・・12
座間味村、那覇市、浦添市、宜野湾市、北谷町、豊見城市、与那原町、沖縄市、北中城村、嘉手納町、西原町、南風原町
因みに、都道府県単位で80%を超えているのは、東京都と沖縄県です。
C.観光等に特化・・・11
草津町、熱海市、別府市、高野町、伊東市、湯沢町、軽井沢町、占冠村、下田市、東伊豆町、那智勝浦町
D.東京から遠隔地にある地域中心・・・7
鹿児島市、盛岡市、青森市、奄美市、秋田市、新宮市、高知市
E.中枢都市・・・4
福岡市、札幌市、特別区部、仙台市
F.その他・・・6
檜枝岐村、田尻町、横須賀市、小樽市、成田市、葛尾村

地域の実態や特性を把握するためには、就業者を第一次、第二次、第三次産業と3つに分類する方法だけでは不充分であることは承知しておりますが、上を見ていると、あゝやっぱりそうか、なるほど、と感じる点が多いです。
私が特に気になっているのがCグループです。観光に特化している自治体、特に温泉地は斜陽化の一方となっていますが、これにコロナが影響を与えるのは必至です。2025年国勢調査では悲惨な結果となるのでは、と心配しております。


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