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[99315] 2020年 3月 30日(月)18:20:37白桃 さん
名邑三世代.その6(宮城県・前編)
郷土香川の町々よりも、学生時代にすごした岡山の都邑よりも、街歩きをして、この目に刻み込んでいるのが宮城県の数多く、そして質の高い名邑です。あらためて千本桜さんに感謝申し上げます。
2020年4月4日…スーパータウン大河原の一目千本桜は満開・・・(だったはず)。隣町村田では♪ここらで止めてもいいコロナ(ウィルス)~・・・を歌った(はず)。
2020年4月5日…フランク永井の生地?松山では「一ノ蔵」を試飲した(はず)。そして胸をワクワクさせて代表名邑の涌谷に向かった(はず)。そして、小牛田から岩手県人口3位に落っこちた一関乗り換えで、人口2位に繰り上がった奥州市の水沢へ。で目いっぱいお酒を飲んだ(はず)・・・
2020年3月30日…上記日程の切符を払い戻しに(取消手数料なし)、ついでに「一ノ蔵」を購入・・・
これも、[99314]グリグリさん
皆さん、極力外出はお控えください。
に素直に従った・・・というわけでもありません。(笑)
余計なことが長すぎました。

【明治の名邑】
仙台は惜しくも「別格名邑」にとどまる。石巻は流石の市街、筆頭名邑は古川、佐沼を押さえて涌谷に。代表名邑は若柳にしようかどうしようか大いに迷ったが、結局、登米に落ち着く。
ここで、想像以上の街であった若柳に贈る歌:
♪春の夜風に吹かれる若柳、見たぞ真の名邑を
その後に続くのが、白石、気仙沼、岩沼、角田、塩竈
そして、どういう訳だかウナギを食した岩出山にはこの歌を
♪本城が仙台に移って口惜しかったら、有備館の青いタタミの上で泣け
そして、名邑どん尻に控えますは、志津子と呼べば霧が流れる志津川。 
以上、宮城県の「明治の名邑」は14ですが、人口的には「名邑」に遜色ないが、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」では第二表に置かれた七つを「準名邑」とします。中新田は「名邑」にしたかった。スーパータウンは2,3歩届かず。

名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街仙台仙台市仙台61,709 仙台市97,944
市街石巻石巻市石巻16,618 石巻町19,444
名邑涌谷涌谷町涌谷7,793涌谷町7,419
名邑古川大崎市古川6,614古川町9,366
名邑佐沼登米市佐沼※5,820佐沼町4,542
名邑若柳(栗原市)若柳5,803若柳町8,570
名邑登米(登米市)登米5,408登米町8,141
名邑白石白石市白石5,251白石町9,123
名邑気仙沼気仙沼市気仙沼5,140気仙沼町8,322
名邑岩沼岩沼市岩沼5,040岩沼町6,506
名邑角田角田市角田4,197角田町6,898
名邑塩竈塩竈市塩竈4,176塩竈町7,706
名邑岩出山(大崎市)岩出山4,017岩出山町5,544
名邑志津川南三陸町志津川3,720志津川町5,467
準名邑
第二表丸森丸森町丸森4,404丸森町5,805
第二表(仙台市)原ノ町3,985原町6,950
第二表米谷(登米市)米谷3,461米谷町4,261
第二表亘理亘理町亘理3,447亘理町4,097
第二表渡波(石巻市)渡ノ波3,275渡波町5,309
第二表中新田加美町中新田3,230中新田町4,851
第二表松山(大崎市)松山3,073松山町5,809
(参考)
第二表大河原大河原町大河原2,489大河原町5,434
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に記載された佐沼の現住人員(5,820)は、町村制施行後に成立した北方村の境域をも含んでいる・・・と思われる。
[99308] 2020年 3月 29日(日)09:10:39白桃 さん
名邑三世代.その5(宮崎県)
【明治の名邑】
都城(市街)、飫肥(筆頭名邑)、宮崎、高鍋(代表名邑)、延岡、細島と佐土原の七。なお、佐土原は「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」には第二表に記載されており、本来ならば「準名邑」扱いになるが、明治期の宮崎県の状況を考慮し、19世紀枠での名邑とします。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街都城都城市都城10,118都城町18,345
名邑飫肥(日南市)飫肥4,963飫肥町7,785
名邑宮崎宮崎市宮崎4,715宮崎町13,849
名邑高鍋高鍋町高鍋4,313高鍋町6,795
名邑延岡延岡市延岡※13,578延岡町3,883
名邑細島(日向市)細島3,454細島町4,444
拾玖世紀佐土原(宮崎市)佐土原3,415佐土原4,274
(参考)
第一表油津日南市油津2,386油津町3,578
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に記載された延岡の現住人員(13,578)は、町村制施行後に成立した岡富村の境域をも含んでいる。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
鹿児島県同様、大正~「昭和の合併期」の自治体人口が押しなべて多かった宮崎県については、【秀邑】の条件2を以下の通り厳しくしており、その厳しい条件2をクリアしたのが飯野と富島町。そして、条件2の「ただし、」以降によって救済?されたのが、高岡、本庄、都農、高千穂。よって、条件1に該当する小林、日南市を加えて、宮崎県の【秀邑】は八。
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては2万人を超え、1920年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。ただし、1920年10月1日時点で町制施行している場合は、1950年国勢調査において1万人を超え、1920年国勢調査において5千人を超えていれば可とする。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
条件一小林小林市小林町23,217 小林市41,410
条件一日南市日南市油津町5,257日南市41,432
条件二飯野えびの市飯野村13,405飯野町20,378
条件二富島町日向市富高村10,143富島町26,122
条件二但高岡(宮崎市)高岡町9,047高岡町13,312
条件二但本庄国富町本庄町8,550本庄町12,485
条件二但都農都農町都農町8,269都農町15,670
条件二但高千穂高千穂町高千穂町7,332高千穂町13,597
準秀邑
高崎(都城市)高崎村10,555高崎町17,779
注:(人口)は国勢調査人口
※前身でないところが【明治の名邑】になっている「秀邑」名称には「市」「町」を付けています。(例:日南市、富島町、岩国市)

【昭・平の名邑】=【卓邑】
宮崎県の【卓邑】は、串間、西都、三股、清武、門川の五つ。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
条件一串間(0)串間市串間市41,143串間市23,647
条件一西都(8)西都市西都市37,661西都市35,381
条件二三股(0)三股町三股町15,249三股町24,056
条件二清武(2)(宮崎市)清武町11,113清武町27,127
条件四門川(9)門川町門川町15,764門川町19,287
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
[99304] 2020年 3月 28日(土)12:11:49白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の市制施行時の人口増加率トップ10&ボトム10
1.2005年国調デビュー組
トップ10市名前身町村増加率A/B-----ボトム10市名前身町増加率A/B
1栗東栗東町9.141.0001上天草大矢野町-7.960.491
2瑞穂穂積町7.400.7532江田島江田島町-7.250.397
3守谷守谷町6.631.0003対馬厳原町 -6.670.376
4白井白井町5.101.0004壱岐郷ノ浦町-6.330.376
5神栖神栖町4.840.5545美作美作町-6.070.377
6能美根上町4.730.3426養父八鹿町-5.990.399
7豊見城豊見城村4.621.0007曽於末吉町-5.84 0.454
8安曇野穂高町3.660.3338美馬脇町-5.640.502
9さくら氏家町3.380.7179栗原築館町-5.530.187
10甲斐竜王町3.290.56610志摩阿児町-5.520.373
トップ10には栗東、守谷、白井、豊見城の単独市制の4市や瑞穂、能美、さくら、甲斐といった県庁所在都市に近い市が並んでいます。鹿島臨海工業地帯にある神栖も含め9市の増加率の高さは想定内です。安曇野の増加率の高さを、松本の通勤圏にあるから、と簡単に片づけるのはどんなものか。従属的なイメージはなく、住環境の良さから「選ばれた」田園都市と言いたいですね。一方、ボトム10には、島嶼部や県の中心地域から遠隔にある市が目立ちます。
※A/B・・・A人口(前身町村の2000年国調人口)をB人口(2005年国調時の境域に組み替えた2000年国調人口)で除したもの。

2.2010年国調デビュー組
トップ10市名前身町増加率A/B-----ボトム10市名前身町増加率A/B
1つくばみらい伊奈町10.670.6141三好池田町-12.170.460
2木津川木津町9.600.6152宇陀榛原町-7.950.499
3みよし三好町6.841.0003南九州川辺町-7.410.351
4合志西合志町6.500.5634南島原有家町-6.810.164
5北名古屋師勝町4.470.5625国東国東町-6.440.381
6岩出岩出町4.031.0006みやま瀬高町-6.090.548
7あま甚目寺町1.650.4527南房総千倉町-5.940.277
8弥富弥富町1.640.8688雲仙国見町-5.510.223
9香南野市町0.860.5299志布志志布志町-4.990.527
10下野南河内町0.590.35310山武成東町-4.970.409
同じ「みよし」でも、みよし市と三好市は大違い。ボトム10には半島部や内陸奥部の市が目立ちますが、私は歴史を無視し、地勢と人口推移を短絡的に関連づけるのには反対です。かと言って今、うまく言えないのが歯がゆい…。ともかく、南島原に代表されるように、人口が団栗の背比べ状態にある自治体が数多く集まって新市を作った場合は、人口流出の歯止めにはまったくならないと考えています。
※A/B・・・A人口(前身町村の2005年国調人口)をB人口(2010年国調時の境域に組み替えた2005年国調人口)で除したもの。

◎人口増加率とA/Bの関係
[99295]で行ったものを、茨城県の2005年国調デビュー9市でやってみました。
市名前身町増加率----A/B
守谷守谷町6.631.000
神栖神栖町4.840.554
那珂那珂町-0.660.835
潮来潮来町-1.310.809
かすみがうら千代田町-1.380.589
常陸大宮大宮町-2.360.554
稲敷江戸崎町-3.110.399
行方麻生町-3.450.400
桜川岩瀬町-3.840.452
守谷、神栖と水戸市に隣接の那珂を入れたのは、データ捏造というかインチキです。ですが、3市を外しても「同じような環境にある場合は、人口増加率はA/Bの値に関係してくるのではないか」という仮説を否定していません。
[99303] 2020年 3月 28日(土)04:51:46白桃 さん
♪午前三時の東京ベイは
私が住む浦安市のホテルには、やたらと「東京ベイ」がついており、バス会社にもその名が付いています。「東京湾」は東京都だけのものじゃないので、木更津あたりのホテルに「東京ベイ」が付いてても良いのですが、それじゃ、何となくスッキリしません。ところで、「伊勢ベイ」って付いた名古屋のホテルあるのでしょうか?
新型コロナウィルスのおかげで、今週末は新木場にも飲みに行けません。・・・謎
謎と言えば、シノレパシクソさん、[99275]デスクトップ鉄さんのアナグラムメッセージ、解けましたでしょうか?
それはさておき、3月27日に発表された岩手県の3月1日現在推計人口によりますと、一関市が奥州市に抜かれました。抜いた奥州市も2015年国勢調査から5,648人も減少しているのですが、抜かれた一関は7,816人も減少しているのですから仕方ないですね。
仕方ないと言えば、残念ながら東京オリンピック・パラリンピックが延期になったこと。国勢調査2020は大丈夫???

真夜中の戯言のシメです。
東かがわ市の人口を増やす方策:「が」をひとつ抜けば良い!!!
[99301] 2020年 3月 27日(金)07:45:25白桃 さん
名邑三世代.その4(山形県)
【明治の名邑】
米沢、山形、酒田、鶴岡(以上は市街ですが、相撲に例えると、米沢と山形は正市街、酒田と鶴岡は張出市街)、新庄(筆頭名邑)、谷地(代表名邑)、寒河江、楯岡、上山、大山、天童、宮内、山辺、長崎、小松、以上十五。惜しいのは長井で、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」第一表には小出のほか、宮(2,224人)が記されています。さらに、第二表に記されたばかりに「準」に甘んじた東根、なぜ、第二表になったのか解りません。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街米沢米沢市米沢29,203米沢市35,380
市街山形山形市山形26,971山形市42,234
市街酒田酒田市酒田21,004酒田町23,513
市街鶴岡鶴岡市鶴ヶ岡19,666鶴岡町21,056
名邑新庄新庄市新庄10,546新庄町13,346
名邑谷地河北町谷地7,902谷地町11,373
名邑寒河江寒河江市寒河江5,395寒河江町8,828
名邑楯岡村山市楯岡5,302楯岡町8,516
名邑上山上山市上山4,711上山町7,947
名邑大山(鶴岡市)大山4,138大山町6,458
名邑天童天童市天童3,771天童町6,909
名邑宮内南陽市宮内3,582宮内町4,953
名邑山辺山辺町山辺3,494山辺町5,619
名邑長崎中山町長崎3,430長崎町5,794
名邑小松川西町上小松3,059小松町5,021
準名邑
第一表長井長井市小出2,681長井町6,550
第二表東根東根市東根4,420東根町8,650
第一表松嶺(酒田市)松嶺2,892松嶺町2,708
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
【明治の名邑】を逸した東根と長井の【秀邑】は満場一致、高畠も文句なし。金山と温海はラッキー?
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
条件二東根東根市東根町8,341東根町19,943
条件二長井長井市長井町7,905長井町13,440
条件二高畠高畠町高畠町6,735高畠町10,591
条件二金山金山町金山村7,815金山町10,299
条件二温海(鶴岡市)温海村5,009温海町11,376
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
やっと出ました「雪とスイカと花笠のまち」尾花沢。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
条件一尾花沢(8)尾花沢市尾花沢市31,538尾花沢市22,010
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数

山形の 影の名邑 赤湯かな
[99295] 2020年 3月 25日(水)15:50:18【1】白桃 さん
「昭和の大合併期」誕生市の市制施行時の人口増加率トップ10&ボトム10
1.1955年国調デビュー組
トップ10市名前身町村増加率A/B---ボトム10市名前身町増加率A/B
1真和志真和志村97.001.0001小千谷小千谷町-9.900.524
2調布調布町30.110.6552国分国分町-7.010.279
3府中(東京)府中町29.980.6683美濃美濃町-6.610.334
4三鷹三鷹町26.721.0004韮崎韮崎町-5.290.285
5相模原相模原町21.691.0005塩山塩山町-4.910.464
6昭島昭和町21.540.7596指宿指宿町-4.520.739
7御殿場御殿場町21.450.4067加世田加世田町-4.280.620
8尾西起町21.360.6998西大寺西大寺町-4.240.319
9多久北多久町20.000.3539安芸安芸町-4.230.400
10守山守山町18.490.88510水海道水海道町-3.800.312
トップ10について言えば、東京都、愛知県など大都市周辺の市が並ぶなかで、沖縄の真和志、御殿場、産炭地の多久が注目されます。小千谷の減少率が高いの不思議です。
注)A/Bについて
[99214]等では、「新市の中で前身町村が占める人口の割合」と言っていますが、正確にはA人口(前身町村の1950年国調人口)をB人口(1955年国調時の境域に組み替えた1950年国調人口)で除したもの。A人口が組替人口ではないので、1を超えることがあります。

2.1960年国調デビュー組
トップ10市名前身町村増加率A/B -------ボトム10市名前身町増加率A/B
1小金井小金井町50.751.0001垂水垂水町-10.771.018
2蕨町44.821.0002天竜二俣町-8.040.338
3大和大和町34.900.8223室戸室戸町-7.240.323
4コザ越来村32.341.0004安中安中町-6.271.002
5町田町田町22.160.5775南国後免町-5.880.041
6根室根室町19.390.6896五條五條町-5.610.391
7草加草加町18.430.9807角田角田町-5.511.000
8箕面箕面町17.050.9088竹原竹原町-5.320.598
9大東住道町16.360.4719土佐高岡町-5.300.690
10 与野与野町16.151.00010尾花沢尾花沢町-5.231.000
やはり、トップ10には大都市周辺の市が並びますが、コザと根室の急増に目が行きます。ボトム10の中に、単独市制のように見える垂水、角田、安中、尾花沢が入っていますが、いずれも1955年以前に合併した「疑似単独市制」市です。
※A/B・・・A人口(前身町村の1955年国調人口)をB人口(1960年国調時の境域に組み替えた1955年国調人口)で除したもの。

◎人口増加率とA/Bの関係
市制施行時の人口増加率を大きく左右するのは、(言うまでもありませんが)大都市に近いとか、その地域全体が増加している等の地域性ですが、同じような環境にある場合は、人口増加率はA/Bの値に関係してくるのではないかと調べてみたのが下表(埼玉県の1955年国調デビュー11市)です。
市名前身町増加率A/B
所沢所沢町7.780.815
飯能飯能町6.531.174
春日部春日部町4.47 0.479
東松山松山町3.180.420
狭山入間川町2.480.391
鴻巣鴻巣町1.770.435
加須加須町1.670.205
岩槻岩槻町1.570.378
羽生羽生町1.300.334
本庄本庄町-0.050.579
深谷深谷町-0.170.374
ま、「新市の中心となる前身町が多くの村と合併して出来た市」より「単独市制市」の増加率が高いというのは容易に想像できますし、結果も、ほぼ予想通りですから、この考え大きく間違ってはいないでしょう。
[99287] 2020年 3月 23日(月)08:12:02【1】白桃 さん
名邑三世代.その3(山口県)
山口県の【明治の名邑】は、下関(別格市街)、萩(市街)、山口(市街) 、徳山(筆頭名邑)、岩国、久賀、長府(代表名邑)、防府、福川、柳井、室積の十一。政治の中心が萩から山口に移ったことが人口推移からもうかがえます。なお、※長府は1911年(明治44年)、福川は1912年(明治45年)に町制施行。 
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街下関下関市赤間関30,525下関市58,254
市街萩市21,206萩町18,069
市街山口山口市山口11,447山口町21,100
名邑徳山周南市徳山村11,511徳山町13,930
名邑岩国(岩国市)岩国8,187岩国町10,802
名邑久賀(周防大島町)久賀8,129久賀町7,809
名邑長府(下関市)豊浦6,324長府村※ 9,012
名邑防府防府市三田尻6,098防府町23,916
名邑福川(周南市)福川5,439福川村※ 6,171
名邑柳井柳井市柳井4,486柳井町12,797
名邑室積(光市)室積3,747 室積町8,649
準名邑
第一表富田(周南市)富田6,283富田村7,100
第一表須佐(萩市)須佐3,935須佐村5,363
第一表仙崎(長門市)仙崎3,375仙崎村6,607
(参考)
第一表(防府市)宮市2,983(防府市)
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

山口県の【大・昭の名邑】=【秀邑】は、小野田、下松、宇部、岩国市(前身:麻里布町)、光、安下庄、厚狭、
小郡、富田、深川、秋穂、大嶺の十二。
【明治の名邑】で準名邑に甘んじた仙崎は、ここでも【秀邑】に届かなかった。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
条件一小野田山陽小野田市小野田町15,887小野田市52,877
条件一下松下松市下松町8,192下松市39,923
条件一宇部宇部市宇部村38,063宇部市128,569
条件一岩国市岩国市麻里布村 7,431岩国市61,532
条件一光市浅江村2,948光市35,090
条件二安下庄(周防大島町)安下庄町8,492安下庄町10,310
条件二厚狭(山陽小野田市)厚狭町7,936厚狭町18,348
条件二小郡(山口市)小郡町7,406小郡町13,127
条件二富田(周南市)富田町6,534富田町13,191
条件二深川長門市深川村9,217深川町13,037
条件二秋穂(山口市)秋穂村8,286秋穂町11,038
条件二大嶺美祢市大嶺村8,072大嶺町14,400
(参考)仙崎(長門市)仙崎町6,354仙崎町9,664
注:(人口)は国勢調査人口

山口県の【昭・平の名邑】=【卓邑】は、豊浦と和木の二つ。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
条件二豊浦(0)(下関市)豊浦町22,132豊浦町20,499
条件四和木(7)和木町和木村5,627和木町6,732
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
[99284] 2020年 3月 22日(日)10:31:34【1】白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の最初の国調人口トップ10&ボトム10
1.2005年国調デビュー組
トップ10市名(人口)---ボトム10市名(人口)---(参考)町名(人口)
1安曇野96,2661養父28,3061三好町56,252
2甲賀93,8532飛騨28,9022滝沢村53,560
3神栖91,8673にかほ28,9723岩出町50,834
4登米89,3164上野原28,9864府中町50,732
5栗原80,2485阿蘇29,636 5大網白里町49,548
6甲斐74,0626江田島29,9396白岡町48,389
7南アルプス72,0557山県30,3167東浦町48,046
8笛吹71,1908八幡平31,0798阿見町47,994
9丹波70,8109あわら31,0819野々市町47,977
10田原66,39010那須烏山31,15210寒川町47,457
〇トップ10の中にも単独市制はありませんが、編入/市制施行が、神栖市(波崎町を編入)と田原市(赤羽根町を編入、市制施行後、渥美町を編入)です。合併に関与した自治体数が3と比較的少ないのが甲斐市、逆に多いのが10の栗原市、9の登米市(登米郡にとどまらず、本吉郡までも含む合併、文字通り登米---とめどない)。合併に関与した自治体数が5ながら、前身町が3万人を超え、その他の旧)自治体人口も粒ぞろいだった安曇野、甲賀が1、2位となっているのも納得です。
〇ボトム10の中で、養父、飛騨、江田島は合併関与自治体数が4です---何かを言いたいのですがここは我慢。('◇')ゞ
上野原、阿蘇、江田島は前身町の名称と市名が同じですが、阿蘇と江田島は「継承」したわけでもないでしょう。前身町の名称を継承した(と勝手に思っている)上野原も、上野原町と秋山村の新設/市制ですがね・・・
ボトム10すべて、現在は3万人をきっています。
〇2005年国調時点で3万人を超えていた町村が90もありました。三好町と岩出町は、2010年国調では「市」として登場します。

2.2010年国調デビュー組
トップ10市名 (人口)---ボトム10市名(人口)---(参考)町名(人口)
1坂井91,9001香美28,7661滝沢村53,857
2あま86,7142嬉野28,9842長久手町52,022
3北名古屋81,5713三好29,9513野々市町51,885
4姶良74,8094宮若30,081 4府中町 50,442
5木津川69,7615中央31,3225白岡町50,272
6三豊68,5126本宮31,4896大網白里町50,113
7伊達66,0277国東32,0027東浦町 49,800
8 紀の川65,8408神埼32,8998 那珂川町49,780
9 みよし60,0989志布志33,0349阿見町47,940
10 下野59,48310平川33,76410寒川町47,672
〇トップ10を見ると、単独市制はみよし市のみですが、合併によって市となったところも、合併関与自治体数が2005年デビュー組と比較して少なくなっています(最多は三豊市の7)。また、みよし市の他、坂井、あま、北名古屋、姶良、木津川は前身町が3万人を超えています(北名古屋は前身の師勝町と西春町の両町が3万超え)。
〇ボトム10の中で、中央、本宮、神埼、平川の4市は意外?なことに、現在(2020年2月1日)も3万人をきっていません。村と合併した本宮はともかく、嬉野も前身町の名称と同じ市名となっていますが、合併の相方・塩田町がみかえりに市役所をとる、という約束があったようです。それにしても、6町村合併で市になった三好市、池田高校の「やまびこ打線」も今ではむなしいばかりです。
〇2010年国調時点で3万人を超えていた町村は72となっています。滝沢、長久手、野々市、白岡、大網白里は、2015年国調では「市」として登場します。
[99281] 2020年 3月 21日(土)06:29:29白桃 さん
大子まち 3万ごえも 市になれず ふくろだたきの ふくろだのたき 
[99277]千本桜さん
[99280]伊豆之国 さん
お付き合いありがとうございます。
袋田の滝(別名「四度の滝」)のある大子町はじめ、いっときは3万人を超えていたが結局市になれず、2015年人口では3万人をきっている現役の町が16あります。また、2020年国勢調査では3万きりが濃厚な町が四つです。(島本町は3万復帰の可能性大です。)
言わずもがなですが、3万人を超えていたからといって、市になれるわけでもなく、また大子町が市になれなかったのは、町長さんの責任でも、袋田の滝のせいでもありません。ただ、三名瀑の中で袋田の滝だけ国立公園内でも国定公園内でもないのが気になります。

町名2015年人口最高人口(年)3万越え回数
上砂川3,47931,406(1950年)1回
羽幌7,32730,266(1965年)1回
川西15,75130,294(1955年)1回
鞍手16,00730,794(1955年)1回
川崎16,78940,878(1955年)4回
大子18,05343,124(1955年)5回
高畠23,88235,333(1955年)2回
那須24,91931,034(1955年)2回
立山26,31731,285(1960年)1回
二宮28,37830,802(2000年)3回
海田28,66730,744(1990年)4回
水巻28,99734,927(1960年)9回
養老29,02933,694(1995年)7回
高根沢 29,63930,915(2005年)2回
時津29,80430,110(2010年)1回
島本29,98330,339(1995年)2回
松伏30,06131,153(2010年)3回
松前30,06430,564(2005年) 5回
猪名川30,83831,739(2010年)3回
小川31,17837,822(1995年)6回
[99276] 2020年 3月 20日(金)07:22:34白桃 さん
人口地理なぞなぞ
町や村の人口が3万人を超えたにもかかわらず市になれなかった、といって町長(村長)さんには何ら責任が無く、袋叩きにあうことはないのですけど、ある町長さんだけは、もう何度もフクロダタキにあってます。
どこの町長さんでっしゃろ?
[99273] 2020年 3月 19日(木)17:51:16白桃 さん
名邑三世代.その2(山梨県)
はじめに
【名邑】について以下の通り整理しなおしました。
〇【明治の名邑】
1.名邑・・・要件は[99245]に記した通り

2.名邑のうち、以下に適合するものを特に【市街】と称する。
2-1「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が三千人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が5万人以上
2-2「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が一万人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が1.5万人以上

3.名邑のうち、以下に適合するものを特に【別格市街】と称する。
3-1「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が三千人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が10万人以上
3-2「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が三万人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が5万人以上
3-3 札幌及び福岡

4.名邑のうち、以下に適合するものを特に【特選市街】と称する。
4-1「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の現住人員が五万人以上で、1908年「日本帝国人口静態統計」記載された」現住人口が10万人以上

〇【大・昭の名邑】
別称を【秀邑】とする
一種(条件一に適合)、二種(条件二に適合)、三種(条件三に適合)
〇【昭・平の名邑】
別称を【卓邑】とする
一種(条件一に適合)、二種(条件二に適合)、三種(条件三に適合)、四種(条件四に適合)
・・・・・・
山梨県

山梨県の【明治の名邑】は、甲府(市街)、市川大門(筆頭名邑)、谷村、鰍沢(代表名邑)の四つ。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街甲府甲府市甲府18,411甲府市49,882
名邑市川大門市川三郷町市川大門4,683市川大門町5,828
名邑谷村都留市谷村4,054谷村町6,914
名邑鰍沢(富士川町)鰍沢3,505鰍沢町5,358
準名邑
第一表韮崎韮崎市韮崎2,636韮崎町2,909
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

山梨県の【大・昭の名邑】=【秀邑】は、下吉田、塩山、大月の三つ。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種下吉田富士吉田市瑞穂村9,269下吉田町19,721
二種塩山甲州市七里村9,267塩山町14,764
二種大月大月市広里村5,964大月町11,128
注:(人口)は国勢調査人口

