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鳴子こけしさんの記事が50件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[97118]2018年12月15日
鳴子こけし
[96976]2018年11月4日
鳴子こけし
[96912]2018年10月6日
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[96739]2018年9月24日
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[96695]2018年9月23日
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[96681]2018年9月23日
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[96667]2018年9月23日
鳴子こけし
[96600]2018年9月21日
鳴子こけし
[96593]2018年9月21日
鳴子こけし
[96571]2018年9月20日
鳴子こけし
[96550]2018年9月20日
鳴子こけし
[96539]2018年9月19日
鳴子こけし
[96528]2018年9月19日
鳴子こけし
[96520]2018年9月18日
鳴子こけし
[96425]2018年8月22日
鳴子こけし
[96217]2018年6月20日
鳴子こけし
[96146]2018年5月27日
鳴子こけし
[95988]2018年5月18日
鳴子こけし
[95933]2018年5月15日
鳴子こけし
[95926]2018年5月14日
鳴子こけし
[95904]2018年5月14日
鳴子こけし
[95878]2018年5月14日
鳴子こけし
[95869]2018年5月13日
鳴子こけし
[95799]2018年5月12日
鳴子こけし
[95784]2018年5月12日
鳴子こけし
[95781]2018年5月12日
鳴子こけし
[95774]2018年5月12日
鳴子こけし
[95766]2018年5月12日
鳴子こけし
[95290]2018年1月20日
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[95128]2018年1月10日
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[95077]2018年1月9日
鳴子こけし
[95070]2018年1月8日
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[95062]2018年1月8日
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[94999]2018年1月6日
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[94971]2018年1月5日
鳴子こけし
[94941]2018年1月4日
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[94931]2018年1月4日
鳴子こけし
[94910]2018年1月3日
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[94777]2017年12月26日
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[94584]2017年11月26日
鳴子こけし
[94528]2017年11月19日
鳴子こけし
[94497]2017年11月18日
鳴子こけし
[94317]2017年11月12日
鳴子こけし
[94315]2017年11月12日
鳴子こけし
[94307]2017年11月12日
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[94288]2017年11月12日
鳴子こけし
[94264]2017年11月12日
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[94261]2017年11月11日
鳴子こけし
[94146]2017年11月8日
鳴子こけし
[94117]2017年11月1日
鳴子こけし

[97118] 2018年 12月 15日(土)02:06:32【1】鳴子こけし さん
観光経県値あれこれ
観光経県値、検証にサンプル数は多いほうが良いでしょうから僕もやってみました。38点。かなり低い上に、5点の県はありませんでした。グリグリさんも仰っているように記憶が怪しくなっている所もあり、確実な場所以外は容赦なくチェックを外したので本当はもうちょっと高いとは思いますが……。
参考までに、どこへ行ったのか各エリアごとに代表的な1地点を列挙してみます。

エリア名観光地エリア名観光地
盛岡・雫石小岩井農場宮古・大船渡奇跡の一本松
花巻・遠野宮沢賢治記念館一関・平泉中尊寺
仙台光のページェント石巻・気仙沼石ノ森萬画館
塩竈・松島松島栗原・大崎石ノ森章太郎ふるさと記念館
会津若松・只見大内宿いわき・相馬スパリゾートハワイアンズ
喜多方・猪苗代野口英世記念館日光東武ワールドスクウェア
真岡・那須烏山真岡駅沼田・みなかみ土合駅
さいたま・川口鉄道博物館熊谷・行田鷲宮神社
船橋・柏東京ディズニーリゾート館山・勝浦御宿海岸
木更津・市原東京ドイツ村東京(西)東京タワー
東京(東)上野動物園八王子・立川南町田グランベリーモール
伊豆諸島・小笠原父島横浜・川崎八景島シーパラダイス
相模原・秦野宮ヶ瀬湖鎌倉・茅ヶ崎新江ノ島水族館
小田原・箱根大涌谷十日町・魚沼苗場スキー場
富士吉田・山中湖山中湖上田・諏訪蓼科
静岡・焼津焼津漁港熱海・下田道の駅伊東マリンタウン
富士・御殿場御殿場プレミアム・アウトレット一宮・犬山愛・地球博
大阪道頓堀倉敷・笠岡倉敷美観地区
広島・廿日市厳島神社松山・伊予道後温泉

観光の線引きは個人の領分と前置きした上で迷った所を。例示されている主な観光地名に「鎌倉高校前駅」があったので、駅を目的に行った真岡駅や土合駅も入れてみました。南町田と御殿場のショッピングモールも観光地かと言われると微妙かも。仙台の光のページェント、長久手の愛・地球博は期間イベントですが、これは含めても良いでしょう(仙台、結構行っている気がしていたのですが、意外と観光目的の訪問は少なくこうなりました)。

湘南地域のエリア名称については、どちらでも問題ないとは思いますが、「鎌倉・茅ヶ崎」よりは「鎌倉・藤沢」のほうがどちらかと言えばしっくり来ます。[97117]ぺとぺとさんも仰っている通り、観光という面で見た場合藤沢に大きなアドバンテージがあるのではないかと。あるいは、湘南を想起させるという意味では(南足柄を差し置いた「小田原・箱根」がアリならば)「鎌倉・大磯」というのもアリなのでは。

