今回も毎度のことながら大変遅くなりましたが、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
例によって、解答できた順に。今回も「第一回採点が出てから解答を始める」といういつもの戦術でした。
問一~富士の高嶺に雪は降りける~
該当市・非該当市、いずれも県庁所在地ばかり並んでいて、「迷彩」の色が見えましたが、第一回採点時に該当市が204と出たことと、お題に広島・長崎が出ていて、これは「既視感」が…。第59回の問一と全く同じ。まさにこれは「旬」の話題関係だったのでした。想定解が増えているのは、その間に新たに加盟市が増えたから。一覧表を見回して、今回は領地防衛が緊迫している富士市を取ることに。
問八~いづれの御時にか~
解答の出が遅く、初めは何のことかさっぱりわからなかったのですが、共通項らしきものに気づいたのはふとしたことからでした。何気なく「市のシンボル」のページを開いてみると、お題の市・既出の市、いずれも「市の木が桜」というのが見えた。NGの弘前市は桜の名所で有名だが、市の木ではなくて花のほう。「花ではNGか」…。寒河江市は「さくらんぼ」、同じ”Cherry”なのに…こちらもNGか? そうして見ていると、既出解の岩倉市は桜の名所百選にあり、第一ヒントの本部町は早咲きの桜が有名。それにしても「季節外し」とは…。ここは未解答の市から、夏休みの道中で大河ドラマの主人公・紫式部ゆかりの地を巡った(
[111944])越前市に。この問で5位に入り、今回唯一の「入賞」になりました。
この問八では、お題の市を見ただけでは容易に「桜」と結びつかないことが、解答の出が遅くなった原因となったような気がします。
問九~Final Countdown~
第二ヒントのSVから「文字平」の名が見え、「ひらがな」関係かと見るもこれだけではわからず。次の第三ヒントから「さくらがある」と見え、しばらくすると解答の流れから、その意味は「市名の読み仮名の中に『さ』『く』『ら』のいずれかがある」「読みは3文字限定」ということか…。問八の越前市からの流れで、この時に一泊した福井市を。未解答の県庁所在地をまた一つ減らしました。
問三~みれん追分 鴻巣~
第四ヒントのSVに「密度試験林」が見え、その前の第三ヒントが「ある数値範囲」と解けて「人口密度」の問題と分かり、密度ランキングから「1000人台」でぴったり合う。ここは領地奪還になる鴻巣市を。
問六~つづら折り…浄蓮の滝~
最初の札幌市のSVをUPしてみると「4×2ハイツ」の文字が書かれたアパートのような建物があり、これと何か関係あるのでは、と見たもののこれではまたわからず、次のヒントを「升目に名前」と解き、更に2回目のSVを見ると中央の店にずばり「matrix」と書かれた看板がある。そこで、こちらもまだ開いたことがなかった「マトリクス」というのがあったな、とここで初めて開いてみる。その中に「4×2」というのがあり、こちらでは、と思ったものの、「線引き」はどこまでか。高崎市と伊予市がなぜGなのか。それに、最初のSVの右側の建物の壁に「22」の文字が見えたのも気になり、「2×2」も入るのか、と迷ったのも苦戦した原因。結局、対象範囲は「4×2」で「市町村と特別区」までで、「政令都市の区は対象外」と、やっと線引きが見えた。答え選びに迷いましたが、伊豆市の積み増しとしました。
問七~Central Freeway~
最初のSVの画面は、地図バージョンにしてみるとどうやら「印旛沼に突き出た半島」のようだ、その次の第三ヒントは「東西に伸ばす」と解けたもののどういうことかよくわからず、その次の2度目のSVを拡大すると中央に見えた石碑に「経緯度原点」の文字が見え、麻布にある「日本経緯度原点」と分かる。「同じ経度にある」ということなのか? その次の第五ヒントは「佐倉市の範囲?」…ということは、佐倉市の市域と同じ緯度範囲にある、ということなのか? 指示したポイントの経緯度が分かる地理院地図を開いて、佐倉市、お題の市・ここまでの正答市と、NGとされた和光市・中央市について当たってみると、最初のSVがさしていた「半島」の先端は佐倉市の最北端。和光市の最南端は佐倉市の最北端より北にあり、中央市の最北端は佐倉市の最南端より南。ずっと西にある、お題の豊岡市の市域に佐倉市の市域と同緯度の範囲があったとは、意外…。地理院地図をいろいろ動かし、府中・狛江がOKなら…と、ここは「深大寺城」奪還に向けて調布市を。
問二~ギター爪弾く旅の鳥~
第三ヒントまで来て、「0.5以内」と解けましたが、何がそうなのか。2度目のSVを地図に切り替えると「東西南北示石」の表示が出てきて、何のことかいろいろ考えているうちに第六ヒントまで来て、「その市域の東西の長さと南北の長さの差が0.5km以内」ということが分かった。「島」の存在とか、市域の形が「斜め」になっているなど、「『本体』の見た目が丸っこい」ということだけではない、というところが面白いと思った。初島の存在により東西と南北の距離の差がちょうど0.5kmになっている熱海市を。これで「模擬天守」もある「虚構の世界の水軍の根城?」の石高を10万石の大台に乗せ、これで「伊豆6市」のうち5市で10万石以上となり、未到達は伊東市を残すのみとなりました。
