都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
白桃さんの記事が100件見つかりました

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[102126]2021年6月26日
白桃
[102121]2021年6月26日
白桃
[102116]2021年6月23日
白桃
[102115]2021年6月23日
白桃
[102109]2021年6月18日
白桃
[102106]2021年6月17日
白桃
[102101]2021年6月16日
白桃
[102096]2021年6月14日
白桃
[102090]2021年6月12日
白桃
[102082]2021年6月10日
白桃
[102076]2021年6月8日
白桃
[102068]2021年6月6日
白桃
[102065]2021年6月4日
白桃
[102063]2021年6月4日
白桃
[102038]2021年5月27日
白桃
[102036]2021年5月27日
白桃
[102027]2021年5月23日
白桃
[102001]2021年5月19日
白桃
[101997]2021年5月19日
白桃
[101993]2021年5月19日
白桃
[101991]2021年5月18日
白桃
[101988]2021年5月17日
白桃
[101984]2021年5月16日
白桃
[101979]2021年5月16日
白桃
[101837]2021年5月9日
白桃
[101832]2021年5月9日
白桃
[101808]2021年5月8日
白桃
[101793]2021年5月8日
白桃
[101789]2021年5月8日
白桃
[101788]2021年5月8日
白桃
[101754]2021年5月7日
白桃
[101720]2021年5月6日
白桃
[101718]2021年5月6日
白桃
[101702]2021年5月6日
白桃
[101667]2021年5月5日
白桃
[101665]2021年5月5日
白桃
[101655]2021年5月4日
白桃
[101644]2021年5月3日
白桃
[101613]2021年5月2日
白桃
[101608]2021年5月2日
白桃
[101566]2021年5月1日
白桃
[101563]2021年4月28日
白桃
[101543]2021年4月21日
白桃
[101538]2021年4月20日
白桃
[101531]2021年4月17日
白桃
[101528]2021年4月15日
白桃
[101497]2021年4月1日
白桃
[101461]2021年3月10日
白桃
[101443]2021年3月4日
白桃
[101422]2021年2月25日
白桃
[101286]2021年1月12日
白桃
[101237]2021年1月9日
白桃
[101162]2021年1月6日
白桃
[101133]2021年1月5日
白桃
[101131]2021年1月5日
白桃
[101107]2021年1月4日
白桃
[101085]2021年1月4日
白桃
[101064]2021年1月2日
白桃
[101060]2021年1月2日
白桃
[101047]2021年1月2日
白桃
[101015]2021年1月1日
白桃
[101014]2021年1月1日
白桃
[101011]2021年1月1日
白桃
[100944]2020年12月31日
白桃
[100941]2020年12月31日
白桃
[100938]2020年12月30日
白桃
[100927]2020年12月30日
白桃
[100916]2020年12月28日
白桃
[100907]2020年12月27日
白桃
[100903]2020年12月25日
白桃
[100901]2020年12月23日
白桃
[100893]2020年12月14日
白桃
[100888]2020年12月13日
白桃
[100881]2020年12月8日
白桃
[100878]2020年12月7日
白桃
[100876]2020年12月6日
白桃
[100871]2020年12月4日
白桃
[100869]2020年12月4日
白桃
[100867]2020年12月2日
白桃
[100865]2020年12月1日
白桃
[100863]2020年11月27日
白桃
[100860]2020年11月25日
白桃
[100859]2020年11月25日
白桃
[100858]2020年11月25日
白桃
[100856]2020年11月24日
白桃
[100854]2020年11月23日
白桃
[100849]2020年11月22日
白桃
[100845]2020年11月19日
白桃
[100842]2020年11月17日
白桃
[100840]2020年11月16日
白桃
[100834]2020年11月14日
白桃
[100833]2020年11月14日
白桃
[100830]2020年11月12日
白桃
[100826]2020年11月11日
白桃
[100822]2020年11月11日
白桃
[100818]2020年11月10日
白桃
[100804]2020年11月5日
白桃
[100797]2020年11月5日
白桃
[100786]2020年11月3日
白桃
[100782]2020年11月2日
白桃

[102126] 2021年 6月 26日(土)12:16:22白桃 さん
「速報値」概観(2)
(2)推計人口と速報値の差
今回の速報値はどちらかというと、いやどちらかと言わなくても、2020年10月1日現在推計人口を上回っている市町村が多くなっています。都道府県単位でみても、速報値の人口が推計人口を下回っているのは、岩手、徳島、大分の三県だけです。因みに、前回の国勢調査では推計人口を下回っていたのが11の府県でした。
推計人口の性格上、5年も経つと推計人口と速報値・確定値との乖離が大きくなるのは仕方がないことなのですが、「それにしても、こんだけ差があるとは。」と思う市があります。下は、速報値と2020年10月1日現在推計人口との差が大きいところの30傑です。
当然のことながら、大都市、それも学生が多そうなところが目立ちます。今回の速報値を信用すると、明石市は30万人突破になります。ちょっと驚いているのが高浜市で、推計人口では前回国勢調査から2,562人増えていることになっているのに、これでは、減少したことになります。さすがに、「ホンマかいな?」と言いたくなります。
速報値が多い---速報値が少ない
東京77,024千葉市-6,465
横浜市21,906柏市-6,254
福岡市10,728越谷市-4,840
神戸市10,384四日市市-4,464
尼崎市8,453いわき市-4,042
京都市7,034草加市-3,423
静岡市6,316新潟市-3,172
南相馬市6,042町田市-3,024
立川市5,918朝霞市-2,772
さいたま市5,838つくば市-2,743
高崎市5,421高浜市-2,734
名古屋市5,268郡山市-2,486
松戸市5,208福島市-2,377
仙台市5,204清須市-2,356
高槻市5,138長久手市-2,249
北九州市5,075相馬市-2,088
長野市5,025徳島市-2,054
岡山市4,808秦野市-1,664
松山市4,214西宮市-1,603
土浦市4,127大分市-1,548
宮崎市4,109横須賀市-1,457
茨木市4,086あま市-1,444
明石市4,073盛岡市-1,427
秋田市3,854戸田市-1,283
大阪市3,747熱海市-1,276
旭川市3,520東久留米市-1,264
うるま市3,451釜石市-1,241
伊賀市3,032日進市-1,185
八王子市3,001二本松市-1,155
長崎市2,992つくばみらい市-1,137
◎オマケの参考:大都市の速報値人口順位
速報値の人口前回国調からの増加数
特別区9,744,534471,794
横浜市3,778,31853,474
大阪市2,754,74263,557
名古屋市2,333,40637,768
札幌市1,975,06522,709
福岡市1,613,36174,680
川崎市1,539,08163,868
神戸市1,527,022-10,250
京都市1,464,890-10,293
さいたま市1,324,59160,612
広島市1,201,2817,247
仙台市1,097,19615,037
千葉市975,2103,328
北九州市939,622-21,664
堺市826,447-12,863
浜松市791,155-6,825
新潟市789,715-20,442
熊本市738,744-2,078
相模原市725,3024,522
岡山市725,1085,634
※推計人口では、新潟市が浜松市の上位にあります。
[102121] 2021年 6月 26日(土)08:44:42白桃 さん
「速報値」概観(1)
2020年(令和2年)国勢調査の「速報値」(こんなに遅いので本当は「遅報値」と呼びたいが、そこはジッと我慢。早く出ていたとしても入院中だった(-_-;))を見ての印象は、「テストの成績を心配していたら、そんなに悪くなかったので、ホッと一安心」あるいは「テストの出来が良かったので期待していたら、そこまで良くは無かった」という感じ。厳しい結果を覚悟していたところがそれほど減少していなかったり、急増しているところの増加数が案外だったり…。ま、所詮「速報値」。詳しいことは11月まで楽しみに置いとくとして、少し概観だけみることにします。
(1)東日本大震災被災地関係市町村の状況
市町村2010年2015年2015年/2010年2020年速報2020年/2010年
宮古市59,43056,6760.9550,4010.85
大船渡市40,73738,0580.9334,7390.85
釜石市39,57436,8020.9332,0960.81
陸前高田市23,30019,7580.8518,2710.78
山田町18,61715,8260.8514,3320.77
大槌町15,27611,7590.7711,0130.72
石巻市160,826147,2140.92140,2370.87
気仙沼市73,48964,9880.8863,2760.86
東松島市42,90339,5030.9239,1210.91
山元町16,70412,3150.7412,0510.72
南三陸町17,42912,3700.7112,2300.70
女川町10,0516,3340.636,4320.64
いわき市342,249350,2371.02333,2020.97
南相馬市70,87857,7970.8259,0530.83
相馬市37,81738,5561.0234,8840.92
広野町5,4184,3190.805,4081.00
川内村2,8202,0210.722,0460.73
楢葉町7,7009750.133,7000.48
飯舘村6,209410.011,3190.21
葛尾村1,531180.014210.27
浪江町20,90500.001,8960.09
富岡町16,00100.002,1300.13
大熊町11,51500.008470.07
双葉町6,93200.0000.00
福島原発事故による避難地域等からの避難者の多くを受け入れていた、いわき市や相馬市はこの五年間で減少に転じています。避難指示解除によって帰還した人があったのも一因でしょう。それにしても、双葉町は2020年10月の段階で人口ゼロなんですね。
[102116] 2021年 6月 23日(水)12:47:17白桃 さん
続:1950年(昭和25年)国勢調査人口一万五千人
[102115]の続きです。
1950年国勢調査の直後、1950年10月15日に岐阜県の関町が市に成りました。以後、今日まで新しく588市が誕生しました。(この588には、既存の市を含む合併によって生まれた市や、名称変更によって生じた市の数は含んでいません。)この588市を誕生時期によって次の4つのグループに分けてみました。
〇第一グループ:1950.10.15に誕生した関~1953.06.01に誕生した気仙沼 38市
1953年10月1日に施行される「町村合併促進法」前に生まれた市です。(下に掲載)
〇第二グループ:1953.10.01に誕生した倉吉~1961.04.01に誕生した佐久 272市
「町村合併促進法」施行から、「新市町村建設促進法」の一部が失効する1961年6月29日までに生まれた、いわば、「昭和の大合併期」生まれの市です。
〇第三グループ:1962.07.01に誕生した宜野湾~1997.10.01に誕生した古賀 132市
要するに「昭和の大合併期」と「平成の大合併期」の間に誕生した市です。
〇第四グループ:1999.04.01に誕生した篠山(現;丹波篠山)~ 2018.10.01に誕生した那珂川 146市
「平成の大合併期」以降に誕生した市です。
第一グループ
1950年前身町名1950年同人口1950年組替人口---1955年市名1955年人口増加率
芦別58,54759,537芦別68,09114.37
三鷹54,82054,820三鷹69,46626.72
所沢42,55952,188所沢56,2497.78
新津37,37050,506新津52,4033.76
安城35,18848,462安城52,8208.99
挙母31,99631,996挙母34,0106.29
阿久根31,76641,344阿久根41,180-0.40
焼津30,60364,984焼津67,2293.45
(新湊)注30,31048,794新湊48,713-0.17
寝屋川30,07730,077寝屋川34,21113.74
玉島29,16048,804玉島48,9340.27
赤穂28,31341,005赤穂40,544-1.12
27,38040,79540,9680.42
横手26,98840,976横手42,7364.30
小松島26,23330,815小松島32,0133.89
富島26,12235,977日向39,2259.03
中津23,45135,887中津川37,2433.78
大館23,44452,547大館55,7906.17
佐原23,28052,037佐原51,727-0.60
氷見23,23070,149氷見68,611-2.19
津久見23,11634,169津久見36,7687.61
益田22,05954,127益田57,8836.94
気仙沼21,31349,772気仙沼53,7157.92
下吉田19,72136,023富士吉田39,1168.59
笠岡18,89771,782笠岡69,926-2.59
古川17,66853,120古川54,7603.09
小浜16,66838,554小浜38,058-1.29
魚津15,54845,572魚津46,8432.79
茂原15,41133,409茂原34,1892.33
青梅15,30153,166青梅55,2183.86
宇治15,08138,231宇治40,0614.79
西脇15,06634,288西脇39,14514.17
西大寺14,65345,967西大寺44,020-4.24
龍野13,94735,387龍野35,009-1.07
土生13,48841,960因島41,164-1.90
井原13,20039,334井原39,5730.61
柳河8,78646,230柳川47,7803.35
大船渡8,00830,946大船渡33,7158.95
注:新湊は1950年国調時に高岡市に含まれています。
上の38市のうち、1950年国調人口上位の芦別から玉島までの11が完全な単独市制を行っていますが、それはさて置き、注目されることは38のうち、1950年国調時に1万5千以上であった前身町の数が32あることです。[102115]にて、
1950年国調時に15,000人いた町村というのは結構スゴイことだけは間違いないのです。その数は相模原町を筆頭にして合計361あります。そのうちの205は、芦別や三鷹のように後に市となっています(A・パターン)。
と書きました。(361という数には新湊を含んでいます。)つまり、1950年国調時を過ぎて市制施行した588市のうち205市が1950年国調時に15,000人以上であったということです。このことを冒頭で書いたグループ別に整理し直しますと以下のようになります。
グループ市の数---1950年国調時前身町村1万5千人以上数---1950国調時前身町村平均人口
第一383224,441
第二27214116,881
第三1321910,891
第四146138,674
58820513,987
比較的早くに市に成った第一グループの平均人口が多い、ということは当然かもしれませんので上の表が大きな意味を持っているとは言いませんが、第二グループ以下とは歴然とした差があること、そして、588市のうち1950国調時に前身町村の人口が15,000人に達していなかった市が過半数であることに注目したいのです。
なにやら、ワケのわからない説明に成りましたが、このあたりで失礼いたします。
[102115] 2021年 6月 23日(水)02:06:47白桃 さん
1950年(昭和25年)国勢調査人口一万五千人
コロナに罹ってお世話になった三つの病院で同じことを訊かれました。「ご趣味は何ですか?、退院したら何をしたいですか?」と。もちろん、病院側は白桃の趣味なんぞを知りたいワケではなく、楽しい事だけを考え、希望をもって頑張ってください、という意味からなんでしょうが、流石に「地理全般、特に国勢調査人口統計が好物です。退院したら、お酒を飲みながら…」ナンテことは恥ずかしくて、いや、面倒くさくて言えなかったです。
国勢調査の中でも一番のお気に入りは第7回(1950年)です。1950年と言えば、まだ白桃が白桃から生まれる?前ですが、小さい頃眺めていた統計年鑑に記載されていた各市の人口に一番近かったのが、1950年の国勢調査人口だったからかな?、そして、「昭和の合併」前の水膨れしていない都市人口であるからでしょうね。
さて、1950年国勢調査時点での市で、三万人を超えていなかったところは、名瀬、相生、首里、石垣、石川の5つです。一方、町村でありながら、三万人を超えていたところが35(高岡市に含まれていたが、3万超であった新湊を除く)です。(下にその一部を記載)
1950年町名1950年人口-----変遷
相模原68,898→相模原市
芦別58,547→芦別市
三鷹54,820→三鷹市
三笠54,476→三笠市
赤平50,371→赤平市
稲築44,514→山田市ほかと合体(嘉麻市)
宮田43,284→宮若市
所沢42,559→所沢市
歌志内40,954→歌志内市
谷山40,098→谷山市→鹿児島市と合体(鹿児島市)
穂波(村)39,771→穂波町→飯塚市ほかと合体(飯塚市)
頴娃39,483→川辺町ほかと合体(南九州市)
川崎37,638→川崎町
市だけの話に戻しますが、辛うじて3万人を超えていた富田林(人口30,399)の市だけの人口順位は248位で、2015年の市の人口順位248位の河内長野の人口は106,987人。現在は70年前より自治体の全体数も大きく減少していますから早計には言えませんが、70年前の3万人は今の10万人に匹敵、ならば、今の5万人は70年前で言うと、15,000人に匹敵!?。ものすごく強引に15,000人の話に持ってきました。('◇')ゞ
とにかく、1950年国調時に15,000人いた町村というのは結構スゴイことだけは間違いないのです。その数は相模原町を筆頭にして合計361あります。そのうちの205は、芦別や三鷹のように後に市となっています(A・パターン)。このAパターンの中には、谷山のように市制施行した後で消滅したところを含んでいます。
次に361のうちの71が川崎(福岡県)や読谷、今帰仁のように今もって「町」あるいは「村」に留まっています。(B・パターン)
残りの85は、豊平のように札幌市に編入されたり、稲築、穂波、頴娃のように他と合体して「市」あるいは「町」となったものの、その新市(町)の前身町(村)とは成れずに消え去っていったところです。(C・パターン)
BとCには、かつて石炭で栄えた北海道や九州の炭鉱街や鹿児島・宮崎の「麓」が目立ちます。
A・パターンについて少し視点を変えて見てみることにしますが、もう明日になりましたので、稿を改めます。
[102109] 2021年 6月 18日(金)08:29:41白桃 さん
尼崎の場合は特殊例なのか?
[102105]MI さん
白桃 さんからご指摘の3市について、それぞれ典拠をあたってみました。
MI さんには、[96973]でお世話になった、いえいえ、そんな簡単な言葉では片づけられない御恩を受けており、新発田の方には足を向けて寝ておりません。今回もワザワザお調べいただき、感謝申し上げます。
「兵庫縣川邊郡尼ヶ崎町ヲ廢シ其ノ區域ト同郡立花村ノ内大字(中略)ノ區域トヲ以テ尼崎市ヲ置ク」
ということで、尼崎に関しては「新設」であることがお分かりいただけるものと思います。
いまだによく解らないのは、廃置分合のうちの「合体(新設合併)」が市町村の一部の区域だけで成されるのかどうかと言う点です。確かに、尼ヶ崎町という法人は「消滅」し、尼崎市という法人が新たに「発生」しているのですが、合体の片割れである立花村は存続しているのですから・・・。
習志野、西尾の場合は事実上の「編入」でありながら、「境界変更」という手続きを踏んでいることから、尼崎の事例も事実上の「合体」であるにしろ、なぜ「境界変更」という手続きを踏まなかったか、その点なんです。尼崎市が成立したのは百年以上も前の話で、その頃は廃置分合・境界変更という観念?がなかったのかどうか、そういうことも知りたいですね。
[102106] 2021年 6月 17日(木)02:40:04白桃 さん
名邑三世代.その63(愛知県・前編)
[102063]でお伝えしたように、出席番号順?に愛知県から再開します。

【明治の名邑】
愛知県の「明治の名邑」は、「戸口表」に従うと「特選市街」の名古屋、「市街」の岡崎と豊橋、「市街」に成り損ねた名邑筆頭の一宮、中世より栄えてきた津島、尾張藩付家老成瀬家の城下であった犬山、三河の城下町・西尾、成岩・亀崎・半田の半田三人衆?、
豊田の前身・拳母、なぜだか蟹江、新城、知立、そして何やら怪しげな西枇杷島の15になります。えっ!愛知の「名邑」はたったの15!。アノ街、コノ街はなぜ入っていない???。愛知県から厳しいクレームが付いた…ワケではありませんが、客観的に見ても「戸口表」は愛知県に厳しすぎます。そこで白桃は、19世紀枠として東海道53次の40番目宿・鳴海、招き猫の常滑、碧海の主邑・大浜、そして陶都・瀬戸を追加いたしました。そして忘れてはならないのは、幻の「市街」熱田です。忘れそうになりましたが、名邑代表はヒマそうにしている「東かがわ市より都会な町」大会準優勝の蟹江にお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
特選市街名古屋名古屋市名古屋131,492名古屋市378,231
熱田16,390(名古屋市)
市街岡崎岡崎市岡崎12,742岡崎町24,824
市街豊橋豊橋市豊橋10,904豊橋市43,980
名邑一宮一宮市一ノ宮9,548一宮町18,166
名邑成岩(半田市)成岩8,739成岩町8,813
名邑津島津島市津島8,317津島町13,056
名邑犬山犬山市稲置6,682犬山町10,205
名邑亀崎(半田市)亀碕6,012亀崎町14,190
名邑蟹江蟹江町蟹江本町5,919蟹江町11,275
名邑西尾西尾市西尾5,433西尾町14,149
名邑半田半田市半田5,100半田町8,292
名邑新城新城市新城3,820新城5,012
名邑挙母豊田市挙母3,698挙母町10,446
名邑知立知立市知立3,187知立町8,697
名邑西枇杷島(清須市)枇杷島※5,750西枇杷島町5,633
拾玖世紀枠鳴海(名古屋市)鳴海6,278鳴海町7,556
拾玖世紀枠常滑常滑市常滑6,078常滑町7,362
拾玖世紀枠大浜(碧南市)大浜5,441大浜6,102
拾玖世紀枠瀬戸瀬戸市瀬戸5,076瀬戸町 14,112
枇杷島※・・・戸口表第一表ある枇杷島ですが、西枇杷島町だけではなく、枇杷島町を含んでいると考えています。

続いて「準名邑」
準名邑現自治体-----1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
小牧小牧市小牧第一表2,989小牧町10,631
田原田原市田原第一表2,673田原町11,819
刈谷刈谷市刈谷第一表2,462刈谷町8,035
一色(西尾市)一色第一表3,165一色村※16,008
内海(南知多町)内海第二表4,615内海町5,944
武豊武豊町武豊第二表3,623武豊町4,335
岩倉岩倉市岩倉第二表3,197岩倉町8,749
三谷(蒲郡市)三谷第二表3,067三谷町4,378
刈谷は「準名邑内規」に38人足りないのですが、大目に見ることにしました。
一色村※・・・1892年~1906年は「町」でした。
さらに続きます。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)--1908年(人口)備考
横須賀(東海市)横須賀第一表1,805横須賀町8,516
足助(豊田市)足助第一表1,651足助町2,531挙母より町制施行古い
知多大野(常滑市)大野第二表2,294大野町2,460
福岡(岡崎市)福岡第二表2,047福岡町3,556
清洲清須市清洲第二表2,036清洲町4,101
矢作(岡崎市)矢作第二表1,694矢作町10,648日吉丸が蜂須賀小六に出会ったのはこのあたり?
赤坂(豊川市)赤坂第二表1,545赤坂町1,616夏の月
御油(豊川市)御油第二表1,527御油町1,896御油より出でて赤坂や
豊川豊川市豊川第二表1,265豊川町7,894
有松(名古屋市)有松第二表1,253有松町2,194
福江(田原市)第二表1,150福江町10,990
八名大野(新城市)大野第二表1,012大野町1,544
海老(新城市)海老第二表925海老町2,936
碧海新川碧南市北大浜村第三表4,780新川町7,416
豊浜南知多町豊浜村第三表3,786豊浜町6,415
大高(名古屋市)大高村第三表3,405大高町3,993
高浜高浜市高浜村第三表3,343高浜町8,683
(一宮市)奥村第三表3,179奥町5,600
呼続(名古屋市)千竈村第三表2,951呼続町※10,803※呼続(よびつぎ)町は瑞穂村と合併
布袋(江南市)小折村第三表2,938布袋町7,616
祖父江(稲沢市)下祖父江村第三表2,682祖父江町14,764
安城安城市安城村第三表2,634安城町15,057
千種(名古屋市)千種村第三表2,462千種町10,209
木曽川(一宮市)黒田村第三表2,454黒田町※8,3931910年木曽川町に改称
岡田(知多市)岡田村第三表1,967岡田町2,133
蒲郡蒲郡市蒲郡村第三表1,921蒲郡町10,011
下地(豊橋市)下地村第三表1,787下地町6,163
牛久保(豊川市)牛久保村第三表1,770牛久保町5,195信玄軍師、山本勘助の墓
稲沢稲沢市稲葉村第三表1,700稲沢町12,562
(一宮市)起村第三表1,594起町11,439
知多西浦(常滑市)樽水村第三表1,518枳豆志村※5,017※難読「きずし」は1911年西浦町に
河和美浜町河和村第三表1,488河和町5,260
師崎(南知多町)師崎村第三表1,415師崎町4,682
愛知(名古屋市)米野村第三表1,272愛知町14,666
清水(名古屋市)清水町第三表1,246清水町1,786
弥富弥富市鯏浦村第三表1,230弥富町4,137
古知野江南市古知野村第三表1,159古知野町11,536
二川(豊橋市)二川村第三表1,127二川町8,423
萩原(一宮市)萩原村第三表1,111萩原町7,876
国府(豊川市)国府村第三表1,080国府町4,157
勝川春日井市勝川村第三表1,076勝川町※8,266※春日井村と合併
新川(清須市)土器野新田第三表1,072新川町 5,302
(清須市)須ヶ口村第三表1,063(新川町)※※新川町の前に桃栄町に
枇杷島(名古屋市)枇杷島村第三表1,016枇杷島町3,129
平坂(西尾市)平坂村第三表1,886平坂村※8,793※1893-1906平坂町
幡豆横須賀(西尾市)上横須賀村第三表1,127横須賀村※10,065※1892-1906横須賀町
大府大府市大府村第三表1,399大府村8,373
守山(名古屋市)記載なし守山町8,976
浅井(一宮市)記載なし浅井町5,055
田口設楽町記載なし田口町3,053
広幡(岡崎市)記載なし広幡町2,429
下之一色(名古屋市)記載なし?下之一色村6,817
愛知県は、1906年(明治39年)に大規模な廃置分合(「明治の合併」パートII?)が行われており、その関係で、一色、平坂、横須賀は「町」から「村」に降格?しています。
それにしても、横須賀、大野、新川、西浦…県下で同名の町が喧嘩する。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[102101] 2021年 6月 16日(水)17:29:09白桃 さん
津田沼町・西尾町と尼ヶ崎町
「合体」「編入」などの「廃置分合」と「境界変更」の違いは以下のようなことだと分かっているつもりなのですが、どうもしっくりきません。
廃置分合:市町村の新設または廃止を伴うもののこと。(地方公共団体の法人格の発生、消滅を伴った市町村の区域の変更)
境界変更:地方公共団体の法人格の異動を伴わない区域の変更のこと