他のテーマ型経県値は「点」の記録を各県計算とするようですが、この観光経県値に関しては「面」の記録であるため、マップも都道府県単位ではなくエリア単位で分けて塗るのも面白いかもしれません。0か1かの塗り分けになるため見栄えが単調になる上に、エリア境界を描き入れた新たな地図を用意しなければならない(「米子・境港」エリアなどはかなり小さく、佐渡や隠岐の島などの離島に至っては現状地図上では省かれている)のが難点ですが、経県地域の塊としては見やすく分かりやすくなるのではないかと、無責任に思ったのでした。

【追記】
「観光経県値マップ」をSNSやHPから参照させる場合は、下記のリンクをご利用ください。
の下のリンクですが、名前(ニックネーム)が2バイト文字の場合URLにそのまま含まれてしまうため、そのまま貼ると名前部分が文字化けするようです(環境にも依るのかもしれません)。
[96976] 2018年 11月 4日(日)01:22:55鳴子こけし さん
何を以って『正式表記』とするか
[96969]スカンデルベクの鷲さん
また、「々」についてですが、[85055](第三十八回十番勝負 問十・問K:解説記事)では3画として扱っています。個人的には画数の話題であるため実際に書く際の筆数である3画とした方が良いような気がします。
[96970]グリグリさん
「々」については3画としてもよかったとは思いますが、正式表記の画数を採用するという方針に沿って、繰り返す漢字の画数を宛てる方が相応しいかなと考えました。

確固たる論拠を持っているわけでは無いので、一つの意見として読んで頂きたいのですが、個人的には
「々」を漢字として捉え3画とする
考えを推したいです。
確かに、一般名詞(或いは形容詞)に限って言えば「々」は同じ漢字を繰り返す記号として機能しています。これは例えば改行頭には「々」が用いられず元の漢字を置くルールであったり、辞書の見出し語では(手許の辞書を幾つか見てみましたが全て)「々」を使わずに立てられていることからも伺えます。しかしながら、地名を含む固有名詞ではどうでしょうか。
正式表記の画数を適用する
と言うからには、「本来であれば同じ漢字を重ねるところを、慣習或いは通用的に「々」を用いている」というロジックが必要だと思うのですが、ざっと観測した範囲では「『野野市市』『酒酒井町』『佐佐町』の表記が正式で、略式的に「々」を用いる表記を通用している」と思えるような根拠は見つけられませんでしたし、そもそも『野野市市』『酒酒井町』『佐佐町』表記を、「々」の無い中国語中を除けば全くと言っていいほど見受けられませんでした。むしろ「中国語には「々」が無いため、しかたなく元の漢字で代用している」ようにさえ見えます。
また、「々」のような玉虫色の文字でなくれっきとした漢字であっても、常用漢字・人名用漢字外では“正式な字体”というものは存在しないのではないでしょうか。常用漢字内の(いわゆる)新字・旧字の関係であれば、例えば『横濱市』が『横浜市』に、『金澤市』が『金沢市』に、或いは『伊豫市』が『伊予市』になったような“字体の確定”はありますし、あえて旧字にこだわり「龍」「條」を使い続ける選択(表明?)もあり得ます。しかし例えば砺波市・南砺市の「砺」の場合、常用漢字ではないため(常用漢字である「励」と同じ略し方でありながら)「砺」は「礪」の俗字・異体字という扱いとされています(拡張新字体といいます)。飽くまで“正式”なのは「礪」の字体であるため、「正式表記の画数を適用」した場合は『礪波市』『南礪市』で数えることになると思います(ちょっとイジワルな考え方ですが)。
以上のことから、「『野々市市』『酒々井町』『佐々町』の表記こそが“正式表記”である」のではないかと考えています。『飛“騨”市』や『塩“釜”市』とはわけが違うのではないかと。
また、画数には影響しませんが「ケ・ヶ」も「个」を適用するのではなく表記通りの3画であると解釈したいところです。『茅个崎』『鎌个谷』なんて表記は、『野野市』以上に見受けられませんもの。
[96912] 2018年 10月 6日(土)01:29:24鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負感想戦
今回も感想文を、解答順に。

問一
市区町村の人口ランキングで町に挟まれた市
小諸市(金メダル)
問題市に三笠市と夕張市、非該当に歌志内市が追加されたことで漸く人口に目がいき、立ち返って見ると小林市とさくら市の人口も至近。データベース検索を弄っているうちに辿り着きました。問題市の菊川・南足柄に続く人口順三番目の該当となる小諸市を解答。

問二
市区町村の読み("し","まち"などの読みも含め)の五十音順で町に挟まれた市
大洲市(銀メダル)
読み系なのは明白でしたが、市のみを五十音順に並べたところで恐らくEMMさんや桜トンネルさんが引っかかった「市の五十音順で素数番目」の誘惑をぐっと堪えていました。問一が解けてから市区町村で改めて並べてみましたが「“し”や“まち”も読む」という観点は持っておらず、市と町或いは市同士が同音だった場合の扱いが不明瞭と思い、100を超える想定解を数える気にもなれなかったので、どう転んでも間違いなさそうな(且つ、銀を穫れば盗れて、それまでの解答で多い“大○市”の流れを汲み、問一の小諸とも小と大でバランスの取れた)大洲市を解答。

問四
都道府県境で同一都道府県の2つの別の町に挟まれている市
大館市(6着)
正答が比較的集まっていた問四に着目。問一・問二で「町に挟まれている」ことがおぼろげに見えてきたので、そこからの発想で解りました。引き続き“大○市”で大館市を解答。