山梨県の【昭・平の名邑】=【卓邑】は、山梨市、韮崎、上野原、石和、増穂の五つ
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種山梨市(8)山梨市山梨市30,792山梨市32,505
一種韮崎(9)韮崎市韮崎市30,244韮崎市32,707
二種上野原(8)上野原市上野原町25,887上野原町27,771
二種石和(0)笛吹市石和町10,973石和町26,989
四種増穂(6)富士川町増穂町13,996増穂町13,070
準卓邑
竜王(4) 甲斐市竜王町8,242竜王町40,559
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在していた回数
[99270] 2020年 3月 19日(木)09:55:18白桃 さん
祝:シノレパシクソ さん
[99269]シノレパシクソ さん
さて、この度大学受験があり、国立大学(理系)に合格することができました。高校を卒業し、4月からは大学生として新たな生活を送ることとなります。
おめでとうございます。十番勝負を一抜けしながら、デスクトップ鉄さんの五番勝負も一抜けしながら、合格していたとは驚きです。
ま、十番勝負は、どこの大学の入試問題よりも難しいので、余裕で合格も当然と言えば当然かもしれません。( ´∀` )
どうぞ、落書き帳を忘れない程度に大学生活を謳歌してください。('◇')ゞ

[99259]むっくん さん
(2)郡区町村編制法の施行に伴い設置された区の一覧
和歌山区が抜けていませんでしょうか?
[99267] 2020年 3月 18日(水)10:22:12白桃 さん
「昭和の大合併期」誕生市の最初の国調人口トップ10&ボトム10
1.1955年国勢調査デビュー組
トップ10市名(人口)---ボトム10市名(人口)---(参考)町名(人口)
1相模原83,8411鶴崎27,9741三笠町57,519
2伊万里81,6252杵築29,5322宮田町51,795
3笠岡69,9263安芸29,8413豊平町49,613
4三鷹69,4664伊予30,0314江刺町49,356
5氷見68,6115両津30,0485稲沢町46,871
6芦別68,091630,0766越谷町45,001
7焼津67,2297鳥羽30,1217稲築町43,412
8西尾66,1438塩山30,2798大子町43,124
9花巻61,7289八日市30,4869安中町42,808
10藤枝61,46610滑川30,53110千歳町42,317
〇トップ10の中では、相模原、三鷹、芦別、焼津が単独市制ですが、焼津は市制後、1955年国調までに1町4村を編入しています。合併によって市になった組では、伊万里、笠岡、花巻、藤枝が新設/市制となっております。また、西尾は境界変更/市制という数少ないパターンで、氷見だけが純粋な編入/市制となっておりますが、その氷見は、市制施行時に3村を編入し、市になってから1955年国調までに14村を編入して氷見郡を食い尽くしてしまったことで有名です(正確に言うと、太田村は高岡市に編入された)。1955年国調デビュー全243市の中で5万人を超えていたのは32市です。
〇ボトム10の中では、旭、塩山、滑川が単独市制となっておりますが、市制施行前に周辺の村との合併を重ねており、純粋の単独市制ではありません。ボトム10の市で市制施行後、今日までの国勢調査で3万人をきらなかったのは、旭、滑川の2市のみで、鶴崎は3万人を超えることなく消滅してしまいました。
〇1955年国勢調査では、三笠町をはじめとする53の町が3万人を超えており、福岡県の穂波と(当時は米国の占領下にあった)沖縄の越来、具志川の3村も3万人を超えていました。参考に掲げた10町の中で、三笠、江刺、稲沢、越谷、安中、千歳が次回国勢調査に市として登場します。

2.1960年国勢調査デビュー組
トップ10市名(人口)---ボトム10市名(人口)---参考(町名)(人口)
1町田71,2691矢板29,085 1豊平町77,312
2和泉70,7012北条29,160 2浜北町53,548
3北茨城60,5673篠ノ井29,3293小平町52,923
4阿南60,1104有田29,3734宮田町51,200
5三笠56,1965羽咋29,5565保谷町46,768
6加賀54,5486室戸30,4986日野町43,394
7稲沢51,7357袋井30,817 7東村山町42,946
850,9528天竜31,1228稲築町42,612
9橿原49,9549勝浦31,1419大子町40,178
10 越谷49,58510尾花沢31,53810国分寺町39,098
〇トップ10の中で、三笠、稲沢、蕨、越谷が形の上では単独市制になっていますが、稲沢は1955年に、越谷は1954年に合併を行っていますので、純粋の単独市制とは言い難いのです。また、北茨城、阿南、加賀、橿原は新市の名称に旧町名を使用しておりません。また、1960年国調デビュー全66市の中で5万人を超えていたのが8市と、1955年組に比べ、若干低くなっております。
〇ボトム10の中では、矢板、北条、有田、羽咋、袋井、天竜、勝浦、尾花沢が形の上では単独市制になっておりますが、いずれも市制施行前の「昭和の大合併期」に合併を行っております(天竜は市制施行時に二俣から改称)。ボトム10の中では袋井のみが、今日まで3万人をきっておりません。また、篠ノ井は市としてと3万人を超えることなく長野と合併します。
〇1960年国勢調査では、豊平町をはじめ34の町と米国占領下の具志川村が3万人を超えています。参考に掲げた10町の中で、浜北、小平、日野、東村山、国分寺が次回国勢調査に市として登場します。町田より人口が多かった豊平は札幌に編入されます。今日まで「町」として生き残っている?取り残されている?町が一つありますね。
[99263] 2020年 3月 17日(火)02:41:27白桃 さん
「市街」と「名邑」
[99259]で、むっくんさんがまとめて戴いた資料を眺めているうちに、私にとって非常に重要なことに気が付きました。(正確に申せば、そうではないかと、うすうす感じていながら放っておいたことです。)
[99259]の中の愛媛県甲第139号布達M11.12.16を見ていますと、
大内郡・寒川郡の郡役所→寒川郡津田村
三木郡・山田郡の郡役所→三木郡平木村
小豆郡の郡役所→土庄村
香川郡の郡役所→高松市街
阿野郡・鵜足郡の郡役所→坂出村
那珂郡・多度郡の郡役所→丸亀市街・・・
となっており、「市街」と「町」「村」「湊」が区別されているのです。
ところが私は、たびたび引用している「明治19年調査市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(以下、「戸口表」)の第一表に記載され、その現住人口が三千人以上、そして、明治時代に町制または市制施行したところを【明治の名邑】としておりました。それは、自分で勝手にやっていることなので構わないことかもしれませんが、どうも肝心なことを無視していたのが気になっているのです。
結論から言えば、「市街」と「名邑」は区別すべきだったのです。
「戸口表」の第一表は
「市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑」
第二表は
「市街ノ体裁ヲナサザル名邑」
となっており、「名邑」の中に
・市街の体裁をなしているところ

・市街の体裁をなしていないところ
の二種類があるわけで、その「名邑」より都会として位置するのが「市街」、という単純明快な事を無視して、「市街・名邑」と一種の対句としてとらえていたわけです。ですから、【明治の名邑】という造語を作るとしても、その中に「明治の市街」までも含めてしまったのは、チトまずかったのではないか・・・屁理屈を言うなら、私の言う「名邑」と「戸口表」の「名邑」は意味が異なるのだ、第一、「市街」と「名邑」の区別も明確にされていない・・・。
でも、意地の悪い検事から白桃被告に以下の証拠を突き付けられたら、困ってしまってワンワンワンなのです。
[75064]白桃
「名邑」の定義は一筋縄ではいかないのですが、イメージとしては、「大都市ではないけれど、小地域の中心として確固たる地位にある街区」といたします。
これに対し、白桃の弁護人は、「『邑』には「地方の町や村」の意味もあるが、「人の集まり住むところ」、ひいては「みやこ」の意味もある。」などと全く弱弱しい反論をするでしょう。
いずれにしろ、♪ざんげの値打ちもないけれど~を歌う羽目になるでしょう???
[99262] 2020年 3月 16日(月)23:42:31白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10~その(2)
2010年国調デビュ-組の【前身自治体人口トップ10&ボトム10】です。

トップ市名前身町 A人口B人口A/B---ボトム市名前身町A人口B人口A/B
1みよし三好町56,25256,2521.0001南島原有家町8,84754,0450.164
2岩出岩出町50,83450,8341.0002雲仙国見町11,15149,9980.223
3姶良姶良町44,67174,8400.597 3南城佐敷町11,45639,6510.289
4北名古屋師勝町43,88878,0780.5624南房総千倉町12,38144,7630.277
5木津川木津町39,12963,6490.6155国東国東町13,03134,2060.381
6あま甚目寺町38,56385,3070.4526南九州川辺町14,80942,1910.351
7北斗上磯町37,25848,0560.775 7三好池田町15,69034,1030.460
8弥富弥富町36,95742,5750.868 8三豊高瀬町16,43771,1800.231
9坂井丸岡町32,46192,318 0.3529南丹園部町17,06136,7360.464
10合志西合志町29,07651,6470.56310中央田富町17,267 31,6500.54
語句の説明
A人口:前身町の2005年国調人口
B人口:2010年国調時の境域に組み替えた2005年国調人口
A/B---新市の中で前身町村が占める人口の割合(一部を他自治体へ分離した後に単独で市制施行した場合には1を超える。)
2005年国調デビュー組同様、トップ10には単独市制や比較的少数の自治体による合併で出来た新市の前身町が並び、ボトム10には多くの自治体による合併(代表:南島原市の8町)で出来た新市の前身町が並んでいます。それにしても、ボトム10の新市名に「南」がつくのが五つもある。これは偶然だろうか・・・
(参考)旧自治体の人口が拮抗する例:人口は2005年国調人口、〇は市役所所在旧自治体
坂井市:丸岡町(32,461人)、春江町(23,968人)、三国町(22,936人)…市役所は旧)坂井町
南島原市:有家町(8,847人)、深江町(8,228人)、西有家町〇(8,197人)
南城市:佐敷町〇(11,456人)、大里村(11,603人)、玉城村(10,568人)…「前身町」より人口が多い村がある。
南九州市:川辺町(14,809人)、頴娃町(14,795人)、知覧町〇(13,256人)
[99253] 2020年 3月 15日(日)04:12:08【1】白桃 さん
名邑三世代.その1(和歌山県)
「明治の名邑」「大・昭の名邑」「昭・平の名邑」を47都道府県順番に見ていきます。・・・果たして無事終わるのかどうか・・・('◇')ゞ
なお、「名邑」の要件等の詳細については、[99245]を参照ください。また、「大・昭の名邑」「昭・平の名邑」については、「名邑」という呼称に違和感を覚え、「大・昭のマチ」、「昭・平のまち」に変更しようかな、どうしようかな・・・と迷っておりますが、とりあえずそのまま。
第一弾は~若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴(たづ)鳴き渡る~和歌の浦がある和歌山県です。
【明治の名邑】
和歌山県の「明治の名邑」は、和歌山(別格市街)、新宮、湯浅(代表名邑)、田辺、黒江、御坊、粉河、三輪崎の八つ。そして惜しくも名邑になれなかった街の中から、以下の五つを「準名邑」とします。
名邑名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
第一表和歌山和歌山市和歌山54,868和歌山市77,303
第一表新宮新宮市新宮9,590新宮町18,717
第一表湯浅湯浅町湯浅9,295湯浅町10,408
第一表田辺田辺市田辺6,281田辺町8,738
第一表黒江海南市黒江4,564黒江町7,184
第一表御坊御坊市御坊4,272御坊町6,163
第一表粉河(紀の川市)粉川4,153粉河町5,229
第一表三輪崎(新宮市)三輪崎3,116三輪崎町4,206
準名邑
第二表和歌浦(和歌山市)和歌4,323和歌浦町5,971
第二表加太(和歌山市)加太3,340加太町5,143
第一表日方(海南市)日方2,813日方町5,489
第一表南部みなべ町南部2,788南部町5,708
第一表箕島有田市箕嶋2,502箕島町10,734
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】
和歌山県の「大・昭の名邑」は箕島ただ一つ。
名邑名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
条件二箕島有田市箕島町10,850箕島町17,733
注1:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】
和歌山県の「昭・平の名邑」は橋本、かつらぎ、岩出、貴志川、那智勝浦、高野口、串本、白浜の八つ。
名邑名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
条件一橋本(9)橋本市橋本市32,015橋本市55,071
条件二かつらぎ(0)かつらぎ町かつらぎ町24,810かつらぎ町20,331
条件二岩出(0)岩出市岩出町12,810 岩出町48,156
条件二貴志川(0)紀の川市貴志川町10,099貴志川町21,079
条件四那智勝浦(9)那智勝浦町那智勝浦町25,775那智勝浦町19,417
条件四高野口(9)(橋本市)高野口町15,294高野口町15,398
条件四串本(8)串本町串本町22,000 串本町15,687
条件四白浜(6)白浜町白浜町16,631 白浜町19,722
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在していた回数
[99250] 2020年 3月 13日(金)11:22:46白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(2000年第17回国勢調査)
いよいよ、このシリーズも「平成の大合併」の寸前まできてしまいました。私にとっては、つい最近の人口統計の感じがしますが、もう20年前の話になるのですね。これまで登場したのは1都1道2府40県。つまり今回登場して頂く3県で一回りすることになります。そして、今回登場する3県の共通項は・・・あまり大きな声で言いたくありませんが、「県全体が人口減少に悩む、とっても元気がない県」であります。この三県、21世紀に入ると人口減少がさらにひどくなりますので、今のうちに見ておこうという白桃のオヤゴコロ?であります。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

秋田県累P順位国調人口///////和歌山県累P順位国調人口///////島根県累P順位国調人口
秋田市1位317,625和歌山市1位386,551松江市1位152,616
大館市3位66,293田辺市2位70,360出雲市2位87,330
能代市2位53,266橋本市6位55,071益田市4位50,128
本荘市5位45,724岩出町8位48,156浜田市3位47,187
横手市4位40,521海南市3位45,507大田市6位33,609
大曲市6位39,615有田市5位33,661安来市5位30,520
鹿角市8位39,144新宮市4位33,133平田市7位29,006
湯沢市7位34,963御坊市7位28,034斐川町11位26,816
男鹿市9位30,469貴志川町11位21,079江津市8位25,773
鷹巣町12位21,818かつらぎ町10位20,331大社町9位16,020
〇秋田県
当時、市であったところは全部トップ10に入っておりますが、秋田と本荘を除く7市が既に人口減少の途を辿っています。この中で、戦前に市制施行した能代は、全盛時の面影が失われ、また、鹿角、湯沢、男鹿は市制施行以後、人口減少まっしぐら、であります。特に、男鹿に至っては、市制施行直後の国調人口から1万8千人減少という惨状です。それでも、3万人を辛うじて保っているというのが「2000年」なんですね。なお、累P10位は土崎港、11位は小坂です。
〇和歌山県
大将、和歌山市自体が既に人口減少時代に突入しているのですが、南海電車で大阪と繋がる橋本は、当時は順調に人口を増加させていました。古くからの都市では、田辺が横ばい状態でありますが、海南、新宮は、カイナン・シンクウ、いや、カンナンシンク(艱難辛苦)でした。既存の市の不振が目立つ一方で、和歌山市の通勤通学圏にある岩出と貴志川が人口を伸ばしていました。累P9位は「明治の名邑」の中でも名邑中の名邑、湯浅です。
〇島根県
上表で、現在の出雲市を構成する、出雲、平田、斐川、大社の旧2市2町がトップ10に入っていることに目が行きます。旧)出雲市ですが、当時、「地方で県庁所在地ではないが人口増加の市」として全国的に注目を集めていました。松江、出雲以外の市は人口減少傾向にありましたが、大田、江津の減少が激しかったのです。累P10位は、浜田を取り囲んでいた石見村(現:浜田市)ですが、ピンときません。余談ですが、益田市の前身町は旧・旧)益田町ではありません。旧)益田町の改称前は石見町でしたが、その石見町を構成した三町の中で人口最多は、町制施行が一番新しい吉田町だったのです。変遷詳細
◎ 三県の2000年DID人口十傑
秋田県-----和歌山県-----島根県
秋田265,711和歌山291,909松江106,413
大館25,917田辺36,626出雲29,477
能代23,118海南22,296益田16,116
本荘18,804新宮21,005浜田12,948
大曲17,954箕島9,008安来7,114
横手15,677毛見※9,001 大社6,477
湯沢12,141御坊8,372 雲州平田5,415
象潟7,100湯浅8,304大田5,089
鷹巣6,437橋本6,990
花輪5,245紀伊勝浦6,138
※和歌山市南部。「紀三井寺DID」とした方が良かった???
[99249] 2020年 3月 11日(水)15:53:52白桃 さん
「平成の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10~その(1)
少し間が空きましたが、[99224]に引き続き、2005年国調デビュ-組の【前身自治体人口トップ10&ボトム10】です。
トップ市名前身町村A人口B人口A/B---ボトム市名前身町A人口B人口A/B
1栗東栗東町54,85654,8561.0001北杜長坂町9,25242,1070.220
2白井白井町50,43150,4311.0002西海西彼町9,87335,2880.280
3守谷守谷町50,36250,3621.0003安芸高田吉田町11,63234,4390.338
4豊見城豊見城村50,19850,1981.0004本巣糸貫町11,79933,9000.348
5富里富里町50,17650,1761.0005養父八鹿町12,01130,1100.399
6神栖神栖町48,57587,6260.5546かほく宇ノ気町12,57434,6700.363
7那珂那珂町45,98355,0690.8357壱岐郷ノ浦町12,60033,5380.376
8福津福間町41,48055,7780.7448江田島江田島町12,82432,2780.397
9湖南甲西町41,36253,7400.7709魚沼小出町12,94545,3860.285
10甲斐竜王町40,55971,7060.56610美作美作町13,02434,5770.377
語句の説明
A人口:前身町村の2000年国調人口
B人口:2005年国調時の境域に組み替えた2000年国調人口
A/B---新市の中で前身町村が占める人口の割合である。(一部を他自治体へ分離した後に単独で市制施行した場合には1を超える。)
〇トップ10の中でも上位(トップ5)は単独市制で、当然ながら5万人を超えています。2005年国調デビュー組の中で、その前身町(村)が3万人を超えるのは上掲を含め全部で17ありますが、単独市制5ケースの他に合併相手がひとつだけとなっているケースが9ですから、3万人を超えている自治体は、合併するにせよ多くの相手を欲していなかった事が窺われます(当たり前の話ですね('◇')ゞ)。そんな中、3万人を超えているにもかかわらず合併相手が四自治体となった穂高(安曇野市)と水口(甲賀市)の思惑を知りたいところです。それ以上に興味を惹かれるのが、自身が3万人を超えていながらも、後輩町である神栖に編入されてしまった波崎の心境?です。
〇ボトム10は、7町村の合併によって出来た北杜市の長坂に代表されるように、多くの自治体の合併によって成立した新市、あるいは、宇ノ気(かほく市)のように自治体の数はさほどでもないが、旧町の人口が拮抗した新市、の前身町に心ならずも?なってしまったところが目立ちます。このような前身自治体は、はたして新市の事実上の中心となっているのかどうかを検証するのは極めて困難であり、いや、検証の必要もない、と断言した方が良いでしょう。ともかく、当該「前身自治体」にはなんの責任もなく、合併前国勢調査の人口で無理矢理「前身」を決めてしまった私が悪いのです。
(参考:2000年国調人口)
北杜市:長坂町(9,252人)-高根町(9,218人)…市役所は(旧)須玉町
西海市:西彼町(9,873人)-西海市(9,001人)…市役所は(旧)大瀬戸町
本巣市:糸貫町(11,799人)-真正町(11,556人)…市役所は(旧)本巣町
かほく市:宇ノ気町(12,574人)-七塚町(11,270人)-高松町(10,826人)…市役所は(旧)宇ノ気町
[99245] 2020年 3月 7日(土)13:50:18【1】白桃 さん
名邑三世代(改訂)
[99242]については誤入力があり、また、追加事項がありますので、申し訳ありませんが再投稿いたします。
【明治の名邑】(再掲)
白桃選「明治の名邑」とは、明治末における市町(村)であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の戸口表に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上
である
3.明治期に町制または市制施行
[77089]
新たに19世紀枠を設定し、運悪く名邑の条件をクリアできなかったけれども、なんら遜色のない34市町村を追加することになりました。
なお、選考にあたっては、私情をはさまず厳正な審査が行われたことを申し添えます。
で、その34市町村(明治末)とは
余市町、釧路町、岩内町、石狩町、室蘭町、増毛町、厚岸町(以上、北海道)、横手町、花輪町(以上、秋田)、磯浜町(茨城)、足尾町(栃木)、沼田町(群馬)、忍町(埼玉)、鎌倉町(神奈川)、鳴海町、常滑町、大浜町、瀬戸町(以上、愛知)、天王寺村、吹田町(以上、大阪)、門司市(福岡)、福江村、富江村、茂木村(以上、長崎)佐土原町(宮崎)、東南方村、指宿村、鹿屋村、垂水村、志布志村、加世田村、阿久根村、加治木町(以上、鹿児島)、糸満町(沖縄)
上記、石狩町を抹消し、旭川町を追加

【大・昭の名邑】
1950年(昭和25年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1950年10月1日時点で市制施行している
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。
3.1950年国勢調査において3万人を超えている町村
「宮崎県及び鹿児島県の特例」
条件2を以下のようにする。
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては2万人を超え、1920年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。ただし、1920年10月1日時点で町制施行している場合は、1950年国勢調査において1万人を超え、1920年国勢調査において5千人を超えていれば可とする。
「沖縄県の特例」
条件2を以下のようにする
2.1950年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。

【昭・平の名邑】
2000年(平成12年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「大・昭の名邑」を除く)
1.2000年10月1日時点で市制施行している
2.2000年10月1日までに町制施行している町であって、2000年国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調~2000年国調に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.2000年国勢調査において5万人を超えている町村
4.1960年国調~2000年国調の全9回のうち5回以上DIDが存在した町村
「茨城県、栃木県、、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県及び福岡県の特例」
条件2を以下のようにする。
2. 2000年10月1日までに町制施行している町であって、2000年国勢調査においては3万人を超え、1960年国勢調査においては1万5千人を超えていること。なお、1960年国調~2000年国調に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万5千人を超えていること。ただし、1955年10月1日時点で町制施行している場合は、2000年国勢調査において2万人を超え、1960年国勢調査において1万人を超えていれば可とする。
「沖縄県の特例」
条件4を以下のようにする
4. 1970年の琉球政府による「国勢調査」~2000年国調の全7回のうち4回以以上DIDが存在した町村
[99242] 2020年 3月 2日(月)13:38:38白桃 さん
名邑三世代
またまた、馬鹿なことを考え始めました。自分で忘れないように書き留めておきます。

【明治の名邑】(再掲)
白桃選「明治の名邑」とは、明治末における市町(村)であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の戸口表に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上である
3.明治期に町制または市制施行
[77089]
新たに19世紀枠を設定し、運悪く名邑の条件をクリアできなかったけれども、なんら遜色のない34市町村を追加することになりました。
なお、選考にあたっては、私情をはさまず厳正な審査が行われたことを申し添えます。
で、その34市町村(明治末)とは
余市町、釧路町、岩内町、石狩町、室蘭町、増毛町、厚岸町(以上、北海道)、横手町、花輪町(以上、秋田)、磯浜町(茨城)、足尾町(栃木)、沼田町(群馬)、忍町(埼玉)、鎌倉町(神奈川)、鳴海町、常滑町、大浜町、瀬戸町(以上、愛知)、天王寺村、吹田町(以上、大阪)、門司市(福岡)、福江村、富江村、茂木村(以上、長崎)佐土原町(宮崎)、東南方村、指宿村、鹿屋村、垂水村、志布志村、加世田村、阿久根村、加治木町(以上、鹿児島)、糸満町(沖縄)
上記、石狩町を抹消し、旭川町を追加

【大・昭の名邑】
1950年(昭和25年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1950年10月1日時点で市制施行している
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。
3.1950年国勢調査において3万人を超えている町村
「宮崎県及び鹿児島県の特例」
条件2を以下のようにする。
2.1940年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては2万人を超え、1920年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。ただし、1920年10月1日時点で町制施行している場合は、人口要件を緩和する。
「沖縄県の特例」
条件2を以下のようにする
1950年10月1日までに町制施行している町であって、1950年国勢調査においては1万人を超え、1920年国勢調査においては5千人を超えている。なお、1920年国調~1950年国調に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人を超えていること。


【昭・平の名邑】
2000年(平成12年)国勢調査時点における市町(村)であって、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「大・昭の名邑」を除く)
1.2000年10月1日時点で市制施行している
2.2000年10月1日までに町制施行している町であって、2000年国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調~2000年国調に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.1950年国勢調査において5万人を超えている村
4.1960年国調~2000年国調の全9回のうち5回以上DIDが存在した町村
[99238] 2020年 3月 1日(日)11:36:31白桃 さん
でっかいどー北海道
[99234]デスクトップ鉄 さん
アーカイブに北海道はなぜ「北海」と略さないの?-都道府県に違いはあるのか-がありました。
やはり、アーカイブスにあったのですね。お知らせいただき有難うございました。Issieさんの解説はとても分かりやすくためになるのですが、私が気になっていたのは、
1.開発の歴史も浅い北海道の「道」は元々「都」「府」「県」とは異質のもので、「北海」+「道」と切り離せないものである。
2.本州、四国、九州と同じように、島の名称でもある。
3.東海道、東山道、あるいは、東北(地方)、近畿(地方)といった広域地域名称にもなっている。
・・・ということを多くの国民が深く認識することもなく慣習的に「道」を付けているのか、ということです。
それは、小学校で「北海道」のことを「ほっかいどう」以外の呼び方で教わったことがない(まさか、「エゾ」と呼ぶ先生はいないでしょう。)というあたりまえのような要因と、「ほっかい」だけではなんとなくものたりない、と感じる人が多いからではないでしょうか。そういえば、小さな「つ」(促音)が入る鳥取県もこころなしか、ハズミで「ケン」まで付けて言う方が多いような・・・
ひょっとして、「道」を付けることは北海道に対する(無意識ではあるが)一種の「尊敬と好意」の表れかもしれません。
[99230] 2020年 2月 28日(金)08:16:03白桃 さん
北海道の「道」はなぜ省略されないのか?
東京都、大阪府、京都府のことを、東京、大阪、京都と「都」や「府」を省略した言い方は良く聞きます。徳島、香川、愛媛、高知といった43県も「県」を省略することがしばしば、というか省略することが多いような気もします。しかし、北海道だけは「北海」と言うのをほとんど聞きません。そういえば国立大学にしても、東京大学、京都大学、香川大学ってなっているのに、北海大学となっていないのはなんででしょう。
こんな、今さらながらの疑問について、この「都道府県市区町村落書き帳」において言及されたことがあったような気もするのですが・・・、記憶にある方はお教えいただきたくお願いします。

