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みやこ♂さんの記事が20件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[54350]2006年10月6日
みやこ♂
[54275]2006年10月1日
みやこ♂
[54231]2006年9月28日
みやこ♂
[53827]2006年9月5日
みやこ♂
[53646]2006年8月27日
みやこ♂
[53645]2006年8月27日
みやこ♂
[53396]2006年8月15日
みやこ♂
[53385]2006年8月15日
みやこ♂
[53348]2006年8月13日
みやこ♂
[53345]2006年8月13日
みやこ♂
[53194]2006年8月9日
みやこ♂
[53032]2006年8月5日
みやこ♂
[52987]2006年8月4日
みやこ♂
[52956]2006年8月3日
みやこ♂
[52903]2006年8月1日
みやこ♂
[52780]2006年7月30日
みやこ♂
[52682]2006年7月26日
みやこ♂
[52681]2006年7月26日
みやこ♂
[51697]2006年6月8日
みやこ♂
[51625]2006年6月3日
みやこ♂

[54350] 2006年 10月 6日(金)17:58:53みやこ♂ さん
夜コレクション
今日は中秋の名月・・・のはずが(この辺では)大荒れになっちゃいました。わたくしの住まいあたりでも,スギ・ヒノキの梢が稲穂の如く揺れておりました。さぞやタヌキたちも残念がっていることでしょうね。
というわけで「月夜」ならぬ「夜(プチ)コレクション」としゃれ込んでみました。Yahoo地図から,自然地形名限定でお送りします。

留夜別岬北海道留夜別村(国後郡)
夜沼岩手県 八幡平市
夜沼川岩手県八幡平市
十二夜森岩手県岩手町(岩手郡)
小夜鳥島宮城県東松島市
大夜鳥島宮城県塩竈市
夜討坂宮城県角田市
一夜島秋田県小坂町(鹿角郡)十和田湖内の島
夜明島川秋田県鹿角市
夜蚊鳥屋山山形県小国町(西置賜郡)
木地夜鷹山福島/新潟県 阿賀町(東蒲原郡)夜鷹山のとなり
夜鷹山福島/新潟県西会津町(耶麻郡)木地夜鷹山の隣り
夜越川茨城県潮来市
夜後沢群馬県みなかみ町(利根郡)
月夜ヶ鼻東京都八丈町
月夜見山東京都奥多摩町(西多摩郡)
月夜見沢東京都檜原村(西多摩郡)月夜見山から東流
夜明山東京都小笠原村父島
六夜山新潟県上越市
月夜棚長野県白馬村(北安曇郡)
夜間瀬川長野県中野市/山ノ内町(下高井郡)
夜滝瀬川長野県中野市夜間瀬川の別名か?同じ流れ
一夜山長野県長野市昔の鬼無里村
一夜山長野県白馬村(北安曇郡)
月夜沢峠長野県木曽町(木曽郡)
月夜沢長野県松本市次の月夜沢と月夜沢峠を介して同名
月夜沢長野県木曽町(木曽郡)
夜ノ池長野県長和町(小県郡)
夜烏山長野県阿智村(下伊那郡)恵那山東方
月夜立岩長野県栄村(下水内郡)
月夜の段山梨県南部町(南巨摩郡)
二十六夜山山梨県上野原市
夜叉神峠山梨県南アルプス市
夜子沢川山梨県身延町(南巨摩郡)
二十六夜山静岡県南伊豆町(賀茂郡)
夜泣石静岡県掛川市
当夜坂石川県輪島市
久須夜ヶ岳福井県小浜市
夜叉ヶ池福井県南越前町(南条郡)
夜泣峠京都府京都市左京区
夜久野ヶ原兵庫県朝来市
夜鷹山兵庫県神河町(神崎郡)
通夜島和歌山県串本町(東牟婁郡)
暗夜峠和歌山県有田川町(有田郡)
夜母瀬来島根県隠岐の島町(隠岐郡)
夜市川山口県周南市
五夜嶽香川県坂出市
夜明峠愛媛県西条市
夜昼峠愛媛県八幡浜市
夜鳴川愛媛県久万高原町(上浮穴郡)
夜須川高知県香南市
夜峰山熊本県南阿蘇村(阿蘇郡)
夜狩川熊本県八代市
夜星川鹿児島県さつま町(薩摩郡)
夜萩浦鹿児島県薩摩川内市
[54275] 2006年 10月 1日(日)01:23:43みやこ♂ さん
ふるさとの街を見渡せる幸せ
わたくしの師匠筋にあたる人物がこんなことを言っていました。「ふるさとの街を見渡した経験によって,思い出は深まる。ふるさとへの愛情を育てたいのなら,ふるさとの街が印象深く見える場所を用意してあげることが大切だ」と。

我がふるさと,佐野の町を見渡す場所といえば,かつてはJR両毛線佐野駅のすぐ北側にある城山でした。この山の南端に立つと,旧佐野市街,いわゆる旧佐野町は一望のもとだったのです。子供のころの記憶では,当時はロクに高い建物もなかったし(今でもないけど),渡良瀬川のほうまでよく見えたような気がするなぁ。
ところが近年,佐野駅の南北間連絡歩道が高架でかかってしまい,駅舎も空中へ浮上。城山の地盤高とほぼ等しくなってしまいました。だいぶ「見えなくなってしまった」んですよ。もう少し設置場所をずらすとか,駅舎は元通りの場所に建て直すとか,替わりの展望場所を用意するとか,そういう「景観的配慮」がなされたかったことが,とても残念です。

