なんというか、もう1ヶ月以上たっちゃってますが、なんとかまとめました。長いですが、気が向いたら読んでやってください。
全体
6月はオフシーズンなのか、観光地は首里城を除いてどこも人が少なかった。数台しかいない観光地の駐車場は「わ」ナンバーばかりなのは面白かった。観光地がすいていることと、飛行機、宿、レンタカー等の値段が安いこともあわせて、梅雨明けさえしていれば、6月の沖縄は穴場かも。
暑かったのは暑かったのだが、今(2008年7月)の関西よりは涼しかったな。
1日目
神戸空港お昼頃の便→那覇空港→首里駅→玉陵→首里城→ホテル
・神戸空港
公共交通機関から搭乗口まで近いのはいいが、時間をつぶすことができる場所がない。結局1時間余り椅子に座っていた。
・飛行機
神戸~那覇便は最近増発されたんだけど、私の乗った便は、行きも帰りも窓際のみに乗客がいるという状態でとても空いていた。あ、増発されたから空いてるのか。そうそう、それと、今回特割利用で神戸那覇往復27000円なり。時間もお金も新幹線利用の東京往復とそんなにかわらないじゃないか。けっこう気軽に沖縄いけるじゃん。
・ゆいレール
まず、3日乗車券の売り場がわからなかった。駅員の窓口でしか売っていないことに気付きませんでした。結局1日乗車券を都合3回購入してしまいました。もうちょっとわかりやすくして欲しいな。
利用状況ですが、どの車両も座席が全部埋まってかつ、立ち客が10人くらいはいる程度で、私が思っていたよりも利用されている。休日の朝や平日の夕はもうちょっと混雑し、増発した方がいいんじゃないの、と思う。あと、2月にのった某モノレールに比べ、加速がよくて、速い感じがする。あの山を登らなければならないのでそれなりに馬力があり、その結果加速がいいのだろう。某モノレールは加速はゆっくりで、カーブのだいぶ手前で減速し、カーブ通過後も加速することなく惰性で駅までのろのろだった。表定速度等ではそれほど差はないのかもしれないが、乗客はそういう細かいところを敏感に感じるもの。
・首里駅のタクシー
駅を降りたら「乗ってかない」とタクシーの運ちゃんに声をかけられた。歩いていく、と告げると「30分かかるよ、暑いよ」としつこい。あの、歩かないにしても、100円のシャトルバスがあるんですけど。それと普通に歩けば30分もかかりません。でも20分くらいかかるかな。
・玉陵(たまうどぅん)
日本では余り見ない大きな石造りの琉球王朝の人のお墓。世界遺産。第一印象はアンコールワットみたい。いや、アンコールワットに行ったことないけど。首里城よりも見る価値があるんじゃないかと個人的には思った。でも、私以外一人も見物客がいなかった。あと、目の前の首里高校のブラスバンドが気分を台無しにしてくれるのが残念。
・首里城
よく、三大がっかりに守礼門が挙げられるが、私は守礼門ではなく、首里城の有料部分にがっかりでした。というか、首里城は世界遺産なんですか?あれでいいなら大阪城も名古屋城もいいんじゃないの。あ、そういえば登録名は首里城跡でしたね。そういうことですか。そうなのか?どうなの?(Wikipedia では再建された部分(=有料部分)は世界遺産ではない、となっているが、じゃあどこが世界遺産なの、という疑問がやっぱり…)
・とある門
守礼門と首里城の間に、首里城とは別途世界遺産に登録されている門があるのですが、誰も見向きもしていなかった。写真を撮っている私をいぶかしげに見る人まで。世界遺産に登録されていても知名度がなければ扱いはこんなものですよ、平泉周りの遺跡関係者さん。
2日目
ホテル→漫湖→献血→識名園→那覇バスセンター→斎場御嶽→知念岬→県庁→ホテル
・朝の散歩
献血受付開始が10時なのでそれまでに漫湖周辺散策。朝9時でも暑い。護岸工事などでそんなに湖岸を歩けなかったが沖縄らしい風景を満喫。野良猫が沢山いたが、みんなやせていたのが印象に残っている。
その後、そのまま血液センター、那覇バスセンター経由で久茂地まで歩く。
・
那覇バスセンター(リンクは沖縄バスのサイト。ここから案内図をみてね)
とにかくわかりにくい。行き先や経由地の地名がわからないのはともかくとして、経由地が微妙に違う同じ行き先行きのバスが全く異なる乗り場から出ているし、路線が交差しまくっていて路線図もなにがなんだかだし、案内所もどこにあるんだかわからないし、モノレールから行きにくいし、改善余地ありまくり。設備も古いしそろそろ抜本的につくりかえたらどうでしょう。下見しておいて良かった(んだけど…)。それより、上のリンク先、行く前には見付けられなかった。その後できたの?沖縄バスの時刻表もそうだけど、最近できたの?