ついで:
[99215]シノレパシクソ さん
きちんと調べていませんが、
甲斐市……3
じゃあないですか?
おつきあい、ありがとうございました。
[99205]については、何の数字かをズバリ仰っていただければ良かったのですが、甲斐市……3は合っています。
過去20回の国勢調査で、各都道府県内で人口2位になった回数です。
因みに、南流山で会った方には、スグ見破られてしまいました。
[99224] 2020年 2月 26日(水)09:23:21【1】白桃 さん
「昭和の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10~その(2)
[99214]に引き続き、1960年国調デビュ-組の10【前身自治体人口トップ10&ボトム10】です。
トップ市名前身町村A人口B人口A/B---ボトム市名前身町村A人口B人口A/B
1三笠三笠町57,51957,5191.000 1南国後免町1,82644,4090.041
2江刺江刺町49,35649,3561.0002三田三輪町8,98133,6670.267
3稲沢稲沢町46,87146,8711.0003羽曳野 古市町9,57332,8490.291
4越谷越谷町45,00146,2500.9734室戸室戸町10,62932,8780.323
5安中安中町42,80842,7261.002 5更埴屋代町11,37933,8820.336
6千歳千歳町42,31742,3171.0006天竜二俣町11,44233,8440.338
7阿南富岡町41,34362,3740.6637橿原畝傍町12,07948,9510.247
8中間中間町40,42340,4231.0008菊池隈府町12,78835,7110.358
9谷山谷山町39,67139,6711.0009五條五條町13,59634,7530.391
10東根東根町39,02739,0271.00010塩尻塩尻町13,86332,8680.422
語句の説明
A人口:前身町村の1955年国調人口
B人口:1960年国調時の境域に組み替えた1955年国調人口
A/B---新市の中で前身町村が占める人口の割合であるが、一部を他自治体へ分離した後に単独で市制施行した場合には1を超える。
〇トップ10は阿南市以外、形の上ではで単独市制となっていますが、江刺町は岩谷堂町ほか9村、稲沢町は稲沢町ほか3村、越谷町は越ヶ谷町、大沢町ほか8村、安中町は安中、原市、磯部、板鼻4町と4村、東根町は東根町ほか5村、が1955年国調前に合併して出来た町なので、純粋単独市制は、三笠、千歳、中間、谷山の4市だけです。千歳は1950年国調人口が40,098年ですから、1950~1955の5年間で人口が倍増となっています。
トップ10以外で1955年に前身町(村)が3万人を超えていたのは27ですが、そのうち純粋な単独市制は9つで、その中で代表的なのは、越来村→コザ村→コザ市です。
〇ボトム10でも形の上では単独市制となっているのが三田市←三田町、羽曳野市←南大阪町、天竜市←二俣町、菊池市←菊池町でありますが、いずれも1955年国調後に合併を重ねたので、純粋の単独市制はありません。また、室戸市は室戸町、室戸岬町、吉良川町、佐喜浜町ほか1村という町沢山(ちょうだくさん)の合併です。
〇1960年デビュー組で市制施行までの経緯がゴチャゴチャして一番ややこしいのは南国市ですが、あまりにもややこしいので、ここは阿南市に登場してもらいましょう。
1954(S29).03.31(新設)富岡町: 中野島村, 富岡町, 宝田村, 長生村, 大野村(本)
1955(S30).01.01(編入)富岡町: 富岡町, 加茂谷村
1955(S30).03.16(編入)富岡町: 富岡町, 見能林村
1955(S30).03.26(新設)橘町 : 橘町, 福井村, 椿町, 新野町
1955(S30).04.15(編入)富岡町: 富岡町, 桑野町
1958(S33).05.01(市制)阿南市: 富岡町, 橘町
[99214] 2020年 2月 24日(月)18:52:55白桃 さん
「昭和の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10~その(1)
[99199]で、「昭和の大合併期」と「平成の大合併期」に誕生した市については、市制施行時の(実質)人口増加率の詳細を取り上げると述べましたが、併せて、前身自治体の市制施行前国調人口、新市の市制施行後国調人口のトップ10&ボトム10も掲載いたします。
今回は、【「昭和の大合併期」誕生市の前身自治体人口トップ10&ボトム10】の1955年国調デビュー組ですが、[98607]と重複する部分があることをあらかじめお断りいたします。

トップ市名前身町村A人口B人口A/B---ボトム市名前身町村A人口B人口A/B
1相模原相模原町68,89868,8981.0001熊野木本町6,09030,6260.199
2芦別芦別町58,54759,5370.9832山梨加納岩町6,44131,4910.205
3三鷹三鷹町54,82054,8201.0003陸前高田高田町6,46132,6090.198
4赤平赤平町50,37149,3811.0204珠洲宝立町6,62738,1570.174
5所沢所沢町42,55952,1880.8155砺波出町6,86836,8050.187
6新津新津町37,37050,5060.7406大田大田町7,58440,4930.187
7内郷内郷町37,08237,9430.9777新見新見町7,59638,0010.200
8山田山田町36,37936,3791.0008松永松永町7,73435,8660.216
9逗子逗子町35,90835,9081.0009瑞浪瑞浪町7,90835,4650.223
10安城安城町35,18848,4620.72610加須加須町7,90838,6410.205
語句の説明
A人口:前身町村の1950年国調人口
B人口:1955年国調時の境域に組み替えた1950年国調人口
A/B---新市の中で前身町村が占める人口の割合であるが、一部を他自治体へ分離した後に単独で市制施行した場合には1を超える。
〇トップ10はすべて単独市制であります。(芦別と赤平の間で各一部の廃置分合があり、所沢、新津、内郷、安城は市制施行後に他自治体の全部または一部を編入)
三鷹、所沢など首都圏の市や芦別、赤平、内郷、山田の炭鉱の町が目立ちますが、上表以外で前身町(村)が3万人を超えていたのが、飯能、守山(愛知)、拳母、阿久根、江別、真和志、焼津、府中(東京)、寝屋川です。また、1950年国調時には高岡市の一部であった新湊も、その境域人口は3万人を超えていました。
〇ボトム10は多数の自治体の合併によって誕生したところばかりです。3町(飯田、宝立、正院)6村と九つの町村が寄り集まって誕生した珠洲市がその代表ですが、多核というよりはタコ足の市と呼んだ方が良いのではと思います。砺波市は形の上では礪波町の単独市制、ということになりますが、その礪波町は1952年に1町(出町)5村によって成立した自治体です。余談ですが、加須市は加須、不動岡の2町と6村の合併によって出来た市ですが、不動岡には埼玉県で最も歴史のある不動岡高校があります(って、そこの卒業生が自慢してました)。
上表以外で、前身町が1万人未満だったのは、大船渡、美濃加茂(古井町)、恵那(大井町)、柳川(柳河町)、庄原、両津、橋本、韮崎、平田、遠野、八日市、亀岡、土岐(泉町)、中村です。
[99205] 2020年 2月 23日(日)14:44:09【1】白桃 さん
出題予定クイズ
本日、午後五時、全国で最も人口増加率が高い千葉県の〇〇市の南〇〇駅で某氏と待ち合わせています。
某氏に下のクイズを出す予定です。その方は、白桃の身内とは比較しようがないほど地理雑学に長けた方なので簡単に解かれるかもしれません。
先んじてクイズを皆様に公開しますので、解けた方は午後五時以降に本落書き帳にご投稿くだされば幸いです。あるいは、午後五時までに南〇〇駅にお越しくださっても結構です。ご招待???します。('◇')ゞ
季節ハズレのカンカン帽をかぶっていきます。

【クイズ】
以下の数字は何をあらわしているのでしょうか???
弘前市---2  奥州市---1  仙台市---0  横手市---3  米沢市---7  福島市---5
 
[99204] 2020年 2月 23日(日)12:14:28白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1995年第16回国勢調査)
今回取り上げた三県、共通点は何かというと、「宇都宮市、福井市、岐阜市と国勢調査全20回不動の人口首位県庁所在地がある。」と言ったって、そんなん、ほかにもいっぱいあるよ、と言われそうなので正直申し上げますが、他の回に登場してもらうほどの積極的理由の見当たらない県、要するに、あんまり混んでない時期に泊ってもらっても良いかな、という宿泊客のような県です。という裏事情は伏せて、地味ながら堅実で安定した県である、というのを表向きの理由としておきましょう。人口の順位変動もおとなしいものです。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

栃木県累P順位国調人口/-----/福井県累P順位国調人口/-----/岐阜県累P順位国調人口
宇都宮市1位435,357福井市1位255,604岐阜市1位407,134
足利市2位165,828武生市2位71,109大垣市2位149,759
小山市5位150,115敦賀市3位67,204各務原市5位131,955
鹿沼市4位93,053鯖江市6位62,890多治見市3位101,270
栃木市3位85,137大野市4位40,245可児市9位86,367
佐野市6位84,069小浜市5位33,496関市6位71,916
真岡市8位63,340丸岡町8位29,660高山市4位66,139
今市市7位60,811勝山市7位29,162土岐市8位65,631
黒磯市11位56,275三国町9位23,677羽島市10位63,962
大田原市12位53,683春江町10位21,749中津川市7位54,819
〇栃木県
日光、ぎょうざがある分、福井や岐阜よりちょっと派手かもしれません。人口順位も前回から黒磯と大田原が入れ替わっています。と言っても、この順位、前々回と同じなんです。ま、「平成の大合併」の前はこんな並びだったかな、とスグ思い出せるランキングです。累P9位は落ちぶれ果てた旧)日光市、累P10位はもっと前に落ちぶれ果てていた旧)足尾町です。
〇福井県
福井県で思い浮かべるのは、鯖江のメガネフレーム?、北陸初の甲子園優勝校・敦賀気比、白桃が宿泊経県全国制覇したバラックではない、きちんとした建物が並ぶオバマの街。ま、何と言ってもサスペンスドラマ最終シーンのトボジンボー。福井県も前回との順位変動は丸岡と勝山の入れ替わりだけ。累P十傑全部入っています。
〇岐阜県
岐阜県って市が21も有るのになんか地味です。高山、白川郷、下呂温泉、ウカイ、今やっている大河の舞台。結構あるのに、大野伴睦ゆかり?の岐阜羽島、木曽三川、西濃運輸、朴葉味噌の四文字熟語が曇りガラスをかけるのか???
♪あ~ああヤナガセの夜にないている~、ともかく人口順位は前回と変わらず。今回ここも、累P十傑全部入っています。
◎ 三県の1995年DID人口十傑
栃木県----- 福井県-----岐阜県
宇都宮330,621福井165,140岐阜274,389
足利88,328敦賀42,908大垣92,354
小山54,741武生27,402各務原55,430
栃木44,847鯖江23,351高山43,010
佐野41,289大野17,737多治見39,788
鹿沼34,804勝山12,38126,827
黒磯20,786小浜12,375鵜沼19,096
真岡20,420三国11,081竹鼻18,956
野木13,785丸岡7,175泉土岐津18,589
大田原13,260春江7,018穂積16,239
[99199] 2020年 2月 21日(金)17:05:30白桃 さん
市制施行時の人口増加率(デビュー国調年ごとの最高・最低)
市として初めて迎えた国勢調査の人口が、市になる前最後の国勢調査人口からどれぐらい増加したかを調べ、その増加率の最高&最低をデビュー国調年毎にまとめたのが下の表です。なお、市制施行前最後の国調人口については、市制施行後最初の国勢調査時の境域に組み替えていますので、実質的な増加率となっています。
注1)[99190]に記載した理由で、1947年デビュー組の石川、石垣、平良、名瀬の4市を対象外としています。
注2)1920年第1回国調時にすでに市制施行していたところは勿論、市として国勢調査に登場していない亀田も対象外です。

デビュー国調年該当市数増加市数減少市数---最高(増加率)--- 最低(増加率)
1925年18180川崎46.50岸和田9.36
1930年880瀬戸19.28伏見3.26
1935年19181延岡82.61飯塚-0.95
1940年41338玉野47.14洲本-6.67
1947年50491豊川80.71芦屋-5.38
1950年34322苫小牧27.52太田-0.77
1955年24316281真和志97.00小千谷-9.90
1960年663135小金井50.75垂水-10.77
1965年1293門真178.16佐久-2.96
1970年34304四條畷96.16富良野-15.70
1975年57534多摩113.44鹿角-7.00
1980年330坂戸50.95綾瀬29.21
1985年550浦安44.97宗像8.03
1990年550廿日市21.96幸手5.60
1995年10100八街30.34鹿嶋2.67
2000年770京田辺12.32篠山3.51
2005年963165栗東9.14上天草-7.96
2010年421329つくばみらい10.67三好-12.17
2015年541長久手10.72大網白里-1.85
国勢調査の間隔が7年、3年のときもあり、単純比較はできませんが、1960年~1965年の門真の178.16という増加率は、5年間で2.78倍にもなったのですから、驚異的です。
言うまでもありませんが、「昭和の大合併」時と「平成の大合併」時には減少を示す割合が高くなっております。1955年では三分の一が減少、1960年では、減少市が増加市の数を上回り、2005年、2010年になると減少市が増加市の2倍以上となっております。
この4回については詳細について別稿で取り上げたいと考えています。
[99190] 2020年 2月 19日(水)17:58:41白桃 さん
市制施行後最初の国勢調査人口
下は、市になって初めて迎えた国勢調査における人口について、デビュー国調年ごとに、その最多と最少を記したものです。参考のため、各国調年における町村の中で最多人口を記録した自治体も掲載しました。

デビュー国調年該当市数---最多市(人口)---最少市(人口)/////(町村最多)(人口)
1920年12八幡市100,235上田市26,271渋谷町80,799
1925年18川崎市54,634都城市30,421渋谷町99,022
1930年8八戸市52,907中津市28,563荏原町132,108
1935年19延岡市56,421海南市29,917小田村54,484
1940年41布施市134,724熱海市24,477夕張町64,998
1947年54大宮市91,378相生市26,191相模原町73,217
1950年34美唄市87,095富田林市30,399相模原町68,898
1955年243相模原市83,841鶴崎市27,974三笠町57,519
1960年66町田市71,269矢板市29,085豊平町77,312
1965年12小平市105,353宜野湾市34,573保谷町71,303
1970年34東海市86,608富良野市30,876新座町77,704
1975年58新座市108,990えびの市27,241五日市町64,893
1980年3坂戸市77,335八幡市64,882五日市町87,325
1985年5浦安市93,756太宰府市57,737廿日市町52,020
1990年5つくば市143,396大阪狭山市54,319鶴ヶ島町63,064
1995年10鶴ヶ島市66,208日高市54,884印西町57,667
2000年7印西市60,468篠山市46,325栗東町54,856
2005年96安曇野市96,266養父市28,306三好町56,252
2010年42坂井市91,900香美市28,766滝沢村53,857
2015年5長久手市57,598大網白里市49,184富谷町51,591
2020年2富谷市?那珂川市?府中町?
注1)1920年の該当市数について
1916年以降に市制施行した、尼崎、岡崎、福山、大牟田、八幡、八王子、大垣、上田、明石、今治の10市と区制を敷いた室蘭、釧路の計12。
注2)1947年の該当市数について
米国占領下にあって、1947年国勢調査に該当する調査の記録がない平良、石垣、石川、名瀬の4市を含む。

デビュー人口の多寡については、国勢調査年によって時代背景・状況が異なり、また、合併の有無、市になってからの経過年数等、相互の単純比較はできませんが、1990年のつくば市、1940年の熱海市の記録は今後破られることはマズないでしょう。1975年の新座市は単独市制、1965年の小平市は町村制施行後いっさいの合併を行っていない記録として残るでしょう。なお、2000年の篠山市は「平成の大合併」の魁、ではありますが、2000年デビュー組としては異質であり、篠山市を除くと最少人口は石狩市の54,567になります。
[99183] 2020年 2月 17日(月)04:46:04【1】白桃 さん
かすがい
エ~、一席おつきあいのほどを
あの市、あの町はどこそこのベッドタウンになっている、ということを良く聞きますが、このベッドタウン、衛星都市とも呼んでもいいんですが、きっちりとした定義なんかあるんでしょうか?禁煙条例がでているところ?…♪ベッドで煙草を吸わないで、って沢たまきさんが歌ってましたから。私が三度の飯よりも一杯のお酒よりも好きな国勢調査、平成最後の国勢調査では、東京に通勤通学している人が一番多いのは横浜、大阪は堺となっていますが、この二つをベッドタウンと呼ぶ方はあんまりいないでしょう。別にベッドタウンを小馬鹿にしているわけではありませんが、明治に制度ができて以来ずっ~と市であったところをベッドタウンと呼んだら失礼な気がします。では、白桃が勝手に考えた通勤通学度でみますと、東京は狛江市、大阪はなんと奈良県の王寺町がトップとなっているのですが、この二つはどうでしょう。武蔵野、国立、豊中、芦屋といったところとはチョッとイメージが違いますが、ま、ベッドタウンと呼んでも差し支えないでしょうネ。
さて、名古屋の場合なんですが、名古屋に通勤通学している人が一番の多いのは春日井、通勤通学度トップは大治町となっています。大治町はともかく、春日井をベッドタウンと呼んっでいいのかどうかはビミョーなところです。たしかに、市内の高蔵寺には大きなニュータウンがありますが、この高蔵寺は、坂下町とともに元々の春日井市に後からくっついたところなんですよね。でも、元々の春日井市というのも良く分からない。春日井市は昭和18年に勝川町、鳥居松村、篠木村、鷹来村が合併、いわゆる戦時合併によって出来た市で、こんなところは鈴鹿や豊川に似ています。今の春日井市の市域で一番早く町になったのは勝川なんですけど、この勝川ってところも得体のしれないところで、小牧を抑えて東春日井郡の郡役所が置かれていたので、それなりの街であったかもしれないのですが、もともとの勝川の人口はエラい少ない。あの有名な三本松よりも少ない。そして、春日井のことは良く知らないのですが、今の中心は勝川ではなく、鳥居松地区ではないでしょうか。
ともかく、春日井の場合は名古屋のベッドタウン、衛星都市としての側面を持っている、という言い方が穏当なんでしょうか。
ところで、春日井に住む方のご両親、ご夫婦間の仲はそれほど良くないのですが、決して別れることはありません。なぜかと言うと、「子はカスガイ」ですから。・・・お後がよろしいようで

(参考)関係人口推移
1886年(M19)---1898年(M31)
勝川村(第3表掲載)1,076勝川町1,209
味鋺原新田(第3表掲載)2,250味美村2,345
春日井村(第3表掲載)1,698春日井村2,435
掲載なし柏井村1,619
小牧(第1表掲載)2,989小牧町 4,128
三本松(第1表掲載)3,190三本松町3,474
※1886年は内務省総務局「市街名邑及び町村二百戸以上戸口表」現住人口。第1表は「市街及び市街の体裁を為したる名邑」第2表は「市街の体裁をなさざる名邑」第3表は「第1表、第2表以外で200戸以上の町村」
1898年は「日本帝国人口統計」現住人口

1906年(M39):勝川町、味美村、春日井村、柏井村が合併、勝川町に

1908年(M41)---1940年(S15)---1955年(S30)
勝川町8,266勝川町11,032春日井市53,311
鷹来村2,759鷹来村3,138
篠木村6,243篠木村8,186
鳥居松村3,400鳥居松村6,231
坂下村4,317坂下町3,878坂下町5,040
高蔵寺村5,138高蔵寺町7,479高蔵寺町10,921
※1906年は「日本帝国人口静態統計」現住人口、1940年1955年は国勢調査人口
[99182] 2020年 2月 17日(月)03:10:07白桃 さん
☆の王寺様
[99181]千本桜 さん 
白桃さんは王寺町の中心性や拠点性をどのように評価なさいますか。
王寺については、斑鳩、三郷、河合、上牧、王寺の5町にわたり連担するDID(87,928人)の命名の時にも大いに悩ませてもらいました[97045][97563]が、人気の割には実力が伴っていない力士のような印象を持っています。通勤・通学のための交通の要衝として、王寺駅周辺にはある程度の拠点性があるのかもしれませんが、自治体としての「王寺町」は周辺の町を束ねる統轄力みたいなものは備わっていないのではないでしょうか。
[99180] 2020年 2月 16日(日)16:45:26白桃 さん
広域都市圏主都市への通勤通学者数最多自治体と通勤通学度最大自治体
以下は、45都道府県内で圏内人口が最大の広域都市圏の主都市への通勤通学者が最多自治体と通勤通学度が最大自治体をまとめたものです。47ではなく45としているのは、県全体が首都(東京)広域都市圏に含まれる神奈川県と、そのほとんどが他府県の広域都市圏に含まれ、残ったのは2以上の自治体から成る都市圏を形成しない単独の村(十津川村など)だけの奈良県を除いているからです。
なお、白桃の言う【広域都市圏】と【通勤通学度】については[94737]を参考にしていただければ良いのですが、下表に記載した「通勤通学者数トップ自治体」と「通勤通学度トップ自治体」は、あくまでも当該広域都市圏内にあって、(自市町村内への通勤通学者数を除いて)主都市への通勤通学者数が主都市以外の自治体への通勤通学者より多い自治体です。・・・(例)木更津市を主都市とする(東京系)上総広域都市圏にある君津市、その君津市の狭域都市圏にある富津市の木更津市への通勤通学度は4.12で、君津市の木更津市への通勤通学度3.60を上回っている。
・・・本当にややこしげな話ですんません。('◇')ゞ

広域都市圏名(人口)主都市通勤通学者数トップ (人数)通勤通学度トップ(度数)
札幌2,514,823札幌市江別市22,350石狩市10.48
八戸340,140八戸市階上町4,314階上町22.53
盛岡470,414盛岡市滝沢市14,308滝沢市13.50
仙台1,981,531仙台市名取市16,781七ヶ浜町22.08
秋田市531,496秋田市潟上市6,911潟上市12.86
山形市551,524山形市天童市8,172山辺町22.31
郡山572,420郡山市須賀川市9,270三春町12.44
東京系筑波843,402つくば市土浦市9,957牛久市5.56
宇都宮1,137,099宇都宮市鹿沼市9,015高根沢町11.21
群馬1,264,988前橋市高崎市21,201吉岡町16.08
東京系熊谷592,130熊谷市深谷市10,497行田市3.40
東京系上総265,775木更津市君津市8,073君津市3.60
首都35,428,550特別区横浜市434,302狛江市35.49
新潟市1,159,686新潟市新発田市9,328田上町11.92
富山市593,978富山市射水市11,265舟橋村42.65
金沢769,509金沢市白山市17,775内灘町19.82
福井市646,813福井市坂井市15,958永平寺町12.25
甲府600,723甲府市甲斐市12,154甲斐市11.42
長野市616,419長野市千曲市8,435飯綱町14.74
中津川134,269中津川市恵那市4,147南木曾町3.37
浜松1,129,296浜松市磐田市17,613磐田市3.55
名古屋7,749,327名古屋市春日井市42,311大治町23.71
三重733,843津市松阪市13,782松阪市2.85
彦根系近江228,704東近江市近江八幡市4,574愛荘町6.44
京都市2,960,109京都市大津市29,044向日市22.75
大阪市14,531,845大阪市堺市95,200王寺町15.95
姫路883,779姫路市たつの市9,359太子町15.37
和歌山市615,543和歌山市岩出市8,709岩出市10.35
米子236,511米子市境港市4,546日吉津村27.48
松江297,853松江市安来市3,316安来市2.81
岡山市1,526,503岡山市倉敷市27,873早島町17.94
広島市1,952,264広島市廿日市市21,830府中町16.06
周防339,523山口市防府市7,249美祢市1.86
徳島市661,289徳島市鳴門市5,504佐那河内村14.79
高松819,327高松市さぬき市7,342三木町14.12
松山637,608松山市松前町6,379砥部町14.31
高知市590,011高知市南国市8,162いの町11.22
福岡市3,583,819福岡市春日市24,693新宮町18.86
佐賀市382,157佐賀市小城市8,930小城市12.20
長崎市785,108長崎市長与町10,931長与町17.66
熊本市1,274,550熊本市合志市11,070嘉島町18.85
大分市755,905大分市別府市8,576由布市5.44
宮崎市528,901宮崎市国富町3,642国富町9.28
鹿児島市859,904鹿児島市姶良市7,334日置市5.02
那覇830,532那覇市浦添市14,516豊見城市13.63
※広域都市圏名に「〇〇系」がつくのは、主都市から〇〇への通勤通学度が1以上ではあるが、○○より他都市への通勤通学度が大きいケースです。
[99167] 2020年 2月 12日(水)23:08:14白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1990年第15回国勢調査)
平成に入って初めての国勢調査(第15回)では、県全体の人口推移が横ばいか下降気味の中にあって、一部元気な地域、都市が見られた岩手、茨城、鹿児島の三県に登場してもらいましょう。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

岩手県累P順位国調人口/-----/茨城県累P順位 国調人口/-----/鹿児島県累P順位国調人口
盛岡市1位235,434水戸市1位234,968鹿児島市1位536,752
花巻市2位70,514日立市2位202,141鹿屋市2位77,655
一関市5位61,967つくば市7位143,396川内市3位71,735
北上市7位58,779土浦市3位127,471国分市7位46,557
宮古市4位58,503勝田市5位109,825名瀬市4位46,306
水沢市6位58,189取手市10位81,665出水市5位39,729
釜石市3位52,484下館市6位66,028姶良町12位37,154
都南村16位43,063牛久市14位60,693 指宿市13位32,008
久慈市10位38,743古河市4位58,231隼人町18位31,455
滝沢村11位38,108龍ヶ崎市16位57,238串木野市10位29,385
〇岩手県
さて、皆さん、国勢調査で都道府県内人口ナンバー2になったところがある自治体の数が一番多いのはどこでしょう?
そうなんです。岩手県なんです。釜石、宮古、花巻、北上、一関、奥州、と6つもあるのです。この年2位の花巻は、累Pも2位なのですが、個人的には意外な気もします。因みに2位に就いた回数トップは10回の釜石です。いずれにしろ、岩手県は都市の盛衰が結構はっきりしています。この当時から三陸勢の人口減少は慢性的で、前回3位の宮古は5位に、前回5位の釜石は7位に後退しています。一方、北上川流域の一関は4位から3位に、北上は7位から4位に、都南は10位から8位に上昇、そして滝沢がトップ10入りを果たしています。なお、累P8位は大槌、9位が大船渡となっています。
〇茨城県
首都圏に組み込まれた牛久や龍ケ崎の上昇もさることながら、いきなりステーキ、いや、3位にランクインした学園都市・つくば、に目を奪われます。♪学園広場は青春広場~、と謳われておりますが、つくば市は♪夢も希望も青春も~今でも全国一フレッシュで元気な都会なんでしょう。なお、累P8位は結城リンリン瑠璃の色、9位は常府・石岡となっています。
〇鹿児島県
鹿児島の元気どころは、国分、隼人(いずれも現:霧島市)と姶良です。前者はテクノポリスの指定を受けて京セラなどハイテク企業の進出によって、後者は鹿児島市のベッドタウンとなっての人口増です。なお、累P6位は谷山、8位は頴娃、9位は枕崎となっています。