そこで,というわけでもありませんが,ちょっとまとめてみました。題して「ふるさとの街を見渡そう(市街地展望)」です。
[54231] 2006年 9月 28日(木)17:33:26みやこ♂ さん
しまった!!
[54227]YSK さん
油断をしていますと身近な市の出題がなされるかもしれません。
[53827] 2006年 9月 5日(火)19:19:13みやこ♂ さん
深田クラブのページにて
[53649] futsunoおじ さん
[53646]の「昭和59(1984)年に昭文社から“日本二百名山”が刊行された」というわたくしの書き込みですが,どうやら間違っていたようです。どうもすみません。これの書き込みについては,深田クラブのHPを参考にしました。この中の【深田クラブ著『日本200名山』の選定経緯と刊行について】というところに
『日本二百名山』はクラブ創立10周年を記念して選定され、それを昭和59年(l984)年、『日本200名山』(昭文社)として刊行したものです。
と明記してありまして,それをそのまま鵜呑みにしたものです。
ところが futsunoおじ さんの蔵書は「昭和62年9月初版発行」ですし,実を言えばわたくしの所有する本も同年同月の初版。こりゃおかしいゾと思いまして同サイトをよく見ると,「クラブの紹介」の方では
3.出版及び執筆関係
 1987年9月 『日本二百名山』を昭文社より刊行。第7版まで刊行される。
とありました。また,「1987年9月初版~3刷の表紙」という画像も収められていましたので,どうやら1984年説は何かの勘違いのようですね。「昭和62年9月初版発行」が最初でよさそうです。たいへん失礼いたしました。


ところで futsunoおじ さんは「日本百名山」の「4刷」をお持ちなのですね。すごいですねぇ。わたくしの蔵書は「12刷」で,しかも親友のおじいちゃんからの形見分けです。わたくし,長いこと文庫本でしか日本百名山を目にしておりませんでした。
[53646] 2006年 8月 27日(日)21:09:27みやこ♂ さん
そして「日本○百名山」
追録した「奥越後三山([53605] 山登りのネタ探し人さん)」で「荒沢岳」が登場しました。この山,[53633]で futsunoおじ さんもご紹介のとおり,「ミスター日本二百名山」なのであります。そこでせっかく(?)ですので,「日本○百名山」についてちょっとだけ書かせていただきましょう。

深田久弥(ふかだきゅうや)の「日本百名山」は,昭和39(1964)年に単行本として発表されました。ただそれは,昭和34年(1959)3月号から毎月2山づつ,「山と高原」という雑誌に連載された記事をまとめたものでした。
彼自身,日本のめぼしい山を百山選ぼうと発想したのは,戦前のことであったようです。「日本百名山」に
わが国の目ぼしい山にすべて登り、その中から百名山を選んでみようと思いついたのは、戦争前のことであった。その頃ある山岳雑誌に「日本百名山」と題して二十五座ぐらいまで連載したが・・・
との記載が見られます。

深田久弥は昭和46(1971)年,山梨県の茅ヶ岳を登山中に亡くなりました。終焉の地には石碑が建てられているそうです。当時,深田は「世界百名山」を執筆中で,やはり雑誌に1月2山づつ,連載していました。たしか40座くらいで絶筆となっています。

その後,昭和53(1978)年に至り,日本山岳会が「日本三百名山」を発表します。これは「山日記」という登山用の手帳(のような本)で発表されたものでした。手帳大ですから山の詳しい説明などもなく,山名とか標高とか,どの辺にあるとかのデータしかなかったはずです。
【この「山日記」,かつてお茶の水橋そばの茗渓堂(めいけいどう)という書店から毎年出版されていたのですが,何年か前に絶版になりました。オレンジ色の鮮やかなカバーがかかっていて,山行記録を書き込めるようになっていたなぁ・・・。数冊持っていたのですが,すっかり仕舞いこんでしまって,残念ながら今は参照することができません。】

さらに昭和59(1984)年,かの昭文社から「日本二百名山」が刊行されます。著者は「深田クラブ」。深田久弥その人や深田文学,深田百名山を愛する人々の集まり,といっていいかもしれません。最初はクラブ内の選考委員会で検討し会報で公表,その後出版物としてとりまとめたもののようです。クラブ創立十周年記念事業であるとか。
(てっきり深田久弥の存命中に発足したクラブだと思っていましたが,こうしてみますと,お亡くなりになった後のようですね。)

このような流れで,「日本○百名山」が確立していったわけです。現在では,その他「花の百名山」「○○○の百名山」「日本百山」などの類書もた~くさん出されています。そうそう,山に限らず,「滝」「谷」「湧水」「道」「渚」など,「百選もの」は文字どおり「百花繚乱」の趣がありますよね。
もしかしたら「百選もの」って,百くらいあるのかも。あとで「百選コレクション」でも作ってみようかしらん。


・・・ちょっとだけ,のつもりでしたが思いの外長くなってしまいました。興味のない方には長々とお目汚し,失礼いたしました。
[53645] 2006年 8月 27日(日)21:04:18みやこ♂ さん
ふたつのお願い
[53605] 山登りのネタ探し人 さん 毎度お世話になっております。「裏越後三山」をご紹介くださり,ありがとうございます。
ところで,ちょっとしたお願いがあります。わたくしこのHPで「三山コレクション」や「アルプスコレクション」などをはじめとして,地名コレクションの編集をさせていただいている者です。
今まで何度も情報をお寄せいただいておりますが,どうか,隅っこで結構ですから「みやこ♂」の一言をお書き込みいただけますと助かります。
当方いつもROMってはおりますが,なかなか書き込みには不自由しておりまして,ちょっと間が開きますと検索に苦労してしまうものですから。いやなに「そんなものはちゃんとメモしておけば済む」といえばそのとおりではありますが。

・・・かくして早速(でもないですけど),「裏越後三山」追録させていただきました。ご確認ください。また futsunoおじ さん の[53633]も,大変わかりやすい説明なので,記事リンクを張らせていただきました。


それともう一つのお願いをfaith さんに。
faith さん,ご覧になっていますか。 再登場を願っているものがここにも一人いることをご承知ください・・・。
[53396] 2006年 8月 15日(火)18:57:17みやこ♂ さん
山頂と三角点と山岳標高
[53356] 北の住人 さん 「山の高さ」
木々の中の最高点より、視界の良い三角点の方が、山頂としての雰囲気があるそうです。
まさにおっしゃるとおりで,頂上をちょっと離れた場所に良い展望所がある,というのも良く聞くお話です。
常念岳自体は,山頂も良い展望台になっていますが,[53194]で例示した「前常念岳」は,見通しが良く効くので一等三角点設置の場所に選ばれたと聞いています。わざわざキッチリ絶巓に置かなくても,「コストパフォーマンス的にここでいいやぁ~」という話があったとか,なかったとか。
[53370] 千本桜 さん のおっしゃる「蔵王山脈の前烏帽子岳」も同様の理由と想像します。

