それでは後編です。ヒント後から始まります。
●問八:新宮市【金メダル!!!】(
[84783])2014 年 1 月 12 日 (日) 21:36:47
■都道府県で最も孤立する市
この問題はずっと手がかりがあると思い込んでいました。
お題の市である宮古市と大阪市は
第二十七回にあり、ほかの飯田市や鳥取市も駅がかなり多い印象だったので、そっち方面だと思っていました。
また、日田市が中でも比較的駅の数が少なかったので、日田市に何かヒントがあろうといろいろと比べてみるも佐伯市が当てはまりそうなものばかりでネックになります。
鉄道の走っている距離が一番長いとか、隣の市まで時間がかかるとか、市役所から駅の距離が県内で一番近いとかいろいろ考えました。
ここで距離とかの視点で見ることができているだけに、鉄道にこだわりすぎたなぁと思います。
まぁ鉄道関係だと疑っていたので、沖縄県では絶対に当てはまるであろう那覇市や、該当しない市から山形県はなんとなく酒田市が該当するんだろうというところまで予想がつきましたが、解答は控えました。
そして、ここでヒントが出てきました。
僕も最初の10分ぐらいは
[84793]大龍エクスプレスさんと同じく「狐」で考えてしまい、「何やねん、それ」状態が続きました。
しかしよく見てみると「孤」であることわかり、この字で思いつくのは「孤独」、「孤立」あたりでした。
そうやって考えてみると距離の観点はもともと持ち合わせていたので、宮古市がなんとなく他の市に行くのにかなりスクロールした覚えがあったことも重なり、もしかして?と思い始めます。
よくよく見てみると鳥取市や飯田市、日田市などかなり遠そうなイメージですし、大阪市も意外性をかっての出題市に選ばれたとするとすべて納得がいきます。
さっさとしないと金メダルを持っていかれそうだったので、宮古市、日田市、大阪市のチェックだけをして解答を探します。
解答は確実に遠そうなイメージのある和歌山県から「新宮市」を選びました。
該当しない市の鶴岡市は一番近いかつ、県内で距離が離れているのが酒田市になり、同じようにただ酒田市も一番近いかつ、県内で距離が離れているのは鶴岡市とペアができてしまうので、市役所同士が対象となるこの共通項では47市にならないことが判明しました。
そのためにペアにならないようにするためにはどうしたらいいかと考えた結果、市役所の支所を役所に含めるという考えでした。
それでやってみると倉吉市は淀江支所、鳥取市は倉吉市役所で鳥取市のほうが遠くなるという判断でした。
しかし本当はそうではなく、2番目の都市で該当市を決定するというのはお題の市からは少し読み取りにくいんじゃないかなと思いました。
確かに47市にするためには、鶴岡市&酒田市のようなペアをなくすためだと思いますが、これは本当に難しかったです。
最初の「狐勘違い」がなければ焦らずにもう少しじっくりと共通項を詰めることができたかもしれませんが、こればかりは結果論です。
それにしても、ヒント前にメダルが出なかった問題は今回が初めてのことでしたね。
確かに感覚的というか見た目ではわかりそうな感じでしたが、大阪市によってかなりその感じが削がれたという印象です。
ちなみに新宮市の解答は2013年1月以来の解答で2年連続1月に解答したことになりました。
●問一:美作市【4位】(
[84803])2014 年 1 月 13 日 (月) 22:19:59
■都道府県で富士山への直線距離が一番近い市
この問題も最初からヒントはあったと思います。
富士山の世界遺産、登録新年一発目の十番勝負、しかも問一の問題の市には富士があるということで明らかに富士山関係であることはわかります。
しかし、ここから共通項にたどり着くまでがかなり長かったです。
また途中では富士宮市に道の駅が県内で初めてできたことから、そっちの道の駅の方向にも走りましたし、神社関係にもいろいろ行っていましたね。
そういえば標高の差が一番県内で大きいとか、市役所と最高地点の標高の差が大きいとかいろいろ思い浮かべました。
とはいえ、調べてみてもどれも当てはまらないので、苦労しました。
そんな中、ヒントが出てきました。
アナグラムヒントには毎回苦労するんですが、今回のアナグラムヒントの出し方はおもしろいなと思いました。
「まぁ問一はたぶんなんだかんだで一番最初のやつやろう」と見当をつけて解くと「高いに近い」はあっさりわかりました。
高い=富士山のイメージだったので、すぐに富士山の一番近いところかということがわかりました。
解答は東京から八王子市を解答するのも考えましたが、岡山県からは備前市が該当しない市に入っていたので、そちらのほうが確実性が高いだろうと踏みました。
