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キーワード「鷹匠」を含む記事が20件見つかりました

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[30548] 2004年 7月 15日(木)02:13:59ryo さん
城下町・松本
連レス失礼。
[30058]讃岐の民 さんのランキングで、ありがたくランクインさせて頂いたのですが、私の書き込みはいろいろな話題に飛びがちな傾向があるので、一つの話題で長文書き込みされている論客派の方に申し訳なく思います。ということで、話題で分けてみました。

城下町ネタです。
[30155]じゃごたろ さん
[30158]淡水魚さん
[30230]稲生 さん
[30531]U-4 さん

松本では、「大名町」「鷹匠町」「御徒町」「博労町」「西堀町」「分銅町」「同心小路」といった町名が城下町らしいでしょうか。
他には「片端町」(お堀端なので片側にしか街並みがない)、「上土町」(お堀を掘った土を盛った)などがありました。
過去形なのは、今は「中央○丁目」「大手○丁目」となってしまったから。でも、街角に旧町名の由来碑が建っています。バス停や信号名にも残っています。

城下町関連とは離れますが、松本の駅前大通りは「電車通り」と呼ぶ人がまだいます。
浅間温泉まで路面電車が走っていた名残ですが、まだ通じる呼び名だと思います。
[30561] 2004年 7月 15日(木)12:58:54【5】じゃごたろ さん
続・町の名
[30158]淡水魚さん、[30230]稲生 さん、[30531]U-4 さん、[30548]ryo さんなどの書込みで出てた幾つかの町名を他にどれくらあるか調べてみました。

調査は「ゆうびんホームページ」の郵便番号検索です。したがってここのデータベースで検索できない地名(住所名)に関しては調査の対象外となってしまいます。市名(町名)のみの表記は、そのものの町名がある場合です。後ろに括弧がある場合は前後に何かしらの字句か追加された町名です。この場合は「~」の部分がもとの町名を表します。

【大工町】
弘前(西~・元~)、八戸、黒石(後~・甲~・乙~)、遠野、仙台市青葉区(川内~)、湯沢、白河、水戸、村上、佐渡(相川~)、富山県城端町、金沢、小松(新~・本~)、岐阜、静岡、浜松、近江八幡、京都府下京区(~・東~)、岸和田、神戸(船~)、高砂(高砂町~)、加西、大和郡山(北~・南~)、和歌山(北~・新~・西~・舟~・南~)、鳥取(頭~・元~)、米子、高梁、徳島(東~・西~)、高松、長崎(新~・出来~・船~)、熊本(古~)、人吉

【材木町】
釧路、北海道浦幌町、盛岡、花巻、遠野、仙台市若林区、湯沢、秋田県鷹巣町、会津若松、宇都宮、鹿沼(上~・下~)、黒磯、沼田、東松山、新潟、佐渡(相川~・相川新~)、高岡、金沢、小松、上田、岐阜(上~・東~・西~)、静岡、浜松、岡崎、京都市中京区(~・大阪~・丸木~)、京都市下京区(~・綾~・高~)、京都市伏見区(本~)、大阪市中央区、堺市(~東・~西)、神戸市兵庫区、姫路市、明石、高砂(高砂町~、高砂町南~)、大和高田、大和郡山、奈良県田原本町、鳥取、津山、柳川、唐津、日南

【木町】
仙台市青葉区、山口、北九州市小倉北区

【肴町】
盛岡、本荘、山形、山形県松山町、村上、郡上、浜松、掛川、西尾

【魚町】
石巻、気仙沼、白根、七尾、加賀(大聖寺~)、浜松(元~)、沼津、豊橋、岡崎(~・西~)、松阪、桑名(北~・南~)、上野、姫路、高砂(高砂町~)、大和郡山、奈良県田原本町、和歌山(新~)、鳥取(上~・元~)、倉吉、松江、津山(新~・元~)、北九州市小倉北区、田川、佐賀、中津(新~・古~)

【八百屋町】
白河、佐渡(相川~)、京都市中京区、京都市下京区(~・西~・南~)、徳島、柳川、唐津、長崎

【呉服町】
長岡、静岡、豊橋、長浜、亀岡、池田、姫路、篠山、萩、福岡市博多区(上~・下~・中~)、唐津、熊本、鹿児島

【紺屋町】
弘前、盛岡、水戸、高崎(新~・中~・元~)、千代田区(神田~・神田東~)、川崎市幸区、石川県押水町、甲府、小諸、静岡、浜松、掛川、桑名、上野、京都市下京区(~・御方~)、京都市伏見区(~・~深草)、亀岡、高槻、姫路、大和郡山(~・新~)、和歌山(西~・東~・湊~)、田辺、米子、浜田、津山(上~・下~)、下関(長府~)、徳島、高松、北九州市小倉北区、佐賀、唐津、平戸、福江、熊本(~・横~)、人吉、延岡

【桶屋町】
弘前、本荘、静岡(上~)、和歌山(北~・北新~・湊~・南~)、鳥取、津山、長崎、熊本(古~)