他の自治体の一部と一緒になって「市」になったのが、多分、以下の三例しかないと思います。
市名変更年月日変更種別変更対象自治体名/変更内容
習志野市1954.08.01境界変更/改称/市制千葉郡 津田沼町, 千葉市の一部
西尾市1953.12.15境界変更/市制幡豆郡 西尾町, 平坂町の一部
尼崎市1916.04.01新設/市制川辺郡 尼ヶ崎町, 立花村の一部
津田沼町は千葉市との境界変更、西尾町は平坂町との境界変更によって「市」となりました。一部といっても、千葉市から津田沼に異動した人口は6,544人(1950年国勢調査時点)、平坂から西尾に異動した人口は5,316人(同時点)なのです。この数は、当時としては人口が多めの「村」、少なめの「町」を「編入」したのと規模的に匹敵します。「編入」にならない訳は、この時点で千葉市と平坂町が存続しているからです。もし、たら、レバ、平坂町の残部が1953年12月15日に碧南市と一緒になっていれば、西尾市は他の自治体の一部を編入し市制施行した唯一の「市」、習志野市は境界変更によって市制施行した唯一の「市」になっていたワケですが・・・
妄想はこれぐらいにしますが、尼崎の「新設」の理由がよくわかりません。立花村もまだ存続しているのですから、ここは、
尼ヶ崎町と立花村の境界変更→尼ヶ崎町が尼崎町に改称→市制施行
とならないとおかしいのではないでしょうか???
[102096] 2021年 6月 14日(月)00:29:19白桃 さん
佐世保駅と竪堀駅
[102082]白桃のつたない書き込みに、ekinenpyou さんから大変ありがたいご指摘をいただきましたので、御礼かたがた追加説明というか釈明をさせていただきます。
[102084]
ただし当時の所在は東彼杵郡佐世保村ではなく隣の日宇村とされておりました。
これは、目からウロコでした。ま、良く調べもしないで書き込んだ私が悪いのですが、品川駅が品川区にないように、よくある話かもしれません。これに関連して[102092]にて、MI さんより「日宇村から佐世保市への境界変更」の書き込みがあり、興味深く読ませていただきました。
[102094]
竪堀駅(現在は富士市)の開業はT15.3.8で当時の所在は富士郡加島村になります。
これも仰る通りなのですが、ウィキペディアによりますと、T15.3.8は「竪堀停留場」ができた年月日ということで、駅に「昇格」した1927年(昭和2年)11月5日にした次第です。いずれにしろ、そのときの自治体名称は富士町ではなく加島村だったのですが、国勢調査が行われた1930年は改称町制施行していましたので、なんだかな~とは思いながら富士町としてしまいました。でも、やはり、駅名誕生時は加島村だったのでそうすべき・・・と反省していたところ、ふとウィキを見ておりますと、1938年に国鉄が買い上げ、そのとき名称が「たてほり」から「たてぼり」になったとあるではありませんか。[102082]は、読みの3番目が「ぼ」となる駅を集めたものですから、駅名誕生時の日付と、国勢調査年及び人口を変更することにしました。今後ともよろしくお願いいたします。

[102082]については今から訂正できませんので、手元の原稿を以下の通り訂正いたしました。
駅名読み現在2015年国調人口---駅名誕生日駅名誕生時人口国勢調査年
佐世保させぼ佐世保市255,4391898.01.20日宇村4,6111898年※
竪堀たてぼり富士市248,3991938.10.01富士町15,9931940年
[102090] 2021年 6月 12日(土)09:30:35白桃 さん
1954年4月1日に生まれた市
1954年(昭和29年)4月1日、木曜日、はたしてその日、白桃ちゃんは三本松港に船を見に行ったのでしょうか?[13446]
とにかく、この日は市の大売り出しの日でした。以下の通り、なんと46の市が誕生したのです。
今日はこの46市に注目してみました。
表の説明をいたします。
1950年町名・・・市制施行に関わった旧町の中で1950年国勢調査で最も多かったところを【前身町】としております。その町名です。なお、砺波市の前身は礪波町ですが、1950年国調時には存在してなかったので、礪波町を構成する唯一の旧町である出町が「前身町」となります。また、宝塚市については、1950年国調時に「町」は存在せず、人口では良元村が小浜村を上回っておりますが、後に宝塚町になった小浜村を「前身町」扱いにしております。
二列目・・・前身町の街の白桃独自の評価です。「名」は【明治の名邑】で「秀」は【秀邑】。なお、花巻の「名邑」名称は花巻川口となります。
(三列目)50年人口・・・「前身町」の1950年国勢調査人口
組替人口・・・1955年国調時の境域に組み替えた1950年国調人口です。
1955年市名・・・1955年国調時の市名
(七列目)55年人口・・・各市の1955年国勢調査人口
実質増加率・・・(「55年人口」−「組替人口」)÷「組替人口」×100
1950年町名50年同人口組替人口-----1955年市名55年人口実質増加率
花巻22,38858,079花巻61,7286.28
黒沢尻16,01440,149北上42,0884.83
水沢18,92441,432水沢43,6375.32
白石17,79241,133白石41,8171.66
沼田20,62342,056沼田42,8731.94
館林23,10855,510館林56,4071.62
渋川20,76337,998渋川39,2093.19
藤岡14,46844,264藤岡43,475-1.78
富岡17,56341,988富岡41,476-1.22
東金13,14134,495東金31,922-7.46
府中30,30845,342府中(東京)58,93729.98
桜井22,72132,329黒部31,216-3.44
6,86836,805砺波36,377-1.16
須坂24,61638,081須坂37,511-1.50
小諸17,03937,701小諸36,952-1.99
伊那23,27346,211伊那45,783-0.93
美濃11,16933,397美濃31,188-6.61
瑞浪7,90835,465瑞浪36,2332.17
竹ヶ鼻11,50538,235羽島38,6721.14
大井8,76131,268恵那31,6211.13
古井8,24931,068美濃加茂31,1440.24
蒲郡26,08047,023蒲郡51,90010.37
犬山19,70835,145犬山35,9102.18
常滑14,04540,524常滑43,0676.28
長野16,60330,681河内長野32,1414.76
小浜(村)※15,09048,405宝塚55,08413.80
丹波市19,04647,068天理53,13112.88
御坊16,07431,382御坊31,6830.96
安来10,00331,134安来31,7842.09
江津12,23635,450江津35,059-1.10
福島10,26240,651八女42,2203.86
羽犬塚13,98342,189筑後42,161-0.07
大川18,60146,345大川49,9917.87
甘木11,69247,674甘木47,9830.65
山田36,37936,379山田35,752-1.72
鳥栖16,56739,781鳥栖41,6014.58
伊万里22,11682,319伊万里81,625-0.84
武雄14,90941,456武雄41,6730.52
鹿島10,98939,013鹿島39,3920.97
福江15,70132,396福江33,2202.54
玉名14,00646,486玉名47,6692.54
山鹿12,96537,483山鹿38,0571.53
本渡16,59340,719本渡41,5562.06
出水22,21247,663出水47,545-0.25
指宿27,84737,685指宿35,981-4.52
大口17,77242,542大口41,899-1.51

以下は三部門(「前身町の人口」・「市人口」・「実質増加率」)のトップ10です。
前身町-----市人口-----実質増加率
前身町名1950年人口市名1955年人口市名増加率(%)
山田36,379伊万里81,625府中(東京)29.98
府中(東京)30,308花巻61,728宝塚13.80
指宿27,847府中(東京)58,937天理12.88
蒲郡26,080館林56,407蒲郡10.37
須坂24,616宝塚55,084大川7.87
伊那23,273天理53,131花巻6.28
館林23,108蒲郡51,900常滑6.28
桜井22,721大川49,991水沢5.32
花巻22,388甘木47,983北上4.83
出水22,212玉名47,669河内長野4.76
46市の中で唯一の単独市制市である山田(現:嘉麻市)ですが、人口は市に成る前がピークでした。
三部門のすべてに顔を出す府中、蒲郡、花巻はこの「同窓会」?の幹事といったところか?
花巻、水沢、北上の岩手県勢の実質増加率が高いのは意外でした。
[102082] 2021年 6月 10日(木)15:57:57白桃 さん
読みのアタマから三番目が「ぼ」のJR駅がある市町
[102078]N さん
スピンオフクイズ
こんな、上りいっぽうの(下らない)クイズ?にお付き合いいただき有難うございます。
[102076]白桃は、
読みのアタマから三番目が「ぼ」となるJR駅がある、もう一つの有名な市と、その市の超有名な駅を問うものでしたが、
答えは
「東かがわ市・三本松駅」
でした。易しすぎましたね。(笑)
町村を含めると想定解数15になり、埼玉県のとある町に負けるので、その有名な市はグループ内順位トップ10から陥落してしまいますね(苦笑
きっと、白桃が当落書き帳に提供させていただいた「2020年10月1日現在推計人口」を根拠に仰っているのだと思いますが、2020年国勢調査の確定人口が出るまでは軽率なことは言えません。東かがわ市が3万人を割り込んだなんて、そんなのはデマです。信用したらアキマセン。('◇')ゞ
冗談はともかく、読みのアタマから三番目が「ぼ」のJR駅がある市町を2015年国勢調査確定人口順に並べたのが以下の表です。
駅名読み現在2015年国調人口---駅名誕生日駅名誕生時人口調査年
苗穂なえぼ札幌市1,952,3561910.05.16札幌区96,9241913年※
仙北町せんぼくちょう盛岡市297,6311915.01.05本宮村2,8661918年※
佐世保させぼ佐世保市255,4391898.01.20佐世保村37,4851898年※
竪堀たてぼり富士市248,3991927.11.05富士町10,1551930年
三本松口さんぼんまつぐち米子市149,3131987.11.01米子市131,4531990年
赤星あかぼし四国中央市87,4131960.03.01土居町18,4111960年
千本せんぼんたつの市77,4191934.03.24東栗栖村2,6341935年
横堀よこぼり湯沢市46,6131905.07.05小野村3,0191908年
日登ひのぼり雲南市39,0321932.12.18日登村3,8751935年
三本松さんぼんまつ東かがわ市31,0311928.04.15三本松町3,4571930年
神保原じんぼばら埼玉県上里町30,5651897.11.15神保原村2,1551898年※
大歩危おおぼけ三好市26,8361950.10.01西祖谷山村6,5421950年
打保うつぼ飛騨市24,6961933.11.12坂下村2,0191935年
国母こくぼ山梨県昭和町19,5051928.03.30西条村2,7001930年
尾登おのぼり福島県西会津町6,5821955.10.01西会津町19,5571955年
国勢調査人口順に並べても何の意味も持たないので、該当駅の駅名が誕生した当時の自治体名と直後の人口調査に記された人口を追加しております。(※は「日本帝国人口静態統計」による現住人口で、それ以外は国勢調査人口です。)
高徳線の三本松駅は、出来てからまだ百年も経っていないのですね。今は、JTBが勝手に決めた「市の代表駅」となっている讃岐白鳥に押されがち?とはいえ、東かがわ市の実質的な代表駅で「みどりの窓口」もあります。でも駅長さんが居ない・・・昔は居たのに・・・。(因みに、高松駅・徳島駅を除くと高徳線の駅で駅長が居るのは志度だけらしい。板西(バンザイ)駅から板野(イタノ)駅になった途端にそれまで駅長がイタノにイナクなったとか→これはウソ)
佐世保駅が出来たときは、佐世保は「村」だったのですね。三本松は早くから「町」に成っていたのに鉄道が通ってなかった。だから、元東大総長の南原繁は相生(讃岐相生)から大川中学(三本松高校の前身)までテクテク歩いて通っていたとか。それとも三本松に寄宿していた???
東北本線の「仙北町駅」ですが、開業時の所在地が不明でした。というのは、駅名となる「仙北町(村)」が明治の市制・町村制時に、一部が盛岡市に一部が本宮村に分割されたからです。仙北町駅の開業に関しては、実家が本宮村にあった鉄道院総裁の原敬(第19代総理大臣)が大いに?関わった、という記事を目にしたので、「原敬記念館」に問い合わせたところ、「当時の本宮村に出来た」という返事をいただきました。大変勉強になりました。
[102076] 2021年 6月 8日(火)03:01:26【1】白桃 さん
デスクトップ鉄さんの「JR駅五番勝負」からスピンオフ
標記「勝負」は、昨晩無事終了しましたが、駿河の民さんが圧勝したのに対して、白桃は惨敗でした。
口惜しかったので、ショバを変え、土俵外の乱闘?に持ち込みたいと思います。
スピンオフといっても、デスクトップ鉄さんが出された問題から閃いた(と言っても横道の方へ)だけで、デスクトップ鉄さんの高邁な世界観というか鉄道観?はまったく引き継いでおりませんので、落書き帳での出題に関してご本人の了解をとっておりません。

では、問題です。
問三(いきなり問三となりますが、これは大いなる隠しヒント)
以下に記した十一の市にあるJRの駅の一つには重大かつ重要な共通する事柄が隠されています。実は、もう一市のある駅にも共通する事柄が隠匿されています。その有名な市名と、超有名な駅名をお答えください。

札幌市、盛岡市、湯沢市、飛騨市、富士市、たつの市、米子市、雲南市、三好市、四国中央市、佐世保市

ヒント1:登別市、豊川市(牛久保駅)、姫路市(網干駅)、御坊市ではありません。
ヒント2:米子市にある紛らわしい駅とは、なんの地縁関係も血縁関係もありません。
ヒント3:その市の人口は、このグループでトップ10に入っています。早く言えば、うしろから、三本、いや三番目ですが・・・。
[102068] 2021年 6月 6日(日)00:31:03白桃 さん
【卓邑並み】
どなたもお望みではない('◇')ゞでしょうが、【明治の名邑並み】【秀邑並み】の次は【卓邑並み】です。

【卓邑並み】の定義
1960年(昭和35年)国勢調査時点において存在し、2000年(平成12年)国勢調査時点には消滅している市町(村)で、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」、「秀邑」を除く)
1.消滅時点までに市制施行している
2.後に記す「特則」を適用する都府県を除いては、
消滅時点までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては2万人を超え、1960年国勢調査においては1万人を超えている。なお、1960年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万人を超えていること。
3.最後に迎えた国勢調査において5万人を超えている町村

「茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県及び福岡県の特則」
条件2を以下のようにする。
2. 消滅時点までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては3万人を超え、1960年国勢調査においては1万5千人を超えていること。なお、1960年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1960年国勢調査においてその前身自治体が1万5千人を超えていること。ただし、1955年10月1日時点で町制施行している場合は、最後に迎えた国勢調査において2万人を超え、1960年国勢調査において1万人を超えていれば可とする。

「定義」に則り以下の13の街が「卓邑並み」に決まりました。
当然ながら「秀邑並み」に比して新興の街が多いのです。名称に関して、河内→河内市、宮城→宮城町としたのは、旧国名や県名と紛らわしいからです。枚岡→枚岡市としたのは、枚岡市の「前身町」を枚岡街ではなく、縄手町としているからです。筑波→筑波北条は筑波町の前身である北条町の名を付けました。奇しくも五日市が二つありましたので、旧国名を冠しました。
宮城町の四ヶ月後に仙台に編入された泉ですが、泉中央駅周辺は仙台の副都心だけあって、立派な大都会の景観を呈しています。もう、かなり前になりますが、足助から移動して猿投に着いたとき、「街歩き」をしてみようという気には…あんまりなれなかった…。
名称現自治体---1960年(人口)---消滅前名称消滅年最終人口※
河内市東大阪市河内市55,132河内市1967年91,853
枚岡市東大阪市枚岡市50,115枚岡市1967年79,524
仙台市泉町13,652泉市1988年124,216
亀田函館市亀田村18,613亀田町〇1973年50,623
篠ノ井長野市篠ノ井市29,329篠ノ井市1966年29,340
安芸五日市広島市五日市町23,629五日市町1985年87,325
祇園広島市祇園町15,878祇園町1972年39,922
筑波北条つくば市筑波町23,817筑波町1988年22,860
猿投豊田市猿投町21,610猿投町1967年22,561
可部広島市可部町17,628可部町1972年26,892
武蔵五日市あきる野市五日市町14,853五日市町1995年21,553
手稲札幌市手稲町11,158手稲町1967年26,309
宮城町仙台市宮城村15,991宮城町1987年27,694
〇亀田町:1970年国勢調査時点では町であったが、1971年に市制施行
※最終人口とは最後に迎えた国調の人口ですが、当然ながら消滅年より前に行われた国調となります。
[102065] 2021年 6月 4日(金)18:54:25白桃 さん
【秀邑並み】
【明治の名邑並み】は数が少なく楽?だったのですが、【秀邑並み】はそう簡単にはいきません。

【秀邑並み】の定義
1920年(大正9年)国勢調査国勢調査時点において存在し、1950年(昭和25年)国勢調査時点には消滅している町村で、以下のいずれかの条件に適合するところ。(ただし、「明治の名邑」を除く)
1.1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し、1940年10月1日までに町制施行している町であって、最後に迎えた国勢調査においては1万人(宮崎県においては2万人)を超え、1920年国勢調査においては5千人(宮崎県においては1万人)を超えている。なお、1920年国調から消滅時点の間に廃置分合している場合は、1920年国勢調査においてその前身自治体が5千人(宮崎県においては1万人)を超えていること。
2.1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査において3万人を超えている町村
3.1920年国調以降二回以上の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査において10万人を超えている町
4.1920年国調以降二回以上の国調時点において存在し、最後に迎えた国勢調査及び1920年国勢調査の両回とも5万人を超えている町
条件1.条件2.に「1920年国調以降少なくとも四回の国調時点において存在し」という邪悪?な文言を付け加えるという苦肉の策によって、以下の71のマチが除外されます。(- の後は現在の市区名 )
豊崎-大阪-今宮-大阪-日暮里-荒川-淀橋-新宿-亀戸-江東-王子-北-大井-品川-大崎-品川
吾嬬-墨田鷺洲-大阪千駄ヶ谷-渋谷鶴橋-大阪中本-大阪愛知-名古屋中野-中野三河島-荒川
代々幡-渋谷巣鴨-豊島大久保-新宿高田-豊島大島-江東呼続-名古屋中津-大阪千種-名古屋
田浦-横須賀入新井-大田戸塚-新宿堅粕-福岡岩淵-北羽田-大田目黒-目黒鶴見-横浜
世田谷-世田谷寺島- 墨田彦島-下関隅田-墨田深草-京都田島-川崎砂-江東山科-京都
尾久-荒川杉並-杉並住吉-福岡玉出-大阪鯰江-大阪三川-大牟田大里-北九州伝法-大阪
千代-福岡小松川-江戸川三篠-広島板櫃-北九州潮田-横浜国分-久留米千船-大阪西中島-大阪
神津-大阪湊-八戸駒沢-世田谷野方-中野落合-新宿蒲田-大田本田-葛飾池上-大田
西新井-足立長崎-豊島松江-江戸川今津-西宮奥戸-葛飾練馬-練馬西灘-神戸
まるで辻褄合わせのような定義ですが、条件1によって後藤寺はじめ22の街が、条件2によって小田と大庄が、条件3によって渋谷、西巣鴨、滝野川、荏原が、条件4によって南千住、の合計29が「秀邑並み」に決定しました。
後藤寺は田川市の「前身町争い」で伊田の後塵を浴び、中舞鶴は東舞鶴市の「前身町争い」で新舞鶴に後れをとり…と勝手に決めつけていますが…ともかく救われて良かったです。
現在は北九州市となっている企救と曾根は旧小倉市に、折尾は旧八幡市に編入されています。
尼崎市と合併した2村のうち、小田は人口の上では旧尼崎市と遜色なく、編入ではなく新設合併であったのも頷けます。
大牟田に編入された駛馬ですが、何度聞いても読み方が覚えられませんが「はやめ」なんです。
大都市とは呼べないところと一緒になって消滅した街も結構見受けられますが、高千帆、栗原なんかはシブいところです。
私が最も馴染み深いのは宇野なんですが、富田、中関、春木も白桃好みです。
名称現自治体1920年(人口)---消滅前名称消滅年最終人口※
後藤寺田川市後藤寺町28,319後藤寺町1943年30,640
駛馬大牟田市駛馬村16,585駛馬町1941年21,870
中舞鶴舞鶴市中舞鶴町19,518中舞鶴町1938年11,688
企救北九州市企救町16,176企救町1937年18,843
加茂名徳島市加茂名町9,949加茂名町1937年12,997
浜寺堺市浜寺町8,511浜寺町1942年18,823
宇野玉野市宇野町8,223宇野町1940年10,468
折尾北九州市折尾町7,803折尾町1944年13,026
富田四日市市富田町7,056富田町1941年10,749
魚崎神戸市魚崎町5,023魚崎町1950年12,198
足柄小田原市足柄村11,945足柄町1940年※16,807
相浦佐世保市山口村11,133相浦町1938年14,606
中関防府市中関村10,361中関町1936年11,207
曾根北九州市曾根村9,580曾根町1942年12,335
垂水神戸市垂水村9,378垂水町1941年23,140
富洲原四日市市富洲原村8,906富洲原町1941年14,616
助川日立市高鈴村8,401助川町1939年22,494
春木岸和田市北掃部村8,136春木町1942年19,350
高千帆山陽小野田市高千帆村7,540高千帆町1940年※15,101
上飯田飯田市上飯田村7,478上飯田町1937年11,407
栗原尾道市栗原村7,195栗原町1937年10,316
小宮八王子市小宮村6,336小宮町1941年12,907
小田尼崎市小田村20,262小田村1936年54,484
大庄尼崎市大庄村5,666大庄村1942年43,971
渋谷渋谷区渋谷町80,799渋谷町1932年102,056
西巣鴨豊島区西巣鴨町51,478西巣鴨町1932年115,654
南千住荒川区南千住町50,713南千住町1932年56,010
滝野川北区滝野川町40,689滝野川町1932年100,746
荏原品川区平塚村8,522荏原町1932年132,108
※最終人口とは最後に迎えた国調の人口ですが、当然ながら消滅年より前に行われた国調となります。ただし、足柄と高千帆は1940年国調人口です。
[102063] 2021年 6月 4日(金)11:13:44白桃 さん
【明治の名邑並み】
今、継続中の「名邑三世代」シリーズ、「名邑三世代」の表現はあんまり適切ではなかったと反省しておりますが、ともかく、鹿児島県まで終了し、今度はいよいよ香川県となる・・・を変更し、出席番号トップの愛知県から始めます。変更の理由は、ただ単に香川県を一番最後に持っていきたいがため('◇')ゞです。残り1府11県については全てデータ原稿も準備しているのですが、ちょっと一休みします。
さて、本日は【明治の名邑並み】についてです。【秀邑】【卓邑】にも言えることですが、吟味対象期間の途中で自治体として消滅すると、残念ながらどんな「名邑」であっても「明治の名邑」「秀邑」「卓邑」にはなれません。そこで、そういった不遇?な名邑に光をあてようと、以下のようなことを画策いたしました。
まずは、「明治の名邑」と同等クラスに置きたい【明治の名邑並み】です。

白桃選「明治の名邑並み」とは、明治期に成立し消滅した「町」であって、以下の3つの条件すべてをクリアする。
1.「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」)の第一表(市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑)に記載されている都邑を含む
2.1の「戸口表」に記載された1個の都邑・町村の現住人員が三千人以上
である
3.明治期に町制または市制施行

推測していたのですが、以下の三つしかありません。
神奈川と熱田は【市街】と同等としても良いでしょう。少し判断に迷ったのが、1912年(明治45年)に岸和田町ほかと合併して消滅した岸和田浜です。1908年の人口も6,000人と「明治の名邑並み」と遜色はないのですが、「戸口表」が岸和田と合わさって記載されており、ここはとりあえず見送ることにしました。
名称現自治体戸口表名称戸口表人口---最終町名(消滅年)(人口)統計年
神奈川横浜市神奈川駅11,345神奈川町(1901年)18,8621898年
熱田名古屋市熱田16,390熱田町(1907年)26,0341903年
西浜大阪市西浜5,332西浜町(1897年)6,3041889年
※統計年の人口
1889年:内務省告示による現住人口
1898年:「日本帝国人口統計」による現住人口
1903年:「日本帝国人口静態統計」による現住人口
[102038] 2021年 5月 27日(木)23:28:01白桃 さん
Re:出題者Hの健診クイズ回答
[102037] うっかりじゅうべえ さん
おそらく、ノーマークであろう私が答えさせていただきます。
回答:大月市
お付き合いありがとうございます。もちろん、正解です。
うっかりじゅうべえさん…正直、ノーマークでした。(笑)

共通項は、
「選抜高校野球大会に『21世紀枠』として選出された高校が所在する市」です。
正解の大月市は2007年に都留高校(都留市ではありません)が選出され今治西と対戦しています。
因みに、人口最大は神戸市(2016年:長田高校)です。
この21世紀枠によって、2001年から2021年までに合計58校が選出されたわけですが、群馬、埼玉、神奈川、富山、福井、長野、三重、京都、大阪、奈良、鳥取、岡山、広島、福岡の2府13県では選出されておりません。選ばれていない所がこんなにあるとは意外でした。
一方、いわき市と和歌山市からは2校が選出されております。
※昨年は大会が中止となりましたが、帯広農(帯広市)、磐城(いわき市)、平田(出雲市)の21世紀枠組も「出場」したということで、「出場回数」にカウントされています。
第3ヒントで閃きました。これが、本家の時にくればよいのですけど・・・。
ヒント3で閃いたというのは、なかなかのものだと思います。いつの日か、本番でも???( ´∀` )
蛇足になりますが、区町村からは、宜野座(沖縄県宜野座村)、鵡川(北海道むかわ町)、隠岐(島根県隠岐の島町)、利府(宮城県利府町)、女満別(北海道大空町)、遠軽(北海道遠軽町)、小山台(品川区)、小豆島【現:小豆島中央】(香川県小豆島町)、不来方(岩手県矢巾町)、東播磨(兵庫県稲美町)が選出されています。
蛇足の蛇足:
ヒント5で挙げた市は
東海市、相模原市→東海大相模
別府市、豊明市→明豊
今年の決勝戦を戦った高校を想起していただこうというネライでした。
[102036] 2021年 5月 27日(木)00:20:54白桃 さん
出題者Hの健診クイズ
問題:
十番勝負なら「提示した市にはある共通する特徴があります。」となりますが、ここは十番勝負ではないので一市たりとも提示はしませんが、基本的精神?は十番勝負と同じです。では共通する特徴を持つ市の中で「人口が最も少ないのは何市」かをお答えください。(人口は「2020年国勢調査確定値」でということにしときましょう。まず、間違いないと思いますので。)
と言っても、共通項がわからない限り答えるのは無理な話だと思いますので、出題者から共通項に関して上杉献身的?なヒントを出します。

