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伊豆之国さんの記事が30件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[87064]2015年1月10日
伊豆之国
[87007]2015年1月6日
伊豆之国
[86988]2015年1月5日
伊豆之国
[86943]2015年1月4日
伊豆之国
[86896]2015年1月4日
伊豆之国
[86858]2015年1月3日
伊豆之国
[86857]2015年1月2日
伊豆之国
[86856]2015年1月1日
伊豆之国
[86850]2014年12月31日
伊豆之国
[86833]2014年12月27日
伊豆之国
[86818]2014年12月21日
伊豆之国
[86798]2014年12月16日
伊豆之国
[86771]2014年12月8日
伊豆之国
[86767]2014年12月7日
伊豆之国
[86749]2014年12月4日
伊豆之国
[86731]2014年11月26日
伊豆之国
[86713]2014年11月22日
伊豆之国
[86710]2014年11月22日
伊豆之国
[86692]2014年11月18日
伊豆之国
[86659]2014年11月10日
伊豆之国
[86654]2014年11月10日
伊豆之国
[86606]2014年11月4日
伊豆之国
[86598]2014年11月3日
伊豆之国
[86596]2014年11月3日
伊豆之国
[86591]2014年11月2日
伊豆之国
[86488]2014年10月25日
伊豆之国
[86469]2014年10月18日
伊豆之国
[86426]2014年9月28日
伊豆之国
[86405]2014年9月24日
伊豆之国
[86355]2014年9月3日
伊豆之国

[87064] 2015年 1月 10日(土)15:07:49伊豆之国 さん
十番勝負
問五:須賀川市
[87007] 2015年 1月 6日(火)22:32:31伊豆之国 さん
十番勝負
問七:富士見市
[86988] 2015年 1月 5日(月)23:31:30伊豆之国 さん
十番勝負
問二:長野市
問三:村上市
[86943] 2015年 1月 4日(日)23:25:38伊豆之国 さん
十番勝負
問一:町田市
問六:伊勢市
問八:にかほ市
[86896] 2015年 1月 4日(日)15:50:24伊豆之国 さん
十番勝負
問四:下関市
問九:松阪市
問十:津島市
[86858] 2015年 1月 3日(土)11:40:33伊豆之国 さん
区境を越える町名(From横濱)
十番勝負のスタートが4日と遅いせいなのか、新年早々なのに書き込みペースが全然上がってこないですねぇ…。
昨日に続いて、「政令指定都市の区境越え町名」でまだ出ていないと思われるものを。駅伝のコースを地図でたどっているうちに見つけた、横浜市から。

鶴見区東寺尾(○丁目・~東台・中台・北台)・北寺尾/神奈川区西寺尾(→[61173] スピカ さん)
…落書き帳の記事では、2ヶ月半ほど前にすぐ近くまで来ていたのですが(こちら)…。
神奈川区菅田町/保土ヶ谷区上菅田町(→同上)

♯昨日に続いて「駅伝ランナーの苗字」ネタ。順天堂大に「栃木県栃木市出身の栃木選手」([72007])が出ていました…。
[86857] 2015年 1月 2日(金)16:20:36伊豆之国 さん
区境を越える町名(From浪速)
>オーナー グリグリ さんへ
「鉄」ネタ関係のブログを見ていているうちにふと気づいた、未登録と思われる大阪市の「区境越え町名」。

阿倍野区帝塚山/住吉区帝塚山東・帝塚山中・帝塚山西
住吉区長居・長居東・長居西/東住吉区長居公園

「阿倍野区帝塚山」は一丁目しかありません。
阿倍野区と東住吉区は、共に「昭和18年に住吉区から分区」とあるので、同一地域の分断と見てよいと思われます。

♯今日の箱根駅伝をTVで見ていたら、グリグリ さんと同郷、「石川県野々市市出身」と紹介された選手が出ていました。
東洋大で「山登り」の5区を走っていた、五郎谷 俊 選手です。(箱根駅伝公式サイトには出身地の記入なし)
[86856] 2015年 1月 1日(木)12:21:17伊豆之国 さん
メリーさんの羊
新年明けまして、…と言いたいところですが、母の喪がまだ明けていない([86749])ので失礼させていただきますが、ともかく今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年は未年。と言うことで、干支にちなんで「羊」「未」のつく地名にまつわるお話からはじめることとします。

「羊」も「未」も、共にこの字がつく地名は非常に少なく、稀少価値と言ってもよいくらいです。日本には、元々野生の羊がいなかったとされ、家畜としての羊は古くから入ってきたかもしれませんが、本格的に飼育されるようになったのは明治以降になってからと見られます。江戸時代以前には羊を身近に見ることができなかったから「羊」地名が少ない、と言うことになるのでしょうか。
ところで、「羊」のつく地名で最も有名なのは、「蝦夷富士」とも呼ばれる北海道の名峰「羊蹄山」と、同じく北海道は札幌市豊平区の、クラーク博士にもゆかりの「羊ヶ丘」ではないでしょうか。
「羊蹄山」は、古くは「後方羊蹄山」と書いて「しりべしやま」と呼ばれ、その由来は遠く「日本書紀」の「蝦夷『征伐』」の記事にも遡るといわれますが、真偽は定かではないようです。「しりべし」の読みは、「しりへ」に「後方」を当て、「羊蹄」が「し」で、これは「ギシギシ」という植物の古い呼び名で、その漢名を当てたようです(谷有二氏著「富士山はなぜフジサンか」([84027])より)。「後志」の地名も、この「しりべし山」と関係すると思われます。後になって、「後方」が方角を表しているものと誤解され、この2文字が外されて「羊蹄山」と書かれ、音読みされるようになったのが定着したようにも思われますが、本当はどうなのでしょうか。
埼玉県秩父市には「羊山公園」があり、春になると一面の芝桜で埋め尽くされる観光名所になっています(秩父市HPより)。この「羊山」の由来にも関係ありそうなものとして、現在の群馬県高崎市にある「多胡碑」と、この碑文に見える、人名と思われる「羊」という人物にまつわる伝承について、梅原猛氏の「塔」という著書(集英社・昭和51年発行)に詳しく書かれています。この「羊」という人物は、奈良時代の初め、和銅4年(711)に置かれた上野国多胡郡を賜って支配した豪族とされ、渡来人の一族ではないかと言われているようです。「羊」という人物は、秩父地方にも深いゆかりがあり、「羊太夫」という名で呼ばれて多くの伝承が残り、秩父市黒谷にある「和同開珎」鋳造の遺跡にも、「羊」が深くかかわっていたという話が伝わっているようです。秩父市の「羊山」も、この「羊太夫」伝説とつながっているのでしょうか。「羊」という人名は、昭和58年に東京都国立市の遺跡からの出土品に「武蔵国多磨 羊」と文字が書かれていたものがあり(国立市HPより)、「羊」と名乗る複数の人物が関東地方各地にいたのかもしれません。
熊本県天草下島には、「羊角湾」があります。

「未」のつく地名として、島根県安来市伯太町に「未明」と書いて「ほのか」と読む風雅な地名があります。まだ夜が明け切れていない空の、ほのかな明かりを表したものでしょうか。広島県庄原市東城町には「帝釈未渡(みど)」と言う地名があり、景勝地「帝釈峡」の一角を占めています。「地理院地図」では、このほかに小字クラスの地名や、河川名などでいくつかヒットするようです。「つくばみらい市」や横浜市「みなとみらい」の「みらい」は「未来」の意味でしょうが、漢字が当てられていません。

