[5815]☆ さん
>なぜこの掲示板は与野になれなかった中央区民だけ可哀想と言い、
まず、この部分ですが、「かわいそう」という意識での論調はそれほど多くないようにお見受け致します。ただ、この「落書き帳」にこられる方々は”全国各地”の地理好きの方々であり、「なぜそんなに嫌がるのか、それが不思議?」というレベルに達し、今やっとその深層にせまろうとしている段階なのでは、という気がしております。
再度整理しておきますが、
・「中央区」を区名選定委員会で提示したのは、委員長の旧与野市長であります。喧々諤々の議論の末多数決により決定致しました。なお、この方は実質的に3市合併をまとめ上げた方であり、それを最後に政治の表舞台からは遠ざかっております。
・中央区の是非論は見沼区に比べて、この掲示板ではあまりなされていないかもしれません。結果的には、新しい政令指定都市さいたまの「象徴的」な意味合いを多分に含んだもの、ということでまとまった気がしております。「与野」を地名に反映させよう、というご意見は散見されております。
>大宮から強制的に追い出された
この部分ですが、いきなりこのように書くと、「追い出された」っていう本当の意味が分からない方もいるのではないでしょうか。もう少し冷静に事実関係を把握してから書き込まないと他地域の方に誤解を与えますし、追い出されたと考える方々のほかにも、もっと違った見方・ご意見を持つ方もいるはずで、それを拘束する危険があります。
行政区画編成にあたっての基本方針は以下のものです。
(1)人口規模
人口規模については、きめ細かな市民サービスや行政効率を考慮し、10万人から20万人程度を区の人口とすることが適当であるが、将来の発展動向にも”留意”するものとする。
(2)行政区の数
行政区の数は、浦和地域については、西部地域、中央地域の北部、中央地域の南部、東部地域のH型に4区分、大宮地域については、西部地域、中央”台地”の北部、中央”台地”の南部、東部地域のH型に4区分とし、与野地域については、旧市域を基本として1つの行政区に区分するものとする。
(3)地形・地物
河川、鉄道、主要道路等の地形地物によって区分される地域は、地域としての一体的形成がなされる例が多く見られるため、河川、道路等を”考慮”するものとする。
(4)地域コミュニティ
1.旧町村・・・これまでの周辺の町村との合併により拡大、成長してきたこと、それぞれの地域については、それぞれの歴史的沿革があることを考慮し、それらをできるだけ分断しないように考慮するものとする。
2.町 字・・・町字については、現在の市政運営と日常生活の基礎となっている。したがって、既成の町字はこれを尊重し、やむを得ない事情のない限り、分断し、あるいは変更のすることのないよう考慮するものとする。
3.町内自治会等の住民組織は、市政の基本的構成要素であるとも考えられるので、既存の住民になじんできた町内自治会等の住民組織は、できるだけ分断せずに同一の行政区の区域に包括し、地域秩序を保持しうるよう考慮するものとする。
注:最終的に3地域が認められました。
1.(旧)浦和市大原6・7丁目・・・浦和区→大宮区(住民の大方の意向による)
2.(旧)浦和市神明1丁目7、8、9番、18番以降、神明2丁目5番以降・・・南区→浦和区(南自治会の住民が浦和区を要望、自治会の分断を避けた)
3.(旧)浦和市大谷口2900番台の中丸団地自治会区域・・・南区→緑区(住民の大方の意向)
(5)通学区域
小中学校の通学区域は、家庭に児童、生徒を有する個々の市民生活と重大な関係がある。特に、地域のコミュニティ活動が主として小学校の通学区域を基礎に行われているため、考慮すべき事項とは考えられるが、地域のコミュニティである旧町村、町字、自治会を主体として考慮するものとする。
(6)さいたま新都心区域
さいたま新都心区域については、さいたま新都心区域のうち、県のさいたまスーパーアリーナや国の広域合同庁舎、郵政庁舎などの立地する地区の中が、行政区の区割りにおいて分断されることのないよう”取り扱う”ものとする。
その帰属については、合併促進決議、行政面積などを勘案した場合、旧与野市を基本とする行政区に帰属するものとする。
(7)区境
行政区は、市民サービスの提供の地域的単位として、地域コミュニティのまとまりや市民の利便性を考慮し設定すべきものであるから、旧3市の区境の区域については”基本的に現行のとおり”とする。
(8)付帯事項
1.さいたま新都心を中心とする都市整備にあたっては、大宮駅との連携などを総合的に検討し、その推進を図られたい。
2.行政区割りによって通学区域が分断されたとしても、通学区域は従来どおりである。なお、地域から通学区域変更の要請があれば、地域の実情に配慮するとともに、各小・中学校の施設・設備・通学距離等を考慮し、通学区域の調整を教育委員会で行なうこととしているので、そちらに検討を委ねることとする。
3.地域コミュニティの単位である自治会連合会をなるべく尊重して区割りをしたが、やむを得ず分断したところもある。これにより、自治会連合会を再編すると自治会活動に支障がある場合には、市としても柔軟な対応をされたい。
上記の方針に沿って区割りされたわけですが、ひとりひとりの意見を聞いていたのでは、何万年たっても決まらなかったでしょう。「追い出された」とお考えになる以前に、これからの見沼区の地域づくりを何日も寝ないで考えたことが、はたしてお有りになりますでしょうか?(かなり、いやみに聞こえたらすみませんが、ここは妥協は許されません、私もかなり地域愛に毒されております)
>見沼区民を差別するのですか
まだ、この部分もやっと議論の堵についたばかりであります。少なくとも、ここに来られる方々にそのような偏見はないはずです!(ちょっと甘い?)
ですから、この議論に限らずすぐに結論を出そうとしないで頂きたい!埼玉県民にくすぶる被差別意識の問題も、自虐的コンプレックスのお話からやっと昇華してきた段階であります。もう少し気長に行きましょう。