[7623] 蘭丸 さん
> 世田谷区 世田谷区、太子堂区、駒沢区、成城区、玉川区
世田谷区議会議事録を再度、検索したのすが、再発見できませんでしたが、
世田谷区が「政令指定都市」を目指すという大場区長発言と、出張所の上に5つの総合支所を開設して、総合支所の機能強化を打ち出した際に、この総合支所の意図とその担当地域区分は、将来の政令指定都市化と、その際の行政区割りを意識したものなのか?
というようなやり取りがありました。
世田谷区のホームページによれば
> ●総合支所
> 世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の各地域を担当する5つの総合支所があり、
> いわば「地域の区役所」と言えます。
とのことですので、5分割するとすれば、分区にせよ、世田谷単独政令指定都市化による行政区にしても、世田谷、北沢、玉川、砧、烏山の5つの名称はキーワードになるかもしれませんね。
世田谷政令指定都市については、こんなのも見つけました。
自由党の議員のページですが。
http://www.niinet.com/jiyuutousetagaya/kessan0101.htm
また、世田谷区議会の議事録は他にも面白いところが、沢山あるのですが、
単純引用は問題あることは、承知しておりますが、議事録の該当部分をurlで指定するのが難しいので、マルッと書いちゃいます。ご容赦。
<以下引用>
○小畑 委員長 引き続きまして、世田谷行革一一〇番、どうぞ。
◆大庭 委員 午前中からいろいろと難しい議論がありまして、ちょっと角度を変えまして、(「易しい」と呼ぶ者あり)易しいというか、素朴な疑問をちょっとお尋ねしてみたいと思うんです。
いわゆる県庁所在地のことについてちょっとお伺いしたいんですけれども、例えば、北海道でしたら札幌市、青森県だったら青森市、鹿児島県だったら鹿児島市ということで、県庁所在地ということで表示がなされているんですが、東京都のいわゆる県庁所在地というのはどこでしょうかということなんです。これは二十三区の都区制度改革との絡みでお伺いしているんですけれども、助役、どうですか。東京の県庁所在地というのはどこでしょうか。
◎水間 助役 千代田区になるだろうと。(「何で千代田なの」と呼ぶ者あり)県庁所在地……。
◆大庭 委員 県庁所在地ですよ。(「新宿区だよ、新宿区」と呼ぶ者あり)
◎水間 助役 千代田でございます。所在地、要するに、土地の所在を……。
◆大庭 委員 所在地ですよ、所在地。県庁所在地ですよ。
◎水間 助役 ええ、そうだろうと思います。(「新宿区だよ、新宿区」と呼び、その他発言する者あり)
◆大庭 委員 今、何と答えたんですか。
○小畑 委員長 ご静粛に願います。
◎水間 助役 失礼しました。ちょっと勘違いしていました。所在地でございますね。
◆大庭 委員 県庁所在地。
◎水間 助役 新宿区でございます。失礼しました。
◆大庭 委員 政策経営部長にもお伺いしたいと思いますけれども、どちらでしょうか。
◎平谷 政策経営部長 私も都庁がある場所で、新宿区かなと思いますけれども。
◆大庭 委員 これは中学校で地理というのがありまして、その地理の教科書で使われている地図帳があるんですけれども、これは先ほど言ったように北海道でしたら札幌市というところに印がついている。または、青森県だったら青森市というところに印がついている。でも、東京都の場合は、県庁所在地としてどこに印がついているかご存じですか。(「教育委員会じゃないからな」と呼ぶ者あり)委員長、じゃ、いいです。引き取ります。
○小畑 委員長 続けてどうぞ。
◆大庭 委員 地図帳の場合は「東京」と書いてあるんです。「東京」と書いて、一体「東京」って何なんだろうかと。先生は、東京(二十三区)というふうに説明をしているそうなんです。これは誤りなんですよ。どうして誤りなのかということを地図との関連でまず説明したいんですけれども、国土地理院の発行している五十万分の一の地図というのがあるんです。いいですか、大事なんです。この五十万分の一の地図には、作成上の決まりというのがあるそうなんです。それには、市町村名の名称はすべて表示する。これがA3に大体関東が載っているんですけれども、それには市町村名の名称はすべて表示するとなっているんです。もう一つの規定は、都道府県庁の位置は二重丸で表示するという規定があるんです。と、どうなるかというと、二十三区は市町村でないから、この地図には載っていないんです。載っていないんですよ。ですから、結局、便宜的に東京というところに印がついて、それを学習用の地図帳が採用しているんですよ。