最後に脱線して、「星座」の話を。星占いでもお馴染みの「牡羊座」。春分の日から1ヶ月間が当てられていますが、長い間の地軸の「首振り運動」により、現在では実際の春分点は隣の「魚座」に入っているようです。「牡羊座」は、秋から初冬にかけて南の空高く見えますが、明るい星が少ないため、都会の空では見つけにくいでしょう。
[86850] 2014年 12月 31日(水)15:27:21伊豆之国 さん
今年末の各種経県値
昨年([84609])と同じく、今年の経県値と、今年末時点での「認市度」(市の経県値)の変化を示しておきます。
今年の経県値は、32点となりました(こちら)。
認市度(市の経県値)の変化は次の通り、いずれも8月の奈良~伊勢遠征[86317]によるものでした。

 △→○ 松阪
 ▲→● 草津
 ▲→△ 大垣

新規市制の滝沢市は▲です([84609])。
この結果、今年末時点での認市度(全国790市+東京特別区(全体で1市として計上))とその増減は下記のようになりました。

 ◎:2(±0)、○:118(+1)、●:259(+1)、△:52(±0)、▲:267(-1)、×:93(±0)

生涯経県値は昨年8月([84083])、都道府県庁所在地は一昨年8月([81852])以降変化がなく、政令指定都市についても[75901]で書き込んでいたのより変化していません。「県庁所在地とのギャップ」も、[84083]で埼玉県が1点増えてからは変わっていません。「県内人口最小市」については、[76068]で書き込んだ時点より、水俣市が×から▲になったのですが([82368])、実はこの時点で埼玉県の人口最小市が幸手市から白岡市に交替していた([82398] k-ace さん)のを見落としていたため、幸手市(△)→白岡市(▲)となって、結局[76068]と差し引き0となっています。
宿泊経験がある市で、現在人口最小なのは、珠洲市([76068])、訪問した市では室戸市。町村ではそれぞれ風間浦村と白川村([61094])となっているようです。
なお、中核市(特例市も)については、[81852]で鹿児島市と宮崎市が○になったことにより、未踏はなくなっています。現時点で、未踏である市で人口が最大の市は、帯広市(168,170人)になっているようです。
[86833] 2014年 12月 27日(土)13:47:30伊豆之国 さん
業務連絡(若い市長・更新情報) & クイズの答え
[86800],[86807] オーナー グリグリ さん
若年で当選した首長の一覧を更新
ですが、最新情報を2件ほど、追加をお願いいたします。

・阿久根市長・西平良将氏…21日投開票の市長選挙で、復帰を目指した元市長を退け再選されています。(前回はリコール合戦で世間を大いに騒がせたこの市ですが、今回は打って変わって、県外ではほとんど話題に上らず…)→こちら
・元酒田市長・阿部寿一氏…2年前の総選挙で衆議院に初当選しましたが、14日の選挙で落選した模様です。→こちら

…誰も飯能がなかった[86798]のクイズ
A) 山梨県、佐賀県、沖縄県
B) 石川県、奈良県、宮崎県
ですが、
[86818] のアナグラムヒント
不通線カット(ふつうせんかっと)
の解は、「復活当選」(ふっかつとうせん)。答えは、14日の総選挙において、県内の小選挙区での「落選」候補が
A) → 県内の小選挙区全てで、比例で復活当選した候補が出た
B) → 県内の小選挙区での落選者が、誰も比例で復活当選しなかった
と言うことでした。[86798]
沖縄県は「いかにも無駄がない」
と書いたのは、沖縄県の全4選挙区で、「落選」者が全て比例で復活当選しており、皮肉なことを言えば「沖縄県で小選挙区に投票した人には、『無駄な一票』が無かった」と言うことになるのでしょうか?

♯今回は「選挙ネタ」記事ですが、以上の通り、客観的事実のみを記入しました。
[86818] 2014年 12月 21日(日)14:21:43伊豆之国 さん
Re:.○○の街
[86814] ぺとぺと さん
○○の街
半分以上は直感でわかりましたが…

■誤答になった
・徳島県の「野球のまち」…「大歩危」がある、つい先日豪雪の被害を受けた市だと思っていたが…。元カープ監督と同じ名の、このところご無沙汰されているメンバーの故郷だったとは全く意外だった。
・北海道の「スキーの町」…カタカナの町ではなくてお隣だった。
・長野県の「スケートのまち」…「○○○町」ならともかく…。元「日本一人口の多い村」、製糸のイメージばかりが…。

■全然わからなかった
・沖縄県の「バレーボールの町」…全然イメージが結びつかなかった。「ビーチバレー」ならまだわかりますが(笑)…。
・北海道の「スキーといちごのまち」…あの薬品の名CMで有名になった町だとは…。北海道と苺がどうにも結びつかない。
・岐阜県の「ゴルフの町」…これは皆目見当がつかず。

♯静岡県のサッカーのまち、「三者二択」で「二部落ち中」の市を外し、そのクラブの「代名詞」だった選手の故郷のほうを取ったのが結果OKだった…。

…クイズというと、[86798] で出した問題、誰も飯能がないようなので、第二ヒント。
 ▲アナグラム : 不通線カット(ふつうせんかっと)
[86798] 2014年 12月 16日(火)22:47:46伊豆之国 さん
京都市の区境
[86793] 倉田昆布 さん
[86795] デスクトップ鉄 さん
[86796] N さん
熊本市の区境
の話題で賑わっていますが、
小学校区を分断しないようにしたから

同じ町内の「○丁目△番」まで「区境またぎ」になっている例というと、以前にも何度か話題になった名古屋市の「ジグザグの区境界線」を思い起こしますが、町名こそ「区境またぎ」にはなっていないものの、恐ろしく凸凹した区境というと、京都市の四条通のすぐ北側の中京区と下京区の境界線があります。この地図を見るとわかるように、祇園祭の「山鉾」に関係する町名がずらり並び、いくつかの町の区域は四条通の両側にまたがって広がっています。小学校の通学区域もこの区境によって分けられているそうで、以前から「交通量の多い大通りの横断は児童にとって危険が多い」として、PTAから「せめて通学区域の境界線を四条通で区切ってほしい」との要望が出ていたものの、特に「山鉾」を出している町内から「昔から道を挟んだ両側で一つの町としてまとまった付き合いがあり、四条通で町が分断されるとコミュニティが破壊され、祇園祭の行事にも支障が出る」として反対する声が根強く、実施できないままになっている、ということを以前に見たことがあります。

さて、クイズ。次に挙げる各県の共通項は何でしょうか?

A) 山梨県、佐賀県、沖縄県
B) 石川県、奈良県、宮崎県
▲ヒント:沖縄県は「いかにも無駄がない」…

♯昨日、病院での検査を予約していたので、休暇を取り、終わった後に「帰郷」してイベント見物してきたのですが、「○○整骨院」という看板を見て、そこにはこのところ落書き帳を賑わせていた「ある地名(?)」が…
[86771] 2014年 12月 8日(月)20:29:02伊豆之国 さん
桜トンネルさんのクイズ & 町田市
桜トンネル さんのクイズ[86753]ですが、

07:大阪府大阪市

でいかがでしょうか?

