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伊豆之国さんの記事が10件見つかりました

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[96235] 2018年 6月 26日(火)21:40:07伊豆之国 さん
江戸の敵を長崎で討つ(鉄道路線名クイズの答え)
[96219]で出した、デスクトップ鉄さん([96208])のクイズで最初に連想した「間違った共通項」を逆手にとって、ほんの「戯れ」として作ったクイズでしたが、当のデスクトップ鉄さんを含め、お三方からお答えをいただいて、誠に恐縮です…。
デスクトップ鉄さんのクイズと同様、メダルが出揃いましたのでここでお開きとし、共通項と解答を発表いたします。
共通項は、「県名と同じ(文字完全一致)で、その県外にある駅がある路線」でした。
次の9路線が該当します。

社名・路線名駅名所在地備考
JR東日本・奥羽本線石川青森県弘前市◎金([96221] さざ波さん)
弘南鉄道・大鰐線石川青森県弘前市JR石川駅とは直線距離で約1.1km離れている
JR東日本・相模線香川神奈川県茅ヶ崎市
あいの風とやま鉄道福岡富山県高岡市
愛知環状鉄道・愛知環状線山口愛知県瀬戸市
JR西日本・大阪環状線福島大阪市福島区
阪神電鉄・本線福島大阪市福島区JR福島駅とは直線距離で約200m離れている
水島臨海鉄道・水島本線福井岡山県倉敷市◎銀([96230] デスクトップ鉄さん)
とさでん交通・後免線長崎高知県高知市◎銅([96232] 白桃さん)。路面電車の停留所

…白桃さん、江戸の敵を長崎、いや土佐で討つことができてよかったですね…。
♯今晩の「出張・お宝鑑定」は、白桃さんのお膝元「浦安」からでした。
名物は「焼き蛤」(これはNさんの故郷と同じですね…)と「焼きアサリ」だとか…。
市長も出演していました。
[96229] 2018年 6月 23日(土)22:28:50伊豆之国 さん
小山田城十万石城主より
今日の「アド街」は、「戦国市盗り合戦」で「十万石の領主」として君臨している、「神奈川県町田市」とよく間違えられる地元の市でしたが、市民歴30数年なのに全く知らなかったのが次の2点でした。

■白洲次郎・正子夫妻の旧居「武相荘」の読み方。これまで「ぶそうそう」だとばかり思い込んでいましたが、本当は「ぶあいそう」と読むこと。(今まで行ったことはありません…)
■中心市街にアニメ関係の店が多数進出し、別名「西の秋葉」などと呼ばれていること。全然関心のない方面なので知る由もありませんでした。これで、第46回十番勝負・問六の共通項に入っている理由がやっと理解できました…。
 ♭「西の秋葉」はこっちじゃないか、と意味不明な「突っ込み」(→[96203])…。

一方で、こんな不祥事も明るみに出てきました。
中心市街にある「町田ターミナルロード商店会」が、領収書を偽造して市の補助金300万円余りを不正受給していた事実が発覚した、ということがTVのニュースや新聞記事で報道されていました。
…現在再整備に向けて工事中の、超地元・南町田の「グランベリーモール」の再開が待ち遠しい~

ところで、[96219] のクイズですが、
[96221] さざ波さん
JR東日本・奥羽本線
ご名答です。
締め切りはもう少し待ちます。
[96219] 2018年 6月 20日(水)22:22:08伊豆之国 さん
Re:鉄道路線名一番勝負 & 伊東市
デスクトップ鉄さんの鉄道路線名クイズ、[96215]でも書いたように、お題を見たときには「違う方向」に目が行ってしまっていました…。と言うのは、相模線のアノ駅とと愛環のアノ駅がまず浮かんできたからでした。でも「水戸駅を通らない水戸線」にそんな駅あったかなぁ、となってたちまち行き詰まり。ようやく締め切り寸前になってひらめいたのは、さざ波さん([96214])から「ご当地」の伊東線が出てきたからでした。「伊東の手前の駅は…」と、やっと共通項が見えたのでした。
まぁ、その「違う方向」で問題を作る、となれば、こんなものでしょうか。

【問X】JR東日本・相模線、JR西日本・大阪環状線、愛知環状鉄道、あいの風とやま鉄道(該当する路線:9)
   (該当しない路線:JR北海道・千歳線、京浜急行電鉄・本線)

ところで、[96207] 山野さん
JR北海道ですが、札沼線含む4区間の廃止する方針を示した。
4線区とは(札沼線:医療大~新十津川)、留萌本線(全線)、根室線(富良野~新得)、
日高線(鵡川~様似)です。
尚、廃止時期は2020年度を目途としているそうです。
やっぱり、私が[95421]で書き込んでいた「廃線危険度のランク付け」で「D・Eランク」となっている各線がまず消える、と言うことになりそうですね…。となると、留萌市は早ければ2年後にも「第48回十番勝負・問四の想定解入り」と言うことになる雲行きですね…。

