都道府県市区町村
白桃研究所長による人口テーマ専門誌

衛星都市を馬鹿にしちゃいけません

トップ > 白桃市町村人口研究所 > 衛星都市を馬鹿にしちゃいけません
記事数=22件/更新日:2013年7月16日

1960年位からですかね?、松戸市や豊中市の人口がみるみるうちに増えてアワァアワァワー。
「衛星都市」というのは確か、「田園都市運動」に由来してロンドン郊外に建設されたのがその起源だったかと思いますが、わが国では“ベッドタウン”といかにも安っぽい名前で浸透したせいか、都市としての機能を持たない、“品格”もない所って、軽視、いや小馬鹿にされていませんでしたか?私だけかな・・・
田舎者の私なんか、県都高松の人口が松戸や豊中に追い抜かされるたびに、悔し涙を流していたものです。人口オタクでなくても、地方の人のほとんどは、狛江、豊明、大東なんて市名は馴染みなく、「そんな市いつ出来たん?」てな具合。
それが今じゃ、浦安という日本を代表する?衛星都市に住んでいるのだから・・・
さて、「衛星都市」といってもいろいろあります。
鎌倉や芦屋のように高級住宅地をイメージする街、
立川や武蔵野のように都市圏内の機能分化で、昼夜間人口比も110%を超え、都心並みに繁華な街
豊中のように衛星都市としての歴史が古い街、大阪狭山のように本当に新興の街
相模原のように、単なる衛星都市を通り越して政令指定都市に出世?した街
津島や堺のように、かつては独立性が強かったのに、母都市の膨張でいつのまにか衛星都市的性格を持つようになった街・・・
また、泉、守山、伏見、谷山のように、母都市と合併して衛星都市ではなくなった所もありますね。
そんなことを思い浮かべつつ、[82916]では2013年現在の市を対象に、「衛星市」の定義っぽいことを行いました。
それとともに、2010年国勢調査の従業地・通学地のデータから母都市との緊密度?を調べてみました。つまり、自市域内で通勤・通学する者の人数に対して、母都市へ通勤・通学する者の人数比を出してみたわけですが、予想通り狛江市がトップの3.47でした。
長くなりましたが、白桃が勝手に定めた「衛星市」に住んでいる人口(面倒なので計算してません)は、相当な数になります。
母都市で一生懸命働き、通勤電車に揺られ、ときには乗り過ごし、やっとおウチに帰ってベッドor布団に入っても、また明日も早朝出勤!そんな衛星都市で暮らすヒト頑張れ!!!
衛星都市、万歳!!!

… スポンサーリンク …

★推奨します★(元祖いいね)


[1467] 2002年 5月 12日(日)01:24:10YSK さん
大都市圏周辺の小規模市の合併
いろいろ、みなさんのご意見や開設を興味深く拝見し、たまに書き込みさせていただいています。
ほんとうに、皆さんのお話はおもしろく、関心しきりです。

埼玉県は、ご指摘のような江戸時代の新田開発で密度の高い集落構造があった上に、江戸の防衛上の観点から大藩が作られず、大きな城下町を欠いた、小藩・天領等がモザイク上に存在したという地域的な事情があるのでしょう。そこへ、東京大都市圏のスプロールが進行して、みなさんのご存知のとおりのミニ衛星都市群が成立した素地ともなりました。県庁所在地であった旧浦和市の市制施行が昭和に入ってからという事実からしても、埼玉県の特殊性が窺い知れますよね。

大都市圏周辺の小規模自治体は、やはりもう少し淘汰されるべきと私も思います。
日常生活圏の観点からも一体化している地域なのだから、都市計画等の整合性をはかりやすくすることや、行政サービスの利便向上等のためにも、進めていくべきなのではないでしょうか?

・・・、栃木は確かに合併がよく進んだところという感がありますよね。あの面積で自治体数49というのはたいしたものです。
[4581] 2002年 11月 6日(水)08:18:54蘭丸 さん
横浜
 みなさんの「横浜」に関するご意見を読ませていただきました。

 果たして横浜は独自に成長したのか否か。やはり、大きな目で見たら横浜は東京の多大なる影響下で成長してきた、ということになるでしょう。私もその点は充分理解しています。横浜が東京大都市圏の一翼を担っていることは紛れもない事実だと思います。

 しかし、そのような影響下にありながらも、横浜は他の東京周辺の衛星都市とは異なり、独自の求心力をもっていると私は思います。[4531]YSK さんのおっしゃるように、横浜を一般的な住宅都市と見るのは適切ではないような気がします。例えば、さいたま市と比較した場合、それがよくわかると思います。

 横浜には独自の都市の「印象」あるいは「外観」があるように思います。みなとみらい21を代表とする近代的なウォーターフロント、 国際都市を実感させる中華街、 多くの人々でにぎわう繁華街、 山の手に開けた閑静な住宅地、そういった都市を構成する要素が、必ずしも東京を補完することを意図してにつくられたようには思えないのです。
 もちろん、東京の外港としての機能はありますし、東京のベッドタウンとしての機能もあります。ですが私はこういった都市の「外観」を通しては、他の衛星都市のような東京の補助的な役割のようなものは感じません。
 東京の衛星都市の多くは、それぞれがまた、その都市の中心をもち、就業者や買い物客を吸引してはいますが、多くの場合は最終的には東京に依存することが多いのではないかと思います(例えば「あれを買いたいが近くにないので新宿まで行く」「銀座まで行く」といったようなことと思って下さい)。

 ですが、横浜の場合はそういうケースは比較的少なく、他の東京周辺の都市と比べて自己完結性が高いと私は見ています。ですから「横浜は独自に成長した」と私は思うのです。

 これらは非常に観念論に近いものであり、それを裏づける資料などは持ち合わせていませんが、私の横浜を見る目はそんな感じです。単に「東京の近くにあったから人口が膨張した」とばかり言えないような気がします。


(長々書いてそんな締めかい!と怒られそうですね)
[4587] 2002年 11月 6日(水)13:50:09G[わたらせG] さん
百貨店からみると
[4581]蘭丸さん

>東京の衛星都市の多くは、最終的には、東京に依存することが多いのでは・・・ということで、東京・神奈川・埼玉の百貨店の数調べてみました。

東京都
 東京23区   23
 武蔵野市     3
 立川市      3
 町田市      3
 多摩市      3
 府中市      1
 八王子市     1

