いつもの通り、十番勝負の感想文ですが、今回はいつになく厳しい闘いとなり、ヒントもよくわからなかったりして、大きく成績ダウンという結末になってしまいました…。
今回も解答できた順に。
問一~いまやらねば、いつできる~
開始から30分ほど、真っ先に共通項が分かったのがこの問一。字画が少なそうな市が並んでおり、字画が少ない順に県ごとに並べてみると、その中では字画が多そうな桜井市が奈良県内で最小字画タイ、福島県を見ると、いわきを除くと田村が…。都内で最小タイであり、ここをとれば領主に返り咲ける小平市を。
結局、第一回採点前に解けたのはこの一問のみでした。
問七~鞘より抜けておのずから 草薙ぎ払いし御剣の~
お題とNGの市を眺めていると…直前の「クイ図」の後で「差し替え」があった「難読地名」だったとは…。外れた高槻には「辻子」、南アルプスは「百々」…。光市には「つき米」に代わって入った「束荷」。市内に2か所リストに載っている鶴岡、大阪市の「柴島」、尼崎市の「食満」は残っている。リストを見渡し、直前に掛川城を持って行かれているので、こちらも同じ静岡県内から領主復帰狙いで、「策牛」が載っている焼津市を。
問三~あれに見えるは茶摘みじゃないか~
何となく見えてきたのは、「人口が増えていそうな市」が多い、ということ。県別に人口増加率順に並べてみると、人口減が激しく県内全市が減っている県で「減少率が最小」という市も名を連ねており、「そういうことか…」と。ここでも静岡県の領地増加狙いで、取れば領主になれる菊川市に。
問九~亀田のあられ、お煎餅~
「最近出てきた記事の中から何か出るかもしれないのでは」と何となく思っていて、ふと「自治体面積の増減」というのがあった(
[98774])ので眺めていたら、お題と既出解が出ている。市の数を数えると、増減合わせるとちょうどあっている。「市盗り」に絡めそうな市があまりなかったので、ここは「市盗り」から離れて、昨年春から夏にかけて何度か社用で訪れた(ここにあることにどうしても違和感を抱かざるを得ない、「北陸」を冠する某中央官庁の地方事務所…越後国も「北陸道」に属してはいましたが…)新潟市。未解答の県庁所在地をまた一つ減らすことになりました。
…結局、ノーヒントではここまで。やはりペースは落ちる傾向にあるようで、解答者が慎重になる傾向(
[99076] デスクトップ鉄さん)とはいえ、今ではこの辺が限界なのかもしれません…。
問四~御威(みいつ)は千代に燃ゆる火の 焼津の原はここなれや~
お題の泉佐野市は、「ふるさと納税」で世間を騒がせている。松阪と近江八幡は牛肉で有名。「やっぱりその関係か…」と見えてきた。「県別ランクか」と検索してみたら、シノレパシクソさんの
[99070]の記事にある
こちらのサイトが見つかった。このままでは見づらいのだが、「都道府県別に検索」の欄がある。「静岡県」と入力して開くと、ダントツ1位の小山町の次は、焼津市。これで今回2度目。それにしても小山町がなぜダントツなのかいまいちよくわからないのだが…。
問十~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
第一ヒントで愛媛県砥部町が出たとき、「砥部町…動物園」と共通項に気づく。動物園協会のHPが見つかったので開いてみると、登別の「熊牧場」がなかったのでNGの理由に納得。中部地方を見ると、三島市の「
楽寿園」がある。私は20年ほど前、ここを訪れているのだか、元宮様の別荘で、庭園と建物をガイドさんの説明付きコースで見学したことを覚えており、また園内には郷土資料館やSLの展示もあって、そちらも見ているのだが、動物園があったとは知らなかった。
問十は自分で考えている尺度ではいまいち違うように見えるのですが
というのも、「あくまで庭園がメインで、動物園の印象が全くなかった」ことからだったので、他の「安全」な、初解答になる市をとるのか、少し迷ったのですが、領地奪還がかかっており、「協会加盟だからOKなのかも…」と、結局GOサイン。結果オーライでした。それにしても、お題の「旭山」と「多摩」で気づかないとは、白桃さん(
[99074])と全く同じ。「勘」の衰えを実感することになって…。
問六~筑波嶺の峰より落つる男女の川~
第二ヒントまで来て、「市制施行日がこの市だけ」ということに気づく。日付順に並べ替えて該当市をチェック。菊川市でもう一度、というのも考えたが、「準・ご当地」のさざ波さんが狙ってくるのは必至、と見て、ここは市盗りからは離れて、未解答の市からつくば市(入門編では答えている)を取ることに。
問五~ちゃこの●●物語~