十番勝負と言うと、この留萌市、一昨年12月5日付けで留萌線の末端部・留萌~増毛間が廃線になって以来、第29回・問十の共通項「孤独な終着駅」に該当する市になっていたのですが…。バス代行になっている気仙沼線と大船渡線の不通区間を「鉄」とみなさない、と言う立場に立つと、気仙沼市と大船渡市もこの「孤独な終着駅」に既に「該当する市」に入っています([93032])。一方、沖縄都市モノレール「ゆいレール」が来年度中に予定通り延長開業すると([96157])、新たな終点となる「てだこ浦西」駅は浦添市域にできるため、浦添市と「該当しない市」となっていた那覇市(現在の路線は那覇市内で完結している)は共に「該当する市」に入ることになります。
今回廃止対象となった4路線が消えると、「ペアシティ七番勝負」と「クイ図五番勝負」にも影響が出てきます。「ペアシティ」の第4回・問二の共通項は「市名+市名=駅名」となる組み合わせでしたが([90451])、札沼線の「石狩金沢」(存続予定区間の終点「北海道医療大学」の次の駅)と留萌線の「石狩沼田」の両駅が共に廃線予定区間に入っているため、この2駅が消えると「石狩」絡みの2駅が共に消滅することになります。「クイ図」では、第1回・問四の共通項「かな回文駅」([82279])で、日高線の「絵笛」駅が廃線予定区間に入っており、既に廃駅となった千歳線「美々」駅(昨年3月4日廃止、[92108] k-aceさん)に続き、こちらも想定解がまた減ることになります。

[96213] 白桃さん
強豪・アルゼンチンを相手に大善戦した「氷島国」の人口ですが、2年前の欧州選手権?でイングランドを破る大金星を挙げたときにも話題になったことがあり、そのときのスポーツ新聞の記事に「川越市や所沢市とほぼ同じ人口」というのを見た記憶があります。
現在のこの国の人口、348,580人(2017年12月:アイスランド統計局)に、昨年10月時点の推計人口が最も近いのは、油天神山さんの出身地・高槻市(350,145人)。一昨日の地震で最も被害が大きかったのが、死者4人を出したその高槻市を中心とする大阪府北部地域でした。京阪神地域のメンバーの方々、どうかご無事で過ごされているよう、お祈りいたします…。

…伊東市と言うと、先日「前市長が収賄容疑で逮捕」と言うニュースが入ってきました。どうやら、数年前に暴力団絡みの事件で騒ぎになった、廃業したホテルの跡地売買を巡る贈収賄のようです…(静岡新聞より)。
[96215] 2018年 6月 19日(火)19:58:07伊豆之国 さん
鉄道路線名一番勝負
違う方向を見ていました。

JR西日本・山口線

山野さんの[96207]へのレスは、後ほど。
[96203] 2018年 6月 14日(木)22:50:19伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦対策(一応?)・晩春の東海道中ぶらり旅(後編)
[96201] の続きです。

明けて4日、湖西市のホテルを出て、まず鷲津駅までの道筋にある古刹・本興寺にお参り。茅葺の本堂は修理中だったのが少し残念でしたが、見事な庭園や、谷文晁の襖絵など、見所も多い閑静なお寺でした。鷲津駅からは浜松を通り越して袋井で下車。目と足を傷めたことが続いたことから、駅からタクシーを飛ばし、今回の道中でどうしてもお参りしたかった、「目」だけでなく「足」の健康にもご利益があるという、遠州三山の一つにも数えられている名刹・油山寺([89119])へ。お参りするのは20年ぶりでしたが、ご本尊を祭る薬師堂までの道のりが遠く感じられたのは、やはり歳のせいなのでしょうか…。袋井駅に戻って、次は2駅目の掛川で降りて、「戦国市盗り合戦」で「(にわか)領主」と言うことになっている(結局、今回の十番勝負終了後もまだ「領主」に居座っていました…)掛川城へ。こちらも20年ぶりでしたが、天守閣は再建されてからまだ日が浅かった前回と比べ、既に堂々たる「風格・貫禄」が備わってきたように感じられました。それから藤枝で降り、藤枝市郷土博物館で開催されていた「こだま号と軽便の鉄道ジオラマ展」(こちら)を目指したのですが、「東海道線は菊川~金谷間で架線にトラブルが発生したため運転見合わせ」とのアナウンスが入り、しばらく粘ったものの、「復旧作業中」と言っただけで、いつになったら動くのかはっきりした情報がない状況が続き、ついに痺れを切らして、動いている新幹線に発車直前に飛び乗って静岡駅へ。「東海道線が運転再開」とのアナウンスを聞き、藤枝まで引き返すことにし、何とか藤枝駅に着いたのは午後4時を少し回った頃。駅前からまたまたタクシーを飛ばし、目的地の博物館にたどり着いたのは、閉館時刻の30分余り前。「元祖・こだま号」や軽便鉄道などの写真と模型、「駿遠線」([96180])の現役時代の映像などを見ることができましたが、時間がなくて駆け足でした…(こちら)。結局、昼飯抜きのままここまで続き、静岡駅から新幹線の指定席が何とか取れたこともあり、駅弁を買い、夕飯の時刻になってやっと遅い昼飯にありつくことができました…。新横浜から横浜線に乗り換えて、家路に。それにしても、またも東海道中の旅となるとなぜかトラブルが多いような…。
[96201] 2018年 6月 12日(火)21:43:04【2】伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦対策(一応?)・晩春の東海道中ぶらり旅(前編)
十番勝負と関連記事の書き込みに追われたこともあり、忘れかけたような今頃になって道中記を書き込む時間ができました…。今回の書き込みが「落書き帳」参入12年目の初書き込みになります。