というわけで岡山県から「美作市」を解答しました。
岡山県からの解答は2011年4月(第三十一回)に開催されたとき以来、2年9ヶ月ぶりとなりました。
●問九:都城市【5位】(
[84830])2014 年 1 月 14 日 (火) 22:07:13
■都道府県の市の中で最大の郵便番号がある市
そして最後の問題です。
この問題は出題市から、失礼ながら何かが最後とか人口少ない関係をかなり疑っていました。
だから、ヒント前には住所の番地が一番大きい数字だとか、コード番号が一番大きいとか、電話番号の下4ケタの数字が一番大きい、小さいとかも調べました。
そしてその中で郵便番号が最大というのも調べているんですよね。
じゃあ、なぜわからなかったのかというと市役所の郵便番号にばかり目が行ってしまい、それ以上の調査をしなかったからです。
実際、酒田市の市役所の郵便番号は小さくて、尾花沢市あたりのほうが大きかったのでこれはないだろうと捨ててしまっていました。
郵便番号はまとまった地域で同じだと考えていたので、まさか飛び地のようにあるとは思いもしませんでした。
そして、ヒントが出ました。
比較的他のアナグラムも割と解けていく中、問五などのメダルが残っている問題のアナグラムもかなりストレートになっているので、これは完答争いが繰り広げられるだろうと予想します。
まぁこのあたりで少し用事があったので、出かけなければならず、帰ってみると星野彼方さんの解答ラッシュがあったので急いで考えます。
残ったものを解読すると「番号が最大」が明らかに他の問題の共通項とは違うので、それだろうと判断をつけます。
「番号が最大」と「七」から「郵便番号」にたどり着くのは比較的早かったです。
ただ解答を探すのにこれはかなり苦労しました。
市役所の住所一覧から宮崎県でえびの市が一番多いことも確認し、番号が近そうな西都市、えびの市に隣接している小林市などをチェックし、間違いないだろうと思い解答しました。
その3分後に星野彼方さんの解答があって、「よっしゃ」と思ったのもつかの間、確認してみると都城市山田町に見たくもない数字が・・・。
これは何よりも、ヒント前にかなり近くにまで迫ったのに調査不足だったこと、星野彼方さんの影がちらほらして調査を厳密に行わなず、大丈夫やろうとタカをくくったことが敗因です。
ちなみに、宮崎県からの解答は2011年8月に開催されたとき(第三十二回)以来、2年6ヶ月ぶりとなりました。
●総括
今回は10勝2敗(前回10勝0敗)、正答数ランキング2位(前回2位)、メダルランキング2位(前回1位)、金2銀2銅2(前回金2銅2)となりました。
また22回目の完答、23回目のメダル獲得となりました。
全体的に言えば、前回よりもメダル個数などが増えているものの全大会とは特に変わらずでしょうか。
それにしても、今回は反省点が多くあります。
まず、メダルランキング1位が第三十四回から続いていたのにもかかわらず、途絶えてしまったことです。
4大会連続メダルランキング1位はおそらく歴代1位だったと思うので、これを更新しようと意気込んだんですが、その結果がこの有様です。
とはいえ、ぺとぺとさんが序盤からハイペースで答えていくのを見て、「これは無理だ」と思ったのは内緒です。
また最後の問題で痛恨の確認ミスをしてしまうなど、大きな反省点のある大会でした。
そんな中、今大会は
第二十回を思い浮かべるようなスロースタートで、メダル獲得もかなり苦しいかとも思いましたが、なんとか6個獲得することができました。
今大会銀メダルを2個獲得したことによって、1位だったEMMさんを追い抜かして単独1位になりました。
残るは銅メダルのランキングのみですが、EMMさんがダントツのトップなので、しばらく追いつくのは無理でしょうね。
そしてお正月の大会はなんだかんだでつまずくことが多いので、この結果はいいほうでしょう。
何よりも、今大会はコバンザメを存分に発揮した大会でした。
その面ではヒント前まで前を走ってくださったぺとぺとさんと白桃さんには感謝しなければなりません。
今回は1月2日からの開催で帰省された方もいらっしゃると思うので、ここまでの好成績は棚から牡丹餅だったでしょう。
特に前回はノーミス完答ができただけに今回は誤答が再び増えてしまったのが残念です。
次回は再びノーミス完答ができるようにしたいですね。
次のノーミス完答がまた20大会後とかになったらいやですしね。(20大会後ってことはこのまま十番勝負が1年2回ペースで行くと10年後になりますね。)
もう少し落ち着いて、余裕を持って解答できるようにしたいですが、そうはいかないんだろうなぁ・・・。
また今回の平均解答順位は3.2位でした。
