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[99331]2020年4月3日
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[100240] 2020年 9月 1日(火)18:04:22白桃 さん
Re:百貨店の消滅
[100235]N さん
情報ありがとうございます。
白桃の「都会度」は以下のようになりました。
徳島市:32.55
大津市:31.17
[100234] 2020年 9月 1日(火)12:45:06白桃 さん
福島市と岡崎市の百貨店消滅、その他
昨日をもちまして福島市の中合百貨店と岡崎市の西武岡崎店が閉館となりましたので、冷血漢白桃が容赦なく、福島市の都会度を0.1ポイント、岡崎市の都会度を0.05ポイント下げた結果、それぞれ31.33ポイント、30.76ポイントとなっております。

[100212]オーナー グリグリさん
千葉県|茨城県
「千葉県立関宿城博物館」には私も行ったことがあります。その行った日と言うのが「筑波オフ会」の当日、でした。ここを見てから真壁の街を散策し、筑波に向かったのでした。その頃の投稿[76584]には、
オフ会のついでに真壁に行こうと思うのですが、アクセスが良くないですね。同じ桜川市内の岩瀬から真壁に行く公共交通機関がないとは・・・。岩瀬がクローザーだからか???
と書いておりますが、結局、酔払い白桃に付き合ってくれる数少ない理解者?の車に乗っけてもらうことになりました。真壁の街での昼食時、白桃は日本酒を頼みましたが、可哀想な理解者?にはノンアルコールのビールを飲んでもらいました。今はノンアルコールでもかなり美味しくなっていますが、当時は、さぞ不味かったでしょうね。
とりとめのないことを書きましたが、白桃は筑波オフ会を挟んで二日連続の県境めぐりをしていたのです。全く意識していなかったのですが・・・
[100208] 2020年 8月 29日(土)05:25:21白桃 さん
Re:不安定?
[100204]グリグリさん
お世話になります。[100202]を投稿後、何度か試してみましたが、やはり同じでした。しかし、その都度「更新」をクリックすると開けることができます。症状としては、[100206]でN さんが書いていたのと同じです。
[100202] 2020年 8月 28日(金)19:38:14白桃 さん
事務連絡
トップページからいろいろなメニューを開けようとすると開けることが出来るものと、出来ないものがあります。しかも、開けることができないものは、いつも出来ないというわけでは無いのです。不安定なのです。
私のPCがおかしいのでしょうか?
[100200] 2020年 8月 28日(金)13:37:06【1】白桃 さん
名邑三世代.その41(静岡県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
静岡県の「秀邑」は一種が富士宮、伊東、磐田市、熱海の四つ。このうち、富士宮(大宮)、磐田市(中泉)、熱海は「準名邑」でありました。二種は「東海道五十三次宿」組が由比と興津。後に市となるのが御殿場、二俣と富士。「浜名湖周辺」組が気賀、三ケ日と雄踏。そして、青島(藤枝駅はココ)、鷹岡と現役の「町」小山。一種・二種の合計は15。なお、小山は東海道線(現:御殿場線)の開通で紡績工場が進出したことによって人口が急増したのですが、以降は頭打ち状態になっています。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級富士宮富士宮市大宮町17,713富士宮市42,750
一種二級伊東伊東市伊東町12,183伊東市36,137
一種三級磐田市磐田市中泉町7,973磐田市35,655
一種三級熱海熱海市熱海町7,944熱海市34,509
二種三級小山小山町小山町17,563小山町16,803
二種三級由比(静岡市)由比町9,043由比町14,386
二種三級御殿場御殿場市御殿場町8,548御殿場町12,981
二種三級気賀(浜松市)気賀町8,255気賀町11,430
二種三級興津(静岡市)興津町8,052興津町14,605
二種三級二俣(浜松市)二俣町6,240二俣町10,493
二種三級三ケ日(浜松市)西浜名村9,020三ケ日町13,155
二種三級富士(富士市)加島村7,884富士町22,043
二種三級青島(藤枝市)青島村7,639青島町14,920
二種三級鷹岡(富士市)鷹岡村6,898鷹岡町12,036
二種三級雄踏(浜松市)雄踏村6,184雄踏町10,628
続いて「準秀邑」
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
吉田吉田町吉田村11,532吉田町17,962
大仁(伊豆の国市) 田中村6,466大仁町10,181
(参考)として
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
袋井袋井市袋井町3,017袋井町15,744
函南函南町函南村9,610函南村14,953
積志(浜松市)積志村8,486積志村12,660
北浜(浜松市)北浜村8,379北浜村17,735
韮山伊豆の国市韮山村7,326韮山村※10,809
富士根(富士宮市)富士根村7,002富士根村10,568
篠原(浜松市)篠原村6,827篠原村11,138
長泉長泉町長泉村6,494長泉村12,084
有度(静岡市)有度村5,946有度村12,026
鷲津湖西市吉津村4,873鷲津町10,032
袖師(静岡市)袖師村3,933袖師町10,342
小川(焼津市)小川村3,901小川村10,457
韮山村※…1950年選抜高校野球大会で韮山高校が優勝。その韮山高校は県下最古の公立高校。そんな韮山高校のある韮山は、古くから伊豆の政治の中心地であったにもかかわらず、「町」になったのは1962年という遅さ。「市街地」と言えるほどの市街地も形成されていないのですが、それにしても不思議です。

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
静岡県の「卓邑」はこの期に市制施行の袋井、浜北、湖西市、裾野(以上一種)、菊川、長泉、函南、浜岡、吉田、大井川(以上二種)、富士川、舞阪、東伊豆、清水町、大仁、伊豆長岡(以上四種)の合計16の街となっています。
卓邑/種別名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
一種一級袋井(9)袋井市袋井市30,817袋井市59,835
一種一級浜北(9)(浜松市)浜北町53,548 浜北市84,905
一種二級湖西市(9)湖西市湖西町28,017湖西市43,711
一種二級裾野(7)裾野市裾野町22,336裾野市52,682
二種二級菊川(9)菊川市菊川町24,992菊川町31,528
二種二級長泉(8)長泉町長泉町15,853長泉町36,169
二種二級函南(6)函南町函南村15,505函南町38,611
二種三級浜岡(0)御前崎市浜岡町18,723浜岡町24,490
二種三級吉田(7)吉田町吉田町18,170吉田町27,492
二種三級大井川(0)(焼津市)大井川町16,585大井川町23,204
四種富士川(9)(富士市)富士川町13,645富士川町17,372
四種舞阪(8)(浜松市)舞阪町9,468舞阪町11,787
四種東伊豆(8)東伊豆町東伊豆町15,246東伊豆町15,807
四種清水町(7)清水町清水村10,841清水町30,870
四種大仁(7)(伊豆の国市)大仁町12,108大仁町15,419
四種伊豆長岡(5)(伊豆の国市)伊豆長岡町10,144伊豆長岡町15,233
続いて「準卓邑」・・・豊田ひとつだけ
名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
豊田(1)(磐田市)豊田村10,111豊田町28,829
(参考)として
名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
福田(2)(磐田市)福田町16,045福田町19,415
大東(0)(掛川市)大浜町9,251大東町21,791
韮山(2)伊豆の国市韮山村10,796韮山町19,410

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100195] 2020年 8月 26日(水)16:56:49【1】白桃 さん
「日和佐町史」「赤河内村郷土誌」を読む
タイトルの2冊を国立国会図書館、と言っても、その図書館送信参加館となっている浦安市中央図書館で見てきました。
まず、最初にわかったことですが、徳島県が推進する市町村合併に対して、赤河内村は当初消極的であったということです。日和佐を取り囲むように広がる赤河内は、林野面積も広大で、特に徳島県を代表する樵木(こりき)林業の里として知られており、畑違いの日和佐と合併してもデメリットの方が大きいと考えていたのかもしれません。
さて、ここから本題です。
「日和佐町史」には、両町村から徳島県へ出された「合併申請書」が掲載されていました。
海部郡日和佐町を廃し、その区域を昭和31年9月30日から海部郡日和佐町となるべき海部郡赤河内村に編入し、昭和31年9月30日から施行するようお取り計らい願いたく(以下略)
はっきり言って変な文章だと思います。が、言いたいことは分かります。つまり、「日和佐をいったん赤河内に編入したことにして、その日から新しい日和佐町をスタートさせたい。」ですよね。ただ、不思議なのは、この合併申請書には「赤河内町」という文言が出てこないのです。
そこで、「赤河内村郷土誌」を見ることにしました。そこには、赤河内村議会で決議された事項のうち、まさに私の関心事である3つの議案が掲載されていました。
第21号議案
町制施行について
海部郡日和佐町を廃しその区域を昭和31年9月30日から海部郡赤河内村に編入することになる赤河内村を赤河内町として昭和31年9月30日から施行する
白桃、頭が痛くなりました。アタマが悪くなったのでしょうか?解り難くするのだけが目的のような文章です。「魏志倭人伝」も顔負けです。でも「赤河内町」という文言は出ていますね。
第22号議案
町の編入について
海部郡日和佐町を廃しその区域を昭和31年9月30日から海部郡日和佐町となるべき海部郡赤河内村に編入し昭和31年9月30日から施行することを徳島県知事に申請するものとする
とにかく、日和佐を赤河内に編入するのですね。
第23号議案
町の名称を変更する条例
海部郡日和佐町を廃しその区域を昭和31年9月30日から海部郡赤河内村に編入することとなる海部郡赤河内町を日和佐町に改める
新町名を「日和佐町」とすることは合併協議における最初からの「お約束ごと」でした。

以上から感じたことは、赤河内側にとって重要なことは、「赤河内町を名乗ること」と「日和佐を編入した形をとること」の二つで、その順序はどうでも良かった、あるいは、意識もしていなかったのではないかということです。奇しくも議案の順番通りに総理府告示が出されていますが、757号が「日和佐町を赤河内村に編入」、758号が「赤河内村→赤河内町」となっていたとしても赤河内側からは文句が出なかったのではないかと考えています。
[100194] 2020年 8月 25日(火)23:19:14白桃 さん
赤河内町と伏黒町
[100193]MI さん
はい。調べてあります。総理府告示では以下の通りになっています。
DIDの変遷を復刻していただいたときもそうですが、私が大いに悩んでいたときに、MIさんには思ってもいない「天の助け」をいただいております。本当に感謝申し上げます。また、改めて「市区町村変遷情報」の正確性について敬意を表します。
ただ、美波町役場の方に読み上げていただいた町史には、「徳島県海部郡日和佐町を廃し、その区域を赤河内村に編入」と書いているようなので、この点からも、「赤河内単独町制説」に関して私はまだすっきりしていないのです。まさかとは思うのですが、徳島県から総理府に届ける際、何かの手違いがあったのではないでしょうか・・・。ある「事典」には「日和佐町:1956年赤河内村を編入」となっていますが、事実上はそのとおりですから、形式的な事柄はあまり気にしない方が良いのかもしれません。

伏黒村が伊達町になる際、いったん、「伏黒町」となっていたのですね。気が付きませんでした。
[100190] 2020年 8月 25日(火)15:23:18白桃 さん
1956年9月30日、日和佐町を編入したのは赤河内村?
タイトルの件、「市区町村変遷情報」では以下の通りになっています。
変更年月日都道府県変更種別郡名等自治体名変更対象自治体名/変更内容
1956(S31).9.30徳島県町制/編入/改称海部郡日和佐町海部郡 赤河内村, 日和佐町
つまり、順序として
1.赤河内村を赤河内町とする
2.日和佐町を赤河内町に編入する
3.赤河内町を日和佐町とする
となっているのですが、[82395]
「赤河内に花をもたせる」だけなら、以下の通りで良かったのではないかというのが私の考えです。
日和佐町を赤河内村に編入する→赤河内村が町制施行→赤河内町が日和佐町に改称
(つまり、福島県で同じ時期に行われた伊達町/伏黒村パターン)
と書いているように、この流れになんとなく違和感のあった私は本日、美波町役場に問い合わせを致しました。
私の不躾な質問に対し、親切にも役場の方は「町史」(たぶん、日和佐町史でしょう)で調べてくれました。
結果は、私が予想していたように
1.日和佐町を赤河内村に編入する
2.赤河内村を赤河内町とする
3.赤河内町を日和佐まちとする
でした。
一日に起きた出来事なので、順序なんてどうでも良いことかもしれません。また、これでもって、「市区町村変遷情報」の記載が誤っていると決めつけるわけにはいきません。官報で調べらることが出来ればよいのですが、とりあえず、ご報告まで。
[100184] 2020年 8月 21日(金)07:54:36【2】白桃 さん
全国の町十番勝負の感想プラスあるふぁ
問九は私も「関西本線」に乗りました。答えているのが、デスクトップ鉄さんとNさんだし、これは間違いないと思ったのですが、敢え無く脱線。
しかし、「三菱UFJ銀行」は良い問題だと思います。それにしても、前身の前身が東海銀行だから、蟹江や武豊、それに田口(設楽町)に支店があっても不思議では無いのですが、王寺は流石にびっくりです。でも考えてみれば、連担するDID人口は87,928人でありますから、都市銀行の一つや二つがあっても不思議ではありませんね。JR王寺駅前の景観は大河原もビックリの「都会」そのものです。[97563]で、
DID名メインDID所在自治体DID人口種別構成(形式)DID
葛駒奈良県王寺町※87,928斑鳩、大和三郷、王寺、上牧、河合
とし、
碧海以上に核なきDIDである【葛駒】ですが、葛城の「葛」と生駒の「駒」からとった名称です。また、構成(形式)DIDの中で、DID人口トップは斑鳩ですが、DID発生が一番古い王寺をメインとしています。(もう一つの理由;うちの桃娘は、「斑鳩」を読めない。)
と書いておりますが、この際、DID名も「葛駒」から「王寺」に改称いたします。

改称と言えば問六です。「『駅』や『宿』から『町』への変更」を、「『狩太町』から『ニセコ町』へ」のような本来の改称と同じ扱いにするのはどうなんでしょうか。

ついでに[100078]
ギャンブル好きの方に、スピンオフ問題です。
笛吹市にもありますが、北海道の釧路町、青森県の田舎館村、福島県の西郷村にもあるものなあに?
答えは、「日本中央競馬会(JRA)の場外勝馬投票券発売所(ウインズ)がある」でした。そう言えば、石和オフ会のとき、石和ウインズに寄られた方がいらっしゃいました。誰だったかは忘れましたが・・・
[100170] 2020年 8月 19日(水)15:12:36白桃 さん
全国の町十番勝負
問九:福島県三島町
[100165] 2020年 8月 19日(水)09:45:22白桃 さん
全国の町十番勝負
問六:北海道黒松内町
[100161] 2020年 8月 19日(水)06:08:44白桃 さん
全国の町十番勝負
問九:奈良県三郷町
[100160] 2020年 8月 19日(水)05:49:25白桃 さん
問六について
連続書き込みスミマセン。
問六ですが、私の考えがあっているならば、正解は一つ増えます。ただ、【想定解数:8町】が正しくて、私の考えが少しだけ間違っていたとすれば、私が答えた高畠町は不正解となるのでは・・・
採点が待ち遠しいのですが、採点前にどなたかがアノ町で答えたとしても、確実な方で答えなかった自分が悪いのだとあきらめます。
[100159] 2020年 8月 19日(水)04:52:56白桃 さん
コロナ禍で ロイヤルホテル 閉館す
どこのロイヤルホテルかは敢えて申しませんが、六月末をもって閉館したらしい。悲しいです。「コロナでなくてもアソコは潰れていた。」という悪口は許せません。恥ずかしながら50歳を超えて初めてフォアグラなるものを食したのは生まれ故郷に新しくできたこのホテルでした。あ~、また一つ都会らしさ?が消えていく・・・

スプリント戦の出遅れは致命的でした。目が覚めたのが二時。問一から問五まではわかったのですが、もう売り切れていました。一個だけでも合っていれば良いのですが・・・って、ひとつしか答えてないのです。('◇')ゞ
[100158] 2020年 8月 19日(水)04:08:12白桃 さん
全国の町十番勝負
問六:山形県高畠町

箱根町
が良いのであれば・・・
[100117] 2020年 8月 18日(火)09:56:42白桃 さん
一言一句・一言一行
[100109]「一気通貫・一線完乗」にお付き合い頂いた方、有難うございます。

[100110]Takashi さん
途中駅がないことが多いケーブルや索道はともかく途中駅のある地下鉄、モノレール、路面電車を除外する必要はないのでしょうか?
御尤もなことです。タイトルの四字熟語がこの書き込みと殆ど関係が無いように、除外したのに深い理由はありません。「浅い」理由として言うならば、一都市内で完結する比較的短い路線が多いこと、大都市に偏向している交通機関であること。特に、路面電車に関しては「改札」がない所が多いこと、それに、松山の伊予鉄の市内循環線のように起点駅・終点駅は決められているものの、それはあってないような路線があることからです。

[100111] にまん さん
該当する人が多そうなのが、新幹線。
新幹線については、敢えて避けました。しかし、在来線からの乗り換えで新幹線専用の改札を通過しただけ、というのは私の中ではバツです。
東武大師線(西新井-大師前)
これは、すっかり忘れていましたが、私もあります。西新井に義理の姉夫婦が住んでおり、なんかのときに乗車しました。寺内にはシャクヤクの花が咲いていましたね。

[10113]k_ito さん
惜しい線も、仙山線を仙台→山形と乗ったことぐらいしか思いつきません。
私は山形駅で降りて駅前風景を見てから、駅構内に戻り、そば屋で少しだけお酒を飲み仙山線に乗車、仙台駅で下車。「仙山線」クリア!と思いきや、羽前千歳から乗車しないといけなかったのですね。

[100114]N さん
京都線の正式な起点は十三なんですよね。十三では乗り降りしたことないので、どう扱うべきなのか迷いました。
十三は乗り降りするところではないですね。私は一度だけ十三で乗り換えたことはありますが、改札は通過していません。そう言えば、十三駅付近に「梅内(まさか、「ウメナイ」ではないだろう)産婦人科」というのがあった気がするのですが、無くなったのかな?

[100115]伊豆之国 さん
四日市あすなろう鉄道内部線(あすなろう四日市~内部)
長兄が四日市に住んでいたころ、近鉄湯の山線に乗って、湯の山駅(当時)で降りたのですが、乗ったのが多分塩浜駅でした。でも、その帰り降りたのが近鉄四日市だったかもしれません。
黒部峡谷鉄道(宇奈月~欅平)
京成本線(京成成田→京成上野)
これ私もありますね。忘れてました。でも黒部峡谷鉄道は外すべきか・・・
[100116] 2020年 8月 18日(火)07:16:20白桃 さん
名邑三世代.その40(静岡県・前編)
【明治の名邑】
東海道五十三次(◎印)のうちの22宿を占める静岡県は、名邑の数も21とさすがに多いです。「別格市街」の静岡、「市街」の浜松、「市街」に相当する沼津が名邑筆頭、続いて三島、島田、藤枝とここまでは53次の宿場。焼津を挟んで、掛川、江尻、見付と53次宿。下田の次の金谷に53次宿及び名邑代表になってもらいましょう。清水港の後の掛塚、ここに入るとは意外。石松さんで有名な遠州森町に次いで、蒲原、新居とまた53次宿。田沼意次も居た相良の次の白須賀も53次宿。榛原か静波と言った方がピンとくる川崎に次いでこれまた53次宿の吉原が最後。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街静岡静岡市静岡◎36,838静岡市53,614
市街浜松浜松市浜松◎12,141浜松町※32,381
名邑沼津沼津市沼津◎10,371沼津町13,693
名邑三島三島市三島宿◎8,694三島町11,222
名邑島田島田市島田宿◎8,599島田町13,720
名邑藤枝藤枝市藤枝宿◎7,066藤枝町9,392
名邑焼津焼津市焼津村5,902焼津町11,581
名邑掛川掛川市掛川宿◎5,546掛川町9,330
名邑江尻(静岡市)江尻宿◎5,500江尻町※5,425
名邑見付(磐田市)見付宿◎5,119見付町8,149
名邑下田下田市下田町4,883下田町5,693
名邑金谷(島田市)金谷宿◎4,880金谷町7,735
名邑清水(静岡市)清水町4,641清水町7,004
名邑掛塚(磐田市)掛塚村4,441掛塚町7,002
名邑森町森町村3,963森町6,522
名邑蒲原(静岡市)蒲原宿◎3,865蒲原町7,611
名邑新居(湖西市)新居宿◎3,699新居町7,658
名邑相良牧之原市相良町3,646相良町9,883
名邑白須賀(湖西市)白須賀宿◎3,522白須賀町4,764
名邑川崎(牧之原市)静波町3,237川崎町10,373
名邑吉原富士市吉原宿◎3,025吉原町3,403
浜松町※…1911年(明治44年)に市制施行
江尻町※…このとき既に辻村(後の辻町)が分立していた

続いて「準名邑」
いつも頭の中が混乱する大須賀(横須賀)を含めて4つの街が「準名邑」です。
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
大宮富士宮市大宮町第一表2,893大宮町13,626
熱海熱海市熱海村第一表2,590熱海町5,866
中泉磐田市中泉村第一表2,568中泉町6,105
大須賀(掛川市)横須賀町第一表3,377大須賀村6,448

以下(参考)です。多いです。
現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
戸田(沼津市)戸田村第一表2,975戸田村3,486
網代(熱海市)網代村第一表2,214網代村3,062
福島(磐田市)福田村第一表2,006福島村3,899
舞阪(浜松市)舞阪宿◎第一表1,910舞阪町3,396
興津(静岡市)興津宿◎第一表1,864興津町6,902
二俣(浜松市)二俣村第一表1,771二俣町5,095
(沼津市)原宿◎第一表1,675原町5,520
笠井(浜松市)笠井村第一表1,380笠井町3,275
岡部(藤枝市)岡部宿◎第一表1,293岡部町※5,397
松崎松崎町松崎村第一表1,131松崎町4,031
由比(静岡市)由比宿◎第一表1,087由比町8,348
日坂(掛川市)日坂宿◎第一表1,058日坂村1,652
気賀(浜松市)気賀村第一表945気賀町7,849
袋井袋井市袋井宿◎第一表848山名町※2,946
金指(浜松市)三和村第一表705金指町1,381
稲取東伊豆町稲取第二表3,984稲取村5,055
富士川(富士市)岩淵第二表1,991富士川町5,662
土肥(伊豆市)土肥第二表1,817土肥村3,349
修善寺伊豆市修善寺第二表1,756修善寺村4,316
池新田御前崎市池新田第二表1,749池新田村4,377
韮山伊豆の国市韮山第二表1,661韮山村7,032
御厨御殿場市御殿場第二表1,115御厨町8,062
山梨(袋井市)山梨第二表1,074山梨町2,323
吉田吉田町吉田村第三表3,261吉田村10,976
長田(静岡市)丸子宿◎第三表2,877長田村12,076
入江(静岡市)入江町第三表1,670入江町3,764
伊東伊東市松原村第三表1,344伊東町※9,290
岡部町※…岡部宿以外に第二表記載の内谷を含む
山名町※…1909年袋井町に改称
伊東町※…松原村以外に第三表記載の新井村、湯川村を含む

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100109] 2020年 8月 17日(月)05:32:07【1】白桃 さん
一気通貫・一線完乗
[100090]オーナー グリグリさん
[100103]デスクトップ鉄 さん
の記事を見てふと思ったことです。JRでも私鉄でも(地下鉄、モノレール、路面電車、ケーブル、索道、以外)、「その線の起点駅(終点駅)から乗車し、途中下車することなく、終点駅(起点駅)で降車した」線って自分はどれぐらいあるのだろう???
ここでいう「乗車」「降車」を、単に電車に乗り込んだ、電車から降りた、と言うのではなく、その駅の改札を通過した、と定義すると、私の場合あんまり覚えが無いのです。
間違いなく該当する線は
「磐越東線」:郡山に宿泊した私は、「郡山駅」から乗って「いわき駅」で降り、小名浜にむかいました。
「城端線」:氷見オフ会の際、高岡駅から乗り込み、城端に向かいました。”熊五郎さん”が一緒でした。

多分、該当するのが「吉備線」「宇野線」…いずれも学生時代、地域調査?のためですが、ひょっとしたら玉野市には天満屋からバスで行ったかもしれません。
あやふやなのが、「津山線」…津山駅から乗り込んだのは間違いないのですが、岡山駅ではなく、法界院駅で降りたかもしれません。
もっとあやふやなのが、「琴電志度線」(瓦町~琴電志度)、「琴電本線」(高松築港~琴電琴平)

明らかに該当しないのが、
「小浜線」…東舞鶴駅から乗り込み、敦賀駅で降りたのですが、途中の小浜で一泊しています。
「久大本線」「豊肥本線」…大分駅の改札をくぐった記憶がまったくない。
「鳴門線」…池谷は乗り換え
「赤穂線」…東岡山駅から乗るわけがない。
「高徳線」…三本松を通過する汽車に乗るわけがない。
「京葉線」…無意識のうちに一往復半した('◇')ゞことはありますが、東京駅は乗換駅でしょうね。

皆様はどうでしょうか?鉄っちゃんでも案外少ないのでは・・・

※城端線を思い出し追加
[100097] 2020年 8月 13日(木)19:04:06白桃 さん
新潟市、長岡市は百超え
[100095] 2020年 8月 13日(木)16:54:55 MI さん
これを用いてまず白桃 さんの調べられたものをまず、本日(20200813)岡山市であった区域が岡山県の市制町村制施行日(18890601)にはどうであったかと調べましたら丁度100市町村と出ました。
お手数をかけました。精査したところ、市制・町村制施行時の市と村で、まるまる現在の岡山市となっているのは1個増えて86でした。
MIさんが挙げて戴いた中で以下は、まるまる別の市を構成しているようです。
木見村→倉敷市、豊田村・小野田村→赤磐市、笠加村・今城村・福田村・豊原村・本庄村・邑久村→瀬戸内市
また、[100094]でも書きましたように藤田村は町村制施行時に存在しておりません。

新潟県も調べてみましたが、市制・町村制施行時の市町村がまるまる新潟市となっているのが118、同じく長岡市となっているのが104でした。上越市は100に届かないと思います。
新潟県は市制・町村制施行時の合併(「明治の大合併」)が不十分だったのか、1901年(明治34年)に数多くの合併が行われています。そういう事から考えると、1906年(明治39年)に多くの合併があった愛知県、特に名古屋市は新潟市を超えるかもしれません。私は疲れたので、もう数えませんが…('◇')ゞ
[100094] 2020年 8月 13日(木)11:26:18白桃 さん
市制・町村制成立時の市町村数が最多
[100092] 未開人 さん
現在の1市町村を構成する、市制・町村制成立時の市町村数が最多である市町村はどこか?
面白いご質問ですが、調べるのが少々面倒。町村制施行時の村の一部が現在の市を構成している事例もかなりありますし。
私の身近な市ですが、
浦安市:1(浦安村)
東かがわ市:10(引田村、小海村、相生村、五名山村、福栄村、白鳥村、松原村、丹生村、誉水村、そして三本松村)
以上は調べなくともわかります。(笑)
最多ではないかもしれませんが、
岡山市は85ありました。一部が構成しているというのが4~5ぐらいあったと思います。余談ですが、町村制施行時は児島湾になっていた藤田村と第七干拓地も現在は岡山市です。
岡山市より多いとすれば、新潟、浜松、北九州あたりでしょうか。
[100086] 2020年 8月 11日(火)16:28:20白桃 さん
名邑三世代.その39(島根県)
今回は島根県ですが、今日試合を行った島根県のチームがありますので・・・

祝:平田高校「甲子園初出場」

【明治の名邑】
島根県の「明治の名邑」は、まず「市街」に松江となるのですが、明治期、松江の人口が殆ど増加していないのはどういうこと?
名邑筆頭は、有名な割には人口がそれほどでもない町の最右翼、津和野です。続いて今市、杵築(後の大社)、安来、広瀬、平田となっています。名邑代表は、尼子氏の本拠地であった広瀬にお願いしましょう。七つのうち三つの名邑が現在の出雲市にあるのです。
杵築※…町村制施行後の杵築町と杵築村の二つを含んでいるものと考えます。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街松江松江市松江33,381松江市36,209
名邑津和野津和野町津和野5,959津和野町5,012
名邑今市出雲市今市4,904今市町6,264
名邑杵築(出雲市)杵築※8,286杵築町4,579
名邑安来安来市安来3,585安来町5,393
名邑広瀬(安来市)広瀬3,508広瀬町4,436
名邑平田(出雲市)平田3,292平田町6,423