鷹匠町】
弘前、白河、新宿区(市谷~)、小松、加賀、岐阜(加納~)、大垣、静岡、京都府伏見区、姫路、明石、和歌山、徳島、高知、中津

【鉄砲町】
弘前、仙台市宮城野区、秋田(保戸野~)、山形、新庄、福島県本宮町、加賀(大聖寺~)、岐阜、高山、上野、堺、津山、高梁、広島市中区、松山

【鍛冶町・鍛治町】
〔鍛冶町〕
弘前(~・新~)、八戸(~・元~)、北上、仙台市若林区(南~)、横手、米沢、白河、高崎、沼田、千代田区(~・神田~)、村上、佐渡、富山(古~)、七尾、小松(新~・本~)、加賀(大聖寺~)、関、浜松、豊橋、桑名、上野、名張、京都市上京区(上~)、京都市中京区(~・横~)、京都市東山区(粟田口~)、姫路、大和郡山(北~・中~・南~)、鳥取、倉吉、須崎、北九州市小倉北区
〔鍛治町〕
黒石、花巻、本荘、松任、新宮、津山

【研屋町】
静岡、倉吉

【鋳物師町】
敦賀、防府、北九州市小倉北区

【匠町】
日光、和歌山

【博労町】
青森県五戸町、高岡、金沢、近江八幡(~上・~中・~元)、大阪市中央区、姫路、和歌山(北新~・元~)、米子、延岡

【銀座町】
熱海、彦根、京都市伏見区

【金座町】
静岡

【銭座町】
静岡、長崎(~・上~)

【両替町】
静岡、京都市下京区(元~)、京都市伏見区

【旅篭町・旅籠町】
〔旅篭〕
山形、高岡、堺(南~東・南~西)
〔旅籠〕
富山、浜松、久居、亀岡、堺(北~東・北~西)、和歌山(西~・東~)、高松

【伝馬町】
宇都宮、中央区(日本橋大~・日本橋小)、飯田(~・小~)、大垣、静岡、浜松、豊橋(~・上~)、桑名、京都市上京区(小~)

【御徒町】
宇和島

【大手町】
函館、水沢、一関、仙台市青葉区、石巻、白石、名取、鹿沼、能代、山形、新庄、白河、土浦、古河、前橋、伊勢崎、館林、川越、千代田区、新発田、上越、富山、高岡、金沢、七尾、武生、小浜、岐阜、美濃加茂、郡上(八幡町~)、沼津、名古屋市港区、豊橋、春日井、刈谷、上野、京都市伏見区(西~・東~)、岸和田、高槻、茨木、神戸市須磨区、豊岡、津山、広島市中区、山口、下松、丸亀、松山、北九州市小倉北区、久留米、八代、太田、佐伯、鹿屋(~・西~)

【追手町】
会津若松、飯田、静岡

【十人町】
一関(五十人町)、岩手県前沢町(五十人町、二十人町、二十人町裏)、仙台市青葉区(川内三十人町)、
仙台市宮城野区(二十人町、二十人町通)、仙台市若林区(五十人町、六十人町)、唐津、長崎

【百人町】
仙台市若林区(三百人町)、新宿区、名古屋市東区、唐津(和多田東~・和多田~)


調べてみると、このような地名は一部の市に偏っていて、そこに多く残されているように思います。

それにしても、関市の鍛冶町とか、上野市や堺市の鉄砲町なんて、なかなか歴史が感じられますね。あと堺市は「北旅籠」と「南旅篭」で字が違うんですね。
[30596] 2004年 7月 16日(金)06:12:39inakanomozart さん
駿府96か町
[30158] 2004 年 7 月 5 日 (月) 17:40:38 淡水魚さん
だいたい駿府城の周りです
思い出す限りでは「鷹匠」、「呉服町」、「両替町」、「金座町」、「研屋町」、「車町」、「茶町」、「材木町」、「銭座町」、「馬場町」、「紺屋町」、「伝馬町」などがあります。
私なりの補足をすることを許してください。(ローカルすぎるかなと思い、気後れしていまして遅くなりました。)
「銭座町」は駿府96か町に含まれておらず、1934年10月1日に静岡市に合併されるまで旧千代田村でした。
(「銭座」があったことは事実ですが、城下町ゆかりの町名とは言えないと思います。)

「金座町」は1928年11月10日「上魚町」を改称したものです。
もちろん、金座があったことに由来するのですが。
ちなみに「銀座」は「両替町」にありました。東京の銀座は駿府両替町にあった銀座を移したものと言われています。
(東京の銀座も1869年までは「新両替町」という町名)

鷹匠(たかじょう)」は1970年11月1日に住居表示が実施されるまで「鷹匠町(たかじょうまち)」でした。
淡水魚さんがあげた町のなかでは唯一住居表示が実施されています。
住居表示に伴う画一的な「○丁目付き町名の町削り」で「町」を削除してしまったのは、あまり愉快ではないのですが、町名が残っただけでもよしとするしかないでしょう。
蛇足ながら、静岡鉄道の「新静岡」駅は1954年まで「鷹匠町」という名の駅でした。

