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伊豆之国さんの記事が50件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[99327]2020年4月1日
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[99280]2020年3月20日
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[99261]2020年3月16日
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[99251]2020年3月14日
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[99240]2020年3月1日
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[99221]2020年2月25日
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[99206]2020年2月23日
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[99161]2020年2月11日
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[99089]2020年1月17日
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[99032]2020年1月11日
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[98973]2020年1月7日
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[98946]2020年1月6日
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[98914]2020年1月5日
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[98834]2020年1月1日
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[98804]2020年1月1日
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[98778]2019年12月31日
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[98751]2019年12月18日
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[98731]2019年12月11日
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[98676]2019年12月6日
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[98661]2019年12月4日
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[98644]2019年12月3日
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[98643]2019年12月3日
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[98604]2019年11月27日
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[98603]2019年11月27日
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[98581]2019年11月21日
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[98559]2019年11月6日
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[98549]2019年11月2日
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[98529]2019年10月10日
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[98519]2019年10月1日
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[98502]2019年9月20日
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[98378]2019年9月8日
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[98377]2019年9月8日
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[98365]2019年9月7日
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[98335]2019年9月5日
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[98334]2019年9月5日
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[98295]2019年9月4日
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[98293]2019年9月4日
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[98261]2019年9月3日
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[98255]2019年9月3日
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[98252]2019年9月3日
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[98217]2019年8月31日
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[98210]2019年8月23日
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[98199]2019年8月17日
伊豆之国

[99327] 2020年 4月 1日(水)20:21:01伊豆之国 さん
卯月馬〇小ネタ(駅名・路線名勝手に改称編)
毎年恒例の、「耶馬溪の奥のここ」より少々「ヤバイ」ネタを披露いたします。

ご承知の通り、世界的な新型悪疫大流行により、「闘狂奥林匹克運動会」(→[65923] hmtさん)はどうやら1年延期、ということになるようですが、この「運動会」に合わせ、首都圏の各鉄道会社は、「混乱・誤解の恐れがある同名駅・類似名称駅」の解消を目指し、下記の通り駅名を変更する予定があるとの発表がありました。

現駅名路線新駅名改称理由等
青海ゆりかもめあおみ・パレットタウン「青梅」との類似による誤乗降・混乱防止([97641] Takashiさん)。ひらがな表記に改め、隣接する施設名を加える
笠幡JR川越線笠幡・霞ヶ関ゴルフ場前ゴルフ会場になっている「霞ヶ関カンツリー倶楽部」の最寄り駅をアピール
霞ヶ関東武東上線国際大学前メトロとの同名解消のほか、「カンツリー」の最寄り駅ではないため。新駅名は近くにある「東京国際大学」より
霞ヶ関東京メトロ・丸ノ内線他霞が関地名表記に合わせる
浅草つくばEXP浅草六区メトロ・東武の浅草駅とはかなり離れており(直線で約600m)、お互いに乗換案内はない。駅周辺は「浅草六区」と呼ばれた演劇の聖地で、今も劇場・演芸場が何軒か残っている
入谷JR相模線座間入谷メトロとの同名解消。市名を冠して区別
足柄JR御殿場線竹之下小田急との同名解消。元々相模国「足柄」の区域(→[99297] YTさん)になく、駿河国(駿東郡)にある(小田急足柄駅のほうは元々「足柄下郡」の区域内)。現駅名は前身の信号所名に由来。駅所在地の地名を採用
小川町都営新宿線淡路町東武東上線・JR八高線との同名解消。メトロ丸ノ内線淡路町駅と乗換駅扱いになっており、駅名を統一する(千代田線「新御茶ノ水」とも乗換駅扱いだが、こちらはそのままとする)
江戸川橋東京メトロ・有楽町線関口「江戸川区にある」との誤解防止(駅名の「江戸川」はここでは神田川の別名を指す)。駅所在地の地名を採用
早稲田東京メトロ・東西線地下鉄早稲田都電早稲田駅とは早大のメインキャンパスを挟んで直線でも700m以上離れており、お互いの乗り換えは難しい。開業が遅かった(それでも半世紀以上同名称で続いているのですが)東西線のほうに「地下鉄」を冠して区別
富士山下上毛電鉄上電あいおい「(本物の)富士山の麓にある」との誤解防止。駅は「桐生市相生町」にあるのでこれによるが、「あいおい」には「相老」(東武桐生線・わたらせ渓谷鉄道の駅名)の書き方もあって「表記の揺れ」があるため([81262] hmtさん)、「あいおい」はひらがなとし、東武・わたらせの駅と区別するため社名の愛称を冠する
亀戸水神東武亀戸線亀戸中央公園「亀戸天神」との混同防止。「亀戸天神」(最寄り駅は「亀戸」)とは反対方向にあり、駅にも「ここは『天神』ではありません」と大書された案内表示がある。駅の東側にある公園の名称を採用

駅名改称の時期は「おおむね1年以内」に行う方向にあるようですが、地元との調整が難しくなりそうなものもあり、見通しは不鮮明です。

一方、JR東日本東北支社では、大震災で被害を受けた各線の復旧・再開及び代替輸送の整備が完了したことに伴い、JRとして鉄道輸送を行う区間の短縮により路線名と行き先・経由地が一致しなくなった3路線について、名称変更を行う予定であることが明らかになりました。
これによると、柳津以北が正式にバス代替えとなった気仙沼線を「柳津線」、線名の由来となった「陸中山田」駅を含む区間が三陸鉄道に移管されたことにより区間外となった山田線を「宮古線」に改称し、大船渡線については沿線住民・利用者にアンケートを取り、この中から新線名候補をリストアップした上で決定する、という方向となるようです。このうち、「柳津線」はかつてこの区間が部分開業した時に名乗っていた名称であり、また「宮古線」は、現在の三陸鉄道リアス線の一部となっている宮古~田老間が国鉄路線として開業した時に名乗ったことがあったものの、三陸鉄道に転換して「北リアス線」の一部となってから既に30年以上を経過しており、「地元でも『国鉄宮古線』を知らない世代の人が増え、混同する恐れは低くなったのではないか」として、共に線名改称は「特に問題なく受け入れられる」との見方ですが、臨海部がバス代替えとなって気仙沼が終点となった大船渡線については、既存の「気仙沼に行かなくなった気仙沼線」と混乱するため「気仙沼線」の名が使えず、沿線住民の意見をもとに新路線名を決めることになったようです。
また、奥羽線「蔵王」と東北線「花巻空港」駅について、「名が体を表さなくなっている」として、それぞれ「金井」「二枚橋」の旧称に戻し、仙山線の「東照宮」を「仙台東照宮」と改称することも発表された模様です。

以上、亀戸天神境内の特設スタジオからお送りいたしました。
[99280] 2020年 3月 20日(金)22:17:06伊豆之国 さん
本番さながら「模擬甲子園・開会式」
ご承知の通り、疫病流行で中止のやむなきに至った「選抜」。その出場予定校だった花咲徳栄高校が、開会式の予定日だった昨日、自校のグラウンドを使って、まさに本番さながらの「模擬甲子園・開会式」を行った、という話題がありました(こちら)。
この「模擬開会式」を提案したのは、野球部の監督だったといい、選手たちは、「本番」に使用するはずだった背番号入りのユニフォームを着用し、手作りのプラカードも使われた入場行進、校歌斉唱など、まさに「甲子園」での情景そのもの。「観客」こそ学校関係者数十人だけ、というものの、まさに「本番」で披露するはずだった光景を「再現」したのでした。

