今度はこういう切り口でいってみよう、と思っていますが、またまたその先に。
[42192] 愛比売命さん
ただ気になるのが、「短時間で合併によって市の数が大幅に増減した都道府県もある」ということ。出題時によっては答えられる市とそうでない市があったりして、単純に同一視できないような。。。
ただ結果を示すだけというのも味気なかったので、とりあえずの目安として現時点での市の数と比較ししてみました。
その結果、意外や高知県での比が高く、必ずしも「市の数の多さ」だけで左右されてない、と言う結果になっております。
(使用回数6回の安芸市、同じく5回の土佐清水市が効いているようです)
なお、引用部分に関しても承知はしておりまして、先にやった
[42104]市別の集計の前振りで
中には平成の大合併によりすでに消えてしまった市も含まれているので直接比較して良いのか分かりませんが、
とか書いたりもしたのですが、そこで触れたもんですから
[42176]ではそう言ったことを書き忘れてしまったのです。
正直、合併の影響も考えてみたいような気はしますが、その場合は解答として使用されなかった解もすべて集計して、各回ごとに出現頻度の傾向や解答との比較を行う必要があると考えています。
が、それこそ死にそうな目に遭いそうな気がする上に、結局考察がもじゃもじゃになっちゃうのではと言う気がしますし、そもそもが本来は今回からの中身が本題でして
[42104][42104]は当初おまけとして考えてたので、そこまでやろうとは思ってません。
どなたか根性で全正答の集計をしてくれないかなぁ………。
[42195] JOUTOUさん
地元にこだわる(?)(拙稿[41992])
発言が、EMMさんに思わぬ寄り道をさせてしまい大変恐縮ではありますが、わたし的興味から言えば、それが発端(じゃないかな?)でおもしろいデータを出してもらったことを大変うれしく思っています。^^
きっかけは確かにJOUTOUさんの書き込みで、自分の傾向を語る上のバックデータの様なつもりで集計しだしたのですが、バックデータの方がよっぽどボリュームがある、と言うことになってます(^^;
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さて本題に入りたいと思います。
(ちなみに、
[42209]烏川碧碧さんのご指摘の部分は直して集計をやり直してあります)
今回は全正答数29問以上の方々の中で、解答の仕方が特徴的な人をピックアップしてみたいと思います。
29問とは半端な数字と思われるかもしれませんが、なると金時さんの全正答数が29問なので、とりあえずそこで切りました。
県別と地方別で集中具合を考えたいのですが、ここで、地方をどう分けるか、が悩ましいところです。
が、独断で私の造詣の深い区分方法である電気通信関係での地域区分(
[29093]参照)を基本として、山梨県のみ関東ではなく信越と一緒にして「甲信越」という区分にして、それで集計しました。
まず基礎データとして、地方別の正答数の割合を計算してみました。
地方 | 全正答中の割合 | 標本誤差の上限 | 実際の市の割合 |
北海道 | 3.4 | 12.0 | 4.6 |
東北 | 10.9 | 25.5 | 9.5 |
関東 | 18.1 | 36.2 | 22.7 |
甲信越 | 6.4 | 17.9 | 6.8 |
北陸 | 3.1 | 11.2 | 3.8 |
東海 | 13.8 | 30.0 | 12.4 |
近畿 | 14.9 | 31.6 | 14.2 |
中国 | 8.7 | 21.9 | 7.3 |
四国 | 6.8 | 18.6 | 4.6 |
九州 | 13.9 | 30.1 | 14.2 |
標本誤差は
[41683]で行ったのと同様の計算を、母集団数1137、抽出数29で計算し、それを正答中の各地方の割合にプラスした数字です。
本当は個々の解答者ごとに標本誤差を計算したいところですが、面倒くさかったので一番誤差が大きくなる計算をしてみました。
それから、比較のため各地方ごとの市の数が全体の何%ぐらいか?と言うのも計算してみました。
統計計算による比較はしていませんが、正答中の割合とかなり近い数字であろう、と言う結果になりそうです。
本来十番勝負の解というのは無作為抽出ではないはずなのですが、問題の内容が多岐にわたった結果無作為抽出に近い内容になってきているのかもしれません。
上記のデータと、
[42176]の県別集計のデータを元に比較を行いました。
1.特定の県からの解答が多い人
本当は1つの県の解答が15%以上あればその県に偏っている、と言えそうなのですが、解答の30%程度が一つの県でしめられていれば極端に集中しているもの、と言うことにして、それに当てはまる方を挙げてみましょう。
最も代表的な方は、今川焼さんでした。全解答中、兵庫県からの解答が38%もあるのです。
それに次ぐのが美濃織部さんの広島県31%とU-4さんの愛知県30%。
ちょっと惜しいところでHiro(&TOKO)さんが埼玉県から28%でした。
兵庫、愛知、埼玉は解として使われた実績が多い県ですので、今川焼さん、U-4さん、Hiro(&TOKO)さんは集中具合が高まっていく可能性も大いに考えられます。
美濃織部さんに関しては3.も参照してください。
2.特定の1地方からの解答が多い人
県単位ではそこそこでも地方単位では解が集中してくる、と言う人も多いわけで、それに当てはまる方を挙げてみたいと思います。
この場合、どれだけ以上の割合なら集中していると判断するかが悩ましいところで、先に挙げた標本誤差の計算結果を見ると地方ごとに基準を変えるべきなのかもしれませんが、面倒くさいので関東だけ40%以上、他の地方は30%以上の解が集中している人を挙げてみたいと思います。
東北:千本桜さん(35%)
関東:烏川碧碧さん(52%)、むじながいりさん(43%)(Hiro(&TOKO)さんは47%)
北陸:EMM(40%)
東海:(U-4さんは45%)
近畿:BEANさん(30%)(今川焼さんは67%)
細かく見ると千本桜さんは宮城、烏川碧碧さんは群馬と千葉、BEANさんは大阪、わたしは石川がやや多めなのですが1.に当てはまるほどではありませんでした。
いずれの方も居住地または出身地を中心に、その周辺地域からの解答が多い…と言うことになりますね。
また、むじながいりさんは県ベースではなんと静岡県からの解答が一番多く、ついで茨城・東京・神奈川&山梨…と続いています。
なので、次に挙げる「特定の2地方からの解答が多い人」に近い形と言っても良いかもしれません。
惜しいところとして、白桃さんが四国29%、なると金時さんが四国28%でした。
白桃さんは四国以外では岡山市率(?)は高いのですが、その他はそれなりにばらけているようです。
また、なると金時さんは九州がやや高めなようです。クイズの時だけ現れる謎多き人ですが、解答傾向とハンドルネームからすると九州と四国(徳島?)にかなり縁深いのでは??
