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落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

ボクたちが好きな 今尾恵介

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記事数=30件/更新日:2005年6月19日/編集者:special-week

この落書き帳でもお馴染みの地図エッセイストとして活躍している今尾恵介氏。氏は地名や駅名などの造詣が深く、またしっかりとした考察に基づいた論理展開をするライターとしても知られている。落書き帳の常連メンバーのほぼ全員が、氏の著作を通読している。落書き帳メンバーの今尾恵介度を測ってみよう。

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★推奨します★(元祖いいね) ken みやこ♂ 播磨坂

記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[2360]2002年7月31日
 ただの地理好き
[4224]2002年10月28日
ken
[4768]2002年11月10日
ken
[5469]2002年11月27日
ken
[6773]2002年12月21日
ken
[6793]2002年12月22日
らるふ
[6800]2002年12月22日
般若堂そんぴん
[7382]2003年1月6日
YSK
[10522]2003年3月6日
ken
[10855]2003年3月9日
ken
[10953]2003年3月11日
ken
[16664]2003年6月12日
ken
[19744]2003年9月9日
ken
[19779]2003年9月10日
ken
[19871]2003年9月13日
グリグリ
[20397]2003年9月29日
ken
[20419]2003年9月29日
YSK
[20606]2003年10月3日
ken
[20721]2003年10月7日
ken
[21914]2003年11月10日
ken
[22208]2003年11月23日
hmt
[22688]2003年12月11日
YSK
[26845]2004年4月2日
ken
[27177]2004年4月11日
ken
[32146]2004年8月26日
ken
[32547]2004年9月4日
ken
[32789]2004年9月11日
グリグリ
[32813]2004年9月12日
出石隠
[35047]2004年11月13日
みやこ♂
[35201]2004年11月20日
スナフキん

[2360] 2002年 7月 31日(水)16:25:41 ただの地理好き さん
 京都と東京
 はじめまして。突然なんですが2001年1月21日に東京都の田無市と保谷市の合併で西東京市になったそうですが、もともと東京は西の京都に対する東の「東京」となったんでしょうか?そうだとしたらその東京の西だから「西東京市」というのはどうかと思うのですが。みなさんの意見を聞かせてもらいたいです。(これは今尾恵介著の「地名の謎」という本のはじめに書かれたもので非常に興味を持ったことに始まるのですが・・)自分はなんという名前のつけ方だと思っています。が、東大阪市や東広島市というのはすでに存在していますけど。

 あと旧国名が今もそのまま使われている例はどれくらいあるのでしょうか?
[4224] 2002年 10月 28日(月)13:15:21ken さん
re:メンバー紹介
オーナーグリグリ様、皆様
メンバー紹介コーナー、面白いですね。
過分なるご紹介痛み入ります。

> 正統派正統派雑学の達人候補
> 洗練されており

あまオチャラケた書き込みが出来なくなりましたね。

> 地図三昧の生活を送る某エッセイスト
は、名前を明かしても良いと思いますが、当サイトの参考文献にも、いくつか見られる今尾恵介氏で、
http://www.geocities.com/imao_keisuke/
の管理人を私が勤めております。ご興味ありましたら、ご訪問ください。
で、さらにご興味がわきましたら、本、買ってやってください。
[4768] 2002年 11月 10日(日)20:14:48ken さん
10月26日 朝日新聞より
私のメンバー紹介欄にもありますように、さる地図エッセイストと知己である関係で、執筆者の了解のもと、10月26日の朝日新聞に掲載されました投書を転載させていただきます。
<以下引用>

歴史ある見沼 なぜ嫌うのか

地図地名研究家 今尾恵介(東京都日野市 42歳)

 さいたま市の行政区名案の一つに「見沼区」が選ばれたのは、従来の政令指定都市では歴史的地名と関係のない安易な命名が多いなかで、高い見識を示していると思う。
 ところが、「田舎だと思われる」「沼とつくと地価が下がる」という不満を持つ一部の住民が「東区」に変更するように運動をしているという。住民投票で1位だった名が反映されていないという不満はもっともだが、残念なことだ。
私は見沼が決してマイナスイメージを持つとは思わないが「田舎っぽい地名」を嫌う傾向は全国にある。
「中央」とか「本町」を求める精神こそ「悪い意味でのイナカモノの証明」ではないだろうか。
 昨今、市町村合併が全国的に盛んだが、歴史と断絶した新市名が決定されることが多い。しかし、本来地名とは、無形だが祖先から子孫へ伝えられるべき文化財であって、その時々の流行に惑わされてはならないのではないか。
 土地の価値が高まるのは、住民がその地域の歴史に誇りを持ち、その上で本当に住み良い地域をつくり上げた時だ。「見沼区」は埼玉県が全国に誇れる区名である。
[5469] 2002年 11月 27日(水)09:55:13ken さん
タモリ倶楽部
突然ですが、流浪の番組「タモリ倶楽部」は、テレビ朝日系列、東京では金曜深夜24:15~、行き当たりばったりのやる気のなさと、「空耳アワー」などの人気コーナーによって、根強い支持を得ている番組であることは皆さんご承知かと思いますが、
今週金曜日、29日深夜24:15~24:45の「タモリ倶楽部」に、地図エッセイストの今尾恵介氏がゲストとして出演し、タモリと地図について、語り合います。
途中、糸井重里氏も乱入する由。

