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ekinenpyouさんの記事が10件見つかりました

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[102073] 2021年 6月 7日(月)19:48:36ekinenpyou さん
「町村名の読みの内側の連続する1文字以上を取ると市名になるもの」【前編】
[101956][101968]グリグリさんで示された「読みの内側の連続する1文字以上を取ると町村名になる市」の一覧について、
プログラムなどでリストアップする場合、想定される組み合わせを全部用意してチェックしているのかと思ったのですが、
[101958][101969]N さんのご指摘により若干の漏れがあることが判明し追加訂正されました。

上記と類似しますが「町村名の読みの内側の連続する1文字以上を取ると市名になる」ものを当方でリストアップしてみましたので
以下に参考として示しておきます。(対象となる町村932・市792で町村の郡名は含めません。明細は出典参照のこと)

【7組】2市
山形県金山町(カ-ネヤ-マ)・福島県金山町(カ-ネヤ-マ)・埼玉県川島町(カ-ワジ-マ)・奈良県上北山村(カ-ミキタヤ-マ)
徳島県神山町(カ-ミヤ-マ)・愛媛県上島町(カ-ミジ-マ)・熊本県嘉島町(カ-シ-マ) → 福岡県嘉麻市(カマ)
東京都御蔵島村(ミ-クラジ-マ)・福島県三島町(ミ-シ-マ)・福井県美浜町(ミ-ハ-マ)・愛知県美浜町(ミ-ハ-マ)
三重県御浜町(ミ-ハ-マ)・和歌山県美浜町(ミ-ハ-マ)・鹿児島県三島村(ミ-シ-マ) → 徳島県美馬市(ミマ)

【6組】5市
北海道赤井川村(ア-カイガ-ワ)・青森県鰺ヶ沢町(ア-ジガサ-ワ)・福島県浅川町(ア-サカ-ワ)・神奈川県愛川町(ア-イカ-ワ)
和歌山県有田川町(ア-リダガ-ワ)・香川県綾川町(ア-ヤガ-ワ) → 徳島県阿波市(アワ)
宮城県七ヶ浜町(シ-チガハ-マ)・宮城県色麻町(シ-カ-マ)・千葉県芝山町(シ-バヤ-マ)・和歌山県白浜町(シ-ラハ-マ)
奈良県下北山村(シ-モキタヤ-マ)・香川県小豆島町(シ-ョウドシ-マ) → 三重県志摩市(シマ)
群馬県高山村(タ-カヤ-マ)・富山県立山町(タ-テヤ-マ)・福井県高浜町(タ-カハ-マ)・山梨県丹波山村(タ-バヤ-マ)
長野県高山村(タ-カヤ-マ)・沖縄県多良間村(タ-ラ-マ) → 東京都多摩市(タマ)
長野県南牧村(ミ-ナミマ-キ)・長野県南相木村(ミ-ナミアイ-キ)・大阪府岬町(ミ-サ-キ)・岡山県美咲町(ミ-サ-キ)
佐賀県みやき町(ミ-ヤ-キ)・福岡県水巻町(ミ-ズマ-キ) → 兵庫県三木市(ミキ)
宮城県美里町(ミ-サ-ト)・秋田県美郷町(ミ-サ-ト)・埼玉県美里町(ミ-サ-ト)・島根県美郷町(ミ-サ-ト)
熊本県美里町(ミ-サ-ト)・宮崎県美郷町(ミ-サ-ト) → 茨城県水戸市(ミト)

【4組】3市
福島県泉崎村(イ-ズミザ-キ)・茨城県茨城町(イ-バラ-キ)・新潟県出雲崎町(イ-ズモザ-キ)・熊本県五木村(イ-ツ-キ)
→ 長崎県壱岐市(イキ)
北海道神恵内村(カ-モエナ-イ)・岩手県軽米町(カ-ルマ-イ)・神奈川県開成町(カ-イセ-イ)・奈良県河合町(カ-ワ-イ)
→ 山梨県甲斐市(カイ)
長野県川上村(カ-ワカ-ミ)・静岡県函南町(カ-ンナ-ミ)・奈良県川上村(カ-ワカ-ミ)・宮崎県川南町(カ-ワミナ-ミ)
→ 高知県香美市(カミ)