神奈川県
 横浜市     11
 川崎市      1
 横須賀市     1
 相模原市     1
 藤沢市      1

埼玉県
 さいたま市    4
 川越市      2
 飯能市      2
 川口市      1
 所沢市      1
 上尾市      1
 熊谷市      1
 東松山市     1
 入間市      1

データは2002年6月1日現在で日本百貨店協会に加盟している店舗数ですが、横浜は呉服系、電鉄系、地元系それぞれの百貨店が存在し、買い物という観点においては自己完結性が高いと私もおもいます。埼玉県においては、地元系百貨店がターミナルとなる都市に数多く出店しており、店舗数を押し上げてますが、呉服系、電鉄系に限ると、県全体で5店舗です。(春日部のロビンソン百貨店が加盟してない・・・?)
[6840] 2002年 12月 23日(月)11:15:38Issie さん
篠ノ井市の場合
[6405] TN さん,[6829] YSK さん,[6836]白桃 さん

では,長野県の旧・篠ノ井市の場合。
「篠ノ井市」は1959年に更級郡篠ノ井町と塩崎村とが合体して発足しました。善光寺平(長野盆地)の南西隅から,合体市制以前に篠ノ井町が編入していたは犀川南側の丘陵地帯までを領域としていました。1966年に,同じ更級郡の川中島町ほか2村,埴科郡の松代町,上高井郡から1村,上水内郡から1村,そして長野市と合体して,いわゆる「大長野市」となりました。
したがって,単独の「市」であったのは,わずか7年間だったということになります。

さて,目で見た限り,合体したそれぞれの旧自治体どうしに市街地の連続は見られません。
基本的に,合体以前の旧長野市がそれなりの広さを持っていて,旧市域の周縁部の市街化も進んでいないからです。ただし,長野駅南側の芹田地区では紡績工場(現在は廃業)や大学(信大工学部)が進出したこともあって,旧市境の犀川岸まで市街地が形成されており,北国街道(国道18号旧道)の丹波島橋をはさんだ対岸の旧更北(こうほく)村丹波島地区に市街の連続性が見られないこともありません。とはいっても,犀川の存在自体が市街地の連続性を断ち切っています。
さらに都心部から離れた篠ノ井や松代は,市街地としては完全に長野から独立しています。

人や車の流れから見れば,県都・長野の吸引力は圧倒的なものがあると思われます。
かつて,篠ノ井と長野都心部の間には国道18号の旧道(県道:旧北国街道)と新道(現在の国道旧道)とをそれぞれ経由する川中島バスの路線が頻繁に運行されていました。現在では本数はかなり削減されていますが,それはバス利用者が自家用車に移転したからです。
国鉄/JRの信越線は長い間ローカル輸送にはあまり積極的でなかったこともあって,大都市の路線や,あるいは長野電鉄にもわずかに仄見える通勤輸送へのシフトは明白ではなかったのですが,それでもこの区間の通勤・通学輸送需要も小さくありません(もっとも,そのうちの少なくない部分は“篠ノ井発”ではなくて,より遠方の上田方面からのものが占めています)。
全般的に,篠ノ井は長野市との合体以前から県都・長野の衛星都市的な性格の強い都市でした。

一方で,篠ノ井には長野とは逆方向,千曲川をはさんだ屋代(更埴市)との結びつきもあります。
もともと篠ノ井は「更級郡役所」(戦時中は更級地方事務所)が置かれていたこともあるように,更級地域の中心という機能も持っていました。県立更級農業高校の存在がそれを象徴しています。
千曲川をはさんだ埴科郡では藩政時代の城下町・松代にかわって,北国街道・信越線という交通幹線場に位置する屋代が郡の中心として浮上し,お互いに隣接する篠ノ井と屋代が結びつきを深めました。実は,“見た目”で市街地が連続して見えるのは千曲川をはさんだ篠ノ井・屋代間の方です。
長野県では更級地域と埴科地域とをまとめて「更埴(こうしょく)地域」と呼ぶことが多いのですが,この2郡は地勢上,善光寺平の南半分を占める“北部”(篠ノ井・川中島・松代ほか)と,上田盆地への回廊を構成する“南部”(屋代・戸倉・坂城・稲荷山・上山田ほか)とに分けられます。そして,“北部”は県都・長野の成長とともに多くの面で長野都市圏に吸収されていきました。
一方“南部”はその位置から,長野を中心とする「北信」と上田を中心とする「東信」とに時に応じて所属を変えながら,両都市圏とは一定の距離をおいてきたように思われます(…というよりは,両都市圏に同時に属していた)。そして,“南部”の中では屋代への集中度が高まりました。
篠ノ井をはじめとする“北部”の「大長野市」への合体は,この流れを強めます。“北部”が「長野市」になってしまった結果,「更埴地域」とは“南部”をさすことになりました。すでに1959年には埴科郡の屋代町と更級郡の稲荷山町その他が合体して「更埴市」が発足し,(建前では屋代と稲荷山の対等合併でありながら)屋代の中心都市としての地位が固まります。
で,篠ノ井の場合,長野市になった以降も屋代とのつながりは相変わらず強いように思われます。
若干,別のファクターも関連して,本当は例として適当ではないのかもしれませんが,篠ノ井地区からは県立長野高校への流れ以上に県立屋代高校への流れのほうが大きいような感じを受けます。だって近いからね。

結論。
旧篠ノ井市の場合,人や車の流れという一瞥しただけでは判断できない現象は別にして,目で見る限り,長野都心からの独立性は相変わらず強く残っているように見えます。篠ノ井には市民会館があるのですが,これは「独立・篠ノ井市」の遺産ですね。
(ところで,ここでは商業機能にはあえて踏み込みませんでした。元々,篠ノ井は商業機能という点ではあまり大きな都市ではないのです。更級地域の商業中心としては,犀川丘陵一帯を後背地にもつ稲荷山の方が優位だったのです。もっとも,ここは高度成長期以降,急激に衰微しました。)