◎ 三県の1990年DID人口十傑
岩手県-----茨城県-----鹿児島県
盛岡202,676日立171,355鹿児島400,449
一関27,052水戸160,052鹿屋30,357
宮古25,552土浦56,068名瀬27,549
水沢23,890取手47,819川内23,541
北上22,912つくば43,148鹿児島吉野21,689
釜石22,904古河43,106帖佐16,633
都南19,049勝田41,430串木野15,942
花巻13,934牛久37,160国分14,953
大船渡8,643石岡24,582伊敷14,706
久慈8,422那珂湊18,799加治木14,546
[99148] 2020年 2月 6日(木)11:11:47白桃 さん
「市の前身自治体」の市制施行前国勢調査人口
相変わらず分かりにくいタイトルで申し訳ありません。
まず、白桃ルールによって語句の説明をいたします。
「市の前身自治体」とは、既存の市を含まない市制施行時に関係した自治体のうち、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「町」を指します。(町優先ルール)
また、複数の「村」による市制施行(該当ケースはない)の場合は、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「村」を指します。
(例1)つくば市は市制施行前国勢調査において、谷田部町より桜村の人口が多かったが、(町優先ルール)によって、前身自治体は谷田部町とします。
(例2)南国市は1959年10月1日に後免町ほか4村によって市制施行となったが、その後免町は1956年9月30日に5村と新設合併によって出来た自治体であります。よって前身自治体は、新設の後免町ではなく、1955年国調時に存在した後免町とします。
(例3)宇部市のように、ひとつの村による「単独市制」(市制施行時にひとつの自治体であっても、前回国勢調査時と市制施行時の間に廃置分合があった場合は「単独市制」とは言わない。)の場合は、その村を前身自治体とします。
(例4)A町とB町との合併による市制施行で、前回国調時にBが村であった場合は、人口がB村>A町であっても、前身自治体はA町とします。
(特例1)1954年市制施行の宝塚市の場合
宝塚町(1951年に小浜村が町制/改称)と良元村による市制施行でありますが、1950年国調時の人口は良元村>小浜村となっています。大いに迷いましたが、町制施行した小浜村を前身自治体としました。
(特例2)1950年市制施行の日南市の場合
3町1村による市制施行でありますが、油津町と飫肥町の1947年国調人口はともに11,558人。なんてこったぁ!!!
飫肥はなかなか良いところで捨てがたいのでありますが、町制施行の早かった(生まれながらの町)油津を前身自治体としております。

下は、市としてデビューした国勢調査年ごとに前身自治体の市制施行前国勢調査人口を調べ、最多と最少を記したものです。(第1回国勢調査までに市制施行した都市について、「前身自治体」ルールをどのようにするかを検討中、というか、あまり気にしておりません。)

デビュー国調年該当市数人口最多自治体(人口)-----人口最少自治体(人口)
1925年18市宇部・宇部村38,063清水・清水町10,141
1930年8市瀬戸・瀬戸町31,279倉敷・倉敷町14,209
1935年19市直方・直方町40,072海南・黒江町11,449
1940年41市布施・布施町48,696七尾・七尾町12,104
1947年54市(注1)夕張・夕張町64,998鈴鹿・白子町7,572
1950年34市美唄・美唄町72,222日南・油津町11,558
1955年243市(注2)相模原・相模原町68,898熊野・木本町6,090
1960年66市三笠・三笠町57,519南国・後免町1,826
1965年12市浜北・浜北町53,548深川・深川町14,492
1970年34市保谷・保谷町71,303南陽・宮内町17,939
1975年58市新座・新座町77,704鴨川・鴨川町18,047
1980年3市坂戸・坂戸町51,232八幡・八幡町50,132
1985年5市浦安・浦安町64,673太宰府・太宰府町50,273
1990年5市廿日市・廿日市町52,020つくば・谷田部町37,387
1995年10市鶴ヶ島・鶴ヶ島町63,064鹿嶋・鹿島町45,227
2000年7市印西・印西町57,667篠山・篠山町22,229
2005年96市栗東・栗東町54,856北杜・長坂町9,252
2010年42市みよし・三好町56,252南島原・有家町8,847
2015年5市滝沢・滝沢村53,857大網白里・大網白里町50,113
注1:1940年国調時に存在していなかった(美里村の一部)石川市も含む
注2:1950年国調時に高岡市と一緒だった新湊市も含む

※人口最少前身自治体が、市制後に「南」を名乗ったケースが5つもありますが、気が向いたらこれに言及します。
[99146] 2020年 2月 3日(月)02:53:10白桃 さん
洲本のこと・・・つづき
[99145]の続きです。
館山、津島、観音寺、島原が、隣に出来た新参者市に対してなんとか面目を保っているのに比べ、洲本は様相が違っています。
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
洲本12.076.12104.0102.6
淡路10.445.3896.498.1
南あわじ10.685.1296.696.8
昼間人口比率の落ち込みもさることながら、人口減少率が淡路市、南あわじ市より高いのです。

念のため、「平成の合併」前の2000年までさかのぼって旧市町単位で見たのが下の表です。
(※人口減少率は国勢調査人口です。)
2000年昼間人口比率-----人口減少率(2000年~2015年)
洲本市109.615.73
五色町86.913.67
(洲本市)104.815.29
南淡町92.218.94
三原町105.88.72
西淡町90.621.29
緑町100.63.62
(南あわじ市)96.914.67
津名町104.810.79
北淡町92.623.14
一宮町89.220.08
東浦町94.63.77
淡路町93.122.61
(淡路市) 96.315.24
人口減少率が高い、その責任?は一緒になった五色町にあるのではなく、旧)洲本市にあったのです。どうしてなのか、その要因は詳しく調べる必要がありますが、かつては本州側へのゲートとなっていた岩屋がある淡路町や四国側へのゲートとなっていた福良がある南淡町の人口減少率も高いことから、架橋、自動車道の開通が影響しているのはまず間違いないでしょう。
[99145] 2020年 2月 2日(日)06:54:57【1】白桃 さん
洲本のこと(先輩都市と新参者市)
どちらかと言えば斜陽化にあるけれど、それでも地域の中心として周辺に少なからず影響力をもっている都市があります。そういった都市の周りに、「平成の合併」によって人口ではあまり差のない、いや中には、畏れ多くも猪口才にも先輩都市を上回る人口に水膨れした【新参者】市が出来ているケースがあります。
具体的に言うと、
館山市に対する南房総市、津島市に対する愛西市、洲本市に対する淡路市と南あわじ市、観音寺市に対する三豊市、島原市に対する南島原市
がこの範疇にはいるのでは・・・。このような【先輩】都市と【新参者】市の関係を、人口減少率と昼間人口比率を見ながら妄想しました。
1.館山都市圏
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
館山8.374.84104.1102.5
南房総13.957.1889.590.3
2.津島・愛西(名古屋都市圏)
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
津島5.532.8194.594.5
愛西5.632.8079.679.1
3.三観グループ
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
観音寺8.723.6899.2100.4
三豊8.734.5792.793.4
4.島原グループ
人口減少率-----昼間人口比率
市名2010年から2015年から2010年2015年
島原8.224.14105.0104.7
南島原14.927.9393.894.1
上記4例の共通点としては、【新参者】市が多数の自治体の合併によって成立しており、しかも、その中心となる旧自治体がはっきりしないことであります。
1.館山都市圏とあるのは、2015年国調通勤・通学先データから私が作成した「都市圏」によるものです。それはともかく、南房総は館山のスネをかじっています。しかし、館山の昼間人口比率が落ち、南房総が若干上がっているのを見ると、将来は親の手を離れるのではないか、もう館山都市圏は消滅して、館山、鋸南、南房総による「館山系グループ」になるのではないか、そういった気もしますが、人口減少率を見る限り館山と南房総の相違は明らかです。
4.「島原都市圏」と呼べるほど南島原に対する島原市の影響力はないのですが、昼間人口比率、人口減少率をみても、島原と南島原の力関係は明らかです。
3.観音寺は、かつて「東の三本松、西の観音寺」と呼ばれた(私だけが言っていた('◇')ゞ)ように、三豊郡の中心としてその存在を誇示していたのですが、昼間人口比率も100%スレスレなので、三豊市がその傘下にあるとは言い難く、グループ名も「三観グループ」としています。学校参観日を思い浮かべますが、「観三グループ」としたら閑散としますので…、余談はともかく、ここにきて人口減少率も差異が見られるようになりました。
2.へんてこりんな形で愛西にとりつかれている津島市ですが、愛妻ともども名古屋都市圏の一員となっています。その昔は尾張一番の繁栄を見せたと言われる津島も、相当前から名古屋の都市圏に組み込まれたようで、名古屋に吐き出したものを、愛西から補充しているにすぎません。昼間人口比率は相当に開いていますが、人口も人口減少率もものすご~く似かよっています。ひょっとして、津島は愛西に対して微妙な感情をもっているのではないでしょうか?
注)人口減少率で「2010年から」とあるのは【2010年国勢調査~2020年1月1日現在推計人口】のことです。ただし、津島と愛西については【2010年国勢調査~2020年12月1日現在推計人口】です。「2015年から」も同様です。

洲本のことを書こうとしたのですが、そこまでたどり着きませんでした。
 
[99141] 2020年 1月 31日(金)09:10:04【1】白桃 さん
「生まれながらの町」の完全単独市制
本題に入る前に
[99136]YT さん
99134の訂正
そうでしたか。お手数かけました。改めて御礼申し上げます。

[99090]白桃
ところで、向日のように「村を知らない生まれながらの町」が単独で「市」となったケースはそんなに多くはないのでは?
数えました。全部で39市でした。
以下は、第1回国勢調査(1920年)までに市制施行していた21市です。
1898年まで---1908年まで---1920年まで
施行日市名人口A施行日市名人口B施行日市名人口C
1892.4.1前橋34,4951899.4.1若松(福島)39,2651911.7.1浜松64,749
1896.4.1宇都宮32,0691899.4.1丸亀27,0191914.4.1旭川※61,319
1897.4.1長野31,3191900.4.1高崎39,9611917.3.1大牟田64,317
1897.8.1四日市25,2201900.4.1小倉31,6151917.9.1八王子38,955
1898.2.1奈良30,5391906.9.1宇治山田37,5391918.4.1大垣28,334
1898.4.1尾道22,3121907.5.1松本35,0111919.5.1上田26,271
1898.10.1大津34,2251919.11.1明石33,107
1920.7.1釧路※39,392
注)人口A→1898年「日本帝国人口統計」の現住人口、人口B→1908年「日本帝国人口静態統計」現住人口、
人口C→1920年「第一回国勢調査」の人口
※旭川は、旭川町→旭川区→旭川市となっているが、この間に合併、境界変更は行っておらず「適合」とし、また釧路は、釧路町→一部が分立(釧路村)/釧路区→釧路市と廃置分合を行っているものの、これは併合ではないので、これも「適合」とした。

第1回国勢調査後に市制施行した18市は以下の通りです。
市制施行日市名市制施行前人口市制施行後人口国勢調査間増加率
1921.1.1千葉33,17941,80626.00
1921.3.1桐生37,67442,55312.95
1921.9.1一宮27,26334,74627.45
1922.1.1足利33,63739,40117.14
1924.4.1都城25,74130,42118.18
1925.4.1西宮28,42834,42721.10
1929.5.1伏見30,54431,5413.26
1933.4.1石巻30,74333,5309.07
1937.4.1栃木31,33531,195-0.45
1937.5.5釜石36,23042,16716.39
1948.1.1島田30,63532,1935.09
1948.10.10鹿沼32,03732,3771.06
1950.4.1秩父29,49731,5106.82
1950.8.1古河30,26530,709 1.47
1958.7.15与野35,16240,84016.15
1959.4.135,18450,95244.82
1967.1.1田無49,11358,46619.04
1972.10.1向日36,98845,88624.06
注)市制施行前人口とは市制施行前最後に行われた国勢調査人口、市制施行後人口とは市制施行後最初に行われた国勢調査人口。
[99135] 2020年 1月 30日(木)10:33:30白桃 さん
YT さんへの御礼と疑問
[99134] YT さん
『昭和25年 国勢調査報告 都道府県編 第7巻 その14 神奈川県』収録の「第1表 面積、人口及び人口密度―市・町・村 (大正9年~昭和25年)」の脚注によると、昭和10年の国勢調査時の酒匂村の人口7,004人中、3,167人分(45.2%)が小田原市に入ったようです。
YT さんにはたびたびお世話になっており感謝申し上げます。今回も早速ご連絡いただき有難うございます。
今回知りたかったのは、「1947年国調時の境域に組み替えた1940年(昭和15年)国調時の小田原の人口」です。酒匂村(後に酒匂町)は1954年に残り全部が小田原と一緒になったので、「1980年(昭和55年)国調時点の境域に組み替えた各国調年の人口」を利用して「1947年国調時の境域に組み替えた1940年(昭和15年)国調時の小田原の人口」を算出できなかったので、「酒匂村の一部」の人数を問い合わせた次第でしたが、3,167人と言う数字は予測をだいぶ超えたものでした。ただ、疑問が残るのは、
115) 昭和15.12.20. 足柄下郡小田原町 (27,860)、足柄町 (16,807)、大窪村 (4,688)、早川村 (2,483) 及び酒匂村の一部 (3,167) をもって小田原市 (計 55,005) を設置。
ということから、「1947年国調時の境域に組み替えた1940年(昭和15年)国調時の小田原の人口」は55,005ということなのでしょうが、なぜ
昭和10年の国勢調査時の酒匂村の人口7,004人中、3,167人分(45.2%)
となっているのか、つまり、「昭和15年の国勢調査時の酒匂村の人口7,376人中・・・」になっていないのか?。
厚かましいお願いで恐縮ですが、この点、おわかりになれば教えてください。
[99133] 2020年 1月 30日(木)02:46:57白桃 さん
訂正とお願い
[99020]白桃
現在までに【八幡町】と名乗ったところが九つあります。この9という数字は、【大和町】【大野町】の11に続き、【三和町】と並んで3位タイじゃなかったかと思うのですが、
【吉田町】も九つでした。訂正いたします。

お願い
小田原が1940年(昭和15年)に市制施行した際に、【酒匂村の一部】がくっついていますが、それが何人だったかお判りになる方がおられましたらお教えください。
[99120] 2020年 1月 27日(月)03:53:18白桃 さん
Re:川の流れのようにクイズの回答
[99119]シノレパシクソ さん
答え:Aグループ
理由:川の〇〇と□□□の〇〇との関係……ですよね?
お付き合いありがとうございます。
「答え」はもちろん、「理由」もあっていると思うのですが、念のため説明いたしますと、
Aグループ:「○○川」という市町村がある(あった)川。
Bグループ:「○○」という市町村がある(あった)川。
Cグループ:AにもBにも該当しない川
Wグループ:AにもBにも該当する川
です。
思いつく河川を調べたらBとWばっかり。川なのに砂漠気候(BW)ですか?
仰る通りAは案外少ないですね。私の身近なところでは、大都会?を流れるこの川 はAに属しますね。この川は、「大都会?」と隣の「誉水村(後、丹生村と合併して旧:大内町)」の境界になっていたような・・・
そう言えば、今晩ついつい飲んでしまった「手取川」(今、一番のお気に入り)はCですね。('◇')ゞ
[99117] 2020年 1月 26日(日)12:40:37白桃 さん
♪川の流れのようにクイズ
昔、世界で一番長い川はミシシッピー、日本で二番目に長い川は石狩川、って習ったような覚えがあるのですが、いつのまにか変わっていますね。日吉ミミさんも♪世の中、川ってゆくんだヨ、って歌っていますが・・・皆様が習ったときはどうでしたか???

下は、日本の河川30傑(長さ)を四つのグループに分けたものです。

Aグループ:荒川、紀の川、雄物川
Bグループ:信濃川、利根川、石狩川、天塩川、北上川、最上川、天竜川、阿賀野川、四万十川、釧路川
      斐伊川、由良川、筑後川、馬淵川、川内川、吉井川
Cグループ:阿武隈川、江の川、十勝川、米代川、尻別川
Wグループ:木曽川、吉野川、熊野川、那珂川、旭川、富士川

問題:江戸川と真室川は同一グループに属しますが、上記のどのグループでしょうか。お付き合いいただける方は、その理由も書いてください。

ヒント:Wグループは、AにもBにも該当する河川です。
なお、この問題は、水文学、地形学、その他自然地理学、ならびに人口地理学とは全く関係ありません。また、ナツメロとの関連性もほとんどないのですが、唯一、バーブ佐竹の「ネオン川」の歌詞♪誰が名付けた川なのか~にヒントが隠されているようないないような・・・ 
[99103] 2020年 1月 22日(水)01:21:55白桃 さん
お詫びと御礼
[99090]白桃
本落書き帳の「市区町村変遷情報検索」では、塩竈や津島(愛知)も該当するようになっているのですが、同「履歴情報」にもある通り、人口異動を伴う境界変更を行っていますからアウトですね。
「市区町村変遷情報」で検索すると境界変更の記録が出てこないのはどうして?と自分でも思っていたのですが、変更種別欄の「境界変更」にチェックをいれていなかっただけのことでした。大変失礼いたしました。

[99102]ekinenpyou さん
1947(S22)年の沖縄群島(本島)地方における市町村別人口について
大変参考になります。有難うございました。
[99101] 2020年 1月 21日(火)18:12:40白桃 さん
「駒」「雛」「駿」はどんなもんでしょう?
[99097]グリグリ さん
[99100]N さん
あまり真剣にならなくても良いような気もしますが、個人的意見を。
タイトルに挙げたものは動物(種)の名称や別称でもなく、状態や特徴を表しているにすぎないので、「動物名の市区町村」に入れるのは、如何なものかと思います。地名コレとの重複を避けるという理由で出ていないのかもしれませんが、「男」「女」「雄」「雌」も勿論除外する方が良いと思います。

[99098]たけもと さん
お久しぶり、というか本当にお懐かしゅうございます。アノ、ピアノのCMを見るたびに「そう言えば、どうしているのだろう。」と気になっていました。
[99092] 2020年 1月 19日(日)10:55:37【1】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1985年第14回国勢調査)
1985年(昭和60年)に行われた第14回国勢調査で取り上げるのは、現在もなお人口を増加させている、滋賀、福岡、沖縄の3県です。昭和も終わりに近づくと…おっと、年号が変わったからと言って人口推移に変化が見られる、なんて、根拠のない話は出来ませんが、…ともかく、人口の伸びは全国的におとなしくなってきます。前回国調から人口を減少させたのは秋田県のみですが、北日本、西日本の多くの県の増加率もせいぜい2%台となっています。こんな中、広域中心都市・福岡市を擁する福岡県は3.64%の高率を示します。近畿圏にあって県の主要都市が満遍なく人口増を示したのが増加率7.03%の滋賀県です。実は、宮城県は福岡県より、奈良県は滋賀県より当時の増加率は高いのですが、増加が持続せず、県人口のピークはともに2000年国調になります。福岡と滋賀の人口増の性格?も一括りに出来ませんが、これとも全く異なる人口増の様相(言うまでもなく、突出した自然増)を示しているのが沖縄県です。・・・予定より前段が長く、しかも、ややこしくなりました。('◇')ゞ
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)
滋賀県累P順位国調人口/---/福岡県累P順位国調人口/---/沖縄県累P順位国調人口
大津市1位234,551福岡市1位1,160,440那覇市1位303,674
彦根市2位94,204北九州市2位1,056,402沖縄市3位101,210
草津市5位87,542久留米市4位222,847浦添市4位81,611
近江八幡市4位63,791大牟田市3位159,424宜野湾市6位69,206
長浜市3位55,531飯塚市5位81,868具志川市2位51,351
守山市8位53,052春日市8位75,555名護市7位49,038
栗東町9位41,827大野城市10位69,435糸満市10位45,921
八日市市6位39,744行橋市16位65,527石垣市8位41,177
野洲町18位31,768直方市12位64,479豊見城村16位37,965
甲西町14位29,527筑紫野市13位63,242平良市5位33,406
〇滋賀県
前段で述べた通り主要都市が満遍なく人口増を示しているので、人口順位の点では前回国調とそれほどの変化はありません。満遍なく人口が増えている中でも注目したいのが、(温泉もあるかもしれない)草津市、(愛知県にもあった)守山市、(♪恋のインターチェンジ&馬のトレ・セン)栗東ですが、特に草津に関しては、元気な「衛星都市」というだけでは済まされない、成長目覚ましい西日本きっての注目都市です。なお、累P7位は水口を前身とする甲賀、10位は消滅したのが惜しまれる濁音のみの膳所(ゼゼ)です。
〇福岡県
前回の国調で北九州から首位の座を奪い返した福岡市は、その北九州との人口差を10万以上に拡げます。現在、我が国を代表する成長都市は福岡、代表する斜陽都市は北九州と、決してクチに出しては言いませんが、この頃からそうなる兆候はあらわれておりました。田川に代わって筑紫野がトップ10に入り、これで春日、大野城、筑紫野(かぱぷうさんが、この3市まとめてナンカうまいことを仰っていた気もするのですが)、の福岡市を支える(「傘下」とは言わない)3市が出揃いました。
〇沖縄県
沖縄県の人口順位は前回国調と全く変化ありません。これだけではあまりにも簡単すぎます?
この国調で那覇が30万を、沖縄市が10万を超えたのですが、沖縄県諸都市の人口推移をみてますと、大都市圏の「衛星都市」が人口増加率トップを順番に交代していくのと同じ、そう、あのチームパシュートを見ている感覚に陥ります。那覇が、浦添や宜野湾、具志川、豊見城に「今度はキミがトップに立て」とか耳打ちしているのでしょうか?まさかネ
◎ 三県の1985年DID人口十傑
滋賀県----- 福岡県-----沖縄県
大津113,085 福岡市連合1,033,018那覇297,747
草津43,242北九州市連合862,812浦添69,429
彦根40,303久留米145,085沖縄64,973
唐崎坂本32,100大牟田117,277宜野湾62,460
長浜23,012春日69,085石垣29,568
近江守山15,697大野城47,494名護16,863
石山11,796中間42,358糸満16,497
近江八幡10,201飯塚37,079平良16,269
八日市9,848太宰府36,268嘉手納13,324
野洲8,585小倉下曽根31,144石川11,764
注:DIDの連担に関して、過去のデータについて検証していませんので、自治体の枠をこえることのない数字になっています。
[99090] 2020年 1月 18日(土)03:20:30白桃 さん
♪向日横丁のタバコ屋の~
[99087]千本桜 さん
町村制施行時に町になったということは、郡の中心町だったのでしょうが、そういうイメージが湧かないのは、大都市に近すぎるせいでしょうか。拠点性を感じませんね。その町を歩いたことはないけど。
向日町(向日市)に拠点性を感じないというのは全く同じです。ただ、拠点性が弱かったからこそ、どことも合併せず(出来ず)にきたのではないでしょうか。そして、単独市制は、やはり京都市の【おかげ】。
ところで、向日のように「村を知らない生まれながらの町」が単独で「市」となったケースはそんなに多くはないのでは?。本落書き帳の「市区町村変遷情報検索」では、塩竈や津島(愛知)も該当するようになっているのですが、同「履歴情報」にもある通り、人口異動を伴う境界変更を行っていますからアウトですね。
因みに、宮城県下の「村を知らない生まれながらの町」をザッと調べてみました。(さすがに錚々たる街が並んでいます。拠点性ということでは、石巻、古川の次に来るのは、大河原?佐沼?中新田?)
白石:市制施行時に6村と合併
角田:市制施行以前に合併
亘理:1955年に荒浜町ほかと合併
大河原:コメントは不要ですネ。( ´∀` )
岩沼:市制施行以前に合併
原:1928年、仙台に編入
塩竈:1938年に多賀城と境界変更(Wikiには七ヶ浜とも境界変更とある)
吉岡:大和町成立時に合併
中新田:中新田町時代に既に合併
古川:市制施行時に3村を編入
岩出山:現在は大崎市
涌谷:既に2度合併
岩ケ崎:現在は栗原市
若柳:現在は栗原市
登米:現在は登米市
佐沼:現在は登米市
石巻:宮城県では唯一該当か!
渡波:現在は石巻市
気仙沼:市制施行時に1町1村と合併
[99084] 2020年 1月 17日(金)04:10:32【1】白桃 さん
大ムコウ(合併ウォッチャー)を唸らせる市は?
ここんとこ、「町」(あるいは「村」)から「市」になるときの人口増加率(具体的には、市制施行後の国勢調査人口÷市制施行前の国勢調査人口×100-100)を調べているのですが、合併等があった場合は境域人口の組替作業をしなければならず、かなり面倒です。特に「○○村の一部を××町に編入」となると、1950年以前の国調報告書にはその数字が掲載されていないので、いろんな資料から引っ張ってこないといけない。もう気が狂いそう。でも、こんな報われない作業が嫌いじゃなかったりして。('◇')ゞ
こんな作業をしていてふと思ったのは、町村制施行時に「町」であって、以後どことも廃置分合を行わず、単独市制した立派な?市の中で、一番遅く市制施行した市はどこだろう・・・コレ、結構むずかしいようであんまり難しくなかったです。
[99074] 2020年 1月 15日(水)03:52:22白桃 さん
第53回十番勝負こうかい日誌
今回一番後悔したのは開始時にパソコンの前で眠りこけていたことです。勝負にモシ、タラ、レバは無いのですが、もしも、眠りこけていなければ、
問三:2015年国勢調査人口に対する2019年推計人口が都道府県で増加率が一番高い(減少率が一番低い)市
は間違いなく金メダル、そして待望の総社を領国に加えることが出来たのです。返す返すも残念。
一日目はこれ以外に解答の出足が早く、最近話題となっていた
問九:面積に増減があった市区町村(2018年10月1日vs2019年10月1日)
問七:難読地名あいうえおの住所地名がある市
問一:都道府県で総画数が最も少ない市(ひらがな市は除く)
を答えることができました。
二日目
問十:日本動物園水族館協会に加盟している動物園がある市
旭川、日野でピントこないあたり、今の白桃の実力です。因みに、未回答の岡山市の動物園は、白桃のご先祖であると自分だけ思っている岡山藩主池田家に深く縁のあるところで、岡山にいる頃一度だけ行ったことがあります。また、東かがわ市の しろとり動物園は、協会非加盟であることは前々から承知していました。
問五:都道府県の市役所の住所で郵便番号が最も大きい市
これは、[98840]桜トンネルさんの
復習したら見えてきました。
が大きなヒントとなりました。他人の発言をヒントにしたことも不本意ですが、銅メダル欲しさに、このような問題の答えに東かがわ市を選ばざるをえなかったことがそれ以上に不本意でした。

ここからしばらく、ネットに繋がらなくなり修理に来てもらう羽目に。仮にネットに繋がっていたとしても結果は同じだったとは思いますが・・・
ヒントがでたあと:
問四:都道府県の市の中でふるさと納税額が最も多い市(2018年)
これは、お題の泉佐野市で分からないとは情けないです。
問二:都道府県庁所在地の面積に最も近い市
これの類題は何度か出ているのですが、ここまで手こずったのは、[98861]シノレパシクソ さんの
あと問二は、参照ページが違うからかもしれませんが、想定解数50くらいになりました。
に惑わされ、想定解を数える問題、しかも、いくぶんファジーな要素のある問題と思い込み、「並び替え検索」をしなかったことにあります。[98885]N さんの
問二は紛れもなく46だと思いますが…
にもっと早く注目すべきでした。
問六:市制施行日の月日がユニークな市(他に同じ月日の市がない)
これ、過去問にあったのですね。デスクトップ鉄さんが金メダルなので、てっきり鉄関係、市盗り関係かな、♪かなかなかなかなか見つからない(スリーファンキーズ)。そのうち、[98915]EMM さんの
あの市があるのなら早めにこの共通項を疑うべきだった。
そして、前に数えてなかったっけ?と思って確認したら数えてなかった…
で、問二のような想定解数を気にしなくても良い「並び替え検索」が必要な問題ではなく、これこそ想定解数を数える問題だとわかったのですが、【あの市】 =野々市 であることがピント来ない、まったく情けない。
問八:市内のすべての鉄道駅に市名が含まれている市(字体の揺れやひらがなも許容・鋼索線は除く)
今回の一番「やられた!」と痛感した問題です。一市一駅も〇というのが、意表を突くというか、出題者の巧妙なところです。

ヒント前に四問も残してしまった今回、今の私の力だと言えばそれまでですが、次回はヒトの発言に左右されず、王道を歩みたい。でも、ちょっとは他者の発言で相撲をとる?('◇')ゞ 、そして山口市、周南市は取り返したい。だって、前々から周防は白桃、長門は、かぱぷうさん、そういう条約を結んでいなかった???

