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ekinenpyouさんの記事が10件見つかりました

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[101460] 2021年 3月 10日(水)19:24:44ekinenpyou さん
Re:市名組み合わせなど
[101458] N さん
当方のヒント説明がわかりにくかったような気もしますので、お気になさらぬよう・・・(お詫び追加ヒントもかねて)
以下のように、→右側の()内文字を抜きにしたものとして考えていただければと思います。(正解済みの箇所に関するヒントも含む)

・2→1文字へ集約(よみがな全体で同じ文字が2文字があるので1文字にまとめる)
喜多方市 キタカ(タ)→キタカ・南相馬市 ミナ(ミ)ソウマ→ミナソウマ
太田市 オ(オ)タ→オタ・印西市 インザ(イ)→インザ・富里市 トミサ(ト)→トミサ・大網白里市 オ(オ)アミシラサト→オアミシラサト
七尾市 ナ(ナ)オ→ナオ・野々市市 ノ(ノ)イチ→ノイチ
飯田市 イ(イ)ダ→イダ・大町市 オ(オ)マチ→オマチ・飯山市 イ(イ)ヤマ→イヤマ
大垣市 オ(オ)ガキ→オガキ・瑞浪市 ミズナ(ミ)→ミズナ・各務原市 カ(カ)ミガハラ→カミガハラ
相生市 アイオ(イ)→アイオ・宝塚市 タカラヅ(カ)→タカラヅ
丹波篠山市 タンバサ(サ)ヤマ→タンバサヤマ・南あわじ市 ミナ(ミ)アワジ→ミナアワジ
いちき串木野市 イチキクシ(キ)ノ→イチキクシノ・南さつま市 ミナ(ミ)サツマ→ミナサツマ・志布志市 シブ(シ)→シブ

・4→2文字へ集約(よみがな全体で同じ文字が2組&4文字あるので2文字にまとめる)
大阪狭山市 オ(オ)サカ(サ)ヤマ→オサカヤマ

以下、余談
過去ログにあったと思いますが、よみがなの順番を変えると別の市になるものがあります。(構成要素が完全に同一文字)
例えば つがる市(ツガル)と敦賀市(ツルガ)・仙台市(センダイ)と大仙市(ダイセン)のようなもの

拙稿[101455]の問いと同様に、同じ文字を一つにまとめることで条件を満たすようになるものは
例えば (福井県)大野市 オ(オ)ノ→(兵庫県)小野市 オノ が該当します。(構成要素が同一文字種)

※残りは合計8組でうち6組は2市、3市と4市になるものが1組ずつありますが、どこの市でしょうか?
という問題に対する回答もエクセルなどの(表計算ソフト)を使えば簡単に出せますね。
(わかりますか?サヌカイト さん他、表計算ソフトの知識がある方々)

そもそも「同じ文字を集約した場合は元の市名と完全に一致しないので市名を作るとは言えない」とのご意見もあると思いますが、
(市名を素材に使った)頭の体操の一種ということでご容赦ください、回答に関しては後日まとめて投稿します。

[101459] サヌカイト さん
(南大東村・北大東村を除いた)13,917市区町村・末尾「宿、駅、浦、新田も除く」という条件で分析という点承知しました。
市区町村名の文字頻度分析(市区町村雑学)によると
2020年10月1日現在の自治体構成 (最新)
使用文字:775種類/延べ文字数:3949文字
2000年10月1日現在の自治体構成
使用文字:916種類/延べ文字数:7067文字
だそうですが(いずれも都内の特別区部を含む)、これよりははるかに多くなることは明らかですね。
作成については学業?に支障が出ない程度にごゆっくりどうぞ、確か次の十番勝負は5月ですか・・・
(結果については、全国分一括・道府県別いずれも集計してありますのでどちらでもOKです)

※例えば多摩3郡(西多摩郡、南多摩郡、北多摩郡)は神奈川県なので現在のものと都道府県別で比べる場合は要注意
[101457] 2021年 3月 9日(火)20:23:49【1】ekinenpyou さん
市町村制施行時の「市区町村名の文字頻度分析」など
[101424][101452]サヌカイト さん
市町村制施行時(県によって年代は異なるが小笠原などもあくまでも施行時)の「市区町村名の文字頻度分析」を今、一生懸命エクセルで作っています。
以下(念のため)再確認しておきます。