3.特定の2地方からの解答が多い人
最初想定していなかったのですが、美濃織部さんが中国地方45%、東海地方31%と2地方で割合が高く、2地方からの解答が多い、と言う風に見ることもできます。
出身地と居住地が離れていて、それぞれから選んでいる人は他にもいらっしゃいますが、その代表と言えるでしょう。
4.解答が適度にばらけている人
解答がすべて測定誤差の範囲に収まってしまっている方が2名いました。
全解答中の地方ごとの割合とそう違いない内容で解答している、あるいは解答が特定の地方に偏ることなく適度にばらけている…と考えて良い内容なのだろう、だと思います。
それは次のお二方。
M.K.さん:
北海道4%、東北12%、関東21%、甲信越9%、北陸2%、東海10%、近畿18%、中国3%、四国6%、九州16%
いっちゃんさん:
北海道3%、東北12%、関東25%、甲信越7%、北陸4%、東海9%、近畿16%、中国4%、四国3%、九州16%
細かいことを言えば、いっちゃんさんの関東25%と言うのは標本誤差を抽出標本数68と言うことで計算した場合結構ギリギリの範囲なのですが、範囲内には違いないのでおおむね偏り無く解を選んでいる、と考えてよいと思います。
ちなみに、お二方とも関東各県がまんべん良く解答されている、と言うことではなかったので、例えば北関東と南関東とか言う風に分けると特徴が出てくるかもしれません。
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この書き込みでは触れなかった全正答数28問以下の方も、ほとんどが居住地周辺or出身地周辺の1地方または2地方に解答が偏る傾向となっているようです。
例外的に4.に近い形になっているのでは、と考えられる方としては紫魔法師さんとKKさんがいらっしゃるのですが、やや多めの地方や解答0の地方もあったりしますし、解答数が増えてくるとどこかに集中してくるのかもしれません。
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と、ここでやっとこさ自己分析です。
地方別の正答の割合は次の通り。
北海道0%、東北7%、関東0%、甲信越17%、北陸40%、東海13%、近畿7%、中国3%、四国0%、九州13%
ついで、正答の県別使用回数が次の通り。
6回:石川
5回:新潟
3回:富山、福井
2回:岐阜、熊本
1回:青森、山形、静岡、三重、大阪、奈良、山口、大分、沖縄
また、誤答は石川4回、新潟・福井2回、富山・静岡1回でした。
北陸にこだわっている、と言いつつ実際はまず石川→なければ富山・福井、っちゅう風に考えているのがよく分かります。
新潟が多いのは、北陸3県の次に必ず新潟を確認するためですが、解が北陸3県になくても新潟にはあることが多いのでは?とも考えられます。どうなんでしょう?
なお、「実際には北陸3県に解があるのに、何かあって別の地方から解を選ぶ」と言うこともあります。
解が他の方に使われてしまったから、とか北陸にあるのを気づかなかったとか言う時もありますが、他の方を惑わそうと思って(出もかえってヒントになっちゃうことの方が多いような?)そうすることがほとんどです。
十番勝負で行けば、五回問二、五回問七、七回問一、七回問九が「北陸に解があるのに他の地方のを選んだ」問題になります。
(「北陸の解が他の方に使われてしまった」に該当するのは五回問三。「北陸にあるのを気づかなかった」のはいっちゃん学園ではありましたが、十番勝負では今のところありません。)
こういう事もしている一方で北陸に解がなかったりすることもある、そんな中でも北陸での解答割合が40%だったわけですが、じゃあ問題数が変わったらどうなるの?もしかしたら割合が下がるかも?とふと思ったので、ためしにいっちゃん学園で行った解答を思い出せるだけ思い出して、その集計結果と十番勝負の集計結果を合計して地方別の割合を計算し直してみました。
そしたらこんな事に。
北海道3%、東北4%、関東9%、甲信越12%、北陸40%、東海7%、近畿8%、中国4%、四国1%、九州12%
あれ、北陸の割合は変わんないぞ(笑)