三角点や三角測量のお話しは,皆さん先刻ご承知のはず。なのでちょっとくどいかも知れませんが・・・。
そもそも三角点は,三角測量のための測量点ですから,高さよりもむしろ「平面での位置を確定させる」ことが主たる役目なわけです。したがって選点作業では「見通しが効くこと」が絶対条件になるので,結果として山頂や山頂付近の見晴らしの良いところに埋設されることが多くなりました。
しかも三角点には標高数値が与えられており,一方で水準点は平地に設けられることが多いようですから,山岳地では高さを知るためには三角点の数値を用いるほかなく,自然と「三角点は山の高さを表しているもの」と思われるようになったのでしょう。

選点作業に際して,もうひとつ重要な要素があります。それは「将来的に三角点標柱の維持が容易であること」です。つまり,いくら見通しが効いても,そこが険しい岩峰だったりすると,埋設した三角点の周囲が落ち着かず,やがて標柱自身が転がってしまう危険性が高いので,避けるわけです。
たとえば富士山頂の剣ヶ峰や槍ヶ岳山頂などは,無理して建てたがために,三角点標柱が維持できなくなった例です。
富士山頂の二等三角点は,剣ヶ峰の崩壊により当初の標柱が倒壊の危機に瀕し,改埋されました。この際,三角点自身の標高も変わりました。ただ,安定した地盤にまで標柱を下げると「富士山の標高がかわってしまう」と言われたがために,無理矢理(?)にコンクリートで固め,四捨五入して3776mになるよう,3775.6mに設定されています (ちょうど3775.5mにしなかったのは,10cmの余裕をみた,ということなのでしょうか.とはいえ,実際に「富士山の一番高い場所」は今でもちゃんと3776mあるそうですが。

すなわち,ここでは「三角点標高が山の高さを表すこと」を明確に意識しています。
槍ヶ岳(二等三角点)も,あのへんで一番目立つ峰だけに,何が何でも山頂に三角点を置きたかったのかもしれません。ただ,せっかく無理して設置したのに,とうの昔に倒壊し,そのまま復旧されることなく,今では失われてしまったようです。

これらをまとめると,「三角点標高は山の高さを表しているわけではないが,だからといって全く無視しているわけでもない」ということになるでしょうか。積極的に「山の高さ」を知ろうとしては,いなかったわけですから。
であるからこそ,平成3年の「日本の山岳標高一覧 -1003山-」が画期的だったと考えるわけです。


トコロデ,じつはわたくし,三角点の標高数値を疑っております。
たとえば現行の1/5万地形図での「槍ヶ岳」では,明治末期の測量成果がそのまま使われています。以前見比べたことがあったのですが,主な山岳標高の数値に変化はありませんでした。
むろん,当時の測量官の腕を疑うものではありませんし,測量機器の精度も,そのころ既に充分なものであったことは承知しています。明治期以降,現在に至るまでに改測作業も行われています。でも,それ以外の要素に対する疑義なのです。
色々な困難な条件が重なり合った明治期の山岳地帯での測量で,1mや2mくらいの誤差はあってもよさそうに思えるんだけどなぁ。
どこかで誰かが「今さら変更なんてできないぞ,なぁ~」と言っているような気がするのですが。
[53385] 2006年 8月 15日(火)12:57:38みやこ♂ さん
恋のベンチシート
[53370] 千本桜 さん
・・・山小屋にジュークボックスが有ると思った、この感覚。沢田研二♪「勝手にしやがれ」。
「ジュークボックス」ではありませんが,「山頂に行けばジュースの自動販売機(ジュースボックス?)がある」と,後輩をだまして頑張らせたことがあります。「ジュースを冷やす電気はどうするんですか」という鋭い突っ込みがあったので「馬鹿,今どき風力発電でも太陽光発電でも,何でもあるだろう」と苦しいウソをつきました。
山頂に着くと後輩は,かわいそうに息も絶え絶え「センパイ,自販機はどこスか・・・」 
実際にはそんなものがあろうはずもなく,かわいそうな後輩くん,がっかりして放心状態に陥るわけです。そこですかさず,「○○,よく頑張ったな」とリュックから冷えたジュースを差し出す,と。

・・・悪い先輩でしたが,それが伝統というものです。

さて,みやこ♂,明日から旅に出ます。行先のヒントは「EMM さん/5th」です。何のことだか。
※(標題,中身と微妙に違うな・・・いや,全然違う。)
[53348] 2006年 8月 13日(日)15:22:59みやこ♂ さん
なあるほど
[53346] いっちゃん さん
確かに見えました (*_*)v  ひゃあぁ~,それにしても 1980年スか,つい最近じゃないですか。

それと,まだこのへんにも交換候補地はありますが,ここは無理でしょうね~(ちなみに雲竜寺には田中正造のお墓があります)。佐野から館林に向かう時,渡良瀬川を渡る手前で「群馬県」の看板が出てきて,いとをかし。
[53345] 2006年 8月 13日(日)12:40:59みやこ♂ さん
十番勝負初参加 感想
今までわたくし,十番勝負は傍観者だったのですが,今回初めて参加させていただきました。ではたった2問ですが,回答順に感想を(一応,正答率100% ←2/2ぢゃ,威張れないですけど)。

問十
[52678] 稲生 さん の書き込みでピーンと来ました。「そういうことか!」では我が栃木県から,ということで日光市をねらうも既に[52646] Zzz さんがご回答済みです。どうしようかな,と思ってよく見直してみたら,なんとHNと等しい読みの宮古市がまだ未回答!「こりゃ,門外漢の珍回答ゆえ,迷彩にもなるな」と早速記念の初回答を書き込みました。つられてしまった[52693] かぱぷう さん,ごめんなさい(でもちょっと嬉しかったりして ^^; ドウモスミマセン)。