今尾氏曰く、タモリの地図地名関連の知識は、予想通り素人の域を越えている、との感想を収録後もらしておりました。
タモリ倶楽部とは
http://www.tv-asahi.co.jp/common/tamoriclub/
今尾恵介とは
http://www.geocities.com/imao_keisuke/

なお、深夜番組の常として、キー局以外の放送日、放送時間、放送内容については、わかりかねますので、ご了承ください。
[6773] 2002年 12月 21日(土)14:58:02ken さん
今尾恵介紹介ホームページ更新しました
商品宣伝めいて恐縮ですが、先ごろ地図エッセイストの今尾恵介氏の新刊が出まして、それに伴ない
私が管理しております、

http://www.geocities.com/imao_keisuke/

を久々に更新させていただきました。
何かの参考になれば、著者友人代表として幸甚です。
[6793] 2002年 12月 22日(日)12:20:32【1】らるふ さん
地形図でたどる鉄道史
[6773] ken さん
今尾恵介さんのホームページ見てみました。
その感想は、「地名の謎」は知ってましたが、「地形図でたどる鉄道史・西日本編」も持ってる、と言うか愛読書の部類で、おまけに「おお、同年代やんか」と言った感じでした。今まで著者をよく知らずに読んでいたので、今後はキチンと注目したいところです。
天井川の下をトンネルで突き進むようにつくられた、東海道線や奈良線の経緯についも書いてくれないかなぁ・・。
[6800] 2002年 12月 22日(日)16:11:14般若堂そんぴん さん
今尾恵介氏の「路面電車」
[6773]kenさん
今尾恵介氏の非公式応援サイトを拝見しました.「路面電車-未来型都市交通への提言」の著者が今尾氏だったのですね.どうも,SF・コミックス・自然史関係以外の著者名はなかなか頭に入らなくて困っています.
「路面電車……」ははじめ市立図書館から借りて読みました.返却してすぐに書店に行って買い求めました.新古書店や図書館が本の売り上げ減の大きな原因であるかのような議論が漫画家その他の間で起こっていますが,それらを通じて価値のある本と出会い,「是非とも購入しよう」と思う,という場合もあります.今尾氏のこの本がよい例です.そう読者に思わせるだけの力量を書き手の方も持つべきでしょう.
「路面電車……」は都市交通に興味のある人にとっては必読ですね.
[7382] 2003年 1月 6日(月)00:23:37【2】YSK さん
路面電車
レスが遅くなりましたが、[6773]kenさんにご紹介いただいた今尾恵介氏の非公式応援サイトに掲載され、かつ[6800]般若堂そんぴんさんにご紹介いただいた、今尾恵介(2001)「路面電車-未来型都市交通への提言」を興味深く拝見いたしました(旅行前から読み始め、旅行中も読んでいました)。

そこでの今尾氏の丹念な国内外の路面電車(シュタット・バーンやLRTも含め)のフィールドワークを拝見して、路面電車への理解が深まりました。
特に、ヨーロッパや自動車大国である合衆国での路面電車の復権を受けた、ドイツ・カールスルーエ運輸連合代表の言葉「客を電車へ、ではなく電車をお客のもとへ」には、たいへん感慨を持ちます。

さらに、今尾氏がことさらに強調していたのは、路面電車とそのほかの交通機関との障害をなくすこと、バリアフリー化の徹底ということでした。高齢者や障害者などの交通弱者だけでなく、せっかくパークアンドライドで駐車場を確保しても、電車のホームに立つまでに階段を昇って下りて、長大な通路を歩かなければならないことがしばしばの日本では、路面電車ほかの公共交通機関は根づく素地が相対的に小さい。まさにそのとおりだと思いました。