最後にグリグリさん、おかげさまで今年のお正月七連休はヒマをもてあますことなく随分苦労させていただきました。次回もよろしくお願いします。
[99020] 2020年 1月 11日(土)09:26:48白桃 さん
表記が同じ九つの八幡町
十番勝負の最中に失礼します。
現在までに【八幡町】と名乗ったところが九つあります。この9という数字は、【大和町】【大野町】の11に続き、【三和町】と並んで3位タイじゃなかったかと思うのですが、その多くが比較的早くに町制施行し、しかも現在はマルデ残っていない例として特筆ものではないでしょうか。下は1925年(大正14年)に行われた国勢調査における7つの【八幡町】の人口です。残り2つの八幡町はどうしたの、と疑問を抱かれる方もいるかもしれませんが、一つは当時すでに市制施行していた福岡県の八幡、もう一つは、このずっと後の1954年に合併して町となった山形県の八幡です。
1925年国調人口だけでお判りになる方は殆どいないと思い、簡単かつ親切な(少なくとも十番勝負よりは((´∀`)))ヒントを添えましたので、今は何市になっているか考えてみてください。
なお、多分ですが、今回の十番勝負のヒントには全くならないと思います。

町制年1925年国調人口-----ヒント
1922年9,408人有名な半島
1889年7,785人三大?盆踊り・私の城下町?
1889年7,573人徒然草、つい最近駅名変更
1889年7,374人近江商人・安土城
1889年4,517人本八幡
1889年4,160人八幡宿
1908年3,840人四国八十八箇所十番札所切幡寺

クイズではありません。答えはこちらを見れば大体お判りになると思います。
[98954] 2020年 1月 7日(火)02:03:51白桃 さん
十番勝負
問八:笠岡市

終ったかな?
[98945] 2020年 1月 6日(月)23:06:30白桃 さん
十番勝負
問六:赤磐市
[98934] 2020年 1月 6日(月)21:49:32白桃 さん
十番勝負
問二:真庭市
[98917] 2020年 1月 6日(月)03:15:47白桃 さん
十番勝負
問四:総社市

気が付くのが遅すぎる。
[98868] 2020年 1月 3日(金)01:36:26白桃 さん
途中休憩
シノレパシクソ さん
完答一抜けおめでとうございます。
[98483]白桃
予想:優勝N さん、2位:とりぴー さん、3位:ぺとぺと さん。この3連単はけっこうカタイ?。
N さんに勝つとすれば、スカンデルベクの鷲さん、でしょう。
で、4位:星野彼方さん、5位:シノレバシクソさん、6位:白桃
の通り、まさか一抜けまでは予想していませんでした。過小評価お許しください。それにしても若い方の「進歩」は高度成長期の相模原や松戸の人口増加よりもドラスチックですね。脱帽です。

[98830]EMM さん
ところで………いや、これは今は触れないで起きましょう。
多分、アノことを仰りたかったのでしょうが、
白桃越前守&若狭守もコノ事に関しては今は触れないでおきましょう。((´∀`))
[98844] 2020年 1月 2日(木)10:45:15白桃 さん
十番勝負
問五:東かがわ市
不本意ながら某氏のつぶやきをヒントにしました
[98839] 2020年 1月 2日(木)02:13:51白桃 さん
十番勝負
問十:徳島市
想定解がひとつ合ってないようですが・・・
[98829] 2020年 1月 1日(水)10:10:43白桃 さん
迎春
あらためて・・・明けましておめでとうございます。
幸か不幸か、去年の大晦日(つまり昨日)から七日までアルバイトがお休みで、お酒を飲むか十番勝負に没頭するしかないのでありますが、インスリンかお薬のせいなのか考え事をしていたらスグ眠ってしまうのです。パソコンの前で待機していながら一時間以上、この一睡は一生の不覚でした。それに、少し前までは「アノ人の苗字何だったかな?」程度だったのですが、最近は「アレ?、誰の名前を思い出そうとしていたのかナ?」となっています。当然ながら、十番勝負も行き詰っております。愚痴で始まった新年になりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。
[98825] 2020年 1月 1日(水)03:05:45白桃 さん
十番勝負
問一:山口市
[98823] 2020年 1月 1日(水)02:44:05白桃 さん
十番勝負
問七:福島市
[98816] 2020年 1月 1日(水)01:46:59白桃 さん
十番勝負
問九:延岡市
[98813] 2020年 1月 1日(水)01:16:56白桃 さん
十番勝負
問三:総社市
パソコンの前で待機していたのに寝てしまった。
[98784] 2019年 12月 31日(火)20:32:51白桃 さん
市制施行前の国勢調査で3万人以上を記録した市
[98780]と大いに関係しますが、市制施行前の国勢調査(第1回から第7回まで)で前身となる町or村が3万人以上を記録した市とその回数を列挙します。
北海道12市
夕張(夕張町5回)、美唄(沼貝村1回・沼貝町1回・美唄町4回)、芦別(芦別町2回)
三笠(三笠山村1回・三笠町2回)、赤平(赤平町2回)、岩見沢(岩見沢町2回)
北見(野付牛町3回)、歌志内(歌志内町3回)、苫小牧(苫小牧町1回)、網走(網走町2回)
江別(江別町1回)、砂川(砂川町2回)
岩手県1市
釜石(釜石町2回)
宮城県2市
石巻(石巻町1回)、塩竈(塩竈町1回)
山形県1市
酒田(酒田町1回)
福島県1市
内郷(内郷村1回・内郷町2回)
茨城県3市
土浦(土浦町1回)、日立(日立町1回)、古河(古河町1回)
栃木県3市
足利(足利町1回)、栃木(栃木町1回)、鹿沼(鹿沼町1回)
群馬県2市
桐生(桐生町1回)、太田(太田町2回)
埼玉県5市
大宮(大宮町2回)、熊谷(熊谷町1回)、所沢(所沢町2回)、飯能(飯能町2回)、行田(忍町1回)
千葉県1市
千葉(千葉町1回)
東京都4市
武蔵野(武蔵野町2回)、三鷹(三鷹町2回)、立川(立川町1回)、府中(府中町1回)
神奈川県4市
藤沢(藤沢町1回)、相模原(相模原町2回)、平塚(平塚町1回)、逗子(逗子町1回)
新潟県2市
三条(三条町1回)、新津(新津町2回)
長野県1市
岡谷(平野町4回)
静岡県4市
磐田(磐田町1回)、吉原(吉原1回)、島田(島田町1回)、焼津(焼津町1回)
愛知県4市
瀬戸(瀬戸町1回)、安城(安城町2回)、守山(守山町1回)、拳母(拳母町2回)
京都府1市
伏見(伏見町1回)
大阪府8市
布施(布施町1回)、吹田(吹田町1回)、貝塚(貝塚町2回)、池田(池田町1回)
枚方(枚方町1回)、高槻(高槻町1回)、泉佐野(佐野町1回)、寝屋川(寝屋川町1回)
兵庫県2市
芦屋(精道村2回)、洲本(洲本町1回)
奈良県1市
大和高田(高田町1回)
山口県5市
宇部(宇部村1回)、防府(防府町1回)、徳山(徳山町1回)、小野田(小野田町1回)、萩(萩2町)
福岡県7市
田川※(伊田町2回)、戸畑(戸畑町1回)、飯塚(飯塚町2回)、直方(直方町1回)
宮若(宮田町4回)、山田(山田町3回)、中間(中間町3回)
※田川の場合、旧)後藤寺町も1回記録
熊本県1市
水俣(水俣町1回)
宮崎県2市
延岡(延岡町1回)、小林(小林町2回)
鹿児島県6市
川内(川内町2回)、谷山(谷山町2回)、枕崎(枕崎町1回)、串木野(串木野町1回)
阿久根(阿久根町2回)、西之表(西之表町1回)
沖縄県2市
具志川(具志川村1回)、真和志(真和志村1回)

では、皆さんよいお年を
[98780] 2019年 12月 31日(火)15:29:39【1】白桃 さん
Re:町制施行要件
[98747]むっくん さん
市になったのが遅い理由は分かりませんが、町になったのが遅い理由は、町制施行要件ではないでしょうか。
返事が大変遅れまして申し訳ございません。ご指摘いただいた通りだとは思うのですが、鹿児島県の町制施行要件、それも戦前のものがどうなっていたのかご存知であれば教えてください。
鹿児島県の自治体の町制施行時期が他県に比べて大変遅れているのは一目瞭然なのですが、市制施行時期が果たして遅くなっていたのかどうか念のために調べてみました。
調べたと言っても、あんまり説得力のあるものではないのですが。('◇')ゞ
まず、鹿屋の場合。
1950年国勢調査において鹿屋市の人口は63,506ですが、この国勢調査で6万人台だったのは以下の22市1町でした。
順位人口町制年市制年
1宇治山田市69,48918891906
2相模原町68,89819261954
3鈴鹿市68,75518891942
4水戸市67,1631889
5福山市67,06318891916
6長岡市66,81818891906
7佐賀市66,8071889
8八尾市66,69819031948
9明石市65,64218891919
10弘前市65,5971889
11 熊谷市65,48718891933
12諫早市65,43418891940
13荒尾市64,20719191942
14 鹿屋市63,50619121941
15 小松市63,20118891940
16 徳山市62,90319001935
17 半田市62,86018891937
18土浦市62,24618891940
19 鳥取市61,7211889
20岩国市※61,53219281940
21 尾道市61,41118891898
22 今治市60,19118891920
23若松市(福島) 60,03418891899
上表から、人口順位14位の鹿屋は、
町制施行順位は20位、市制施行順位は19位で、やはり、両方とも遅かったと言えるのではないでしょうか。
町制年は【前身町】のもので、岩国市は麻里布町の町制年です。(岩国町の町制年は1889年)

次に、川内(42,048人)、谷山(40,098人)、頴娃(39,483)の場合
1950年国調で35,000以上45,000未満の63市町を対象に調べた結果
人口順位(対象63)町制施行順位(対象63)市制施行順位(対象58)
川内18位55位18位
谷山28位52位56位
頴娃33位63位
以下同様に30,000以上35,000未満の39市町を対象に調べた結果
人口順位(対象39)町制施行順位(対象39)市制施行順位(対象37)
枕崎5位32位17位
串木野7位36位21位
阿久根20位34位32位
西之表38位35位37位
25,000以上30,000未満の28市町を対象に調べた結果
人口順位(対象28)町制施行順位(対象28)市制施行順位(対象25)
末吉5位24位24位
名瀬6位24位2位
指宿9位27位17位
垂水16位26位22位
志布志25位21位25位
20,000以上25,000未満の90市町を対象に調べた結果
人口順位(対象90)町制施行順位(対象90)市制施行順位(対象61)
知覧6位67位------
加世田36位61位---33位
高山37位67位
出水39位48位---19位
川辺43位60位---61位
東市来80位73位
米ノ津82位58位
加治木83位40位
以上の通り、1950年国調時点において人口が同規模の自治体を比較検証した結果、町制施行時期ほど極端ではないが、市制施行時期もかなり遅くなっているのがわかりました。
[98775] 2019年 12月 29日(日)23:30:11白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1980年第13回国勢調査)
白桃は1980年(昭和55年)に横浜市緑区から千葉県東葛飾郡浦安町に引越しをしたのでありますが、第13回国調が行われた10月1日にどちらに居たか記憶にありません。ひょっとして東武動物公園駅あたりで野宿していたかもしれません。ま、そんなことはどうでも良いのですが、この頃になると、人口急増を示していた大都市周辺の「衛星都市」の中には「ゆるやかな増加」になるところが目立ち始め、一方、「高度経済成長期」に人口急減をみた地方の小都市の中には、一時的にしろ人口を増加させたところがかなりあります。今回は、このような全国的傾向とはいささか異なる様相、具体的には、地方の中心都市の周辺にあって人口急増の市町が台頭した、宮城、石川、広島の三県に登場してもらいます。(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)
 
宮城県累P順位国調人口/---/石川県累P順位国調人口/---/広島県累P順位国調人口
仙台市1位664,868金沢市1位417,684広島市1位899,399
石巻市2位120,699小松市2位104,329福山市3位346,030
泉市9位98,016加賀市4位65,282呉市2位234,549
気仙沼市3位68,551七尾市3位50,394尾道市4位102,056
塩竈市4位61,040松任市6位43,766五日市町16位87,325
古川市5位57,060輪島市5位32,662三原市5位84,450
多賀城市8位50,785野々市町7位31,817東広島市6位75,807
名取市7位49,715羽咋市10位28,784府中市7位49,026
白石市6位41,275珠洲市11位27,351府中町12位47,817
岩沼市14位34,910津幡町9位23,682廿日市町8位42,315
〇宮城県
10年前は「町」であった泉や多賀城の台頭が目立ちます。特に泉の人口の伸びは目を見張るものがあり、次回1985年国調では石巻を抜いて2位に上がるのです。でも考えれば当時は地下鉄も開通していなかったので、鉄道のない10万都市なんて、どういう感じだったのでしょう。現在の富谷市も似たようなものですが…。なお、累P順位では3位気仙沼、4位塩竈、5位古川→大崎、となっていますが、全20回すべてトップ10に入っているこの三者のポイント数は128、127、126ですから、同等クラスと言って良いでしょう(2020年国調終了時点での累Pでは、大崎が気仙沼、塩竈を抜き去るのは確実)。また、累P10位は、ここ3回の国調でポイントを稼いだ登米(22P)ですが、累P11位は女川(20P)であることを強調しておきます。
〇石川県
何と言っても注目は前回国調から二つ順位を上げ、町でありながら7位となった野々市です。が、ここはオーナーのご出身地でありますからして、余計なことは言わないでおきましょう。累P3位が七尾、4位が大聖寺→加賀になっておりますが、ポイント差は僅か1Pです。そして、累P5位が輪島、累P6位が松任→白山となっているのは逆ではないかと思われる方もいるかもしれませんが、この差はかなりあります。なお、累P8位は根上→能美です。(※能美市の前身は寺井をハナ差抑えた根上です。)
〇広島県
ほんの6か月前に政令指定都市となった広島市。この後、名実ともに中国地方の「首都」となるために、念願の百万都市となるためには最後の仕上げが必要です。そのターゲットになったのは言うまでもなく、五日市です。その五日市、人口的には二十世紀最後の”大物町”で、この当時、町名では四倍相当の廿日市を、人口的には2倍となっていたのです。余談ですが、五日市と言えばカープの山本浩二の出身地。その母校が廿日市高校ですからちょっとややこしい。五日市、廿日市とともにもう一つの新興勢力が、もうそこまで賀茂学園都市の足音が聞こえてきている東広島。また、まだこの頃は、備後府中の人口が安芸府中を上回っていた事が注目に値します。
◎ 三県の1980年DID人口十傑
宮城県----- 石川県-----広島県
仙台552,354金沢312,643 広島市連合698,849
石巻93,094小松27,587169,725
泉中央55,439七尾16,719 福山152,955
塩竈55,361内灘16,467五日市63,594
多賀城39,031輪島14,885三原47,740
気仙沼30,686野々市14,161 安芸府中47,683
岩沼20,609大聖寺11,334尾道47,570
仙台高砂20,476松任10,815大竹31,181
白石16,811山代8,761海田市28,145
古川14,808美川8,302 廿日市24,473
3県のDIDにコメント:白石>古川だったのだ、内灘おそるべし、五日市、海田市、廿日市の次に「市」がつくDIDは座頭市!ってこと?
[98771] 2019年 12月 29日(日)04:28:34【1】白桃 さん
スーパータウン、ついに市に昇格か?
宮城県推計人口(令和元年12月1日現在)についてでは、11月中に一番増加したのは【大河原市】になっています。訂正されないうちに、写真にでもとっておきますか…。
それは良いのですが、「人口推移の一覧(EXCEL形式)」の[H31年各月1日現在]が、[令和元年11月末現在住民基本台帳人口及び世帯数]、しかもエクセルではなくPDFになっているので推計人口計算が面倒なのは困ったことです。
[98749] 2019年 12月 17日(火)08:40:05【2】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1975年第12回国勢調査)
1975年(昭和50年)は、白桃にとって忘れられない年であります。♡と本物の白桃に相当の、地理(学)にも多少の?未練を残しつつ、♪未練心につまづいて落とす涙の哀愁列車~、じゃなく快速電車(たぶん)で岡山を後にしたのです。行く先は仁川、と言っても韓国のインチョンではなく、就職先の独身寮がある西宮市の仁川です。でも、その仁川にいたのは通算で2~3日。御殿場研修から帰阪後、人事担当者の「飛行機に乗せてあげる」という甘い言葉にだまされて東京くんだりまで連れていかれたのです。機内で「好きでもない阪急ブレーブスの本拠地、西宮球場の年間入場券を無理やり買わされたけど、これじゃ使えないじゃないか」と憤慨。ま、私的なことはこれぐらいにして…、長く続いた高度経済成長も終焉し、前年のオイルショックもあったりして、世の中少々変わりかけていたのです。ロッキードで退陣したものの、田中角栄が提唱した「列島改造論」はその後もくすぶっており、(「中央」に対峙する意味での)「地方」の活性化を「お題目」に揚げる政治家が頻出したのもこの頃であったのでは。
今回は、広島や仙台には遠く及ばないが、「地方」としては大都市と自負している?ところが県庁となっている三県に登場してもらいます。(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

新潟県累P順位国調人口/---/岡山県累P順位国調人口/---/熊本県累P順位国調人口
新潟市1位423,188岡山市1位513,471熊本市1位488,166
長岡市2位171,742倉敷市2位392,755八代市2位103,691
上越市3位123,418津山市3位79,907荒尾市3位58,296
三条市4位81,806玉野市4位78,516玉名市5位42,837
柏崎市5位80,351笠岡市5位63,413人吉市7位41,118
新発田市6位74,025総社市7位47,027本渡市6位40,432
新津市7位58,970井原市8位37,479水俣市4位36,782
十日町市9位50,211備前市12位33,908山鹿市8位31,708
小千谷市11位44,375新見市14位30,014宇土市12位31,564
燕市10位43,265高梁市13位27,701菊池市11位28,258
〇新潟県
岡山市、熊本市同様に新潟市の累Pは200(国調20回すべて人口1位)ですが、それだけではなく長岡も180(毎回2位)と、1位→2位の連勝単式はテッパンです。3位となると、高田、三条、柏崎が入れ替わっていたのですが、前回4位の高田と9位の直江津が合併して上越市が出来上がり、以後、上越の3位も固定、3連単もテッコンキンクリートになっていくのです。累P十傑で唯一顔を出さないのは、現在県内の人口最下位市である加茂(累P8位)です。「越後の小京都」と呼ばれる加茂は結構早くから開けていたようで、♪花は越後の~ハナはエチゴの雪椿~の群生地でもあるとのこと。
〇岡山県
岡山県は二度目の登場なので簡単にと思うのですが、なにせ思い入れが多いので…。
岡山市は国調人口の上では毎回トップとなっておりますが、倉敷・児島・玉島の合併時には一瞬、新・倉敷市に抜かれていたと思います。西大寺との合併によって1970年国調時にはナントカ面子を保ちますが、その後も倉敷との岡倉天心合併競争は続きます。山陽新幹線が延伸する1972年までにナント7町2村を吸収、1975年には藤田村編入でダメ押し。これも、倉敷との差をつけたいためか、新幹線終着都市としての見栄張りか?ともかく、念願の50万都市になりました。岡山駅も立派になり、駅地下街(これ、案外立派)も化粧を直し、駅前にはアノ「桃太郎像」が設置されました。(念のため:アノ像のモデルは白桃ではありません。)玉野は東児町を合併し引き続き4位を維持していますが、単一産業、特に造船業に依存する「企業城下町」はこの頃から落ちていくのです。
〇熊本県
八代は10万都市となってから鳴かず飛ばずではありますが、1955年国調以降現在まで2位を保ち、荒尾も往時の勢いがなくなったとは言え2000年国調まで3位を維持します。苦難の歴史を持ち、現在県下最少人口市となった水俣ですが、この頃は一旦人口が下げ止まった時期で、前回同様の7位を維持しています。水俣の累P4位と言うのも、第1回国調から4期連続2位だったことを思えば納得です。なお、熊本県トップ10の今回順位は前回とまったく同じです。これは意外なのですが、更に意外だったのは、累P10位がオフ会開催地小国町であることです。(累P9位が本渡にすっかり持っていかれた牛深であることは、意外でもありません。)
◎ 三県の1975年DID人口十傑
新潟県-----岡山県-----熊本県
新潟303,325岡山194,582熊本374,040
長岡96,895倉敷60,333八代46,427
三条50,297玉野42,397水俣20,472
高田47,943児島※142,077荒尾18,504
新発田35,327津山35,938人吉18,276
柏崎31,915水島31,248本渡15,115
十日町24,171岡南31,070山鹿12,690
新津22,955玉島19,257玉名高瀬 10,360
加茂22,758笠岡16,232隈府8,066
直江津22,568鶴の浦※214,879牛深7,569
※1:この頃になると、味野と琴浦のDIDは連坦となります。
※2:後に水島DIDに吸収されますが、連島DIDとも違います。ともかく、倉敷はよくわからない。
このあたり
[98742] 2019年 12月 13日(金)15:03:59白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1970年第11回国勢調査)
1970年(昭和45年)と言えば、♪世界の国からこんにちは~の大阪万博が行われた年で、引き続き高度経済成長期でありました。前回国調から5年の間に、いわき、東大阪、倉敷などいくつかの大型合併もありましたが、まったく新しく誕生した市の数は34と少なく、県ごとの都市人口順位変動も比較的おとなしいものでした。事実、北海道、京都府と19県においては、トップ10に新たに顔を出した都市はありませんでした。そんな中、今回は新市が誕生した山形県、複数の市を含む合併が行われた静岡県、新市の誕生こそ無かったものの新興衛星都市の萌芽がみられた奈良県をとりあげました。(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

山形県累P順位国調人口/---/静岡県累P順位 国調人口/---/奈良県累P順位国調人口
山形市1位204,127浜松市1位432,221奈良市1位208,266
酒田市2位96,072静岡市2位416,378橿原市5位75,508
鶴岡市3位95,136清水市4位234,966大和郡山市2位57,456
米沢市4位92,764沼津市3位189,038天理市3位57,020
天童市8位44,758富士市6位180,639大和高田市4位53,475
新庄市5位42,120富士宮市5位88,880桜井市7位52,081
東根市6位39,113焼津市8位82,737御所市12位35,987
上山市9位38,357藤枝市9位78,750生駒町6位35,550
南陽市11位37,271三島市7位78,141五條市8位33,737
寒河江市7位35,558島田市11位66,489香芝町11位21,205
〇山形県
山形県は人口順位変動が最も穏やかな県でありますが、この回に、宮内町と赤湯町ほかの合併で誕生した南陽市がランクインしました。南陽の前身である宮内町は第3回国調時に10位にランクインしていますが、今は赤湯に比べてもひっそりとした街並みになっています。1970年国調以降、山形県のトップ10は順位変動こそあるものの新顔の登場はありません。なお、累P10位は、長井でも村山でもなく、「雛とべに花」の河北町(前身の谷地町のときに連続7期ランクイン)で、「雪とスイカと花笠」の尾花沢は一度もランクインしていません。
〇静岡県
この回、吉原市と旧)富士市、鷹岡町の合併によって出来た富士市が5位にランクイン。もっとも、前回1965年国調時に吉原が同じ5位であったので、人口順位変動はあったような無かったような。トップ10全体を見ても、前回との違いは藤枝と三島の順位が入れ替わっただけです。累P10位は磐田ですが、現在8万都市の御殿場、袋井が一度もトップ10に登場していないのは、静岡県の都市層の厚さを物語っています。
〇奈良県
1947年国調まで、市は奈良のみ。1950年国調時にやっと大和高田が市に、1955年時には天理と大和郡山が増え、でもたった4市。1960年時には御所、五條、桜井、橿原が増えて8市と等比級数的に市が増えていった奈良県です。この時点では生駒はまだ町でありましたが、前回の9位から五條を抜いて8位となり、10位には新興の香芝町がランクイン。なお、累P9位は第1回国調で奈良に次ぐ2位であった十津川村、10位は大淀町となっています。
◎三県の1970年DID人口十傑
山形県-----静岡県-----奈良県
山形115,907 静岡276,899奈良78,359
酒田56,700浜松215,630大和西大寺55,115
米沢46,185清水182,956橿原29,590
鶴岡45,465沼津120,089大和高田28,522
新庄20,017三島47,020丹波市18,425
天童13,959吉原43,177大和郡山18,264
上山12,509焼津41,427桜井17,174
寒河江11,821富士宮36,085生駒16,110
宮内9,325磐田33,500五條15,170
長井9,147島田32,590 香芝13,058
[98735] 2019年 12月 11日(水)19:06:27【1】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1965年第10回国勢調査)
1965年と言えば、東京オリンピック(勿論、前の)は終わったものの、世の中「高度経済成長期」の真っただ中。大都市近郊では人口急増の自治体が目立つ一方で、石油へのエネルギー転換が進んだことによって北海道などの炭鉱都市は人口激減時代の到来です。このように全国的には上昇と下降がはっきりと分かれてくる1965年(昭和40年)ですが、県ごとに見ると「昭和の大合併」も一段落し、人口順位変動も案外おとなしい時代であったかもしれません。そんな中、今回は、時季外れの大型合併(「新産都合併」)が行われる前の福島、岡山の両県と、東かがわ市の前身である大内町がトップ10に初登場となった香川県をとり上げます。(香川県の選択は、ごくごく私的理由によるものですが、ひらにご容赦を)
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

