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落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

真鶴町は「まなづる」町か、「まなつる」町か?

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記事数=20件/更新日:2012年2月20日/編集者:YSK

長年自治体としての正式呼称が「まなつるまち」だとされてきた神奈川県真鶴町。近年読み方を「まなづるまち」に変わったとする見解に対し、当落書き帳でもさまざまな議論がなされてきました。謎に満ちた真鶴町の読み方についてのアーカイブです。

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[2992] 2002年 9月 10日(火)20:51:02miki さん
まなつる?まなづる?
神奈川県真鶴町。
正式名称は「まなつる」なのに、HPのURLは「まなづる」。
これは一体どういう事なのでしょうか?
まさか、和歌山県広川町などのように読み仮名を変更する可能性があるのではないでしょうか?
[2995] 2002年 9月 10日(火)22:17:32【1】たけもと さん
真鶴
>正式名称は「まなつる」なのに、HPのURLは「まなづる」。
>これは一体どういう事なのでしょうか?
私なんかは小さいときから「まなづる」で通していたので、
正式名称が「まなつる」だと知ってびっくりした次第。
住民に膾炙しているのも「まなづる」なので
現在町役場では名称変更を検討中とのことです。
>神奈川県真鶴町HPのURLですが、
ありがとうございます。更新しました。
[2999] 2002年 9月 10日(火)23:05:28でるでる さん
真鶴町
[2995]
私もてっきり「まなづるまち」だと思っておりました。

町名は、地形が鶴が羽を広げた形に似ていることが由来だそうです。
なんとなく真鶴半島が、「鶴の首」の形に見えませんか?

で、この「真鶴岬」のほうは「まなづるみさき」が正式名称なんですよね。

何だか愛知県渥美半島の「いらこみさき」と「いらござき」の例を思い出します。

[2993]
実は小学生さん、お久しぶりです。これからも宜しくお願いします。
市町村変更情報も随時更新しておりますので、ぜひご覧になって下さい。
[3121] 2002年 9月 15日(日)13:37:08長野っ子 さん
自治体の正式名称
こんにちは。お久しぶりです。

先日[2992]などで神奈川県真鶴町(まなつるまち)なのか(まなづるまち)なのか
って質問がありましたが、僕も「まなづるまち」だと思っていました。だから本当
驚いています。また、もうひとつ最近びっくりした自治体の正式名称がありました。
それは三重県の松阪市です。僕は今までずっと「まつざかし」だと思っていましたが
正式には「まつさかし」だそうです。しかもたまたま三重県出身の人と話した時、
その地元の人は「まっさか」と言っていました。多分「まつさか」を縮めた言い方
だろうと思います。それから、たまに「松坂市」って「坂」の字を間違って書く人
もいます。もしかして西武ライオンズの松坂投手と混乱しているのでは・・・?(^^)
[50529] 2006年 4月 7日(金)18:36:58hmt さん
まなづるまち
[50434] 花笠カセ鳥 さん
どうも、某の出番がきたようです。

気が向いた時で結構ですが、官報情報検索[26211]をお願いしたい件があります。

アーカイブズ・呼称が複数ある地名 ~地名呼称の多様性~でも取り上げられている神奈川県真鶴町の読み方ですが、「全国市町村要覧」では平成16年版まで「まなつるまち」になっていたものが、平成17年版から「まなづるまち」に改められております。

真鶴町HP では、以前から当然のように「MANAZURU」を使っており、最近になって呼称を変えたという記事は見当たりません。
これは、おそらく 「呼称の変更」 ではなく、従来自治省が “「まなつる」と読んでいた” のを「訂正」してもらったということだろうと思われるのですが、2005年4月の前1年間の官報に、自治省として読み方を変更したことに関係する記事があるかどうかを調べていただければ幸いです。

幕末以降市町村名変遷系統図総覧 を見ると、昭和2年10月1日に真鶴村から真鶴町になった前後はいずれも「まなづる」、昭和31年9月30日に岩村と合併した現在の町名は「まなつる」となっており、この合併の時の告示文が「まなつる」になった原因ではないかと思われます。この点もわかればお願いします。

中世文書では「真名鶴」の表記が多かったが、近世以降は「真鶴」と表記し、「まなづる」と読むのが普通だったが、「まなつる」と読む人もいたのかもしれません。
自治省が昭和31年の合併告示で「まなつる」と書いた「いきさつ」は存じませんが、自治省の資料に「まなつる」と書かれると、これが「正式名称」であり、「まなづる」は間違いだなどという人も出てくるのでしょう。
これでは困るので、真鶴町当局としても、自治省に訂正してもらったというところが真相でしょうか?