問五
両端が2つの別の町に挟まれている海岸線がある市
小浜市(銀メダル)
問四に問題市の敦賀市も該当し、想定解数も似通っていることから問五も類問ではないかと。やはり大小のバランスを取って小浜市を解答。

ここまで四問とも「町に挟まれる」がテーマだったため、その線で他問もあたってみましたがいずれも空振り。ここで第一ヒント。

問六
姉妹都市、友好都市など複数の町と1対1で提携している市(サミットなど複数交流は除く)
豊見城市(金メダル)
第一ヒントでテーマの町は必ずしも「挟む」ではなく「関与」でいいとわかり、そうすると自ずと浮かぶのは姉妹都市関係。想定解数にハテナがついている問六が怪しいと調べてみるとビンゴ。金で盗れる市リストから、豊見城市が該当したので解答。

問三
最初と最後の文字が同一都道府県の別々の町と共通の市
寒河江市(誤答)→上山市(誤答)→山形市(4着)
長野・中野・釧路の時点ではミスリードかとも思っていましたが、問題市(及び非該当市)が出揃うとこれはもう間違いなく名前系です。「複町関与」で考えて、最初は「市名の複数の文字が同一都道府県の別々の町で使用されている市」と考え寒河江市(河北町と大江町)を誤答。次に「最初と最後の文字が同一都道府県の別々の町で使用されている市」と考え上山市(最上町と山辺町・中山町・金山町)を誤答。このように徐々に範囲を狭めながら正しい共通項に辿り着き最終的に山形市で正答しましたが、たった25の想定解を数えることを怠ったばっかりに(もっと言うと山形市は当初から解答候補に入っていただけに)、近い所にいながらメダルを逃したのは悔しいものがあります。なまじ問六を解いた後だったので「挟まれる」という観点を忘れていたというのもあるにはありますが、首尾の文字の一致はどうにも「挟まれ」ている感覚ではないというのも正直なところです。

問九
読みに複数の町の読みが入る市(同一読み同名の町もその数だけカウントする)
守山市(5着)
第二ヒント前からバラしてみてはいたのですが、バラさない川崎が邪魔をして踏み込めずにいました。自身3度目となる(そして毎回市盗りのページで愛知県を探してしまう)守山市を解答。

問八
隣接する複数の町の人口合計が自分の市の人口よりも多い市
筑紫野市(9着)
非該当に歌志内市がある以上やっぱり一度は人口系を疑うのですが、第二ヒントの言う「負けてる」町がどこの町なのかでしばらく悩みました。該当しなくなる間近だった筑紫野市を解答。

問七
市の誕生日以降その後の合併を含め複数の町のみで構成される市
宇佐市(17着)
第二ヒントの「村はいらない」は、「そりゃ複町関与で村はいらんやろ」と思ってしまいヒントにならず。まあでも相模原市で複町が関与していることと言えば真っ先に編入・合併なので市の変遷も一応見てはいたのですが、石垣市が1町しか編入していないことに加え、非該当市筆頭(これは自治体コードの都合ですが)の釧路市も町としか合併していないこと、そしてなにより、ここまで解いた全ての問題で「関与している町」が現役の町だったことに対して、この問題だけが過去の町を対象としていることがどうにもひっかかり、それ以上の追求をやめてしまっていました。第三ヒント「誕生日以後」を受けて、ひっかかり続けながらも宇佐市を解答。マイナス石高をゼロに戻しました。

問十
ある町の駅からその市の駅(1駅以上)だけを通り別の町の駅への各駅に停まる直通列車がある市
秩父市(誤答[参考記録])→三沢市(12着)
最後まで残ったこの問題も、第三ヒントで方向性が掴めました。
(5) 問題は原則として2018年9月16日の情報を基にしています。
を鑑みて、日曜日にも西武線内から長瀞行の列車が運転されていることを確認した上で秩父市を解答したものの、判定は誤答。渾身の解答が誤答と採点されて「もうなんでもいいや」と思った時に、直近で三沢市の解答が続いていたのを見て乗っかりました。

ところでこの問題、出題日に災害で運休中だった網走市や泉佐野市が非該当なのはいいのですが、そうすると[96879](グリグリさん)で言及されているように「平日」にのみ直通列車がある八戸市も非該当となるのではないのでしょうか。同記事内の駅探のリンクも、他の例が出題日である9月16日(御所市[市尾駅→薬水駅]は何故か15日)のダイヤであるのに対し、八戸市[苫米地駅→下田駅]は祝日を挟んだ直後の平日18日。同じ日に関西空港線が復旧しているため、泉佐野市の非該当との整合性が取れていないように思います。
(ちなみに、過去にも鉄道の運転系統を扱った問題として第三回ペアシティ七番勝負問一がありましたが、このときの基準も出題日のダイヤでした。)
[96739] 2018年 9月 24日(月)22:09:48鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
ぐぬぬ
問十:三沢市
[96695] 2018年 9月 23日(日)22:54:30鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
問十:秩父市

これでフィニッシュだといいのですが…。
[96681] 2018年 9月 23日(日)21:32:27鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
思い込みで早々見限ったのがよくなかった。

問七:宇佐市
[96667] 2018年 9月 23日(日)15:10:34鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
問八:筑紫野市
[96600] 2018年 9月 21日(金)21:49:41鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
問九:守山市
[96593] 2018年 9月 21日(金)21:32:04鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
問三:山形市