【3組】4市
埼玉県小鹿野町(オ-ガ-ノ)・山梨県忍野村(オ-シ-ノ)・岐阜県大野町(オ-オ-ノ) → 兵庫県小野市(オノ)
群馬県長野原町(ナ-ガノハ-ラ)・千葉県長柄町(ナ-ガ-ラ)・和歌山県那智勝浦町(ナ-チカツウ-ラ) → 奈良県奈良市(ナラ)
岩手県洋野町(ヒ-ロ-ノ)・福島県広野町(ヒ-ロ-ノ)・奈良県東吉野村(ヒ-ガシヨシ-ノ) → 東京都日野市(ヒノ)
秋田県三種町(ミ-タ-ネ)・熊本県御船町(ミ-フ-ネ)・鹿児島県南種子町(ミ-ナミタ-ネ) → 山口県美祢市(ミネ)

【2組】10市
広島県安芸太田町(アキ-オオ-タ)・熊本県芦北町(ア-シ-キタ) → 秋田県秋田市(アキタ)
北海道厚真町(ア-ツ-マ)・東京都青ヶ島村(ア-オガシ-マ) → 愛知県あま市(アマ)
長野県飯綱町(イ-イヅ-ナ)・沖縄県伊是名村(イ-ゼ-ナ) → 長野県伊那市(イナ)
北海道上ノ国町(カ-ミノク-ニ)・秋田県上小阿仁村(カ-ミコア-ニ) → 岐阜県可児市(カニ)
岩手県葛巻町(ク-ズマ-キ)・奈良県黒滝村(ク-ロタ-キ) → 埼玉県久喜市(クキ)
沖縄県渡名喜村(ト-ナ-キ)・沖縄県渡嘉敷村(ト-カシ-キ) → 岐阜県土岐市(トキ)
北海道中標津町(ナカ-シベ-ツ)・北海道中頓別町(ナカ-トンベ-ツ) → 大分県中津市(ナカツ)
山形県中山町(ナカ-ヤ-マ)・福島県中島村(ナカ-ジ-マ) → 福岡県中間市(ナカマ)
福島県檜枝岐村(ヒ-ノエマ-タ)・福島県平田村(ヒ-ラ-タ) → 大分県日田市(ヒタ)
北海道南富良野町(ミ-ナミフラ-ノ)・埼玉県皆野町(ミ-ナ-ノ) → 岐阜県美濃市(ミノ)

ここまでは、(3文字となるものもありますが)おおむね先頭と末尾2文字を組み合わせたパターンになっています。
この他、残りが30組あり全て1町村→1市の組み合わせになりますが、長くなるので後日続きを投稿いたします。
(事前にわかる方は一部分でも回答を示していただいて構いません)

【ヒント】市名が2文字の市(9組)・3文字の市(18組)・4文字の市(3組)です、2文字のものはプログラムなどを使わない方でも
恐らく容易に解けると思います。
[101558] 2021年 4月 25日(日)19:08:57ekinenpyou さん
Re:淡路島の所属など
[101544]hmt さん
kenさんの記事 [11989]に記載されたような事情 があったものと推察
いわゆる稲田騒動については徳島市電子図書館にある庚午事変(庚午事変編集委員会 編集)に詳細な記述があります。
(全文がネット閲覧可能)

淡路島の一部に関しては、下記よりも前から 兵庫県管轄であったようです。
第一次兵庫県(慶応4年~明治4年11月)の県域
その通りのようです、徳島県側の資料も確認してみました。
徳島県統計書(平成30年)の1.土地・気象 より
近世も、徳島藩は淡路も領有していた。明治になり、廃藩置県によって、4年に徳島県が置かれたとき、淡路のうち、津名郡を分離した。間もなく名東県と改称したとき、淡路一円も管轄することとなった。
書き方がやや大雑把ですが、M4.7の廃藩置県(徳島藩→県)でいったん津名郡を分離(兵庫県管轄)としたものの
M4.10~11の1次府県統合で名東県になった際、元に戻ったという趣旨の記述になっています。