[30230] 2004 年 7 月 7 日 (水) 03:06:15 稲生 さん
静岡には、このほかに城下町らしい地名として、追手町、大工町、大鋸町、通車町、人宿町、七間町、土太夫町、上桶屋町、屋形町などがありますね。区画整理以前は、鋳物師町、台所町、猿屋町、下桶屋町、寺町などがあったようです。
ほかに私の好きな町名として「上石町(かみごくちょう)」があります。由来は日本橋本石町と同じです。
(「下石町」は1945年9月、区画整理により消滅)
「寺町」は、ここを舞台にした「寺町三丁目十一番地」という創作童話(福音館)があり、戦前の静岡のようすを知ることができます。
[34867] 2004年 11月 6日(土)07:51:58inakanomozart さん
小さな町々
[34866] N-Hさん
市街地化によって縮小したわけではなく、明治の大字成立時からこの大きさという例をあげられていたので、それと西大泉町の例とはだいぶ経緯が違うのではないかと思いまして。
考えてみれば、住居表示制度では、原則として道路・鉄道・河川などを町境としているため、住居表示の取り残しで残されている小さな町は結構あるでしょうね。
たしかに、そういうところをことさら「小さな町」として取り上げるのは違和感があるのですが、西大泉町の場合はたまたま飛び地であったため、違和感が少ないといったところでしょうか。

東京都区内の小さな小さな大字としては、むしろ千代田区の神田相生町や神田西福田町なんかが経緯を含めて私としては興味を引きます。
神田西福田町なんか、西大泉町にひけをとらない狭さですね。
神田のこのあたりは「住居表示制度」の嵐にもめげずよく残ったものだと感心します。
市谷鷹匠町あたりも小さな町が残っていますね。
静岡市にも柚木町(ゆずのきちょう)など非常に小さな町が残っていますが、個人的にはこれらの地域には、永久に住居表示制度を持ち込まないで欲しいと思います。
(土地の地番の整理は必要だと思いますが、この方が金がかかるのでしないのだと思います。)
[35659] 2004年 12月 10日(金)23:03:00猫使い さん
ポンプもVVVF制御です。
都心にある工場ということでは、[35650]でN-H さんが述べているとおり印刷工場でしょう。
市ヶ谷の大日本印刷の工場はかなりの規模です。ここの市谷鷹匠町のほとんど、市谷左内町、そして市谷加賀町1の大半を同社の工場群が占めています
大崎のソニーの工場も大きいですね。
[38626] 2005年 3月 15日(火)23:24:03wasi さん
♪わたしの城下町~
連続的書き込み失礼します。

私が現在住んでいる市は、城下町だったせいかいかにもそれらしい町名が多くあります。以前住んでいた高知市は、さらに多くの城下町的な町名があったことが思い出されます。
ちなみに高知のお気に入り町名は「鷹匠町」です。なんか響きがいいんですよね~。高知に住んで間もない頃、これを「たかしょうちょう」と読んで地元の人に呆れられましたが。

城下町地名コレクション、なんてないですよね?
というか、同じ町名が全国にあって、特徴的じゃないか・・・
[38694] 2005年 3月 18日(金)10:48:01般若堂そんぴん さん
城下町地名
[38626]wasiさん
ちなみに高知のお気に入り町名は「鷹匠町」です。
米沢市の旧町名にも「鷹匠町」(たかじょうまち)があります.
城下町地名コレクション、なんてないですよね?
というか、同じ町名が全国にあって、特徴的じゃないか・・・
訪れた土地に同じ町名があると,なんとなく親しみを感じて嬉しくなりますね.同じ町名なのに全く雰囲気の違う町並み,そのちょっとくすぐったいような違和感もまた面白く感じます.

あまりにも悲痛な状況になりつつ,臨戦態勢は継続中.
[38695] 2005年 3月 18日(金)12:00:00inakanomozart さん
たかじょうまち
[38626] 2005年 3月 15日(火) 23:24:03 wasiさん
城下町地名コレクション、なんてないですよね?

[30561]
2004年 7月 15日(木) 12:58:54 じゃごたろさん 「続・町の名」
を参照なさったらどうでしょうか。

[38694] 2005年 3月 18日(金) 10:48:01 般若堂そんぴんさん
米沢市の旧町名にも「鷹匠町」(たかじょうまち)があります.
静岡市の鷹匠に関連する町名は、「鷹匠一丁目」「鷹匠二丁目「鷹匠三丁目」「東鷹匠町」の4か町です。
静岡市のこの地区は、最近ではマンションが増えつつあり、「アドレスに鷹匠と書く悦び」等、町名が「鷹匠」であることが販売業者の売り口上となっています。
なお、1970年の住居表示実施前は、「鷹匠町○丁目○番地」と城下町特有の町名だったのですが、「丁目がつく町名は町を削る」という当時の住居表示の実施基準の例示どおり「町」が削られてしまい「鷹匠○丁目」となってしまいました。
(「東鷹匠町」は丁目がつかないため、住居表示実施後もそのままという、上意下達の典型)
[39023] 2005年 3月 28日(月)00:13:07EMM さん
EMMの地名コレクション編集メモ・第1号
えーと、[38976]にてグリグリさんから最初の仕事を振られておりますので、そこから行ってみましょう。



