これまで興味を持ちつつも、いざ始まってみるとあまりの激流に足がすくんでしまい、眺めるだけに終わっていた十番勝負でしたが、今回はメンバー登録してから初めての開催と言うこともあり、勇気を出して飛び込んでみることにしました。
では以下は日記風に。
10月29日(日)
問六:南魚沼市(誤答)
問二:日田市(第9位)
問六:富田林市(第10位)
問七:津山市(誤答)
この日は朝から外出で、帰宅は午後3時頃の予定。出かける前に問題だけでも覗いておこうと落書き帳を開けてみたら、既にラッシュアワーの真っ最中。特に問六の解答が異様に伸びているので大いに焦りました。
「『頭に東西南北のつく市』なんて、いくら何でもそんな解りやすい問題が出る筈はなかろう」と思いながらも他の解が浮かばないので、売り切れる前に駆け込め! と、あまり自分に縁のない新潟県から南魚沼市を解答して、家を出ました。
帰宅後、改めて腰を据えて問題とにらめっこ。まずは「想定解数:47市」の二つの問題に目が行きます。
「一県一市か。でも問四はお題に大阪府から二つも出てるな。こりゃ一筋縄では行きそうにないから後回し!」という訳で、問二に飛びつきました。
とりあえず「市区町村プロフィール」からお題の市を含む府県をExcelにコピーして、いろいろ並べ替えて遊んでいたら、スロットマシンが当たったように・・・。
「おっ! 面積の順位が揃ったぞ!」
さっきは新潟県だったから今度は西の方にしよっと。という訳で日田市を解答。
ここで第一回採点結果が。
「問二は・・・やった正解! 問六は・・・!!」
何ということでしょう、我が記念すべき初解答は、累々たる誤答の波の中に、ひっそりと横たわっているではありませんか。群集心理に陥ってパニックを起こしていた自分に気付き、思わず赤面したものです。
やがて落ち着きを取り戻したところで、膨大な誤答群と何分の一かの正答とお題を見比べること数分、ようやく「読みがな6文字」に気付きました。
とりあえず想定解数も数えてみて間違いないと確信。しかし、そうこうしているうちに再答ラッシュが始まりました。先程の反省はどこへやら、またもやパニックに。もう「どれを答えようか」などと悠長に構えていられません。最初に頭に浮かんだ、地元大阪は富田林市を解答し、ようやく一息つきました。
このときの心境を喩えるなら、うまいラーメン屋の噂を聞いたので食べに行こうと街を歩いていると、行列のできている店があったので並んでいたら店主と思しき人が現れて「あんた方、そんなところに並んで何をしてなはんねん。うちは鉄工所でっせ」「ええっ?」慌てて街中を駆け回ってラーメン屋を探し、やっと見つけた店に飛び込んで注文したら、なにやら見覚えのある顔が。「あんさん、さっきも鉄工所の前で会いましたな」「ああ、一緒に並んでたお人でんな」「いやっはっは、お恥ずかしいことで」という感じですね。
え? 長ったらしいばかりで全然判らん喩えだ? 失礼しました。
閑話休題。このとき、今回のテーマ「十番勝負数え歌」(
[55105] らるふさん)が私の耳にも聞こえてきたのでした。
続いて、我が地元・高槻市をお題に含む問七に挑戦。悪魔の手毬唄、もとい、十番勝負数え歌に導かれるまま、「高槻と七、高槻と七・・・」と呟くうち、高槻が七つの市町村と接していることを思い出しました。他のお題に当たってみてもどうも間違いなさそう。でも朝霞市は・・・さいたま市南区と桜区を別に数えれば七つだ。高崎市の×はよくわからないけど、きっと飛び地が何か関係するんだろう。何より今解答して正解なら金メダルだ。行ったれ!
こうなるとまたもやパニックです。ウィキペディアで隣接する市町村を数えながら、どんどんリンクを辿っていった末、津山市を見つけて解答しました。
そうしたら何と私の解答のわずか3秒後に88さんの「鹿屋市」が。これも七つの市町村に接しているじゃないですか。あと一回プレビューで確認していたら逆転されてましたね。
「危なかったー!」と、そのときは思ったのです。
まだ日が暮れたばかりでしたが、パートに出ている妻に代わって夕食の支度をするため、この日はこれで終了しました。
白状しますが、「津山市が正解なら金メダルゲットだ」と思うと、この日の夜は眠れませんでしたね。
10月30日(月)
問九:島田市(第14位)
午前五時を待ちかねて起床し、第二回採点結果を見たら、問六は正解、でも問七は誤答。
「やっぱり世の中そんなに甘くないか」と呟いて、二度寝してしまいました。
会社に行っても十番勝負が頭から離れません。デスクワークに勤しんでいる振りをしながら、見ているのは「都道府県市区町村」、ウィキペディア、Yahoo!地図・・・。
問七は完全に行き詰ってしまったので、残り想定解数の少ない問九から手を着けることに。
「キュ、キュ、キュ、オバケの九」と心の中で歌いながら、ウィキペディアでお題の市を見ていたら、どれも人口が9万人台か10万人を少し出たところ。これだ!
「ランキングデータ」で該当する市を探し出したけど数が微妙に合わない。
「ま、いいか。9万5千人位の市を答えとけば大丈夫やろ」ということで、島田市を解答。
一問解けたら満足してしまったのと、仕事中の後ろめたさがあったので、この日はこれでおしまい。
10月31日(火)
問八:美濃加茂市(第15位)
またもや仕事中。
「ぶんぶんぶん、八が飛ぶ」と心の中で歌いながら、ウィキペディアでお題の市を見ていたら、隣接する市町村の項目に次々と「八」の字が。これだ!