なお,モータリゼーションの進展と1980年代後半の国道18号(新)バイパスの開通,そして1998年のオリンピックの開催はこのあたりの地域構造に大きな変化を与えつつあります。
具体的には新バイパス沿線への郊外型大型店舗の進出と,信越線の篠ノ井-川中島駅間に新設された今井駅前のオリンピック村を転換した大規模住宅団地,などなど。
結局のところ,篠ノ井は明らかに長野都市圏の中にしっかりと組み込まれています。
[7682] 2003年 1月 14日(火)09:27:51桃象[桃象@国仲涼子ファン] さん
ひたちなか市
[7676]
ひたちなか市の市民の中には,水戸市よりも日立市に親近感を持つものも少なくないと思いますよ。やはり雑魚さんが言われているように,日立製作所の企業城下街という面における影響が少なからずあります。そういう意味では,旧勝田市や現在のひたちなか市を水戸市の衛星都市と位置付けることには,多少の無理があるとも思います。まあ,ひたちなか市はゆくゆくは水戸市と合併すると言う見方が大勢を占めていますし,県都が増殖(笑)を行う中で,様々な都市機能を備えていくのは自然なことであろうとも思います。

==
[14492] 2003年 5月 1日(木)20:26:29なお[KN] さん
高層マンションと政令指定都市化
[14486] だんな さん
ところで上山市にあるバブリーな高層マンションは本州日本海側に含めないのでしょうか。こちらもなかなか高かったような気がするんですけど。
スカイタワー41という41階建てのマンションがそれと思います。
しかし134mなのでおしくも2位です。

[14281]ごろごろさん
堺市も湘南地域も府県庁所在地ではなく、堺市は大阪の衛星都市、湘南地域は東京、横浜の衛星都市に過ぎないので政令指定都市の実現は難しいと前々から思っていました。そして今回、両市とも挫折という結果になったのですが、付近住民の意見としては、反対が多かったのでもう政令指定都市という時代ではないのかもしれません。
僕としては、堺市はたしかに大阪の衛星都市とは思いますが、過去には、堺県の県庁所在地であって
いまだ自立的な面という風格も残っていると推測され美原町とは合併協議が進行中なので、
まだ堺市は挫折していないと考えられるので政令指定都市になることができると思います。
(ただ、先の中心地が北によっているのが少し気になります。

以前も1度述べたかもしれませんが、衛星都市の中でも
横浜、熊谷、豊田、四日市、神戸(過去にどなたか言ったと思います)、京都などの都市は
自立性はあると思います。
[14916] 2003年 5月 8日(木)08:35:41千本桜[軒下提灯] さん
仙南地域の首位都市交代劇
[14839]てつさん
[14843]雑魚さん
都市規模の点で、やはり国分は加治木を凌ぎましたか。思うに、姶良地方における首位都市の座は、かなりの都市間軋轢を伴いながら、加治木から国分へ移行したことでしょう。
加治木は悲鳴を上げたかも知れません。

仙南地域においても、首位都市交代劇が静かに進行しています。こちらの交代劇は姶良地方のそれよりも、もっと劇的です。見ようによってはコメディーです。地域内には2つの市(白石、角田)があるのですが、どちらの市も近隣の町(大河原、柴田)に押され気味で元気がありません。極端な話、市が町の衛星都市化しつつあるのです。もちろん、現時点で衛星都市だとはいいません。ただうっすらと、地域の人の流れの中に、そのきざしを感じるのです。

昨日の新聞は宮城県の商圏調査結果をとりあげ、またまた大河原の商圏拡大と白石の商圏縮小が確認されたことを記事にしています。まだ中心街が賑わっていた時代には、仙南一の繁華街といえば白石市のアーケード商店街でした。しかし、現在それは大河原町のバイパス商店街に移動しています。

商圏人口や市街地人口で白石市に勝る大河原町ですが、ちょっと厚みがたりません。両足で自立していないからでしょうか。片足を仙台都市圏に引っぱられ、ふらついています。もう片方の足で仙南の中心都市になろうとするのですが、なぜか控えめに、「白石の近くの大河原です」なんて、よろけちゃって依存癖まる出しにします。地域の中心都市たらんとするものが、同じ地域の他都市の名前に寄り掛かって、どうするの!

なにをもって地域の首位都市とするかは意見が分かれるでしょうが、仙南地域の最高路線価が白石駅前通から大河原駅前通に変わる時、仙南の首位都市が交代するのだと私は思いたい。それは、おそらく5、6年後にやってくるような気がします。
[22850] 2003年 12月 17日(水)22:55:10稲生 さん
わが町『浜北市』について
[22842]白桃さん
私・稲生の現在の居住地・浜北市について、遠く関東の地から疑問を抱いていただいてありがとうございます。

[4372]で白桃さんが解説されているとおり、1956(S31)4.1の4町村合併の際には人口5万人を超える浜北町が誕生しました。浜北町誕生後の7年3ヶ月後の1963(S38)7.1に単独市制を施行して浜北市になりました。(今年で40年を迎えました。)

当時の新町名候補は美薗・浜名・浜北・天竜だったようですが、時の静岡県知事が浜北を選んで決まったようです。浜松の北だから浜北という意味も含まれているのですが、本当は浜名郡の北部に位置しているので浜北町と命名されたようです。
私・稲生が個人的に考えると、合併4町村のうち人口規模が大きな浜名町と北浜村の二文字をとった気配も感じられます。

ここで不思議なのは、
(1) なぜ、昭和の大合併期に遅れてしまったのか
(2) 人口では群を抜いてたはずの北浜は中心だったのか、なぜ村であったのか
(3) 合併後、どうしてすぐに市にならなかったのか(なれなかったのか)
このあたりの疑問には的確にお答えできないのですが、皆様、お察しのとおり当時も今も、浜北市(浜北町)は浜松市の衛星都市であります。衛星都市にありがちなケースとして、核となる地域が存在しない上、都市基盤の整備がかなり遅れていたことが挙げられるのではないでしょうか。
それでも北浜地区は、一応当時も今も浜北市(浜北町)の中心ですし、市役所(町役場)が置かれています。
北浜地区が人口が多いのに村のままだったのも、浜北町が町のままだったのも、町と市の要件が整っていなかったからだと思います。

あまり答えになっていませんが、私も新住民ゆえ、詳しくは知らないままに過ごしてきてしまったわけですのでお許しください。

ここから、少し脱線しますが、北浜地区には北浜小・北浜東小・北浜南小・北浜北小と伎倍小の5つの小学校と北浜中・北浜東部中という2つの中学校があります。最後に開校した伎倍小は北浜西小を名乗る予定でしたが、万葉の世に当地を伎倍の里と呼んだ関係もあり伎倍小となりました。惜しいことをしました。
それから以前、北浜北小がなにかの全国大会に出た時は‘浜北北浜北小’として出場したそうで、感心したことがあります。
[24635] 2004年 2月 8日(日)13:17:47まるちゃん さん
町らしくない,スーパータウン
[24628] 軒下提灯 さん
衛星都市型の8都市をランキングから外すと、山口県小郡町がトップに躍り出ます。この小郡町こそ日本で最も都市的な景観をした町ではないかと推測しますが、いかがでしょう。(小郡は35年前に自転車で通りましたが、その後の様子を知りません)。
日本で最も都市的な景観をした町といえるかは分かりませんが,大都市圏を除いた地方ではかなりの上位になるのは間違いないと思いますね.
現在の小郡町の景観は,[20858] 拙稿で紹介したHPが分かりやすいと思いますよ.

