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[76071] 2010年 8月 21日(土)20:09:51MasAka さん
各種経県値
十番勝負の感想から連投になってしまいますが、経県値の都道府県庁所在地バージョンと各都道府県人口最少市バージョンと東京23特別区内バージョンの3つを計算してみました。

1.県庁所在地経県
◎(居住):盛岡市、横浜市、京都市、福岡市
○(宿泊):札幌市、青森市、仙台市、秋田市、山形市、福島市、前橋市、新宿区、新潟市、富山市、金沢市、福井市、長野市、岐阜市、静岡市、名古屋市、大津市、大阪市、神戸市、奈良市、鳥取市、松江市、岡山市、広島市、山口市、徳島市、高松市、松山市、高知市、長崎市、熊本市、大分市、宮崎市、鹿児島市、那覇市
●(訪問):水戸市、宇都宮市、さいたま市、千葉市、甲府市、和歌山市、佐賀市
△(接地):津市
▲(通過)・×(未踏):-
(◎4市、○35市(区)、●7市、△1市、合計183点)

2.各県人口最少市経県
◎(居住):-
○(宿泊):角田市、勝浦市
●(訪問):羽村市、勝山市、上野原市、飯山市、米原市、宮津市、境港市、美祢市、三好市、水俣市
△(接地):江津市、豊前市
▲(通過):平川市、陸前高田市、にかほ市、尾花沢市、本宮市、潮来市、沼田市、幸手市、加茂市、小矢部市、弥富市、熊野市、阪南市、養父市、御所市、御坊市、美作市、東かがわ市、東温市、室戸市、多久市、津久見市、串間市
×(未踏):歌志内市、那須烏山市、南足柄市、珠洲市、美濃市、下田市、江田島市、松浦市、西之表市、南城市
(○2市、●10市、△2市、▲23市、×10市、合計65点)

3.東京23特別区経県
◎(居住):-
○(宿泊):港区、新宿区、台東区、大田区、豊島区、北区
●(訪問):千代田区、中央区、文京区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、世田谷区、渋谷区、杉並区、練馬区、足立区、江戸川区
△(接地):中野区、荒川区、葛飾区
▲(通過):板橋区
×(未踏):-
(○6区、●13区、△3区、▲1区、合計70点)

県庁所在地は全て●(訪問)以上だろうと思っていたのですが、きちんと調べてみると津市だけが△(接地)。駅での乗り換えで使ったことはありますが駅の外に出た記憶がありません。あと、関東地方の県庁所在地は日帰り訪問ばかりのところが多いですね。

人口最少市はほとんど通過ばかりという結果に。宿泊は2市のみで、角田市は大学の野外授業で、勝浦市は学生時代の研究調査関係での宿泊。人口最少市の場合はそこが観光名所などにでもなっていない限り、さすがに●(訪問)以上にするのは難しいです。×(未踏)のうち関東地方から2市も入っているのは意外でした。合計は65点で、(本来の意味での)経県値のちょうど3分の1しかないということに。県庁所在地の経県と比べると、千葉県だけ勝浦市が○(宿泊)で千葉市が●(訪問)と、人口最少市のほうが健闘(?)しています。

東京23特別区は全ての区で▲(通過)以上に。宿泊が意外と多く6区もありました。板橋区だけは縁があまりないらしく、唯一の通過のみの区に。しかし、ほとんどの区が●(訪問)になっているため、計算対象となる自治体数は上の人口最少市の半分に満たないのに合計点は70点と上回りました。
[76070] 2010年 8月 21日(土)16:53:51MasAka さん
第二十八回十番勝負・感想
今回は開催期間を長めに取っていただき、また各問の想定解数も全て40市以上と十分な数があったこともあり、取り組み始めた8月12日時点では出題から2週間以上が経過していたにも関わらず、まだ十問一発完答の可能性があるという状況からのスタートでした。すでにヒントが出尽くしている状態であり、都道府県市区町村内のデータや、アナグラムヒントで出てきた言葉をキーワードにWeb検索することで比較的容易に想定解の抽出も可能でしたので、やることはただ1つ、十問一発完答のみでした。すでに[75856]だいてんさん、[75898]88さん、[75914]makiさんの3人が達成していましたので、私も便乗してやろうということで。結果、一発完答に成功し、総合34着の完答者になりました(惜しくもブービー賞ならず)。

問一(日本の渚100選がある):36位
第五ヒント解答より渚100選を検索。解答2日前に訪れたばかりの宮古島市で解答。

問ニ(米軍施設がある):36位
ヒントがなくても問題市とメダル獲得市の並びでわかっただろうと思われる問題。出身地の所沢市で答えたいところでしたが、すでに小松原ラガーさんの[75600]で既出だったため、隣接する狭山市で解答。

問三(無料化実験中の高速道路への出入り口がある):38位
これは第四ヒントと第五ヒント両方がなければ想定解を絞れなかったと思います。解答はかつて青森県の三八上北地方に住んでいたというのと、ちょうど解答した日(8月13日)は高校野球で八戸工大一高×成田高の試合が行われていたので、八戸自動車道八戸ICがある八戸市で。

問四(W杯ベスト4の国の都市と姉妹都市などで提携している):35位
対象となる国が複数あるということで、第二十六回の問一と同じような共通項設定ですね。とりあえず身近な市で該当する市がないかと調べたところ、高校時代に通っていた川越市がドイツのオッフェンバッハ市と姉妹都市提携があることがわかったのでそれで解答。

問五(過去も含め「田」の付く市を含む):38位
すでに「田」のつかない市の解は全て出尽くしてしまっていたので、おとなしく田のつく市から選ぶことに。先月成田スカイアクセスが開業したのと、ちょうど解答した日(8月13日)は高校野球で八戸工大一高×成田高の試合が行われていたので(問三と同じ)、成田市で解答。

問六(隣接する自治体に共通する地名がある):37位
隣接問題とあらば、やはり元つくば市民としては隣接するつくばみらい市の解答しかないでしょう。残り11市の状態でしたが、運良く残っていたので助かりました。

問七(人口が7万人台):37位
問題番号に絡めた出題は十番勝負でよくあるパターンですが、想定解を全て拾い上げた後になってからようやく関係があることに気づくんですよね。残る解は南相馬市と館林市。あまり考えずに関東地方から館林市を解答しましたが、後から調べたところ、今年「7」月の猛暑日日数No.1を記録した都市が館林市(12日間/31日間中)だそうで、偶然7に絡んだ解答になりました。