既に消滅している神奈川県南毛利村[44065]、群馬県北橘村[48812]、広島県佐伯町[43977] 等に関連した記事の際にも感じたことですが、地名の表記や読み方については、ある程度の「ゆらぎ」があり、これをお互いに認め合って共存してゆくのが自然な姿と思われます。

「正式の読み方」にこだわり、無理に統一しようとすると、この国は、「にほんこく」と「にっぽんこく」とに分裂しかねません。

町村名ではありませんが、最近見たテレビ番組で、琵琶湖「沖島」の四季が紹介されていました。
ナレーションでは、公式の読み方「おきしま」([50183] むっくん さん)が使われていましたが、孤塁を守る71歳の漁師さんは繰り返し「おきのしま」と言っており、里帰りした娘さんは「おきじま」と発音していました。

「ノ」を含まない漢語式の表記という点では同じですが、西宮、尾道などの有名地でない悲しさ、圧倒的に多数の島外の市民が「おきしま」と呼ぶようになり、市の当局者(これも島外の人)も「おきしま」を公式の読み方にしてしまったのではないでしょうか。

島民と市当局との関係を、真鶴町民と自治省当局とに置き換えてみれば、「まなつる」問題との類似性を感じることもできます。
[50623] 2006年 4月 9日(日)22:49:22林檎侍[花笠カセ鳥] さん
真鶴の謎は深い
[50529] 2006 年 4 月 7 日 (金) hmt さん
昭和31年9月30日に岩村と合併した現在の町名は「まなつる」となっており
実際に告示を調べてみました。官報の紙面を表示するイメージ表示では字が細かすぎて判別が困難だったのですが、
テキスト表示ではこうなっていました。
● 総理府告示 第548号
町村の廃置分合
 地方自治法第七条第一項の規定により、神奈川県足柄下郡真鶴町及び岩村を廃し、その区域をもつて 真鶴 (まなづる)町を置く旨、神奈川県知事から届出があつた。
 右の廃置分合は、昭和31年9月30日からその効力を生ずるものとする。
のように、「まなづる」になっています。
ですが、官報の正誤表を調べていませんので、「濁点あり」で告示ののち、
「濁点無し」に訂正した可能性はあります。

試しに、NHKのデータ放送の気象情報で検索してみました。
結果は、「まなつる(濁点無し)」だと表示されるのですが、
「まなづる(濁点あり)」だと意外なことに検索結果が0件になりました。
大多数の人が「まなづる」と読むのならば、この結果に納得できないでしょう。
はたして、NHKのアナウンサーはどう読むのでしょう?
「全国市町村要覧」では平成16年版まで「まなつるまち」になっていた
手許に平成6年版の「全国市町村要覧」があるのですが、うかつにも「まなつる」になっていることに気が付きませんでした。

なんだか、真鶴の謎が深くなってしまいました。
[50649] 2006年 4月 10日(月)17:31:19スナフキん さん
無視できなくなってしまった「まなづる」
[50529]でhmtさんが指摘された事実、なるべくなら知らんぷりして(汗)通したかったのですが…索引の校正をしていて、知らぬ存ぜぬで通せなくなってしまいました(大汗)。でも、校正作業を中断して脱線すると集中力が切れるので、最後まで校正を終えて調べてみたんですが…この、何か心に引っかかったまま「ま」~「わ」の校正をするのって、実にイヤな感じです。

このテの話での多数決は、モノの本質を見極めるのに何の足しにもならないことは分かっているのですが、まあ比較対照する意味が全くないというわけでもないと思うので、ありったけの資料で調べてみました。

「まなづる」(濁る)派:
角川地名大辞典
わが社に近い(スミマセン、あからさまに示すと正体がばれます・汗)資料2種類
神奈川県百科事典
町役場ホームページ
町発行の印刷物(郷土誌・町勢要覧・パンフレットなど)
平成17年版市町村要覧

「まなつる」(濁らない)派:
国土行政区画総覧
日本行政区画便覧
平成16年版以前の市町村要覧
2005年10月1日国勢調査速報値
(三省堂コンサイス地名事典)

以前私のおバカで話題を撒いてしまった「いわき市」の時ほど混沌としておらず構造は単純ですが、数の上では拮抗しています。しかも、わずかに分が悪い方に「重い資料」がのっかっています。ちなみに、三省堂の地名事典にカッコが付してあるのは、参照資料を「市町村要覧と国土行政区画総覧」と断っており、マゴ引きとも考えられるためです。但し同時に、「別訓」として濁るまなづるを立てており、中立とも取れるスタンスです。

概して言えるのは、「アーカイブズ・呼称が複数ある地名 ~地名呼称の多様性~」でも指摘されている通り自治省~総務省における見解と地元が主張する見解が異なっているようだ、と言うことです。読みを変えるのでも、例えば和歌山県広川町がそうであったように告示の対象となるはずですが私も見覚えがなく、合併告示に埋もれてしまったとも思えません。

市町村要覧の冒頭、凡例部分には出所明示がしてありますが、ここには平成17年4月に各都道府県に照会したとあります。つまり問い合わせ先は国の機関たる総務省ではなく地方に直接問い合わせた、ということです。しかもこの内容を見る限り、市町村要覧の内容全般が総務省の監修を受けているという事実もどうもないようです。そもそも編者である市町村自治研究会なる団体がどれほど総務省との関わりがあるのかは私も分かりませんが、改めてこの方針を貫いたところ地元が主張する「まなづる」表記が表に出てしまった…そんな事情なのではないかと(あってほしいという希望も含めて、ですが)。

