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MasAkaさんの記事が50件見つかりました

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[86072]2014年7月27日
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[86048]2014年7月26日
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[86046]2014年7月25日
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[86028]2014年7月24日
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[85998]2014年7月24日
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[85997]2014年7月24日
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[89216] 2015年 11月 28日(土)23:01:39MasAka さん
レスもろもろ
[89203]白桃さん
新高岡駅は新幹線の駅舎から外に出たところに城端線の駅舎があったこと。
[89209]デスクトップ鉄さん
ほかには、新花巻と三河安城がそうですね。在来線どうしでは、浜川崎も。かつては石巻、尼崎(尼崎港支線との乗継)も改札外だった。
[89211]Nさん
在来線だと折尾もそうですよね。
[89215]伊豆之国 さん
かつては「宇美」駅も仲間でした([75180] )…。

北陸新幹線の佐久平駅と飯山駅、九州新幹線の新鳥栖駅、筑後船小屋駅と新八代駅なども在来線とは駅舎が別……というか改札口が異なりますね(=直接の乗り換え改札がない)。整備新幹線では在来線と直角に近い角度で交わる場合、在来線部分の管理が引き続きJRのままであっても改札口を別にするケースが多いです。例外は新青森駅くらいでしょうか。

このような同一駅での改札外乗り換え、東京メトロの駅だと結構ありそうな気がします。

[89210]Nさん
さっそくの項目追加ありがとうございました。仕事の速さに脱帽します。

なお、所在のわからない橋とされている神流町の万場斜張橋(ことのぎ橋)ですが、調査した限りは神流町内にこいこい橋(こいのぼり橋)以外の斜張橋は見当たりませんでした。日本橋梁建設協会の耐候性鋼橋梁実績データベースを見ると、神流町付近には位置が不明確な橋梁として2橋が表示されますが、発注者・施工者・鋼重が同一で、橋長もほぼ同じであることからデータが重複していることが考えられます。記載されている年度が異なるのは、おそらく竣工(構造物本体の完成)した年度と供用(交通を一般に開放)した年度の差ではないでしょうか。100m級の橋なら少々粗い画像でも存在がわかるはずなので、私は日本橋梁建設協会のデータに誤りがあると推測します。ちなみに「ことのぎ」は手書きの「こいのぼり」を見誤った可能性も……。

[89213]グリグリさん
大境バス停のビュー(下り・上り)では、バス待合所はあるのですがバス停標識はなく、待合所にもバス停名表示がありません。

これは現地を確認済ですが、大境バス停の標柱は待合所の中にあります。下りはストリートビューから見づらいのですが、この位置から紅白のポールの上にうっすらと半分だけ見えています(ボカシがかかっているのでよーく見てください)。上りはこの位置からだとその存在がはっきりとわかります。
[89207] 2015年 11月 27日(金)23:53:14MasAka さん
Re: 九殿浜バス停
[89204] グリグリさん

かつての加越能バス公式サイトの時刻表では氷見市街地を過ぎると「阿尾の浦温泉」、「泊」、「岩井戸温泉」、「九殿浜」、「女良小学校」(現・中田口)、「脇」しかバス停留所の記載がないですね(参考:インターネットアーカイブの時刻表)。主要バス停のみの記載であることから、それらの間に位置するバス停の状況については不明です。

なお、こちらの個人ブログに2012年1月時点の路線図の写真が載っています。ただし字が細か過ぎて読めませんが、バス停名の文字数だけで判断してもその時点では大境バス停と九殿浜バス停は別になっていることがわかります(写真中、九殿浜バス停にあたるはずのバス停名の文字数が多く見えるのはたぶん副停留所名であるひみのはな前を併記していると推測)。

ひみのはなができる前は、現在の大境バス停は九殿浜バス停であったのを、ひみのはなができてそちらを九殿浜バス停にして、元の九殿浜バス停を大境バス停に変更したのかもしれません。

ひみのはながオープンしたのは2006年だそうですので(参考)、それ以前はもしかしたらそうなっていた可能性はあると思います。しかし、インターネットアーカイブでその前後の時刻表の変化を調べてみても、その証拠となるような時刻・所要時間変更はありませんでした。両バス停間は約750mあるので、もし移設があったとすれば1分程度の時刻変更が考えられますから、少なくともインターネットアーカイブに時刻表が残っている2002年に遡っても大境バス停と九殿浜バス停は現在と同様の位置関係にあったと思われます。

なお、私は「地図作成者のミスでは?」と思っています。おそらく九殿浜バス停は従来からひみのはなの前身である国民年金健康保養センター時代からそのアクセス停留所として存在し、宿に来る観光客への便宜を図るためにそちらは案内所等で配布する時刻表に載せており、一方、大境バス停は地元住民がメインに使うものなので、そちらは停留所の標柱に貼ってあるものを見ろ、とバス会社が考えていたのかも知れません。これを現地調査をしていない地図屋が主要バス停しか載っていない資料をもとにバス停の位置を地図に載せるにあたり、時刻表に載せるくらいだから集落に近い方が主要なバス停だろうと勘違いし、大境を九殿浜にしてしまった……というストーリーを考えてみたのですが。

まぁ、バス会社に問い合わせればおそらく一発で答えがわかるのでしょうけど、こうやっていろいろと妄想するのが楽しいわけで(笑)。
[89199] 2015年 11月 27日(金)00:37:48MasAka さん
斜張橋の進化形
徳島市内で吉野川を渡河する県道に、2012年4月に開通した「阿波しらさぎ大橋」(東環状大橋)という橋があります。この橋はケーブルイグレット橋という世界初(現時点で唯一)の構造をもった橋です。

最大の特徴は、桁の部分より上は斜張橋としての性質をもち、それより下はケーブルトラスト橋(斜張橋を上下ひっくり返したような見た目の橋。名前のとおり構造的にはトラス橋に近い)としての性質をもつというハイブリッドな構造の橋です。ケーブルイグレット橋の解説に「斜張橋」という言葉が使われていることから、基本的な設計思想としては斜張橋に近いですが、適用範囲としては道路橋における斜張橋とエクストラドーズド橋の中間を狙ったものではないかと思います。鉄道橋だとエクストラドーズド橋の採用例が増えてきていますが、道路橋の場合、長大スパン(支間長)となる橋で何らかの理由で主塔高さを抑えなければならない場合に、エクストラドーズド橋よりも有利なのかも知れません(橋梁工学の専門家でないのでよくわかりませんが……)。

なお、もしこの橋が第四回クイ図五番勝負問一の解答として出てきたら正誤判定がどうなるのか微妙なところですが、設計思想は斜張橋から派生しているので正答扱いでいいのではないでしょうか、というのが個人的意見です。

ところで、新幹線の橋梁で斜張橋が採用されているのは北陸新幹線の第二千曲川橋梁(上田ハープ橋)しかありません。新幹線鉄道橋の場合、高速走行時の安全性を確保するため軌道の変位量の制限が厳しいのですが、建設当初から走行する列車の荷重によって橋桁がたわむ懸念があったということです(列車の荷重は自動車の荷重よりはるかに大きい)。実際、軌道のメンテナンスは大変なようです(参考)。そんなわけで、長大スパン化が可能でより桁のたわみを抑えられるエクストラドーズド橋の鉄道橋への設計手法が確立された後は採用されなくなってしまいました。斜張橋の形は美しいので地域のランドマーク的な存在になりますが、鉄道に限ってはオペレーション側にとってのデメリットが多く、おそらく新幹線で今後採用される可能性はきわめて低いと思われます。
[89194] 2015年 11月 26日(木)23:07:30【1】MasAka さん
第12回公式オフ会に参加して
今年もオフ会に参加させていただきました。会場入りする前と解散後の話も含めて今回のオフ会について記しておきます。

昨年の開催地(山梨県笛吹市)は自宅からかなり近い場所だったということもあり、移動時間に余裕があったことからかなりひねくれたルート([86790] 参照)で行きましたが、今年は富山県氷見市と遠くなったため、おとなしく北陸新幹線を利用します。新高岡駅で下車し、わくライナーという路線バスで氷見へと向かいました。

ひみ番屋街(道の駅)でバスを降り、ちょっとだけ市内散策。道の駅のすぐ目の前には比見乃江大橋(斜張橋)が架かっています。市内散策後、九殿浜を経由する脇方面行の路線バスに乗ろうと氷見中央バス停に行ったら、ちょうど白桃さんに遭遇しました。ちなみにこのバス停、地元出身の漫画家、藤子不二雄(A)先生の作品である「笑ゥせぇるすまん」の主人公、喪黒福造の像があります。

さて、乗ったバスの先客であったスナフキんさんによると、今回のオフ会会場となっている宿がある九殿浜の手前に位置する大境という集落に、大境洞窟住居跡という国指定の史跡があり、1つ前のバス停で降りてそこを調査するということをおっしゃっていました。「洞窟」と聞けばつい職業病が出てしまうもので(笑)、時間にまだ余裕もあったことから調査に同行することに。新第三紀中新世の堆積岩(シルト質岩)に出来た空洞に人が住んでいたということのようです。

その後は海岸沿いの遊歩道経由で宿へ。果樹園には柑橘類が実っており、スナフキんさんがそこで作業していた方に「これ何ですか?」と聞いたところ「伊予柑」という答えが返ってきました。富山県でも伊予柑がなるのか、と感心。また、途中にはなぜか鉄道関係の標識がたくさん置かれている畑があり、これにスナフキんさんが食いついてました(笑)。きっと畑のオーナーがその筋の人なのかも知れません。こうして現地調査は終了し、16時10分過ぎに宿に到着しました。宴会前の良い運動になったと思います。そして宿泊部屋に入った後、宴会開始までまだ余裕があったので、先に温泉に入浴。温泉成分表によると海岸沿いの温泉によくあるナトリウム-塩化物泉とありましたが、飲泉場で実際にお湯を飲んでもそれほど塩味はしませんでした。

18時から一次会。席決めは今回もくじ引きでしたが、自分が引いた席は入口から一番遠い奥側の席(グリグリさんの真正面)で、参加者数が異なるのでくじの番号は違うものの、昨年と同じ位置でした。しかもその左隣がHiro_as_Fillerさんで、これも昨年と一緒。ちなみに、かすみさんも昨年と同様入口に一番近い席(自分とは対角線上)で、やはり同じ位置関係になっており、自分の向かい側にいる方々の写真を撮っていて「昨年とあまり構図が変わらないなー」などと思ってしまいました。なお、今年は奥側の席の後ろに金屏風がありましたが、かつて2年続けてそこの席に当たったことがある小松原ラガーさんは残念ながら(?)今回は金屏風の前にならず(笑)。

一次会恒例の近況報告では、私事ですがこの場で入籍報告を。オフ会で結婚を公にしたのはこれで3人目だそうで。なお、オフ会の開催日は11月22日で「いい夫婦の日」であり、新婚(しかも3連休)で嫁さんを放ってこんな所に来ていて大丈夫なのかと思われそうですが、結婚が決まったのはオフ会の日程と場所が確定した後ということで(つまりは超スピード婚でした)、これだけは前から約束している予定だから行かせて欲しい、と頼んでおいたのです。

続いて二次会。デスクトップ鉄さんプレゼンツの「全国のJR駅四番勝負」([89158])、すでにアルコールが回っていたというのもあり、その場で答えるには非常に難易度の高い問題でしたが(共通項はわかっても駅名が出てこない)、何とか1問だけ銀メダルをゲット。また、グリグリさんによる写真・地図から地名等を当てるクイズも、解答権(くじ引きによる)が一番最後になってしまったということもあり、知っている場所は先に解答権を持っている方々にあらかた答えられてしまいました。辛うじて何とか1問、今落書き帳でホットな話題になっている(?)橋の問題を答えられただけでした。なお、航空写真から地名を当てる問題のうち、空港が写っているものが2つあったのですが、その2箇所の空港とも今年使ったばかりなのに、なぜか解答が思い浮かびませんでした。

翌朝はチェックアウト後に氷見沖クルージングに参加しました。オフ会開催前の段階の天気予報では微妙な感じの天候が予想されていましたが、当日は朝日も拝めるなど、いい方向に予報が外れてくれて良かったです。前日の出発直後、オフ会参加者用メーリングリストに宛てて
(ここはかすみさんの晴れ女パワーに期待しています(笑))
と書いておいたのですが、まさに期待通りでした。とは言え、若干風が強いようで実際には「氷見沖」のクルージングとはならず、ルートが変更されて港内だけを巡る短縮バージョンに。それでもカモメやトンビと戯れるなど、船の上で楽しく過ごせました。

クルージング終了後、大多数の人は車に分乗してそれぞれ(帰宅も含め)別の目的地へ、私を含むそのまま氷見に残ったメンバー数名はプレミアム宿泊券に付属していた余った分の周遊券を活用し、乗船場の目の前にあったひみ漁業交流館・魚々座(ととざ)を30分ほど見学してから各自三々五々に散っていきました。