小郡町は,秋穂町,阿知須町,山口市南部地域(四辻,嘉川,佐山など)を含めた,吉南地区の中心的機能(例えば,警察署)をもつばかりか,企業では山口県全域を統括する山口支店も置かれることも多いですからね.
そういえば,私自身,昨晩もちょうど新山口駅前のホテルで,山口県内のとある定期会合に参加したところです.
この会合も交通の利便性を考えて,いつも小郡町です.
小郡町は山口市の経済圏,生活圏に含まれる衛星都市的な要素も確かにあるのですが,地価の最高路線価など山口市を上回る分野もあり,かなり不思議な自治体です.

ところで,スーパータウンとして落書き帳で知られている,小郡町,大河原町ですが,当HPの市区町村の人口ランキングデータによると,小郡町は23,173人で888位,大河原町は23,140人で889位と偶然ながら非常に近い数字ですよね.
両町とも合併構想が進んでいますが,スーパータウンとしてはなくなり,大きな市となってしまうのもすこし残念な気もいたします.ちなみに私の正に生誕した地はここ小郡町で,愛着もあります.

[24634] 関東人1972 さん
姫路市の区について素朴な疑問
アーカイブズ 姫路市の「区」とは何か?
http://uub.jp/arc/arc104.html
が参考になると思いますよ.
[40135] 2005年 4月 21日(木)04:26:05N-H さん
横浜市
[40129]ふぁいんさん
世界最大のベッドタウンは日本の横浜市(人口355万)だと思うのですが実際はどうなんでしょうか?
[40131]百折不撓さん
横浜市より人口の多い都市でベッドタウンらしきところは無いような気がします(市の定義も国によって違うかもしれませんが)。
百折不撓さんご紹介のページを見る限り、「他の自分より大きな都市に依存度の高い都市」としては横浜市が最大のように見えますね。衛星都市といってもいのかもしれません。
それにしてもインドには私の記憶も定かでないような大都市が多くあってよくわからないところもありますが。

空港がない世界最大の都市(人口面で)も横浜市(人口355万)だと思います。
こっちはよく調べてみないとなんともいえませんね。横浜市以上の大都市でも市域内には空港を持っていない都市があるかもしれません。
たとえば横浜市より人口が少ないので反例にはならないのですが、大阪市は市内に空港がありませんし、「いや、大阪市内にはないけど伊丹空港なんかは大阪市のための空港のようなものだ」と言い出すと横浜市だって羽田空港からはそれほど遠くないので。
[47299] 2005年 12月 10日(土)16:14:23らるふ さん
奈良県民は大阪で飲んで帰る?
[47208] seifuhiro さん
奈良県は良いのか悪いのか・・・・・。

この問いかけに対して、奈良県は「良い」データが多いようです。
古いデータですが、2000年の初め頃に奈良エリアでの某キャンペーン企画のためにつくった資料からの抜粋です。

全国%奈良県%
夫婦のいる世帯割合65.373.8全国2位95年・国勢調査
夫婦がいて夫のみ就業世帯割合25.937.4全国1位95年・国勢調査
1000万円以上申告所得者割合11.814.9全国3位96年・国税庁
短大・大学進学率(高卒時)女子46.857.1全国3位97年・文部省
ピアノ保有率20.429.6全国1位96・97年・社団法人中央調査社
ルームエアコン保有率80.895.1全国2位96・97年・社団法人中央調査社

※女子ほどではありませんが、男子の短大・大学進学率も全国平均34.5%に対して奈良県39.6%と高めです。

都道府県別で奈良県が全国3位以内の項目を並べただけなのですが、「生活レベルが高く、女性が強い、というイメージがする」と自分のメモが残っていました。さらに、その資料には入れなかったので数字が残っていませんが、奈良県は「アルコールの1人あたり消費量が全国一少ない」というデータもあり、そのことは何故かよく憶えています。
大阪の衛星都市化し、新興住宅地が多い奈良県の各家庭では、女性が強く、娘にはお金をかけるのに、お父さんは仕事で頑張って稼いでいるにもかかわらずお酒も控えるようしつけられたのか?・・・などなど当時はいらぬ心配をしてしまいましたが。
まあ、「奈良県民は大阪で飲んで帰る」と考える方が妥当かなと思います。(埼玉県か千葉県あたりにも近い傾向があったような・・・この記憶は曖昧です)
[47732] 2005年 12月 30日(金)08:44:14千本桜 さん
東北の市町村人口増加率ベスト10
順位市町村名母都市増加率
1富谷町仙台15.8
2下田町八戸8.1
3利府町仙台8.1
4矢巾町盛岡7.2
5岩沼市仙台6.1
6西郷村白河4.6
7滝沢村盛岡4.5
8北上市北上3.1
9古川市古川3.1
10大河原町仙台or大河原2.5

