両毛人さんや愛比売命さんの幸せな気分に水を差すわけではないんですが(笑)
[23764]かすみさん
しかし一番気になるのは出雲大社にカップルで行くと別れるというジンクスです。
地元ではかなり浸透している話。縁結びなのにどうして~?
[23781]愛比売命さん
これも聞いたことありますね。出雲大社は縁が無い人には救いの手を差し伸べるが、縁がある人に冷たいとか。「これ以上縁を求めないで、今の恋人を大切にしなさい」という格言なのでしょうかねえ。。。
訪問者数が増えれば、それだけ別れる人も多くなりますよね。例えば、次の表みたいになっていたとして、
| “別れる率” | 訪問者数 | 別れた数 |
スポットA | 10% | 1000 | 100 |
スポットB | 50% | 10 | 5 |
実際はスポットBのほうが“別れる率”は高いですが、別れた数だけを比べて、実際にはスポットAのほうが「別れるスポット」として紹介される傾向にあるのではないでしょうか。
#よく売れる宝くじ売り場ほど「当たり」が多く出るのと一緒です。確率ではなく「量」で比べた結果なので。
ところで、民俗学的には、縁結びと縁切りは表裏一体のものとされており、「縁結びの神様」といわれているところは本来、「縁切りの神様」でもあったわけです。そもそも誰かと誰かの縁を結ぼうとすれば、必然的に他の誰かとの縁を切らなければならないわけですから。
京都市東山区にある地主神社は、今でこそ縁結びの神社として有名ですが(神社自身もそのように売り出し中ですけど)、その昔「丑の刻参り」が行われたとも言われています。同じく京都市東山区の安井金比羅宮は今でも、縁結びと縁切りの神社として知られています。
縁切りといいますか、呪いの分野では小松和彦という有名な先生がいらっしゃいまして、著書として『日本の呪い』(光文社文庫)がよく知られています。ご参考までに。
呪いといえば、京都市左京区の貴船神社では、実際にわら人形が木に釘で打ちつけられているといいます。今でもそれなりに需要(?)はあるそうですよ。あんまり需要されたくないところではありますが…