福島県累P順位国調人口 /---/岡山県累P順位国調人口/---/香川県累P順位国調人口
郡山市1位223,183岡山市1位291,825高松市1位243,444
福島市2位173,678倉敷市2位144,461坂出市3位61,284
会津若松市4位102,239児島市11位77,420丸亀市2位58,826
平市3位70,921津山市3位76,007観音寺市4位44,200
磐城市12位64,899玉野市4位66,232善通寺市5位35,427
須賀川市5位46,999笠岡市5位63,778三木町6位24,016
勿来市13位46,731玉島市6位53,455土庄町10位23,514
白河市6位40,747西大寺市17位46,868多度津町7位20,421
常磐市10位40,671井原市8位38,485大内町14位18,016
原町市7位40,643総社市7位34,508高瀬町12位17,683
〇福島県
直前に5町5村と合併した郡山がトップ(5度目)に返り咲きます。福島は飯坂町を編入したものの首位から陥落。いわき市成立前の旧5市は、炭鉱の閉山で衰退気味の内郷を除いた4市がランクインしているものの、勿来が前回の6位から一歩後退、常磐も前回の8位から一歩後退とパッとせず(スパリゾートハワイアンズの前身・常磐ハワイアンセンターがオープンしたのはこの翌年)。この頃は、いわき市の前身である平よりは「新産都」の核となった磐城(前身:小名浜町)の勢いが強く人口も肉薄していました。なお、累P8位は内郷、9位は相馬(前身:中村町)です。
〇岡山県
岡山VS倉敷の合併競争が始まる前の段階で、児島、玉島、西大寺といった市が♪昔の名前で出ています。現在の倉敷市は多核都市と言えるのですが、「新産都の優等生・水島」を抱えた旧倉敷市も多核、と言うより雑然とし過ぎて、5年間岡山に住んでいた白桃もよく理解できてないのです。大体、どこからどこまで「水島」か、ということも難しい(「水島」という自治体名も存在しません)。ただ、津山を抜いて3位となった児島市の一部も水島臨海工業地帯に含まれていることは間違いありません。その児島も倉敷以上に複雑怪奇で、ざっと言っただけでも味野、下津井、琴浦の三地区がバラバラに存在します。児島は累P11位ですが、児島市成立後にくっついた琴浦町が9位と、本家を上回っているのです。下のDID人口表でも琴浦は味野の上位にあります。倉敷三本柱の残り旧玉島市(倉敷や児島と比べれば複雑ではない)は、前身の玉島町時代の1920年国調では岡山市に次いで2位となるなど累P6位の実績は大したものです。忘れてしまいそうですが、累P10位は「水島」の一部にあたる旧)連島町です。
〇香川県
この頃は「番の州臨海工業団地」が造られた坂出に勢いが感じられ、丸亀は斜陽都市の印象がありました。9位の大内町は当時、隣の白鳥町とともに手袋産業の全盛期で、町も賑わっていました。3年後の1968年には三本松高校跡地に十和デパートがオープンするなど、白桃少年にとってともかく嬉しい時間でした。エ~、ここは簡単に。累P8位は詫間町(消滅)、累P11位は仁尾町(消滅)ですから、累P12位の三豊市(←高瀬町)のあやふやさ?が知れます。累P9位は、さぬき市(←志度町)です。
◎三県の1965年DID人口十傑(※香川県は9つしかないので、宮城県から一つお借りしました。)
福島県-----岡山県-----香川県
郡山86,812岡山175,024高松120,574
福島76,945玉野42,608丸亀28,928
会津若松67,185倉敷30,027 坂出23,589
34,837津山28,969観音寺15,619
小名浜28,669水島18,306善通寺13,882
常磐湯本24,720琴浦15,258琴平8,789
須賀川20,418岡南13,881多度津8,454
白河20,355味野13,551大河原※7,554
喜多方16,207笠岡13,119三本松5,786
内郷15,643西大寺9,672土庄5,384
[98724] 2019年 12月 9日(月)19:08:07白桃 さん
クイ図を悔いず
感想文と言うほどでもないのです。簡単にコメントを。
クイ図は元々苦手ですから消極的に取り組むつもりでした。しかも、問四、問五はストリートビューで答えないといけないということで、問題をよく見もしませんでした。
答えられるところからということで
問三を大洗で答えましたが、「どうしてこんな簡単な問題を出すのだろう。」と大笑い?。てっきりフェリーとか観光船の乗り場と思ったのがあさはかミツケ。「験潮場」なんて言葉も知りませんでした。
問一はいずれ見つけることが出来るだろうと後回しにして、問二を考えることに…
芦屋がヒントに出ましたので、あ~なるほど、大山崎・山崎がお題に出てるわけだ。なら、安直に浦安で答えとこ。と書きかけたとき、待てよ、TDRのとこに変なものがあるじゃないか。で、急遽、多度津に変更。この問題、クイ図だから解けましたが、十番勝負だったら相当苦戦したのじゃないかと思います。それにしても、まつもとしろくまさんには脱帽です。
そうこうしているうちに、簡単なアナグラムヒントが出たので、やっと問五を触ってみようかな…あ、苗羽が映っている。難読地名か。「ストリートビューがうまく見れないんですけど」となんでも電話相談室に訊いて教えてもらいましたが、「あ」の山女はうまくいかず…やっと宗像市の「上八」でなんとか。苦節11時間。
問四は坂本九ちゃんの歌のようなアナグラムから、標識か信号機がらみの問題かと想像はついたのですが、次の「サンポウカイカ」って何???。三方一両損なら知ってるけど。「三方開花」でくぐったら、あ、これか。でも、剣道やっていたから県道で答えてしまい誤答となりました。
問一はスーパータウンのおかげ。東かがわ市にはないもんね。コンビニ1店でもあったけ???

グリグリさん、クイ図、大変勉強になりました。ありがとうございました。、
[98703] 2019年 12月 8日(日)06:54:44白桃 さん
クイ図
問四:栃木県宇都宮市

滑川町のはアレだからダメなのか?
[98692] 2019年 12月 7日(土)10:06:10白桃 さん
クイ図
問一:宮城県大河原町

共通項は最初から分かっていたのですが、ピッタリのがなかなか見つからなくて。
ここ、千本桜さんのご案内で何度も通過してます。さすがスーパータウン。
グリグリさん、もしダメでもオマケしてください。('◇')ゞ
[98686] 2019年 12月 7日(土)00:31:10白桃 さん
クイ図
[98671] 2019年 12月 5日(木)16:31:51白桃 さん
クイ図
問五:福岡県宗像市
すとりーとびゅーの問題はあきらめていたのですが、答えが分かってから11時間かけてやっとできました。
目出度し目出度し
[98670] 2019年 12月 5日(木)15:54:28【2】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1960年第9回国勢調査)
「昭和の大合併」があらかた終わった1960年(昭和35年)国勢調査です。前回の国調時から新たに66市が誕生しました。※消滅したのはマワシがほどけてしまった真和志市:('◇')ゞ
今回登場するのは、前回同様、「昭和の大合併」前まで一個か二個だった市の数が倍増した鳥取、徳島、高知の3県です。この三県ですが、1955年国調時にはまだ市制施行していなかった市があるというのも共通です。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)
※1960年国調からDIDが導入されましたので、今回書き留めておきます。
鳥取県累P順位国調人口/---/徳島県累P順位 国調人口/---/高知県累P順位国調人口
鳥取市1位104,833徳島市1位182,782高知市1位196,288
米子市2位94,808阿南市4位60,110南国市5位41,798
倉吉市3位51,528鳴門市2位48,828中村市3位38,951
境港市4位32,714小松島市3位39,884須崎市2位32,976
岩美町7位19,350池田町6位28,403土佐市4位31,803
日南町13位15,286鴨島町5位24,119室戸市9位30,498
智頭町6位14,390脇町9位21,820安芸市8位30,370
東伯町5位14,294石井町7位21,505宿毛市7位30,016
青谷町18位11,528神山町16位18,503土佐清水市6位29,944
河原町21位11,187阿波町14位15,430窪川町13位24,813
〇鳥取県
前回は境港「町」であった境港は引き続き4位。この境港を含め鳥取県4市は当然ながらトップ10皆勤賞です。それどころか、米子は全回2位、倉吉は全回3位ですから、鳥取、米子、倉吉の3連単のオッズは1.00倍?。その他も1955年国調時と顔ぶれの変化は殆どありません(10位の【明治の名邑】赤碕に代わり、新生伯南町改め日南町が6位に入っている)。7位智頭(累P6位)のトップ10入り14回は大記録。8位東伯(累P5位)は琴浦町の前身町。9位青谷、10位河原は消滅町です。因みに、累P8位は宇倍野村時代にのみ7期連続トップ10入りをしている国府町(消滅)、9位はモハヤ姥桜となったか若桜町、10位は郡家を前身とする八頭町です。
---1960年DID人口
鳥取:56,661、米子:43,430、倉吉:17,455、境港:13,589・・・以上
〇徳島県
2位の阿南は、前回3位の富岡町(41,343人)と7位の橘町(21,031人)の合併で、オロナミン鳴門を追い越したのです。だけど、累Pでは先輩3市にはまだまだ及びません。5位に池田(三好市の前身)、6位に鴨島(吉野川市の前身)、7位に脇町(美馬市の前身)、10位に阿波町(阿波市の前身)となんとなく順当に並んでいるようですが、一皮めくれば骨肉の争い(大げさすぎる?)があるのです。問題は美馬市の前身の脇町。実は脇町の前身はウダツで有名なあの旧)脇町ではなく、うだつの上がっていない旧)江原町となっている、しているのです。美馬市の中心は今でも旧)脇町だと思うのですが・・・。累P8位はな、なんと大歩危小歩危の山城町(消滅)、10位は白桃の旧宅横を通過していた高徳線汽車の行先によく見かけた「牟岐」。しかし、その牟岐、今は・・・あゝムギ遠げ。
---1960年DID人口
徳島:113,746、徳島津田:8,905(以上徳島市)、小松島:16,099、鳴門:15,289、阿波池田:7,140
牟岐:5,286、鴨島:4,827
〇高知県
新3市について言えば、前回影も形もなかった南国がいきなり2位、前回高岡町時代に9位の土佐が5位、四町一村合併の室戸が復活の6位となっており、1955年国調時に既に市となっていた中村(四万十市の前身)が3位、須崎が4位、安芸が7位、宿毛が8位、土佐清水が9位とさして驚くこともない順位となっております。10位の窪川(四万十町の前身)も累P13位とは言え、土讃線の終着駅としてそれなりの結果を残しています。今回のトップ10には入っていない ものの、累P10位は伊野町を前身とするいの町であることはまったく意外ではありませんが、11位が香美、香南を抑えた梼原であることを、そこを脱藩の道とした龍馬も知りますまい。
---1960年DID人口
高知:136,845、須崎:12,673、土佐中村:10,292、安芸:8,429、土佐山田:6,451、土佐清水:6,285
室戸室津:5,340、伊野:5,222、後免:4,608(旧後免町域を超えたDIDであったことは間違いなし。)
[98645] 2019年 12月 3日(火)02:01:34白桃 さん
クイ図
問二:香川県多度津町

今からだと二時間半しか寝られないのに何をやってるのだろう。せめてあってて欲しい。
[98638] 2019年 12月 2日(月)13:02:06【1】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1955年第8回国勢調査)
幼稚園入園前の面接で4以上の数を言えなかったけれど、市や町村を人口が多い順に並べることは出来た大変態児が最初に迎えた国勢調査が1955年(昭和30年)に行われた第8回調査です。世は力道山のプロレス全盛期、そして「昭和の大合併」の真っただ中。[98607]でも触れましたが、1950年国調時には253だった市の数が、以降1955年国調までの5年間に242増えた(243市誕生、首里市消滅)のですから倍増。そこで今回は、市の数がそれまで一個か二個だったのが一挙に増えた富山、山梨、佐賀の3県をとりあげました。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)
富山県累P順位国調人口/---/山梨県累P順位 国調人口/---/佐賀県累P順位国調人口
富山市1位170,495甲府市1位154,494 佐賀市1位126,432
高岡市2位131,531大月市4位41,412伊万里市4位81,625
氷見市3位68,611富士吉田市2位39,116唐津市2位76,899
新湊市4位48,713韮崎市7位31,698多久市7位45,346
魚津市5位46,843山梨市6位31,004武雄市5位41,673
砺波市7位36,377都留市3位30,730鳥栖市3位41,601
黒部市6位31,216塩山市5位30,279鹿島市6位39,392
滑川市8位30,531上野原町10位27,004大町町8位22,400
立山町11位29,596増穂町9位15,058嬉野町12位20,358
入善町14位26,724身延町21位14,359厳木町9位19,350
〇富山県
富山・高岡の市制度始まって以来の二市体制から一挙に6つも増え8市となりました。郡をほぼ丸ごとまるめこんで町時代の人口を3倍にした氷見ですが、実は前回も順位は3位。蜃気楼と村椿投手の魚津の5位は前回と変わらず。黒部は前回(桜井町)の4位から7位に後退。滑川も前回6位から8位に滑った。新たにトップ10入りしたのが砺波(前身:出町)で、トップ10に返り咲いたのが高岡から独立した新湊。もっとも新湊の場合は第1回から5期連続3位ですから、高岡との強制合併がなかったなら、もっと早くに市制施行していたことも考えられます。ついでですが、[98607]
【問題一】それはそうと、誕生した市数が243なのに、最下位が熊野市の242位となっているのはどうしてか、お判りでしょうか?
の答えは、順位をつけた1950年国調時に、新湊が存在していなかったからです。
ジャンボスイカの入善は、この後7回、それも連続でトップ10入りしているのですが、すべて10位という珍記録を作っています。なお、累P9位は小矢部(前身は石動町)、10位は伏木町(消滅)となっています。
〇山梨県
甲府、たった1市だったのが、一挙に7市になりました。三遊亭小遊三が卒業した都留高校がある大月は、今でこそ上野原と人口県内最少市の座を争っていますが、当時は2位だったのです。と言ってもこれは猿橋町、七保町他との合併の成果?で、前回調査時に旧)大月町は6位でした。話は少し逸れますが、大月市同様、富士吉田や山梨市も複数の町による「昭和の大合併」です。また、現在の山梨県15市の市名を見ても、市制町村制施行時の自治体の名称が、現在の市名として使われているのが甲府と上野原だけと言うのも面白いです。今回10位の身延ですが、トップ10入りは今回きりです。また、この回トップ10入りしていない唯一の累P十傑は甲斐市(8位)です。
〇佐賀県
佐賀県も佐賀と唐津の二市から7市になりました。新市の中で注目されるのは何と言っても伊万里で、前回町時代は4位だったのですが、同7位の山代町他との合併によって、畏れ多くも唐津を抜いて2位となったのです。「伊万里」と言えば「有田」なのですが、有田は一度もトップ10に入っていないのです。有田町は市制・町村制施行時には佐賀、唐津に次ぐ第三の町であったことを考えると、これは意外です。4位の多久は第1回国調(当時は北多久村)以来の復活組で、多久のほか大町、難読の厳木の炭鉱マチが堂々トップ10入りをしているのも佐賀県の特徴です。5位の武雄と9位の茶どころ嬉野も合併によってトップ10復活を果たしたクチですが、祐徳稲荷の鹿島は、浜町ほかとの合併で初めてのトップ10入りです。この回、6位と地味な位置におさまっている鳥栖ですが、国勢調査全20回すべてトップ10入りを果たしているのは案外意外かもしれません。なお、この回トップ10入りしていない唯一の累P十傑は小城(10位)です。
[98637] 2019年 12月 2日(月)07:46:06白桃 さん
クイ図
問三:茨城県大洗町

やり方がどうもよくわからないのですが。
[98607] 2019年 11月 29日(金)07:39:58白桃 さん
「昭和の大合併時」に誕生した市
「昭和の大合併時」を明確に定義することはできませんが、国勢調査至上主義者の私は便宜的に、1950年10月2日~1960年10月1日としています。この10年間に309市が誕生しています。この数は、「平成の大合併時」(2000年10月2日~2010年10月2日)に誕生した数、138(※)を圧倒しています。ですから、石を投げたら必ず「昭和の大合併時」に誕生した市に当たる、と言っても良いでしょう。
※2000年国調時にすでに市となっていた篠山市(現;丹波篠山市)を入れても139。
この309市を、1955年国調時に市となっていた243市(1955年組)とまだ市となっていなかった66市(1960年組)に分けて、それぞれのトップ5とボトム5を下に表してみました。順位は前身町の1950年国調時の人口でつけました。
なお、1955年組と1960年組の間に都市としてのレベル差、格差は殆どないと考えています。

1955年組
順位前身1950年人口---市制施行後
1位神奈川県相模原町68,898相模原市
2位北海道芦別町58,547芦別市
3位東京都三鷹町54,820三鷹市
4位北海道赤平町50,371赤平市
5位埼玉県所沢町42,559所沢市
238位富山県出町6,868砺波市
239位石川県宝立町6,627珠洲市
240位岩手県高田町6,461陸前高田市
241位山梨県加納岩町6,441山梨市
242位三重県木本町6,090熊野市
上位には、この他に新津、内郷、山田、逗子、安城など炭鉱都市や大都市近郊の市が並んでおり、比較的早く市制施行した市が目立ちます。下位を見ますと、まず砺波。出町の238位と言うのが砺波平野散居村の性格?を物語っています。239位の珠洲については前身を宝立町としておりますが、実際は飯田が中心となっていただろうと思います。でもその飯田町、僅か3,210人でしたから。珠洲に続く陸前高田や山梨も複数の町からなっており、山梨の加納岩と日下部は代表的なツイン・シティで有名です。なお、1955年組の中には、1950年国調時に町制施行していなかった、宝塚、真和志の2市があります。【問題一】それはそうと、誕生した市数が243なのに、最下位が熊野市の242位となっているのはどうしてか、お判りでしょうか?

1960年組
順位前身1950年人口---市制施行後
1位北海道三笠町54,476三笠市
2位北海道歌志内町40,954歌志内市
3位鹿児島県谷山町40,098谷山市
4位福岡県中間町36,350中間市
5位鹿児島県西之表町30,123西之表市
62位埼玉県越ヶ谷町7,287越谷市
63位石川県羽咋町7,002羽咋市
64位熊本県宇土町6,877宇土市 
65位長野県屋代町4,950更埴市
66位高知県後免町1,726南国市
1955年組同様、炭鉱の町が上位にありますが、鹿児島の谷山、西之表、それに9位に入る垂水と鹿児島県勢が目立ちます。鹿児島県の自治体は、どうして町になったり市になったりするのが遅くなるのか、いまだに不思議です。62位の越谷(旧:越ヶ谷町)にビックリする方もいると思います。ここも、大沢町ほかと合併して市となります。65位の更埴(千曲市の前身市)もややこしいドングリの背くらべ。66位の南国については、何度も話題に上がっていると思いますので、ゴメンネ、ジロー。さて、【問題二】1960年組の中にひとつだけ、町をとばして村からいきなり市になったところがあります。その前身の村名と市制施行後の市名を何も見ないで10秒以内に言える方、それは♪貴方、あなた、アナタ、あ~なた、ルルワルルワドゥ~、白桃と一緒に一度お医者さんに診てもらったらどうでしょう。
[98593] 2019年 11月 26日(火)18:47:38白桃 さん
練習問題1
静岡県富士宮市/山梨県富士吉田市

11月29日は何回目のかのナントカ記念日で、アルコールが入るのは間違いなく、参加が大幅に遅れそうです。
[98588] 2019年 11月 24日(日)10:22:13白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1950年第7回国勢調査)
1950年(昭和25年)の第7回国勢調査人口については、私が最も早く関心をもったもので、コクがあってキレのある大好きなものです。当時、「昭和の合併」も本格的には進行しておらず、1920年から始まった国調第一期の総括としても重要だと言えるでしょう。今回取り上げたのは、地味ながら当時としては市の数が意外と多かった三重、山口、愛媛の三県です。1950年国勢調査時に6市以上はこの三県を含め15都府県と少なく、5万人以上の市となると、たった149(市以外では、東京、相模原町、芦別町、三鷹町、三笠町、赤平町)と、そんな時代であったのです。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

三重県累P順位国調人口-----山口県累P順位 国調人口-----愛媛県累P順位国調人口
四日市市1位123,870下関市1位193,572松山市1位163,859
津市2位76,077宇部市2位128,569今治市2位60,191
宇治山田市3位69,489山口市3位77,759新居浜市3位57,421
鈴鹿市5位68,755 防府市4位71,065宇和島市4位56,570
松阪市4位48,743徳山市5位62,903西条市5位47,369
上野市7位46,503岩国市6位61,532八幡浜市6位39,932
桑名市6位40,595小野田市8位52,877三島町9位18,704
尾鷲町8位19,075萩市7位41,613大洲町7位18,572
亀山町10位15,787下松市9位39,923郡中町12位15,308
久居町11位14,775光市10位35,090角野町11位 13,960
〇三重県
ほぼ累P順位通りに並んでいます。四日市が10万越え、津が県庁所在地の面目にかけて2位を守り、古参宇治山田(現在の伊勢市)と新興鈴鹿が接戦。ここまでが5万以上。肉がまだ焼ききれていなかった松阪、隠れていた忍者がカウントされなかった上野は惜しくも5万には届かず。空襲によって甚大な被害を蒙った桑名は戦前のレベルまで回復しておらず7位。桑名からストンと落ちて大雨の尾鷲、ローソク亀山、消滅・久居が続くこの景色、何故か納得。累P十傑でこの回唯一トップ10を逃したのは、名張(累P9位)です。話がちょっと逸れますが、旧国名の伊勢、伊賀、志摩の3市は現在低迷しており、志摩市にいたっては、2020年国勢調査で亀山に抜かれて10位に落ちることがほぼ確実になっています。
〇山口県
この当時に市の数10というのは特筆もので、しかも5万以上7市というのは、他に類を見ませ・・・と言いたいところですが、福岡県11、北海道と大阪が9、神奈川が山口と同様7、であります。が、とにかく「都市分散型県」の面目躍如?です。累P10傑がそっくりそのまま入っており、うっかりすると、「市名が多少変化しただけで現在の人口ランキングです。」とゴマかされそうです。累P10傑と言いましたが、そもそも山口県の場合、累Pをもつのは、11位の彦島町(消滅:現下関市)、12位の柳井市、13位の岩国町(消滅:現岩国市/麻里布町を前身とする/)、14位の美祢市しかありません。これは、山形、栃木、群馬と並んで最少です。
〇愛媛県
当時、人口5万人の都市と言うと、現在の15万人の都市に匹敵します。幼少のころ、隣県愛媛の市の数の多さ、しかも5万人以上が複数ある、という事実に悔しさをもって驚いてた私です。坂出や丸亀が5万人に達していなかった当時、新居浜、今治、松山、宇和島と予讃本線の先には大きっよい街が並んでいたのです。この回トップ10入りしている郡中は伊予市の前身であります。角野町は現在、新居浜市の一部となっていますが、1925年(第2回)国調では、新居浜より多い人口を記録しています。累P10傑で、この回トップ10に入っていないは四国中央市(累P8位)と三津浜町(10位:現松山市)です。四国中央は、川之江を前身市、前身町としているのですが、この回の川之江町の人口ラんキングは12位となっています。漱石の「坊ちゃん」を思い浮かべる三津浜は、早くに松山と合併しましたが、モジ(というのは通用しませんが)、単独でいたならこの頃、市になっていたかもしれません。
[98576] 2019年 11月 21日(木)09:16:31白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1947年第6回国勢調査)
1947年(昭和22年)に行われた第6回国勢調査は「臨時」という語が入っています。「戦後」の混乱期でありますから、調査自体が相当困難な状況にあったことは想像できます。とにかく、空襲によって破壊された国内の主要都市も復興途上にあり、また、「外地」や疎開地へ移動した人口も完全には戻りきっていない状況でありました。この回は、混乱期にあって首位が“番狂わせ”となった青森、群馬、大分の三県に登場してもらいました。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

青森県累P順位国調人口/////群馬県累P順位国調人口/////大分県累P順位国調人口
八戸市2位91,405桐生市3位91,482別府市2位96,685
青森市1位90,828前橋市1位90,432大分市1位86,570
弘前市3位63,669高崎市2位88,483中津市3位51,976
三沢村7位20,315太田町5位49,943日田市4位46,234
田名部町5位20,189伊勢崎市4位46,046佐伯市5位38,891
三本木町4位18,530館林町6位23,277臼杵町6位26,792
野辺地町9位15,243沼田町9位19,977津久見町7位21,731
大湊町14位14,252渋川町8位19,634鶴崎町18位17,256
七戸町12位12,685富岡町7位17,547佐賀関町9位16,480
天間林村18位12,498富士見村11位14,879 杵築町11位16,424
〇青森県
前回の国調から8千人以上人口を減少させた青森市に代わって八戸が首位に立ちました。1942年に下長苗代村を編入したとはいえ、実質1万4千人ほどの増加を示したのです。もっとも、三年後の第7回国勢調査では青森市の逆襲にあい、八戸にとって1947年は、「三年天下?」の永久保存版国勢調査になるわけです。4位に入った三沢村は前回から人口倍増ですが、これは米軍による空港接収と関係あると思われます。5位の田名部と8位の大湊は、後に合併して「漢字五文字」から「ひらがな二文字」の市となるわけですが、大湊は人口の割には「♪風雪ながれ旅」の歌詞に出てくるなど脚光を浴びています。9位の七戸、10位の天間林も「平成の合併」で一緒になりますが、何と言っても注目は、この回7位、累P順位9位のへのへの野辺地、であります。なお、今回登場していない累P十傑は五所川原(6位)、黒石(8位)、つがる←木造(10位)の津軽三人衆であります。そう言えば、元「津軽衆さん」お元気でしょうか?
〇群馬県
八戸同様、桐生が「これっきり、これっきり」の首位になるわけですが、それまで前橋、高崎と接戦を繰り広げていた桐生の首位は「番狂わせ」と言うと叱られるかもしれません。今や、高崎、前橋はおろか、太田や伊勢崎にも後れをとった感のある桐生ですが、その当時の桐生は野球も強く、街中はきっと、機音と球音で活気あふれていたことでしょう。順位は多少違っていますが、累P順位10傑のうち9つまでがこの回のトップ10に入っています。4位の太田はまだ町だった。6位の館林は不動の6位かも。沼田、渋川、マイケル富岡は入っていますが、ディーン・フジオカ(藤岡市:累P10位)は入っていません。その藤岡を押さえて、「私、合併しないので。」って頑張っていた富士見村が入っていますが、第7回まで連続7期トップ10入りをしていることで、累Pでも安中を押さえて11位となっています。
〇大分県
別府の首位は第4回(1935年)以来2度目でありますが、第5回国調からなんと3万人以上人口を増加させているのです。この間、合併をしたわけではなく、戦災に遭わなかったこと、米軍が進駐してきたことが人口急増の要因になったようです。3位の中津から7位の津久見まで累P順位どおりとなっており、ついに3万人以上になれなかった消滅市・鶴崎の8位も意外でもありません。9位の佐賀関は累Pも9位のとおり、サバではなく精錬所のおかげ?、10位の杵築も想定範囲内といったところです。なお、累P8位の宇佐は、DA PUMPの♪U.S.A.とはなんら一切関係なく、杵築と1ポイント差で累P10位となった竹田も、「♪荒城の月」とは関係あっても、赤い鳥らが歌った「♪竹田の子守歌」とは関係ありません。
[98571] 2019年 11月 13日(水)14:37:28白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1940年第5回国勢調査)
1940年(昭和15年)の第5回国勢調査では、「外地」への人口移動が進行したことにより、都市の中には前回国勢調査から人口減少を示したところがかなりあります。また、戦地にいた者の数も相当あり、調査結果と実態が多少とも離れていたのでは、と思っています。それはさて置き、取り上げた三県は、いずれも20万以上の都市※が二つあるように、「戦前」においては「都会県」と言っても差し支えないでしょう。
※この時点で20万以上は17市(「外地」を除く)。全国順位は、広島7位、福岡8位、八幡10位、長崎11位、呉12位、佐世保16位
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