問八(メンバーの出身地である):35位
こういうのは今までにありそうでなかった問題ですね。おそらく、また忘れた頃(2~3年後?)に今度は現住所バージョンで出題されるでしょう。横浜市に隣接し、hmtさんご出身の相模原市を解答。

問九(同音同字の市区町村がある):40位
第1回採点結果をチラっとのぞき見した段階で共通項が推測できた問題。ただ、その時点では想定解を拾う時間がありませんでした。ちなみに大町市を選んだのは……何か理由があったはずなんですが自分でも忘れてしまいました。

問十(同音異字の市区町村がある):38位
問九と似たような解答状況だったので、こちらは同音異字とわかりました。残り2市だったので、埼玉県から三郷市を選びました。

というわけで、次回第二十九回・公式オフ会@つくば市開催記念(仮称)でもマイペースで頑張りたいと思います。

ところで、この十番勝負には毎回「政令指定都市相模原市誕生記念」(第二十七回)とか「2010年新春企画」(第二十六回)などの開催企画名がつけられていて、必ず「○○記念」「○○企画」という名前になっていますが、今回は「猛暑に負けるな」と、初めて「記念」も「企画」もつかないタイトルでした。また何か新たな方向性を探っているのでは……などという見方をしてしまいます(^^;;
[75977] 2010年 8月 13日(金)23:39:26MasAka さん
第二十八回十番勝負解答
[75841]にてグリグリさんより、
しかしながら、忙しくてなかなか参加できない方への配慮が欠けていたようです。後半になれば解答書き込みも減少しますので、今回は8/15まで開催を続けようと思います。
……と多大なるご配慮をいただいてしまったので、今回も解答しないわけにはいかなくなってしまいました(^^;; グリグリさん、どうもありがとうございました。

というわけで、ようやく落ち着いたところで。

問一:宮古島市
問二:狭山市
問三:八戸市
問四:川越市
問五:成田市
問六:つくばみらい市
問七:館林市
問八:相模原市
問九:大町市
問十:三郷市

さて、果たしてこれで一発完答なるんでしょうか……?(達成してもこれだけヒントが出た後だとあまり価値はないように思いますが)
[75839] 2010年 8月 4日(水)01:49:54MasAka さん
政令指定都市の認市度改め(?)経県値
流行っている(?)ようなので便乗して……。

◎:横浜市、京都市、福岡市(3市)
○:札幌市、仙台市、新潟市、静岡市、名古屋市、大阪市、神戸市、岡山市、広島市(9市)
●:さいたま市、千葉市、川崎市、相模原市、浜松市、堺市、北九州市(7市)
(参考○:熊本市)
合計72点(5×3+4×9+3×7)

宿泊(○)以上となると自分で思っていたよりも意外と少ないですね。宿泊9市のうち静岡を除く8市は中心市街地に泊まった経験がありますが、静岡市だけは市街地からはるか北、井川ダム付近にある大学の附属施設での宿泊です。さらにもう1回、旧・清水市時代に興津港に停泊していた船の中で泊まった(学生時代、海洋調査船に2週間ほど乗船する機会があり、その途中で荒天と機材整備のため一旦港に着岸していた)というのもありますが、これは宿泊の定義にある「夜行通過は除く」に準じる扱いにしてカウントしないのが妥当ではないかと思います(こんなレアケースは私くらいのものだと思いますが)。

あと、訪問(●)のうち堺市はこんな場所の登山のためだけに訪れたものです(笑)。あと浜松市は飯田線小和田駅の周辺を散策したので訪問としてカウントしましたが、駅から山を少しだけ下りていって天竜川を見ただけですので●をつけるにはちょっと微妙なラインかも知れません。それ以外で浜松というと鈍行乗り継ぎで浜松駅を使ったとか、高速バスの休憩地点で浜名湖SAに立ち寄ったとか、今はなき佐久間レールパークを訪れたとか(この施設は駅の構内にあったため「歩いた」にカウントするのはちょっと無理があるでしょう)、その程度しかありません。

さて十番勝負、実は今週末に某国家資格の試験を受けねばならず、さらにその翌日から旅行に出かけてしまうので全く手をつけられるような状況ではありません(^^;;
クローズが12日以降なら最後に滑り込み解答でもしようかと狙っているんですけど、2007年夏の第十六回海の日記念(7/16~8/5の21日間)を最後に20日間以上開催された回がないんですよね……(ちなみにこの回が私の記念すべき十番勝負初参加)。第二回から第十二回までは必ず3週間以上の開催期間があったのですが。
[75422] 2010年 6月 28日(月)23:34:44MasAka さん
とみ?とめ?
[75411]グリグリさん
三富新田は「さんとめ」と読むようなのですが、検索して調べてみると、「とめ・とみ」で揺らいでいるようです。

このレスをいただいて、私の場合は「三富新田」「三富地区」は「さんとみ」と読んでるのに、「三富の開拓」のような場合だけ「さんとめ」と無意識に読み分けていることに気づきました。どうも次に来る字の母音(し・ち→I、の→O)に引きずられているようです。同じ場所を指すのに違う読み方をしているなんて、結構いい加減なもんですね(まぁ「日本」という国名自体がそれに当てはまるので許容範囲なのかも知れませんが)。

改めて所沢市公式ウェブサイトで確認してみると、「写真で見る富岡地区の移り変わり」では「三富」について両方の読み仮名が併記されてました。一方、三芳町では「さんとめ」で統一しているようです(参考:町勢要覧のPOST CARDのページ)。
[75276] 2010年 6月 4日(金)22:10:35MasAka さん
部分的に地名が違う箇所シリーズ(仮称)について
[75245]EMMさん
「ベターっと市街地が連続している」ところと明確に区別できる客観的な線引きができない

私の狙いとしてはコレクション化するという話よりも、地図上で街区の妙な境界を見て楽しもうという趣旨なので(言わばタモリ倶楽部的なセンスですね)、細かい線引きに関しては考慮するつもりはありませんでした。