続いて「準名邑」
浜田、益田と名邑となっていてもおかしくない街が「準名邑」となっています。特に浜田は、「戸口表」第一表に「浜田」以外に、
「浜田浦:1,242」「松原浦:887」が記載されており、実際のところは「名邑」と同等クラスです。
浜田町※…上記の三つの地区を含む。
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
浜田浜田市浜田第一表2,925浜田町※12,236
西郷隠岐の島町西郷第一表2,910西郷町4,762
益田(益田市)益田第一表2,767益田町4,175
参考
現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
江津江津市郷田第一表2,534江津村3,574
木次(雲南市)木次第一表2,487木次町2,975
大田大田市大田第一表2,278大田町4,800
大東雲南市大東第一表1,885大東町3,490
大森(大田市)大森第一表1,593大森町2,839
温泉津(大田市)温泉津第一表1,410温泉津町2,434
亀嵩(奥出雲町)亀嵩第一表328亀嵩村2,269
亀嵩は松本清張の「砂の器」で有名です。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
島根県の「秀邑」は浜田だけです。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級浜田浜田市浜田町12,256浜田市40,440
参考として益田と江津を挙げます。
益田の変遷:1941年に益田、吉田、高津の3町が合併し石見町となり、その石見町が1943年に益田町に改称します。石見町になった際に一番人口が多かったのが吉田町。吉田は町制施行が一番遅かったのですが、白桃ルールでは益田市の【前身町】益田町の「前身」は石見町、その前身は、吉田町ということになります。これには私自身納得していませんが…
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
益田益田市吉田村3,931益田町22,059
益田町4,697
江津江津市江津町3,244江津町12,236

注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
島根県の「卓邑」は、ますだおかだ、じゃなく、益田、大田、江津と斐川の四つです。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級益田(9)益田市益田市56,053益田市50,128
一種二級大田(7)大田市大田市47,211大田市33,609
一種二級江津(2)江津市江津市33,485江津市25,773
二種三級斐川(0)(出雲市)斐川村24,207斐川町26,816
(参考)
大東(0)雲南市大東町20,513大東町14,607
西郷(4)隠岐の島町西郷町15,865西郷町13,194

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100085] 2020年 8月 11日(火)12:10:37白桃 さん
Re:サヌカイトさんのおまけ問題
[100082]サヌカイト さん
おまけ問題 次のうち平成の大合併で行われなかったのは?
 A0市+0町+2村=1村
 B1市+2町+7村=1市
 C2市+3町+1村=1市
 D3市+8町+1村=1市
 E4市+4町+5村=1市
※同時合併のみ・+は合併に限らない(編入可)
答えはC。
Aの例:2006(H18).1.1 阿智村(阿智村が浪合村を編入)、2009(H21).3.31 阿智村(阿智村が清内路村を編入)
Bの例:2005(H17).2.1 高山市
(高山市が久々野町,国府町,丹生川村,清見村,荘川村,宮村,朝日村,高根村,上宝村を編入)
Dの例:2005(H17).7.1 浜松市
(浜松市が天竜市,浜北市,春野町,佐久間町,水窪町,舞阪町,雄踏町,細江町,引佐町,三ケ日町,龍山村を編入)
Eの例:2005(H17).3.21 新潟市
(新潟市が新津市,白根市,豊栄市,小須戸町,横越町,亀田町,西川町,岩室村,味方村,潟東村,月潟村,中之口村を編入)

なお、Cの事例:1963(S38).3.10 大分市
(大分市,鶴崎市,大南町,大分町,坂ノ市町,大在村が新設合併)
ついでながら、
+は合併に限らない(編入可)
はおかしいです。市町村合併に「新設」と「編入」があるのですから。
[100078] 2020年 8月 10日(月)11:18:11白桃 さん
アロハ・オエ
[100065]の答えです。
A町は、「山陰の三名湯」に数えられる温泉がありますが、人口増の主因は、温泉の「力」ではなく、現在は合併で一緒になった県庁所在地に近く、ベッドタウンになっているからで、「健闘している温泉地」の対象から外すべきであったかもしれません。
玉造温泉のある「玉湯町」です。
「山陰の三名湯」とは、もう何十年も前に聞いた気がするのですが、定説はないのですかね?
私の記憶では、三朝、皆生、そして玉造なんです。旅行会社在籍時に添乗で玉造温泉に宿泊しているのですが、宍道湖の近くにあるのかと思っていたのが、少し奥に入ったところにあった、という地理的衝撃?を受けた以外、まったく記憶に残っていません。('◇')ゞ

C町にある温泉が脚光を浴びたのは、そんなに前ではありません。オフ会開催地です。
高度経済成長期に形成された石和温泉のある「石和町」です。
最初の頃は、首都圏の「奥座敷」として急激に伸びているが、あんまり健全な温泉地ではない、というイメージがありました。石和の人口増は、甲府のベッドタウンになっているということもありましょうが、温泉の力も相当に働いていたと考えられます。オフ会時、改修工事が行われていた石和温泉駅、今は立派な駅舎が出来たようです。
ギャンブル好きの方に、スピンオフ問題です。
笛吹市にもありますが、北海道の釧路町、青森県の田舎館村、福島県の西郷村にもあるものなあに?

D市は、案外盲点かもしれません。東海地方の市で、市域には4つの温泉街があります。その4つは、もともと別の町にありました。
三谷、西浦、形原、蒲郡の温泉街がある「蒲郡市」です。
[100067]に書いたツアーの下見とは、「三河七福神めぐり」(蒲郡、西尾、岡崎、豊川、碧南にある七つのお寺を巡る)の下見です。担当は任されたものの、自分が考えた企画ではないからと、心構えがなっていませんでした。お寺の名前も忘れてしまいましたが、近藤勇の首塚のあるお寺、タケノコづくしの料理がでるお寺がありました。
なお、四つの旧町の1950年国勢調査時の人口は
蒲郡町:26,080、三谷町:12,615、形原町:10,807、西浦町:6,093
です。

E町も、東海地方です。温泉地というよりは、温泉施設がある大型レジャーランドで有名と言った方が分かりやすい?
石和よりも新しい長島温泉の「長島町」です。
伊勢の長島と言えば、「伊勢長島の一向一揆」を思い浮かべるのですが、長島温泉、というよりナガシマスパーランドの場所は、もともとの長島からかなり離れているので、やはり、ここを「温泉の街」とするのは抵抗があります。ところで、ナガシマスパーランドは東京ディズニーランドとつくりが似ているようですが、その場所の名前が浦安というのも面白いです。

以上は、お付き合い頂いた方からも答えが出ている(と同然)なのですが、
B町こそ、まさに「健闘している温泉地」で、ここを強調したいがために問題にした、と言うのが正直なところです。「平成の大合併で」注4で挙げた67市町村の一つと一緒になりました。
は、まだですね。
ここは、常磐ハワイアンセンター、いや、スパリゾートハワイアンズがある常磐市、ではなく、はわい温泉のある「羽合町」です。
かつての「はわい温泉」は、今は同じ町になった旧東郷町の「東郷温泉」よりもずっとずっとマイナーな温泉で、繁栄していた東郷温泉にあやかって「新東郷温泉」と称していた時代もあったのですが、鉄道から車の時代になり入湯客もぐんぐん上昇し、今では鳥取県でも指折りの温泉地となったのです。温泉地の盛衰がそのまま人口推移に反映されるワケではありませんが、2000年→2015年の増加率を見ても、旧)東郷町が12.79%減少しているのに対して、旧)羽合町は7.03%増加しているのです。湯梨浜町の役場も旧)羽合町にあることからも、羽合にとって温泉の力は大きな味方となったのでしょう。

[100065]のトップ10、10位の花巻市なんですが、「花巻温泉郷」といっても中心市街から離れており、また、「温泉」が地域経済に大きな影響を与えているとも考えられず、花巻を「温泉都市」というのもヘンですね。では、花巻を何の街と呼べば良いのでしょうか?、このあたり、詳しい方におまかせしましょう。
[100069] 2020年 8月 7日(金)06:41:31白桃 さん
訂正(案外健闘している温泉地に関する問題)
[100065]白桃
注1:最終列の「比率」は、2015年国勢調査における「宿泊業・飲食サービス業」従事者数が15歳以上就業者数に対する%です。
問題自体とは関係ないのですが、「比率」は「平成の大合併」後に誕生した新自治体のものです。よって、D市(蒲郡市)、別府市、
伊東市の数字以外は無視してください。大変申し訳ございませんでした。
[100067] 2020年 8月 6日(木)09:03:35白桃 さん
濁りをとれば嘉麻・桑折
[100066]千本桜 さん
ひらがなで書くと濁音が2つあるので語感がゴツいですね。
そうですね。ガマガエルが氷を喰らっている絵が浮かんできます。もう昔の話になりますが、ツアーの下見に三谷(みや)温泉に行って、そこで「白桃酔夢様、どうぞご一献!」と有名な製薬会社社長の一族だという宿の番頭さんからご接待をうけました。「三河屋、オマエも悪よのぉ」と収賄罪に問われるほどのものでもなかったのですが、「下見」ということも忘れて酔っ払ったせいか、そのツアーの集客は芳しくなく、三谷温泉には悪いことをしたなぁ、と今でも深く反省をしております。
[100065] 2020年 8月 5日(水)21:48:23白桃 さん
案外健闘している温泉地に関する問題
「人生は出会いで、相撲は立ち合いで決まる」以外は、さしたる信条を持ち合わせていない白桃ですが、こと「観光」に関しては一家言持っています。それは、「21世紀においては、地域の観光に力を注いでも地域を活性化することは難しい。特に温泉をメインにしている観光地は絶望的である。」ということですが、私の意に反して結構「健闘」している温泉地がないこともないのです。
「地域の活性化」=「人口増加」ではありませんが、下表は、1960年国勢調査日(10月1日)時点で存在していた市町村の中で、「温泉」が地域経済にかなりの比重を占めていると思われる77市町村の、2000年→2015年の人口増加率トップ10です。

順位市町村名最高人口年増加率(2015/1960)増加率(2015/2000)-----比率
1A町2015年17.458.316.47
2B町2015年12.137.036.55
3C町2005年149.661.506.82
4D市1985年7.10-1.236.64
5E町2005年79.37-2.065.69
6別府市1980年13.37-3.4710.68
7伊東市2005年25.26-4.7117.55
8武雄市1960年-16.55-4.905.87
9伊豆長岡町1995年42.61-5.049.13
10花巻市2000年10.98-5.155.87
注1:最終列の「比率」は、2015年国勢調査における「宿泊業・飲食サービス業」従事者数が15歳以上就業者数に対する%です。
注2:人口は1960年国勢調査時点での境域に組替えていますが、D市だけは1965年国勢調査時点での境域に組替えております。また、境界変更等の微細な境域変更は考慮外です。
注3:有馬温泉(神戸市)、道後温泉(松山市)など、有名な温泉であっても所在自治体の人口推移に殆ど影響しないと考えられるところは除外しています。また、飯坂町(現;福島市)もワケあって除外しています。
注4:上表に出てこない67市町村は以下の通りです。(  )内は2000→2015の増加率。上表トップ10との比較のため主な温泉地に書き込みました。
北海道
上川町(-29.28)、弟子屈町、阿寒町、幌別町(現;登別市-9.38)、虻田町
東北
大鰐町、雫石町、鳴子町、蔵王町、田沢湖町、温海町、尾花沢町、上山市、赤湯町、熱海町、常磐市
関東
藤原町(-28.25)、日光市、塩原町、那須町、 栗山村(-47.53)、水上町(-33.21)、草津町(-15.37)、伊香保町、
箱根町(-25.54)、湯河原町
甲信北陸
湯沢町、妙高々原町、豊浦村、宇奈月町、加賀市(-13.10)、山中町(-23.76)、七尾市、芦原町、下部町、上山田町、戸倉町、
山ノ内町、野沢温泉村
東海
下呂町(-17.02)、熱海市(-12.56)、下田町、東伊豆町、西伊豆町、土肥町、修善寺町(-14.93)
近畿
城崎町(-19.01)、温泉町、白浜町(-8.11)、那智勝浦町、龍神村
中国
三朝町、関金町、東郷町、温泉津町、湯原町、奥津町
九州
杷木町、嬉野町、小浜町、南小国村、山鹿市、阿蘇町、湯布院町(-8.48)、栄村(天瀬町→日田市)、指宿市(-10.27)、牧園町

さて、ここからが問題。A~Eを1960年国勢調査時の自治体名で答えてください。と言っても、これだけでは非常に難しいと思いますのでヒントを。

A町は、「山陰の三名湯」に数えられる温泉がありますが、人口増の主因は、温泉の「力」ではなく、現在は合併で一緒になった県庁所在地に近く、ベッドタウンになっているからで、「健闘している温泉地」の対象から外すべきであったかもしれません。
B町こそ、まさに「健闘している温泉地」で、ここを強調したいがために問題にした、と言うのが正直なところです。「平成の大合併で」注4で挙げた67市町村の一つと一緒になりました。
C町にある温泉が脚光を浴びたのは、そんなに前ではありません。オフ会開催地です。
D市は、案外盲点かもしれません。東海地方の市で、市域には4つの温泉街があります。その4つは、もともと別の町にありました。
E町も、東海地方です。温泉地というよりは、温泉施設がある大型レジャーランドで有名と言った方が分かりやすい?
[100061] 2020年 8月 4日(火)09:08:20白桃 さん
ネオポリス豊が丘
[100060] mg さん
合併を頑張りすぎた市町村
表現が面白いと言うか、微妙ですね。
津市の豊が丘地区、この正体はよく分かりませんでした。
私もそれほど詳しくは無いのですが、民間企業が開発(造成)したニュータウン(ネオポリス)ですね。1973年に津市に編入された豊里村の高野尾地区にあるので、私は「高野尾DID」と名付けています。(「豊が丘DID 」でも良かったのですが、「~が丘」というDIDがやたら多いのでやめました。)
こんな、辺鄙なところに造って採算はとれるのか、ここに住んでいる人は何処へ通勤しているのか?津?それとも鈴鹿?亀山?
私の心配は他所に2010年国勢調査から登場したこのDIDの人口は、ネオポリスの計画人員を上回っています。
合併との関連で言えば、栃尾、因島、北条のように合併前からあったDIDが、母都市?と合併後も存続するケースが多いのですが、豊が丘のように、合併前(注)にはDIDが無かった旧自治体に、合併後DIDが成立したケースも珍しくはありません。愛子(仙台市)、間々田(小山市)、土気(千葉市)、伊勢中川(松阪市)、堅田(大津市)、茶屋町(倉敷市)などがその例ですが、岡山市、大分市などは、このケースのDIDが複数あります。(岡山市の場合、「庭瀬」「備前一宮」「妹尾」※が該当します。[98163]を参照ください。)
ただ、このようなケースの多くは、もともと準DID的な街(集落)があったところに、母都市の人口増が影響して飛地的にDIDが成立したのだと考えられ、豊が丘のように殆ど何もなかったところに形成されたという例はあまり見当たりません。

注;DIDは1960年国勢調査から登場しておりますので、ここでの「合併」は、1960年10月2日以降のものを対象としております。
「妹尾」※・・・妹尾町の時代にあったDIDは岡山市との合併前に消滅しました。岡山市との合併後、1975年国勢調査で復活。
[100056] 2020年 8月 3日(月)08:29:10【1】白桃 さん
名邑三世代.その38(千葉県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
千葉県の「秀邑」は、この期に市となった野田、市川、館山と、「昭和の大合併」によって後に市となる津田沼、東金、成田、旭、
茂原、勝浦、柏(やっと登場)に加え、20世紀も終盤になって市となるピーナッツ・八街と青べか・浦安、それに今は自治体名としては残っていない行徳、幕張、片貝、二宮の計16です。言わずもがな、この当時の浦安と幕張は、今とは姿形が大きく異なっております。しかし、それでもジワジワと人口を増加させていったことが窺えます。二宮は、船橋市の東部、前原とか飯山満とか薬園台とか滝台とかがある地域(と言われても白桃もピンと来ない)にあって船橋市ではあるけれど、習志野市や八千代市とのつながりが深いようです。そう言えば、ナンギョウ(旧:南行徳町)に、三本松高校(☆旧制中学時代に東大総長・南原繁を輩出)出身の友人が住んでいるのですが、南行徳や行徳は市川市ではあるけれど、「市川、本八幡なんかには行くこともなく、ちょっとした買い物はもっぱら浦安(新浦安)で済ませる。」と言っていました。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種二級野田野田市野田町12,083野田市38,875
一種二級市川市川市市川町8,924市川市102,506
一種三級館山館山市北條町7,826館山市37,291
二種二級八街八街市八街町11,663八街町20,289
二種三級津田沼習志野市津田沼町9,881津田沼町23,660
二種三級浦安浦安市浦安町9,142浦安町15,679
二種三級東金東金市東金町8,819東金町13,141
二種三級行徳(市川市)行徳町7,242行徳町11,686
二種三級成田成田市成田町7,157成田町13,765
二種三級旭市旭町6,663旭町10,924
二種三級茂原茂原市茂原町6,484茂原町15,411
二種三級勝浦勝浦市勝浦町6,423勝浦町15,115
二種三級幕張(千葉市)幕張町6,049幕張町18,272
二種三級片貝九十九里町片貝村6,856片貝町11,436
二種三級二宮(船橋市)二宮村5,457二宮町12,844
二種三級柏市千代田村5,394柏町21,081
続いて「準秀邑」
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
千代田四街道市千代田村6,770千代田町11,725
(参考)
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
我孫子我孫子市我孫子町4,612我孫子町11,727
大貫(富津市)大貫町4,357大貫町10,299
富里富里市富里村8,181富里村12,891
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
この期に市となった我孫子、流山、八千代、印西、四街道、富津、袖ケ浦、鎌ケ谷、君津、鴨川と大網白里、小見川、成東、山武、富里、白井に加え、DID5回の千倉の計17の街が千葉県の「卓邑」です。当然、新しい街が多いのですが、山武が入るとは意外です。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口) 
一種二級我孫子(8)我孫子市我孫子町27,063我孫子市127,733
一種二級流山(8)流山市流山町25,672流山市150,527
一種二級八千代(8)八千代市八千代町21,709八千代市168,848
一種二級印西(3)印西市印西町17,315印西市60,468
一種二級四街道(9)四街道市四街道町16,623四街道市82,552
一種二級富津(3)富津市富津町16,567富津市52,839
一種二級袖ケ浦(3)袖ケ浦市袖ケ浦町13,974袖ケ浦市58,593
一種二級鎌ケ谷(7)鎌ケ谷市鎌ケ谷町13,496鎌ケ谷市102,573
一種二級君津(7)君津市君津町12,910君津市92,076
一種三級鴨川(8)鴨川市鴨川町17,897鴨川市29,981
二種二級大網白里(0)大網白里市大網白里町23,918大網白里町47,036
二種三級小見川(3)(香取市)小見川町22,638小見川町26,047
二種三級成東(0)山武市成東町19,770成東町24,494
二種三級山武(0)(山武市)山武町10,245山武町20,033
三種二級富里(3)富里市富里村12,307富里町50,176
三種三級白井(5)白井市白井村8,217白井町50,431
四種千倉(5)南房総市千倉町18,374千倉町13,161
続いて「準卓邑」
そういえば、沼南という街があったナ…もう、平成の合併も遠くなりにけり。
名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
沼南(4)(柏市)沼南村11,849沼南町45,927
(参考)
名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
多古(0)多古町多古町20,042多古町17,603
飯岡(2)(旭市)飯岡町12,171飯岡町10,916
栄(3)栄町栄町9,732栄町25,475
酒々井(4)酒々井町酒々井町6,093酒々井町19,885
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[100043] 2020年 7月 30日(木)16:40:18白桃 さん
名邑三世代.その37(千葉県・中編)
千葉県の「準名邑」
城下町の大多喜、館山や東金、野田、成田などは、明治初期には名前が知られている割には、街の大きさはイマイチだったようです。
準名邑現自治体-----1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小見川(香取市)小見川村第一表2,974小見川町6,586
姉崎(市原市)姉ヶ崎村第一表2,936姉崎町5,085
大多喜大多喜町大多喜第一表2,860大多喜町4,508
東金東金市東金町第一表2,827東金町9,386
野田野田市野田町第一表2,784野田町8,880
館山(館山市)舘山町第一表2,715館山町4,170
布佐(我孫子市)布佐村第一表2,648布佐町3,145
蘇我(千葉市)曽我野村第一表2,605蘇我町4,508
成田成田市成田町第一表2,519成田町5,698
船形(館山市)船形村第三表4,015船形町6,141
富津富津市富津村第三表3,688富津町5,679

続いて、「準名邑」にも入れない参考程度の街、随分多いのですが列挙します。
流山町※は、第一表に記載されている加村も含んでいます。
北條は現在の館山市の中心部で、館山駅もここにあります。
本納と茂原は同規模の街だったのでしょうか?
曦(あさひ)は難しい字ですね。後の千倉町です。
街道名にもなっている木下(きおろし)ですが、現在は印西市の中心である、とは誰も思っていません。
「飯岡」と聞けば、「笹川」を思い浮かべるのは???
下の方に市川の名が見えますが、第三表に記載される程度の街でした。
浦安村※は、第三表に記載されている猫実村も含んでいます。1909年(明治42年)に浦安町となります。
我孫子は「戸口表」に記載されていませんが、町村制施行と同時に「町」となっています。これと同じなのが、滑河、土気本郷です。
それにしても、まったく姿を現さない「大物」がいます。
(参考)現自治体-----1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
大網(大網白里市)大網宿第一表2,462大網町2,952
八幡宿(市原市)八幡宿第一表2,458八幡町4,415
流山流山市流山村第一表2,332流山町※5,067
北條館山市北條村第一表2,237北條町5,828
行徳(市川市)本行徳駅第一表2,205行徳町7,392
本納(茂原市)本納駅第一表2,111本納町3,663
茂原茂原市茂原町第一表2,060茂原町5,800
勝山鋸南町加知山村第一表1,930勝山町5,476
多古多古町多古村第一表1,799多古町5,260
庁南長南町長南宿第一表1,787庁南町4,001
南房総市北朝夷村第一表1,673曦町7,361
鴨川鴨川市前原町第一表1,616鴨川町7,367
木下(印西市)竹袋村第一表1,551木下町3,637
勝浦勝浦市勝浦町第一表1,345勝浦町6,182
鶴舞(市原市)鶴舞第一表1,275鶴舞町3,051
和田(南房総市)和田村第一表1,218和田町3,646
久留里(君津市)市場町第一表1,182久留里町4,411
小金(松戸市)小金町第一表1,178小金町2,479
(富津市)湊村第一表1,141湊町3,701
成東山武市成東町第一表1,137成東町3,520
本八幡(市川市)八幡町第一表1,096八幡町2,579
長者(いすみ市)長者町第一表916長者町3,558
佐貫(富津市)佐貫町第一表900佐貫町4,643
臼井(佐倉市)臼井村第一表814臼井町3,011
酒々井酒々井町酒々井村第一表736酒々井町4,367
大和田八千代市大和田村第一表379大和田町3,254
那古(館山市)那古第二表1,426那古町4,667
幕張(千葉市)馬加村第三表2,641幕張町8,741
飯岡(旭市)飯岡村第三表2,466飯岡町8,201
市川市川市市川村第三表1,901市川町6,002
旭市太田村第三表1,738旭町5,178
保田(鋸南町)本郷村第三表1,511保田町5,964
浦安浦安市堀江村第三表2,768浦安村※8,369
高神(銚子市)高神村第三表6,287高神村8,780
我孫子我孫子市記載なし我孫子町4,374

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100041] 2020年 7月 29日(水)14:11:26【1】白桃 さん
宿泊業・飲食サービス業従事者の割合が高い自治体の人口推移
[100040]ねぶと さん
面白いです!

さて、
2015年国勢調査において、「宿泊業・飲食サービス業」従事者数が15歳以上就業者数に対して20%を超える自治体は以下の26です。ざっくり言えば、観光に携わる人口比率の高い自治体リストということになります。もっとも、中には「もう、観光にでも頼るしかない。」というところも入っているので、すべてが「観光地」と言ったら語弊があるかもしれません。
(注)最高人口年:1960年から2015年まで12回の国勢調査で最も人口が多かった国勢調査年

比率(%)市町村道県2015年人口最高人口年2015年/1960年2015年/2000年
51.71檜枝岐村福島6151960年62.5681.24
47.28草津町群馬6,5181980年82.1684.63温泉
44.71箱根町神奈川11,7861965年56.2074.46温泉
33.71渡嘉敷村沖縄7301960年48.38100.00
33.11占冠村北海道1,2111960年25.7464.66
32.58座間味村沖縄8701960年49.8084.80
30.41湯沢町新潟8,0461975年80.9088.13温泉
30.34白馬村長野8,9292005年128.9894.07
30.25山中湖村山梨5,2082005年154.9598.75
29.13竹富町沖縄3,9981960年48.40112.59
28.65小谷村長野2,9041960年36.6867.91
27.41東伊豆町静岡12,6241975年82.8079.86温泉
27.22野沢温泉村長野3,4791960年59.2475.47温泉
27.01南小国町熊本4,0481960年53.1586.92温泉
26.75白川村岐阜1,6091960年17.0574.80
25.86粟島浦村新潟3701960年44.8582.41
25.52上川町北海道4,0441960年26.4570.72温泉
25.49北塩原村福島2,8311960年52.9177.69
24.97熱海市静岡37,5441965年71.9787.44温泉
24.93天川村奈良1,3541960年25.7364.35
23.17留寿都村北海道1,9071960年50.4585.63
23.15軽井沢町長野18,9942010年142.82117.38
22.30恩納村沖縄10,6522015年135.42122.65
22.25片品村群馬4,3901960年51.7074.04
22.20早川町山梨1,0681960年10.0061.38
20.36鳥羽市三重19,4481960年63.7277.96
上表の26自治体を見て、「平成の大合併」を行っていないところばかり、だと気が付く貴方、♪アナタ、アナタ、ア~ナタ…アンタは偉い。というか、合併が行われなかったので高率が保たれた?と言った方がよいかもしれません。合併したくとも相手がいなかった、仲間外れにされた、といったところもあるかもしれません。因みに「平成の大合併」を行った自治体の最高は西伊豆町の19.25%で、その他の著名観光地としては、群馬県みなかみ町(18.05%)、和歌山県白浜町(17.61%)などがあり、これらの町は、合併しなければ20%を超えていたのは間違いないでしょう。
話が逸れだしました。
上記26自治体を、「温泉地」型観光地と「リゾート」型観光地に分けると8つが「温泉地」型になります。(湯沢は微妙なところですが無理矢理押し込みましょう。)
国民の観光に対する志向も徐々に変化しており、「温泉地」型は人口推移を見ても苦戦しております。特に、ここ15年間は芳しくありません。一方、「リゾート」型は、その名を「秘境・辺境・僻地」型に変えても良さそうなところは別として、人口を増加させているところがいくつかあります。特に、軽井沢と恩納村はリゾートとしてのブランドを確立させており、今後も順調に推移していくのではないかと予測しています。しかし、コロナのことを考えると全く断言はできないです。

(注)白川村はダム建設によって、1965年は1960年の人口の1/3になっており、観光との関連で人口推移を見るには慎重さが必要です。また、占冠は2015年国調以降、人口を急増させていましたが、ここにきて急変しており、予測も難しいです。
[100033] 2020年 7月 27日(月)17:16:36白桃 さん
地理というより国語の問題?
日本で一番新しい都道府県はどこですか?
に「沖縄県」と答えたのがベストアンサーになっていますが、これは少しおかしいのでは・・・
本来なら、制度面から「北海道」と答えた方をベストアンサーとするのが良いのかもしれませんが、質問者がそこまで難しいことを要求しているのでしょうか?
また、「東京府」から改称した「東京都」が一番新しいという理屈もわかりますが、「現在47ある都道府県の中で一番遅く誕生したのは?」ということであれば、「香川県」になるのでは、と郷土愛の強い白桃でした。
その香川県に関して
「香川県は、全国で二番目に面積が狭い県である。」は、〇か×のどちらでしょうか?
私の学生時代であれば文句なく×、ということは置いといて、設問の趣旨が「香川県は、全国43県の中で二番目に面積が狭い。」ということなら明らかに×なんですが、「香川県は、47都道府県の中で二番目に面積が狭い。」という意味なら〇でしょう。「香川県は、全国で二番目に面積が狭い。」で止めておけばまだマシだったのですが、最後の「県である。」が余計でした。

おまけ
香川県に関する事柄で正しいのはどちらでしょう。
A.2020年7月1日の時点で、2015年国勢調査から人口が5000人以上減少した市町はないが、増加した市町もない。このことが言えるのは、全国47都道府県において香川県だけである。

B.香川県出身の総理大臣はいるが、横綱も東大総長もいない。
[100027] 2020年 7月 25日(土)18:41:04白桃 さん
名邑三世代.その36(千葉県・前編)
千葉県の住人になってもう40年。なのに、千葉県民という意識はまったくない白桃です。千葉市より「先」に住んでいたら「千葉県民」という意識も持ったかもしれないのですが、東京に隣接する浦安では・・・。旅行先でも「千葉県に住んでます。」って言ったことはなく、(東京より向こうは闇夜の国)だと思っている人もいる四国に戻ったときは「東京に住んでます。」と言ってました。・・・でも、これからは「東京から来ました。」って言ったら煙たがられるのだろうか???
それでは・・・今回はいよいよ【地元】千葉県の名邑を吟味します。
【明治の名邑】
「市街」は千葉と本銚子。なお、「戸口表」に記載された「銚子:25,766人」は町村制施行後の本銚子町と銚子町を併せていると考え
ています。その片割れの銚子が「名邑」の一番上になっておりますが、名邑筆頭は船橋にしときましょう。平手造酒の耳にも佐原囃子が届いたほど水運で繁栄した佐原、次いで大原。「戸口表」に書かれた「中魚落」の読み方は「なかいおち」です。佐原が「佐原ばやし」なら木更津は「狸ばやし」です。続く佐倉は、四週間に一度行くと必ず「お酒は飲んでないでしょうね」と訊く先生のいる病院(順天堂)の発祥地です。(注:あのミスタージャイアンツの出身は臼井です。エ~、それからコノ落書き帳の・・・やめときましょう。)そして、♪ここは関宿 大利根川へ~そうなんです。野田は「名邑」ではなく、関宿が「名邑」それも「千葉県名邑協会代表」なんです。続いて、福岡。八日市場とモトの名に戻したのは大正になってからなので「名邑」の名は福岡でいきます。続いて入った天津、一宮も意外と言えば意外かも。五井は名邑五位ではありません。現在の千葉市からはもう一つ、検見川。そして、松戸がギリギリ滑りこみ。
以上、千葉県の「明治の名邑」は15。現在とはかなり様相が違っています。あの国際空港のある街や市川、柏、習志野等々は♪どこへ行ったのジュリー

名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街千葉千葉市千葉町18,204千葉町33,341
市街本銚子銚子市銚子※25,766本銚子町19,461
名邑銚子(銚子市)(銚子)銚子町9,619
名邑船橋船橋市船橋10,419船橋町12,934
名邑佐原香取市佐原町9,138佐原町14,624
名邑大原いすみ市中魚落郷5,759大原町8,622
名邑木更津木更津市木更津村5,625木更津町8,203
名邑佐倉佐倉市佐倉5,593佐倉町9,344
名邑関宿(野田市)関宿4,966関宿町3,861
名邑福岡匝瑳市八日市場村4,824福岡町6,508
名邑天津(鴨川市)天津村4,670天津町7,625
名邑一宮一宮町一宮本郷村4,541一宮町5,211
名邑五井市原市五井村3,304五井町7,681
名邑検見川(千葉市)検見川村3,226検見川町7,535
名邑松戸松戸市松戸駅3,063松戸町6,249

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[100017] 2020年 7月 24日(金)13:10:18白桃 さん
「事務所」と「庁舎」
[100016] Takashi さん
情報提供有難うございました。
「市役所」という「事務所」は一つ、であるが、「仕事場」となる「庁舎」は複数ある、ということですかね?