問十~追いかけて 追いかけて~
第五ヒントまでで、「男女差」「佐倉市の数値以下」というところまではわかりましたが、「男女比率」を見ても合わない。「さくら市」でもやはり全然違う。ようやく次の第六ヒントで「平均年齢」と分かり、「男女の平均年齢の差」が「佐倉市の数値より小さい」ということだ、と見えた。ここは領地奪還になる八街市を。
問五~世界でいちばん熱く光る夏~
区町村ヒントで「該当なし」と出たため、「市盗り」に関係か、と見え、その先のヒントなどから「銀メダル」というところまでは推測できたものの、該当市を探す方法がうまく思いつかない。結局、答え選びに使ったのは、過去の十番勝負の各回の解答状況を根気よく見て一つ一つ突合せて、それが既出でないか、と確認する、という原始的な方法。「市盗り」などにかまっていられず、結局選んだのは、静岡県内から、まだ出ていなかったことがわかった浜松市。
問四~夕焼け小焼けで日が暮れて~
この問については、既に
[112654]で書き込んでいるので、ここでは詳しいことは書きませんが、一言でいうとSVの映像がいずれもポイントである「踏切」が見えない位置にあってそれが主題であったことに気づきにくかったことによるものでした。ようやく第六ヒントが「踏切の数」と読めたことで共通項が見えましたが、SVの映像の中には数年前のものが最新というのも結構あり、道路や鉄道の立体化がさらに進んでいるので現存しているのかどうか不安だったこともあって答え選びに慎重にならざるを得ず、ふと「中央線の八王子の国道16号の踏切」というのが過去ログにあったな(
[79484]Issieさん…十番勝負終了後、今川焼さんの
[112599]の記事から
[79477]へリンクをたどっていると見つかった)、と気にかかり、地図・SVと、(信用性はいまいちですが)wikiの記事から「そこが今も国道16号の現役の『下道』ルートである」ことが確認でき、これでやっと今回もノーミス完答となりました。
ところで、私にとって「国道16号」というと、「東京の周辺部を環状に結ぶルート」であることは前から知っていたものの、まず、近所から「相模原市内を南東から北西にまっすぐに貫く一本の道筋」を思い浮かべ、それ以外の地域でどのようなところを通っているのか、あまり考えたことがありませんでした。橋本で自動車専用の新道「八王子バイパス」と分かれた後も、旧ルートも「国道16号」のまま残り、八王子市中心部にある中央線の踏切を超えて国道20号(甲州街道)に突き当たると、左折して20号と合流して500mほど20号との重複区間(
地図)を通って、右折して再び単独のルートとなって、中央道インターの北で再び「バイパス」と合流する、というのも、何とも不思議なものだと、地図を眺めて初めて知ったものでした。
この問は、「クイ図」で出した方が面白かったように感じました。
…今回の十番勝負は、SVの意味するところがいまいちよくわからなかったりするなど、共通項をうまくつかみきれなかった問題が多く、最終順位は前回より7つDownの22位。最近5大会どうにか守り続けていた10位台を維持できずに終わりました。
今回の選曲は…
問一:ご存じの超有名な萬葉の和歌。新古今集(百人一首)で改変されていない元歌の下の句。今年の富士山の初冠雪は、11月に入ってから。観測史上最も遅い記録でした。
問八:源氏物語の書き出しですが…。授業で「触り」の部分は習ったはずですが、登場人物の関係も、ストーリーも複雑すぎて、なんだかよくわからないままでした。
問九:福井市にある名物「ソースかつ丼」の名店(
こちら…「行列のできる店」として名高い人気店であり、駅からも少し遠いので夏休みの北陸道中(
[111944])の時には行きませんでしたが)に引っ掛けて、北欧・スウェーデン出身のロックバンド"Europe"の、今から30年余り前のヒットナンバー。十番勝負ももうじき"Final Countdown"を迎えるのでしょうか?
問三:以前、品川駅近くの職場に通っていた頃、駅前のビルにあった巨大ディスプレイ(現在は撤去)からよく流れていた無名演歌歌手?の曲(
[98731])。
問六:またまた超ワンパターン…。
問七:調布市を通り、そして中央市を通る高速道路。歌詞にある「調布基地」は現在の「味の素スタジアム」の辺り。
問二:私のカラオケ十八番(嘘)。こちらもまたまた超ワンパターン…。
問十:八街市の特産品に引っ掛けて。この選曲の意味が分かる人は、もう結構なお年(失礼…)
問五:国内最高気温タイ記録を持つ浜松市にちなんで、今や「伝説」になったガールズバンドのヒットナンバー(
[105396])。もう35年も昔の曲ですが、今も色あせない名曲です…。
問四:おなじみのこの童謡は、現在の八王子市郊外の山村風景を歌ったものと言われ、JR八王子駅の発車メロディーにもなっています。