完全に散り散りになった後、私は前日も乗った「わくライナー」に再び乗車して和倉温泉に立ち寄り。そういえばバス乗車中、携帯のエリアメールが鳴ったので何事かと思ったのですが、志賀原発の防災訓練だったようです。総湯で一っ風呂浴び、温泉街で昼食を食べた後、歩いて和倉温泉駅に向かう途中にイソライト珪藻土記念館を見つけたので、列車の時刻まで30分以上あったことから、入館無料ということもあり見学することに。前日の洞窟もそうですが、ついつい職業病が(笑)。

そして和倉温泉駅からのと鉄道で穴水まで行き、そこから路線バスに乗り換え、最後は道の駅(?)から飛行機に乗って横浜に帰ってきました。なお、飛行機に乗れる道の駅はもう1ヶ所、北秋田市にあるようです。

というわけで、今回も充実したオフ会だったと思います。グリグリさんを始め、参加者のみなさんありがとうございました。これで通算9回参加したことになり、次回参加できれば10回目の大台に乗ります。前述したように自由気ままな独身ではなくなったことから「いつでも参加OK!」という体制ではなくなりましたが、ディープな話題で盛り上がれる貴重な機会ですので、今後もできるだけ参加したいと考えております。

【1】[89201]千本桜さんの指摘により修正。というかオフ会二次会でのクイズの高知空港の件(確か星野彼方さんが誤答)もあったので、投稿前に確認して直したつもりだったのに。
[89162] 2015年 11月 25日(水)22:52:55MasAka さん
橋の写真
Nさん宛ての事務連絡です。

斜張橋コレクションで、いくつか橋の写真へのリンクを張られていますが、「土木ウォッチング」というサイトにも橋の写真がいくつか載っていますので、お使いになられてはいかがでしょうか(サイトの利用規約に「リンクは自由に行っていただいてかまいません。」とありますので、リンクは問題ないです)。

あと、コレクションで詳細不明とされている青森斜張橋は、おそらくここではないかと思います(SEEE協会のデータと橋長がほぼ一致)。

余談ですが、個人的には橋長(橋全体の長さ)だけでなく最大支間長(橋台and/or橋脚間の長さのうち最大のもの。主径間ともいう)のデータも併記されているとよりいいかな、と思いました。最大支間長が長いほど技術的に設計施工が難しい橋であり、橋の規模を知る指標の1つになります。

以上、ご参考までに。
[89114] 2015年 11月 21日(土)01:36:16MasAka さん
斜張橋の情報に関するNさんへのレス
[89104]の問一想定解一覧で所在地不明となっていた橋、私のほうでもいろいろと調べていたのですが、もうすでに全て特定完了しちゃいましたね。落書き帳メンバーの情報収集力には脱帽します。

[89112]Nさん
私は橋の専門家ではないので判断できませんが、迎春花橋が桃花台にあることは間違いなさそうなので、いただいた情報を迎春花橋として[89104]に反映しました。

まつもとしろくまさんが[89111]で情報提供した橋ですが、迎春花橋で間違いないでしょう。橋梁年鑑データベースの迎春花橋のデータと比較すると橋長と支間割(橋台・橋脚の設置間隔)がほぼ一致しています(Googleマップの距離測定による)。また、最大支間長(支間割の長さのうち最長のもの、主径間ともいう)が30m弱と短い上に(車両が通る斜張橋の場合はもっと長い支間長になるのが普通)、総鋼重量が115tとかなり軽いことから、おそらく歩行者専用の橋であることが考えられるためです。

ちなみに、自分もこの橋を探していて、ググったところ迎春花は黄梅(梅とつくが実際はジャスミンの仲間)とも言うらしいので(実際には迎春花橋の迎春花とはコブシの意でしたが)、もしかしたら黄梅に関係ある場所にあるかも知れないと思って検索して出て来たものの1つがこれでした。しかし、近くにあった大城小学校前交差点の歩道橋が普通の桁橋だったので、この辺ではないとあきらめてました。実はそこからわずか1kmくらいしか離れていない場所にあったとは。何となく金沢サブセンター歩道橋の場所探しに通じるものがあります(笑)。

その金沢サブセンター歩道橋と言えばNさんが[89108]
横浜の歩道橋の名前が「サブセンター歩道橋」なのがいまだに腑に落ちません(苦笑
とおっしゃっていますが、たぶん団地の中でその中心となる地区(センター)以外に、衛星的な位置付けのショッピングセンターを設置した区画を「サブセンター」と呼んでいたのではないかと考えています。当該地区(金沢シーサイドタウン)の場合、金沢センターシーサイドが文字通り「センター」としてあり、その北と南にそれぞれある並木マートビアレヨコハマがいずれも「サブセンター」という扱いになっているのではないでしょうか(あくまで推測の域を出ませんが)。ちなみに、横浜で今でもサブセンターを名乗っている施設として、野庭サブセンターなるものがあります。

また、[89109]
トゥインクルと呼ばれる伊勢湾岸道の橋ですが、これらはエクストラドーズド橋ですよね?
ですが、確かに他の資料をあたるとエクストラドーズド橋ですね(実際の形状を見てもそうですし)。橋梁年鑑データベースはおそらく発注機関から情報をもらって入力していると思いますが、情報提供担当者(必ずしも橋の専門家ではない)が分類を間違えたんでしょうかね。
[89105] 2015年 11月 19日(木)00:31:09MasAka さん
Nさんによる問一の想定解(斜張橋リスト)の補足情報
[89104]Nさん
以下の2つも橋梁年鑑データベースにありましたが、当該地点のストリートビューを見る限り、斜張橋とは思えないものでした。おそらく架け替えられたのだと思います。

斜張橋は比較的新しい形式の橋なので、そうすぐに架け替えられることはないはずです。というわけで、正しい場所を探し出しました。Googleマップへのリンクを張っておきます。

No所在地橋の名前
325神奈川県横浜市金沢サブセンター歩道橋
326長野県松川町まつかわ大橋
[89094] 2015年 11月 16日(月)00:35:43MasAka さん
斜張橋(クイ図・五番勝負問一について)
クイ図・五番勝負、この所いろいろと多忙のため、結局問一しか答えられなかったMasAkaです。その共通項は「斜張橋」ということでしたが、[89076]で解答した時に物言いをつけました。すなわち、「斜張橋」の定義に従っていない解答が正答とみなされていたことについてです。

採点のやり直しにより銀メダルはく奪となった今川焼さんの解答[88949]京都府亀岡市)は、保津橋を指し示していますが、この橋の形式は斜張橋ではなく「エクストラドーズド橋」と呼ばれるものです。私は橋の設計については専門家ではありませんが、仕事で取り扱うこともあるものなので、私が知りうる範囲で説明したいと思います。

斜張橋もエクストラドーズド橋も、主塔の部分からケーブルが斜めに伸びているので、一見同じような橋に見えますが、両者の設計の考え方は大きく異なります。古典的な橋の形式は大別すると瀬戸大橋などに見られる「吊り橋」(主塔の上に渡したケーブルで下の桁を吊るタイプの橋)と、多くの橋で採用されている「桁橋」(橋桁そのものが全ての荷重に耐えるタイプの橋)に分けられます。

このうち、斜張橋はケーブルで桁を支える、いわゆる「吊り橋」の思想がもとになってできた橋です。一方のエクストラドーズド橋は基本的に桁本体のみで橋の構造を保っていますが、これだと桁の中央部が重力でたわんで(下に下がって)しまうため、桁の中にPCケーブル(強い引っ張りの力に耐え得る特殊な鋼材でできたケーブル)を入れ、それをピンと横方向(実際には多少斜め上方向になっていますが)に引っ張ることでたわみを抑える仕組み(要するに桁の補助をする)なので、これは「桁橋」の思想に近い橋となっています。よって、設計上は異なる形式の橋とみなされます。

両者の見分け方ですが、斜張橋の場合は「主塔が高い」「斜めのケーブルの間隔が広く、桁に対してほぼ等間隔に近い配置」「桁の厚さが比較的薄い」などといった特徴があり、対するエクストラドーズド橋の場合は「主塔が低い」「斜めのケーブルの間隔が狭く、水平に近い角度で配置」「桁の厚さが斜張橋に比べると相対的に厚い」などといった特徴があります。

また、鳴子こけしさんの解答[89063]群馬県東吾妻町)は、第二吾妻川橋りょうを指し示していますが、これは「斜版橋」と呼ばれるものです(2文字目は何となく「板」のような気もしますが正式名称としては「版」だそうです)。これは斜張橋ないしエクストラドーズド橋のケーブルの部分をコンクリートの板で覆ったタイプで、グリグリさんはこれを[89077]で「肺魚」と表現しましたが、これはコンクリート板を剥がし、「解剖」して判断すべきものです。つまり、コンクリート板の中に入っているケーブルの配置によって、斜張橋タイプとエクストラドーズド橋タイプの2つがあるわけです。

そこで、第二吾妻川橋りょうについて調べてみると、工事を行った鹿島建設のWebサイトに建設中の写真が掲載されていました。これを見る限りはエクストラドーズド橋の特徴を有しているように見えます。また、プレストレスト・コンクリート建設業協会の斜版橋に関する資料(PDF)には「特徴はエクストラドーズド橋とほぼ同じ」「斜張橋とけた橋の中間的構造特性」という記載と、その施工例に第二吾妻川橋りょうが含まれていることから、これはエクストラドーズド橋タイプの斜版橋と判断しました。参考までに、斜版橋のさらに進化した形として「フィンバック橋」と呼ばれるものがあります。これは斜版橋の主塔がさらに低くなり、桁と一体化して魚の背びれ(Fin Back)のようなとんがった出っ張りがある橋で、北陸新幹線の姫川橋りょうなどに採用例があります([89076][89077]ではエクストラドーズド橋を「鯨」にたとえていましたが、実はこっちが「魚」に近かったんですね(笑))。

一方、斜張橋としての構造を持つ斜版橋と呼べるものは、私が[89076]で解答した岩手県岩泉町の小本川橋りょうなどが挙げられます。もっとも、現在このタイプの橋は斜版橋と呼ばれることはなく、基本的には斜張橋そのものとされています(よって、「斜版橋」と言えばエクストラドーズド橋の仲間)。余談ですが、斜張橋を世界で初めて鉄道橋に適用したのはこの小本川橋りょうと言われています(参考)。それまでは設計荷重の小さい道路橋にだけ採用されていたそうです。

なお、橋を検索するには日本橋梁建設協会の橋梁年鑑データベースがおそらく国内で最も充実していると思います。ただし、エクストラドーズド橋など新しい構造の橋がなぜか検索できないなど、まだまだ不十分な点はあります。試しに橋梁形式を「斜張橋」にして検索してみたところ、221件がヒットしました。おそらくデータベース未登録の橋もあると思いますので、本問の想定解数は「少なくとも221以上」ということになりそうです。
[89076] 2015年 11月 12日(木)01:04:28MasAka さん
第四回クイ図・五番勝負解答
クイ図初参戦。

問一:岩手県岩泉町

物言いですが、この問題、これを取り扱っている者から言わせてもらうと、第二ヒントの解答が「同形式である」とあり、お題の場所がそのヒント通りいずれも同形式に統一されていることを踏まえれば、今川焼さんが[88949]で答えて銀メダルを獲得された京都府亀岡市と、グリグリさんが「想定外」([89066])とおっしゃった鳴子こけしさんの[89063]での群馬県東吾妻町はいずれも誤答です。たとえるなら、「鯨は魚の仲間である」と言っているようなものです。これらをそのまま正答扱いとするのであれば、少なくとも第二ヒントは撤回すべきでしょう。
[88926] 2015年 10月 24日(土)16:51:58MasAka さん
トクだ値の補足
私もオフ会に向け、往復の交通手段を確保しました。往路は北陸新幹線はくたか号で、そして復路は飛行機、しかも能登空港(のと里山空港)発の便です。一昨年の松江オフの時は往路であえて萩・石見空港行きの便を利用しましたが、今回もマイナー地方空港利用です。なお、富山空港の夕方発の便は残り30席を切っている模様ですので(残席表示が「△」)、空路で帰られる方も早めに予約したほうが良いかも知れません(私が利用する能登便はまだ余裕があります)。

[88925]スナフキんさん
ただ、JRも考えたもので、使い勝手のよい列車にトクだ値設定はしてないんですよね。先述の2階建て8+8=16両編成の「とき」にも設定がなく、続行の各駅鈍足便「たにがわ」にあるという…客の足元、しっかり見てます(汗

これだけだと誤解を生みそうな文章なので補足しますが、「トクだ値」は基本的に全ての列車に設定されています。しかし、上越新幹線の場合はその設定対象区間が(Max)とき号では浦佐駅以北、(Max)たにがわ号では越後湯沢駅以南と明確に分かれているということですね。長距離利用者への配慮ということだと思います。