三度目の正直なるか
[96571] 2018年 9月 20日(木)23:03:32鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
問三:上山市

方向性は間違ってなかったと思いたい。
[96550] 2018年 9月 20日(木)00:27:14鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
数えてないけど

問三:寒河江市
[96539] 2018年 9月 19日(水)21:59:18鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
問六:豊見城市
[96528] 2018年 9月 19日(水)18:04:47鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
とりあえずそのくらいの数にはなったのでいってみます。

問四:大館市
問五:小浜市
[96520] 2018年 9月 18日(火)23:51:39鳴子こけし さん
第四十九回十番勝負
初日から見てはいましたがどうにも手が出ずスロウスタートとなりました。

問一:小諸市
問二:大洲市
[96425] 2018年 8月 22日(水)22:25:53鳴子こけし さん
中国語の読みと台東区
[96397]ほか ekinenpyouさん
[96405]ほか faithさん
[96417] 伊豆之国さん
台東区の読み方
『台』の字が何故濁らないのか。中国の発音まで遡っての考察が続いていますが、身も蓋もなく言ってしまえばこの字に限らず中国語の発音に於ける清濁はあてになりません。というのも現代の中国語では、上海を中心に話される呉語を除き、ほとんどの地域で清濁の対立はなくなってしまっているらしいのです。もうすこし厳密な話をすると、(現代の)日本語における清濁の対立とは、音声学的には無声音/有声音の対立なのですが(「た行」は無声、「だ行」は有声)、他言語を見ると、いくつかの子音にはこれとは別に帯気する(息を含む)か否かという要素があり、無気音/有気音と呼ばれます。つまり、調音の方法が同じ子音でも無声/有声・無気/有気の組み合わせで4パターンが考えられるわけで、インド系諸言語のように4種それぞれで対立している言語もあるものの、(主に欧州の)多くの言語ではどちらか一方のみが対立し、もう一方の対立はどちらで発音しても意味に影響しません。英語を始めとして無声/有声の対立をする言語が多い中、中国語や韓国語では無気/有気が対立しています。

漢語音韻学上では「中古音」と呼ばれる発音が話されていた時代(南北朝から宋あたりとのこと)には無声音に無気/有気の区別と、無声音との対立がある有声音/そうでない有声音(日本語で言う「な行」「ま行」「ら行」は濁点は付いていませんが有声音に含まれます)の4種の対立があったようなのですが(これが漢語音韻学上の「清濁」だそうです)、3つめに挙げた「無声音との対立がある有声音」が現代では無声化してしまったため、結果的に中国語では無声音と有声音の対立が起こりうる場合はすべて無声音となってしまいました。要するに中国語には、日本語で言う濁点の付く発音は理論上存在しません。

さて、そんな中国語の標準とされる発音「普通話」をラテン文字で表記する、これまた標準とされる転写法がピンインです。前提として、ラテン文字はそもそも無声/有声の言語を表す為に使われてきた文字なので、日本語のローマ字のような同じ無声/有声の言語ならともかく、無気/有気を区別する為には工夫が必要です。「無気音はそのまま、有気音は子音にhを後置する」という方法論もありますが(先述したインド系諸言語圏の例えばダッカ(Dhaka)やカトマンズ(Kathmandu)などのhの正体は大体これです)、ピンインでは「せっかく使ってない有声音の文字があるんだからこれ使おう」という意図かはわかりませんが、無気音には有声音の文字・有気音には無声音の文字、つまり「t」の発音には「d」の文字・「th(英語のthではありませんよ)」の発音には「t」の文字を充てる方式を採りました。したがって発音をカタカナに起こして強引に差異をつけるとすれば、「台」と「呆」を例に取れば「台【tái】」は「タハイ」「呆【dāi】」は「タイ」といったところでしょうか。(参考として、Wikipedia:外来語表記法/中国語に従えば、どちらも「タイ」になります。)
ちなみに、この無気→有声・有気→無声の転写は、韓国においてハングルのラテン文字転写の標準となっている文化観光部2000年式でも採用されています(韓国語には有声音は存在するのですが、その子音が語中のどこにあるかで無声で発音されるか有声で発音されるかが自動的に決まります)。「北京」「釜山」はどちらも「ぱ行」で始まりますが、ラテン文字ではそれぞれ「Beijing」「Busan」とBで始まるのは、こういう事情に依るものなのですね。

