都道府県市区町村
落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

道州制への未来図

トップ > 落書き帳アーカイブズ > 道州制への未来図
記事数=37件/更新日:2004年2月23日/編集者:special-week

市町村合併の動きが加速している昨今、次の一手として考えられているのが道州制である。道州制を導入すれば、州都の設定をはじめとする地方の再編が行われることは確実で、市町村合併に次ぐ新たな地方改革と言えそうである。

… スポンサーリンク …

★推奨します★(元祖いいね) なお ken 夜鳴き寿司屋 ぴょん 北神

記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[605]2001年12月22日
ムンク
[1170]2002年3月28日
Issie
[1190]2002年4月4日
紅葉橋律乃介
[1195]2002年4月4日
Issie
[2562]2002年8月15日
黒髪
[2576]2002年8月15日
miki
[2580]2002年8月15日
千葉市民
[2587]2002年8月15日
miki
[2968]2002年9月9日
桃象
[4164]2002年10月26日
らるふ
[4981]2002年11月17日
日和
[4984]2002年11月17日
special-week
[4987]2002年11月17日
般若堂そんぴん
[4992]2002年11月17日
special-week
[5000]2002年11月17日
般若堂そんぴん
[5002]2002年11月17日
special-week
[5018]2002年11月18日
蘭丸
[6528]2002年12月16日
白桃
[6600]2002年12月17日
special-week
[6988]2002年12月26日
special-week
[8252]2003年1月26日
seahawk
[8816]2003年2月6日
桃象
[9144]2003年2月13日
ken
[11715]2003年3月23日
赤尾鯰
[11876]2003年3月26日
なお
[12676]2003年4月8日
ken
[12678]2003年4月8日
なお
[12679]2003年4月8日
そこのにい
[12685]2003年4月8日
三鈴
[12692]2003年4月8日
ken
[12697]2003年4月8日
ken
[12699]2003年4月8日
ken
[12806]2003年4月10日
三鈴
[19071]2003年8月16日
なお
[20391]2003年9月29日
なきら
[23048]2003年12月24日
地図を見て育ちました
[25222]2004年2月23日
じゃごたろ

[605] 2001年 12月 22日(土)03:35:37ムンク さん
日本の国土の七割は山村ですから、それがどこに属そうが
別にどうでもよい事ではないでしょうか。

そんな事よりも、もう今の日本の地方自治制度は完全に制度疲労して
使い物にならない自治体も出てきているわけですし、財政の問題も
行き着くところまで来てしまっているわけですから、合併を進めた上で
国との関係や、道州制も含め、都道府県・市町村の役割と定義を
改革して行く事が必要です。
[1170] 2002年 3月 28日(木)18:27:37Issie さん
県と州
> 「県」は「州」とは違うんでしょうか

アメリカ合衆国やオーストラリアの「州」は state,カナダの「州」は province,イングランドでは county (古くは shire)。日本語では同じ「州」でも,制度は全部違います。
county はアメリカ合衆国の州によっては「郡」と訳されることがありますね。province は革命以前のフランスでも使用されていましたが,フランス史では「州」と訳す習慣です。
フランス革命後に設置された depertment の日本語訳は「県」。prefecture はフランス語では「県庁」ないし「県庁所在地」という意味のようです。

つまり,同じ単語であっても国によって,制度によって,「州」と訳すことも「県」と訳すこともある,ということ。実は日本語の問題です。
一般的な傾向は,アメリカ合衆国やドイツ連邦(旧西ドイツも)などのような連邦国家や,革命前のフランスのように封建時代に起源をもつような地域区分は「州」と訳す習慣です。それぞれの地域に多かれ少なかれ自立的な性格がイメージされます。
一方,革命後のフランスが象徴的ですが,中央集権的な国家が全国一律に設定するようなイメージの地域区分は「県」と訳すことが多い。とはいっても,日本がそうであるように,20世紀には多くの国で「県」の自治権が拡大される傾向にあるのですけどね。

そんなわけで,「州」か「県」かというのも結局は日本語での習慣の問題なのです。
*なお,中国や朝鮮半島・ベトナムなどの漢字文化圏での「州」「県」などについては,また別のお話になります。
[1190] 2002年 4月 4日(木)17:25:00紅葉橋律乃介[もみじばし銀治助] さん
道州制
「都道府県」とは違うようですが、「州」と謳う以上、「連邦」のようなものを想定しているんでしょうか。

外国になりますが、漢字文化圏の中国では「省」が日本の「県」のようですし、朝鮮では「道」と言っていますね。
この「道」と「五幾七道」とは何か関連が?
[1195] 2002年 4月 4日(木)23:01:36Issie さん
Re:道州制
> 「都道府県」とは違うようですが、「州」と謳う以上、「連邦」のようなものを想定しているんでしょうか。

単純に「県」より大きい区分の呼称として引っ張り出してきたんでしょうね。
十数年ごとに思い出したように話題に上りますが,以前にこの話を持ち出した保守系の人々や財界人には連邦制なんて発想はかけらもないでしょう。いわゆる「革新自治体」があちこちで誕生していた頃ですから,むしろ,より中央集権的なもの,少なくとも政府の意思がそのまま伝わり実行できるようなものを構想していたようです。
少し前に民主党のあるグループが連邦制をブチ上げたことがあったけど,どこ行っちゃったんでしょうね。
[2562] 2002年 8月 15日(木)01:01:30黒髪 さん
岡山は中四国の拠点 By 岡山県知事
岡山県知事の持論は、道州制や連邦制です。
知事の考えは、”中国州ではなく「中四国州」にすべきで、岡山が州都にふさわしい”です。
メディアのインタビューや中四国サミットで述べています。

四国からのアクセスを考えると岡山が広島より適しているかもしれません。
鉄道でつながっているし、瀬戸大橋は言うに及ばず、しまなみ海道も広島市より岡山市に近いし(たぶん、mikiさんどうでしょうか)。

中国州であれば、広島が地理的にも規模的にもふさわしいでしょうが、中四国州となるとどうでしょうか。岡山県知事も考えたものですね。
ただ、四国は四国州にしたいらしいです。(岡山県知事の定例会見より)