遅レスですが…
[99267] 白桃さん
1960年国勢調査では(中略)今日まで「町」として生き残っている?取り残されている?町が一つありますね
「滝」が有名な北関東の町ですね。「諸国漫遊など嘘っぱち」というかの時代劇のヒーローも、ここはおひざ元の領国内なので、その滝は多分見ているでしょう。4万人を超えていたのに市にならなかった(なれなかった)のは、やはり「必要条件」を満たしていなかったからでしょうか。その町の人口は、今では最盛期の4割以下に激減しているので、「市にならなくて正解」、それどころか、無理に市になったとしても、今や「村」に2段階格下げされても文句なし、という北の元炭鉱町ほどひどくはないにしても、「市としての資格喪失」の「自責」に耐え切れず、ひょっとしてその時代劇のヒーローが晩年を過ごした市に「編入」されていたかも…。
…そのヒントは、[99276]にもありますね。
[99261] 2020年 3月 16日(月)21:21:49伊豆之国 さん
南房総の佐久間ダム
今晩のTV番組で、「南房総の山里で、バスを乗り降りして飲食店を探す旅」というのをやっていて、ゴールが鋸南町にある「佐久間ダム」というものでした。
この「南房総の佐久間ダム」、過去ログにも出ていて、今から11年前、浜松市民である稲生さんの記事[70747]
鋸南町の山間部に佐久間郵便局がありまして、事前の予習で佐久間小学校・佐久間ダムが近くにあることがわかっていましたので、郵便局で貯金する際に、静岡県の佐久間ダムのある浜松市からきましたと話を振ってみたのです。
すると、局員氏が佐久間小学校のOBだったようで、たちまち盛り上がって、小学校の修学旅行で箱根に行ったときのことを懐かしそうに話してくれました。集合時間になって「佐久間小学校の皆さん、バスに集まってください」とアナウンスがあると、なにやら自分たちの学校とは違う小学生も集まり出したとのこと。それが静岡県の佐久間小学校の児童だったようで、偶然同じ日に箱根旅行をしていたためこういう事態になったようでした。どちらも修学旅行ということで、偶然がなした出会いとはいえ、両方の小学生にとっては、強烈な思い出となったことでしょう
と、「偶然の鉢合わせ」となった子供のころの思い出話が紹介されて、最後に
鋸南町の佐久間小学校は統合され、今はなくなってしまったようです
(現在は統合で「鋸南小学校」に)と、今となってはもう見られない「珍風景」になったことも書かれていました。
余談ですが、佐久間小学校と同様に統合で閉校になった「保田小学校」は、現在は「道の駅」として活用されています。一方、浜松市天竜区の佐久間小学校は、現在も残っています(学校紹介)。
とこで、番組の中では、鋸南町の佐久間ダムは「桜の名所」と紹介されていましたが、鋸南町の観光サイトを見ると
散策路には河津桜、染井吉野、八重桜など約2200本の桜が植えられ、今日では桜の名所として知られています。4月上旬には「桜まつり」が行われ、多くの観光客で賑わいます
とあり、番組が収録されていた時に咲いていたのは、早咲きの「河津桜」と思われます。
この「佐久間ダム」から至近距離(「車で5分」と書かれています)に、「難読地名あいうえお」に出ている「をくづれ水仙郷」があります。既に花の時季を過ぎているためか、番組には登場しませんでしたが、「をくづれ」にリンクされていた画像にも、「水仙郷」と並んで「佐久間ダムお花見公園」の文字が見えます。
[99251] 2020年 3月 14日(土)12:49:42伊豆之国 さん
「白色の日」大特集
今日は「白色の日」。そこで、白桃さんの向こうを張るわけではありませんが、「白」の付く市町村の人口増減について調べてみました。
「白」の付く自治体は、現在6市7町3村があります。これを推計人口の多い順に並べてみると次のようになります。前回国勢調査からの増減率と合わせて表にしました。

市町村推計人口増加率
白山市110,1880.824
白井市61,9310.417
白河市59,730-3.526
白岡市52,0941.085
大網白里市47,990-2.428
白石市33,380-5.364
佐賀県白石町22,379-6.524
和歌山県白浜町20,470-4.937
北海道白老町16,357-7.796
山形県白鷹町13,050-7.937
千葉県白子町10,489-5.920
長野県白馬村8,647-3.158
岐阜県白川町7,499-10.641
北海道白糠町7,379-8.540
岐阜県東白川村2,032-10.128
岐阜県白川村1,520-5.531

御覧の通り、「市」でこそ6市中3市が増加傾向と「健闘」していますが、町村は軒並み減少、それもその大半は5%~10%台と厳しい状況です。「市」の中では、いったんは減少傾向になっていた白山市が再び増加に転じたのが注目に値します。一方、既に「仙南の中心都市」を"Supertown"に奪われて久しい白石市の低落傾向、4年前([91505])よりさらに状況は悪化しているのでしょうか。また、大網白里市は、「市」として国勢調査にデビューして以降、このまま行けば一度も5万人の大台を超えることがないまま、となるのでしょうか。町村の中では、白馬村・白浜町・白川村といった「観光地」の町村が比較的人口減が少なく「踏みとどまっている」感じなのは、やはり観光産業が自治体に与えている影響が大きいのでしょうか。

ついでに、政令指定都市の「区」では次の3区があり、こちらは全て増加傾向となっています。
市町村推計人口増加率
仙台市太白区230,8631.767
札幌市白石区212,3201.305
名古屋市天白区164,5221.130

…忘れていましたが、本当は1か月前の「あの日」にちなんで出したはずのクイズ([99161])
 【問V】 士別市、相模原市、海津市、彦根市、宿毛市
 …この各市の共通項は何でしょうか?
でしたが、シノレパシクソさんの「金メダル」([99215])以外に反応がなく、このまま放置するわけにも行かないので、 [99206]にも書いた通り、ここで「お開き」にします。
共通項は、「『愛』の付く市町(村は現存しない)と隣接している市」でした。この想定解は、こちらを見ればわかると思います。該当する市を次にあげておきます。カッコ内は隣接する「愛」の付く市町です。

士別市(愛別町)
相模原市、厚木市(愛川町)
津島市、稲沢市、弥富市、あま市、海津市、桑名市(愛西市)
彦根市、東近江市(愛荘町)
宇和島市、宿毛市(愛南町)

ところで、もはや「世界的大流行」となってきた「新型疫病」の恐怖には勝てず中止のやむなきに至った「選抜」。プロ野球もJリーグももちろん、海の向こうでも大リーグやフィギュアスケート選手権をはじめ多くのスポーツイベントが中止や延期に追い込まれ、来るべき東京五輪さえ「無観客」や「延期」、最悪なら「中止」もありうる事態という状況では、致し方ないのかもしれませんが、今度の「選抜」では「春夏」通じて初出場として「檜舞台」を踏むはずだった、「準・ご当地」の加藤学園、「21世紀枠」の平田、それに鹿児島城西の3校にとっては、とりわけ無念の気持ちが強いのではないのでしょうか。「超・地元」となった東海大相模高校、近所の商店街にもまだ「出場おめでとう」の旗やポスターがまだ残っているところも多く、「無念」と共にまだまだ「名残惜しい」といった気持ちが充満しているように見えました。「救済策」もネット上などで随分突飛な声も出ているようですが、プロ野球の世界でもPCで全選手のデータが叩き込まれ、ネット上で実戦さながらのゲームが行われていることから見て、「eスポーツ」とかで「選抜」に出るはずだった選手も参加して舞台を甲子園からネットの世界に変えて、「仮想・甲子園」として出場校が参加した「実戦・選抜野球ゲーム」でもやってみたら、と「妄想」もしたくなりました…。そういえば。私も少年時代に「野球盤」などで遊んだ記憶がよみがえってきましたが、あの時代からは想像もできなかった恐るべき「進化」に…。


 
 
[99240] 2020年 3月 1日(日)20:49:04伊豆之国 さん
明後日は「嬉しいあの日」のはずが…
明後日、3月3日は「雛祭り・桃の節句」。人形作りで名高いさいたま市岩槻区に「人形博物館」が先月22日にオープンした、という話題がありましたが、ご承知の通り全国的な「新型疫病」の蔓延により、「本番」を目前にして早くも明日から2週間にわたって臨時休館、という事態となりました(博物館HP)。本日開催の予定だった「流しびな」のイベントも中止されています(岩槻人形協同組合HPより)。

「桃」つながりで…
[99230],[99238] 白桃さん
[99234] デスクトップ鉄さん
北海道の「道」はなぜ省略されないのか?
確かに言われてみればそうですね。「北海道」の意味で「北海」という呼び方をしているのは、せいぜい「北海高校」と「北海盆唄」ぐらいしか思い浮かんできません…。
影が薄いのは、東山道
そもそも「東山道」というのは、「近畿・関西」の近江から始まって、「中部」の美濃・飛騨・信濃、「(北)関東」の上野・下野、更に「東北・奥羽」の陸奥・出羽と、文化も方言も違う地域の「寄せ集め」みたいなもので、お互いのつながりが薄い「人為的」な区分けだったからなのでしょうか。さらに、東山道に入っている上野・下野と、東海道に入っている武蔵など他の関東6か国とを合わせた「関八州」という言い回しが定着してきたこと、交通の面でも江戸を起点とした「五街道」が整備され、東山道内を西へ結ぶ「中山道」と東北へ向かう「奥州街道」ができて、「東山道」としての「一体感」が薄れたこともあるのでしょう。、ただ、「気候」の面からみると、「東山道」のうち、東北6県以外の範囲の大部分は、気候区分の上で「中央高地気候」の地域に入るようで、その面からだけは「東山道」の区分けに合理性がある、ということになるようですが…。