共通項に関する
ヒント1:共通する特徴を持つ市の数はズバリ46です。・・・これで解る人はいないでしょう。
ヒント2:一都二府十三県には共通する特徴を持つ市はありません。・・・ここで解る方がいるかも
ヒント3:区町村に関して言えば、共通する特徴を持つのは、品川区、8つの「町」、ひとつの「村」、合計10となります。
ここからわかりやすいヒントです。

(ヒント3までで解った方は、以下は見ないでネ)

ヒント4:十番勝負で言うなら、深夜特急さん、ピーくんさん、伊豆之国さんあたりがメダル候補になります。
ヒント5:共通する特徴を持たない市として、東海市、相模原市、別府市、豊明市、東かがわ市を挙げときます。・・・大ヒントです。
さらに、サービスアナグラム
ヒント6:球児一斉に湧く(キュウジイッセイニワク)
とどめの
ヒント7:白桃が、市町村人口に次いで関心を持っている事柄に大いに関係します。

蛇足ヒント:東かがわ市の高校が出場したのは、この枠ではなく、♪「希望」という名の・・・「希望枠」です。
[102027] 2021年 5月 23日(日)22:51:49白桃 さん
市名だか四股名だか・・・
水郷・潮来の水が無くなったら、朝来になる…かどうかはさておき、若乃花と柏戸/大鵬の間にアサシオ・タロウという横綱がおりました。アサシオのアサは朝来の「朝」、アサシオのシオは潮来の「潮」(いっとき、サンズイに朝方ではなく夕方の「夕」で「朝汐」だったかも)です。今から思えば、ややこしい四股名だったなあ・・・。この朝潮、生まれは兵庫県らしい(もちろん、朝来ではない。)のですが、出身地は奄美大島だ・・・と今日まで思いこんでいたのですが、徳之島だとか。眉毛と胸毛が濃く、強い時は強いけど、弱い時はメチャメチャ弱かった。今から思えば、不思議な横綱だったなあ・・・。モンゴル勢がいない、昔々のハナシでした。
[102001] 2021年 5月 19日(水)22:57:15白桃 さん
名邑三世代.その62(鹿児島県・後編)
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
鹿児島県の【秀邑】は、この期に市となった、名瀬、串木野、川内と、出水、谷山、西之表、知覧、末吉、川辺、東市来、高山、米ノ津、宮之城、大口に加え、1950年国調時に3万人を超えていた頴娃の合計15を数えます。「明治の合併」が進んだ鹿児島県に対しては「秀邑」の資格要件を厳しくしているのですが、大島郡の名瀬は別として、麓集落のなかった米ノ津が「秀邑」となったのは注目に値します。[101993]で見たように、加治木から三笠までの町制施行は一町を除き「単独町制」となっています。その一町というのが隈之城、平佐、東水引の3村の合併によって成立した川内町です。この川内町には、旧村それぞれに麓集落(隈之城、平佐、水引)があったのですが、この3つの麓の中では平佐が大きかったようです。白桃ルールで川内町の【前身村】を隈之城村にしていますが、現在の薩摩川内市を見ても、平佐地区と隈之城(向田)が拮抗しているようですね。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級名瀬奄美市名瀬村25,816名瀬市28,970
一種二級串木野いちき串木野市串木野村22,497串木野市33,884
一種二級川内薩摩川内市隈之城村12,611川内市42,048
二種二級出水出水市出水町13,103出水町22,212
二種二級谷山(鹿児島市)谷山村25,986谷山町40,098
二種二級西之表西之表市北種子村18,154西之表町30,123
二種二級知覧(南九州市)知覧村17,414知覧町24,464
二種二級末吉曽於市末吉村17,184末吉町29,072
二種二級川辺南九州市川辺村16,315川辺町22,066
二種二級東市来(日置市)東市来村13,885東市来町20,304
二種二級高山肝付町高山村13,572高山町22,390
二種二級米ノ津(出水市)中出水村12,832米ノ津町20,280
二種三級宮之城さつま町宮之城町14,699宮之城町17,969
二種三級大口伊佐市大口町10,366大口町17,772
三種二級頴娃(南九州市)頴娃村27,092頴娃町39,483
続いて「準秀邑」
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
伊作(日置市)伊作村14,934伊作町18,868
隼人(霧島市)西国分村12,634隼人町19,705
大崎大崎町大崎村11,573大崎町18,867
蒲生(姶良市)蒲生村11,363蒲生町15,887
牧園(霧島市)牧園村11,337牧園町15,017
財部(曽於市)財部村11,321財部町18,631
万世(南さつま市)東加世田村11,104万世町13,251
串良(鹿屋市)西串良村10,551串良町18,390
伊集院日置市中伊集院村10,338伊集院町15,644
大根占錦江町大根占村10,326大根占町14,721
古仁屋瀬戸内町東方村10,211古仁屋町 11,987
山川(指宿市)山川村9,514山川町16,192
栗野湧水町栗野村9,334栗野町14,566
福山(霧島市)福山村9,110福山町12,125
横川(霧島市)横川村8,540横川町11,680
菱刈(伊佐市)菱刈村8,326菱刈町12,470
東串良東串良町東串良村8,059東串良町11,971
高尾野(出水市)高尾野村7,573高尾野町12,506
内之浦(肝付町)内之浦村7,395内之浦町11,423
国分霧島市国分村7,379国分町10,641
市来(いちき串木野市)西市来村7,205市来町10,474
岩川(曽於市)岩川村6,973岩川町11,626
参考として
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
笠沙(南さつま市)西加世田村14,990笠沙町19,930
知名知名町知名村14,615知名町15,049
喜界喜界町喜界村13,451喜界町10,999
亀津徳之島町亀津村12,911亀津町12,435
和泊和泊町和泊村12,422和泊町13,259
中種子中種子町中種子村11,072中種子町17,587
根占南大隅町小根占村9,140根占町13,430
樋脇(薩摩川内市)樋脇村8,887樋脇町13,852
佐多(南大隅町)佐多村8,730佐多町11,494
帖佐姶良市帖佐村8,637帖佐町12,980
入来(薩摩川内市)入来村7,814入来町12,135
吾平(鹿屋市)姶良村6,644吾平町10,825
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
鹿児島県は「秀邑」の資格要件を厳しくしたので、「秀邑」には成れないまでも、【卓邑】なら・・・そうは問屋が卸さないのです。鹿児島県の「卓邑」は、この期に市制施行した国分と隼人、姶良、伊集院と四種の瀬戸内の5つしかありません。伊集院はやっと勝ち抜け?できましたが、憐れなのは、「準名邑」で「準秀邑」の山川です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級国分(6)霧島市国分市34,256国分市53,966
二種二級隼人(6)(霧島市)隼人町26,657隼人町36,846
二種二級姶良(5)姶良市姶良町24,057姶良町42,969
二種三級伊集院(0)日置市伊集院町17,790伊集院町23,961
四種瀬戸内(8)瀬戸内町瀬戸内町23,798瀬戸内町11,649
(参考)名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
大隅(0)(曽於市)大隅町24,130大隅町13,581
大崎(0)大崎町大崎町23,922大崎町16,018
徳之島(4)徳之島町徳之島町 19,804徳之島町 13,127
山川(3)(指宿市)山川町18,186山川町10,835
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[101997] 2021年 5月 19日(水)18:53:35白桃 さん
Re:市町村名についての質問があります
[101996]あきごん さん
「私的な団体名を名前につけた市町村」 天理市と豊田市以外で、どなたかご存知の方がおられましたら教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
現在、浅口市となった旧:金光町は天理教と同時期に勃興した金光教の本部があったことから名づけられました。

ついで:
[101991]白桃
押し詰まった年の瀬、しかも大晦日に「村」から「町」になったところが一つだけあるのです。今は市となっているソコはドコかお分かりになりますか?
答えは[101993]にあります。
[101993] 2021年 5月 19日(水)13:10:20【1】白桃 さん
名邑三世代.その61(鹿児島県・中間補足)
鹿児島県の主邑を語る場合、麓(集落)に触れないわけにはいきません。
麓(集落)については何度か取り上げてきましたが、改めて説明させていただこう…いやいや面倒なので、ここは平凡社「世界大百科事典」第2版の力を借りましょう。
近世薩摩藩領域内に分布する在郷武士団の居住集落で,軍事的・行政的機能を有する。府下あるいは府本とも書く。藩内では鹿児島城下に居住する城下士のほかに,領域内の100余から110前後の各地に外城(とじよう)を置き,外城衆中(しゆうじゆう)と呼ぶ郷士を配置して藩領の防衛を担当させ,支配層として定着させた。麓集落は藩領内の地方行政の中心であったので,例えば都城(みやこのじよう),国分,加治木,出水(いずみ)などの大きなものは小藩の城下町にも相当する程度の規模を有した。
下は、「町村合併促進法(1953年10月1日施行)」以前に鹿児島県に成立した「町」について、成立順に並べたものです。これをみると、大島郡(奄美大島以南)を除くと殆どの街が麓に関係していることが分かります。
※麓集落欄
◎:旧)村の中心部に麓があった。
○:旧)村域内に麓があった。
町制年月日町名町制前村名麓集落戸口表現在
1912.06.01加治木加治木第一表(姶良市)
1912.12.31鹿屋鹿屋第一表鹿屋市
1913.07.01志布志東志布志第一表志布志市
1917.04.01出水上出水第一表出水市
1918.04.01大口大口第一表伊佐市
1919.07.01宮之城宮之城第一表さつま町
1922.04.01伊集院中伊集院第一表日置市
1922.10.01名瀬名瀬第二表奄美市
1922.10.01末吉末吉第三表曽於市
1922.12.01伊作伊作第一表(日置市)
1923.07.01枕崎東南方第一表枕崎市
1923.07.01米ノ津中出水第三表(出水市)
1923.10.13川辺川辺第二表南九州市
1924.01.01加世田加世田第一表南さつま市
1924.04.01岩川岩川第三表(曽於市)
1924.09.01谷山谷山第一表(鹿児島市)
1924.12.01垂水垂水第一表垂水市
1925.01.01阿久根阿久根第一表阿久根市
1925.01.01万世東加世田第三表(南さつま市)
1926.04.01財部財部第三表(曽於市)
1926.04.01国分国分第一表霧島市
1926.04.01西之表北種子記載なし西之表市
1928.11.01蒲生蒲生第三表(姶良市)
1929.05.20川内隈之城第一表薩摩川内市
平佐第三表(薩摩川内市)
東水引第三表(薩摩川内市)
1929.10.10隼人西国分第一表(霧島市)
1929.11.01福山福山第一表(霧島市)
1930.01.01山川山川第一表(指宿市)
1930.04.01市来西市来第一表(いちき串木野市)
1932.01.01高尾野高尾野第三表(出水市)
1932.04.01知覧知覧第二表(南九州市)
1932.04.01高山高山第一表肝付町
1932.04.01栗野栗野第三表湧水町
1932.05.15串良西串良第二表(鹿屋市)
1932.10.01東串良東串良第一表東串良町
1932.10.01内之浦内之浦第一表(肝付町)
1933.05.01指宿指宿第一表指宿市
1933.08.01大根占大根占第二表錦江町
1935.04.01串木野串木野第一表いちき串木野市
1936.01.01大崎大崎第二表大崎町
1936.04.01古仁屋東方第三表瀬戸内町
1937.04.01東市来東市来第三表(日置市)
1940.04.01牧園牧園記載なし(霧島市)
1940.04.01横川横川第三表(霧島市)
1940.04.29菱刈菱刈第三表(伊佐市)
1940.11.10樋脇樋脇第三表(薩摩川内市)
1940.11.10山野山野第三表(伊佐市)
1940.11.10笠沙笠沙第三表(南さつま市)
1940.11.10中種子中種子第三表中種子町
1941.01.01根占小根占第三表南大隅町
1941.05.05和泊和泊第三表和泊町
1941.10.01喜界喜界第三表喜界町
1942.01.01亀津亀津第三表徳之島町
1942.04.01帖佐帖佐第三表姶良市
1946.09.01知名知名第三表知名町
1947.09.01佐多佐多第二表(南大隅町)
1947.10.15吾平姶良第二表(鹿屋市)
1948.10.01入来入来第三表(薩摩川内市)
1950.08.01頴娃頴娃第三表(南九州市)
1952.12.01東郷上東郷第三表(薩摩川内市)
1953.02.11吉松吉松記載なし(湧水町)
1953.05.03日当山日当山第三表(霧島市)
1953.05.03三笠三笠第三表(阿久根市)
[101991] 2021年 5月 18日(火)11:57:25白桃 さん
大晦日に「町」に
1月1日に市制施行をしたり、「村」から「町」になったところは枚挙にいとまがないのですが、大晦日の市制施行はありません。どうせ市になるのなら一日待って、おめでたい?元日にというのが常識的な線だと思うのですが、押し詰まった年の瀬、しかも大晦日に「村」から「町」になったところが一つだけあるのです。今は市となっているソコはドコかお分かりになりますか?
[101988] 2021年 5月 17日(月)13:11:14白桃 さん
名邑三世代.その60(鹿児島県・前編)
このシリーズ、ある意味で最も難解な鹿児島県にやってきました。鹿児島市は別として、加治木以外の鹿児島県の主な街が明治期になぜ町制施行とならなかった「謎」について、この落書き帳において何度か触れてきたものの、依然として「謎」は謎のままです。
【明治の名邑】
冒頭で述べたことと関係しますが、鹿児島以外は通常の【明治の名邑】の条件に適合するところはありません。そこで、東南方(枕崎)、指宿、鹿屋、垂水、東志布志(志布志)、加世田、阿久根、加治木の8つの街を19世紀枠として「名邑」に認定しました。鹿篭(かご)・東南方(ひがしみなかた)とコロコロ名前が変化した名邑筆頭の枕崎ですが、カツオをあてに焼酎を飲みすぎたのか、町村制施行以降今日まで廃置分合を行っていないという、天然記念物的街であります。さて、名邑代表をどこにするか非常に迷っています。人口要件では、「準名邑」にもならない加治木ですが、明治期において県下唯一の「町」であった加治木にしときましょう。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街鹿児島鹿児島市鹿児島45,097鹿児島市63,640
拾玖世紀東南方枕崎市鹿籠7,096東南方村24,034
拾玖世紀指宿指宿市揖宿5,465指宿村18,688
拾玖世紀鹿屋鹿屋市鹿屋3,710鹿屋村13,422
拾玖世紀垂水垂水市垂水3,653垂水村17,515
拾玖世紀東志布志志布志市志布志3,387東志布志村12,916
拾玖世紀加世田南さつま市加世田3,248加世田村※16,234
拾玖世紀阿久根阿久根市阿久根3,066阿久根村18,178
拾玖世紀加治木(姶良市)加治木2,454加治木村※13,742
加世田村※・・・戸口表第一表にある武田村(1,016人)他を含む
加治木村※・・・1912年(明治45年)6月1日に加治木町となる。本当にギリギリ・・・

続いて「準名邑」
鹿児島県の「準名邑」は高山、山川、伊作の3つです。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
高山肝付町高山第一表2,904高山村10,898
山川(指宿市)山川第一表2,829山川村8,911
伊作(日置市)伊作第一表2,788伊作村15,305

以下は(参考)です。後に「市」や「町」になるところを優先してリストアップしており、「明治の合併」が大規模に行われた鹿児島県においては下表に掲げたところ以外にも、かなり人口を擁した邑があります。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
上出水出水市出水第一表2,461上出水村13,068
宮之城さつま町宮之城第一表2,417宮之城村11,761
谷山(鹿児島市)谿山第一表2,329谷山村28,350
内之浦(肝付町)内之浦第一表1,733内之浦村5,861
重富(姶良市)重富第一表1,477重富村5,185
西市来(いちき串木野市)市來第一表1,187西市来村8,000
大口伊佐市大口第一表1,140大口村7,470
隈之城薩摩川内市向田第一表1,096隈之城村9,670
国分霧島市國分第一表1,084国分村8,647
西国分(霧島市)濱ノ市第一表1,049西国分村11,588
東串良東串良町柏原第一表949東串良村6,738
福山(霧島市)福山第一表775福山村9,776
中伊集院日置市伊集院第一表714中伊集院村10,436
串木野いちき串木野市串木野第一表470串木野村22,677
名瀬奄美市名瀬第二表2,860名瀬村16,510
大崎大崎町大崎第二表1,686大崎村9,268
大根占錦江町大根占第二表1,484大根占村8,243
川辺南九州市平山第二表293川辺村17,459
西串良(鹿屋市)串良第二表215西串良村8,321
知覧(南九州市)知覧第二表96知覧村※17,559
中出水(出水市)下知識村第三表3,740中出水村12,199
財部(曽於市)北俣村第三表2,725財部村9,366
岩川(曽於市)五十町村第三表2,665岩川村6,111
蒲生(姶良市)上久徳村第三表2,607蒲生村9,942
頴娃(南九州市)郡村第三表2,389頴娃村25,457
帖佐姶良市東餅田村第三表2,369帖佐村8,427
東市来(日置市)長里村第三表2,031東市来村13,838
東加世田(南さつま市)益山村第三表1,859東加世田村13,412
末吉曽於市二之方村第三表1,828末吉村14,218
栗野湧水町木場村第三表1,801栗野村7,328
横川(霧島市)中之村第三表1,604横川村7,821
高尾野(出水市)柴引村第三表1,444高尾野村6,931
北種子西之表市現和村※第三表1,333北種子村14,636
菱刈(伊佐市)前目村第三表1,320菱刈村5,873
東方瀬戸内町東方阿木名村第三表921東方村8,564
牧園(霧島市)記載なし牧園村7,292
知覧村※・・・戸口表第三表にある郡村(2,835人)他を含む。
現和村※・・・太平洋側方面にあり、西之表の現在の中心市街地とは異なる。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[101984] 2021年 5月 16日(日)18:56:40白桃 さん
第57回十番勝負を終えて(後半戦)
[101979]の続きです。
ここからは、ヒントが出てから答えた問題です。
問六:都道府県の人口重心がある市
5月6日、南九州市を解答、若島津のおかみさん、高田みづえの出身地である南九州領主に返りざく。もちろん、高松市でも良かったのですが、人口重心が意外なところにある鹿児島県を選びました。
しかし、(私にとって)ど真ん中に入って来た打ちごろの問題ではなかったとはいえ、人口がらみの問題をヒント前に解けなかったことは悔しいです。

問八:男性人口が女性人口より多い市(2015年国勢調査人口)
伊勢崎市で誤答後、5月7日、群馬県の総領主に復帰するために太田市で 解答
問六以上に、この問題をヒント前に解けなかったのは残念至極。加えて、手元にあった「データでみる県勢2021」を見ただけで、国調データを確認しなかった無精さを大反省してます。なお、「データでみる県勢2021」では、「2020年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口で伊勢崎は男が女より千三百四人多い」となっていました。

問七:国道57号,157号,257号,357号,457号が通る市
5月8日、宇土市で解答、石高を積み重ねる
人口がらみの問六、問八をヒント前に解けないのに、苦手な「道路関係」を解けるわけがありません。というか、お題の市の並びが気持ち悪くて、ちょっとチョッカイだせませんでした 。既出解が特定地域に固まっていたので漸く…。今回で一番「やられた!!! 」と思った問題でした。

問四:読みの内側の連続する1文字以上を取ると町村名になる市
5月9日、熱海市で解答、どうにか完答。
この問題は、[99303]白桃
東かがわ市の人口を増やす方策:「が」をひとつ抜けば良い!!!
と書き込んでいるように、東かがわ→東川、東庄→土庄となるのは解っていただけに、惜しいことをしたと感じた問題でした。もっとも、一文字ヒントの「町」で頭がラビリンスになったことも否定できません。

今回は、スローな展開に恵まれてなんとか完答3位抜けができましたが、最後の問四は、採点後のヨーイ・ドンを嫌って早めにギャンブルに打って出たのが功を奏しただけで、決して満足するものではありません。

コロナによって駐輪場のパートも辞めた今の生甲斐は、落書き帳と十番勝負だけになりました。グリグリさん、そして皆様、今後とも宜しくお願い申し上げます。

ついで:「市盗り」の改革案についてですが、税を課すとか、休眠者の領土没収とか、新参者の優遇とかではなく、誰もが公平に享受でき、しかも、下剋上を推進?する方策として以下の案を提示します。
〇回数に因んで、例えば五十八回では問五と問八、六十回では問六と問十の正答に対し、通常の三倍のボーナス石高を与える
ただし、誤答はマイナス2点とする。
どうでしょうか。( ´∀` )
[101979] 2021年 5月 16日(日)13:42:22白桃 さん
第57回十番勝負を終えて(前半戦)
まずは何より、第1回から続けていた十番勝負参加記録を無事更新できたことを嬉しく思っています。

では、解答(正答)順に
問二:4月に市長選挙があった市(無投票を含む)
5月2日、佐野市で解答、佐野を上積み
十番勝負開始時にざっと十個の問題をながめてみましたが、閃くものは全くありません。これはヤバイ、先が思いやられる…。翌朝になって漸く、私の苦手な「選挙問題」ではないかと思いあたりました。そういえば、入院中に浦安市長選挙の不在者投票を院内でしました。あれは3月でしたね。

問一:地方気象台がある市(航空地方気象台は除く)
5月2日、念願の高松市で解答、高松市をレコンキスタ開始(私は真言宗ですが、くはさんが異教徒であるかないかは関係ありません)
これは、各県の中心都市や銚子なんかが出ていたので、もっと早く気づいても良かったですね。

問十:読みの母音が「あ音」と「う音」だけの市(両音を含む)
5月3日、高松市で解答、地固め。
入院中、人口はもちろん何のデータもない中、出来ることと言えば「あ音」だけの市を探すことぐらい。そんな白桃の事情をご存じだったオーナーが、きっと私のために作っていただいた問題だったかも???(笑)。
ところで、[101961]Nさん
自分は羽生、日向inで、山武、白山、雲南outだと思ってました。
私も全く同じでした。でも、考えてみれば、羽生、日向がOKであれば、周南も微妙になりますし、やっぱり、ハニュウ、ヒュウガ、シュウナンはカナで書くと、ニ、ヒ、シが入りますので駄目なんでしょうね。

問五:隣接するどの市区町村よりも面積が広い市
5月4日、高松市で解答、レコンキスタ終結。
ここは、五島、熊野の非該当市からアタリをつけていったかと思います。で、高山、名古屋、西之表でなるほど…。

問三:都道府県で最高点が最も低い市
5月5日、根室市で解答、北方領土ではないが、そこに近い領地を回復
「地名コレ」の検索に何度も五市を入れたのですが、何を入れても出てくる「自治体最高点」しか 出てこない。そりゃあ、そうだわ。

問九:市制施行もしくは新設合併後、町だけを編入した市
5月5日、松江市で解答、鳴子こけしさんに奪われた松江を奪還
比較的得意分野のこの問題にここまで手こずるようでは…、ヒント前にやっと六問を解けました。

・・・後半戦につづく
[101837] 2021年 5月 9日(日)12:17:25白桃 さん
Re: 勘違いしていました。
[101833]ピーくん さん
大失敗について私は誤答の問八のことかと思っていましたら勘違いでした。[101770]恥ずかしい書き込みをしてしまいました。
私の大失敗と言うのは、ピーくんさんが当初思っていた通り、問八のことです。伊勢崎を失ったばかりでなく、いっときは群馬の総領主から滑り落ちたのです。
今回、どういうわけか大谷昇平チャンがホームランを打つたびに一問ずつ解けました。が、やはり、彼が10号打つ前には10問完答!とはいかなかったです。明日10日までにはナントカ完答したいです。
[101832] 2021年 5月 9日(日)07:42:00白桃 さん
十番勝負
問四:熱海市

このまま、問四を考え続けると悶死しそうなのです。
まったく自信がありませんので、外れてもイタくないところで・・・
グリグリさん、鑑定よろしくお願いいたします。
[101808] 2021年 5月 8日(土)18:36:45白桃 さん
祝:四連覇&初二抜け
Nさん、四連覇おめでとうございます。
深夜特急さん、今まで完答3着はありましたが2着は初ですよね。ま、1着は超人類ですので、事実上のトップですよ。(笑)

問四は、たぶんアレではないかと思っているのですが、今のところは線引きが良く分かっていません。
[101793] 2021年 5月 8日(土)10:48:12白桃 さん
十番勝負
問七:宇土市

やっとアノ意味がわかりました。
[101789] 2021年 5月 8日(土)09:02:17白桃 さん
獺の祭り見て来よ瀬田の奥(芭蕉)
獺(かわうそ)の祭り、というものはどんなものかは知りませんが、美酒「獺祭」の味は良く知っています。
「獺祭」は白桃とかぱぷうさんの係争?の地、岩国で造られています。岩国は、街の成り立ち、独特な歴史の吉川家、白ヘビーローテーション、佐々木巌流がその傍でつばめを斬ったという柳、結構面白い街です。そう、野洲・夜須とはお譲りできません。
錦帯橋に落書きしたのは、キンタイちキョウすけ、さん???
[101788] 2021年 5月 8日(土)08:37:16白桃 さん
岩国の件でしょうか?
[101786]かぱぷう さん
市盗り合戦、昨日採点分の問五がデータ反映されてないようです。ご確認願います。
もし、岩国の件でしたら、「あ、やられた。」と一瞬思った白桃でしたが、「市盗り」の領主決定のルールは以下のようになっています。
(2) 石高が同じ場合は、正答数から誤答数を引いた数が多い解答者
 (問題市や既存正答市の解答による誤答は除く)(金メダル1より、正答5を優先)
(3) それでも決まらない場合は、その領国を最後に正答した解答者
白桃とかぱぷうさんの獲得石高は同じ7ですが、正答数で僅かに私の方が上回っているのです。
因みに、この鬼?のようなルール(2)は、清洲?会議にて、この白桃が提案したのです。あ~提案しといて 良かった。・・・
[101754] 2021年 5月 7日(金)18:00:59白桃 さん
十番勝負
問八:太田市
[101720] 2021年 5月 6日(木)21:19:36白桃 さん
大失敗
取り返しのつかない失敗をしてしまった。
古今亭慎重にいかないと・・・
[101718] 2021年 5月 6日(木)20:36:29白桃 さん
十番勝負
問六:南九州市
[101702] 2021年 5月 6日(木)19:01:11白桃 さん
十番勝負
問八:伊勢崎市
[101667] 2021年 5月 5日(水)11:04:51白桃 さん
十番勝負
問九:松江市
[101665] 2021年 5月 5日(水)08:13:41白桃 さん
十番勝負
問三:根室市

♪一日一歩 三日で三歩
今から散歩(リハビリ)です。
[101655] 2021年 5月 4日(火)13:03:09白桃 さん
十番勝負
問五:高松市

おがちゃんさんが浜松に集中するなら、私はここに集中するしかない。でも大砲と水鉄砲の違いはある???
[101644] 2021年 5月 3日(月)21:26:24白桃 さん
十番勝負
問十:高松市

微妙に数が・・・
病院生活を思い出します。謎
[101613] 2021年 5月 2日(日)15:42:35白桃 さん
十番勝負
問一:高松市

神様、仏様、稲尾様、くは様
[101608] 2021年 5月 2日(日)07:14:12白桃 さん
第五十七回全国の市・十番勝負
問二:佐野市
[101566] 2021年 5月 1日(土)14:32:41白桃 さん
地名が二つ入った芭蕉の三句
今日はメーデーですが、近年はそれほど脚光を浴びていないようですね。入社当時、原宿から表参道あたりを「密」になって「飛沫」を飛ばしながら行進したのを覚えております。もっとも、この【労働者の祭典】を深く認識していなかった白桃なんかは、途中離脱し「雀のお宿」?へ逸走していったのですが・・・
[101565]ぺとぺと さん
鉄道のまち山北
山北の情報有難うございます。
十番勝負、お手柔らかにお願いいたします。
今日から【落書き帳ゲームの祭典】が始まりますね。こちらこそ、お手柔らかにお願いいたします。今夜はお酒は控えま・・・(笑)

さて、手元には、「入院中には変な地理雑学ゲームはやめて、これでも読んで」と息子が買ってきてくれた「覚えておきたい芭蕉の名句200」という文庫本があります。
言うまでもありませんが、芭蕉の句には地名が入るものも数多いのですが、この本にある200句の中には、地名が二つ入るのが三句ありました。
〇夏の月 御油より出でて 赤坂や
この句は夏の夜の短さを詠んだ句として有名ですね。赤坂をTBSのあるところだと思っていた新橋生まれの妻のように、東海道でもっとも宿駅間の距離が短いのが御油と赤坂の間である、というのを知らない人にはこの句の意味が解り難いかもしれません。
御油も赤坂も今は豊川市となっていますが、両宿は同規模だったようで、明治19年調査の「戸口表」でも御油が1,527人、赤坂が1,545人となっています(ともに、第二表に掲載)。

〇花の雲 鐘は上野か 浅草か
「~鐘は上野か浅草か~」は、あまりにも有名ですが、恥ずかしながら芭蕉の句であることを知りませんでした。
上野は寛永寺の、浅草は浅草寺の鐘?果たしてどっちだったのか?