大分(おおいた じゃないですよ)脱線しましたが、件の台東区。この最初の文字が「台」か「臺」かというような話になりかけつつもあるようですが、区名の直接の由来とされる「下谷区台東小学校」が、[96397]でekinenpyouさんが示された「下谷区史」で「臺東尋常小學校」と表記されているところを見ると、本来的には「臺」で、その略体としての「台」でほぼ間違いなさそうです。「臺」は呉音がダイ、漢音がタイとのことなので、実のところは漢音の「東(トウ)」に合わせただけというのが真相かもしれません。尤も、そうすると今度は同じ「ダイ(呉音)」「タイ(漢音)」の読みを持つ「大」の字を使った大東市の読み方が、気にはなってくるのですけれどね。
[96217] 2018年 6月 20日(水)00:46:43鳴子こけし さん
アイスランド人名とサッカーワールドカップ四方山
[96204][96213]白桃さん
○○ソン、▲▲ソン、□□ソン……
フィンボガソン選手
アイスランド人は、基本的に姓(苗字、ファミリーネーム)を持っていません。名(ファーストネーム)のあとには、父称と呼ばれる、父親(母親の場合も)の名を変化させたものが続きます。件のアルフレズ・フィンボガソン選手の場合「フィンボギの息子アルフレズ」、キャプテンのアーロン・グンナルソン選手は「グンナルの息子アーロン」を意味します。この「~の息子」部分が「~ソン」なので「ソンで終わる人だらけ」に見えるのですが、この部分はあくまで親の名(の変化形)なので、本人の名である「アルフレズ選手」「アーロン選手」と呼んだ方が妥当。(ちなみに、「~の娘」の場合は「~ドッティル」となります。例として現カトリーン・ヤコブスドッティル首相は「ヤコブの娘カトリーン」です。英語の「son」「daughter」とも似ているのできっと関連があるのでしょう。) この「~ソン」はアイルランド語に由来する「マク~」同様に英語圏で「ウィルソン」「ジャクソン」「ピーターソン」「スティーヴンソン」のように姓として残ったものもありますね。今回の代表でただ一人「ソン」が付かないゴールキーパーのフレデリク・スクラム選手ですが、アイスランドのかつての宗主国デンマーク生まれなのですね。母親がアイスランド人のためアイスランド代表として出場しているとのこと。

この父称制度は、かつてはスカンジナビア地域全域で使われていたものの現在ではアイスランドにしか残っていないそうです。スラブ人やアラブ人も父称を使うことが多く、例えば今回のW杯開催国ロシアでは名と姓の間に父称が挟まります。ロシア代表キャプテン、イゴール・ウラジーミロヴィチ・アキンフェエフ選手は父称から父親の名がウラジーミルであることがわかります。(ちなみに、ロシア語には英語の「Mr.」のような言葉は存在せず、「名・父称」の形で敬称になるそうです。) アラブ人名では、父称に更に父称が付いている場合まであります。次回W杯開催国カタールのアブドッラー・ビン・ナーセル・ビン・ハリーファ・アール=サーニー首相は「サーニー家の、ハリーファの子ナーセルの子アブドゥッラー」となります。敬称は名に付き「アブドゥッラー閣下」です。

その2022年カタール大会は今回のロシア大会と同時に開催国が決定したそうですが、今大会開幕に先だって先週水曜日(13日)にモスクワで開かれたFIFA総会で、2026年大会をカナダ、メキシコ、米国の3ヶ国共催とすることが決定されました。W杯の共催といえば2002年の日韓大会。この時は大会名に於ける国名の順序で一悶着あったようですが(周知のようにKorea/Japanで決着)、この3ヶ国はどう並ぶのでしょうね。正式に決まれば日本国内でもそれに追随した呼称が報道等でなされるのでしょうが、(仮順で今は並べるとして)「カナダ・メキシコ・アメリカW杯」と呼ぶのでは長いので、「加墨米W杯」? 米や加はともかくとして、墨に関しては仏や独ほどに浸透しているとは言い難いものの、或いはこれを切っ掛けに広く認知されていけばいいのかも……。と、まだまだ気の早い話で強引に地理っぽい要素を入れたところで、この記事はおしまいです。
[96146] 2018年 5月 27日(日)16:37:29鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負感想戦
一大会ぶりに感想文をば。解答順です。

問六
読みが「ま」で終わる市
下妻市(金メダル)
罠でなければあからさまに名前系です。「島」が入る?「ま」で終わる?とりあえずデータベース検索してみると後者がビンゴ。金メダルを頂きました。

問十
木曜日に市制施行した市
枕崎市(金メダル)
問題市の上越、豊田、舞鶴あたりを見ると施行日・誕生日系が怪しい。雑学ページをいじくり回した結果、問題市も数もぴったり合いました。こちらも金メダルを獲得。

問一
読みに「あ」を含む市
奄美市(5着)
恐らく他大勢の皆さんと同じく、問二を疑ってデータベース検索したところ数が合わない。しかし、問一だと数が合うということで安直に解答。マイナス石高をゼロに戻しました。

問三
土佐清水市(誤答)
結果的に問二が問一のヒントとなったので、他にも他問題がヒントになる問題があるのかもと思い始めます。例えば、七曜関係とか。あ、問三の問題市は水戸市だ。名前に七曜を含む市は?…ちょうど38市だ!([80927]グリグリさんの記事も参照。あとで気が付きましたが、これは第四回問四と同じ共通項なんですね)。ということで唯一二つの七曜を含む土佐清水市を自信満々で解答したものの…撃沈。

問七
読みが「み」で始まる市に隣接する市
鴨川市(銀メダル)
銀メダルを頂きましたが、白状しますと共通項を誤認したまま解答した、“たまたまメダル”でした。同じ「み」で始まる問題市がそれぞれ隣接していることから、「自身と同じ読みで始まる市に隣接する市」だと思い、解数も数えないままに勝浦市と隣接るす鴨川市を解答。金メダルの[95765]星野彼方さんの仰った「二つ想定解は考えています」や、誤答となったかぱぷうさんの佐世保市(西海市と架橋隣接)、スカンデルベクの鷲さんの和泉市(泉大津市と隣接)、シノレパシクソさんの富士吉田市(富士宮市と微妙隣接)も、同様の考えではないかと(勝手に)推測していますがどうでしょう。幸いにも鴨川市が逆サイドで南房総市と隣接していたために正答ということになりましたが、正しい共通項がわかったのは第一ヒントの後でした。