お題のひらがな市羅列は「迷彩」の気配が濃そうだ、と見抜き、第二ヒントを「昔は五つ」と解けたが、合併とか隣接関係を見たが手掛かりなし。次の一文字ヒントで「番」が出て、何かの番号…「郵便番号は以前は5桁だったが…」と、この方面だとわかる。遊佐町の郵便番号が「999-8×××」で、町内に日本一大きい番号がある、ということはその昔TV番組で知ったことがあり、県内で一番郵便番号の数字が大きいところでは、と見えたが、肝心の郵便局のHPからうまく探せるものがない。「郵便番号 番号順」でネット検索したら、いくつかの県で町字順に若番号から並べたリストが出てきた。でも、例えば
石川県を見ると、数字が最も大きいのは、市部では輪島市にある。出てきたデータが少し古く(平成28年末)、またお題ではかほく市になっているので、どこが違うのか考えていたら、「市区町村の役所・役場一覧」を見ると、「市役所の郵便番号が県内で最も大きい数字」だったとわかる。静岡県がまだ出てなく、見ていると菊川市が上三桁439で県内最大。問六では見送った菊川市だったが、ここは今回はとりあえず防衛、ということで押さえることにした。後で類題(町字別レベルで県内最大の番号がある市…第38回・問九)があったことに気づいた。
問八~さては焼津の鰹節 花橘の香も高し~
これはヒントに苦しめられた問題。「含む」の意味が分からず、「どこに何が含まれているのか」というのが理解できず。閃いたのはふとお題と既出解を見渡してから。「市内にある駅が、(市内に1駅だけの市を含めて)全て市名を含んでいる」、お題の塩竈と牛久から「表記の揺れも許容」と。「お家芸」の方面だったとは…。都内にも当てはまる市もあったが、ここも静岡県のさらなる石高増を目指し、焼津と菊川の2択となったが、2駅ある焼津を取った。前々回の伊豆市に続き、これでまさかの焼津市三連発。まだ素通りしたばかりで特にゆかりもないに、鰹3尾連続釣り上げとは自分でも驚く「釣果」…。
問二~ここは北国、登別の湯~
これは皆さんも苦しめられた今回の最難問。ヒントの意味を最後まで取り違え、なんだかよくわからないままずるずる来た。「近い」の意味を距離の近さ以外に思いつかなかったこと、一文字ヒントの「庁」を「市役所自身の庁舎・建物」の意味にとらえ、「市役所の近くに何があるのか」と、"Street View"や航空写真までじろじろ見まわしても「これだ」という共通項はなし。第5ヒントの「秋田市と広島市の共通点」を探しても全く分からず。そのうちに、既出解に同一県内から複数の市が出てきた県がいくつかあって「市役所相互の距離」が何かに近い、とか、「何かからの距離が近似値」かも、と考えて、例えば都庁からの距離とか、いろいろ当たっても手掛かりがつかめず迷走。ようやく第7ヒントで「県庁所在地の面積に近い」と分かったとき、脱力感が…。ここでようやく解答ラッシュとなり、市区町村ひっくるめた面積ランキングを調べて、想定解を見つける作業に入った。その中から選んだのは、甲府市の面積に最も近い、登別市。宿泊こそしていないものの、22年前の北海道一周で、この地を代表する大旅館「第一滝本館」に立ち寄り、バラエティ豊富な温泉を堪能した思い出が残り、「熊牧場」も見てきた思い出の地。寒いけれども、ここはやはり温泉が一番…。
これで、何とか全問お手付きなしで無事ゴール、ということになりましたが、総合着順は18位と大幅ダウン、メダルどころか、「入賞」も3問だけ。大半の問で10位台の下のほうにとどまり、一言でいうと「完敗」という結果に終わりました…。
♭今回の選曲は次の通り。
問一:小平市で晩年を過ごした、百歳を超える天寿を全うした彫刻家・平櫛田中翁の揮毫した色紙より(
小平市HP)。
問七:この地に伝わるヤマトタケル伝説を読み込んだ、鉄道唱歌・東海道編の22番より、その前半(
[89853])。
問三:菊川市も以前に答えた牧之原市と同様、お茶どころとして名高いので、牧之原市での選曲(
[96180])と同じに。
問九:CMでも名高い新潟名物。私の母がこの旧亀田町に戦時中疎開したことがあり、その当時は一面の湿地帯で「どぜう」の産地として名高く、よく思い出話をしてくれたことを思い出します。
問四:やはり鉄道唱歌・東海道編22番の、こちらはその後半(
[96180])。
問十:こちらも鉄道唱歌、東海道編の16番より。ここで歌われている「三島」駅は、今の三島駅ではなく、長泉町にある現在の御殿場線「下土狩」駅であることは、地元民である駿河の民さんもご承知のことでした(
[94656])。
問六:ご存じ、百人一首より、筑波山を歌った一首。
問五:菊川市の観光HPから入って見たら、「茶業協会」のページに、名産のお茶をイメージしたキャラクターに「
ちゃこちゃん」というのがありました。そこから、湘南出身の今や「オジサン連中」になったバンドの名曲が脳内を駆け回りましたが、菊川市は海に面していないので、2文字は伏字。
問八:こちらは昭和初期に発表された「新鉄道唱歌」の30番より。当地の名物が読み込まれています。
問二:「いい湯だな」には、各地方のバージョンがあるようです。
♯書き込み途中で誤動作したため、いったん全文を削除し、Wordにコピーしていた控えの原稿に残った未記入部分を加筆して再度投稿しました。