先月4日から1泊2日で、東海道中、三河・遠江・駿河方面へ。初日・4日の朝、新横浜駅から新幹線に乗り込むのですが、この列車は豊橋に停まる「ひかり」号。その豊橋から飯田線沿線に向かうのが初日の目的。でも飯田線との接続があまりよくないこともあり、まず豊橋駅前から「市電」に乗って、昨年「続・日本百名城」([92779] じゃごたろさん)に選ばれた「吉田城」へ。20年前の秋、渥美半島を訪れたとき([91824])にも見に行っているのですが、今回は城址公園内で何かイベントが開かれていて、「模擬店」のようなのが軒を並べていて、雰囲気を壊されているようでいささか興ざめでした。園内から出て、ハリストス正教会へ。こちらも20年前に見た記憶があり、外側から眺めるだけですが、東京・神田のニコライ堂や、函館のハリストス教会と同じ宗派で、建物の造りもどこか似ているような…。「この鐘の音が聞きたかったなぁ~」と「妄想」も…。
豊橋駅に戻り、飯田線で、「百名城」に入っている、織田信長が武田勝頼を破った「設楽ヶ原合戦」(今はこのように呼ぶそうな)で名高い長篠城へ。電車が長篠城駅に近づくと、「長篠合戦幟まつり」の幟が道沿いに立ち並び、無人の長篠城駅で降りてから城跡への道筋に迷うことはありませんでしたが、実際の祭りは翌日と言うことで、「振られた」ような感じで拍子抜け、脱力感も…。でも、祭りの準備を見ることができ、隣接の史跡保存館では、「設楽ヶ原合戦」関連の貴重な資料を見ることができ、今まで知られていなかった新しい事実も知ることができたのでした。
長篠城駅から再び飯田線で豊橋方面に戻るのですが、「設楽ヶ原合戦」の激戦地で、織田・武田両軍激闘の地として知られる「馬防柵」があったとされる激戦地は、城跡からかなり西側に離れた場所にあり、最寄り駅(三河東郷駅)からも遠いので、車窓から遠くを眺めてもよくわからず、最初に豊橋駅で降りたときに通路の展示で気になっていた、三河一宮・砥鹿(とが)神社の大祭を見に行くことに。神社の最寄り駅・三河一宮駅は普段は無人駅になっており、この日は乗り降りする大勢の見物客を捌くため臨時に駅員が配置されていたのですが、少人数では切符の発券も精算にも手間取っている様子で、精算を待つ大行列の最後のほうだったこともあって、客がまばらになり、途中から神社の方角を見失い、道を間違えたことに気づいて引き返して何とか神社にたどり着くことに。でもメインイベントの「流鏑馬」の開始時刻には余裕があったので、まず出店が並ぶ参道を抜けて本殿にお参り。この神社では「八方除け」の祈祷の看板を見て、同じように「八方除け」で知られている、私が毎年の恒例としてお参りしている相模国一宮・寒川神社(今年はまだなのですが…)を思い出し、少しびっくりしたのと同時に、なぜか同じ「一宮」としての親近感も抱いたのでした。
「流鏑馬」の開始は午後4時。「流鏑馬」の行事は、TVでもよく映像が出てきている鎌倉・鶴岡八幡宮や、私が2年前に見てきた小田原・曽我梅林で行われていたもの([89968])など、騎乗する「射手」は成人であることが多いのですが、この砥鹿神社の流鏑馬は、小学高学年から中学生までの「若武者」が弓を射る、というのが珍しいところです。境内に馬場がなく、未舗装の公道を使っているようで、そのため同じ馬と射手が5往復すると言うものなので、帰りの電車の時間の制約もあり、豊川名物の「いなり寿司」を頬張りながら、2往復まで見たところで引き返し。三河一宮駅から豊橋駅へ、さらに東海道線に乗り換えて、この日の宿を取った湖西市へ。鷲津駅で降り、駅から少し距離がありバスもないのでタクシーで、チェーン店のホテルに。でも、休む暇もなく、重いバッグを客室に置いて身軽になって、すぐにホテルを出て、さざ波さんのお膝元、「浜松まつり」の夜の屋台引き回し見物に。「浜松まつり」は14年前の「浜名湖花博」のときにも見に行ったことがあり、そのときは昼間の「大凧上げ」も見ているのですが、今回は夜のほうだけとなりました。町の目抜き通りを、輝く提灯の光と絢爛豪華な彫刻で飾られた祭り屋台が練り歩く姿は14年前と変わらぬ光景でしたが、町を歩いて見るとどうも少し違うように見えたのは、廃墟状態として残っていた、倒産・廃業したデパート(こちら)が、結局取り壊されて跡地が「更地」となっていて、中心市街のど真ん中にぽっかり「空洞」ができていたからだったのでしょうか。
1時間半ほど屋台行列を堪能して、浜松駅から鷲津駅へ、またもタクシーでホテルに戻ったときは、夜9時をとっくに回った頃。結局浜松の二大名物、「鰻」も「餃子」も味わえず、ホテルとつながっている居酒屋で「マグロ寿司」を夜食にいただいただけで終わってしまいました…。大浴場で旅の疲れを癒して、寝床に。