対象の市区町村ですが、トータル45(市区)741(町)13,131(村)=13,917で良いでしょうか?
沖縄県は南大東村・北大東村を除いて考える
(必要であれば道府県別内訳を示しますが、市区町村変遷情報でも確認できますね)

文字としては、類型名としての区や駅は、合計に入れていません。

全国の市区町村数の推移に記載の通りとして(合計に入れないで)良いでしょうか?
宿(日野宿)と駅(府中駅、箱根駅、与瀬駅、吉野駅)については町であり、浦(粟島浦)と新田(蓮潟新田など多数)については村になります。

薩とか蓮とか祁とか見た目に分からないものや表示できないものは多くは一緒になっています。
このあたりをどの程度同一視したかはわかりかねますが結果は同じようなものになると思います、
したがって予想についてはできてからのお楽しみ(内緒)ということで・・・

[101456]N さん
お忙しい中、おつきあいいただきありがとうございます。
兵庫+埼玉=兵庫
お見事、正解です。

ところで、
(石川県)? (石川県)? (新潟県)?
これ、市名2は秋田県ではないですか?
これは(集約しない)片方が秋田県でも成立するのでしょうか、もしかすると漏れかもしれないです・・・
(あるいは元データの読み方表記が誤っている?)

【追記】説明がわかりにくかったかもしれませんので、リスト下から二番目だけ正解を示しておきます。
(富山県)砺波市(トナミ)+(長崎県)西海市(サイカイ→サイカ)=(鳥取県)境港市(サカイミナト)
[101455] 2021年 3月 8日(月)19:46:10ekinenpyou さん
2つの市名を組み合わせて1つの市名を作る、再考
表題の件、既に[101442]グリグリ さんなどで答が示されていますが、以下のように若干ルールを変えて再考してみました。
(対象全国792市、読み方は都道府県コード及び市区町村コードと同じですが、半角カナは全角に変換)

その1・(市名に)同じ文字が複数回登場する場合は、1文字へ集約する。
例)岩見沢市(イワミザワ→イワミザ)

その2・組み合わせの際、互いに同じ文字が使われている場合は対象外とする。
例)札幌市(サッポロ)と旭川市(アサヒカワ)は「サ」が共通しているので組み合わせNG

※ここでいう同じ文字とは全角カナ表記で(いわゆる文字コード上)同一のものとし、
例えば函館市(ハコダテ)と小樽市(オタル)は「ダ」「タ」を別文字として組み合わせOKとします。
(したがって「フ」「ブ」「プ」や「ッ」「ツ」「ヅ」も別文字、792市で使われている合計は70種類です)

なお前述のルールで組み合わせた合成名には同じ文字が複数回登場することは無くなるので
自動的にその1のルールが適用されたものとします。(結果として当該文字のみで構成された市名ならOKとなる)

以上を踏まえ、※[101442]グリグリ さんで掲載済のものを除外した該当リスト(10+1市)を以下に示しておきますが
(例によって)「?」の部分は伏せ謎々としました、(今回もヒントを大盤振る舞いするなど)かなり
初心者向けにレベルダウンしたので、プログラミングなどでの解析を行わない方でも答えられると思います。
(回答は万全を期して調べたつもりですが漏れがあるかもしれません、その場合は追加で正解とします)

(都道府県)市名1(都道府県)市名2(都道府県)市名3(=1+2)備考(ヒントなど)
(福島県)?(三重県)津市(大阪府)?福島県の市名1(2→1文字へ集約)
(群馬県)?(徳島県)美馬市(茨城県)?群馬県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)?(岐阜県)関市(岩手県)?石川県の市名1(2→1文字へ集約)
(長野県)?(熊本県)宇土市(大阪府)?長野県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)加賀市(広島県)?(岐阜県)?岐阜県の市名3(2→1文字へ集約)
(茨城県)笠間市(大阪府)?(大阪府)?大阪府の市名3(4→2文字へ集約)
(福岡県)?(長崎県)壱岐市(鹿児島県)?鹿児島県の市名3(2→1文字へ集約)
(千葉県)?(神奈川県)?(高知県)?千葉県の市名1(2→1文字へ集約)
(石川県)?(石川県)?(新潟県)?石川県の市名1(2→1文字へ集約)
(富山県)?(長崎県)?(鳥取県)?長崎県の市名2(2→1文字へ集約)
非常に簡単(従ってノーヒント)