まだ出てきてない県から答えようと思い、最初は八峰町に隣接する能代市を答えようと思いましたが、何となく右左府さんに悪い気がして思い止まり、八百津町の隣の美濃加茂市を解答しました。
余談ですが、八戸市って、どの市にも隣接してないんですね。知らなかった。
11月1日(水)
問五:富良野市(第15位)
問十:日立市(第14位)
今日も会社で調べ物。
問五は市区町村プロフィールからお題の市をExcelにコピーしていて気付きました。十番勝負数え歌が頭の中で鳴り響いていたので、鳴門市がの市制施行日が5月でなくても惑わされず、「何か裏があるんだろう」とタカを括って既出解をチェック。鳴門市の事情も検索で確認し、まだ解答していない北海道から富良野市を解答。
そして問十。
「十五~でねえや~は、嫁に行き~」と心の中で歌いながら、ウィキペディアで(以下略)
地図検索で十の付く駅のリストを引っ張り出し、今度は関東で行こう、と日立市(十王駅)を解答しました。
11月2日(木)
問四:豊橋市(第22位)
問三:浜松市(第14位)
問四はかなり最後まで「想定解市:47市」に縛られて、行き詰まっていました。お題に大阪府から二市が出ているにも関わらず、第十回の問五「読みの五十音順で都道府県庁所在地の次にくる」が頭にあって、「重複があるからといって一県一市でないとは限らない」と、余計なこだわりに縛られておりました。
しかし既出解の分布があまりに偏りすぎているので、さすがにこの方向は断念。結局、既出解を都道府県ごとに並び替えてみて、ようやく想定解がわかりました。
既にどの組み合わせも、少なくとも一つは出ていましたが、まだ一つしか出ていない「豊」の組み合わせから豊橋市を解答しました。
問三もウィキペディアを見ていて気付いたんですが(歌は省略)、
[55097]白桃さんと同様、神埼市に関する誤りに引っかかり、少々遠回りとなりました。ただ、数え歌のお導きのおかげで、お題の市に一つぐらい例外があっても突き進む厚かましさが次第に身についてきて、何とか想定解に思い至りました。
しかし解を探すのは難航。もうウィキペディアを鵜呑みにはできないので、、長い県境のある市を決め撃ちで調べ、浜松市を発見。
どちらかというと全国からまんべんなく解答したい私としては、問九に続いて静岡県から二つ目の解答となる上に、さっき答えたばかりの豊橋市に隣接する浜松市を答えるのは気が進まなかったのですが、他の解を探し出す気力は既になく、そのまま解答しました。
11月3日(金)
問一:糸魚川市(第17位)
問七:銚子市(第18位)
うちの職場は祝日は関係ないので、この日も出勤で、またもや職場で十番勝負です。
祝日は電話がかかってこないので心おきなくクイズに専念できます。(仕事しろ!)
残るは問一と問七。この二問が残ったのは、全く異なる理由からです。
問一は残り想定解数が多くて売り切れの心配がなかったので、ほとんど考えることなく後回しにし続けた結果ですが、問七は初日の誤答以来、毎日考えては行き詰っておりました。
この日、第一ヒントが出ました。
問一「暴動の悪夢再び(f^^;」
暴動と言えば前回の問十。初参加の私でも、これはわかります。数え歌と想定解数を勘案して、過去問の問一を調べたらビンゴ。問六で誤答になってしまった新潟県から糸魚川市を解答しました。
これはノーヒントで考えても、多分解らなかったと思います。結果的にほとんど時間を使わずに解答に漕ぎつけることになりました。
そして、我が地元・高槻市がお題に入った問七が最後に残りました。
ここまでの解答が東京と大阪の周辺に集中していることから「七つ目の駅」というキーワードが浮かびましたが、どこから七つ目かを明確にできなくては問題にならないので没。
思い悩んでいるさなかに出た第一ヒントは「高崎市×は最近話題に...」
「高崎市」で過去ログを検索して出てきたのは、合併、ご当地ナンバー、・・・。今回、合併がらみの問題がなかったこともあって、mikiさんの
[54342]を見ても合併の方に先に目が行ってしまいました。
合併と七を結び付けるべく頭を絞りましたが、お題にも解答にも平成の大合併とは無関係な市が多いので、またもや行き詰まり。ご当地ナンバーとも全然結びつかず、そこでようやくナンバースクールに気が付きました。
しかし苦悩はこれで終わりません。既出解を検証してみたら、松戸市(
[54953] BEANさん)には第七小も第七中もない・・・。よく考えてみれば、この時点で未採点の市が該当しないからといって驚くことはないのですよね。そんな単純なことにさえ、気付くのに時間がかかりました。煮詰まってたんですね。
ついでに誤答の方も検証してみると、唐津市(
[54667]ぺとぺとさん)に「七山小学校」があることがわかり、「七」が付くだけではダメなことも判明。Googleで「第七中」を検索し、銚子市を見つけて解答、あとは採点を待つのみとなりました。
こんなに手こずったのも、
[54959]で触れたように地元がお題になっていたからで、高槻育ちの私にはナンバースクールが当たり前になっていて、第七中学校や第七小学校のある市が全国で39しかないとは思いもよらなかったのでした。
11月4日(土)
朝、採点結果をチェックし、完答にこぎつけたのを確認。私の十番勝負初参戦は無事幕を閉じたのでした。
結局10勝2敗、総合ランキング14位。問二の9位から問四の22位まで、平凡な成績ではありますが、初挑戦で完答できたのですから、私としては大満足です。
こうなると次はメダル獲得、と欲が出そうになりますが、今の私の瞬発力ではまず無理でしょう。次回も楽しく参加できれば良いと思っています。
最後に、実に苦しく楽しい一週間を過ごさせて下さったグリグリさんに、厚く御礼申し上げます。
それではこの辺で。長々と失礼しました。