♯翌日の道中記は、次回に…。

【1】書き込み中の誤動作により、訂正機能で書き直し(またかよ~…)
[96188] 2018年 6月 5日(火)20:20:25伊豆之国 さん
西日本に多い井上さん
[96180]
「井上」と言う苗字の分布について、後ほど書き込んでみようと思っています
その「井上」さんの分布について調べてみました。
「井上」さんは、全国に約62万人ほどいると推定され、全国ランキング16位(Web版「写録宝夢巣」による)となっています。「井上」には、稀な読み方として「いうえ」「いがみ」もあるようですが、まずほとんど「いのうえ」と見てよいでしょう。その「井上」さん、電話帳の記載件数に基づく「写録…」のデータ(※)で見ると、最も多いのは、大阪府で8,300件余り。僅差で兵庫県が続き、以下福岡・神奈川・東京の順となっています。また、都道府県別にランキングを見ると、最も上位にあるのは兵庫県で、県内3位。京都府と福岡県で4位、大阪・奈良・岡山・愛媛・高知・佐賀の各府県でも一桁順位に入っており、西日本の各府県が上位を占めています。一方、東海・北陸以東には余り多くはなく、全国から人が集まる東京と神奈川で共に16位に入っているほかは、山形県の18位が目立つくらいですが、少ない県は、と言うと、苗字構成が本土と異なる沖縄を除けば、県ランク最下位は青森県の186位、そのほかで3桁台なのは、秋田・長野両県の108位で、これらの県でも「確かに余り多くはないが、かといって『珍しい』と言うほどでもない」と言う感じで、これは「西日本型」のメジャーな苗字に共通して見られる傾向と言えそうです。

次に、遠州太郎さんの感想文([96143])に出てきた
市内の井上さんの占める比率ランキング...?
ですが、こちらを見ると(「平成の大合併」前の旧市町村別。関係ない広告がいくつも出てきていちいち消すのが鬱陶しいのですが…)
井上姓高密度21市町村
県名 市町村名 密度(%)
福岡県 八女郡上陽町 21.5072
福岡県 朝倉郡宝珠山村 16.3347
佐賀県 東松浦郡肥前町 14.4082
長崎県 南高来郡南串山町 12.6826
(以下略)
となっており、「井上さん率」が10%以上なのはこの4町村だけ、市部ではやっと18位に八幡浜市(3.8057%)が出てくるだけですが、上記の4町村を含め、ほとんどの市町村は「平成の大合併」により消滅したり他の町村との合併で「井上さん率」を下げており、現在、「井上さん率」が10%以上なのは、上表にある旧宝珠山村が含まれている福岡県東峰村(11.9%)が唯一、5%以上までに広げても、他にはやはり上表にあり、合併をしなかった岡山県西粟倉村(5.8%)があるだけのようで(こちら)、こちらのほうでも「西日本型のメジャーな苗字」に共通した傾向が見られます。
現在(といっても既に10年位前のデータなのですが…)の「市」単位での「井上さん」のランキングを「写録…」から調べてみたところ、兵庫県小野市、福岡県八女市、佐賀県唐津市と言ったところで市内最多の苗字となっており、政令指定都市の「区」まで見ると、大阪市西淀川区で最多となっていました。

一方、先に「東日本ではそれほど多くはない」と言ったのですが、それでもやはり全国各地から人が集まってくる首都圏ではランキングが高く、東京都と神奈川県で共に16位に入っているのですが、「井上さん」の分布状況を更に詳しく見てみると、神奈川県相模原市(「写録…」のデータと地図から見て、津久井郡4町と全て合併し、政令指定都市となって3区に分かれる直前の時期のデータと見られます)と厚木市で共に市内4位に入るのを初め、海老名市で7位、藤沢市・横浜市緑区・川崎市麻生区でも10位。東京都多摩地区でも、八王子市で7位、町田市と福生市で10位に入るなど、神奈川県央地域から東京都多摩地域にかけて、ランキング上位に入る市町が目立ち、東京都区部や横浜市各区の平均ランクと比べてもかなり高くなっています。確かに、これらの地域にも西日本各地から多くの人が集まってきたのははっきり言えるでしょうが、それだけでは「井上さん率」が東京・横浜の中心部に比べて際立って多いと言うことについては、説明が付けにくいのではないでしょうか。おそらく、神奈川県央から多摩地区にかけての地域には、「古くから井上姓の有力者が多く、この地方一帯で広く勢力を振るっていたことから、『井上』を名乗る者が増え、一族が更に繁栄したのではないか」とも考えられそうなのですが、実際はどうなのでしょうか。

(※近年は携帯電話の普及・個人情報保護の問題などの理由により、特に都市部で電話帳の掲載件数が大きく減少しており、ランキング作成にも影響が出てきています。より正確な苗字ランキングを見るには、少し前のデータのほうがより信頼性が高いと思われます。)


…最後に、つまらないミスがあったので訂正です。期限が過ぎていますのでここに書き込みます。
[96180]
昨年「秋」に飯山を訪れたときに見てきた「菜の花まつり」
もちろん「春」の間違いですね(泣)…
[96180] 2018年 6月 3日(日)21:29:05伊豆之国 さん
第48回十番勝負を振り返って~怖いながらも通りゃんせ~
今回も十番勝負の感想文を書かせていただきます。
いろいろご指摘もありましたので、どこかで必ず答えた市の名前が「見える」ように少しスタイルを変えました。
では、例によって解答できた順に。

問四~雨音はショパンの調べ~(銅メダル)
まず、最初にわかったのがこれ。「鉄分がない」と。過去に類題が出ており、今度は前のときにNGとされたタイプの市(「ウルトラクイズ」で出していた……[85046])も含む、と。静岡県内に3市残っている未解答市で答えたかったが…。先を越されたが、慌てることなし。○十年前の小学生時代に宿泊経験があった(でも泊まったホテルは今はない…)御前崎に。県内通算2度目のメダル獲得。

