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伊豆之国さんの記事が20件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[83067]2013年4月3日
伊豆之国
[83061]2013年4月1日
伊豆之国
[83043]2013年3月28日
伊豆之国
[83026]2013年3月24日
伊豆之国
[83002]2013年3月20日
伊豆之国
[82975]2013年3月14日
伊豆之国
[82961]2013年3月2日
伊豆之国
[82931]2013年2月24日
伊豆之国
[82924]2013年2月23日
伊豆之国
[82839]2013年2月2日
伊豆之国
[82806]2013年1月26日
伊豆之国
[82767]2013年1月20日
伊豆之国
[82727]2013年1月16日
伊豆之国
[82672]2013年1月12日
伊豆之国
[82649]2013年1月12日
伊豆之国
[82616]2013年1月10日
伊豆之国
[82540]2013年1月5日
伊豆之国
[82506]2013年1月4日
伊豆之国
[82504]2013年1月4日
伊豆之国
[82498]2013年1月4日
伊豆之国

[83067] 2013年 4月 3日(水)23:11:30伊豆之国 さん
浦和学院、初優勝
本日の選抜高校野球の決勝戦は、浦和学院が済美に圧勝。埼玉県勢としては昭和43(1968)年の大宮工業以来、45年ぶり2度目の日本一となりました。

市内の複数の高校が甲子園(春・夏どちらか一方でも)で全国制覇を果たしている市はいくつあるのでしょうか?(中略)全国に十数市あるようですが
([70816])、これで、関東地方では横浜市(桐蔭学園・横浜)・町田市(桜美林・日大三高)に続き、さいたま市もその仲間に加わることになります(もっとも前回の大宮工業は、当時は大宮市でしたが)。
[83061] 2013年 4月 1日(月)22:46:52伊豆之国 さん
駅名改称のお知らせ
今晩の日本官営放送・近畿地方のニュースは、大阪天満宮境内の特設スタジオよりお送りいたします。

大阪府四條畷市は、西日本旅客鐵道(以下、JR西日本)に学研都市線「四条畷」の駅名を市名に合わせて「四條畷」に改称するよう要請してきましたが、これに対しJR西日本当局は「駅名の変更には数億円もの費用がかかる」として消極的な姿勢に終始し([74082]hmtさん)、また「四条畷」駅が四條畷市にはなくて大東市にあることから、大東市民の間からは「隣の市にある駅名を変えろ、というのはそれこそ越権行為だ」と反発の声も多く、動きが止まったままになっていましたが、このほどJR西日本・大阪鐵道管理局は、四條畷市内で唯一の鉄道駅である「忍ヶ丘」駅を「四條畷市」に、現在の「四条畷」駅を「大東市」に改称することを四條畷・大東両市に提案し、両市ともこれを受け入れることを決めたことから、両駅名の改称を行うことを発表いたしました。なお、「四条畷」改め「大東市」駅については、「四條畷学園」の最寄り駅(地図)であることから、学園の利用客への混乱防止のため、副駅名として「四條畷学園前」をカッコつきで表示し、車内アナウンスでも放送する(市販の時刻表には表示せず)ことも決まりました。
JR西日本は、同様に市名と駅名の不一致解消のため、「五条」(和歌山線)を「五條」、「郡山」(大和路線)を「大和郡山」、「高田」(桜井線・和歌山線)を「JR大和高田」(近鉄に「大和高田」駅があるため)にそれぞれ改称し、また、阪和線の「堺市」駅は、駅名が実態にそぐわないことから、かつて「阪和電鉄」時代に名乗っていた「堺金岡」に改称することになりました。なお、駅名改称の時期は「今のところ未定」としていますが、JR西日本は「次のダイヤ改正までに行いたい」とのことです。
[83043] 2013年 3月 28日(木)21:49:44【3】伊豆之国 さん
反対語セットの駅名
「形容詞地名」の話題で賑わっていますが…

[83040]オーナー グリグリさん
反対語がセットなんてのも嬉しいのですが、西宮の苦楽園は惜しいですね。
本日、仕事でラジオDJの遠近由美子さんとお会いしたのですが、苗字ですね。地名には無さそうです

自治体名ではありませんが、駅名で。
近鉄大阪線の高安駅(大阪府八尾市、地名は「高安町南・北」「山本町高安」)はいかがでしょうか。
…形容詞ではありませんが、「反対語セット」の駅名というと、「上下」(福塩線、広島県府中市…つい最近まで自治体名でしたが)、「前後」(名鉄本線・愛知県豊明市)というのもありますね…。

♯「高安」駅の近くには、「垣内」という地名がありますが、「かいと」ではなく「かいち」と読むようです。「かいと」コレクションでは「文字」の違いに視点を当てていますが、逆に文字を「垣内」に固定した上で、読み方のバリエーションでコレクションを作るのも面白いと思います…。苗字にも、「垣内」という字の付くものがいくつか見られます。最も多い、何も付かない「垣内」さんは全国に約1万7千人、関西に多く、文字の通り「かきうち」と読むのが一般的のようですが、前に何かが付いて「○垣内」となると、いろいろな読み方があるものが見られます。「上垣内」と書く苗字は、全国に1,400人ほどですが、読み方には「うえがいと・かみがいと・かみごうち・かみがいち」など、実に10種類近い読み方が実在しているようです(「苗字の百貨店」より)。以前、バレーボールの日本代表として活躍した「中垣内(なかがいち)」という苗字の選手がいて、「ガイチ」という愛称で親しまれていたこと、また、北海道知事に「堂垣内(どうがきない)」氏がいたのを記憶しています。
[83026] 2013年 3月 24日(日)22:55:52伊豆之国 さん
西伊豆、駿豆
[83009][83017]白桃さん
「都市圏」の話題ですが、「ご当地」から相次いで出てきましたので早速反応させていただきます。

まず、「超・ご当地」親父の田舎の話[83017]から。
西伊豆 17,122 ---西伊豆町、松崎町
この地域は、明治の郡再編前の「那賀郡」にほぼ相当する区域になります。東は天城山系の西側の尾根、下田市との境のバサラ峠は、かつては砂利道でヘアピンカーブが続く難所でした。南伊豆町の間も、昭和40年代に「マーガレットライン」が開通するまでは陸路では車で行けず、バスも手前の雲見で行き止まり、南伊豆町側にある「お猿の楽園」として名高い「波勝崎」へ行くのには小ぶりな遊覧船で荒海を越えなければなりませんでした([58968])。そして旧賀茂村の北は、田方郡との境界、国道の沿道には「この先雨量が限界(1時間に何mmだったか忘れましたが)を越えたら通行止めになります」と表示がしてあったことを覚えています。そうしたことから、今でも孤立した経済圏を構成しているのでしょうか。この地域の中心は、観光の面から見ると最大のスポット・堂ヶ島を擁する西伊豆町旧町域の南部(昭和大合併前の仁科村)、交通・商業面からは一応はバスターミナルやスーパーもある松崎町の中心部ということになるのでしょうが、かつては遠洋漁業の町として栄え、今も鰹節作りで知られる西伊豆町の田子地域(HP)ではなかったかと思われます。この田子地域は、漁村でよく見られるような狭い棚田のような土地に民家が密集して立ち並び、実際の人口以上に大きな町のように見えたのを、港にぎっしり並んだ漁船の群れと共に、今もはっきり記憶に残っています。