上記は、私の大したこともない知識で記述しています。間違いがありましたらフォローをいただければと思います。
[50713] 2006年 4月 12日(水)19:41:41【1】hmt さん
まなづる・鎌ヶ谷市役所の看板・巖手県-地方自治体の名称・表記法・読み方の変更-
[50529]hmtで、「全国市町村要覧」において、平成16年版まで「まなつるまち」になっていたものが、平成17年版から「まなづるまち」に改められたことを示しました。

この記事を書いた当時の私の考えは、
(1)地方自治体の「名前」やその読み方は国(自治省→総務省)が官報により公示している。
(2)「全国市町村要覧」は国による公示を反映している。
という一般論を前提として、個別的には上記「まなつるまち」→「まなづるまち」について、
(3)真鶴町は昭和31年の合併告示で「まなつるまち」と公示され、平成16年度までそれが継続していた。
(4)国は最近になり、地元からの訂正依頼を受けて、「まなづるまち」へと訂正の公示をした。
という推測を立て、これを裏付ける官報の記事を期待して、検索をお願いしたという事情になっております。

ところが、
[50623] 花笠カセ鳥 さん の記事により、昭和31年の合併告示のイメージ表示は字が細かすぎて判別が困難なものの
テキスト表示では(中略)「まなづる」になっています。
とのことで、まず(3)が否定されました。(調査ありがとうございました。)
そして、“官報の正誤表を調べていませんので”という注釈はありますが、最近(平成16年度)の訂正に関する官報記事もなかったのだろうと思われます。つまり(4)も否定。

更に、[50649] スナフキん さん により、
市町村要覧の冒頭…には平成17年4月に各都道府県に照会したとあります。つまり問い合わせ先は国の機関たる総務省ではなく地方に直接問い合わせた、ということです。
というわけで、(2)も否定。
「全国市町村要覧」なのに、照会先が「市町村」でなくて「各都道府県」であるというのも不思議な気がしますが、それはともかく、神奈川県のHP では、「まなづるまち」としていることが確認できます。なぜか国際課。

さて、このように(2)(3)(4)を崩されてみると、(1)として記した「国による一元管理」も怪しくなります。

そこで地方自治法を見ると、“普通地方公共団体の名称は、従来の名称による。”“普通地方公共団体の区域は、従来の区域による。”
なるほど、都道府県にしても市町村にしても従来の「名称」と「区域」を引き継いでいるわけであり、新たな公示の機会がなかった地方公共団体を含めて、すべての都道府県市区町村の名前、表記法、読み方が、国によって管理・公示されているわけでもないように思われます。

以前使われていた表記が現在のものと異なる極端な例が 巖手 です。[36083]には、埼玉、群馬、栃木についても現在と異なる表記がなされていたことを記しています。
これらの名前は特別な変更手続なしに、「いつの間にか」現在の表記が定着するようになったようで、「巖手県」ではなく「岩手県」の形で現行法に引き継がれたと思います。
余談: (地方公共団体ではないが)「巌手郡」は中選挙区の区割(1950)に生き残り。[35710] Issie さん
なお、現行法では都道府県の名称変更は法律によるものとなっているので、長野県→信州[23441]を実現するのはハードルが極めて高く、せいぜい「信州知事」の名刺[25624]を作る程度でしょう。

「巖手県」は少し古い事例でしたが、最近話題になった「ケ」と「ヶ」の表記問題もあります。
[48444] Hiro(&TOKO) さんによると、鎌ケ谷市の回答には
「鎌ケ谷」、「鎌ヶ谷」を統一することは困難であり、標記の定めがない以上、市役所以外の方々に指導することもできませんが、市役所内においては、「鎌ケ谷」の標記に統一するよう職員に指導しているところです。
とあるそうです。

引用文に“標記の定めがない以上”とあるのは、「ケ」と「ヶ」は“公式には同一視される”(この言葉も曖昧ですが)ことを意味しているのでしょうか?
鎌ケ谷市の歴史 の一番下に見える「鎌ヶ谷市役所」という看板の写真([187] M.K.さん)からすると、1971年には、市役所自身が「鎌ヶ谷」を使っていたことになり、「鎌ケ谷」へと変えてきたのは、比較的近年のことと思われます。
「巖手県」→「岩手県」ほど極端な例ではないにせよ、非公式な表記変更は、現行地方自治法の下でも進行していることになります。

ところで、現行地方自治法の下では、市町村の名称変更は条例で定め、知事の許可、国への報告、告示等の手続きが定められております。これが(1)で記した「国による公示」の根拠です。
但し、「名称変更」とはどこまでなのか不明です。表記の変更と言っても旧字体から新字体への変更、例えば廣島市→広島市は含まれず、「ケ」と「ヶ」も区別されないのでしょう。
ましてや真鶴のように「読み方」に清濁の違いが現れる程度の違いは「どうでもよいこと」のようにも思われます。
もともと「読み方」が「市町村の名称」自体に含まれているのか否かも疑問があります。

一方では、官報の告示文の中に「読み方」が明示されている例も多く、その効果はどのようなものなのか、気になります。
これは、正式の読みを公示するという性格ではなく、サービスないしはガイドラインとして、代表的な読み方を示したものなのかもしれません。

