だいぶ時間が経ってしまいましたが、北海道の支庁改メ総合振興局・振興局について。
年が変わり、2月にも入りました。2ヶ月後には、正式に北海道から「支庁」という名称が消えます。
これは既にどんどん反映されていて、たとえばお正月に会社などが社名入りのカレンダーを作成する。会社によっては、北海道地図にカレンダーと社名を入れている、カレンダーが主なのか地図が主なのか分からないようなものもあるわけですが、2010年版の地図には、「支庁」の代わりに「総合振興局」・「振興局」と書かれていて、空知や上川・留萌の形も変わっています。
昭文社から発行されている都市地図が、これまでの「岩見沢市・美唄市・三笠市」版から、「江別市・岩見沢市」版に変更されました。従来の赤い表紙の場合は地名や施設名が見やすかったのですが、増えてきた灰色の表紙版では、ちょっと見づらいようですね。岩見沢市内の支庁のある場所の施設名は、既に「総合振興局」となっています。今後発行される各地の地図でも、「支庁」という名称は過去のものになってしまうのですね。
[73408] 2009年12月27日(日) 10:59:20 オーナー グリグリさん
今回の振興局への名称変更により、ますますその曖昧感が強くなるというのが私の懸念です。この際、すっきりと「支庁」という括りを廃止してもよいのではないかと考えた次第です。
北海道になじみのない方にはそう思われても仕方ないかも知れませんが、道民として考えると、「支庁」の括りを取っ払ってしまうのは、はっきり申し上げると「「使えない」ものに変えましょう」と言っているようなものです。使えないもの、分かりづらいものに作り変えるというのは、奇妙な話ですよね。
住所表示として一般認知も高い「郡」は、統一されている区画情報としてまだまだ存在価値があると考えています。北海道の「郡」についても以前も議論しましたが、住所表示としては「支庁」よりも有意(優位)な存在であると認識していますが、いかがでしょうか。
住所にしか使わないような「郡」の方が、重要だと仰る。住所に使っているから重要で、使っていないから不要。このようにお考えであれば、はっきり申し上げて北海道自体を削除されるか、逆に、どの町村が何郡なのかなんて街頭の住民くらいしか知らないでしょうから、「郡」の括りを取っ払った方が良いのではないか、と思うくらいです。
でも、「郡」が有名無実化しているなんていうのは北海道に限ったことではなくて、存在しているから住所に使っている、という程度のものではないかと。
ところで、
当サイトの市区町村プロフィールの北海道ページでは、コード順にすべての市を一覧したあと、町村を支庁区画にまとめて一覧表示しています。ところが、データベース検索の検索結果を「都道府県順」で並べると、市も含めて支庁区画ごとに並ぶため、北海道では市の表示がばらけてしまいます。例えば、このように。これは前から気になっていて直したいと思っています。
確かに「
このように」の表示方法では分かりづらいですね。しかし、「市」を全道一括にして、「町村」を支庁別にするのが一般的なようですが、そうではなくて、このまま支庁別に市も割り振れないでしょうか?
現状では、石狩地方の市町村→渡島地方の…と続いていても、括りが「北海道」のまま。それを「石狩振興局」→「渡島総合振興局」…という括りに変えれば、分かりやすいと思います。
ちなみに、「
北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例」では、支庁の並び順が変わっています。もしかすると、道内の統計(条例の並び順)と全国の統計(市区町村コード順)では、見た目が大きく違って来るかも知れません。
ところで、支庁の管轄が変わると、気象予報区分も変わるんでしょうかね。幌加内町は現在空知地方(北空知)に属しており、道央圏なので札幌周辺の天気予報で触れられます。上川地方に移ると道北圏になり、札幌周辺の予報では“圏外”になります。
幌加内町といえば、北母子里でマイナス40度超えという記録もありますし、現在でも低温や豪雪地域でもあります。
さて、どうなることやら…。