♯実は地元「町田市」に大いにつながりがあるのですが…
[86767] 2014年 12月 7日(日)14:12:14伊豆之国 さん
Re4:夜汽車は夢の彼方へ…
オフ会にご参加の皆さん、お疲れ様でした…。

さて、「あけぼの」([85174])、「Twilight Express」([85712])に続いて、ついに「最後の砦」までも…

上野―札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」が、来年3月のダイヤ改定に合わせて廃止される見通しになった。JR関係者への取材でわかった。青い客車が特徴の寝台列車ブルートレインで定期運行されているのは北斗星だけだった
北斗星は1988年に誕生。JR東日本とJR北海道が共同運行してきた。シャワー付きの豪華な個室や、懐石やフランス料理も味わえる食堂車などで人気を集めてきた。しかし、車体が老朽化。さらに青函トンネルなどの走行区間が、2016年春に開業する北海道新幹線の試験走行と重なり、ダイヤ調整も困難になったのが理由という
(朝日新聞より)

と言うのが「表向きの理由」だそうですが、その「本音」は、"Twilight~"と同様、別なところにあるらしいとか…。
こちらによると
青函トンネル及びその周辺での本格的な新幹線試運転開始=事実上の前倒しによる新幹線+貨物共存体制スタートを控え、JRE・JRHとして罐を対応させるつもりがない客車列車が新幹線開業を待たずして駆逐されることは日の目を見るより明らかでした
どうやら、[85712]でも書いたことですが、青函トンネル内を通過するブルートレインのためだけに専用の機関車を新造するだけでも巨額の投資を要し、また老朽化した寝台車の代替の新車を造ることにもやる気がなさそうで、そんなことならもっと必要なところに金をかけたほうがよい、という経営上の問題も大きいようです。「北斗星」は、定期列車として廃止後も、臨時列車として運行することが計画されているようなのですが、前述のような「お家の事情」を見ると、それすらも怪しいような気がします。「北斗星」が無くなれば、「臨時列車」という形で運行されている「カシオペア」も、おそらく運命を共にすることになり、日本国内から「ブルートレイン」が絶滅することになって、定期運転される夜行列車は、電車で運行されている「サンライズ瀬戸・出雲」を残すのみ、ということになりそうです。

ところで、この「北斗星」が消えることになると、東北新幹線の八戸(・青森)延伸によって第三セクターとなった、「北斗星」が通過している元東北本線「青い森鉄道」が深刻な経営危機を迎える、と言うことが、地元の新聞記事に出ていました。
JR東日本、北海道が運行する寝台特急「北斗星」(上野-札幌)の廃止方針が報じられたことを受け、JR側から寝台特急収入を得ている青い森鉄道(本社青森市)と同社の実質的なオーナーである県に動揺が広がった。「北斗星」を含む寝台特急収入は、青い森鉄道の年間旅客運輸収入の約2割を占め、廃止となれば経営に大きな打撃となることが予想され、県内関係者は5日、JR側への確認に追われた
(東奥日報より)

♯「北斗星」があと4ヶ月で消える、となれば、おそらくは今から廃止のその日までの間は、「乗り鉄」や、いわゆる「葬式鉄」マニアが殺到し、指定券のGetもまず非常にに困難になることは必至でしょう。私自身も、結局「北斗星」には一度も乗ることが叶わないまま、「その日」にはTV桟敷から見送ることになりそうです([68828])…。
[86749] 2014年 12月 4日(木)22:10:29伊豆之国 さん
Re:ドント市ました
長らく闘病生活を続けていた我がおふくろが、先日極楽浄土へと旅立ち。今し方、お通夜から帰宅してきたところ、明日は告別式。それから先も、相続だの何だのと恐ろしく忙しくなりそうで頭が痛い…。といった状況の中、甚だ不謹慎ではありますが、落書き帳への書き込みを続けさせていただきます。

[86745] 白桃 さん
各都道府県ごとに都市人口をドントしたらどうなるか
都道府県の席数は市の数にしました
なかなか面白い企画ですねぇ…。
席数を確保した市の数は326市です。都道府県別で席確保の都市が多いのは、茨城と埼玉の19で、反対に最も少ないのが京都府の2です
都道府県内で最も多く席を確保した都市で、その占有率が最も高いのは京都市の93%、最も低いのが(予想通り)水戸市の16%
全国の市の数が790なので、「議席」を確保できる市の比率は41%強、「競争率」は2.4倍強。そこで…

▲茨城県で最後の「椅子」に滑り込んだ市は、「諸国漫遊など嘘っぱち、関東一円しか回っていない」([62739])水戸のご老公が隠居した市、惜しくも「次点」に泣いたのは、「紬(つむぎ)」で有名な「勇気ある市」でしょうか?
▲京都市の「議席独占」を阻んだのは、やはり、いつもお世話になっているコインでお馴染みの国宝建造物(&世界遺産)がある、お茶の香りが充満している市でしょうか?

さすがにどの市が「当選」「落選」したのか、いちいち調べる暇などないので(誰か「暇人」が調べているかもしれませんが)、[86449]で出されたのと同じようなクイズを、今回のオフ会の「余興」として出題されてはいかがでしょうか?(笑)…
[86731] 2014年 11月 26日(水)21:40:05【1】伊豆之国 さん
岡山市も該当します。富岡市は該当しません。
昨日の毎日新聞夕刊より。

[85173] 白桃 さん
台湾には日本と同じ駅名が32あるという台湾観光協会の広告。該当駅と同じ姓の方(松山さん、清水さん、岡山さん、豊田さん、桃園さん、竹田さん、田中さん、板橋さんetc.)は、抽選の結果ですが、台湾の駅めぐりの旅にご招待されるようですよ
[85174] 拙稿
上記32駅の中で、日本の市名と同じものが11駅ありました
[85175] 白桃 さん
このテの問題、かつて十番勝負でも出題されていたかと思いますが
その「台湾観光ツアー」が実施され、駅名と同じ苗字の日本人観光客が「一日駅長」を務める、という話題が出ていました。
板橋、横山、松山??。日本と台湾には同じ名前の鉄道駅が32ある。この珍しさを日台の観光交流の発展に生かそうと、日台の観光当局が協力し、32駅と同じ名前の日本人が台湾を訪れ、台湾鉄道の同じ駅名の各駅で「一日駅長」を務めるユニークなイベントが25日に始まった
詳細

該当する駅名、自治体名は[85241]で書き込んでいますが、この中には今回の「クイ図五番勝負」でも物議を醸した自治体がいくつかありました。これを「五番勝負」風にすれば…

問α:東京都板橋区三重県津市京都府京都市兵庫県姫路市長崎県大村市 (想定解:43)

…ところで、名古屋名物に「台湾ラーメン」というのがあるのですが、台湾とはどういう関係があるのでしょうか?
(名古屋市も「該当する市」です)
[86713] 2014年 11月 22日(土)21:47:03伊豆之国 さん
幻の「伏見市」が…
今回の「クイ図五番勝負」問五の共通項は「消滅した市(ただしその市自身が名称変更したものを除く)の市役所の跡」を問うものでした。この中で「伏見市役所のあった場所」が話題になりましたが([86687] むっくん さん、[86693] オーナー グリグリ さん)、昭和4年5月の市制から6年4月の京都市への編入まで、存続期間がわずか1年11ヶ月、「名実共に消滅した市」の中では史上最短命([81867] BEAN さん)、しかも消滅から既に83年が経過した、まさにその「幻の伏見市」を発見したことがあります。
それは、「寺田屋」の近く、水路に架かる橋の南東側の袂(この場所)にあった石碑。私はこの伏見に2度、26年前と4年前([76074])に訪れているのですが、最初に訪れたとき、「御大典記念埋立工事竣工記念碑」と彫られている石碑を見ると、「伏見市長」の文字があったのを見て思わず驚きの声…。4年前に再訪したときも、やはり残っていました。そして今もまだ健在のようです。Street Viewで拡大した映像を見る限りでははっきり見えないのですが、この碑には「昭和六年」と書かれていた記憶があり、碑に彫られている伏見市長の中野氏は、おそらく最初で最後の市長だったのでしょう。
[86710] 2014年 11月 22日(土)15:07:53伊豆之国 さん
第3回クイ図五番勝負を振り返って~Winter Again~
今回で3回目を迎えた「クイ図」ですが、[86591]にも書いた通り、見ただけで過去2回にも増してまたまた難度がUP…。共通項がうまく詰められなかった問題も多く、なかなか参加意欲が湧かず、ようやく第一ヒントが出たところで「とりあえず参加」という方向になりました。そして苦闘の末、何とか完答までたどり着くことに。そこで、今回も感想文を。[86305]と同じスタイルで。