[83009]
駿豆
「沼津圏」としても良かったのですが、三島など伊豆地方も包含するので「駿豆」としました
現在の人口で見ると、沼津が三島の2倍近くあり、その面では沼津のほうが優勢に見えますが、三島には新幹線が停まり、分岐する伊豆箱根鉄道駿豆線も、沼津で接続する御殿場線を運転本数でも利用者数でも圧倒し、駅周辺の繁栄度でも沼津とは大差がないように見え、「複眼都市圏」と見るのがよさそうな気がします。三島と沼津の人口の差は、東海道線の開通(当初は御殿場線廻り)の際に三島がルートから外れ、沼津が主要ターミナルになったことがかなり影響しているかとも思ったのですが([71790],[71779]Issieさん)、明治初年の人口でも沼津が三島の2倍前後あるので([81788]白桃さん)、それが(旧)東海道線開通で格差が広がり、その後東海道線の現ルート開通(昭和9年)、更に新幹線三島駅の開業(昭和44年)により三島がその差を詰めて見た目では沼津と対等、あるいは三島が優位に立った、と見るのもありと思うのですが、いかがでしょうか。
[83002] 2013年 3月 20日(水)21:21:29伊豆之国 さん
White City~解答発表
今日はまず、忘れ去らないうちに[82975]で出したクイズの共通項発表を。

「白」の付く市は(中略)現在6市あります。その6市を、ある共通項により2つのグループに分けてみました
「該当する市」 白石市、白河市、白岡市、白井市
「該当しない市」 大網白里市、白山市

その共通項とは、
■市内に「白」の付く鉄道の駅がある
ということでした。
白石市には白石・白石蔵王・東白石・北白川、白河市-白河・白坂(新白河は西郷村)、白岡市-白岡・新白岡、白井市-白井・西白井…と、いずれも「白」の付く鉄道の駅がありますが、大網白里市と白山市には「白」の付く駅がありません(現在の白山市域には、かつて「白山下」という駅(旧鳥越村)が北陸鉄道金名線の終点駅として存在していましたが、金名線は白山市誕生より18年前の昭和62(1987)年3月末に廃線(実質的には昭和59年12月より長期運休)となっています)。

[82976]hmtさん
人名又は駅名に関連するものという推測からスタートしたので、共通項を得るのは容易でした
そういう視点に注目されたこと、実にお見事でした。

「白」という字の付く市町村は、6市7町3村
「白」の付く現存町村では、該当するのは白老町・白糠町・白馬村・白川町・白浜町(和歌山)・白石町の5町1村、該当しないのは白鷹町・白子町・白川村・東白川村の2町2村です。このうち惜しいのは白鷹町。お隣の長井市に「白兎」という駅([77114])があるのですが、白鷹町との境界線まで約1km弱。白鷹町にあるお隣の駅「蚕桑(こぐわ)」までは1.4kmです。政令指定都市の「区」では、札幌市白石区のみ該当し、仙台市太白区・名古屋市天白区には「白」のつく駅は現在はありません。
「平成の大合併」で消滅した市町村(1市7町4村)を見ると、該当いてしたのは白滝村・白鳥町(岐阜・香川の両方)・白水村。白沢村(福島・群馬)・白浜町(千葉)・白根市・白根町・白州町・白峰村・白山町は該当しませんでした。こちらでは惜しかったのは白根市。越後交通線(「大合併」が始まる直前の平成11年4月に廃止)に「白根」駅があったのですが、白根市にはなく味方村域にあり、白根市域はかすってもいませんでした(現在はいずれも新潟市南区内…[80240],関連HP)。

…ところで、新たな地名コレクションとして「かいと」シリーズが発足しました([82985]オーナー グリグリさん)。早速hmtさんから反応が出ていますが、私にもなかなか興味をそそるものがありますので、いずれ記事を書き込むこともあるかもしれません…。
[82975] 2013年 3月 14日(木)23:38:04伊豆之国 さん
White City
今日は「白色の日」(もう残り時間が少なくなりましたが)。そこで、「白」の付く市にちなんだクイズを。

「白」の付く市は、つい最近まで4市でしたが、白岡市・大網白里市が相次いで誕生し、現在6市あります。その6市を、ある共通項により2つのグループに分けてみました。

「該当する市」白石市、白河市、白岡市、白井市
「該当しない市」大網白里市、白山市

…さて、この「共通項」とは何でしょうか?

▲いきなりヒントですが…。白川町も該当します。白川村は該当しません。
[82961] 2013年 3月 2日(土)20:47:07【2】伊豆之国 さん
時刻表「市代表駅」に異議あり!(延長戦~Borderline~)
[82924],[82931]と2回にわたって「時刻表の代表駅」についての考察をしてきましたが、やはりというか、皆様方からいろいろと反応が出てきましたのでこちらについての感想を書かせていただくことにします。

[82932]ペーロケさん
JRの西宮駅との対比で阪神の西宮駅を挙げられていますが、西宮北口には及ばないものの、阪神西宮駅より多い、阪神のあの駅をお忘れでは
あっ、あの「高校野球&猛虎隊の聖地」を失念していましたね…。その甲子園駅、'10年の乗降客数は52,575人と、阪神・JRのいずれの西宮駅を上回っていますが、阪急西宮北口駅には遠く及びません。「北口」というのが若干引っかかるのですが、ペーロケさんのおっしゃるとおり、西宮市の代表駅はやはり西宮北口駅がもっともふさわしい、ということになるのでしょうか…。

松山 7,238 松山市 27,175
私は、松山市は過去2度訪れており、確かに市街地の西の外れにあるJR松山駅よりも、市街の中心部にあり松山城にも近い伊予鉄松山市駅のほうがはっきり栄えていると思ってはいたのですが、JRの特急も多数発着する県都のターミナル駅が地方私鉄のターミナル駅にこんなに大差をつけられているとは予想外でした。地元ゆかりの方なので先刻ご承知でしょうが、「坊っちゃん」の時代の「松山駅」は現在の松山市駅であり(現在の伊予鉄関係のルートの変遷は複雑なのでここでは取り上げませんが)、国鉄予讃線が松山まで延びたのは昭和に入ってから、全国の県庁所在地では(那覇市を除き)最後。用地の関係から松山駅が今の位置になったのは致し方なく、私が訪れたときも「場末」といったイメージでした。地方私鉄とはいえ、松山市駅には各線の電車が日中15分間隔で運行され、デパートも入り、駅前の電停からは路面電車が頻繁に発着するといった状況が、同じく路面電車が駅前に入っているものの、立地条件で不利なJRに大差をつけているということなのでしょうか。[82931]では、神戸や奈良について「先輩」駅の「歴史の重み」を無視できない、と書いたのですが、松山の場合はこれらとは逆に「私鉄のほうが早くできた」ということを重く見るべきか、またまた「悩ましい市」が増えた、ということになりそうです…。