問八
[52773] いっちゃん さん のヒントで,「複数の郡に跨る市域」であることを確信しました。まさにこのHPに相応しいお題です。ただ複数といっても,2つあるいは5つの郡ではクイズにならないでしょうから,「3つか4つの郡」と推定しました。
そうなると,すぐに我が郷土佐野市を連想したのですが,付帯条件について悩んでしまいました。つまり明治22年以降の市町村単位では,安蘇郡(おおかたの佐野市)と足利郡(吾妻村)の2郡だけしかありません。その他は微々たる境界変更でしかないわけです。
しばらく悩んでいたのですが,バクチにでることにしました。もし「3つの郡」なら「旧町村単位で3つの郡域にまたがる市」で,「4つの郡」なら「境界変更を含む」と (とはいえ当方,全国に「旧町村単位で3つの・・・市」がどのくらいあるかを把握しておりません)。
もし境界変更を含むなら,佐野市にも立派に資格があります。やっぱり「佐野市」を回答したかったので,「きっと4つの郡に違いない,そうだ,そうだ」と思うことにしたわけです。
4郡のうち,安蘇郡,足利郡については上述のとおりで,下都賀郡(三鴨村)の一部編入は過去記事([24594])にも記載したとおり。そしてあとの1郡は,群馬県との境界変更で邑楽郡域をお迎えしたことがあったんですね(旧田沼町,葛生町域の市境は,群馬県へ移る一方で,お迎えしていないハズ:1/20万の地勢図でも旧国境とのズレが確認できます.)。

これはあまり知られていないはず。しかもそう書く自分自身が,お迎えしたのが確かに邑楽郡域だと思うにしても,いつ,どの辺で境界変更があったのか全く記憶(知識)にないのであります。

だからバクチ。不安([53032]文末)。
「果たしてそんな,境界変更までも踏み込んだクイズなのか!そこまでやるのか!」と思いながらも「このHPならやりそう♪」という確信と,「佐野市と回答したかった♪」のと。
[53007] EMM さん,[53009] いっちゃん さん,お手間かけました。

それにしても
[53009] いっちゃん さん「この目で確かめました」
???あれれ???目に見える???もしかしたらわたくしの勘違い???あれれ???
[53194] 2006年 8月 9日(水)03:13:11【1】みやこ♂ さん
何を持って一山とするかなんて,誰にもわからない
近いところでは[52900] 北の住人 さん,[53170] 役チャン さん が「山って何?」と悩んでいらっしゃるようです。わたくし的には既にゲダツしておりまして(失笑),「そんなもん,テキトーでいいのよ,テキトーで」と思っておるところです([34307]中段)。
かつて futsunoおじ さんが[34266]
雑誌「山と渓谷」今年(2004,みやこ♂注)の7月号に”なにをもって「山」とするか”といった鼎談が載っていますが、統一した基準はない(作れない)というのが結論のようです。 多くの人が山だと認めたものが山であるようです。
と紹介されていますが,ここで「もうひとつの検討例」について,お示ししたいと思います。

例によって,国土地理院が平成3年に発行した「日本の山岳標高一覧 -1003山-」から引用します。お上がこの本を作るに際して,五百沢智也氏を委員長とし,ほか6名(みやこ♂お気に入りの西丸震哉氏[49655]も含む)からなる「山の高さに関する委員会」が設立され,山の高さについて検討しました。当然,その経過途中で「何を持って一山とすべきか」という討論がなされたようなのですが,この本にその概要がありましたので,以下抜粋します(この本,去年筑波の「地図と測量の科学館」のミュージアムショップに行ったときには,まだ在庫がありました.)。
そこには主要な検討事項として以下の(1)~(4)が記され,説明されています。

(1) 山とは
眺めた感じで一つの山の範囲を定める。山には一つの頂上に斜面が集まる単純なものもあれば,複数の峰,複数の頂上を持ち,全体の総称としての山名と部分的な峰や山頂部に別の山名を持つものもある。

(2) 頂上のとらえ方
山体を構成する岩石圏の最高地点とする。人工的建造物も山体の一部とは見なさない(これについては[34823]も参照ください)。

(3) 山と山名の取扱いについて
〔例として富士山(山頂は9つの峰からなり,中腹に宝永山/小御嶽,裾野に大室山/長尾山などの多くの寄生火山を有する)や南アルプス北岳(白根山と呼ばれる一連の山並みの最高峰で,白根山の標高を北岳で代表させるなら,間ノ岳や農鳥岳は埋没されてしまう),北アルプス穂高岳(これも最高峰の奥穂高岳で代表させると涸沢岳,北穂高岳,前穂高岳が埋没する)を掲げ,〕このように,山にはたくさんのピークが寄り集まって全体として一つの山をつくるケース,あるいは一つ一つが立派な山となるピークで,そのピークのそれぞれに部分的な部分的な山名もあり,同時にそれらをまとめた全体の山名も存在するというケースもある。
こうした各種のケースについて1つの山の範囲を統一した基準であきらかにすることは困難である。一つの方法として,隣合う山頂間の距離とその間の谷の深さとから,山を区分することを検討したが,それだけでは,全国の山を対象とするには不十分であることが判明した。そのため山を遠望したときの直感的印象,地域住民・登山関係者間での慣用などを併せとり入れて山を区分した。

(4) 標高について
三角点,標高点,等高線の3種類で対応した。
(長い引用,終わり:なお引用文は,文意が変わらない程度にアレンジさせて頂いたものもあります)