また、津名郡 - Wikipediaには
「M4.5に38村6浦が兵庫県の管轄となる」とありました、双方の記述が(細かい点では)一致しません。

上記を踏まえ、公文書類で履歴を探りますと(前述のものと)少し時期にズレがありますが以下の通りでした。
法令全書. 明治3年の第677号(M3.10.15沙汰)では
「旧稲田領(淡路国1万4500石)を兵庫県管轄」とあり(法令上は?)この時点で同県管轄になったと考えても良いのかもしれません。

【参考】公文録・明治三年・第百二十二巻・徳島騒擾始末(四)より
稲田九郎兵衛従前家禄十分一下賜北海道移住御達(6コマ)同日徳島藩への沙汰も同趣旨
兵庫県ヨリ稲田九郎兵衛操替米渡方ノ儀上申兵庫県ヨリ管轄高御振替方上申(6コマに稲田九郎兵衛元領地 淡路国の記述)

次に
明治4年11月20日の太政官布告 第609号
ですが、同日布告で津名郡の一部を(新設)兵庫県が当分管轄とあるものの、法令全書. 明治4年の右端
太政官布告第600号(M4.11.15)、同日沙汰には(元兵庫県管轄)津名郡の一部は名東県の管轄になることも記されています。

※法令全書は若干文字が見づらいので名東外四県被置阿波外三国諸県被廃御布告伺(7コマ)も参照のこと

なお、上記には元津山藩(県)管轄→1次府県統合で北条県が当分管轄するとされた
小豆島の一部についても香川県(1次)の管轄になることが記されています。

しかしながら、香川県統計年鑑(令和2年)1 土地・気象では
北条県に属していた小豆島の西部6村の池田、土庄、渕崎、上庄、肥土山、小海は、少し遅れて明治5年1月25日に香川県に編入された。
と記されています。次々と行われる藩・府県の再編に追いつけないという事態が容易に想定されたため、布告では
「移管元で当分管轄」という表記も併用し、実態上の移管までタイムラグが生じることを許容していたのでしょうか、
M5.1.25付の太政官布告や沙汰・大蔵省布達の類は(存在していた可能性もあるのですが)、当方では確認できませんでした。
(小豆郡誌でも西部6村を遅れて編入という記述は無い模様)

【おまけ】書ききれなかった分もあり恐縮ですが、それらは都合上後日の投稿とさせていただきます。
[84575]YT さん
最近の国勢調査に掲載されている過去の都道府県別面積の内、昭和10年~22年の数字は昭和10年全国市町村別面積調によるとありますが、そもそも昭和15年と昭和22年の国勢調査報告書には面積の記載が全くありません。
国公認ではないですが、Japan area and population by Ken, Shi and Gun. 1930-40.という英文資料があります。
(日本地名大辞典や法令全書などを元に作成されたM354-1A, population statisticsの附属物?)

ただし、[74314]hmt さんにもある通り
例えば別府市の面積。
1935年9月4日に 別府市は速見郡石垣村,朝日村,亀川町を編入 していますから、内閣統計局版96コマ記載の面積を合計すると、同年10月1日の面積は101.01km2となるはずです。
ところが、日本地名大辞典の表では22.47km2と、編入前の面積のままです。
国勢調査報告(S10)ではこの問題は生じていませんが、作成プロセスの関係で?同資料は同様の記載が存在しており注意を要します。
※一応欄外には都市年鑑(S16)は101.01km2とも記載があります。
[101551] 2021年 4月 24日(土)09:38:15ekinenpyou さん
五條市役所の位置を変更する条例の一部改正についてなど
[101547]まがみ さん
このような“○○条例を改正する条例”みたいなものは、施行と同時に元の条例に取り込まれて、形の上では消滅します。ですので、“令和2年条例第47号”という条例が単独で存在するわけではありません。
以下はもう少し詳細を知りたい方のための補足など・・・

会議録でのやりとり&経過について
令和2年五條市議会第4回12月定例会会議録/五條市令和2年12月8日会議録(第2号)(8コマ)
令和2年五條市議会第4回12月定例会議決内容
議第59号 五條市役所の位置を変更する条例の一部改正について → 令和2年12月17日原案のとおり可決