中四国州の根拠として、岡山県知事は規模のことを挙げています。
九州州は1476万人、中四国州は1186万人だそうです。

補(蛇)足
日本テレビの「全国高等学校クイズ選手権」の地区大会は、中国大会と四国・岡山大会という区分けになっています。
[2576] 2002年 8月 15日(木)13:29:40miki さん
広島と岡山、中国と四国
>2562
>四国からのアクセスを考えると岡山が広島より適しているかもしれません。
鉄道でつながっているし、瀬戸大橋は言うに及ばず、しまなみ海道も広島市より岡山市に近いし(たぶん、mikiさんどうでしょうか?)。
...四国とのアクセスなら岡山ですが、私は広島派です。
まず、人口は広島の方が上です。しかも政令指定都市です。
それに岡山と香川にTVせとうちを作るのも間違っていると思います。
私は先に広島にテレ東局を作るべきだといまだに思っています。
...四国の扱いですか?
私は中国と四国は離すべきだと思います。
地方や文化が違うのに2つをひっつけるのは大体間違っています。
道州制なら2つに分けるべきです。
中国州の州都は広島、四国州の州都は松山or高松ですね。
[2580] 2002年 8月 15日(木)15:53:38千葉市民 さん
道州制の主都
もし道州制が導入されたとしたら、その道庁(州庁?)所在地は既存の大都市ではなく、
小都市がよいのではないかと思います。
中国地方がそのまま“中国州”になるとしたら、広島市でも岡山市でもなく、
たとえば新見市や庄原市、浜田市などがよいと思うのです。
広島や岡山だったら「中国州の中の“東京”」を作り出すだけだと思うんです。
[2587] 2002年 8月 15日(木)22:12:04miki さん
州都はどこがふさわしい?
>2580
>もし道州制が導入されたとしたら、その道庁(州庁?)所在地は既存の大都市ではなく、
小都市がよいのではないかと思います。
アメリカのニューヨーク州がその例です。
州都は大都市のニューヨークではなくオールバニーです。
...私の考えですと、中国地方なら広島や岡山ではなく、10万以下で空港が近いし、新幹線の駅のある三原が当てはまりますね。
[2968] 2002年 9月 9日(月)11:45:21桃象 さん
山梨県は中部地方なのですか?
初めまして。

貴サイトのホームページに描かれている日本地図では,山梨県は中部地方に区分けされているようですが,私が深く関わっている活動の世界では山梨県は関東地方に区分けされる場合が多いようにも思います。また,昭和30年代に発表された道州制の先駆けともとれる地方区分け案でも山梨県は関頭地方に相当する地方に区分けされています。また最近の道州制案でもやはり山梨県は南関東地方に区分けされる場合が多いようにも思います。実際のところはどうなのでしょうか。

また中部地方も実際には東海地方と北信越地方に更に区分けされる場合が少なくない模様ですが,道州制案では,中部地方案の方が有力なのでしょうか。

皆様のご教示のほどをお願い致します。

==
[4164] 2002年 10月 26日(土)11:27:33らるふ さん
都道府県再編?
Yahoo!トピックスを見ると、都道府県と市区町村の首長へのアンケートで、都道府県を再編する道州制に70%近くが賛同とありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021026-00000016-nnp-kyu
「以外と多い」と思いましたが、これは単に現在の都道府県の枠組みへの不満を感じている首長が多いということなのでしょうか。さらには、現実に検討する時期に来ているということなのでしょうか。
[4981] 2002年 11月 17日(日)17:32:09日和[松戸] さん
どんどん変化してゆく・・・
[4977] ヒロオさん
道州制・・・ですか。前にもそんな話がここで出ていましたね。
もし、それが導入されたら、住所はどうなるんですか?なんか私あまりよくわかっていなくて・・・。

合併が次々にされて、さまざまな地名が消えてゆく、県が廃止される、

地図帳を見たり、色々な県別・市区町村別の数字を見比べたりして、自治体の盛衰を知るのが楽しみな私にとっては、上記なような事が繰り返されるのはすごく嫌なんですよね。
勝手な意見なんですけど。

これからは、埼玉県の県庁が浦和市であったこと、静岡市と清水市が合併した後は、清水市を知らない子供達なんかが増えてきますよね。
ジェネレーションギャップ(確実に起こりうる事だけど)となって処理されていくのがすごく悔しい気がするんです。

はぁ・・・せめて、都道府県はこのままであって欲しいな。
う~む、誰かに怒られてしまうかも。
[4984] 2002年 11月 17日(日)17:55:30special-week[ヒロオ] さん
道州制を考える
[4981]
松戸様

 道州制というのはあくまで制度上であって、名前が消えるというものではありません。県庁などの役所は消えないと思います(支所として残る)。議会が消えるというようなことは考えられます。道州制は今東北・九州といったように区分分けして、そのエリアごとに議会(州議会)で政治をしていこうというものです。簡単に言えば、現在の県議会を広域的にしたものと考えてもらえればいいと思います。
 現在、青森・岩手・秋田の3県が北東北で連携して道州制を実験的に試用しているようです。まだまだ時間がかかりそうですね。
 松戸さんが危惧するように消滅していく市を知らない子供たちが増えていくというのは既に起こっている現象です。例えば、挙母市、東舞鶴市、西大寺市、松永市などといったところは私も文書上でしか知りません。逆に町から市に昇格した日進市なども町としての日進を知っている子供がどれほどいるか・・・。
 こういう地域の歴史は今導入されている総合的な学習の時間でカバーできると思うんです。ご破算になりましたが、加美が市に昇格するという時も地域の小学生たちが総合学習で学んだという経緯がありました。
 社会科(今は生活科というらしいですが)で郷土のことを学ぶ必要は確かにありますね。

 ちなみに、道州制が導入されると住所は「関東州東京千代田区丸の内」というような感じになるんではないでしょうか?
 ロシア、ドイツなどは連邦制を採用していますが、日本では連邦制の議論がまったく見られません。お国柄ですかね。
[4987] 2002年 11月 17日(日)18:49:32般若堂そんぴん さん
道州制導入で市はなくなる?
[4977]ヒロオさん
>将来的に道州制が採用されれば、市はなくなりますし、県さえもなくなります。
道州制導入によって都道府県はなくなっても,市町村はなくならないのでは? 広域の「道州」とより小さい範囲の「市町村」という具合に.
[4992] 2002年 11月 17日(日)21:05:42special-week[ヒロオ] さん
道州制を考える
[4987]
般若堂そんぴん様

 道州制というのは、広域的な行政を行うために考えられた制度です。市役所は州庁舎として残る可能性は十分にありますが、市が残るかどうかはいまだ未知数です。住所としての市名は残るでしょうが行政機関としいてという意味では、残らないのでは?というのが私なりの考えです。まだ、日本版道州制も検討段階の状態ですので、今後どうなるかはまだ分かりません。総務省の方針では2020年までに導入したいとのようですが・・・。
[5000] 2002年 11月 17日(日)23:28:07般若堂そんぴん さん
レス
[4992]ヒロオさん
ありがとうございます.でも,市町村という行政区画は生活圏に根ざしたものとして残して欲しいものですね.
生活圏の変化に伴い合併等の変更がなされるのは自然な流れだと思います.昭和の大合併や現在の平成の大合併は場合によってはかなり無理をしているように見えますが.というわけで,[4981]松戸さん,合併も含めて「自治体の栄枯盛衰」をご覧になったらいかがでしょうか?
[5002] 2002年 11月 17日(日)23:44:44special-week[ヒロオ] さん
道州制について考える
[5000]
般若堂そんぴん様
道州制でも市町村の名前などは残ると思います。むしろ、市という行政単位がなくなると以前に消滅した自治体名が復活する可能性もあるのではないでしょうか?旧西大寺市なんて中国州になったらいちいち岡山市である必要ないんですもんね。
 ただ、道州制以前に合併が盛んに行われることは確かではないかと思います。高知県庁では、高知県1市構想なるものがあると聞いたことがあります。高知県に市が一つしかなくなったら寂しいですよね。だからといって「りょうま市」という安易な自治体名をつけた市が登場しないことを私は願います。
[5018] 2002年 11月 18日(月)15:01:14蘭丸 さん
日本では、なぜ連邦制ではなく道州制か
[4984]ヒロオ さん
>ロシア、ドイツなどは連邦制を採用していますが、日本では連邦制の論議がまったく見られません。お国柄ですかね。