試しに仙北市を見ましたら、湖南市と同じでした。
(事務所の位置)
第1条 仙北市役所の位置を次のように定める。
仙北市田沢湖生保内字宮ノ後30番地
(庁舎の位置)
第2条 仙北市役所の庁舎は、次の各号のとおりとする。
(1) 仙北市役所田沢湖庁舎 仙北市田沢湖生保内字宮ノ後30番地
(2) 仙北市役所角館庁舎 仙北市角館町東勝楽丁19番地
(3) 仙北市役所西木庁舎 仙北市西木町上荒井字古堀田47番地

因みに、南砺市の場合はこうなっていました。
地方自治法(昭和22年法律第67号)第4条第1項の規定に基づき、南砺市役所の位置を次のとおり変更する。
南砺市荒木1550番地
附 則
(施行期日)
1 この条例は、規則で定める日から施行する。
(令和2年規則第3号で令和2年7月1日から施行)
(南砺市役所の位置を定める条例の廃止)
2 南砺市役所の位置を定める条例(平成16年南砺市条例第1号)は、廃止する。
何事も決めたことをきちんと書面に記してから、ということでしょうけど、行き当たりばったりの白桃には七面倒臭い感ありです。。
[100014] 2020年 7月 23日(木)08:33:39白桃 さん
Re:連担 DID 別統計&質問
Go To Travelを利用し、昔、在籍していた旅行会社に申し込んで、今、三本松に帰っています・・・と言いたいところですが、昨日からの五連休を東京都外、浦安市の自宅にて「人口いじくり」で無駄に過ごしています。

[10013]mg さん
連担 DID 別統計
拝見させていただきました。
なかなか興味深い統計ですね。これって作成するのにかなり時間がかかったのではないでしょうか。お若い方ならそうでもないのでしょうか?。それはさて置き、同じようなことに関心を持たれている方がまた現れたので、大変嬉しく思っております。
ところで、mgさんのように小売販売額等とリンクしたものは作成しておりませんが、私も連担DIDの簡単な人口統計は作っております。当然ながら、mgさんとは「連担」の判定が若干異なっており、例えば、「岐阜」と「一宮」は分断しております。ま、そういう事も含め、今後、いろいろお尋ねすることもあろうかと思いますが、どうか宜しくお願い申し上げます。

話変わって:
今更ながら、の質問になるかもしれませんが、「市役所」に関する質問です。
「平成の大合併」によって、湖南市のように「市役所」が一か所ではない市がいくつかありますが、「市役所はココです。」と一か所に特定しなければならない登記上?の決まりのようなものがあるのでしょうか???
ご存知の方は教えてください。
これに関連するの話です。福島県の伊達市の市役所は(旧)保原町にあります。合併後しばらく(旧)梁川町にだけ「分庁舎」を置いていたのですが、現在はその呼び名が、旧)霊山、伊達、月舘と同様に「総合支所」と変更されています。
[100010] 2020年 7月 22日(水)02:26:52白桃 さん
南砺市役所
グリグリさん

市区町村プロフィール「市区町村の役所・役場一覧」で富山県南砺市が
〒939-1596 南砺市苗島4880 (0763-23-2003)---旧福野町役場
となっておりますが、今年七月より …今月から
〒939-1692 南砺市荒木1550 (0763-23-2003)---旧福光町役場
になっているようです。

ご確認ください。
[100003] 2020年 7月 20日(月)02:27:56白桃 さん
6桁達成おめでとうございます
[100000] グリグリさん
100000達成おめでとうございます。
私が落書き帳に出逢えたのは18年前、50歳をすぎていましたが、18歳のころに戻ったような嬉しい気持ちになりました。どれぐらい嬉しかったかというと・・・比較対象を具体的に書くとちょっと差しさわりがあり、それはやめときますが、今までの人生で五本の指に入る嬉しさでした。この落書き帳によって、いろんなことを教わり、また、同好の士と巡り合うことが出来ました。もう、言葉では言い尽くせないほどの感謝感激であります。これからもお世話になることをお願いしますとともに、本サイトが末永く運営され、オーナーのグリグリさんがいつまでも健康であられますようお祈り申し上げます。
[99993] 2020年 7月 18日(土)05:03:01【1】白桃 さん
名邑三世代.その35(東京都・後編)
【卓邑】(昭・平の名邑)
東京都の「卓邑」は、現在の26市のうち、「名邑」八王子・府中・青梅・調布と「秀邑」武蔵野・立川・三鷹・日野の8市を除いた18市に瑞穂町の1町を加えた19、あれ、一つ多い、そうなんです。西東京市は保谷と田無で2つですから合計20あります。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級町田(9)町田市町田市71,269町田市377,494
一種一級小金井(9)小金井市小金井市45,734小金井市111,825
一種一級昭島(9)昭島市昭島市44,805昭島市106,532
一種一級小平(9)小平市小平町52,923小平市178,623
一種一級保谷(9)西東京市保谷町46,768保谷市102,720
一種一級東村山(9)東村山市東村山町42,946東村山市142,290
一種一級国分寺(9)国分寺市国分寺町39,098国分寺市111,404
一種一級国立(9)国立市国立町32,609国立市72,187
一種一級田無(9)(西東京市)田無町31,323田無市78,165
一種二級狛江(9)狛江市狛江町25,252狛江市75,711
一種二級福生(9)福生市福生町21,998福生市61,427
一種二級東久留米(8)東久留米市久留米町19,637東久留米市113,302
一種二級清瀬(9)清瀬市清瀬町17,863清瀬市68,037
一種二級あきる野(7)あきる野市秋多町14,433あきる野市78,351
一種二級東大和(8)東大和市大和町14,239東大和市77,212
一種二級武蔵村山(7)武蔵村山市村山町12,065武蔵村山市66,052
一種二級稲城(7)稲城市稲城町11,012稲城市69,235
一種二級羽村(8)羽村市羽村町11,003羽村市56,013
一種三級多摩(7)多摩市多摩村9,746多摩市145,862
二種三級瑞穂(7)瑞穂町瑞穂町12,092瑞穂町32,892
(参考)
名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
八丈(1)八丈町八丈町11,818八丈町9,488
日の出(3)日の出町日の出村8,047日の出町16,631
伊豆大島には無いDIDが八丈島にあったとは、宇喜多秀家も知るまい。

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数

ついでに:
[99988]にてデスクトップ鉄さんにフォローいただいた件、♪まあるい緑の山手(やまのて)線、♪花の東京のド真ん中ぐるり回るは山手(やまて)線 、の駅だけですが、所在地を記載しときます。デスクトップ鉄さん、誤りがあればご指摘ください。
所在地恋の山手線---所在地恋の山手線
上野東京市下谷区♪上野オフィスの渋谷渋谷町♪渋谷顔など
鶯谷東京市下谷区恵比寿渋谷町
日暮里日暮里町目黒大崎町
田端滝野川町五反田大崎町
駒込巣鴨町大崎大崎町♪まず大崎は
巣鴨巣鴨町品川東京市芝区
大塚西巣鴨町♪始め大塚田町東京市芝区
池袋西巣鴨町浜松町東京市芝区
目白高田町新橋東京市芝区
高田馬場戸塚町有楽町東京市麹町区
新大久保大久保町東京東京市麹町区♪素ッ東京な
新宿淀橋町神田東京市神田区
代々木千駄ヶ谷町♪代々木泣くのは秋葉原東京市神田区
原宿千駄ヶ谷町御徒町東京市下谷区
※♪恋の山手線
この歌は1964年に作られ、上野から始まります。山手線の当時あった28駅のうち26駅が歌詞に入っています。なぜだか、「新大久保」「浜松町」の二駅は入っていません。歌詞を全部書くとマズイので一部だけ
[99989] 2020年 7月 16日(木)06:31:23【1】白桃 さん
「町」として国勢調査にその名が登場しない「町」
いつものように、ややこしいタイトルで申し訳ありません。
前橋町、丸亀町、内藤新宿町のように第1回国勢調査より前に消滅した「町」を除き、第1回国勢調査以後誕生した「町」でありながら、一度も「町」としてその名を残さない「町」を集めました。
なお、南淡町のように、法人格が変わっても、その町名が【同音同字】で存続したケースは除外しました。また、(初代)阿知須町は二代目と、(二代目)新湊町及び(二代目)稲荷山町は初代と連続していないことから該当としています。
1.「町」が改称した「町」、「市」・「町」からの分立による「町」、「町」を含む合併によって成立した「町」の該当は以下の19です。(モレがあったらご指摘ください。)
町名---前身町名「町」として存在した期間---消滅後名
社郷高畠町1954.10.01-1955.04.01高畠町
塙笹原塙町1955.03.10-1955.03.31塙町
美野皆野町1943.09.08-1946.12.01皆野町
江戸川流山町1951.04.01-1952.01.01流山町
新湊(高岡市)1951.01.01-1951.03.15新湊市
礪波出町1952.04.01-1954.04.01砺波市
埴科屋代屋代町1955.04.01-1955.06.01屋代町
稲荷山稲荷山桑原町1955.12.01-1959.06.01更埴市
中津川中津町1951.04.01-1952.04.01中津川市
瑞浪土岐瑞浪町1951.04.01-1954.04.01瑞浪市
南大阪古市町1956.09.30-1959.01.15羽曳野市
藤井寺道明寺藤井寺町1959.04.20-1960.01.01美陵町
明神広谷町1956.09.30-1957.03.31養父町
出雲今市町1941.02.11-1941.11.03出雲市
石見吉田町1941.02.11-1943.07.15益田町
斐上横田町1957.09.20-1958.11.01横田町
新加茂(加茂町)1951.01.01-1954.04.01加茂町[74025]参照
柳川柳河町1951.04.01-1952.04.01柳川市
菊池隈府町1956.09.01-1958.08.01菊池市
※中津川は町村制施行時に「中津川町」でしたが、「町」として国勢調査に登場したのは全て「中津町」の名でした。

2.「村」の単独町制、複数の「村」の合併によって成立した「町」
該当するのは96あります。以下はその一部です。
町名---前身村名「町」として存在した期間---消滅後名
藤里藤里村1951.04.01-1951.04.02瀬峰町
国分寺小金井国分寺村1954.04.01-1954.04.29国分寺町
桑絹桑絹村1961.07.01-1965.09.30小山市
鵜方鵜方村1951.01.01-1955.01.01阿児町
宝塚小浜村1951.03.15-1954.04.01宝塚市
北木島北木島村1952.04.01-1955.04.01笠岡市
阿知須井関村1940.11.03-1944.04.01山口市
赤河内赤河内村1956.09.30-1956.09.30日和佐町
大内(おおうち)丹生村1954.04.01-1955.03.15大内(おおち)町
板櫃板櫃村1922.10.01-1925.04.28小倉市、八幡市
「藤里町」については同日改称説もあります。[95669]
「国分寺小金井町」が長く続いていたら、栃木県だか東京都だか郵便配達の方は困ったでしょう。
「桑絹町」の前身である桑絹村は、桑村と絹村の合併で成立。蚕をたくさん飼っていたのでしょう。
「鵜方町」ってかなり「都会的」だと思ったのですが・・・
「宝塚町」の前身・小浜村より1950年国調人口が多かったのが良元村。宝塚町と小浜村の合併で宝塚市成立。
「北木島町」は北木島村の単独町制。3年後に笠岡市に吸収される。余談ですが、CMは面白いが漫才はつまんない(と私は思う)「千鳥」の大悟は北木島出身。ド田舎出身を強調しますが、それほどでも。因みに「千鳥」は行けなかった?笠岡高校に由来とか。
「阿知須町」は山口市と合併するも、1947年に分立。ですが、また山口市に。
「赤河内町」は[82393][82394][82395]をご参照ください。
丹生と誉水の合併で出来た「大内町」が「おおうち」で、一年後、三本松と合併して出来た「大内町」が「おおち」だなんて、88さんに教えてもらうまで知りませんでした。確かに、大内町史にも その通りの官報(写し)が掲載されていました。
「板櫃町」の前身・板櫃村の第1回国調人口は17,469人。該当する96件の前身村の人口では最多です。
[99979] 2020年 7月 12日(日)07:52:30白桃 さん
名邑三世代.その34(東京都・中編)
【秀邑】
東京都の「秀邑」はこの期に市となった武蔵野、立川と二種の条件をクリアした三鷹、日野の計四つです。
三鷹は、級においては武蔵野や立川より上になっています。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
一種三級武蔵野武蔵野市武蔵野村4,931武蔵野市73,149
一種三級立川立川市立川村4,633立川市51,651
二種二級三鷹三鷹市三鷹村5,725三鷹町54,820
二種三級日野日野市日野町5,033日野町18,108

続いて「準秀邑」と「準秀邑」にも成れなかった街々です。
準秀邑現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
東村山東村山市東村山村7,798東村山町17,993
小平小平市小平村6,068小平町21,659
(参考)
町田町田市町田町4,890町田町20,606
国分寺国分寺市国分寺村4,618国分寺町19,125
小金井小金井市小金井村3,866小金井町22,604
保谷西東京市保谷村3,594保谷町14,816
福生福生市福生村3,073福生町14,669
昭和昭島市中神村1,186昭和町24,059
村山武蔵村山市村山村7,165村山村10,989
(青梅市)霞村6,261霞村10,403
砂川(立川市)砂川村5,354砂川村11,567
大和東大和市大和村5,017大和村12,366
神代(調布市)神代村3,967神代村12,040
清瀬清瀬市清瀬村3,083清瀬村11,610
狛江狛江市狛江村2,679狛江村10,124
谷保国立市谷保村2,611谷保村14,333
神代村は調布と合併する前に神代町となっています。

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

この期には、東京に吸収された数多くの町村があります。以下は1930年(昭和5年)国勢調査で3万人を超えていた39の町とその人口です。(◎は名邑、〇は準名邑)
荏原132,108-----大井〇70,080-----板橋◎44,717
西巣鴨115,654千住◎69,085蒲田44,030
渋谷102,056目黒67,236巣鴨43,239
滝野川100,746亀戸65,174大島43,140
王子89,009淀橋57,313碑衾40,972
中野87,263南千住〇56,010千駄ヶ谷40,900
吾嬬80,985品川◎55,639小松川39,928
三河島80,217大崎53,777岩淵37,664
杉並79,193寺島49,45734,657
尾久73,368高田48,542大久保33,815
世田谷73,110野方46,835戸塚31,781
日暮里〇71,021大森◎46,055駒澤31,043
代々幡70,577入新井45,209落合30,593
現在の新宿、池袋、高田馬場が何という町であったかお判りになりますか?
[99976] 2020年 7月 11日(土)07:23:05白桃 さん
名邑三世代.その33(東京都・前編)
本題に入る前に:
私にしては大分間のあいた書き込みですが、体調を崩していたわけではありません。体内のアルコール分が枯渇してエネルギー不足に陥っていただけです。昨晩、補給しましたので活動再開です。
[99969]ピーくん さん
新型コロナウイルスの影響で国勢調査の速報値の公表が来年2月から6月になりました。
確報値も公表が遅れますね。仕方ないとはいえ、調査から一年以上たってからの結果発表なんて、今の時代ありえない、と思うのですが…。それと、ネットでの調査回答を勧めていること、調査員が調査票回収にあたらないこと、これで正確な調査が行われるのか大変不安です。
・・・
【明治の名邑】
東京に関しては、名邑の選別にあたってアヤフヤな点が多くモヤモヤしているのですが、結城をもって決断しました。
言うまでもなく東京は「特選市街」、品川、八王子、千住の「市街」も納得です。大森の名邑筆頭は少し意外ですが、内藤新宿、府中、板橋、青梅、調布と続く「名邑」陣は順当な結果でしょう。お江戸日本橋から数えて最初の五街道宿場町(日光と奥州は共通なので四街道?は千葉県)がすべて入っています。そのうちの一つ、いち早く東京市に編入された内藤新宿クンに名邑代表をお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
特選市街東京東京都東京1,121,883東京市2,186,079
市街品川(東京都)品川宿15,874品川町18,056
市街八王子八王子市八王子15,775八王子町27,550
市街千住(東京都)千住12,506千住町22,739
名邑大森(東京都)大森村9,040大森町13,738
名邑内藤新宿 (東京都)内藤新宿6,140内藤新宿町11,147
名邑府中府中市府中駅4,597府中町5,476
名邑板橋(東京都)下板橋宿4,349板橋町10,208
名邑青梅青梅市青梅町3,362青梅町6,174
名邑調布調布市布田五宿3,167調布町4,331

続いて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
日暮里(東京都)金杉村※第一表4,428日暮里村8,751
大井(東京都)大井第二表4,676大井町16,010
南千住(東京都)千束※第二表3,446南千住町17,021
「アヤフヤな点が多くモヤモヤしている」総本山が「準名邑」
金杉村※・・・一部は東京市になったのですが、「本体」は日暮里村となったということで、日暮里を「準名邑」としましたが、どうもすっきりしません。
千束※・・・金杉村の3倍ぐらいモヤモヤしています。南千住町は、千住南組の大部分、千束村の一部…(以下略)で出来上がったのですが、問題は「戸口表」第二表に記載された「千束」がどこのことを指しているのかということです。千束村のことを指しているのであれば、南千住は「準名邑」から外れることになります。ですが、明治12年(1879年)の共武政表では
千束村1,113
千住南組2,335
となっており、また千住大橋から南一帯を「千束郷」と呼んでいたことから、「戸口表」の「千束」は千住南組も含んでいるのでは、と勝手に解釈した次第です。
(参考)は適当に見繕って作りました。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
田無(西東京市)田無町第一表2,368田無町2,994
日野日野市日野宿第一表2,353日野町5,127
五日市(あきる野市)五日市町第一表1,509五日市町2,645
新宿※(東京都)新宿町第一表1,366新宿町1,456
箱根ヶ崎瑞穂町箱根ヶ崎村第一表1,115箱根ヶ崎村1,600
氷川奥多摩町氷川村第一表1,095氷川村3,422
町田町田市原町田村第一表811町田村3,809
王子(東京都)王子第二表2,134王子町17,793
岩淵(東京都)岩淵本宿第二表 1,368岩淵町6,878
中野(東京都)中野村第三表3,602中野町10,042
羽田(東京都)羽田村第三表3,181羽田町13,318
淀橋(東京都)角筈村第三表3,126淀橋町18,082
千駄ヶ谷(東京都)千駄ヶ谷村第三表2,783千駄ヶ谷町20,207
渋谷(東京都)下渋谷村第三表1,910渋谷村※27,203
砂川(立川市)砂川村第三表3,885砂川村5,160
新宿※・・・「新宿ブルース」「新宿サタデーナイト」「新宿情話」「新宿そだち」「新宿の女」そして「新宿・みなと町」ン?の新宿ではなく、現在葛飾区となっている新宿(にいじゅく)です。
渋谷村※・・・1909年に渋谷町に

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します
[99942] 2020年 6月 29日(月)10:34:49白桃 さん
名邑三世代.その32(徳島県)
仕事に就いていたとき、地域伝統芸能のイベントで日本三大盆踊りの二つ、「西馬音内盆踊り」「郡上おどり」は見させていただきましたが、ナマ(現地で)のは見ていません。そして、残りの一つ「阿波踊り」(今年は新型コロナで中止とか)なんですが、これもナマで見たことはないのです。三本松から一時間もあれば徳島に行けたのですが、いつか見れるだろうという気持ち、よりも「県境をまたぐ移動」を控えた?気持ちが邪魔をしたのかもしれません。さすがに鳴門だけは何回も行っていますが、高松に行ったのを10とすれば、徳島(市内)へは1も無いのでは。まして、徳島の先へは学生時代に相生(東かがわ市の相生ではなく兵庫県相生市)の友人とただ牟岐線を乗りたくて富岡(阿南市)まで行った一回だけ。十番札所切幡寺から霊山寺までお参りしたことはあるのですが、徳島本線沿いでは鴨島(吉野川市)に行ったぐらい。脇町のうだつも土柱(阿波市)も知りません。かずら橋は渡りましたが、それは仕事での話。阿波池田のアーケード街は直に見た記憶があるのですが、ともかく、あんまり知らない徳島県です。でも、このシリーズ初めての四国なんで前置きを長くしました。('◇')ゞ

【明治の名邑】
徳島(市)は、今でこそ四国四県庁所在地の中で人口最少になってしまいましたが、明治初期には全国で十指に数えられる大都会でしたから「別格市街」も当然です。撫養(鳴門の「前身町」)も「市街」。名邑筆頭、と言っても二枚目以下は無いので「名邑幕尻」とも言えるのですが、小松島になります。1958年(昭和33年)に阿南市が出来るまで、徳島、鳴門、小松島の街は、「全国で市の数最少の徳島県」の看板をしょって立つ(少し意味が違いますか?)のです。このように、【明治の名邑】が三つしかないので、本来はヒラの名邑にお願いする「名邑代表」を、うや撫養にしときましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街徳島徳島市徳嶋57,456徳島市65,561
市街撫養鳴門市撫養17,075撫養町18,837
名邑小松島小松島小松島浦3,917小松島町13,052

続いて「準名邑」
「準名邑」は脇町、池田、貞光の三つ。原則として、「戸口表」人口が2,500人以上でないと「準名邑」にはしないのですが、脇町は徳島県でたった二つしかない「生まれながらの町」(もう一つは撫養)であること、池田は町村制施行後の境域に第三表に記載された池田村(2,644人)が含まれていることから「準名邑」としました。
なお、脇町を「脇」としなかったのは、美馬市の前身町となる脇町(その前身は江原町)と区別するためです。愛着を込めて「脇町」と呼ばれる本来の脇町を「脇」とするのは抵抗感があります。「脇」としたのでは「うだつ」も上がらない?
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
脇町※(美馬市)脇町第一表2,483脇町 7,076
池田※三好市池田第一表1,482池田町6,403
貞光つるぎ町貞光村第三表3,399貞光町5,744
(参考)
富岡阿南市富岡第一表2,188富岡町7,077
日和佐美波町日和佐浦第一表1,571日和佐町4,685
川田(吉野川市)川田村第三表5,848川田村6,842
一條(阿波市)西條村第三表5,077一條村5,546

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】(【大・昭の名邑】)
徳島県の「秀邑」は牟岐ひとつ。その牟岐ですが、今はまったく元気がありません。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級牟岐牟岐町牟岐町7,774牟岐町10,521
(参考)
富岡阿南市富岡町6,332富岡町9,575
池田三好市池田町5,954池田町9,801
山城谷(三好市)山城谷村8,627山城谷村10,303

注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】(【昭・平の名邑】)
徳島県の「卓邑」は市制施行の阿南、菊人形の鴨島、地味?な石井、高校野球の「聖地」池田、人口密度四国ナンバーワンの北島、の五つです。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級阿南(5)阿南市阿南市60,110阿南市56,728
二種三級鴨島(5)吉野川市鴨島町24,119鴨島町25,288
二種三級石井(0)石井町石井町21,505石井町26,023
四種池田(9)三好市 池田町28,403池田町17,163
四種北島(5)北島町北島町10,312北島町19,823
準卓邑
藍住(0) 藍住町藍住町9,912藍住町30,368
参考
脇(0)美馬市脇町21,820脇町18,376

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99938] 2020年 6月 27日(土)07:30:08白桃 さん
名邑三世代.その31(栃木県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
栃木県の「秀邑」は、「準名邑」であった今市、烏山、葛生に加え、小山、田沼、茂木と「戸口表」第一表に記載された街、さらに矢板、氏家、馬頭、益子、黒磯、ま、これぐらいかと思っていたら、間々田、山辺まで計13と数的には充実しています。少し脱線しますが、田沼は田沼氏の家祖が領した地であると伝えられております。また、茂木は「もてき」ではなく「もてぎ」で、ここにあるテーマパークの名は「ツインリング」ではなく「ツインリンクもてぎ」です。現在、激しい人口減少に悩む町では、活性化のために「♪モテキが俺を呼んでいる」という歌を流して…はいないようです。
「準秀邑」は赤見だけですが、(参考)の如く「昭和の大合併」前夜には、宇都宮周辺のみならず県のあちこちに1万人超の「村」が湧いてきています。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級小山小山市小山町10,769小山町21,439
二種三級田沼 (佐野市)田沼町12,595田沼町16,992
二種三級今市日光市今市町10,386今市町18,044
二種三級矢板矢板市矢板町8,340矢板町15,256
二種三級氏家さくら市氏家町7,854氏家町14,199
二種三級茂木茂木町茂木町7,600茂木町11,098
二種三級馬頭那珂川町馬頭町7,288馬頭町10,213
二種三級益子益子町益子町7,023益子町11,697
二種三級黒磯那須塩原市黒磯町6,165黒磯町10,952
二種三級烏山那須烏山市烏山町6,070烏山町10,939
二種三級葛生(佐野市)葛生町5,915葛生町11,112
二種三級間々田(小山市)間々田村5,455間々田町10,304
二種三級山辺(足利市)山辺村5,151山辺町13,835
「準秀邑 」
赤見(佐野市)赤見村7,789赤見町10,582
(参考)
西那須野(那須塩原市)西那須野村5,058西那須野町9,816
那須(那須町)那須村11,591那須村19,700
城山(宇都宮市)城山村9,843城山村13,349
北高根沢(高根沢町)北高根沢村8,654北高根沢村12,531
金田(大田原市)金田村8,312金田村13,548
野木野木町野木村7,982野木村11,018
毛野(足利市)毛野村7,601毛野村10,462
山前(真岡市)山前村6,768山前村10,947
国本(宇都宮市)国本村6,736国本村12,257
平石(宇都宮市)平石村6,364平石村11,179
姿川(宇都宮市)姿川村6,063姿川村14,244
清原(宇都宮市)清原村6,060清原村10,090
大谷(小山市)大谷村5,519大谷村10,155
狩野(那須塩原市)狩野村5,344狩野村10,214