[82935] k_itoさん
岡崎市の中心駅についての件、さすが地元住民らしい鋭い考察をいただき、ありがとうございました。

[82944] オーナー グリグリ さん
翻って我が居住地佐倉市はどうなんだろうと考えてみました
佐倉市の「本当の代表駅」選びも相当悩ましい、ということらしいですが、近隣の市についてもかなり悩ましいものがいくつかありそうです…。これらの市について、以下に調べてみました(★印は乗降客数)。

市名時刻表の代表駅乗車客数その他の候補駅乗車客数備考
成田成田14,298('11)京成成田34,583★('11)成田空港(JR)5,061('11)
〃(京成)10,051('09)
八千代八千代中央10,487('10)八千代台47,259★('11)
京成大和田12,088★('11)
勝田台51,793★('11)東葉勝田台:15,591('10)
習志野津田沼101,327('11)京成津田沼93,502★('11)京成52,619+新京成40,883
流山流山1,422('10)南流山57,235('11)JR27,958+TX29,277
流山おおたかの森(東武)47,723★('11)
〃(TX)29,056('11)
江戸川台24,655★('11)
運河22,981★('11)
鎌ケ谷鎌ケ谷21,932★('11)新鎌ケ谷96,182★('11)東武・北総・新京成の合計
鎌ケ谷大仏14,408★('11)

成田市は、時刻表の代表駅は一貫して国鉄~JRの成田駅だったと記憶していますが、国鉄各線が未電化だった昭和40年代前半までは、京成のほうが圧倒的に優勢だったと思われます。その後、電化された国鉄の利便性向上により次第に差を詰め、現在ではなおも僅差で京成がリードを保っているものの、JR成田を代表駅として全く違和感はないと思われます。八千代市は、東葉高速線が開通する以前は京成大和田駅が代表駅でしたが、現在の代表駅である八千代中央駅とともに利用客数で見劣りが大きく(八千代中央は同じ東葉の八千代緑が丘より少ない)いずれも「不適切な代表駅」で、「真の代表駅」争いは八千代台と勝田台の一騎打ちになりそうです。以前は八千代台がダントツだったと思われますが、団地住民の高齢化が進んで近年は漸減傾向にあり、勝田台が東葉勝田台と合わせると乗降客の合計レベルでは8万人に達して市内首位に立っています。しかし、勝田台駅は佐倉市との境界線上にありぎりぎりで八千代市であることを考えると(八千代台駅も千葉市との境界線まで遠くないのですが)、市名を含んでいる八千代台のほうがより適切なような気がします。習志野市は、時刻表の代表駅であるJR津田沼駅が船橋市との境界線上にあり栄えているのがその船橋市側であることが引っかかったのですが([80191])、市役所の最寄り駅である京成津田沼駅に乗降客数でもダブルスコア以上の差をつけているので、現状どおりで問題なさそうです。流山市には、二昔あまり前に社用で訪れたことがあるのですが、駅前のあまりの寂しさに「本当に人口13万(当時)を数える市の中心なのか」と驚いたことがあります。流山駅周辺の「旧市街」の中心近くには、新撰組・近藤勇の陣屋跡や俳人・小林一茶ゆかりの史跡もあり、江戸川の水運で栄えた「夢の跡」を偲ばせているのですが、明治になって現在の常磐線のルートから外れたことで繁栄から取り残されたのでしょう。現在では2-3両編成の電車が1時間に3-4本発着するローカル私鉄の終着駅に過ぎない流山駅は、駅名と「市役所に近い」というだけで、いまや[82924] で取り上げた橿原市の畝傍駅と同様かそれ以上に「不適切な代表駅」になっており、代表駅争いは、TXの開業によりその沿線の発展が著しく、そのTXが武蔵野線と交わる南流山と、同じく東武野田線との乗換駅で駅前にスーパーなどが進出して飛躍が著しい「おおたかの森」の両者の、こちらも一騎打ちでしょうか。鎌ケ谷市は、北総線の開業以降交通の要衝となった新鎌ケ谷駅の発展が著しく、乗降客数は3社合計で鎌ケ谷駅の4倍に達し、市役所の最寄り駅も新鎌ケ谷駅で、鎌ケ谷駅に代わって実質中心駅になっていると思うのですが、この市ゆかりのBANDALGOMさんはどうお考えなのでしょうか? 市川市[82931]については、本八幡駅のほうが駅前の繁栄度で勝っているようで、市役所の最寄り駅もこちらであり、都営新宿線と、同線と北口でつながる京成八幡駅を足し合わせると市川駅を大きく上回りますが、JR駅の利用者数で僅差で上回り快速停車駅でもある市川駅が辛くも逃げ切り、となるのでしょうか。

加賀市の加賀温泉駅なども、地元民の感覚では、大聖寺駅から加賀温泉駅になるなんて考えられないのではないでしょうか
市の代表駅をどういう目的で設定するのかによって違ってくると思います。時刻表に表示される視点からは、市民向けというよりは訪問者向けと思われますので、大聖寺駅よりは加賀温泉駅の方が相応しいといえるかもしれません
これはまさに仰せのとおりです。加賀温泉駅は私も過去に2度利用したことがあるのですが、駅前には土産物屋が数軒店を構えているだけで、一歩出ると田園地帯の真っ只中になり、駅を降りた観光客が駅前広場に居並ぶ旅館の送迎バスに直行、といった「観光客専用」で、しかも「政治決着」でローカル駅の大改造という形で事実上「新装開店」したような駅
加賀温泉駅とは、喧嘩両成敗といった駅だそうで。
特急停車駅として片山津温泉等を擁する動橋駅と山代温泉等を擁する大聖寺駅が激烈な
誘致合戦を行い、折衷案として間にある「もと信号場でなにもない」作見駅を停車駅に
してそこから各温泉地へバス連絡させるということになってしまったと。
([2188]たけもとさん)が、いくら乗降客数や「駅の格」で上回っているとはいっても、大聖寺藩の城下町として繁栄してきた市街の中心駅を差し置いて「加賀市の代表駅」としてよいものか、と引っかかるものがあったからです。→映像(この中で「停車駅争いと加賀温泉駅の新装開店」の経緯も出てきます…[79599])。「観光客相手か、地元住民(あるいはビジネス客)相手か」といった視点の違いからは、加賀市の他、[65342]で「今市」納得できない、と書いた日光とか、新幹線が絡む那須塩原など。その他、やはり新幹線と合併絡みの山口([82932])や、合併で市役所が「隣町に引越し」した笠間…。県庁所在地といえば、以前話題になったことがある大津も相当悩ましい。「代表駅はどれか」ということが一概には決められないような市がまだまだ出てくるような気がします。