この手の場所の有名どころではこんなところなどが考えられますが、このパターンは飛び地コレクションを調べればまだまだ出てきそうです。

また、つくば市には宅地開発が行われた地域で、まだその住宅地に対して新しい地名がつけられていないために大字名が入り組んでいるところが多数ありますが()、私としてはこういうパターンは全然美しくないですね。逆に京都市の中心市街地などもEMMさんが挙げられたものと同様、ある意味ほとんどがこれに当てはまるわけですが、大きな面積の地区の中に1つだけポツンとあるわけではなく、同じような規模の小さな地区が密集しているので、これも(個人的に)あまり美しくない例と言えます。

[75260]おがちゃんさん
所沢/三芳の三富新田地区は既出解ですよ([75232]で私が出した)。あ、これは十番勝負ではなかったですね……(笑)。ちなみに[75270]ケン(地理好き)さんのはこれまで出てきたものも含め、まとめて見やすくしていただいたものと解釈しています。
[75232] 2010年 6月 3日(木)00:25:30MasAka さん
自治体を越える地名@所沢の情報提供
[75229]グリグリさんから提案のあった「自治体を越える地名」、私の出身地所沢周辺から2点ほど。

所沢市中富・下富/入間郡三芳町上富
埼玉県所沢市北秋津/東京都東村山市秋津町○丁目

上富・中富・下富は元禄時代の川越藩主だった柳沢吉保の命により開拓された農村地区で、「三富新田」と呼ばれている場所です。小学校の社会科で習う郷土史で、所沢市の小学生は必ず習う地名のはずです。

また秋津については西武池袋線の秋津駅が東村山市と所沢市にまたがっていますが、ここの所沢市側の住所は残念ながら(?)北秋津ではなく上安松です。ちなみにホームの一部は清瀬市にもかかっています(この話題とは関係ないですが、このことがポイントになって第二十一回十番勝負の問七で話題になりましたねぇ)。

そういえば東急線沿いにも結構あるな、と思ったのですが、こちらはすでにアーカイブズのネタの中にありました([824]いわさんの記事)。これを見て何で「二子」がないんだろうと思いましたが、世田谷区には二子玉川駅はあっても二子という地名は現存しないんですね。

あと、逆にどう見ても一連の街区にしか見えないのに、局所的に地名が違うというシリーズもいかがでしょう。
つくば市若葉
観音台1丁目と一体化しているのにこの区画だけ地名が違うのは、元・茎崎町だったからなのですが、同じつくば市になったのだから全部観音台でいいのでは……と思ってしまいます。
[75174] 2010年 5月 23日(日)05:29:30MasAka さん
長大トンネル前後の駅+α
[75155]ぐりゅんさん
緊急時への対応といってもさほど役に立たない
長大トンネルで列車火災が発生した場合はそのまま坑外まで走り抜けることになりますが、坑口の近くに駅があれば列車火災時の消火作業場所として有効に機能しますし、乗客の避難も山中に下ろされるよりはるかにスムーズになりますから、安心料としては高くないはずです。ちなみに新幹線駅乗降客数ワーストに数えられる上毛高原や安中榛名も長大トンネル連続区間の付近にあるという点で役割は同じですね。

ここで、鉄道長大トンネル10傑の前後にある駅をリストアップしてみました(延長ランキングは日本トンネル技術協会の長大トンネルリスト(PDF)より引用)。

#トンネル名延長(km)起点方の駅終点方の駅備考
1青函53.85津軽今別(奥津軽(仮称))知内(湯の里信号場/木古内)カッコ内は新幹線開業後
2八甲田26.455七戸十和田新青森未開業
3岩手一戸25.81いわて沼宮内二戸
4飯山22.225飯山上越(仮称(現・脇野田))未開業
5大清水22.221上毛高原越後湯沢
6新関門18.713新下関小倉
7六甲16.22新神戸西明石
8榛名15.35高崎上毛高原
9五里ヶ峯15.175安中榛名軽井沢
10中山14.857高崎上毛高原

このうち、(A)人口規模の小さい「町」に設置される駅、(B)在来線と接続しない新幹線単独駅、(C)特急がその市町村に停車しないかもともと運行されていない区間にある駅、のいずれかに該当するのは津軽今別(A)、知内(A)、七戸十和田(A,B)、いわて沼宮内(A,C)、飯山(C)、上越(仮称)(C)、上毛高原(A,B)、越後湯沢(A)、安中榛名(B)、軽井沢(A)と10駅あります。このような駅は特急停車駅に併設するような駅と異なり、利用客数は必然的に少なくなります(ただし(A)に分類される越後湯沢と軽井沢はもともと特急停車駅であり、行楽地の最寄駅でもあるので事情が異なることから除くべきかも知れません)。そのような駅が上記データに多数出てくるということは、それだけ長大トンネルの前後は運転保安上重要視しているということの裏付けではないでしょうか。

さて、ここからは落書き帳の趣旨とは外れるので大変恐縮ですが、[75154]ペーロケさんの書き込みを拝見して整備新幹線建設について一部認識不足の点があるように感じましたので、ちょっと説明させて下さい。ペーロケさんに限らず、正しく理解されている方はおそらくあまり多くないと思いますので……。

整備新幹線着工に必要な前提条件の1つとして、国が整備新幹線の営業主体であるJR旅客鉄道会社から収支改善効果に相当する貸付料(30年間固定)を取れる見込みがなければなりません。また、対するJR側は採算が合わないと判断したら営業主体になることを拒否できます(完全民営化済の本州3社だけでなく、特殊会社である三島会社も同様です)。いずれが欠けても着工は認められません。

また、最近の公共事業では予測と実態の乖離がよく問題になりますが、整備新幹線の場合は事情が異なります。需要予測を過大に見積もれば収支改善効果が上がり、その分JRが国に支払う貸付料も増大し国にとっては好都合ですが、営業決定権を持つJRからすれば貸付料は安ければ安いほどいいわけですから、過大な需要予測により見積もられた高額な貸付料支払いに同意するはずがありません。一方でB/C(費用対便益)が1を下回る場合はJRの同意以前に公共事業として成立しませんので、需要を過少評価し過ぎるのも逆にダメということになり、かなりシビアな予測を要求されます。