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
栃木県は「卓邑」もしっかりしています。西那須野、那須町、高根沢、上三川、石橋、河内の六つ。加えて、大平と南河内が「準卓邑」になります。「準名邑」であった藤岡が何にもなれず消え去っていくのが残念。なお、卓邑名を「那須」ではなく「那須町」としたのは、那須町の「前身」は那須村ではなく芦野町であることからです。正直言って、「現在の那須町の中心が芦野だ」と誰も思っていないことはわかっています。♪わかっちゃいるけどやめられない。このあたり、自分で作ったルールに自分自身縛られているようです。縛られていると言えば、下野市の「前身」を「卓邑」の石橋ではなく、「準卓邑」の南河内にしているのも何となく辛い。♪つ~らい恋ならネオンの…そこまで。関連するのが下野市のDID。合併によって旧)南河内と旧)国分寺のDIDが一つとなり、DID人口22,487人(2015年)。一方、旧)石橋のDID人口は10,593人(2015年)となっています。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
二種二級西那須野(9)(那須塩原市)西那須野町18,614西那須野町43,186
二種二級那須町(0) 那須町那須町30,359那須町27,027
二種三級高根沢(0) 高根沢町高根沢町21,479高根沢町29,777
二種三級上三川(0) 上三川町上三川町17,766上三川町29,421
四種石橋(8)(下野市)石橋町12,168石橋町19,498
四種河内(5)(宇都宮市)河内村13,400河内町34,310
「準卓邑 」
大平(4) (栃木市)大平村17,228大平町28,490
南河内(2)下野市南河内村10,326南河内町21,235
(参考)
黒羽(0) (大田原市)黒羽町22,345黒羽町17,034
藤岡(0) (栃木市)藤岡町20,299藤岡町19,110
国分寺(2)(下野市)国分寺町9,907 国分寺町16,714
野木(3)野木町野木村9,974野木町26,674

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99935] 2020年 6月 26日(金)07:46:55白桃 さん
三が入る三文字町
本題の前に
[99931]の対戦カードは、北の端には南の端を、と機械的に組み合わせていっただけですが、偶然にも名勝負?が出現しました。それは、
大多喜(千葉県)・・・九度山(和歌山)
です。「九度山」と言えば、「関ケ原」後、真田昌幸・信繁(幸村)が流された地で有名ですが、一方の「大多喜」は徳川四天王のひとり本多忠勝が封じられた地。関ケ原では東軍となった昌幸の長男・信之(信幸)の正室・小松姫は忠勝の娘であります。これだけではどうってことないのですが、忠勝の次男・本田忠朝は関ケ原後に大多喜二代目藩主となりますが、この忠朝、なかなか立派な方だったらしい。やがて、大坂冬の陣を迎えることになりますが、大坂の冬・夏の陣と言えば、真田信繁が派手な活躍をしたと伝えられています。が、本田忠朝は冬の陣でお酒を飲んだせいで大失敗をしてしまう。で、汚名返上と、夏の陣では先陣を切るのですが、不運にも戦死。死の間際に「酒で身をあやまる者を救おう」と言い残したことで死後、「酒封じの神」として祀られています。祀られたのが「酒々井」で無かったのは残念。
死の間際に言ったという話の真偽はともかく、「もう一杯だけ!」と言いそうな白桃には身につまされるお話でした。

さて、究極の「三文字町」として、「三」が入った「三文字町」を集めてみました。
現役は上三川と南三陸の二つだけと寂しいので、OBにも参加してもらいましょう。このOB会の会長は三本松ではなく、夏目漱石の坊ちゃんが降りたという、愛媛の「名邑」三津浜で文句なしでしょうね。初めて知ったのですが、佐賀の「三田川」という名前、吉田、田手、豆田と「田」の付く3つの村と箱「川」村が一緒になったことで付いたのですね。ご苦労様、と言いたいネーミングです。
町名現在町制年月日前身村(町)名戸口表名記載表(人口)1920国調(人口)
三日市黒部市18890401三日市第一表2,363三日市町3,272
三津浜松山市18891215三津口第一表6,465三津浜町11,207
上三川上三川町18930720上三川村上三川村第三表2,206上三川町5,325
三本木大崎市18951031三本木村三本木第二表1,420三本木町4,176
三本松東かがわ市18980211三本松村三本松第一表3,190三本松町3,253
三輪崎新宮市19070615三輪崎村三輪崎第一表3,116三輪崎町3,834
三本木十和田市19100901三本木村三本木村第一表2,101三本木町7,861
三河島荒川区19200211三河島村三河島村第三表1,253三河島町21,623
三良坂三次市19210601三良坂村三良坂第一表1,789三良坂村3,086
三津口呉市19220101三津口村三津口第一表2,209三津口村2,665
三岐田美波町19220417三岐田村西由岐浦村第三表1,099三岐田村5,451
三ケ日浜松市19220501西浜名村記載なし西浜名村9,020
三刀屋雲南市19281101三刀屋村三刀屋第一表1,088三刀屋村2,328
三日月佐用町19340401三日月村三日月第二表1,298三日月村2,945
三井楽五島市19401103三井楽村三井楽村第三表3,572三井楽村6,221
大三沢三沢市19480211三沢村三沢村第三表2,817三沢村7,015
三瀬谷大台町19530401三瀬谷村記載なし三瀬谷村3,801
大三島今治市19550331宮浦村宮浦村第三表2,227宮浦村2,871
大三輪桜井市19550710三輪町三輪第一表2,453三輪町3,635
三加茂東みよし町19590331加茂町加茂村第三表4,111加茂村3,808
三田川吉野ヶ里町19650401三田川村吉田村第三表1,373三田川村3,940
三加和和水町19681101三加和村記載なし神尾村3,280
三日月小城市19690101三日月村織島ヶ里村第三表1,300三日月村5,874
南三陸南三陸町20051001志津川町志津川第一表3,720志津川町6,488
[99931] 2020年 6月 25日(木)08:46:32白桃 さん
第70回選抜三文字有名町大会
やらなければならない事があるときに限って、他の事をしたくなる意志弱く怠け者の白桃です。
「町」でありながら、そんじょそこらの市より(ナニヤカニヤデ)有名な三文字町の大会です。なお、69年前の第一回大会の優勝町は香川県の三本松町であったとか???

一回戦組み合わせ
倶知安(北海道)・・・嘉手納(沖縄県)   長万部(北海道)・・・屋久島(鹿児島)
ニセコ(北海道)・・・高千穂(宮崎県)   野辺地(青森県)・・・南小国(熊本県)
金ケ崎(岩手県)・・・波佐見(長崎県)   大河原(宮城県)・・・四万十(高知県)
八郎潟(秋田県)・・・小豆島(香川県)   真室川(山形県)・・・つるぎ(徳島県)
猪苗代(福島県)・・・田布施(山口県)   上三川(栃木県)・・・津和野(島根県)
下仁田(群馬県)・・・湯梨浜(鳥取県)   大多喜(千葉県)・・・九度山(和歌山)
奥多摩(東京都)・・・田原本(奈良県)   湯河原(神奈川)・・・大山崎(京都府) 
出雲崎(新潟県)・・・関ケ原(岐阜県)   永平寺(福井県)・・・軽井沢(長野県)

優勝候補筆頭は軽井沢です。津和野、長万部、ニセコも有力。ダークホースは下仁田か?。スーパータウン大河原は、一回戦から難敵、四万十とぶつかりますが、これをクリアすればベスト8進出は見えてきます。
[99929] 2020年 6月 24日(水)08:04:46白桃 さん
名邑三世代.その30(栃木県・前編)
【明治の名邑】
栃木県の「明治の名邑」は、宇都宮と足利の二つの「市街」、名邑筆頭の鹿沼に続く、佐野、旧)県庁所在地の栃木、壬生、大田原、日光、真岡に19世紀枠の足尾を加えた十です。アラ、ハテ、当然入ると思っていたところが入っていませんネ。
栃木は明治12年の共武政表では栃木町14,633人となっており「戸口表」の数字とかけ離れています。「戸口表」の第三表には栃木城内村をはじめ、千人を超える5~6の村(町村制施行同時に栃木町となる)が記載されており、「町場」の範囲をどこまでとるかの違いだと思われます。
名邑代表には、かつて行われた(ことになっている)「東かがわ市より市らしい町」全国大会[45435]で優勝した壬生が満場一致?で選ばれました。
足尾は「戸口表」第三表となっておりますが、人口的には鹿沼・佐野・栃木(これを「下野三羽烏」と言いますが、烏山は入っていません)の上をいっています。これを名邑にしなければ、お天道様が許してくれませんぜ。
なお、栃木県は「戸口表」第二表に記載されたところがありません。因みに栃木県同様「二表なし」は、京都、新潟、滋賀、岐阜、福島、岩手、富山、島根、徳島、沖縄と北海道です。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街宇都宮宇都宮市宇都宮町20,475宇都宮市47,114
市街足利足利市足利町14,632足利町38,908
名邑鹿沼鹿沼市鹿沼宿6,922鹿沼町12,728
名邑佐野佐野市佐野町6,815佐野町12,405
名邑栃木栃木市栃木町5,591栃木町26,301
名邑壬生壬生町壬生町4,845壬生町7,517
名邑大田原大田原市大田原宿4,405大田原8,427
名邑日光(日光市)日光町3,495日光町10,229
名邑真岡真岡市真岡町3,110真岡町7,406
19世紀足尾(日光市)足尾村6,309足尾町28,618

続いて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)----- 1908年(人口)
喜連川(さくら市)喜連川宿第一表2,975喜連川町7,823
藤岡(栃木市)藤岡町第一表2,889藤岡町4,535
烏山那須烏山市烏山町第一表 2,844烏山町4,982
葛生(佐野市)葛生町第一表2,765葛生町6,281
今市日光市今市宿第一表2,501今市町9,648
現在のさくら市ですが、明治期には氏家より喜連川が人口も「格」も上位にありました。アラ、あそこがまだ出てこない。

では、(参考)を見ることにしましょう。
(参考)現自治体---1886年 戸口表(人口)-----1908年(人口)
犬伏(佐野市)犬伏宿第一表2,339犬伏町5,968
小山小山市小山宿第一表2,273小山町6,965
黒羽(大田原市)黒羽町第一表2,268黒羽町5,645
佐久山(大田原市)佐久山宿第一表1,966佐久山町3,471
堀米(佐野市)堀米町第一表1,913堀米町3,182
茂木茂木町茂木町第一表1,885茂木町8,327
田沼(佐野市)田沼宿第一表1,885田沼町12,890
芦野那須町蘆野宿第一表1,601蘆野町3,843
石橋(下野市)石橋宿第一表883石橋町2,713
上三川上三川町上三川村第三表2,206上三川町5,312
益子益子町益子村第三表2,031益子町7,391
氏家さくら市氏家宿第三表1,712氏家町6,189
馬頭那珂川町馬頭村第三表1,211馬頭町6,401
矢板矢板市 記載なし矢板町5,602
犬伏は「犬伏の別れ」で有名ですが、何かの本には、真田親子は東西(徳川・石田)に分かれることを決めたのは、ここでは無かったと書いてありました。
小山がやっと登場しますが、1912年(明治45年)東那須野村が分離して町となった黒磯の名前はまだ出しません。って出している。(笑)
茂木、田沼などは後編で触れますが、矢板の名前が「戸口表」に出てこないのがどうも解せません。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99925] 2020年 6月 21日(日)05:57:11白桃 さん
名邑三世代.その29(鳥取県)
シンプル鳥取県
【明治の名邑】
鳥取県の「明治の名邑」は、鳥取と米子が二つの「市街」に、倉吉(名邑筆頭)、境、赤碕の5つです。期待どおり?5つしかありません。でも、鳥取県より少ないのが、次の次で出てきます。乞うご期待。予想に反して名邑に選ばれ、千秋楽で思ってもみなかった「三役揃い踏み」をやることになった平幕力士のようにソワソワしている赤碕に名邑代表になってもらいましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街鳥取鳥取市鳥取28,275鳥取市32,682
市街米子米子市米子11,860米子町19,291
名邑倉吉倉吉市倉吉7,095倉吉町8,121
名邑境港市4,139境町5,982
名邑赤碕(琴浦町)赤崎 3,107赤碕町3,912
「準名邑」はありません。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
淀江(米子市)淀江第一表2,449淀江町3,771
鹿野(鳥取市)鹿野第一表2,362鹿野町3,254
八橋琴浦町八橋第一表2,042八橋町3,028
若桜若桜町若桜第一表1,735若桜村※3,113
御来屋大山町御来屋第一表1,729御来屋町1,933
青谷(鳥取市)青谷第一表2,789青谷村3,417
賀露(鳥取市)賀露第二表2,879賀露村3,127
※若桜村は1909年に若桜町となります。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【秀邑】もありません。参考までに
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
智頭智頭町智頭町3,243智頭町13,145
若桜若桜町若桜町6,236若桜町7,132
注:(人口)は国勢調査人口

【卓邑】もありません。参考までに
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
岩美岩美町岩美町19,350岩美町14,015
注:(人口)は国勢調査人口
[99909] 2020年 6月 13日(土)04:10:53白桃 さん
御礼二件と5月1日現在推計人口
[99901]N さん
マピオン地図に関して
早速のご連絡ありがとうございます。3D風は気に入っていたのですが、残念です。

[99905]オーナー グリグリさん
白桃さん、タイトル修正しておきました。
お手数おかけしました。ありがとうございました。
 
[99902]さざ波 さん[99904]Takashi さんの記事に関連しますが、(新型コロナの影響で遅れていた)東京都が6月11日に発表したことにより、47都道府県の5月1日現在推計人口が出揃いました。
2015年国勢調査時点より人口の増加を示したのが
市では176市(181市)、町では73町(76町)、村では22村(26村)です。
( )内は2019年10月1日現在の数
以下は増加数上位の市町村とその増加数です。
(因みに東京(23区)の増加数は423,891人です。なんかイヤになっちゃいます。)

川崎神奈川64,071---川口埼玉16,632
福岡福岡63,074 市川千葉16,287
大阪大阪59,683 つくば茨城16,283
さいたま埼玉52,118藤沢神奈川12,146
横浜神奈川35,623調布東京11,585
名古屋愛知34,500 千葉千葉10,269
流山千葉23,011松戸千葉10,131
札幌北海道21,307印西千葉9,153
船橋千葉18,454 仙台宮城9,138
千葉17,999吹田大阪9,046

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幸田愛知2,846中城沖縄2,297
南風原沖縄2,713北中城沖縄740
新宮福岡2,708南箕輪長野538
粕屋福岡2,487忍野山梨356
菊陽熊本2,268大玉福島261
八重瀬沖縄1,643宜野座沖縄246
滑川埼玉1,429飛島愛知242
大治愛知1,399恩納沖縄207
大津熊本1,339西郷福島164
東郷愛知1,287読谷沖縄161
[99900] 2020年 6月 11日(木)18:53:10白桃 さん
もういくつ寝ると10万番?
マピオンを、いつもはMicrosoft Edgeで見ているのですが、しばらく前から見れなくなっています。他で見れるからそれでもよいのですが、問題は3D風の地図が無くなっていることです。
どなたかこの辺りの事情をご存知の方はお教えください。

グリグリさんへ
私、[99881]のタイトルをうっかり、
名邑三世代.その26(長崎県・後編)
としましたが、正しくは
名邑三世代.その27(長崎県・後編)
でございます。お忙しいところ恐縮ですが、もし修正できるものであれば修正したいのですが・・・

ついで:
つい先日、3年近く前に自分で作った下のクイズ、二時間ばかり考えてやっと解けたのですが、解いた瞬間、「随分品質の悪い、いや、タチの良くないクイズだった。」とハラが立つやら反省するやら。これ、ミニオフ会で出したかもしれません。大変申し訳ありませんでした。なぜ、これが質の悪いクイズであるか、何かの機会にお話しするかもしれません
以下は、各都道府県で人口が最も少ない市を、A群とB群に分けたものです。
東かがわ市は、AかBのどちらか、そしてその理由を答えてください。
A群
平川 にかほ 尾花沢 本宮 勝浦 (羽村) 加茂 小矢部 勝山
飯山 美濃 下田 宮津 阪南 御所 御坊 境港 美作 江田島
美祢 三好 室戸 豊前 多久 松浦 水俣 津久見 串間 垂水
B群
歌志内 陸前高田 角田 潮来 那須烏山 沼田 (幸手) 南足柄
珠洲 上野原 弥富 熊野 米原 養父 江津 八幡浜 南城
[99899] 2020年 6月 11日(木)18:08:16白桃 さん
名邑三世代.その28(富山県)
富山県は市町村合併が進行した結果、現在は15市町村のみとなっていますが、舟橋村を除いた14市町に【明治の名邑】・【卓邑】併せて26が存在する「名邑県」です。
【明治の名邑】
富山は文句なしの「別格市街」、高岡の「市街」は当然として、いっとき高岡と一緒になっていた新湊も「市街」に喰いこんでいます。名邑筆頭の魚津は、62年前、板東英二と投げ合った村椿投手を思い出します。氷見、滑川あたりは名優でも上級の方、石動に続く八尾に名邑代表となってもらいますが、あの越中おわら節の胡弓の音色、何とも言えないです。現在、富山市となっているところからは八尾の他に東岩瀬、東水橋、四方が入ります。現在の南砺市からは瑞泉寺と木彫の井波、城端、福光。この三つは捨てがたい。中でも福光の街の立派さには驚きました。あと、黒部市の【前身】ではない生地、泊、伏木、上市、小杉と名邑合計19。充実してます。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街富山富山市富山53,556 富山市57,437
市街高岡高岡市高岡17,974高岡市33,603
市街新湊射水市新湊15,762新湊町16,988
名邑魚津魚津市魚津11,540魚津町13,892
名邑氷見氷見市氷見10,595氷見町12,983
名邑滑川滑川市滑川8,896滑川町10,078
名邑石動小矢部市今石動7,828石動町8,815
名邑八尾(富山市)八尾 6,267八尾町6,986
名邑東岩瀬(富山市)東岩瀬6,208東岩瀬町7,505
名邑井波(南砺市)井波5,164井波町5,318
名邑生地(黒部市)生地5,012生地町5,453
名邑東水橋(富山市)水橋※6,230東水橋町5,564
名邑朝日町4,846 泊町6,292
名邑伏木(高岡市)伏木 4,692伏木町8,040
名邑城端(南砺市)城端4,614城端町4,312
名邑福光南砺市福光4,477福光5,037
名邑四方(富山市)四方4,216四方町5,044
名邑上市上市町上市4,152上市町4,450
名邑小杉(射水市)小杉三ヶ3,664小杉町5,111
水橋※・・・町村制施行後の西水橋町の境域も含んでいると考えます。

つづいて「準名邑」等
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年人口)
大門(射水市)大門新第一表2,627大門町1,923
新庄(富山市)新庄新町第一表1,667新庄町3,210
町新庄第一表1,239(新庄町)
(参考)
福野(南砺市)福野第一表2,492福野町3,088
三日市黒部市三日市第一表2,363三日市町3,448
入善入善町入膳第一表2,242入善町2,945
砺波市杉木新第一表1,843出町4,721
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

「明治の名邑」で出尽くしたという訳でもないのですが、【秀邑】 はありません。
(参考)
名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
砺波市出町5,017出町6,868
雄山立山町五百石町3,603雄山町12,471
福野(南砺市)福野町3,431福野町12,538
桜井黒部市三日市町3,272桜井町22,721
雄山、福野、桜井いずれも途中で合併を行った結果の人口増です。

注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級砺波(3)砺波市砺波市36,453砺波市40,744
一種二級黒部市(7)黒部市黒部市31,968黒部36,531
二種二級婦中(2)(富山市)婦中町23,928婦中町34,528
二種三級立山(0)立山町立山町31,285立山町27,994
二種三級入善(6)入善町入善町29,658入善町28,276
二種三級大沢野(0) (富山市)大沢野町17,705 大沢野町22,642
四種福野(5)(南砺市)福野町16,386福野町14,682
やっと「名邑」となった砺波ですが、現在の砺波市にDIDは存在しません。「散居村」の名残でしょうか?、中心の出町も結構しっかりした街並みだと感じたのですが・・・
卓邑名が「黒部市」となっているのは、すでに生地が【明治の名邑】になっているからで、「黒部市」の【前身町】は桜井町で、【初代前身町】は三日市町となります。
入善のジャンボすいか、一人で食べられるのか???

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99883] 2020年 6月 5日(金)13:05:30白桃 さん
四国四県34市の「初代前身町」等
連投失礼いたします。([99882]のつづきです。)
以下は、四国の34市を「初代前身町」の町制施行年月日が早い順に並べたものです。もっとも、須崎から観音寺までは、所謂「村を知らない町」ですので、町制施行日は同じ日として良いでしょう。また、「町を知らない市」の、高知、徳島、松山、高松は当然ながら省いています。
「初代前身町」の後ろに◎をつけているところは、「本源因子町」でもあるところです。また、「最古因子町」等欄に書かれた町の後ろに
〇を付けているところは、町制施行日が「初代前身町」と同じ、
☆を付けているところは、「本源因子町」
※を付けているところは、「最古因子町」
欄がブランク、または〇付きの町が記載されているところは、「初代前身町」=「最古因子町」となります。
(注)四国中央市の市制施行日は川之江市と伊予三島市の市制施行日を記載。つまり、川之江と伊予三島は町制施行日も市制施行日も同日っていうことです。
市名市制施行日---初代前身町町制施行日---最古因子町等町制施行日
須崎1954.10.01須崎◎1889.04.01
南国1959.10.01後免◎1889.04.01
鳴門1947.03.15撫養◎1889.10.01
今治1920.02.11今治◎1889.12.15
宇和島1921.08.01宇和島◎1889.12.15吉田〇1889.12.15
八幡浜1935.02.11八幡浜◎1889.12.15
西条1941.04.29西条◎1889.12.15
大洲1954.09.01大洲◎1889.12.15長浜〇1889.12.15
伊予1955.01.01郡中◎1889.12.15
西予2004.04.01宇和◎1889.12.15
丸亀1899.04.01丸亀◎1890.02.15
坂出1942.07.01坂出◎1890.02.15
観音寺1955.01.01観音寺◎1890.02.15
安芸1954.08.01安芸◎1895.11.21
香美2006.03.01山田◎1896.01.27
さぬき2002.04.01志度◎1898.02.11津田〇1898.02.11
東かがわ2003.04.01三本松◎1898.02.11
四万十1954.03.31中村◎1898.11.10
四国中央1954.11.01川之江◎1898.11.21三島〇1898.11.21
宿毛1954.03.31宿毛◎1898.12.20
土佐1959.01.01高岡◎1899.03.01
善通寺1954.03.31善通寺◎1901.11.03
三好2006.03.01池田◎1905.10.01
阿南1958.05.01富岡◎1905.10.10
新居浜1937.11.03新居浜◎1908.01.01
吉野川2004.10.01鴨島1908.07.20川島☆1907.10.01
小松島1951.06.01小松島◎1908.11.01立江※1908.07.20
室戸1959.03.01室戸◎1910.01.01
土佐清水1954.08.01清水◎1924.09.15
香南2006.03.01野市1926.02.01赤岡☆1899.02.15
美馬2005.03.01江原1928.11.10脇☆1889.10.01
阿波2005.04.011928.11.10市場☆1907.11.01
三豊2006.01.01高瀬1955.03.31仁尾☆1924.04.01
東温2004.09.21重信◎1956.09.01川内〇1956.09.01
ま、もったいぶってクドクド書きましたが、34市を人口順に並べるよりは、「初代前身町」の町制施行日を早い順に並べたら、東かがわ市も少しは溜飲が下がるのではないでしょうか。('◇')ゞ
~~さて、ここから独り言。
「他国と比べて民度が違う」と発言した首相も経験した大臣を選出した選挙区の方々は、「民度」が特に高いのかしら?
さあて、今晩はデスクトップ鉄さんのクイズに挑戦します。
[99882] 2020年 6月 5日(金)11:31:53白桃 さん
「前身町」「本源因子町」「最古因子町」
♪「港町・涙町・別れ町」のようなタイトルになりましたが、最近「前身自治体」とか「前身町」とか白桃は自分の造語を多用していますので、以前記事にした「本源因子町」等との違いについて改めて説明させていただきます。
まず、「前身町」。
[89946]では、
「市の前身自治体」とは、既存の市を含まない市制施行時に関係した自治体のうち、
市制施行前国勢調査時に一番人口の多かった「町」を指します。(町優先ルール)
と定義していますが、「市の前身自治体」を「市の前身町」に置き換えてもOKです。で、この「前身町」を遡っていくことにします。具体例を出しますと、大内、白鳥、引田の3町で成立した東かがわ市の「前身町」は「大内町(おおちちょう)」となるのですが、この大内町は、三本松町と大内町(おおうちちょう=丹生・誉水の2村が合併)の合併によって出来た町なので、その「前身町」は三本松町になります。その理由は、大内(オオチ)町成立前の1950年国勢調査時には大内(オオウチ)町は存在していなかったからです。そして、この三本松町を遡ると村になってしまいますので、三本松を取りあえず、東かがわ市の「初代前身町」と呼ぶことにしましょう。
次に本源因子町(かなり長くなりますが[89946]を再掲します。)
「因子町」とは
現行の市を構成する旧町で、
(1)町村制施行と同時に誕生した町(の名称)・・・(例)香川県丸亀町
(2)一つの村が単独で、あるいは複数の村の合併により町制施行となった町(の名称)
・・・(例)香川県三本松町、香川県大内(おおうち)町(※三本松町と大内(おおうち)町が合併して成立した大内(おおち)町は因子町ではない。)
(3)村が町を編入合併して成立した町(の名称)・・・(例)静岡県引佐町
(※「因子市」も「因子町」に準拠)
「直系」と「傍系」
・「市と市」あるいは「町と町」が新設合併した場合は、いずれの旧市(旧町)も直系。
編入合併の場合は、編入した旧市(旧町)が「直系」で、編入された旧市(旧町)は「傍系」となる。
・「市」と「町」の合併においては、「新設」「編入」の如何を問わず、旧市が「直系」で、旧町が「傍系」となる。
「本源因子町」とは
直系の「因子町」のうち、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、施行時において人口が多い因子町。(ただし、「本源因子市」が所謂「生まれながらの市」である場合は「本源因子町」はない。)
次に最古因子町
最古(最多人口)因子町
現行の市を構成する因子町で、最も早く「町」となったところ。町制施行が同年月日の場合は、施行時において人口が多い因子町。
今、見返せば、(最多人口)は誤解を生じるので外した方が良いですね。「本源因子町」と「最古因子町」が違う例として、小松島市があります。本源因子町=小松島、最古因子町=立江
因みに「初代前身町」・「本源因子町」・「最古因子町」三つが異なるのが、湖西市です。
初代前身町=鷲津、本源因子町=白須賀、最古因子町=新居
~~つづく
[99881] 2020年 6月 5日(金)00:00:42【3】白桃 さん
名邑三世代.その27(長崎県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
長崎県の【秀邑】は、炭鉱の街として賑わった崎戸を筆頭に、南高来からは西有家、口之津、加津佐、小浜、南有馬、上五島の有川(第50代横綱・佐田の山の出身地)、東彼杵の上波佐見、川棚に北松浦の生月と計十の街であります。
注目されるのは、「平成の大合併」の中でも「多数町合併」によって誕生した西海市、雲仙市、南島原市の【前身町】は、どこも「秀邑」となっていないのであります。とりわけ、南島原に至っては、西有家、口之津、加津佐、南有馬と四つの街が「秀邑」となっているのにもかかわらず、【前身】の有家※(ありえ)の名が見当たらない。そんなことは有家ない、と冗談を言っている場合ではありません。そして、長崎県10の「秀邑」の中で、「卓邑」の要件を満たしているのは川棚だけであることからも、長崎の「秀邑」の殆んどは、全盛期の人口はそれなりのものがありましたが、恒久的な市街地を形成することもなく、後に衰退していく運命にあるのです。特に現在の南島原市には旧8町のどこもが、これと言った市街地を形成していないのですが、このことは、「島原の乱」後、無人の荒野と化したこの地へ、幕府領小豆島や各藩からの強制移住があったことと関係しているのではないかと白桃は邪推しています。
※有家の名誉の為に言っておきますが、南島原市旧8町の中で、町制施行が一番早かったのは有家です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級崎戸(西海市)崎戸村12,825崎戸町22,723
二種三級西有家(南島原市)西有家村10,528西有家町14,071
二種三級口之津(南島原市)口之津村9,198口之津町10,614
二種三級加津佐(南島原市)加津佐村9,093加津佐町12,349
二種三級有川新上五島町有川村8,596有川町12,208
二種三級小浜(雲仙市)小浜村8,580小浜町13,172
二種三級南有馬(南島原市)南有馬村8,345南有馬町10,824
二種三級生月(平戸市)生月村7,752生月町10,718
二種三級上波佐見波佐見町上波佐見村7,180上波佐見町10,420
二種三級川棚川棚町川棚村6,934川棚町15,936
準秀邑
高島(長崎市)高島村8,907高島町10,400
岐宿(五島市)岐宿村7,584岐宿町10,021
佐々佐々町佐々村5,978佐々町20,166
鹿町(佐世保市)鹿町村5,966鹿町町20,405
小佐々(佐世保市)小佐々村5,932小佐々町15,275
(参考)
世知原(佐世保市)世知原村4,796世知原町10,222
江迎(佐世保市)江迎村4,706江迎町16,894
奈良尾(新上五島町)奈良尾村4,615奈良尾町10,790
小値賀小値賀町笛吹村4,462小値賀町10,968
新御厨松浦市御厨村4,236新御厨町10,594
大島(西海市)黒瀬村3,695大島町15,095
福島(松浦市)福島村5,997福島村11,094
長与長与町長與村5,370長与村10,979