なお、「トクだ値」の内方乗車(きっぷ券面に記載されている乗車駅より先(下車駅方面)にある途中の駅から乗車すること)は可能です。従って、「お先にトクだ値」(30%または35%割引)の浦佐駅発のきっぷを買い、越後湯沢駅から乗車するという手があります(普通の「トクだ値」(10%または15%割引)では割引率が小さいため損です)。ただし、当然ながらこれができるのは浦佐駅に停車する列車のみに対象が限られますので、その点は注意しないとなりません。
[88876] 2015年 10月 10日(土)00:14:34MasAka さん
改札口の数の数え方
前回の十番勝負に参加できなかったのでかなり久々に投稿するMasAkaです。

[88871]むっくんさん、[88872]いろずーさん
結論から言うと三越前駅の改札口の数は5ヶ所です(三越前駅構内図)。

いろずーさんはここで議論されている「連絡改札口」の意味を取り違えています。ここでは「A社の路線からB社の路線に乗り換えるといった異なる会社間での乗り換えの時に、改札口の外に出ないで直接A社の改札内エリアからB社の改札内エリアに入れる改札口」のことです(たとえばJR高田馬場駅の西武新宿線のりかえ口(構内図))。いろずーさんが言われている連絡改札というのは、同じ会社の路線を乗り継ぐ際、ホームが離れているなどして改札口を一旦出なければならない場合、引き続き同じ会社の路線を乗ったとみなせるように設定された改札機のことなので、全く別物です。

ところで、複数の会社で改札口を共用している場合はどうやってカウントすれば良いのでしょうか?たとえば北千住駅の場合、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)を除いた3社の改札は、
JR東日本管理(構内図、改札口名には便宜的にJRを付する):2ヶ所(JR北改札口、JR南改札口)
東京メトロ管理(構内図、改札口名はJR構内図による):4ヶ所(千住警察署方面改札、西口駅前広場方面改札、駅ビル(ルミネ)方面改札、千住ミルディス方面改札)
東武管理(構内図):3ヶ所(東武スカイツリーライン北改札口、東武スカイツリーライン中央改札口、東武スカイツリーライン南改札口)
の計9ヶ所あるのですが、この9ヶ所の改札口は改札内エリアで相互に行き来が可能であり、JRの改札口としては2ヶ所だけれども、実際の旅客は9ヶ所の改札口が利用できます。この場合、改札口の数は2ヶ所と数えるべきか、9ヶ所と数えるべきかは意見が分かれるところでしょう。

しかし、会社ごとにカウントする方式だと、たとえば寄居駅(構内図)の場合はJR・東武・秩父鉄道の3社が乗り入れているのに改札口が1ヶ所しかなく(ただし東武東上線との連絡通路にあるIC専用簡易改札機を除く)、出改札業務は秩父鉄道1社がまとめて管理しています。そうなると、JRと東武の改札はゼロという不自然なことになってしまうことから、複数の会社の路線が乗り入れている駅では改札内でつながっていれば全てをまとめてカウントするのが妥当かな、と思います(北千住駅の場合はJRも東京メトロも東武も全て9ヶ所、寄居駅の場合JRも東武も秩父鉄道も全て1ヶ所と数える)。また、複数の異なる駅名の駅が改札内でつながっている場合(東京メトロの赤坂見附駅と永田町駅(構内図)など)は、合わせて1つの駅とみなしてカウントすべきだと思います。

もう1つ、京王線と小田急線の新宿駅も悩ましい点があります。JRから見て西側にあるこの両線、新宿駅東口方面へのアクセスの利便性を確保するため、それぞれ連絡改札口を通じてJR中央東口改札から入出場できる特例があります(京王新宿駅構内図小田急新宿駅構内図)。そして、他のJR改札(無印の「東口」など)からの入出場はできません。京王線・小田急線にとってJR連絡改札口は単なるJR線への乗り換えだけではなく、改札外エリアに出るための中間改札の意味も合わせ持っているわけです(新幹線のりかえ改札口を経て、在来線改札口から出場するのと同じようなもの)。この場合、京王線あるいは小田急線の改札口の数にJR中央東口をそれぞれの路線の改札口の数に含めるか否かという問題があります。これも上記に従い、改札内でつながっているとみなして、これもカウントすべきであろうと考えます(ただし、もちろんJRとの連絡改札口はカウントしない)。

あと、JR原宿駅の臨時口(年末年始の初詣期間中のみ営業する明治神宮側の臨時ホームにある改札口)のような改札口の扱いもどうするかといったところですが(構内図には描かれていない)、年に数日だけとはいえ、営業実績のある臨時改札口はカウントして良いかなと。

……などと勝手に考えてしまったのですが、こういうのは一定の基準を設けておかないと混乱の元になりそうなので、問題提起の意味で書き込んでみました。
[88033] 2015年 7月 6日(月)23:21:51MasAka さん
函館の夜景
[88032]白桃さん
ただいま函館です。
函館競馬は負けたけど夜景は美しかったです。

私は昨日の午前中まで函館におりましたので、ちょうど入れ違いだったのですね。

函館はこれまで何度も訪れていますが、夜の函館山にはまだ登ったことがなく、一昨日土曜日の晩に初めて函館の夜景を見ることができました。先月放送されたNHK「ブラタモリ」において「函館の夜景はなぜ美しいのか?」を検証していましたが、この番組を見てしまったおかげで「ぜひ一度は夜景を見ておかないと」と思い、当日行われていた飲み会の二次会の誘いを振り切って函館山行きの最終バスに飛び乗ったというわけです。

ちなみに、函館山から望む函館の夜景の中に「ハート」が見えるという話を聞いたので、一体どんな風な物が見えるのかと思って調べてみたら「なーんだそんな事か」と拍子抜けしてしまいました(笑)。
[87868] 2015年 5月 29日(金)16:02:54MasAka さん
インドのアスファルト舗装道路
[87861]山野さん
ニューデリーでは「アスファルト」が溶解しているとか。(気温が50度近くに達している模様)
道路が溶けるってどんな暑さなんでしょうか?

昨年の夏に日本でいう猛暑日を連日のように現地で経験していた私ですが(1ヶ月以上の間、ほぼ毎日最高気温38~39℃くらいでした)、さすがに40℃超という日はなかったですね。

気温が45℃くらいになると、路面温度はそれより少なくともプラス10~20℃くらいにはなっていそうです。アスファルトは、通常およそ50℃を超えると軟化してしまいますので、軟化点を超える温度になっていることは間違いないでしょう。インドのような夏に猛暑となる場所では軟化点の高い製品を使うべきですが、実際にはあまり品質のよい材料が使われていないようで、夏場に軟化してしまったと思われる、轍が出来ている道路をあちこちで見かけました。

ちなみに、アスファルト舗装材というのはアスファルト(瀝青)と骨材(砂利)の合材ですが、インドの舗装道路に使われているアスファルト舗装材はどうも骨材の量が少ないように見えました。つまりアスファルト分が多く、熱でドロドロになりやすいと言えます。
[87852] 2015年 5月 23日(土)02:49:35MasAka さん
多摩川の渡し&新幹線
[87794]hmtさん
数年前の落書き帳[66785]で 稲田堤の渡し船に言及したところ、JOUTOU さんからレポート[66847][66888]を頂いています。
それは現地スタッフからの 聞き取り調査でしたが、貸しボート屋が臨時営業していた渡し船は、当時から10年ほど前【現在から十数年前】に廃止されたとのことでした。
(中略)
これを総合すると、20世紀末年頃に廃止されたようであり、Wikipediaには、この廃止情報が反映されていないのではないでしょうか?

情報ありがとうございました。なんと、現存していなかったんですね……。ただし、廃止時期については21世紀に入ってからのようです。ある個人のサイトにこの渡し舟の乗船記が掲載されていましたが、その中に「21世紀に突入しても」という文言があり、ページの更新日が2001年9月29日、本文の記載から乗船日は5月の連休から40日後という所から推測すると、少なくとも2001年6月の時点では営業していたと考えられます。なお、1989年10月撮影の空中写真では鉄橋の下流の右岸側、小屋の正面に船着き場らしきものが見えていますが、2001年12月撮影の空中写真ではそのような物は見えないので、2001年の下半期あたりに廃止になったと考えられます。

ちなみに、廃止理由は2001年3月に策定された多摩川水系河川整備計画による河川改修工事のようです。同サイトの資料にある「河川整備の現状と課題」(PDF)4ページにある図-1-2-1によると、ちょうどこの京王閣競輪場の前後(河口から27kmあたり)が現況流下能力に対し戦後最大規模の洪水流量が上回る狭隘な区間(ピンク色に着色)であったことから、計画初期の段階からこの箇所では工事が始められていたようです。

余談ですが、同じくWikipediaに掲載されている東急ゴルフ場の渡しについても、東急ゴルフパークたまがわの公式サイトによると今年の4月1日から東京側からの利用が不可となったこと、またそれに先立つ3月22日に東京側クラブハウスを閉鎖した旨の告知がされていることから、こちらも2ヶ月ほど前に廃止になったと考えられます。

[87819]グリグリさん
JRが新幹線と営業として一般的に言っているのは、山形新幹線、秋田新幹線を含む範囲とするのが自然

これはJRが(罰則規定がないのをいいことに)法律を無視し、在来線区間を勝手に「新幹線」と呼んでいるだけなんですけどね。鉄道業界においては監督官庁よりもJRのほうが強いことの表れの1つでしょう(中央リニア新幹線着工も国がJRに押し切られた感じですし)。新幹線は本来「線路構造物」・「システム」・「車両」がセットになったものを指すことから、車両だけを指して新幹線と呼ぶのは、Webページのことだけを指してインターネットと呼ぶのと同じようなものです。

「車両だけ新幹線」が想定解に含まれるなら、逆に成田空港付近の線路(成田市土屋付近~成田空港駅間)はもともと「成田新幹線」として建設されたので、それなら成田市/横須賀市という「路盤だけ新幹線」な解もアリなのではないかとか、もしフリーゲージトレインが実用化されていたとして、それでつばさ171号のように在来線区間のみを走る列車が設定された場合は(当然この場合は狭軌のまま)それも想定解に入るのかとか、いろいろ考え始めると夜も眠れません(ウソ)。
[87787] 2015年 5月 17日(日)01:21:34MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負・感想
今回初参加となりました。十番勝負の解答ポリシーは「残り想定解が少なくなった問題を掃除する」ですが、こちらの解答ポリシーはペアシティだけに「2問ずつ答える」で(ただし、たぶん今回限り)。

問一(新幹線ダイヤの「発駅市/着駅市」):福岡市/春日市(19位)
福岡市/春日市は新幹線車両を使った在来線扱いの博多南線の運行ダイヤです。逆方向の春日市/福岡市を含めて想定ペアには入れていませんでしたが、敢えて解答する方がいれば正答として対応する予定でした。
これはお題の市に山形市/新庄市が入っている時点で当然福岡市/春日市は正答だと判断しました。そもそも山形発新庄行つばさ171号は、新幹線区間を全く通らないことから単なる在来線(奥羽本線)の特急であり、同列車の特急料金は在来線の料金が適用されています。というわけで、新幹線車両を使った在来線扱いの区間である博多南線も当然含まれると思ったわけです。しかし、あくまでも新幹線は「主たる区間を列車が二百キロメートル毎時以上の高速度で走行できる幹線鉄道」(全国新幹線鉄道整備法第二条)であり、ミニ新幹線は新幹線の仲間ではないというのが法律上の考え方です。一方、スーパー特急は新幹線という名前がついていませんが、設計最高速度は200km/hなので、これは新幹線の仲間になります(ただし現実に営業線になった例はありません)。というわけで、「ミニ新幹線含む」という線引きそのものにあまり納得しておりません。逆に、在来線区間でも見た目が新幹線ならOKというのであれば、宇和島市/四万十市(JR四国予土線で0系新幹線電車を模した鉄道ホビートレインの運行区間)も想定解に含めて良いのでは?実際に「日本一遅い新幹線」として紹介しているニュース記事もありますし。

問二(隣接する市で人口差が1万人以下):川越市/所沢市(13位)
いずれも隣接市であり、ペアとなっている市を見ると何となく規模が似ているなぁ、と思いました。というわけで、ここは高校の通学先であった川越市と、私の出身地である所沢市のペアで解答。一時期所沢市は川越市の人口を超えた時期がありましたが、再び逆転されてしまったのが残念です。調べてみると2009年10月頃に抜き返されたようなので、これはきっとNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」(2009.3~2009.9放送)効果で川越人気が高まったのではないかと勝手に思っています(そんなわけない?)。

問三(村のみでつながる):秩父市・大月市(15位)
問二のように隣接してはいないものの、微妙に位置が近い市同士がペアになっていることから、ペアとなっている市に共通する何かが隣接しているのではないかと地図を眺めて共通項がひらめきました。なお、解答はオレンジ色の着物の人と水色の着物の人が登場する、日曜夕方のテレビ番組とは特に関係ないと思います(笑)。