このほか並行在来線経営分離の際は沿線自治体の同意を要するなど、整備新幹線は他の公共事業と比べて新規着工へのハードルは極めて高いものです。また、国からの支出においては公共事業関係費約7兆円のうちほぼ1%に相当するおよそ700億円で、これは国家予算全体から見れば0.1%にも満たず、他の交通インフラ(道路・空港・港湾)と比べても少ない予算しか配分されていません(平成22年度国土交通省予算のポイント(PDF))。従って、新幹線が国家財政破綻の元凶であるかのような言い回し
新幹線を作ってました。だから返せなくなりました。
というのは的外れな書き方であると私は考えます。

ちなみに、いわて沼宮内駅の利用実績は約240人/日(乗車人数119人/日を2倍)に対し予測は300人/日ですから、当たらずといえども遠からずといったところでしょうか。なお、駅の利用客数予測は駅設備の規模(通路の幅や昇降設備・出改札設備の数など)を算定するためだけに用いるもので、新規着工区間の検討には駅の利用客数ではなく、区間全体の需要予測のみを使用します。このことからも駅設置位置は利用客数だけで決めているわけではないことがわかります。
[75125] 2010年 5月 17日(月)02:21:13MasAka さん
思う+新幹線
[75122]ニジェガロージェッツさん
どこもかしこも「~したいと思います」のオンパレードです。

「思う」という言葉は推測や願望といった意味だけではなく、決意・決心の意味もあります。また、判断・信じるなど、これ以外にも多数の意味があるので(Yahoo!辞書「思う」)、文章の書き手・話し手がどのような意味で使っているのかを適切に理解しないとならない用語だと思います(←これは推測の意味での「思う」ですね)。ニジェさんが例示されているもので「頑張りたいと思います」「感謝したいと思います」「謝罪したいと思います」は決意・決心の意味にとらえるべきで、推測や願望という意味でとらえるのは誤りだということになります。「書きたいと思います」は、記事を投稿する流れからすれば確かにおかしいのですが、読者は文章を瞬間的に全部読むわけではなく、最初から順番に文字を読んでいくことから、話し言葉的な使い方をしていると考えれば違和感はないはずです。

「思う」にはいろいろな意味があるからこそ便利に使えてしまうので、私も話し言葉ではかなり多用してしまいます(^^;; ただ、書き言葉の文章中で使うとなると、文末が全て「思います」だとくどい感じがするので表現を変えたりして適度に調整はしますが……。

続いて新幹線関係のお話。

[75114]大龍エクスプレスさん
これだけ乗車人数が少ないと駅の存在価値自体が疑問
[75115]hmtさん
問われているのは、“JR東日本いわて沼宮内駅”の存在価値

これについては[75116]でじゃごたろさんが
利用者の絶対数だけで、その存在価値を語るのもおかしい
という意見を唱えておりますが、私もこれに同意します。
整備新幹線は全国新幹線鉄道整備法第三条により「全国の中核都市を有機的かつ効率的に連結するもの」となっていますが、それと同時に第一条で「地域の振興に資すること」を目的としています。新幹線の建設財源に地方自治体の負担も含まれていることから、新幹線による時短の恩恵を地方にできるだけ還元することは必要なことです(と言っても某県知事のレベルまで来ると地域エゴですが……)。

また、いわて沼宮内駅の場合は近傍に供用中の陸上鉄道トンネルでは最長となる岩手一戸トンネルなどの長大トンネルがあり、トンネル内で非常事態が起こった際に後続列車を臨時停車させたり、作業員を派遣する基地としても活用できる位置にあります。単に利用客の多寡だけではなく、総合的な役割を考えての設置だと思います。他の例だと、東海道新幹線の岐阜羽島駅はよく「政治駅」と揶揄されますが、関ヶ原の豪雪区間における運転調整の役割を果たす重要な駅となっています。

[75123]ABさん
在来線の鳥栖-博多間は線路容量が逼迫していると聞いていますが、本当に新幹線を走らせる余裕があるのかが不安です

念のため申し添えますが、フリーゲージトレインが実現した場合、博多~新鳥栖間は九州新幹線鹿児島ルートと共用ですので在来線は経由しません。スーパー特急形式になった場合は在来線経由となりますが、当然ながら在来線区間の最高速度は130km/hのままで、現在の特急をそのまま置き換えるだけで済みますので線路容量への影響はおそらくほとんどないと考えられます。
[75113] 2010年 5月 15日(土)18:31:08MasAka さん
区市町村
[75111]オーナー グリグリさん

私も気になったのでちょっと調べてみたのですが、東京都のWebサイトではリンク集/都内区市町村都内区市町村マップといったものがあり、東京都においては公式に使われている用語みたいです。公益財団法人東京都区市町村振興協会という団体もあるようです。

過去記事を検索したら[72953]で白桃さんが「区市町村」を使われていますが、それ以前において落書き帳登録メンバーによる使用例は2006年の[48675]Issieさんの記事まで遡らなければならず(非登録メンバーでは[69161]変わり者さんが使用)、やはり聞き慣れない言葉ではあります。
[75093] 2010年 5月 10日(月)00:17:31MasAka さん
県の本土と直接連絡しない地域
[75092]ABさん
このような例は他県には存在するのでしょうか?

必ず他県を経由して行かなければならないという条件だと、和歌山県の飛び地(新宮市飛び地・北山村)はこれに含めて良いんでしょうか?あと、愛媛県今治市の岡村島(地図)は、橋は広島県呉市側のみつながっていて、今治市本土に直接行くには船しかない、という例があります。あ、昨年の落書き帳オフ開催前のオプショナルツアーでネタになった岡山・香川県境の石島/井島は、南半分は香川県直島町ですが、本土に渡るための港は岡山県玉野市側にしかないので、香川県直島町井島も該当しますね。このような形であればまだ例はあると思います(後はどなたかのレス待ちで)。

ちなみに埼玉県の入間基地から(業務関係者のみが使える)自衛隊機直行便が出ている東京都南鳥島(日本最東端)も思いつきましたが、調べてみると羽田から硫黄島経由で行く海上保安庁機があるらしいので、これだと全て東京都内となり該当しないことがわかりました。