〇かたつぶり 角ふりわけよ 須磨明石
この句は知りませんでした。源氏物語に
明石の浦はただ這ひ渡るほどなれば
というのがあるようで、本の解説によれば、カタツムリが這って渡れるほど接近した須磨と明石を、ここまでが須磨で、ここからが明石だと角で振り分け示して欲しい、と言うことらしいのです。須磨の浦も明石の浦も、ともに風光明媚な所として知られていたのでしょうが、そう鳴門大橋、その間にある垂水の立場はどうなるのか、と余計な心配をしてしまいます。同じ神戸市でも須磨区の殆んどが摂津であったのに対し垂水は播磨ですから、垂水も明石の浦に包含されたのでしょうか???そう言えば、垂水区から出ている橋は「明石海峡大橋」でしたね。
[101563] 2021年 4月 28日(水)01:02:01【1】白桃 さん
わた市 合併しないので(その3.市制施行以降合併していない単独市制市)
下は、単独市制をして以降、「人口異動を伴わない境界変更」以外の廃置分合を行っていないところのリストです。[100916]に掲げた市との相違は、最終廃置分合年月日が市制施行日の5年以上前となっていることです。ただし、市制施行日前5年以内の最終廃置分合であっても、前身町の人口が減少しているところ(東久留米、赤平、網走)、あるいは境界変更によってごく僅かな人口増を示したに過ぎないところ(武蔵村山)は、横須賀市から分立した逗子とともに「真っ当」な単独市制市としてリストに加えています。また、市制・町村制施行以降、まったく廃置分合を行っていないところについては稿を改めます。
表の説明:市名欄の後欄に○があるのは、最終廃置分合によって前身町村の人口が減少したところ。◎は横須賀から分立した逗子。
市名市制年月日最終廃置分合年月日--最終廃置分合詳細平成の合併ばなし
羽村1991.11.011980.04.01羽村町が福生市と境界変更青梅市ほかと
鶴ヶ島1991.09.011975.05.01鶴ヶ島町が川越市(一部)を編入(境界変更)坂戸市ほかと
阪南1991.10.011972.10.20南海/東鳥取2町→阪南町「南泉州市」
袖ケ浦1991.04.011971.11.03袖ケ浦/平川2町→袖ケ浦町木更津市ほかと
東久留米1970.10.011969.09.03久留米町(一部)が小平市へ(境界変更)なし
武蔵村山1970.11.031968.11.01村山町が立川市(一部)を編入(境界変更)なし
四條畷1970.07.011961.06.25四條畷町が田原村を編入大東市と
藤井寺1966.11.011959.04.20藤井寺/道明寺2町→藤井寺道明寺町なし
日野1963.11.031958.02.01日野町・七生村→日野町なし
裾野1971.01.011957.09.01裾野町が富岡/須山2村を編入御殿場市ほかと
生駒1971.11.011957.03.31生駒町が北倭村を編入なし
守山1970.07.011957.03.01守山町が中洲村(一部)を編入野洲町ほかと
三郷1972.05.031956.09.30東和/彦成/早稲田3村→三郷村なし
日高1991.10.011956.09.30日高町が高萩村を編入なし
伊勢原1971.03.011956.09.30伊勢原町が岡崎村(一部)を編入なし
門真1963.08.011956.09.30門真町が大和田/四宮/二島3村を編入「守口門真市」
泉南1970.07.011956.09.30信達/樽井2町・新家/西信達/鳴滝/雄信達4村→泉南町「南泉州市」
野々市2011.11.111956.09.30野々市町が郷村(一部)を編入金沢市と
岩出2006.04.011956.09.30岩出町.・山崎/根来/上岩出3村・小倉村(一部)→岩出町なし
国立1967.01.011956.08.01国立町が国分寺町(一部)を編入なし
香芝1991.10.011956.04.01二上/下田/五位堂/志都美4村→香芝町なし
那珂川2018.10.011956.04.01岩戸/安徳/南畑3村なし
我孫子1970.07.011955.04.29我孫子/布佐2町・湖北村→我孫子町船橋市ほかと
朝霞1967.03.151955.04.01朝霞町・内間木村→朝霞町新座市ほかと
幸手1986.10.011955.04.01幸手町が八代村・豊岡村(一部)を編入「幸手市」※
南足柄1972.04.011955.04.01南足柄町・岡本/福沢2村・北足柄村(一部)→南足柄町小田原市と
知多1970.09.011955.04.01八幡/岡田/旭3町→知多町東海市ほかと
交野1971.11.031955.04.01交野町・星田村→交野町枚方市ほかと
古賀1997.10.011955.04.01古賀町・青柳/小野2村→古賀町なし
下田1971.01.011955.03.31下田町・稲生沢/稲梓/浜崎/朝日/白浜5村→下田町「下田市」※
四街道1981.04.011955.03.10千代田町・旭村(一部)→四街道町千葉市に編入
新座1970.11.011955.03.01大和田町・片山村→新座町朝霞市ほかと
吉川1996.04.011955.03.01吉川町・旭/三輪野江2村→吉川町「吉川市」※
太宰府1982.04.011955.03.01太宰府町・水城村→太宰府町なし
守谷2002.02.021955.03.01守谷町・高野/大野/大井沢3村→守谷町なし
牛久1986.06.011955.02.10牛久町が奥野村を編入なし
滝沢2014.01.011955.02.01滝沢村(一部)を盛岡市へなし
大網白里2013.01.011954.12.01白里/大網2町・増穂村→大網白里町なし
白井2001.04.011954.12.01白井村が永治村(一部)を編入「北総市」
八街1992.04.011954.11.01八街町・川上村→八街町なし
八幡1977.11.011954.10.01八幡町が都々城/有智郷2村を編入宇治市ほかと
栗東2001.10.011954.10.01治田/葉山/金勝/大宝4村→栗東町草津市ほかと
白岡2012.10.011954.09.01日勝/篠津2村・大山村(一部)→白岡町「白岡蓮田市」
坂戸1976.09.011954.07.01坂戸町・三芳野/勝呂/入西/大家4村→坂戸町鶴ヶ島市ほかと
赤平1954.07.011954.07.01赤平町が芦別市と境界変更滝川市ほかと
蓮田1972.10.011954.05.03蓮田町・黒浜/平野2村→蓮田町「白岡蓮田市」
高石1966.11.011953.04.01高石町が取石村を編入堺市と
座間1971.11.011951.04.17座間町が海老名町(一部)を編入なし
城陽1972.05.031951.04.01寺田/久津川/富野荘/青谷4村→城陽町宇治市ほかと
京田辺1997.04.011951.04.01田辺町が大住/草内/三山木/普賢寺4村を編入宇治市ほかと
逗子1954.04.151950.07.01横須賀市(一部)→逗子町なし
長岡京1972.10.011949.10.01新神足/海印寺/乙訓3村合併→長岡町向日市ほかと
稲城1971.11.011949.09.01稲城村が多磨村(一部)を編入なし
歌志内1958.07.011949.01.01歌志内町(一部)→上砂川町砂川市ほかと
三沢1958.09.011948.02.11三沢村・六戸/下田/浦野舘3村(一部)→大三沢町なし
網走1947.02.111947.02.11網走町→網走市・東藻琴村なし
恵庭1970.11.011943.10.01恵庭村(一部)を広島村へ千歳市ほかと
北広島1996.09.011943.10.01広島村が恵庭村(一部)を編入南幌町ほかと
和光1970.10.311943.04.01白子村・新倉村→大和町新座市ほかと
北本1971.11.031943.02.11石戸村・中丸村→北本宿村なし
富里2002.04.011932.07.01富里村(一部)を成田町へ成田市に編入
泉大津1942.04.011931.08.20大津町・上条/穴師2村→大津町和泉市ほかと
尾張旭1970.12.011925.08.26旭村(一部)を瀬戸町へなし
東大和1970.10.011919.11.01清水/高木/奈良橋/蔵敷/芋窪/狭山6村→大和村なし
留萌1947.10.011919.07.01留萌町(一部)→小平蘂村増毛町ほかと
みよし2010.01.041906.07.01三好/ 明越/莇生3村→三好村日進市ほかと
豊明1972.08.011906.05.10沓掛/豊明2村→豊明村日進市ほかと
日進1994.10.011906.05.10香久山/白山/岩崎3村→日進村豊明市ほかと
長久手2012.01.041906.05.10長湫/上郷/岩作3村→長久手村なし
大府1970.09.011906.05.01大府村・5村・1村(一部)→大府村東海市ほかと
高浜1970.12.011906.05.01高浜町・高取/吉浜2村→高浜町安城市ほかと
岩倉1971.12.011906.05.01岩倉町・豊秋/島野/2村・幼村(一部)→岩倉町江南市ほかと
「幸手市」※…五霞町と、「下田市」※…河津/南伊豆/松崎3町と、「吉川市」※…松伏町と
[101543] 2021年 4月 21日(水)15:28:12白桃 さん
名邑三世代.その59(神奈川県・後編)
落書き帳に復帰したら、まず行いたかったのは本シリーズの再開です。関心を持っていただいている方は殆どいないと思いますが、「遺作」にはしたくありません。('◇')ゞ

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
神奈川県の【秀邑】は、この期に市となった平塚、茅ケ崎に加え、逗子、葉山、二宮、山北、座間の二種五邑と全国的にも珍しい三種の相模原、合計八つです。個人的には、山北が意外です。
秀邑/種別名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
一種二級平塚平塚市平塚町12,960平塚市52,381
一種二級茅ヶ崎茅ヶ崎市茅ヶ崎町18,259茅ヶ崎市47,013
二種三級逗子逗子市逗子町9,152逗子町35,908
二種三級葉山葉山町葉山村7,558葉山町15,484
二種三級二宮二宮町吾妻村7,055二宮町12,679
二種三級山北山北町川村6,510山北町10,879
二種三級座間座間市座間村5,647座間町11,804
三種三級相模原相模原市溝村3,909相模原町68,898

準秀邑名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
大野(平塚市)大野村5,861大野町10,894
寒川寒川町寒川村5,364寒川町11,166
海老名海老名市海老名村5,099海老名町10,181

(参考)名称現自治体1920年(人口)1950年(人口)
厚木厚木市厚木町4,602厚木町10,989
大和大和市大和村4,527大和町17,586
湯河原湯河原町土肥村3,461湯河原町10,054
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
神奈川県の【卓邑】は、厚木、大和、伊勢原、海老名、南足柄、綾瀬(以上は一種)、湯河原、津久井、愛川、寒川(以上は二種)、松田、真鶴、城山(以上は四種)の十三です。♪箱根の町は天下の険外・・・でした。
卓邑/種別名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
一種一級厚木(9)厚木市厚木市46,239厚木市217,369
一種一級大和(9)大和市大和市40,975大和市212,761
一種二級伊勢原(9)伊勢原市伊勢原市26,984伊勢原市99,544
一種二級海老名(7)海老名市海老名町17,938海老名市117,519
一種二級南足柄(7)南足柄町南足柄町19,663南足柄市44,156
一種三級綾瀬(7)綾瀬市綾瀬町8,304綾瀬市81,019
二種三級湯河原(9)湯河原町湯河原町19,743湯河原町27,721
二種三級津久井(3)(相模原市)津久井町13,978津久井町30,345
二種三級愛川(5)愛川町愛川町13,741愛川町42,760
二種三級寒川(7)寒川町寒川町11,564寒川町46,369
四種松田(9)松田町松田町10,389松田町12,987
四種真鶴(9)真鶴町真鶴町9,141真鶴町9,075
四種城山(5)(相模原市)城山町5,280城山町23,036

(参考)名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
箱根町(0)箱根町箱根町20,972箱根町15,829
大井(3)大井町大井町6,459大井町16,582
開成(4)開成町開成町4,781開成町13,396
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[101538] 2021年 4月 20日(火)15:16:45白桃 さん
今更ながら「第五十六回十番勝負奮闘記」
[101535]未開人 さん
前回の十番勝負の感想はまだ締め切られていないので書いていただければ僕も読みたいです。
私の感想などは、読んでもあまり参考にならないとは思うのですが、せっかく仰って頂いているので・・・
ですが、その前に
[101420]の問題1(2)は全問正解でした。僕の方でも解説記事を上げたいのですが、白桃さんが出していただいても構いません。
入院中は沢山の問題をいただき、ありがとうございました。解説記事については、やはり出題者にお願いしたいと思います。
[101536]サヌカイト さん
白桃さんは3か月分の過去記事を今まさに読み終わったころくらいではないかと思いますが、僕の[101424]は解いていただけたでしょうか?
退院した15日に三か月分の過去記事を読ませていただきましたが、[101424]については予想をしただけでした。結果を見ると、現行の市区町村に使用されている文字の頻度順位とは若干異なっていますね。

では、改めまして「第五十六回十番勝負奮闘記」を
と言っても、三か月以上の前のことで記憶も薄れてきています。印象に残っているというか、悔いが残ったのは問六:
千畳敷コレクションにある市
皆さんがドンドン答えていかれた問六ですが、私は手こずりました。あれこれ考えた挙句、これは「地名コレ」を見なければと思いあたったのですが、少し前まで「地名コレ」の上部にあったはずの検索ボックスが見あたりません。解答後に気が付いたのですが、いつからか、下の方に移動していたのですね。 問六に気をとられて残りの問題を見てもいませんでしたので、この事にもう少し早く気づいていれば、ひょっとしてヒント前の完答が出来ていたかもしれません。もちろん、超人類のアノお方にはかないっこありませんが…
それと、お題の駒ヶ根市で千畳敷に気付かないアタリは今の私の実力でしょう。
今回の十問はどれも、極めて難解というものはないが、物凄く簡単なものもなく、「地味ながら渋めの十問」と言っても差し支えないと思いますが、私にとって一番簡単だったのは最後に答えた問十でした。[101162]
最後の直線の障害(問十)を見て、フラフラっと外ラチの方へ逸走宍粟になりました。お題のアノ1市で、絶対そんなことはないと、ムチを入れ直したので大事には至りませんでしたが、自分が問題を作るとすれば、外ラチ沿いの問題になっていたでしょう。
(たぶん、見落としでしょうが、自転車の整理もソコソコに問十の解数を数えたら63でした。)
と書いておりますが、妄想を膨らませているうちにデスクトップ鉄さんにメダルをさらわれてしまいました。その妄想とは、お題の瑞穂市→みずほ銀行、非該当の佐倉市→さくら銀行、神戸市→太陽神戸銀行・・・でした。さすがに「笛吹銀行」はありませんでした。因みに見落としていた一市は松浦市でした。
問十の共通項は
同一名の町村が過去も含め他の都道府県にのみ存在する市(完全一致・読みは問わない)
でしたが、痛恨の極みは、メダルを逸したことではなく、高松か松江かどっちで答えるか大いに迷った末に松江で答えたことです。後は、くはさんの前にどなたかが「高松市」で答えてくれないか祈っていたのですが、その祈りもむなしく・・・

今の実力から言えば、完答順位2位は上出来だった気がしますが、それよりなにより、十番勝負開催期間中に新型コロナに感染し、陽性の結果を知り、発熱→入院したことを思うと、第五十六回は一生忘れられない十番勝負となりました。
なお、グリグリさんには感謝申し上げるとともに、次回十番勝負におきましては、病み上がりの白桃に多少のテゴコロをさしのべていただきたくお願い申し上げます。( ´∀` )
[101531] 2021年 4月 17日(土)11:12:18白桃 さん
第三次産業就業者割合
[101530]hmt さん
白桃さん生還祝・クイズに挑戦
お付き合い有難うございます。
修正頂いた箇所はもちろん正解なのですが、
この地の夜の風情と言うか哀愁を歌ってそこそこのヒットを飛ばしたのは、赤木圭一郎である。【熱海ブルース】
ここが、白桃の思惑と違っていました。私の念頭にあったのは【赤木圭一郎】ではなく、箱崎晋一郎(朗)が歌った【熱海の夜】でした。
私は【熱海ブルース】を知らなかったのですが、この曲は熱海のPR曲として1939年に【由利あけみ】という歌手がヒットさせたようですね。戦後、松尾和子やフランク永井らも歌ったようですが、私の記憶にはありませんでした。歌詞を見ると、【熱海の夜】より熱海の情景が詳細に叙述されており、さすが、熱海の元祖ご当地ソングだと感じました。

以上は、ま、どうでも良いことでありまして、ここからが本題です。
第三次産業就業者割合が8割以上の市町村の数は75です。(特別区部を含めると76)
これをグループ分けすると、以下の通りです。(※自治体の並びは比率の高い順)
A.大都市近郊・・・36
武蔵野市、浦安市、小金井市、多摩市、三鷹市、調布市、逗子市、西東京市、狛江市、国分寺市、国立市、葉山町、芦屋市、
和光市、春日市、太宰府市、箕面市、市川市、習志野市、鎌倉市、小平市、篠栗町、船橋市、府中市、東村山市、千葉市、
大野城市、我孫子市、筑紫野市、清瀬市、松戸市、町田市、立川市、酒々井町、北広島市、西宮市
B.沖縄・・・12
座間味村、那覇市、浦添市、宜野湾市、北谷町、豊見城市、与那原町、沖縄市、北中城村、嘉手納町、西原町、南風原町
因みに、都道府県単位で80%を超えているのは、東京都と沖縄県です。
C.観光等に特化・・・11
草津町、熱海市、別府市、高野町、伊東市、湯沢町、軽井沢町、占冠村、下田市、東伊豆町、那智勝浦町
D.東京から遠隔地にある地域中心・・・7
鹿児島市、盛岡市、青森市、奄美市、秋田市、新宮市、高知市
E.中枢都市・・・4
福岡市、札幌市、特別区部、仙台市
F.その他・・・6
檜枝岐村、田尻町、横須賀市、小樽市、成田市、葛尾村

地域の実態や特性を把握するためには、就業者を第一次、第二次、第三次産業と3つに分類する方法だけでは不充分であることは承知しておりますが、上を見ていると、あゝやっぱりそうか、なるほど、と感じる点が多いです。
私が特に気になっているのがCグループです。観光に特化している自治体、特に温泉地は斜陽化の一方となっていますが、これにコロナが影響を与えるのは必至です。2025年国勢調査では悲惨な結果となるのでは、と心配しております。
[101528] 2021年 4月 15日(木)16:07:57白桃 さん
無事生還
本日、ちょうど3か月ぶりに我が家に戻ってまいりました。

入院以降、グリグリさんをはじめ多くの方から励ましのメッセージや、ヒマつぶしにしては難解すぎるクイズを頂きました事を御礼申し上げます。
コロナに罹ったのは、小林旭の「自動車ショー歌」の一節、♪ここらで止めてもいいコロナ~、と、新型コロナを刺激するような文言を今年の年賀状に書いたせいかもしれません?冗談はともかく、私のような基礎疾患があった者だけではなく、お若い皆様も決してコロナを甘く見ないようにしてください。
入院当初は、自信なさそうな先生方の顔をみて「もうダメかも」と思ったものですが、人間と言う、いや、白桃というものはムシがいいと言うか贅沢なもので、人工呼吸器がとれた後は、「早く退院して落書き帳を見たい、お酒もちょぴり呑んでみたい。」と不謹慎な望みを持つようになりました。ともかく、こんなに入院期間が長くなるとは思ってもいませんでした。ガラパゴス諸島産の携帯で慣れないメールやメッセージを送るのは本当にしんどかったです。
退院したとはいえ、長い時間歩行すると、血液中の酸素濃度が低下してきます。長時間パソコンに向かうのも良くない???、それから、人工呼吸の管を入れたせいで、三橋美智也から森進一の声に変化し、ウタも歌えなくなってしまいました。
ともあれ、無事生還出来たのは、適切な処置を行ってくれた病院のおかげであることは勿論ですが、「もう少し長生きしてみようかな」という気持ちにしてくれた家族や皆様方の励ましがあったからだと考えています。この感謝の気持ちと高松市奪還を忘れずに、今後の人生を送りたいと思います。
[101497] 2021年 4月 1日(木)07:21:14白桃 さん
「地理総合」共通テストに関して
来年より地理が「地理総合」として、高校での必修科目となりますが、「共通テスト諮問委員会・地理総合部会」では、従来の地理にも増して出題範囲が広くなること、また、本質を問うような出題がいっそう難しくなる等の懸念から、問題の一部を「都道府県市区町村落書き帳」の「十番勝負・過去問」からの盗用に切り替える方向で検討を始めた模様です。

なお、上記情報に関しまして、教育系出版社であるP文社は、「この情報は、当社が流したものではなく、その内容自体が、ごくごくごく一部を除いて、まったく信用できるものではない」とコメントしています。

-------------------------
代理投稿(グリグリ)
[101461] 2021年 3月 10日(水)22:19:49白桃 さん
ある県の特定方法
あの大災害から10年ですね。東日本大震災は私にとっても人生の転機になるものでしたが、その10年目を病室で迎えるとは全く思っていませんでした。
3月4日にリハビリ専門病院に転院しましたが、その際「長ければ3ヶ月」と言われました。「選抜高校野球開幕までに退院を」は、とらぬ狸の南砺やら、でした。それにしても3ヶ月は長すぎます。くはさんから高松奪還が…。
さて本題です。
ある県を特定するのに、次のように3段階で絞り込みます。
1.県名は県庁所在地の市名と同じ
2.県庁所在地より人口が多い市が存在する
3.人口最多市は30万人に届いてはいない
コレによって1県に絞り込むことが出来ますが、これでは面白くありません。
そこで市町人口ナゾナゾ。
一番上が下@で、一番下が上@って何県?
@には同じ漢字一字が入ります。