広島県累P順位国調人口/////福岡県累P順位国調人口/////長崎県累P順位国調人口
広島市1位343,968福岡市1位306,763長崎市1位252,630
呉市2位238,195八幡市2位261,309佐世保市2位205,989
福山市3位56,653小倉市7位173,639諫早市3位44,418
尾道市4位48,726門司市6位138,997島原市4位30,411
三原市5位39,072大牟田市3位124,266大村町5位22,142
広村9位30,683久留米市4位89,490崎戸町8位17,924
音戸町15位17,870若松市9位88,901佐々村14位15,311
江田島村11位17,692戸畑市14位84,260鹿町村17位13,409
倉橋島村10位14,644直方市12位47,026平戸町6位12,964
土生町14位12,455飯塚市5位46,685江迎町21位11,943
〇広島県
広島、呉、福山、尾道、三原の上位5市は、累P順位どおりに並んでいます。続く6位には海軍工廠のあった広が入り、以下は島嶼部の町村となっています。6位の音戸は、「音戸瀬戸」で知られる古くからの港町でありますが、当時は呉の「衛星都市」としても機能していたと思われます。余談ですが、音戸の元々の名は、瀬戸島村←瀬戸(町)でありますから、なんかややこしてまぎらわしい感じがします。瀬戸内海の島々は古くから人口稠密でしたが、特に芸予諸島では顕著で、しかも、軍事色の強まる中、軍関係施設や造船基地が作られ、人口を増加させていったのです。これは、広島県に住んでいた人、住むようになった人たちにとって決して良いことではなかったのですが…。なお、累P6位は、「学園酒都」の東広島市、7位が府中市、8位が廿日市市となっています。
〇福岡県
福岡県の人口トップ10は、1935年の第4回国勢調査からオール5、いや、オール市で埋まっています。当時は、市の数全国一だったのですね。福岡、八幡に続く小倉、門司、大牟田までが10万人を超えています。今は北九州旧5市の中で一番人口が多くなった小倉ですが、当時は八幡に及んでいませんでした。八幡の上位に立つのは、第6回の1度だけですから、北九州市の「前身市」の座を八幡に譲るのもやむを得ないところです。しかも、門司に対しても「対戦成績」では5勝4敗と勝ち越すも、累Pが62と同点となり、第1回の順位から累P順位が門司の下となり、無法松が暴れだすのです。累P順位で言えば、今では人口でも文字の画数でも大牟田を引き離している久留米は、「対戦成績」も11勝9敗と勝ち越していながら、累Pで1ポイント大牟田に劣ってしまうのです。だいぶ話が偏りましたが、トップ10にはその他、北九州の旧市・若松と戸畑、飯塚と呼べば直方と答える筑豊の飛車角が入っています。なお、累P8位は春日、10位は大野城となっています。負けるな!筑紫野!
〇長崎県
広島県と同様、上位5位までは累P順位どおりとなっています。この時点でも累Pでも大村が島原より下にあるのが意外と思われる方は、以下の1920年国勢調査人口をご覧ください。
諫早:諫早町 3,496、諫早村 4,021、北諫早村 5,201
大村:大村町 3,255、大村  4,600、西大村  7,978
島原:島原町 5,573、湊町  6,355、島原村  6,499
平戸:平戸町 3,172、平戸村 9,661
同じような名がいっぱいで、なんだか分からない人口表ですが、国調初期において、都市エリアと自治体域が一致していないのが長崎県の特色です。上表で西大村以外は、1925年国調までに集合するのですが、西大村が大村町と一緒になるのは1939年で、これが大村市の累Pがいまいちの理由です。崎戸、佐々、鹿町、江迎と炭鉱で栄えたところがランクインしておりますが、西海市の前身とはなっていないにもかかわらず、累P順位8位の崎戸には驚きの「ながさきと?」です。因みに、長崎県の累P十傑でこの回にランクインしていないのは、7位の五島市←福江市、9位の長与町、10位の松浦市です。
[98566] 2019年 11月 9日(土)19:13:04【1】白桃 さん
2019年10月1日現在推計人口
ピーくんさんも書かれていますが、2019年10月1日現在推計人口が出揃いましたので、今朝(というか、夜中に)、グリグリさんにお送りしています。
2015年10月1日(国勢調査)からの増減率に関して
増加率最高
全体占冠村(北海道)16.85%
与那国町(沖縄県)12.43%
流山市(千葉県)11.24%
都道府県東京都3.16%
同庁所在地東京特別区4.00%
※増加率4%以上の市は20市
※増加県は、沖縄、埼玉、愛知、千葉、神奈川、福岡、滋賀の7県
※道府県庁所在地で増加しているのは、福岡、さいたま、大阪、名古屋、札幌、千葉、仙台、横浜、広島、大津、岡山、宇都宮の12市(岡山、宇都宮は2018年10月1日現在から減少)

減少率最高
全体野迫川村(奈良県)19.60%
大豊町(高知県)16.96%
歌志内市(北海道)15.03%
都道府県秋田県5.59%
同庁所在地長崎市4.21%
※減少率8%以上の市は31市

東京特別区の増加率は4.00%ですが、これは異常値、異常事態です。4年間で371,339人も増えている。端数の1,339人でも東かがわ市に分けてくれたら、3万人に復帰できるのに・・・
[98562] 2019年 11月 8日(金)11:47:10白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1935年第4回国勢調査)
1935年(昭和10年)第4回国勢調査に登場していただくのは、緯度の高い北海道、緯度の低い沖縄県、そして高度の高い長野県です。この選択に深い意味はありませんが、現在は国内旅行先として人気のこの3道県、当時はどうだったのでしょう?。国勢調査人口的には、昭和10年は戦争の臭いもさほど感じられない安定期です。落書き帳メンバーの中で、もう既にこの世に出現されていた方が約1名いらっしゃいます。当時の社会の雰囲気はどんなものだったのかご教示いただきたいものです。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)
北海道累P順位国調人口/////長野県累P順位国調人口/////沖縄県累P順位国調人口
函館市2位207,480長野市1位77,325那覇市1位65,208
札幌市1位196,541松本市2位73,353平良町5位26,132
小樽市4位153,587平野村5位41,333本部町9位21,963
旭川市3位91,021上田市3位35,380首里市11位19,305
室蘭市6位65,095上諏訪町7位23,803中城村12位17,820
釧路市5位56,170須坂町9位18,623具志川村2位17,064
夕張町9位42,508下諏訪町11位18,273美里村13位16,653
美唄町10位37,149伊那町6位18,219読谷山村15位16,405
帯広市7位35,695飯田町4位17,991真和志村14位15,966
岩見沢町13位 32,015赤穂村16位15,309城辺村20位15,698
〇北海道
トップは4期連続の函館で、札幌、小樽が続きます。「道南」を名乗るならば、函館が入らないとマズいと思うのですが、千歳空港に入り、登別温泉で一泊、翌日洞爺湖を見て余市と小樽に寄り、札幌に泊。翌日フリーで「道南2泊三日、29,800円」などというツアーがあったような無かったような。御覧の通り累P10傑の中で、当時のトップ10に入っていないのは8位の苫小牧です。同11位の北見は野付牛の名で第1回に登場しているのですが、復帰するのは第10回まで待たなければなりません。夕張、美唄の炭鉱都市が全盛→衰退を迎えるのはまだ先のことなんですが、美唄出身の牧村三枝子の「みちづれ」は、美唄が夕張のみちづれとなって衰退してゆくサマを歌っている、と感じるのは私だけ?。もっとも衰退のスピードは夕張の方が速かった。
〇長野県
長野、松本の「信州二大都市」に続くのは、「蚕都」平野村(後の岡谷市)です。下諏訪が7位に入っていますが、上諏訪(諏訪市)の上に立つことは一度もありません。上下関係にウルサイ「諏訪物語」。でも、現在のDID人口は下諏訪の方が多いのです。10位の赤穂村は現在の駒ヶ根市の前身ですから、伊那谷から3つトップ10に顔を出しているのですね。長野県の累P10傑の中で、当時トップ10に入っていないのは、ずっと後に合併を策した佐久(累P順位8位)と塩尻(同10位)です。この2市は現在の長野県19市の中で人口減少率が低い「元気な若手4市」に含まれています。(因みに、「元気な若手4市」とは、塩尻、茅野、佐久、安曇野です。)
〇沖縄県
北海道や長野県と異なり、一見複雑怪奇な順位となっていますが、沖縄の特殊な歴史を頭に入れて丁寧に見ていきますと理にかなった?順位になっています。2位の平良、3位の本部は沖縄としては早くから町制施行をしたところで、10位の城辺も戦後すぐに町制施行となります。かつての琉球王国の首都であった4位の首里市は1954年に、9位の真和志村(後に市制施行)は1957年に那覇市に吸収されます。当時5位の中城村は現在の北中城村を含んでおり、7位の美里村は後に市となって分立する石川の地を含んでいます。6位の具志川村はうるま市の前身村、8位の読谷山村は現在村人口日本一の読谷なのです。因みに、累P順位3位は沖縄市、4位が浦添市、6位宜野湾市、7位名護市、8位石垣市、10位糸満市と、1960年代以降人口急増をみた市が並んでいます。それにしても、つい最近の首里城の火事にはびっくりしました。
[98556] 2019年 11月 6日(水)08:05:52白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1930年第3回国勢調査)
1930年(昭和5年)の第3回国勢調査は、三府に次ぐ「都会県?」の神奈川、愛知、兵庫の三県を取り上げます。今さらながらですが、この3県、県名と県庁所在地名が異なっていますね。でも古くは、県名に繋がる神奈川駅→神奈川町、兵庫港(津)という地名・自治体名や、県(郡)名を冠した愛知町が存在していたことも興味深いです。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

神奈川県累P順位国調人口/////愛知県累P順位国調人口///// 兵庫県累P順位国調人口
横浜市1位620,306名古屋市1位907,404神戸市1位787,616
横須賀市3位110,301豊橋市2位98,555姫路市2位62,171
川崎市2位104,351岡崎市3位65,507尼崎市3位50,064
平塚町6位33,498一宮市4位42,229小田村12位40,290
田浦町14位26,825瀬戸市7位37,309西宮市4位39,360
鎌倉町9位26,646安城町8位22,965明石市5位38,958
小田原町7位26,102津島町14位18,422精道村9位28,404
藤沢町4位25,473高師村15位18,185洲本町11位24,021
茅ヶ崎町8位22,702西尾町13位17,257御影町15位18,507
浦賀町13位20,136一色町23位16,865今津町22位18,006
〇神奈川県
この当時、川崎よりも横須賀の人口が上回っていたことについては別に驚かないのですが、結構見慣れた都市が並んでいるのが意外です。まだ市制施行前の平塚が4位、これは須馬町との合併によるものです。そう言えば、地元の河野防衛大臣が「防衛省・自衛隊は25万人。茅ケ崎市や平塚市の人口と同じだけの人数を率いることになった」と発言したそうですが、何か深い意味あるのでしょうか。脱線、失礼。田浦、浦賀は後に横須賀市と合併します。因みに神奈川県累P順位5位は相模原、10位は大和ですが、この二つがトップ10に顔を出すのはもっと後の話です。
〇愛知県
1位から4位までは累P順位とそっくり同じです。5位には既に市となっていた瀬戸が入ります。が、後に♪日暮れて夕波小波。6位は明治期に多くの村を寄せ集めた安城が入っていますが、この安城、三本松より町制施行は遅いのです。7位は安城とは対照的に都市としての歴史が古い津島、8位は陸軍師団が置かれていた高師村(後に豊橋市に編入)が入ります。10位に入るのは曲者、一色町(今は西尾市)ですが、この一色、地味ながら結構稠密そうな街並みでして、西尾と合併しないで門前のまま三色となったら2翻だったのに???。なお、累P順位5位は言わずと知れた豊田、6位の子は春日井。9位、10位は目立たないが後に結構デカイ合併をする半田、豊川です。
〇兵庫県
累P順位で言えば、1~5位の神戸、姫路、尼崎、西宮、明石が上位に名を連ね、後に芦屋と名を変える精道村もトップ10に入っています。尼崎と西宮の間に割り込んだ小田村ですが、早くから阪神工業地帯の中枢として人口集積が進んでいた地域のようです(現在のJR尼崎駅は、旧小田村にあります)。美酒、御影郷を思い浮かべる御影は神戸市に、今津は西宮と合併します。こういった阪神の町々が名を連ねる中で、淡路の洲本がしっかり8位に入っているのが嬉しいです。なお、兵庫県の累P順位6位は加古川、7位伊丹、8位宝塚となっており、10位は…ぺとぺとさん、お待たせいたしました川西となっております。
[98555] 2019年 11月 6日(水)03:51:31白桃 さん
Re:クイズここはどこでしょう
2019年10月1日現在推計人口については、青森、岐阜、愛知、三重の4県がまだ未発表です。出揃い次第、グリグリさんにお送りしたいと思っています。
さて、[98554]千本桜さんのクイズですが、H記念館がココにあることを知らない(私も知らなかった)と解くのが難しいですネ。大きなヒントとしては、D山はチョモランマよりは低いです。( ´∀` )
下は、A市、B湾と一字違いの福井県のB’市、C市、D山のD市、E半島のE市、F台地のF市、G市、H氏の下の名前hと同じ北海道のh町、の2015年国勢調査から2019年10月1日現在まで4年間の人口減少数と減少率です。 
はたして、あっているでしょうか???
減少数 減少率
A市2,6551.90
B’市(福井県)1,6912.96
C市13,8041.96
D市3,3211.34
E市2,0556.56
F市1,4363.15
G市1,7621.23
h町(北海道)1,1996.95
[98548] 2019年 10月 26日(土)18:06:02白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1925年第2回国勢調査)
昨日の風雨は凄絶でした。私がそう感じたのは第二室戸台風以来です。東京都24区目?の浦安でビックリしたぐらいですから、台風19号や先だっての豪雨による傷跡が未だ癒えない千葉県の主要部は大変なのでは・・・。

1925年(大正14年)の第2回国勢調査では【三府】を取り上げました。第2回で特筆すべきは、東京市が関東大震災に遭い200万人を割り込み、近隣の町村を吸収した大阪市に全国一位の座を奪われたことです。
なお、[98545]にて、
(累Pとは[98541]にある【国調人口都道府県内累積ポイント】のことです。)
は、正確に言うと【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。訂正いたします。

東京府累P順位国調人口/////京都府累P順位国調人口/////大阪府累P順位国調人口
東京市1位1,995,567京都市1位679,963大阪市1位2,114,804
渋谷町11位99,022伏見町11位30,544堺市2位105,009
西巣鴨町12位98,950深草町12位21,205岸和田市7位32,050
滝野川町13位82,252福知山町4位 20,191吹田町5位16,693
平塚村15位72,256山科村17位14,964佐野町15位13,086
中野町18位60,962新舞鶴町2位14,553池田町10位12,496
王子町19位60,086中舞鶴町16位12,980浜寺町18位12,449
吾嬬町23位59,921宮津町10位12,401北掃部村21位11,563
三河島町26位59,252綾部町6位11,829布施町3位11,429
大井町32位58,619舞鶴町13位11,134豊中村4位10,674
〇東京府
震災後、東京市のかなりの人口が郊外に流れ込んだ結果、郊外の町村の人口が激増します。特に平塚村においては顕著で、村としては国勢調査史上最多人口の72,256を記録します。因みに第3回国勢調査では、この平塚村が町制施行後、荏原町と名称を変更をし、町としては国勢調査史上最多人口の132,108を記録するのです。第1回国勢調査時にすでに市制施行していた八王子ですが、第1回には辛うじて9位に入っていたものの第2回には20位に順位を落としてしまいます。八王子がトップ10に復帰し、立川、武蔵野、府中などがトップ10入りを果たすのは、東京市が周辺の併合をほぼ終了した第4回以後となります。
〇京都府
この時点では京都府の市は京都だけです。トップ10に入っている伏見、深草、山科はこの後、京都市に併合されるのですが、その中でも伏見は後に京都府下二番目の市となるだけあって、第2回の時点で既に3万人を超えています。「市の変遷」の点では複雑で有名な舞鶴ですが、現在の舞鶴市の前身は旧)舞鶴市ではなく、東舞鶴市としており、その前身を新舞鶴町としていますので、7位の中舞鶴町と10位の舞鶴町は消滅自治体扱いになります。私、東舞鶴は下車しましたが、舞鶴(西舞鶴)は車窓から眺めただけですけれど、雰囲気的には西舞鶴が華やかだった感じがしています。その舞鶴も、宮津や綾部よりも下位にあったというのが意外です。
〇大阪府
現在の大阪府の都市人口順位とは大分違っておりますが、馴染みの名前がポンポン出ております。その中にあって、後に堺市と一緒になる浜寺ですが、高石市の一部にもわたる広域地名でもあるようです。また、北掃部村は後に春木町となり、最終的には岸和田市と合併するのですが、鳥羽一郎の歌に♪「泉州春木港」というのがあるくらいなので、それなりの港町だったのでしょう。

なお、「三府」に関しては早くに消滅した自治体が多いので、20回の国勢調査の概要が何となく把握できそうな【国調人口都道府県内順位累積ポイント】十傑を下に掲載します。
順位/---/東京都累P/---/京都府累P/---/大阪府累P
1位東京〇200京都市〇200大阪市〇200
2位八王子市155舞鶴市〇154堺市〇180
3位府中市108宇治市127東大阪市143
4位町田市91福知山市〇117豊中市111
5位三鷹市87亀岡市83吹田市96
6位調布市78綾部市62枚方市66
7位武蔵野市63長岡京市59岸和田市60
8位立川市54城陽市56高槻市56
9位小平市46八幡市46八尾市49
10位日野市26宮津市43池田市19
〇は、20回すべてにトップ10入りした自治体です。
[98545] 2019年 10月 22日(火)20:27:49【1】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1920年第1回国勢調査)
国勢調査人口都道府県内上位十傑を各回ごとに取り上げてみます。と言っても各回47都道府県を掲載するのは大変ですので、その回を代表する、あるいは特徴づける3県に絞っています。
1920年(大正9年)に行われた第1回国勢調査は、当時、市制度が施行されていなかった北海道と沖縄県を除いて、全く
市が存在していなかった、埼玉・千葉・宮崎の3県です。
(累Pとは[98541]にある【国調人口都道府県内累積ポイント】のことです。)

埼玉県累P順位国調人口/////千葉県累P順位国調人口/////宮崎県累P順位国調人口
川越町3位24,675千葉町1位33,179都城町2位25,741
熊谷町6位22,282本銚子町5位16,917小林町4位23,217
大宮町4位19,057佐原町10位15,299宮崎町1位21,116
川口町1位14,351船橋町2位14,677飯野村7位13,405
本庄町13位13,807野田町9位12,083三股村9位11,257
深谷町14位12,259八街町15位11,663高崎村11位10,555
秩父町9位12,088銚子町17位9,933富高村5位10,143
忍町11位11,919津田沼町8位9,881高城村15位9,925
浦和町2位11,694浦安町18位9,142北方村22位9,813
飯能町15位8,717市川町3位8,924椎葉村23位9,495
〇埼玉県
今では、人口が多いのは衛星都市ばかりという感じですが、この頃は都市としての歴史があるシブ~い街が並んでいます。さいたま市の前身自治体となる浦和が9位なんですね。僅差でさいたま市の前身自治体になれなかった消滅自治体、大宮が皮肉?にも3位に入っています。累P順位が5位の所沢、7位の越谷、8位の草加、10位の上尾はまだ姿を現しておりません。
〇千葉県
町とは言え、千葉は3万人を超え他町を圧しています。2位の本銚子は銚子市の前身自治体となります。八街、浦安と言えば新興の街というイメージですが、意外や意外。市川は八幡、中山、行徳と合併しておらず、これでは市川、歌も歌右衛門。なお、累P順位4位の松戸が顔をだすのは昭和に入って。6位の柏はもっと先、7位の市原はずっと先の話です。
〇宮崎県
ここも県庁所在地宮崎が3位となっています。飯野はえびの市の前身自治体。富高は富島に襷を渡して日向市の前身自治体となります。それにしても、宮崎は「高」の自治体が多い。高崎、高城以外にも高鍋、高岡、高千穂がトップ10に顔を出します。累P順位6位の日南、8位の西都、10位の串間が登場しないのは当然としても、3位の延岡の名が見当たらないのはチトさみしい。また、椎葉村のトップ10入りは、♪庭の山椒の木~もビックリでしょう。
[98541] 2019年 10月 17日(木)19:08:47白桃 さん
国調人口都道府県内順位累積ポイント
当研究所の研究?も、ますます意味も生産性もないオタク的研究に傾斜しております。
その一つが、国勢調査100年記念プロジェクト事業の一環として取り上げている「国調人口都道府県内順位累積ポイント」であります。これは何かというと、今まで20回の国勢調査において、各都道府県内トップ10に入った自治体に、その順位によってポイントを付けることで、さきほど山口県まで終了しました。
研究と言ってもごく簡単な作業でありまして、
人口順位がn位の自治体の獲得ポイントは、
11-n
となります。要するに1位には10ポイント、10位には1ポイントを付けるので、20回すべて首位の場合は、200ポイントを獲得するわけです。さらに、獲得ポイントによってランク付けするのですが、
ここで問題となるのが、ポイント数が同じだった場合です。
-----トップ10入りした回数が多い自治体を上位にします。
その回数が同じ場合には
-----先にトップ10入りした自治体を上位にします。
同じ国勢調査年にトップ10入りしている場合は
-----人口が多い(ランクが上位)自治体を上位にします。
山口県の場合は以下の通りです。(〇は全回トップ10入り、※は消滅自治体)
順位自治体前身自治体累積ポイント
1下関市〇200
2宇部市〇宇部村177
3山口市〇山口町151
4防府市〇防府町125
5周南市〇徳山市/徳山町119
6岩国市麻里布町104
7萩市〇萩町73
8山陽小野田市〇小野田市/小野田町51
9下松市49
10光市23
11彦島町※彦島村13
12柳井市柳井町11
13岩国町※3
14美祢市1
さて、皆さんも大体想像すると思うのですが、累積ポイントの十傑がもれなく入っている国勢調査年は、第10回(1965年)、第11回(1970年)に集中しています。(ただ、十傑がもれなく入っている国勢調査年が全くない県もかなりあります。)
山口県の場合は、トップ10に顔を出す自治体が14と最も少ないこともあり、20回のうち13回も十傑がもれなく入っているのです。が、その山口県でさえ、累積ポイント十傑がその順位通りになった国勢調査年はありません。
惜しかったのが第七回(1950年)国勢調査です。
1下関市193,572
2宇部市128,569
3山口市77,759
4防府市71,065
5徳山市62,903
6岩国市61,532
7小野田市52,877
8萩市41,613
9下松市39,923
10光市35,090
あゝ小野田と萩が入れ替わっておれば・・・それにしても山口県って・・・これ以上は控えます。( ´∀` )
[98528] 2019年 10月 9日(水)13:43:53白桃 さん
訂正
[98520]白桃
(1)2015年国勢調査で自治体人口が都道府県内第2位の市
因みに、石巻、長岡、高岡、大垣、堺、米子、佐世保は20回すべて2位であります
石巻は、1985年(昭和60年)国勢調査で宮城県内3位になっています。(2位は泉市)
[98527] 2019年 10月 8日(火)17:07:50白桃 さん
第4回国勢調査人口県内4位の共通性によって3つのトリオが
1935年(昭和10年)の第4回国勢調査は第4回だけに県内4位が面白い。
トリオA(大文字)
秋田県/////石川県/////島根県
市町村現自治体市町村現自治体市町村現自治体
秋田市秋田市60,646金沢市金沢市163,733松江市松江市52,033
能代港町能代市25,756小松町小松市17,562浜田町浜田市15,260
横手町横手市22,711輪島町輪島市14,194今市町出雲市13,021
大館町大館市18,236大聖寺町加賀市13,118大社町(出雲市)9,311
土崎港町(秋田市)17,769七尾町七尾市12,104石見村(浜田市)9,168
小坂町小坂町15,012根上町能美市7,399平田町(出雲市)8,101
本荘町由利本荘市14,476七塚村(かほく市)6,918吉田町(益田市)7,342
湯沢町湯沢市13,344高松町(かほく市)6,914安来町安来市7,264
大曲町大仙市12,207志雄村(宝達志水町)6,774加茂町(雲南市)6,893
花輪町鹿角市9,223柳田村(能登町)6,574日原村(津和野町)5,720

トリオB(小文字)
福井県/////福岡県/////宮崎県
市町村現自治体市町村現自治体 市町村現自治体
福井市福井市75,273福岡市福岡市291,158宮崎市宮崎市64,726
敦賀町敦賀市26,831八幡市北九州市208,629延岡市延岡市56,421
武生町越前市22,466門司市 (北九州市)121,611都城市都城市36,575
小浜町小浜市13,943小倉市 (北九州市)110,372小林町小林市29,845
勝山町勝山市13,882大牟田市大牟田市104,992飯野村えびの市14,556
大野町大野市12,775久留米市久留米市91,920沖水村(都城市)13,863
春江村(坂井市)10,889 若松市(北九州市)73,345富高町日向市13,832
木田村(福井市)9,777戸畑市(北九州市)67,800高崎村(都城市)12,514
三国町(坂井市)8,391直方市直方市43,943三股村 三股町12,404
森田町(福井市)6,614飯塚市飯塚市39,629高城町(都城市)12,150