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
長崎県の【卓邑】は、(炭鉱の街)であった・松浦、と長崎市近郊の長与、時津と現在は長崎市となった高島、外海、の五つです。別に強調したくないのですが、松浦のDIDが0回は何とも言えません。「軍艦島」のある高島も、「卓邑」とは言え、長崎市に吸収される前に事実上の「廃村」となっていました。なお、外海にあったDIDを、白桃は「神浦池島」と名付けていますが、千本桜さんの「池島」の方が的確ですね。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級松浦(0)松浦市松浦市44,057松浦市22,082
二種三級長与(5)長与町長与村11,500長与町40,356
四種高島(6)(長崎市)高島町20,938高島町900
四種時津(5)時津町 時津町8,768時津町28,065
四種外海(5)(長崎市)外海町12,600外海町7,405
(参考)
多良見(3)(諫早市)多良見村9,324多良見町17,056
大島(2) (西海市)大島町18,373大島町6,055

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99877] 2020年 6月 3日(水)08:34:46白桃 さん
名邑三世代.その26(長崎県・前編)
【明治の名邑】
長崎県を料理に例えるなら、一種独特の風味があって、ほとんどの方はその美味しさをわからないまま食している、実は白桃もよく分かっていないのですが、それでもいきますよ。
長崎は文句なしの「別格市街」。人口急増で村から(町を飛び越えて)市となった軍港・佐世保は「市街」。名邑筆頭は厳原、続いて、白桃ルールによって島原市の【前身】となる湊と【前身】とならなかった島原。名邑代表は湊に委嘱。諫早→平戸→大村の序列は平戸→大村→諫早でも良いかも。そして19世紀枠で福江、富江、茂木を追加した長崎県の【明治の名邑】は計11。茂木びわ食べたい。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街長崎長崎市長崎38,229長崎市176,480
市街佐世保佐世保市佐世保4,844佐世保市93,051
名邑厳原対馬市厳原7,562厳原町12,587
名邑島原市嶋原※17,593湊町6,746
名邑島原(島原市)島原町5,469
名邑諫早諫早市諫早※4,865諫早町4,051
名邑平戸平戸市平戸※10,775平戸町3,215
名邑大村大村市大村※9,814大村町2,549
19世紀福江五島市福江 8,976福江村9,848
19世紀富江(五島市)富江8,917富江村11,265
19世紀茂木(長崎市)茂木8,653茂木村10,809
嶋原※・・・町村制施行後の島原町、湊町、島原村の境域にあたると思われる。
諫早※・・・町村制施行後の諫早町、諫早村の境域にあたると思われる。
平戸※・・・町村制施行後の平戸町、平戸村の境域にあたると思われる。
大村※・・・町村制施行後の大村町、大村、西大村にあたると思われる。

つづいて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小浜(雲仙市)小浜第一表6,614小浜村8,690
口之津(南島原市)口之津第一表6,498口之津村11,602
川棚川棚町川棚第一表6,136川棚村7,076
人口的には「名邑」の要件を備えている街が非常に多い長崎県の「準名邑」選びは、難航の末、戸口表第一表に記載され、その人口が5千人以上で、戦前に町制施行の上記三つの街となりました。
以下、「準名邑」に近い街を参考として列挙します。
(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
時津時津町時津第一表5,407時津村5,307
矢上(長崎市)矢上第一表5,309矢上村6,111
瀬戸(西海市)瀬戸第一表4,978瀬戸村6,511
山口(佐世保市)山口第一表4,940山口村8,505
彼杵東彼杵町彼杵第一表4,676彼杵5,348
有川新上五島町有川第一表4,606有川村7,864
佐々佐々町佐々第一表3,404佐々村5,745
神代(雲仙市)神代第一表3,254神代村3,663
深堀(長崎市)深堀第一表3,167深堀村3,490
早岐(佐世保市)早岐第一表3,046早岐村4,709
西有家(南島原市)西有家村第三表10,012西有家村11,714
南有馬(南島原市)南有馬村第三表8,900南有馬村8,557
加津佐(南島原市)加津佐村第三表7,828加津佐村10,391
深江(南島原市)深江村第三表7,122深江村8,147
千々和(雲仙市)千々石村第三表6,904千々石村8,745
北有馬(南島原市)北有馬村第三表6,662北有馬村7,508
高島(長崎市)高島村第三表6,415高島村3,688
東有家南島原市東有家村第三表6,272東有家村7,462
岐宿(五島市)岐宿村第三表6,123岐宿村8,198
三重(長崎市)三重村第三表6,018三重村7,096
布津(南島原市)布津村第三表5,924布津村6,688
神浦(長崎市)神浦村第三表5,756神浦村6,696
上波佐見波佐見町上波佐見村第三表5,727上波佐見村6,835
南串山(雲仙市)南串山村第三表5,513南串山村6,221
式見(長崎市)式見村第三表5,433式見村6,684
黒崎(長崎市)黒崎村第三表5,424黒崎村6,456
江ノ浦(諫早市)江ノ浦村第三表5,323江ノ浦村5,723
長与長与町長與村第三表5,242長與村5,600

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99870] 2020年 6月 1日(月)09:08:38【1】白桃 さん
名邑三世代.その25(長野県)
【明治の名邑】
現在は佐久市が飯田市より人口が多くなっていますが、長野県の大きい市を四つ選べと言われたら、大抵の人は、長野、松本、上田、飯田を挙げるのではないでしょうか。その四つが「市街」となっています。名邑筆頭は「大本営」松代、これに上諏訪、飯山が続きますが、名邑代表はコヒガンザクラの高遠に。以下、中野、岩村田、大町、須坂、最後は唯一の「現役町」である福島で計13となります。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
市街長野長野市長野18,222長野市39,242
市街松本松本市松本17,478松本市35,011
市街上田上田市上田15,172上田町23,838
市街飯田飯田市飯田11,672飯田町17,098
名邑松代(長野市)松代7,404松代町8,438
名邑上諏訪諏訪市高島7,204上諏訪町13,405
名邑飯山飯山市飯山6,175飯山町7,462
名邑高遠(伊那市)高遠3,948高遠町4,124
名邑中野中野市中野3,859中野町7,735
名邑岩村田佐久市岩村田3,662岩村田町7,330
名邑大町大町市大町3,515大町5,776
名邑須坂須坂市須坂3,489須坂町7,860
名邑福島木曽町福島3,243福島町4,907

つづいて「準名邑」
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
小諸小諸市小諸第一表2,991小諸町8,483
屋代千曲市屋代第一表2,795屋代町3,977
あと9人で小諸が「名邑」を逸したことについて、シマザキさんもフジムラ?さんも至極残念でしょうが、小諸には47~48年前、ああしていれば、ひょっとして???白桃、ほろ苦い、いや、メチャメチャ苦い想い出があります。

(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
下諏訪下諏訪町下諏訪第一表1,814下諏訪町6,630
塩崎(長野市)塩崎第一表4,539塩崎村5,520
八幡(千曲市)八幡第一表3,850八幡村5,323
小布施小布施町小布施第一表3,224小布施村5,644
赤穂駒ヶ根市赤穂村第一表1,748赤穂村9,660
塩尻塩尻市塩尻第一表1,325塩尻村6,706
伊那伊那市伊那村第三表2,537伊那町※10,498
坂城坂城町坂城村第三表4,015坂城町5,599
喬木喬木村喬木村 第三表5,849喬木村7,552
平野岡谷市平野村第三表5,324平野村12,255
長野県は一筋縄ではいかないところがあって、名邑を「吟味」しきれていません。例えば、伊那町※は、戸口表第一表に記載された坂下(656人)、第二表に記載された西町(519人)、第三表に記載された伊那部村(2,446人)も含まれており、当時の伊那という地の実像を把握できてはいません。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
惜しくも「名邑」になれなかった小諸、(参考)に挙げた岡谷、伊那、下諏訪、赤穂、塩尻が順当に「秀邑」になりましたが、見逃せないのは大正期に製糸業が全盛を迎えた丸子の進出です。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級岡谷岡谷市平野村44,278岡谷市35,520
二種二級伊那伊那市伊那町14,018伊那町23,273
二種三級下諏訪下諏訪町下諏訪町15,608下諏訪町18,798
二種三級丸子(上田市)丸子町12,196丸子町 11,700
二種三級小諸小諸市小諸町11,095小諸町17,039
二種三級赤穂駒ヶ根市赤穂村12,346赤穂町 19,250
二種三級塩尻塩尻市塩尻村7,861塩尻町13,955
準秀邑
辰野辰野町伊那富村10,479辰野町11,679
中箕輪箕輪町中箕輪村9,426中箕輪町12,825
(参考)
篠ノ井 (長野市)篠ノ井町3,409篠ノ井町16,587
軽井沢 軽井沢町東長倉村4,798軽井沢町13,676

注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
屋代が更埴と名を変え、晴れて「卓邑」となったほか、茅野、穂高、東部、辰野、箕輪、戸倉といった比較的若い街や、ちょっと渋めの豊科、坂城が長野県の「卓邑」です。安曇野市の【前身】にDIDのない穂高がなっていることに異論を唱える方もいるでしょうけど、あの、まさに「田園都市」的雰囲気、嫌いではありません。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級茅野(7)茅野市茅野市35,220茅野市54,841
一種二級更埴(8)千曲市更埴市32,807更埴市39,402
二種二級穂高(0)安曇野市穂高町19,711穂高町30,966
二種三級東部(7)東御市東部町19,533東部町25,437
二種三級辰野(8)辰野町辰野町19,228辰野町22,407
二種三級豊科(5)(安曇野市)豊科町18,629豊科町27,079
二種三級箕輪(8)箕輪町箕輪町17,495箕輪町25,661
四級坂城(7)坂城町坂城町14,430坂城町16,830
四級戸倉(7)(千曲市)戸倉町13,372戸倉町18,326
(参考)
臼田(4) (佐久市)臼田町15,972臼田町15,962
山ノ内(4)山ノ内町山ノ内町19,645山ノ内町15,900

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99865] 2020年 5月 29日(金)08:12:07【3】白桃 さん
名邑三世代.その24(奈良県)
【明治の名邑】
奈良県は非常に簡単に説明できます。「市街」は奈良のみですが、名邑筆頭の郡山も他の名邑を大きく引き離して存在感を示しています。五條、御所、高田は予想通りといったところですが、現在奈良県下最少人口町の下市の「名邑」に驚かれる方もいるでしょう。もちろん、下市に名邑代表になってもらいましょう。話は全く飛んでイスタンブールになってしまいますが、奈良県の野球の強豪高校、天理は天理市、智弁学園は五條市、郡山は大和郡山市、御所実は御所市、高田商は大和高田市…県都奈良市はパット思いつかない。ならしの高校は、奈良市の高校ではありません。(笑)
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)-----1908年(人口)
市街奈良奈良市奈良22,666奈良市32,732
名邑郡山大和郡山市郡山12,834郡山町13,517
名邑五條五條市五條4,576五條町7,812
名邑御所御所市御所4,244御所町5,280
名邑下市下市町下市4,113下市町9,235
名邑高田大和高田市高田3,834高田町7,787

つづいて「準名邑」
「準名邑」は寺内町として有名な今井と田原本の二つ。
準名邑現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
今井(橿原市)今井第一表2,677今井町3,432
田原本田原本町田原本第一表2,661田原本町3,204

(参考)現自治体---1886年戸口表(人口)-----1908年(人口)
初瀬(桜井市)初瀬第一表2,466初瀬町4,050
櫟本(天理市)櫟本第一表2,454櫟本町5,137
三輪(桜井市)三輪第一表2,453三輪町3,978
桜井桜井市桜井第一表2197桜井町5201
龍田斑鳩町龍田第一表2,158龍田町4,060
上市(吉野町)上市第一表2,105上市町2,797
松山(宇陀市)松山第一表1,905松山町2,217
榛原宇陀市萩原第一表1,733榛原町5,023
八木(橿原市)八木第一表1,553八木町4,042
丹波市天理市丹波市第一表1,414丹波市町9,992
高取高取町土佐第一表545高取町3,557
龍田がでたところで・・・
ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
・・・の歌や落語、竜田揚げで有名な竜田川ですが、当時の竜田川は王寺より下流の大和川本流を指していたらしい。
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
奈良県の【秀邑】は丹波市、桜井、大淀、畝傍の四つですが、橿原市の【前身町】を畝傍とすることに大いなる違和感を覚える方も多いでしょうね。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級丹波市天理市丹波市町10,302丹波市町19,046
二種三級桜井桜井市桜井町6,390桜井町16,659
二種三級大淀大淀町大淀村9,217大淀町13,932
二種三級畝傍橿原市白橿村7,098畝傍町11,290
(参考)
大宇陀 (宇陀市)松山町1,898大宇陀町12,347
十津川十津川村十津川村13,157 十津川村12,145
斑鳩斑鳩町龍田町3,694斑鳩町10,589
二階堂 (天理市)二階堂村7,423二階堂村10,031
丹波市が「秀邑」になったことを記念して作られた歌が「丹波市の男」。
♪タンバイッチまん、タンバイッチまん、おいらは街のお道化者~~→かなり苦しいウソ('◇')ゞ
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
ようやく、生駒と香芝が出てきます。
「アンナ、オカンが言うには、奈良県には秀邑にも卓邑にもなっていないけど、あと二つ、新しく出来た市があるって言うやけど、どうも名前を思い出せないって。ひとつは、阪神にそんな名前の選手がいて、タイマがとなりにあったけど、何の問題にもならんかったらしい。ナンデモ、新しい市の名前と読み方が同じ『ひらがな町』が和歌山県にあるらしい。もうひとつは、四国の大都会にある駅と同名の駅があって、新しい市名が山本リンダの♪狙い撃ち、の中でやたらと連呼されるらしい。」----そういうお母さんをお持ちの方は(参考)をご覧あれ。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)-----2000年(人口)
一種二級生駒(8)生駒市生駒町23,138生駒市112,830
一種二級香芝(7)香芝市香芝町15,009香芝市63,487
二種二級田原本(8) 田原本町田原本町19,769田原本町32,934
二種二級広陵(7)広陵町広陵町15,598広陵町31,444
二種三級斑鳩(7)斑鳩町斑鳩町10,657斑鳩町28,566
四種王寺(9)王寺町王寺町9,507王寺町23,782
四種三郷(7)三郷町三郷村6,723三郷町23,977
四種上牧(6)上牧町上牧村4,134上牧町24,005
(参考)
平群(3)平群町平群村6,141平群町20,497
河合(4)河合町河合村6,546河合町20,126
新庄(2)葛城市新庄町10,049新庄町19,454
榛原(3) 宇陀市榛原町12,934榛原町19,438
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99840] 2020年 5月 25日(月)23:18:11【1】白桃 さん
2020年国勢調査
本題前に:
グリグリさん、メンテナンス作業お疲れ様でした。正直言って、文字が陽炎の如く感じますが、そのうち慣れるでしょう。
[99838]サヌカイト さん
投稿の時刻の横にある【1】【3】はどういった意味でしょうか。
これは、書き込みの訂正回数です。訂正が多い白桃が言うのも気が引けるのですが、なるべく訂正しないようにしましょう。※と言っているにもかかわらず、下の文章の中で西予市を東温市に訂正しました。恥ずかしい…
ここから本題
総務相が「2020年国勢調査の延期は考えていない。」と発言しているので、予定通り行われるものと思います。欲を言えば、遅くとも半年後には確定値を公表してもらいたいものです。
さて、100年の節目を迎える国勢調査、[99834]では都道府県内「最少人口記録市」についても触れましたが、「ことば足らず」等のところがあり追補しておきます。
2015年に最少人口を記録した道府県は、2020年に記録更新があるのは確実です。また、2020年に最下位が交替するかもしれないのは、記録更新の期待?がかかる青森、山梨以外に、茨城があります。
茨城県も、最下位交替だけではなく、県の記録も50年ぶりに更新されそうです。

県記録:下妻市・・・27,699(1970年)
5月1日現在推計人口前回国調からの減少数
潮来市(前回最下位)27,603-1,508
高萩市27,593-2,045

この他に県記録の更新が確定的なのが、富山県(1970年滑川市→小矢部市)と大分県(2000年竹田市→津久見市)で、更新が微妙なのが、福島県(1940年平市vs本宮市)、鳥取県(1960年境港市vs境港市)、広島県(2000年庄原市vs江田島市)、長崎県(2005年松浦市vs松浦市)です。

「最下位が交替するかもしれない」のは、上述の茨城県と青森県【平川市(前回最下位)vsつがる市】、山梨県【上野原市(前回最下位)vs大月市】ですが、「最下位が交替するかもしれない」ではなく、「ほぼ間違いなく最下位が交替する」のが、埼玉県(白岡市→幸手市)と愛媛県(東温市→八幡浜市)です。

さて、香川県の最下位獲得最多記録は善通寺市の11回ですが、順当にいけば2065年に東かがわ市が破ることになります。今から45年も先のことなので、白桃はこの世にいないでしょうが、丸亀市が1920年に作った香川県記録24,480人を、10年後の2030年に東かがわ市が110年ぶりに破るのをこの目で確認するかもしれません。('◇')ゞ
[99834] 2020年 5月 24日(日)10:25:01白桃 さん
都道府県内最下位最多獲得市と最少人口記録市
[99815][99828]の記事に関するデータを以下に掲載します。新設合併前の記録は法人格が違うので、現行の市とは別の市とする、という杓子定規的な考えにたって、[99828]では「現役」の市とその記録(回数)を書き込みましたが、「【前身市】の罪?(記録)は、現行の市に帰する」という考えに基づき、(私見ですが)事実上の記録となっています。なお、表中に市名※とあるのは、新設合併前の【前身市】の記録です。また、(市名×)は消滅市です。
また、ここでは、都道府県内での最少人口記録市も掲載しました。2015年に最少人口を記録した道府県は、2020年に記録更新があるのは確実です。また、2020年に最下位が交替するかもしれないのは、記録更新の期待?がかかる青森、山梨以外に、茨城があります。

都道府県最下位最多獲得市(回数)------最少人口記録市(人口)(調査年)
北海道歌志内11歌志内3,5852015年
青森県弘前※7平川32,1062015年2020年に最下位交替の可能性
岩手県陸前高田13陸前高田19,7582015年
宮城県角田11角田30,1802015年
秋田県由利本荘※(本荘)4にかほ25,3242015年
男鹿※4
山形県尾花沢12尾花沢16,9532015年
福島県二本松※1030,1261940年
茨城県下妻5下妻27,6991970年
笠間※5
栃木県(日光×)8日光16,3792005年
群馬県安中※8高崎36,7921920年
埼玉県川越3狭山31,3411955年
鴻巣3
日高3
千葉県勝浦12勝浦19,2482015年
東京都羽村5福生37,9381970年
神奈川県南足柄9三浦36,3581955年
新潟県佐渡※(両津)10両津17,3942000年
富山県滑川10滑川30,0391970年
石川県珠洲9珠洲14,6252015年
福井県勝山12勝山24,1252015年
山梨県甲州※(塩山)10上野原24,8052015年2020年に最下位交替の可能性
長野県飯山8飯山21,4382015年
岐阜県美濃12美濃20,7602015年
静岡県(天竜×)8下田22,9162015年
愛知県高浜6津島30,6081950年
三重県熊野(注)11熊野17,3222015年
滋賀県東近江※(八日市)10八日市29,4371965年
京都府宮津13宮津18,4262015年
大阪府四條畷7富田林30,3991950年
兵庫県相生5養父24,2882015年
三田5
奈良県五條8御所26,8682015年
和歌山県御坊12御坊24,8012015年
鳥取県境港12境港32,7141960年
島根県江津11江津24,4682015年
岡山県高梁※7新見24,5762000年
広島県庄原※9庄原21,3702000年
山口県美祢(注)10美祢17,7542005年
徳島県小松島10三好26,8362015年
香川県善通寺11丸亀24,4801920年
愛媛県伊予※5北條27,7361965年
高知県土佐清水8室戸13,5242015年
福岡県嘉麻※(山田)11山田11,0342005年
佐賀県多久11多久19,7492015年
長崎県松浦※9松浦21,2212005年
熊本県(牛深×)10牛深16,6092015年
大分県豊後高田※6竹田17,4892000年
宮崎県串間8串間18,7792015年
鹿児島県西之表8垂水15,5202015年
沖縄県(石川×)11石川15,7611970年
(注):
熊野は、「前身」の熊野市時代に9回、現行の熊野市で2回記録しています。
美祢は、「前身」の美祢市時代に8回、現行の美祢市で2回記録しています。
[99828] 2020年 5月 22日(金)13:08:20白桃 さん
白桃の各回国勢調査都道府県内最少人口罪最多獲得市捕物控(第二話)
[99815]のつづきです。
白桃親分の取り調べを受けた会津の若松。最初のうちは、「それは、若松と名乗っていたころの話で、今の私には関係ありません。」とか、「その罰を受けるなら、二本松の菊次郎じゃございませんか。」などとグジグジ言っていたが、もともと生真面目で、会津の「什の掟」~ならぬことはならぬものです~を心得ている若松は、「正直に言えば、『起き上がれない小法師』程度のごくごく軽い刑で終わらせてやろう。」という親分の甘い言葉、・・・これを「司法取引」というのだろうか?・・・もあって陸前高田一味の全貌を白日の下に晒したのでした。
以下に、一味全員の名と、主だったものに与えられた刑の名称を記す。
13犯陸前高田お咎めなし
宮津天橋立又覘きの刑
12犯尾花沢スイカ割りの刑
勝浦おせんころがしの刑
勝山アチャコ恐竜の刑
美濃ミノ虫の刑
御坊ごぼう抜きの刑
境港ヌリカベの刑
11犯歌志内歌しないの刑
角田ロケット打ち上げ失敗の刑
江津江戸から一番遠いの刑
善通寺お咎めなし(寺社奉行管轄)
多久青しまうり漬けの刑
10犯滑川滑り止めの刑
小松島お咎めなし
9犯: 南足柄、珠洲
8犯: 飯山、五條、土佐清水、串間、西之表
7犯: 四條畷
6犯: 高浜
5犯: 三沢&黒石、下妻 、羽村、相生&三田
4犯: 尾道、佐世保
3犯: にかほ、足利、沼田、川越&鴻巣&日高、 沼津&下田、米原 、美作、東温、水俣、中津&津久見
2犯: 福島&会津若松&本宮、新発田&加茂、上野原、熊野&四日市&鳥羽、美祢、豊前、南城
浦安の安「ねぇ、親分、いまだに良く分かんねぇんですが、こいつら、いったい何をやらかしたんで?」
白桃「ま、安がわかんねぇのも無理はない。住んでいる世界が違うから。安の知らない世界では、別の「縄張り」ができていて、それぞれのシマを国とか藩というかわりに県とか府とかと言っている。で、同じシマの中にいくつかの派手で目立った街、があると思いねぇ。それを市、と呼ぶのだが、五年おきにある、でっけぇ人別改めで、そのシマの市の中で一番少なかったところに、人別改めごとにバツを付ける。そのバツが同じシマの中で一番多いのを書き留めたのが、上の「鳴門きんとき秘帳」というわけだ。」(い、いつの間に「鳴門きんとき秘帳」なる名が付いた???)
安「まだ、わかんねぇが、それは置いとくとして、その人別改めで、ケツを食らうっていうのは悪いことですかい。別に他人様に迷惑をかけるようなことじゃ、ないのでは?」
白桃「オメェの言うとおりだが、バツが付いたら、みっともないことは違ぇねぇ。そのバツの数を数えるスキ者がいて、そいつが事件に仕立て上げるのさ。」
安「それにしても、一番罪が重そうな陸前高田はお咎めなしで、他も、あんまりキツそうな刑じゃなさそうですね。」
白桃「そりゃそうさ。こいつらの中で、ちょいワルは、熊野と美祢ぐらいで、会津の若松にしたって名前を変更しただけで正体までは変えていない。こいつらは、みんな正直者なのさ。陸前高田なんざ、あまりにも可哀想で同情するぜ。本当のワルは、佐渡や甲州のように、名前も正体も変えて、昔のことをかくしているのとか、二本松の菊次郎のように「代替わり」を装っていやがるヤツさ。それと、名跡を譲る代わりに今市にかくまわれている日光とか、バツ8の天竜を隠している浜松なんか許せねぇ。日光なんぞ、『三猿の刑』をくらわしたい、浜松は隠蔽の咎で『うなぎ蒲焼の刑』にしたいよ、まったく・・・」
と、憤懣やるかたない様子の白桃親分。が、お話はココまで。~おわり
[99815] 2020年 5月 20日(水)19:24:14【1】白桃 さん
白桃の各回国勢調査都道府県内最少人口罪最多獲得市捕物控(第一話)
ここんとこ、十番勝負感想の中に過去を振り返るものが散見されます。十番勝負においては、殆ど予習・復習をしない白桃なんで、あまり過去を振り返ることもないのですが、
[99803]勿来丸 さん
#各参加者が初めてメダルを取った市、初めて手に入れた領地、なんてものも知りたいです。
これだけは忘れておりません。
第一回の問一で
お題が
沼田市、日高市、美濃市、養父市、境港市
で想定解数が47とくれば、もうあれしかない。当然共通項は「都道府県内で人口の最も少ない市」なので、善通寺で答え、金メダルを頂きました。ただ、幸いなことに、当時は善通寺より東かがわの人口が多かったので即答しましたが、もし、現在の状態ならば、「東かがわ」で答えるのを躊躇したのでは、と思います。また、当時の白桃は今ほど十番勝負に関心を持っておらず、一瞥してわからなければ、それ以上問題を考えるなんてことはしませんでしたので、第一回で答えたのは、もう一つ(観音寺でこれも金)だけでした。