個人的興味から1位から7位までは一瞥してパス。北上、古川はやっぱり強い。東北地方の出世頭としては双璧だろう。で、10位に喰いこんだ大河原って何者?という感じ。時には仙台の衛星都市、そして時には仙南広域市町村圏の中心都市。二束の草鞋を履いて勝ち得たベスト10入りです。祝福してやって下さい。
[51329] 2006年 5月 14日(日)09:57:29白桃 さん
人口、な、なんとニッ・キュッ・パッ
[51327]千本桜さん
現在嵌っているのが、人口29,800人の町ながら圏域人口30万の中心都市にして5つの市を衛星都市に持つ町の空想地図です。
29,800という数字はよく耳にし、目にする数字ですね。(笑)
それはともかく、そのような町は現実には存在しないと思いますが、むりやりこじつけると、熊本県の大津町あたりどうでしょう?
4月1日現在推計29,157人。阿蘇、合志、菊池、山鹿の4市を衛星都市と考えられなくも…
[59194] 2007年 6月 17日(日)08:25:08【1】千本桜 さん
大型家電店オープン、シミュレーション静岡、母都市と衛星都市の関係
[59016]牛山牛太郎さん
ここら辺りは、私は「東根」で済ませております。
何で、阿武隈川を渡った対岸の小字地名にしたのでしょうか?謎です。
社員の中に、「坂津田」出身の方がいらっしゃるとか・・・。
[59128]じゃごたろさん
その店の関係者、例えば店長なんかにゆかりのある地で、どうしてもその地名を入れたい、なんて思惑があった、などとかんぐってみました。。。
たぶん、Y電機O店の折込チラシ作成には地元の人は係わっていないのではないかと推察します。遠く離れた地域(あてずっぽうで言えば、たとえば群馬や東京)の、しかも地理に関心の薄い人たちによって作られているような気がします。ついでですが、坂津田は角田市の大字です。

[59142]牛山牛太郎さん
木曜日(14日)に入った広告からは、「坂津田」は消えておりました。
やはり不自然だったのでしょうね。誰かが指摘したのでしょうか。いや、もしや・・・。
私も見ました。第2弾のチラシには「至・坂津田」が消えていました。それで15日オープン当日、さっそくヤマダ電機大河原店に行ってきました。文句を言いに行ったのではありませんよ。どんな賑わいぶりかを見に行ったのです。案の定、駐車場は既に満杯で国道4号は渋滞気味でした。国道に停車しては危ないから次の駐車場へ進め、と係員が棒を振っています。すると20メートル先で別の会社の係員が、こっちへこっちへと棒を振っています。みんなその駐車場に吸い込まれて行くのですが、そこってヤマダ電機のライバルのデンコードーの駐車場なんですよね。デンコードーは敵に塩を送る気か?と思いきやさにあらず、他店のオープン価格には負けない!をスローガンに紅白の幕を張って便乗売出し中だったのです。なのに、その紅白幕が白黒幕にフラッシュバックして見えたのはなぜだろう。

[59168]きまぐれさん
それならば、「至R349」 と表示した方が遥かに集客効果があるのにね。
一つの案としてそういう考えも浮かんできますね。ですが、国道349号がどの辺を走っている道路なのかを知っている人って、以外に少ないんじゃないかと思います。たとえば、国道349号を走行中のドライバーに「この道路は何号線ですか?」と質問したなら、何割の人が即答できるだろう。一桁二桁国道と三桁国道の間には大きな認知度の差があるように思えます。

[59093]くはさん
大崎市の一部となった旧鳴子町の国道47号においても、かつては「↑仙台 古川」と案内できていたのが、市内となった古川が使えなくなった結果、なんと今は「↑仙台 一関」とされてしまいました。47号の行き先である仙台ならともかく、4号に曲がった遙か先の一関とは。
面積の広い自治体は、どこもこれと同じ問題を抱えることになりますね。規定に盲従すると静岡市の場合は次のようになります。ドライバーは静岡のまちを目指して沼津市内の国道1号を走っています。案内板は「↑静岡 富士」を表示しています。富士市内に進んできました。案内板は「↑島田 静岡」に変わりました。富士川町を過ぎて旧蒲原町に差し掛かりました。案内板は「↑浜松 島田」を表示しています。
【ドライバー】ギクッ!。「↑静岡」がない。静岡はどっちです。もう通り過ぎちゃったかな?。
【案内板】ここが静岡です。
【ドライバー】ちがうよ、静岡のまちはこんな感じじゃない。静岡はどっちです。「↑静岡」と書いてくれ。
【案内板】静岡の「まち」って、何のことだか意味がわかりません。
【ドライバー】蒲原や興津や清水の人は、静岡のまちを指して静岡と呼んでいるだろう。
【案内板】それは当事者だけに通じる曖昧な用法でしょう。静岡市は全域が静岡であって、特定の地区だけを静岡と表す住所はありません。あっちへ進むと静岡ですよという案内板を静岡市域に設置したら、おかしなことになるでしょ。だから蒲原や興津や清水には「↑静岡」が表示できないんです。私はマニュアル通りの案内板ですが、なにか変なことがありますか?
【ドライバー】ウゥ~~~~~ん。不親切な案内板だな。「↑静岡」と表示できないなら、「↑静岡市街」とか「↑静岡県庁」とか「↑静岡駅」とか、代替案がありそうなものだが、それもないのか。

[59118]白桃さん
柴田町が減少していることを考えると、大河原の227人増は注目に値します。白桃都市人口研究所では既に「健闘の域、対馬」を脱し、自立した都市に近づいているのではないかと見ております。
その証の一つがこの土地区画整理事業ではないでしょうか。M町の土地区画整理事業ですが、その場所はM町というよりO町と言ったほうが分りやすい場所です。宣伝文句は、映画館(東宝7)も併設する「シーズンウォークフォルテ」は徒歩圏内。ショッピングに自在に動けるポジションなど、まるでO町を宣伝しているようなものです。さらに、O駅、O警察署、ミスタードーナツO店など16点の写真を掲載して利便性をアピールしていますが、16点のうち13点はO町に所在する施設です。この現象に母都市と衛星都市の関係を見る思いがするのですが、地方の小さな町では禁句なんでしょう。地理って窮屈。いやいや、窮屈なのは行政界ですね。
[68830] 2009年 3月 15日(日)10:51:59白桃 さん
宮城郡原町・牡鹿郡湊村
[68794]YT さん
明治6年1月1日調「名邑」の人口 (4)
でも原町、湊村について[註:統計上仙台(石巻)に含まれるか不明確]とされておりますが、[68825]の西大路同様、その後の人口統計書からみて「母都市(名邑)の人口には含まれていない」というのが私の見解です。
しかし、結論付けるまでの自信はありません。私は、明治19年の人口を記載した「市街名邑及町村二百戸口以上戸口表」でも、第2表に記載された名邑の人口が、第3表の中で「町村」として再掲されていると思われるケースと、名邑の輻輳地部分の人口を除いて掲載されていると思われるケースがあることからも、当時の統計書が首尾一貫したものではないと考えています。上から下に「こういうルールで編纂すべき」というものではなく、下から上がってきたデータを編纂したものだからなんでしょうか?
いずれにしろ、西大路、原町、湊村については、独立した名邑というものではなく、日野、仙台、石巻の近郊の輻輳地、謂わば「衛星都市」の扱いなんでしょうね。