問一~みかの原湧きて流るる泉川~
台東区(国立博物館)と奈良市(元興寺…先の夏休みで見てきたところだったのですが([86317])…)の「謎」が最後までよくわからなかったのですが([86680] 油天神山 さんのご解説で納得。でも、あのミニチュアのような小さな五重塔が「建造物」だというのには驚きましたが…)、とにかくアナグラムと既出の解答から、やはり最初に直感した通り「国宝建造物」だと…。その旅で行った、一番最近に見た国宝建造物、浄瑠璃寺。

問五~歌はちゃっきり節、男は次郎長~
やはり予想していた通り、「消滅した市」。改称による市名消滅はNGから、想定解数もぴったり合っている。場所の特定が面倒…。J1残留に必死のエスパルスのお膝元を調べてみたら、今の区役所が元の市役所だった。

問三~寒い夜は まだ胸の奥 鐘の音が聞こえる~
「耳で聞く」から「日本の音百選」だ、とWikiを見たらその通り。16年前の夏に見てきた、北の玄関の港町の教会。…この問、該当場所の範囲が広いもの、対象箇所が複数あるものは、別の場所を答えた人が出たらどうするのかねぇ…

問四~つづら折り…天城越え~
この問に関しては、[86692]に書いた通り。「両側が同じ」とはどうことなのかもよくわからず。やっと第二ヒントが出て「境界線を挟んだ隣同士の駅が同じ読みで始まる」と。これまでの既出解を調べてようやく気づくことに。「伊豆」のオンパレードの「ご当地」を見ると、伊豆急に2ヶ所。「伊豆」同士でなく、「市」も絡まない、この「クイ図」独特の「快感」を味わうことに…。幼き頃の思い出多き海辺の絶景を思い浮かべて([72945])。

問二~富士の高嶺に降る雪も~
やはりというか、問題を見ただけで「鬼門」の高速道路系か、と気が滅入りそうになったこの問が最後に残りました。映像を見て「キロポスト」とはすぐわかりましたが、その場所を捜すやり方がどうにもわかりません。ここで白状すると、既出解に出ていた菊川市が東名の200kmだったことから、ここから「キョリ測」で東京方面に道のカーブに沿っていちいち測って行く、というアホなやり方。それで見たら、100kmポストの場所がどうやら静岡県東部の裾野~沼津辺りにありそうだ。そこでもしかしたらWikiにあるかもしれない、と見てみたら、各ICなどの起点からの距離が出ていて、裾野BSと沼津ICの間に100km地点がある、とこの推測が当たっていたことがわかる。両方からそれぞれまたも「キョリ測」で測って行って、このポストが裾野市の、長泉町との境界線近くにあることがわかって…。これでようやくゴール、となりましたが、こんな調子だと次回以降は、今回と同様「模様眺め」で参加・不参加を判断、ということになりそうです…。

♯今回の選曲は下記の通り。
問一:百人一首より、木津川市にゆかりの歌。
問五:これは説明の要もないでしょう。
問三:この教会の鐘の音を歌い込んだ、かの地出身のバンド「灰色楽隊」の哀愁のバラード([76787])の一節。
問四:河津町はかの名作、そして名曲の舞台ですが、「浄蓮の滝」は伊豆市なのでカット。
問二:この拍子に合わせてお銚子を、というのはもう結構な年代…
♭タイトルの副題は、この問三で選んだ曲名に。

感想文はこれくらいにして…
[86706] オーナー グリグリ さんへ
「女性市長」「若い市長」の情報で未更新のものについて、更新をお願いいたします。
・城間・新那覇市長([86678] いろずー さん)は既に(11月18日)就任しています。こちら
・16日に熊本市長選挙が行われましたが、現職の幸山氏は立候補せず、12月3日の任期満了により退任となります。こちら
[86692] 2014年 11月 18日(火)21:12:11伊豆之国 さん
第3回クイ図五番勝負「問四」について(県境越えのケース)
今回の五番勝負の問四、これは「お家芸」の領域のはずだったのに、「トンネル」と「鉄橋」に惑わされて共通項が読めず。結局第二ヒントに救われた形になりました。言い出しにくい中、リクエストしてくださったk-ace さん([86648])にはまさに感謝です…。

この問四の共通項は、「自治体の境界線を挟んで隣同士にある駅が、いずれも同じ音で始まる」と言うものでした。想定解の数はまだ数えきっていない、とのことですが、今回は「県境またぎ」になっているケースに絞ってリストアップしてみました。

駅名1所在地駅名2所在地路線名
奥新川宮城県仙台市面白山高原山形県山形市仙山線問題[86498]
徳沢福島県西会津町豊実新潟県阿賀町磐越西線
小田林茨城県結城市小山栃木県小山市水戸線
三郷埼玉県三郷市南流山千葉県流山市武蔵野線
三郷中央埼玉県三郷市南流山千葉県流山市つくばEXP
蒲田東京都大田区川崎神奈川県川崎市京浜東北線(「戸籍」上は東海道本線)[86600]
二子玉川東京都世田谷区二子新地神奈川県川崎市東急田園都市線
京王多摩川東京都調布市京王稲田堤神奈川県川崎市京王相模原線
京王稲田堤神奈川県川崎市京王よみうりランド東京都稲城市京王相模原線
成瀬東京都町田市長津田神奈川県横浜市横浜線[86536]
近鉄弥富愛知県弥富市近鉄長島三重県桑名市近鉄名古屋線[86540]
石切大阪府東大阪市生駒奈良県生駒市近鉄奈良線

…ここまで私が見つけたのは、この12組。東日本、特に関東に集中している反面、西日本には少なく、中国地方以西では見つけられませんでした(「惜しい」ものでは清濁の違いでNGとなった井原鉄道の「子守唄の里高屋」(岡山県井原市)/「御領」(広島県福山市)がありましたが)…。川崎市にある京王相模原線の「京王稲田堤」駅は、両隣にある同じ「京王」の付く駅がいずれも東京都内で、ここからは蛇足になりますが、京王稲田堤から都県境を越えた稲城市にある「京王よみうりランド」「稲城」の両駅と、同じ稲城市内にある南武線の3駅とは、お互いに鉄道だけで行こうとすると、必ず神奈川県内を通過しないと行けない(「稲城」の次の「若葉台」はわずかの差で神奈川県)組み合わせになっており、これは私が「落書き帳」デビュー当時に話題に取り上げた、「町田-南町田」や「相模原-相模湖」などと同様のケースになっています。また、「南流山」駅は、乗り入れている2路線がそれぞれ隣の駅が「県境越えの同音始まり」になっているケースで、それぞれの駅、TXの「三郷中央」駅から武蔵野線の「三郷」駅(隣の新三郷駅も)に鉄道だけで行こうとすると、TXで他の線に乗り換え可能な駅が埼玉県内にないため、やはり「いったん県外に出ないと行けない」組み合わせになっています。

「県境またぎ」ではありませんが、
[86688] にまん さん
さいたま市/川口市さいたま市/川口市は1つとカウントするのでしょうか
[86689] N さん
駅間に複数の自治体境がある場合は対象外だと思っていました
惜しいなぁと思ったのはこのへんでした
更に恐ろしいことになりそうなのは、近鉄けいはんな線の生駒市/奈良市…。
[86659] 2014年 11月 10日(月)23:27:53伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問二:静岡県裾野市