私も、環境負荷の低減や、交通弱者への対応など、路面電車の果たす役割が多いと思っており、日本各地でLRT導入に向けての検討が始まっていることも一応は理解していますが、仮に導入したとしても、交通面での環境負荷の多くを占める自家用車による分担率を確実に削減できること、また交通弱者への対応にも多様な側面があり(高齢者が病院や福祉施設へ通うにしても、家族が出勤前に自家用車で送迎するなど、多様な交通態様がある)それらへの対策に万全を期すことなど、諸々の課題にしっかりと、十分な体制で取り組み、効果をあげることなくしての導入には、はたしてどれほどの価値があるのかという思いもあります。

以上の諸問題を考えるにあたり、今尾氏の上記著作は格好の問題提起をしてくれています。各地の路面電車事情や、交通政策等への理解が格段に深まると思います。
興味のある方、ぜひご一読を。
 #もう、お読みになっている方も、きっと多いのでしょうね。
[10522] 2003年 3月 6日(木)11:02:05ken さん
宣伝
[10440]ぷりぷりさん

最近地図エッセイは今尾恵介氏の作品をよく読ませてもらっています

是非、全著作制覇を目指してください(笑)。
ちなみに、繰り返しになりますが、私の営っているサイトで
http://www.geocities.com/imao_keisuke/
などというものがありますので、これも何かの参考にしてください。
[10855] 2003年 3月 9日(日)20:30:01ken さん
錯雑地について
[10705] えっす さん
[10684] まがみ さん
[10591] たけもと さん
[10542] utt さん
[10523] まがみ さん

今日、今尾恵介氏に会ったので、短い時間でしたが、「錯雑地」について見解を聞いてみました。

地図上で「錯雑地」と表現されるものには、2種類あって、
1、境界自体は、一応明確に定まっているが、小縮尺の地図では、細かくて煩雑で書き切れないため、地図表現の便宜上まとめて「錯雑地」としているもの。
これは、たけもとさんご案内のマピオンの地図などで、大縮尺図を選んでいけば、非常に細かく錯綜しているものの、境界線は引かれていることでわかります。
門真の上島頭・下島頭の例はこちらでしょうね。

2、境界自体が、古来からの地権者、字の間で、見解に食い違いがあって解決しておらず、その「錯雑地」の区域に、両方の字の所属地が混ざっていること自体は了解されているものの、客観的・厳密な境界は未画定で、どんなに大縮尺にしても、地図上で境界線を引くことが、不可能なため「錯雑地」としているもの。
あるいは、ある立場の見解・主張に立った境界線は存在するが、それを地図上に表現してしまうと、地権的、政治的問題が生じてしまうため、表現不可能で「錯雑地」としているもの。

があるのだそうです。

一方、「入会地」はその名の通り、複数の字の共有地であり、そもそも境界を定めようという発想自体がないわけですね。
[10953] 2003年 3月 11日(火)01:44:21ken さん
今尾恵介氏のこと
[10948] uttさん
しかし、kenさまの書き込みには、よく今尾氏の名前がよく出てきますよね??
[10855]でもお会いしてますし。回し者では無いのならば、友人??今尾氏ファン??

まず、友人ですね。今尾恵介氏がまだ普通のサラリーマンだった頃からの。
まったく地理・地図ネタと全く関係のない分野での知り合いで、地理・地図ネタが共通の話題になるのに、お互い気付いたのは、知り合ってからだいぶ経った後です。

今尾氏に、会社勤めを辞めて、物書きに専念するように、そそのかし、背中を押した友人連の一人として、今尾著書の普及拡大には、人一人の人生掛かってて、結構切迫した責任を感じているのです。
今でこそ、何とか、文筆業で生業になっているようですが、サラリーマン辞めた当初は、本当に他人事ながら、やっていけるんだろうか?と緊張して、固唾を飲んで見てましたから。
最初の本とか出たときは、自分は100冊位買って、背負子で売り歩かねばならないか、と思ってました。でも売れちゃったので、杞憂でしたが。
今尾氏の文章のユーモアのセンスや、マニア的な独善に陥らない、読みやすい文章と、対象に向かう、客観的な視点、分析力、取材力、については、何の疑いも無かったのですが、何せ、モノが売れるか売れないかは、品質や実力と、関係なかったりする世の中ですから。

でも、タモリ倶楽部にも出演したし(あれでテレビ出演は4~5回目だと思いますが)、それなりの地位を築いたかと。最近は安心。
いまや、無邪気に次の著作が楽しみな「今尾氏ファン」ですね。
ホームページで宣伝してあげてる関係で、宣伝用として、タダで本がもらえたりして、無邪気に喜んでます。
あえて、買いかぶれば、ある意味「今尾著作」のネタ提供者としての一面のあるかも。
で、何度か書きましたが、下記、サイトは私が営っているものです。