次に、クイズについて。
[99206]
【問F】JR北海道・根室本線、JR西日本・境線、上毛電気鉄道・上毛線、東京メトロ・丸ノ内線、名古屋鉄道・名古屋本線(該当しない路線…東武鉄道・東上本線、近江鉄道・近江本線)
デスクトップ鉄さんからのクイズが6日から始まりますので([99234])、これと「もどき」であるこの問は被りますのでここでお開きにします。
第一ヒント
「亀田で花よ」(かめだではなよ)
→「仮名では駄目よ」(かなではだめよ)
共通項は「『富士』の付く駅がある路線」でした。
この想定解は、[83651]を見れば一目瞭然です。
[83651]では、「富士山」駅と「富士急ハイランド」駅を共に「富士急」とだけ表していたのですが、富士急の路線は、「市街地のスイッチバック」になっている富士吉田改め富士山駅を境に、大月~富士山間を「大月線」、戦後の昭和25年(1950)に開業した富士山~河口湖間を「河口湖線」と呼ぶのが正式なので、先に開業している富士山駅は「大月線」に、富士急ハイランド駅は「河口湖線」に所属することになりますが、一般には「富士急線」として通用しており、「富士急行」「富士急」「富士急線」でも正答扱いとしていました(問題自体がAboutなので…)。
このほか、「番外」として河口湖のロープウェイ(河口湖富士山パノラマロープウェイ、富士急が経営)に「富士見台」という「駅」があり、こちらが出てもOKとしていました。
一方、NGとした東武東上線には「ふじみ野」、近江鉄道には「フジテック前」という駅があり、いずれも「富士」が語源(フジテックの沿革)なのですが、「仮名書きは排除」という線引きでした。
この問では、過去に「十番勝負」スタイルで出した過去問([93704])で、「富士」の付く市や富士山に近い市をお題に並べたのとは真逆に、お題に富士山が見えない地域(根室線…新富士、境線…富士見町、名鉄…富士松)や、見えるかどうかぎりぎりの場所(上毛電鉄「富士山下」)を意識的に並べて「迷彩」にしたつもりだったのですが、出題した日が「富士山の日」2月23日だったことと、問題名が「問F」で、そこから既に共通項が見え見えになってしまったのは少々「お粗末」でした…。

「富士山」「ひな」というと、静岡県富士市に「比奈」という地名があり、岳南電車の駅名にもなっています。この「比奈」の地名は、平安時代の「和名抄」に出ている「姫名郷」に由来するとされ、また地元では「竹取物語」の発祥の地としての伝承もあるようです(岳南電車HPより)。
[99221] 2020年 2月 25日(火)22:00:48伊豆之国 さん
クイズの答え合わせ & 〇空の鉄道
まず、クイズの答え合わせから。

[99161]
【問V】 士別市、相模原市、海津市、彦根市、宿毛市
[99215] シノレパシクソさん
問V:桑名市
金メダルです。おめでとうございます。
第二ヒントを出します。
 「稲荷とアリアに」(いなりとありあに)

[99206]
【問F】JR北海道・根室本線、JR西日本・境線、上毛電気鉄道・上毛線、東京メトロ・丸ノ内線、名古屋鉄道・名古屋本線(該当しない路線…東武鉄道・東上本線、近江鉄道・近江本線)
[99212] さざ波さん
西武・池袋線
金メダルです。おめでとうございます。
[99213] 駿河の民さん
JR東海・御殿場線
銀メダルです。
[99215] シノレパシクソさん
JR東海・東海道新幹線
銅メダルです。
やっぱりそれですか(笑)
もう見破られましたか…。これでメダルが全て決定しました。
こちらは第一ヒント。
 「亀田で花よ」(かめだではなよ)

ところで、昨日、六本木の高層ビルで開かれている「〇空の鉄道」なる展示会を見に行ったのですが、とにかく「六本木」という場所にはさっぱり土地勘がない。最後に六本木界隈を通って地上の景色を見たのも、もう二昔も前。それも、西麻布界隈への社用で通っただけ。それ以前もタクシーなどで通過した記憶はあるくらいで、そもそも「六本木」という場所にほとんど興味がなく、そこを目的に行ったことも全く記憶なし。新宿から大江戸線で六本木駅で降りたものの、出口までは行けたもののそれから目的地までどういったらいいのか、迷子になりそうでした…。帰りに、ビルの地下から渋谷駅まで直通バスが出ていたことを知り、その渋谷駅まで乗ったのですが、その渋谷駅とその周辺一帯が大規模工事中。こちらも、昔から頻繁に通った場所なのにすっかり様相が変わってここでも迷路に…。
その鉄道展の売店で、「東海道新幹線開業当時の復刻版(交通公社の)時刻表」をお土産として買ったのですが、今のJTBやJRの「大型」時刻表から見ると縦横のサイズも厚さも半分以下。「国鉄」の路線網だけは今よりもずっと多かったのに…。以前、「幹線の秘境駅」のあまりの多さを話題にした四国([63598] 拙稿,[63609] hmtさん)の欄を見ると、確かに予讃線の高松~多度津間をはじめ、こうした「鈍行もろくに止まらぬ」駅がぞろぞろ…。ちなみに、高徳線を見ると、一時期あった高松~徳島間ノンストップの急行はなく、三本松には全列車が停車していました…。
[99206] 2020年 2月 23日(日)17:04:25伊豆之国 さん
こちらもクイズです。
今日は新帝陛下即位後最初のご誕生日。本来ならば、皇居では一般参賀が行われて盛大にお祝い、というはずでしたが、ご承知の通り…。

[99205] 白桃さん
「出題予定クイズ」ですが、まだすぐには共通項を見つけるのは難しそう。というわけではないのですが、こちらも「今日のこの日」に関係するクイズを出してみることにしました…。デスクトップ鉄さんの向こうを張るわけではありませんが、題して「鉄道路線一発クイズ」。

【問F】JR北海道・根室本線、JR西日本・境線、上毛電気鉄道・上毛線、東京メトロ・丸ノ内線、名古屋鉄道・名古屋本線(該当しない路線…東武鉄道・東上本線、近江鉄道・近江本線)

…これらの各線の共通項は何でしょうか?ざっと数えたところ、17路線あるようです。

クイズというと、ちょっと前に出しておきながら、反応がなくて忘れ去られている、こちらも別の「あの日」にちなんだクイズ([99161])。

【問V】 士別市、相模原市、海津市、彦根市、宿毛市
第一ヒントを出しておきます。
 会津は再開と(あいづはさいかいと)

こちらも想定解を数えたら、13市あるようです。こちらの回答期限は「白色の日」までとします。
[99161] 2020年 2月 11日(火)22:12:22伊豆之国 さん
夜空の向こうで何かが…
今日は建国記念の日、ということで、まずは恒例の?「神話」ネタから。
来月に開幕の選抜高校野球には、出雲神話にゆかりの地にある2校が出場します。「21世紀枠」で出場する、出雲大社のお膝元・出雲市にある平田高校と、その出雲大社の祭神・大国主命が助けたという「因幡の白兎」にゆかりの鳥取市にある、中国地方代表として出場する鳥取城北高校です。

「神話」つながりで、ギリシャ神話から。冬の夜空を彩る星座の代表格「オリオン座」。中央の「三ツ星」とそれを囲む四隅の明るい星を中心として形作る、ギリシャ神話に登場する勇壮な猟師の姿を表しているとされ、一等星が2個、二等星が5個という豪勢さで、都会の明るい夜空でも見つけやすい星座となっています。そのオリオン座の左上(北東)にある、2つの一等星の中の1つ「ベテルギウス」がこのところ異様に暗くなっている、という状況になっており、一部では「超新星」の大爆発の前兆では、という話題が広がっているようなのです(こちら)。
リンク先の記事はその筋の「オタク」や専門家向けのような記事なので、詳細は割愛することにしますが、太陽の何十倍もの直径があるという「赤色巨星」で、元々不規則に明るさが少しずつ変化をくりかえしていたこの星が既に「老年」を過ぎて「寿命」が尽きる寸前に来ている、もし「爆発」すれば半月並み以上の明るさになって、その後次第に暗くなってやがて消滅する、という状況なのは天文学界では「常識」のようになっているということで、観測体制も進んでいるようですが、ただ「今すぐ爆発が起きる」ということについては、否定的な意見が大半らしいようです。この「ベテルギウス大爆発の前兆」の話題は、過去ログにも9年前に同様な記事があり([79725] hmtさん)、リンクも出ていましたが、こちらは既に9年を経過していることもあり、リンク切れになっているようです。
「超新星の爆発」というと、藤原定家が著した「明月記」の中に書かれている、平安時代の西暦1054年に起きた、牡牛座の「角」の先近くに現れた超新星の記録が知られています。しかし、「明月記」が著されたのは鎌倉時代の初期であり、その超新星爆発が起きてから百数十年を経過した後のことなので、おそらく昔の「陰陽師」か何かが残した古文書を整理している中で書き留めたものだと考えられています。
オリオン座の話に戻りますが、このオリオン座の辺りは、中国の「二十八宿」「参(しん)宿」に相当します。明日香村の高松塚古墳が発掘され、見事な壁画が見つかったとき、部屋の天井にこの「二十八宿」の星の並びの多くが綺麗に残っており、「参宿」の姿がひときわ鮮やかに見られたのが今も印象に残っており、3年前の夏の紀州~大和路の道中で立ち寄った時([93764])にも、展示館の中で精巧に再現された模写の中にも見えていました。