…ここまで「市の代表駅の基準はどこにあるのか」ということを3回にわたって書き込んできたのですが、今回はこのシリーズの締めくくりとして、「本家」の私鉄駅がJRを圧倒している、松山市(&東京都葛飾区)にゆかりの?歌手([81769])の初期のヒットナンバーをタイトルの副題に入れました…。

【1】加賀温泉駅に関する記事と映像を追記
【2】「悩ましい市」の例を追記
[82931] 2013年 2月 24日(日)22:22:12【1】伊豆之国 さん
時刻表「市代表駅」に異議あり!(その2)
前回[82924]のに引き続き、「時刻表の『市の代表駅』についての大疑問」ですが、今回は[82924]の最後に書き込んでいた「悩ましい市」についていろいろ考察してみることにします。

[82924]で書いたとおり、私としては「市の代表駅」を決めるに当たっては、駅名の他に重視する要素として「乗降客数」「駅の格」「駅周辺の繁栄度」の「三大指標」を基準に選定し、時刻表の代表駅の選定が果たして適切かどうかを見てきたのですが、中には前記の「駅名&三大指標」だけでは単純には決められず、かなり悩ましい市も結構ありそうなのです。ここではまず[77750]
「代表駅」といえば、神戸(神戸or三ノ宮‥[67724]むっくんさん)、さいたま(浦和or大宮)、奈良(JR奈良or近鉄奈良)も「本当の代表駅」選びに頭を悩ませそう
と書いた、この3市を調べてみることにします(乗車客数欄の★印は乗降客数。JR駅には乗り入れる他の鉄道の分は含まず)。

市名時刻表の代表駅路線名乗車客数変更候補駅路線名乗車客数
さいたま浦和東北本線78,807('11)大宮東北本線235,744('11)
神戸神戸東海道本線67,562('11)三ノ宮東海道本線117,800('11)
奈良奈良関西本線18,161('11)近鉄奈良近鉄奈良線67,761★('10)

この表から見ると、さいたま市については大宮が浦和の約3倍。大宮駅には東武野田線・ニューシャトルも乗り入れているのに対し、浦和駅にはJRしかないので、その差はさらに開くことになります。駅の「格」でも、新幹線の主要駅である大宮に対し、浦和はかつては「汽車」もろくに停まらず、現在でも「湘南新宿ライン」がホームがないため素通りを余儀なくされ(来月のダイヤ改正でホームができるそうです)、こちらでも天と地ほどの差があります。しかし、浦和は県庁の最寄り駅であり、さいたま市の市役所も浦和にあり、駅前の繁栄度でも決定的な大差ではないような気がします。市制施行も、浦和は「県庁所在地の中で最後」とはいえ、大宮より6年も「先輩」であり、今すぐにさいたま市の代表駅を大宮駅に変えてよいのか、ちょっと躊躇したくもなります。
神戸と奈良は、共に時刻表の代表駅より「実質中心駅」のほうが約2倍。神戸については、むっくんさんが[67724]でおっしゃる通り
現在の市代表駅は神戸駅。しかし私個人としては明らかに三ノ宮駅の方が適切に思えるのです
新快速が出来た当初は三ノ宮駅のみ停車で神戸駅は通過、寝台特急もどちらか片方に止まるとなると三ノ宮駅が選択されるのが常でした。H19年度の乗車人数でもJR三ノ宮駅(119,392人)の方がJR神戸駅(71,855人)を大幅に上回ります
(中略)
神戸駅を中心駅とする意図が全く分かりません
まさかして、“神戸”駅、と市名と同じ“神戸”の文字を使っているからだったりして
ということで、神戸駅が優位に立つのは駅名ぐらいとなるのでしょうが、神戸駅はかつての官設東海道線の終点としての歴史の重みは無視できないところでしょう。奈良についても、近鉄奈良駅のほうが中心市街にも主な神社仏閣にもずっと近く、市街地のはずれにあって通勤通学客の利用が中心と思われるJR奈良駅に近鉄奈良駅の半分程度の乗客があるというのは、予想以上の健闘と感じたくらいですが、こちらも駅の開業と駅をめぐる当時の鉄道会社の思惑が絡み合い、現在の関西本線などの前身である関西鉄道は、現在のJR奈良駅への乗り入れがなかなかできず、苦肉の策として「大佛線」(線路跡探訪)を建設してようやく奈良駅乗り入れを果たしたという「苦難」の歴史があり、昭和初期に建てられた寺院風建築の2代目の駅舎は、つい最近まで現役でした(現在は移築保存)。

「大仏」といえば、鎌倉市。その「鎌倉市の中心駅(代表駅)は?」と聞かれたら、まず百人が百人「鎌倉駅に決まってる」と答えるでしょう。時刻表の代表駅も、当然ながら鎌倉駅です。しかし、鎌倉市内で最も利用者が多い駅は鎌倉駅ではなく大船駅です。JR東日本の平成23年度の乗車客数を見ると、鎌倉駅の40,041人に対し、大船駅は93,397人と2.3倍以上です。駅の格でも、大船駅には特急「踊り子」のほか、始発の成田EXも運行されているのに対し、鎌倉駅のある(線路の戸籍上の)横須賀線には普段は優等列車が走らず、駅前の繁栄度でも、確かに鎌倉駅周辺は平日でも観光客でごった返してはいますが、大船駅周辺にも賑やかな商店街があります。しかし、だからといって、横浜市との境界線上にありぎりぎりで住所が鎌倉市の大船駅を、「三大重要指標」で鎌倉駅を圧倒しているからといって「鎌倉市の代表駅」とするのは、いくらなんでも無理筋でしょう。鎌倉市ほど極端ではないにしろ、「主要三要素」以外の特別な事情が絡んでいたり、それ以外でも代表駅に疑問があったり選定基準が曖昧で論議を呼びそうな市について、下記にいくつか取り上げてみることにします。この表の中で、乗車客数の後に年度がないものはJRの平成23(2011)年度の数値を示し、駅名の後に○印をつけたのは、私が「代表駅として最もふさわしいのではないか」と思っている駅を示し、◎印は代表駅を変更すべきものを示します。「?」のついたものは、最有力候補駅としたものの、判断保留とした市です。

市名時刻表の代表駅乗車客数その他の候補駅乗車客数備考
堺東○59,343('11)33,429('11)
堺市11,763
相模原相模原27,858橋本?60,241
相模大野45,381('08)
那須塩原黒磯2,364那須塩原◎4,586
日光今市1,163日光815
東武日光◎2,593★('11)3,179★('10)
下今市2,442★('11)
市川市川○58,331本八幡56,644
浦安新浦安○53,655舞浜63,898
浦安73,021★('11)
印西木下2,206印西牧の原◎11,342★('08)
稲城稲城長沼6,577稲城◎10,066('08)
加賀大聖寺942('10)加賀温泉?1,952('10)
岡崎岡崎?16,415('10)東岡崎18,024('09)
鈴鹿鈴鹿市3,000★('10)鈴鹿220('10)
白子◎13,825★('10)
西宮西宮(JR)19,483西宮(阪神)40,068★('10)
西宮北口?96,066★('10)
大和高田高田2,552('10)高田市8,388★('10)
大和高田◎16,810★('10)
鹿児島鹿児島中央○20,037鹿児島1,655('10)