問四
駅(鉄道駅)のない市
嬉野市(9着)
メダル三市(綾瀬、牧之原、御前崎)を見て閃きましたが、これは問題市だけで解けてもいい問題。デスクトップ鉄さんのサイトの市名と駅名の関係(市代表駅)で数えたところどうにも数が合わなかったのですが、陸前高田が該当市だったとは。

問五
駅名に「温泉」を含む駅がある市
えびの市(10着)
問二→問一と同じくもう一問鉄問題があるかもとひと通り見たところ問五がヒット。類問である第二十五回問一を思い出し、その時金メダルだったえびの市を解答しましたが、それ以前にも全く同じ問題が出ていたことも、やはり後から気づいたのでした。

問三
市の木、市の花などにウメを制定している市
たつの市(10着)
問題市に太宰府市が追加され、水戸と太宰府でまあ梅だろうと(列車一本で行ける市に住んでいながら熱海に梅のイメージはありませんでした)。三原市が誤答となったのを受けて念のため市の公式サイトも確認し、こちらもマイナス石高を解消。

問九
今回の各問のメダル獲得市
枕崎市(12着)
どうも見たような市ばかり正答に並ぶと思ったらそれもそのはず。問題としては前々回の感想[94584]でも触れたかつての“暴動問題”同様面白いものですが、同記事内で言及した「互いに隣接しない市」の時と同じく“どの市を答えても正答になる”のはやはり釈然としないものがあります。解答は「自分の獲得したメダル市で解答できるのはメダリストの特権」と考え枕崎市を再投入しましたが、自身の獲ったメダル市で解答したのは、自己言及的金銀銅の三人を除けば他には華麗に“一関フィニッシュ”を決めたスカンデルベクの鷲さんと、東海固めでお馴染みのNさんのお二人だけでしたね。

問八
ユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」登録のある市
魚津市(13着)
問題市が高山と京都だけだった頃はTakashiさんと同じく小京都関連をウロウロしていましたが、秩父が追加され三市でGoogle検索にかけてみると「日本三大曳山祭」と同時に無形文化遺産がヒット。やはりマイナス石高を解消。

問二
人口ランキングで読みが「い」で始まる市の一つ上位の市
潮来市(4着)
今回の最難問。第一ヒントを最初「二以上ある」と解き違え迷走。途中から正解凍「上位にある」とも並行して考えましたが特に収穫は無し。第三ヒントを解いて「い」で始まる市を数えてみると想定解数ピタリ、「上位にある」と合わせて漸く共通項がわかったのでした。自身も「い」で始まる潮来市でフィニッシュ。完答順位4着ですが、これはヒント後に解答のできたタイミング如何の問題かと思うので、実情としては9着のEMMさんあたりまでの集団の中でちょっとだけ早かったというだけの話に過ぎませんね。
[95988] 2018年 5月 18日(金)21:57:31鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問二:潮来市

今さら全体の「仕掛け」に気が付きましたが、この「仕掛け」が無いとこれはノーヒントでは解けない気がします。
[95933] 2018年 5月 15日(火)00:51:14鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問八:魚津市
[95926] 2018年 5月 14日(月)23:06:56鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問九:枕崎市

いやはや
[95904] 2018年 5月 14日(月)21:13:35鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問三:たつの市
[95878] 2018年 5月 14日(月)00:44:11鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問五:えびの市
[95869] 2018年 5月 13日(日)22:47:53鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問四:嬉野市
[95799] 2018年 5月 12日(土)22:01:34鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
数えてないけど行ってしまえ

問七:鴨川市
[95784] 2018年 5月 12日(土)21:34:41鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問三:土佐清水市
[95781] 2018年 5月 12日(土)21:31:17鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問一:奄美市
[95774] 2018年 5月 12日(土)21:21:14鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問十:枕崎市
[95766] 2018年 5月 12日(土)21:13:12鳴子こけし さん
第四十八回十番勝負
問六:下妻市
[95290] 2018年 1月 20日(土)00:32:44鳴子こけし さん
自治体越えの地名
[95282]グリグリさん
更新お疲れ様です。別役に関しては非隣接であることは気にかかってはいたものの、どれも同じ読みをすることと、舞川と同じ市町構成であった為に早合点しました。
また、秋田県の開(ひらき/びらき)の地名欄に“地名”と、愛知県の大坪のふりがな欄に“ふりがな”とそれぞれ表示されているので修正をお願いします。
それから、先日この周辺を歩いていて発見した、未収録の横浜市下の区境越え地名
南区大岡/港南区上大岡西, 上大岡東
も、修正ついでに追加していただければと思います。
[95128] 2018年 1月 10日(水)21:39:18鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
問八:小樽市
[95077] 2018年 1月 9日(火)00:35:48鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
他の問はともかくこれに関しては調べる手間がとんでもなさそうなので誤答覚悟で。

問一:島原市
[95070] 2018年 1月 8日(月)23:31:15鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
問三:倉敷市
[95062] 2018年 1月 8日(月)22:41:21鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
問九:みどり市
[94999] 2018年 1月 6日(土)23:19:33鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
これなのかなあ…。

問七:別府市
[94971] 2018年 1月 5日(金)22:26:40鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
問十:和泉市
[94941] 2018年 1月 4日(木)23:12:38鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
問五:紀の川市
[94931] 2018年 1月 4日(木)21:37:52鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
ありゃ、ダメでしたか