あと、新幹線西九州ルートについて、
県民としては時短効果には疑問符がつきます。

とおっしゃっていますが、西九州ルートの事業費2600億円で26分短縮ですから時短1分あたりの投資額は100億円。これに対して来年開業する鹿児島ルート博多~新八代間の事業費は8920億円で、こちらは現行と比べて約50分の短縮なので時短1分あたりの投資額は約180億円。費用対効果ということでは鹿児島ルートよりもむしろ優れている、という見方もできます。もっとも、西九州ルートの数字はフリーゲージトレインが実用化され、かつ狭軌で200km走行できる前提ではじき出されているため、車両開発の進展具合によっては必ずしもこの数値通りに行くとは限りませんが。今度の事業仕分けで果たしてどうなるか……。
[74992] 2010年 4月 19日(月)00:57:18MasAka さん
第二十七回十番勝負・感想
今回の十番勝負への挑戦にあたり、[73972]の拙稿で
次回、春の十番勝負ではおそらく今回よりも時間が取れると思うので、たまには今までの解答パターンとは逆に、本気を出したらどれだけ早く答えられるかを一度試してみようかな……と思います(???)
と書いたものの、問六のあまりの売れ行きの速さにもはや太刀打ちできないと判断、さらにカゼ+遠方への出張が重なり結局それ以外の問題に取り組むのは1週間後になってしまいました。で、すでに問ニが想定解終了。今回は完答なりませんでした。

問六(表記3文字読み5文字):糸魚川市(29位)
第一回採点結果を見て何となくわかりました。解答はすでに残り2市。もう1つの想定解である北秋田市とどっちにしようか考えましたが、本職に関係なくもない(?)ジオパークがある糸魚川市で。なお、開催当日に解答したのは十番勝負参戦以来初めての出来事になりました。

問一(「相」の文字が入る郵便局がある):横浜市(18位)
第一アナグラムヒントから相模原の1文字目「相」がキーワードと判断、とりあえず定番の郵便局探しから。定番問題なのに、ノーヒントだとなかなかキーワードが浮かばないこのもどかしさ。運良く現住所の横浜市が想定解に残っていたので迷わず解答。これで居住経験のある全ての市で解答することができました。それにしても、相鉄ジョイナスは何度も行ったことがありますが、中に郵便局もあったんですね……。私は相鉄線を基本的に使わないため、相鉄線改札に近いこんな場所にあることに気付かなかったようです。ちなみに他の該当する郵便局は地名由来ですが、この相鉄ジョイナス内郵便局は建物名(会社名の略称)由来ですね。もっとも、相鉄という名前も相模という地名(旧国名)に由来しているため間接的には地名由来と言えますが、郵便局のある横浜市自体は(一部の地域を除いて)武蔵国であって相模国ではありません。

問三(「原」の文字を含む町村に隣接する):府中市(広島)(22位)
第一回採点でゴッソリと誤答が出ていたので「これは自力で解くのは無理だ」としばらく放置しておくと、ポツポツと正解が出始めました。その中で[74667]桜トンネルさんが
おがちゃんさんの「那覇市」でひらめきました。
と書いていたので、那覇市周辺の地図をよーく眺めてこちらもひらめきました。コバンザメのさらにコバンザメという私お得意の(?)作戦です。一度は府中市or伊達市の同名・同表記がある市で答えてみようということで府中市(広島)で解答。

問四(複数の都道府県に隣接する市):長浜市(27位)
まさか三たび出されるとは盲点でした。解答状況を見て何か前に見たようなことがあるような……と思って最近の合併状況をチェックしてようやく共通項に行き着いた次第。[74839]ソーナンスさんの
この問題の回答があまり伸びてないのが意外です。
もヒントになりました。それでは、ということで今回新たに想定解に加わった長浜市で解答。ちなみに[74729]で最後に追加された想定解というのがこれなんでしょうかね。というわけで、三度あることは四度あると思って、次に県境付近の市で合併があったらチェックしておこうと思います(さすがに大合併が終わったのでもう出題されないか……)。

問七(都道府県の中で人口が三番目に多い自治体):鳥栖市(34位)
第一ヒントアナグラムで共通項がわかりました。前勤務先の鳥栖市が残っていたので当然と言わんとばかりに解答。それはさておき、[71498]白桃さんの記事でわかっていたとは言え、問題の市に川越市が選ばれているのは所沢出身の私としては屈辱的ですので、次回同じ問題が出題される時は問題の市に所沢市が選ばれることを強く願います(笑)。

問八(都道府県の中で面積が二番目に大きい自治体):静岡市(29位)
これも問七と同様。解答を考えていた頃、ちょっと仕事で静岡市付近のとある物の調べ物をしていたので、その勢いで静岡市を解答。

問十(平成の大合併で複数回合併):長野市(28位)
第一アナグラムヒントで「回」と来ればまず合併系だろうということで、さっそく新コーナー「市の変遷」を使って調べることに。先月出張で訪れた長野市を解答。

問五(JRの駅が13駅以上ある):新見市(27位)
今回一番最後に共通項がわかった問題。しかも共通項がわかっても該当する市を探すのにかなり苦労……。まぁ、政令指定都市や都道府県庁所在地(このほか、郡山市や下関市などこれに匹敵する規模の市)は大抵駅の数が多いのですが、それではちょっと芸がないので(?)、あえてそれ以外の市から探すことにしました。問題の市や解答状況を見ると江津市、呉市、津山市、三次市など中国地方の市が目立つので、まだあるかも知れないと思って今度の大型連休に予定している旅行で通過する市を見てみると、新見市が該当。ということでこれで解答することに。

問九(ケヤキを市の木にしている):益田市(26位)
上位者の解答が舞鶴市や高槻市などを除けば東日本に偏っているので何だろうな……と考え込んでしまった問題。第二ヒントでようやくわかりました。残り想定解を拾っていくとやっぱり東日本に偏っていたので、ここはひねって西日本の市から解答しようと考えました。問五とセットで解答するにあたり、今度の大型連休に予定している旅行で通過する市のうち運良く益田市が該当。調べた限り、どうやら中国地方では唯一の該当市のようですね。

今回の解答は横浜よりも西に偏らせてみました。[72968]桜トンネルさんの記事にあるデータで、解答市に結構偏りがあったことを意識して地域間のバランスを取ってみようかと(笑)。これまでほとんど解答した記憶のない中国地方から一挙に3市選んでみました。さて、次回7月決戦は通算正答数100問がかかっています([74986]おがちゃんさんデータによると現在96問)。ちょうど仕事の締切やら資格試験の勉強やらで忙しい時期になりそうなので、とりあえず通算100問正解に達する4問正解を目標に頑張りたいと思います(←目標低すぎ(笑))。
[74901] 2010年 4月 13日(火)00:58:01【1】MasAka さん
都道府県庁所在市名と同じ苗字の芸能人
私もこういう下らないネタに飯能してみたり……。