名前なんてものは、もともとは他と区別するための符牒です。
げんみつ姫[19319]にとっては耐え難いことかもしれませんが、 塩竈市 では、「塩竈」と「塩釜」の両方共に使用を認められているそうです。
「竈」は「釜」を加熱するための「かまど」であり、明らかに異なる文字だと思うのですが、公式の「竈」の字を強制して、少しでも違うものを拒否していたら、市役所は仕事にならないのでしょう。

最後に、また真鶴町の読み方に戻ります。
[50529] hmtにおいて
真鶴町HPでは、…最近になって呼称を変えたという記事は見当たりません。
と書いたのですが、よく調べたら、行政情報>行政改革の中に、「行革15・16年度結果、17年度計画(PDF:103KB)」という文書があり、そのB-2「組織・機構の随時見直し」の中に次の項目がありました。

町の正式名称:読み方を「まなつる」から「まなづる」に変更
平成13年中の取り組み:検討継続(メールアドレスのローマ字標記をMANAZURUで決定)

ところが、平成14年度以降の取り組みや成果につて、それらしき記載がありません。
そして平成17年度から前記のように「全国市町村要覧」が読み方を変更。
県や国と相談しているうちに、この程度ならば「正式名称の変更」などと固く考えないでも、「実質的に変えてしまえばよい」ということになったのかもしれません。

「よく見えないところで、いつの間にか変っていた」という状態は、スナフキん さんのような仕事の方にとっては迷惑なのかもしれませんが。
[54095] 2006年 9月 21日(木)13:41:06ふかみ さん
「こぶちざわ」と「こぶちさわ」 「まなづる」と「まなつる」
久しぶりに書き込みます。
過去にも同じ記事があったらすみません(検索してもエラーになってしまうので…)。

山梨県小淵沢町(現北杜市)は「こぶちさわ」が正しいようで、中央道などの看板でも「Kobuchisawa」となっています。
ところが、この「s」の部分に修正の跡があるようです。
それ以外、地図の仮名などでも「こぶちざわ」のものもあれば、新しいものほど「こぶちさわ」が多い気がします。
もともと「こぶちさわ」が正式でよかったんでしょうか?

神奈川県真鶴町が「まなつる」から正式に「まなづる」になったと聞きました。
もともとは「まなづる」だったのに、昭和期の合併の際に、官報に誤って掲載されたことが始まりのようですね。
しかし、「国土地理協会」などのHPを見てみても、
・山梨県須玉町「すだま」→「すたま」
・和歌山県広川町「ひろかわ」→「ひろがわ」
は市町村変更として掲載されていますが、真鶴町は掲載されていません。
これらの変更には、何か違いがあるのでしょうか?

このほか、表記で気になっているのは…
・福岡県「須恵町」と「須惠町」
・富山県「砺波市」と「礪波市」
・富山県「東礪波郡・西礪波郡」と「東砺波郡・西砺波郡」(ともに消滅)
・奈良県「五條市」と「五条市」
・大阪府「四條畷市」と「四条畷市」
これらの正式な表記をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。
よろしくお願いします。
[61182] 2007年 9月 16日(日)14:15:13【1】YSK さん
真鶴町は「まなづるまち」?
表記は同一なのに使用主体によって読み方が微妙に異なる事例(軽井沢、小淵沢など)についてのお話がまとまっていますね。神奈川県の真鶴町は、一般的には「まなづる」と呼ばれている地域ですが、自治体としての法人名は「まなつる」であったことが知られていまして、当ページの都道府県別市区町村一覧(神奈川県)でも、「まなつるまち」として掲載されています。

ところが、落書き帳の過去ログ真鶴町の読み方は変更された?や、ウィキペディアの真鶴町の項の記述を見ますと、どうやら真鶴町が総務省に真鶴町発足時の告示の内容に遡って訂正依頼をした結果、現在は「まなづるまち」が法人としての真鶴町の“正式な”呼び名となっているらしいのです。

私もこのことの真偽を確かめてみようと思ったのですが、確証を得ることができませんでした。この方面における見識のある方々のご調査・ご意見をお願いできればと思います。

上掲文章で「正式な」の部分を“ ”書きにしておりますとおり、私も地名の読み方は一意的ではなく、そもそも多様性を含んだものであると考えています。

上の話はあくまで自治体としての真鶴町の読み方について触れたものであり、地名として真鶴を「まなづる」と「まなつる」、どちらが正式でどちらが正式でない、という議論ではありませんので、念のため申し添えておきます。
[64102] 2008年 3月 23日(日)00:17:19YSK さん
真鶴町は「まなづるまち」?
[61182]にて一度申し上げたことがあるのですが、神奈川県真鶴町は、自治体としての呼称は現在では「まなづるまち」となっているのでしょうか。

真鶴町が自治体としては「まなつるまち」という読みであったようですが、それが近年「まなづるまち」に変更されたのではないか、という論点で当「落書き帳」でも2006年4月から6月頃にかけて議論がなされておりました。

参考:真鶴町の読み方は変更された?