あらら、必読書が多いですなあ(^^;;
これは、別に、今尾著作の押し売りでもなく、もう少し勉強して顔を洗って来い、というような、意図も全然なくて、uttさんの書き込みを見ていると、これらの本は、uttさんのスイートスポットにハマるのではないか、楽しんでいただけるんではないか、という、そういう感じなので、挙げてみました。
蔵書が増えるのは、好き嫌い、財布の事情、家庭の事情等、ありますから、図書館ででも、パラパラ眺めていただいても良いかと。
[16664] 2003年 6月 12日(木)13:24:02ken さん
都道府県名の由来について
[16508]でのひろきさんが紹介されているページ
都道府県名の由来について
http://www.biwa.ne.jp/~toda-m/geo-hist/prefname.html
は、今、気づきましたが、最後を見ると、参考文献「日本の地名・都市名」(今尾恵介/日本実業出版社) とありますね。
帰宅したら、再確認してみよう。

今尾恵介についてご存知ない方は、私が営業しております、もう一つのサイト
http://www.geocities.com/imao_keisuke/
をご参照ください。

気が狂ったかのような連続書き込みでしたが、special-weekとの差が近づいたので、一瞬7位になってみたいがための、姑息な動機でした。
special-weekさん、皆様ご無礼しました。(一応、書き込みの為の書き込みはしてないつもりですが)
[19744] 2003年 9月 9日(火)23:23:57ken さん
re:孀婦岩と鍋屋横丁
[19728] hmt さん
孀婦とは夫に先立たれた女(寡婦)のことで、孤独に直立する姿から名付けられたものでしょうが
孀婦岩と言えば、以前タモリ倶楽部に地図エッセイストの今尾恵介氏が出演したおり、孀婦岩の地図をタモリと見ていましたね。
タモリは、父島、母島、兄島などの「家族」成す小笠原諸島と隔絶して、「寡婦」として、寂しくも厳然と屹立する「孀婦岩」を賛美してましたね。

孀婦岩の様子
http://homepage3.nifty.com/cruisemaniac/gallery/soufu.html
孀婦岩の地図
http://mapbrowse.gsi.go.jp/cgi-bin/nph-ef.cgi?mesh=4440520
ところで、孀婦岩を調べていると、「豆南諸島」という名称が、頻発します。
http://www.diver-web.jp/contents/shop/yomimono/D-48.html
↑「東京都・豆南諸島まるごと探検」という本もあるようで、
ダイバーなら孀婦岩(そうふいわ)、須美寿島(すみすとう)、ベヨネーズ列岩、鳥島という名前は聞いたことがあるかもしれない。これらの無人島群が豆南諸島。
と紹介されてますね。
私は、豆南諸島、という呼称をはじめて知りました。ご存知でした?
釣り関係のサイトにも頻出しますね。

[19717] 両毛人 さん
鍋屋横丁は、「落書き帳」にもしばしば登場する地名ですが、ぜひ訪れてみたくなりました。
是非お越し下さいませ。
私には幼稚園ぐらいまで「なべよこ」が世界の全てでした。
注目していただきたい点は、
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=139/40/23.485&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/41/39.318&size=500,500
の鍋屋横丁交差点付近にある都市銀行の支店名ですが、東京三菱もみずほ銀も「中野支店」となっております。以前はもっと銀行あったんですが。
中央線の中野駅前にあるものは
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=139/40/08.277&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=35/42/07.985&size=500,500
「中野駅前支店」、あるいは「中野北口支店」であります。
つまり中野の本家は「なべよこ」界隈なのであります。
東京三菱銀行中野支店の角に、鍋屋横丁由来の石碑がありますのでお見逃しなく。
[19779] 2003年 9月 10日(水)23:25:47【1】ken さん
中央公論
宣伝めいて恐縮ですが、本日発売の「中央公論10月号」に、地図エッセイスト今尾恵介氏と日本地名研究所所長、谷川健一氏の対談
「市町村合併で生まれる「トンデモ市名」に異議あり」 が掲載されています。ご興味のある方はどうぞご覧ください。(p.243~251)
立ち読みでも、十分な分量です。