[74897]白桃さん
○全く思いつかない・・・札幌、青森、盛岡、仙台、前橋、さいたま、新潟、富山、甲府、岐阜、静岡、津、京都、和歌山、鳥取、松江、徳島、福岡、熊本、大分、鹿児島、那覇
さいたま、で「さいたまんぞう」が最初に思い浮かんでしまった私。でもこれ、「さいたま」じゃなくて「さいた」なんですよね。惜しい。富山は声優の富山敬がいましたね(故人)。ちびまる子ちゃんの初代友蔵じいさんの声でした。ただし、読みは「とみやま」です。

○なんとなくいそう・・・福島、千葉、金沢、福井、長野、岡山、広島、佐賀
福井は、これも故人ですがお天気おじさんの福井敏雄が有名だと思います。正式には芸能人の括りではないと思いますけど。長野はジャニーズのV6のメンバーに長野博がいますね。

○インチキ・・・宇都宮(宇津宮雅代)、横浜(横浜銀蝿)、大阪(大坂志郎)、神戸(神戸=『かんべ』一郎)
宇都宮はTM NETWORKの宇都宮隆がそのものズバリです。

ぱっと思いついたのはこんなところです。ちなみに、高知東生の高知の読みは「たかち」なので「インチキ」に分類されるのでは?

[74899]かぱぷうさん
私は先に松山ケンイチが出てきました。千春がすぐに出てこなかったとは……。

それにしてもこれ、年齢や趣味によって思い浮かぶ人がいろいろ違ってきそうですね。
[74869] 2010年 4月 12日(月)01:22:30MasAka さん
第二十七回十番勝負解答
最終投下します。

問五:新見市
問九:益田市

問五、確かにこれは想定解の検証が大変ですね……。第二十二回の問十以来、1年ぶりに全想定解市を拾ってから解答する気をなくしました。
[74845] 2010年 4月 11日(日)17:30:28MasAka さん
第二十七回十番勝負解答
問一:横浜市
問三:府中市(広島)
問四:長浜市
問七:鳥栖市
問八:静岡市
問十:長野市

横浜市を答えられるうちに……。
[74822] 2010年 4月 10日(土)18:52:47MasAka さん
都道府県別の市町村減少率
おととい4月8日(木)付の読売新聞朝刊解説面が平成の大合併特集だったのですが、タイトルにあるような一覧表が掲載されていました。

表の記載内容については昨年11月に[72683]でグリグリさんが書かれた表とほぼ同一ですので、具体的な数値についてはそちらを参照していただきたいと思います。記事を読むと西高東低とか、大都市部では合併が進まなかったなど、分析内容もほぼ同じなので、読売新聞の記者が東京新聞の記事をパクったんではないかと思いました。しかも掲載時期も十番勝負の開催期間中ですね(笑)。

なお、新聞記事には減少率で都道府県を塗り分けた地図も載っていましたが、特に瀬戸内海をぐるりと取り囲むように減少率60%超の県が集中している(岡山・広島・山口・大分・愛媛・香川)のが目を引きます。また、減少率60%を超えている新潟県と秋田県に挟まれた山形県は両県と対極的でほとんど市町村が減っていない(減少率20.5%でワースト6位)のも面白い点だと感じました。

ここで私が立てた仮説として、村が多く残っているところほど市町村合併が進まなかったのではないか、と考えてこれらのデータを加工してみると以下の通りとなりました。減少率最大値とはその数の村がある都道府県のうち、最大の市町村減少率となっている都道府県の値、同平均値とはその数の村がある各都道府県の平均をとったものです。

村数減少率最大値減少率平均値
073.4%60.1%
169.0%41.8%
265.4%48.9%
363.8%41.7%
473.2%64.2%
542.4%42.4%
657.8%46.8%
852.1%36.2%
922.6%22.6%
1217.0%17.0%
1534.4%25.0%
3535.8%35.8%

おおむね村の数が増えるごとに減少率が少なくなる傾向が見て取れるかと思いますが、グラフにすると村数4(新潟県)と35(長野県)のところが大きく傾向から外れる(村の数に比して減少率が高い)ことになります。この点について、新潟県は東日本で最大の市町村減少率を記録しているのが効いていると思われます。一方長野県の場合はもともと村の数が多かったので、35.8%という市町村減少率は全国的に見ると低い数字ですが(下から13番目)、平成の大合併が終わってもなお35村が生き残ったことが影響していると考えられます。合併しても町などに昇格せず、村のままという自治体もありましたし(筑北村・阿智村)。それにしても、北海道以外で自治体数が以前100を超えていたのがこの新潟県と長野県ですが、平成の大合併による市町村減少率については大きな差(ダブルスコア)が出ましたね……。

ちなみに十番勝負ですが、たまには早解きに挑戦してみようと思った矢先にカゼを引いたり、その後泊まりがけで出張に行ったりしている間に早解きはおろか完答の芽すらなくなってしまったので、結局今回もいつも通りのんびり構えることにします(^^;;
[74663] 2010年 4月 3日(土)23:57:33MasAka さん
第二十七回十番勝負解答
問六:糸魚川市

とりあえずブービー賞狙いで。皆さん早すぎですよ……。ちなみに開催初日に解答するのはたぶん今回が初めてです。
[74488] 2010年 3月 29日(月)01:48:00MasAka さん
深い話
勤務地が「ホンチョウ」のMasAkaです。タイトルだけ見ると何やら深刻そうな話題に見えますが、そうではありません(笑)。とり急ぎ、十番勝負が始まって記事数が多くならないうちに……。

[74373]Issieさん、[74375]hmtさん、拙稿[74372]へのレスありがとうございました。やはり過去には炭鉱の開発でより深い場所まで到達はしているんですね。ただ、日本においてはほぼ全ての炭鉱が現在では閉鎖されており、現役で採掘を行っている我が国の炭鉱は釧路炭田(参考:釧路コールマイン)が唯一のようで、おそらくこれが現時点の日本国内において人間が入れる最も深い場所だと思われます(本坑が海面下320mですので、採掘地はさらに下のはず)。