[37669] yamadaさん
しかし、全国的に見ても「三和町」「六合村」や「美郷町」(「美」に「三」の意味を込めて)、過去の名称では「土村」([28649]熊虎[月の輪熊]さん)などがあります。合成地名コレクションに入れず、新たなコレクションとしても十分面白い企画だと思いますが、誰かコレクションしませんか?
ネーミングは「合併数由来地名」とかいった感じになるでしょうか。
(あんまりスマートじゃない…もっと良いネーミング大募集)
合成地名コレクションと同様、地名好きさんのホームページのデータを参考にすればすでに消滅した市町村の名前からも拾い出せるんじゃないかと思います。



[38041] NTJ会長さん
水路や里道のような、通常「○○番地○先」とされる部分ではなく、ウチの市役所やJR四ッ谷駅のような、どうみても国有地ではないような状態なのに、「無番地」とか「番外地」とされている場所のコレクションなのですが。
市役所・町村役場、駅、学校と言ったように、共通の施設の中で住所が「無番地」「番外地」のものを集める形で行けばまとめやすいでしょうし、ある程度の制御もできるのではないでしょうか。



[38626]  wasiさん
城下町地名コレクション、なんてないですよね?
これは一見簡単そうですが、うまく考えないと収拾がつかなくなる可能性があると思います。
というのは、どこまでが城下町地名に該当するか、と言うのが悩ましいところがあるからです。
以下は私の考えた分類ですが、

1.城の施設・設備にちなんだ地名
「丸の内」「大手町」がその典型です。その他には「本丸」[二の丸」なども見られます。
城があったことがわかる地名ではあるのですが、問題はこれらの多くがおそらくそんなに古い地名ではないだろう、と言うこと。
大方は明治維新後にできた地名であろう、と考えられますし、場合によっては昭和30~40年代の住居表示の実施に当たって初めてできたものもあるようです。

2.職種にちなんだ地名
wasiさんがあげられている「鷹匠町」はまさにこれに当てはまります。
が、これがまたバリエーションが山ほど有り、どこまで拾うかを悩まねばなりません。
例えば、武家の役職にちなんだ「小姓町」「与力町」「同心町」「御徒町」「仲間町」「鉄砲町」「弓ノ町」「代官町」、武家ではないが軍事・藩政に関係した「鷹匠町」「馬場町」「餌指町」「金座」「銀座」「銅座」、商人・職人を集めた「材木町」「魚屋町」「八百屋町」「紺屋町」「桶屋町」「旅篭町」「大工町」「鍛冶町」「象眼町」「塗師町」「木挽町」、輸送に関連した「博労町」「馬喰町」「船場町」「船頭町」等々………。

3.住んでいた人の名にちなんだ地名
ある程度地位の高い武士が住んでいると、その武士の姓名や役職(○○守の○○など)が地名になる場合が多々あります。
私の住んでいる金沢だと「彦三」「芳斉」「横山町」「本多町」「長町」「出羽町」「高岡町」がこれに当てはまります。
東京だと例えば紀尾井町は「紀州徳川家」「尾張徳川家」「井伊家」の屋敷があった事から付けられた名です。
[37111]たもっちさんの記事、およびそれに関連するレスにもありますが、京都市伏見区にもこれに該当する地名が多数あります。
が、これに関しては、それぞれの町の歴史まで紐解かねばならず、集めるのはかなり難しいのではないでしょうか。

と言うことで、「城下町地名」という形では収拾がつかなくなる可能性があるような気がします。
[37192]でグリグリさんが「新興住宅街地名」コレクションの提案に対して出された意見と似たような話になりますが、上であげた中で比較的現存数が多い「丸の内」「大手町」「鷹匠町」「鉄砲町」などをねらい打ちする形でそれぞれの個別のコレクションとするのがよいのでは、と思うのですが。



このほか、過去ログから見つけたものとして、
[37559] 北の住人さん
地名コレには鳴き砂地名が無いようですが、数的にはちょうど良いのでは。もっとも、どっかに全国鳴砂保存自治体連盟なんていうのがあって、そのページがありそうですが。
私が砂丘コレクションの資料とした砂丘学会誌に鳴き砂に関する記事があった記憶があったので探してみたところ、その記事の先生のホームページを見つけてしまいました。
Musical Sand
この中に鳴き砂地図が出ています。
三輪先生にお許しが頂ければリスト化しても良いのかもしれませんが…。
ちなみに、鳴き砂の保存に取り組んでいるのは、一部を除いてほとんどが民間有志による団体のようです。



以上に関しては、[35222]でグリグリさんがまとめられた過去の地名コレクション提案の一覧と併せて一度整理した方が良いようですね。
また、トップページの分類の調整も考えていますが、まだ構想がまとまっていません。
ちょっと時間を下さい。
[43922] 2005年 8月 7日(日)01:45:06笠津前浜 さん
職業名由来町名コレクション
編集者としての最初の仕事、コレクション初版をリリースしました。といってもデータ数は6件。これから、これから。
現在候補としてあがっているのは次の町名です(59件)。皆さんからの情報、アドバイスをお願いいたします。