 今の日本に連邦制を導入する必然性がないからだと思います。 たとえ、新しく制度を確立しても、おそらく日本国民はそれに馴染むのに相当の時間を要すると思います。

 現在、連邦制をとる国は、アメリカ、ロシア、スイス、ドイツ、オーストラリア、ベルギー、カナダ、ブラジル、マレーシア等々と世界には多数存在しますが、それらの国々は歴史的経過から連邦制をとるにいたっています。連邦制を「導入」したのではなく、結果的に連邦制になっていると言ってもいいと思います。
 それぞれ別個に成立したコミュニティーが対外的に連帯しようとしたり(アメリカ、スイスなど)、国土の広域性ゆえの統治の方策として編み出されたり(カナダ、オーストラリアなど)、あるいは、歴史的な地域主義の名残り(ドイツなど)だったりと、連邦国家には連邦制であるべき必然性があるのです。

 ひるがえって日本を考えると、確かに中世以降の地方制度は事実上の連邦制に近いもの(今日の民主主義下の連邦制とは性質が異なりますが、地方の独立性は相当程度ありました)でしたが、明治維新という大改革によって、中央集権体制への元帰りが断行され、富国強兵の近代化が推し進められました。その当時の地方体制と今日の地方体制は基本的には変えられずに推移してきました(都道府県の枠組みが100年にもわたって改編されていないのが象徴的な例)。
 変わったことといえば、都道府県が単なる行政区画から自治体に昇格したことぐらいです。それも、戦後の地方自治法制定時に存在した都道府県をそのまま存続させるための方策だったというだけで、都道府県の存在意義の検証や広域自治体の明確な定義づけもないまま、都道府県と市町村の二層制がとられているというのが実際のところだと思われます。

 近代化を果たして自他ともに認める先進国となった今、当時の中央集権体制の名残りを残しておくことはあまり適当とは思われませんが、なにせ100年にもわたってこの地方体制を維持しててきたわけですから、今さら「連邦制」なんていわれても唐突なんですね。おそらく。
 それに、近代化後の日本は標準語の浸透や東京一極集中などによって、地方の個性が薄れていますから、国民の生活実態からいっても連邦制は似つかわしくないと思われます。
 ですから、個々に主権を持った州によるところの連邦制ではなく、単に広域的自治を行うという意味合いで「道州制」なる言葉がつくられたものと私は解釈しています。
[6528] 2002年 12月 16日(月)16:46:00【1】白桃 さん
3県合併?
 今朝の毎日新聞の1面(といっても、「合併と自治」という特集でしたが)に青森、岩手、秋田の3県が2010年に合併することを公式目標にするという記事がデカデカと載っておりましたが、これは、国が目指す道州制とは多少趣を異にするものなのでしょうか。こういう話題を出しながら、みっともないことに詳細がわからず判断しずらいのですが、「合併の規模」と「3県知事が先行しブチあげた」というところに白桃の関心があります。この際、道州制や府県合併の是非はさておき、この3県の合併について部外者として地理雑学的かつ無責任に妄想したいと思います。
 1.名前はどうする?
 「みちのく」、「北奥羽」、「北東北」、「奥羽」・・・いろいろ考えられますが、まず「北東北」 は駄目でしょう。
 2.岩手県民はどうする?
 岩手県特に県南は仙台との結びつきが強いように思われます。県南はこの区割りに反旗を翻すの
 ではないかと思います。白桃は以前に、北海道・青森・秋田の連合(連邦)を口にしており、別
 にそれを固執するわけではありませんが、3県合併だと、どうも後に秋田・津軽と岩手・南部に
 分解するのでは、という懸念があります。
 3.県庁(州庁)はどこに?
 一極集中型をとるとなると、非常に悩ましい。秋田、青森、盛岡は人口の上では拮抗しており、
 位置的観点からもいろいろ問題あり、かといって八幡平あたりに置くわけにもいかず・・・
 結局は,妥協的機能別分散型か。新都建設といった思い切ったものにはならないでしょう。
[6600] 2002年 12月 17日(火)22:02:26special-week[ヒロオ] さん
2010年道州制導入を考える
[6542]
昨日、北東北3県の道州制についてのレスが私を含めてありましたが、本日の河北新報でも報じられていましたね。3県の知事が道州制についての話し合いを行ったとのことですが、その目標がおおむね2010年をめどにするとのこと。やはり道州制については北東北3県が一歩先行しているようです。石原都知事が提唱していた東京都を中心とした「東京州メガロポリス構想」はどうなったんでしょうねえ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021217-00000007-khk-toh
[6988] 2002年 12月 26日(木)00:07:18【1】special-week[ヒロオ] さん
首都はどこへいくか?を考える
[6983]
いな様
>なお、一時さわいだ首都機能移転で、候補地として決定した「西三河北部地域」というのは、この地域のことを指します。
だから、もしかしたら日本の首都は「豊田市」となる可能性がないわけでもないのだけれども・・・

しかし、あの話はどこに行ってしまったんでしょうか?消えたの?

 首都移転の話は、一時凍結ということになっていますね。詳しくは→ http://www.shu-kokkaiiten.go.jp/index2.html
をみていただければいいと思います。

 ところで、首都移転の効果には何が期待できるのでしょうか?
 地方分権?経済効果?
 いまいち最近になってよく分からなくなってきました。というのも、道州制への移行が取り沙汰されている昨今の状況で首都はもういらんでしょ?と私は思うのです。首都よりも州都を早く決めてしまった方が得策だと思うのです。北東北3県は2010年をめどに道州制に移行と表明しました。
 愛知県なら最初の一歩は東海3県での道州制移行になると思います。さて、どこが州都になるのでしょうかね。
 個人的にはそのまま名古屋で決まりそうに思います。
[8252] 2003年 1月 26日(日)17:42:23seahawk さん
市町村合併について
今日は山梨県上九一色村の合併による消滅について、新聞などいろいろなところで目にしました。オウムで有名になった村もなくなってしまうんですね。しかも、役場がある北部地区は甲府市方面へ、南部は河口湖町などの方面への分村合併をするのは、全国に例がないんだとか。ワールドカップのカメルーンのキャンプ地にもなった大分県中津江村もなくなってしまったり、財政などの面からはしょうがないのかもしれませんが少し残念な気がしてなりません。
地元宮城の話題になってしまうんですが、宮城県の合併はうまくいっていない状況です。中新田町、小野田町、色麻町、宮崎町の四町で目指した「加美市」も色麻町の突然の離脱で、今年4月1日には残りの3町で「加美町」になります。合併に関して宮城県の先駆者として期待されたんですが、いきなりのつまずきに動揺が隠せないみたいです。
少し話はそれますが、青森、秋田、岩手の3県が道州制を視野に入れた合併について提言しました。すごく唐突で驚きました。でも、道州制にしてきめ細かな行政サービスができるのかどうかというのが疑問です。
[8816] 2003年 2月 6日(木)17:31:16桃象[桃象@国仲涼子ファン] さん
茨城県南地域の合併動向
茨城オタクですみません。