・くもじ献血ルーム
平日の朝一に受付したが、その後どんどん献血者がくる。やはり平日の午前中に献血した盛岡は終始私一人だった(だから
[60123]の書込はしづらかった。特定されちゃうから)。盛岡ほど少なかったことはないが、今回ほど平日に人が多いことは珍しいです、沖縄は献血が盛んなの?
・識名園
世界遺産の琉球王朝の庭園。まず、識名園行きのバスは那覇バスセンターから出ていないので注意。三重城発、県庁北口経由の新川行きのバスで行くことになる。んで、識名園ですが、私の印象は琉球風水前寺公園。散策コースが入り組んでいてすごく遠回りしている気がしたが、まあいいでしょう。訪れて損はないと思います。ああ、それと、帰りのバスを待っていたらタクシーが止まって「どこ行くの?乗ってかない?」。他の場所でもバス停で客引きしているタクシーを見かけたが、それはいかんでしょ。だいたい15分に一本バスが来るのに、それにバスなら200円のところ初乗り450円(安い!)のタクシーには乗らんでしょ。
パレットくもじに戻り昼食、その後那覇バスセンターへ。
・斎場御嶽(せいふぁうたき)
斎場御嶽は那覇バスセンター10番乗り場の39番百名線で40分ほどで着く。最寄りバス停は斎場御嶽入口。最近知念体育センター前から変わったみたい。で、バスに乗ったら県庁南口経由で、しかもついさっき識名園に行くときに通った道も通るし、なんだかなぁ。
さて、斎場御嶽は世界遺産登録の遺跡。いろいろな儀式をしていた跡はあるけど、それはいまいち。それより、ジャングルの中を徘徊するゲリラ兵の気分を味わえた(?)ことの方が印象に残っている。それと、無料という情報を持っていたのだが、小さな資料館をつくったためか有料になっていた。ここは世界遺産さまさま、といったところ。
・知念岬
帰りのバスまで時間があったので、ふらふらと行ってみた。行き止まりの体育館の脇を抜けていくと、公園として綺麗に整備されていた。眺望は抜群で、斎場御嶽で苦労して見た久高島もばっちり。海も綺麗で、オカヤドカリやトカゲかカナヘビかわからん爬虫類も観察できる。良い方に期待を裏切ってくれました。っていうか、体育館つぶして観光用の施設つくったらどうかと思ったくらい。そして、岬の先端には「知念村廃村記念の碑」。…なるほど。
ちなみに現在の私が訪れた日本国内の最南端の地はここ。
なお、帰りは県庁南口でバスを降りた。
3日目
ホテル→レンタカー借りる→嘉手納→座喜味城→辺戸岬→今帰仁城→勝連城→中城城→レンタカー返却→ホテル
・赤嶺駅
予約したレンタカー屋さんは那覇空港近く。空港から送迎バスが出ているのだが、わざわざ赤嶺駅から歩いた。さて、赤嶺駅で降りたのは日本最南端の駅だからだが、その「碑」がどこにあるかわからなかった。いや、公園にありますという看板は見たのだが、レンタカー屋まで歩くことを考えると寄っている時間がなかった。残念。
・道の駅 かでな
レンタカー屋の受付開始時間の8時に借りて、高速道路経由で9時に「かでな」着。朝から米軍機が離発着しておりうるさい。この道の駅から嘉手納基地の中が丸見え。こういうの好きな人にはたまらないスポットだと思う。なお、この後通った嘉手納ロータリー跡はほんとに跡で名残も何もなかった。
・座喜味城
世界遺産の城跡。駐車場から階段を上って松林を歩いていくとやせこけた猫達がお出迎え。それはともかく、後から思えば、一番かたちが整っていた城跡だったかも。城跡なのであたりまえなのだが眺めはよい。