ついで:
1.明治8年の共武政表に気仙沼の人口が11,377人となっておりますが、これは甚だ怪しいです。「日本地誌提要」記載の4,377人が妥当ですね。
2.[68794]で仙台の人口が51,991人となっておりますが、51,998人の誤記ですね。
3.[68793]の美濃「上有方」は「上有知」の誤記ですね。
[82040] 2012年 11月 2日(金)14:03:45【1】白桃 さん
特別23区包囲網市
館山市をぐるっと囲む南房総市が出来る際に私は、「館山より人口が多くなったらどうしよう。」とクダラナイ心配をしたものですが、合併に参加しなかった鋸南町のおかげでその心配は杞憂に終わりました。
なぜ、こんな話を持ち出したかと言うと、お隣の台湾では、比べ物にならないスケールで超々すごい事が起っていたのですね。
昨日はじめて知ったのですが、台北市、基隆市を取り囲む旧台北県が2010年12月に直轄市となり、「新北市」と改称、その人口なんと約390万人。ということは、高雄市を超えて台湾最大人口の市が出来上がっていたということです。
国、あるいは地域の政治経済の中心都市を囲む、いわゆる“衛星都市”が合併して、その中心都市の人口を上回るというのは、他に例があるのでしょうか?
そこでというか、なんというか、特別23区を取り囲む市が合併したらどれだけの人口になるのか、馬鹿げた計算をしてみました。
政令指定都市である川崎市を除く、狛江、調布、三鷹、武蔵野、西東京、新座、朝霞、和光、戸田、川口、草加、八潮、三郷、松戸、市川、浦安の16市をあわせた人口は3,464,839人(2012年10月1日推計人口)。
これでは、東京特別23区はもちろん、横浜市の人口3,697,006人にも届きません。もう少しぶ厚く取り囲まないと・・・。これ以上、無意味な人口の足し算はやめときましょう。

因みに、新北市の英語の名称はNew Taipei Cityということです。
[82869] 2013年 2月 10日(日)11:07:26白桃 さん
豊中市
実は今の私、恥ずかしながら悩み事が全くないのです。
とは言っても、気がかりなことが4つほど。
1.飲んだ翌日は、きのうの記憶がほとんど吹っ飛んでいる事・・・(今日もそう)
2.袋田の滝が日光にある、と言う桃星娘?が結婚しそうに、いや、結婚できそうにない事・・・
3.今年のオフ会時に、バイトのローテーションがどうなるのか・・・
そして、最大の気がかりは、
4.「白桃マガジン」の編集をずっとサボッていること・・・

4.については本当に気にかけているのですが、グリグリさんに叱責?を受ける前に弁明をさせてください。
「白桃マガジン」は、“ザ・国勢調査”の編集をもって掉尾を飾りたいのですが、その前に何かいいテーマはないか、探しているところです。
ということ(―何が“ということ”か???)で、近日中に、“衛星都市と人口(仮題)”を編集するつもりです。

そこで、豊中市なんですが・・・
古くは、品川、板橋、千住、伏見などは江戸や京都の衛星都市と言えなくもないでしょうし、極端な言い方をすれば、「横浜は最大の衛星都市」ですよね。
そんな衛星都市の定義はともかく、いわゆる衛星都市の中には、明治の町村制施行時に「市・町」となった都市や、明治期に町制施行をした都市がかなりあります。
その点、豊中市は1927年(昭和2年)にやっと豊中町になったのですから、“筋の通った衛星都市”と言えるでしょう。
そもそも、藩政期には“豊中”という名はなく、1889年に桜塚村、岡町村、他が合併する際に、豊島郡の中央にあるということで付いた名前なのですから。
もっとも、1915年に豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が開催、1922年に豊中中学が開校など、「村」とは言え結構な都会であったのかもしれません。(1925年の豊中村の人口は10,674人)
同じ大阪の衛星都市である布施(注)より遅れて町制施行した豊中ではありますが、布施に先んじて1936年に市制施行。
“筋の通った衛星都市”の市制施行第一号です。

注:衛星都市の昼間人口は夜間人口より少ないというのが相場となっておりますが、東大阪市の2010年の昼間人口比率は103.2ですから、東大阪を衛星都市と呼んでいいのかどうか・・・?
[82895] 2013年 2月 16日(土)00:37:36白桃 さん
香川県内の従業地・通学地に関する“人口収支”
私だけではないと思うのですが、人間って不思議なもんで、やるべき事をするために机というかPCの前に座ると、ついつい他事で遊んでしまう・・・。
「衛星都市」を仮に
1.市に絞る
2.20世紀になるまでは全域が村であった
3.母都市の影響下で一時的にしろ人口が急増した時期があった
それから、昼夜間人口比率が100%を超えていても衛星都市と言えるのではないだろうか、それにしても、衛星都市を持つ母都市って案外少ないのではないか・・・等々、思いを巡らしているうちに以下のような遊び事をしてしまいました。

同一県内の市町村相互間の従業地・通学地に関しての人口収支、
つまり、A市からB町に通勤・通学する人数が100名、反対にB町からA市に通勤・通学する人数が200人であった場合は、A市はB町に対し、人口収支は「黒」ということになり、これを県内で総当たりの“対戦”をさせる。
それには、私にとってなじみ深く、市町数の少ない香川県が都合がよい。で、以下の表です。

市町名2010年昼夜間人口比率--最多流出先2000年中心市町昼夜間人口比率(中心市町)
高松市1600104.5--さぬき市112.7(高松市)
丸亀市78195.5--坂出市102.2(丸亀市)
坂出市1240111.0--高松市109.5(坂出市)
善通寺市96199.9--丸亀市100.8(善通寺市)
観音寺市49399.2--三豊市101.0(観音寺市)
さぬき市78193.7--高松市96.8(志度町)
東かがわ市48495.2--さぬき市95.2(大内町)
三豊市113292.7--観音寺市98.6(高瀬町)
土庄町76398.6--小豆島町99.8(土庄町)
小豆島町727100.1--土庄町103.4(内海町)
三木町511087.9--高松市※84.6(三木町)
直島町3211109.9--高松市101.2(直島町)
宇多津町1123104.1--坂出市105.4(宇多津町)
綾川町68291.5--高松市※81.1(綾南町)
琴平町673101.4--丸亀市106.6(琴平町)
多度津町86297.8--丸亀市93.7(多度津町)
まんのう町013386.0--丸亀市82.2(満濃町)