こうしてみると、代表駅を変更したほうがよさそうな市や、どれにしたらよいのか絞りきれない市が予想以上に多いような気がします。相模原市の代表駅としている横浜線相模原駅は、市役所に近く駅前もそこそこに繁栄してはいますが、駅の北側を広大な米軍基地が占めていることもあり、繁栄度でも駅の格でも橋本駅や相模大野駅の後塵を拝し、「不適切な代表駅」になっていると思われます。那須塩原市は、新幹線の開業以降それまでの地域の中心駅であった黒磯駅とすっかり入れ替わり、名実共に市の代表駅としてふさわしくなっていると思われます。昭和天皇もご贔屓にしていた黒磯駅の名物駅弁「九尾の釜飯」もすでに消えているそうです。東武日光駅の注記は、平成23年は震災の影響で観光客の利用が激減したことを示すものです。印西と稲城は、私鉄の開業によりニュータウンにできた新駅が在来の市街地にあったJR駅を逆転した例でしょう。逆に、岡崎市の代表駅は、いったん市街地の中心に近い名鉄東岡崎駅に変更されながら結局元に戻ったものですが、中京地域におけるJRの躍進と名鉄の衰退を如実に現したものでしょうか。鹿児島市の代表駅を新幹線開通に合わせて西鹿児島改め鹿児島中央駅に変更したのは妥当な措置で、むしろ遅すぎたくらいです。浦安市については、市内最多である「鼠の楽園」の最寄り駅の性格を考慮し、利用客数ではやや劣るものの、従来の市街の中心だった浦安駅と入れ替わって実質中心駅となた新浦安駅を、時刻表のとおり市の代表駅としてよいでしょう([82926]白桃さん)。
ところで、東京都の代表駅が東京駅と新宿駅の「二本立て」になっているようですが、私はこれについて、東京駅は「23区全体を一つの市とみなした場合の中心駅」、都庁の最寄り駅である新宿駅は「東京都全体(多摩・島嶼を含め)の代表駅」とみなしたらどうか、と考えています。これは、先に「代表駅選びが悩ましい」としたさいたま市について、もしかしたら大宮駅を「さいたま市の実質中心駅」、浦和駅を「埼玉県全体の代表駅」というようにして応用できるかもしれません。
[82924] 2013年 2月 23日(土)19:40:38【3】伊豆之国 さん
時刻表「市代表駅」に異議あり!(その1)
[82904]菊人形さんの書き込み以来、落書き帳でちょっとした話題になってきている「代表駅」ネタですが、自称「鉄道マニアの端くれ」を名乗るこの私も、以前にこの手の話題を書き込んでいたことがありますので([67713],[67775],[77750])今回もこの「列車」に乗らせていただきます。

私が[67713]で書き込んでいた通り、JTBの時刻表の巻頭の地図に出ている◎印「市の代表駅」の選定には、疑問符がつくものが結構多く、中には素人が見てもはっきり「これはおかしい」と思えるものさえいくつかあるような気がします。「市名と代表駅の関係」については、デスクトップ鉄さんの渾身の力作があり、市名と代表駅との関係について興味深い話が読み取れます。私は、デスクトップ鉄さんのように「表」を作っているわけではありませんので、主観が混じってくる箇所があるのは承知願いますが、ここでは「この市の代表駅にはどの駅がふさわしいか」という観点から、この話を進めて行きたいと思います。

私が「市の代表駅」を決めるに当たって、まず第一に(a)「その市内にあること」、そして(b)「市名と同一駅名、又は(同一駅名がない場合)準ずる駅名(「○○市」「旧国名+市名」等)」を「大原則」とします。次に、前記(b)にあてはまる駅名がなかったり、あっても次項で挙げる各条件においていずれも市内の他の駅に大きく後れを取るなど、市の代表駅(あるいは玄関となる駅)として著しくふさわしくない場合については、[67713],[80191]でも取り上げた、(c)駅の乗降客数、(d)駅の「格」(特急停車駅、中心ターミナル駅など)、(e)駅周辺の繁栄度(最近では特に地方都市では市街地の空洞化が目立ってきてはいますが…)の各指標を「主要三要素」としてこれを基に選ぶのがよいかと思っています。なお、JTBの時刻表が妙にこだわっている「市役所の最寄り駅」は、私はほとんど重視していません。ただ、人口規模に大差のない市町村の合併による新設市などで、前記の「三大要素」のいずれにも決定的な差が見られない場合に限り、市役所に最も近い駅を代表駅として扱うのがよいかと思っています。また、市内に鉄道が走っているにもかかわらず、市の代表駅がバス停になっていたり、表示そのものがない例が見受けられますが([67755]ぺとぺとさん)、これについても原則として鉄道駅優先とし、鉄道駅が市域の外れにあって市の玄関としての役割も全く果たしていない場合(尾花沢・大田原など…[67775])に限り、代表駅表示をしないほうがよいと思われます。

今回は、まず上記(a)~(e)で挙げた条件を満たせず、明白に「市の代表駅」として不適切であるものについて例示することとします。
(a)「時刻表の代表駅がその市内にない」市には、志木・四條畷([67713])・射水([67775])の各市があります。志木市([68314]MasAkaさん)と四條畷市([68317]makiさん)については、それぞれ市内唯一の駅である柳瀬川・忍ヶ丘に当然変更すべきです(志木市については、同じ東上線にあるふじみ野市(ふじみ野駅はふじみ野市になくて富士見市にあり、ふじみ野市の代表駅は市内唯一の駅である上福岡駅)との整合性も取れていません)。射水市の代表駅については、どれにすればよいのか悩ましいところですが([67775])…。なお、以前には柳川市も「仲間」でした(現在の代表駅・西鉄柳川駅は旧三橋町。昭和62年の旧国鉄佐賀線廃線までは、その佐賀線にあった筑後柳河駅(こちらも旧三橋町)が代表駅だったと記憶しています)が、8年前の合併によりめでたく柳川市内になっています。

次に、時刻表の代表駅が市内の他の駅に比べて明らかに見劣りし、代表駅を変更するのが当然と見られるケースです。ここでは、[67713], [65342]で取り上げた四日市・横須賀と、やはり[67713]で取り上げ、[82912]でhmtさんも言及されている橿原の各市を見てみます。なお、「乗車客数」の欄の★印は、乗降客の数値です。乗車客数は単純にその半分と見てよいでしょう。

市名時刻表の代表駅路線名乗車客数代表駅として適切な駅路線名乗車客数備考
横須賀横須賀横須賀線5,710(’11)横須賀中央京急本線34,974(’08)
四日市四日市関西本線2,266(’10)近鉄四日市近鉄名古屋線20,633(’10)
橿原畝傍桜井線448(‘10)大和八木近鉄大阪線・橿原線37,335★(’10)(注)
(注)大和八木駅の乗降客数には八木西口駅([74479]hmtさん)を含む。橿原神宮前駅は19,660人★('10)