真鶴町公式ページはURLを「manazuru」としている(これは「まなつるまち」が公的な呼び名であったころからこの表記であったらしいですが)のに加え、[50713]hmtさんご紹介の神奈川県国際課の市区町村一覧表や、気象庁(横浜地方気象台)のトピックス資料など、国や県のサイトでも「まなづるまち」というルビが振られておりまして、こうした状況証拠から、現在では自治体としての読みは「まなづるまち」となっている可能性が高いように思われます。「全国市町村要覧」でも、平成17年版から「まなづるまち」に変更されているそうです([50713]hmtさん記事参照)。

[50713]hmtさんは記事の中で「まなつるまち」から「まなづるまち」への変更があったとした場合、考えられる過程について考察していらっしゃいます。このあたりの真相についてサイトを検索してみたのですが、具体的な言及はウィキペディアの真鶴町の項でしか見つけられませんでした。以下にその内容を引用します。

町名の読み方について
「真鶴」(町名)は「まなづる」と読むのが正しい。町ではもともと「まなづる」と読んでいたが、1956(昭和31)年の岩村との合併の際、合併告示に誤記があり、長らく総務省(旧自治省)では「まなつる」と登録されていた。しかし、2005(平成17)年に真鶴町より総務省に訂正依頼があり、正式に「まなづる」となった。

上記内容が正しいとしますと、「真鶴町より総務省に訂正依頼があり、正式に「まなづる」となった」の部分はどのような行政手続きを経たのかが問題となるような気がいたします。1956年の合併告示を訂正した場合は、その旨告示があるものなのでしょうか?この関連で見識のある皆様のご意見をいただけますと幸いです。

なお、2005年国勢調査の統計表では「Manatsuru-machi」となっていたりします。

とはいえ、国や県のサイトや全国市町村要覧等で「まなづる」の表記が認められることから、当サイト都道府県別市区町村一覧 神奈川県の読み方も、「まなづるまち」に変更したほうが良いのではないかとも思われますが、いかがでしょうか。
[64104] 2008年 3月 23日(日)04:00:07でるでる さん
真鶴町
[64102]YSK さん
真鶴町は「まなづるまち」?

真鶴町と湯河原町が合併を検討していた「湯河原町真鶴町合併協議会」にて、合併協定項目「町名・字名の取扱い」の協議の結果、

(1) 両町の字の区域及び名称は、原則として現行のとおりとする。ただし、大字の真鶴(まなつる)の読み仮名については、新市発足の際、真鶴(まなづる)とする。

と、確認されておりました。

2004年2月10日の第5回協議会の議事録(8~9ページ)によると、
昭和31年の合併時に大字名を「まなつる」で告示をしておりますので、この合併を機会にもう慣れ親しんでおります「まなづる」に読み方を変更して告示をするものでございます。
と、提案理由が述べられており、2004年4月14日の第6回協議会で正式に確認されております。


真鶴町としては湯河原町との合併の際に「まなつる(真鶴町真鶴)」から「まなづる(湯河原市真鶴町真鶴)」へと読み方(表記)を変更しようとしていたものの(実際、合併協議会にて確認済み)、結果として合併が流れてしまったため、もしかしたら、単独町制継続となった真鶴町が自治体名の読み方変更(訂正)に向けた行動を起こした可能性も十分に考えられそうです。


たとえば、合併断念後の2004年10月10日に開設された複合施設「情報センター真鶴」内のまなづる図書館は”まなづる”と仮名表記(ただし、合併協議中に図書館の名称は決定済)。ちなみに、入居しているもう一方の施設は「真鶴地域情報センター」と、こちらは漢字表記。

さらには、2005年4月1日には真鶴小学校と岩小学校の2校を統合して、仮名書きの「まなづる小学校」が新設されております。この新校名は一般公募の中から選ばれた「三ッ石」「岬」「みなとの丘」「まなづる」の最終候補4案の中から決められたとのこと。

こうしてみると、「真鶴」は「まなづる」と読むんですよ!と、真鶴町があえて強調しているかのようにも思えてきます。
[64757] 2008年 4月 16日(水)18:47:24ニニウノ さん
別海 真鶴
茨城の話題で盛り上がっていますが、同様の例は他にもありますね。
別海町は正しくは「べつかいちょう」ですが、普段発音するときは「べっかいちょう」って人も多いでしょう。
また過去にYSKさんが話題にされておられた真鶴町ですが現在は「まなづるまち」ですが、以前の正式な読みは「まなつるまち」だったわけです。
グリグリさん、都道府県別 市区町村一覧(神奈川県)の「真鶴町」の読みを「まなつるまち」から「まなづるまち」への変更をできればお願いします。
問題は、2005年に真鶴町から総務省に訂正依頼があり、正式に「まなづるまち」になった。の裏付けがとれないことなのですが。
[64779] 2008年 4月 18日(金)00:47:3888 さん
「真鶴」の読み方について
神奈川県足柄下郡真鶴町の読み方については、過去からさまざまな議論がありました。私なりに説明できる解釈が整理できましたので投稿します。