再び、出雲大社へ。この神社の御利益と関係が深い、間もなくやってくる「その日」にちなんだミニクイズ。
 【問V】 士別市、相模原市、海津市、彦根市、宿毛市
 …この各市の共通項は何でしょうか?
[99115] 2020年 1月 26日(日)09:56:26伊豆之国 さん
地名コレクション追加登録お願い(明智光秀関連)
[99108]
名鉄広見線(可児市)と明知鉄道(恵那市)にそれぞれ「明智」駅があります(中略)「明智城跡」があり、明智氏のルーツの「本命」とも言われる可児市のほうには、「明智」という町名・大字は存在していないのですね
その名鉄明智駅の所在地は、「可児市平貝戸(ひらがいと…読みは郵便番号検索で確認)」。
>オーナー グリグリさんへ
"かいと"コレクション」に載っていなかったので、新規登録をお願いいたします。
♯「貝戸」地名は、コレクションを見ると岐阜県のは入っていないのですが、「可児市平貝戸」の他にもあるかもしれないので、こちらも併せて調査をお願いいたします。
[99112] 2020年 1月 25日(土)21:12:18伊豆之国 さん
令和最初の「選抜」出場校決定
昨日、「令和」最初の大会となる第92回選抜高校野球の出場全32校が決定しました。
今回も昨年の「選抜」と「夏」に引き続いて、全出場校(北から南への順、21世紀枠の3校は最後)の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市・区の経県値」、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。
※領主名は敬称略です。

出場校所在地経県領主主な観光地備考
白樺学園芽室町0対象外新嵐山スカイパーク明治なるほどファクトリー十勝(芽室町HPよりリンク)
仙台育英仙台市4伊豆之国仙台(青葉)城跡、瑞鳳殿、秋保温泉など所在地は宮城野区(注1)
鶴岡東鶴岡市4般若堂そんぴん致道博物館、羽黒山、あつみ温泉
健康福祉大高崎高崎市3JOUTOU高崎観音、少林山達磨寺、榛名山・榛名湖
桐生第一桐生市3がっくん織物の町の歴史遺産(鋸屋根の工場、新町地区の街並みなど)、「偽(ミニ)富士山」([83655] hmtさん、他)
花咲徳栄加須市1ぺとぺと平地の3県境 (落書き帳の定番メニュー)、むさしの村
国士舘世田谷区5対象外豪徳寺、松陰神社、駒沢公園(注2)
東海大相模相模原市5ぺとぺと相模湖、津久井湖、JAXA相模原宇宙科学探索交流棟所在地は南区
山梨学院甲府市3シノレパシクソ武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
星稜金沢市4EMM兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街など
日本航空石川輪島市4EMM輪島朝市、白米千枚田、総持寺祖院
中京大中京名古屋市4不在名古屋城、熱田神宮、大須観音など所在地は昭和区
県立岐阜商業岐阜市4k_ito長良川の鵜飼い、岐阜城・金華山、長良川温泉(第9回オフ会)
加藤学園沼津市3遠州太郎千本松原、伊豆三津シーパラダイス、大瀬崎
大阪桐蔭大東市0深夜特急野崎観音(慈眼寺)三好長慶武者行列(今年で4回目、大東市HPより)
履正社豊中市1深夜特急高校野球発祥の地、大阪空港(注3)、服部緑地
明石商業明石市2深夜特急明石公園・明石城、魚の棚、子午線の町
天理天理市3深夜特急石上神宮、山の辺の道、長岳寺
智辯学園五條市4深夜特急新町通り(重要伝統的建造物群保存地区)、栄山寺賀名生(あのう)梅林(五條市HPより)
智辯和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
鳥取城北鳥取市3桜トンネル鳥取砂丘、白兎神社、鳥取城跡
倉敷商業倉敷市4白桃美観地区(大原美術館など)、鷲羽山・瀬戸大橋、玉島・円通寺(良寛和尚ゆかりの寺)
広島新庄北広島町0対象外吉川氏居城跡(北広島町観光HPより)、芸北高原(地名コレクション「高原」より)
尽誠学園善通寺市3白桃善通寺(四国75番札所)、金倉寺(76番)、出釈迦寺(73番)
明徳義塾須崎市1ぺとぺと横浪三里・浦の内湾、新荘川(須崎市観光協会HPより) (注4)
創成館諫早市3穴子家諫早公園・眼鏡橋干拓の里轟峡(名水百選)(諫早市HPより)
明豊別府市3デスクトップ鉄別府温泉郷、ラクテンチ、城島高原
大分商業大分市4デスクトップ鉄高崎山、うみたまご、府内城跡
鹿児島城西日置市1デスクトップ鉄薩摩焼の里、吹上浜砂丘
帯広農業帯広市0まつもとしろくま幸福駅・愛国駅([83997])、おびひろ動物園(協会加盟)・緑が丘公園、白樺並木(観光ナビより)
磐城いわき市4桜トンネルスパリゾートハワイアンズ、塩屋崎、勿来の関
平田出雲市3桜トンネル出雲大社、日御碕、一畑薬師

(注1) 仙台育英は多賀城市にもキャンパスがある
(注2) 駒沢公園は目黒区にもまたがっている
(注3) 大阪空港は伊丹市・池田市にもまたがっている
(注4) 明徳義塾は土佐市にもキャンパスがある

今回の出場校のうち、初出場は5校。そのうち、北海道の2校は共に夏の大会には出たことがあるので、春夏通じて初出場は、加藤学園・鹿児島城西と21世紀枠の平田の3校。また、公立校は21世紀枠の全3校以外には4校(いずれも商業校)のみで、いわゆる「普通の高校」が激戦を勝ち抜いて行くのには厳しい状況が続いています。
また、昨年の夏の時にも書きましたが、
出場校所在地の観光名所を調べるのに、観光地としては「マイナー」な自治体では、所在自治体のHPなどから調べ上げましたが、私も実際に未踏だったり通過しただけのところがほとんどなので、どれを採用すべきなのかよくわからないところが多くありました
今回もこのような「観光地としてマイナー」な地域についての観光情報は、やはりHPやネット情報に頼ることが多く、取捨選択にも苦労しました。
何かもっとよい情報がありましたら、遠慮なくご教示願います
というのは同様です。皆さんからの情報をお待ちしております。

♯今晩のNHK、「森田一義さん」(本名)の番組の舞台は、さざ波さんのお膝元「浜松」。浜松が楽器の一大産地となったその経緯について、興味深く拝見させていただきました。
[99108] 2020年 1月 23日(木)22:33:48【1】伊豆之国 さん
土岐町≠土岐市
今晩のNHK「お名前番組」は、今年の大河ドラマの主人公「明智光秀」にまつわるネタでした。
この中で、明智氏のルーツとされている「土岐氏」の話が出てきて、土岐氏の本拠とされる「瑞浪市土岐町」が映像に出てきました。この「土岐町」が今の「土岐市」の前身ではない、ということはどこかで見たようだ、と思っていたら、落書き帳の過去ログを見ると
町名 町制施行日 最高人口 (最高年) 消滅日 消滅後の名称 現在
土岐 1926.04.01 6,439 (1950年) 1951.04.01 瑞浪土岐町 瑞浪市
土岐町は、今の土岐市ではありません
([91537] 白桃さん)
という記事が見つかりました。
「変遷情報」から、明治の町村制施行以降の変遷の概略を表すと、次のようになるでしょう。

土岐郡土岐村→土岐町→瑞浪土岐町→瑞浪市
土岐郡土岐口村・高山村→土岐津町→土岐市

現在、瑞浪市に「土岐町」が、土岐市には「土岐津町(~土岐口、~高山)」、「土岐口(~南町・中町・北町)」、「土岐ヶ丘」が町名として現存し、隣同士の市ですが、町名はお互いに隣接していません。「キョリ測」で当たってみると、例えば「土岐市土岐津町土岐口」にある土岐市役所と「瑞浪市土岐町」にある瑞浪消防署の間で測ると、間に瑞浪市の中心市街地などを挟んで、7km余りの距離があります。
瑞浪市「土岐町」も土岐市「土岐津」なども、いずれも元から「美濃国土岐郡」の中であったので、「自治体越え地名」の「市境非隣接」と見ることができそうですが、リストには未登録のようです。この「土岐」の場合、「同一地域内」ではありますが、私が以前に「元々広域地名だったのが、のちに地域の細分化で結果として離れた地域に同一地名が残った」という例として挙げた、東京の「三田」([76006])や大阪の「新喜多」([85732])などとは事情が違うように思えます。

>うっかりじゅうべえさん
ご検討をよろしくお願いいたします。

♯明智光秀の出自・出生地については諸説あり、岐阜県内には、名鉄広見線(可児市)と明知鉄道(恵那市)にそれぞれ「明智」駅があります。恵那市のほうには、合併前の旧町名を引き継ぐ「明智町」が現存していますが、「明智城跡」があり、明智氏のルーツの「本命」とも言われる可児市のほうには、「明智」という町名・大字は存在していないのですね…。
[99091] 2020年 1月 18日(土)22:57:01伊豆之国 さん
第53回十番勝負を振り返って~ここは北国、登別の湯~
いつもの通り、十番勝負の感想文ですが、今回はいつになく厳しい闘いとなり、ヒントもよくわからなかったりして、大きく成績ダウンという結末になってしまいました…。
今回も解答できた順に。

