千葉県、それも房総半島真っ只中で生まれ育ったN-Hでございます。
[60936] JOUTOU さん
房総半島の山は800m前後と考えていた
おお、そんなに過大評価していただけるとは。
房総半島は確かに山がちですが、ほとんどすべてが堆積岩からできているんですよね。
火山岩、火成岩といった、荒々しく高い山を作る素材がそもそも皆無に近い。
わずかな例外は鴨川市に東西に走る嶺岡山系の一部と、銚子の犬吠埼の岩にほんの少し露頭が見られるだけだと理科だか社会だかの時間に習ったような。
そんな千葉県ですので、温泉らしい温泉もほとんどありません。
千葉県の地質を紹介した冊子では、その希少な存在の嶺岡山に上り安山岩の露頭を見るくだりが紹介されており、「砂が固まってできた岩」しか知らない千葉県人としてはあこがれて、ぜひ一度行ってみたいものだと思ったものです。
県内最高峰の愛宕山もその嶺岡山系の西方にありますね。
そんな千葉県人にとっては、同じ関東南部でも箱根、丹沢、奥多摩なんてそれはもう想像を絶する高山でして、小学校の修学旅行で行った箱根の大涌谷なんて、大地の脅威にひれ伏すしかない、なんていう大感動で見ました。
そういうわけで、都道府県単位での最高地点については子供のころから妙に気になっており、大阪府に1000mを越す地点があるのかないのか、地図帳レベルの地図だとすれすれ1000mに行っていないように見えるけれど、あやしいので2万5000分の1地形図で確認すると妙に中途半端なところで1000mをぎりぎり超えているのを発見し、ひとりで感心していたものです。
そこで今でも疑問なのが、大阪府と奈良県の境に横たわる金剛山地で、なぜ金剛山の山頂からはずれたところに府県境が引かれたのか、ということなのです。