~~ここから妄想が広がります~~

浦安の安(五郎)「白桃親分、テェヘンダ、グリグリの旦那が、こいつらの一味を大至急しょっぴいて来いって。」
見ると、書きつけには
陸前高田、川越、鴻巣、三田、小松島
と書いてある。
白桃「安よぉ、グリグリの旦那は、佐渡や甲州のことは何にも言ってなかったか?」
安「へぇ、それがねぇ、あいつらには、現場不在の証があるので手出しできない、とか、法人格がどうのこうのと口ごもっていました。」
白桃「わかった。安、ちょいと善通寺を連れてきな。」
善通寺「親分、ご無沙汰しております。何かご用で。」
白桃「久しぶりだな。ちょっと昔のことをほじくりかえしてすまねぇが、おめぇ、こいつらの仲間じゃないか?」
善通寺「・・・親分もうご勘弁を。讃岐の国で11回もケツをくらったことが今でも響いてるんですか。今は、改心しておりますですが・・・。そりゃぁ、東かがわの若造にはアタマにきて、ガツンとやって、ついでに、和三盆をちょっくらかっぱらってきましたが、それが何か。ああ、そうや、東かがわのヤツこそ、こいつらの仲間じゃないんナ?・・・(ところどころ讃岐弁)。アイツはあれからおとなしくなって、ふうが悪いけん、三本松の街も歩けん、とかなんとか言ってましたが。」
白桃「東かがわは、今のところ、この一件にはかかわっていない。それより、アンマリ無茶をするとお大師サンにも申し開きができないのではないか。もう少し、東かがわのこともいたわってやれ。誠を尽くせ、尽誠は学園ダ。」
安「親分、何を言ってるのか良くわからねぇが、善通寺は帰していいんですか?」
白桃「いいよ。アイツは一味には違ぇないが、今回ばかりは見逃してやろう。それより、安!次は、会津の若松を連れてきな。」~~つづく
[99800] 2020年 5月 19日(火)15:34:50白桃 さん
名邑三世代.その23(新潟県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
新潟県の「秀邑」は、「準名邑」であった葛塚(豊栄市の前身)に、[99788]千本桜さんの、
「荒い(新井)海を六日(六日)も漕いで(小出)」
プラス堀之内の五つで、佐渡の両津は「準秀邑」にもなっていません。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級新井妙高市新井町7,050新井町11,884
二種三級葛塚(新潟市)葛塚町7,034葛塚町10,293
二種三級六日南魚沼市六日町 6,824六日町10,361
二種三級小出魚沼市小出町5,998小出町10,267
二種三級堀之内(魚沼市)堀之内村7,539堀之内町12,667
準秀邑
宮内(長岡市)上組村7,837 宮内町12,784
(参考)
両津佐渡市両津町6,507両津町9,402
内野(新潟市)内野村4,958内野町10,274
青海(糸魚川市)青海村3,686青海町12,208
中之島(長岡市)中之島村11,349中之島村14,056
板倉(上越市)板倉村10,172板倉村11,838
黒埼(新潟市)黒埼村9,410黒埼村13,440
安田(阿賀野市)安田村7,357安田村10,648
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
「昭・平の名邑」、すなわち「卓邑」になってやっと両津が登場します。もっとも、2000年国調時の時点で市になっていれば自動的に「卓邑」となりますので、あまり威張れたものではありません。もし、両津が市になっていなければ、2000年国調人口が2万人をきっているので、二種ではなく四種の「卓邑」だったのです。青海は企業城下町、分水の分身、いや、【前身】は地蔵堂、西川の【前身】は曽根ですから、新潟の主要な街は、大体、落ち着くところに落ち着いた、という感じですかね…
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
一種三級両津(9)佐渡市両津市28,892両津市17,394
二種三級塩沢(0)(南魚沼市)塩沢町24,827塩沢町20,561
二種三級吉田(9)(燕市)吉田町18,782吉田町25,136
二種三級黒埼(7)(新潟市)黒埼村14,174黒埼町25,893
四種青海(9)(糸魚川市)青海町17,221青海町10,160
四種分水(9)(燕市)分水町16,285分水町15,681
四種西川(7)(新潟市)西川町8,474西川町12,365
(参考)
津南(0) 津南町津南町20,072津南町12,389
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99786] 2020年 5月 18日(月)11:51:03白桃 さん
名邑三世代.その22(新潟県・中編)
31もある新潟県の【明治の名邑】を現在の自治体ごとに整理すると以下のようになります。これを見て、アソコが入ってない、どうして?と思われる方がいれば私は嬉しいのです。
市町名---名邑
新潟市新潟、沼垂、白根、巻、亀田、小須戸、新津
長岡市長岡、与板、寺泊、栃尾
上越市高田、直江津
新発田市新発田
三条市三条
柏崎市柏崎
燕市
村上市村上
南魚沼市
佐渡市相川、小木
十日町市十日
五泉市村松、五泉
糸魚川市糸魚川
阿賀野市水原
見附市見附、今
魚沼市
小千谷市小千谷
妙高市
胎内市中条
加茂市加茂
出雲崎町出雲崎

入ってないところは、はたして「準名邑」となっているのでしょうか?
準名邑現自治体-----1886年戸口表 人口---1908年人口
地蔵堂(燕市)地蔵堂町第一表2,832地蔵堂町4,011
岩船(村上市)岩船町第一表2,824岩船町3,636
両津佐渡市湊町第一表1,924両津町※5,512
第一表1,497(両津町)
葛塚(新潟市)葛塚村第一表2,750葛塚町8,128
片貝(小千谷市)片貝村第一表4,953片貝村6,638
吉田(燕市)吉田村第一表4,039吉田村 7,556
柿崎(上越市)柿崎村第一表3,580柿崎村8,294
曽根(新潟市)曽根村第一表3,006曽根村3,850
両津町※---1901年に湊町、夷町と加茂歌代村の一部で新設

「準名邑」にも入っていなければ、多分以下にあるでしょう。
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
津川阿賀町津川町第一表2,321津川町3,250
河原田(佐渡市)川原田第一表2,235河原田町2,320
塩沢(南魚沼市)塩沢村第一表1,990塩沢町6,794
小出魚沼市小出島村第一表1,885小出町5,227
六日南魚沼市六日町村第一表1,831六日町6,813
名立(上越市)名立大町村第一表1,147名立町2,124
瀬波(村上市)瀬波町第一表1,117瀬波町1,885
内野(新潟市)内野村第一表2,837内野村6,049
黒埼(新潟市)金巻村第一表2,501黒埼村10,129
真野(佐渡市)新町第一表1,293真野村7,295
新井妙高市新井村第三表2,684新井町7,250
石地(柏崎市)石地村第三表2,079石地町3,944
能生(糸魚川市)能生町村第三表1,895能生町3,884
沢根(佐渡市)五十里村第三表1,352沢根町3,751
高浜(柏崎市)宮川村第三表1,423高浜町※3,126
椎谷町第一表1,098(高浜町)
仙田(十日町市)仙田村第三表5,741仙田村5,410
中條(十日町市)中條村第三表3,967中條村7,355
横越(新潟市)横越村第三表3,401横越村8,000
高浜町※---1901年椎谷町と宮川町で新設

注1:表中1886年の人口は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の人口は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99780] 2020年 5月 17日(日)16:03:03白桃 さん
スワ!白桃、十番勝負から引退か?
細菌はウイルスと違って、
もとい。最近は昔と違って、得意の左四つに組めても技が出てこなくなった、と関脇・長谷川が引退会見で語ったかどうか知りませんが、今の白桃がまさにそれであります。もともと、出足も悪く、詰めも甘かったのですが、それにしても今回、それほど難しい問題が無かったのに反応があまりにも鈍かった。
一日目
十番勝負開始から五時間たって、ようやく問五【動物名(鹿)の市および町村があった市】を解答。さて、問五ですが、答える際に「数があわない」とほざきました。数があわなかった理由は菊池市を抜かしていたからですが、菊池町時代に菊鹿村(当時)と境界変更があっただけなのですね。その菊池市を該当市とすることについて、全面的に賛同しかねますが、菊池市を解答したさざ波さんには敬意を表します。

問四【市制施行日が1954年の市】
1954年は「昭和の大合併」の真っ盛り、と言っても、第54回十番勝負に出題されるとは予測していませんでした。リセット鹿沼に引っ掛かりました。

問二【二つの町からなる市(市制施行時およびその後の合併を含め2町が合体)】
問題番号が大きなヒントになっていたのだと思いますが、グリグリさんも「共通項の説明表現が難しい」と仰っているように、解けてもあんまりスッキリした気分になれませんでした。

二日目
問一【市役所の住所に「中央」の文字がある市】
ウラのウラのウラのウラをかかれた問題でした。几帳面で慎重かつ繊細な白桃→(多分ウソ)には、誰か数人が正解をした後でなければ解けるものではありませんでした。('◇')ゞ

問八【一文字の市に隣接する市】
初歩的隣接問題に苦戦するとは。

問九【隣接する市区町村の中で最も人口の少ない市】→これは勿来丸さんの【自市より人口の多い市区町村とのみ隣接する市】の方がわかりやすい。
今回メダルを獲れたとすれば、この問題でした。言い訳ですが、お題の淡路市は現在、洲本市より多くなっています。ついつい、10月1日推計人口のことを忘れていました。

問十【同一都道府県内の市と町と村にのみ隣接する市】
お題と非該当にあった高知県の市を見ているうち、ようやく分かりました。

問六【都道府県の中で東端西端の経度差が一番大きい市】を誤答
当初、「都道府県の中で市役所から市内最高点までの距離が一番長い市」を考えていました。誤答は致し方ありませんが、高松での誤答は痛い。あゝ痛い。
※二日目は頑張るもここまで
※三日目:沈黙のパレード
四日目
問六を解く。「日本の東西南北端点の経度緯度(都道府県、市区町村別を含む)【国土地理院】」見ても、60進法の引き算が面倒でした。そこで、今回初めて「一目瞭然」「簡単明瞭」「唯一無二」「超超安易」「県内四市」「市盗無視」の忍法トットリの術を使いました。(笑)

五日目
問三【今年、市長選挙が行われた市(無投票を含む)】
朝、目覚めて、アレでないか!と気が付き、あわててパソコンを開けました。確証を得て口ずさんだのが、なぜか伊東ゆかりさんの♪「朝のくちづけ」。選挙問題には毎度苦戦します。
※ヒントが出ます。
ヒント直後、
問七【美しい日本のむら景観百選のある市】にやっとたどりつく。
ぺとぺとさんが「数はぴったり合いました。」って仰っていたので、「赤穂47士(市)」ではなく、スタンダードな問題とは分かっていたのですが、念のため、都道府県庁所在市に、○○が一番近い市、を探すこと数十回の時間浪費。でも、町村ヒントで美瑛が出ていなければ、あだまだ解けていなかったでしょう。

最近は、これはアノ手の問題、それはソノ手の問題という、問題を見極める力というか勘が衰えています。今回、完答順位が4位と言っても、ヒント後の完答ですから上位3名とは大きな開きがあります。唯一の救いは念願の総社を盗れたことです。
で、ソロソロ引退かって?
とんでもありません。今回の敗因は次の通りはっきりしています。
1.ステイ・ホームの追風は私には殆ど関係なかった事。(バイト中でも、家にいるのと同じ環境下にあります。→マル秘)
2.期間中、一切お酒を飲まなかったこと。(別に体調が悪かったワケではありません。通院日の2週間前からは飲まないようにしています。→極秘)

最後になりましたが、グリグリさんには今回も苦しめさせていただきましたこと、御礼申し上げます。次回もお手柔らかにお願いします。
[99762] 2020年 5月 16日(土)13:20:13【1】白桃 さん
名邑三世代.その21(新潟県・前編)
【明治の名邑】
明治期の新潟県の人口の多さについては今さら言及するまでもありませんが、「明治の名邑」の数31は、他府県を圧倒して文句なしの全国一位です。
新潟は「別格市街」、高田、長岡に加え新発田も「市街」。新発田が「市街」なら三条もか、と予測していましたが、そうではありませんでした。その三条を押さえて、「名邑」筆頭はなんと相川。村上、小千谷、柏崎と続く名邑で異彩を放つのが沼垂。沼垂(渟足)の柵というのが日本史の教科書に出ていたような気もしますが、古くは、新潟と喧嘩、反目するほどの相当な湊町であったようです。直江津、村松、十日(町)と続いて、次に入るのが与板。直江家に養子に入った(樋口)兼続はここに住んでいたのだろうか?あまり知られていない与板の次は、お節料理買い出しツアー
で名高い寺泊。糸魚川、「越後の小京都」の加茂、そして、♪えち~ごのエキでいずもざき?、数ある名邑の中で現在も自治体名として残る最も寂れたマチ、出雲崎に名邑代表を。出雲崎には「明日がなかったさ」かも。白根、五泉、水原、見附、燕、そう言えば、♪越冬つばめ、は越後の燕で冬を越す???、消滅した一文字町・巻、あられの亀田、とまだまだ続きます。相川に次ぐ佐渡の名邑は小木。栃尾、小須戸、新津、中条、最後が今。だらだら書いているだけで疲れます。よせば良かった?('◇')ゞ
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街新潟新潟市新潟40,778新潟市61,616
市街高田上越市高田24,511高田町◎28,021
市街長岡長岡市長岡16,152長岡市35,376
市街新発田新発田市新発田10,527新発田町18,307
名邑相川(佐渡市)相川10,704相川町10,849
名邑三条三条市三條町8,953三條町※14,777
(三条市)一ノ木戸村3,609(三條町)
名邑村上村上市村上※10,805村上町8,234
名邑柏崎柏崎市柏崎町8,345柏崎町9,383
名邑沼垂(新潟市)沼垂8,774沼垂町11,869
名邑直江津(上越市)直江津町7,353直江津町12,686
名邑村松(五泉市)村松町7,190村松町8,963
名邑十日十日町市十日町村5,531十日町7,249
名邑与板(長岡市)与板5,442与板町6,107
名邑寺泊(長岡市)寺泊町5,420寺泊町11,644
名邑糸魚川糸魚川市糸魚川5,275糸魚川町8,085
名邑加茂加茂市加茂町5,109加茂町※14,836
(加茂市)上條村3,714(加茂市)
名邑出雲崎出雲崎町出雲崎5,093出雲崎町※10,135
(出雲崎町)尼瀬2,785(出雲崎町)
名邑白根(新潟市)白根町4,908白根町7,511
名邑五泉五泉市五泉町4,834五泉町11,230
名邑水原阿賀野市水原町4,128水原町8,371
名邑見附見附市見附4,066見附町8,205
名邑燕市燕町3,980燕町4,518
名邑(新潟市)巻村3,975巻町6,138
名邑亀田(新潟市)亀田町3,876亀田町8,716
名邑小木(佐渡市)小木町3,819小木町6,338
名邑栃尾(長岡市)栃尾町村3,721橡尾町〇6,203
名邑小須戸(新潟市)小須戸町3,451小須戸町8,643
名邑新津(新潟市)新津村3,446新津町10,232
名邑中条胎内市中條町3,137中條町8,749
名邑(見附市)今町新田3,107今町3,845
高田町◎:1911年に高田市に
橡尾町〇:1911年に栃尾町に改称
村上※10,805人:町村制施行後の村上町と村上本町の区域を併せた人口
三條町※、加茂町※、出雲崎町※は、それぞれ「戸口表」第一表に記載されている一ノ木戸村、上條村、尼瀬を併合しています。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99748] 2020年 5月 15日(金)09:50:01白桃 さん
名邑三世代.その20(兵庫県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
兵庫県の「秀邑」は、この期に市制施行した相生、芦屋、加古川に、後に市となる小野、川西、「昭和の合併」で明石に吸収される大久保、二見、現在なお「町」のままの中、「村」でありながら名を連ねる鳴尾と、結構バライティに富んだ九つの街。相生は1920年当時は「おお(あう)」であり、広島の因島同様、人口変動が激しいのです。因島との共通点は「造船の町」。芦屋は「町」を飛び越えて市制施行。ついに「町」にもならず西宮に吸収された鳴尾は、甲子園が出来る前には高校野球のメッカでありました。
一種二級相生相生市相生町15,408相生市27,528
一種二級芦屋芦屋市精道村11,151芦屋市42,951
一種三級加古川加古川市加古川町7,483加古川市49,832
二種三級小野小野市小野町5,805小野町10,326
二種三級川西川西市川西村8,053川西町24,146
二種三級大久保(明石市)大久保村7,880大久保町24,713
二種三級多可町中村7,510中町11,613
二種三級二見(明石市)二見村5,050二見町10,683
三種三級鳴尾(西宮市)鳴尾村7,190鳴尾村33,812

参考として、「準秀邑」にもなれなかったのは以下の通り。生野はあと521人いたら、小浜はもう半年前に「町」となっていれば・・・タラ・レバの話。
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
生野(朝来市)生野町8,069生野町9,489
西脇西脇市西脇町4,603西脇町15,066
本庄(神戸市)本庄村6,140本庄村13,538
魚住(明石市)魚住村5,727魚住村10,973
小浜宝塚市小浜村5,513小浜村15,090
良元(宝塚市)良元村4,640良元村21,687

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
兵庫県の「卓邑」は以下の12。(参考)に掲げた氷上は、2000年に2万人をキープしていれば「卓邑」になれたのに、猪名川は同年の人口が3万人にのっていたら「準卓邑」でした。これは、レバ・タラの話。
卓邑名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級宝塚(9)宝塚市宝塚市66,491宝塚市213,037
一種一級三田(9)三田市三田市32,528三田市111,737
一種二級西脇(9)西脇市西脇市42,238西脇市37,768
一種二級加西(7)加西市北條町23,294加西市51,104
二種二級稲美(0)稲美町稲美町18,525稲美町32,054
二種三級山崎(9)宍粟市山崎町27,243山崎町25,971
二種三級社(0)加東市社町17,966社町21,545
二種三級太子(6)太子町太子町14,296太子町31,960
二種三級夢前(0)(姫路市)夢前町13,649夢前町21,952
四種香住(7)香美町 香住町17,369香住町13,998
四種日高(7)(豊岡市)日高町21,685日高町18,410
四種播磨(6)播磨町阿閇村8,814播磨町33,766
(参考)
猪名川(4)猪名川町猪名川町7,178 猪名川町29,094
氷上(0) 丹波市氷上町20,802氷上町19,299

注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99737] 2020年 5月 13日(水)23:35:38白桃 さん
Re:速報が出た
[99735]ピーくん さん
ようやく広島県から推計人口が発表されました。37年ぶりに280万人割れました。
一昨日だか昨日だか、広島県の担当部署に訊いたら「今週の木曜日に公表予定」と仰っていたのですが、一日早まったようですね。
例年、地方の県庁所在都市や大学の多い都市においては、四月一日現在推計人口がかなり落ち込み、五月一日現在推計人口である程度復原するのですが、本年は新型コロナの影響を受けて様相が異なるかもしれません。

日野市が19万人に仲間入り流山市が東広島市抜き去る。
流山の人口増加が飛びぬけているだけで、東広島も順調に人口を伸ばしています。五年後の国勢調査の頃はどうなっているのか予測はできませんが、当分の間は安泰でしょう。
[99731] 2020年 5月 13日(水)12:41:56白桃 さん
名邑三世代.その19(兵庫県・前編)
このシリーズ、都道府県を逆五十音順に吟味しているのですが、47都道府県を逆五十音順にスラスラ言える方がいたら、私は尊敬します。それはともかく、このシリーズ次回十番勝負までに終わるのかどうか・・・。
【明治の名邑】
兵庫県の「明治の名邑」は二十二もあります。神~戸、♪そして神戸はもちろん「特選市街」。「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(以下「戸口表」)には「神戸」と「葺合」が第一表に掲載されています。「市街」は姫路、明石、尼ヶ崎、西宮の四都市。明石ですが、「戸口表」には「明石」以外に「大蔵谷」「王子」が第一表に出てきます。名邑筆頭は洲本。続いて二枚目は同じ淡路勢の由良。♪由良由良ゆれる初恋のもどかしさ~、「わたしの城下町」ではありませんが、洲本にお城が戻るまで、いっとき城下町だったそうな。地味ながらお目出度そうな高砂、柳行李の豊岡、♪赤とんぼの龍野、黒田官兵衛が閉じ込められた伊丹、また淡路の福良が続き、兵庫の名邑代表出石。伊豆市ではありません。脱線しますが、「名邑代表」って意味あるのか、選出規準はあるのか、って訊かれたら、こう答えます。「何もありま温せん。ただ、私好みの今はショボクレタ街を選んでいます。行き当たりばったりに決めていますが、香川県だけは既に決まっております(笑)」。続いて渋めの網干。私、小さい頃「あぼし」って、煮干か梅干の親戚かと思ってました。そして、今は橋下の街となった岩屋、デカンショ篠山、メガネのミキじゃなくて金物の三木、♪恋のしずく…恋のしづき(志筑)、個人的には忘れることが出来ない飾磨、浪士協調の赤穂(「戸口表」第一表には「加里屋」の他に「上仮谷」と「中村」も記載されている)、御影石より御影郷(美酒)の御影、シンガリはホタルイカ浜坂。名邑ザックザクの兵庫です。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街神戸神戸市神戸80,446神戸市378,197
葺合5,418(神戸市)
市街姫路姫路市姫路22,677姫路市41,028
市街明石明石市明石18,587明石町25,951
大蔵谷3,013(明石町)
市街尼ヶ崎尼崎市尼ヶ崎12,742尼ヶ崎町19,888
市街西宮西宮市西ノ宮11,932西宮町18,396
名邑洲本洲本市洲本8,948洲本町9,302
名邑由良(洲本市)由良7,069由良町10,146
名邑高砂高砂市高砂6,519高砂町7,679
名邑豊岡豊岡市豊岡6,325豊岡町7,774
名邑龍野たつの市龍野5,840龍野町6,952
名邑伊丹伊丹市伊丹5,816伊丹町9,641
名邑福良南あわじ市福良5,771福良町6,848
名邑出石(豊岡市)出石5,253出石町5,264
名邑網干(姫路市)網干5,170網干町8,429
名邑岩屋(淡路市)岩屋4,886岩屋町6,870
名邑篠山丹波篠山市篠山4,884篠山町7,390
名邑三木三木市三木4,877三木町5,643
名邑志筑淡路市志筑4,548志筑町5,420
名邑飾磨(姫路市)飾萬津4,327飾磨町6,222
名邑赤穂※赤穂市加里屋3,865赤穂町6,793
名邑御影(神戸市)御影3,664御影町7,467
名邑浜坂新温泉町浜阪3,496浜坂町6,420

続いて「準名邑」
「戸口表」人口が三千人に僅かながら届かなかったのが、柏原(かいばら)、三田(さんだ)、生野(いくの)。なお、三田市の前身は三田ではなく三輪です。明治期に町になれなかった(ならなかった)のが曽根と今津。惜しいかな曽根の町制施行は1913年(大正2年)。
名称現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
柏原(丹波市)柏原第一表2,982柏原町5,105
三田(三田市)三田第一表2,976三田町3,781
生野(朝来市)生野第一表2,903生野町9,487
曽根(高砂市)曾根第一表3,075曾根村3,489
今津(西宮市)今津第一表3,703今津村4,000

ここに書き留めておきたい街がまだまだありますが、キリがなく、参考列挙は少な目に。
加古川※については「戸口表」第一表に「寺家」の他に「加古川」が記載されていますが、その現住人口は822人となっており、いずれにしろ当時の加古川は取り立てて言うほどの街でもなかったようです。尾崎、沼島は、ついに「町」になることはなかったのですが、白桃が関心を持っているところです。淡路島南方沖合にある沼島は、「国産み」伝承があることで有名です。今の人口は10分の1に近いのかな?
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口---1908年人口
加古川※加古川市 寺家第一表1,644加古川町4,118
尾崎(赤穂市)尾崎第一表4,586尾崎村 4,924
沼島(南あわじ市)沼嶋第二表 3,812沼島村3,679
相生相生市相生村第三表4,077相生村5,381

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99722] 2020年 5月 12日(火)07:50:06白桃 さん
名邑三世代.その18(広島県・後編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
広島県の【秀邑】は後に市となる土生(因島市の前身町)、大竹と現在は江田島市の一部になっている大柿の三つです。なお、下の表からは土生町の人口が横ばいのように見えますが、1925年には7,709人となっており、何故このような急減をみたのか、類推は出来ますが確かなことは言えません。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
二種三級土生(尾道市)土生町13,315土生町13,488
二種三級大竹大竹市大竹町6,375大竹町14,448
二種三級大柿(江田島市)大柿村9,574大柿町13,233
続いて
◎準秀邑
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
向島(尾道市)向島西村9,814向島町13,571
坂町坂村6,934坂町14,089
大野(廿日市市)大野村6,008大野町10,848
(参考)
1920年の人口が5,000人未満で「準秀邑」にも成れなかったところや、人口面では「秀邑」の要件は満たしていたが、この期に町制施行が行われなかったところです。(細かい話で恐縮ですが、安浦の「前身町」は、「準名邑」の内海ではなく、三津口になっております。)
名称現自治体-----1920年(人口)---1950年(人口)
十日市三次市十日市町4,410十日市町11,181
五日市(広島市)五日市町3,409五日市町10,319
西条東広島市西条町2,645西条町10,751
瀬戸田(尾道市)瀬戸田町2,286瀬戸田町10,707
府中町府中町府中村3,526府中町11,408
船越(広島市)船越村2,883船越町10,652
安浦(呉市)三津口村2,665安浦町※11,043
祇園(広島市)祇園村2,215祇園町12,841
倉橋島(呉市)倉橋島村14,051倉橋島村20,018
江田島江田島市江田島村13,945江田島村21,043

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【卓邑】(昭・平の名邑)
以下、13の【卓邑】と、1960年の人口が1万人に届かなかったため、「卓邑」を逸した「筆の街・熊野」です。なお、「卓邑」の名称が「三次市」となっているのは、【前身】ではない「三次」が「明治の名邑」として既に存在していることによります(三次市の前身は十日市)。このように、このシリーズ、あまりにもマニアックで、いろいろ勝手な
ルールを作っているので、関心を持っておられる方は殆どいないと思います。ましてや、向島・坂・大野が、「明治の名邑の(参考)」→「準秀邑」→「卓邑」と一歩ずつ階段を上がっているのに気が付いた方は、まさかいないでしょうね。('◇')ゞ
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)---2000年(人口)
一種二級三次市(9) 三次市三次市42,163三次市39,503
一種二級庄原(8)庄原市庄原市30,663庄原市21,370
一種二級東広島(6) 東広島市西条町21,952東広島市123,423
一種二級廿日市(9) 廿日市市廿日市町20,933廿日市市73,587
二種二級神辺(5)(福山市)神辺町24,249神辺町40,361
二種二級府中町(8) 府中町府中町17,104府中町50,673
二種三級新市(7)(福山市)新市町20,911新市町21,695
二種三級大野(3)(廿日市市)大野町11,088大野町25,727
二種三級黒瀬(0)(東広島市)黒瀬町10,107黒瀬町25,351
四種坂(9)坂町坂町13,713坂町12,276
四種向島(8)(尾道市)向島町17,045向島町16,710
四種川尻(5)(呉市) 川尻町8,365川尻町10,380
四種江田島(5)江田島市江田島町19,185江田島町12,824
(参考 )
熊野(3) 熊野町熊野町9,324熊野町25,392
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99708] 2020年 5月 11日(月)14:51:51【1】白桃 さん
名邑三世代.その17(広島県・前編)
【明治の名邑】
広島県の「明治の名邑」は、現在の状況から連想することが難しいというか、整理しずらい、収拾がつかないほど混沌としています。その原因として挙げられるのが、「軍港呉」の存在と、瀬戸内島嶼部の異常なほどの人口稠密であります。これを理解するには、地域の歴史を振り返って資料を詳細に検証しなければいけないのですが、それは真の歴史地理学者にお任せするとして・・・
18の「明治の名邑」の中で、広島はこのシリーズ初めて登場する「特選市街」。呉は、1886年の人口は「市街レベル」なのですが、1908年には10万を超えていることで「別格市街」となっています。ここで注目されるのが、町村制施行時(1889年)に行政区画の名称としては無かった「呉」が、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(1888年「内務省総務局」に記載されていることです。大関クラス「市街」に尾道と福山が名を連ねるのは順当として、名邑筆頭が音戸と言うのは少々意外。「酔心」三原に続く阿賀は歴史も古いようですがどうもつかみどころがない。竹原、忠海と続くのも意外で、竹鶴のウィスキーでも飲んで気持ちを落ち着かせよう。三次は本来の?三次であるが、現在の三次市の前身ではありません。♪鞆よ~夜明け前の闇の中で~鞆よ~名邑代表をお願いします。府中は当然、備後の府中。仁方は古い時刻表にある仁堀航路がなつかしい。三津は安芸津と言った方がわかりやすい?。後は、毛利氏ゆかりの吉田、広島の西の草津(※町制施行は1909年)、東の海田市、下駄の音が聞こえそうな松永が続きます。
名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
特選市街広島広島市広島81,914 広島市142,763
別格市街呉市11,160呉市100,679
市街尾道尾道市尾道17,307尾道市30,367
市街福山福山市福山14,663福山町18,081
名邑音戸(呉市)瀬戸10,271音戸町12,643
名邑三原三原市三原8,265三原町11,229
名邑阿賀(呉市)阿賀7,980阿賀町11,058
名邑竹原竹原市下市7,241竹原町8,187
名邑忠海(竹原市)忠海6,253忠海町7,745
名邑三次(三次市)三次5,522三次町5,731
名邑(福山市)5,065鞆町10,534
名邑府中府中市府中市4,736府中町6,372
名邑仁方(呉市)仁方4,424仁方町4,997
名邑三津(東広島市)三津4,122三津町5,398
名邑吉田安芸高田市吉田3,780吉田町3,933
名邑草津(広島市)草津3,761草津村※5,083
名邑海田市海田町海田3,705海田市町3,981
名邑松永(福山市)松永3,388松永町4,109