問六~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
お題の広島シリーズから、もしかして「ま」の読みで終わる市? データベース検索で調べるとぴったり83市。「本当に?」と不安もあったが。ここはご当地の一宮の領地防衛を。

問五~菜の花畑に入日薄れ~
お題に過去のオフ会開催地が並んでいたが、そこから「温泉」の匂いを嗅ぎ分けるのは容易だった。去年の今頃に訪れた、風情のある寺町が残る、信州の市では人口最小の飯山市([92849])。欲を言えば、もう少し早く気づくべきだったが…。後になって、さざ波さんから
問五:島田市
([96108])が出てきたのを見て、思わず「シマッタ!」と…。静岡県の市部には該当するのがない、「大井川」に2つあるのは知っていたが、「上」のほうのと同じく川根本町にあるものと思い込んでいたのでした。

問十~御威(みいつ)は千代に燃ゆる火の 焼津の原はここなれや~(銅メダル)
ここまできて、何かどうも「仕掛け」がありそうな気配も見え始めたような…。後半6問は「まみむめも」? 想定解が多いので、「施行日」か?と、まず当たって見ると、「も」は「木曜日」か? そうしたらちょうど想定解と同じ112市。「博打」でもあったが、「合っていれば…」とメダル狙い。ここも静岡県から、遠洋漁業で名高い市に。これで本大会2個目のメダル。同一大会で同一県内から複数メダル獲得は初めてでした。

問一~ああ、初恋の君を…ギター爪弾く旅の鳥~
ここから最初の採点が出てから。お題が1市だけなのに、解答ラッシュに戸惑いながら、ふと見渡すと「あ」が入る市ばかりが…。試しにこちらもでもデータベースを検索すると、ぴったり合う。でもお題が1市だけでは危険と見て、まず採点が出るまで「待ち」とすることに。方向があっていたことで、「ご当地」の熱海が出ていなかったのを見て、満を持して。「天守閣もどき」もある、「虚構の世界の水軍の根城?」で1万石上積み。
♯問六もそうですが、この手の「読み系」と問題というと、その考察をk-aceさんが「お家芸?」にしていて、例えば「町村ではどこが該当しているか」などと、よくリストを作ったりしていたのですが…。

問七~沼津食わずに汽車の旅~
「み」で始まる市が並んでいたので、「迷彩」かもと疑い、「隣接関係では」と調べてみると、いずれもお隣同士。出てきた答えをよく見ると、二通りに分かれている。どっちが本当の共通項か、想定解数も多いので、とりあえずここは採点が出るまで模様眺めにしたのは、ぺとぺとさん
問七は2派にわかれているようだし、メダルも関係なさそうなので洞ヶ峠で行きます
([95808])と同じ。結局、それまで薄々感じてきた「仕掛け」がここではっきり見えてきたことで、「み」で始まる市と隣接、だと。三島市に接する2市から択一、と言うことになり、どちらも「市盗り」には直接つながらないので、より身近なほうを。その沼津と三島、近所であってもお互いにお隣同士でない、と感じていたのは、間に2つの町を挟んでいるから、と言うのが頭に入っているからでした。改めて地図を見て、南のほうでつながっていることが確かめられたのでした。

問八~怖いながらも通りゃんせ~(銀メダル)
お題が飛騨高山だけ、想定解33市と出ただ段階ではやはり絞りきれないので採点待ち。追加されたのが京都市、と言うところで、「高山→春と秋の屋台祭り」「京都→祇園祭」…ここで、以前に「タイムリーな引っ掛け問題」が出たアレか…?、と。「見えてきた仕掛け」から「む」…「無形文化遺産」か。それならhmtさんの[92026]の書き込みに答えが全部出ている!。私の祖母の故郷の、埼玉県最古参の市「小江戸」川越がリストに入っている。その時点ではいまいち不安もあったのでひとまず見送ったが。翌朝起きてPCを開いたところで、「銀」が取れそうだ、とゴーサイン。朝一での解答は久々でしたが…。採点発表を見て、思惑通りに「銀」獲得。川越城の石高を3万石加増し、十万石の大台に王手をかけた。これで今大会3個目のメダル獲得。同一大会での3個のメダルは自己新記録。十番勝負「改革」で「メダルは高嶺の花」と書いたのだったが([93021])、あれからこれで4個を上積み…。

問三~結ぶ実の変わらぬ色の名も代々に 青梅の里の梅の一本(ひともと)~
最初に1市だけ出た「諸国漫遊などしていない」黄門様の水戸市と、その時点での想定解数・38市から、おそらく他の何名かの方も同じように考えていたように、まず思いついたのは、「明治22(1889)年の市町村制施行時に誕生した市」か、あるいはその中にある下関市が「赤間関市」から改称しているのでこれを外し、1年遅れで市町村制が適用された高松市が入るか。どちらかだとまず推測したが、採点が出てみると全く外れ。熱海市が加わって違う方向だとわかったが、まだこの時点では読みきれず。その次の採点で太宰府が出て、「梅」がキーワードだとわかる。熱海は確かに梅園も有名だけれど、温泉のイメージが強すぎて「梅」と結びつきにくかったのでした…。で、早速ここまで出てきた正答の市のHPを開いたが、「市の花or木」が「市の紹介」とか「市のシンボル」の記載が見つからなかったりして、調べられなかったのもいくつか。結局、「絶対安全」なところと言うことで、「鉄」の聖地もある、近年では「昭和レトロの町並み」で売り出し中(少し前まではこの市といえば「マラソン」でしたが…)の、ずばり「梅」の字が入る市に。
ところで、なぜ今頃「梅」なのか、という「疑問」がいくつか出てきましたが([96142] 白桃さん、[96151] オーナー グリグリさん)、考えてみれば、梅の実の収穫時期は5~6月頃であり、間もなくやってくる「梅雨」の語源も「梅の実が熟する頃に降る雨」から来ていると言うことから見て、必ずしも時季外れとは言い切れないと思いますが。