問四(市の鳥が同じ):国分寺市・香美市(6位)
唯一の1桁順位での正答。お題や既解答でペアになっている市の規模や位置同士がかなりバラバラなので、とりあえず市のシンボルあたりから調べ始めてみたらまさにドンピシャでした。昨年、インド滞在時に良く飲んでいたビールの銘柄が「キングフィッシャー」(カワセミの英語名)だったので、カワセミを市の鳥にしている市を選ぼうと思いました。この解答翌々日に四国出張があり、その中で訪れる香美市が該当していたのでそれを解答。ペアのもう片方は、半年前に制定されたばかりの(参考)、私が年に1度は訪れる機会のある国分寺市を。
ところで、
最後の方はカワセミが人気でした。
とのことですが、これはたまたま解答が集中したのか、もともとカワセミを指定している市が多いのか、興味のあるところですね。

問五(読みの最初と最後が反対):白石市・志布志市(24位)
第一アナグラムヒントを解凍するより先に、ペアの市を見ていて何となくしりとりっぽい感じがしたので共通項がひらめきました。ここでは同じ音をできるだけ多く重ねてみようと「し」で始まり「し」で終わるペアを解答に選びました。「市」を含めると「し」が6つ。口に出して読むと変なリズム感があります。

問六(面積合計1,000km2):糸魚川市・勝山市(16位)
第一ヒントが出てやっとひらめいた問題でした。これは想定解数が多いことから、今回の七番勝負が「北陸新幹線金沢開業記念」ということで、1問は北陸新幹線沿線の都市を入れて解答しようといろいろ探した結果、北陸新幹線糸魚川駅がある糸魚川市のペアとなる市が勝山市であることが判明。両市とも北陸地方にあり、かつ日本の地質学的に重要な都市であることから(糸魚川…ひすい・フォッサマグナ西縁、勝山…恐竜化石)、個人的には美しいペアで解答できたと自己満足。

問七(定期船で行ける):羽島市・一宮市(24位)
港のある市ばかりが目立つので、おそらく船関係の共通項であろうとあたりを付けました。最初は自分が乗ったことのある航路で答えようと思い、その時点で未解答として唯一残っていたのが宿毛市・佐伯市(宿毛フェリー)。しかし、解答状況を見てみると、それまでの皆さんの解答が全て海上航路ということに気づきました。お題のペアにはわざわざ琵琶湖の「彦根市・長浜市」もあることから、何も解答を海に限定することはありません。そこで、変化球解答として、川の渡し舟で該当するものはないかと探して出てきたのが愛知県営西中野渡船(中野の渡し)でした。渡し舟のうち、2市を結ぶ定期航路としてはこれが唯一のようです。多摩川の両岸、川崎市と調布市を結ぶ通称・競輪場の渡しは不定期航路(競輪開催日のみ運航)なので、これは該当しないペアですね。

さて、次回は7月に十番勝負が行われるということで、参加できる余裕があるかどうかはまだわかりませんが、とりあえず楽しみにしております。
[87751] 2015年 5月 13日(水)22:34:16MasAka さん
東京都を通過する西武池袋線についての補足
[87750]デスクトップ鉄さん
東久留米・所沢間を通して乗車すれば、上り下りにかかわらず4回東京都を通過します。

ここでの議論は経県値から派生したものですので、単に東京都の区域を通過するということではなく、経県値的に東京都が「通過」(1点)とカウントされるための条件としての話だと私は認識していました。よって、東京都を通過扱いとするには乗降する駅がいずれも東京都外になければならないという考えであり、東久留米は東京都内にある駅のため、東京都を通過する路線(区間)には当たらない、と思っていました。

[87746]で星野彼方さんの[87745]記事へのレスとして述べたのは以上の考え方に基づいたものであり、西武池袋線単独でそれが可能なのは所沢駅→秋津駅のみ(秋津駅ホームで所沢市内の位置に止まる上り電車の車両に乗車し、秋津駅では必ず北口(所沢市側)から出場)となります。それ以外では秋津駅構内で必ず東京都内を歩くことになるので東京都「接地」になる、というわけです。おそらく星野彼方さんが「反則気味」と表現したのはこのことではないかと思っているのですが、いかがでしょうか。
[87746] 2015年 5月 12日(火)21:52:59MasAka さん
東京都を通過する列車
[87742]デスクトップ鉄さん
私もリストの漏れを見つけました。
JR武蔵野線の東所沢~新座間(東京都清瀬市)と、京王相模原線の京王稲田堤~若葉台間(東京都稲城市)です。

[87745]星野彼方さん
西武池袋線はちょっと反則気味ですが。
これ、可能なのが上り線(池袋方面)のみで、しかも乗る車両を選ばないと失敗しそうです(笑)。
[87662] 2015年 5月 3日(日)02:15:20MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
明日(正確には今日)から出かけるので最後のお片付け。

問七:羽島市・一宮市

こんな所にあるとは意外だった。
[87647] 2015年 5月 2日(土)15:10:41MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
問五:白石市・志布志市
問六:糸魚川市・勝山市
[87619] 2015年 4月 29日(水)22:23:36MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
明日から出張のため解答できる機会がなさそうなので、今のうちにちょっと頑張って追加の解答を投下。

問三:秩父市・大月市
問四:国分寺市・香美市

※「ペア」というくらいなので、わざと2問ずつ解答。全7問なので最後の1問だけ余ってしまいますが……。
[87611] 2015年 4月 29日(水)13:54:05MasAka さん
第三回ペアシティ七番勝負解答
ペアシティ開催第三回目にして初参戦です。

問一:福岡市/春日市
問二:川越市/所沢市
[87479] 2015年 4月 19日(日)02:38:12MasAka さん
北陸新幹線・長野経由の謎
[87469] グリグリさん
今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。

[87471]にてhmtさんからご紹介していただいた参考サイトにあるとおり、北陸新幹線は基本計画決定の時点ですでに長野経由が明記されています。しかし、その決定までの経緯については公式な資料が出てきません(整備計画決定以降の話は比較的調べがつくのですが)。

ここで、乗りものニュースに出ている新幹線鉄道網計画図を見ながら考えると、新潟県には現在供用中の上越新幹線のほかに、基本計画路線として羽越新幹線(富山市~青森市)が存在しています。ここで、仮に北陸新幹線を越後湯沢回りとした場合、新潟県の上越~中越地方というそれほど大きな需要が見込めなさそうな所に北陸新幹線と羽越新幹線の2つの計画路線がほぼ並行する一方で、長野県の県都である長野市を擁する北信地方が新幹線鉄道網から取り残されてしまいます。したがって、これが長野経由とした一番の理由ではないかと考えられます。また、新潟県出身である大物政治家の我田引鉄ではないかという批判をかわす意味もあったのでしょう。

なお、国鉄時代の新幹線計画では、新幹線建設に合わせて在来線も一緒に改良するというもくろみもありましたので(今は在来線をJRから経営分離することが原則に変わりましたが)、信越本線の改良という位置付けも考えていたのではないかと思います。実際、九州新幹線の熊本駅付近は規格外の半径のカーブを使ってでも在来線に並走させた区間があり、そこの在来線は現在高架化工事が行われている最中です。ただし、当該区間の新幹線計画時はもともと国鉄という同じ組織が新幹線建設と在来線改良をともに担うことが前提だったのに対し、現在は新幹線建設は鉄道・運輸機構、在来線改良はJRと別々の組織が実施することになっています。したがって、新幹線と在来線を長く並走させるようなルートは新幹線と在来線の工事を同時に進めるにあたって互いの組織における調整項目が増えることになるので、今の時代においては在来線も一緒に改良するという計画は必ずしも得策にはならないと思います。

[87477]じゃごたろさん
静岡県内を巡っていると「地名」という地名に遭遇。

昨年秋に私もそこを訪れました。ここに[86413]の記事で紹介した“自称”「日本一短いトンネル」を名乗る地名トンネルがあります(地図)。記事を書いていて自分でも気になったので、実際に行ってみたというわけです。トンネルの上にあるはずの山の部分がなく、コンクリートの構造物だけが残されていてなかなかシュールな光景でした。
[87460] 2015年 4月 10日(金)01:53:35MasAka さん
北陸新幹線ルート
[87457]グリグリさん
北陸新幹線は長野経由が当初から計画の前提だったこともあり、北アルプスを貫通する最短ルートと現在の上越市経由ルートが当初からの検討対象であったと記憶しています。

北陸新幹線北アルプス貫通ルートについては、2010年9月に行われた国土交通省の諮問機関である交通政策審議会の陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会で少々ネタになりました。中央新幹線が通る南アルプスに対し、当初北陸新幹線のルートとして検討されていた北アルプスとの施工条件を比較しようというものです。その資料はこちらのリンク先にあります。これによると北アルプス貫通トンネルの延長は約70km、青函トンネル(53.8km)はおろか、現在世界最長(ただし未供用)のゴッタルドベーストンネル(57.1km)よりもさらに長い規模になると想定され、実現不可能とされました。単に延長が長いだけならさほど問題はないのですが、資料6ページ目にあるようにここは土被り(トンネルから地表面までの高さ)が他に類を見ないほど大きいことから膨大な地圧がかかりトンネルが崩壊するおそれが大きいこと、また本坑の工事を円滑に進めるために取り付ける作業坑の設置も困難であることが断念した主な理由と思われます。

ちなみに北陸新幹線開業でいちローカル線となってしまった北越急行ほくほく線ですが、これも実は北陸新幹線の歴史に密接に絡んでいます。もともと整備新幹線計画が行き詰まった際に「スーパー特急方式」(正式名称:新幹線鉄道規格新線。路盤は新幹線規格で作り、狭軌の線路を敷いて200km/h程度の高速運転と在来線との直通運転を両立させる)という暫定整備案が浮上しました。その際、北陸新幹線については石動~金沢間、糸魚川~魚津間のみをこのスーパー特急方式で整備することとなりました。そして、新幹線(スーパー特急規格)が出来たあかつきには、すでに建設が進んでいたこのほくほく線を有効活用することとし、列車がほくほく線を経由して走れるよう当初非電化で計画されていたところを電化に変更して最高160km/h運転ができるよう追加工事を行ったのです。この時点では長野~上越間の新幹線建設は棚上げだったことになります。しかし、スーパー特急方式で着工された区間はその後の政府・与党申し合わせにより結局全てフル規格へと格上げになり、ほくほく線は一度も「新幹線直通」とはなりませんでした。もしかしたら史上初めて新幹線と直通運転する第3セクター路線になったかも知れないのですが……。

あと、ご提案のありました
この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
のルート、地形的にほとんどトンネル区間になりそうですが、その場合の問題点として温泉地を多く通るため地質が温泉水で劣化している可能性が高く(しかも高熱なので作業環境も劣悪)、トンネル掘削に伴う温泉水の枯渇も心配です。また、十日町市と上越市の境界付近では難工事で有名なほくほく線鍋立山トンネルと同じ地質を通ることから、ここでも技術的にかなりの困難が予想されます。さらに、地すべりの多い地帯ですので、トンネル坑口位置の選定も慎重さが求められます。自分ならこういうルートは引かないですね。……一応なんちゃって専門家としての意見でした。
[87401] 2015年 3月 15日(日)18:59:31MasAka さん
北陸新幹線
昨日、無事に北陸新幹線長野~金沢間が乗客を乗せて走り始めました。4年前の九州新幹線開業の時は大震災の翌日で出発式や開業式典が全て中止になってしまいましたが、今回は何事もなく執り行われたようで良かったです。今回の北陸新幹線開業は関東地方でも大々的に報道されていましたが、やはり東京駅が始発だからでしょうね。もしこれが九州新幹線だったら新大阪からしか直通運転されないので、仮に震災がなかったとしても関東地方では非常に小さい扱いか、あるいは無視されていたかも知れません。

ちなみに、4年前に開業した東北新幹線と九州新幹線には個人的にいろいろな思い入れがあるのですが、この北陸新幹線は特に大きくは絡んでいないので、「やっと出来たんだな」というくらいで特に感慨にふけることもなく、その開業を淡々と見守る程度でした。

とは言え、延長200km以上の新規鉄道路線が一度に開業するというのは最近では異例のことであり(おそらく1982年11月の上越新幹線以来だと思います)、これによって北陸地方の交通体系が大きく変化することとなったのは間違いないでしょう。今後、200km以上の鉄道路線を一度に開業させることになると思われるプロジェクトは中央新幹線(東京都~名古屋市間、2027年度完成予定)と北海道新幹線(新函館北斗~札幌間、2035年度完成を5年程度前倒し予定)くらいしかありません。

ところで、この日は東北新幹線の上野~大宮間開業からちょうど30周年(1985年3月14日開業)だったのですが、公式には何のイベントもなかったようです。それまでは大宮駅発着だった北へと向かう新幹線が初めて東京都内に乗り入れた記念すべき日であったのですが、完全に北陸新幹線と上野東京ラインに食われてしまったようです。