―――――――――――――――――――――――――
確認した事実その1です。
[50623] 花笠カセ鳥 さん でもご紹介のように、官報情報検索サービスで検索すると、S31(1956).9.30に新設合併して発足した真鶴町は「まなづる」とふりがながあります。もっとも、テキスト版は紙の官報をOCRで読み取ったようなものですから、読み取りの誤りはありえますという条件つきです。
また、官報の画像版で見ても、「まなづる」に見えます。これも印刷物の画像読み取りなので不鮮明で紛れはあり得ます。
これらのことから、そのまま自治体の真鶴町は「まなづる」できちんと告示された、との前提で議論を進めます。
なお、この告示の正誤表はそれ以降も見あたりません。
また、この真鶴町の読みを変える告示(「改称」の総理府(自治省・総務省)告示)は見あたりませんでした(ただし、本当の根拠は条例(後述))。
総理府告示 第五百四十八号
町村の廃置分合
 地方自治法第七条第一項の規定により、神奈川県足柄下郡真鶴町及び岩村を廃し、その区域をもつて 真鶴 ( まなづる ) 町を置く旨、神奈川県知事から届出があつた。
 右の廃置分合は、昭和三十一年九月三十日からその効力を生ずるものとする。
 昭和三十一年九月三十日
内閣総理大臣 鳩山 一郎
(注)
自治体の名称は、正式には、廃置分合の場合は地方自治法の
第七条  市町村の廃置分合又は市町村の境界変更は、関係市町村の申請に基き、都道府県知事が当該都道府県の議会の議決を経てこれを定め、直ちにその旨を総務大臣に届け出なければならない。
7  第一項の規定による届出を受理したとき、又は第三項若しくは第四項の規定による処分をしたときは、総務大臣は、直ちにその旨を告示するとともに、これを国の関係行政機関の長に通知しなければならない。
8  第一項、第三項又は第四項の規定による処分は、前項の規定による告示によりその効力を生ずる。
この第7条第8項のとおり、総務省告示により規定され、効力を生じます。改称の場合は、同じく地方自治法の
第三条
3  都道府県以外の地方公共団体の名称を変更しようとするときは、この法律に特別の定めのあるものを除くほか、条例でこれを定める。
7  前項の規定による通知を受けたときは、総務大臣は、直ちにその旨を告示するとともに、これを国の関係行政機関の長に通知しなければならない。
この第3条第3項のとおり、自治体の条例で規定されます。第7項の総務省告示は周知のためのものであり、前述の廃置分合とは異なり、直接効力を生じる根拠ではありません(このあたりの解説は、[54044][55225]拙稿をご参照ください)。

確認した事実その2です。
[64104] でるでる さん ご紹介の湯河原町真鶴町合併協議会第5回協議会の議事録(pdfファイル、p.8~9)によると、
真鶴町では、「真鶴」と「岩」の二つ、・・・の字がございます。なお、「真鶴」の読みがなでございますが、昭和31年の合併時に大字名を「まなつる」で告示をしておりますので、この合併を機会にもう既に慣れ親しんでおります「まなづる」の読み方に変更して告示をするものでございます。・・・・地方自治法第260条に定めがございます。・・・「両町の字の区域及び名称は現行のとおりとする。ただし、大字の真鶴(まなつる)の読みがなについては、新市発足の際、真鶴(まなづる)とする。」というものでございます。
これは、あくまで大字の「真鶴」の読みがなを、現在の「まなつる」から「まなづる」に変更しようということです。ここでいう「昭和31年の告示」とは、合併した自治体としての真鶴町の読みがなの告示ではなく、地方自治法
第二百六十条  政令で特別の定をする場合を除く外、市町村の区域内の町若しくは字の区域をあらたに画し若しくはこれを廃止し、又は町若しくは字の区域若しくはその名称を変更しようとするときは、市町村長が当該市町村の議会の議決を経てこれを定め、都道府県知事に届け出なければならない。
2  前項の規定による届出を受理したときは、都道府県知事は、直ちにこれを告示しなければならない。
3  第一項の規定による処分は、政令で特別の定めをする場合を除くほか、前項の規定による告示によりその効力を生ずる。
の、第3項の静岡県告示です。(この静岡県告示そのものを確認できておりませんが。)

確認した事実その3です。
真鶴町例規集でも、町名(読み方)を改称する条例は見あたりません。総理府告示や自治省告示、総務省告示でも、その後、真鶴町の条例を受けた告示(あくまで周知のためのもの、地方自治法第3条第7項[54044][55225]拙稿参照)は見あたりません。

―――――――――――――――――――――――――
これらのことから鑑み、結論として次のとおりであると推測します。
(1)自治体としての「真鶴」は、昭和31年9月30日付け総理府告示第548号のとおり、昭和31年以降一貫して「まなづる」である。
(2)真鶴町の大字の「真鶴」は、昭和31年静岡県告示のとおり一貫して「まなつる」である。
(3)つまり、現在の神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴は、神奈川県足柄下郡「まなづる」町「まなつる」である。
(4)湯河原町と真鶴町の合併にあわせて、大字の「真鶴(まなつる)」の読み方を、従来の自治体の真鶴町(まなづるちょう)と同じ「まなづる」にしようとした。
(5)総務省の「市町村要覧」では、上記総理府告示で自治体名が「まなづる」であったにもかかわらず、「まなつる」と誤記していた。大字名の「まなつる」と混同したためかどうかは不明、また、他文献での誤りも同様である。誤りの連鎖の可能性もある。
(6)平成17年(2005年)に真鶴町から総務省に対して訂正を依頼したという事実を確認できていないが、仮に依頼したのが事実だとしても、S31年の合併時の正式な総理府告示の自治体名を訂正したのではなく、誤記した「市町村要覧」等の各種文献の自治体名の表記を総理府告示のとおり「まなづる」に訂正するよう依頼した、ということに過ぎない。
(7)当初から自治体名は「まなづる」であるため、自治体名の「まなつる」を「まなづる」に改称する地方自治法第三条第三項を受けた真鶴町の条例による手続きは不要である。当然ながら、総理府告示も必要ない。
[64864] 2008年 4月 21日(月)23:10:29林檎侍[花笠カセ鳥] さん
ふたたび真鶴
さて、某は4月27日に佐倉市で行われる「佐倉時代まつり」に参加いたします。
NHKデータ放送の天気予報で佐倉市の天気を検索しておりましたら、思い出してしまいました。
「真鶴」はどうなった?