問九~あれに見えるは茶摘じゃないか~
いきなり「三方ヶ原」から長距離砲?が飛んできて
問九:伊豆の国市
([95789] さざ波さん)、この時点では想定解「30以下」から見て、まず「現役の『おんな城主』(女性市長)」か、と思ったのですが、その後にさいたま・長崎と続くと何の脈絡もなく、いったいどこに共通項があるのは皆目見当がつきませんでした。それからいくつか出てきた答えを見ても共通項がつかめぬままで、見えてきた「仕掛け」から「め」に関係する何かとわかっても、「面積」などいくつかあたっても全て外れ。やっと共通項が見えたのは、ふとしたことで既出解を見回すと、どれも「この大会の他の問でメダルを取っている」と言うのに気づいたからでした。問四でタッチの差で逃がした牧之原市を、まさかここで答えられようとは思いもよりませんでした。これで静岡県内で未解答で残ったのは2市だけとなりましたが、実はこの2市、先月の連休での道中でいずれも重要なポイントになった市だったのでした。(道中記は忘れないうちに書き込みます)
ところでこの牧之原市、藤枝から出ていた「軽便」駿遠線(HP)が廃線になって以来、既に半世紀を経過しているのですが、その駿遠線の沿線だった現・牧之原市の相良・榛原方面と静岡市内を結ぶ高速バスが大繁盛で、日中でも20分間隔、朝のラッシュ時には何と5分間隔でバスが走っている、ということを[81107]のinakanomozartさんの記事で知り、「あのおとぎ列車のような『軽便』が走っていた沿線が、いまや70万都市・静岡市への通勤路線としてそんなに繁盛しているのか」と驚いたものでした([81115])。
この問九の疑問点に関しては、深く言及するのを避けることにしたいのですが、最初の3市については「どこを答えても、あてずっぽうで共通項を推測しても「まぐれ当たり」になってしまうこと、また、[96135] でぺとぺとさんがおっしゃるように
条件と結果がごっちゃになりループしてしまっている
(例えば"excel"で表を作りデータ集計を行うときに、計算式の入力ミスなどにより起こる「循環参照」のような現象?)ということが起こる、となると、やはり「矛盾」を含んでいるように見えて、出題としては面白いとは思うのですが、果たして適切性は?、と言うことになるのでしょうか。

問二~大人の階段登る 君はまだシンデレラさ~
「仕掛け」から「い」に関係、と気づいたものの、ヒントの意味がよくわからないまま苦闘を強いられた今回随一の難問。最初のヒントは「上位にある」か「2以上ある」のどちらに見ても全く意味不明。第3ヒントが出てしばらくして閃いたもの。人口ランキングを見て、そこまで出てきた答えの市を見ると、人口ランキングのすぐ下位にいずれも「い」で始まる市が。「い」の意味がようやく理解できた。「井上さん」を探せ、つまり「い」で始まる市のすぐ上にランクしている市を答えよ、と言う問題だ!と。焼津市でもう一回行くとか、「吉祥寺のない吉祥寺」とかも考えたが、「上だ!」と言う「駄洒落」の意味もこめて、今例の問題で騒がしくなっている、タオル作りでも名高い、穴子家さんの故郷・今治市のすぐ人口上位にある、こちらは一昨年の春に訪れた([90510])真田氏の城下町・信州上田に。これで全問お手つきなしで完答となり、最終順位も6位と、2大会連続で1桁順位を達成。メダル3個獲得と合わせて、予想以上の成果を収めることができました。
この問二に、多くのベテラン勢も含めて苦闘を強いられた方が多かったのは、やはり複雑でわかりにくい共通項の設定によることに尽きるのでしょうか。
ところで、「『井上さん』の人口?」と言うのが感想文に出てきましたが([96143] 遠州太郎さん、[96158] なると金時さん)、「井上」と言う苗字の分布について、後ほど書き込んでみようと思っています。