「小姓町」「与力町」「同心町」「御徒町」「仲間町」「鉄砲町」「弓ノ町」「代官町」「鷹匠町」「馬場町」「餌指町」「金座(町)」「銀座(町)」「銅座」「銭座町」「両替町」「材木町」「魚屋町」「八百屋町」「桶屋町」「旅篭(籠)町」「鍛冶町」「象眼町」「塗師町」「木挽町」「博労(馬喰)町」「船場町」「船頭町」「青物町」「瓦町」「米屋町」「染師町」「肴町」「塩屋町」「猟師町」「袖師町」「油屋町」「樽屋町」「紙屋町」「海士」「鷹匠(町)」「研屋町」「車町」「茶町」「馬場町」「伝馬町」「千代田」「葵町」「木町」「魚町」「鉄砲町」「鋳物師町」「匠町」「伝馬町」「御徒町」「大手町」「追手町」「十人町」「百人町」
[43929] 2005年 8月 7日(日)12:21:45hmt さん
江戸の公務員住宅地区
[43924] KMKZ さん
以下の地名も職業名または幕府の役職名由来らしいです。(中略)
新宿区箪笥町 新宿区納戸町 新宿区細工町 新宿区二十騎町

牛込(東京都新宿区)の細工町、納戸町、払方町、箪笥町などの町名は、江戸城に通勤する同心たちの「公務員住宅」地域に由来しています。[41218] hmt参照。
現在は失われていますが、以前は北御徒町・中御徒町もあったようです(現在の北町・中町)。
[43922]に既存ですが、市谷鷹匠町も同じ牛込台地上にあります。

江戸切絵図(尾張屋板)を見ると、御細工町・御納戸町・払方町・御箪笥町は、町家を示すグレーになっており、御徒組の白抜き(武家地)と違っています。
公務員だと思っていたのですが、もしかすると、幕府の「正社員」ではないのかな?
現在の市谷鷹匠町・二十騎町、そして外濠を隔てた千代田区一番町~六番町は、もちろん白抜きの武家地で、一軒一軒の名前が入っています。
[43934] 2005年 8月 7日(日)14:29:11あきすて さん
Re:職業名由来町名コレクション
[43922] 笠津前浜 さん

他にもだぶってます
 鷹匠
 鉄砲町
 伝馬町

"町"以外の部分を、部分的に含んでるものとして、材木座代官山高田馬場などがあるようです。

「魚町」「魚屋町」は別のものとして挙げられているので以下のも別のものになるのでしょうか。
 「鍛冶町」に対して「鍛冶屋
(←この尾道市の件は現在使われてないようならコレクション対象外になってしまいますが他にも鍛冶屋という地名はあります)
 「茶町」に対して「茶屋町
 「木町」に対して「木屋町
(ちなみに、京都市にあるのは"きやまち"、寝屋川市にあるのは"こやちょう";寝屋川市のは由来がわかりませんが)
[43988] 2005年 8月 9日(火)00:41:44笠津前浜 さん
職業名由来町名(仮)編集メモ(1)
[43922]の編集開始書き込みに反応いただいた皆様、的確ですばやいフォローをありがとうございます。私の確認不足が多々ありました・・・が、寛大な心で見守ってくださいますようよろしく(^^;お願いします。叱咤激励大歓迎、です。
では個別にお返事いたします。
****
[43924] 2005 年 8 月 7 日 (日) 07:04:51 KMKZ さん
「御徒町」が重複しています。(4番目と55番目)
「千代田」、「大手町」が職業名由来とは初耳です。どのような職業なのですか?
ありがとうございます。御徒町は重複分を削除します。千代田・大手町に関してはログから切り出す際に「城下町らしい地名」が混在していたことを失念していた結果、紛れ込んでいました。根拠がない以上、削除したいと思います。さらに、職業・役職名由来の地名を候補に入れるようにします。
****
[43926] 2005 年 8 月 7 日 (日) 11:04:16 EMM さん
大手町(追手町)については、KMKZ さんへの返事に書きました通り、リストアップのミスでした。車町は職業由来の場合である可能性があれば、候補として残しておきたいですね。漢字表記のバリエーションは入れましょう。接尾語等は・・・残しましょう。銀座は銀座コレクション参照で。馬場町は職業名由来ではないですね。候補から消します。
****
[43929] 2005 年 8 月 7 日 (日) 12:21:45 hmt さん
牛込(東京都新宿区)の細工町、納戸町、払方町、箪笥町などの町名は、江戸城に通勤する同心たちの「公務員住宅」地域に由来しています。[41218] hmt参照。
ありがとうございます。ということは、同心たちが箪笥を商っていたりしたのでなければ、職業名由来ではなさそうな気がしますが・・・候補に残しておき、後ほどゆっくりと個別調査したいですね。
****
[43934] 2005 年 8 月 7 日 (日) 14:29:11 あきすて さん
他にもだぶってます
 鷹匠
 鉄砲町
 伝馬町
お恥ずかしい(^^;ご指摘ありがとうございます。
"町"以外の部分を、部分的に含んでるものとして、材木座、代官山、高田馬場などがあるようです。
「魚町」「魚屋町」は別のものとして挙げられているので以下のも別のものになるのでしょうか。
 「鍛冶町」に対して「鍛冶屋」
 「茶町」に対して「茶屋町」
 「木町」に対して「木屋町」
それぞれ、候補に入れたいと思います。
****
[43936] 2005 年 8 月 7 日 (日) 14:59:58 inakanomozart さん
▽候補にあがっていない町名で米穀商に由来する「石町」があります。
例として
・静岡市葵区上石町(かみごくちょう、下石町は消滅)
・東京都中央区日本橋本石町一~四丁目
・大阪市中央区石町一・二丁目
▽「葵町」は静岡市の場合、1915年「草深代地」を改称したもので職業とは関係ないようです。
大手町の件を含め、ありがとうございます。石町は候補に入れますね。
▽静岡市の場合は、京都の伏見から牛車をつくる職人を呼び寄せ、住まわせたことに由来すると言われています。
・静岡市葵区車町(くるまちょう)、通車町(とおりくるまちょう)
こちらも候補入りにします。
****
[43940] 2005 年 8 月 7 日 (日) 16:02:56 今川焼 さん
●小人町、豆腐町、水主町、酒屋町、帯屋町、勘定町、船大工町
宗教に関するもので
●神主町、坊主町、社家町
それからずっーと時代をさかのぼった古代の職種に関係ありそうなところで
●弓削町、矢作町、土師町、鳥取町、服部町、陰陽町、主税町、番匠町
このあたりは古代のその職業と町の成り立ちが直接つながるのかどうか疑問な部分もあると思います。(参考[20412] Issie さん)(主税町、番匠町は名前の由来は古代かもしれませんが地名となったのは近世のことかもしれません)
候補に入れます、ありがとうございました。
ところで、さすがに京都市内には○○屋町の類が本当にウジャウジャありますねぇ。
たとえば、木屋町([43934] あきすて さん)は高瀬川沿いに材木商が多く集まったことに由来する地名(通り名・通称地名)と、はっきり職業地名とわかりますが、何十とあるすべての町名を職業と 関係あるかどうか検証するのは不可能でしょう。それっぽいところを見つくろって(?)でもやむを得ないと思いますがいかがでしょうか。
ちなみに西本願寺のすぐそばにある仏具屋町・珠数屋町あたりは現役の職業町でしょうね。
それから、現役といえば近代になってからつけられた職業地名はコレクションに該当するでしょうか。
●問屋町、卸町、鉄工町、木材町・・・。
えー、見つくろっていければ、と・・・。それから、近代のものでも該当すると思いますので、挙げられている町名も候補に入れます。
[44150] 2005年 8月 14日(日)22:25:07作々 さん
職業由来町名の件
お久しぶりです。