-------------------------
代理投稿(グリグリ)
[101443] 2021年 3月 4日(木)14:57:54白桃 さん
白桃市町村人口研究所所長代行採用試験
長い間当研究所を留守にしており申し訳ございません。リハビリ専門病院に転院したとは言え、まだ退院できる日は定かではありません。
そこで、退院できる日までの間、当研究所所長代行を務めても良いというボランティア精神旺盛な方を対象に極々簡単な採用試験を決行することに致しました。
問題:
下は、第三次産業就業者の比率が高い市のトップ5を示しています。ヒント文を参考にA~Eの市をお答えください。但し、ヒント文はもっともらしくなっておりますが、致命的(または地名的)誤りがありますのでご注意して頂くとともに、気が向いたら、正しい文章に修正して頂ければ、これ幸いです。
資料:2015年国勢調査、数字は%
A:88.4
B:86.2
C:85.9
D:85.9
E:85.4
ヒント
Aは都道府県庁所在地の中で最西かつ最南の地に位置しているが、ソウルよりは東に、上海よりは北にある。
Bの市民の多くは、足立区民をバカにしているという根も葉もない噂が流れている。それはともかく、この市から想起されるジョージタウンはスリナム共和国の首都である。
Cは「金色夜叉」の舞台となったチョー有名な温泉地であり、東京からも手軽に行けることから生意気にも早くから市制施行した。が、市になって初めて迎えた国勢調査の人口は三万人に達していなかった。この地の夜の風情と言うか哀愁を歌ってそこそこのヒットを飛ばしたのは、赤木圭一郎である。
Dはミッキーもドナルドも、そして白桃までも住んでいると言われる夢とおとぎに満ちたテーマパークが存在する都市で、そのテーマパークの本家本元のアナハイムと姉妹都市提携を結んでいる。
Eは、C以上の、いや、わが国最大の温泉観光都市である。名も無く花もなかった片田舎のこの地に港が築かれたことにより、関西方面からの大量集客が可能となった。この築港工事を指示し、この街の発展の礎を築いたとされるのが何を隠そう、いや別府に隠してはいないが、当時日田県知事で、後の総理大臣、松方弘樹であった。

-------------------------
代理投稿(グリグリ)
[101422] 2021年 2月 25日(木)09:09:21白桃 さん
【市人口ミステリー:消えた63,738人の謎】
伊予伊予、二月も尾張に近づいてくると、ついに記録が途絶えてしまうのか、と白桃酔夢氏はベッドの上でカスピ海の水位を元のレベルまで引き上げるのではないかと思われるほど大量の涙を流すのでした。その記録とは、50歳でデビューした彼が有名な地理雑学会誌に論文を毎月一度は投稿し続けた連続月数で南砺それは
220月にも及ぶものでありました。

翌朝目覚めた彼は、病室の隅にある車椅子のシートの上に置かれた正方形のメモ用紙に気が付いた。用紙には、上手い字とは言えないが、ある市の名前をはっきりと読み取ることが出来た。今日の担当看護師の苗字だろうか、と思いつつ気にも登米なかったのであるが、その後、挨拶に来た本人の口から聞いた苗字は最初思っていたのとは違った。やはり市名にも用いられている苗字ではあるが、人口的には半分にも届かない。看護師が退室した後、床に落ちてしまった先ほどのメモ用紙を拾い上げた白桃氏は、看護師の名前は、メモ用紙に書かれた文字と一致していることを確認した。ただ、先ほどのが横書きだった気がするトカナントカ独り言が続いた。

さて、賢明な皆様は今日の担当看護師の苗字をもう既にお判りになっていることでしょう、

-------------------------
代理投稿(グリグリ)
[101286] 2021年 1月 12日(火)07:32:06白桃 さん
懼れていた事
あゝやっぱり・・・。
[101284]くは さん
慎重を期して答えます。ここ数回、白桃さんは敢えて待っててくださってるんですよね…。
そんなことはまったくありません。どうか、高松市が不正解でありますよう。(笑)
問十は松江を取りに行くのではなく、高松の防御に徹するべきだったと深く反省しております。もっとも、今回の十番勝負、私が問十でもって完答した時点で、くはさんはまだ登場していなかったので、そこに油断があったかもしれません。

※この件以上に、懼れていたことが自分の身に起こっています。
[101237] 2021年 1月 9日(土)13:00:55白桃 さん
「北陸や新潟県では」
[101163]グリグリさん
昨日、NHKの雪の予報のニュースを見ていたら、アナウンサーが「新潟を含む北陸」と表現していました。
さきほどの大雪のニュースではNHKの二人のアナウンサーが「北陸や新潟県では・・・」と言ってました。耳障りになったのでクレームを付けたところ、「確かに、気象庁の地域区分では、北陸は、新潟、富山、石川、福井の四県を指すようになっているのですが、地理学上では中部地方・・・(略)・・・、特に新潟県を強調する場合は、北陸や新潟県・・・(略)・・・」という回答でした。全く論理的な答えになっていなかったので、「わかりません。」と応じたら、「私も、よくわかりません。」と正直な担当者。
新潟県を強調したいのなら、「新潟県をはじめ、北陸地方では・・・」のような言い方もできるはず。
20年~30年前の話ですが、旅行業協会在籍時に、NHKはじめマスコミ各社に対して「旅行会社のことを旅行代理店と呼ぶのは誤りですから訂正してください。」という主旨の書面を送ったことがありますが、一向に改められていません。ただ、このケースは世間一般が慣習的に「旅行代理店」と呼んでいるので、改めることは中々難しいのかな、と感じていたのですが、北陸/新潟の場合はNHK独自の判断、それも担当者レベルでの判断ではないかと思っています。ですから、ニュース原稿が「新潟を含む北陸」と言ったり、「北陸や新潟県では」となったりしているのでしょう。
[101162] 2021年 1月 6日(水)08:50:46白桃 さん
ハクトウ 牡70歳
アラブ系のハクトウ号は、「類人猿」の騎手を背に最後の直線で冬枯れの芝のインをつき、どうにか「連」にからむことができましたが、「超人類」の騎手を乗せたサラブレッドは、もうとっくにゴールを駆け抜けV3を達成しておりました。スピードの違い、脳力の違いは如何ともしがたいのですが、明け70歳(現在の競走馬の歳の数え方では69歳)の老馬も頑張ったのです。いつからか、アレがア~なっていたことを知っていればもう少し楽なレース展開ができたのですが、仕方ありません。
最後の直線の障害(問十)を見て、フラフラっと外ラチの方へ逸走宍粟になりました。お題のアノ1市で、絶対そんなことはないと、ムチを入れ直したので大事には至りませんでしたが、自分が問題を作るとすれば、外ラチ沿いの問題になっていたでしょう。
(たぶん、見落としでしょうが、自転車の整理もソコソコに問十の解数を数えたら63でした。)
[101133] 2021年 1月 5日(火)09:36:14白桃 さん
十番勝負
問十:松江市
[101131] 2021年 1月 5日(火)07:58:18白桃 さん
十番勝負
問六:鳴門市

やっと・・・
[101107] 2021年 1月 4日(月)20:44:36白桃 さん
十番勝負
問三:那珂川市
[101085] 2021年 1月 4日(月)08:55:15白桃 さん
十番勝負
問一:二戸市

多少のリスク覚悟で領地奪還を目指します。
それにしても…大勢の皆さんが答えているのに解らない問六、泥沼に入っています。
[101064] 2021年 1月 2日(土)16:39:34白桃 さん
十番勝負
問四:東かがわ市

やはり、ここで答えます。
[101060] 2021年 1月 2日(土)14:59:44白桃 さん
十番勝負
問五:岡山市
[101047] 2021年 1月 2日(土)02:25:09白桃 さん
十番勝負
問八:胎内市
[101015] 2021年 1月 1日(金)07:48:13白桃 さん
十番勝負
問七:旭市
[101014] 2021年 1月 1日(金)04:06:26白桃 さん
十番勝負
問九:真庭市
[101011] 2021年 1月 1日(金)03:09:02白桃 さん
十番勝負
問二:鎌ケ谷市

明けましておめでとうございます。
[100944] 2020年 12月 31日(木)16:36:23白桃 さん
名邑三世代.その58(神奈川県・前編補足)
神奈川県には、大正期を迎える前に消滅した町もあり、[100941]では把握しきれないところがあります。解り難い[100941]の補足というよりは、現行の19市を主体に整理したものです。でも、解り難さはあまり変わりないかも・・・('◇')ゞ
(1)三政令都市&横須賀・藤沢
現行市名原町名町制年戸口表名戸口表同人口
横浜横浜第一表89,545
神奈川1889年神奈川駅第一表11,345
芝生村第一表1,152
保土ケ谷1889年程ケ谷駅第一表4,340
戸塚1889年戸塚駅第一表3,272
戸太1895年戸部町第三表2,507
太田村第三表2,553
鶴見1921年生麦村第三表2,556
潮田1923年潮田村第三表1,417
金沢1926年金沢第二表7,130
川和1934年池邊村第三表1,034
川崎川崎1889年川崎駅第一表4,031
大師1923年大師河原村第三表4,757
田島1923年記載なし
中原1925年記載なし
高津1928年溝口村第一表891
稲田1932年菅村第三表1,753
登戸村第三表1,327
相模原上溝1926年上溝村第一表1,461
/相模湖町小原1889年記載なし
/相模湖町與瀬(駅)1889年記載なし
/藤野町吉野(駅)1889年吉野駅第一表801
/津久井町中野1925年中野村第一表963
/城山町城山1955年川尻村第一表2,133
横須賀横須賀1889年横須賀第一表13,251
逸見村第一表2,667
浦賀1889年浦賀第一表7,450
豊嶋1903年深田村第一表1,697
田浦1914年田浦村第三表1,203
浦郷村第三表2,726
長浦村第三表1,116
長井1926年長井村第三表4,232
大楠1935年秋谷村第三表18,045
藤沢藤沢大坂1889年藤沢駅第一表6,596
藤沢大富1889年記載なし
片瀬1933年片瀬村第一表2,042
江ノ島第二表891
渋谷※1944年記載なし
神奈川町は大正期まで続いておれば間違いなく「名邑」でした。
渋谷※…渋谷町の一部

(2)その他14市
現行市名原町名町制年戸口表名戸口表同人口
平塚平塚1889年平塚駅第一表2,297
須馬1927年須馬村第三表3,574
大野1944年記載なし
茅ヶ崎茅ヶ崎1908年茅ヶ崎村第三表4,553
大和大和1943年下鶴間村第三表1,381
(渋谷村)※福田村第三表1,388
厚木厚木1889年厚木町第一表2,821
小田原小田原1889年小田原駅第一表14,009
国府津1924年国府津村第三表1,562
足柄1940年荻窪村第一表1,073
井細田村第一表589
久野村第三表2,608
酒匂1942年酒匂村第三表1,372
山王原村第三表1,135
1955年前川村第三表1,493
鎌倉鎌倉1894年鎌倉第二表6,346
腰越1931年腰越村第三表1,666
大船1933年山ノ内村第一表1,182
秦野秦野1889年曽屋第一表4,217
南秦野1940年記載なし
西秦野1955年記載なし
座間座間1937年座間村第三表1,181
座間入谷村第三表992
栗原村第三表1,103
海老名海老名1940年国分村第一表690
伊勢原伊勢原1889年伊勢原村第一表733
大山1889年大山村第三表1,150
綾瀬綾瀬1945年深谷村第三表1,359
逗子逗子1913年小坪村第三表2,255
三浦三崎1889年三崎第一表4,020
南下浦1940年上宮田村第三表1,755
金田村第三表1,425
松輪村第三表1,353
南足柄南足柄1940年関本村第一表632
(渋谷村)※…1955年に藤沢市に編入された渋谷町の残余が渋谷村として発足

たぶん、今年最後の書き込みになるでしょう。このシリーズは十番勝負終了後、「神奈川県後編」から再開予定です。
では、皆様良いお年をお迎えください。
[100941] 2020年 12月 31日(木)11:29:44白桃 さん
名邑三世代.その57(神奈川県・前編)
19市のうち3市が政令指定都市という神奈川県、日本最大(多)人口市である横浜市、「大阪都」構想をどんな気持ちで眺めていたのか、私は気になっています。
【明治の名邑】
当然ながら横浜は「特選市街」、軍港・横須賀はもちろん、城下町にして東海道有数の宿場町小田原も「市街」となります。名邑筆頭はペリー来航地の浦賀。その後は藤沢、大磯、保土ヶ谷と東海道の宿場町が続きますが、本日は大晦日でオオイソガシでしょうが、大磯に名邑代表を頼みましょう。唯一内陸にある秦野が川崎の上位に来る、これも真なり。三浦、戸塚と続くと某ヨットスクールを思い浮かべますが、最後は19世紀枠の鎌倉に締めてもらいましょう。それにしても、武士の都である鎌倉がどうして第二表になっているのか、謎。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街横浜横浜市横浜89,545横浜市394,303
市街横須賀横須賀市横須賀13,251横須賀市※70,964
市街小田原小田原市小田原駅14,009小田原町19,531
名邑浦賀(横須賀市)浦賀7,450浦賀町17,019
名邑藤沢藤沢市藤沢駅6,596藤沢町15,844
名邑大磯大磯町大磯駅4,432大磯町8,897
名邑保土ヶ谷(横浜市)程ヶ谷駅4,340保土ヶ谷町7,685
名邑秦野秦野市曾屋村4,217秦野町9,767
名邑川崎川崎市川崎駅4,031川崎町7,239
名邑三崎三浦市三崎4,020三崎町9,893
名邑戸塚(横浜市)戸塚駅3,272戸塚町4,402
19世紀枠鎌倉鎌倉市鎌倉6,346鎌倉町10,140
横須賀市※…第一表に記載ある逸見村(2,667人)、同じく第一表に記載ある深田村(1,697人:後の豊島町)を含む。

続いて「準名邑」といっても厚木ひとつ。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
厚木厚木市厚木町第一表2,821厚木町3,554
以下は(参考)
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
平塚平塚市平塚駅第一表2,297平塚町6,615
伊勢原伊勢原市伊勢原村第一表733伊勢原町3,789
箱根(箱根町)箱根駅第一表659箱根町602
吉野(相模原市)吉野駅第一表801吉野駅1,144
葉山葉山町堀内村第一表2,133葉山村6,778
川尻(相模原市)川尻村第一表2,133川尻村2,512
川口(藤沢市)片瀬村第一表2,042川口村※2,811
相模原市上溝村第一表1,461溝村3,574
小坂(鎌倉市)山ノ内村第一表1,182小坂村3,347
足柄(小田原市)荻窪村第一表1,073足柄村10,317
井細田村第一表589
久野村第三表2,608
中野(相模原市)中野村第一表963中野村1,623
高津(川崎市)溝口村第一表891高津村4,876
寒川寒川町一ノ宮村第一表867寒川村6,011
海老名海老名市国分村第一表690海老名村5,105
湯本箱根町湯本村第一表670湯本村※2,195
南足柄南足柄市関本村第一表632南足柄村4,147
金沢(横浜市)金沢第二表7,130金沢村5,280
茅ヶ崎茅ヶ崎市茅ヶ崎村第三表4,553茅ヶ崎町17,318
大山(伊勢原市)大山町第三表1,150大山町1,824
松田松田町松田惣領第三表1,144松田村※3,096
大師河原(川崎市)大師河原村第三表4,757大師河原村6,401
長井(横須賀市)長井村第三表4,232長井村5,217
須馬(平塚市)須賀村第三表3,574須馬村6,349
生見尾生見尾生麦村第三表2,556生見尾村※6,280
田越逗子市小坪村第三表2,255田越村7,727
真鶴真鶴町真鶴村第三表1,813真鶴村3,030
国府津(小田原市)国府津村第三表1,562国府津村2,771
町田町田潮田村第三表1,417町田村※3,785
大和大和市下鶴間村第三表1,381大和村4,265
酒匂(小田原市)酒匂村第三表1,372酒匂村5,213
綾瀬綾瀬市深谷村第三表1,359綾瀬村5,867
浦郷(横須賀市)田浦村第三表1,203浦郷村14,838
座間座間市座間村第三表1,181座間村5,332
大野(相模原市)上鶴間村第三表1,178大野村4,477
淵野邊村第三表1,176
土肥湯河原町記載なし土肥村2,527
小原(相模原市)記載なし小原町513
与瀬(相模原市)記載なし与瀬駅1,042
川口村※・・・片瀬村以外に(第二表)江ノ島を含む
湯本村※・・・湯本村以外に(第一表)塔ノ沢村、湯本茶屋村を含む
松田村※・・・1909年松田町に
生見尾村※町田村※・・・何と見事な等差数列!
1921.4.1:生見尾村→鶴見町
1923.4.1:町田村→潮田町
1925.4.1:鶴見町が潮田町を編入
1927.4.1:横浜市が鶴見町を編入

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100938] 2020年 12月 30日(水)19:10:39白桃 さん
人口最大非臨海市町村
[100927]に関連しますが、現時点に加え、「昭和の合併」前の1950年国勢調査時点、「平成の合併」前の2000年国勢調査時点での各府県における人口最大非臨海市町村を調べました。なお、北海道(札幌市)、青森県(弘前市)、岩手県(盛岡市)、山形県(山形市)、茨城県(水戸市)、栃木県(宇都宮市)、東京都(八王子市)、山梨県(甲府市)、長野県(長野市)、岐阜県(岐阜市)、京都府(京都市)、奈良県(奈良市)、福岡県(久留米市)、大分県(日田市)、宮崎県(都城市)に関しては、( )内の市がどの時点においても人口最大ですので省略いたしました。
注:2020年の人口は2020年10月1日現在の推計人口です。
滋賀県※・・・琵琶湖は海です。(笑)
府中町※・・・安芸府中ではなく、備後府中(現在の府中市)です。
--1950年(人口)--2000年(人口)--2020年(人口)
宮城県白石町17,792古川市72,897大崎市127,725
秋田県横手町26,988大館市66,293横手市85,174
福島県福島市93,435郡山市334,824郡山市330,358
群馬県前橋市97,394前橋市284,155高崎市367,797
埼玉県川口市124,783浦和市484,845さいたま市1,318,753
千葉県市川市102,506松戸市464,841松戸市493,085
神奈川県相模原町68,898相模原市605,561相模原市723,076
新潟県長岡市66,818長岡市193,414三条市94,138
富山県福野町12,538砺波市40,744砺波市47,796
石川県松任町7,809野々市町45,581野々市市56,983
福井県福井市100,691武生市73,792越前市80,268
静岡県三島市47,333藤枝市128,494藤枝市141,254
愛知県岡崎市96,030豊田市351,101豊田市423,104
三重県上野市46,503名張市83,291伊賀市85,831
滋賀県※八幡町14,593栗東町54,856甲賀市88,743
大阪府布施市150,129東大阪市515,094東大阪市492,488
兵庫県伊丹市56,348宝塚市213,037宝塚市224,371
和歌山県御坊町16,074橋本市55,071橋本市60,311
鳥取県倉吉町20,568倉吉市49,711倉吉市46,480
島根県松江市74,018安来市30,520安来市36,975
岡山県倉敷市53,301津山市90,156津山市99,651
広島県府中町※14,178東広島市123,423府中町51,022
山口県大嶺町14,400小郡町23,107美祢市23,408
徳島県山城谷村10,303藍住町30,368吉野川市38,709
香川県善通寺町22,535善通寺市36,413善通寺市31,600
愛媛県大洲町18,572大洲市39,011東温市34,266
高知県窪川町11,397伊野町24,612香美市26,445
佐賀県佐賀市66,807鳥栖市60,726鳥栖市74,616
長崎県江迎町16,894波佐見町15,462波佐見町14,335
熊本県熊本市267,506人吉市38,814合志市61,818
鹿児島市川内市42,048伊集院町23,961曽於市33,046
沖縄県首里市20,014南風原町32,099南風原町40,492
ついでながら、市制・町村制施行時点では海に面していなかったが、現在は海に面している府県庁所在地を記載します。
海に面した日
大阪市1897.04.01
大分市1907.04.01
名古屋市1907.07.16
津市1909.04.01
高知市1926.01.25
徳島市1926.04.01
和歌山市1927.04.01
静岡市1929.03.01
岡山市1931.04.01
宮崎市1932.04.20
鳥取市1933.04.01
金沢市1935.12.16
松山市1940.08.01
富山市1940.09.01
秋田市1941.04.01
仙台市1941.09.15
山口市1944.04.01
佐賀市1954.03.31
熊本市1955.04.01
福井市1959.02.01
松江市1960.08.01
[100927] 2020年 12月 30日(水)10:30:41白桃 さん
内陸最大人口
[100923]ピーくん さん
海に面していない内陸最大人口は広島県は安芸郡府中町なんだ。youtubeで観たが他所は全く分からない。白桃さんならスラスラだろうな。
いえいえ、そんなことはありません。雨の降る年末の駐輪場。あまりにもヒマなので、何も見ないで考えていましたが、6県で間違っていました。
福井県:×鯖江市、〇越前市・・・越前は合併で海に届いたのかと思ったら、わずかに届いていなかったのですね。
島根県:×雲南市、〇安来市・・・中海は「海」にして欲しい。
長崎県:甲子園にでたこともある高校がある三文字の町名をど忘れ、〇波佐見町
熊本県:×山鹿市、〇合志市・・・これはヒドイ
鹿児島県:×伊佐市、〇曽於市・・・これもヒドイ
沖縄県:×豊見城市、〇南風原町・・・豊見城はやっぱり海に隣接していました。
山口、長崎、沖縄の三県、海に隣接していない自治体はたった一つなんですね。
改めて勉強になりました。
[100916] 2020年 12月 28日(月)16:11:02白桃 さん
わた市 合併しないので(その2.市制施行以降合併していない「疑似単独市制」市)
新設あるいは編入合併によって市に成って以降、「人口異動を伴わない境界変更」以外の廃置分合を行っていない市については[100903]で見ましたが、今回は「疑似単独市制」市の中で、市制後に人口異動を伴う廃置分合を行っていないところを見ていきます。
「疑似単独市制」市、もちろん私の造語ですが、市制施行日より前の5年間に合併をしているところを指します。つまり、表面的には単独市制となっているが、実質的には新設合併である市のことです。
表中の「合併ばなし」については、成立しなかった合併情報に基づいています。例えば角田市は丸森町との合併による「あぶくま市」、尾花沢市は大石田町との合併による「はながさ市」構想がありました。
最終列のB/Aは、「2015年(平成27年)国勢調査人口」÷「市に成って初めて迎えた国勢調査人口」の値です。
市名市制施行日事前合併日市制前町名新設町構成合併ばなしB/A
池田1939.04.291935.08.10池田池田町と3村豊能町と2.90
境港1956.04.011954.08.10境港境・外江2町と4村なし1.04
羽咋1958.07.011956.09.30羽咋羽咋・邑知2町と2村なし0.74
三田1958.07.011956.09.30三田(注)表外に詳細なし3.46
角田1958.10.011954.10.01角田角田町と6村(あぶくま市)0.87
勝浦1958.10.011955.02.11勝浦勝浦・興津2町と2村(外房市)0.62
柏原1958.10.011956.09.30柏原柏原町・国分町なし2.00
垂水1958.10.011955.01.10垂水垂水町と2村(大隅市)0.47
矢板1958.11.011955.01.01矢板矢板町と2村塩谷町と1.15
土佐1959.01.011958.04.01高岡高岡・宇佐2町と1村なし0.85
羽曳野1959.01.151956.09.30南大阪古市・高鷲2町と4村なし3.05
尾花沢1959.04.101954.10.01尾花沢尾花沢町と4村(はながさ市)0.54
えびの1970.12.011966.11.03えびの飯野・加久藤・真幸3町小林市ほかと0.72
君津1971.09.011970.09.28君津君津・小糸・上総3町と2村木更津市ほかと1.13
富津1971.09.011971.04.25富津富津・大佐和・天羽3町木更津市ほかと0.80
このグループの中で市としての歴史が最長の池田市を「疑似単独市制」と呼ぶのは適確ではないかもしれません。余談ですが、上表の15市の中で、現在「人口減少傾向が明らかではない」のは池田だけです。
「事前合併日」が1956年9月30日というのが、羽咋、三田、柏原、南大阪(羽曳野)の四つですが、これは偶然ではなく、この日に「町村合併促進法」(1953年10月1日施行)が失効するからなのです。このグループではありませんが、後に市となるところでは、富良野町、武蔵町(後の入間市)、後免町(後の南国市)などがこの日に新設合併を行っています。また、1956年9月30日という日は、特に記憶しなければならない日でありまして、アノ、伏黒村が伊達町を編入した日、赤河内が日和佐町を編入し日和佐町に改称という世にもキッカイな事が起こった日、松任町と野々市町で郷村を引き裂いた?日、そして、カノ大河原町と金ヶ瀬村が一緒になってスーパータウンの礎を築いた日なのです。
(注)三田の詳細
1956年3月31日:藍村と本庄村が新設合併し、相野町が成立
1956年9月30日:三田町、三輪町、広野村、小野村、 高平村が新設合併し、三田町が成立
1957年7月18日:三田町が相野町を編入
1958年7月01日:三田町が市制施行、三田市に
※1955年国勢調査人口
(三田町)
三輪町:8,981、三田町:8,005、広野村:5,086、小野村:2,191、高平村:3,390
(相野町)
藍村:3,173、本庄村:2,841
白桃ルールでは三田市の「前身町」は「三田町」ではなく「三輪町」となります。
[100907] 2020年 12月 27日(日)05:05:17白桃 さん
名邑三世代.その56(岐阜県・後編)
先だって、どこの局か覚えていませんが、朝の天気予報で「全国の天気」として、画面に出てきた都市が六つ。宇都宮、銚子、東京、名古屋、福岡と岐阜だったのです。なんじゃい、コレ???

