高知龍馬空港への割引切符は手配が遅すぎて入手できず、11月21日は、久しぶりのヂーゼル特急で四国入り。
徳島県三好郡山城町改め三好市になった
大歩危峡 は、三波川帯と呼ばれる緑色の岩を吉野川が削った絶景。
[38585] 音無鈴鹿さん の解説にあるように、中央構造線外帯の低温高圧型の変成岩 ですが、地層名の由来になった三波川は、群馬県鬼石町
[38580](2006年藤岡市)にあり、緑色の庭石の産地になっています。
三波川は群馬・埼玉県境をなす神流川に合流し、更に利根川へと注ぎます。少し南を流れる荒川の長瀞
[56491]も、同じく三波川帯の峡谷を中心とする観光地です。
ラピス大歩危という石の博物館も楽しみました。
ラピスラズリというと、ラテン語で「青い石」ですが、大歩危の「緑の石」とは別の貴石です。
アフガニスタン産のものが仏教と共に日本にも伝えられ「瑠璃」の名で知られていました。
瑠璃も玻璃も照らせば光る(いろはがるた)。
大歩危まで来てみると、一駅先の高知県を未踏で残すのは残念と、22日は下り列車に乗車。
阿波・土佐国境の長いトンネルの先も、やはり吉野川の峡谷。
しかし、特急が停まらない駅で降りても立ち往生するだけ。…というわけで、
杉の大杉 を見てきました。
高知県長岡郡大豊町で、吉野川から少し支流に入ったところ。本流を更に遡れば、落書き帳でも貯水率が度々話題になった早明浦ダム(郡が変わって土佐郡)ですが、そこまでは足を伸ばすことができず。
大杉から、いよいよ岡山へ向けて出発。16時集合を見計らって、余裕の時間を過すべく琴平で下車。
とはいうものの、もとより785段の石段に挑戦する体力はなく、たまたま開催されていた「清酒金陵・初しぼり」というイベントで お酒を振る舞ってもらったりしました。
[45321] グリグリさんは、神戸オフ会2005の翌日に立ち寄り、本宮まで到達しているのですね。尊敬してしまいます。
余談ですが、「芝の金毘羅さま」(東京都港区)は 丸亀藩主京極家上邸内にあり、江戸市民の要望に応えて毎月十日に参拝が許されました。
10数年前の私の職場
[33199]は そのお隣(こちらは千代田区)で、現代でも毎月十日の縁日は賑わっていました。
1月10日の初金毘羅には、ビル内の通路が参道になる有様でした。
幸い ほとんど雨に遭うこともなく、琴平から四国ではじめての「電車」に乗って岡山に向かい、皆さんと合流しました。