なお、来た道を戻ろうとすると、駐車場の出口が右折のみ可で戻れない(左から来た)。右に曲がるとその後案内は一切なく、結局迷い、海に面したところで、58号に戻ることをあきらめ、ま、北に行けばいいだろ、と思っていたら58号に戻れた時は恩納村だった。
・道の駅 おおぎみ
シークワーサーソフトを買って浜に出たら、波打ち際までの間に溶けてでろでろに。とにかくこの日は暑かった。商売っ気のない、こじんまりとした道の駅だった。
・道の駅 ゆいゆい国頭
最近できたっぽい、商売っ気たっぷりの大きな道の駅。でもお客は少ない。せっかくヤンバルクイナコーナーがあるのに、そこだけ照明がついていない。やる気があるんだかないんだか。そうそう、ここの野良猫もやせていた。
・辺戸岬(へどみさき)
私の印象は秋吉台+東尋坊。石灰岩ごつごつの崖の上からの眺めはとても良い。海も綺麗。与論島も見える。名前の由来は英語の Head 、というのは私が思いついた都市伝説。
辺戸岬からの帰り、法定速度-10km/h で走るダンプカーに前を遮られ、そこそこ対向車も来るので東村を出る直前まで抜けずだいぶ時間をロスした。
・今帰仁城(なきじんぐすく)
この日訪れた城跡では最も土産屋が充実したところ。資料館と抱き合わせで有料。世界遺産に登録されている中では崩壊&風化が最も進んでいるような気がする。いや、修復されていない、と言うべきか。もちろん眺めはよい。
・道の駅 許田(きょだ)
これで沖縄県の道の駅は制覇(行ったけど書くこと無いので書いていないところ有り)。物産館から情報センターはややわかりにくいので注意。
・勝連城(かつれんぐすく)
ここは新築の資料館があるけど無料だった。それだけで妙に気に入った。コンパクトにまとまったかっこいい世界遺産の城跡。もちろん眺望良好で、海中道路などを眺めることができる。ただし、駐車場からの登りはきつく、暑さもあり、ここでかなりばて気味。この段階で16:30。中城城までショートカットしようと海沿いの産業道路を通ったら帰宅渋滞にまきこまれ失敗。時間をそんなにロスしていないと思うが、間違いなく短縮はできなかった。
・中城城(なかぐすくじょう)
これで沖縄の世界遺産は全部制覇。東シナ海と太平洋の両方を見ることができる。また、敷地はとても広いので、ここまでの疲労とあわせてとてもしんどかった。なお、この日の行程自体とてもしんどいです。参考にするのは勝手ですが、正直おすすめしません。お昼御飯も食べてないし。辺戸岬と城跡は日をかえるべしかな。中城城終了時で18:00。なんとこの時点ではまだ喜屋武岬に行くつもりだった。が…。
・帰路
国道329号で南に向かうのだが、この329号、片側2車線あるのだが、右折レーンがほとんどない、一部で「いないち構造」と呼ばれるつくりになっている。つまり、右側車線は交差点の度に右折車がつまっていて流れが悪いのだ。その上その日は週末に村長選挙を控えているらしく、左側車線は選挙カーが徐行運転中。す、すすまねぇ。やっと中城村を出て選挙カーが消えたと思ったら今度は西原のジャスコ渋滞。だめだこりゃ。ということでレンタカー屋へ直行。でも、着いたのはレンタカー屋営業時間終了時刻20:00の15分前ぐらいだった。
おもろまち
この日の宿は前2泊と変えて、おもろまちにした。新都心として売り出し中だが、晩御飯を食べるにはあまりいいところがない。繁華街ではなく、アウトレットモールである。蛇足だが、この地名、世界のナベアツとは関係はない。
4日目
ホテル→那覇空港→神戸空港
この日は帰るだけ。
・那覇空港
さすがに土産物屋は充実している。私の乗る便の1時間前にも神戸空港行きの便があり、そっち用のアナウンスに惑わされ、1時間前に登場窓口に行っちゃったことは秘密。