問一~いまやらねば、いつできる~
開始から30分ほど、真っ先に共通項が分かったのがこの問一。字画が少なそうな市が並んでおり、字画が少ない順に県ごとに並べてみると、その中では字画が多そうな桜井市が奈良県内で最小字画タイ、福島県を見ると、いわきを除くと田村が…。都内で最小タイであり、ここをとれば領主に返り咲ける小平市を。
結局、第一回採点前に解けたのはこの一問のみでした。

問七~鞘より抜けておのずから 草薙ぎ払いし御剣の~
お題とNGの市を眺めていると…直前の「クイ図」の後で「差し替え」があった「難読地名」だったとは…。外れた高槻には「辻子」、南アルプスは「百々」…。光市には「つき米」に代わって入った「束荷」。市内に2か所リストに載っている鶴岡、大阪市の「柴島」、尼崎市の「食満」は残っている。リストを見渡し、直前に掛川城を持って行かれているので、こちらも同じ静岡県内から領主復帰狙いで、「策牛」が載っている焼津市を。

問三~あれに見えるは茶摘みじゃないか~
何となく見えてきたのは、「人口が増えていそうな市」が多い、ということ。県別に人口増加率順に並べてみると、人口減が激しく県内全市が減っている県で「減少率が最小」という市も名を連ねており、「そういうことか…」と。ここでも静岡県の領地増加狙いで、取れば領主になれる菊川市に。

問九~亀田のあられ、お煎餅~
「最近出てきた記事の中から何か出るかもしれないのでは」と何となく思っていて、ふと「自治体面積の増減」というのがあった([98774])ので眺めていたら、お題と既出解が出ている。市の数を数えると、増減合わせるとちょうどあっている。「市盗り」に絡めそうな市があまりなかったので、ここは「市盗り」から離れて、昨年春から夏にかけて何度か社用で訪れた(ここにあることにどうしても違和感を抱かざるを得ない、「北陸」を冠する某中央官庁の地方事務所…越後国も「北陸道」に属してはいましたが…)新潟市。未解答の県庁所在地をまた一つ減らすことになりました。

…結局、ノーヒントではここまで。やはりペースは落ちる傾向にあるようで、解答者が慎重になる傾向([99076] デスクトップ鉄さん)とはいえ、今ではこの辺が限界なのかもしれません…。

問四~御威(みいつ)は千代に燃ゆる火の 焼津の原はここなれや~
お題の泉佐野市は、「ふるさと納税」で世間を騒がせている。松阪と近江八幡は牛肉で有名。「やっぱりその関係か…」と見えてきた。「県別ランクか」と検索してみたら、シノレパシクソさんの[99070]の記事にあるこちらのサイトが見つかった。このままでは見づらいのだが、「都道府県別に検索」の欄がある。「静岡県」と入力して開くと、ダントツ1位の小山町の次は、焼津市。これで今回2度目。それにしても小山町がなぜダントツなのかいまいちよくわからないのだが…。

問十~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
第一ヒントで愛媛県砥部町が出たとき、「砥部町…動物園」と共通項に気づく。動物園協会のHPが見つかったので開いてみると、登別の「熊牧場」がなかったのでNGの理由に納得。中部地方を見ると、三島市の「楽寿園」がある。私は20年ほど前、ここを訪れているのだか、元宮様の別荘で、庭園と建物をガイドさんの説明付きコースで見学したことを覚えており、また園内には郷土資料館やSLの展示もあって、そちらも見ているのだが、動物園があったとは知らなかった。
問十は自分で考えている尺度ではいまいち違うように見えるのですが
というのも、「あくまで庭園がメインで、動物園の印象が全くなかった」ことからだったので、他の「安全」な、初解答になる市をとるのか、少し迷ったのですが、領地奪還がかかっており、「協会加盟だからOKなのかも…」と、結局GOサイン。結果オーライでした。それにしても、お題の「旭山」と「多摩」で気づかないとは、白桃さん([99074])と全く同じ。「勘」の衰えを実感することになって…。

問六~筑波嶺の峰より落つる男女の川~
第二ヒントまで来て、「市制施行日がこの市だけ」ということに気づく。日付順に並べ替えて該当市をチェック。菊川市でもう一度、というのも考えたが、「準・ご当地」のさざ波さんが狙ってくるのは必至、と見て、ここは市盗りからは離れて、未解答の市からつくば市(入門編では答えている)を取ることに。

問五~ちゃこの●●物語~
お題のひらがな市羅列は「迷彩」の気配が濃そうだ、と見抜き、第二ヒントを「昔は五つ」と解けたが、合併とか隣接関係を見たが手掛かりなし。次の一文字ヒントで「番」が出て、何かの番号…「郵便番号は以前は5桁だったが…」と、この方面だとわかる。遊佐町の郵便番号が「999-8×××」で、町内に日本一大きい番号がある、ということはその昔TV番組で知ったことがあり、県内で一番郵便番号の数字が大きいところでは、と見えたが、肝心の郵便局のHPからうまく探せるものがない。「郵便番号 番号順」でネット検索したら、いくつかの県で町字順に若番号から並べたリストが出てきた。でも、例えば石川県を見ると、数字が最も大きいのは、市部では輪島市にある。出てきたデータが少し古く(平成28年末)、またお題ではかほく市になっているので、どこが違うのか考えていたら、「市区町村の役所・役場一覧」を見ると、「市役所の郵便番号が県内で最も大きい数字」だったとわかる。静岡県がまだ出てなく、見ていると菊川市が上三桁439で県内最大。問六では見送った菊川市だったが、ここは今回はとりあえず防衛、ということで押さえることにした。後で類題(町字別レベルで県内最大の番号がある市…第38回・問九)があったことに気づいた。

問八~さては焼津の鰹節 花橘の香も高し~
これはヒントに苦しめられた問題。「含む」の意味が分からず、「どこに何が含まれているのか」というのが理解できず。閃いたのはふとお題と既出解を見渡してから。「市内にある駅が、(市内に1駅だけの市を含めて)全て市名を含んでいる」、お題の塩竈と牛久から「表記の揺れも許容」と。「お家芸」の方面だったとは…。都内にも当てはまる市もあったが、ここも静岡県のさらなる石高増を目指し、焼津と菊川の2択となったが、2駅ある焼津を取った。前々回の伊豆市に続き、これでまさかの焼津市三連発。まだ素通りしたばかりで特にゆかりもないに、鰹3尾連続釣り上げとは自分でも驚く「釣果」…。

問二~ここは北国、登別の湯~
これは皆さんも苦しめられた今回の最難問。ヒントの意味を最後まで取り違え、なんだかよくわからないままずるずる来た。「近い」の意味を距離の近さ以外に思いつかなかったこと、一文字ヒントの「庁」を「市役所自身の庁舎・建物」の意味にとらえ、「市役所の近くに何があるのか」と、"Street View"や航空写真までじろじろ見まわしても「これだ」という共通項はなし。第5ヒントの「秋田市と広島市の共通点」を探しても全く分からず。そのうちに、既出解に同一県内から複数の市が出てきた県がいくつかあって「市役所相互の距離」が何かに近い、とか、「何かからの距離が近似値」かも、と考えて、例えば都庁からの距離とか、いろいろ当たっても手掛かりがつかめず迷走。ようやく第7ヒントで「県庁所在地の面積に近い」と分かったとき、脱力感が…。ここでようやく解答ラッシュとなり、市区町村ひっくるめた面積ランキングを調べて、想定解を見つける作業に入った。その中から選んだのは、甲府市の面積に最も近い、登別市。宿泊こそしていないものの、22年前の北海道一周で、この地を代表する大旅館「第一滝本館」に立ち寄り、バラエティ豊富な温泉を堪能した思い出が残り、「熊牧場」も見てきた思い出の地。寒いけれども、ここはやはり温泉が一番…。

これで、何とか全問お手付きなしで無事ゴール、ということになりましたが、総合着順は18位と大幅ダウン、メダルどころか、「入賞」も3問だけ。大半の問で10位台の下のほうにとどまり、一言でいうと「完敗」という結果に終わりました…。