こう考えると、限られた土地を地上あるいは地下へと有効利用する場合、まだ高さ1kmにすら達していない(現時点で最高がブルジュ・ハリファの828m)高層建築技術よりも、地下何kmにもわたってトンネルを掘れる鉱山土木技術のほうが優れているのではないか、とも考えられます。まぁ、建設の目的が全く違いますから単純比較はできませんが。また、人が中で活動するということを考えると、どうしても下水の処理が必要になってきますが、超大深度地下構造物だと大量の下水を汲み上げられる巨大なポンプが必要になり、それが万が一が壊れた場合には下層部が悲惨なことになるので、結局メンテナンスコストまで考えたら地上に伸ばしていくほうが有利……、という結論になりましょうか。

以下、余談。

新宿西口駅のどうでもいい話:
ヨドバシカメラ新宿西口本店のCMソングの「新宿西口駅の前」という歌詞は有名ですが、これは当然“新宿駅”の“西口”の前という意味です。しかし、大江戸線新宿西口駅が開業すると、もともとその近くにカメラのさくらや新宿西口駅前店が存在し(現在は閉店)、さらにビックカメラ新宿西口店も開店してしまったため(地図)、当時は「新宿西口駅の前にあるのはヨドバシでなく、ビックとさくらや」というのを冗談で言ってました(笑)。なお、ビックカメラ公式サイトでは新宿西口店の最寄り駅に新宿西口駅はなぜか記載されていません。
[74372] 2010年 3月 18日(木)01:55:28MasAka さん
青函トンネル
ごぶさたしております。正月の十番勝負以来の書き込みになります。

仕事の関係で海底トンネルの維持管理に関する調査を青函トンネルの作業坑内で行ってきたのですが、そこで体験してきた地理ネタになりそうなお話を3点ほど。

1.仕事のついでに[53388]でhmtさんが話題に出した「我が国で最も標高が低い水準点」(海面下約265.6m)を見学してきました。水準点の鋲が打ってあるところの作業坑側壁に「日本で最も標高の低い一等水準点です」という国土地理院の銘板が飾ってありました。ちなみにこの水準点、ウォッちずで見る限り2万5000分の1地形図に載ってないようですね。トンネル内の水準点は地形図に表示しなくても良いことになっているようですが、-230.9mなどの水準点は記載されているので、せっかく日本一低いのだから表示してくれても……と思いました。

2.吉岡斜坑から作業坑に入坑し、本州側の竜飛定点付近まで車で行ったので、自動車による北海道と青森県の県境越えを達成しました。2005年11月頃の落書き帳で県境越えについての話題がありましたが、さすがにこの県境を「鉄道以外の陸上交通手段」で越えた人はいない?

3.吉岡斜坑底のポンプ座(P3)にも行きましたが、ここは竜飛側のポンプ座とともにトンネル内に湧き出る水を集めて地上へと汲み上げるための場所であることから、列車が走る本坑の最深部よりもさらに深い位置にあり、標高は約-283m(横浜ランドマークタワーの高さにわずかに足りないくらい)。おそらく人が入り込める場所では日本一標高が低いのではないかと思います(……と思っているのですが、昔の鉱山とかでもっと深いのがありそうな気もするので、実際どんなもんなんでしょう)。

なお、一般人でもこのようなツアーに申し込めば1.と2.は体験できますが(ただし2.は徒歩による県境越えとなる)、募集人数は数十人程度と少なく、また年がら年中募集している類のものではないので、やはりこれらの体験ができるのは貴重だと思います。ちなみに斜坑底にあるポンプ座も昔は見学できるツアーがあったようです。
[73972] 2010年 1月 17日(日)20:56:46【1】MasAka さん
第二十六回十番勝負・感想
2010年最初の十番勝負、総合23着で無事に十問完答いたしました。noriさんに完答のチャンスが残っていましたが結局解答されなかったので、私が最後の完答者ということになりました。ここ数回の十番勝負はじっくり腰を据えて取り組むことが難しくなっており、今回はラスト解答を狙って取る時間を確保するのも厳しかったことから、何でもいいから答えられればいいや、というスタンスで挑戦しました。

今回の十番勝負、取り組み始めたのがスタートからまる4日が経過した1月5日の夜でした。

問八(市名に関連する半島がある):南房総市(19位)
私がようやく取り組み始めた時点で、最も想定解数の少ない本問は早くも「想定解残り6市です」のアナウンスが出た状態。問題の市も正答の市も海に面した市かそれに近い市ばかりですが、該当しない市の大崎市は海からかなり離れているのが不思議に思いました。あえて無視して解答状況をよく眺めていると、知多市と志摩市が並んでいるあたりでもしかしたら半島ではないかということに気づき、半島コレクションのページに飛んでみると確かに全て当てはまることに気づきました。このコレクションを見て、該当しない市は「大崎半島は大崎市にない」ということを言いたかったのだと納得。ちなみに後から想定解として追加された薩摩川内市、私が最初に想定解リストを作成した際は位置的に微妙だったし、これを含めてしまうと発表されている想定解数と合わなかったので一旦除外していました。しかし調べてみると「薩摩半島の北西部に位置し~」と半島部にあることがきちんと公式サイトに書かれているんですね(薩摩川内市の概要)。解答は大学生時代、卒業論文の研究対象地域であった旧・富浦町が含まれている南房総市で。

続いて先週の3連休前、3日間とも出かけ月曜の夜まで解答できないことから、ヒント提示による解答ラッシュで売り切れる前に残り想定解数が少なくなってきた問題(残り20市以下)を片付けることに。

問三(読みに同じ字が連続する):常陸太田市(28位)
わりと得意な(だと思っている)読み系問題。最初は同じ仮名が2回使われている、だと思いましたが実際数えてみると該当する市の数が多すぎたため、連続して使われている、というのが共通項であると認識。解答する時点では「おお」のつくパターンの市しか残っておらず、なるべくオリジナリティがある解答にしたかったので、漢字表記が唯一「大」ではなく「太」だった常陸太田市を解答。