ご覧のとおり、横須賀は横須賀中央の約6分の1、四日市は近鉄四日市の1割強。駅前の繁栄度でも雲泥の差があります。畝傍にいたっては、大和八木のわずか40分の1と全くお話にもなりません。これらの市の代表駅がなぜそうなっているか、到底理解できません。四日市については、一応JRの特急「南紀」が停車していますが、有料特急の運行本数でも近鉄には足元にも及びません。橿原市内の現在の近鉄のルートの変遷は複雑ですのでここでは割愛しますが、かつては皇族方の利用のために貴賓室も備えていた畝傍駅は、大正後期から昭和初期にかけて現在の近鉄橿原線・南大阪線の相次ぐ開業により橿原神宮・神武天皇陵への最寄り駅としての地位を失って以来、衰退の一途をたどり、橿原市街の中心近くに位置しているにもかかわらず、現在では寂しい無人駅となって久しくなっています。

♯以前から時刻表の「代表駅」にはいくつか疑問を抱き、「この市の代表駅はおかしいんじゃないか?」と、巻頭の地図に◎を付け直す「落書き」をしたことがありました。…と、ここまでいろいろ書いてきましたが、中にはこうした要素だけでは代表駅を一方的には決められず、かなり悩ましいものも結構ありそうです。こちらについては次回で。
[82839] 2013年 2月 2日(土)18:25:48【2】伊豆之国 さん
第三十六回十番勝負を振り返って(後編)~田子の浦に打ち出でて見れば~
前編([82806])からだいぶ間が開きましたが、今日は感想文の後編を書くことにします。[82806]の最後のほうで書いたように、今回は問題ごとの難易度が両極端に分かれ、頭を捻っても共通項が浮かんでこないものが多く、最近ではなかった苦闘を強いられることになりました…。

問五:横手市
この「難題5問」の中で、割とあっさりと共通項が見つかったのがこの問五でした。お題とメダルの計8市を見ると、どうも「人口が大幅に減った」市ではないかと推測でき、そこでランキングデータから当たって減少率・減少数と比較年度とをいろいろ組み合わせて見ているうちに、「2000年から2010年の間の人口減少数」で見ると、1万人以上減った市がちょうど想定解数と同じ33市、そして尾道市が「次点」とぴったり! 1回正答県の中から探し、「かまくら」と「焼きそば」の横手市に。

問一:伊万里市
問五を答えてからその後丸5日間は全く手が進まず、次にようやく共通項を見つけたのがこの問一でした。[82616]
誰かさんの呟きから、思いもよらぬ共通項が浮かんで
これは、[82554]BEANさんの
蕨市と碧南市の2012.10.1推計人口が同数であることがわかったのですが、問一のヒントになってしまうでしょうか?
から、ふと市の人口ランキング最新データを見ると、確かに蕨と碧南の人口が全く同じ71,389人、全国ランキングは同率の371位。そしてそれまで出てきた市を見ると、何とそのランキングの1の桁がいずれも「1」。まさに初心者が思いつきそうな共通項([82569]おがちゃんさん)だったとは…。こちらも1回正答県から、世界に誇る焼き物の町・伊万里市を。

結局、ノーヒントでわかったのはここまで7問。何とかペースだけはいつも通りにはなりましたが…。

問十:伊豆の国市
ヒントが出てまずわかったのがこの問十でした。お題に「み」で始まる市が並んでいましたが、数が合わないので「迷彩」であることは簡単に気づいたものの、共通項はさっぱり浮かばないまま。ヒント待ちとなって、アナグラムを解くと「問題が問題」。ここではっと出てきたのが、「過去に似たような問題があったな」ということ。第12回の問十「問一~問九のお題になっている市」。そして今回を見渡すと、「入門編のお題になっている市」。想定解数が50でなく47市なのは、大網白里市が3問、さいたま市が2問で重複しているから…。問Kのお題にあった伊豆の国市に。問二で答えた下田市と共に、いずれも3回目の正答に。これで伊豆地方6市中5市が3回正答となり、三島市が2回正答で残ることになりました。

問八:富士市
第一ヒントは「カードが必要」と解けましたが、何のことかわからず、「またも『鬼門』の高速道路系?」([82672])と、例によって地図をあれこれ動かしましたもののここでまたも行き詰まり。そして第二ヒントから「特殊な出入り」。そこから以前にも話題になっていた「スマートIC」ではないかと推測することに。ここでwikiの[このページ]と照らし合わせることに。wikiのほうで宮若市が抜けていた([82761] おがちゃんさん)ので、これはおそらくwiki編者の見落としだろう、と勝手に判断し、地図と照らし合わせ、富士川スマートICがある富士市に。
ところで、その富士市を答えた[82672]
あっていれば、鐘を乱打ですか?(前にもこんなことを書いたっけ?)
これは、第31回の問四で答えた四日市市と同様([78445])、この富士市を通る岳南鉄道に今も残る、その筋の「オタク」仲間では知る人ぞ知る「録音名所」、今では貴重な踏切の電動ベルの響き([76154],[76120]inakanomozartさん)に掛けたものでした。この岳南鉄道、収入のかなりのウェートを占めていた製紙工場からの貨物輸送が昨年春に中止になったため、存廃の危機に立たされており、地元でも存続に向けた必死の支援策が進められているようです。

問九:小松市
こちらは問八と同時解答でした。問八と同様、第一ヒントは「回数問題」とすぐ解け、「合併回数」関係ではないかとは読めたものの、新設合併している静岡市が思考回路を遮り、「何回まで?」と絞りきれませんでした。結局こちらも第二ヒントから「市制・新設合併後に編入合併を2度行っている」と理解でき、「市の変遷」から調べて、これまた1回正答の石川県から、小松市を。初参加から今回でちょうど20回目の十番勝負、「福」で始まり最後は「富士」に「松」、おめでたい字が入った市で締めくくることとなりました。

♯今回の十番勝負では、「1回正答県」を6県減らし、中部以東から1回正答県が消え、残る1回正答県は和歌山・鳥取・岡山・高知・大分の5県となりました。
[82806] 2013年 1月 26日(土)23:52:05【1】伊豆之国 さん
第三十六回十番勝負を振り返って(前編)~信じていればきっと伝わる~
今回もいつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。

問四:福岡市
お題の市から「島へ渡る橋」だと見当をつけ、いろいろ地図を見渡して調べ、1回正答の県から「金印」の志賀島の福岡市に。地図を見ると海ノ中道とを結ぶ橋の下が海面の表示になっていたので確信していました。ところで、この問の共通項としてはまず「人工ではない、海上にある島へ渡る橋がある市」だろうと考え、藤沢市がOKなのは「江ノ島は橋の下の砂浜が満潮時に海中に沈む」、一方で木更津は「海ほたる」、大村は「長崎空港」がそれぞれ人造の島だからNGなのだろう、と漠然と考えていたのですが、終了後になってから、自ら答えた福岡市の志賀島を含め、次から次へと疑問・曖昧な点や「こちらも該当するのではないか」といった声が次々と出てきて、これは出題者の思惑をもはるかに超えた奥深い設問だったことに今になって感心したのでした(解説記事)。