上記は市の条例ですが、国の政令の場合も改正する政令を作って都度内容の加除を行います。
一例として[99317]MI さんでも取り上げられている
地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令(平成七年政令第四百八号)という
中核市の一覧を示した政令について

・中核市が増える場合 → (政令本文に追加する)政令を制定します。
地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令の一部を改正する政令(令和2年政令第307号)
以下本文より部分抜粋
地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令(平成七年政令第四百八号)の一部を次のように改正する。「吹田市」を「吹田市 松本市 一宮市」に改める。
附則
この政令は、令和三年四月一日から施行する。

・同上、減る場合 → (政令本文から削除する)政令を制定します。
地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市の指定に関する政令の一部を改正する政令(平成23年政令第323号)
以下本文より部分抜粋
附則
(施行期日)
第一条 この政令は、平成二十四年四月一日から施行する。
中略
第四条 地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令(平成七年政令第四百八号)の一部を次のように改正する。
「姫路市 熊本市」を「姫路市」に改める。

※この場合、熊本市の中核市からの除外と政令指定都市への追加がセットですので、その名称は
「地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市の指定に関する政令の一部を改正する政令」になっています。
なお同日に特例市→中核市になった豊中市については別途
「地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市の指定に関する政令の一部を改正する政令」(平成23年政令第324号)が
制定されています。

【参考】総務省|新規制定・改正法令・告示 政令(要綱&本文・理由&新旧対照表が確認できます)
[101549] 2021年 4月 23日(金)19:39:45ekinenpyou さん
市町村制施行時の「市区町村名の文字頻度分析」
[101536]サヌカイト さん
先程「川」で調べたところ誤差1でした。あえて治しません。この数え方が大雑把なので
表題の件分析お疲れさまでした、(大筋で合っていると思いますが)以下当方の結果と比較したものを記します。

【上位20位の文字について】
総数が(+1)になったもの、田(1位)1194→1195(以下数省略)・川(2位)・野(3位)・山(5位)・島(8位)※・津(11位)・三(16位)
同上(-1)になったもの、谷(19位)273→272

※当方データでは変遷情報の神奈川県三浦郡豊嶋村を「豊島村」としておりますので実質同数(406)とみて良いと思います。
(成立時のM22県令9号では確かに豊嶋村とありますが、M36告示239号で豊島村→町とあり表記ゆれと解釈)

上記以外の部分は、現状では具体的にどの点が違うのかは当方ではわかりかねます。
(気が向いたら次回の十番勝負の後にでも調べてみてください、なお道府県別の内訳数があれば比較はできます)

【1回しか登場しない文字の数 392文字について】
熊本県宇土郡不知火村の「火」が抜けているようです。変遷情報検索

他、字体の表記ゆれなどについては(比較の元となるデータが違いますし、長くなるので)数点しか書きませんが、
福島県相馬郡大甕村(現在の南相馬市原町区大甕)のようなものは「甍」「甕」としても良さそうですね。(変遷情報も同じ)
また「眞」千葉県君津郡真舟村変遷情報も「表記の揺れ:真舟村」とあるので「真」と同一視しても差し支え無しでしょうか・・・

最後に「齋」岡山県苫田郡上齋原村は「斎」(常用漢字)と同一視しても良いかもしれませんが、
変遷情報もあえて「齋」を採用しています。(平成の大合併で消滅)
【参考】苫田郡西部合併協議会第12回協議会(新町の名称・3コマ)
合併時(新町の)名称候補として「斎野津富町」はOK「奥富齋原町」はNGだったそうで、細かい点で厳しいですね・・・
(9コマにもある通り、常用漢字でない漢字が含まれているものを無効としたとのこと)
[101533] 2021年 4月 18日(日)08:39:29ekinenpyou さん
令和2年国勢調査速報値など
[100771]白桃 さん
神奈川、香川など、2020年国勢調査の速報値が出るまで、推計人口の公表を休止するという県もあります。
上記については本日までに令和2年国勢調査香川県速報令和2年国勢調査結果速報(横浜市独自集計による人口・世帯数)
などが示されています。