問五(市名が苗字ランキング300位以内):太田市(27位)
正答上位4位までを眺めていると、私が以前東北地方に勤務していた頃、当時の事務所に2人以上いた苗字と同じ名前の市が偶然続いていることに気づきます。千葉・成田・三浦・菊池の4つはいずれも東北地方に多い苗字なので。そういえば埼玉西武ライオンズ投手の菊池雄星も岩手出身ですよね。ほかにも日本人の苗字にありそうな名前の市が並んでいたので、これが共通項だろうと。後は想定解の検証ですが、苗字について考察しているwebサイトは複数あり、出典によってランキングが若干異なったりしています。市区町村雑学のページに「山口県って山口さんがいっぱい?」というコラムがあったのを思い出し、そこのページからリンクが張られているものを参考にするのが無難だろうということで、そこのランキングを見ると該当しない市の松山が304位。問題の市と正答の市は全てそれより上の順位であり、松山よりも上の順位で市名となっている苗字を数えたら想定解数ちょうどになったので正答を確信。問三で常陸太田市を答えたので、太田つながりで太田市を。

問十(市名誕生日が1月1日):豊田市(26位)
正答の市を眺めると1月1日に市制施行した市がやたら多いことに気づきますが、市区町村雑学「4月1日って市の誕生日?」を見ると問題の会津若松市や伊勢市が含まれず、想定解数も微妙に合わないことがわかりました。そこで会津若松市と伊勢市について調べてみると1月1日に旧市名から改称されていることがわかり、改称した市も含めて数えてようやく想定解数と合いました。解答は改称系の想定解で唯一残されていた豊田市(旧・挙母市)で。この問題、想定解を全部拾うのは結構大変でした。

最後はこの間の土曜日の未明に一気に解答。

問一(松竹梅を含む市に隣接する):入間市(33位)
想定解数が最も多かったので売り切れはないだろうと考え、一番後回しにしていた問題。第三ヒント提示後にそれまで出てきた市を地図上で調べて共通の隣接市を把握。第一・第二ヒントとの整合性(松竹梅のいずれかがつく)もあったので、逆に松・竹・梅のつく市を調べ、想定解(隣接市)をリストアップ。珍しくWikipediaで調べただけで想定解ちょうどになりました。通常Wikipediaだけでは大抵想定解数が合わず(後述する問二も同様)、改めて別のwebサイトで確認しなければならないのでこれは楽でした。私の地元所沢の隣の入間市が青梅市に隣接していたので、入間市で解答。

問二(ダム湖百選がある):東村山市(35位)
連休前の解答書き込みで「詰め切れていません」と書いた問題。連休中の旅行から帰ってきたらちょうど第二ヒントの提示後。アナグラムを最初に解凍できたのがこの問二で、「百選」の文字が浮かび上がったので、後は問題市および正答市に「百選」の文字を付け加えて検索すると一発でした。Wikipediaにも一覧があったのでそれを参考にしましたが、問一で先述したように若干想定解数に足りない。ダム湖水域の一部にしかかかってない市は載ってなかったことから、想定解数の検証では地図で1つ1つ水域がかかっている市を調べていくことに。所沢市出身としては狭山湖(山口貯水池)のある所沢市を答えたかったところですが残念ながらすでに既出だったので、隣の多摩湖(村山貯水池)の堰堤が半分かかっている東村山市を解答。多摩湖の所在地は東大和市なんですが、わずかながら東村山市にもかかっていることをこの問題の想定解を調べていく過程で初めて知りました。ちなみに未解答市は武蔵村山市とのことですが、私は熊野市だと思っていました(池原ダム)。ダム湖の上流部左岸側がわずかに熊野市域にかかっており(この辺あたり)、武蔵村山市が該当するならこれも該当して良さそうに思います。

問四(同時に7市町村以上で合併):横須賀市(34位)
第二ヒントのアナグラムで使われている文字が問六と全く同じであることには気づいていましたが、アナグラムが解けませんでした。13日の第三ヒント提示後、先にこちらのアナグラムのほうが解けたので、これで共通項を把握。以来、市区町村変遷情報とにらめっこして想定解を全て洗い出す作業をしていましたが、最終的に59市のうち58市までしか拾えませんでした。その残った1市とは豊前市(旧・宇島市)。[73963]の出題者コメントを見てみると、改称は合併ではないから該当する市で良かったんですね。解答は第二十三回の時も使った、横浜市の隣の横須賀市。7自治体以上が合併した後、再び合併していない市としては横浜市に次いで2番目に古い市でした(1941年)。

問六(1市2町で合併):廿日市市(34位)
第一ヒントアナグラムと、問題の千曲市・糸島市、銀メダル解答の糸魚川市あたりで1市2町合併がひらめきました。この問題は残り想定解数に余裕があったので解答せずにしばらく放置していました。解答は数字系(?)の問題なので、市名に数字が使われている廿日市市を採用。[73963]でグリグリさんもコメントしていますが、解答状況を見ていて岡山市が一向に売れないのは私も不思議に思ってました。

問七(都道府県で一番最近市制施行):中央市(34位)
素直に第一ヒントと第二ヒントのアナグラムを解凍し、正答に西東京市や小美玉市が含まれていることから「第十八回の問五と同じ問題か?」と思いましたが、それで調べていくと異なる市が正答になっていたり、想定解数と合わなかったりしました。そんな中、[73856]で第一ヒント取り消しのアナウンスが。これがむしろヒントになり、合併しなくても単純に新しく市になっていれば良いという考えに行き着きました。解答は、問一~五・八の自分の解答を見ていると、あと栃木県と山梨県から答えれば「関東1都6県+山梨県」が制覇できると思いつき、問九に山梨県の市が残っていなかったことからこの問題で山梨県中央市を選択。

問九(東京23区の住所地名になっている):佐野市(33位)
私は第二ヒントを解凍してみて「いっちゃんの~」という文字列が浮かび上がった時にようやくわかりましたが、これをノーヒントで解けた人はすごいと思います。落書き帳過去記事からの出題は第二十三回でもあったのですが、私の場合、最近の落書き帳はナナメ読みしかしていないので見落としやすい点ですね。この問題は佐野市で解答したことにより、今回の十番勝負解答市は関東地方全県を制覇しました。

次回、春の十番勝負ではおそらく今回よりも時間が取れると思うので、たまには今までの解答パターンとは逆に、本気を出したらどれだけ早く答えられるかを一度試してみようかな……と思います(???)

というわけで、次回開催も楽しみにしていますのでよろしくお願いします。


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