♭今回の選曲は次の通り。
問一:小平市で晩年を過ごした、百歳を超える天寿を全うした彫刻家・平櫛田中翁の揮毫した色紙より(小平市HP)。
問七:この地に伝わるヤマトタケル伝説を読み込んだ、鉄道唱歌・東海道編の22番より、その前半([89853])。
問三:菊川市も以前に答えた牧之原市と同様、お茶どころとして名高いので、牧之原市での選曲([96180])と同じに。
問九:CMでも名高い新潟名物。私の母がこの旧亀田町に戦時中疎開したことがあり、その当時は一面の湿地帯で「どぜう」の産地として名高く、よく思い出話をしてくれたことを思い出します。
問四:やはり鉄道唱歌・東海道編22番の、こちらはその後半([96180])。
問十:こちらも鉄道唱歌、東海道編の16番より。ここで歌われている「三島」駅は、今の三島駅ではなく、長泉町にある現在の御殿場線「下土狩」駅であることは、地元民である駿河の民さんもご承知のことでした([94656])。
問六:ご存じ、百人一首より、筑波山を歌った一首。
問五:菊川市の観光HPから入って見たら、「茶業協会」のページに、名産のお茶をイメージしたキャラクターに「ちゃこちゃん」というのがありました。そこから、湘南出身の今や「オジサン連中」になったバンドの名曲が脳内を駆け回りましたが、菊川市は海に面していないので、2文字は伏字。
問八:こちらは昭和初期に発表された「新鉄道唱歌」の30番より。当地の名物が読み込まれています。
問二:「いい湯だな」には、各地方のバージョンがあるようです。

♯書き込み途中で誤動作したため、いったん全文を削除し、Wordにコピーしていた控えの原稿に残った未記入部分を加筆して再度投稿しました。
[99089] 2020年 1月 17日(金)23:35:38伊豆之国 さん
市名の付く駅ばかりの市(第53回十番勝負「問八」検証)
今回の十番勝負「問八」の共通項は、「市内にある駅のすべてに市名を含む」という市でした。今回は、以前に「温泉駅」(第48回・問五)の時と同様、「市内の全駅に市名が含まれる」ようになった市と、その理由について、考察してみようと思います。
この表において、市の並びは、便宜上「お題」→「正答が出た」順とし、未解答で残った市は末尾に並べておくことにしました。

番号市名駅名・路線名該当した日理由備考
1塩竈塩釜(東北本線)、西塩釜・本塩釜・東塩釜(仙石線)1941.11.23市誕生詳細は[72847]参照(注)
2牛久牛久・ひたち野うしく(常磐線)1986.6.1市誕生
3幸手幸手(東武日光線)1986.10.1市誕生
4山梨山梨市・東山梨(中央本線)1962.1.15「日下部」駅が現駅名「山梨市」に改称市誕生は1954.7.1(注)
5尾道尾道・東尾道(山陽本線)、新尾道(山陽新幹線)1964.8.1尾道鉄道全線廃止
6平塚平塚(東海道本線)1932.4.1市誕生
7諏訪上諏訪(中央本線)1941.8.10市誕生
8草津草津・南草津(東海道本線)1954.10.15市誕生
9加茂加茂(信越本線)1985.4.1蒲原鉄道加茂~村松間廃止全線廃止は1999.10.4。保存車両
10荒尾荒尾・南荒尾(鹿児島本線)1973.8.1三井三池鉄道が一般旅客運輸廃止?その後は専用鉄道化(注)
11土岐土岐市(中央本線)1974.10.21東濃鉄道駄知線廃止1972.7.13より災害で長期運休、そのまま廃線
12守山守山(東海道本線)1970.7.1市誕生
13三沢三沢(青い森鉄道[旧東北本線])1958.9.1市誕生廃線となった十和田観光電鉄にはほかに市内の駅はなかった
14吉川吉川・吉川美南(武蔵野線)1996.4.1市誕生
15戸田戸田公園・戸田・北戸田(埼京線)1985.9.30埼京線開業
16笠岡笠岡(山陽本線)1971.4.1井笠鉄道全線廃止[80938]
17朝霞朝霞・朝霞台(東武東上線)、北朝霞(武蔵野線)1967.3.15市誕生
18野洲野洲(東海道本線)2004.10.1市誕生
19小金井武蔵小金井・東小金井(中央本線)、新小金井(西武多摩川線)1958.10.1市誕生
20焼津焼津・西焼津(東海道本線)1951.3.1市誕生
21白井白井・西白井(北総鉄道)2001.4.1市誕生
22東久留米東久留米(西武池袋線)1970.10.1市誕生
23菊川菊川(東海道本線)2005.1.17市誕生
24高萩高萩(常磐線)1954.11.23市誕生
25相生相生(山陽本線)、西相生(赤穂線)1942.10.1市誕生同日に「那波」駅が現駅名「相生」に改称
26蕨(東北本線[京浜東北線])1959.4.1市誕生
27小林小林・西小林(吉都線)1950.4.1市誕生
28清瀬清瀬(西武池袋線)1970.10.1市誕生秋津駅が一部が清瀬市にかかっている(所沢市にも)が、住所は東村山市([68306]桜トンネルさん)
29八潮八潮(つくばEXP)2005.8.24つくばEXP開業
30和光和光市(東武東上線・東京メトロ有楽町線)1970.12.20「大和町」駅が現駅名「和光市」に改称市誕生は1970.10.31
31向日向日町(東海道本線)、東向日・西向日(阪急京都線)1972.10.1市誕生向日町駅は京都市にもまたがっているが、住所は向日市(注)
32三郷三郷・新三郷(武蔵野線)、三郷中央(つくばEXP)1973.4.1武蔵野線三郷駅開業市誕生は1972.5.3
33北広島北広島(千歳線)1996.9.1市誕生
34岩沼岩沼(東北本線)1971.11.1市誕生
35古河古河(東北本線)1950.8.1市誕生新古河駅(東武日光線)は埼玉県加須市
36守谷守谷・南守谷・新守谷(関東鉄道常総線)2002.2.2市誕生守谷駅はつくばEXPも共用
37藤岡群馬藤岡・北藤岡(八高線)1954.4.1市誕生
38桶川桶川(高崎線)1970.11.3市誕生
39北本北本(高崎線)1971.11.3市誕生
40蓮田蓮田(東北本線)1972.10.1市誕生(注)
41白岡白岡・新白岡(東北本線)2012.10.1市誕生
42伊勢原伊勢原(小田急小田原線)1971.3.1市誕生大山ケーブルの2駅は除外(第21回・問七と同じ…注)。愛甲石田駅が伊勢原市にまたがっているが、住所は厚木市
43見附見附(信越本線)1975.4.1越後交通栃尾線全線廃止上見附~栃尾間は1973.4.16廃止。上見附駅風景
44能美能美根上(北陸本線)2015.3.14「寺井」駅が現駅名「能美根上」に改称北陸の駅より
45藤枝藤枝(東海道本線)1970.8.1静鉄駿遠線全線廃止HP
46倉吉倉吉(山陰本線)1985.4.1旧国鉄倉吉線廃止
47多久多久・中多久・東多久(唐津線)1954.5.1市誕生
48神埼神埼(長崎本線)2006.3.20市誕生

…この想定解に当てはまる各市を眺めていると、その大部分は「市(市名)の誕生によって該当することになった」市(その大半は前身の同名の町がそのまま市に「昇格」したもの)と、「市域を通っていた私鉄などの路線が廃線となったことにより、市名の付く駅だけが残った」という市にほぼ綺麗に分かれる形となりました。
駅名改称がその理由と見られる市は、実質的には山梨市と能美市の2市ですが、山梨市の場合は事情が複雑で、市の誕生((1954.7.1)時には市域にあった駅は「日下部」(現・山梨市)駅のみで、その3年後、1957.2.5に「東山梨」駅が市域にできていますが(こちら)、「日下部」駅はまだそのままで、市名の付く駅は「東山梨」駅のみでした。「日下部」駅が市名と同じ現在の駅名「山梨市」に改称されたのは、更にその5年後であり、この間は市名と同じ駅がなくて「東」駅だけがある、という状態が続いていたのでした。

お題に出ていた塩竈市と牛久市は、市名と異なる表記も認める、ということで、言わば「曖昧領域」ということでしょう。塩竈市内の駅と駅名の変遷は、[72847]で述べているのでここでは詳細は割愛しますが、「塩釜」駅と「〇塩竈」駅が併存していた時期もあったことは興味深い事実だったのでした。
市域を通っていた路線が廃線となったため、結果的に市名の付く駅だけが残った例が多かったのは予想以上でした。中でも見附・藤枝・笠岡の各市は、市域を通り市内に複数の駅もあった「軽便」路線が廃線となった結果、市名と同名の駅が市内唯一の駅として残った、という共通点があるのが興味深いところです。「市内に1駅だけ」というと、かつて十番勝負で「『市内で駅が1社1駅だけ』という共通項を持つ市」が出たことがありましたが(第21回・問七)、このときの該当市に、今回の問八でも該当している市はかなりの比率があります。「市内に1駅だけ」という市の中で最古参なのは、平塚市。1932(昭和7)年の市誕生以来、合併を繰り返し市域も大きく広がった中にあって、ほかに新たな路線も駅も開業がなく、平成を経て令和の今日まで実に88年もの間、市内唯一の駅として「孤高」の地位を守り続けています。同様に戦前に市が誕生し、現在まで市内唯一の駅として続いている駅には、諏訪市の上諏訪駅もあります。