♭今回の選曲は次の通り。
問四:この市と直接関係ない選曲なので、説明を要します。私が○十年前に御前崎を訪れたとき、菊川駅からバスに乗った記憶があり、途中に「雨垂」と書いて「うたれ」と読むバス停(旧浜岡町佐倉)があり、待合所には地名にちなんで「雨」をモチーフにした手書きの停留所標識もあって、「うたれ」という新鮮な響きと合わせて、旅情を誘ったものでした([70758])。その「雨垂」と言う字からショパンの名曲を思い出し、さらにそれから30年ちょっと前のヒットナンバー(外国曲のカバーバージョン)にたどり着くと言う、手の込んだ「こじつけ」でした。バス停は今もあるようですが、待合所は今はなく、古いタイプの丸い標識と時刻表が書かれたポールが両側に立っているだけの殺風景なものになっているようです(Street View)。
問六:鉄道唱歌東海道編の16番ですが、この歌詞にある「三島」駅は今の三島駅ではなく、東海道線の国府津~沼津間が御殿場廻りだった頃の「三島駅」だった、特急とりあたまさんのお膝元・長泉町にある現在の御殿場線・下土狩駅でした([94655])
問五:昨年秋に飯山を訪れたときに見てきた「菜の花まつり」を思い出して。でも、この歌の舞台は本当はお隣の市なのですが([92849])…。この飯山市にある「戸狩野沢温泉」駅は、北陸新幹線開業により、野沢温泉へのバスの発着が飯山駅に変更されたため、今では野沢温泉の玄関の地位を失っているようです([96145])。
問十:市名の由来となったと言われる、この地に伝わる日本武尊伝説を読み込んだ、鉄道唱歌・東海道編22番([89853])の、今回はその後半。
問一:例によって、私のカラオケ十八番(嘘)より([84609])。
問七:その昔、沼津駅で機関車付け替えのために長時間停車することが多かった時代を反映した?古い駄洒落([75051])。
問八:この地が発祥と言う、ご存知の童歌。
問三:地名の由来を詠み込んだ、「日野大納言」の和歌(「武蔵野むかしむかし」(朝日新聞社編・昭和60年初版)より)。この「日野大納言」について、「武蔵野…」にはいつの時代のどういう人物なのか記載がなく、ネットから「日野大納言 青梅」と検索すると、青梅市内の寺院のいくつかがヒットし、例えばこの寺院について開いてみると
京都の公卿「日野資枝」
と言う人物が出ているのと、公家に「日野家」があるので、さらに調べてみたところ、この「日野資枝」がこちらでヒットし、
江戸後期の公卿・歌人。京都生。烏丸光栄の末子、資時の嗣子。冷泉為村・烏丸光胤・有栖川宮職仁親王に学び、儒学の日野家と文学の烏丸家の両派を一つにして、宮廷歌壇の主要な位置を占める。文書にも長じた。塙保己一の師。享和元年(1801)歿、65才。
と出てきたので、あるいはこの人物かもしれないのですが、詳細が調べきれません…。
問九:ブランドにもなっているお茶の特産地と言うことで。
問二:この市出身の男性2人組の、30年あまり昔のヒットナンバー。今も市民の間で歌い継がれているようです([90537])。
[96157] 2018年 5月 29日(火)21:00:41【1】伊豆之国 さん
汽笛はもう聞こえない~第48回十番勝負・問四の想定解について~
今回の十番勝負では、もう一つ「鉄」関係の問題がありました。それは問四。共通項は、「その市内に旅客が乗り降りできる鉄道駅がない市」。この問の類題は、過去に第22回の問二で出題されたことがありますが、そのときの共通項は「市内に鉄道線路が一切通っていない」(旅客駅はないが、線路は市域を通過している場合は対象外)となっていて、今回の問四とは微妙に異なっていました。第22回・問二では、こちらも解説記事にまとめましたが、「駅も線路もない市」(計55市)については、現在も全て状況に変化もなく、またこのときの考察文([69946])と内容が重複するので、今回は割愛することとし、第22回・問二で「対象外」とされていた5市([69949])と、新たに該当することになった3市(うち1市は第22回・問二で対象外とされたタイプ)についてのみ表形式にまとめることにします。

第22回・問二では想定解に入らなかった市で、今回の第48回問四では想定解に入った8市は次の通りです。この表で、「タイプ」の欄の区分けは、[69946]と同様、駅(線路)がなくなった時期が市の誕生より前か後かで分けたもので、「A」は市の誕生後に駅がなくなったもの、「B」は市の誕生前に駅があったが、市の誕生時点では既に「駅なし」になっていた市を表し、今回「C」としたものは過去に鉄道駅が存在したことがないことを示します。「廃止期日」の欄のカッコ内は、「市の誕生前」であることを示します。

市名タイプ廃止(休止)路線廃止(休止)期日その他の線路の通過備考
十和田A十和田観光電鉄2012.4.1東北新幹線廃止関連記事
陸前高田A大船渡線(気仙沼~盛間)2011.3.12津波により路盤流失、以後バス代行。このまま復旧せず?([88294] k-aceさん、[93032])
富谷B仙台鉄道(北仙台~加美中新田間)(1956.3.14)1950.8.6以降災害で不通が続いたまま、廃止に至る。全線廃止は1960.5.1(HP)。2016.10.10市誕生
かすみがうらC常磐線
神栖B鹿島臨海鉄道鹿島臨港線が旅客営業廃止(1983.12.1)現在も貨物線として営業以降も臨時旅客列車が運行されたことがある
綾瀬C東海道新幹線
牧之原B静岡鉄道駿遠線(大井川~堀野新田間)(1968.8.21)東海道新幹線全線廃止は1970.7.30。駿遠線資料館より
宮若B旧国鉄宮田線(1989.12.23)山陽新幹線