問六:鴻巣市(銅メダル!!)
お題の市のつながりから一本の道筋が浮かび上がり、「中山道」だろうと見当が付きました。埼玉県から、中山道7番目の宿場、人形の町・鴻巣市を。前回の問八に続き、2大会連続のメダル獲得となりました。後になって気づいたのですが、
出題がJISコード順になっていない意味が...
([82526]デスクトップ鉄さん)
こちらもちょっとしたヒントになっていたかもしれませんね…。それにしても、前回の東海道に続いて今度は中山道が出るとは…。そして中山道は東海道よりも距離もずっと長く宿場の数だけでも16も多いのに、通っている市は、宿場がない市も含めて東海道と同じ35市とは、意外に少ないものですねぇ…。
この問については、[82767]で考察文を書き込んでいます。

問七:気仙沼市
それまで出てきた市の顔ぶれから、「県内で最も東にある市」と見当が付きましたが、それが「市役所の位置」か「市域の東端」か、地図から見比べて「市域の東端」のほうだと推測できました。こちらも1回正答県から、先の震災の爪痕がいまだ深く残る、宮城県最東端の気仙沼市を。宮城県の市を答えたのは、第19回の仙台市以来、17大会ぶりでした。ところでこの問七、以前にも類題が出て話題になりましたが、「島」の存在を見落としがちで、「島」が影響を与える県がいくつかあるのも見逃せないところです。静岡県の場合、市役所の位置と「本土」での最東端はいずれも伊東市ですが、県全体で最東端にある市域は「初島」がある熱海市ということになります。(地図…だからあえて私は「ご当地」で「冒険」をしなかった…)

問三:宮古島市
お題の旭川には「あさひ」、宇和島には「わじま」、そして南島原市に隠れているのは島原市ではなく「みしま」…答えが進んで行くうちに「読み仮名で3文字の市の読みが隠れている」と気づくことに。震災の被災地・宮古市が隠れている、朝の連続TVドラマの舞台・宮古島市を。沖縄の市を答えたのは、実に初参加の第17回で答えた那覇市以来、19大会ぶりでした。

問二:下田市
どこでどう共通項にたどり着いたのか自分でもよくわからないのですが、とにかく「元日に誕生した市」ということ、市制施行日(「リニューアル」を含め)ではなくて「市域で最初に発足した市の誕生日が元日」だということが「雑学」の「市制施行日…」のデータを並び替えて行くうちにわかることに。「ご当地」から、昭和46年の元日に誕生した下田市を。

…ここまでの5問は、初日に第一回採点の前までにわかった問題です。第一回採点前にこれだけ解けたのは自分でも記憶になかったことでしたが、今回は[82540]でも書いたように問題ごとの難易度が両極端に分かれ、残る5問はメダルさえなかなか決まらぬ難問揃い、苦闘を強いられることになりました。こちらは次回で。

♯今回の副題は、宮古島が舞台の朝の連続TVドラマの主題歌より。
[82767] 2013年 1月 20日(日)15:22:49【1】伊豆之国 さん
木曽路はすべて山の中
今回の十番勝負・問六の共通項は、「(旧)中山道が通る市」でした。そこで、今日は前回の問三「東海道」編([81786])に続き、今回は「中山道と鉄道の関係」について書いてみようと思います。中山道六十九次の宿場と、現在の自治体名、対応する鉄道駅の対比を下記の表にまとめてみました。なお、江戸時代の宿場の地名表記については、複数の書き方が見られるものも多いので、現在と異なる表記が一般的だったものを除き、原則として現在の表記に合わせることとします。

番号宿場現在の自治体名対応する鉄道駅路線名備考
(江戸・日本橋)東京都中央区日本橋東京メトロ銀座線
1板橋〃 板橋区板橋埼京線板橋駅は住所は板橋区だが北区・豊島区との境界線上にあり、宿場の中心は都営三田線板橋区役所前駅付近
2埼玉県蕨市東北本線
3浦和〃 さいたま市浦和区浦和
4大宮〃 〃 大宮区大宮
5上尾〃 上尾市上尾高崎線
6桶川〃 桶川市桶川
7鴻巣〃 鴻巣市鴻巣
8熊谷〃 熊谷市熊谷
9深谷〃 深谷市深谷
10本庄〃 本庄市本庄
11新町群馬県高崎市新町
12倉賀野〃 〃倉賀野
13高崎〃 〃高崎
14板鼻〃 安中市なし
15安中〃 〃安中信越本線
16松井田〃 〃松井田
17坂本〃 〃なし横川駅より約3km
18軽井沢長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢長野(北陸)新幹線
19沓掛〃 〃 〃中軽井沢しなの鉄道中軽井沢駅は昭和31年まで「沓掛」駅
20追分〃 〃 〃信濃追分
21小田井〃 〃 御代田町なし御代田駅より約3km
22岩村田〃 佐久市岩村田小海線
23塩名田〃 〃なし
24八幡〃 〃なし
25望月〃 〃なし
26芦田〃 北佐久郡立科町なし
27長久保〃 小県郡長和町なし
28和田〃 〃 〃なし
29下諏訪〃 諏訪郡下諏訪町下諏訪中央本線
30塩尻〃 塩尻市塩尻
31洗馬〃 〃洗馬
32本山〃 〃なし日出塩駅より約1.5km
33贄川〃 〃贄川中央本線
34奈良井〃 〃奈良井
35藪原〃 木曽郡木祖村藪原
36宮ノ越〃 〃 木曽町宮ノ越
37福島〃 〃 〃木曽福島
38上松〃 〃 上松町上松
39須原〃 〃 大桑村須原
40野尻〃 〃 〃野尻
41三留野〃 〃 南木曽町南木曽南木曽駅は昭和43年まで「三留野」駅
42妻籠〃 〃 〃なし
43馬籠岐阜県中津川市なし
44落合〃 〃落合川中央本線
45中津川〃 〃中津川
46大井〃 恵那市恵那恵那駅は昭和38年まで「大井」駅
47大湫〃 瑞浪市なし
48細久手〃 〃なし
49御嵩〃 可児郡御嵩町御嵩名鉄広見線
50伏見〃 〃 〃明智明智駅は昭和57年まで「伏見口」駅。駅は隣の可児市にあり、宿場の中心までは約0.8km
51太田〃 美濃加茂市美濃太田高山本線
52鵜沼〃 各務原市鵜沼名鉄各務原線「鵜沼宿」駅
53加納〃 岐阜市加納名鉄本線JR岐阜駅のすぐ南側一帯。岐阜駅は「加納」地域にあったとされる( [79395] Issieさん)
54河渡〃 〃なし西岐阜駅より約2.5km。昭和39年まで長良川の対岸の西鏡島駅まで名鉄鏡島線(路面電車)が通っていた
55美江寺〃 瑞穂市美江寺樽見鉄道
56赤坂〃 大垣市美濃赤坂東海道本線(赤坂支線)
57垂井〃 不破郡垂井町垂井東海道本線
58関ケ原〃 〃 関ケ原町関ケ原
59今須〃 〃 〃なし
60柏原滋賀県米原市柏原東海道本線
61醒ヶ井〃 〃醒ヶ井
62番場〃 〃なし米原駅より約3km
63鳥居本〃 彦根市鳥居本近江鉄道本線
64高宮〃 〃高宮
65愛知川〃 愛知郡愛荘町愛知川
66武佐〃 近江八幡市武佐近江鉄道八日市線
67守山〃 守山市守山東海道本線
68草津〃 草津市草津東海道と重複
69大津〃 大津市大津
(京・三条大橋)京都府京都市東山区・中京区三条京阪本線