県都、高松はサスガというか16戦16勝無敗。そして、高松を最多流出先とする市町は5つ。中でも※三木、※綾川からは、両自町内で従業、通学する人口よりも多い人口を受け入れているのです。次に丸亀でありますが、丸亀を最多流出先とする市町が4つと多いけれど、昼夜間人口比率は95.5でしかありません。合併前2000年の旧・丸亀市の昼夜間人口比率は102.2ということで、その低下のモトは、(当然のことながら)飯山・綾歌2町の合併です。そして何より坂出に非常に相性が悪い。(猥雑になるので実数を省略しており、表では読み取れません。)
その坂出はコンスタントに稼いで県下トップの昼夜間人口比率を誇示。
注1)2000年の昼夜間人口比率は、2010年と同じ計算方法をとっています。([82889]白桃を参照ください)
注2)直島町の最多流出先は高松市となっておりますが、県外を含めると岡山県の某市ではないかと推測されます。(後日、調べてみます)
注3)「2000年中心市町」は合併に関与した旧市町のうち最多人口の自治体で、昼夜間人口比率が最も高かったところではありません。
注4)あと2~3個の(注)を付けないといけないのですが、忘れてしまいました。~j~)
[82906] 2013年 2月 19日(火)09:31:26白桃 さん
駅名改称/芦屋の母都市は?
[82904]菊人形 さん
[82905]EMM さん
平駅→いわき駅
のように、合併してから何年かを経て、中心駅を新市名あわせ改称した例として阿南駅があります。
高徳線に続く牟岐線の駅として親しんでいた「阿波富岡駅」をなぜ阿南にしたのか、ちょっぴり不満でした。
徳島県内では、鳴門線の鳴門駅(旧・撫養駅)も同じような例ですが、そのときは幸い?にも私、生まれていませんでした。(余談ですが、この鳴門線、教会前駅の次が金比羅前駅なので、面白い。)
JR四国には、阿波池田駅を間違っても「三好駅」とか「三好市駅」に改称しないようお願いしたいです。
合併に伴う改称を含め、駅名改称については過去にデスクトップ鉄さん他、多くの方が触れておられますが、私がスグ思いつくのは、八戸(尻内)、倉吉(上井)、西広島(己斐)ですかね。
JRだけでも「改称した駅がある市」として、十番勝負の問題にでてきそうですね。(笑)

話変わって、精道村時代から「芦屋駅」のあった芦屋市ですが、日本を代表する「衛星都市」でしょうね。で、芦屋は大阪、神戸のいずれの衛星都市か?
そんなの、決めなくても良い事だと思うのですが、2010年国勢調査によると・・・
芦屋市に常住する従業者・通学者のうち、
芦屋市で従業、通学者:7,547人(自宅で就業を除く)
神戸市で従業、通学者:10,309人
大阪市で従業、通学者:11,136人
よって、クビ差で大阪市の衛星都市に決定。(異論、反論、受け付けます。)
[82916] 2013年 2月 22日(金)09:20:09【2】白桃 さん
衛星市:その1
2010年国勢調査における「従業地・通学地による人口集計」をもとに、東京特別23区を含む全国の市を対象に、母都市-衛星(都)市の関係を探ってみました。

まず、母都市の条件ですが、
1.当然ながら市である(東京を除く)
2.衛星市よりも昼間人口が多い
3.昼間人口が夜間人口を上回っている
4.「衛星市の要件1.」に該当する衛星市をもつ
次に衛星市の要件について
1.自市内で従業(自宅を除く)または通学する人数の5割以上を、従業・通学先とする人数がある市をもつ(ただし、該当市が複数あるときは、最多の市を母都市とする。また、該当市が上記母都市の条件1.2.3.のいずれかを満たさない場合は、次善の市を母都市とする)
2.1.の母都市に該当する市の影響下、一時的にしろ人口の急増をみたと明らかに認められる市

大変わかりにくいと思いますが、例えば
・取手市は、自市内の通勤・通学者が15,695人で、東京23区への通勤・通学者が13,018人、よって、取手市は東京を母都市とする衛星市とします。
・浅口市は倉敷市への通勤・通学者が自市内のそれの5割を超えますが、倉敷市の昼間人口は夜間人口より少ないので、両市の間で母都市-衛星市の関係は成り立たない。
・和泉市に場合は、数的には堺市が母都市に該当するのですが、倉敷市同様なので、次に多い大阪市を母都市とします。(以下の表の中で※印の付いた市)
・周南市と下松市の間に、数的には母都市-衛星市の関係が認められるのですが、下松が周南の影響下、人口を増やしたのかどうか大いに疑義がありますので、下松は周南の衛星市とはいたしません。
・千葉市の場合、数的には東京を母都市とする衛星市とは言えませんが、昼夜間人口比率が97.5であり、その人口増が東京の影響下にあると認められますので、「東京圏」の1市である事は違いないと考えます。

また、以上のような決め事なので、以下のような現象もおこります。
・門真市のように、昼夜間人口比率が111.2と100を超える衛星市があります。
・東温市は昼夜間人口比率104と高く、しかも、松山市への通勤・通学者より松山市からの通勤・通学者が多いのですが、松山を母都市とする衛星市になっています。

では、手始めに三大都市圏の母都市-衛星市をみますと・・・

東京・・・以下71市
取手、牛久、守谷、つくばみらい、さいたま、川口、所沢、越谷、草加、春日部、上尾、新座、久喜、入間、三郷、朝霞、戸田、
鴻巣、ふじみ野、富士見、八潮、和光、桶川、蕨、志木、鶴ヶ島、北本、吉川、蓮田、幸手、白岡、船橋、松戸、市川、柏、八千代、佐倉、流山、習志野、浦安、我孫子、鎌ヶ谷、印西、※四街道、白井、※大網白里、町田、府中、調布、西東京、小平、三鷹、
日野、立川、東村山、多摩、武蔵野、国分寺、小金井、東久留米、昭島、稲城、東大和、狛江、国立、清瀬、福生、川崎、座間、
逗子、鎌倉