今尾氏から「実は最近の合併自治体名の命名動向は、気にすると非常に心身に悪いので、努めて見ない聞かないようにしていた。ところが、今度、中央公論で合併市名について対談をしなければならないことになったので、そうも言ってられなくなった。最新の情報をアップデートしたいのだが、何か良い情報源はないだろうか」と相談されたので、私は「ああ、それでしたら、例の
http://uub.jp/index.html
が一番ですよ。総務省に聞くよりよっぽど確かです。」とアドヴァイスしました。
まあ、それを踏まえての対談ということなので、まんざら、glinglin-都道府県市区町村とも無関係ではありませんが、内容的には、こちらに出入りの皆様には、もう論議し尽くされたというか、特に目新しい情報は書かれていないのですが、まあ、5分くらいで立ち読みできると思いますので、機会がありましたら、ご覧下さい。御奇特な方はご購入下さい。
[19871] 2003年 9月 13日(土)19:15:53オーナー グリグリ
中央公論10月号「トンデモ市名」
[19779] ken さん
宣伝めいて恐縮ですが、本日発売の「中央公論10月号」に、地図エッセイスト今尾恵介氏と日本地名研究所所長、谷川健一氏の対談「市町村合併で生まれる「トンデモ市名」に異議あり」 が掲載されています。ご興味のある方はどうぞご覧ください。(p.243~251)
立ち読みでも、十分な分量です。
まぁ立ち読みでは何だったので購入してじっくり読みました。率直に言って前半はやや論調が荒っぽいかなと感じましたが、後半は論点が整理され読み応えがあったかなと思います。概ね論じられているところは同感です。いささか「公論」的なやや過激な発言で気になるところもありましたが、それはある意味煽っている部分かと納得。敢えて気になった点を採り上げれば、南アルプス市をおかしな新市名の極めつけという谷川氏の発言がこの落書き帳のムードとは違っていたり、西東京市のネーミング自体は私も嫌いですが、東京は東の京でそれに西を付けるのは訳分からないという今尾氏の発言はちょっこり異論有りです。郡名をベースに市名を付ければよいという発言には私は賛成です。あと、見沼区問題については敢えて本質的な問題は避けたようですね。
[20397] 2003年 9月 29日(月)14:43:44ken さん
re:朕朕電車
[20392] utt さん
今は全区間廃止された都市を挙げたら面白いかもしれません。

ここで、列挙しだすと、また大変なので、ご興味おあり方は、
拙サイト、 http://www.geocities.com/imao_keisuke/
で紹介しております、「地図で歩く 路面電車の街」 今尾恵介 著 に
廃止された路面電車=全国41路線
64の手書き路線図を掲載。昭和前期と戦後の最盛期の停留所名が一目で分かる
が収録されておりますので、
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=30417119
など、ご参考に。
[20419] 2003年 9月 29日(月)22:03:09【1】YSK[両毛人] さん
「市電」の走った街
何か、拙ホームページ内の掲示板「地域の旅人」で私がふったネタ2題(市電と東西日本論)によって「落書き帳」が盛り上がったようで・・・。

「市電」が走った街(現存しない)として、今尾恵介(2001)『路面電車-未来型都市交通の提言-』ちくま新書 では、次のように紹介しています。

旭川、花巻、仙台、秋田、福島、水戸、日光、前橋、高崎、渋川、大宮(現・さいたま)、本庄、成田、八王子、横浜、川崎、小田原、金沢、松本、静岡、清水(前2者は現・静岡)、三島・沼津、袋井、名古屋、岡崎、一宮、伊勢、桑名、神戸、尼崎・西宮・芦屋、和歌山、米子、呉、下関、高松、丸亀、善通寺、北九州(門司・小倉・戸畑、八幡)、福岡、久留米、大牟田、大分、別府、那覇

なのだそうです。kenさんが列挙してもしょうがないとおっしゃっていらっしゃいましたが、やはり皆さん関心がおありだろうと思いまして、ご紹介させていただきました。

※不適切な引用であれば、削除いたします。

なお、前にも一度ご紹介させていただいたのですが、上記文献は「路面電車」について、多面的に理解できる興味深い一冊です。かなりお奨めです。
[20606] 2003年 10月 3日(金)19:30:03ken さん
路面電車に興味のある方
また推薦本ネタです。

各出版社からの新書発刊ブームの中、いささか後発かと思われた、新潮新書ですが、養老先生の「バカの壁」の大ヒットで、一躍、書店のスペースを確保しましたね。
その新潮新書から、

宇都宮浄人 著 「路面電車 ルネッサンス」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100347/ref=sr_aps_b_/249-7703207-8257931

都市論としてもなかなか面白いです。
著者は、京都大学経済学部卒、1960年生まれ、現役で日本銀行に勤務中。
日銀で路面電車の研究を仕事でしているとは思われないので、好きが昂じてということでしょうか。
今尾恵介氏は確か1959年生まれのはずだから、ほぼ同じ世代ですね。

私含め、ここにお集まりの皆さんも、サラリーマンには物を書くなど、無縁と思われている方もいるかもしれませんが、こういう人もいるんですねえ。
実力ある方、というか、「好きが昂じ」ちゃう方は、結構いそうですが。