さて、[87387]の北陸新幹線開業記念クイズ、では私は星野彼方さんといっちゃんさんの合わせ技で……。
(町田市、札幌市、朝倉市、鴻巣市、黒松内町、北中城村、いちき串木野市)
あと、こういう表示もよく見かけるのですが、これはさすがに反則でしょうね(笑)。
(大東市、安中市、大竹市、春日井市)
[87379] 2015年 3月 10日(火)21:53:21MasAka さん
同じ住所に4000人
[87378]山野さん
住所が番地も含めて同じ所があるとは。

青ヶ島村とも岐阜市鷺山1769-2ともまた全然別の似て非なる例ですが、大阪市西成区萩之茶屋2-5-23にある釜ヶ崎解放会館には、一時期約4000人もの住民登録がなされていました。かつて、あいりん地区の日雇い労働者達がこの場所を居住地として届け出ることが黙認されていたそうで。しかし、結局2007年以降、居住実態が確認できない場合は市のほうで住民登録を順次削除することになりました。この釜ヶ崎解放会館、せいぜい200m2ほどの敷地面積のようですので、仮にこの建物に4000人が住んでいるとすればここだけ人口密度が2000万人/km2くらいになってしまうというとんでもない事態になります。

ところで岐阜市鷺山1769-2の例ですが、住民たちは村内に住所表記がない青ヶ島村の人々に全員同じ住所でもうまくやっていくノウハウを聞いてみるという事は考えないんでしょうかね。もっとも、青ヶ島村の2倍以上の人口がいるので、簡単に真似ることも難しいんでしょうけど。
[87374] 2015年 3月 8日(日)14:39:19MasAka さん
長崎県の面積
[87373]hmtさん
長崎県については、市町村別に比較したところ、諫早市が +20.56km2、雲仙市が +7.35km2でした。
面積調には増加した面積のある場所についての手掛りはありませんでした。諫早湾干拓事業や雲仙普賢岳噴火の影響が地形図に反映されていなかった分を修正したのか? とも思いましたが、この大きな数字はうまく説明できません。

お察しの通り、諫早湾の干拓で増えた陸地部分を新たに面積にカウントしたとのことです(毎日新聞2015年03月06日付記事)。さすがに八郎潟干拓の220km2には及びませんが、それでも2市合わせて約28km2の増加は東京ドーム600個分、自治体で比較するなら東京都新島村(新島、式根島および周辺島しょ)くらいの面積に匹敵するわけで、干拓事業の巨大さがうかがえます。
[87371] 2015年 3月 7日(土)13:31:00MasAka さん
平成26年全国都道府県市区町村別面積調
年に1回、国土地理院が公表している全国都道府県市区町村別面積調ですが、平成26年分が昨日公表されました(平成26年全国都道府県市区町村別の面積を公表)。

例年よりも若干遅い公表でしたが、上記リンク先によると

平成25年までの全国都道府県市区町村別の面積については、主に2万5千分1地形図に基づく面積を公表していましたが、計測の基礎となる地図を電子国土基本図に切り替えたことで面積の精度が向上しました。

ということだそうで、今回から計測方法を大きく変更したことが影響したのではないかと考えられます。計測方法そのものが変わったことから、範囲に物理的な変更が全くなくても、前年との面積に増減があった自治体が多数出ているようです。
[87334] 2015年 2月 23日(月)23:06:53MasAka さん
若年で当選した首長
[87333]のグリグリさんの現役首長年齢ランキングを見ると、40歳未満の首長23人中、12月生まれが7人もいるのはすごいですね。私も12月生まれでまだ30歳代なので、どこかの市長にでも立候補したら当選するんじゃないか……とは思っていませんが(笑)。それはさておき、これを見てふと思い出したことがあったので、まだ不完全ながらも情報を書き込んでおきます。

というのも、今月初めに私が卒業した大学の専攻の同窓会が開かれたのですが、その時に何名かの卒業生が挨拶のスピーチをする場があり、壇上に立たれた方のうちの1人が北海道中川郡中川町の前町長(任期2003~2011年、中川町Webサイト「まちの歴史」より)であった亀井義昭さんでした。亀井さんの大学入学は1982年ですので、1964年生まれとすれば39歳での当選となります。

調べた結果、このページによれば確かに39歳と書いてありました。しかし残念ながらご本人の生年月日が不明です。Facebookのアカウントもお持ちでしたが、生年月日は非公開でした。それでも上記リンクの記事より39歳での町長当選はほぼ間違いないようです。

同窓会を主催した大学教授によれば来年もまた開くつもりとのことですので、もしご本人にお会いする機会があれば、何か新たな情報を提供できるかも知れません(と言っても、人にいきなり誕生日を聞くというのもなかなか勇気がいりますが……)。
[87210] 2015年 1月 25日(日)20:54:33MasAka さん
第四十回十番勝負・感想
今回の第四十回十番勝負、国内復帰後(笑)としては初の参戦となりました。結果は入門コースで総合17位という成績でした。今回は時間が取れたのが最終日の午後8時ということで、終了までの残り1時間では入門コースのみ解答するのがギリギリだろうと思いましたが、実際に入門コース全ての解答を投下できたのは午後8時59分、締切まで残り1分を切ったタイミングでした。これが最後の採点チャンスであり、もし誤答があった場合でも2度と正解するチャンスはないというギリギリの挑戦でしたが、何とか一発完答を達成しました。

問A(人口ランキングトップ40市):札幌市(21位)
既に提示済みのヒントからランキングページを調べて解答。まだ100万都市が残っていたので札幌市を解答。

問B(面積ランキングトップ40市):富山市(19位)
問A同様です。北陸新幹線開業記念で(?)、富山市を解答。

問C(人口密度ランキングトップ40市):豊中市(21位)
これも問A・B同様です(笑)。昨年9月に訪れた豊中市を解答。

問D(山陽新幹線の通る市):廿日市市(19位)
一般コース問四と同じ共通項ですが、確かにこれは美しい問題だと思いました。解答は今回のテーマである「40」の、2番目に大きな約数である20(廿)がつく廿日市市にしてみました。

問E(「一から十」の数字で始まる市):十和田市(20位)
これがちょうど40市とは意外に思いました(もうちょっと多いかな、と思ったので)。10年前まで住んでいた七戸町に隣接する十和田市を解答。ところで10年前と言うと、この落書き帳に初めて書き込みをしたのがちょうど10年前の2005年1月でした([36527])。というわけで、今月で落書き帳デビュー10周年、時の経つのは早いものです。ただ、初書き込み後もしばらくROMが続き、2度目の書き込みはそれから何と2年以上も経った2007年3月になります。

問F(特例市):つくば市(19位)
これもヒントから……。この十番勝負の開催期間中(1月8日)に訪れたつくば市を解答(なお、昨日もつくばに行ってます)。

問G(「西」または「南」の付く市):湖西市(20位)
最近増えている共通項が「A or B」の問題。これはヒントからデータベース検索で絞り込みました。昨年10月に宿泊した湖西市をチョイス。

問H(読みの三文字目が「し」の市):東かがわ市(20位)
これは前問問Gなどのようにデータベース検索のみでは一覧が出てこないので、まずは読みに「し」がつく市をデータベース検索によって抽出し、検索結果をエクセルに放り込んで3文字目に「し」がつく市をフィルタで絞り込むという方法で想定解市をあぶり出しました。これまで四国の市はあまり解答に使ってないことから、とりあえず東かがわ市で答えてみました。

問J(読みの四文字目が「ま」の市):館山市(20位)
これも問Hと同様の方法を使って想定解を導いています。解答は大学の卒論生時代、野外調査期間中に幾度となく宿泊した思い出のある館山市にしました。

問K(同音異字の市町村がある市(特別区は除く)):大和市(18位)
これは過去の類題ですね。先月のオフ会で通過した大和市を解答。ちなみに横浜市の北部から普通に石和に行こうとするのであれば、大和市はまず通らないはずなのですが。

というわけで、今回は入門コースのみとは言え、ラスト1時間の締切に追われるというスリリングな展開を味わうことができました(これはこれで結構緊張感があります)。最近はゆとりをもって考えている余裕がないので参加率が下がっておりますが、次回以降も参戦できるスキがあれば参加しようと思います。
[87164] 2015年 1月 18日(日)20:59:03MasAka さん
第四十回十番勝負入門コース解答
あけましておめでとうございます(←遅っ)。

というわけで、締切ギリギリ(1分前)で参戦します。

問A:札幌市
問B:富山市
問C:豊中市
問D:廿日市市
問E:十和田市
問F:つくば市
問G:湖西市
問H:東かがわ市
問J:館山市
問K:大和市

さすがに今日の午後8時から取り組み始めた1時間勝負だと入門コースでもキツかったです……。
[86790] 2014年 12月 14日(日)19:55:17MasAka さん
第11回公式オフ会
落書き帳に書くのが遅くなりましたが、今年もオフ会に参加させていただきました。今回も非常に中身の濃い内容で楽しめました。皆様本当にありがとうございました。さて、ここでは感想にかえて、主にオフ会の会場に来るまでと、翌日の解散後の私の行動についてちょっと説明してみましょう。

今回は山梨県開催ということで、現住所である神奈川県の隣接県です。山梨方面に横浜市から公共交通機関で行く場合、普通なら横浜線→中央線というルートを使うのが一般的だと思いますが、ここはあえて「隣の県だったら直接神奈川県から山梨県に行ってみよう」ということを思い立ちました。前述したルートでは東京都を2回通ることになりますので(町田市と八王子市)、これを回避しようというわけです。

実際に移動したルート図がこちらです(mixiに投稿した画像にリンクしているので、mixiにログインしてご覧ください)。GPS電波が受信できない区間があり部分的に歯抜けになっていますが、一旦横浜駅に出てから相鉄で大和駅まで行き、相模大野駅からバスで古淵駅に向かうことで町田市域を避けています。八王子市を迂回する部分は橋本駅からバスを乗り継ぎ、hmtさんの故郷、旧津久井町経由で相模湖駅に向かうこととしました([86778]hmtさんの書き込みも参照)。ここまで横浜市・大和市・相模原市の3市しか通過していないはずですが、神奈川県を脱出するのに4時間くらいかかるという壮大なる時間(と交通費)の浪費でした。そして相模湖からは中央高速バスで会場のある笛吹市(石和)に直行しています。これは通過自治体数を最小にするという目的もありました。鉄道では急勾配緩和のため大きく北に迂回し、山梨市を経由しますが、勾配の制約が鉄道ほどではない高速道路は甲州市から西へまっすぐ笛吹市に入ります。ちなみに、笛吹市は大月市とも接していますが、直接この両市を結ぶ公共交通機関はありませんので、真に通過自治体数を最小化するには徒歩で摺針峠を越える必要があります(なお、試験走行中の山梨リニア実験線は両市境を通過します)。時間の都合上、さすがにここまではやりませんでしたが(笑)。

オフ会では、この夏インドに出張に行った際、オフ会イベントの景品用にと仕入れてきた道路アトラス鉄道アトラスを提供しましたが、これにスナフキんさんが興味を持たれたようで、「毎回古地形図の提供と解説で大変お世話になっているので、ここはスナフキんさんにお渡ししてはどうか」というグリグリさんの提案があり、参加者の満場一致でスナフキんさんの手にそのまま渡ることになりました。ちょっと意外な展開でしたが、渡るべき人の手元に行ってくれて良かったと思います。

そして翌朝の解散後は山梨県内を観光しながらの帰路となりました。まず、宿からHiro_as_Fillerさんの車でくはさんと共に山梨市駅まで送ってもらったところ、先に出発して途中下車の旅を楽しんでいた星野彼方さんに遭遇。星野彼方さんは再び塩山駅で下車、私は勝沼ぶどう郷駅で下車し、ここでくはさんと別れることに。

勝沼ぶどう郷駅で下車した後は大日影トンネル遊歩道を散策しました。トンネル内を歩いているとJOUTOUさんの車で東京に向かっていると思っていたスナフキんさんとすれ違うことに。途中で車を下りて先に探検されていたのですね。さて、私はそのまま遊歩道の終点にある勝沼トンネルワインカーヴ案内所まで行き、そこでUターン。再び勝沼ぶどう郷駅に戻ってきた頃には駅のホームでYASUさんとスナフキんさんが鉄活動中でした(笑)。私はそのまま昼食を食べるためにぶどうの丘まで向かいます。昼食を食べるだけのつもりだったのですが、地下のワインカーヴでついワインの試飲もしてしまいました(笑)。

その後は大月市にある日本三奇橋の1つ、猿橋に向かいます。橋の景観も美しいものですが、ここで訪れるべきスポットはもう1つあり、それは富士山の溶岩流の露頭です。ここは富士山から30kmも離れた場所であり、そこまで溶岩が到達したという証拠は、富士山のかつての噴火の規模がうかがえます。また、猿橋駅の南口には新興住宅団地(パストラルびゅう桂台)がありますが、3年前の2011年にこの団地と駅前を結ぶ高さ100mのエレベーターが完成しましたので、それも乗ってきました。もともとは同じ場所に「シャトル桂台」というモノレール的な無人運転の新交通システムがあったらしいのですが、故障が頻発したため2006年に使用を中止してしまったそうです。現地には橋脚の基礎だけが遺構として残されていました。