[101527]N さん
自筆の署名も新字体になっていますし、「愛知県知事」としては新字体が正なのかもしれません。
ただ、「一宮市長」としては一覧で旧字体になっていますので、県知事になるにあたって字体を変えたのかもしれませんね。
調査の方ありがとうございました。
「愛知県知事」としては新字体でも良さそうですね、細かい点は本人にお伺いしないとわからないかもしれませんが・・・

[78532]hmt さん
所沢市長の「当麻よし子」さんは、所沢市HPにも この名 が使われていますが、本名は「当摩好子」さんのようです。
「当麻よし子」さんは主に市長時代のみ使っていたのでしょうか・・・
令和元年春の叙勲受章者名簿旭日章 小綬章以下(埼玉県)では本名のみ記されていました。
東京都を見てみると、本名が漢字で()内の芸名等はひらがなとか、「崎」「﨑」の違いなどもきちんと区別されているのですが・・・

その他雑件、当別町サイトで記されていた下記について
「石狩当別駅」「石狩太美駅」駅名の変更
 駅名に「石狩」と表記があることで、自治体名を石狩市と誤認している町外の方が多いことから、現駅名より「石狩」の削除を含めた駅名への変更について協議する。
札沼線の駅(当別町内)に関するお知らせ(4.14付・2コマ)で正式決定しました。

【おまけ】[101492]拙稿謎々回答については後日まとめて投稿しますので、初心者向けに簡単な謎々を1つ出しておきます。
以下は各回の国勢調査においてある条件(人口に関するもの)を満たす自治体数の推移を示したものです。

国調年自治体数国調年自治体数国調年自治体数国調年自治体数
T0955S2266S45528H071,524
T14100S2543S50814H121,645
S05143S3082S551,057H171,088
S10119S3561S601,155H22739
S15157S40273H021,322H27738

※S22~45については沖縄県を含めません
具体的にどういった条件を満たすものを計上したかをお答えください、とりあえずノーヒントとします。
【参考】全国の市区町村数の推移(市区町村変遷情報)
[101521] 2021年 4月 12日(月)19:30:49ekinenpyou さん
Re:山形県の歴代市町村長など
[101518]N さん
早速のフォローありがとうございました、仰る通りかと思われます。岸宏一金山町長の就任日ですが、[78500]にまん さんでは
1971(S46).5.?
と大筋で合っていたようなのですが、なぜか1971(S46).4.30と登録されたようです。
【参考】岸 宏一(厚生労働副大臣)

[101490]N さんで(千葉県知事の)就任日が1日ずれているという的確なご指摘があったので、当方からも若年首長のページで1点だけ
平良 幸市さん(沖縄県知事)は1976(S51).6.15就任とありますが
知事ファイル-全国知事会では(10日後の)6.25となっており、沖縄県サイトの記述と一致します。

沖縄県公報(6.18当選人告示)となっており、その後の就任が妥当であろうと思われます。

【おまけ】
元愛知県知事の神田 真秋さんの本名は「眞」が旧字なのでしょうか、知りませんでした。(S26年生まれなら、あり得ると思いますが)
例えば皆様ご存知の有名なこちらの方は別名義とありますので本名ではなさそうです、人名漢字は色々と解釈が難しいですね・・・
人名用漢字の新字旧字「真」と「眞」より
「目」の下の部分がくっついた「眞」は、昭和56年10月1日から平成16年9月26日の間だけ、子供の名づけに使えたということになります。
当方のような素人だと「目」の下の部分があいた「眞」と「目」の下の部分がくっついた「眞」程度の違いなら
包摂字形で良いのでは?とも考えてしまうのですが・・・

※例えば人名漢字では「俱」○・「倶」× となるようですが、地名なら現在通用しているものは「倶知安」「倶利伽羅」などです。
旧字は「俱知安」(左中央上)・「俱利伽羅」(右3段目)

【参考】人名用漢字別表の変遷(「俱」は平成16年9月27日に追加)

拙稿[101515]追記・山形交通三山線に関する写真が掲載されている別サイトをご紹介
津島軽便堂写真館(当時の白岩駅の様子がよくわかります、朝は早いですが下り最終電車は19時だったそうです)
[101515] 2021年 4月 11日(日)10:48:44ekinenpyou さん
Re:クイズの答えなど
以下は長くなるので分割投稿にしました。