微妙な場所ですが…
[86654] 2014年 11月 10日(月)08:25:38伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問四:静岡県東伊豆町/静岡県河津町

全然違う方向を見ていました…。
[86606] 2014年 11月 4日(火)22:33:34伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
[86598] 2014年 11月 3日(月)15:39:29伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問一:京都府木津川市
問五:静岡県静岡市

とりあえず、思っていたのとどうやら合っていそうなものだけ。
[86596] 2014年 11月 3日(月)11:23:03伊豆之国 さん
Re2;新幹線駅所在都市の人口増減
[86595] 白桃 さん
疑問はありませんが、いやぁ、まったくヒドイ記事ですね
そう言われれば、まさに同感ですね…。私もこの表を見て、「駅が開業した時期が書かれていない、駅ができてから今日まで、どれくらいの年月の間でどれだけの人口増減があったか、ということがこの表から見えてこない」と、「これでは誤解を招きやすい、不完全なデータ」だということに気づくまでには時間がかかりませんでした。せめて、駅の開業以降の人口増減率を、開業からの年数で割った数値(1年間当たりの平均増減率)を表したほうがよかったのではないか、と思いますが。

駅が出来た所ところと出来なかった所、それもなるべく近接し、同規模人口、例えば小田原と沼津、豊橋と岡崎、徳山と防府、のような比較をするでしょう
過去ログを探していたら、デスクトップ鉄 さんの[84604]の記事がありました。小田原・三島と沼津、軽井沢・佐久と小諸の比較にも興味を惹かれますが、九州新幹線の先行開業部分において、かえって新幹線が停まらなかった市のほうが減少率が低いところがある、というデータも不思議ですねぇ。いったんは落ち着いたものの、最近の10年間で13%もの減少があった水俣市は、例の「特殊事情」以外にも何かありそうな気もしますが…。

[86590],[86593] ピーくん さん
記事がダブり、失礼いたしました…。
東広島市の人口増は、仰せの通りということでしょうか?
[86591] 2014年 11月 2日(日)22:22:16伊豆之国 さん
新幹線駅所在都市の人口増減
今朝の毎日新聞に、「新幹線駅・夢と現実」と題した記事があり、新幹線の駅がある自治体の、駅前や中心市街地の現状レポートと、人口の増減率の表が出ていました。

新幹線は今秋、東京・新大阪間の開通から50周年を迎えた。全国の新幹線網は2300キロを超え、来年3月には北陸新幹線が金沢まで延伸されるなど、各地で延長や開業が計画されている。しかし新幹線の駅をもつ地域には、人口が減少したり、商店街がさびれたりしたところもある。新幹線沿線の「光と影」を駅周辺の街にみた

この記事に出ている「人口増減率」の表は、沿線別になっていますが、これをランキング形式にまとめると、次のようになりました。なお、記事に出ている表は、各自治体において、新幹線の駅が開業、あるいはその直前の国勢調査による人口と、最新の2010(平成22)年の人口(現在の自治体区域に換算)との比較で、それ以降に開業した駅・路線は含まれず、また「ミニ新幹線」も対象外となっています。なお、人口増減率は、路線ごとの開業年との比較で、数値は小数点以下四捨五入で表し、同一自治体でも複数の路線がある駅は、路線ごとに増減率が異なっています。また、東京23区は全体で1つの市とみなしていますが、東京・上野・品川の各駅の開業時期が異なり、東京駅は「東海道」と「東北(・上越)」でも開業時期の違いにより、数値が異なっています。

【人口増加率トップ10】
順位自治体名増減率(%)駅名路線名開業年
1横浜市168新横浜東海道1964
2豊橋市75豊橋東海道1964
3羽島市62岐阜羽島東海道1964
4三島市57三島東海道1969
5西郷村55新白河東北1982
6小田原市51小田原東海道1964
7福岡市46博多山陽1975
8東広島市45東広島山陽1988
9岡山市42岡山山陽1972
10浜松市41浜松東海道1964
明石市41西明石山陽1972

【人口減少率ワースト10】
順位自治体名増減率(%)駅名路線名開業年
1熱海市▲24熱海東海道1964
みなかみ町▲24上毛高原上越1982
3相生市▲23相生山陽1972
4尾道市▲18新尾道山陽1988
栗原市▲18くりこま高原東北1990
6岩手町▲14いわて沼宮内東北2002
7下関市▲13新下関山陽1975
一関市▲13一ノ関東北1982
水俣市▲13新水俣九州2004
10湯沢町▲12越後湯沢上越1982

この記事では、尾道・二戸・八戸・三島の各市が取り上げられ、現況と駅開業による市街の変化について書かれています。最初に取り上げられている尾道市では、山陽新幹線が博多まで開業した当時には駅がなく、両隣の福山・三原両市に駅ができたことから、危機感を抱いた地元の請願によって13年後に「新尾道」駅ができたものの、市街から遠いこともあって利用者数は低迷し、1日の乗車客数は1000人にも満たず、在来の山陽線尾道駅(約5500人)と比べると落差が目立ち、駅の存在感も薄く、レポートした記者が新尾道駅で降りて市役所に向かうために利用したタクシーの運転手に「帰りは尾道駅から乗ったほうがよい」と勧められた、ということが書かれていました。尾道駅からは、「のぞみ」も停車する福山駅まで「鈍行」で約20分と近いことも一因になっているようです。これは私の推測ですが、おそらく地形の関係と人家も密集していることから、尾道駅や中心市街地の近くに新幹線の駅を作るスペースを確保することが難しく、在来線で2駅先の、呉線との分岐駅でもある三原駅が停車駅に選ばれたことは、当時としては妥当な判断であったと思われます。二戸市の場合は、新幹線駅ができてもかえって買い物客は減り続け、「シャッター通り」と化し、5軒あった「駅前旅館」もすべて廃業した、ということが書かれています。
一方、「明」のほうの例として、東北新幹線の延長開業後、郷土料理「せんべい汁」の売込みなどで集客に取り組み、年間観光客を大きく増やした八戸市と、新幹線駅開業により首都圏への通勤圏となって、人口が増加した三島市のケースが取り上げられています。

「人口増減」に戻りますが、記事の中では
新幹線のような高速交通機関は、沿線の観光地化など地域を活性化する効果がある半面、事業所の撤退や大都市への人口集中を招くとの指摘がある
とあり、新幹線駅がある自治体の自治体を対象に、駅開業前後の人口の変化を分析したところ、対象とした自治体72ヶ所を見ると、人口が減少したところが半数近い32ヶ所あることが書かれています。そして、この分析結果を見ると、東北新幹線の場合、仙台とそれ以南ではその多くが人口増となったのに対し、北側(八戸まで)では10の自治体のうち7ヶ所で減少し、特に栗原市と岩手町の減少率が目立ち、また上越新幹線でも、新潟県内では新潟市以外ですべて減少しており、「それでも県内の他の市町村に比べれば減少率が低く抑えられている」とあります。一方、北陸(長野)新幹線の開業により東京から1時間で行けるようになった軽井沢町は、リゾート地としてのブランドに加えて通勤圏内となったことで移住者が増えている、というようです。