土浦市までもがつくば市と合併したがっているのは意外ですね。

いいえ,土浦市はつくば市と合併したがっているのではありません。土浦市が狙っているのは,中核市です。中核市になるために土浦市を中心とした合併を模索しているのであり,土浦市,つくば市周辺の市町村もそのような思惑をもって合併協議に臨んでいるのであろうとも思う次第です。

おそらく平成の大合併の次には,道州制を視野に入れた地方自治の枠組みの改変に関するかなり大きな変動があるのではないでしょうか。そのときに備えて,今は小規模合併に留めておこうと言う動きが,茨城県では主流を占めているようにも見受けられます。


そのうち県西部が全部つくば市という日が来るかもしれませんね。

道州制,政令指定都市や中核市等の市制の抜本的な見直し等があったときには,確かにそういう話も出てくるかもしれません。もともと茨城県の県央,県北部と県南,県西部はお国が違っていたわけですし,道州制が布かれたときには,県南,県西地域にはかなりの遠心力が働くのではとも思っています。(まあ,私があの世に行った後の話になる可能性も高いのですが)

地方自治の枠組みの改変は世界的にも,いろいろ取り組まれているようですね。でも,市町村合併で本当に自分たちの暮らしが良くなるのかと言う根本的な問いは忘れたくはないですよね。

やはりつくば市は研究学園都市としてますます発展するのではないかと思います。

そうでしょうか。大分前にもこの掲示板で述べましたが,つくば市の研究学園都市地区の将来は決して明るいものではないと思います。ただ,行政サイドも傍観しているわけではなく,何とかしようといろいろな案を出してはいるようです。

==
[9144] 2003年 2月 13日(木)11:07:43ken さん
道州制
[9134] いな さん
これについては選挙区そのものですから、

あ、なるほどわかりました。
ありがとうございます。

20万人自治体×500個という目安は、人口そのものにはそれほどこだわりはないんです。11万~29万くらいまで、OKかな、という程度。
人口増減に応じて、可変にしようという主旨はありません。
50~70年に一回くらいは、見直したいですけれど。
単なる区割り問題でなく、地方自治制度そのものの見直しがそれぐらいのタームで必要だと思われるので。

ただ、前述[9106]しましたが、現都道府県の合体方式でやると、伊賀地方が奈良県と同じ道州ではなく、愛知・岐阜と同じ道州になってしまうことや、いなさん案の関東縦割り案、縦割り案そのものは良いんですが、現在の栃木・群馬県界をそのまま、道州界にして良いのか?、という点が気になるのです。
今の都道府県よりも自治制が高まるわけですから、県界よりも、道州界は、垣根が高いはず、ということを考えると、道州界には、現状の都府県界の不都合なところは、引きずりたくないなあ、線引きしなおしたいなあ、ということだけです。

北海道、東北、四国のように議論の余地がないところも多いですし、
細かく検証してないので、パズルで余りが出るかもしれませんが、例えば、

静岡東部+(横浜市、川崎市を除く)神奈川県+東京都多摩地区+埼玉県西部+山梨県で一つ
東京23区部は道州と同じ地位の特別市、横浜市と川崎市は併せて、やはり特別市
埼玉県東部+千葉県+茨城県+栃木県※
群馬県※+東信・北信+新潟県
というような感じです。

※両毛地区については、足利・佐野地域を群馬側に付けた方が良いのか、太田・邑楽・館林地域を栃木側に付けた方が良いのか、地元事情が良くわからないので、ちょっと、判断しかねてます。が、現県界のまま分けるのは良くないと思ってます。

ここで、住民感情とかの大前提にしなければならないのは、分割される区域の住民感情ですが、埼玉東部はチバラキと一緒になりなさいと言う状況に対して、「私は埼玉に愛着がある」という反発ですが、これは、全くナンセンスである、という前提を理解していただだかないと。
そもそも「区域埼玉」は消滅するのですから。埼玉だけでなく、千葉県も茨城県もなくなるのです。
長野県を割ることも反発あるのかも知れませんが、道州制導入は「廃県置州」でこそ、意味があると思っていますので、県が消滅する以上、割れるも割れないも、存在しなくなるものに対して、ぐずぐず言っても仕方ない。

道州名に、本庄新駅ではありませんが、
1、東西南北の字を使わない(北海道を除く)
2、旧国名の略称字は使わない(常総道など)
3、現都道府県名の字を合成することはしない

という縛りを掛けたら、命名無理ですかね。
麗峰道、望洋道のような、瑞祥地名の氾濫か、
あるいは、州都を先に決めて、{埼玉県東部+千葉県+茨城県+栃木県}道州の州都は古河市にします。故にこの道州名は古河道(古河州)にします。式か。
ですが、この州都名方式も、廃藩置県の時も、例えば福島県などは、当時の狭義の福島を、現在の県域全体を表す名称として受け入れるのは相当違和感あったと思うんですよね。

州都はもめるでしょうねえ。

やはり私も具体案を考えよう。でないと議論の資格ないですね。
[11715] 2003年 3月 23日(日)19:10:20赤尾鯰 さん
政令市と道州制
[11706]seahawk さん
政令指定都市を増やしすぎるというのはやっぱり反対です。原則として1地方1市(関東地方、近畿地方はしようがないです が)という法則を作ったらどうでしょうか

何か議論が「政令市」=「ブロック中枢都市」といった論調になっているのが気になります。
実際横浜・川崎・さいたま・千葉・北九州といった都市はブロック中枢ではないですしね。

また、政令市の位置付けいうのは、一定の人口を有するのであれば県並の行政権限を与える方が住民に対する行政サービスが効率的であるという観点から捉えるべきなのではないでしょうか?

県という行政単位を見た場合、人口が100万人以下の県というのは、61万人の鳥取県を初めとして、島根(76)、高知(81)、徳島(82)、福井(83)、佐賀(87)、山梨(89)と7県あることから、県並の行政権というのは、本来今回の合併特例の政令市昇格条件である70万程度ではなく最低限の80万人程度は必要とは思います。
また、実際100万人前後の県で政令市が出来た場合、県が30万人程度を相手に行政を執り行うというのは、非効率な感があります。

[11642]seahawkさん
ランクを下げた新たなものをおくことはどうでしょうか?