[101509]伊豆之国 さん
この問の共通項は…[83002]を見ると一目瞭然。「白」の付く駅がある、「白」の付く現存する町です。
[83002]伊豆之国 さん
このうち惜しいのは白鷹町。お隣の長井市に「白兎」という駅([77114])があるのですが、白鷹町との境界線まで約1km弱。白鷹町にあるお隣の駅「蚕桑(こぐわ)」までは1.4kmです。

山形県における平成の大合併は庄内地域で実施されその他は従来のままでした、
過去に遡りますと現在の寒河江市白岩に白岩駅が存在しており、ここは明治期以降(昭和の大合併まで)西村山郡白岩町の領域でした。

[13511]深海魚[雑魚] さんより
羽前高松ではかつて、山形交通三山線が分岐して、西川町の
間沢まで延びていました。非電化の左沢線から電鉄線が分岐するという構図も当時ならではの現象です。
【参考】山形交通三山線(夏季・冬季の貴重な写真あり、夏は酷暑&冬は豪雪の中電車を走らせるのは大変だった・・・)
白岩駅跡(かつての駅舎を利用?)

白岩について少し補足
大日本地名辞書(左下)
市街名邑及町村二百戸以上戸口表(M21)の第二表(名邑)にも記載があります。M33年に村→町
白岩発電所東北電力管内でも最古参の水力発電所です。

【おまけ】
山形県市町村概要(令和2年刊)
PDF(58コマ)に歴代市町村長の就任日記載あり、このあたりの不明情報を一部補完できるかもしれません・・・
自治体名欄の背景色が緑色は合併ですでに消滅した自治体です(同一市名での新設合併による消滅も含みます)。

真室川町は新設合併を経ています。
[101514] 2021年 4月 10日(土)20:47:31ekinenpyou さん
Re:千葉県夷隅郡旭町など
[101512]MI さん
これは恐らく誤植でありまして、同年4月6日縣報p20正誤で次のように訂正されているのです。(pdfの11コマ)
○正誤 縣令第十八號別冊八ページ土村區域根本内新田ハ根木内新田同四十三ページ新町村旭村ハ旭町(中略)の誤
 ということで「旭町」が正当だったのです。
早速のフォローありがとうございました。
的確な説明です、この件は役場位置との対比でも不自然な点がわかるのですが(正誤が比較的早期に出たため?)
国側(内務省)へも上手く伝わったらしく二十二年末市町村現住人口別冊(M23.10.6告示)でも適切な分類表記となりました。

また、千葉県統計書(M23)でも町数3となっており、一部では正誤情報が反映されております。
※M23.12.31現在なので、大多喜&旭の他、同年に実施された勝浦村→町を含めます。

なお、[68959]MI さんにもありますが新潟県の刈羽郡石地町および中頸城郡大瀁村について

二十二年末市町村現住人口別冊(刈羽郡の村名4番目、上条村の下)→石地町村
同上(中頸城郡の村名9番目)→北大瀁村

新潟県公報でM23.5.2正誤までに2箇所の訂正を示していますが、M23.10.6内務省告示にはまだ反映されていません
(M22.12.31現在の人口を各市区町村から収集しそれを元に作成?)

翌年(M24.7.8告示)二十三年末市町村現住人口別冊(刈羽郡の町名2番目)→石地町
同上(中頸城郡の村名中ほど明治の隣)→大瀁村

適切な対応がなされているように見えますが、M23年中の町村分合改称(右上)に石地町村→石地町と誤解を招く記載が見られます。
この2点は現在県サイト(市町村の変遷一覧表)では以下のような表記となっています。
7.柏崎地域(2コマ)は成立時より石地町であるのに対し、11.上越市(2コマ)はM23.5北大瀁村→大瀁村の改称

地味ですが、正誤情報については(わかる範囲で)何らかの形で把握しておくと良いと思われます。
不可解な例)M22県令甲第22号をベースに作成されたと思われる新潟県中頸城郡是を見ると、正誤情報が反映されておらず
更に「北大瀁村」がM34.11.1の大瀁村成立まで存在したという架空の履歴が示される。