ついでに、この記事についての私からの雑感を。
豊橋や羽島がそんなに増えていたとは驚きでしたが、現在ではすでに漸減傾向に入ってきている小田原市の人口増加率が50%にも達していたというのも、ちょっと意外でした。新幹線開業で通勤圏となったことによる増加の「貯金」がまだだいぶ残っている、ということでしょう。東北方面では、西郷村が急増しているのは近辺への工業立地の進出が大きいのでしょうか。那須塩原市も40%近く増えている、とあるのは、軽井沢と同様に考えてよさそうな気がしますが。福岡市の人口増は、九州の中心としての「一極集中」が進んだ結果でしょうか。東広島市の人口増については、「ご当地」ゆかりの方にご解説を…。
同じ伊豆の中で、三島市と鮮やかに明暗を分けた熱海市の人口激減のことは、以前[84609],[64080]で書き込んでいます。一方、越後湯沢の人口激減は意外でした。リゾートマンションの乱立は以前に話題になったことがありましたが、定住人口の増加の当て込みが外れたどころか、かえって「廃墟」を増やしただけ、ということになったのでしょう。大都市では、大阪市の人口減が11%に達していて「ワースト10」の次点にランクしていますが、これはすでに新幹線開業時点ですでに市街地の人口が飽和状態になっており、長らく減少傾向が続き、近年になってようやく中心部への人口回帰が進んだものの、まだ最盛期までには挽回できていない、と見るべきでしょうか。東海道新幹線開業からの半世紀の増加率が10%となっている東京23区も、同様の推移と考えられます。半世紀の間に人口が2.7倍近くに達し、ダントツでトップの横浜市は、この表からは除外して考えたほうがよさそうです。

>白桃 さん、何か疑問がありましたら遠慮なくどうぞ。

♯「クイ図」ですが、見ただけで「鬼門」の方面だったり、方向は見えたものの共通項が絞り切れなかったりで、いまいち意欲が湧きません。参加するかどうか、いまだに思案中…。
[86488] 2014年 10月 25日(土)20:29:36【1】伊豆之国 さん
「兎追いしかの山」、といいますが…
…唱歌「故郷」のふるさと、その信州から「兎」の話題。

伊那警察署に「迷子」の白兎が保護され、署員が預かって飼育し、飼い主から連絡が来るのを待っているという話題です。
中日新聞
署によると、二十日昼ごろ、伊那市西春近の会社駐車場で車の下に隠れているところを保護された。人懐っこいことなどから、ペットとして飼育されていたとみられる
ということだそうですが、あるいは飼い主から捨てられたのではないのか、気になるところですねぇ…。

…ところで、白桃 さんの「人口の推移」に関する大作、まだまだ先が長々と続きそうなので、私としても大いに期待しております。そこで、もうすっかり「亀レス」ですが、[86466]の「(擬人化)姓名ネタ」に飯能。メンバー?の中には、実在するとは思えない苗字(森岡氏曰く「幽霊苗字」)もいくつか交じっているようですが…。
6 神戸さら
…「神戸」を「かんべ」と読めば、コンニャクの一大産地と、そのお隣の世界遺産のある市に行けばまず会えそう([85670])。
22 横須賀そら
…大龍エクスプレス さんのお友達にひょっとしているかも。([77623],[77625] )
29 宇都宮さくら
…お隣同士の名コンビ!
66 藤沢あみ
「藤沢(藤澤)さん」は、長野・香川・岩手の各県などに多く見られる苗字ですが、特に香川県高松市域には密集し、中でも旧塩江町には非常に多く、町民の2割近くが「藤沢(藤澤)さん」でした。しかし、県内でも他の地域にはほとんど無く、東かがわ市は新旧字体合わせてもわずかに3件、観音寺市など県西部の市町でも軒並み1桁しか見られません。高松市内でこのフルネームの女性に会える確率は高そうですが、高松市以外の県民には、あるいは「ほとんどなじみが無い苗字」とも言えるかもしれません。
[86469] 2014年 10月 18日(土)20:00:24伊豆之国 さん
踏切名称あれこれ
私がまだ幼い頃、まだあちこちにあった(聞こえた)その恐ろしいほどの大音声([66880],現存例)に怯えた記憶をいまだに引きずり、今でも時折あの怖かったシーンが夢枕に現れて、「あっ」と思った瞬間、目が覚めて…。このところ落書き帳を賑わせている「踏切」の話題、私も「列車に乗る」ことにします。

[86455],[86456],[86458],[86460] hmt さん
[86459] みのる さん
[86463] ぺとぺと さん
「生見尾踏切」に端を発した「踏切の名称」の話。機械的に「○○何号」とか「○○第何」というようなつけ方をしていることが多い私鉄とは違い、踏切のある場所の地名や、近くの目印となっていた建物の名などを伝統的に採用していることが多い、(国鉄→)JRの踏切の名称。その「生見尾」の如く、今では使われなくなった古い地名が踏切の名に残っていたり、知らなければ「それ、何で?」と驚くような不思議な名の踏切がよくあります。
まず、身近なところから東海道線(・京浜東北線)からいくつか。大森駅を出て、次の蒲田までの間に、東海道線と京浜東北線の2つの複線を渡る、6ヶ所の踏切が残っているようです。大森駅を出て、左手にSL「C57型」が保存されている小公園を過ぎると最初に現れるのが「学校踏切」。現在、電車に乗って周りを見回しても学校らしき建物は見えませんが、地図を見ると、家並みの向こう、200mほど東側に大田区立「入新井第一小学校」があり、学校のHPを見ると
明治 8 2 12 不入斗村に磐井小学校創立 2 28 新井宿村に新泉小学校創立 44 12 3 磐井小学校と新泉小学校を合併し、入新井尋常小学校を開校
とあるので、品川~横浜間の鉄道開通の3年後に既に前身となる学校があり、おそらくその頃には周りには学校の他には目立つ建物が無く、自然発生的に「学校の前の踏切」といった呼び方ができていたのではないかと思われます。
大森駅から数えて5番目にあるのは、「新井宿踏切」。先の学校名に使われている「入新井」は、「不入斗」とその「新井宿」の合成によりできた地名で、「入新井」ともども現在では消えて久しい地名ですが([35798] hmt さん)、入り口に鳥居のような「門」がある、人と自転車などだけが渡れる小さな踏切だけが、おそらく「新井宿」の記憶をわずかに残すものとなっているのでしょうか。
辻堂~茅ヶ崎間にある「異人館踏切」([86463] ぺとぺと さん)は、前からその由来が気になっていた踏切でした。その、ぺとぺと さんのお膝元、平塚駅の東側には、「生見尾」と同じく、早くに消滅した合成地名に由来する「須馬踏切」というのがあります。「須賀」と「馬入」の合成村名でしたが、昭和2年、平塚市の市制施行の5年前に消えた地名が今なお踏切の名称に残っていたのでした。
横浜線の踏切には、その場所から遠く離れたところの地名が使われているケースが見られます。古淵駅のすぐ西側にある踏切は、「津久井踏切」と呼ばれています。(旧)津久井郡ではないどころか、その津久井郡の入り口までにもかなりの距離がある場所であり、おそらく津久井方面へのかつての街道筋にあったことから名づけられたと推測されるのですが、どうなのでしょうか。現在は道路の高架化で消えましたが、町田駅の東側、天満宮のすぐ目の前にあった踏切は「厚木踏切」、やはり地下道化により消えた、長津田駅の東側にあった田園都市線との共用踏切は「柿生踏切」(東急では「田奈1号」)と呼ばれていました。

ところで、踏切の写真を集めたサイトに、「関西の踏切」という大作があります。近畿地方を中心に、東海・中国地方の一部や、更に福井・香川両県までにも及ぶ範囲にある踏切の写真を集めたサイトで、データの中には古くなっているものもあるようですが、近年の改廃にもしっかり対応しているようです。私鉄の踏切は、「機械的にナンバーを振っているところが多い」と先に書いたのですが、大手でも阪神・阪急・京阪は、JRと同様にそれぞれの踏切ごとに固有の名称を付けており、中には「珍名」の踏切も数多く見られます。例えば阪急千里線を見ると、「文化」「住宅地」「花壇」「社宅」「瓦斯」「学童」といった、抽象的な名称の踏切が目だって見られ、「珍名踏切の宝庫」とも呼ばれるようです。また、東海道線(JR神戸線)のページを見ると、以前に話題になった「田辺村踏切」の写真も出ていました。他の路線にもこうした「珍名」踏切が多数見つかりますので、興味ある方はどうぞ…。