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
岐阜県の「秀邑」は笠原一つだけです。この笠原ですが、1951年に多治見市に編入されますが、1952年に笠原村として多治見から分立(一部地域は多治見に残る)するのです。分立後、すぐ町制施行して迎えた1955年国勢調査の人口が7,257人ですから、知らないヒトからは「どうしたの?そんなに細くなって。」と不思議がられたことでしょう。そして、「平成の合併」で再び多治見に編入される、ちょっと風変わりなマチです。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級笠原(多治見市)笠原村5,386笠原町10,143
(参考)
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
那加各務原市那加村4,508那加町21,853
土岐市泉町5,292泉町9,845
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
岐阜県の「卓邑」は、この期に市となった土岐、美濃加茂、瑞浪、恵那、可児、各務原…6つとも中心がどこかはっきりしない…と養老、垂井、池田、大野、穂積、神戸と御馴染み?に加え、岐南、御嵩の14です。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級土岐(9)土岐市土岐市55,198土岐市63,283
一種一級美濃加茂(9)美濃加茂市美濃加茂市31,132美濃加茂市50,063
一種二級瑞浪(9)瑞浪市瑞浪市36,905瑞浪市42,298
一種二級恵那(9)恵那市恵那市30,990恵那市35,667
一種二級可児(5)可児市可児町26,063可児市91,652
一種二級各務原(9)各務原市那加町21,329各務原市131,991
二種二級養老(7)養老町養老町28,057養老町33,256
二種三級垂井(7)垂井町垂井町19,321垂井町28,935
二種三級池田(3)池田町池田町15,155池田町23,820
二種三級大野(5)大野町大野町15,024大野町23,071
二種三級穂積(6)瑞穂市穂積町11,048穂積町35,076
二種三級神戸(3)神戸町神戸町12,480神戸町20,750
四種岐南(5)岐南町岐南町6,867岐南町22,137
四種御嵩(5)御嵩町御嵩町15,853御嵩町19,653

(参考)名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
揖斐川(0)揖斐川町揖斐川町16,096揖斐川町19,027
下呂(2)下呂市下呂町16,042下呂町14,916
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100903] 2020年 12月 25日(金)07:50:25白桃 さん
わた市 合併しないので(その1.合併して市に成った以降合併していない市)
[100888]白桃
市に成ってから、「人口異動を伴わない境界変更」を除く廃置分合を行っていない市がどれだけあるか調べてみました。篠山市(現:丹波篠山市)以降に誕生した「平成の合併市」を除外すると151市でした。この尊敬すべき?151市にもう少しツッコミを入れたいのですが、今日は夜も更けて、いや、もう明日になってしまいましたから、それは後日にいたします。
今朝はその第一弾です。タイトルを正確に言うと、「その1.合併による市制施行後に、『人口異動を伴わない境界変更』以外の廃置分合を行っていない市」です。
※表の説明
構成町村の後の〇×は、「平成の合併」時に合併の話があったかどうかで、当落書き帳の「成立しなかった合併情報」に記載がある市を〇に、記載がない市を×にしています。
A.デビュー:市に成って初めて迎えた国勢調査の人口
B.2015年:2015年(平成27年)国勢調査の人口
市名市制年月日合併構成町村A.デビューB.2015年--B/A
半田1937.10.01新設3(半田・亀崎・成岩)町49,153116,9082.38
人吉1942.02.11新設1(人吉)町3村43,82433,8800.77
宇治1951.03.01新設2(宇治・東宇治)町3村40,061184,6784.61
津久見1951.04.01新設1(津久見)町3村36,76817,9690.49
魚津1952.04.01新設1(魚津)町11村×46,84342,9350.92
結城1954.03.15新設1(結城)町3村×39,49051,5941.31
相馬1954.03.31新設1(中村)町7村42,86438,5560.90
宿毛1954.03.31新設2(宿毛・小筑紫)町4村31,77320,9070.66
瑞浪1954.04.01新設2(瑞浪土岐・陶)町4村α36,23338,7301.07
犬山1954.04.01新設1(犬山)町4村35,91074,3082.07
河内長野1954.04.01新設1(長野)町5村32,141106,9873.33
大川1954.04.01新設1(大川)町5村49,99134,8380.70
鳥栖1954.04.01新設2(鳥栖・田代)町3村41,60172,9021.75
伊万里1954.04.01新設2(伊万里・山代)町7村81,62555,2380.68
都留1954.04.29新設1(谷村)町4村30,73032,0021.04
昭島1954.05.01新設1(昭和)町1村×38,519111,5392.90
多久1954.05.01新設1(北多久)町4村×45,34619,7490.44
尾鷲1954.06.20新設1(尾鷲)町4村33,34318,0090.54
紋別1954.07.01新設1(紋別)町2村37,38823,1090.62
珠洲1954.07.15新設3(宝立・飯田・正院)町6村×37,53714,6250.39
川西1954.08.01新設1(川西)町2村35,158156,3754.45
土佐清水1954.08.01新設4(清水・下ノ加江・三崎・下川口)町×31,62313,7780.44
勝山1954.09.01新設1(勝山)町8村×37,55624,1250.64
須崎1954.10.01新設1(須崎)町4村34,19222,6060.66
鳥羽1954.11.01新設1(鳥羽)町7村30,12119,4480.65
串間1954.11.03新設1(福島)町4村42,30518,7790.44
陸前高田1955.01.01新設3(高田・気仙・広田)町5村32,83319,7580.60
三浦1955.01.01新設2(三崎・南下浦)町1村×36,35845,2891.25
御所1958.03.31新設1(御所)町3村×35,54926,8680.76
竹原1958.11.03新設2(竹原・忠海)町×36,42426,4260.73
室戸1959.03.01新設4(室戸・室戸岬・吉良川・佐喜浜)町1村×30,49813,5240.44
小矢部1962.08.01新設2(石動・礪中)町×35,64630,3990.85
富良野1966.05.01新設2(富良野・山部)町30,87622,9360.74
南陽1967.04.01新設2(宮内・赤湯)町1村37,27132,2850.87
加西1967.04.01新設3(北条・加西・泉)町×48,35444,3130.92
東海1969.04.01新設2(上野・横須賀)町86,608111,9441.29
名護1970.08.01新設1(名護)町4村39,79961,6741.55
鹿角1972.04.01新設3(花輪・十和田・尾去沢)町1村46,82232,0380.68
鹿嶋1995.09.01編入鹿島町が1村を編入×60,66767,8791.12
東金1954.04.01編入東金町が2村(夫々一部)を編入34,49460,6521.76
宇土1958.10.01編入宇土町が1村を編入33,05737,0261.12
豊前1955.04.10新設改称1(八屋)町8村37,93625,9400.68
表の通り、このグループの中で市に成ったのが最も古いのが半田市で、80年以上合併をしていないのですが、「平成の合併」期には、常滑や知多郡南部の町々との合併話が持ち上がっていたようです。
3例の編入合併を除き、39とほとんどが新設合併ですが、その中には宇島市となった4日後に改称した豊前市が含まれています。
気のせいでしょうか、複数の「町」が関わった合併で市に成った珠洲、土佐清水、室戸は人口が激減し、「平成の合併」期にも合併話が持ち上がっていないのですが、この3市は「わた市、合併しないので」ではなく、「わた市、合併できなかったので」って言っているように聞こえます。
[100901] 2020年 12月 23日(水)15:23:30【1】白桃 さん
♪小きょうと お~はら(小原) 三百院
愛媛の八幡浜が栄えていた頃、「伊予の大坂」と呼ばれていたらしいのですが、他に「〇〇の大坂」などと呼ばれていたところがあるかもしれません。が、「○○の小大坂」と呼ばれていたところは無いでしょう。だのに、東京にはリトルトーキョー、「小江戸」というのがあります。極め付きは各地にある「小京都」。「全国京都会議」に加盟しているところは「本家」を含め41市町ですが、ここから脱会したところや、自称「小京都」、あるいは他所が勝手に名付けているのを含めると、その数は倍以上になるようです。
脱会組の総大将?は金沢ですが、金沢あたりになると「小京都」を名乗ってもさしたるメリットはないし、「小京都」と呼ばれても金沢市民はちっとも嬉しくないのでは・・・。同じく脱会組の松本や高山は、「小・京都」を卒業して「中・京都」を目指している⇒これはウソ。
変わったところでは、関東大震災後に多くの寺院が集まってきて「世田谷の小京都」と呼ばれている「北烏山」があります。

さて、以下は「全国京都会議」に加盟している京都市以外の自治体を、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(明治21年「内務省総務局」)に記載された現住人員(1886年12月31日調)順に並べたものです。さすがに殆どの街が「市街及ヒ市街ノ体裁ヲナシタル名邑」が記載されている第一表にあり、そして、多くの街の町制(施行)年が1889年、つまり「生まれながらの町」となっています。その中で、ちょっと影が薄いのが宮城県の村田。記載表も「第二表」だし、町村制施行時は「村」だったのです。詳しいことはここでは触れませんが、訪れてみると盆地の中にあって蔵があって、なかなか雰囲気のある街で、松江、萩、尾道よりは「京都らしい」感じを受けました。でも、やっぱり、同県の岩出山が「伊達な小京都」であるのに対し、異称が「みちのくの宮城の小京都」なんて説明的すぎるし、隣りのスーパータウンが「日本のパリ」と呼ばれている???のに比べるとインパクトが弱すぎます。
(なお、一列目の印は白桃の「経県値」です。ただし、飯山市の〇はスキーで斑尾高原のホテルに宿泊したもので、街を歩いたものではありません。また、高梁市の●は旧成羽町時代の吹屋を訪れたもので、備中松山城や高梁の街は訪れていません。)
自治体小京都「戸口表」記載表同人口町制年
島根県松江市松江第一表33,3811889年市制
山口県萩市第一表21,2061889年
広島県尾道市尾道第一表17,3071889年
栃木県足利市足利第一表14,6321889年
岡山県津山市津山第一表14,5821889年
三重県伊賀市上野第一表12,7851889年
山口県山口市山口第一表11,4471889年
大分県日田市日田(注1)第一表8,8061889年
茨城県古河市古河第一表8,6471889年
鳥取県倉吉市倉吉第一表7,0951889年
栃木県佐野市佐野第一表6,8151889年
×秋田県湯沢市湯沢第一表6,5671889年
長野県飯山市飯山第一表6,1751889年
島根県津和野町津和野第一表5,9591889年
×兵庫県たつの市龍野第一表5,8401889年
栃木県栃木市栃木第一表5,5911889年
×熊本県山鹿市山鹿第一表5,5421889年
大分県杵築市杵築第一表5,5021889年
愛知県西尾市西尾第一表5,4331889年
岡山県高梁市高梁第一表5,2821889年
兵庫県豊岡市出石第一表5,2531889年
×新潟県加茂市加茂第一表5,1091889年
×岐阜県郡上市八幡第一表5,0471889年
宮崎県日南市飫肥第一表4,9631900年
×兵庫県丹波篠山市篠山第一表4,8841889年
×高知県安芸市安芸第一表4,6701895年
富山県南砺市城端第一表4,6141889年
宮城県大崎市岩出山第一表4,0171889年
×静岡県森町第一表3,9631889年
秋田県仙北市角館第一表3,8391889年
福岡県朝倉市秋月第一表3,8131893年
×佐賀県小城市小城第一表3,3461889年
×埼玉県小川町小川第一表3,3171889年
×熊本県人吉市人吉第一表3,2461889年
×福島県棚倉町棚倉第一表2,8551889年
高知県四万十市中村第一表2,7801898年
愛媛県大洲市大洲第一表2,6011889年
宮城県村田町村田第二表1,7581895年
鹿児島県南九州市知覧(注2)第二表961932年
×埼玉県嵐山町嵐山記載なし1967年
注1:日田の8,806人は豆田町(小京都)と隈町を併せている。町制年は両町とも1889年。
注2:知覧の96人は第二表の「知覧」の数。第三表には「郡村」2,835人が記載されている。
[100893] 2020年 12月 14日(月)11:09:08白桃 さん
名邑三世代.その55(岐阜県・前編)
岐阜県のことは詳しく知っているわけではありませんが、良く言えばシブ~い県、悪く言えば、パッとしないとは言えないまでも 地味な県という印象があります。美濃地方の住人は大体、ドラゴンズと言うか名古屋が好きです?が、飛騨の住人はどうなんでしょう。 とにかく、一筋縄ではいかない一体感の無い県ではないでしょうか。
【明治の名邑】
岐阜県の「市街」は岐阜、大垣、高山の三つ。県庁所在地の岐阜の人口は、明治初期においては大垣とどっこいどっこいでした。ともかく、明治期の岐阜は、他の県庁所在地と比較しても、それほど大きい街ではなかったのです。
人口的には船津の方が多かったのですが、名邑筆頭は関にしました。というのも、「戸口表」の船津※は、町村制施行後に分離する村を含んでいるからです。いずれにしろ、当時の船津(後の神岡)は、かなり大きい街であったことには変わりありません。竹ヶ鼻に続いて笠松、古川、八幡と私好みの「名邑」が続きますが、オグリキャップ、デビューの地、笠松を名邑代表とします。明治期の多治見もさほどの街ではなかったようです。城下町&宿場町である加納に続いて今なお「町」である八百津が入り、1911年(明治44年)に上有知※から改称した美濃を挟んで、これまた今なお「町」である北方、そして中津(中津川)、高須(クリニックではない)という16のラインナップです。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
市街岐阜岐阜市岐阜23,377岐阜市41,488
市街大垣大垣市大垣16,339大垣町21,762
市街高山高山市高山15,267高山町17,309
名邑関市関村6,688関町5,428
名邑船津(飛騨市)船津※10,166船津町8,860
名邑竹ヶ鼻羽島市竹ヶ鼻5,340竹ヶ鼻町4,903
名邑笠松笠松町笠松5,057笠松町4,204
名邑古川飛騨市古川5,050古川町5,782
名邑八幡郡上市八幡5,047八幡町7,408
名邑多治見多治見市多治見5,014多治見町7,992
名邑加納(岐阜市)加納4,949加納町5,330
名邑八百津八百津町細目4,707八百津町5,926
名邑美濃美濃市上有知4,182上有知町※5,714
名邑北方北方町北方3,555北方町3,305
名邑中津中津川市中津川3,332中津町8,606
名邑高須(海津市)高須3,189高須町4,383
続いて準名邑
御嵩※は、当初「名邑」にしておりましたが、行司溜勝負審判より物言いが付き、審議の結果、「戸口表」の3,003は町村制施行後に分かれた中村も含んでいることが濃厚であり、格下げすることにしました。最近の御嶽海の精彩の無さによるものではありません。(因みに、御嶽海は隣の長野県の上松出身です。それと、新大関・正代のおばあさんの名前は正代(まさよ)らしい。)
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
御嵩※(御嵩町)御嵩第一表3,003御嵩町2,557
岩村(恵那市)岩村第一表2,719岩村町3,320
高田養老町嶋田第一表2,688高田町4,517
付知(中津川市)付知村第三表4,137付知町5,585
小坂(下呂市)小坂村第三表3,026小坂町3,760
以下は(参考)です。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
今尾(海津市)今尾第一表2,439今尾町5,787
苗木(中津川市)苗木第一表2,200苗木町3,185
太田(美濃加茂市)太田第一表2,167太田町2,753
揖斐揖斐川町三輪第一表2,165揖斐町3,172
神戸神戸町神戸第一表2,030神戸町3,287
垂井垂井町垂井第一表1,940垂井町2,317
赤坂(大垣市)赤坂第一表1,758赤坂町2,700
高富山県市高富第一表1,632高富町2,144
金山(下呂市)金山第一表1,604金山町1,921
大井恵那市大井第一表1,387大井町2,827
明知(恵那市)明知第一表1,372明知町2,225
兼山(可児市)兼山第一表1,223兼山町1,482
長良(岐阜市)長良第一表4,429長良村6,551
関ケ原関ケ原町関ヶ原第一表2,086関ケ原村3,609
下呂下呂市下呂第一表1,959下呂村3,219
土岐津(土岐市)土岐口村第三表1,241土岐津町2,935
高山第一表846
萩原(下呂市)三郷村第三表2,573萩原町3,956
墨俣(大垣市)墨俣村第三表1,484墨俣町2,509
下麻生(川辺町)下麻生村第三表1,399下麻生町2,248
菅田(下呂市)桐堀村第三表1,336菅田町2,644
今渡(可児市)今渡村第三表1,159今渡町2,667
川辺川辺町中川辺村第三表1,036川辺町4,371
大名田(高山市)大名田村第三表7,175大名田村3,451
国府(高山市)国府村第三表6,578国府村7,090
鵜沼(各務原市)鵜沼村第三表3,658鵜沼村4,677
土岐津(瑞浪市)土岐村第三表3,099土岐村4,156
笠原(多治見市)笠原村第三表3,027笠原村4,642
妻木(土岐市)妻木村第三表2,424妻木村3,559
坂下(中津川市)坂下村第三表2,373坂下村4,073
下石(土岐市)下石村第三表1,692下石村3,186
古井美濃加茂市上古井村第三表1310古井村2697
土岐市久尻村第三表1,216泉村3,719
駄知(土岐市)駄知村第三表1,084駄知村3,091

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100888] 2020年 12月 13日(日)01:43:08白桃 さん
わた市 合併しないので
皆さんもそうでしょうが、何にもすることが無い時には思い浮かばないのに、しなければならないことがあるときに限って、別のことが思い浮かびそれをしたくなってしまうのです。
市に成ってから、「人口異動を伴わない境界変更」を除く廃置分合を行っていない市がどれだけあるか調べてみました。篠山市(現:丹波篠山市)以降に誕生した「平成の合併市」を除外すると151市でした。この尊敬すべき?151市にもう少しツッコミを入れたいのですが、今日は夜も更けて、いや、もう明日になってしまいましたから、それは後日にいたします。

さて、さて。オーナーがおつくりになった「経県値 都道府県版」ですが、千葉県で試してみようとしたのですが、少々、悩ましくなってきました。例えば、習志野市。あそこは、宿泊?それとも訪問?、正確に言えば、「夜歩き兼ベンチ/電話ボックスでの仮眠」になりますが、果たして鑑定や如何に。千葉県はまだしも、埼玉県になると楽しい思い出が走馬灯のように…(ウソ)悪夢がよみがえってきます。普通一人では絶対泊らないホテル(富士見市)、駅のホームで寝てたら偶然通りかかった会社の後輩に起こされ転がり込んだ家(坂戸市)、カラオケボックスで歌志内で寝てた(八潮市)などは「宿泊」になるかもしれませんが、一晩中、行ったり来たりした杉戸町・宮代町…あゝ悩ましい・・・
[100881] 2020年 12月 8日(火)02:00:41白桃 さん
「平成の大合併」なかりせば 6.「消滅した市」の人口は今
[100865]で書きましたが、今回とりあげるのは「平成の大合併」で他市との合併によって新市をつくった旧市のうち、合併前の国調人口が最多ではない、すなわち、「前身市」とはならない24の旧市です。
旧市名2000年2015年増加率(%)-----旧市名2000年2015年増加率(%)
与野82,93798,76219.081伊予三島36,83235248-4.301
田無78,16590,00815.151白根40,01237581-6.076
鳩ヶ谷54,51862,14113.983北条28,54726667-6.586
浜北84,90595,90012.950新南陽32,15329960-6.821
大宮456,271505,54310.799清水236,818219,374-7.366
久居41,06344,3898.100東予32,99329,903-9.366
石川21,99223,2515.725平田29,00625,294-12.797
新津65,86067,4782.457江刺33,68728,864-14.317
岩槻109,247109,8010.507因島28,18723,350-17.160
尾西57,95658,1940.411天竜23,74719,155-19.337
豊栄48,99748,9990.004栃尾24,70418,761-24.057
日光17,42813,016-25.316
牛深18,28413,031-28.730
24のうち、11が増加しているというのは意外でした。与野、田無、鳩ヶ谷など大都市圏にあるところは当然としても、新津、尾西、豊栄あたりは「健闘」の部類に入るでしょう。与野は浦和、田無は保谷、鳩ヶ谷は川口、浜北は浜松、久居は津、新津は新潟、の増加率を上回っています。大宮も50万人を超え、さいたま市の「主役」は大宮では無いのかと感じるほどその存在感を増しています。
減少市の中でも、伊予三島は川之江より、新南陽は徳山より、減少率は低いのです。清水と因島の減少率の高さは、基幹産業であった造船業の不況が影響していると思われます。それにしても日光の凋落ぶりは目を覆うばかりですが、それよりも減少率の高い牛深は本渡に何もかも持っていかれたのでしょうか?
[100878] 2020年 12月 7日(月)16:35:18白桃 さん
「茂原→睦沢は無かった」
[100872]ekinenpyou さん
もしくはこの告示以外にH7.3.1付で茂原から睦沢に境界変更が行われたという告示があれば話は変わってきますが、
確認できないので当方では不可解であると解釈しました。
私も気になり、本日、睦沢町役場と茂原市役所に問い合わせをしました。その結果(茂原市役所の方に調べていただいた)ですが、「この頃(1995年3月31日頃)茂原から睦沢に編入された区域は無かった。」ということです。
編入された地域が無いのに32人(1990年国調)の人口異動があったというのは本当に不可解ですね。

この話には関係ないと思われますが、気になっていること。
睦沢町には川島という飛地があって、そこは茂原市に隣接していますが、面白いのは茂原市の地区名に川島飛地があるのです。「川島」と「川島飛地」は隣接していないのですからこれまた面白い???
[100876] 2020年 12月 6日(日)13:25:24白桃 さん
名邑三世代.その54(京都府・後編)
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
京都の「秀邑」は舞鶴市、綾部、網野の三つです。秀邑の名称を「舞鶴市」としたのは、現在の舞鶴市の前身市は東舞鶴市で、その前身が新舞鶴町となっており、「明治の名邑」である舞鶴(城下町・西舞鶴)と区別するためです。大本教の聖地でもある綾部はグンゼ(郡是)の発展とともに人口が増加。網野の秀邑入りは1950年に四村と合併した「おかげ」です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級舞鶴市舞鶴市新舞鶴町15,504舞鶴市91,914
一種二級綾部綾部市綾部町10,675綾部市33,573
二種三級網野京丹後市網野町5,876網野町18,000
「準名邑」は東宇治だけです。
準秀邑名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
東宇治(宇治市)宇治村6,190東宇治町11,563
(参考)名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
長岡長岡京市新神足村3,005長岡町10,614

注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
京都府の「卓邑」は、この期に市となった京田辺、長岡京、城陽、向日町に加え、五回以上DIDを記録した大山崎、園部、峰山、精華、井手、久御山の合計10の街です。新興の大山崎、精華、久御山、渋い園部、峰山はともかく、井手はさすがに意外です。「卓邑」名を「向日」とせず「向日町」としたのは、市内のJR駅名も「向日町」だし、合併しない市の代表に敬意を表したからです。「京向日」よりは良いでしょう。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級京田辺(6)京田辺市田辺町15,793京田辺市59,577
一種二級長岡京(8)長岡京市長岡町15,050長岡京市77,846
一種二級城陽(7)城陽市城陽町14,690城陽市84,346
一種二級向日町(8)向日市向日町12,734向日市53,425
四級大山崎(7)大山崎町大山崎村3,346大山崎町15,736
四級園部(5)南丹市園部町15,601園部町16,776
四級峰山(5)(京丹後市)峰山町15,146峰山町13,564
四級精華(5)精華町精華町9,373精華町26,357
四級井手(5)井手町井手町7,633井手町9,102
四級久御山(5)久御山町久御山町6,400久御山町17,080
(参考)
名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
加茂(3)(木津川市)加茂町9,383加茂町16,004

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100871] 2020年 12月 4日(金)22:23:33白桃 さん
茂原と睦沢の境界変更
[100870]ekinenpyou さん
早速ありがとうございます。おっしゃっていることは理解できました。しかし、茂原から睦沢に編入された区域もあったのではないでしょうか。
私の手元にある「附表6市区町村の廃置分合・境界変更・名称変更一覧(平成2年10月2日~平成7年10月1日)」には
1995.3.1睦沢町→茂原市 人口異動 0
1995.3.1茂原市→睦沢町 人口異動 32
となっております。
[100869] 2020年 12月 4日(金)16:11:41【1】白桃 さん
「クイズ」というか「なぞなぞ」というか
[100868]ekinenpyou さん
熊本県庁の所在地など
熊本の話題が出ていますから、おまけのなぞなぞの答えは「氷川」でどうでしょうか。
「鉄」に詳しいわけでは無いのですが、電車の時間まで長くてお酒を2本も買ってしまった「奥多摩駅」は、昔、「氷川駅」っていう名前でしたネ。そういえば、今晩、「鉄」さんのクイズが始まります。お正月の十番勝負のウォーミングアップを兼ねて挑戦するつもりですが、C2H5OHが体内でCH3CHOになっているでしょうから、今夜は無理かもしれません。
ところで、ekinenpyou さんから少し前にも「謎々」[100809]が出ていましたが、ヒントも出てはいるのですが、何が不可解なのか良く分かりません。宜しければソロソロお教えいただきたくお願い申し上げます。

ついで:「白桃市町村人口研究所」2020年度後期勝手口入所問題、残りの解答
問二:入間市、佐渡市、伊勢市、田川市、春日市(該当しない市:旭市、相模原市、富士市)
「大相撲の部屋の名前に入る市名」であと一つは、そのものズバリ「高砂」市(※田川市→高「田川」部屋)
%%
問三:天童市、関市、日向市(該当しない市:鶴岡市、日野市、伊東市、大津市、春日市)
%%
「今年の紅白歌合戦出場歌手の苗字orグループ名に入る市名」で、あと一つは「福山」市(※関市→関ジャニ∞)
該当しない市で挙げたのは、鶴岡正義と東京ロマンチカ、日野てる子、伊東ゆかり、大津美子、春日八郎…少し古すぎました。

追記:問二は出題ミスでした。
関市(東関、二所ノ関)、津市(時津風)も該当します。大変申し訳ありません。
[100867] 2020年 12月 2日(水)23:19:40白桃 さん
古川VS北上
2000年10月東北場所
ヒガ~シ 古川 ニイーシ 北上
場内アナ「ひがし方 西前頭5枚目 古川(宮城野部屋)、西方 西前頭4枚目 北上(岩手風部屋)」
北出アナ「土俵上には、東より、いっときの低迷から完全に抜け出した実力派の古川、西より、このところメキメキ力を付けている北上が登場しましたが、さて、神風さん、なかなか面白い一番ではないでしょうか?」
神風※「そうですね。玄人好みの好取組です。地力では古川だと思うのですが、北上は付け人の江釣子の力も借りており、全く予想できません。」
※香川県三本松町出身の神風さんは、2000年5月に亡くなっていますので、天国からの解説です。