※その2のルールを適用して組み合わせ対象外(NG)としたものは以下です(残りは正解となります)
水戸市+土佐市(富里市)・伊佐市+甲斐市(西海市)・富山市+郡山市(大和郡山市)・日立市+太田市(常陸太田市)
小松市+志摩市(小松島市)・大和市+郡山市(大和郡山市)・ 大阪市+狭山市(大阪狭山市)

[101452]サヌカイト さん
早速の回答ありがとうございます、(当方手持ちリストと比較してみたいので)楽しみにしております。
都合次第ですがMI さんなども見てくれるかも・・・(市区町村変遷情報の正当性チェックもかねるので)
究極の目標は「日本全体で、どの文字が多く地名に使われているか」
中略
できる限り、もとからあった地名で集計したかったための強行手段です。
この場合は恐らく明治合併前の名称(文字頻度)を分析ということでよろしいかと思われますが・・・
[101451] 2021年 3月 6日(土)20:17:23ekinenpyou さん
自治体のローマ字表記など・後編
拙稿[101429]の続きです、まず[8736]深海魚[雑魚] さんの問四「母音を全種類網羅する市町村名は?」の回答として
過去ログでは[8755]般若堂そんぴん さんより
注:「えい」は「EI」,「おう」は「OU」とします.
01 四条畷市(大阪)*長音を含めないと母音は四種類.
02 滝上町(北海道)
という正解が示されました、しかしながら郵便番号データ(ローマ字)では
01「SHIJONAWATE」02「TAKINOE」となりいずれも条件を満たせません、従って(当方謎々の)回答はゼロ個となります。

四條畷市はURL表記も「shijonawate」で対象外としても差し支えなさそうですが、
滝上町のURL表記は「takinoue」(地名集日本も同じ)でやや違和感があります。

なぜ「TAKINOE」と変換されるのか?[89925]hmt さんでの引用再掲
表音のローマ字表記が「ou」「oo」「uu」となるときに、対応する元の漢字が一文字の場合にはそれぞれ「o」「o」「u」に短縮するが、二文字に分かれる場合には短縮しない。
とありますが、郵便番号データ(ローマ字)の説明ローマ字変換仕様では
上記引用における「元の漢字が二文字に分かれる場合短縮しない」旨のルール明記が無いためと推測されます。

※例えば瀬戸内(せとうち)(SETOCHI)市になっている、なお[89925]hmt さんで青梅市について書かれていますが、
滝上町は地名集日本で「滝・上」を「たき・のうえ」ではなく「たきの・うえ」と考えているようです。(多分)

以下お礼など、[101437]伊豆之国 さん、いずれも簡単すぎる問題でしたが拙稿[101436]追加問題の回答ありがとうございました
(JRの方だけ挙げてくださったのですね)残りはモレラ岐阜永犬丸でした。

※リンク先の駅名標でわかりますがモレラ岐阜(商業施設)のローマ字表記とは異なります。

[101419]伊豆之国 さん出題分について
越後国の路線、これは大変な難問ですね。どうも以前に出てきた「甲斐善光寺」([101390] Nさん、他)と似たような「期間限定」のもの?
その通りです。新潟市案内(左端)にある臨時停車場が停車場一覧(T15)に掲載されています。(今でもかりわむらの特産品