今回は比較的近場での開催ということもあり、移動時間に余裕があったことから、今まで通過するだけでなかなか立ち寄ることのなかった場所に行けてなかなか面白かったです。末筆ですが、来年のオフ会にも参加できることを楽しみにしています。
[86720] 2014年 11月 24日(月)01:44:02MasAka さん
キロポスト
[86715]グリグリさん
阿南市から鳴門市への計画路線の距離が、100kmという訳ではないですよね(30km程度かな)。

これは数字の根拠となる資料が見つからないため説明をわざと省いていました。以下は私の推測に過ぎませんが、当初の起点であった高松西IC以西の高松道の距離が100kmに満たないため、単純にキリがいい所で東側区間については100kmを足した表示にしているということだと思います(路線が途中で分断している北関東道の都賀西方JCT以東も同じ理由と考えています)。後述するように、これ以上は高松道としての延伸はありませんので、キロポストの表示は現在の数字で確定とみて良いでしょう。また、今治小松自動車道ではなぜ700kmを足しているのか([86700]Nさんの一覧表より)、こちらはちょっと見当がつきません。

なお、[86718]では星野彼方さんが
どうやらそれは三木JCTからの距離になっています。
と書かれていますが、これについては[86691]でおがちゃんさんが
高松自動車道上り線から鳴門料金所に差し掛かるとき、理論上では高松自動車道の100㎞ポストが存在するはずですが、実際に存在しているのは89㎞ポスト(神戸淡路鳴門自動車道のもの)のようです。
と書かれているとおり、鳴門ICの料金所ではキロポストの数字は連続しません。これは道路関係公団が民営化される以前から管理が別組織(日本道路公団と本州四国連絡橋公団)だったということもあるかと思います。参考までに、三木JCT~鳴門IC間の距離は、正確には100kmに満たず98.6kmとなっています(山陽道三木JCT~神戸西IC間9.6km+神戸淡路鳴門自動車道89.0km)。

ところで、鳴門JCT以南の四国横断自動車道の営業路線名には「徳島自動車道」が予定されていますので、鳴門JCT以南はおそらく別の距離のキロポストが割り当てられることになると予想されます。[86715]でグリグリさんが「利用者目線からの距離」という言葉を使っていらっしゃいますが、神戸・淡路島方面から鳴門海峡を渡ってきた人にとって、鳴門から高松方面に行くのと徳島方面に行くのとでは違う道路だと考えるのが自然だと思いますので。ちなみに、徳島道は今年度内に徳島IC~鳴門JCTが開通しますが、この開通で徳島道は徳島JCTで二股に枝分かれする構造になるため、その部分のキロポスト表示がどうなるかが気になります。

あと、そういえば北陸自動車道のこの辺のように、明らかに上下線で別の場所を通っているような場合、距離はどうやって調整しているんでしょうね。

さて、ここまで道路のキロポストについて語りましたが、鉄道のキロポストでも変わったキロ数を振ってあるものがあります。たとえば私の出身地所沢市を通る西武新宿線。同路線は建設の歴史的経緯から、起点の西武新宿駅では(マイナス)2kmポストから始まり、次の高田馬場駅で0kmになり、ここから数字が普通に増えた後、東村山駅を過ぎると本川越駅(旧駅位置)起点のキロポストに切り替わり、再び数字が減っていって最後は終点の本川越駅で再びゼロ(正確には開業当初と駅位置が変わっているので0.3kmポスト)になるという不思議な増減をします。

また、新幹線のキロポストですが、上越新幹線は大宮起点、北陸(長野)新幹線は高崎起点の数字が振られているのに対し、山陽・九州新幹線は東海道新幹線東京駅起点の数字となっています。これは線路の途中で路線名が変わるだけで分岐がなく、かつ直通運転をする場合に列車の運行管理上都合が良いからだそうです。したがって、東北新幹線と直通運転することが決まっている北海道新幹線も、東北新幹線東京駅起点の数字が使われる予定です(ただし青函トンネル前後の新幹線・在来線共用区間の扱いは未確認)。なお、山形・秋田ミニ新幹線の在来線活用区間は設備的には在来線そのものの扱いなので、キロポストは在来線のままです。
[86711] 2014年 11月 22日(土)15:58:02MasAka さん
高速道路のキロポスト
9月に帰国して以来、今度は国内出張が毎週のように入っており(今週も月曜から金曜までずっと出張でした)、じっくり腰を据えられる時間が全くなく、クイ図五番勝負は今回静観しておりました。外国にいる間のほうが出張先での担当プロジェクト以外の仕事はほとんどしなくて良いし、休日も特にやる事がほとんどないのでまとまった時間は取りやすかったですね。

[86679]グリグリさん
高松自動車道の起点鳴門ICは100kmから始まるのは何故なんでしょうね。

高松自動車道は、1966年に計画延長として約7,600kmが定められた国土開発幹線自動車道路網では、高松市が起点でした(参考:国土交通省資料(高速道路のあり方検討有識者委員会資料))。
※なお、法定路線名としては「四国横断自動車道」です。

高松道は1987年、最初の区間である善通寺以西が開通しますが、この時のキロポストは上記に基づいて高松起点で設置されます。しかし同年、計画延長が14,000kmに増やされた高規格幹線道路網(うち国土開発幹線自動車道路網11,520km)で四国横断道の起点が阿南市へと変更されました。

というわけで、後から路線延伸計画が追加されたためというのがその理由ですが、当時はまだ一部区間のみの開通だったので、改めてキロポストを全て振り直しても良かったんじゃないかと思います。現に、北陸自動車道は全線開通の際に新潟県内区間のキロポストを従来の長岡起点(長岡→上越方面のキロポスト)および練馬起点(長岡→新潟方面のキロポスト)から米原起点の距離に振り直しています。

高速道路のキロポストの振り方は規則性が一見してよくわからないので、バリエーションを研究するのも面白いと思います。たとえば分岐点における処理に関して、[86679]にあるように安代JCTで分岐する東北自動車道と八戸自動車道は、いずれも川口起点の距離が振られています。これは法定路線名としては東北道も八戸道も「東北縦貫自動車道」(東北道は弘前線、八戸道は八戸線)であるから、と一応説明はつきます。しかし、その一方で関越自動車道(法定路線名は関越自動車道新潟線)から分岐する上信越道(法定路線名は関越自動車道上越線)は、法定路線名としては同じ「関越自動車道」を名乗っているにも関わらず、上信越道は練馬起点ではなく分岐点である藤岡起点の距離を記しています。

また、中国自動車道から広島自動車道が分岐する広島北JCTでは中国道の吹田方面から来た場合、直進側が広島道で分岐側は中国道下関方面という構造ですが、ここでは安代JCTとは異なり、距離表示は分岐する中国道側のみが連続し、本線である広島道側はここでゼロにリセットされます。これは中国道と広島道で法定路線名が異なる(中国縦貫自動車道と中国横断自動車道広島浜田線)からと推測されます。その他、特殊な例としては道央自動車道の同じ1つの路線内で別の場所に同じ数字のキロポストがある(距離表示の前に札幌以南と以北で「S」「N」のアルファベットをつけて区別)のと、北関東自動車道の栃木県~茨城県区間の100kmからの起算、今治小松自動車道の700kmからの起算などでしょうか。

さて、今度は分岐ではなく、複数の道路路線が連続する場合です。名神高速道路では、法定路線名は中央自動車道西宮線なので、中央道高井戸起点のキロポスト表示かと思いきや、東名高速道路東京起点のキロポストです。高知自動車道は高松自動車道と一体で四国横断自動車道を構成していますので、川之江JCTからそのまま高松起点の距離を引き継いでいます。しかし、同じく川之江で分岐する松山自動車道、こちらは四国縦貫自動車道の路線になりますが、なぜかこちらも高松起点の距離でキロポストが振られています。

次に高速道路と一般国道のバイパス(自動車専用道)が連続する場合です。自専道が有料区間である国道2号広島岩国道路(山陽自動車道と前後で連続)、国道11号高松東道路(高松自動車道と前後で接続)などは前後で接続する高速道路と連続した距離が振られています。

他方、自専道の無料区間と接続する場合はどうかということになると、山陰自動車道と国道9号松江道路(無料自専道)の接続部では距離表示が連続しています。(参考:無料区間のキロポスト写真有料区間のキロポスト写真)。無料区間のキロポストの形状は一般国道のそれであり、高速道路とは異なる道路であることを明確に示していますが、利用する側の立場から見て、路線としては一体のものであると考えているのでしょう。しかし、同じ無料の自専道で山形自動車道と接続している国道112号月山道路(月山花笠ライン)のキロポストを見ると、国道112号の起点である山形市からの距離表示となっています(山形道の50.9kmポストは山形JCT~寒河江IC間に存在)。月山道路は自専道でありながら案内標識の色が青色だったりするので(他の自専道は高速道路と同じ緑色)、これは特殊な例のかも知れません。

ところで、高速道路のキロポストの主要な位置の距離表示については、高速道路のSA・PAのインフォメーション等で入手できる地図(NEXCO東日本「ハイウェイウォーカー」、NEXCO中日本「サービスエリアガイド」、NEXCO西日本「高速道路ガイドマップ」等)に記載があります(東・中は50km間隔+分岐、西は20km間隔+分岐ごと)。ただし、NEXCO管轄の高速道路のみのようで、新直轄方式など、NEXCO各社の管理でない高速道路・有料道路・自動車専用道路には対応していません。あと、NEXCO東日本管轄のうち、なぜか道東自動車道だけハイウェイウォーカーの地図にキロポスト表示がないのが謎です(手元にあるのは全線開通後の2013年10月版)。自社の高速道路でありながら、ほぼ全線対面通行なので高速道路として認めていない?
[86637] 2014年 11月 8日(土)15:37:48MasAka さん
Re: 首長年齢ランキング
[86636]グリグリさん
青森県むつ市長の宮下宗一郎氏が1979年5月13日生まれなので、今回追加された崎田日南市長に次いで6番目に若い現役首長になるようです(参考:むつ市公式サイト・市長の部屋内のプロフィール)。なお、就任日は今年の6月29日であり、就任時にはすでに35歳に達していますので就任時年齢ランキングに変動はありません。

なお、父は前市長の宮下順一郎氏であり、任期半ばで急逝した父の後を継ぐことを決意して市長になったようです。ちなみにむつ市長は2人続けて任期途中で亡くなっているのが気になるところですね(その前の市長だった杉山粛氏も任期中に逝去)。

#それにしても、もともと全く別の調べ物をしていた時に偶然こういうのが見つかるとは……。
[86579] 2014年 11月 1日(土)17:11:15MasAka さん
橋の分類名称
[86570]グリグリさん
[86562]に書かれたみのるさんの説明に付け加えますと、交差物という視点からの鉄道橋の分類にはもう1つ「線路橋」というのもあります。線路が他の線路の上を越える(線路同士の交差)ものです。すでに出てきたものも含めて表に整理すると以下のようになります。

分類英訳略称説明
橋りょう(橋梁)BridgeB鉄道が河川・水路を越える
高架橋Land BridgeBl交差するものがなく、地面より高い位置を走る鉄道構造物(盛土構造は含めない)
架道橋Vehicle BridgeBv鉄道が道路を超える
線路橋Intersection BridgeBi鉄道が他の鉄道線路を越える(※英訳はうろ覚えなので自信なし)
跨線橋Over BridgeBo鉄道の上にかかっている橋

なお、表のうち上4つ(橋りょう~線路橋)は鉄道が通るための橋(鉄道構造物本体)ですが、最後の跨線橋は鉄道と交差する側の橋を指しますので、これだけ毛色が違います(後の話にも絡んできます)。なお、線路橋は下をくぐる側の線路から見れば跨線橋となりますが、この場合跨線橋という言い方はあまりしませんね。道路で「跨線橋」というと道路構造物本体になりますが、鉄道側から見ると線路の上にあるよそ者という位置付けになることに留意が必要です。また、鉄道における高架橋の英訳はLand Bridgeですが、道路だとViaductという表現を見かけます。そして、道路において鉄道の架道橋に相当するのが跨道橋となります。ほかにも道路と鉄道では橋の名付け方の流儀が異なる点があり、河川を渡る橋では鉄道は「橋梁(橋りょう)」と漢語を使うのに対し、道路は「橋(はし/ばし)」と和語を使います。

余談ですが、鉄道橋においてはよく「○○鉄橋」という言い方をする場合もありますが、これは通称であって、原則として上に示したいずれかの名称(跨線橋を除く)が付されているはずです(例・通称:余部鉄橋→正式名:余部橋りょう)。