相変わらず忙しい日々は続き、本日も休日出勤しておりました。夏の長期休暇も10月末ぐらいになるんじゃないかという感じの生活を送っております。

さて、私の地元鹿児島市の職業由来町名についても紹介しておこうかと思います。

鹿児島市鷹師~かつては鷹師馬場町と呼ばれていましたが、明治32年に鷹師町に改称、昭和50年ごろに住居表示されて今の形になりました。
名前の由来は、鷹匠町に同じく、狩用の鷹を飼育する鷹師が住んでいたことに由来するようです。
因みに、その隣に「薬師」という地名がありますが、こちらは薬屋さんがあったというわけではなく、薬師如来に由来するようです。

ほかには谷山塩屋町。かつては谷山市塩屋町だったところです(参考:拙稿[41922])。

このほかにも職業由来ではないかと思われる地名が幾つかありますが、まだその根拠は見つけられておりません。参考までに紹介しますと、呉服町加治屋町などがあります。あと、金生町ってのもちょっとだけ怪しいです。
⇒折を見て調べるつもり。

そういえば、鹿児島にも昔、車町という「町」があったようですが、こちらの由来は「郭」なんだそうです。
[44413] 2005年 8月 22日(月)17:45:31U-4 さん
名古屋の職業由来地名
[44068][44151][44262][44406] 笠津前浜さん
職業由来町名コレションご苦労さまです。これまでにないような大掛かりなものになりそうですね。立ち上げ途中で余計な口をはさむとご迷惑かとは思ったのですが。
歴史のある町には職業由来地名が数多く残っています。尾張徳川家の城下町名古屋市にも数多くありましたが、昭和30~40年頃の住居表示実施にあわせてほとんど消滅してしまいました。とりあえず北区、西区、東区、千種区、中村区の旧町名から職業由来らしきものを拾いだすと以下のとおりです。