ちなみに巻末参考文献には、ちくま新書「路面電車 -未来型都市交通への提言」 今尾恵介著も入ってました。
[20721] 2003年 10月 7日(火)11:51:04ken さん
自己レス
[20606] 拙稿で紹介した、
宇都宮浄人 著 「路面電車 ルネッサンス」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100347/ref=sr_aps_b_/249-7703207-8257931
ですが、
著者は、現役で日本銀行に勤務中。

サラリーマンには物を書くなど、無縁と思われている方もいるかもしれませんが、
と、書きましたが、今尾恵介氏が、宇都宮浄人氏と、さる「鉄」人の引き合わせで、先日、一緒に飲んだことがあるそうで、今尾氏によると、宇都宮氏は、日銀に籍を置いたまま、今年の3月まで一橋大学で講師をされていたそうで、4月に日銀本体に戻ったそうで、一橋の講師をやっている間、(比較的)ヒマで、一気に書いた、ということなんじゃないかなあ、日銀(本体)に戻ったら、もう無理なんじゃないかなあ・・・とのことでした。
[21914] 2003年 11月 10日(月)23:58:38ken さん
待望の再登場
昨秋[5469]、地図エッセイストの今尾恵介氏が、タモリ倶楽部に出演し 、大好評につき、再出演が望まれていた?ところですが、別の企画が急遽ツブレタのか、直前に急に出演依頼が来て、ドタバタと収録したそうですが、12月5日on Air(キー局ベース)で、また地図ネタやるそうです。

タモリ倶楽部視聴可能地域にお住まいの方は、12月5日24:15、ぜひご覧下さい。
[22208] 2003年 11月 23日(日)14:12:17hmt さん
観音下石
[21543] [22060] [22069] 軒下提灯 さん
「かながそ」が今尾恵介さん([10953] [16664] 他)の「地図で歩く廃線跡」に出ていたのを思い出して、読み直してみました。
残念ながら読み方の由来の記載はありませんでしたが、「ここは人ぞ知る『観音下石』の産地」とありました。日華石とも言い、ベージュ系の柔かい石材のようです。
グリーン系で同じく凝灰岩の大谷石[21691] 、花崗岩の代表である御影石[19520]など、石材の名前には、地名由来がたくさんありますね。
外国の地名も大理石、ノルウェー南部のラルビック地域に由来するラルビク岩(ラルビカイト)などなど。ラルビカイトは、ずっと以前に勤め先が入居していた日比谷三井ビルの外壁に使われています。黒っぽい地色の中に大きな月長石が輝くアルカリ閃長岩です。
石材ではありませんが、陶磁器原料のカオリンも景徳鎮近くの地名由来です。高嶺の他に、高陵、高麗などの漢字表記も見掛けましたが…。
[22688] 2003年 12月 11日(木)00:05:19YSK[両毛人] さん
タモリ倶楽部ちょこっと情報
[22618]愛比売命さん
「タモリ倶楽部」は両毛人さんと一緒にツッコミを入れながら見ることができました
オフ会の後、愛比売命さんと今尾恵介氏ご出演の「タモリ倶楽部」を最初からエンディングまで見ました。
もしかしたらまだ放映になっていない地域もあるかもしれませんので、内容についてはほんのちょこっと触れるだけにとどめますが、上にある「つっこみ」とは、周南市の話題があり、字幕スーパーに、「周南市は徳山市、新南陽市、鹿野町、熊手町が合併してできた」と出たため、思わず「つっこみ」が入ったというわけです。

余談ですが、私ニュースでたとえば群馬県新田町を「にったちょう」とか、逆に宮城県利府町を「りふまち」とか公式には誤った言い方をしていると、ついつい、つっこみを入れてしまうのです・・・。別に「まち」だろうが「ちょう」だろうが、「むら」だろうが、「そん」だろうが、その町村が同定できれば別にどうでもいいことなのですが、なぜか気になってしまうんですね。

私の初投稿がこのことに関することだったのは、こういう事情からなわけでして(「はじめまして」はありませんが、間違いなくあれが最初の投稿でした)、グリグリさんに参考文献をご丁寧にご紹介いただいたのです。私がこの「落書き帳」にたどり着いたのも、この問題についてホームページをいろいろと検索していてのことでした。
[26845] 2004年 4月 2日(金)21:25:24ken さん
ご無沙汰でございます。宣伝です。
虚々実々、諸事多忙の4月1日は避けまして、敢えて2日に書き込み。

かねてより、当サイトでも話題(私が書いてるだけ?)の地図エッセイスト、今尾恵介氏の最新刊が出ました。
「住所と地名の大研究」 新潮選書
住所、番地の付け方、藩政村から明治22年までの経緯やら、わかりやすい住所とは?、住居表示の問題点と言ったテーマを深くえぐっております。