トリオC(体一部)
栃木県/////鳥取県/////沖縄県
市町村現自治体市町村現自治体市町村現自治体
宇都宮市宇都宮市87,129鳥取市鳥取市45,335那覇市那覇市65,208
足利市足利市48,875米子市米子市36,635平良町宮古島市26,132
栃木町栃木市31,335倉吉町倉吉市17,455本部村本部町21,963
足尾町(日光市)25,484 智頭町智頭町10,041首里市(那覇市)19,305
鹿沼町鹿沼市22,797宇倍野村(鳥取市)6,779中城村中城村17,820
日光町(日光市)21,452 境町境港市6,770具志川村うるま市17,064
佐野町佐野市18,170若桜町若桜町6,352美里村(沖縄市)16,653
那須村(那須町)14,330 佐治村(鳥取市)4,876読谷山村読谷村16,405
小山町小山市14,154淀江町 (米子市)4,087 真和志村(那覇市)15,966
今市町日光市13,473赤碕町 (琴浦町)3,983 城辺村(宮古島市)15,698
[98526] 2019年 10月 7日(月)07:47:19白桃 さん
各回国勢調査確定人口都道府県内トップ10自治体記録集(結の巻)
(1)第1回(1920年)と第20回(2015年)両方のトップ10に顔を出すところ(皆勤を除く)
トップ10入り---第1回順位/////第20回順位
北見12回野付牛町9位北見市8位
むつ19回田名部町7位 むつ市5位
東根19回東根町9位東根市6位
白河18回白河町6位白河市7位
古河18回古河町3位古河市5位
下館18回下館町10位筑西市8位
藤岡14回藤岡町10位藤岡市8位
熊谷16回熊谷町2位熊谷市9位
習志野16回津田沼町8位習志野市10位
八王子18回八王子市9位八王子市2位
新湊18回新湊町3位射水市3位
小矢部16回石動町8位小矢部市10位
輪島19回輪島町3位輪島市10位
加賀19回大聖寺町5位加賀市4位
塩山19回七里村3位甲州市9位
飯田19回飯田町6位飯田市4位
焼津18回焼津町8位焼津市7位
亀山19回亀山町8位亀山市10位
水口18回水口町5位甲賀市6位
隠岐の島4回西郷町9位隠岐の島町9位
土佐18回高岡町2位土佐市6位
伊野13回伊野町7位いの町7位
飯塚17回飯塚町10位飯塚市4位
三股8回三股村5位三股町8位
名瀬※15回名瀬村4位奄美市8位
指宿14回指宿村9位指宿市9位
平良※18回平良村4位宮古島市9位
どってことない記録ですが、参考のため掲載しました。復帰、復活という観点では、「平成の合併」によって第18回に返り咲いた隠岐の島が注目されます。
なお、表の一列目は、トップ10に入った回数が一番多い自治体名称です。
※名瀬と平良は、第6回(1947年)当時に米国統治下にあり、日本の国勢調査に相応する人口調査の記録がありません。
(2)都道府県内ナンバー1に輝いたところ
最後は、やっぱりこれですかね。
すべての回、都道府県内1位だったのは、
盛岡市、仙台市、秋田市、山形市、宇都宮市、千葉市(←千葉町)、東京(←東京市)、横浜市
新潟市、富山市、金沢市、福井市、甲府市、岐阜市、名古屋市、大津市、京都市、大阪市、神戸市
奈良市、和歌山市、鳥取市、松江市、岡山市、広島市、下関市、徳島市、高松市。松山市、高知市
佐賀市、長崎市、熊本市、鹿児島市、那覇市(←那覇区)※
の35です。(※那覇については、第6回の記録がないのでトップ獲得回数は19回)
そして、一度でも首位になった自治体は以下の通り
道県名市名前身トップ回数最低順位
北海道札幌札幌区163位
函館函館区43位
青森県青森192位
八戸八戸町13位
福島県いわき平市←平町105位
郡山郡山町53位
福島43位
会津若松若松市14位
茨城県水戸142位
日立日立町←日立村63位
群馬県前橋172位
高崎23位
桐生桐生町15位
埼玉県川口川口町115位
さいたま浦和市←浦和町59位
川越川越町35位
(大宮)大宮町15位
長野県長野193位
松本12位
静岡県浜松132位
静岡72位
三重県四日市153位
54位
福岡県福岡162位
北九州八幡市43位
大分県大分182位
別府別府町22位
宮崎県宮崎宮崎町183位
都城都城町13位
延岡延岡町178位
[98522] 2019年 10月 2日(水)13:39:43【3】白桃 さん
各回国勢調査確定人口都道府県内トップ10自治体記録集(転の巻)
(1)現役の町・村のトップ10入り回数
町名最高順位トップ10入り-----村名最高順位トップ10入り
多度津町(香川)6位17回読谷村※(沖縄)8位10回
智頭町(鳥取)4位14回十津川村(奈良)2位7回
津幡町(石川)7位13回中城村(沖縄)5位5回
岩美町(鳥取)5位13回川上村(奈良)8位3回
琴浦町※(鳥取)5位13回 東通村(青森)10位2回
石井町(徳島)6位13回大蔵村(山形)10位1回
三木町(香川)6位13回椎葉村(宮崎)10位1回
いの町※(高知)5位13回今帰仁村(沖縄)10位1回
府中町(広島)8位10回
町についてはトップ10入り10回以上を列挙いたしました。
当研究所表口入所試験で出題した津幡よりも多い智頭については思い出があります。地理学研究室の「地域調査」でここを訪れたのですが、舟木一夫の♪絶唱を口ずさみたくなる「山林地主」と思われる物凄く立派な家が何軒かありました。でも、街並みはあんまりパットしなかったような。それより、3~4日間の実習の後、そのころ津山にあった先生の家でビールの大瓶4ダースぐらいを先生と私達学生4人で徹夜で空っぽにした記憶だけしっかりと残っています。
その智頭を押さえて17回と最多のトップ10入りしている多度津ですが、2015年では11位となりました。しかし、最新(9月)の推計人口では、綾川町を3人押さえて10位となっており、次回国勢調査でトップ10に復帰する可能性は大いにあります。個人的には、多度津が17回トップ10入りしていることより、名門琴平町が一度もトップ10入りを果たしていないことに驚きます。
村の中には、山の奥の、そのまた奥にある「秘境」というイメージのところがトップ10入りをしています。広大な面積も関係しているのでしょうが、定住人口の多寡の理由を地勢で決めつけてはダメだと(Vidal de la Blacheがそんな事を言ったかどうか知りませんが)いうことですね。なお、第1回国勢調査において、十津川村が奈良県の2位であったことは、同回の国勢調査で神戸市が全国3位であった事実と同じぐらい有名な話?ですので、覚えておいて損にはなりません。('◇')ゞ
※琴浦町は前身の東伯町のときに10回、いの町は伊野町のときに10回、読谷村は読谷山村のときに5回トップ10入りをしています。

(2)消滅自治体のトップ10入り回数(10回以上)
旧自治体名最高順位トップ10入り---前身自治体のトップ10入り回数
大宮市(埼玉)1位17回大宮町(5)
新津市(新潟)5位17回新津町(7)
三国町(福井)5位17回
平田市(島根)4位17回平田町(7)
清水市(静岡)3位16回
大社町(島根)4位16回杵築町(1)
伊予三島市(愛媛)7位15回三島町(5)
春江町(福井)7位12回春江村(5)
斐川町(島根)8位12回斐川村(2)
常磐市(福島)7位10回湯本村(1)・湯本町(6)
久居市(三重)8位10回久居町(3)
玉島市(岡山)2位10回玉島町(7)
谷山市(鹿児島)3位10回谷山村(1)・谷山町(7)
ここで言う消滅自治体とは、合併によって出来た新自治体の「前身自治体」とはなっていない自治体のことです。わかりにくいので、「前身自治体」を先に説明してたほうが良いですね。
「前身自治体」とは、合併で出来た新自治体を構成する旧自治体の中で、合併前最後の国勢調査で人口最多であったところです。ただし、市より町、町より村、の人口が多くとも、市←町←村の順位を優先します。
上記の白桃ルールですが、しっくりこないケースがあります。
例えば、四国中央市の前身は川之江市になり、川之江のトップ10入り10回を含めて四国中央のトップ10入りは13回となるのですが、「消滅自治体」となった伊予三島のトップ10入り回数は15回なんですよ。因みに伊予三島と川之江の「対戦成績」は、伊予三島の14勝3敗です。
もっと複雑な気持ちになるのが坂井市の場合。
坂井市の前身は丸岡町としていますが、丸岡自体のトップ10入り回数は11ですから、これでは三国(17)や春江(12)に顔向けできません。でも、こんなことを気にしているのは世界で私だけかもしれませんね。( ´∀` )

(3)2015年国勢調査人口8万人以上で一度もトップ10に顔を出していない市
[98517]白桃
今まで20回の国勢調査において一度も各都道府県内トップ10に入っていない市・・・204市
と記載しましたが、白桃が「都会度常住人口ポイント」で「都会」の最低条件としている8万を超えていながら一度もトップ10に顔をだしていない市は以下の通りです。
埼玉県:久喜、入間、三郷、朝霞、戸田、 鴻巣、加須、ふじみ野、富士見、坂戸、東松山、八潮、和光
千葉県:我孫子、鎌ケ谷、印西、茂原、四街道
東京都:国分寺、東久留米、稲城、東大和 、あきる野、狛江
神奈川県:海老名、座間、伊勢原、綾瀬
静岡県:御殿場、袋井
愛知県:江南、大府、日進、あま、知多、北名古屋、尾張旭
大阪府:和泉、箕面、門真、大東、松原、富田林、羽曳野、河内長野、摂津
兵庫県:豊岡
言わずもがな、新しい市が目立ちます。上記の中で富田林と並んで市制施行が一番古い豊岡ですが、豊岡が8万を超えたのは「平成の合併」によるもので、しかも、もう既に8万人を割り込んでいます。(2019年9月1日現在推計人口:78,371人)
[98520] 2019年 10月 2日(水)07:27:41白桃 さん
各回国勢調査確定人口都道府県内トップ10自治体記録集(承の巻)
[98518]では
2015年国勢調査では下位(8位以下)にありながら、意外?にもこれを達成している市
をみましたが、今度は、2015年国勢調査で上位(3位以上)にありながら、20回すべての国勢調査において各都道府県内トップ10皆勤賞とはならなかった市をみていきます。
2015年国勢調査において人口が都道府県第1位の自治体は、20回すべての国勢調査においてトップ10皆勤賞となっています。さすがです。
(1)2015年国勢調査で自治体人口が都道府県内第2位の市
自治体名トップ10入り-----前身自治体のトップ10入り回数
つくば市6回
八王子市18回
白山市13回松任町(4)・松任市(6)
坂井市13回丸岡町(11)
甲斐市9回竜王町(6)
豊田市12回挙母町(1)
草津市19回草津町(6)
宇治市17回宇治町(4)
橿原市13回畝傍町(1)
阿南市17回富岡町(5)
南国市12回
霧島市10回国分市(8)
沖縄市14回越来村(2)・コザ市(3)
人口が急増したところ、大型合併によってのし上がったところが目立ちます。八王子は、全20回の国勢調査を市として迎えながら、トップ10皆勤とはならなかった唯一の市です。
因みに、石巻、長岡、高岡、大垣、堺、米子、佐世保は20回すべて2位であります。

(2)2015年国勢調査で自治体人口が都道府県内第3位の市
自治体名トップ10入り-----前身自治体のトップ10入り回数
太田市16回太田町(2)
松戸市18回 松戸町(3)
町田市14回 町田町(2)
相模原市15回相模原町(2)
射水市18回新湊町※(5)・新湊市(11)
南アルプス市5回白根町(2)
各務原市14回那加町(3)
富士市15回吉原町(1)・吉原市(4)
鈴鹿市15回
亀岡市14回亀岡町(1)
東大阪市19回布施町(3)・布施市(6)
生駒市13回生駒町(4)
橋本市16回橋本町(3)
三豊市5回高瀬町(3)
四万十市16回中村町(3)・中村市(10)
諫早市19回諫早町(3)
天草市17回本渡町(4)・本渡市(11)
延岡市18回延岡町(1)
(1)と同様、人口が急増したところ、大型合併によってのし上がったところが目立つ一方、諫早、延岡が入っているのが意外に感じる方もいると思います。これは、国勢調査初期でも実質の「都市(圏)人口」としては多かったのですが、自治体域が狭く区切られていたためです。また、※印の新湊は、第6回、第7回時には高岡市に含まれていたため、20回皆勤とはなりませんでした。
因みに、全回3位がひとつだけあります。ご想像してください。
[98518] 2019年 10月 1日(火)00:44:46【1】白桃 さん
各回国勢調査確定人口都道府県内トップ10自治体記録集(起の巻)
[98517]白桃
今まで20回のすべての国勢調査において各都道府県内トップ10に入っていた自治体・・・東京(特別区)+205市
と書き込みましたが、2015年国勢調査では下位(8位以下)にありながら、意外?にもこれを達成している市をみていきます。
(1)2015年国勢調査で自治体人口が都道府県内第8位の市
市名最高順位-----前身自治体のトップ10入り回数
新庄市4位新庄町(6)
都留市4位谷村町(7)
中津川市4位中津町(7)
富士宮市5位大宮町(5)
有田市4位箕島町(7)・有田町(1)
須崎市2位須崎町(7)
山鹿市4位山鹿町(7)
地味ながらシブトイ中津川
(2)2015年国勢調査で自治体人口が都道府県内第9位の市
市名最高順位-----前身自治体のトップ10入り回数
釜石市2位釜石町(4)
塩竈市3位塩竈町(5)
滑川市6位滑川町(7)
勝山市4位勝山町(7)
がんばれ、かまいしおがま
(3)2015年国勢調査で自治体人口が都道府県内第10位の市
市名最高順位-----前身自治体のトップ10入り回数
上山市6位上山町(7)
小田原市3位小田原町(5)
三島市5位三島町(5)
御坊市5位御坊町(7)
萩市3位萩町(3)
八幡浜市4位八幡浜町(3)
安芸市4位安芸町(7)
なお、八幡浜については、最新の推計人口(本年9月1日)によると東温市に10位の座を奪われており、余程のことが起きない限り、2020年国勢調査では100年間維持してきたトップ10の座から転がり落ちるでしょう。
【参考】
10位2019年9月推計人口v-----v11位2019年9月推計人口
上山市29,799長井市26,386
小田原市190,181 鎌倉市172,304
三島市108,129島田市95,998
御坊市23,295白浜町20,497
萩市45,493長門市32,870
東温市34,223八幡浜市32,250
安芸市16,449四万十町16,065
風前の灯火 あゝ八幡浜
[98517] 2019年 9月 30日(月)17:12:51【1】白桃 さん
各回国勢調査確定人口都道府県内トップ10自治体記録集(はじめに)
ずいぶん長いタイトルをつけてしまいましたが、ちょっと纏めてみましたのでご参考までに。
その前に、
[98515]シノレパシクソ さん
白桃市町村人口研究所2019年度後期表口入所試験の回答
お付き合い、有難うございました。もちろん、全問正解であります。
合格者は落書き帳でお知らせするほか、浦安市○□△エステートのピロティに掲示します。
とご案内しておりましたが、ピロティ掲示に関しまして管理組合の許可をとったものの、昨日の自治会大掃除で誤って剥がされてしまいました。また、ご住所がわかりませんので、合格証送付は断念いたしました。なお、「白桃市町村人口研究所」に是非とも入所していただきたいところですが、これはあくまでもご本人次第でございまして、決して強制するものではありません。

さて、「地理好き」の方の中には「ランキング好き」も多いのではないかと感じているのですが、大体、いったい、ランク何位までが、価値がある、ちゅうか、ランク付けで妥当なんでしょうかね?
トーナメント大会では、ベスト4とか、ベスト8とか良く聞きますが、「今週のヒット曲ベスト10」とかなんとかありますので、一般的なのは【10位】なんでしょうか?「青コーナー、WBA世界スーパーバンタム級14位、フランクリン・マンサニーリャ、ベネズエラ」って言われても、14位じゃあんまり強そうじゃないですよね。オリンピックや大きなスポーツイベントの「入賞」っていうのは、今では8位になっていますが、昔は6位までだったような気がします。中央競馬の世界では、5着までに入らないと掲示板には載らないのですが、賞金は8着までに入ると出されるようです。これは一般のレースのことで、重賞レースだと10着までに賞金が出るようで、例えば、9頭立ての重賞レースだとドンケになっても、馬主、調教師、騎手ら関係者にお金がはいるのですから、騎乗する騎手は大幅なタイムオーバーさえしないよう気を付けていればよいのです。騎手は賞金とは別に騎乗するごとに騎乗手当を貰えるのですから・・・あ~大脱線。
話を元に戻して、県ごとの自治体人口ランキングで言うと、「埼玉8位の上尾と、香川8位の東かがわ、どっちが立派?」と尋ねられたら、多くの方が「上尾」と間違って答える危険性があるので、各県一律に10位までにするのもどうかナと思ったのですが、
今まで20回のすべての国勢調査において各都道府県内トップ10に入っていた自治体・・・東京(特別区)+205市
今まで20回の国勢調査において一度も各都道府県内トップ10に入っていない市・・・204市
と極めて近い数字を見出したので、やはり【トップ10】と【一律10位】は偉大かつ論理的だ、と認めました。
あんまり脱線ばかりしてしまいましたので、記録集は別稿といたします。('◇')ゞ
[98508] 2019年 9月 22日(日)17:05:49白桃 さん
昔の光 今いずこ
1960年1975年2000年2015年////増減率(2015/1960)
旧A市28,89222,11017,39413,107-54.63
旧D町12,54510,63910,3438,788-29.95
旧E町19,05713,5469,6696,789-64.38
旧C町9,1567,3686,1345,052-44.82
旧B町5,9484,7173,8582,964-50.17
旧F町12,17911,0658,6356,732-44.72
旧G町14,76114,40512,96510,555-28.49
旧都会H17,48817,57916,16013,744-21.41
S町15,27917,52522,76723,79855.76
[98498]千本桜さんの「とある地域」の衰退ぶりは、他地域と比較すると良く分かります。
F,G,Hは「平成の合併」で市になったところ。この地域は、「陸王」で知られる行田の足袋よりも有名?な手袋産業が盛んな地域で、その中でもGは手袋製造の中心地で市役所も置かれています。都会H、都会と言ってもそう感じるのはH東端のごく狭い地域H3だけですが、そのH3も、1975年には人口6,354であったDIDも無くなり、デパートはお化け屋敷に変貌、三筋のアーケード街も破れ傘状態で骨すら残っていないところも。Gに市役所を持っていかれた今は…ウ~ん残念無念。Fは、源平の昔から知られたところでしたが、今はその面影もありません。この地域は高度経済成長期終わり頃までは地方にしては頑張っていた方ですが、近年の人口減少率は県8市の中で最悪です。でも、「とある地域」に比べればまだマシですネ。
Sは「平成の合併」を行っておらず、現役の「町」なのですが、どう見ても「とある地域」よりは都会的です。1975年のSのDID人口は7,990、同年AのDID人口は7,902と拮抗していたのですが、AのDIDは無くなり、Sの2015年のDID人口は16,263と増えています。このようなスーパータウンSと比較される「とある地域」も可哀想ではありますが、これが現実の世界です。
[98501] 2019年 9月 20日(金)21:02:16白桃 さん
シノレパシクソさんへ
[98500]シノレパシクソ さん
C町 7,278 北陸の県庁所在地を合わせた感じ
私がクチ出すのも変ですが、これは違います。
[98499] 2019年 9月 20日(金)06:55:49白桃 さん
主任研究員募集!白桃市町村人口研究所2019年度後期表口入所試験(予告)
その前に
[98489]シノレパシクソ さん
あと大変言いづらいのですが、シノレ「パ」シクソです。自分でも言いにくいので来年あたりに改名しましょうか……。
ハンドルネームを間違えるなんて、大変失礼いたしました。そういえば、般若堂そんぴんさんを、そんびんさんと間違えた記憶があるような・・・
改名については、ご本人におまかせいたします。

エー、ゴホン(咳払い)
さて、来年2020年は国勢調査100周年、第21回国勢調査が行われます。当研究所では、これを機に、過去20回の国勢調査人口を整理しているところではありますが、最近はめっきり作業推進力が衰え、やっと滋賀県まで終わったところです。これでは、そろそろ店仕舞をしないといけないのでは、という危機感がつのっており、また、24時間体制で落書き帳に書き込むなど、働き方改革云々を言われなくとも、このような苛酷な労働環境は改めたいと思っております。そこで、是非、フレッシュな人材を獲得し、私自身は安楽椅子にすわって、チビチビ・・・。
ということで、国勢調査人口担当主任研究員募集いたします。
年齢性別国籍学歴不問、無給(でも、有給休暇はあり?)
昨年の試験は裏口入所試験だったのでとても簡単でしたが、今年は超難しいです。三問、すべて五択ですが、粘っこい問題で出題した私も答えを知らなければ解けないかもしれません。でも、直前に書かれた千本桜さんのクイズよりは易しい?(このクイズ、私は分かりました。)
クイズと言えば、デスクトップ鉄さんの五番勝負が本日始まりますね。あー、忙しい。
白桃市町村人口研究所2019年度後期表口入所試験問題はここに後ほど掲載します。
[98491] 2019年 9月 18日(水)05:04:38白桃 さん
人口で無理矢理語る都市都会(その27.島嶼部)
本シリーズの最終章です。新しい地域区分では、島嶼部を独立させました。以下が「島嶼」とした地域です。
北海道:奥尻郡、礼文郡、利尻郡
東京都:大島支庁、三宅支庁、八丈支庁、小笠原支庁
新潟県:佐渡市、岩船郡粟島浦村
島根県:隠岐郡
長崎県:対馬市、壱岐市、五島市、北松浦郡小値賀町、南松浦郡
鹿児島県:西之表市、奄美市、鹿児島郡、熊毛郡、大島郡
沖縄県

(1)2019年5月1日現在推計人口(3万人以上)
人口増加率-----人口増加率
那覇市317,392-0.64石垣市47,8850.67
沖縄市141,1271.33南城市43,4933.52
うるま市120,9891.76奄美市41,816-3.11
浦添市114,6660.38南風原町39,6235.66
宜野湾市97,5371.34読谷村39,5340.08
豊見城市63,3493.65五島市35,031-6.15
名護市62,5511.42西原町34,6320.36
糸満市60,1852.80八重瀬町30,4574.79
佐渡市53,275-6.95
宮古島市51,9441.48
沖縄県について上表に掲げた市町村を見ますと、那覇を除き増加しております。沖縄と他の島嶼部の人口推移を比較するのはナンセンスでしょうが、佐渡市、奄美市、五島市ともに大きく減少しております。因みに、3万人に満たない対馬市、壱岐市、西之表市もそれぞれ、-6.33、-5.42、-5.72と大幅な減少を示しております。
注)増加率は2015年国勢調査確報人口~20190年5月1日現在推計人口

(2)島嶼部の3万人以上のDID
DID名実質DID人口---構成形式DID名/人口/所在自治体
那覇〇612,319那覇318,151那覇市
浦添96,793浦添市
宜野湾95,504宜野湾市
南風原20,009南風原町
豊見城19,171豊見城市
与那原15,368与那原町
豊見城東14,751豊見城市
浦添東14,376浦添市
西原10,405西原町
津嘉山7,791南風原町
沖縄〇173,861沖縄122,197沖縄市
具志川36,951うるま市
北谷14,713北谷町
糸満33,830
石垣31,425
那覇DIDの人口は、政令都市である静岡DIDの上をいくもので、熊本DIDに次いで全国11位となっております。那覇の狭域都市圏人口656,288人の93%がDIDですから、その凄まじさがわかります。
沖縄県以外の島嶼部では、名瀬DIDと福江DIDがあるのみです。
注1)実質DID人口とは、市町村の枠に拘らず連担するDIDの人口であって、その自治体にあるDIDの人口合計ではない。
注2)DID名横の〇は、市町村域を超えたDIDを示す。、

(3)島嶼部の都会
白桃市町村人口研究所では那覇市を「都会」と認定します。
那覇市の都会度は34.62で【B都会】となり、B都会の中では高松に次ぐ上位にあります。しかし、ゆいレールに乗ってその景観を眺めていると、【A都会】どころか【大都会】にしても良いのでは…と思ったりもします。
島嶼部における中都市Aは、うるま市(24.00)、浦添市(23.85)で、沖縄市は中都市Bに甘んじています。理由は、宿命的な【市歴ポイント】の低さもさることながら、なぜだか、【商業ポイント】がかなり低いからです。
[98483] 2019年 9月 17日(火)13:06:50【3】白桃 さん
第五十二回十番勝負くぁんぱい記
今回は、内容的には平易な問題が殆どでしたが、出題形式にのおかげで妄想が無限に広がってしまい、正常のアタマに戻すのに時間を使ってしまいました。では、答えた順に。

9 月 3 日 (火) 00:23:58
問八:■「八幡」という自治体を含む市(過去の市町村を含む)
山梨市(領国奪還)
私にとって、今回一番やさしい問題でした。唯一のメダル。

9 月 3 日 (火) 01:28:31
問二
米子市(誤答)
当初、想定解数が47であったので、いわゆる「赤穂四十七市問題」と決めつけたのが敗因。
私が描いたのは、「都道府県内最少画数の市」
お題の二戸は、六画で岩手県内最少(六画は、むつ、八女についで全国3位タイ)。非該当の八戸も六画であるが、ひらがな表記の「むつ」に負ける。う~ん、これはゼッタイ」間違いない。でもね、山口県なんか、山口と光はともに六画だけど・・・あ~南砺、アサハカミツケ!

9 月 3 日 (火) 10:56:35
問三
西条市(誤答)
当初の想定解数が一致していたので、「他市名と完全一致する高校がある市」白桃[98204]で回答。ちょっと我田引水気味だったか。

9 月 4 日 (水) 04:17:43
問一:■戦国市盗り合戦で初代領主の領国(市)
登別市(新規獲得)
この問題で領友デスクトップ鉄さんに後れをとったのが、チョー悔しかった・・・
しかし、これで共通項が問題番号と関連しているのがハッキリ解った。が、遅すぎた・・・

9 月 4 日 (水) 04:48:47
問五:■五重塔がある市(五重塔コレクション掲載市)
弘前市(領国奪還)
「五」と言えば、五輪か五重塔である。


9 月 4 日 (水) 12:46:26
問三:■「三」の文字が入る市町村に隣接する市
小野市(領国奪還)
「三」と言えば、三本松。冗談はともかく、獲りたいところ、守りたいところ、いっぱいあってソロバンを弾いたら、算盤の産地、小野市が出てきた。

9 月 4 日 (水) 14:56:44
問四:■隣接する町が4町でかつすべて県内の町である市
伊達市(北海道)(領国奪還)
「四」と言えば、ちあきなおみの♪四つのお願い、いや、もう四の五とは言わない、言えない。
伊っ達、ショウガナイジャナイカ

9 月 4 日 (水) 16:58:23
問十:■市名の総画数が10の市
伊予市(新規獲得)
「十」と言えば、「真田十勇士」。でも上田は八画。伊予の国、伊予市でヨシとしよう。
ところで、愛媛県立伊予高校は、伊予市でも松山市でもありません。松前町にあります。

9 月 5 日 (木) 00:43:40
問二:■「二」の文字が入る駅がある市
高松市(加増)
「二」と言えば、二番煎じ。今回の十番勝負、第五回大会の「二番煎じ」だったのです。
答えた高松市の「松島二丁目駅」かとなりの「今橋駅」の近くに、百年前、私の母が住んでいたとか。

9 月 5 日 (木) 15:31:34
問七: ■市名誕生日が7月の市
旭市(領国奪還)
「七」と言えば、「七人の刑事」、セブンイレブン。探しましたよセブンイレブンpmのある市、ない市。
旧大内町の誉水にセブンジュースという会社がありま・・す。or・・した。アサヒ(旭)ジュースもありそうですね。

9 月 6 日 (金) 01:02:51
問六:■小学校六年生で学習する漢字の入る市
和泉市(新規獲得)
「六」と言えば、六文銭。泉(消滅)、五泉、和泉、泉大津、泉佐野、泉南で六文泉。

9 月 8 日 (日) 00:16:27
問九:都道府県の市町村で人口密度順位が9位の市
瀬戸内市(マイナス石高解消)
「九」と言えば、Mi-Keの♪想い出の九十九里浜、九官鳥殺人事件、アレ?、ちょっと前読んだのは、「カササギ殺人事件」でした。今回の「九」は九るしみの九でした。もちろん、順位9位っていくつも、何回も見ましたよ。でも、町村をいれていなかったのが、致命的でした。しかし、こんな問題をヒント前に解けないと鳴門、ソロソロ引退か???

と言いつつ、次期初場所は六位以内に入るぞ。
大予想:優勝N さん、2位:とりぴー さん、3位:ぺとぺと さん。この3連単はけっこうカタイ?。
N さんに勝つとすれば、スカンデルベクの鷲さん、でしょう。
で、4位:星野彼方さん、5位:シノレバシクソさん、6位:白桃

グリグリさん、今回もありがとうございました。
[98370] 2019年 9月 8日(日)00:16:27白桃 さん
十番勝負
問九:瀬戸内市

これは迂闊でした。今回は完敗です。明日から十番勝負反省の旅に出かけます。


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