で、検索したところ、「まなづる」は検索できて「まなつる」は検索できませんでした。
???[50623]では「まなつる」はOKで「まなづる」はNGだったはず。
いつ変わったのかは分かりませんが、NHKも公式に「まなづる」にしたと見ていいでしょう。
[80295] 2012年 2月 16日(木)14:57:25【2】hmt さん
市町村変遷データベース関連 (2)清濁だけの違いも「別の読み」なのか?
市町村データの一つの要素として、その「読み」を無視することはできません。
登米(とめ)市の場合[80291]は、合併した9町の1つである登米(とよま)町とは異なる「読み」を選びました。

同じ 2005年の新設合併 で誕生した米原市(変遷情報検索)の場合、「読み」が変ったかどうかは、もっと微妙です。
すなわち、「まいばら」と濁って読むことになり、合併前3町の1つである坂田郡米原町が使っていた清音の「まいはら」とは公式表記が変りました。

米原市HP よくある質問の回答 には、次のように記されています。
協議会委員の協議により 下記の選定理由で旧町名の米原(まいはら)ではなく 米原(まいばら)市に決定された。
○駅名の読み方が町名の読み方よりも知られており、市名称は駅名と同じ読み方が良い。

なお、米原(まいばら)駅開設(1889/7/1)は、入江村が 米原(まいはら)町になるより ずっと前でした。
もっとも、駅開設の少し前には 旧制度の米原村があり、郡区町村一覧には「マイハラ」と仮名が振られています。

形式的には、清濁だけの違いでも 「別の読み」ということになるのでしょうが、どうもすっきりしません。

清濁の件では 真鶴問題 が落書き帳を賑わせ、同じくアーカイブズになった 地名呼称の多様性では、「米原」「真鶴」の他にも軽井沢・各務原・秦野などいくつかの事例が挙げられていました。

本質的には国語問題と切り離すことができないと思われますが、清濁について かなり曖昧な取扱いがなされている日本語の慣習 の中で、地名について「清濁いずれか1つだけの読みに統一する」こと自体に 無理がある のではないでしょうか。
参考:[74059] Issie さん
【小姓町 or 小性町は】どちらも「本当」なのでしょう,きっと。
どちらか1つだけが「本当」であるべきだというのは,たぶん私たちの思い込みであり,幻想なのだと思います。

もちろん「市町村名」は「地名」としてだけでなく、「法人名」としても機能します。
「法人名としての市町村名」については、「1つの読み」に統一しておく利便 があるかもしれません。

世間で「正式の読み」と呼ばれているものは、このような利便のために、当該自治体が意思表示し、場合により 国の機関の告示など 全国を対象とする公的手段も利用して、一般への周知が図られているものではないでしょうか。

「読み問題」の大物としては にほん/にっぽん がありますが、ここでは 明治に誕生した地名の事例を一つ。

明治元年7月17日の詔書
江戸は東国第一の大鎮四方輻湊の地宜しく親臨以て其政を視るべし 因て自今江戸を称して東京とせん

この詔書は、江戸を西京【京都】と並ぶ「東の京(みやこ)」と位置付け、天子がその地に臨んで親政をする宣言であると理解するのが妥当でしょうが、江戸から東京への「改称」の根拠でもあります。

改称で生まれた地名「東京」。詔書では 漢音「とうけい」か 呉音「とうきょう」かのガイドを示していません。
関東11府県を定めた明治4年11月14日の 太政官布告 でも、埼玉県・木更津県など5県には振り仮名が付いているのに、東京府の読み方のガイドラインはありません。

明治前期には、現実に「トウケイ」という読み方も行われ、「TOKEI」と記された地券のような公文書の実例 もありました。
しかし、いつしか「とうきょう」が正式の読み方として定着したようです[75459]

これは清濁問題と異なる事例でしたが、「正式の読み」と言っても この程度のもので、「1つの読み」に統一することが 自治体にとり不可欠のアイテムであるとは思われません。

真鶴の読み方については、[64779]88さんによる 詳しい検証があります。すなわち、昭和31年の合併告示
神奈川県足柄下郡真鶴町及び岩村を廃し、その区域をもつて 真鶴(まなづる)町を置く旨、神奈川県知事から届出があつた。
により「まなづる」という読みが公示されたものの、「市町村要覧」で「まなつる」と誤記されたとあり、これが、自治体名「真鶴町」の読みについての混乱の原因でした。

同じ[64779]は、昭和31年に決められた大字名「真鶴」について、静岡県告示【追記】が「まなつる」になっており、これを自治体【注】と同じ「まなづる」に変えようという動きがあったことを伝えています。
 【追記】[80247]で記したように“神奈川県告示”の誤記です。
 【注】結論部(4)に真鶴町(まなづるちょう)と書いてありますが、まなづるまち ではないでしょうか?