◎「準名邑」
「準名邑」は瀬戸内の厳島(宮島)、内海(安浦)、廿日市、川尻と内陸の可部、加計(学園とは無関係)の六つ。
準名邑現自治体---1886年戸口表人口---1908年人口
厳島(廿日市市)厳島第一表2,953厳島町3,725
内海(呉市)内海第一表 2,743内海町3,193
可部(広島市)可部第一表2,655可部町3,011
廿日市廿日市市廿日市第一表2,655廿日市町2,649
川尻(呉市)川尻第一表 3,374川尻村4,723
加計安芸太田町加計第二表3,510加計町5,211

この他にも、人口的には「名邑」も顔負けするほどの街(とは言えないところも)が並んでいます。特に、広は村のまま呉と一緒になったので、「準名邑」にもしていませんが、戦前には3万人を超えており、市制施行していても不思議はないところです。(※貢村が糸崎町になったのは1912年2月11日でまだ明治、大竹の町制施行は1911年。)
(参考)現自治体---1886年戸口表人口---1908年人口
糸崎(三原市)東野第一表2,490貢村※5,744
庄原庄原市庄原第一表2,489庄原町4,489
瀬戸田(尾道市)瀬戸田第一表2,427瀬戸田町2,667
(呉市)第一表13,377広村14,780
倉橋島(呉市)倉橋第一表12,781倉橋島村16,145
下蒲刈島(呉市)蒲刈第一表11,253下蒲刈島村7,290
上蒲刈島(呉市)上蒲刈島村5,326
戸河内(安芸太田町)戸河内第二表5,896戸河内村7,685
大竹大竹市大竹村第三表5,524大竹村※6,549
仁保島(広島市)仁保島第三表14,766仁保島村13,221
江田島江田島市江田島第三表9,562江田島村13,683
向島西(尾道市)向島西村第三表7,693向島西村8,522
坂町坂村第三表6,724坂村7,975
吉浦(呉市)吉浦第三表6,210吉浦村6,616
熊野熊野町熊野村第三表5,764熊野村6,897
向島東(尾道市)向島東村第三表5,253向島東村6,488
大野(廿日市市)大野村第三表5,146大野村5,770
東野(大崎上島町)東野村第三表5,026東野村6,326

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99678] 2020年 5月 10日(日)00:40:59白桃 さん
須賀ストーリー
ハマと言えばヨコハマ、スカと言えばヨコスカ。
その横須賀にある百貨店、さいか屋が来年二月に閉店になるとのこと。2015年国勢調査から16,037人もの人口減少を示している(2020年4月1日現在:減少数全国6位)横須賀、いよいよ寂しくなってしまいます。もっとも、今どき百貨店の存在を都会の指標にしている白桃のほうが時代遅れなんでしょうけど。
ところで、横須賀と言う地名はあちこちに結構ありますが、ちょっとややこしいのが、今は掛川市となっている横須賀というか、大須賀。
1889年の町村制が施行されたときに横須賀町が中心となって「大須賀村」が出来ましたが、その前身となる横須賀町は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」では第一表に記載され、現住人口も3,377人と、本来なら「明治の名邑」となるところだったのですが、大須賀村の町制施行が大正に入ってからだったことで「準名邑」に甘んじています。ややこしいのは、大須賀村は町制施行に際し「横須賀町」と改称しているのです。さらに、その横須賀町は、「昭和の大合併期」に大淵村と合併で「大須賀町」となるややこしさ。この名称変更は、元の名前に戻したのか、それとも大淵の「大」を入れたのか、私は知りません。
さて、ここから白桃の懐古と妄想の世界に入ります。
大須賀、横須賀の「須賀」は“砂地の土地”の意もあるようで、砂地ということは当然、水はけも良いので、何もたまってはいない。例えば、「新型コロナの影響か、電車がスカスカだった。」と聞いたりしますが、この“スカスカ”は、「須賀」と関係あるのかしら?
「久慈(籤)を引いたらスカだった。」の“スカ”や、スカタン(南海ホークスに居たのはスタンカ)の“スカ”は「須賀」とはあんまり関係なさそうでありますが・・・。
白桃は、三本松のこのアタリに住んでいたことがあります。現在、帝国製薬がある場所に東洋紡績三本松工場があったのですが、その敷地は三本松ではなく白鳥です。住んでいた社宅の住所もギリギリ三本松ですが、10m行けば、いや道の向こうは白鳥、その地名(字?)が須賀(大字は湊)でした。今から思えば、このアタリ、スカでなくて良かった・・・なんのこっちゃ。(‘◇’)ゞ
[99589] 2020年 5月 7日(木)21:05:09白桃 さん
十番勝負
問七:総社市
[99583] 2020年 5月 7日(木)06:32:50白桃 さん
十番勝負
問三:岩国市
[99566] 2020年 5月 6日(水)08:52:29白桃 さん
十番勝負
問六:鳥取市
[99540] 2020年 5月 5日(火)02:22:44白桃 さん
完答された三名様におめでとう
Nさん、おめでとうございます。
もう次元の違いというか、呆れるしかないですね。次回は72時間後スタートのハンデ戦でお願いいたします。('◇')ゞ

おがちゃんさん、おめでとうございます。
四年のブランクがあったとは思えないです。お留守の間、安中はしっかり守っておりました。そろそろお返ししても良いのですが、所縁の国立を獲得されたのでその必要もないですか?

ぺとぺとさん、おめでとうございます。
白桃は、ぺとぺとさんの完答を何より喜んでおります。だって、せっかく盗った総社を取り返される心配は全く無くなったのですから。でも、オウンゴールには気をつけないと。

皆さん、おやすみなさい。3時間後に戻ります。
[99529] 2020年 5月 4日(月)19:16:59白桃 さん
十番勝負
問六:高松市
[99524] 2020年 5月 4日(月)17:05:58白桃 さん
十番勝負
問十:徳島市
[99521] 2020年 5月 4日(月)15:15:53白桃 さん
十番勝負
問九:姶良市
[99518] 2020年 5月 4日(月)13:56:15白桃 さん
十番勝負
問八:岩国市
[99510] 2020年 5月 3日(日)22:36:39白桃 さん
十番勝負
問一:総社市
[99485] 2020年 5月 3日(日)10:24:20白桃 さん
十番勝負
問二:東温市
[99480] 2020年 5月 3日(日)07:17:40白桃 さん
十番勝負
問四:鹿島市

もう、目先のことしか考えておりません。
[99474] 2020年 5月 3日(日)01:52:42白桃 さん
第五十四回全国の市十番勝負
おがちゃんさん、お帰りなさい。この前入学したのに、もう卒業とは!四年の月日が経つのは本当に早い。

問五:瀬戸内市

一個あわないが・・・
[99417] 2020年 5月 2日(土)17:16:40白桃 さん
東京都の推計人口&浦安>佐倉
その月の一日現在の推計人口が、月末までには出されていた東京都ですが、今年の4月1日現在推計人口は次の通り発表が遅れています。
«重要なお知らせ»
東京都総務局統計部では、新型コロナウイルス感染症緊急事態措置実施に伴い、令和2年5月6日まで(予定)、都独自の統計調査の実施・公表を原則として延期もしくは休止と致します。個別調査につきましては各調査のページをご覧ください。
大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力よろしくお願いいたします。
千葉県の4月1日現在推計人口で、浦安市が佐倉市を抜き去って10位になりました。
グリグリさん、申し訳ありません。って、私が謝る必要もないのですが・・・
[99404] 2020年 4月 29日(水)08:45:35白桃 さん
名邑三世代.その16(福井県)
【明治の名邑】
明治期、北陸の主要都市の人口は案外多かったのです。福井県も福井が「別格市街」、武生と敦賀が「市街」となっており少々驚く方があるかもしれません。「名邑」は筆頭の大野、小浜、三国、勝山、丸岡、金津、高浜と、現在の福井県と比べてもそんなに変わらない感じです。一つ違うのは、鯖江が「準名邑」になっているぐらいでしょう。名邑代表には三国になってもらいましょう。(※高浜の町制は1912年4月1日でギリギリ明治です。)

名邑/種別名称現自治体---1886年(人口)---1908年(人口)
別格市街福井福井市福井37,376福井市50,396
市街武生越前市武生13,074武生町17,952
市街敦賀敦賀市敦賀11,878敦賀町17,173
名邑大野大野市大野9,864大野町9,558
名邑小浜小浜市小浜9,649小浜町8,521
名邑三国(坂井市)阪井港9,466三国町10,056
名邑勝山勝山市勝山6,583勝山町6,834
名邑丸岡坂井市丸岡3,790丸岡町3,692
名邑金津あわら市金津3,127金津町3,439
名邑高浜高浜町高浜3,026高浜村※4,476
準名邑
名称現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
鯖江鯖江市鯖江第一表2,713鯖江町3,953
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
福井県には【秀邑】がありません。
準秀邑名称現自治体---1920年(人口)--- 1950年(人口)
春江(坂井市)春江村7,720春江町10,391
(参考)
鯖江鯖江市鯖江町4,384鯖江町14,869
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
やっと鯖江にメガネがかけられました。
卓邑/種別名称現自治体---1960年(人口)---2000年(人口)
一種一級鯖江(9)鯖江市鯖江市49,045鯖江市64,898
二種三級春江(7)(坂井市)春江町14,520春江町23,052
四種松岡(7)永平寺町松岡町10,059松岡町11,009
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数
[99399] 2020年 4月 28日(火)11:35:49【1】白桃 さん
サヌカイトさんへ
[99396] サヌカイトさん
まず、Q(問題)のA(答え)ですが、
A+B=Bで、答えはBになりますね。
それから
十番勝負、僕も参加しようと思って楽しみにしていますが、1つ問題があります。それは、兄弟で解いていいかという
ことです。もし禁止なら、教えてください。また、近々メンバー登録もしようかと考えています。今後ともよろしく
お願いします。
グリグリさんのお考え次第であるかと思いますが、でしゃばり私の個人的見解では、OKです。というのは、サヌカイトというハンドルネーム自体がご兄弟お二人のものですから、問題ないのではということです。この落書き帳では、「一人二役(同一人が同時に複数のハンドルネームを使用する事)」は禁止されていますが、藤子不二雄やエラリー・クイーンのような「二人一役」は禁止されていないのでは。
ただ、「二人一役」を解消して、「サヌカイトさん」と「讃岐岩さん」で別々にメンバー登録するとなると、十番勝負の際に相談しあうのは、アンマリ良くないのではと考えます。
香川県出身ですが、サヌキを出てから幾年ぞ、もう50年になる白桃です。今後ともよろしくお願いします。
そういえば、昔こんな問題を出したような記憶が・・・
「南国土佐を後にして」の後にしたのは?
A:後免町 B:南国市 C:土佐市 D:高知市

ついで:
[99303]白桃
私が住む浦安市のホテルには、やたらと「東京ベイ」がついており、
新浦安駅のすぐ近くにある「オリエンタルホテル東京ベイ」と「浦安ブライトンホテル東京ベイ」は先週から臨時休館です。TDRが休園中ですので、それも致し方ないのですが・・・とにかく新浦安駅周辺もひっそりしており、不要不急にもかかわらず動いているのは、コンビニに大館市のお酒「北秋田」を買い求めに行く何処かの不届き者ぐらいです。

ついでパート2:
[99398] サヌカイトさん
いよいよ投稿100000件が近づいてきたようですね。人口トップの横浜市をそのゴールとするならば、この投稿は市の人口603位の米原市といったところでしょうか。
ということは、この書き込みは人口602位の三沢あけみ、いや、三沢市あたりになりますかね。
冗談はともかく、記事番号[100000]が十番勝負の誤答にならないように気を付けなければ・・・
[99395] 2020年 4月 27日(月)18:16:17【1】白桃 さん
名邑三世代.その15(福岡県・後編)
【卓邑】(昭・平の名邑)
福岡県の卓邑は以下の16です。
卓邑/種別名称現自治体1960年(人口)2000年(人口)
一種一級前原(8)糸島市前原町31,462前原市63,883
一種二級豊前(9)豊前市豊前市34,818豊前市29,133
一種二級小郡(7)小郡市小郡町24,642小郡市54,583
一種二級春日(9)春日市春日町22,794春日市105,219
一種二級宗像(5)宗像市宗像町21,417宗像市81,588
一種二級古賀(8)古賀市古賀町18,877古賀市55,476
一種二級大野城(8) 大野城市大野町15,707大野城市89,414
二種二級苅田(9)苅田町苅田町22,430苅田町35,604
二種三級田主丸(0) (久留米市)田主丸町25,979田主丸町21,532
二種三級須恵(5)須恵町須恵町15,437須恵町25,086
二種三級篠栗(7)篠栗町篠栗町14,039篠栗町29,389
二種三級福間(8)福津市福間町12,463福間町41,480
四種岡垣(7)岡垣町岡垣村13,417岡垣町30,417
四種粕屋(6)粕屋町 粕屋町12,524粕屋町34,811
四種新宮(5)新宮町新宮町8,420新宮町22,431
四種鞍手(5)鞍手町鞍手町28,714鞍手町19,266
(準卓邑)
那珂川(4)那珂川市 那珂川町8,458那珂川町45,548
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「卓邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
注3:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数

付録:2000年国調時において「町」であったところのDID履歴
北海道に次いでDIDが存在する「町」が多い福岡県のDIDの履歴をみました。なお、表中の「存在回数」とは、1960年~2015年の12回の国調でDIDが存在した回数です。
DIDピーク年名称種別 存在回数ピークDID人口消滅年
1960年方城01回7,0181965
糸田秀邑01回4,8911965
小竹秀邑01回6,5261965
桂川秀邑02回5,1081970
宮田秀邑05回25,0741985
添田秀邑04回7,2221990
瀬高名邑09回7,2982005
赤池秀邑05回9,6422005
川崎秀邑10回13,5672010
稲築秀邑10回28,6342010
鞍手卓邑08回7,372
1975年芦屋名邑12回16,804
1985年岡垣卓邑10回12,908
1995年穂波※秀邑12回12,084 DID
2000年水巻秀邑12回23,683
2005年篠栗卓邑10回18,179
2010年宇美秀邑09回23,278
苅田卓邑12回24,488
2015年須恵卓邑08回18,925
新宮卓邑08回25,137
福間※卓邑11回37,617
粕屋卓邑09回38,977
那珂川準卓邑07回42,236
志免秀邑12回43,674
DIDが導入された1960年にピークを迎えた11町のうち、瀬高を除く10町が筑豊の炭鉱街ですが、鞍手以外はDIDが消滅しています。その鞍手も1965年に一旦消滅したのが復活したものです。かつての炭鉱街が目立つ中で、粕屋、志免などは福岡市のベッドタウンとなったことでDID人口を増加させています。
※穂波のDIDは、もともと飯塚市のDIDと連担しておりましたが、合併後、旧穂波町域のDIDは縮小しています。
※福間の2015年DID人口は旧福間町域のDID人口で、旧津屋崎町域のDIDを含んでいません。
[99385] 2020年 4月 25日(土)11:33:04【1】白桃 さん
名邑三世代.その14(福岡県・中編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
福岡県の【秀邑】は、【明治の名邑】にもれた都市や、筑豊の炭鉱の街など数も多く豪華絢爛の顔ぶれです。
秀邑/種別名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
一種一級八幡北九州市八幡市100,235八幡市210,051
一種一級大牟田大牟田市大牟田市64,317大牟田市191,978
一種一級若松(北九州市)若松市49,336若松市89,574
一種一級戸畑(北九州市)戸畑町33,824戸畑市87,885
一種二級飯塚飯塚市飯塚町28,876飯塚市53,653
一種二級田川田川市伊田町22,371田川市88,418
一種二級直方直方市直方町18,442直方市53,638
二種二級添田添田町添田町28,569添田町25,002
二種二級宮田宮若市宮田村20,275宮田町43,284
二種二級山田嘉麻市熊田村15,569山田町36,379
二種二級二瀬(飯塚市)二瀬村14,997二瀬町24,080
二種二級桂川桂川町桂川村14,900桂川町23,052
二種二級川崎川崎町川崎村14,237川崎町37,638
二種二級中間中間市長津村13,669中間町36,350
二種二級宇美宇美町宇美村11,979宇美町21,972
二種三級幸袋(飯塚市)幸袋町11,477幸袋町13,926
二種三級大隈(嘉麻市)大隈町8,639大隈町10,290
二種三級行橋行橋市行橋町7,365行橋町15,923
二種三級羽犬塚筑後市羽犬塚町7,090羽犬塚町13,983
二種三級福島八女市福島町5,619福島町10,262
二種三級二日市筑紫野市二日市町5,487二日市町11,209
二種三級香月(北九州市)香月村18,429香月町17,997
二種三級小竹小竹町勝野村15,613小竹町17,221
二種三級志免志免町志免村11,532志免町19,158
二種三級糸田糸田町糸田村10,327糸田町16,375
二種三級水巻水巻町水巻村7,636水巻町31,386
二種三級赤池福智町上野村6,804赤池町16,722
三種二級稲築(嘉麻市)稲築村16,976稲築町44,514
三種二級穂波(飯塚市)穂波村37,235穂波村39,771

「準秀邑」はありません。参考として「秀邑」になれなかった街を挙げます。
参考1:1950年国調時点では1万人を超えた町であったが、1920年国調人口が5千人未満であった
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
八屋豊前市八屋町4,575八屋町13,017
前原糸島市前原町4,482前原町17,129
碓井(嘉麻市)碓井村4,935碓井町12,045
苅田苅田町苅田村4,685苅田町12,256
大野大野城市大野村4,233大野町10,192
那珂(福岡市)那珂村3,854那珂町20,365
古賀古賀市席内村3,307古賀町10,900
参考2:人口では「秀邑」の要件を備えているが、1950年国調時点でも村であった
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
大和(柳川市)大和村13,670大和村19,671
三橋(柳川市)三橋村12,999三橋村17,611
水田(筑後市)水田村10,327水田村16,091
庄内(飯塚市)庄内村10,114庄内村21,570
方城(福智町)方城村9,992方城村15,038
須恵須恵町須恵村9,743須恵村19,423
岡垣岡垣町岡垣村8,765岡垣村14,339
夜須筑前町夜須村 8,087夜須村10,732
山川(みやま市)山川村7,324山川村10,720
頴田(飯塚市)頴田村7,040頴田村10,285
三輪(筑前町)三輪村6,172三輪村10,385
参考3:参考2より参考にならない(惜しくない)・・・1920年国調人口が5千人未満であったところ
名称現自治体---1920年(人口)---1950年(人口)
志賀島(福岡市)志賀島村4,878志賀島村12,342
上穂波(飯塚市)上穂波村4,110上穂波村10,644
鞍手町劍村3,897劍村15,004
遠賀遠賀町島門村3,840遠賀村10,181
昭代(柳川市)浜武村3,811昭代村11,049
高田(みやま市)江浦村2,586高田村18,735
春日春日市春日村 2,450春日村14,857

注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99382] 2020年 4月 22日(水)12:14:25白桃 さん
名邑三世代.その13(福岡県・前編)
【明治の名邑】
福岡を「別格市街」としたのは、札幌と同様に1878年に制定された「郡区町村編成法」における区のひとつ、ということでありますが、1886年の人口も博多と福岡を併せれば3万、いや4万以上となり、合わせ技一本!、で文句も出ないでしょう。
「市街」は、「生まれながらの市」久留米と松島市五郎(無法松のモデル)が暮らした小倉。
名邑筆頭(筆頭名邑改め)の柳河ですが、柳河※12,350は旧城下全体(町村制施行後の城内村や沖端村の一部)を含んでいたと思われます。その他名邑として、アッシのほうが本当ですと言いたそうな芦屋、甘木、瀬高(♪恋の片道切符、を思い浮かべます)、姪浜、秋月、箱崎、太宰府、吉井、大川と、そして十九世紀枠で登場するた門司で名邑の合計は十四。福岡県ですから、この倍ぐらいあっても良いのじゃないか、ごっそり抜け落ちているのではないか、と訝しむ方もおられるかもしれませんが、下の「準名邑」や(参考)をご覧になればご納得いただけると思います。
なお、名邑代表(代表名邑改め)は、添乗で行ったけど何にもなかった秋月にお願いしましょう。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街福岡福岡市博多22,954福岡市82,106
福岡19,663
市街久留米久留米市久留米20,907久留米市35,928
市街小倉(北九州市)小倉11,594小倉市31,615
名邑柳河柳川市柳河※12,350柳河町7,237
名邑芦屋芦屋町蘆屋5,520蘆屋町10,110
名邑甘木朝倉市甘木5,429甘木町6,979
名邑瀬高みやま市瀬高5,429瀬高町16,935
名邑姪浜(福岡市)姪浜4,095姪浜町4,918
名邑秋月(朝倉市)秋月3,813秋月町2,070
名邑箱崎(福岡市)箱崎3,706箱崎町5,173
名邑太宰府太宰府市太宰府3,647太宰府町4,892
名邑吉井うきは市吉井3,361吉井町3,707
名邑大川大川市若津3,204大川町12,308
榎津2,560
19世紀門司(北九州市)(楠原村)1,189門司市55,682

つづいて準名邑
現自治体---1886年戸口表(人口)---1908年(人口)
黒崎(北九州市)黒崎第一表2,971黒崎町8,836
行橋行橋市大橋第一表2,962行橋町7,797
行事第一表2,129
三池大牟田市三池第一表2,946三池町6,396
宇島(豊前市)宇ノ島第一表2,832宇島町3,975
福島八女市福島※第一表2,404福島町5,368
若松(北九州市)若松第一表2,601若松町27,774
八屋豊前市八屋第二表3,062八屋町4,966
福島※2,404の件ですが、福島(2,404)とは別に第三表に福島村(1,218)があり、また共武政表でも「福島町」が三千以上の人口になっていることから、2,500人には届いておりませんが、「準名邑」としました。というか、福岡県の準名邑は実質的には「名邑」と言っても言い過ぎにはならないでしょう。

最後に(参考)
現自治体---1886年戸口表人口---1908年人口
飯塚飯塚市飯塚第一表2,268飯塚町5,428
直方直方市直方第一表1,604直方町10,751
大牟田大牟田市大牟田村第三表2,370大牟田町45,681
戸畑(北九州市)戸畑村第三表1,464戸畑町6,238
八幡北九州市記載なし八幡町22,767

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99381] 2020年 4月 22日(水)09:43:12白桃 さん
Re:第五十四回全国の市十番勝負の開催について
刑事コロンボではありませんが、
ウチのかみさんが、「なんで十番勝負やってないの。こんなときこそ十番勝負でしょう。」ってウルさいんです。
そこで、提案というかお願いでありますが、今度の十番勝負、問五、問六、問七は5・6・7(コロナ)撲滅ということでごくごく簡単な問題にしてください。・・・→もちろん冗談です。
[99377] 2020年 4月 20日(月)07:23:41白桃 さん
名邑三世代.その12(福島県)
【明治の名邑】
福島県の【明治の名邑】もなかなか粒ぞろいで、興味津々、勇気凛凛です。「市街」は若松のみですが、「市街」にほんの少しだけ届かなかった福島(筆頭名邑)、白河・二本松の城下町、この頃は微妙な関係にあった?須賀川と郡山、駒としだれ桜の三春、実力の本宮、磐城の平、蔵のまち・喜多方、阿武隈のライバル梁川・保原、おならはこかない小名浜、芭蕉も浸かった飯坂、NHK朝ドラ「エール」では相当な大都市に描かれている川俣、朝でも坂下、オーイ中村、そして最後に控えしは旧伊達郡役所が町のランドマークになっている桑折。計十八もありまして、人気者が多いクラスの学級委員長兼雑用係(代表名邑)を誰にしようか迷うところですが、桜だけではなく町自体しだれがかった三春にしときましょう。
市街若松会津若松市若松18,004若松市39,265
名邑福島福島市福島9,721福島市33,493
名邑白河白河市白河町9,600白河町14,683
名邑二本松二本松市二本松町8,015二本松町8,898
名邑須賀川須賀川市須賀川村6,780須賀川町14,757
名邑郡山郡山市郡山村6,412郡山町18,133
名邑三春三春町三春町6,050三春町9,505
名邑本宮本宮市本宮村5,948本宮町7,342
名邑いわき市平町5,823平町14,847
名邑喜多方喜多方市喜多方町5,478喜多方町9,039
名邑梁川(伊達市)梁川村4,763梁川町6,020
名邑保原伊達市保原村4,135保原町4,903
名邑小名浜(いわき市)小名浜村4,045小名浜町6,246
名邑飯坂(福島市)上飯坂村3,686飯坂町4,423
名邑川俣川俣町川俣村3,673川俣町7,454
名邑坂下会津坂下町坂下町3,520坂下町5,054
名邑中村相馬市中村3,262中村町7,734
名邑桑折桑折町桑折村3,074桑折町4,006
名邑になれなかった棚倉には、東北一の「準名邑」という称号でもさしあげましょうか。♪東京の空~灰色の空~で有名な智恵子が生まれた油井は街並みも結構しっかりしているし、人口的には名邑となっていてもおかしくはないのですが、なぜ町制施行がずっとずっと遅れたのか、♪本当の空を見たいという~
準名邑現自治体-----1886年戸口表人口-----1908年人口
棚倉棚倉町棚倉村第一表2,855棚倉町3,854
(参考)現自治体-----1886年戸口表人口-----1908年人口
油井(二本松市)油井村第一表3,506油井村3,745
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
【秀邑】は、湯本、原、四倉、勿来、内郷と、全部浜通りの街です。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種二級湯本(いわき市)湯本村11,979湯本町28,363
二種三級南相馬市原町8,697原町17,404
二種三級四倉(いわき市)四倉町6,078四倉町10,271
二種三級勿来(いわき市)窪田村8,101勿来町16,839
三種二級内郷(いわき市)内郷村20,174内郷町37,082
(参考)
好間(いわき市)好間村 18,624好間村22,159
江名(いわき市)江名村 4,667江名町12,731
西郷西郷村西郷村6,500西郷村11,438
磐崎(いわき市)磐崎村11,024磐崎村11,391
赤井(いわき市)赤井村9,359赤井村11,191
富久山 (郡山市)富久山村4,266富久山町10,290
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
【卓邑】は船引と浪江の二つ。意外なことに、(参考)に掲げた街も含め、DIDが存在していない。それにしても、浪江はどうなるのだろう・・・。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
二種三級船引田村市船引町29,973船引町23,920
二種三級浪江浪江町浪江町25,234浪江町22,609
(参考)
石川石川町石川町24,493石川町19,914
猪苗代 猪苗代町猪苗代町26,058猪苗代町18,178
会津高田会津美里町会津高田町21,756会津高田町15,564
田島南会津町田島町20,703田島町13,747
注:(人口)は国勢調査人口
[99375] 2020年 4月 18日(土)19:31:09白桃 さん
名邑三世代.その11(北海道・後編)
【卓邑】(昭・平の名邑)
北海道の卓邑は以下の20です。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級千歳(9)千歳市千歳市44,522千歳市88,897
一種二級登別(9)登別市幌別町29,100登別市54,761
一種二級恵庭(9)恵庭市恵庭町26,642恵庭市65,239
一種三級石狩(5)石狩市石狩町9,358石狩市54,567
一種三級北広島(6)北広島市広島村7,564北広島市57,731
二種二級音更(7)音更町音更町23,699音更町39,201
二種三級当別(7)当別町当別町19,391当別町20,778
二種三級幕別(7)幕別町幕別町17,393幕別町24,276
二種三級七飯(2)七飯町七飯町16,657七飯町28,354
二種三級中標津(7)中標津町中標津町14,782中標津町23,179
二種三級白老(7)白老町白老町14,178白老町21,662
四種栗山(9)栗山町栗山町23,003栗山町14,847
四種芽室(7)芽室町芽室町17,839芽室町17,586
四種上富良野(7)上富良野町上富良野町17,101上富良野町12,809
四種広尾(7)広尾町広尾町12,592広尾町8,975
四種白糠(6)白糠町白糠町20,770白糠町11,359
四種枝幸(6)枝幸町枝幸町11,913枝幸町7,973
四種足寄(5)足寄町足寄町19,385足寄町8,871
四種津別(5)津別町津別町15,676津別町6,789
四種釧路町(5)釧路町釧路村7,337釧路町22,478
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は1960年~2000年の9回の国調でDIDが存在した回数