高架橋、架道橋、橋りょうがそれぞれ単独で設置されることも当然あると考えて良いのでしょうね。
おっしゃる通りです。1つの橋の両端が盛土・切土(掘割)などの土工区間(狭義の路盤区間)に挟まれていれば単独の橋となります。新しい鉄道路線は原則的に道路と連続的に立体交差させるので単独橋というのは最近あまり見かけませんが、古い鉄道路線ではよくあります。

最初は鉄道を跨いでいた橋が、後から道路もできた場合はどうなるんでしょうか。
分類としては跨線橋兼跨道橋ですね。このような場合、道路では固有名詞を付ける際、単に「○○橋」で済ませてしまうことのほうが多いように思います。たとえば千葉ニュータウン中央駅付近のこの橋橋名板を見ると「こすもす大橋」という名称になっており、跨線橋とも跨道橋とも書いてありません。道路では鉄道ほど橋の名称を細かく使い分けている印象はないです(私は鉄道側の人間であるため、道路橋名の付け方を詳しく知らないのでもしかするときちんとしたルールがあるのかも知れませんが)。

一方、鉄道での同様な例は思い浮かばないのですが、河川と道路を同時に跨いでいる橋の場合は河川を優先させて「○○橋りょう」という名称にしています。今年4月に全線復旧した三陸鉄道北リアス線には河川と主要地方道の両方を同時に跨ぐ橋がありますが、交差する河川名から「コイコロベ沢橋りょう」「ハイペ沢橋りょう」と名付けられています(参考)。

跨線橋という正式名ではなく、道路が鉄道を跨ぐ橋のことを陸橋と呼んでいましたが、これは正式名称ではないと考えて良いのでしょうか。
上のほうで書いたとおり、「跨線橋」は他の鉄道橋とは異なり、鉄道構造物本体(列車が走る場所)ではありません。跨線橋の所属は交差する側(道路側)にあります。したがって、橋を所有する道路管理者がそれに「陸橋」と名付ければそちらが正式名称となります。私の出身地の所沢市内にある西武池袋線小手指駅付近の市道跨線橋の正式名称は「小手指陸橋」です(橋名板)。こういった事例も、道路橋の名前の付け方は鉄道橋ほど細かくないと思っている根拠です。

そういえば、[86562]でみのるさんが書かれたガードの語源、
「がどうきょう」の転訛とみるほうが自然なのではないか?
は非常にユニークな説だと思いました。新宿大ガードなどの交差点名のローマ字表記は「gado」なので、確かに意外とあり得そう?
[86467] 2014年 10月 18日(土)14:17:51MasAka さん
土砂災害危険箇所ランキング
昨日(10月17日)追加された都道府県データランキングの土砂災害危険箇所ですが、その中で使われている「地滑り」という用語は、本来「地辷り」と表記するのが正式です。しかし、「辷」が常用漢字ではないことから、学術用語および法令用語としては原則として平仮名の「地すべり」と表記することになっています(例:「日本地すべり学会」、「地すべり等防止法」)。現に、データ引用元である国土交通省のWebサイトでもそのように表記されています。

「辷」の字の常用漢字への置き換えとして「滑」を使うこともあるので地滑りとしても間違いではありませんが、巨大な土塊が重力の作用によってゆっくりとズルズル動いていく現象を的確に表したものではないことから、厳密さを要求される学問や法律の世界では平仮名を使っているものと思います(「滑」は、バナナの皮を踏んでツルンと転ぶイメージ)。たとえるなら、先月噴火した御嶽山を「嶽」が常用漢字にないからといって「御岳山」と書くと別の山をイメージする人がいるようなものでしょうか。元データが平仮名で表記されている以上、正確な引用という観点から当サイトでも「地すべり」に表記を統一したほうが良いと思いました。

それはさておき、この土砂災害危険箇所ランキングを見ると、この8月に大規模な土砂災害が発生した広島県が突出して多いのですね。ただ、あくまでも箇所数のみをランキングしたものであり、その対象範囲の面積や居住人口等はこのデータだけでは全くわかりません。さらに、土砂災害危険箇所の抽出作業は全て人間の目で行っていることから、精度にはある程度のバラツキがあることも考慮しなければなりません。したがって、このランキングだけをもって広島県が土砂災害に対して最も危険と判断するのは早計です。また、2位の島根県と4位の兵庫県に挟まれた鳥取県が36位と下位に位置しているのは、未抽出の危険箇所があるという可能性も考えられます。ランキングに出ている数字だけが独り歩きして、物事の本質を見誤ることのないようにしたいものですね。
[86430] 2014年 10月 3日(金)01:12:05【2】MasAka さん
東関東道の跨道橋番号
[86429]グリグリさん
連番になっているので、東関道の現在の終点である潮来方面からの通番ではないかと思うのですが、未確認です。

東関東道の跨道橋に付番されている○囲み数字ですが、新空港自動車道新空港出入口付近のこの橋が1番です。その名もズバリ「一号橋」で、地名も何もなく単なる“一号”というある意味清々しいネーミングです。なお、付番されているのは公道の跨道橋のみのようで、この跨道橋から振り返った所にある「Welcome to Japan」と書かれた跨道橋の道は空港の立入制限エリア内の専用道であるためか番号がありません。

京葉道路の跨道橋も同様に付番されており、こちらは東京方から番号が始まっていて蘇我付近まで全線番号がついているのですが、なぜか1番は見つかりませんでした(2番はここ。なお橋名板がストリートビューから見つからず名称は不明です(たぶん他の例から類推すると市川IC橋?))。圏央道とのジャンクションにかかる橋を1番にするつもりなのでしょうか。

ちなみに、千葉県内の高速道路・有料道路で跨道橋に付番されているのは新空港道~東関東道宮野木と京葉道路だけです(他路線ではまず見ないので、もしかすると全国でもこの2区間だけかも知れません。トンネルに付番されている区間はいくつかありますが)。これは、東関東道が成田方面から宮野木まで延伸された時(1982年頃)に、たとえば事故等があった場合、飛行機に乗るため遠くから成田までやって来た人や、日本に慣れていない外国人など、現地の地名を知らないような人が通報するような場合でも橋の番号だけ言えば通報を受けた側が現在地を把握できるようにする、といった意図があって付けられたのかも知れません。しかし、それ以降に開通した道路に番号がないのは、おそらくあまり意味がなかったのでやめたのだと思います。そもそも高速道路は道路脇に0.1kmごとにキロポストが設置されていますので、位置を知らせるならそれを見れば十分なわけですし。もしかしたらもっと別の意味があるのかも知れませんが。

ところで、橋の名前は工事発注時に「○○橋上部工工事」などといった件名で最初にその名前を知ることができます。発注機関の入札情報を見ればいろいろ出てくると思います。たとえばNEXCO東日本の入札公告を検索するとこのような結果になります。ちょうど東関東道の延伸区間でも1つ跨道橋工事が出されていますね(藤沼跨道橋)。しかし、公示文書にあるように工事箇所の地名は鳥栖および下冨田となっていて、橋の名前になっている藤沼という地名は隣接する鹿田地区にある字のようです。2つの地区を結ぶ橋になるので、あえてどちらにも属さない名前を選んだという可能性もありますね。
[86413] 2014年 9月 25日(木)23:24:15MasAka さん
短いトンネル
[86409]ピーくんさん
呉線の川尻トンネルが日本一短いトンネルになるのですね。普段呉線に乗る機会がないのですが全長8.2mと短いので一瞬で終わりそうですね。

次期JR最短トンネルとなる呉線川尻トンネルの場所はここなのですが、南側の幅が広くなっている歩道部の真下にトンネルがあり、その北側の車道部は跨線橋というハイブリッドな構造になっています。元々は幅が広くなっている歩道部のみが道路だったのですが、後に道路が拡幅(付替?)となり、上から見るとトンネルと跨線橋がぴったりくっついてその境目がわからないような構造になりました。

というわけで、トンネルを出てから間髪入れずに橋の下をくぐるため、油断しているとどこまでがトンネルなのかがわからないということになります。この跨線橋の幅は10mくらいあるので、トンネルと合わせると20m近くの間地面の下に潜っていることになるため、一瞬で終わる、という感覚にはならなさそうです。トンネルの構造も、山を掘ったというよりは地面を一旦掘り下げてから上に道路を通すため再び埋め戻したという開削工法で造られた感じですので、これを最短トンネルとするのは邪道ではないかという意見も一部にあるとかないとか(←私の勝手な意見)。ちなみに川尻トンネルの延長は8.7mとする報道もあるようですが、どっちが本当なんでしょうかね。

この川尻トンネルの次に長いのが9.5mの五能線仙北岩トンネルで、次期JR東日本最短を名乗るようですが、こちらのほうが立派な山岳トンネルといった感じです。一時期は山田線の古田トンネルではないかと言われていたのですが、古田トンネルは11m“も”あるので、おそらく言われていた当時は仙北岩トンネルを発見できていなかったのでしょう。

ちょっと反則的な物としては大井川鐡道地名(じな)トンネル。このトンネル、地名駅のすぐ北にあるのですが、もともと木材を運搬する索道から万が一落下物があった場合に備え、列車を防護するために造られた覆道(シェッド)です。現在、索道は撤去されて現存しませんが、トンネル構造物だけ残っています。トンネルは本線と斜交しているので、構造物中心での延長は10mですが、交差する旧索道側との直交方向の長さを測ると7mくらいしかなく、現地は「日本一短い?トンネル」ということで売り出しているようです。

これと同様にトンネル構造物だけ残っているといえば、牟岐線の町内(まちうち)トンネルが有名ですね。鉄道開業後に周辺の土地造成で山が削られ、最終的にトンネル構造物だけが残されてしまったという歴史があります。こちらは延長44mあるということで、ここで紹介するにはちょっと長い(?)トンネルです。

ところで、最初に私は川尻トンネルのことを「次期JR最短トンネル」と書きました。ということは、JR以外で日本一短いトンネルがあるかも知れないということです。それが長良川鉄道の中野トンネルなのですが、一部に延長7mと書いてあるサイトがあるものの、未だ確実なソースを見つけることができていません。長良川鉄道の公式サイトでも全く触れられていないので、日本一短いトンネルの謎は深まるばかりです(笑)。

また、新幹線の最短トンネルについては、Wikipediaには第1大和トンネルが30mで最短と書いてありますが、確か九州新幹線(鹿児島ルート)で開削工法で造った短いトンネルがあったと記憶しているので、そちらとの比較が必要かな、と考えています。また、開削ではなく山岳工法によるトンネルとなると、東北新幹線の松森トンネル(78m)はかなり短い部類だろうと思っていましたが、調べてみると同じく東北の館トンネルも短そうです(参考)。
[86306] 2014年 8月 19日(火)01:58:09MasAka さん
第三十九回十番勝負・感想
インドは8月15日が独立記念日、16・17日が土日でさらに18日がジャンマシュタミという祝日だったため4連休でした。独立記念日は日付固定で振替休日なし、ジャンマシュタミは太陰暦ベースで祝うため毎年日付が変わることから、インドで日本のお盆のように8月に連続して休むことになるのは珍しいと言えます(もっともお盆は祝日ではないため、多くの日本国民が一斉に休暇を取っているだけですが)。

それはさておき、忘れないうちに十番勝負の感想を。このところ参加する余裕がなく、ずっとROM状態でしたが、今回は2度目の長期海外出張中で、最初の渡航時よりも精神的に多少余裕があったことと、時間的にも日本にいる時よりは仕事の量が少ないため、約2年ぶりの参戦が可能となりました。

まずは入門コースから参戦し、その後一般コースで売り切れ間際の一発解答を狙ったのですが、あえなく撃沈しました。問二はまだ想定解が残っていた状況ですが、その後バタバタしているうちに問三が売り切れてしまったので、これ以上挑戦するのはやめました。やはり一般コース参戦にあたり、2年のブランクは長かったようです。

問A・問一 野々市市・つくば市
最初に入門コースから解いたのですが、その時一般コースと想定解数が同じということにはまだ気づかず。ただ、お題の市と解答状況を見て第二十九回の問四と共通項が同じだということはわかったので、これ以降に新たに想定解に加わった野々市市を解答。一般コースは居住経験のあるつくば市がまだ残っていたので迷わずそれをチョイスしました。

問B つくばみらい市
お題の市と金・銀メダルの市の地図の周囲を眺めると平仮名の市が目立つのでたぶんそうなんだろうな、と。解答は、お題の市のつくば市と、第一ヒントの「平」から、つくば…平…つくばエクスプレスみらい平…つくばみらい市が連想されてしまったのでこうなりました。たまたま共通項に合致していたのはラッキーです。

問C 唐津市
第二十二回問一と同じということがひらめいたので、前回解答をためらった唐津市で解答。ちょうど前回の出題では開催当日に鷹島肥前大橋(共通項発表記事[86245]に解説あり)が開通して想定解入りしたという市です(当時、グリグリさんはこれに気付いていなかった[69907])。