[101424]サヌカイト さん
市町村制施行時(県によって年代は異なるが小笠原などもあくまでも施行時)の「市区町村名の文字頻度分析」を今、一生懸命エクセルで作っています。
中略
おそらく3月中旬くらいには完成する
これは市区町村名の文字頻度分析(市区町村雑学)市制町村制施行時の情報(15468件)で調べた結果ということですか?
(例えば市区町村の区とは東京市内の区を対象とせず、札幌区・那覇区のようなものとなる)
[101449] 2021年 3月 5日(金)20:22:42ekinenpyou さん
Re2:奥羽街道の金ヶ瀬宿は複数郡に跨っていた?
[101428]千本桜 さん
素朴な疑問に対し、丁寧に回答していただきありがとうございます。(明増寺は移転していたのですね)
柴田郡誌(M36)などの「金ヶ瀬宿が複数郡に跨っていた」という記述が誤りという点了解しました。

村や宿(町場)を三つに分類してみます。町場を持たない村、村名と同名の町場を持つ村、村名と異名の町場を持つ村の三つです。町場を持たない村は「堤村」「新寺村」のように村名だけの表記で済みます。村名と同名の町場を持つ村については、町場名を採択して「大河原宿」「船迫宿」と表記し、村名の「大河原村」「船迫村」を省略しているようです。問題は村名と異名の町場を持つ村です。「平村」と「金ヶ瀬宿」、「前田村」と「中田宿」のように村名と宿名を併記しているものもあれば、入間野村の槻木宿を「入間野宿」、小堤村の亘理宿を「小堤宿」と表記したりしています。これは、単純に村名と町場名の混用とみるべきか、それとも、厳密な規定に基づいているのか私には解りません。
正保国絵図については仰る通りですね、(柴田郡内のみですが)天保国絵図との違いを以下に示します。
(明治町村制施行時のエリアごと行を分けました、字体表記ゆれと思われるものは同一視)

[大河原] 大河原(宿)、×大谷、小山田、福田
[金ヶ瀬] 平&金ヶ瀬宿、堤、新寺
[沼辺] 沼辺、沼田、関場
[船岡] 船岡、上名生、中名生、下名生
[槻木] 入間野(宿)&×槻木村、入間田、船迫(宿)、四日市場、上川名、富沢、葉坂、成田、海老穴、小成田
[村田] 村田郷(宿)、小泉、足立、薄木
[富岡] 支倉&碁石宿(村)、菅生村宿(菅生村)
[川崎] 前川&川崎宿、今宿村(今宿)&×野上宿&笹谷宿、小野(宿)、川内、本砂金

末尾「村」は原則省略、()内は正保国絵図での異なる表記・×は同絵図に記載なし、
「&」に続くものは村として計上されない(左端の村に属する)と思われるものです。

なお、(天保国絵図と)比較的近い年代の別資料御領分絵図(伊達氏封内図)は
柴田郡(合計35村)という点は恐らく同じですが、(当然ながら)国絵図とは表記が異なります。

※35村内訳は天保郷帳(5コマ)参照
(国絵図の菅生村宿は菅生村で良いと思われますが、郷帳と一致していないので不適切とまでは言い切れません)
【参考】天保陸奥国津軽領絵図の表現内容と郷帳

次に少し話が変わりますが、(享保の新町成立以降)金ヶ瀬宿の所属地名変遷を以下のように推測しました。
年代地名
~明治初期柴田郡平村(刈田郡には跨らず)
明治初期~同郡同村字町※
M22町村制施行同郡金ヶ瀬村大字平字町
以下略

※現在の小字(公称)地名「字町」はM6地租改正の頃に成立?
(小字「字町」の成立過程については調べきれませんでした、江戸時代から既に存在?)

【参考】金ヶ瀬宿古図 (尾形彰さん制作)の0分48秒あたりに見える付箋に
「明治6年(1873)柴田郡金ヶ瀬村大字平字町戸割図」とあり、この時点で既に成立していた模様
(ただし金ヶ瀬村は当時まだ無いので、正確には柴田郡平村?)

藩政村領域の成立基盤と統一性の変化(仙台藩領小野村の事例)6コマより
都市的職業に就く者も居住する「町」集落が形成されていた。
旧小野村の場合、釜房ダムの完成で地形がだいぶ変わったところもありますがこのあたり?
現在の小字地名「字町」は藩政時代集落名として使われたもの(いわゆる通称地名)に由来?