(付録):2000年国調時において「町」であったところのDID履歴
注1:存在回数とは、1960年~2015年の12回の国調でDIDDIDが存在した回数
注2:DIDが消滅していないところは、消滅年欄に2015年のDID人口を記載
DID人口ピーク年種別存在回数ピークDID人口消滅年
1960年上砂川秀邑6回16,2051990年
1970年今金準秀邑1回5,0031975年
標茶1回5,2341975年
滝上準秀邑1回5,3071975年
下川2回5,2821980年
弟子屈2回5,3721980年
上川3回5,9871980年
美深秀邑5回5,9211985年
古平名邑3回5,9611985年
長万部準秀邑4回6,2591985年
本別秀邑7回6,5061995年
池田秀邑5回7,1441995年
白糠卓邑6回8,0051995年
留辺蘂秀邑8回6,7092000年
厚岸名邑9回10,7912005年
広尾卓邑8回7,9662010年
羽幌秀邑9回11,6502010年
江差名邑11回10,0482015年
岩内名邑12回22,79110,272人
1975年虻田3回5,9981985年
清水秀邑6回6,8041995年
津別卓邑5回6,8771995年
枝幸卓邑6回6,0352000年
1980年松前名邑2回5,6521990年
足寄卓邑5回7,7522000年
浦河秀邑8回10,3372005年
秀邑9回7,5882010年
美瑛秀邑9回7,7432010年
白老卓邑10回13,1535,484人
斜里秀邑11回9,0526,207人
栗山卓邑12回8,0976,441人
余市名邑12回19,1878,913人
遠軽秀邑12回16,00910,851人
美幌秀邑12回20,49013,273人
1985年八雲秀邑12回9,4707,500人
1990年倶知安秀邑12回12,90510,559人
静内秀邑12回16,49811,640人
1995年上富良野卓邑10回8,1256,569人
中標津卓邑10回10,5369,663人
2000年当別卓邑10回8,0905,957人
釧路町卓邑8回12,48610,923人
2005年芽室卓邑10回12,36712,054人
2010年上磯秀邑12回30,26229,668人
2015年七飯卓邑5回13,13213,132人
幕別卓邑10回14,56814,568人
音更卓邑10回36,436---36,436人
[99369]
北海道には、自治体人口はさほどでもないが、しっかりDIDを有する町がある、と私は考えます。北海道の町々は、中心部に人口が集中する傾向にある、ということの証明?
と書きましたが、
「地域によって居住の疎と密が明瞭で、中心部に人口が集中する北海道の町々では、町全体の人口が減少してもDIDは残る傾向にある。」
と言った方が良いでしょう。
[99369] 2020年 4月 15日(水)09:43:25白桃 さん
北海道の町のDID
以下は、47都道府県の1町あたりの自治体人口のトップ3とボトム3です。
町数1町あたり自治体人口
愛知県1428,071
埼玉県2222,855
神奈川1322,313
北海道1297,419
島根県107,155
高知県177,054
北海道の1町あたりの自治体人口は、人口の少ない町が目立つ島根、高知と比べても負け?てはいません。
では、DID(人口集中地区)が存在する町の1町あたりの自治体人口はどうかを調べてみました。DIDが存在する町があるのは35都道府県ですが、以下は町数3以上の19都道府県の結果です。
町数DIDが存在する町数DID町1町あたり自治体人口
北海道1291820,084
大阪府9721,420
京都府10322,454
岐阜県19522,476
沖縄県11724,673
奈良県15725,582
神奈川県131025,788
茨城県10426,313
三重県15326,769
宮城県20727,723
長崎県8328,806
広島県9330,822
福岡県291131,192
栃木県11331,627
兵庫県12432,322
埼玉県22932,588
愛知県141034,219
静岡県12435,301
熊本県23336,016
大阪府を押さえて、北海道は堂々のトップ(自治体人口が少ない)です。この結果を、「1町当たりの自治体人口が少ないのだから、DIDが存在している町、1町あたりの自治体人口が少ないのは当然ではないか」と考えがちですが、そうではなく、北海道には、自治体人口はさほどでもないが、しっかりDIDを有する町がある、と私は考えます。北海道の町々は、中心部に人口が集中する傾向にある、ということの証明?
北海道のDIDを有する18の町のうち、次の11町が自治体人口2万人未満です。
町名自治体人口---DID人口
釧路町19,83310,923
余市町19,6078,913
芽室町18,48412,054
白老町17,7405,484
当別町17,2785,957
八雲町17,2527,500
倶知安町15,01810,559
岩内町13,04210,272
栗山町12,3446,441
斜里町12,2316,207
上富良野町10,8266,569

※人口は2015年国勢調査によります。
[99365] 2020年 4月 13日(月)10:52:20白桃 さん
名邑三世代.その10(北海道・中編)
【秀邑】(大・昭の名邑)
当然ながら、北海道の「秀邑」の数はものすご~~く多いのです。そんなわけで、殆ど表だけの書き込みになって恐縮です。
秀邑/種別名称現自治体--1920年(人口)--1950年(人口)
一種一級夕張夕張市夕張町51,064夕張市99,530
一種一級美唄美唄市沼貝村32,321美唄市87,095
一種二級北見北見市野付牛町30,152北見市45,952
一種二級網走網走市網走町27,899網走市39,218
一種二級岩見沢岩見沢市岩見沢町23,326岩見沢市47,951
一種二級苫小牧苫小牧市苫小牧町17,565苫小牧市39,226
一種二級帯広帯広市帯広町16,081帯広市51,794
一種二級留萌留萌市留萌町14,357留萌市32,513
一種二級稚内稚内市稚内町13,082稚内市34,529
二種二級江別江別市江別町17,343江別町31,647
二種二級名寄名寄市名寄町15,712名寄町23,131
二種二級八雲八雲町八雲町14,413八雲町20,525
二種二級士別士別市士別町13,103士別町20,880
二種二級豊平(札幌市)豊平町12,770豊平町37,209
二種二級富良野富良野市富良野町10,805富良野町20,345
二種二級滝川滝川市滝川町10,188滝川町27,844
二種二級歌志内歌志内市歌志内村24,745歌志内町40,954
二種二級砂川砂川市砂川村17,119砂川町24,604
二種二級美瑛美瑛町美瑛村13,580美瑛町20,578
二種二級伊達伊達市伊達村12,715伊達町24,203
二種二級森町森村11,024森町24,294
二種二級美幌美幌町美幌村10,713美幌町21,104
二種三級倶知安倶知安町倶知安町15,822倶知安町15,975
二種三級深川深川市深川町13,317深川町12,937
二種三級上磯北斗市上磯町10,676上磯町18,768
二種三級紋別紋別市紋別町6,972紋別町23,046
二種三級浦河浦河町浦河町6,853浦河町13,994
二種三級遠軽遠軽町遠軽村17,492遠軽町16,026
二種三級本別本別町本別村15,193本別町15,425
二種三級池田池田町川合村14,409池田町15,696
二種三級斜里斜里町斜里村14,353斜里町15,356
二種三級留辺蘂(北見市)武華村11,851留辺蘂町17,415
二種三級美深美深町美深村10,991美深町13,390
二種三級新得新得町屈足村8,435新得町11,004
二種三級羽幌羽幌町羽幌村7,849羽幌町17,664
二種三級清水清水町人舞村7,704清水町12,774
二種三級静内新ひだか町静内村6,731静内町15,496
三種二級芦別芦別市芦別村15,013芦別町58,547
三種二級三笠三笠市三笠山村20,914三笠町54,476
三種三級赤平赤平市(歌志内村)赤平町50,371
三種三級上砂川上砂川町(砂川村)上砂川町31,406
◎準秀邑
名称現自治体1920年1950年--名称現自治体1920年1950年
栗沢(岩見沢市)栗沢村20,154栗沢町25,619沼田沼田町上北龍村7,003沼田町18,859
芽室芽室町芽室村15,720芽室町15,767長万部長万部町長万部村6,732長万部町13,401
栗山栗山町角田村13,943栗山町22,563木古内木古内町木古内村6,588木古内町12,434
当別東別町當別村13,191当別町17,686苫前苫前町苫前村6,301苫前町11,212
幕別幕別町幕別村11,249幕別町17,822琴似(札幌市)琴似村5,990琴似町19,253
置戸置戸町置戸村9,917置戸町11,174津別津別町津別村5,895津別町14,005
枝幸枝幸町枝幸村9,571枝幸町10,518滝上滝上町滝上村5,879滝上町13,183
豊浦豊浦町弁辺村9,561豊浦町11,194中標津中標津町標津村5,669中標津町11,569
今金今金町利別村8,110今金町12,166千歳千歳市千歳村5,366千歳町20,030
(参考)
上記以外に、1950年国調時に1万人以上の「町」と1万5千以上の「村」を記します。
名称現自治体1920年1950年(人口)-----名称現自治体1920年1950年(人口)
弟子屈弟子屈町弟子屈村弟子屈町11,395長沼長沼町長沼村長沼村17,290
奈井江奈井江町(砂川村)奈井江町13,916 門別日高町門別村門別村15,610
下川下川町(名寄村)下川町13,420七飯七飯町七飯村七飯村17,223
西足寄足寄町(本別村)西足寄町11,821幌別登別市幌別村幌別村20,121
音更音更町音更村音更村21,893白糠白糠町白糠村白糠村16,711
新十津川新十津川町新十津川村新十津川村15,766阿寒(釧路市)舌辛村阿寒村17,779
東旭川(旭川市)東旭川村東旭川村16,814別海別海町別海村別海村17,291
注1:人口は国勢調査人口
注2:現自治体欄が(  )となっている「秀邑」等は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99360] 2020年 4月 12日(日)10:28:43白桃 さん
一席二鳥
今から書くことは、人口以外のことは真実とは言い難い、いや、殆どウソ話でありますのでご注意ください。
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鳥羽市は鳥栖市と友好都市関係にありますが、この関係を「姉妹都市」とは呼ばず、「兄弟船都市」と呼びます。
市になったのは、鳥栖市のほうが若干早かったのですが、町制施行において鳥栖がだいぶ遅かったので、鳥羽を一郎、鳥栖を次郎と呼んでいます。両市の人口推移は極めて対照的でありまして、
2015年国勢調査2020年3月推計増加率
鳥栖72,90274,5752.29
鳥羽19,44817,733-8.82
両市計92,35092,308
となっており、鳥羽の減少ぶんを「弟」の鳥栖が九州(吸収)しているのです。
なお、鳥羽にとって鳥栖とはあくまで義兄弟の関係でありまして、鳥羽市の本当の兄弟は指宿市に養子に入った旧)山川町です。
また、これは有名な話でありますが、鳥羽市は駒ヶ根市と姉妹都市にあります。この関係を「駒鳥姉妹都市」と呼んでいます。
[99357] 2020年 4月 11日(土)14:28:34白桃 さん
名邑三世代.その9(北海道・前編)
本題に入る前に:
スカイツリーで一般相対性理論が確認されたとか。これを聞いた白桃市町村人口研究所所長は、研究費用調達のための勝馬投票のヒントにならないか、と、一瞬本気で考えました。
また、[99356]hmt さん
心配事の材料は、コロナウイルスだけではない
地磁気逆転すると、上富良野町が下富良野町にならなくとも、北広島市が南広島市になるかもしれません。日本は南半球になって、太陽は北に見えるのか・・・、タヒチに行ったことがある奥さんに、「ボラボラ島では太陽が北に見えた?」って聞いた直後、質問したことを深く後悔。だって、完全方向音痴だもんね。いずれにしろ、地磁気逆転すると、国勢調査どころではありませんね。
・・・閑話休題・・・
【明治の名邑】
開発の歴史が浅い北海道ということで、他とは若干モノサシを変えています。まず、函館は文句なしの「別格市街」。札幌は人口要件では「市街」なのですが、1878年に制定された「郡区町村編成法」における区のひとつ、でありますから「別格市街」としています。そうなると、同じ「区」でも北海道区制の区にすぎない小樽は、1908年の人口が最多でありながら貧乏クジを引いた感じ。スミマセン、♪小樽のひとよ。
名邑筆頭は、こまどり姉妹ご推薦の♪「ソーラン渡り鳥」の江差恋しや。この他、人口要件を満たした名邑は、福山(松前)、根室と寿都(代表名邑)。そして、人口要件を満たしているが、二級町である古平と、残り七つの「一級町」である岩内、室蘭、釧路、余市、増毛、厚岸、旭川を「19世紀枠」での名邑としています。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
別格市街函館函館市函館45,477函館区87,875
別格市街札幌札幌市札幌15,041札幌区70,084
市街小樽小樽市小樽15,807小樽区91,281
名邑江差江差町江差11,615江差町9,774
名邑福山松前町松前10,187福山町4,902
名邑根室根室市根室5,191根室町10,906
名邑寿都寿都町寿都3,718寿都町9,552
19世紀枠古平古平町古平3,624古平町7,113
19世紀枠岩内 岩内町岩内1,966岩内町19,644
19世紀枠室蘭室蘭市室蘭1,156室蘭町20,335
19世紀枠釧路釧路市釧路2,779釧路町17,905
19世紀枠余市余市町余市2,915余市町13,380
19世紀枠増毛増毛町増毛601増毛町14,677
19世紀枠厚岸厚岸町厚岸572厚岸町9,319
19世紀枠旭川旭川市旭川旭川町40,453

続いて「準名邑」
明治に町制施行した以下の十の街を準名邑とします。このうち 「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(戸口表)に記載があるのは石狩、岩見沢、豊平の3つです。なお、滝川の町制施行年は1910年(明治43年)です。
戸口表名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
第一表石狩石狩市石狩1,858石狩町9,007
第三表岩見沢岩見沢市岩見沢1,594岩見沢町22,349
第三表豊平(札幌市)豊平834豊平町12,333
記載無留萌留萌市留萌町13,465
記載無稚内稚内市稚内町7,891
記載無帯広帯広市帯広町6,724
記載無美国積丹町美国町5,635
記載無網走網走市網走町5,336
記載無浦河浦河町浦河町5,119
記載無滝川滝川市滝川村※11,744
参考として、1908年の人口が1万以上を記します。
名称現自治体---1908年(人口)
江別江別市江別村12,477
八雲八雲町八雲村11,455
真狩喜茂別町/真狩村/留寿都村真狩村11,809
登川夕張市登川村10,334
角田栗山町角田村12,882
砂川砂川市/上砂川町/奈井江町砂川村12,797
沼貝美唄市沼貝村11,414
三笠山三笠市三笠山村16,866
歌志内歌志内市/赤平市歌志内村10,755
新十津川新十津川町新十津川村10,981
鷹栖鷹栖町/(旭川市)鷹栖村13,960
東旭川(旭川市)東旭川村11,436
伊達伊達市伊達村11,113
上表のうち、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」に記載があるのは、江別(第三表:2,401人)のみです。

注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。
[99355] 2020年 4月 8日(水)19:47:30【1】白桃 さん
名邑三世代.その8(三重県)
【明治の名邑】
三重県の【明治の名邑】は、宇治山田、津、桑名、上野、松阪、四日市(以上の六つは市街)、尾鷲(筆頭名邑)、亀山、鳥羽、名張、関、久居、長島、木本の計十四。代表名邑は関にします。実は、今日の今日まで「関の弥太っぺ」ってここの人かと思っていたのですが、常陸の関本だったのですね。市街が六つもある三重ですが、そのトップ宇治山田は福岡と並ぶ明治の二大ツインシティです。準名邑の白子※も、白子村と江嶋村(第一表1,681人)等との連合邑であったのでは、と推測してます。また、城下町であった津※は、連担している地区を合計すると約2万人の市街となります。なお、参考として東海道の宿場であった、石薬師、庄野、坂下のデータを記しました。
名邑/種別名称現自治体-----1886年(人口)-----1908年(人口)
市街宇治山田伊勢市山田21,223宇治山田市37,539
宇治5,748(宇治山田市)
市街津※津市15,884津市41,229
市街桑名桑名市桑名15,204桑名町21,544
市街上野伊賀市上野12,785上野町16,310
市街松阪松阪市松阪11,958松阪町15,841
市街四日市四日市市四日市11,939四日市市30,704
名邑尾鷲尾鷲市尾鷲5,483尾鷲町10,239
名邑亀山亀山市亀山5,414亀山町10,755
名邑鳥羽鳥羽市鳥羽町4,547鳥羽町6,403
名邑名張名張市名張3,741名張町5,886
名邑(亀山市)3,682関町4,137
名邑久居(津市)久居3,608久居町3,478
名邑長島紀北町長島浦3,524長島町4,770
名邑木本熊野市木本浦3,203木本町5,096
準名邑
第一表白子※鈴鹿市白子村2,252白子町5,938
第一表富田(四日市市)東富田村3,753富田村6,641
第一表小俣(伊勢市)小俣村3,170小俣村3,285
第一表菰野菰野町菰野村3,131菰野村4,508
第一表神戸(鈴鹿市)神戸2,967神戸町3,798
(参考)
第二表石薬師(鈴鹿市)石薬師1,192石薬師村2,540
第一表庄野(鈴鹿市)庄野村1,372庄野村1,568
第一表坂下(亀山市)坂下村788坂下村934
注1:表中1886年の(人口)は、「市街名邑及町村二百戸以上戸口表」(M.21年「内務省総務局」に記載された現住人員(1886年12月31日調)、1908年の(人口)は「日本帝国人口静態統計」によります。
注2:現自治体欄が(  )となっている「名邑」「準名邑」は、現自治体の【前身】ではないことを示します。

【大・昭の名邑】=【秀邑】
三重県の【秀邑】は、僅か鈴鹿一つです。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
一種二級鈴鹿鈴鹿市白子町5,320鈴鹿市68,755
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
三重県の【卓邑】は、菰野、阿児、明和、楠、小俣、川越、大王の七つ。話が少しそれますが、現在の志摩市にはDIDがありませんが、かつては旧)大王町の波切のほかに、旧)志摩町の和具にも存在していました。その頃、バスで素通りしたのですが、やはり、両DIDよりも旧)阿児町の鵜方駅周辺にちょっとした「都会」を感じました。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
二種二級菰野(6)菰野町菰野町20,217菰野町37,972
二種三級阿児(0)志摩市阿児町17,693阿児町22,995
二種三級明和(0)明和町明和町17,390明和町22,300
四種楠(7)(四日市市)楠町10,405楠町10,997
四種小俣(6)(伊勢市)小俣町10,988小俣町18,125
四種川越(6)川越町川越村8,388川越町11,782
四種大王(5)(志摩市)大王町11,019大王町8,465
(参考)
東員(4)東員町東員村8,255東員町26,305
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
[99351] 2020年 4月 6日(月)13:03:44白桃 さん
連鎖循環クイズ
しょうもないクイズを頻発するのは良くないことだと理解しているのですが、外出もままならず、お酒も今日から二週間ばかりは控えなければという状況下、特に、やることもなく・・・

今から50年前、高校3年生の白桃は、「練習だと思って」と言う担任の指示によって、合格しても全く行く気のない大学(京都の有名な私大)の試験を高松市で受けることになりました。その数学の問題が、極端というか、イヤらしいというか、途中で問題を間違えると、あとは、全滅するしかない、というものでした。

で、それを真似て作りましたので、自宅で鬱々としている方、おヒマな方は挑戦してみてください。
なお、調べればわかる問題ですので、正解は発表いたしません。
(最初の問題が一番難しい。問題は連鎖していますが、循環しているので最後の問題から解いたほうが簡単かも。)

問題、以下のA~Jにあてはまる地名等を答えてください。
・・・・・・
A市は、47ある都道府県内人口最少自治体(市町村)のうちの3つと隣接している唯一の市です。

A市と同一年月日に市制施行した兵庫県の市はB市です。

B市は、2005年に蕎麦で有名なC町ほかと新設合併を行っています。

城下町Cの藩主である仙石氏は、信濃国のD藩からの転封で、その関係から
B市とD市は姉妹都市となっています。

D市と総画数が同じで、対称的な市名となっているのが静岡県のE市です。

E市の市長の苗字は、北陸地方の県名(県庁庁所在市名)と同じFです。

F県の人口最少市はG市です。

山梨県にあったG村は、「平成の合併」によってH町となっています。

H町が隣接している市の中で人口が最も少ないのはI市です。

I市には隣接する市名と同じ校名のJ高校があり、その高校出身の落語家は、「笑点」においてA市出身の落語家と罵倒合戦?を繰り広げています。
[99342] 2020年 4月 5日(日)18:44:04白桃 さん
名邑三世代.その7(宮城県・後編)
【大・昭の名邑】=【秀邑】
宮城県の【秀邑】は、槻木、村田、渡波、大河原、松島、女川、矢本の七つ。柴田郡の街が3つ入っているのが注目されますが、「準秀邑」の川崎を含め、この頃の柴田郡の群雄割拠(あるいは、団栗の背比べ?)ぶりが想像できます。現在では大河原とコナーベーションしている(と、ウィキに書かれている)船岡は、1939年海軍火薬廠の設置を契機に台頭してきたようです。
秀邑/種別名称現自治体-----1920年(人口)-----1950年(人口)
二種三級槻木(柴田町)槻木町7,759槻木町11,572
二種三級村田村田町村田町6,973村田町10,264
二種三級渡波(石巻市)渡波町6,435渡波町13,269
二種三級大河原大河原町大河原町6,113大河原町11,627
二種三級松島松島町松島村7,644松島町15,333
二種三級女川女川町女川村7,490女川町16,475
二種三級矢本東松島市鷹来村6,378矢本町16,857
準秀邑
雄勝(石巻市)十五浜村7,737雄勝町10,982
小野田(加美町)小野田村7,731小野田町12,228
川崎川崎町川崎村7,011川崎町10,442
豊里(登米市)豊里村5,299豊里町10,044
(参考)
船岡柴田町船岡村3,337船岡町11,110
注:(人口)は国勢調査人口

【昭・平の名邑】=【卓邑】
宮城県の【卓邑】は、名取、多賀城、亘理、柴田町(前身は船岡)、大和、小牛田、七ヶ浜、中新田の八。仙台の成長に伴って人口を伸ばした街が並んでいます。
卓邑/種別名称現自治体-----1960年(人口)-----2000年(人口)
一種一級名取(9)名取市名取市33,026名取市67,216
一種二級多賀城(7)多賀城市多賀城町21,047多賀城市61,457
二種二級亘理(2)亘理町亘理町27,277亘理町34,770
二種二級柴田町(8) 柴田町柴田町23,515柴田町39,485
二種三級大和(7)大和町大和町20,163大和町24,410
二種三級小牛田(0)美里町小牛田町19,438小牛田町20,245
二種三級七ヶ浜(3)七ヶ浜町七ヶ浜町13,054七ヶ浜町21,131
四種中新田(6)加美町中新田町15,865中新田町13,929
準卓邑
富谷(4) 富谷市富谷村4,874富谷町35,909
(参考)
丸森(0)丸森町丸森町26,740丸森町17,868
築館(1)栗原市築館町19,042築館町15,866
注1:(人口)は国勢調査人口
注2:名称の後の(数字)は9回の国調でDIDが存在した回数
※前身でないところが【秀邑】になっている「卓邑」名称には「市」「町」を付けています。(例:柴田町)
[99338] 2020年 4月 5日(日)07:17:19白桃 さん
白桃のABC予想
望月教授によって証明されたとする「ABC予想」、白桃も挑戦してみました。

一生懸命工面すれば、なんとか下の公式が成り立つ。ただ、注意しなければいけないのは、Cから始まる市に千葉市を絶対使用しないことである。それと、Aから始まる市に明石を使用した場合、証(あかし)にくいのではないか・・・

(Aから始まる市の人口)+(Bから始まる市の人口)≒(Cから始まる市の人口)

証明?例
2020年2月1日現在
A.阿南市69,871
B.備前市32,883
102,754
C.筑紫野市102,780
多分、2020年1月15日にはピッタリ合っていたのではないかと考えられます。
[99333] 2020年 4月 4日(土)16:26:09白桃 さん
秀邑・卓邑の級制
殆どの方は関心がないでしょうが、「名邑」三世代に関しオタク精神を遺憾なく発揮し、【秀邑】と【卓邑】に級制を導入します。
秀邑1920年国調人口1950年国調人口--- 卓邑1960年国調人口2000年国調人口
A(3万以上)a(5万以上)A(3万以上)a(5万以上)
B(1万以上3万未満)b(2万以上5万未満) B(1万5千以上3万未満)b(3万以上5万未満)
C(5千以上1万未満)c(1万以上2万未満) C(1万以上1万5千未満)c(2万以上3万未満)
上表の組み合わせで
一級:Aa,
二級:Ab,Ba,Bb,Ca,Ac
三級:Bc,Cb,Cc,その他
とし、これを【秀邑】一種、二種、三種、及び【卓邑】の一種、二種、三種に適用します。

既稿、和歌山、山梨、山口、山形、宮崎5県の【秀邑】及び(四種を除いた)【卓邑】を整理し、次の通り再掲いたします。
秀邑/種別名称現自治体-----卓邑/種別名称現自治体
一種一級宇部山口県宇部市一種一級橋本和歌山県橋本市
一種二級小林宮崎県小林市一種二級串間宮崎県串間市
小野田山口県山陽小野田市西都宮崎県西都市
岩国市山口県岩国市尾花沢山形県尾花沢市
一種三級下松山口県下松市山梨市山梨県山梨市
日南市宮崎県日南市韮崎山梨県韮崎市
山口県光市二種三級上野原山梨県上野原市
二種二級飯野宮崎県えびの市かつらぎ和歌山県かつらぎ町
富島町宮崎県日向市豊浦(山口県下関市)
二種三級箕島和歌山県有田市三股宮崎県三股町
高岡(宮崎市)岩出和歌山県岩出市
本庄宮崎県国富町清武(宮崎市)
安下庄(山口県周防大島町)石和山梨県笛吹市
東根山形県東根市貴志川和歌山県紀の川市
都農宮崎県都農町
厚狭(山口県山陽小野田市)
長井山形県長井市
小郡(山口市)
高千穂宮崎県高千穂町
高畠山形県高畠町
富田(山口県周南市)
下吉田山梨県富士吉田市
塩山山梨県甲州市
深川山口県長門市
秋穂(山口市)
大嶺山口県美祢市
金山山形県金山町
大月山梨県大月市
温海(山形県鶴岡市)
[99331] 2020年 4月 3日(金)17:20:50【1】白桃 さん
歯科医院リッチ論
[99330]k_ito さん
三河から百貨店が消える
情報有難うございます。早速、豊橋の「都会度」を0.1ポイント下げました。と言っても、都会度の大勢にはあんまり影響を与えませんが・・・。

さて、タイトルの「歯科医院リッチ論」と言っても歯科医院が儲かっているとか、歯科医がrich(お金持ち)か、という話ではありません。歯科医院の立地に関すること、いや、歯科医院の立地に関して私の大いなる疑問です。
地理(学)は、例え、学問の仲間に入れてもらっても、法則とか理論とかを追求しない方が身のためだと考えているのですが、(今はどうなっているのか知りませんが)「経済地理学」的分野の中に「立地論」というのがあって、その中で特に有名なものに、チューネンの農業立地論「孤立国」、A.Weberの産業(工業)立地論、クリスタラーの「中心地・理論」があります。私が学んだ→遊んだ地理学教室は、そういったものとは方法論と言うか、流儀を異にするところだったので、私も詳しいことはほとんど理解していないのですが、友人の中には、教室から立地論関係の本を借りて、中身は読まず?すぐ返却、本の外箱だけをずっと長く下宿の本棚に飾っていた輩がいました。
だいぶ脱線しましたが、私の住む浦安市のここは住宅街と言ってよいところなんですが、200mぐらいの道沿いに医院、クリニック、耳鼻科、歯医者さんがズラー~~と並んでいて、ここが坂道であったら、病院坂の首ククリ・・・って金田一耕助が出てきそうなんです。地図を拡大して頂ければお判りになると思うのですが、特に歯科医院について言えば、4軒はあったと思うのです。お客の奪い合いにならないのか?ともう、歯磨きをしなくて良い歯になって、歯や、早、15年になる私は心配しているのです。
皆様の身近で、同業者が軒を連ねている通りがあったら教えてください。


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