僕が申し上げたいのは、都区制度改革で基礎的な自治体に世田谷区、二十三区がなったといっても、しょせんそれは六法全書に書いてある話なんですよ。より多くの国民は、地図帳というものを持って県庁所在地とかそういう地名を覚えるわけです。どっちが皆さんの知識の中に入るかというと、中学校で教えている方が多いわけですよ。その中に二十三区というのは載っていないんです。要するに、村も載っているんですよ。市町村ですから、村の名前も地図には載っている。でも、もうちょっと細かいのは全部載りますけれども、とりあえず基準となる五十万分の一の地図には、全国の市町村は載るけれども、二十三区は一区たりとも記載されていないんですよ。
こういうところから僕は、やはり世田谷区というのが今もって日本的に、オールジャパンでは──要するに行政区と特別区との区別がつかないわけですよ。川崎の何々区とか大阪の何々区と二十三区と、ほとんど同じような意識で持たれている。だから、そういうところを、自分たちは二十三区だから、自分たちは知っているけれども、もうちょっと日本全体に世田谷区という自治体があるんだぞという働きかけをやはりしていかないと、井の中のカワズではないか。二十三区と東京都の関係だけでやっている。
地図に名前が載っていないということは、どういうことか。認められていないということですよ。名簿に載っていないというのと一緒なわけですよ。こういう点について、国土地理院の図式適用規定というところに規定されているそうなんです。ですから、そこのところを改めるように努力していただいて、そういうことも含めないと、地図に載っていないのに、世田谷区って何、基礎的な自治体ですよなんていうのは、僕はおかしいと思うんです。そういうところに意を働かせていただきたいというふうにこれは要望として思います。
それから、昨日の中で、区長がかなり精力的に政令指定都市を目指すというふうにお一人で言われていたんですけれども、これは世田谷区のいわゆる政策会議とかなんとかということで、そういう方向に動くんだということを決めたんですか。皆さんも同意されているわけですか。
◎平谷 政策経営部長 庁議で決定した経緯はございません。ただ、そのいきさつは、きのう区長もかいつまんでおっしゃっていました。つまり、都の内部団体として扱われてきたものだから、なかなか発言というのは難しかった。ところが、とりあえず、今おっしゃるように十二年度の制度改革でまず一定の地位を得た。したがって、千代田区もそうですが、個々具体に二十三区がみずからの発言をし始めた。その中で、世田谷区にとっては私はこう申し上げたい、こういう趣旨で、きのうの後半でしたでしょうか、整理されてご答弁されたように記憶しております。
◆大庭 委員 だから、政令指定都市を目指すということは決まっていないんですね。
◎水間 助役 政策的には決まっておりません。現在の世田谷区の八十万という規模の中で、やはり千代田区は市としての権限のそういった拡充を目指すというようなことでございますけれども、区長は、恐らく推定でございますが、世田谷区の八十万という規模からして、やはり政令指定都市並みのそういった制度を目指してやろうと、そういった意欲のあらわれだというふうに私どもは思っております。
◆大庭 委員 何か意欲のあらわれとかというのが、要するにその辺は区長ですから、執行機関そのものが発言されているわけですから、その言葉は非常に重要なわけですから、皆さんは補助機関ですから、どちらかというと、区長の言葉の方に力点が置かれるわけですから、その長が身を乗り出すような形で、きのうかなり強く発言されているわけですから、そのことが何かどうも一体となっていない、今、助役の発言とちょっとかみ合っていないような気がするので、これはお言葉の用い方、使い方、そういうことについてはちょっとちゃんとしてくださいよ。内閣不統一ではありませんけれども、ちゃんと一本化していただきたいということ。
それから、こういう時代になってくると、無理に地理的概念だけで世田谷区だけでというようなことも、どうかなという感じがしますよ。世田谷だけで全部を賄うなんていうのは、ちょっと無理だと僕は思いますので、僕は、政令指定都市みたいな考え方だけに固執するのは危険というか、反対だと思います。孤立化するだろうと思いますので。
とにかく後ほどでいいですから、あと正式なところで、政令指定都市を目指す方向とかなんとかというのをもうちょっと整理して、ちゃんと区長に発言していただきたいということを要望して、私の質問を終わります。
○小畑 委員長 以上で世田谷行革一一〇番の質疑は終わりました。
<引用終わり>
私(ken)は特に、ここで発言している大庭委員なる人物について、肩入れしているわけではなく、単純にやり取りが面白いので紹介しただけで、政治的には不偏不党で、特に「面白い」以外の意図はありませんので、ご了解ください。