特殊な経緯をたどったのは、荒尾市。隣県の大牟田市とにまたがっている三井三池炭鉱とその関連施設・工場への従業員と貨物輸送を担っていた「三池鉄道」は、既に明治時代から運行されていましたが、戦後の一時期、1964(昭和39)年8月11日から73年まで、「地方鉄道法」により地方鉄道として運行されていた時期があり、荒尾市内にも旅客駅がありました。「地方鉄道」である以上、この時期には「部外者」である一般乗客の乗車も所定の運賃を払えば可能であったのではないかと思われますが、この期間中にも市販の「交通公社」などの時刻表にも載っていなかったような記憶があり、この時期でも実質的には事前に許可を取らないと旅客列車に乗車できなかったのかもしれません。もっとも、この三池鉄道の沿線は、ほとんどが「炭住」などの社宅や工場など、「三井三池」関係の土地の中を通っていたようで(公道などを横断する踏切もありましたが)、外部利用者の乗車を認めていたとしても、おそらく乗客は一部の「オタク」などに限られていたように思え、再び専用鉄道に戻っても大して影響はなかったような気がしますが。この辺の事情を分かる方はご教示願いたいのですが…。三池鉄道は、炭鉱の閉山、工場の規模縮小とトラック輸送への切り替えなどにより、従業員輸送は1984(昭和59)年9月末をもって終了、貨物線も次第に縮小し、路線は大牟田市内のみとなりましたが、現在も短い区間ながら「三井化学」の専用線として貨物列車の運行を続けているようです(wikiより)。一方、その荒尾市には「荒尾市営電鉄」という路線もありました。1949(昭和24)年に開業した全長僅か5km余りの短い路線で、「市電」と呼ばれたようですが、路面電車ではなく、「玉野市営電鉄」([60960]保存会HP)と同様、高床式の「普通の電車」が走っている路線でしたが、経営は苦しく、奇しくも「三池鉄道」が地方鉄道化した日から2か月近く後の1964年10月1日付で廃線となっています。「三池」が地方鉄道時代にも事実上一般旅客に解放されていなかったという見方に立てば、荒尾市がこの問に「該当した日」は「1964年10月1日」であった可能性があります。

「表記の揺れ」の話に戻りますが、「しんにゅう」の「テン」が2つの旧字体だったのを、「テン」が1つの新字体に「わざわざ」改称したという、ちょっと「やりすぎ」([94763] hmtさん)という「蓮田市」のケース。JRの「蓮田」の駅名が正式にはどっちの字体がなのか、公式の書類上では改称されていない可能性があり、駅や車内などの路線図・案内板などでも両者が混乱しているようです。

駅の敷地が複数の自治体にまたがっていたり、いわゆる「特殊路線」の扱いの問題で微妙になっている市もいくつか見られます。過去に類題として出された、第21回・問七の共通項「市内に1社1駅しかない駅」で「該当する市」として扱われた伊勢原市は、今回の問八でも同じく「該当する市」として扱われています。伊勢原市には「大山ケーブル」があり、線内の3駅はいずれも市名とは無関係。一方、愛甲石田駅は一部が伊勢原市にかかっていますが、駅の住所は厚木市であり、ケーブルの3駅を無視するとすれば、伊勢原市内にある「普通の鉄道」の駅は、小田急の伊勢原駅のみということになります。第21回問七の時は、解答したメンバーの方々の間でも議論になっていました。
この問題、伊勢原市は外しても良かったような気がします([68216]なると金時さん)
山の中腹にあるあそこが「アレ」だという意識はあまりないです([68217]ぺとぺとさん)
「お山の方」の系統のものは「今回は対象外でないか?」([68219]EMMさん)
この「特殊路線」(ケーブルカー・ロープウェイなど)の扱いがそれぞれの回・問によってばらばらであり、統一性・整合性が取れていない、というのは、私も以前に書き込んだことがありました([85557])。

愛甲石田駅のケースのように、「自治体の境界線上にある駅の住所がどちらにあるか」ということが、該当するのか非該当なのかを分ける重要なポイントになっている市は、ほかにもいくつかあります。清瀬市はその一例で、隣の「秋津」駅が一部が清瀬市にかかっており、更に県境をもまたいで埼玉県所沢市にもまたがっているという珍しい駅ですが、住所は東村山市であり、清瀬市内にある駅は清瀬駅だけということになっています。向日市のケースは、「自治体またぎ」の駅が複数ある例で、市の玄関となっている「向日町」駅自体が向日市と京都市にまたがっていて、住所は向日市となっているのですが、もう一つ境界線上にある駅があります。阪急京都線に近年新設された洛西口駅で、こちらも向日市と京都市にまたがっているのですが、こちらの住所は京都市。この洛西口駅が京都市の駅ということになっているため、向日市にある駅はJR「向日町」と阪急の「東向日」「西向日」、いずれも市名を含む3駅ということになって、向日市は「該当する市」となっているわけです。

「平成の大合併」は、その前と後とでこの問の該当市・非該当市に大きな変化を与えていることが容易に想像できます。例えば、私が前回の「クイ図」の「問二」の共通項「市内にある駅で唯一市名を含まない駅」として答えた鴻巣市の吹上駅。鴻巣市は、吹上町との合併以前は、今回の問八に「該当する市」だったのでしたが、吹上駅が市内に入ったために非該当になったのでした。このようなケースはまだまだ多数ありそうです。また、ローカル線の廃止も相次いでおり、これによって「該当する市」の仲間入りした市もあるかもしれません。これらについては、後日、暇があったら調べて見ようか、ということにして、次回は「本題」の感想文を書き込むことにします。
[99032] 2020年 1月 11日(土)21:45:23【1】伊豆之国 さん
十番勝負
問二:登別市

…「近い」の意味が何なのかよく分からず随分遠回りしました…

【1】解答以外の部分の文章が変だったので、その箇所を修正
[98984] 2020年 1月 8日(水)20:14:32伊豆之国 さん
十番勝負
問八:焼津市

またまた…
ヒントの意味がやっと分かりました。
[98973] 2020年 1月 7日(火)22:42:21伊豆之国 さん
十番勝負
問五:菊川市
[98946] 2020年 1月 6日(月)23:06:58伊豆之国 さん
十番勝負
問六:つくば市
[98914] 2020年 1月 5日(日)23:38:29伊豆之国 さん
十番勝負
問四:焼津市
問十:三島市

…問十は自分で考えている尺度ではいまいち違うように見えるのですが…
[98872] 2020年 1月 3日(金)10:33:26伊豆之国 さん
十番勝負
問九:新潟市
[98846] 2020年 1月 2日(木)12:16:38伊豆之国 さん
十番勝負
問三:菊川市
[98834] 2020年 1月 1日(水)21:52:12伊豆之国 さん
十番勝負
問七:焼津市
[98804] 2020年 1月 1日(水)00:36:25伊豆之国 さん
十番勝負
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

問一:小平市
[98778] 2019年 12月 31日(火)00:26:56伊豆之国 さん
「ネズミ」地名あれこれ
来る2020年、令和2年は「子年」。そこで、年末恒例?の書き込み「来年の干支」にまつわる地名あれこれ談義を。

「ネズミ」の付く地名というと、その代表格は、山形県鶴岡市旧温海町の「鼠ヶ関」でしょうか。「鼠ヶ関」は「念珠ヶ関」とも書かれ、越後と出羽の国境に位置し、古代には蝦夷の侵攻に対する「前線基地」として設けられた重要な「防衛拠点」の役割を果たしていました。また、この「鼠ヶ関」の地は、奥州に落ち延びた源義経にまつわる伝説も残っています(鶴岡市あつみ観光協会HPより)。JR鼠ヶ関駅は、「鼠」の付く唯一の駅であり、子年が来ると「縁起切符」として人気になるようです。

長野県坂城町には、「ねずみ」と呼ばれる地区があります。町内の南部、上田市との境界近くの区域で、「ねずみ」という名の交差点があり、国道18号には千曲川に架かる「鼠橋」、地域内を通過するしなの鉄道(旧JR信越線)には「ねずみ第二踏切」もあります(「ねずみ第一踏切」は現在はないようです…こちら)。この坂城町の「ねずみ」地名に関し、だいぶ前だったか、「珍地名」としてTVで放映されていたのを見たことがあり、「動物のネズミではなく、『寝ず見』(不寝番)が語源ではないか」という説が有力、というのを聞いた記憶がありました。これは「鼠ヶ関」でも同様で、その昔見た駅名関係の本で、やはり同様に「寝ず」からきているのではないか、ということが書かれていたのを見たことことがありました。