というわけ?で、[100866]千本桜 さんのリクエストにお答えします。
2000年2015年増加率
旧)古川市72,89778,4377.600
旧)北上市65,94168,8964.481
2000年2015年増加率
旧)古川&旧)三本木81,30886,3946.255
旧)北上&旧)江釣子77,10280,9695.015
2000年2015年増加率
現)大崎市139,313133,391-4.251
現)北上市91,50193,5112.197
上の通り、古川単独ならば、北上よりも増加率が高いのですが、周囲を加えると断然北上に軍配が上がります。特に、旧)江釣子村は人口密度も高く、北上(黒沢尻)のベッドタウンとして人口も増加しています。今の大崎市は、古川の一人勝ち状態でしょう。
参考にもならないかもしれませんが、DID人口の推移です。
古川DID国勢調査北上DID
17,6321960年10,024
19,3691965年12,200
17,0131970年12,905
15,6681975年13,602
14,8081980年19,646
18,6071985年19,226
26,2881990年22,912
29,7751995年25,850
33,8022000年26,825
35,3832005年28,276
37,0022010年28,237
37,9032015年30,471
[100865] 2020年 12月 1日(火)02:59:49【1】白桃 さん
「平成の大合併」なかりせば 5.「名称変更した市」の人口推移
「名称変更した市」ということは、旧市名は消滅しているので「消滅した市」でもあるのですが、ここでは、合併に関与した市が一つの場合はその市を、複数の市が関与したケースにおいては合併前の国調人口が最大の旧市を対象としています。なので、浦和市、川之江市等はここで取り上げ、大宮市、伊予三島市等は「消滅した市」として別稿で扱います。(増加率Aは旧市域、増加率Bは新市域。新/編は新設合併後に編入したことを示しています。)
旧市名2000年2015年増加率A---合併方式---新市名増加率B
具志川61,06171,11516.466 新設うるま8.097
浦和484,845549,87313.412 新/編さいたま11.531
上福岡54,63059,7549.379 新設ふじみ野10.839
国分53,96658,1397.733 新設霧島-1.607
古川72,89778,4377.600 新設大崎-4.251
保谷102,720110,0047.091新設西東京10.574
前原63,88368,0836.575 新設糸島1.510
松任65,37069,2765.975新設白山2.159
平良33,70135,2804.685新設宮古島-5.646
黒磯58,78360,9823.741新設那須塩原5.701
八日市44,35145,4652.512 新/編東近江-0.188
龍野40,55039,661-2.192 新設たつの-6.956
川内73,23671,144-2.857 新設薩摩川内-8.902
武生73,79269,819-5.384 新設越前-7.041
本荘45,72443,191-5.540 新設由利本荘-13.912
更埴39,40237,137-5.748 新設千曲-6.586
小野田45,08542,178-6.448 新設山陽小野田-7.056
水沢60,99056,995-6.550 新設奥州-10.247
今市62,47658,295-6.692 新設日光-15.036
岩井43,42140,345-7.084 新設坂東-7.816
下館65,03460,425-7.087 新設筑西-9.944
本渡41,09038,177-7.089 新設天草-19.598
上野61,49357,076-7.183 新設伊賀-10.781
川之江38,12635,215-7.635 新設四国中央-7.329
徳山104,67296,086-8.203 新設周南-7.968
水海道42,01538,346-8.733 編入常総-7.188
大曲39,61535,873-9.446 新設大仙-15.808
原町48,75043,938-9.871 新設南相馬-23.189
中村34,96831,436-10.101 新設四万十-11.528
新湊37,28733,251-10.824 新設射水-1.278
甘木42,64337,873-11.186 新設朝倉-15.011
新井27,88224,624-11.685 編入妙高-16.373
八日市場32,80728,915-11.863 新設匝瑳-13.173
加世田24,18721,137-12.610 新設南さつま-19.418
塩山26,12622,122-15.326 新設甲州-14.229
佐原48,32840,775-15.629 新設香取-14.783
串木野27,04722,792-15.732 新設いちき串木野-14.545
名瀬43,01536,216-15.806 新設奄美-16.845
福江27,66223,264-15.899 新設五島-23.089
大口23,59418,865-20.043 新設伊佐-19.989
山田11,6868,935-23.541 新設嘉麻-19.916
両津17,39413,107-24.646 新設佐渡-20.670
対象にした42の旧市のうちで、人口を増加させているのは具志川など僅か11にすぎません。11の中で新市域の人口も増加しているのは、具志川→うるま、浦和→さいたま、上福岡→ふじみ野、保谷→西東京、前原→糸島、松任→白山、黒磯→那須塩原の七例です。
次に、中心となっているはずの旧市域よりも新市域の人口増加率が高いのが、ふじみ野、西東京、那須塩原の3市で、つまり、上福岡よりも旧大井町、保谷よりも旧田無市のほうが人口増加率が高いということです。(※那須塩原市においては、旧西那須野町の人口増加率は12.819%です。)また、四国中央、周南、常総、射水、甲州、香取、いちき串木野、伊佐、嘉麻、佐渡においては、新市域の人口減少率が、中心となっているはずの旧市域よりも低くなっています。特に射水の場合は新湊とのポイント差が9.546となっており、♪「私が生まれて育ったところ」も辛い立場にたたされているのではないか、気になっています。また、水海道が石下を「編入」した常総市ですが、(2015年の鬼怒川水害の影響があるにしろ)石下の人口減少率が低いと言うのも何だかな~と言う気がしています。
南相馬(原町)、天草(本渡)、大崎(古川)、宮古島(平良)においては、新市域と(旧市)の人口増加率の差が10ポイントを超えています。特別な事情のある南相馬は別として、残りの3市の新市域格差も気になるところです。
[100863] 2020年 11月 27日(金)10:19:25白桃 さん
国勢調査人口20連勝記録
三年以上前の話ですが、
[92920]白桃
将棋の藤井四段の連勝に刺激を受け、当研究所では国勢調査人口の「連勝記録」を調べてみました。
「市」の場合だと、第1回国勢調査から市として登場し、合併はしても市の名称を変更することなく、一度も人口を減少させたことがない(つまり19連勝)というのが、仙台、宇都宮、岡崎、四日市、福岡、熊本、大分。これに札幌(第1回目は札幌区として登場)を加えると8市になります。
2020年10月1日現在推計人口をみると、8市のうち、20連勝がホボ確実なのが福岡、濃厚なのが岡崎、札幌、仙台で、宇都宮は微妙です。大分市は前回調査からの減少率が0.156%、四日市市は0.265%、熊本市は0.304%と黄色信号が点滅しています。
「町」の場合だとさらに希少です。壬生、大磯(大忙し→大磯が市、ではなく、大磯は町、です)、津幡、蟹江といった錚々たる町も、挫折?した経験があります。結果から言いますと、スーパータウンの異名を持つA、と、本日キタサンブラックに騎乗予定の騎手と同名のBしかないのです。
言わずもがな、ですが、Aは大河原町(宮城県)、Bは武豊町(愛知県)です。
ただ、2020年国勢調査で20連勝となるか…とっても心配。
武豊はマズ大丈夫ですが、大河原は138人(0.580%)の減少となっており、大ピンチです。
[100860] 2020年 11月 25日(水)11:16:44白桃 さん
展望(2020年が国勢調査史上最高人口になる市・その3)
立て続きにすみません。何の保証もできませんが、今回の国勢調査で(市制以後の)最高人口を記録する可能性のある45市です。数字は過去の最高人口からの増加率です。市に※のないところは最高人口年が2015年、碧南※のように※がついたところは最高人口年が2015年以外です。
なお、今回の国勢調査で(市制以後の)最高人口を記録するのが[100858]にある流山より、確実と言うか確定している市が二つあります。その二つとは、国勢調査史上(市としての)最低人口を記録することにもなる、富谷市と那珂川市です。
油断できず---川越0.976微妙なところ---長岡京0.481
碧南※0.915大津0.480
仙台0.909行橋0.468
伊丹0.882野洲※0.448
大阪狭山※0.878牛久0.425
豊川0.869広島0.388
滝沢0.856太宰府0.388
横浜0.847鯖江0.387
あま0.841鎌ケ谷0.371
立川※0.837春日0.356
可児0.786相模原0.319
伊勢崎0.770岩出0.305
加東0.705かほく※0.301
太田0.693あやしい---白井0.191
西尾0.671糸島※0.174
清瀬0.656豊田0.133
神栖※0.634成田0.128
小山0.582岡山0.115
筑後※0.577神のみぞ知る---宇都宮0.052
伊勢原0.565能美0.018
上尾0.539出雲0.007
宗像0.515春日井0.005
町田0.509
[100859] 2020年 11月 25日(水)10:34:39白桃 さん
展望(2020年が国勢調査史上最高人口になる市・その2)
[100158]の続きです。
保証するまでにはいきませんが、今回の国勢調査で(市制以後の)最高人口を記録する可能性が高い54市です。数字は過去の最高人口からの増加率です。市に※のないところは最高人口年が2015年、向日※のように※がついたところは最高人口年が2015年以外です。
下松※の最高人口年は1975年ですから、45年ぶりの更新となります。
---ご安心あれ船橋2.892---たぶん大丈夫姶良1.928
大村2.877知立1.826
美濃加茂2.874草加1.792
宜野湾2.867松戸※1.781
大和2.706みよし1.760
川口2.701ふじみ野1.696
越谷2.698恵庭1.607
吹田2.653新座1.574
うるま2.571木更津1.530
刈谷2.565下松※1.499
安城2.556甲斐1.471
千歳2.439名古屋1.416
古賀2.419茨木1.391
箕面2.369茅ヶ崎1.319
鳥栖2.351葛城1.297
日野2.345袋井1.264
北名古屋2.312府中1.239
総社2.247浦添1.211
名護2.241東海1.206
大野城2.204尾張旭※1.197
向日※2.175岡崎1.175
明石2.166香芝1.100
富士見2.127白岡1.065
常滑2.120札幌1.056
筑紫野2.071石垣1.039
東広島2.019千葉1.008
沖縄2.005座間※1.002
[100858] 2020年 11月 25日(水)10:06:57白桃 さん
展望(2020年が国勢調査史上最高人口になる市・その1)
2020年10月1日現在推計人口をみますと、今回の国勢調査で(市制以後の)最高人口を記録しそうな市が、東京都特別区を含め151あります。その中で以下に掲げたところは、そうなることは間違いないと無責任な白桃が責任を以って保証する52です。
数字は過去の最高人口からの増加率です。市に※のないところは最高人口年が2015年、浦安※のように※がついたところは最高人口年が2015年以外です。
--テッパン流山13.987--石より堅い調布4.953--確実です糸満3.877
福津12.137袖ケ浦4.663つくばみらい3.865
印西11.365小金井4.593三鷹3.842
長久手8.269狛江4.586清須3.703
つくば7.7394.554大府3.696
八潮7.513京田辺4.543浦安※3.619
木津川6.564和光4.461西東京3.519
守谷6.214戸田4.408小平3.516
合志5.907さいたま4.333志木3.499
高浜5.541川崎4.329八千代3.442
朝霞5.509習志野4.321野々市3.419
豊見城5.447草津4.267名取3.376
日進5.426東京4.257吉川3.363
稲城5.392栗東4.223市川3.287
国分寺5.310四街道4.176瑞穂3.153
南城5.060福岡4.156武蔵野3.058
海老名4.140藤沢3.052
守山4.080
三郷4.010
[100856] 2020年 11月 24日(火)09:20:07白桃 さん
小さな町にも高校が二つ
[100855]千本桜 さん
県立高校が2校ある少し珍しい町ですが、令和5年度には大河原商業高校と柴田農林高校が統合するので1校になる予定です。
ああ、また一つ3年後には「商業高校」が無くなりそうですね。新校名は、きっと「スーパータウン大河原高等学校」でしょう。
確かに、県立高校が2校ある「町」も少ないですね。
そういえば、一つは私立ですが、宮城県で一番人口の少ない「町」である七ヶ宿に高校が二つありますね。
[100854] 2020年 11月 23日(月)09:57:01白桃 さん
消えゆく「商業高校」
ご覧になった方は少ないと思いますが、白桃の「2020年度後期勝手口入所問題」問一の答えは日進市。
共通項は「商」の字が入る大学の本部所在市です。
札幌市(札幌商科大学)、小樽市(小樽商科大学)、高崎市(高崎商科大学)、市川市(千葉商科大学)、横浜市(横浜商科大学)
東大阪市(大阪商業大学)、岡山市(岡山商科大学)、そして日進市は名古屋商科大学です。
非該当の松山市には以前、「松山商科大学」がありました。
ついでながら、「商業」が入る高校が少なくなっています。「商工」「情報商業」などに余計(失礼)な変更をしたり、商業系の学科、カリキュラムはあるけど、「商業」という文言を削った高校が極端に多くなっています。因みに京都府はゼロです。「商業高校」といえば、野球の強い高校が多かったので、なにか寂しい気がします。
香川県でも、丸亀、志度、観音寺にあった商業高校が改名、統廃合され、今は高松商業と坂出商業の二つになってしまいました。今は知りませんが、高松商業(高商)なんかは野球はもちろん、偏差値でも母校より上でした。(-_-;)
少なくなった「商業高校」ですが、これが「町」にある商業高校となると全国で11しかないのです。
下川町、苫前町、奈井江町、福島町(以上、北海道)、みなかみ町(群馬)、一宮町(千葉)、富士川町(山梨)、いの町(高知)
宇美町(福岡)、八重瀬町(沖縄)・・・アレ、もう一つ何処だっけ???(笑)
[100849] 2020年 11月 22日(日)08:01:01白桃 さん
名邑三世代.その53(京都府・前編)
京都府の形は異様で、向きを変えれば水があふれだした琵琶湖に見えなくもありません。日本国民で、京都に海があるのを知らない人が1割は居るのではないでしょうか。西舞鶴と久美浜出身の知り合いがいますが、二人とも、ちょっとチャラチャラしているわりに、どこか気品を感じるのは、私の中に「京都」という幻影があるからでしょうか。もっとも、日本海側の「京都人」には、海から離れた奥のどんずまりに、京都市はともかく、チマチマとした多くの街があることに嫌悪感に近い違和感を感じているかもしれません。
【明治の名邑】
京都府の「名邑」は10ですから、少ないと感じる方もいるかもしれません。旧国別で言うと、山城が6、丹波が2、丹後が2となっており、当時から山城優勢であったのです。旧都京都はもちろん「特選市街」、かつては、お城もあったし淀川の水運で栄えた酒処・伏見も文句のない「市街」。ただ、「黄桜」「松竹梅」「月桂冠」など伏見の有名なお酒とのつきあいは殆どありません。名邑筆頭は舞鶴を僅かに抑えて宮津に。抑えられた舞鶴ですが、いわゆる西舞鶴のことです。その後は、福知山、八幡、亀岡と現在は市となっている街が続き、そしてスワンが泳ぐ京都競馬場のある淀に名邑代表となってもらいましょう。この競馬場で馬券が外れて流した涙が♪スワンの涙。例年今頃(11月)は開催されているのですが、スタンド改修工事の為…あまり関係ない話はよしましょう。残りの名邑は木津と宇治。中学校の修学旅行で平等院に行って十円玉と見比べてみたような記憶もありますが、宇治はあんまり覚えていません。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街京都京都市京都245,675京都市442,462
市街伏見(京都市)伏見19,831伏見町24,883
名邑宮津宮津市宮津8,280宮津町9,289
名邑舞鶴(舞鶴市)舞鶴8,258舞鶴町14,827
名邑福知山福知山市福知山5,309福知山町8,399
名邑八幡八幡市八幡5,309八幡町6,582
名邑亀岡亀岡市亀岡4,652亀岡町7,447
名邑(京都市)淀※4,436淀町1,776
名邑木津木津川市木津3,353木津町5,368
名邑宇治宇治市宇治3,084宇治町4,368
淀※・・・町村制施行で淀町となるエリア以外に「淀村」となった区域(の一部)も含んでいたのでは、と推測しています。
続いて「準名邑」
野村監督の出身地の峰山と、よく知らない柳原の二つ。峰山を通過した際、アーケード街が見えたのですが、今でも残っているのかな?
名称現自治体---1886年戸口表人口-----1908年人口
峰山(京丹後市)峰山第一表2,541峰山町3,111
柳原(京都市)柳原庄第三表4,455柳原町5,208
(参考)はたっぷり大盛りに
名称現自治体---1886年戸口表人口-----1908年人口
綾部綾部市綾部第一表2,367綾部町5,358
園部南丹市園部第一表2,093園部町2,509
久美浜(京丹後市)久美浜第一表1,882久美浜町2,075
河守(福知山市)河守町第一表1,382河守町2,424
須知京丹波町須知村第一表989須知町3,297
加悦(与謝野町)加悦町第一表812加悦町3,546
向日町向日市向日町第一表409向日町4,480
新舞鶴舞鶴市市場村第一表251新舞鶴町※9,430
井手井手町玉水第一表2,249井手村3,011
嵯峨(京都市)上嵯峨村第一表1,915嵯峨村※5,555
岩瀧(与謝野町)岩瀧村第一表1,447岩瀧村3,682
八木(南丹市)八木村第一表884八木村1,221
網野京丹後市網野村第三表1,348網野町4,186
田辺京田辺市田辺村第三表1,188田辺町3,340
間人(京丹後市)間人村第三表3,272間人村3,604
上狛(木津川市)上狛村第三表2,227上狛村2,716
深草(京都市)深草村第三表1,228深草村10,948
笠置笠置町笠置村第三表1,214笠置村2,619
余部(舞鶴市)記載なし余部町※9,018
新舞鶴町※・・・市場村以外に戸口表第三表に記載ある行永村(1,107)を含む
余部町※・・・・後に中舞鶴町に改称

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100845] 2020年 11月 19日(木)02:07:11白桃 さん
主幹研究員募集!白桃市町村人口研究所2020年度後期勝手口入所試験(予告)
2018年から行われている入所試験ですが、どういうわけか後期しかありません。前期がないのなら、「後期」と名乗らずとも良いのではないかと思う次第ですが、そこはその・・・。また、2018年度が「研究助手募集!で裏口入所試験」であったのに対し、2019年は「主任研究員募集!で表口入所試験」となんやら、ちゃんとしたものに改められた様子。今年度はコロナ禍にあって若干試験実施が遅れましたが、「主幹研究員」なる要職を募集のため、勝手口からさらにグレードアップした問題を作成しております。
グレードアップしたと言っても、白桃が作成する問題ですから、高が知れています。
今年度は、七五三に因み「十番勝負」をパクッた問題を作成いたしました。
問題を漏洩するわけにはいきませんが、出題範囲だけを申しますと、
問一:お題の市は「七」。想定解数は八。ですから答えはただひとつ。ま、名古屋という名前がついているけど、実際は名古屋市にない・・・おっとそれ以上は口が裂けても言えません。
問二:お題の市は「五」。想定解数は六。ですから答えはただひとつ。今、行われている日本古来のスポーツ興行(イベント)に関係しています。
問三:お題の市は「三」。想定解数は四。ですから答えはただひとつ。年末恒例の行事に関係、今年は無観客らしい。

当研究所に入所する気が無くても、ご関心あるかたは白桃市町村人口研究所をそっと覗いてみてください。見るだけなら無料です。
[100842] 2020年 11月 17日(火)10:02:00白桃 さん
白桃杯七五三らくがき賞ステークス
過ぎてしまいましたが七五三を記念して、19の都道府県に所属するサラブレッドが三人の騎手(市や町)を乗せてゴールを目指します。
負担重量が軽いほど走る仕組みになっており、順当ならサキタマンゾウ号の圧勝になるのですが、負担重量は2020年10月1日現在「白桃の推計人口」ですから、例えば、鶴ヶ島が国調確定人口で6万人台に陥落しますと、負担重量違反で即、失格となります。なので、レースが確定するのは来年の11月ごろでしょうか???
それにしても、(しかたないとは言え)アメリカの大統領選挙と日本の国勢調査は確定するのが遅い。

枠番馬番馬名-騎手1負担重量-騎手2負担重量-騎手3負担重量--総負担重量
1枠1ホッカイドウダ恵庭市70,822石狩市56,593伊達市32,954160,369
2ミヤギササニシキ登米市76,485富谷市51,835白石市32,770161,090
2枠3フクシマホマレ須賀川市75,342南相馬市53,011本宮市30,270158,623
4ジョウソーナットー石岡市72,351結城市50,282茨城町31,412154,045
3枠5ナスノトチギ大田原市73,096下野市59,445上三川町30,912163,453
6カラッカゼ渋川市73,409安中市54,902玉村町36,082164,393
4枠7サキタマンゾウ鶴ヶ島市70,060幸手市50,117上里町30,042150,219
8チーバシンボリ香取市71,848銚子市57,952鴨川市31,720161,520
5枠9タマノホープ武蔵村山市71,150羽村市54,138瑞穂町32,170157,458
10エチゴユキツバキ燕市76,760佐渡市51,760妙高市30,565159,085
6枠11ミノヒダ中津川市75,418土岐市55,334下呂市30,581161,333
12トウカイアイチ知立市71,788常滑市57,746大治町32,519162,053
13オイデヤス八幡市70,442京丹後市51,072南丹市31,326152,840
7枠14ナニワコイシグレ泉大津市74,336阪南市51,060島本町31,185156,581
15ヤマトアオニヨシ香芝市78,414桜井市54,526田原本町30,981163,921
16ディープフクオカ行橋市70,916那珂川市50,209岡垣町30,874151,999
8枠17サガノハガクレ鳥栖市74,616伊万里市52,873神埼市30,829158,318
18ヒゴノロマン天草市75,327荒尾市50,792人吉市31,530157,649
19サツマオゴジョ姶良市76,622出水市51,843南さつま市32,828161,293
[100840] 2020年 11月 16日(月)03:15:36白桃 さん
「平成の大合併」なかりせば 4.「大型合併」した市の人口推移
「大型合併」と言うと聞こえは良いのですが、見かけ上の人口を大幅に増加させた合併のことで、本当は「水増し合併」と呼びたいのですが、それはあまりにも失礼ですよね。('◇')ゞ
ここでは「大型合併」の定義を以下のようにしています。
2010年国勢調査市域人口÷2000年国勢調査市域人口≧1.5
(例)笠間市・・・79,409÷30,076=2.640
   佐久市・・100,552÷66,875=1.504
なお、合併に関与した市が複数の場合は、各市の人口を合計したものを2000年国調時の市域人口としています。
また、栃木市や西尾市のように、2010年10月2日以降に合併を行っているケースは、2015年国調時の境域に組み替えたものを2010年市域人口としています。
また、嘉麻(山田)、佐渡(両津)、東近江(八日市)、射水(新湊)、霧島(国分)、大仙(大曲)、那須塩原(黒磯)、
たつの(龍野)、ふじみ野(上福岡)、由利本荘(本荘)、大崎(古川)、香取(佐原)、白山(松任)、筑西(下館)、
南さつま(加世田)、伊賀(上野)、千曲(更埴)、常総(水海道)、宮古島(平良)、糸島(前原)、天草(本渡・牛深)
については、「大型合併」の対象となりますが、改称した市として稿を改めて触れます。