[101430]千本桜 さん
絵や文字のタッチが違うところをみると、武奥増補行程記は誰かが模写したのでしょうか?
そうかもしれません、五海道其外分間見取延絵図のような資料もあるので
拙稿[101417]では断言せず「寛延4年(1751)の道中図「増補行程記」とあるものと同じ?」としました。
【参考】五街道分間延絵図と宿村大概帳の制作
[101436] 2021年 3月 2日(火)18:49:45ekinenpyou さん
Re:クイズなど
[101419]伊豆之国 さん
他のメンバーの方、それ以外でROMしている方も、どうぞ落書き帳上で答を書き込んでください。
即答できるクイズですが【問一】だけヒントを追加サービス

こちらのリストにも該当があった。もっとひねくれると?新潟にある旧国名JR線も同様(これは即答できればかなり鉄マニア?)

[101423]勿来丸 さん
住所表記の整理が進んでいる地域では、「小字」が使われている場所は少なく、実用的な地名ではないとどうしても考えてしまいます。私の住むところも、宅地開発によって元の地名が地図上から消えた場所でした。
いわゆる市街になっている場所でも土地の用途など、条件次第で古い地名が残ることがありますね。
【参考】名古屋の町名一覧より
町名があっても道路・河川・鉄道用地等で残るだけで一般の建造物や住所として使われていない場合もあり、その場合は備考欄に表示しています。

過去ログでは[96453]伊豆之国 さん・[97171]ニジェガロージェッツ さんなども参考になります。

また、同ページより
町名の字については省略しています。詳しい内容については所管の区役所・支所またはこのページの作成担当へお問い合わせください。
住所の表示などに通常用いられない小字の大半は地図サイトで確認困難ですが、稀にリスト化して公表している自治体があります。
【参考】字名一覧(阿蘇市ホームページ)

以下余談、跡地がタワマンとなる予定ですが今でも(消えずに)残っているツイッターのアカウントをこちらに一つ
[101428][101430]千本桜 さん関連は、別途投稿しますので少しお待ちください

【おまけ】[25060] いっちゃん さん
鉄ネタですけど駅名も地名の亜種だと捉えれば、
「甲斐上野(JR東海 身延線)」って立派なaiueo地名ですよね。
他にもあるのかな?
【注】母音が「aiueo」の順番になる現存駅は恐らく甲斐上野「KAIUENO」だけです。(この条件では非常に厳しいので)
同様に母音を全種類網羅する読み仮名5文字の駅リスト(甲斐上野を除く)を参考として以下に示しておきますが
「?」の部分(5駅)は伏せて謎々にしておきます。(後日フォロー予定、わかる方は回答してもOK)

都道府県駅名(よみがな)「ローマ字」・所属
北海道
長野
岐阜
三重伊賀上野(いがうえの)「IGAUENO」・JR西(関西本)&伊賀鉄道
大阪
福岡

【注】ローマ字表記はヘボン式変換君による一括変換とします。
変換ルールが異なることも当然ありますが、その点は考慮していませんのであくまでも参考ということでご了承ください。

高輪ゲートウェイのローマ字表記は「Takanawa Gateway」ですが一括変換では「TAKANAWA GETOEI」
[101429] 2021年 2月 27日(土)19:42:52ekinenpyou さん
自治体のローマ字表記など・前編?
表題の件で小ネタを投稿しておきます、自治体のローマ字表記データが全国分一括して掲載されたものとしては
過去ログで地名集日本が取り上げられていますが、[89922]グリグリさんで
箕面市(Minoo Shi)、山武市(Sanmu Shi)は市の表記とは異なっていました。

とあまりお気に召さない?ようなので、今回は郵便番号データダウンロード 住所の郵便番号(ローマ字)日本郵便も参照してみます。

※当該データで山武市は「SAMMU SHI」で自治体URL表記(sammu)と一致していますが、
箕面市は「MINO SHI」となっております、[27870]YSK[両毛人] さんにもありますが、
「OH」という変換・表記が一般的な表記法とは異なり、設置主体によっても(「みのお」ローマ字変換が)区々なため、
この点は許容範囲ということにしておきます。