こうして,宝永山・間ノ岳・中白根山・農鳥岳・西農鳥岳・涸沢岳・北穂高岳・前穂高岳など,数々の峰が「山として」残されました。一番肝心な部分は(3)の最後の方,「一つの方法として,隣合う山頂間の距離とその間の谷の深さとから,山を区分することを検討したが,それだけでは,全国の山を対象とするには不十分であることが判明した」のくだりでしょうか。結局のところ「ケースバイケースで落ち着いた」ということです。
どうです?大したこと書いてないでしょう?
たとえば(3)の中頃,「たくさんのピークが寄り集まって全体として一つの山をつくるケース」「一つ一つが立派な山となるピークで,そのそれぞれに部分的な部分的な山名もあり,同時にそれらをまとめた全体の山名も存在するというケース」とありますが,この2つのケースの違いがおわかりになりますか?ほとんど一緒です。

(1)の異端の例では,たとえば「山」というと360度下に向かった斜面で囲まれていないといけない,という気がしますが,ところがどっこい,たとえば「前常念岳」などは一等三角点を有しているものの,実際には尾根の張り出しに過ぎない(里から見上げると立派な峰に見える,そういう意味では涸沢槍[41882]も類似例)わけです。
(2)の場合では,一番低い山として知られる「天保山」や「大潟富士」などは人工物なので,「山じゃない」ということになってしまいます。長らく天保山が「一番低い山」の座を誇っていたのは,「盛り上がった場所にある三角点としては一番低い」というのが,その根拠でありましたでしょう(落書き帳アーカイブズ地上で日本一低い場所はどこか?)。
本邦第3位の奥穂高岳山頂(3190m)に3mのケルンを作って,2位の北岳(かつて3192m,現在3193m)を凌駕しようとしたものの,ケルンは山の高さには認められないので結局シャレで終わった,のも有名な話([34266] futsunoおじ さん)。


だから結局,何か条件をつけをしないと山の定義は無理のようなんです。特に比較する場合,一般論として「何番目」とかというランキングしたりする場合は,「お楽しみ」とか「お遊び」の観点を忘れてはならない,つまりあんまり真面目に突き詰めないで,テキトーにやるのがいいのだ,とわたくし考えております。
[53032] 2006年 8月 5日(土)01:58:03みやこ♂ さん
だから地名は奥深いのに(激謎?)
[52918]で futsunoおじ さんが書かれた「とりあえずの」双耳峰の定義ですが,
「双耳峰」は、「相似峰」でもある。
正直,これには気づいておりませんでした。なるほど,確かに。二つに分かれていても,両者にスタイルの近似性がないと美しくないですよねぇ。これは案外,重要な視点かもしれませんね。
また,下記のご発言にも全くの賛意を表します。丹念に資料を追いつつ道なき道を行く,そんな特異なコレクションだと思います。
「双耳峰コレクション」が他のコレクションと異質なのは地図上では通常「双耳峰」などとは記載されていないことです。そこで編集者の意向が表れやすいコレクションと言えます。

実は,あるとき職場で回覧されていた国の機関誌に,見事な双耳峰の写真が出ていたのです。静岡県の山でした。早速 futsunoおじ さんにお教えしようと地図検索,十分双耳峰と確認し,念のためネット検索にもかけたところ,残念ながら全く出てこない。
人口に膾炙しないのでは,これはちょっと推薦できないかなぁ,などと思っているうちに,肝心な山の名前を失念してしまいました。まずは見ていただいた方がよかったかな,ちょっと残念です。

[52939] 北の住人 さん
ペトウトル山、その筋では有名な人だという大島亮吉が「非常に顕著な山容の頂だった。烏帽子のように尖って黒々としたやわらかな線で起伏する頂のうえからすっくと聳えていた」と表現しているんです。これを読んで「烏帽子は形ではなくやはり色か」と心の中で叫びました。烏帽子の種類と形を調べた事があるんですが、烏帽子にもいろんな形があるようです。もっとも、世の中の烏帽子岳や烏帽子岩は特定の形なんでしょうが。
大島亮吉,有名です。大正末期のアルピニストです。雪崩の研究成果などを発表し,高い評価を受けました。昭和初期に前穂高岳の北尾根を登攀中に墜死しています。彼の遺稿は全集などにもまとめられ,「山・先蹤者」という単行本は今でも入手可能なはずです。
また,色起源の「烏帽子」地名がある,というのは今まで全く聞いたことがありませんでした。見ようによって,とんがっている山のことを烏帽子岳,烏帽子岩と呼ぶものだとばっかり思っていたのです。今度,そういう意識でも写真や本を眺めることにしましょう。
それとかつて,「烏帽子コレクション」に着手したことがあるんですよ。あんまり山頂系コレクションを増やしてもしょうがないと思って,結局やめましたが。

[52945] むっくん さん
確かに「鯖街道」とは若狭街道に等しく,しかもメインであるとの刷り込みがあったように思います。なるほど,いろんな視点が重要ですね。そうそう,そういえば,「街道」という名称は新しいものではなかったでしょうか。確か江戸時代には「道中」とか「往還」とか呼ぶことが普通だったのではなかったかと。ん?それにしては「五街道」などと使いますよね。
(・・・馬脚を顕す前に退散しないと・・・失礼しました。)


ふと気がつきますと,深夜の徘徊者のご報告が,わたくしめの第400回目の書き込みでございました。門外漢であるわたくしがここまで来られたのは,ひとえにオーナーさまはじめ,皆様方のご厚情のゆえと存じます。厚く御礼申し上げるとともに,これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて,[52965] 京葉Walker(白桃) さん(すみませんっ),[52967] YSK さん
深夜のフィールドワークの結果,一番重要なのは足ごしらえであることを今更ながら実感しているところであります。ヨソイキのため黒革靴を履いていたわたくし,あんよはすっかりマメだらけ,ギクシャクとしか歩けません。
それにしてもまぁ,我が国の(古い)都市間道路は「車のために作られている」ことを再認識させられた調査行(?)でありました。道は狭いし(わたくしの歩いていたのは,旧50号です),たまにある歩道はでこぼこで,アスファルト舗装は脚に悪いし・・・。もっとも,あそこを歩く人はあんまりいませんかネ。