名古屋・・・以下18市
春日井、稲沢、瀬戸、江南、東海、大府、日進、あま、知多、北名古屋、尾張旭、豊明、清須、津島、愛西、長久手、岩倉、弥富

大阪・・・以下34市
堺、枚方、豊中、吹田、茨木、八尾、寝屋川、※和泉、守口、箕面、門真、大東、松原、富田林、羽曳野、河内長野、池田、摂津
交野、泉大津、柏原、藤井寺、高石、大阪狭山、四条畷、阪南、西宮、宝塚、川西、芦屋、生駒、香芝、大和高田、葛城

訂正箇所:
母都市の条件
2.衛星市よりも人口が多い→衛星市よりも昼間人口が多い(2013年2月26日訂正)
[82934] 2013年 2月 26日(火)17:00:45白桃 さん
衛星市:その2
[82916]に続いて三大都市圏以外の母都市-衛星市の関係を探ってみました。
では一挙に
札幌(江別、北広島、石狩)、函館(北斗)、室蘭(登別)
弘前(平川)
仙台(名取、多賀城、塩竈、岩沼)、石巻(東松島)
秋田(潟上)
山形(天童)
福島(伊達)、郡山(本宮)
水戸(笠間、那珂)、土浦(かすみがうら)
宇都宮(さくら)
成田(富里)
新潟(阿賀野)
富山(滑川)
金沢(白山、野々市、かほく)
福井(坂井)
甲府(甲斐、笛吹、中央)
長野(千曲)、松本(安曇野、塩尻)、上田(東御)
岐阜(瑞穂、本巣、山県)
京都(宇治、亀岡、城陽、長岡京、八幡、向日)
神戸(明石)
和歌山(紀の川、岩出)
岡山(赤磐、瀬戸内)
広島(廿日市)
徳島(小松島)
高松(さぬき)
松山(伊予、東温)
高知(南国、香南)
北九州(中間)、福岡(春日、筑紫野、糸島、宗像、大野城、太宰府、小郡、古賀、福津)、大牟田(荒尾)
佐賀(小城、神埼)
熊本(合志、宇土)
大分(由布)
那覇(浦添、豊見城、南城)

()内の市が[82916]の“決め”に従う「衛星市」でありますが、
母都市に該当する市の影響下、一時的にしろ人口の急増をみたと明らかに認められる市
については、正直言って大いに迷いました。
例えば、富山-滑川、大牟田-荒尾・・・
[82916]で書いた周南-下松、以外にもこの書き込み直前に削除したのが、岐阜-羽島です。
ご意見等あればお願いいたします。
なお、「母都市」とした、土浦、岐阜、神戸については、「都市圏内母都市」としています。(都市圏内母都市については、稿を改めたいと思います。)
[82937] 2013年 2月 27日(水)14:17:28白桃 さん
“母都市-衛星市”が成立しなかった組み合わせ
本題に入る前に事務連絡を。
近日中に、と言いながらモタモタしてしまいましたが、やっと昨日、白桃マガジンに「都市圏と衛星都市」なるテーマを新設し、特集「衛星都市を馬鹿にしちゃいけません」を組みました。
今後、このテーマの下に「都市圏」がらみの特集を組む予定ですので、おヒマなら、期待せずにお待ちください。

さて、[82916]にて勝手に「母都市」と「衛星市」について定義付けっぽいことをしました。クドイようですが、もう一度。
母都市候補をA市、衛星市候補をB市とします。AとBとの間に母都市-衛星市の関係が成り立つためには、以下の要件すべてが当てはまらないといけません。
1.A市はB市より昼間人口が多い事
2.A市は昼間人口が夜間人口(国勢調査確定人口)を上回っている。
3.B市の居住者で、A市内に通勤・通学する人数(a)が、B市内に通勤・通学する人数(b)の5割以上に達している。(5割以上の市が複数ある場合は、最多であること)
※(a)÷(b)を仮に「通勤通学率」とします。
4.B市は、A市の影響下で一時的にしろ人口の急増があった。
一番問題になるのは、要件4.なのですが、その前に要件2.が×だったのは
---Aの昼夜間人口比率
千葉四街道97.5
千葉大網白里97.5
長浜米原98.5
和泉94.4
奈良木津川94.6
倉敷浅口98.9
では、他の要件はクリアだったが、要件4.が微妙というか、×と判断した組み合わせ
通勤通学率---理由にならない理由
山形上山0.88---上山の町制施行は1889年と古く、以後、人口が急増したとは言えない。
東根村山0.52---もともと、両市どっこいどっこい
日立高萩0.80---日立への通勤通学率は高いが、一昔前ほどの緊密性は?
鹿嶋潮来0.53---潮来花嫁さんは鹿嶋には行かなかった・・・
高崎安中0.51---おがちゃんさん、どうでしょうか?
館山南房総0.70---南房総自体、衛星都市と呼ぶには???
厚木伊勢原0.53---現段階で厚木の衛星市と言うには無理がある
長岡見附0.89---見附は三条、新潟の影響も受けている
上越妙高0.58---これはピンと来ない
三条加茂0.54---これもピンと来ない
高岡氷見0.52---高岡自体が富山の影響下にある
小松能美0.53---能美の人口増は金沢の影響も大きい
福井鯖江0.50---鯖江の人口増は好調産業が一因
甲府山梨0.58---山梨が人口増加したことはあったが、僅かでつかのま
長野須坂0.68---これは微妙ですが、決め手?に欠けます
岐阜羽島0.58---名古屋、大垣もあるでヨ(by 南利明)
美濃0.55---美濃の人口は減少一途
掛川菊川0.55---この組み合わせ、思いもつかなかった
刈谷知立0.75---やはり名古屋の影が・・・
豊田みよし0.87---これは悩んでしまう
姫路たつの0.54---龍野の頃から、人口の実質増はたいしたことない
和歌山海南0.70---今は母子ともに不健康?
周南下松0.54---徳山時代に影響は受けたが、下松は独立独歩で成長
高知土佐0.68---合併で市になった土佐への高知の影響力は大きいが・・・
飯塚嘉麻0.78---これはネェ
佐賀多久0.54---多久の人口急増期は石炭の黄金時代
大牟田みやま0.50---即、却下

この特集記事はあなたのお気に召しましたか。よろしければ推奨してください。→ ★推奨します★(元祖いいね)
推奨するためには、メンバー登録が必要です。→ メンバー登録のご案内

… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
白桃研究所長による人口テーマ専門誌

パソコン表示スマホ表示