なお、[86597]安打ーソン さんより
また、"b"、"m"、"p"の前の「ン」も"m"にするか"n"にするか自治体によって異なるようです。

上記のように、例えば地名集日本ではなぜ山武市が「Sanmu Shi」となったのか?
(理由を)ご存知の方もいらっしゃると思いますがおさらいしておくと

ヘボン式ローマ字 - Wikipediaより
国土地理院は原則として訓令式ローマ字を使用してきたが、2004年11月11日の国土地理院長達34号でヘボン式に改められた。道路標識と同様の修正ヘボン式であり、撥音は常にnと書くが、母音やyの前ではハイフンで区切る。また、長母音は短母音と区別されない
および
日本郵便は国際郵便のローマ字方式について特に規定していないが、郵便番号データファイルでは旧ヘボン式を用いており、撥音はb/m/pの前でmと記し、長母音は短母音と区別しない
日本の地方公共団体ではその名称のローマ字表記にヘボン式を用いていることが大半であるが、長母音など記号類は省略される場合が多い。撥音の扱いについては地方公共団体によって旧ヘボン式を採用するか修正ヘボン式を採用するか方針が分かれており、二本松市(Nihonmatsu)、紋別市(Monbetsu)などで修正ヘボン式が、丹波市(Tamba)、仙北市(Semboku)などでは旧ヘボン式が用いられている。

以上の点から郵便番号データとは異なり地名集日本では(山武市が採用した旧ヘボン式準拠の表記ではなく)
「Sanmu Shi」という表記になったと推測されます。
※したがって、丹波市のほか、京丹波町も「tamba」ではなく「tanba」になっている(恐らく丹波篠山市も同じ)

【以下、恒例の謎々を1問】過去ログでは(平成大合併の最中)2003年に以下のような問題が出されておりました。
[8736]深海魚[雑魚] さん
自治体名をローマ字で表記した場合について、以下の設問に答えよ。ただし、ここで言う 「母音」 とは
「A」 「I」 「U」 「E」 「O」 を指し
中略
問四) 例えば 「山口百恵」 の様に、母音を全種類網羅する市町村名を挙げよ。

(当然過去ログに答えもありますが)前述の郵便番号データ(ローマ字)のローマ字表記を用いた場合には、
上記条件に合致する(母音を全種類網羅する)自治体は何個になるかお答えください。
対象自治体は(郵便番号データ2020年6月現在掲載の)1,741市区町村
町村の郡名(ISHIKARI GUNなど)・市区町村末尾のローマ字(SHI,KU,CHO,SONなど)は含めません・・・
回答フォローは翌週あたりに行えるはず???
[101417] 2021年 2月 23日(火)19:14:26ekinenpyou さん
奥羽街道の金ヶ瀬宿は複数郡に跨っていた?
[101332]千本桜 さんでご紹介いただいた金ヶ瀬宿の「家向き俗説」を(個人的に裏付け調査もしながら)ようやく読破しました。
この俗説は各所で引用されており、(観光などで)現地を訪れた方も(その説で)納得してしまっているようですね。

以下、千本桜 さんのサイトより内容を一部引用しますが、この俗説が生じた経緯として柴田郡誌(M36)(金ヶ瀬村)にある
金ヶ瀬の市街は藩政の頃、おおよそ中央を境に二分して柴田、刈田の両郡に分属し、
東方は柴田郡平村と称し、西方は刈田郡金ヶ瀬驛と称していた。
という記述の他、日本地名大辞典(S13)(金ヶ瀬村)には
「藩政の頃までは西部刈田郡・東部柴田郡に分属し、東は伊達公直属の百姓・西は片倉氏の足軽の居住地だった」

という記述も見られました、これらを(都合よく解釈して)混同してしまった場合
「町の中央で家向きが転換し、西は片倉氏の足軽・東は伊達公直属の百姓居住地」という説に発展しうるのではないかと思われます。