関西以外にも、もちろん「珍名踏切」は多数見つかります。その中からいくつか…。
盆栽踏切」(東北本線・さいたま市北区)
日曽利(ひっそり)踏切」(飯田線。さすが「秘境駅の宝庫」と呼ばれる路線にふさわしい?踏切ですが、場所は?…
煙草屋裏踏切」(アルピコ交通<松本電鉄>・長野県松本市)…画像に出てくる「怖かった音」はもう聞かれないようです。
太平洋1号踏切」(太平洋セメント貨物専用線・三重県四日市市)
別れの茶屋踏切」(広電宮島線・広島市西区)
レコード館踏切」(伊豆箱根鉄道駿豆線・静岡県三島市)…廃業した映画館に由来するようです。
[86426] 2014年 9月 28日(日)22:49:16伊豆之国 さん
五新線、飛越能
[86423] ピーくん さんの書き込みに引用されていた記事のリンクをたどって行くうちに見つけた「鉄」ネタ2件。

<その1>
奈良県五條市内にある、旧国鉄の未完成区間の線路用地だった敷地をバス専用道路として利用して走っていた路線バスが、今月末限りで運行を取りやめることになりました。(記事)
奈良県五條市と和歌山県新宮市をつなぐ計画だった「幻の五新鉄道」。その跡地の専用道を走る路線バスが30日で廃止されるのを前に、さよならイベントが27日に五條市内であり、廃止を惜しむ人らが集った。
五新鉄道は、国鉄(現JR)和歌山線五条駅と、紀勢線新宮駅を結ぶ路線として1939年3月に着工した。太平洋戦争中の44年夏に中断、57年夏に再開したものの、80年の国鉄再建法成立を受けて中止となった。
 国鉄は65年7月、完成区間のうち9・2キロを路線バス専用道とし、JRバスを経て2002年10月以降は奈良交通が運行してきた。しかし、トンネルが劣化して危険として、運行を取りやめることになった
この「五新線」、過去ログをたどってみると、[47342] まかいの さんの書き込みがありました。
田舎道を走ってたら突如バス専用道の看板???
バスが専用道を持っているなんて、またそれが都市部ではなくてこんな山間部に???
後でこれが未成の五新線(でよかったかな?)だったと知ったときはまたビックリ。
西吉野村の終点で、未成線の遺構をしみじみと見学しました。
もう10年も昔でしたが、今でもがんばって存続しているのでしょうか
このバス路線は、専用道の閉鎖後は、並行する一般道経由で運行しているルートに吸収されることになるようです。この一般道ルートは、「日本一長い一般道経由の路線バス」として名高い、大和八木駅~五條~十津川~本宮~新宮を結ぶ「八木新宮線」のルートの一部にもなっています(奈良交通路線図[83343] k-ace さん、[70115] むっくん さん)。
…「八木新宮線」の道中記は、富山県にもゆかりが深いらしい、こちらのブログにも出ていました(1,2,3,4)。

<その2>
来春開業の北陸新幹線に設置される「新高岡」駅に、「超特急」(「のぞみ」タイプ)の「かがやき」が停まらないことに対し、氷見市議会が「新高岡駅に『かがやき』を停めろ」と決議しました(記事)。
氷見市議会は9月定例会最終日の24日、北陸新幹線の最速型列車「かがやき」の新高岡駅停車などを求める決議を可決した。「かがやき」の新高岡駅通過をJRが発表して以降、決起集会などを開いてきた県西部の関係市議会で要望決議が可決されたのは初めて。
 決議は「現高岡駅には速達型の全列車が停車している。かがやきの全列車通過は、県西部、(石川、岐阜両県を含む)飛越能地域にとって受け入れがたい」などとしている。また、新幹線に接続する城端線と氷見線の直通化も氷見市民が切望しているとし、早期実現を求めた
…この記事に、「飛越能」(おそらく飛騨・越中・能登)という地域名合成語?がありますが、私もこの表現には初めてお目にかかりました。石川県内でも一般に使われているか、気になります。記事検索で見ると、「飛越」は11件ヒットしましたが、「越能」は30件余り出たものの全て「加越能」という形でしかヒットしませんでした。
[86405] 2014年 9月 24日(水)22:00:38伊豆之国 さん
京都から富士見 & 湖底に消える日本最短トンネル
[83639] hmt さん
富士山が見える都府県 は、全部で 20(但し、京都は証拠写真なし)
その京都府から富士山の撮影に成功した、というニュースがありました。山梨日日新聞
富士山の眺望に関する研究・著書で知られる田代博氏([83639]によると、京都府からは唯一、この辺りからのみ、計算上からは富士山の頂上が見える、ということにはなっていたものの、京都市内とはいえ樹木が生い茂る深い山の中で、たどり着くのも困難で見通しも悪いとあって、「本当に富士山の姿を見るのは不可能に近い」とされていたのですが、今月21日に奈良県の住職が写真撮影に成功し、田代氏によって「富士山頂に間違いない」と認定されたとのことです。田代氏HP
江戸時代に「富士見十三州」という言い回しがありました([83639],[59419])が、この「十三州」(駿河・甲斐・伊豆・遠江・相模・武蔵・下総・上総・安房・常陸・下野・上野・信濃)と、それ以外で富士山が見えることが確認されている、陸奥(明治以降では岩代と磐城)・越後・越中・飛騨・美濃・三河・尾張・伊勢・志摩・伊賀・近江・大和・紀伊に加え、これで山城国からも見える、ということになると、「富士見二十七(二十八)州」ということになるわけです…。
…そういえば、3年前のこの日も、「富士山」ネタを書き込んでいました([79370])…。

次は、「十八番?」の「鉄」系のニュースから。
八ツ場ダムの工事の進展に伴い、水没する区間となる岩島~長野原草津口間の線路が新線に切り替わることになり(→[77742] k-ace さん)、今日24日限りで現ルートによる運行を終了し、この区間を運休して切り替え工事を行い、来月1日より新ルートによる運行を開始、水没区間にある川原湯温泉駅も高台にある新ルート上の駅に移転することになります。この水没区間にある、「日本一短いトンネル」として名高い「樽沢トンネル」(長さ7.2m)も、列車が通るのは今日限りで見納めとなりました。毎日新聞
…川原湯温泉には、11年前、四万温泉に泊まったときに足を伸ばし、立ち寄り湯にも入っています。その頃には既にダム工事による立ち退きが進んでいて、廃業した旅館や土産物店も多く、もうかなり寂れた印象になっていました…。
[86355] 2014年 9月 3日(水)16:27:23伊豆之国 さん
Re:伊勢参宮をめぐる鉄道
前回[86351]の後半に続いて、「伊勢参宮をめぐる鉄道」についてこれまで調べたことから。