対象地名よみかた現在の地名痕跡由来
北区織部町おべちょう現存織物従事者の居住地
指金町さしがねちょう現存職業由来ではないらしい
西区紙漉町かみすきちょう城西2,3紙漉公園、紙漉南公園御用紙漉師の居住地
鷹匠たかじょうまち城西2鷹匠橋、鷹匠公園
塩町しおちょう幅下1~那古野1小塩橋?塩問屋街
台所町だいどころまち花ノ木1台所公園藩主御台所士官居住地
手木町てこまち城西5おてこ公園手木:梃子を使って働く
作業員(石工等)のこと
奉公人町ほうこうにんまち新道1不明奉公人が多く居住
馬喰町ばくろちょう新道1馬喰町なかよし児童遊園
東区舎人町とねりちょう泉2~代官町舎人公園舎人の居住地
鍋屋町なべやちょう泉2~代官町鍋屋町商店街、鍋屋金物店鋳物師居住地
城番町じょうばんちょう筒井3城番公園城代同心居住地 
手代町てだいまち筒井2~3市道手代町線手代屋敷の町
代官町だいかんちょう現存
百人町ひゃくにんちょう現存百人同心居住地
主税町ちからまち現存???人名由来
あおい現存???
千種区鍋屋上野なべやうえの現存鋳物師支配者居住地
中村区米屋町こめやちょう名駅3~4不明米穀取引所所在地○  
納屋町なやまち名駅5納屋橋他多数魚問屋街
祢宜町ねぎちょう名駅南1祢宜公園禰宜の居住地
水主町かこまち名駅南3バス停、交差点、郵便局水夫の役宅○ 
○は既にリストアップされているもの。◎はそのうち所在自治体に掲載済のもの。

それらしき町名は22種類で現存は7、主税町と葵はリストにあがっていたので入れておきましたが職業由来とはいえません。
指金町も大工町の一種かと思いましたが、残念ながら町烽ノあった橋が指金の形をしていたから、というのが由来のようです。ということで現存地名のうち、リストアップ済の百人町と代官町の他には、新規候補として織部町と鍋屋上野の2件。しかし、少々インパクトに欠けるところ。鍋屋上野の上野は高台という意味のようで、「鋳物師の親分が住んでいた台地」といった程度で、鋳物師が集まっていた「東区鍋屋町」は消滅してしまいました。京都、桑名、奈良、和歌山、安城には現存しているので(由来は調べておりません)「鍋屋町」でリスト入りでしょうか。
祢宜町や手木町、紙漉町、貴重な地名で残念です。しかし、各地名ともかなり痕跡は残っているようで、特に公園名が多いようです。奉公人町のような痕跡不明なところも、現地を歩いてみるとみつかるかもしれません。

これ以上に職業由来町名がそろっているものの、ほぼ100%消滅してしまった中区は、もう少々整理してから報告します。
[45287] 2005年 10月 1日(土)12:58:2988 さん
職業由来町名
笠津前浜 さんへ
地元の情報ばかりで申し訳ないですが・・。

高松市に「紙町」があります。
私の主たる情報源、いつもの「角川日本地名大辞典37香川県」からの引用です。
第5代藩主、松平頼恭の頃、藩士の南部伊平が紙漉きを始めたことに由来する(香川郡志)。南部伊平は春日神社付近に居を移し、伊予三島から亀造を雇って製紙業に着手した。このあたりは藩主の鷹を飼育する鴨の寄場でもあり、鷹匠から苦情が出たが、伊平は藩の大幕の洗濯を引き受け、それを乾かす幕の陰に隠れて紙の漂白を行ったという。販路を開拓するため、単身近畿・山陽地方にも巡遊した。中ノ村・栗林以南の土地は製紙業が盛んで、明治初期中村喜多蔵が藁紙の製造を始めて一層盛んとなった。昭和10年鷺田村の工産額の9割以上が製紙産額で、その価額は150万円に達していた。これは麦の生産価額の2倍に相当する。

現在の高松市紙町は、江戸時代は坂田村の一部です。明治23年2月15日、明治の大合併に伴って香川郡鷺田村大字坂田となり、昭和15年2月11日、昭和の大合併で坂田村は高松市に合併され、このときに現在の「高松市紙町」が誕生しました(坂田村の他の部分は高松市松並町などに)。
また、「春日神社」とはおそらくここ(ここも元坂田村、現在は高松市西春日町)、「中ノ村」は現在の高松市中野町ほか、「栗林」は栗林公園などがある高松市栗林町ほかです。
ちなみに、拙稿[44216]で触れた高松市勅使町も、もとは紙町と同じ香川郡鷺田村です(紙町が坂田村の頃は、勅使町は勅使村)。
[47561] 2005年 12月 21日(水)07:00:01inakanomozart さん
Re:職業由来町名更新
[47560] 2005 年 12 月 21 日 (水) 05:58:28  笠津前浜さん
反映いたしましたので確認いただければと思います。
さっそくの御手配ありがとうございます。

二度手間で申し訳ありませんが、下記のものもお願いできたらと思います。

鷹匠(町)・鷹師】の項のうち
静岡市の「東鷹匠町」は採用されていますが、「鷹匠(たかじょう)」がもれているようです。
(町名としては静岡市葵区鷹匠一丁目~三丁目」)
[51090] 2006年 5月 1日(月)19:04:32【1】hmt さん
都市名を冠した町名
[51058] inakanomozart さん
『静岡県安倍郡静岡○○町○丁目○○番地』
この「安倍郡静岡」と言うのが「従来からの区域」ということになると思われますが、ただ単に、『静岡』というのは、今の感覚からするとちょっと違和感を感じたりします。

なるほど、明治22年の「市制」によって静岡市になった「従来からの区域」安倍郡と有渡郡とにまたがる124町(追手町、鷹匠町一丁目、…、安倍川町、白山町)は、従来から習慣的に「静岡」と呼ばれていた区域というだけでなく、戸籍簿にも「静岡○○町○丁目」というように「静岡」を冠した町名が記されていたのですか。