これを機に、私の今尾恵介応援サイトも、下記にURLを変更いたしました。

http://www.ken-s.net/imaokeisuke/

よろしくお願いします。<m(_ _)m>
[27177] 2004年 4月 11日(日)17:49:09ken さん
やあ、もう、ちょっとご無沙汰すると
追いつけないですね。
ご無沙汰です。

今日は、所用で、「和光市駅」へ行っておりました。
全然地図絡みの用事ではありませんが、地図エッセイスト今尾恵介氏と一緒でした。
駅前に最も沢山目に付く「大和タクシー」の名を見て、
あれは、大和町時代のネイミングなんでしょうね・・・、とか、例の西大泉町の飛び地住民に取材インタビューをした際の話などしながら歩いてたのですが、
「この駅も何度も名前変わってるからね。そうそう、そういえば、ちょうど、今、駅名変遷の本を書いてるんだ」
とのこと。
「それは面白そうですね。そうだ、あの、上福岡がわからないんですよ。上福岡の「上」の由来。是非、調べてください。」
と依頼したところ。
「あそこも駅名先行だよねえ。」
と即座に答えるあたりさずが、クロウト。

駅名変遷の本が出た際には、またご案内します。上福岡が含まれてるかどうかわかりませんが。

今尾氏によれば、軌道など以外の都市間連絡の鉄道に関しては、官営民営問わず、かつて、同名回避の指導があったのだそうです。
[32146] 2004年 8月 26日(木)22:20:38ken さん
本の宣伝で、恐縮です
毎度毎度、地図エッセイスト・今尾恵介氏の本の新刊発売の宣伝で恐縮です。今月2つの新刊が出ました。
この掲示板では、ツボにハマる方も少なくない内容だと思いましたので、紹介させていただきます。

「消えた駅名」駅名改称の裏に隠された謎と秘密

駅名というと、鉄道寄りな感じがしますが、駅名変遷の裏事情には、市町村合併や、地域の発展の変遷に拠るところが、多いもので、駅名という切り口から見た、近代地域史雑学として、大変興味深い内容になっています。

冒頭、北から
「野付牛」
「弟子屈」
「石勝高原」
「狩太」
などなど
全国200駅以上を取り上げ、巻末には、本文で触れられなかった、改称駅名リストも付いています。

もう、一冊は、(財)日本地図センターから出版、

タイムスリップマップ「四国四都-高知・松山・高松・徳島」

江戸時代の絵図から、最新の地形図まで、四国の四つの県都の豊富な地図・地形図を掲載。
オールカラーで眺めて楽しい内容です。
都市変遷に興味ある方は是非。

詳しくは、あつかましくも、拙サイト
http://www.ken-s.net/imaokeisuke/
をご覧いただければ幸いです。
[32547] 2004年 9月 4日(土)23:42:35ken さん
また、宣伝で恐縮です。
[32146] 拙稿
 本の宣伝で、恐縮です
連続書き込みのような気がしてましたが、もうあいだに、400も書き込みがあるんですね。

またも、地図エッセイスト今尾恵介氏の新刊案内です。
今回は、ついに、新潮文庫から、今月の新刊!
「地図を探偵する」をご参照。
既刊の「地図ざんまいしますか?」の改題文庫化ですが、物書きになる前からの今尾恵介氏を知る私にとっては、新潮文庫の棚に今尾恵介の本が並ぶというのは、感涙ものです。
今は、本屋さんに行けば、新刊なので平積みだと思いますが。

立て続けに3冊新刊ですが、いずれもここの方にはご興味持っていただける内容と思いますし、過去にここでネタになったものも出ていたりします。

詳しくは、あつかましくも、拙サイト
http://www.ken-s.net/imaokeisuke/
をご覧いただければ幸いです。
[32789] 2004年 9月 11日(土)22:11:19オーナー グリグリ
分解地名
[32716] 2004 年 9 月 8 日 (水) 23:41:12 yamada さん
地名コレクションで、「東部+北御牧→東御」のような合成や「大網+白里→大網白里」のような複合の市区町村名のコレクションがあったら面白いと思うのですが、いかがでしょう?他のコレクションと比べると異質なので、「地名コレクション」には入らないでしょうか?
確かに現在の地名コレクションとしては異質ですが、「合成地名」コレクションという意味でよろしいのではないでしょうか。準備が出来るようであれば立ち上げますよ。

ところで、kenさんにご紹介していただいた今尾恵介さんの「消えた駅名」を読んでいるのですが、北海道の「狩太」の項に、真狩太別村が1901年に2つに分村して「真狩村」と「狩太村」が誕生したと書かれていました。合成地名とは逆のケースとも書かれていたのですが、このような「分解地名」とでも言うべき事例は他にもあるのでしょうか。とても面白い事例だと思います。同書には分村の例は明治大正期の北海道に多いとも書かれています。
[32813] 2004年 9月 12日(日)17:26:34出石隠 さん
「地図を探偵する」
今尾恵介著、新潮文庫版を読んでます。
地図好きの人にもいろいろあって、それぞれ得意分野があるのだなあと思います。この落書き帳からもそれが窺えます。ほんといいページで、多くの人に愛されているなと感じています。