[52967] YSK さん
こちらにご連絡をいただければお迎えにあがりましたのに・・・。
えっ!それはなんという暖かいお言葉!そのための第1歩として,まずはりょうもうプチオフ会でも開きませんと。
それでは今度イオン太田店で「YSKさまぁ~みやこ♂が喜久屋書店カウンターで待ってます」というアナウンスを入れてもらおうかな・・・。いや無論,冗談ですけれど。・・・どうかご安心を。


それから十番勝負について
[53007] EMM さん,[53009] いっちゃん さん
わたくし,間違い覚悟で「佐野市」と書き込んだのですが,正解と言われて一番驚いているのは,案外自分自身かもしれません。わたくしの考えていることが,本当に「共通項」なのかなぁ・・・発表までかなり不安です。
[52987] 2006年 8月 4日(金)00:38:25みやこ♂ さん
 【第十二回】新URL(uub.jp)引越記念 全国の市・十番勝負
問八 佐野市   ♪
[52956] 2006年 8月 3日(木)03:31:52みやこ♂ さん
おいら,両毛Walker!
うれしいことに [52918] futsunoおじ さん,[52939] 北の住人 さん,[52945] むっくん さん のお三方にお声がけしていただいていますが・・・

昨日,実は東京方面に出張しておりましてね,十数年ぶりに学生時代の友人と,浅草の鯨料理店で一杯ひっかけたんですワ。“あるこほる”なんて何年ぶりだろ。とっても楽しかったです。
そうしましたら帰りの最終りょうもう号(東武伊勢崎線)で見事に寝過ごしましてね,気がつきゃ足利市駅。そりゃ駅前にタクシーはありました。けれどわたくし,こんな非生産的なことに何千円も払えるほど裕福ではありません。家に電話するも,みんな寝ているのか,誰も出てくれないし。

てなわけで,おいら両毛Walker!(YSK さん,ごめんなさい)
足利市と佐野市の距離を全身で実感して参りました。所要時間約3時間。今,風呂上り。へとへとです。
・・・どうもすみません,おやすみなさい。
[52903] 2006年 8月 1日(火)21:59:03【2】みやこ♂ さん
海谷駒ヶ岳は双耳峰か?
[52859] 北の住人 さん
・・・最近悩んでいる素朴な疑問が「山とは何か」。
「双耳峰コレクション」「日本で一番山が少ない県」「大阪府の最高点が金剛山の南方で最高峰は大和葛城山」この3つが私を悩ますわけで、山とは点なのか線なのか面なのか。山頂が山なのか。尾根と山は違うのか。山はどこで他の山に移るのか。山は数える事ができるのか。
これを拝見して思うところがあったので書き込みます。
「何をもって1山とするか」については,かつて国土地理院が「日本の山1003」を編纂した時にも話題にのぼっております。各種有識者の相談の結果,最終的に数値的な(さらには地形的な)定義をすることは断念した,と報告書で読んだ記憶があります。
「そう呼ばれ,そのように定着しているから,それは1つの山である」という現場主義をとったということのようですね。
わかりやすい例を持ち出せば,たとえば「富士山」です。普通「富士山」といえば,あの秀麗な山裾を引くひとつの大きな塊,あれ全体で一つの山,「富士山」という認識でしょう。しかし宝永火口の脇には「宝永山」があり,最高地点の名称は「剣ヶ峰」という。お鉢巡りをすれば,8つの3700m峰があり([24406]文末),その他にも多くの無名峰があるわけです。

だからもし,顕著なのに名前が付いていない「無名峰」があった場合,名前を書いた標柱を山頂に建ててしまって,善意の第三者がそれを引用するのをじっと待つ,ということもできるわけです(どうやら栃木県内にはその実例があるようなんです)。
たとえばこのような手段で「○○乗越」とか「剣ヶ峰」とかいう看板を立ててしまい,もしもそれが定着したならば,そのうちに地名コレクションにも収録されることになるのでしょう。決して歓迎できないお話しです。


そして 北の住人 さん が感じておられる違和感を考えてみました。きっとお悩みなのは,みやこ♂のお示しした海谷駒ヶ岳について「これって双耳峰?確かに山頂は2つに分かれているけれど」というところなのだと思います。

確かに地図を見れば,海谷駒ヶ岳の山頂自体は二つに分かれておりますが,里から見上げた時には,背後にある,より標高の高い鬼ヶ面山が目立つようですね。確かにこれでは周囲から眺めた時に「なるほど双耳峰だ」という説得力に欠けるように思います。
双耳峰という言葉には,きっと色々な解釈が成り立って,おそらくは「山頂が,甲乙つけがたい二峰に分かれている山」としての双耳峰の他に,「周囲から説得力ある姿で望見できる双耳峰」というものがあるのでしょう。わたくしが[52780]で用いたものは前者,futsunoおじ さんのコレクションコンセプトは後者なのだ,と考えますと,この微妙な違和感の解消につながらないでしょうか。
そもそもこのコレクションで集めているのは「双耳峰だと呼ばれている山」+「編集者の futsuno おじ さんが(公平な心で)双耳峰だと考えている山」なんだと思います。そうであれば,それはわたくしの担当するコレクションでも同じ。
ですから futsunoおじ さん([52867]),この場合,「地名コレクション」内での「整合性」は考慮しなくてもよろしいのではないでしょうか。
(※あくまでも futsunoおじ さん のコレクションコンセプトは想像ですので,違っていましたらどうもすみません:後刻追記)
(※その後,[52900]北の住人 さんの書き込みを拝見しますと,う~ん,だいぶズレていたみたい。失礼しました:後刻追記その2)
[52780] 2006年 7月 30日(日)02:14:24みやこ♂ さん
駒ヶ岳コレクションをいじっていたら・・・
futsunoおじ さん,双耳峰コレクションを拝見するたび,ほれぼれしております。
とても整った表で,見やすく,なんというか「清潔感の漂う」コレクションページですよね。それにひきかえ・・・
それはそうと,実は駒ヶ岳コレクションの地図リンクをいじっておりましたら,こんな記述が出てきました。
16 新潟県 駒ヶ岳 (海谷駒ヶ岳) 東峰と西峰の双耳峰
地図を眺めてみますと,十分双耳峰として成立するようにも見受けられます。判定をお願いしてもよろしいでしょうか???
[52682] 2006年 7月 26日(水)01:47:38みやこ♂ さん
【第十二回】新URL(uub.jp)引越記念 全国の市・十番勝負
問十  宮古市
ううん。。。
[52681] 2006年 7月 26日(水)01:45:27みやこ♂ さん
やっと書き込めましたです。
[51722] 北の住人 さん
(シレトコ地名を求めて)千島の20万図をざっと見ましたが発見できませんでした。
お手数をおかけしました。どうやらわたくしメの勘違いだったようですね。確かにIssieさんのページで樺太にあったものを拝見した記憶がよみがえりました。たいへん失礼いたしました。御礼の遅れましたこととあわせてお詫び申し上げます。
礼文にも知床があります。
こちらは数年前参上して,しっかり写真に収めてあります♪