問四:生駒市
[94910] 2018年 1月 3日(水)22:18:25鳴子こけし さん
第四十七回十番勝負
あけましておめでとうございます。ようやく時間がとれたのでとりあえず。

問二:嘉麻市
問四:相模原市
問六:大村市
[94777] 2017年 12月 26日(火)22:21:58鳴子こけし さん
自治体越えの地名
[94528]を投稿した後、似たような事例はないかと探した所、その副産物(似たような事例ではないもの)と共にこれだけ見つけました。以下都道府県順に

豊頃町打内/浦幌町ウツナイ
盛岡市下厨川穴口/滝沢市穴口
村田町菅生東湯沢山/川崎町支倉東湯沢山
秋田市金足大清水小開/潟上市昭和八丁目大開
秋田市金足岩瀬小川瀬/潟上市昭和大久保小川瀬
秋田市金足堀内烏沢/潟上市昭和豊川槻木烏沢
横手市雄物川町大沢/羽後町大沢
飯能市新光/入間市新光
熊谷市下増田深谷市上増田
熊谷市川原明戸/深谷市川本明戸
行田市下忍/鴻巣市下忍
柏市弁天下/我孫子市弁天下
東金市山口/大網白里市山口
木更津市坂戸市場/袖ケ浦市坂戸市場
長岡市中条新田/燕市中条新田
南アルプス市高田新田/市川三郷町高田
関市市平賀, 平賀町/富加町大平賀
大垣市墨俣町さい川/瑞穂市犀川
大垣市墨俣町さい川堤外地/瑞穂市犀川堤外地
小牧市藤島町居屋敷/北名古屋市薬師寺屋敷
新城市川合/設楽町川合
新城市連合竹桑田/設楽町田峯竹桑田
愛西市善太新田町/弥富市善太町
愛西市森川町川平/弥富市川平, 五之三川平
津島市大縄町/愛西市宮地町大縄場
豊川市御津町金野国坂/蒲郡市豊岡町国坂
安城市東端町大坪, 北大坪, 中大坪, 西大坪/碧南市大坪町
安城市東端町長田, 新長田/碧南市長田町
豊橋市賀茂町照山/豊川市金沢町大照山, 小照山
豊橋市梅薮町深田/豊川市伊奈町深田
出雲市多伎町神原/大田市富山町神原
岡山市北区御津石上/赤磐市石上
岡山市東区邑久郷/瀬戸内市邑久町…
広島市安佐北区白木町大字有留/安芸高田市向原町有留
府中市上下町階見/神石高原町階見
尾道市御調町三郎丸/府中市三郎丸町
善通寺市櫛梨町/琴平町上櫛梨, 下櫛梨
香南市夜須町国光/芸西村国光
安芸市舞川/香南市香我美町舞川/香美市物部町舞川
安芸市別役香南市香我美町別役香美市物部町別役
田川市猪国/嘉麻市猪国
飯塚市内住/篠栗町内住
宗像市村山田/福津市村山田
荒尾市高浜/長洲町高浜
[94584] 2017年 11月 26日(日)01:01:54鳴子こけし さん
感想戦
何回かぶりに感想文を提出してみますが、各問それぞれへの感想ではなく今回は出題に対して思ったことをつらつらと書いて行こうかと。

頭尾のそれぞれ3問、計6問。頭3問だけを見て見事に罠に引っかかりましたが、尾3問と合わせて見ることで“理詰め”で解けるという趣向だったのですね。頭3問を最初に解答した段階では、ダミーの「県内人口1、2、3位」で想定解が被ることは無い為に問八と問九の米子市被りを見て「頭3問と尾3問は形こそ似ているものの関連はしていない」と判断しました。理詰めというのは、一つの問単体で見ても、例えば今回の問五のように問題市が一つもなくても該当しない市や或いは想定解数で共通項が一意に絞れるようなことであって、問題番号がヒントになることはあっても、他の問とセットでなければ絞れないのでは問題として不完全なのではないかと思います。過去に他の問がヒントになるというものは例がありましたが、他の問とセットでないと解けないものは無かったかと。第十二回問十、いわゆる“暴動問題”も確かにありましたが、これはセット問とはまた違う話でしょうし。

問五は問題だけを見れば良問だと思います。が、問題文の
以下の各問に列挙した市
と合わせて見ると(問一及び問十もそうですが)“列挙”とはなんなのかと考えさせられます。このような出題が今後も続くのであれば文言の修正は必要かと。

問四、解答が出揃ってくる前にぼんやり考えていた共通項は「単独市制後に合併していない」というものでした(松任市も宇治山田市も単独市制です)。解答された市の正誤が判明すると絞り込むことができますが、せめて想定解数の呈示がなければやはりこれも理詰めでは解けないかなあ。「想定解数47は大ヒントになる」のは全くその通りだと思いますが、だからといって十問全ての想定解数を隠すのではなく、前回のように想定解数を示す問題と示さない問題を混在させるのは多いにアリです。それから、この問の共通項は「市制施行日の月と日の数字が同じ」と解釈していました。[94578]みかちゅうさんも軽く触れていますが、僕の感覚では1月11日と2月22日、11月1日も“ゾロ目”の日で、10月10日は“ゾロ目”ではないのです。