【おまけ】あまり知られていない資料1点紹介
[79130]むっくん さんで解説がなされている新旧対照市町村一覧の著者は(東京)和泉橋警察署で
冒頭で「先立って警察区画書を作成し、非売品として頒布した」という趣旨の記述がありますが
恐らくその資料は全国現行警察区画一覧(M20.10.3版権届)であろうと思われます。
名前からはわかりにくいのですが、内容は警察署管轄毎に多くの町村名が掲載された町村一覧もどき?になっています。
(沖縄・一部島嶼地域除く)

この年代の資料は地方行政区画便覧(M18年末時点)をほぼそのまま写したものが広く知られていますが、
確認したところ地域によって差はあるものの例えば石川県では
羽咋郡羽咋村→町(M20.5.5県令第90号)は反映済み(3行3列)
珠洲郡飯田村→町(M20.9.21県令第145号)は未反映(1行2列)
となっており、(表のデザインは似ていますが)完全な複製ではないことが確認できました。

【注】全国現行警察区画一覧について補足、[78767]千本桜 さんより
仙台区を構成する市制町村制施行前の町村名等の中頃にある
田原長町通, 車町, 柳町通, 北目町通, 新小寺小路, 榴ヶ岡, 長泉寺横
の「新小寺小路」は正しくは「新寺小路」のはずですので、ご確認おねがいします。
地名索引(左ページ5列目最下部)は「新寺小路」ですが、この点は地方行政区画便覧(5行6列)の記載を引き継いでしまったようです。
宮城県(1行2列)参照

※地名索引も「木町通」を「本町通」(左ページ9列目中央部、支倉町の上)とするなど
(国刊行の資料ですらも不可解な箇所がありますので)細かい部分は[79130]むっくん さんにもありますが
「町」or「丁」のような微妙である箇所を判別する資料としては単独では使えないものと考えています。
仰る通りで、位置づけはあくまで参考資料の一つといったところでしょうか・・・
[101511] 2021年 4月 9日(金)20:41:04ekinenpyou さん
宇都宮市徳次郎町(とくじろうまち)についてなど
[46378]みやこ♂ さん
宇都宮市北方の宇都宮インターそばには「徳次郎町」というのがありまして,「とくじろうちょう」とも呼ばれますが,地元では「とクジラ」と呼ばれておりますです。(^o^)
上記については、徳次郎町 本当は「とくじら」? 宇都宮市 読み方変更へ審議(読売新聞オンライン)
などを経て以下の通り対応がなされました。
徳次郎町の名称(読み方)が変更になりました(宇都宮市公式Webサイト)
(R3.3.1以降10日間の)Twitter上での関連投稿

令和2年度 第40次宇都宮市住居表示等審議会(第2回)会議録(1コマ)より
昭和29年の宇都宮市と河内郡富屋村の合併の際に,読み方についての審議した資料等は確認することはできなかったが,表記を「徳次郎町」,読み方を「とくじろうまち」と定め,告示している。
昭和の大合併で徳次郎町の読みを「とくじろうまち」としたので「とくじら」という読みは(1954年以来)
66年ぶりの復活という記述が各所に見られますが、当然ながら「徳次郎」という地名はそれ以前から存在するので、
本稿ではいつ頃から「とくじろう」という読みが出てきたかについて(簡単に調べてみたので)ログに残します。

【参考】第40次宇都宮市住居表示等審議会(第1回)次第
(6コマ)4-(1)-イ 資料に見える地名、(13コマ)徳次郎の名称(由来・読み方等)

まず、国刊行の日本地誌提要(M5-10)(真ん中)・郡区町村一覧(M14)河内郡(右ページ6行6列)
民間刊行の下野国町村名尽(M14)(右端)ではいずれも「徳次郎(トクジラ)」であった点が確認できます。

次に国刊行の地名索引(M18)(真ん中)では読みが「とくじろう」になっている点が確認できます、
民間刊行の帝国地名大辞典(M35-36)河内郡富屋村(右中央)&駅路(右下)・市町村大字読方名彙(T14)(真ん中下の富屋)も同様です。