ところで、気になる?今後の想定解の変動予想ですが、まず「鉄無し」から脱却し、この問の想定解から外れることが確定しているのが、浦添市。「ゆいレール」の浦添市域への延伸工事が着工され、既に路線敷設、駅の建設工事も進んでおり、来年中にも浦添市域に路線が伸び、駅ができることが確実になっており(工事進捗状況…ゆいレールHPより)、このまま予定通り進めば、1945(昭和20)年に軽便鉄道「沖縄県営鉄道」が戦災で破壊されそのまま廃線となって以来、74年ぶりに市域に鉄道駅が復活する運びとなります。
嬉野市には、九州新幹線「長崎ルート」の建設工事が始まっており、嬉野市内にも駅ができることになっているのですが、ルートや建設方法を巡って計画が目まぐるしく変わり、予定では4年後の2022年(??4年??)に「暫定開業」と言うことになっているようで、予定通り進めば、1931(昭和6)年に「肥前電鉄」([69946])が廃線となってから91年ぶりに現市域に鉄道駅が復活、ということになるのですが、計画の迷走から工事の遅れはますます大きくなっているようで、これからどうなるか、まだまだ曲折がありそうです([79519])。
富谷市は、「軽便」だった前記の「仙台鉄道」が災害で復旧しないまま60年余りを経過した今日、仙台市のベッドタウン化して人口が急増し、道路の混雑が激化していることから、現在泉中央まで開業している仙台市地下鉄南北線の富谷市、さらにその北の大和町(「富谷市を通過した」と[95515]で書き込んだ「宮城県某町」は実はこの大和町)への延伸を求める声が一部で挙がっているようですが、財政と採算の問題もあり、具体的な計画はまだ進んでいないようです(こちら)。

一方、この問の想定解に入ることが確定しているのが、10月1日に単独市制を施行する那珂川市。域内を九州新幹線が通過し、「博多南線」として運行している「博多南駅」の一部が市域に入っているのですが、博多南駅の住所は春日市なので、上記の表の「C」グループに該当することになります([71875] )。
「近い将来に想定解に入りそうな市の候補」と言うと、やはり「北海道の大赤字・閑散路線の存廃問題」の行方が大きく影響してきます。[87990]あたりから始まった山野さんの一連の書き込みを始め、いろいろと落書き帳をにぎわせていたこの路線存廃問題ですが、私が[95421]で書き込んだ「存廃検討路線のランク付け」の中で、現状では路線存続が厳しいのでは、と見られている「D」・「E」ランクに入っている路線を見ると、留萌線の終点となった留萌市が入っており、「維持に努める」と微妙?な表現になっている「C」ランクまで広げると、根室線の滝川~富良野間の沿線にある芦別・赤平の両市も入ってくることになります。
[96148] 2018年 5月 27日(日)22:50:52【2】伊豆之国 さん
いい湯だな(番外編)~消えた温泉駅、市にない温泉駅~
今回は、前回の記事([96145])の最後に書き込んだ
かつて市内に「温泉駅」があった市、町村にある「温泉駅」
について表にまとめてみることにします。

まず、「かつて『温泉駅』があった市からです。「今は無き温泉駅」については、9年前の第25回・問一の考察記事の後に、「『失われた温泉駅』を求めて」と題してhmtさんがまとめた記事([73275])がありますが、この表から、廃線や駅名改称によって「温泉駅」が無くなった時点で、その駅が「市」にあったものを拾い出してみました。

市名かつて存在した温泉駅(路線名)該当しなくなった期日理由備考
花巻花巻温泉(花巻電鉄鉄道線)、大沢温泉など5駅(同・軌道線)1972.2.16鉄道線廃止により市内の温泉駅が全て消滅。軌道線はそれより前の1969.9.1に廃止[91505],HP
大館雪沢温泉(小坂鉄道)1994.10.1旅客営業廃止2009.4.1に貨物営業も廃止し路線全廃
横浜綱島温泉(東急東横線)1944.10.20現駅名「綱島」に改称詳細は[73231]参照。現在は温泉旅館は全て廃業し近年新設の立ち寄り施設のみ
小松粟津温泉(北陸鉄道加南線(粟津線))1962.11.23路線廃止HP(この記事の時点では既に粟津線は廃線後)
飛騨奥飛騨温泉口(神岡鉄道)2006.12.1路線廃止2004.2.1飛騨市誕生から2年10ヶ月間のみの該当
米子皆生温泉(米子電車軌道)1938.12.3路線廃止(11.27より運行停止)皆生温泉一帯は1938.3.17の米子市との合併以前は「福生村」。市内だったのは実質8ヶ月余り
安来温泉前→鷺湯温泉前(一畑電鉄広瀬線)1960.6.20路線廃止
垂水海潟温泉(大隅線)1987.3.14路線廃止[73216]

…といったところでしょうか。
このほか、仙台、能美、白山、長野、松本、唐津、熊本、中津、宮崎の各市にも、現在の市域内にかつて温泉駅が存在していましたが、いずれも「温泉駅」があった当時は市外か、市の誕生前でした。

ついでに、現在「市」以外にある「温泉駅」を表に掲げておきます。次の10町3村に、計14駅あります。
自治体名温泉駅(路線名)備考
北海道音威子府村天塩川温泉(宗谷本線)
北海道弟子屈町川湯温泉(釧網本線)
北海道七飯町流山温泉(函館本線)
青森県大鰐町大鰐温泉(奥羽本線)共用する弘南鉄道の駅は「大鰐」
山形県最上町赤倉温泉・瀬見温泉(陸羽東線)
福島県下郷町湯野上温泉(会津鉄道)茅葺屋根の駅舎で有名。大内宿の最寄り駅
群馬県長野原町川原湯温泉(吾妻線)八ツ場ダム建設により移転
山梨県身延町下部温泉(身延線)
静岡県川根本町接阻峡温泉(大井川鉄道井川線)
三重県菰野町湯の山温泉(近鉄湯の山線)
岡山県西粟倉村あわくら温泉(智頭急行)
福岡県香春町柿下温泉口(平成筑豊鉄道田川線)
熊本県南阿蘇村阿蘇下田城ふれあい温泉(南阿蘇鉄道)震災により長期運休中

♯書き込み中に誤動作したため、記事訂正機能で追記


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