問D 西宮市
想定解数が多すぎるので、逆に意外と悩んだ問題でした。わかってしまえば何てことはないのですが。想定解数が多い割には面白そうな隣接市がなかったので、時期的に今後テレビに映る時間が最も長くなるであろう西宮市(甲子園球場所在地)を解答。

問E 魚沼市
共通項は比較的早くわかったので、どの市で答えようか考えましたが、県外かつそれぞれ異なる県にある村と隣接する魚沼市にしました。結果、金メダル獲得。

問F 飯山市
入門コースの中でかなり解答ペースが速く、お題の市と解答市が北に寄っているのでこれも早くわかった問題。「北」つながりで「北」陸新幹線の駅が設置される飯山市を解答。

問G 対馬市
入門コースの中では難しい部類の問題でした。第三十三回問七の類題ではあったのですが……。前回は東側の釧路市で答えたので、今度は西側の市で答えておこうということで対馬市に。

問H 高山市
第一ヒントが出てようやくわかった問題。無難なところで一番広い市を答えておきました。一昨年の第9回公式オフ会の後に立ち寄った市でもあります。

問J 三郷市
[86013]倉田昆布さん、[86026]鳴子こけしさん、[86027]いたがさきさんの「ミヨシ市」3連続コンボ解答が美しいと思いましたので、私の出身地埼玉県で「ミ」から始まる三郷市を解答。ところで、埼玉県人で「みさと」と言うと三郷と美里、どっちを思い浮かべる人が多いんでしょうかね。

問K 南アルプス市
誤答連発で始まっていましたが、これで逆に共通項が明確になったのでわかりやすくなりました。なるべく東か南のつく市で答えたいと思ったので、中央リニア新幹線の着工が近いと言われていることから南アルプス市を解答。

問四 大館市
これはヒントそのままから。第5回公式オフ会の前に立ち寄った市で解答。

問五 小千谷市
足し算するのが面倒だったため、単独で条件を満たす十日町市に隣接する市で解答することに。第二ヒントに「千万は除外」とあったので、除外されてしまった小千谷市をチョイス。

問六 一関市
これは北の方から共通項に合う平成の大合併で複数合併した市を単純に調べていきました。

問七 東近江市
これも問六同様。はて、そういえば東近江市を選んだ理由はなんでしたっけ……?

問八 松本市
共通項はヒントそのままからわかっていましたが、比較できる資料を探すのが面倒だったので思いついた市を決め打ちして調べることに。しかし、簡単に思いつく市は大体すでに解答済。そんな中、そういえば母の出身地である松本市も合併でかなり大きくなったはず、と思って調べてみたらドンピシャでした。

問九 柏崎市
共通項はわかっても残りの想定解を探すのが非常にきつい問題でした。北から順番に探していって辿り着いたのがこの柏崎市。偶然ですが、柏崎市は父の出身地であるため、自分にとっては問八と対になる市の解答となりました。ちなみに残った解は葛城市と新見市だったということで、実は南から探した方が早かったという説が。

問十 蕨市
残り想定解も1桁になったことだし、これはもう人口密度最大のこの市しかないだろうということでこの市を解答。

今回は慣れない海外生活の中、久々の参戦ということで勘が結構鈍っていることを実感しました。次回はやはり日本国内で落ち着いて考えながら解いていきたいと思いますが、日本に帰ったら帰ったで時間がなかなか取れないんですよね……。
[86281] 2014年 8月 14日(木)13:34:17MasAka さん
Re: 県の石!
[86280]まかいのさん
私も地質学をかじった者としてこれは気になる企画ですね。まかいのさんの代わりに日本地質学会の当該ページへのリンクを張っておきます。
「県の石」募集のお知らせ
新潟県糸魚川のヒスイ、山口県秋吉台の石灰岩など、全国的に有名な物がある県は比較的すんなり決まると思いますが、そうでない県は1つに絞るのは結構難しいかもしれません。

埼玉県の岩石は、「岩畳」で決まりかな?
「岩畳」とすると、景観の名前になってしまうような気がするので(景観および人工建造物は対象に含みません、とあります)「三波川帯の結晶片岩」とするのが妥当でしょうか。やや専門的で親しみにくい感じがしますが。

ところで県の石ではなく「国の石」を1つ定めるとすれば、やはり石灰質角礫岩がふさわしいのではないかと思います。国歌にうたわれている「さざれ石」の正式名称がそれなのです。
[86250] 2014年 8月 10日(日)02:21:41MasAka さん
インドの曖昧な国境
出張先からさらに出張で、ただいまインド最大の人口を誇る都市、ムンバイ(ボンベイ)に来ています。グリグリさんが[86223]で姉妹都市について触れていますが、以前も紹介した自治体国際化協会のサイト内にある「各自治体の姉妹都市提携先について」の資料によれば、ムンバイは私が現在住んでいる横浜市と姉妹都市提携をしているようです。なお、姉妹・友好都市提携先はやはりアメリカがダントツで、インドはわずか5自治体(インド側基準、日本側は4自治体)です。それも1965年に締結した横浜・ムンバイ以外は全て今世紀に入ってからで、インドとの交流はまだまだこれからという雰囲気です。インドにはKochi(コチ)なんていう街もあるので、日本と韓国の大田ではないですが、高知あたりが名乗り出ても良さそうです。そういえば以前の十番勝負の問題で姉妹都市に関する出題がありましたが、いつかまた類題が出題されるかも知れませんね。

十番勝負と言えば今回の十番勝負も終わりましたが、やはり問三はちょっと心残りですね。想定解をmapionでチェックしていたのがそもそもの失敗でした。[86241]で曖昧な自治体隣接が紹介されていますが、考えたらインドでもインドが抱える領土問題の舞台であるカシミール地方はインド、中国、パキスタンの3国に分割された状態で実効支配が続いており、通常、国別に色分けされた世界地図だと中国とパキスタンが国境を接してるように描かれていますが、インドの地図ではこのようにカシミール地方全域がインド領として描かれており、むしろインドがアフガニスタンと国境を接することになっていて、非常にグレーゾーンになっています。これと同じパタンということに気付いていれば……。富士吉田市をインドとすれば、富士山頂周辺はカシミール地方ということで(笑)。ちなみに、ここインドではインド政府が認める国境線が引かれていない地図はインドの法律で没収の対象となります。すなわち、カシミール地方全域がインド領になっていない地図は持ち込み禁止です。日本だとそういう法律は聞いたことがないので、周辺国に優しい国なんだなぁ、と思います。
[86222] 2014年 8月 5日(火)02:41:20【2】MasAka さん
都市別・インド進出日系企業数
十番勝負の問三はどうしても29市しか見つけられず、[86212]で大龍エクスプレスさんに弥富市を答えられた時は「しまった!」と思いました。その時、同じくまだ見つかっていなかった問九の答えも探してから一発完答を目指そうと思っていたので。仕方なくそれっぽい市で解答してみたのですが、やっぱりダメでしたか。うーん、あと1つはどこにあるんでしょう。自分の佐賀市かたが悪いのか、なかなか見つからないので閑話休題として、またまたインドの都市ネタです。

在インド日本大使館のWebサイトに「インド進出日系企業リスト」という資料が公表されています。これには各都市別に日系企業の事業所一覧が掲載されています。それによると、日系企業の多い都市ベスト5は
1位チェンナイ329事業所
2位バンガロール282事業所
3位グルガオン274事業所
4位ムンバイ248事業所
5位デリー175事業所
ということで、私が現在滞在中のグルガオンが人口最大のムンバイや首都デリーを抑えて堂々3位にランクイン。なお、グルガオン以外の都市はいずれも人口700万人以上(2011年3月現在[出典]、以下同様)の巨大都市です。一方グルガオンの人口は100万人に満たず、人口当たりの事業所数としては10万人あたり30.4事業所でインド最大となっています。10万人あたり10を超える事業所があるのは、グルガオン以外にはカンチープラム(人口22万人で43事業所)くらいで、いかにグルガオンに日系企業が多いかがおわかりかと思います。

これは十数年ほど前までは未開の土地が多く、デリーより安い値段で広大な土地が手に入ったこと(デリーの不動産価格は高騰を続けている)、空港(インディラ・ガンディー国際空港)から比較的近く、出張時の交通の便に優れている、などの理由から選ばれているのだと思います。これ、日本以外の諸外国にとってもビジネスに有利な条件のはずですが、なぜか日系企業が目立ちますね。

そんなわけで、街の中では結構日本人(おがちゃんさんではありません(笑))を見かけることがあります。昨日のお昼に近所まで食事と買い物に出かけた時も、昼食に入った日本食レストランの先客が日本人でしたし、その後入ったスーパーのレジで自分の前に並んでいたのも日本人でした。

そういえば、去る7月25日に日本経済新聞に掲載された記事によると江戸川区にはインド人村があるそうですが、この記事にならえばグルガオンは日本人村と言えるでしょう。
[86215] 2014年 8月 4日(月)19:09:41MasAka さん
第三十九回十番勝負一般コース解答
せっかくなので一般コースにも挑戦します。

問一:つくば市
問二:所沢市
問三:天草市
問四:大館市
問五:小千谷市
問六:一関市
問七:東近江市
問八:松本市
問九:柏崎市
問十:蕨市
[86081] 2014年 7月 27日(日)18:43:26MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
今日は休日なので残りを一気に片付けます。

問A:野々市市
問D:西宮市
問J:三郷市

最初、問Aの答えを「野々村氏」と書きそうになりました。別に問Dの解答を意識したわけではないのですが……(笑)。
[86072] 2014年 7月 27日(日)03:55:32MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問G:対馬市

今晩も寝る前に1日1答。(ちなみに現地時間は0時半くらいです)
[86048] 2014年 7月 26日(土)00:53:27MasAka さん
グルガオン市の人口
私が現在滞在中のグルガオン、[85896]のグリグリさんの書き込みでは
人口87万人。
と紹介されていますが、おそらくこれはWikipedia:グルガーオンにある2001年時点の情報ではないでしょうか。グルガオンは近年急速に都市化が進んでおり、ここ数年でかなり人口が増えているはず……、と思って調べてみるとこんなサイトを発見。

これによると、2001年の87万人という数字はグルガオン県(District)全体の人口を指しているようで、2011年には151万人とほぼ倍増に近いくらいの増加率です。さらに2014年の最新の統計によると187万人ということで、山梨県並みの人口だった2001年からちょうど100万人増加し、三重県を抜いてそろそろ岡山県に並ぼうかといったところのようです。

一方、グルガオン市(Municipal Corporation)単独だと2011年の時点で約88万人弱(10年前の県全体の人口とほぼ同じ)。2001年には21万人ですから実に10年間で4倍以上に人口が膨らんだことになります。人口減少期に入った今の日本では考えられないですね。なお、市単独のその後の人口推移について公表された資料は見つかりませんでしたが、この3年間での県全体の増加率を考えればすでに100万人都市になっていても不思議ではありません。

これだけ急激な人口爆発が起こっているのは首都デリーに至近で企業がどんどん進出してきやすいという立地条件もありますが、インドという国はまさに今が成長期であることを実感させられます。
[86046] 2014年 7月 25日(金)23:24:10MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問H:高山市

とりあえず想定解数の少ないところから。
[86028] 2014年 7月 24日(木)22:19:06MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問B:つくばみらい市

漢字一文字ヒントから最初に浮かんだのがこの市だったという(謎)。これはさすがにインドの都市で答えるのはどうかなぁ……。
[85998] 2014年 7月 24日(木)03:56:47MasAka さん
インドの黒い綿の土
[85960] hmtさんの書き込みで紹介されている国民学校初等科地理の教科書、最初は軽く読み飛ばしていたのですが、よく見ると
この地方は火山質の黒い土からなつてゐる
(中略)
この土は、水分をよくふくむので、綿はりつぱに育ちます。
という記述を見つけました。

これは玄武岩(火山岩の一種)が風化してできたブラックコットンソイル(現地の固有名詞ではレグール)と呼ばれる土で、文字通り色が黒っぽくて綿花の栽培に適した土です。インド以外にもアフリカ大陸などに分布しています(日本にはありません)。この教科書の記述通り、非常に保水力があるので、農業を行うには非常に良い土です。

しかし、道路や鉄道などの土木構造物を作るという観点では、乾燥状態では非常に硬いのですが、ひとたび水を吸うと体積が膨張してブヨブヨの状態になってしまうので、土木的には最悪の土といえます。これが厚く分布している西インド地方では、雨季になるとデコボコになってしまう道路がかなりあるみたいです。インド高速鉄道1号線はまさにそういう地域に計画されているので、これをどう克服するかが技術的な最大の課題ですね。
[85997] 2014年 7月 24日(木)03:27:24MasAka さん
第三十九回十番勝負入門コース解答
問C:唐津市

確か以前この市がネタになっていましたね。ちなみにインドの地理がまだよくわかっていませんが、おそらくデリーもこれの想定解ではないかと。


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