なお、柴田郡誌(M36)には「(明治)維新の際(刈田郡)金ヶ瀬駅を平村に合併し柴田郡に編入」という記述もありますが

大河原町の住所と大字の考察 改訂版(千本桜 さんサイト内の「江戸時代の村とその領域」)・金ヶ瀬宿古図 (尾形彰さん制作)
なども参考にすると柴田郡誌(M36)において「町の中央が郡境になっている」とした点(大正の柴田郡誌で位置を訂正)に加え、
郡境が存在したという記述自体も不適切(誤り?)だったのかもしれません。
(戦後の資料では宿内における郡境有無についてはっきり明記されなくなった?)
刈田郡の飛び地?が柴田郡の宿内に存在し、それが「金ヶ瀬駅」だったという可能性もゼロではありませんが・・・

【参考】(江戸時代の資料類における金ヶ瀬宿の表記、複数郡に跨っていたことをはっきりと示す資料は見つかりませんでした)
柴田郡→日本分国図(仙台領)(正保国絵図摸写図?平村とは別々)・天保国絵図陸奥国仙台(こちらは平村之内)
刈田郡→武奥増補行程記(千本桜 さんサイト内で、寛延4年(1751)の道中図「増補行程記」とあるものと同じ?)

【おまけ】
金ケ瀬8,000歩コースというPDFを見てみると、現在の小学校近郊にある古い建物として光澤山 明増寺(浄土真宗本願寺派)という
お寺があり嘉禄2(1226)年創建とのことで、位置が変わっていなければ(寛永の)金ヶ瀬宿移転前から存在していたことになります。
(寺院関係者の方は)この俗説についてどのような見解を持っているのでしょうか・・・
[101402] 2021年 2月 13日(土)19:54:44ekinenpyou さん
「蘇」と「蘓」【続編】
予定投稿は後日とし、[101400]伊豆之国 さん・[101396]hmt さんの投稿などを踏まえ表題の件についてもう少し調査しました。

江戸時代の辞書(三重大学附属図書館)の(11コマ・漢字辞書)より
漢字辞書は、顧野王撰『玉篇』(543 成)が輸入され盛行したのち、空海編『篆隷万象名義(てんれいばんしょうめいぎ)』(830)が編まれ、以後漢和辞典が作られるようになった。その後『大広益会玉篇』(1013)が輸入され、江戸時代はそれを元にした漢和辞典(展示本11)が用いられた。
より簡易な漢字字書(展示本13)も存在する。清代の『康煕字典』など最新の辞書もいち早く移入され、校訂がつき明治期まで利用された(展示本12)。
ということで、(康煕字典以外の)下記辞書類について確認
大広益会玉篇画像の右上)・※1 新増字林玉篇画像の右下

いずれも「蘇」で特に気になる点はありません

※1 前述PDF(12コマ)より引用
辞書、刊、横本、1 冊、鎌田環斎編、自序寛政9(1797)、無刊記、個人蔵。
寛政頃に編まれた漢字辞書。現代の辞書と同様に漢字の部首、画数で検索できる。漢字の読みも記す。『康煕字典』(展示番号12 参照)の三万三千百七十九字より多い四万三千六十余字を収録し、簡潔ながらより網羅的。寛政10 年版以降幕末まで多数出版された。

次に「阿蘇郡」「安蘇郡」の表記を江戸時代の※2下記資料類で確認

国郡全図で「阿蘇」は目次地図ともに「阿蘇」ですが、「安蘇」は目次は「安蘇」地図は「安蘓」
と、「安蘇郡」では双方混在が見られます。

更に天保郷帳の下野(125コマ)・肥後(140コマ)および天保国絵図の下野肥後
伊能大図彩色図(肥後 熊本 筑後)・地図の「阿蘇山」も「阿蘓山」

いずれも「蘓」で幕末期の(特に幕府主導作成の)資料類に「蘓」の字が(辞書類字体の「蘇」に代わり?)使われているようです、
ということで[101400]伊豆之国 さんご要望の
この「阿蘇」や、栃木県の「(旧)安蘇郡」、千葉市の「蘇我」などでも、果たして過去に「蘓」という字体が使われていた例があるか、知りたいところでもあります。
「蘓」と書かれた例は見つかりました。