この表を見てわかるとおり、現在の鉄道の幹線ルートと大きく異なっていることがはっきりとわかります。埼玉県内を中心に高崎線が、木曽谷とその前後で中央本線が並行して走っている以外、長い区間を併走する鉄道路線がなく、鉄道のルートと大きく離れている区間が多くなっています。特に御代田(小田井)~下諏訪間では、途中岩村田で小海線と交差している以外、鉄道とは全く無縁な区間になっています。明治になって、当初は東京~関西間の鉄道幹線ルートをいったん中山道廻りで建設すると決めながら、すぐに東海道廻りに変更されたのも、地形の険しさによる工事の困難さがもちろん最大要因でしょうが、仮に当初の計画通り「中山道本線」が全通したとしても、前述の御代田~下諏訪間では沿線人口も少ない上、山道の上り下りが多く、当時の鉄道技術では長いトンネルの掘削もできず、甲州街道に沿う現在の中央線が開通すると東京方面へは距離も所要時間もはるかに短い中央線ルートに利用客を奪われて閑散ローカル線に転落し、この区間が果たして今日まで存続できたかどうかさえ怪しいようにも思えます。
旧中山道の宿場で、現在の鉄道路線に対応する駅があるのは、69宿中53宿。また、宿場と同名あるいは宿場名を含む駅、表記は異なるものの同一とみなすことができる駅は、49宿となっています。
この(旧)中山道、鉄道だけでなく、現在の国道でも一本の路線になっていません。東海道では「七里の渡し」が陸路に変わったほか、部分的に新道に付け替えられた区間も多いものの、基本的には現在の国道1号にルートが受け継がれているのに対し、中山道の方は、大雑把に見ると次のような路線に分断されています。

東京~高崎国道17号
高崎~信濃追分国道18号
信濃追分~八幡長野県道9号・154号
八幡~下諏訪国道142号
下諏訪~塩尻国道20号
塩尻~釜戸国道19号
釜戸~御嵩岐阜県道65号現在の中山道は旧道が通らない土岐市内で国道19号から21号へ分岐
御嵩~米原国道21号
米原~草津国道8号
草津~京都国道1号東海道と重複

ところで、旧中山道が通っている市で、宿場がなかった市は、戸田・北本・藤岡・岡谷・可児・東近江・野洲・栗東の8市です。現在の「新・中山道」が通っているものの、旧道が通っていない市には、土岐市のほか、行田市もわずかの差で通過していないと思われます。
また、該当する町は、軽井沢・御代田・立科・長和・下諏訪・木曽・上松・南木曽・御嵩・坂祝・神戸・垂井・関ケ原・豊郷・愛荘の15町(このうち宿場があったのは、坂祝・神戸・豊郷を除く12町。神戸町はぎりぎりで通過、一方岐南町はわずかにかすっていないと思われます)。該当する村は、平成の大合併で減少しましたが、木祖村と大桑村の木曽路の2村が今なお残っています。
中山道が通っている自治体で、域内に最も宿場が多いのは、塩尻市で5宿。これに次ぐのは、安中市・佐久市の4宿、高崎市・中津川市・米原市と軽井沢町の3宿が続いています。
[82727] 2013年 1月 16日(水)21:28:35【1】伊豆之国 さん
丸い緑の山手線
今回の十番勝負、難問に苦闘しながらも何とか2大会ぶりに無誤答で完答。オーナーさんから「入門編にも挑戦を」とのアナウンスが出てきましたが、今更入門問題を、というのはちょっと気が引けるのでここはパス…。さすがに大半の問題は出題後すぐに共通項がわかりましたが、問Eだけは苦戦、第一ヒントが出るまでわかりませんでした…([82550]白桃さん)。この問E、想定解数の少なさと合わせて、「入門編」としては少々難度が高く、一般編に入れてもよかったような気がします…。

さて、今回のタイトル。「緑の山手線電車」が誕生して今年で50年。これを記念して、JR東日本では今日から車体を緑一色にラッピングした車両の運行を開始しました。この「緑の山手線」、実はそれ以前の一時期、「黄色い山手線」の時代があったそうです。昭和38(1963)年に緑に塗装が変わり、黄色い電車は中央・総武線の各駅停車に使用されるようになったとのことです。その後、JRになってからそれまでの鋼鉄製からステンレス製の車両に交代したときに、ステンレスのボディに緑のラインが入った現在の塗装に変わり、現在に至っています。

…「苗字」ネタのHPを見ていると、リンクされた記事に「能登の方言(と民俗・風習)」について詳細に記されたHPがありましたので、ここに紹介することにします。旧内浦町の商工会のHPに連載されていたコラムで、能登地方の方言研究家・馬場(ばんば)宏氏(平成17年逝去)による、昭和30-40年代の調査を基にまとめた記事がいろいろと書かれており、少し資料の年代は古いのですが、能登と加賀、さらにはその能登の中でも地域による違いなどにも触れられた記事も見られます。
[82672] 2013年 1月 12日(土)23:05:02伊豆之国 さん
十番勝負
問八:富士市
問九:小松市

問八はやっぱり「鬼門」の問題でした…
あっていれば、鐘を乱打ですか?(前にもこんなことを書いたっけ?)
[82649] 2013年 1月 12日(土)00:32:26伊豆之国 さん
十番勝負
問十:伊豆の国市

どこかで似たような問題を見た気が…。迷彩が見事!
残る2問、アナグラムの意味はわかったけれど何のことかいまいちわからない…
[82616] 2013年 1月 10日(木)23:16:31伊豆之国 さん
十番勝負
問一:伊万里市

誰かさんの呟きから、思いもよらぬ共通項が浮かんで…
後ろの3問は全く手掛かりが掴めず、ヒント待ちに…。
[82540] 2013年 1月 5日(土)22:41:09伊豆之国 さん
十番勝負
問五:横手市

今回は問題の難易度が両極端に分かれているようで…
[82506] 2013年 1月 4日(金)21:21:26伊豆之国 さん
十番勝負
問二:下田市
[82504] 2013年 1月 4日(金)21:03:24伊豆之国 さん
十番勝負
問三:宮古島市

沖縄の市を答えるのは初参加のとき以来…
[82498] 2013年 1月 4日(金)20:32:37伊豆之国 さん
十番勝負
問七:気仙沼市


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