ご無沙汰しております、雪の字です。
生活の変化で、なかなか書き込みができませんでした。すっかり時機を逸してしまったレスですけれど……
[54211] じゃごたろ さん
早速レスをいただきましたのに、反応が遅くなってしまい、申し訳ありません。
[44809]からの書き込みを拝見して、「神戸」という地名の由来を、単純に「神社の封戸である」としてしまって良いのだろうか? と考えさせられました。
改めて「神戸」という言葉について調べてみますと、神戸という言葉自体は、中世どころか
(『日本書紀』の記述を文字通りに受け取るならば、ですけれど)紀元前にその起源を持つもののようです。紀元前というのはともかく、神戸という言葉の起源が、律令制以前に遡るという事は信じてもよいように思います。
それなら、神戸という地名の由来も、律令制以降に出現した神社の封戸、あるいは荘園に限定する必要はまったくなくなります。神社に関係しているにしても、所領というだけでなく、より広い意味で捉える方が適切ではないかと考えるようになりました。
大学時代に聞かされた「地名は中世最末期の状態を残しているに過ぎない」と言う言葉が頭にこびりついていて、なんとなく、地名の起源すら中世に限定されるかのような感覚を持ってしまっていたところがありました。じゃごたろさんのおかげで、一つ世界が広がった気持ちです。ありがとうございました。
以下は余談です。
岐阜県神戸町からほど遠からぬところ、岐阜市内に、やはり「ごうど」という地名が存在します。けれど、こちらは神戸ではなく「河渡」と書きます。あくまで想像に過ぎませんけれど、もし、この近くに神社があったら…… 地名本来の意味とは関係なく、単に「神社が近くにある」というイメージで「神」という字を含む「神戸」という表記をあてられたかもしれません。
なかには神社と何の関連もなく、単なるあて字で「神戸」と書かれてしまった地名も存在するのではないだろうか? そんな事も考えてしまいました。
あるいは、尾張熱田の神戸町もその例なのかもしれません……
[54219]で触れておられる「ミシャグジ」はこちら愛知でも方々に鎮座坐しております。昔、興味を持って少し調べたことがあり、懐かしいです。
[54254] ニジェガロージェッツ さん
[54256] むっくん さん
以前、買い物のついでに近所のうどん屋を覗いてみたのですけれど…… ありました!「志の田うどん」が。それとは別に「きつねうどん」もありました。
残念ながら、実際に食べてはいないので、その内容はわかりませんけれど、「きつね」と「しのだ」は、別物のようです。私が「きつね」を知ったのはカップうどんと東京でのことでしたから、「東京では『しのだ』を『きつね』というんだな」程度に考えていました。どうやら、これが勘違いだったのですね。
なお、「しのだどんぶり」なる物は、文字通りご飯の上に「しのだ」の具、つまり切った揚げとネギが乗っている物で、名古屋のうどん屋さんでは比較的メジャーなメニューのようです。分布域は岐阜市まで広がっているらしく、岐阜出身の友人も好物だと言っていました(なお、友人の実家近くにあったお店では、揚げ玉と蒲鉾も入っていたらしいです)
上記の友人(大のうどん好きです)曰く、「このあたりは東西の中間という感じだから、店によっても差が激しいよ。二、三件のお店を見て、わかったような事を書いちゃダメだよ」と釘を刺されてしまいました。
ですから、上で書いた事も、あくまでこんな例もある、程度に考えて頂ければ、と思います。
[54263] 油天神山 さん
[54267] かすみ さん
やはり、関西でも濃口醤油を使う方が普通なのですね。勉強になりました。
なぜ家庭に二種類も醤油を置くのか、と問われれば、淡口はやはり煮物の色がきれいに仕上がるから。食卓のかけ醤油を淡口にすると、色が付きにくいのでついかけ過ぎてしまうから、とお答えすることになりましょうか。
わたしも同じような感じですね。
濃口と淡口は別の調味料という感覚で使っています。
私が幼いころ、当家では台所に四種類の醤油が置かれていました。濃口、淡口、溜、そして白醤油の四つです。自分が使いこなす自信は、とてもありませんけれど。
レスを拝見し、懐かしい気持ちがいたしました。
醤油の地域性は面白そう、と思って過去ログに当たってみたら、一昨年の五月頃、記事番号28300番台あたりに集中的に出ていました。もうこれ以上付け加えようがないほどに書き込まれていて、ちょっとがっくり。
でもじっくり読んでみると凄く面白いんだな、これが。
ご紹介ありがとうございます。興味深く拝見しました。けれど、白醤油の話はないようでした…… 白醤油はマイナーなのですね。
[54854] hiroroじゃけぇ さん
ご存知かも知れませんけれど、「なめらかプリン」は愛知発なんです。パステルは北名古屋市の会社で、名古屋市内にもたくさん店舗があります。残念ながら、(販売元も含めて)これを言ってくれる人は少ないですけれど。
東京にいたとき、百貨店の地下街で行列を見て、なんでパステルに行列しているんだ?と思ったものです。名古屋ではいつでもどこでも買える物でしたから(もちろん、行列する事自体が悪いわけではありませんよ!)
hiroroじゃけぇさんには、郷土に深い愛をそそいでおられるあたり、常々非常に好感を覚えておりましたけれど、甘党でいらっしゃるとのことで、さらに親しみを増した思いがいたしました。