※2 資料類の「魚」の部分は異体字表記も見られましたが、同一視しています。

漢字の字体について専門ではありませんが、こういった経緯をたどった字は珍しいのでしょうか???その成立過程については
[101400]伊豆之国 さん
「蘓」という字体はおそらく中国にはなく、「国字」とは少し違いますが、「日本で作られた異体字」である可能性がありそうです。
あたりが正しいのかもしれませんが、ジャッジが困難で確証はありませんね。
(古代の中文に「蘓」という字体が含まれているか探すというのが方法の一つですが・・・)

【おまけ】旧国名のついた貨物駅・信号場を鉄道停車場一覧などからリストアップしておきます(まだあるかもしれませんが)
貨物駅→筑前中山武蔵多摩川美濃大久保紀伊河瀬
信号場→伊予若宮肥前三川および、越後大沢・越後下島・越後山辺【参考】(上越線)
(少ないので、以下参考)末尾の「州」を国名と見なす場合→武州原谷上州岩鼻

相模国分越後関原など、過去に旅客を取り扱ったものは除きました。
相模貨物は「旧国名」+「貨物」駅と考えることもできますが、現在は類似の駅名が各地にあるため枠外としておきました。
[101397] 2021年 2月 10日(水)19:45:49【1】ekinenpyou さん
蘇原と蘓原(補足編)
予告投稿その1です。表題の件、いくつか(蘓原の表記が)確認できた資料などを分類し列挙しておきます。
【A】字体がいわゆる「文字コード」で表記されたもの
蘇原町 - Wikipedia
本来ならば蘇原町の「蘇」の文字は「蘓」と表記されるのが正しいが、常用漢字から外れたため、「蘇」の文字を使用するに至った。

各務原市 例規集より各務原市の町区域の画定及び名称の変更(昭和38年4月30日岐阜県告示第246号)
合併後、旧蘓原町の町名には蘇原を冠する旨の表あり([101383]MI さんにもある通り、原文通りかどうかは不確実)

岐阜県市町村合併等経過一覧表より各務原市 (1コマ)では蘓原村→町、現在は加茂郡白川町(3コマ)となった蘇原村と異なる。

【B】画像ベース(原文は当時の印刷)のもの([101384]拙稿紹介の土地宝典以外)
美濃国稲葉郡志(T4)
村名由来となった古名、曾原郷・蘇原荘とは明らかに別字体、なぜ「蘓」の字を採用するに至ったかについては記載なし

蘇原村北柿沢地内ニ停車場設置ノ件(岐阜県稲葉郡蘇原村長横山多賀治外五十四名呈出)
[101383]MI さんで蘇原停車場設置の鉄道省告示が示されていますが、その設置請願に関する文書のようです。
(「蘓」の字が多用されています。)

臨時国勢調査結果報告(昭和22年)昭和40年国勢調査(付表3市区町村の廃置分合・5コマ)
[101383]MI さんにもある通り、戦後稀に官報で「蘓」の字を使った表記が見られるようになったことと関係?

訂正康煕字典の字体は「蘇」で戦前も「蘓」という字体はほとんど知られておらず、かなり使用機会が低かったものと思われます。
異体字に言及した大漢和辞典などにも記載が無く辛うじて詳解漢和大字典に「また「蘓」に作る?」という記述がある程度でした。

戦前地元では「蘓」の字を使っていたことはよく知られていたが、多くの出版物では「蘇」の字に置き換えられていた。
戦後?何らかの理由で「蘓」の字表記が国側にも伝わり官報や国勢調査報告などにごく一部使われるようになった、
合併消滅時にどちらの字体が正しかったかについては人により見解が異なるということになるのでしょう・・・
以上、(あまり資料価値のない)中途半端な内容になってしまいましたがログには残しておこうと思います。

本文誤記訂正&追記お礼
[101396]hmt さん、コメントありがとうございます。
「蘇」が正字として使われることが多く、変遷情報の記載も「蘇原」に統一された。
おおむね認識通りと思われます、「蘓」という字は実は当方も最近まで知りませんでした。
[101316] 勿来丸さん[101319] hmt さんの投稿について調査していたところ偶然気が付いたということです)


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