制度をいっぱい作るというのは、行政面の非効率さを招くだけではないでしょうか。
また、道州制が導入された場合、州庁所在地といった地方行政府は、経済的な面よりもむしろ面積重心といった地理的な効率性を考えて設置すべきと思いますが。(遷都問題もそう思いますけど。)

「政令市」=「ブロック中枢都市」⇒州庁所在地候補
という図式から離れて考えてみませんか?
[11876] 2003年 3月 26日(水)19:27:14なお[KN] さん
政令都市と道州制の関連
[11859] ごろごろ さん
政令指定都市を増やしすぎるとこういう問題が生じてしまいますね。特に神奈川県は人口が860万で横浜と川崎だけでも450万を超え湘南市が誕生すれば政令指定都市人口が500万を超え、県並みのサービスを提供できるかが問題です。だから湘南地域の合併には少し賛成できません。
こういう事態になった場合、県を廃止し大きな規模で市町村を管理する
地方自治団体が必要になります。
もしかすると、それが道州制を行おうとしている1つの理由ではないでしょうか?
(もしかしたらそれの逆かもしれません)
[12676] 2003年 4月 8日(火)02:26:03【2】ken さん
re:シミュレーションと原則と‥
[12504]三鈴 さん
すみません、レスいただいていたのに、見落としてました。
トランペット吹いてらしたのは、見てるのに・・・。

道州制を考える場合、現行の都道府県の存在(領域としてのみならず機構としても)を全く無視することは難しいわけで

難しいでしょうか?
というか、難しい、と言ってしまって良いでしょうか。
道州制の意味するところによっても違うと思いますが、少なくとも機構としては、都道府県は無視しないと、道州は導入する意味がないと思います。
廃県置州ですから。

[9106] で私が書いてますように、具体的には、道州界を都府県界で区切ると、思わしくないなと思う部分は、「まっさら」とは言ったものの局所的な部分なんです。
[9106][9095]のいな さんの道州案に対するレスなのですが、
概ね、9割方は都道府県の合体でよいのですが、
この[9095]のいな さんの道州案(人口バランスは勘案していただいているのですが)ですと、
 兵庫と大阪が別の道州になりますが、阪神圏というのは、市街地も連続していますし、生活圏としても分かちがたい。極端な例として、川西・池田の間に道州界が来て良いか、という部分。
 静岡県西部は名古屋と同一の道州に、静岡県東部は神奈川県と同一の道州にすべきでは?。
 伊賀地方は、愛知県とではなく、奈良県と同一の道州に入れた方がいいのではないか。
 交通体系から言って、九州を2つに割る場合、南北2州ではなく、東西2州、すなわち、福岡県を東西に割って、鹿児島本線沿い、日豊本線沿いの2州にした方が、生活圏・交通体系にあった道州になるのではないか。
 栃木と群馬が別の道州になるが、その際に、両毛地区の市町の所属は見直す余地があるのではないか。足利・佐野は群馬県(ではなくて旧群馬県の市町村が所属する道州)にとか。
など、実際の現在の現実の生活圏と都府県界の不一致を、そのまま道州制にまで、持ち越してしまってよいだろうか、ということなんです。
 それと、大きなテーマとしては、東京都市圏、大阪都市圏は都府県界は見直しても良いのではないか、という点です。
 例えば東京ですが、浦安市と八王子市とどちらが、「東京市」との結びつき、独立性が強いだろうか、というあたりですね。
 武蔵と下総の国界は、江戸の膨張とともに移動しています。
 それと同じ考え方はできないのだろうか、という見方。
 東京圏は、これを一つの道州にしてしまうと、大きくなり過ぎてしまうのですが、多摩地区は絶対に新「東京都」に所属しなければならないか、というところも論議できると思うんです。神奈川県だった時期もありますし、絶対ではないですよね。
もちろん、青梅市などでも東京への通勤者も多いですし、東京府東京都として過ごして期間・歴史というものもある。
しかし、道州制の導入は、現東京都、埼玉県、を無くしましょう、ということなわけですから、川口市や和光市と、青梅市と、どちらが、「東京市」への依存度が強いか、という点の尺度を図る上では、今まで、東京都だったから、埼玉県だったから、ということはいったん無にしないとおかしいと思うわけです。現東京都、埼玉県は無くなるわけですから。
そういう生活圏の見直しをして、道州に再編しないと、いけないんじゃないですか?
という主旨なんですが、論理に無理ありますかね。

概ね、県単位で良いんです。
が、せっかくなので、五霞町のようなところは、この際、整えたい、というのが、[9106]の主旨です。その考え方の延長として、『大きな「五霞町」』も存在してますよね、ということなんですが。
「まっさら」とは書きましたが、東北、中国、四国等については、現在の県の合体で何も問題ないと思っていますし。

ですから、「原則論」というの点では、ナンバープレート論議についても、
一つの地域ナンバーで5,000,000台は十分将来の余裕を持って登録できますので、一つの地域ナンバーの登録台数が約5,000,000台ずつになるように、全国を15の陸運支局、自動車検査登録所に統合再配置し、全国を15種の新たな地域ナンバー名に再編するように考えて見ましょう、という「お遊び」なら、乗れるんですけどね。
[12678] 2003年 4月 8日(火)07:20:18なお[KN] さん
九州の道州制について
[12676]ken さん
交通体系から言って、九州を2つに割る場合、南北2州ではなく、東西2州、すなわち、福岡県を東西に割って、鹿児島本線沿い、日豊本線沿いの2州にした方が、生活圏・交通体系にあった道州になるのではないか。
大分県では、宮崎、鹿児島、都城、八代などへのアクセスが非常に悪いです。
日豊本線でも、大分以北はソニックなど高速の電車が通っていますが、宮崎までは通ってはいませんし、佐伯でも延岡はともかく宮崎より福岡の方が近いといった状況です。

その上、東九州自動車道の延岡-宮崎間は凍結される可能性が高く、津久見-佐伯間は大丈夫そうですが、佐伯-延岡間は難しいです。

もし、旧豊前、豊後、日豊、大隈で州を作ってしまうと、真ん中の延岡においても、宮崎からのアクセスは悪いと考えられます。生活圏でも大分県大野郡以北は福岡向きで宮崎県については
よく採りあげられますが、昔の韓国と日本みたいに近くて遠いといわれるほどです。

ただ、北九州に関してはアクセスはよいです。
州都は宮崎県北部に置き東九州自動車道を完成させないと、非常に人・流通が偏った州になってしまう可能性があります。
どちらかというと3・4ほどに細かく分けるか1つの州にする方が帰っていいかもしれません
[12679] 2003年 4月 8日(火)07:56:26そこのにい さん
フランスの”道州制”
こんにちは。
この掲示板はほんとに進行が早いですね!
いま、フランス出張中なので、時差攻撃(?)でなにか話題を提供しようと思ってたのですが、
会話についていくだけでもぼくには大変かも(泣)。