[51814] [51845] 矢作川太郎 さん
この様な引用の仕方をしてしまいすいません。
とんでもございません,どんどんいじってくださいませ。何よりお返事遅れまして申し訳ありませんでした。
複数の核を有する「地域」や「区域」に何かひとつの名称を付与しなければならないとすると,もしかしたら「連称」は一番わかりやすい“賢い”解決法なのかもしれません。むろん,好みの問題は別として,ですが。

そういえば擦り込みなんでしょうが,わたくしどうも地名って「漢字二文字が基本だろう」って偏見を(明らかに)持ってますね~。


[51965] futsunoおじ さん
三山コレクションの標高間違いについて 「香川県 水主三山」
ご教示ありがとうございました。もしかしたらご確認済みかもしれませんが,しばらく前に修正させていただきました。
それにしても,地名コレクションでの地図リンクずれを全部直すの,なかなかに難儀なことでございます・・・。


[52497] むっくん さん
【三国境地名】の19で近江と若狭と丹波に接しているとご紹介の三国岳は三国峠とも言います。
ご教示,ありがとうございます。コレクションページに反映させたいと思います。
さて,近畿地方に限らず,山のピークを「トッケ」と呼び,「峠という国字」をあてることはままあるようで,「希少地名」コレクションシリーズにも色々姿を変えて登場しているようですね。


といいますわけでみなさま,お久しぶりでございました。引き続きよろしくお付き合いのほど,お願い申し上げます。
[51697] 2006年 6月 8日(木)23:35:08みやこ♂ さん
審査してくださ~い 「ループ橋」コレクション
太白さんの「ループ橋」コレクションに,どうやら栃木県からは上三川I.C.の「暫定もの(?)」しか収められていないようです。
そこで,日光市の川治温泉そばのここはいかがでしょうか?結構地元では有名なので,もしかしたら既出かもしれませんし,既に却下されてしまっているのかもしれませんが。もしも初見でしたら,ぜひともご審査願います。
[51625] 2006年 6月 3日(土)02:53:32みやこ♂ さん
尾瀬国立公園の分立に想う(長文御寛恕)
わたくし,生粋の両毛人間です。栃木県民としての意識はかなり薄いと自覚しております。足繁く館林市や太田市に出没し,日光への往復も高速道路を使わないなら「今市経由」よりは「大間々経由」を選択します。ですから群馬県にはとても親近感を抱いており,もし佐野市を含む両毛地区が栃木県を離脱し,群馬県にお嫁入りするならそれだっていい,とさえ思っています(何かと迷惑でしょうが・・・「鶴舞う形」も崩れちゃうし・・・)。

[51585] YSK さん
栃木県が今回の事態になる前に「日光尾瀬国立公園」への改称をのんでいれば、今回のようなことには至らなかったのかもしれません。それだけ群馬県の尾瀬への思い入れは強いということなのかもしれません。小委員会委員長の谷津議員は、うちの選挙区(群馬3区)の選出だったりします・・・。
はて,改称について環境省から正式に栃木県に相談は来ていなかったと思います。新聞報道では気づきませんでした。尾瀬サミットで3県知事が盛り上がってそういう発言があり,それに対して日光市が「う~ん,ちょっとなぁ」とか返事をした,というのがわたくしの認識でした。
いずれにせよ,制度発足以来70年余も続いてきた「国と地域の協同関係」を一昨年国が一方的に破棄して以来,「国立公園行政は国のモノ」になっていますから,地域としては口をはさむことは難しいと思います。実際に,栃木県は態度を保留しているハズです。

[51590] 稲生 さん
富士箱根伊豆国立公園という立派な国立公園が1都3県にわたって存在していますよね。日光・尾瀬の両地域は一つの国立公園と存続することで相乗効果を発揮するということは,ないんでしょうか?
わたくしは「相乗効果を発揮するのは難しい」と思います。富士箱根伊豆国立公園の場合は,富士山の見える景観を軸として成り立っているように見えます。「富士景観を中心としてまとまった国立公園である」と言ってもいいかもしれません。
日光地域と尾瀬地域との間には,そこまで強力な接着剤はありません。公園区域も,利用のための動線が弱く(というかほとんどない)一体ではありません。それを強化するための大規模な開発も許されない環境下にあります。現実的に,経由する人を除いて栃木県から尾瀬を目指して入山する人は皆無でしょう。しかも両者は自然公園としての性格がかなり異なっているため,利用形態も全く違っていると言わざるを得ません(ただし,そのような国立公園は「日光」だけではありません)。
そんな両地域を一体として「日光」を冠した国立公園にした理由は,ここでは詳細に触れませんが,端的に言えば当時の担当官たちの考えによります。わたくしが今回の騒動(嫌な表現ですが,あえて記します)に今ひとつ釈然としない気分を抱いているのは,今回の登場人物が,パイオニアであった彼らの考えを理解せぬまま,あるいは知らぬままに,突っ走っている観があるからです。