明治維新前の資料でも「とくじろう」という読みを記したものが存在しているかもしれませんが、
国刊行の(地理)資料としては「地名索引(M18)」あたりが先駆けと言えるのかもしれません、M22の町村制施行による
合併時(もしくはそれ以前)に公称地名「とくじろう」という読みが定められていた可能性もあり得ます。

【おまけ】[101492]拙稿謎々の答を書こうと思いましたが、(次の十番勝負まで少し時間があるので)保留しておきます。
[101459]サヌカイト さんで作成ルールが示された市町村制施行時の「市区町村名の文字頻度分析」ですが、
そもそも市区町村変遷情報が何を根拠として市区町村名の文字を決めているのか?という点について、
大筋は[76874]むっくん さんで示された府令県令など(一部地域を除く)に記載された名称を元に(新旧字体の区別などを無くして)
忠実に従って作られていると思われます。

しかしながら、稀にこれらの記載に拠らず(不採用となり)ボツになったもの(市区町村名)がありますので、そうしたものを(今後)
少しずつ紹介してゆきます、エントリーナンバー1番は定番の?荏原郡 世田(ヶ)谷村あたりにしようと思いましたが
(リンク先は直接の関係はありません)、[11610]まがみ さんで示されたような構想を現在も模索しているかもしれないので
(諸事情により)保留とし、初心者向けとして[63494]グリグリさんで示されたリスト中の「千葉県夷隅郡旭町」にしておきます。

さてこの夷隅郡旭町ですが県令をほぼ忠実に転記した千葉県新旧町村対照ではなんと「旭村」になっております。
この影響か郵便区画町村便覧(M25.4)新旧対照市町村一覧(右上)
更に千葉県が作成した千葉県統計書(M31)夷隅郡(次の47コマ参照)にも「旭村」が拡散しており困ったものです。

この件に関する解説は後日示しますが、恐らくMI さんもご存知のはずなので(仔細を)教えてくれるでしょうか・・・
[101492] 2021年 3月 30日(火)19:15:00ekinenpyou さん
Re:大日本國東山道陸奥州驛路圖や仙台藩の商業統制など
[101489]千本桜 さん
国絵図の図式規定を知りたいと思っていますが
全ての箇所を読む必要はないと思いますが、いくつか(ネット閲覧可能なPDFなどを)挙げると以下の通りです。
(特にカッコ内コマは参考になると思います)

正保国絵図の調進と絵図様式の統一化について(7~9,18~24コマ)
国絵図にみる絵図村の表現とその分布(4コマ~)

元禄年間の国絵図改訂と新国絵図の性格について(9コマ~)で
「国絵図に関する文献としてよく引き合いに出される」と紹介されている「好書故事」もネット閲覧できます。
近藤正斎全集. 第3

これらと、仙台領 国絵図覚書 / 佐藤宏一(東北歴史資料館研究紀要. 3)
図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館一覧
あたりを参照するとだいたいのことはわかるような気もしますが、細かいことは調べきれない点もあると思うので
国絵図読解事典
著者の小野寺淳先生が所属する国絵図研究会に聞いてみるなどすると何か知見が得られるかもしれませんね。

【おまけ謎々】郡の変遷(Issie さんのホームページ)などであまり触れられていない、(明治維新以降の)郡に関する?地味な
履歴情報をリストにしてみました。例によって(最上段以外は)「?」で伏せておきます。(答え合わせは後日、事前回答もOKです)

年月日郡名など参考(ヒントなど)
M3.2.27津久井県→同郡難易度初級、過去ログ[65669]hmt さん・相模国津久井県名改称伺
M4.10.10四国のどこか(なぜかあまり知られていない、当時の資料類からの捜索は容易なので難易度中級)
M5.10.19関東のどこか(郡名というより郷村地名の一部だったとも解釈できますので、参考扱い=難易度上級相当)

なお、消滅した郡の一覧 - Wikipediaにある
明治22年(1889年4月1日) 福岡県表糟屋郡・裏糟屋郡(合併して糟屋郡に)

[42562]hmt さんより
黒田長政の時代に、箱崎村を中心とする表粕屋郡と、香椎村を中心とする裏粕屋郡と称するようになったとのこと。
これは(M22.4.1より前に既に)公称の郡名ではないと思われるのですが、事実はどうなのでしょうか???


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