道州制について議論が盛んなようですが、フランスの地方行政制度は、一見、道州制に似た構成になっているので参考までにちょっと紹介します。

フランスの行政区分は
region(レジオン)=地域圏、州、地方
departement(デパルトマン)=県
commune(コミュヌ)=市町村=最小行政単位
の3層構造になっています。

デパルトマンの下には
arrondissement(アロンディスマン)=郡、大郡
その下に
canton(カントン)=小郡
という区分があるのですが、選挙区として使われるぐらいであまり実効性はないようです。
ただパリはデパルトマン=コミュヌであり
arrondissement(アロンディスマン)=区
に分かれています。
リヨンなどの大都市で
arrondissement(アロンディスマン)=区
という区分を使用しているところもあります。

レジオンとデパルトマンの一覧については
[11659] seahawk さん 各国の自治制度について フランス
がまとめておられます。

デパルトマンは日本の県にあたりますが、96県もあるので、人口規模は日本の県より小さいです。レジオンは道路など広域的なことに携わっているようですが、あまり権限はないそうです。市民にとってレジオンは単に地域の呼称の手ごろな単位(96県はなかなか覚えられない!)というところでしょうか。

ちなみにprefecture(プレフェクテュール)は県庁所在地または県庁(の建物)のことを言います。なぜ日本の県の訳がprefectureになったのかはわかりません。
ぼくたち外人は滞在許可証をもらいにプレフェクテュールに通わなければなりません。
プレフェクテュールの窓口は外人と車両証明書の書換えに来る人でごった返していました。

[12616] 太白 さん
P.S.アメリカは4月第1日曜日である今日(時差の関係でこちらはまだ4月6日)からサマータイムが始まりました。夜中の1:59の次が3:00でした。そんなわけで、若干寝不足です…。
ヨーロッパ各国のサマータイムの切替は3月最終日曜(今年は3月30日)でした。
やはり緯度が高いと夏は日が長いので、サマータイムは有効ですね。
その日のクイズ番組でやっていたのですが、フランス人の29%はサマータイムが変わる日を忘れていて、平均5個の時計を調整するんだそうです。慣れてしまえば約束時刻を間違えるいい口実でしかないのですかね。
[12685] 2003年 4月 8日(火)10:50:45三鈴 さん
都道府県の枠組みの変更と道州制
[12668]Firoさん
現行の都道府県の枠組みを越えた形での合併を志向しているケースがあります。
岐阜県中津川市と長野県山口村のケースや、埼玉県幸手市と茨城県五霞町のケースでは、法定合併協議会もできていますね。

越県合併の場合、双方の属する県の議会の議決を経なければなりませんので、県土が縮小されることになる側の抵抗も予想され、やはり難しい面もあるわけですよね。現在検討されている越県合併のケースは、いずれも編入合併ですので、編入される町村の属する県が、編入する市の属する県に、自ずから変更されるということになるわけですが、これが新設合併となると、都道府県の境界変更に関する地方自治法第6条第1項が適用されて、特別法の制定が必要になりますので、現実には極めて困難です。実際、1947年に地方自治法が日本国憲法と同時に施行されて以降、昭和の大合併の時期も含めて、越県の新設合併は1件もありません。まぁ、そこで、その間の県境がそもそもなければよかったのに‥ということで、両側の県の合併(=道州制?)なんて云うことも、考えられたりするのでしょうね。

さて、その県の合併ということはひとまずおくとして、市町村の越県合併による都道府県の枠組みの一部変更については、私も、その市町村が望んでいるのであれば、別段構わないと思っていますし、県の意向よりも、地元市町村の意向が尊重されるべきだとも思っています。そうした意味で、国も、合併推進の旗を振るのであれば、越県合併に関する障害(例えば新設の場合の特別法など)を除去する方向での制度改正を、真剣に考えるべきなのではないかとも思っています。

そうした意見をもっておりますので
一部の枠組みの変更に関しては否定するものでなかった
のですが、そのようには受けとめられなかったのであれば、それは私の説明の足りなさによるものかと思いますので、こちらこそ、説明不足をお詫び申し上げます。

さて、以上を踏まえた上で、もう少し自説を展開したいと思います。
kenさんが[12676]で、
少なくとも機構としては、都道府県は無視しないと、道州は導入する意味がないと思います。
廃県置州ですから。
とおっしゃっている点に関してです。

このご意見は、極めてラディカルな意見なのではないかなぁと、思うのです。
もちろん感覚的には、静岡県の遠州は東海地方と、駿豆は関東地方と、それぞれ結びつきが強いとか、伊賀は東海ではなく関西だとかいうのは、発想として大変よくわかるのです。

ただ、機構を無視することは難しいと、私が申し上げたのは、それぞれの都道府県の職員の身分の問題等をどう考えるかといった視点も要るのではなかろうかということを感じたからです。明治新政府による廃藩置県や、占領軍による戦後改革などとは異なり、今日、道州制を導入しようという場合、革命的な手法が正当性を持ち得るとは思えません。

小さな町村の所属が、越県合併で他県に移ることになっても、県の職員の異動は、基本的には生じないはずです(それでも、選挙区の再編を迫られかねない県議の反発などは予想されます)。でも、従来の都道府県という機構を無視してこれを廃止して、まったくマッサラなところから新しい機構(道州庁?)を考えるとなると、全国何十万人もの都道府県職員の方々は、一体どうなってしまうのでしょう?

『大きな「五霞町」』というようなアナロジーでは片付けられない問題だと思うのです。彼らが路頭に迷う心配を抱くことなく安心して暮らせるような改革でなければ、当然大きな社会不安を招いてしまいますので、政策として支持されることは難しく、実現可能性は極めて低いのではないかと思うのです。
#ちなみに私は、都道府県職員でも都道府県の関係する外郭団体等の職員でもありませんよ!

そうした観点から、道州制の導入ということを考える場合、現実的には
原則として、都道府県の合併とその合併後の都道府県への国の出先機関の権限の移譲・統合といった形にならざるをえないのではないか
と申し上げた次第です(拙稿[12504])。

もっとも、誤解のないように申し上げておきますが、「お遊び」としては、
九州を2つに割る場合、南北2州ではなく、東西2州、すなわち、福岡県を東西に割って、鹿児島本 線沿い、日豊本線沿いの2州に
といった発想は、好きなんですよ。人それぞれの、地理的な空間の捉え方が表れて面白いですし‥。ただそれは、私から見ると、「名古屋ナンバーを分割するとすれば」という「お遊び」と本質的な違いを見出しにくいなぁと感じるのですけれどもね!