問六は結局Google検索で辿り着きましたが、金メダルとなった久喜市[94210]の解答と合わせて確信した格好です。問題市五市は横須賀市や尾道市はともかく、『ケロロ軍曹』の西東京市は「そういえば作中“田無タワー”っぽいものが出てきたっけ」くらいの認識で、『僕だけがいない街』に至っては北海道であることは分かるものの苫小牧とは作中一度も言及されていなかったはず、むしろフィクションではあるものの架空の“テレビ石狩”や舞台の昭和63年には存在しなかった“石狩振興局”といった用語でてっきり石狩地方が舞台かと思っていました。やなせたかし氏が四国の出であることはは知っていましたが香美市というのも初耳。僕の解答の武蔵野市[94288]“好きな所”というのは『そにアニ』もそうですが『SHIROBAKO』の方、それから“アニメ聖地88”では選ばれていませんが同じく武蔵野市が舞台の『甘々と稲妻』も好きな作品の一つです。『そにアニ』の聖地はレギュラー舞台の武蔵野市よりも第7話の舞台となった胎内市の印象の方が強いですかね。この“アニメ聖地88”そのものにもいろいろと物申したいことはあるのですが、本筋から外れるのでここでは割愛。僕が問題市5市を選ぶとするなら「秩父市、上田市、沼津市、境港市、竹原市」あたりかなあ、久喜市を入れるとあまりにあからさますぎるでしょう(と、思うのは“知ってる”人間だからでしょうかね)。

最後に、問題の問七。ノーヒントでは全く見当もつかず(佐渡市がある時点で隣接系は無いと思っていました)、「開始時より想定解16市減少」も市盗り関係に迷走するだけでした。結局、アナグラムを「となりあわないし」と解いて市との隣接がなく、誤答でもいいようにプラス石高の市から室戸市を選択しましたが、第五ヒント「想定解は正答市によって変動します。」を見るまで共通項はわかりませんでした。富谷市を盗られたから言う訳ではありませんが、この問題、問題市に隣接する市は漏れ無く該当しない市に挙げられているので、一番槍はどの市を答えても正答になるのですね。うまく言えませんが、なんだかとても釈然としません。
[94528] 2017年 11月 19日(日)23:55:41鳴子こけし さん
自治体越えの地名
十番勝負開催中ですが『自治体越えの地名』コレに情報提供です。
東広島市豊栄町飯田/三次市三和町飯田
東広島市豊栄町吉原/世羅町吉原
どちらも、昭和30年3月31日の分村編入時に分断したようです。
[94497] 2017年 11月 18日(土)19:59:54鳴子こけし さん
十番勝負
問七:室戸市
[94317] 2017年 11月 12日(日)22:07:45鳴子こけし さん
十番勝負のようななにか
問八:黒部市
問九:燕市
問十:魚沼市
[94315] 2017年 11月 12日(日)21:51:00鳴子こけし さん
十番勝負のようななにか
問四:津市
[94307] 2017年 11月 12日(日)21:39:18鳴子こけし さん
十番勝負のようななにか
えええ…

問二:那須塩原市
問三:橿原市
[94288] 2017年 11月 12日(日)20:18:03鳴子こけし さん
第四十六回全国の市十番勝負
問六:武蔵野市

これに関しては個人的な方針とか市盗りとか捨て置いて好きな所を答えたい。
[94264] 2017年 11月 12日(日)00:45:40鳴子こけし さん
十番勝負のようななにか
問五:福知山市
[94261] 2017年 11月 11日(土)23:54:56鳴子こけし さん
十番勝負のようななにか
問一:奈良市
問二:橿原市
問三:生駒市

一応解答はしますが、流石に今回の出題には抵抗感をおぼえます。
[94146] 2017年 11月 8日(水)18:20:27鳴子こけし さん
北海道への再上陸は取り消しに
今年9月に日本列島を縦断し各地で猛威をふるい、落書き帳でもその上陸回数などが話題に上った台風18号。気象庁による経路の確定値が昨日発表され、新潟沖で温帯低気圧に変わっていたとのことで、北海道への再上陸は取り消されたそうです。
9月の台風18号 4島上陸は幻に
この経路の確定により、リンクした記事でも言及されている四島全てへの上陸の記録も幻のものとなりました。
[94117] 2017年 11月 1日(水)00:24:33鳴子こけし さん
地名と誤記の話し
[94103]さざ波さん他
地名にまつわる誤記として最も代表的なものはやはり「切欠(きっかけ)」でしょうか。「ある事をするはずみや手がかり(になるもの)。(新明解国語辞典)」という意味の「きっかけ」は漢字で書けば「切っ掛け」ですが、これを「切欠」としている文を度々見かけることがあります。これは前述のリンク先の頁にもあるように、あきる野市切欠(きっかけ)という地名の存在によって変換できてしまうという具合。多くのIMEがその利便性の為に地名や人名などの固有名詞も辞書に収録する一方で、このような一般名詞と同音異字の固有名詞が変換候補に紛れて誤変換を引き起こす事例は恐らく他にもあるのでしょう。変換できるからといってそれを鵜呑みにしないで、漢字の変換に於いても「本当にこの字であっているかどうか」の“ファクトチェック”が大切なのかもしれません。

#ちなみに、今回タイトルにわざと使った「話し」。名詞として使う場合は「し」は不要。動詞「話す」の連用形と同音であるためにこちらも変換されますが、これもよく見る衍字です。


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