# “従来から”と言っても、駿河府中からの改称は明治2年のことでした。[12387]
静岡市の建てた由来記によると、賤機山(しずはたやま)の字を学者の向山黄村が「静岡」に変えたとのこと。

それはともかく、改めて 太田孝(編)「幕末以降市町村名変遷系統図総覧」を見た結果、明治22年中に市になったところでは、秋田、山形、米沢、水戸、富山、高岡、福井、甲府、岐阜、津、姫路、松江、岡山、徳島などの諸都市で、それぞれの都市名を冠した町名を確認することができました。
静岡の場合、戸籍簿からすると、正式には「静岡」を冠した町名だったように思われますが、この資料に収録された静岡124町名の頭には「静岡」が付いていませんでした。自明の場合は冠が省略されることが多かったのだろうと思われ、この資料では冠のない他の都市でも、正式には都市名を冠していた可能性があります。

面白いのは神戸市で、神戸海岸通一丁目以下「神戸」を冠する51町、兵庫多聞通一丁目以下「兵庫」を冠する79町、それに八部郡荒田村、菟原郡葺合村となっていました。前身として「神戸」と「兵庫」という2つの市街地が存在したことがはっきりと示されています。もちろん、この場合は「市制」よりも10年前に「神戸区」として一応は統合されていたわけですが。

神戸と兵庫との関係については、ニジェガロージェッツ さんが詳しく紹介されています[18378]
安政5年(1858)の日米修好通商条約で開港を約束した5港のひとつ「兵庫」ですが、警備上の理由から外人居留地のある開港場は少し離れた「神戸」にしたという「兵庫と神戸との関係」は、「神奈川と横浜との関係」[20917]と類似していますが、地理的には神奈川と横浜ほどには隔絶していなかったようです。

福岡市の場合も「福岡」と「博多」を冠した2つの市街地が町名から認められるのかと思ったのですが、前記資料ではほとんどの町名に冠は付いていませんでした。

東京市の町名にも冠によるグループが認められます。例えば東京市牛込区には、市ヶ谷田町一丁目以下「市ヶ谷」を冠する町名が29、牛込細工町以下「牛込」を冠する町名が46ありました。なお、江戸時代には御細工町・御納戸町[43929]、現在は細工町、納戸町[41218]で、「牛込」は区名だけでなく町名の冠称からも消えてしまいました。

タイトルの「都市名を冠した町名」からは外れますが、この資料「幕末以降市町村名称変遷系統図総覧」を見ると、各都市になった江戸時代からの町名の数には大きな相違のあることがわかります。

おそらく現在でも最大と思われる町名の宝庫・京都市は2区で2000町、東京市は15区で1400町、大阪市の4区520町よりも多いのが金沢市531町。御三家の城下町は和歌山400町、名古屋276町、水戸120町。
極端に少ないのが盛岡市で、市制施行前の区域にあった村は、南岩手郡仁王村、志家村と7村の一部という少数でした。
行政区画の名称や数はともかくとして、これも従来から「盛岡」と呼ばれる一つの市街地を形成していた区域なのでしょう。
[54603] 2006年 10月 26日(木)23:21:11eiji_t さん
職業由来地名?「鵜飼」、「鷹飼」
鵜飼 うかい
岩手県岩手郡滝沢村 鵜飼、中鵜飼、下鵜飼
石川県珠洲市 宝立町鵜飼
岐阜県岐阜市 下鵜飼
岐阜県加茂郡川辺町 鵜飼
兵庫県揖保郡太子町 鵜飼
岡山県小田郡矢掛町 鵜飼
広島県府中市 鵜飼町

鷹飼 たかかい
滋賀県近江八幡市 鷹飼町、鷹飼町東、鷹飼町南、鷹飼町北
「鷹飼」鷹狩に使う鷹を飼育し、鷹狩に随行する下級役人。のちに一般に鷹匠のこと。
鷹匠(町)・鷹師」「餌指町」が職業由来地名コレクションに入っているのであればこれも?

 参考
風俗博物館鵜飼と鷹飼
宮内庁HP御料鵜飼
[54931] 2006年 11月 3日(金)00:42:55hiroroじゃけぇ さん
合併を機に、旧町名の復活を・・・
2日のNHK教育「視点・論点」で、今尾恵介さんが「旧町名の復活」を主張されていました。全国で先駆けて復活させた金沢市を例にしながら、「向こう三軒両隣」の重要性を説かれていました。「鷹匠町」などの地名の由来を知ることも、地域として大切であると。長崎の「銀屋町」の由来も話されていました。「高度成長期に行われた町名の廃統合は、西洋的な住所表記に馴染んでいたが、人口減少時代である現在には合っていない」とも。「おもむろに丁を増やすのではなく、地域コミュニティを重要視する」という考え方は大賛成です。

昨日、私の母親が「舟着町(ふなつきちょう)」と言っていました。どこかわからないので、話を聞いていると、現在の児島味野の一部であることが判明しました。以前は海岸線がもっと山よりであったとの話から、海に面していたと想像できます。児島にも失われた「町名」があったことは驚きでした。


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