甚だ長文になってしまいまして、申し訳ありません。
[12692] 2003年 4月 8日(火)12:58:07【1】ken さん
re:都道府県の枠組みの変更と道州制
[12685]三鈴 さん
このご意見は、極めてラディカルな意見なのではないかなぁと、思うのです。
確かにラディカルといわれれば、ラディカル。
しかし、道州制という考え方自体が、ラディカルなんじゃないでしょうか?
私が言い出した制度ではありませんが。

全国何十万人もの都道府県職員の方々は、一体どうなってしまうのでしょう?
地方分権を進めるのと同時に、行政のスリム化も考えねばなりませんから、私は道州-県-市町村の3層地方自治は、屋上屋を重ねるもので、あまり好ましくないのではと思っているのです。

で、そうすると、「県界の相違」が起きにくい、東北地方についてみた場合でも、東北6県で一州を構成し、州都を仙台と仮定した場合、もちろん国の機能の多くも仙台に州庁に移管されるでしょうが、同時に秋田県庁、青森県庁の機能の大部分も仙台の州庁に集約される、と考えるのは、現在、巷間、論議されている、あるいは三鈴さんがイメージされる「道州制」のあり方と、大きく乖離してますでしょうか?

都道府県の合併とその合併後の都道府県への国の出先機関の権限の移譲・統合といった形にならざるをえないのではないか、
で、良いのですが、その際、合併の単位イメージを、例えば、東北6県規模とすると、現在、秋田県庁や青森県庁などにお勤めの方の多くは、仙台州庁への転勤を命ぜられるのだと思います。
彼らが路頭に迷う心配を抱くことなく安心して暮らせるような改革
とは言うものの、ある程度の痛みは伴なわざるを得ない。

そもそも地方公務員を目指された方は、地元で働きたい、という意図で、その道を選ばれていると思いますので、三鈴さんのご心配される、都道府県職員の方の処遇は、
都道府県の合併とその合併後の都道府県への国の出先機関の権限の移譲・統合といった形にならざるをえない
としても、決して安穏なものには、なりようがないのではないでしょうか。

もちろん、秋田市や、青森市などに、仙台の州庁の機能を補完する出先機関は必要でしょうが、それは限定的な窓口機能的なものになるべきで、現在の県庁職員がそのまま、全員安住継続できる仕事量を残してしまう、というイメージは三鈴さんも想定されてはいないと思うんです。
そもそも、道州制は3層自治なのか、2層自治なのか、を確認しないと、前提がずれてしまいますが、3層自治ではない、とすると、秋田県庁、青森県庁などの職員の方々にとっては、道州制は、そもそもラディカルなものにならざるを得ない部分がどうしてもあると思うのです。

国の権限の移譲を行うということは、現在、霞ヶ関にお勤めの方も、仙台や名古屋に大勢、転勤されるということなのだと思います。
地方分権ということは、霞ヶ関の仕事は減り、霞ヶ関の人も減らないと、おかしい。

今回の平成の大合併自体が、地方分権を推進する上での受け皿作りが目的なのですから、今まで、新南陽市役所にお勤めの方も、現徳山市役所に設置される周南市役所に勤務するよう命ぜられるわけで、同様に、さらに大きな権限を移譲するには、県よりも大きな受け皿が必要、というところから出てきた道州制では、秋田県庁職員や青森県庁職員は、仙台州庁に転勤を命ぜられる(部分が少なからずある)。
霞ヶ関の国交省や、農水省や、厚労省にお勤めの方の少なからぬ人数の方も、福岡州庁や、札幌州庁に転勤を命ぜられる、というイメージが私の道州制のイメージなのですが。
何を以って、心配を抱くことなく安心して暮らせるような改革、とするか、何を以ってラディカルな改革とするか、は、個人の受け止め方の違いもあるかと思いますが。

県界をいじるかどうかに関わらず生じる、こういう道州制自体の持って生まれた「ラディカルさ」に比べれば、「伊賀地方は三重県から切り離して、奈良県に」、というような府県の枠組み変更は、枝葉末節だと思うんですよね。

ただ、常に最も大切な視点として、持たねばならないのは、そもそも誰のための、何のための道州制なのか、という点です。
その点に立ち返れば、少なくとも議員さんの地盤を守るためでも、都道府県の既得権のためでもないことは明らかです。
誰のための道州制か、という原則が貫徹できず、中途半端な妥協の産物のネジレた道州が出来てしまうのであれば、現在の都道府県制でも、私たちの日々の生活は著しい不都合を感じていないわけですから、下手な考え休むにしかず。

ちょっとテーマ大き過ぎましたね。
あまり、突っ込むの止しましょうか(苦笑)
[12697] 2003年 4月 8日(火)14:44:16ken さん
九州の道州の考え方
[12678] KN さんの
宮崎-大分の疎遠さについては、確かに、冷静に考えれば、ご指摘の通りです。

[9095]のいなさんの道州案では、
西海道 福岡・長崎・佐賀
南海道 熊本・大分・宮崎・鹿児島
だったのですが、南九州(南海道)の道州都を熊本市と想定した場合、宮崎-熊本はちょっと疎遠だなあ、と感じたのと、九州にはせっかく、北九州市と、福岡市の2つの政令指定都市があり、もともと、この2つは、豊(前後)、筑(前後)の2つの大きなブロックに分かれていたわけだから、現在、福岡県で一つになっているけれど、2つの道州都として、並立できるのでは?
と考えたんですけどねえ。
北九から、宮崎をフォローするのと、熊本から宮崎をフォローするのと、どっちもどっちですね。
この案は取り下げます。
九州は、ちょっと重たいけれど、一州か、いなさん案通りか。ですね。
[12699] 2003年 4月 8日(火)15:06:43ken さん
道州制は2層自治か、3層自治か
[12692]自己レス

大前氏や、松下政経塾、民主党、自民党、その他多くの提案は、2層ですね。
県の存続は前提としておらず、まず、都道府県を廃し、その上・・・ですね。

大分県の平松知事の案は、当面、九州府-県-市町村の3層自治とし、段階的に県を縮小廃止していく、あるいは、九州府の権限を県に移譲していき、県が道州の役割を担う形で、九州府を廃し2層に持って行くというもののようです。
平松さんの案は、県知事ですから、県温存志向で、権限さえ、県に降りれば、九州府を廃して、47都道府県に戻っても、それを以って「道州制」実現と呼ぶようです。
[12806] 2003年 4月 10日(木)10:38:32三鈴 さん
道州制論の周辺
[12782]Firoさん
でも、この不況の時期に、地方公共団体でリストラなんて言葉はタブーかもしれないですね。
うーん難しい。今時分、雇用創出事業なんてほとんど公共団体じゃなきゃできないことでしょうし。
そう、難しいですよね。失業者を増やすような政策はとりにくいし、でも、公共部門をスリムにして労働市場の流動化を図り、起業や新規産業の勃興を促していくといった「構造改革」を進めていかないと、いつまでも不況から脱出できないような気もしますし‥。