自治体名と町字名とで「読み」を変えたことの得失。
登米のケース(2005)では、登米(とめ)市内の町【登米(とよま)町○○】にとり、地域の独自性を主張できる意義があるものと思われます。
しかし、清濁だけが違う真鶴のケース(1956)では、徒に混乱を招くだけ という結果だったのでしょう。

和歌山県有田郡広川町 は清音→濁音の違いだけで「改称」しました。
ここまで来ると 「ちょっとやりすぎ?」という印象です。

おまけ
米原の変遷に登場した 入江 という地名は、米原駅の南西にあった内湖で、1944~47年に干拓されたそうです。
[80296] 2012年 2月 16日(木)18:47:31白桃 さん
静岡県?真鶴町
重箱の隅つつきの最たるものなのですが、
[80295]hmt さん
[64779]は、昭和31年に決められた大字名「真鶴」について、静岡県告示が「まなつる」になっており、
[64779]2008 年 4 月 18 日 (金) 00:47:38 88 さん
(2)真鶴町の大字の「真鶴」は、昭和31年静岡県告示のとおり一貫して「まなつる」である。
「静岡県告示」というのが、気になっております。真鶴は、ただでさえ微妙な町なので・・・
(「静岡県告示」で間違いないのであればごめんなさい。)

わかっててついつい間違うというか、そう書かれていたら気がつかないで読み飛ばしてしまいそうになるもの(白桃の場合)
群馬県足利市、山口県津和野町、神奈川県熱海市、茨城県我孫子市、岩手県気仙沼市、和歌山県熊野市、佐賀県松浦市、
福島県三本松市・・・
[80297] 2012年 2月 16日(木)21:45:08hmt さん
神奈川県告示
[80296] 白桃 さん

ご指摘の通り、気付かずに誤記の再生産をしていました。

合併協議会議事録そのものは閲覧できませんでしたが、第4次真鶴町行政改革大綱 の49/63コマ(44ページ)の記載を引用し、【神奈川】の文字を補足しておきます。
町名「まなづる」については昭和31年9月30日官報(総理府)で、字名「まなつる」については昭和31年11月9日【神奈川】県公報(県知事)にてそれぞれ確認している。
[80298] 2012年 2月 16日(木)22:44:4388 さん
真鶴町・・・ 誤)静岡県、 正)神奈川県 / 誤)まなづるちょう、正)まなづるまち
[80296] 白桃 さん
[80295][80297] hmt さん
実は、[64779]拙稿の投稿直後(ただし30時間の訂正可能時間後)に自ら気づいていました。

しかし、どなたからもご指摘の投稿はなく(気づいていた方はいらっしゃるかもしれませんが)、[64866] YSK さん に真鶴町は「まなづる」町か、「まなつる」町か? の新規アーカイブの編集を行って頂いた後も同様でした。

それが今回、4年近くの歳月を経て、この誤りが脚光を浴びてしまいました。
改めてお詫び申し上げます。

もちろん、今回の誤りは、私が真鶴町を含む当該地域が、神奈川県か静岡県か、の意識が希薄であることによるものです。

[80295] hmt さん
【注】結論部(4)に真鶴町(まなづるちょう)と書いてありますが、まなづるまち ではないでしょうか?
これも、私が在住している地域を含め近隣は軒並み自治体の「町」は「ちょう」であることから、無頓着に記述したものです。

>グリグリさん(でいいのでしょうか)
せっかくですので、 [80296] 白桃 さん、[80295][80297] hmt さん、本拙稿も、前述のアーカイブに補う形で追加をご検討いただけますでしょうか?

今更ですので、[64779]拙稿はそのまま晒しておいていただければ、と思います。
[80299] 2012年 2月 17日(金)06:12:27MI さん
明治22年神奈川県令第9号では
[80295][80297] hmt さん
[80296] 白桃 さん
[80298] 88 さん

 皆様のご発言で、真鶴問題なるものを認識いたしました。その上で、昨年夏に日野宿を調査するために神奈川県立公文書館で複写してきたものを思い出しましたので、ご紹介します。

○縣令第九號
各町村ノ内内務大臣ノ認可ヲ得明治二十二年三月三十一日ヲ以テ別冊ノ通リ分合改稱ス
  明治二十二年三月十一日       神奈川縣知事冲 守固
                        (別冊ハ附録)

 その別冊は「町村分合改稱名」と表題がついておりまして、頁を繰っていきますと足柄下郡の項に、

郡名新町村名舊町村名
マナヅル
足柄下郡眞鶴村眞鶴村 岩村飛地

と、ルビ付きで記載されておりました。昭和02年1001の町制施行時は確認しておりません。
 以上、ご参考までに。

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