自分は特別な旅行好きでも、鉄道マニアでも、アウトドア派でもないですが、それぞれまあまあ好きです。県外出張も年数回程度です。経県値をやってみると、1.高校まで、2.大学生時代、3.勤めてから現在まで、の3つに同程度振り分けられます。

◎ 15点  3×5
 1および3.島根(出身および現住地)、2.茨城(大学時代)、3.鳥取(結婚当初)
○112点 28×4
 3北海道、3宮城、2栃木、3埼玉、2千葉、2東京、2神奈川、
 2新潟、2山梨、2長野、2岐阜、2静岡、1滋賀、1京都、
 1大阪、1兵庫、3和歌山、1岡山、1広島、1山口、3徳島、
 3香川、3愛媛、3福岡、3佐賀、1長崎、1熊本、3宮崎
● 15点  5×3
 3岩手、2群馬、3愛知、3大分、3鹿児島
△  4点  2×2
 2福島、3奈良
▲  0点
×  0点  9×0
 青森、秋田、山形、富山、石川、福井、三重、高知、沖縄

合計146点

実際振り分けてみると3の勤めて以降が多いのですが、九州は高校生までに行ったことがあって、○に塗り替えられたところがいくつかあります。
鳥取以東の日本海を見たことがないので、北陸、東北の日本海側へ旅してみたいです。
[35047] 2004年 11月 13日(土)08:29:09みやこ♂[みやこ] さん
千葉のナンバリング地名
おはようございます。今日の北関東は秋晴れのいい天気です。

千葉のナンバリング地名については,その話を知ったとき,むかし豊四季に友人が住んでいたこともあって,「へええ,そういうことだったのか」と思ったものです。

以下,今尾恵介さんの「地名の謎」から。
明治維新で職を失った多くの下級武士のために古くから小金・佐倉の牧と呼ばれた台地を開墾していった。そしてその順番に「初富,二和,三咲,豊四季,五香,六実,七栄,八街,九美上,十倉,十余一,十余二,十余三」とナンバリングした。「東京新田」と呼ばれたこの事業は結局失敗したようだ。(意味を変えない程度に省略)
“4”の豊四季だけパターンを違えた,ということではないでしょうか。「本に書いてあるからといってそのまま鵜呑みにはできない」というのは当たり前のことですが,さすがに著者が今尾恵介さんですから,信じてもいいのではないか,と思いました。
[35201] 2004年 11月 20日(土)18:50:32スナフキん さん
天気の良い土曜日でした
今日は大変天気の良い日でしたね。朝から各方面への高速道路はかなり混雑していたようですし、駅の掲示によれば10時40分から、早くもディズニーランドは入場制限が始まっていたようです。それなのに私ときたら、今まだ休日出勤の職場にいるしまつ。サイクリングしたり山登りしたり、アウトドアには絶好の日和だったはずの一日は、私にとって地図索引の作成で終わってしまおうとしています。よく「好きな仕事ならいくらやってもいいじゃない」と周りから無責任な話をされることもありますけど、やっぱり休日出勤は体が休まらないので、しんどいのは普通の人と変わりません。私もスーパーマンじゃありませんからねぇ(苦笑)。しかも索引とりは文字の羅列に向かってひたすらインデックスをふり続ける、非常に地味な仕事。地図は参照物として見るだけで、いきおい単調でドライな仕事になりがちです。かえって、大元の索引データのちょんぼが次々に発覚して恥ずかしいやら、イライラするやら…。地図制作や編集の仕事とは、ずいぶん異質な作業でもあります。

明日は、知り合いの計らいで昼間、今尾恵介先生とお会いできることになりました。オフの際に明らかになった、kenさんが仲間であるところのオーケストラ練習前にご対面の予定です。我が社と関係の深い財団法人発行の情報紙面上で、再三にわたって上司の執筆と隣り合わせになったりしているのですが、お互いに全く面識はないそう。どんな話ができるのかちょっと楽しみだったりします。

最後になりましたが、熊虎さんがさしあたっての職が見つかったとのことで、ちょっとほっとしました。いつぞや、地図業界の内情を明かそうとメールを送ったもののあまりポジティブな内容にならず、帰国後の身の振りようが決まらないのはあのメールがまずかったんじゃなかろうかと少し気になっていたので、安心しました。

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