国立公園第一期生である戦前の12公園で,設定当時に地名併記していたのは「富士箱根」と「吉野熊野」の2つだけでした。しかし残りの10公園のうち,半分の5公園が後に連称になっています。富士箱根も伊豆地域を加えて「富士箱根伊豆」と3地名併称となりました(3連称は他に「利尻礼文サロベツ」があるだけです)。つまりこれら,「連称公園の増加」という事実は,時代を経るに従って興味地の“発見”や勃興が続き,核心地が多極化していくのが当然であることを示しています(簡単に書けば,ですけど)。

ところで自然公園制度は,純粋に自然保護を目的としたものではありません。法の究極の目的は「国民の幸せ」ですし,そこに至る手段(そして中間目的)は「風景の保護と利用」であるからです。一見,相反する概念の「保護」と「利用」とが,同じ「目的」として同居しています。今から40年ほど前,公園内の自然破壊が話題になったのは,「保護」の意識が低く「利用」だけを単純に追求した結果であるといわれています。
自然保護のための法律は別にあります。「自然環境保全法」がそれです。しかしながら,同法(及び都道府県条例)に基づく区域指定面積は,全国土のわずか0.2%(自然公園面積は3種併せて14.21%)にしかすぎません。特に重要な自然地域を保護する,という意味しか果たしていないのです。
自然公園法の目的の解釈が,「“風景”の保護(と利用)」から「自然“景観”の保護」→「自然保護」へと変質し,公園区域が「自然保護の区域」として扱われるようになっていったのは,このような現状にもよるでしょう。振り子は利用から保護へ振れたのです。

昭和49(1974)年,北海道の利尻礼文国定公園が,サロベツ地区を含めて国立公園に昇格した時点で「もう新たな国立公園の区域指定はない」と言われていたそうです。ところが,昭和62(1987)年,「釧路湿原」が国立公園に指定されました。これは,世間の自然保護運動の高まりによるものです。それまでは,このような場所は,自然公園にはならなかった。なぜなら昔は湿原というものに価値を見いだしていなかった社会だったわけだし,その後も,もし国立公園に指定しても,中間目的の「風景の保護と利用」のうち,「保護に偏重する区域であった」からなんですね。しかしながら前述のとおり,そのころには目的の解釈が変質していた。そのために,このような国立公園が成立しえたわけです(今回の「尾瀬」国立公園は,どちらかといえば,こっちの類型に属するといえましょう)。
いずれにせよ,釧路湿原国立公園はかなり例外的な扱いで誕生したもので,全国的に類例の区域が少ないことから,「今度こそ最後だ,もうあり得ない」とまで言われたものでした。

そして今回。
まさか,既設の国立公園を二つに割って,新たな公園を生み出そうとは思いもよりませんでした。
「過去の常識」が通用しなくなっているということなのですね。

かつて国は,国立公園の新規指定に慎重でした(拡張含む)。「国立公園ブランド」を大切に考えていたのです。そういう過去の常識を通用させないこと自体が,いいことなのかどうなのかはわかりません。むろん「地域の誇りとする場所の名前を国立公園の名称にしたい」という思いはわかります。ただ「思い」です。どうやったって定量化できません。定量化できないモノの評価はきわめて困難ですから,あとは権限を有する人がエイヤッと決めるしかないわけです。だからその「エイヤッ」に筋が通っていないといけない,と思うのですね。時代や法解釈は変わっても,同一の法律上で動くからには「筋の一貫性」「素性の良さ」が求められると思うのです。それが「過去の常識」だと思うのです。「慣習」と言い換えても良いかもしれない。
今回,いままでの“慣習”を破ってまで分立を選択した以上,国は今後,似たような案件に振り回され,国立公園ブランドの安売りを拒めなくなるのではないか,と危惧します。
そもそも,談話にあったという「栃木県に迷惑をかけない」とはどういう意味なのでしょう。まるで後ろめたさの裏返しの表現ではありませんか。皮肉なことにこの表現が,日光国立公園成立及び拡張に,どれだけ深く強く栃木県が関係しているかという事実(ここでは詳しくは触れません)を物語っているような気がします。ご本人たちは意識していないかもしれませんが。

新聞では,観光目的の来訪者増加を期待する声が掲載されていましたが,いまや「国立公園」であるというだけで客を呼べる時代ではありません。最近は世界遺産でしょうか,それに替わるモノは。それにしても,ひととき話題になって一過性の集客があったとしても,それって長続きしません。何より新国立公園の核心地域である尾瀬ヶ原は,長いことオーバーユースが問題になっている地域です。これ以上集客を求める気持ちが理解できません。人混みの自然公園に行って,一体誰が自然を満喫できるというのでしょう。

丸沼・菅沼地域の帰属にも興味があります。もし公園境を県境に忠実に設定すると,奥白根山地域を含めた丸沼・菅沼地域が新公園の飛び地(に限りなく近いもの)になります。それを免れるためには相当広く拡張する必要があります。ここは残るんじゃないかな。
会津駒ヶ岳は燧ヶ岳に近いし,間違いなく拡張されるでしょう。武尊山も十分尾瀬に連坦しています。新公園に指定しても違和感ありません。間にある坤六峠の紅葉は,それはそれは美しいものです。


さてそれでは最後にわたくしの見解を。わたくしはあくまでも「日光国立公園」としての現状維持(名称変更・区域分割ともになし)を基本として考えます。しかし尾瀬の魅力や知名度に思いをいたせば,国立公園名に「尾瀬」を冠することもありうる話でしょう。積極的に支持はしませんが,ブザマに分割されるくらいなら「地名併記を選ぶ」と,そういう考えです。
筋論からいえば,設定権者である国に対して「尾瀬周辺地域の拡張をしつつ,“日光尾瀬国立公園”への改称で解決すべき課題である」といいたいのですけれどもねぇ。

たいへん長々と,失礼いたしました。本当は「なぜ尾瀬を含めて日光国立公園なのか」を強調しなくてはいけなかったのでしょうけれど。


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