現在の近鉄名古屋線の一部(桑名~江戸橋)の前身となっている、「伊勢電鉄」。元々、この路線は、現在のJR関西本線などの前身である「関西鉄道」が津への支線(後の参宮線→現在は紀勢本線の一部)を建設する際、大阪方面からの距離を短くするために亀山を起点としたため、県庁所在地の津に行くためには遠回りを強いられることになった四日市と津との短絡を図るために計画されたとされ(「鉄道ピクトリアル(以下、TP)」誌([86351])より)、明治44年に「(初代)伊勢鉄道」として創立し、大正4年に白子~一身田(高田本山)間で「孤立路線」として営業を開始。大正13年までに当初の目的であった四日市と津の間がひとまず完成、14年には伊勢若松~伊勢神戸(現・鈴鹿市)までの支線も開通しています。その後の飛躍は、15年に社長に就任した、四日市出身の実業家で「豪腕」として知られた熊澤一衛氏。社名を「(2代目)伊勢電気鉄道」(「初代」は、後の「三重交通神都線」となった宇治山田(伊勢)市内の路面電車([86351])が名乗っていたことがある)と改め、全線を電化、更に北は名古屋、南は伊勢への延長を計画。昭和4年に桑名まで、5年には外宮に近い「大神宮前」駅(この辺りと思われます)まで延長開業しています。しかし、名古屋への延長は、折からの「昭和大恐慌」や、木曽三川への架橋に際して国鉄の鉄橋を払い下げて再使用しようとした計画に絡むスキャンダルが発覚し、それが遠因となって「伊勢電鉄」は経営破綻。ライバル会社であった、現在の近鉄大阪線の東半分と山田線の前身「参宮急行」に吸収合併という異常事態に陥ります。結局、名古屋への延長は、合併後の昭和13年、「参宮急行」の子会社「関西急行電鉄」の手によりようやく実現、これにより現在の近鉄名古屋線の根幹が出来上がったことになりました。
一方、大阪からの伊勢直通を目指した「参宮急行」は、現在の近鉄奈良線などの前身、「大阪電気軌道(大軌)」(記事集)が、桜井まで来ていた現在の大阪線を伊勢方面へ延ばすことをもくろみ、「大和鉄道」(近鉄田原本線の前身)から株式を取得して系列会社化し、大和鉄道が取得していた伊勢への路線免許を譲り受け、「参宮急行」を子会社として設立。昭和5年までに山田(現・伊勢市)まで、その1年後にターミナル駅・宇治山田駅まで全通しています。これにより大阪・上本町から伊勢への直通ルートが出来上がり、直通特急の運転も始まり、この時点で全線非電化、SLが走っていた国鉄関西線~参宮線を圧倒し、今日まで大阪~伊勢間の直通客をほぼ独占するという状況が確立されています。
この両私鉄の開業により、松阪付近から伊勢までの間は、既存の国鉄参宮線に加えて私鉄2路線が加わって、3社による激烈な集客合戦が始まることになったわけですが、既に国鉄線があるところへ、競合路線といえる2私鉄に共に路線敷設免許を与え、そしてほぼ同時に開業したというのも不思議ですが、やはりこの「過当競争」の弊害が間もなく現れてくることになります。前述した通り、伊勢電鉄が不祥事もあって脱落し、ライバル会社に飲み込まれる、ということになったわけですが、この伊勢電鉄の「敗北」に関して、前記「TP」誌には、次のようなことが書かれていた記憶があります。

…伊勢電鉄が、名古屋延長を後回しにしても伊勢への路線建設を急いだ理由は何か。もちろん、その一つは同時期に名乗りを上げた参宮急行への対抗意識ですが、もう一つ、三重県人の熊澤氏にとって、「三重県内の鉄道として、何としても自分たちの手で完成させたい」という欲望があったようです。せっかく伊勢まで開通しても、起点が桑名では中途半端で、大阪方面から直通する参宮急行と比べてもやはり不利は否めない。当時、関西線は単線で列車本数も少なく、名古屋延長を優先しておれば、中京圏の客を獲得することによって発展が望めたのではないか…。

伊勢電鉄が参宮急行に合併され、関西急行電鉄を介して名古屋乗り入れが実現したことにより、名古屋~大神宮前間の直通運転が行われ、この時点でようやく名古屋~伊勢間で関西線~参宮線より優位に立つことになったのですが、それもつかの間、程なくして太平洋戦争に突入、新松阪(この辺り)~大神宮前間は「不要不急路線」として昭和17年に廃線となりました。新松阪から、既に参宮急行の支線として開業していた伊勢中川からの線と接続する江戸橋までの区間も単線化されます。名古屋と伊勢の間は、伊勢中川を境にゲージが異なるために(中川~江戸橋間の支線は、参宮急行本線と同じく当初は1435mmゲージで開業したのですが、伊勢電鉄の合併後に、旧伊勢電鉄にあわせて1067mmに変更)、直通ができず、中川での乗り換えとなりました。
戦時中の大合併で「近畿日本鉄道」が発足(戦後間もなく南海電鉄が分離)後も、しばらくこの形が続いたのですが、昭和34年の伊勢湾台風による甚大な被害からの復旧に際し、名古屋~中川間を旧大軌・参宮急行系統の大阪線・山田線と同じ1435mmゲージに広げるという思い切った大改修を行うことになります。これにより再び名古屋~伊勢間の直通が復活し、また中川付近を短絡する新線も開業し、上本町・鶴橋と名古屋の間をノンストップで結ぶ特急も運行を開始しました。その後、昭和45年の鳥羽線開業、これに合わせてそれまで「孤立路線」(参宮線とは鳥羽駅で接続)だった志摩線(元・志摩電鉄-三重交通志摩線)の大改良により、名古屋・大阪・京都方面から賢島までの直通特急が運行され、現在に至っています。一方、旧伊勢電鉄の路線のうち、支線として戦後も残った江戸橋~新松阪間は、中途半端な路線になってか、利用者の低迷が続き、伊勢湾台風による被災後もいったん1067mmのまま再開したのですが、結局昭和36年に廃線となり、その路線跡の多くは道路に転用されています。結局、伊勢鉄道~伊勢電鉄が建設した区間のうち、ほぼ半分に当たる、競合区間であった津~伊勢間が姿を消したことになったのでした。

一方、国鉄時代にも「元関西鉄道関係路線への冷遇」が続いたせいもあってか、これといった改善策も行われぬまま、時代の波から取り残され、うら寂れたローカル線に甘んじることになって久しくなったJR参宮線(現在は紀勢本線の一部になっている亀山~津~多気間を含む)。それでも、実は既に明治時代より一部複線化が行われ、増加するお伊勢参りの客に対応していたのですが、こちらも伊勢電鉄と同様、戦争による「受難」を迎えることになります。いくら当時のご時世、お伊勢参りが「国民的行事」とは言っても、いくらなんでも3路線もの競合は「輸送力過剰」とみなされたのでしょうか。複線区間のレールの一方は、戦時中の鉄材供出の対象とされ、昭和18年までにこれらの複線区間は全て単線化され、現在まで復活していません。こちらを見ると、
先の第二次世界大戦がなければおそらく国鉄参宮線は全線複線化+電化され近鉄名古屋線の現在の繁栄はなかったであろう
とあるのですが、仮に近鉄名古屋・山田・鳥羽線が今と同じように1435mmに統一・直通運転されて特急街道となったにしても、国鉄~JRが以前から「やる気」を出し、名古屋~鳥羽間の電化・完全複線化(現・(2代目)伊勢鉄道の部分も)を早期に行っていれば、特急を多数運行して近鉄と熾烈な争いを展開し、また現在の近鉄志摩線「志摩電鉄」も、1067mmのままJRと相互乗り入れし、JRの豪華リゾート特急が賢島まで直通して、逆に近鉄は鳥羽まで延ばすのが精一杯、という展開になっていたかもしれません(大阪~伊勢志摩に関しては、やはり時間的にもルート的にも有利な近鉄の優位は動かなかったでしょうが…)。

>hmt さん、出来栄えはいかがでしょうか?
ご指摘があったら遠慮なくお願いいたします。

♯お伊勢参りと同様、社寺参拝を目的とした路線の競合は、「金比羅参り」にもありました。これに関しては、[24903] Issie さんの書き込みに詳しく述べられていました。


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