市名2000年2015年増加率A・・・合併市名増加率B
東広島123,423147,64119.622編入東広島10.015
西尾100,805111,16710.279編入西尾5.133
佐久66,87570,8715.975新設佐久-0.648
豊川117,327122,8064.670編入豊川3.247
伊勢崎125,751131,5954.647新設伊勢崎7.418
高崎239,904249,7414.100編入高崎3.464
磐田86,71789,8633.628新設磐田0.728
廿日市73,58775,2612.275編入廿日市-0.065
長浜60,10460,9001.324新/編長浜-4.577
加須68,44567,589-1.251新設加須-4.711
上越134,751132,891-1.380編入上越-7.025
43,48042,331-2.643新設-5.354
飯塚80,65178,285-2.934新設飯塚-5.527
唐津78,94576,449-3.162新/編唐津-8.468
40,96339,608-3.308新設-6.449
古河58,72756,173-4.349新設古河-3.760
八女39,61037,280-5.882編入八女-16.014
恵那35,67733,548-5.967新設恵那-10.827
石岡52,56849,344-6.133新設石岡-8.541
久喜72,65468,142-6.210新設久喜-1.284
栃木83,85578,009-6.972新/編栃木-7.303
一関63,51058,830-7.369新/編一関-13.664
玉名45,64842,145-7.674新設玉名-8.582
豊岡47,30843,375-8.314新設豊岡-11.323
山鹿32,94430,020-8.876新設山鹿-12.148
二本松36,23332,767-9.566新設二本松-11.978
佐伯50,12045,044-10.128新設佐伯-14.492
横手40,52136,334-10.333新設横手-15.419
庄原21,37018,922-11.455新設庄原-18.998
村上31,75828,009-11.805新設村上-15.507
渋川48,76142,984-11.848新設渋川-12.700
菊池27,34223,911-12.548新設菊池-8.490
美祢18,63816,169-13.247新設美祢-17.077
笠間30,07625,810-14.184新設笠間-6.823
柳川41,81535,817-14.344新設柳川-12.672
長門24,09220,131-16.441新設長門-18.480
上記36市のうち、旧市(域)の人口が増加したのは9市で、四分の一にすぎません。佐久、廿日市、長浜は旧市域の人口は増えているのですが、新市域の人口は減少しています。また、伊勢崎は旧市域よりも新市域の増加率が高く、古河、久喜、菊池、笠間、柳川は新市域よりも旧市域の減少率が高くなっています。
旧市域と新市域の増加率のポイント差が4を超えるのが15市と多く、「大型合併」の特徴を表しています。八女に次いでポイント差が大きい東広島市の場合をみると、旧市域の増加率は20%に近いのに、新市域の増加率は10%に過ぎません。旧町単位でみると、
旧町2000年2015年増加率
黒瀬町25,35123,851-5.917
福富町2,8922,374-17.911
豊栄町4,4043,232-26.612
河内町6,9415,928-14.594
安芸津町12,3359,881-19.895
51,92345,266-12.821
と、すべての旧町で減少しているのです。東広島市といえば、「賀茂学園都市」を契機に合併が行われ1974年に生まれた西日本を代表する「成長都市」であります。さらに、「平成の大合併」によって瀬戸内海にまで達する広大(広島大学ではない)な市域となりましたが、少し手を広げすぎたかな・・・と美酒「賀茂鶴」を飲みながら思う次第であります。
[100834] 2020年 11月 14日(土)12:47:27白桃 さん
名邑三世代.その52(熊本県・後編)
熊本県・前編の冒頭では、関係ない石川県の話をしてしまいましたが、石川さゆりさんは熊本出身ですからお許しを。
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
熊本県の「秀邑」は、この期に市制施行した荒尾と水俣、地味ながら人口を増加させた鏡、佐敷とオフ会でお邪魔した杖立温泉のある小国の五つです。荒尾と水俣は鉱工業によって人口を急増させましたが、特に荒尾の1950年国調人口は、八代を完全に上回って県下2位となっています。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級荒尾荒尾市荒尾町15,121荒尾市64,207
一種二級水俣水俣市水俣町20,498水俣市43,661
二種三級(八代市)鏡町8,924鏡町10,998
二種三級佐敷芦北町佐敷町8,205佐敷町11,424
二種三級小国小国町北小国村10,203小国町15,189
「準秀邑」はありません。
(参考)名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
玉名玉名市高瀬町3,600玉名町14,006
大津大津町大津町5,149大津町9,070
西合志合志市西合志村5,622西合志村10,073
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
玉名がやっと「名邑(卓邑)」になりました。大津にはホンダ技研の生産拠点があり、1980年頃より人口を増加させています。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級玉名(9)玉名市玉名市47,736玉名市45,648
二種二級植木(熊本市)植木町21,724植木町31,235
二種二級益城(5)益城町益城町20,000益城町32,160
二種三級大津大津町大津町21,885大津町28,021
二種三級松橋(2)宇城市松橋町18,315松橋町25,010
二種三級菊陽(5)菊陽町菊陽村11,304菊陽町28,360
「準卓邑」はありません。
阿蘇の内牧(温泉)は、初めての国内添乗で宿泊(第1泊目)したところなのですが、まるで、なんにも、さっぱり、まったく記憶がありません。ただ、「やまなみハイウェイ」が霧で視界が非常に悪かったのは覚えています。
(参考)名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
大矢野上天草市大矢野町24,938大矢野町17,354
矢部山都町矢部町24,822矢部町12,386
阿蘇阿蘇市阿蘇町23,730阿蘇町18,667
御船御船町御船町21,416御船町18,532
西合志(3)合志市西合志村9,890西合志町27,461
合志(2)(合志市)合志村9,310合志町21,930
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100833] 2020年 11月 14日(土)00:58:43白桃 さん
名邑三世代.その51(熊本県・前編)
今回は熊本県ですが、「熊」本や「鹿」児島は名前のせいか、力強い、個性的なイメージです。「熊」と言えば、Go To トラベルを利用して、とある温泉に行ったのですが、最近、その最寄りの「○○温泉駅」のスグ傍のショッピングセンターに熊が出没して「籠城」したらしい。その温泉は潟湖の畔にあります。近くにはラムサール条約に登録された湿地もあるようです。温泉のある市は5町4村の合併によって1月1日に誕生したのですが、その年の1月1日に誕生した市はソコだけです。「○○温泉駅」は新幹線の駅もできるようですが、その新幹線の工事、大幅に遅れてます。そうそう、駅からはでっかい観音像が見えます。その市は多核、というよりタコ足的な市でして、一応、中心はお寺のつく街(旧町のひとつ)。私が泊った温泉の名前は旧町名にもなっていますが、14年前にいったときも寂れた感じを受けましたが、今は寂寥感一杯でした。市内には他にも温泉があり、山○温泉(旧町名)、山●温泉(最近、この市と合併)は結構有名です。この市が発足した当時の残り2つの旧町は難読「町」と第3種漁港のある町です。
もう皆さまおわかりでしょう。私が泊ったのは、東かがわ市に含まれている市にある◐山△温泉でした。
さて、本題
【明治の名邑】
熊本県の名邑は以下の12の街です。熊本の「別格市街」は当然としても、八代が「市街」に成れなかったのは意外です。名邑筆頭の八代に続くのが牛深と言うのも意外。当時は本渡よりも大きな都会であったのでしょう。名邑代表は生まれながらの「町」ながら、今なお「町」の長洲。灯篭の山鹿、川尻、宇土(と言えば、新大関正代と小西行長)、本渡、人吉と続き、その後の富岡も意外と言えば意外。隈府の夫は誰なのだろう?名邑のトリは阿蘇神社の鳥居前町の宮地。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街熊本熊本市熊本44,384熊本市61,233
名邑八代八代市八代10,069八代町12,677
名邑牛深(天草市)牛深7,687牛深町9,719
名邑長洲長洲町長洲6,762長洲町7,919
名邑山鹿山鹿市山鹿5,542山鹿町8,168
名邑川尻(熊本市)川尻4,748川尻町5,409
名邑宇土宇土市宇土3,914宇土町5,630
名邑本渡天草市町山口3,698本渡町4,768
名邑人吉人吉市人吉3,246人吉町5,131
名邑富岡苓北町富岡3,134富岡町3,759
名邑隈府菊池市隈府3,126隈府町6,270
名邑宮地(阿蘇市)宮地3,046宮地町3,817

「準名邑」は来民と高瀬の少々
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
来民(山鹿市)来民第一表2,839来民町4,048
高瀬玉名市高瀬第一表2,732高瀬町3,849
(参考)たっぷりあります。
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
高橋(熊本市)高橋第一表2,205高橋町1,762
松橋宇城市松橋第一表2,166松橋町2,740
南関南関町第一表1,984南関町4,719
大津大津町大津第一表1,836大津町4,830
御船御船町御船第一表1,741御船町2,068
日奈久(八代市)日奈久第一表1,630日奈久町4,415
小川(宇城市)小川第一表1,614小川町4,125
隈庄(熊本市)隈庄第一表1,575隈庄町4,728
高森高森町高森第一表1,540高森町2,319
植木(熊本市)植木第一表1,237植木町1,935
水俣水俣市陣内第一表1,542水俣村16,453
浜村第三表3,001
三角(宇城市)三角浦第二表813三角町3,699
小島(熊本市)下松尾村第三表2,167小島町4,127
春日(熊本市)春日村第三表1,923春日町3,807
伊倉(玉名市)伊倉北方村第三表1,854伊倉町4,222
内牧阿蘇市内牧村第三表1,778内牧町4,128
大浜(玉名市)大浜町第三表1,729大浜町2,669
(八代市)鏡町第三表1,449鏡町5,266
山都町浜町第三表1,063浜町村※4,049
佐敷芦北町佐敷町第三表898佐敷町9,003
登立上天草市登立村第三表5,267登立村6,614
松合(宇城市)松合村第三表3,807松合村5,748
荒尾荒尾市荒尾村第三表1,628荒尾村6,503
甲佐甲佐町記載なし甲佐町4,300
宮原(氷川町)記載なし宮原町4,007
馬見原(山都町)記載なし馬見原町2,709
木山益城町記載なし木山町2,639
浜町村※…1912年(明治45年)に浜町

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100830] 2020年 11月 12日(木)19:08:42白桃 さん
5年間で人口を一割以上減少させた市(2020年10月1日推計人口速報)
2020年10月1日現在の推計人口ですが、今年は国勢調査年ということで、もともと推計人口を公表していない北海道の他に、神奈川県、石川県、岐阜県、三重県、徳島県、香川県、福岡県において、県からの公表がありません。そこで、当研究所では極秘手段?を使って市区町村単位の人口を入手いたしました。明日、愛知県の市区町村の推計人口が県から公表される予定ですので、確認次第、オーナーあてにデータをお送りすることになりますが、ちょっとフライングをして、2015年国調から人口が一割以上減少した市を以下に列挙いたします。あくまでも「白桃の推計人口」ですので、公式のものではありません。そういうこともあって、また、各市の名誉のため?推計人口は掲載いたしません。そのかわり、該当市の国勢調査史上の最高人口を参考に記載いたしました。
それにしても、萩や銚子の名前をここで見たくはなかったです。
(○は「平成の合併」で誕生した市、△は「平成の合併」を行った市)
市名道県減少率%最高人口デビュー年最高年
夕張北海道18.399107,97219471960
歌志内北海道18.13138,00219601960
芦別北海道14.92968,09119551955
室戸高知13.76830,49819601960
三好○徳島12.74829,95120102010
土佐清水高知12.72331,62319551955
赤平北海道12.65254,63519551960
美唄北海道12.50788,66719501955
珠洲石川12.47237,53719551955
三笠北海道12.31856,19619601960
尾花沢山形12.11631,53819601960
男鹿△秋田12.03548,56319551955
勝浦千葉11.88231,14119601960
津久見大分11.77637,16419551960
輪島△石川11.69938,75419551960
大月山梨11.18541,41219551955
江田島○広島11.01129,93920052005
垂水鹿児島10.94732,72119601960
尾鷲三重10.90034,53419551960
上天草○熊本10.82732,50220052005
竹田△大分10.76036,60819551955
鳥羽三重10.65930,52119551960
美祢△山口10.51639,70419551960
士別△北海道10.43039,19119551955
萩△山口10.33557,99019352005
串間宮崎10.17142,30519551955
根室北海道10.14645,81719601975
五條△奈良10.14037,37519602005
宇陀○奈良10.09534,22720102010
湯沢△秋田10.08555,29019552005
留萌北海道10.08540,23119471965
仙北○秋田10.05731,86820052005
銚子千葉10.03391,49219351965
[100826] 2020年 11月 11日(水)23:58:08白桃 さん
名邑三世代.その50(群馬県・後編)
【秀邑】(【大・昭の名邑】)
群馬県の「秀邑」は、太田、尾島、新、大胡の四つ。太田以外は現在「表舞台」に立っていない街です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種三級太田太田市太田町5,803太田市49,556
二種三級尾島(太田市)尾島町7,863尾島町12,123
二種三級(高崎市)新町6,908新町11,504
二種三級大胡(前橋市)大胡町6,147大胡町10,352
(参考)
前橋、伊勢崎、太田等の周辺、県中央部の村が多いこと。
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
富士見(前橋市)富士見村10,855富士見村14,887
木瀬(前橋市)木瀬村9,610木瀬村13,841
南橘(前橋市)南橘村8,374南橘村11,292
荒砥(前橋市)荒砥村8,176荒砥村11,362
桂萱(前橋市)桂萱村8,171桂萱村13,372
毛里田(太田市)毛里田村7,946毛里田村10,201
新治(みなかみ町)新治村7,925新治村10,046
豊受(伊勢崎市豊受村7,149豊受村10,041
粕川(前橋市)粕川村6,938粕川村10,341
新里(桐生市)新里村6,855新里村10,132
宮郷(伊勢崎市)宮郷村6,707宮郷村10,001
嬬恋嬬恋村嬬恋村6,359嬬恋村13,757
(伊勢崎市)東村6,196東村10,059
宝泉(太田市)宝泉村5,359宝泉村12,464
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
群馬県の「卓邑」は以下の8つの街で、注目されるのは1万人に達したことのない草津が、DIDを五度記録したことです。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
二種二級境(9)(伊勢崎市)境町27,583境町31,025
二種二級大泉(9)大泉町大泉町19,128大泉町41,403
二種三級榛名(0)(高崎市)榛名町20,750榛名町22,188
二種三級新田(0)(太田市)新田町19,599新田町29,606
二種三級吉井(3)(高崎市)吉井町18,594吉井町24,845
二種三級群馬町(0)(高崎市)群馬町14,548群馬町35,293
二種三級玉村(1)玉村町玉村町13,833玉村町37,522
四種草津(5)草津町草津町7,933草津町7,702
(参考)
名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
中之条(0)中之条町中之条町22,853中之条町18,344
松井田(0)(安中市)松井田町21,825松井田町17,228
吾妻(0)東吾妻町吾妻町21,222吾妻町15,239
下仁田(0)下仁田町下仁田町20,640下仁田町11,171
笠懸(0)みどり市笠懸村8,382笠懸町25,799
富士見(0)(前橋市)富士見村13,741富士見村21,273
東(0)(伊勢崎市)東村9,605東村20,656
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100822] 2020年 11月 11日(水)00:33:05白桃 さん
名邑三世代.その49(群馬県・前編)
「鶴舞う形の群馬県」と言っても、描くのは高知県よりは難しい?

【明治の名邑】
群馬県の「名邑」の様相は現況とそれほどかけ離れてはいません。「市街」は高崎と前橋。前橋は「生まれながらの市」を除いて最も古い、すなわち、「町」から「市」になった最初の都市ではありますが、ここは高崎を上位にとりました。名邑筆頭は館林。続いて伊勢崎、藤岡、桐生、そして製糸場の富岡、安中と順当な並び。名邑代表は大間々に頼みましょう。そのこころは、ザ・テンプターズが歌った♪「おかあさん」の歌詞・・・オーママ・ママ~オーママ・ママ。この後は渋川と倉賀野ですが、19世紀枠として沼田を潜り込ませます。というか、沼田がなぜ戸口表の第一表ではなく、第二表になっていたのか理解に苦しみます。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
市街高崎高崎市高崎駅20,212高崎市39,961
市街前橋前橋市前橋町16,585前橋市45,183
名邑館林館林市館林町8,439館林町10,931
名邑伊勢崎伊勢崎市伊勢崎町5,947伊勢崎町9,239
名邑藤岡藤岡市藤岡町5,098藤岡町8,872
名邑桐生桐生市桐生新町4,692桐生町※32,189
名邑富岡富岡市富岡町4,410富岡町10,464
名邑安中安中市安中駅4,394安中町8,199
名邑大間々(みどり市)大間々町3,463大間々町6,125
名邑渋川渋川市渋川村3,399渋川町7,046
名邑倉賀野(高崎市)倉賀野駅3,124倉賀野町3,640
19世紀沼田沼田市沼田4,732沼田町6,581
桐生町※・・・桐生新町以外に、戸口表第三表ではありますが3千人を超えていた安楽土村、新宿村を含む。

続いて「準名邑」ですが、
「準名邑」は太田だけなので、(参考)を一挙掲載します。沼田を「名邑」に潜り込ませたのだから太田も、と言う訳にはいきません。
準名邑現自治体---1886年戸口表人口-----1908年人口
太田太田市太田第二表3,769太田町4,380
(参考)現自治体1886年戸口表人口1908年人口
板鼻(安中市)板鼻駅第一表2,163板鼻町2,363
松井田(安中市)松井田駅第一表1,801松井田町3,815
(高崎市)新町駅第一表1,731新町3,893
原市(安中市)原市村第一表1,709原市町5,503
吉井(高崎市)吉井町第一表1,610吉井町6,548
鬼石(藤岡市)鬼石町第一表1,486鬼石町3,843
(伊勢崎市)境町第一表1,450境町3,214
玉村玉村町下新田村第一表1,254玉村町5,428
一ノ宮(富岡市)一ノ宮町第一表1,237一ノ宮町3,426
下仁田下仁田町下仁田町第一表1,147下仁田町4,183
坂本(安中市)坂本駅第一表1,102坂本町2,520
中之条中之条町中之條町第一表1,040中之条町4,773
尾島(太田市)尾島村第一表997尾島町7,516
福島(甘楽町)福島町第一表793福島町3,372
伊香保(渋川市)伊香保村第一表762伊香保町1,703
大胡(前橋市)大胡町第一表563大胡町4,913
妙義(富岡市)妙義町第一表208妙義町2,740
東吾妻町第二表1,723原町3,221
木崎(太田市)木崎第二表1,474木崎町2,761
薮塚本(太田市)本町第二表1,148薮塚本町4,329
室田(高崎市)下室田村第三表1,524室田町5,904
(高崎市)上室田村第三表1,113(室田町)
(高崎市)中室田村第三表1,063(室田町)
小泉大泉町上小泉村第三表1,305小泉町3,335
(大泉町)下小泉村第三表1,024(小泉町)
総社(前橋市)惣社町第三表1,776総社町3,721
金古(高崎市)金子駅第三表1,596金古町3,106
臼井(安中市)五料村第三表1,300臼井町3,028
長野原長野原町記載なし長野原町4,054
草津草津町記載なし草津町1,267

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100818] 2020年 11月 10日(火)01:29:44白桃 さん
「平成の大合併」なかりせば 3.合併した主要都市の人口推移
[100781]オーナー グリグリさん
県庁所在地に限定せずに主要都市に広げてみるとどうなるのかにも興味があります。
と言うことで、以下は、「平成の大合併」によって2015年国勢調査人口が15万人以上となった県庁所在地以外の都市の人口推移です。なお、栃木、高崎、伊勢崎、久喜、西東京、上越、磐田、豊川、西尾及び東広島の10市については別途触れますので、ここでは割愛いたします。(増加率Aは旧市域、増加率Bは新市域。新/編は新設合併後に編入したことを示しています。)
市名2000年2015年増加率A-----合併方式増加率B
つくば165,978203,22522.441編入18.325
川口460,027515,97112.161編入12.354
岡崎336,583372,94210.802編入10.131
327,851361,46810.254編入10.749
豊田351,101382,2938.884編入6.912
相模原605,561653,9047.983編入5.826
野田119,922126,9245.839編入1.578
一宮273,711289,1325.634編入5.002
太田147,906156,0425.501新設4.727
出雲87,33092,0745.432新設-1.058
倉敷430,291447,6834.042編入3.526
四日市291,105300,3123.163編入2.956
浜松582,095596,7162.512編入1.485
福山378,789387,8212.384編入1.730
姫路478,309488,4592.122編入0.130
久留米236,543239,6421.310編入-0.109
792,018800,1541.027編入1.166
都城131,922132,2640.259新設-3.948
松本208,970208,227-0.356編入-0.071
長岡193,414192,716-0.361編入-6.062
大垣150,246149,655-0.393編入-1.204
富士234,187232,648-0.657編入-1.256
松阪123,727121,036-2.175新設-0.390
熊谷156,216152,291-2.513新/編-3.732
上田125,368121,192-3.331新設-5.846
春日部203,375196,308-3.475新設-3.366
佐世保240,838228,258-5.223編入-6.91
宇部174,416163,424-6.302編入-6.923
八戸241,920225,926-6.611編入-6.979
沼津207,558192,807-7.107編入-7.528
高岡172,184159,314-7.475新設-7.301
弘前177,086163,343-7.761新設-8.180
203,159185,763-8.563編入-11.832
今治117,930107,443-8.893新設-12.464
下関252,389228,554-9.444新設-10.820
日立193,353170,967-11.578編入-10.424
函館287,637254,157-11.640編入-12.883
釧路191,739167,925-12.420新設-13.308
上表に掲げた38市のうち旧市域の人口が増えているのは18市ですが、その中でも、際立った増加率を示すのがつくば市です。また、出雲、久留米、都城は新市域の人口は減少しています。出雲と都城は新市域と旧市域の増加率のポイント差が大きいことから、長岡ともども「食べ過ぎでお腹をこわさないか」と心配しています。
注:ここで言う「新市域」とは、合併によって「市」となった旧町村域のことではなく、「旧市域」を含む合併後の市域を指しています。誤解されている方がいらっしゃいましたら、的確な表現で無かったことをお詫びいたします。
[100804] 2020年 11月 5日(木)23:56:30白桃 さん
南部の戸
[100197]のなぞなぞは、[100198]で駿河の民さんが書かれている通り、南部地方の「戸」が入る市町村の2020年10月1日現在の(推計)人口順位です。100年前の第1回国勢調査のときは、二戸と九戸がなく、人口順位も現在とは異なっています。「戸」の由来だけでなく、「四戸」がどこにあったかについても諸説あるようですが、「平成の合併」で新しい南部町ができる際、3つに絞られた新町名候補に「四戸町」が残っていたのです。もし「四戸町」が成立していたら、二戸市と五戸町の間に入りこみ、一気通貫が完成するところでした。惜しかったです。(笑)
1920年1970年2020年
八戸町18,255八戸市208,801八戸市221,228
七戸町8,400一戸町23,176二戸市25,247
五戸町6,497五戸町20,132五戸町15,882
六戸村6,224三戸町16,184七戸町14,287
三戸町5,120七戸町12,946一戸町11,400
一戸町3,438六戸町10,193六戸町10,453
九戸村8,775三戸町8,954
九戸村5,308
[100797] 2020年 11月 5日(木)15:39:31白桃 さん
八が最大、九が最小(やさしい人口なぞなぞ)
2020年10月1日現在では
八>二>五>七>一>六>三>九
100年前の国勢調査では二がありませんでした。
[100786] 2020年 11月 3日(火)11:02:08白桃 さん
名邑三世代.その48(高知県・解決編)
[100782]の続きです。
高知県の「準名邑」は後に市となる中村、高岡、山田の三つです。
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
中村四万十市中村第一表2,780中村町5,398
高岡土佐市高岡第二表6,361高岡町8,315
山田香美市山田野地第二表4,074山田町4,424
(参考)
名称現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
宿毛宿毛市宿毛第二表2,094宿毛町6,224
本山本山町本山第二表1,024本山村※5,308
後免南国市後免第二表879後免町1,028
久礼中土佐町久礼村第三表3,715久礼町4,791
江ノ口(高知市)江ノ口村第三表2,670江ノ口町3,313
室戸室戸市室津村第三表1,561室戸村※※7,269
越知越知町越知村第三表2,350越知町4,387
夜須(香南市)夜須村第三表5,654夜須村6,062
奈半利奈半利町奈半利村第三表4,350奈半利村4,849
宇佐(土佐市)宇佐村第三表3,886宇佐村6,058
野市香南市野市村第三表3,707野市村3,466
長浜(高知市)長浜村第三表3,479長浜村5,543
田野田野町田野村第三表3,475田野村3,515
本山村※…1910年に本山町。
室戸村※※…1910年に室戸町。なお、室戸村は戸口表では室津村より人口の多い浮津村(2,378人)も含んでいます。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級高岡土佐市高岡町8,535高岡町10,060
二種三級室戸室戸市室戸町6,927室戸町10,322
二種三級宿毛宿毛市宿毛町6,238宿毛町14,286
二種三級清水土佐清水市清松村8,058清水町16,280
二種三級窪川四万十町窪川村6,999窪川町11,397
突然ですが[100782]のクイズ答え
問題(1)2.の円弧の始点と終点は有名な岬と灯台があります。始点も終点も「市」ですが、県内11市で最も人口が少ないのは始点のほう、終点のほう?(もう片一方も人口が少なく10位です。)
始点のほうです。始点は室戸市(2020年10月1日推計11,662人:全国の市で788位)、終点は土佐清水市(同12,025人:787位)。両市は、室戸市が室戸・津呂・吉良川・佐喜浜、土佐清水市が清水・下ノ加江・三崎・下川口と4つの因子町([84180])を持つことも共通しています。とても素晴らしいライバル関係にあります。(笑)
問題(2)2020年10月1日現在、県内で始点、終点の市より人口が多い「町」が3つありますが、その「町」の読みについて正しいものを次の中から選んでください。
A.三町とも濁点がある
B.三町とも濁点がない
C.一町だけ濁点がある
答えはBです。高知県公表の2020年10月1日現在推計人口によりますと、土佐清水より多いのは、いの、四万十(しまんと)、佐川(さかわ)の3町です。
参考
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
中村四万十市中村町6,659中村町9,989
大方黒潮町田ノ口村3,463大方町11,898
梼原梼原町檮原村8,057檮原村10,735
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
中村がやっと・・・めでたし、めでたし。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級南国(9)南国市南国市41,798南国市49,965
一種二級中村(9)四万十市中村市38,951中村市34,968
二種三級土佐山田(9)香美市土佐山田町22,650土佐山田町22,427
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100782] 2020年 11月 2日(月)12:09:16白桃 さん
名邑三世代.その47(高知県・問題編)
ある県の地図(輪郭)を描くのは簡単です。
1.右から左斜め下に向かい短い直線を引く
2.直線の先端を始点に大きめの円弧を書く(円弧の終点は始点よりも下に←重要)
3.円弧の終点から左斜め上に向かい、ゆっくり、胡麻化しながらヤヤ短めのギザギザ線を書き入れる。(ここまでが海岸線となる)
4.ギザギザ線の終点から2.の円弧と同心の円弧を最初の点(直線の始点)まで結ぶ(これが県境ライン)
5.最初の円弧の最上部に切り込みを入れて完成(この切込みは、大きな湾にある小さな湾となる)
ここからが問題です。
問題(1)2.の円弧の始点と終点は有名な岬と灯台があります。始点も終点も「市」ですが、県内11市で最も人口が少ないのは始点のほう、終点のほう?(もう片一方も人口が少なく10位です。)
問題(2)2020年10月1日現在、県内で始点、終点の市より人口が多い「町」が3つありますが、その「町」の読みについて正しいものを次の中から選んでください。
A.三町とも濁点がある
B.三町とも濁点がない
C.一町だけ濁点がある

【明治の名邑】
難解な?クイズから始まった高知県ですが、「市街」は勿論高知だけ。
名邑筆頭が佐川というのが意外に思われるかもしれませんが、佐川は土佐藩筆頭家老の陣屋があったところですから、名邑筆頭も当然???。また、佐川は司牡丹で御馴染み、土佐の酒都です。佐川は「サガワ」ではありません。酒の匂いがしますから酒匂、すなわち「サカワ」なのです。この後に、野良時計の安芸、明徳義塾の須崎、県立商業高校のある伊野が続きます。余談ですが、高知商業は高知市立です。伊野商業は、選抜初出場・初優勝の偉業を遂げましたが、高知県の高校球界において、明徳・高知・高知商・(土佐)の三強半を撃破して甲子園、なんてことは並大抵のことではありません。ですから、伊野商や中村高校(24の瞳)が初出場で好成績を上げるのも頷けるのです。名邑代表は、「土佐の隠れ名邑」赤岡に頼みましょう。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
市街高知高知市高知30,987高知市38,279
名邑佐川佐川町佐川5,272佐川町5,107
名邑安芸安芸市安芸4,670安芸町7,184
名邑須崎須崎市須崎4,661須崎町7,345
名邑伊野いの町伊野3,808伊野町6,513
名邑赤岡(香南市)赤岡3,781赤岡町4,324

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

クイズを出してしまったので、高知県は問題編と解決編に分けることにします。


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示