それと、こういう道州制のような話は、もともと地方分権の促進ということから出てきたわけです
けど、まだそれ以前の議論が不十分という感じですよね。
これ、私も同感です。
kenさんが[12692]で書かれていた
誰のための道州制か、という原則が貫徹できず、中途半端な妥協の産物のネジレた道州が出来てしまうのであれば、現在の都道府県制でも、私たちの日々の生活は著しい不都合を感じていないわけですから、下手な考え休むにしかず。
というのとも、あい通じますね。今後、自分自身の考えも、しっかり詰めていかなければ‥と感じています。

それにしても、
赤尾鯰さんが[12739]でご紹介くださった国土交通省の「国づくりの100年デザイン」タスクフォースの提案、なかなか大胆で興味深いですね。ワタクシ的には、「伊太利」と言われると、工業の発展している北と農産漁村の広がる南といった南北格差や、北の人の目は南よりも他の周辺の地域に向いているという点の類似から、千葉県や三重県を想起してしまいますが‥。
[19071] 2003年 8月 16日(土)11:07:49なお[KN] さん
沖縄vs・・北海道の道州制Newsと書き込みランキング
お久しぶりです。
この数ヶ月間部活、書き込みの多さ・専門化であまりかけませんでした。

最近Yahoo! ニュースでは北海道の道州制が多く取り上げられています。
内容は、
小泉総理がS議員などに「北海道を特区にし道州制を行なえばいいのではか述べ、北海道を「道州制」導入のモデル自治体とする「道州制特区」に指定する構想明らかにした。
首相は「道州制を行いもっと北海道の裁量権を拡大してほしいという声があればそれを考えた方がはっきりイメージがわく」と指摘。道州制実現に国民の理解を深めるため、特区に指定し、三位一体の改革を先行して進めたい意向を示した。(一部省略)

僕は、道州制の賛成派なので実現はしてほしいのですが、他地域は、都道府県の枠にとらわれずに、
生活圏などに沿った枠組みであることを望んでいます。

[19068] オーナー グリグリさん
少し見させてもらいました。
2002年の5月頃は僕が一番容量を消費していたようですね・・


それではまた!
[20391] 2003年 9月 29日(月)12:10:53なきら さん
道州制
本日の日経新聞に、道州制の特集が掲載されています。お読みになった方もおられるでしょうが、ちょっとご紹介します。

メーンの内容は、小泉首相の「三位一体改革」推進により、地方への税源移譲を実施するにあたり、数が多すぎて調整困難な47都道府県でなく、「道・州」への移譲が有力な解決策として考えられること、および首相が「道州制」について、北海道をモデル特区とするよう検討を指示し、高橋道知事がこれを受けて道庁にチームを設置して検討、8月に構想をまとめた、というものでした。
北海道の報告はあまり詳細に書かれておりませんが、国と道の業務区分を明確にし、外交と防衛以外の(現実的には、さらに新幹線や高速道路等の大規模社会資本整備も除いて)道の行政全般を国から切り離すことを前提に、検討したようです。行政事務の一元化、効率化ははかれるものの、やはり道行政の財源をどうするかが、最大のかつきわめて困難な課題で、「貧しい自治体になる覚悟が必要」という指摘もあるなど、実現の可能性はあまり肯定的には書かれておりませんでした。(以上、やや恣意的かもしれない要約です)
道州制が導入された場合、財源の問題は北海道に限らず、一部を除いてほとんどの道州で困難な課題となると予測されています。アメリカ合衆国では、50州間において、人口、面積、資源、経済力等、相当な差があると思いますが、各州はどのように行政の自立を確保しているのでしょうね。日本とは、自治の歴史とこれに対する市民の意識が異なるのでしょうが、方策として学ぶべきこともあるように思われます。

また記事には、道州制構想の例として、
1.中四国州 中四国9県。本年9月、9県による中四国サミットで岡山県が提唱。
2.関西州  関西2府4県+福井・三重・徳島。今年初め、関西経済連合会が提唱。
3.中部州  昨年10月、中部経済連合会が提唱。日本全体を9~10州とする構想。
4.越の国  新潟・富山・石川・福井。本年8月、富山県が提案。
が、示されていました。
私は、道州制はどうあるべきかという本質的な議論よりも(ただし関西州構想は県も存続させる方針らしいので、疑問に思います)、つい「州のくくり方」に興味が行ってしまいます。徳島県は1と2の両方に入っており、(中部州の範囲が不明なので正しくは分かりませんが)三重県も2・3、福井県は2・3・4に含まれていそうです。まあ、それぞれのくくりはそれなりに納得性のあるものとは思いますが、落書き帳でどの地方に属するか議論された県が、あちこちで引っ張りダコですね。いずれにしても、まだほんの構想段階で具体的な取組みは進んでいないようです。
そのほか、北東北3県の合併構想(広域政策研究会:3県の若手職員が構成)や、過去には、地元財界から阪奈和合併や愛知・岐阜・三重県の合併が構想されたことなどの紹介もありました。

#日経新聞は、毎週月曜日地域総合ページに市町村合併のコラムを載せています。皆さんは大体ご存知のことばかりでしょうが、私には時々面白い内容もあります。今週は、新潟県上越地域14市町村の法定合併協議会の記事が載っていました。また今日は、同じページに、市町村人口規模の目安の法定についての記事も載っています。両方とも内容はつまらないので省略します。
[23048] 2003年 12月 24日(水)18:53:48地図を見て育ちました さん
州都はどこに?
[23047] なお さん
☆青森・岩手・秋田の3知事が会談し、都道府県制に代わる新たな地方制度として、
 道州制を目指すことで合意したそうです。

どこに州都を置くかでご破算にならなければいいですね。市町村合併と同じレベルでやらないで欲しいな。
[25222] 2004年 2月 23日(月)13:48:18じゃごたろ さん
北東北・道州制トンデモ話
こんにちは。唐突ですが、ふと思い出した事があったので、調子に乗って書き込んでしまいます。

以前、北東北の道州制の州都に田沢湖高原がいいという話題がありましたね([24007]月の輪熊さん、[24036] なおさん)。これは秋田県知事の希望的構想なのですが、岩手県側では二戸地域がその候補地へ名乗り出ようとしているという話を聞いたことがあります。それも視野に入れてかどうかわかりませんが、鹿角方面へのアクセスをよくする道路の建設の計画もあるということ。

さらにこれには付け足しの話があります。それは三戸町のこと。三戸町は周辺の他町村とは足並みをそろえず、八戸市との合併しませんね。合併しても大八戸市の僻地として存在するよりはということなのでしょうか。しかしその裏には、二戸地域が道州制の州都に万一指定された場合に、越境合併して州都の一員になろう、という思惑があるとかないとか。

以上トンデモ話、失礼しました。

この特集記事はあなたのお気に召しましたか。よろしければ推奨してください。→ ★推奨します★(元祖いいね)
推奨するためには、メンバー登録が必要です。→ メンバー登録のご案内

… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳から選び抜いた珠玉の記事集

パソコン表示スマホ表示