すべての問題を1桁順位での解答したのは2大会ぶり9回目でした。
そして参加した28回のうち、上から数えて7番目によかった記録でした。
今大会はかなり苦しんだ印象だったので、もっと悪い数字が出てくると思っていましたが、そんなことなかったです。
次回の十番勝負は8月ごろの開催となるようですが、この時期はいつも通りの夏期講習があったり、大学では最終学年となるので、いろいろと忙しくなりそうです。
なんとか次回も参加できればしたいですね。
ボソッとつぶやきますが、入門コースができてから一般コースの問題がかなり難問化したような気がします。
入門コースができた第三十五回は6人のノーヒント完答者がいるものの、第三十六回は3人ときて、第三十七回、今大会は0人と減少しています。
入門コースの問題でも一般コースに出てきそうな問題がありますし、やはり難易度が上がっているんでしょう。
ノーヒント完答を目指すうえで、難問化はかなり厳しいですが、立ち向かっていくしかないでしょう。
それでも今回の問題の出来は本当に良かったです。
問一、問八、問十あたりは想定解一覧と次点の市など問題ごとのデータを見てみたいです。
また前回の感想文で
次回参加時の解答対象地域は4答県で行こうと思います。(全部で9都県が該当しています。)
と書いてありましたが、解答対象地域からは青森県、山形県、宮城県、富山県、福井県、岡山県の6県を解答することができました。
そこで次回参加時の解答対象地域は4答県で行こうと思います。(全部で3都県が該当しています。)
とはいえこれだけでは少ないので、中国地方&関東地方を中心に解答していこうと思います。
それでも解を探す順番は神戸市=広島市>4答県>関東>中国>その他で行こうと思います。
十番勝負解答利用回数(都道府県版)
※兵庫県、広島県に関しては13回使用、茨城県、千葉県、石川県、山口県に関しても7回使用、また北海道、埼玉県、愛知県、滋賀県、京都府、和歌山県に関しても6回使用ですが、ここに表示するために-5しています。よって見るときはこの12道府県には+5をしてください。
今回は4答県から6県解答することができました。これで残り3都県となりました。
十番勝負解答利用回数(都道府県庁所在地版)
※広島市に関しては13回使用、神戸市に関しても9回使用ですが、ここに表示するために-5しています。よって見るときは+5をしてください。
広島市の使用回数が1回増えたのみでした。
メダル獲得数
※兵庫県に関しては12個獲得、広島県に関しても9個獲得していますが、ここに表示するために-5しています。よって見るときは+5をしてください。
広島県は9個目、富山県は5個目、和歌山県は4個目、山形県、茨城県は3個目、青森県は2個目のメダル獲得となりました。
★入門編(
[84904])
まず解答の書き込みが第三十七回になっていますね、すみません。こちらは手短に感想だけ。
問A:これはお題の市から見れば一発でした。ただいい加減、入門編を一般コースと勘違いして「よっしゃわかった」って思うのやめたいです(笑)。
問B:燕市を解答したかったんですが、解答条件に合わなかったので、スルーしました。
問C:これも見た目ですぐにわかりました。
問D:この問題、おもしろいなって思いました。砺波市○は礪波市だったからということでしょうか。
問E:こっちにも出題されていたんですね。訪問したことのあるところから解答。
問F:歌志内市といえば人口最少&面積最少。
問G:市役所の位置が一番南という問題は一般コースでも普通に出してきそうな感じだったんですが、まさか入門コースで出題とは。
問H:唯一アナグラムヒントを使いました。本当にこういう名前系は苦手だなぁ・・・。
問J:本当は赤平市を解答して北海道、東北、北陸からの解答を狙いたかったけど、こればかりは仕方ないですね。かぱぷうさんにも九州解を取ってしまい、申し訳ないことをしました。
問K:確かに一般コースと対になっているとはいえ、入門コースで出してくるとは思いもしませんでした。これまでなら一般コースの問九になっていた問題でしょう。
総括:今回は東北&北陸から中心に解答しました。ノーミス完答もできましたし、納得の出来です。最後に難問(問K)が待ち受けて、参加者たちを悩ませるという問題構成、結構好きです。
最後となってしまいましたが、忙しい年末から新年にかけて20問も問題作成した上に、3週間半近くお一人で採点してくださったグリグリさんをはじめ、参加された皆様もありがとうございました。そしてお疲れ様でした。次回の十番勝負も参加すると思うので、その時はよろしくお願いします。
#運のいい市はまだ集計できていないので、来週中には発表します。