浜松市南区には「鼡野町」という地名があります。。「鼠野」とする表記もあり、「鼡」は「鼠」の俗字で、戦前の資料をいくつか見ると、いずれも「(浜名郡芳川村大字)『鼠野』」と出ているので()、本来は「鼠野」なのでしょうが、おそらく山梨の「つき米」([98751] 他)・鳥取の「つく米」([98752] 今川焼さん)と同様、俗字による表記が地元で定着している、と見てよいのでしょうか。「鼡野」の地名の由来については、古い資料(十数年前に撮影された写真)ですが、こちら
縁起のよい白鼠が現れたとの伝説が由来のようです
と出ていました。

東京の都心部には、「鼠坂」と呼ばれる坂道かいくつかあります。「江戸の坂 東京の坂」横関英一氏著([95551]他)によると、 次の3か所の「鼠坂」が紹介されていました(リンクは「東京23区の坂道」より。市ヶ谷のは詳しいレポートがなかったため、"Street View"からリンク)。
・文京区音羽~小日向 地図,Report
・港区麻布狸穴町と麻布永坂町との境 地図,Report
・新宿区納戸町と市谷鷹匠町との境 地図,Street View
「江戸の坂~」では、これらの「鼠坂」の共通点として、いずれも「細くて長い坂道」である、ということが書かれており、「ネズミの通り道のような狭い場所」にたとえた表現でしょうか。また、この「鼠坂」に類似した表現として、狭い行きどまりの路地のような場所を指して「鼠穴」というものもあり、「鼠坂」も「鼠穴」も、共に江戸時代の文献にすでにこのような表現が見られる、とあります。「鼠穴」のほうは、「江戸の坂~」には4か所が紹介されていますが、すでに消滅していたり、存在自体が怪しいものもあり、現存しているのは港区三田のこの辺りだけと思われます。

「鼠グッズ」があふれている場所と言えば、言わずと知れた、白桃さんのおひざ元にあるテーマパーク。そこに多数棲息?しているネズミは愛嬌があって可愛いものですが、本物のネズミは穀物を食い荒らし家屋にも被害を与える憎らしい存在です。弥生時代の高床倉庫などにみられる「ねずみ返し」と言う工夫も、農民とネズミとの「格闘」の中から生まれた生活の知恵だったのでした。私が3か月近く前まで住んでいた家も、気が付いたら結構な被害になって、駆除と引っ越しまでの応急処理をリフォーム業者に頼むという羽目になっていました。その一方で、多産であるネズミには「子孫繁栄の象徴」としてのご利益もあるようで、十二支でネズミに「子」の字があてられているのも、そういう意味からでしょうか。

「ネズミ」にゆかりの昔話というと、「雪舟とネズミの絵」の逸話が有名です(総社市HPより)。総社市にある「宝福寺」がその舞台とされていますが、そのお寺には雪舟が修行していたころの建物は既になく、おそらく後世の作り話の可能性が高いように思われます。

最後に、今年の経県値。32点となりました。今年は夏以降に引っ越しの準備と、それ以降も続いている旧宅の残物整理に追われ、まだかなりの数の箪笥類などの家財道具が旧宅に残ったまま運び出すこともできない状況で、結局夏休みの旅行もできずじまいでした。県庁所在地との経県ギャップは、相模原市への引っ越しによって神奈川県に1点増え、14点(東京都庁の所在地は、教科書や多くのWeb地図の表現に従い「23区全体」とし、新宿区に限定とする立場はとらない)となりました。このところすっかり忘れ去られているような「観光経県値」は、アクセスできなくなっているようですが、計算すると14点となっています。春の連休と、6月の「研修旅行」によって稼いだ三重県の4点が目立つ形となりました。
「市の経県値」(認市度)の変化は次の通り。

●→◎ 相模原
▲→● 一宮、津島、清須、あま

この結果、今年末時点での認市度(全国792市+東京特別区(全体で1市として計上))と、昨年からの増減は下記のようになりました。
 ◎:3(+1)、○:123(±0)、●:269(+3)、△:55(±0)、▲:256(-4)、×:87(±0)
[98751] 2019年 12月 18日(水)23:52:50伊豆之国 さん
明治の木造校舎「旧・つき米学校」
[98740] Nさん
[98750] オーナー グリグリさん
「舂米(つきよね)」の字体についてご指摘ありがとうございました
現・山梨県富士川町の大字名になっている「つき米」の「つき」の字体ですが、過去ログのリンクに出ていたいくつかの古い出版物([80304] hmtさん、[80306] MIさん)にはどのような字体で書かれているのか、調べてみると…
鍾美堂編, 『改正新旧対照市町村一覧』, 鍾美堂, 1913を見ると、拡大すると確かに下の部分が「臼」のように見え、「春」とは何となく違う字に見えたのですが、「市町村大字読方名彙」(小川琢治編1923)「最近検定市町村名鑑. 昭和18年版」(1943)「全國市町村便攬」(1949)を見ると、100%以上に拡大しても「春」との区別がほとんどつかず、それ以上に拡大するとかえってぼやけて見づらくなってきます。「舂」の字は、中国の「康煕字典」にも載っている、古くから中国にある字で、音読みは「ショウ」、手元にあった漢和字典にも出ていて、「臼で(米などを)つく」という意味だったと思います。この字が普段見慣れないので、手書きするときに崩されたり変化して「巻-己+旧」のような字になったのでしょうか。
私がこの「舂米」の名を知ったのは、「明治の木造校舎」について書かれた本とかの記事を見て、「旧・舂米学校」というのがあったのを見たことからでした。「明治の木造校舎」というと、その代表格と言えば、やはり信州松本の「開智学校」。「超・ご当地」の伊豆松崎の「岩科学校」は、二昔以上前に見たことがあり、伊豆特有の「なまこ壁」を取り入れた和洋折衷の造りや、「伊豆の長八」の見事な漆喰鏝絵には驚嘆したものでした。山梨県旧増穂町にあった「舂米学校」の建物は、現在は町立増穂小学校の敷地内に移築されて資料館として保存されていますが(富士川町HPより)、"Street View"を見ると「つき米公民館」の敷地内に「つき米学校の跡」の石碑があるので、元はこの地にあったと見られます。石橋湛山元首相や、将棋の米長邦雄元名人も、この増穂小学校のOBだったそうです(こちら)。
[98731] 2019年 12月 11日(水)00:41:25伊豆之国 さん
第6回クイ図五番勝負を振り返って~ああ 誰にも故郷がある~
落書き帳20周年記念ということで、3年ぶりに復活した「クイ図」でしたが、「練習問題」と比べると「本番」は格段の違い。直感ではどれも共通項を見つけることができず、結局ヒントが出てからの参戦となりました。
では、解答できた順で。

問一~オリンピックの夢の跡~
これはヒントが出る前から、お題とここまで出てきた正答にリンクされていた地図を見て、「コンビニが道路を隔てて向かい合い」とすぐわかって、東京近辺を中心に主要道路や駅前などをあちこち見まわすことになったが、コンビニ業界は店舗の改廃が激しく(私の前の自宅の整理で寄ったら、近くにあった2店が相次いで閉鎖されていた)、各社のHPで現存しているのか確認に結構な手間がかかったことと、地図上では向かい合っているように見えても、実際はどうなっているのか、いちいち"Street View"で見ないと本当にそうなのか確認する必要があったこと、中には正面同士が向かい合っていなくて出入り口がない側面同士が向かい合っているようなのもあったりして、「こんなのはNGだろうか?」と、相当迷い込んだ。結局、初めのほうから候補にしていた「246」沿道から、間に首都高の高架が通っているのが気になったが、お題にそのような場所もあったのでOKだろうと…。

問三~まきおきし菩提の種は後の世の 頼みなりけり田子の浦びと~
リンクの画像から、一見して「海」関係とはすぐわかったが、お題の中の萩市がどうも怪しい。フェリーとか遊覧船といった「単純なもの」ではなさそうに見える。リンクにある写真を見ると「波止場」の文字も見えたが、画像を動かしていると「検潮所」の文字が見え、「もしかしたら」と思ったが、やはりヒント待ち。出てきた三浦市の地図を見ると、拡大すると「油壷検潮所」の文字が。そこで「検潮所」をネット検索すると、「超・ご当地」の西伊豆町「田子」の文字が!。思わず飛び上がったのは、前々回の問四([89119])と同じ。しかも、その時は合併で町内に入った場所だったのが、今回は正真正銘の親父の田舎。…でも、この場所は漁港の北側で、親父の実家とは集落の中心を挟んで反対側にあたり、漁港の施設の中や狭いバス通りのトンネルを抜けたところにあるので、私の行動範囲に入っておらず、「検潮所」という言葉自体は聞いたことはあったも、「超・ご当地」にあったとは迂闊にも初めて知った。

問四~春よ、遠き春よ~
この問四は、問五と共に"Street View"による出題で、しかも「鬼門」の道路問題ということで苦戦必至とみていたが、共通項らしきものは意外と早く見つかった。しかし、絞り込みにはやはり苦労した。どうやら「同一名称の国道が分岐」している交差点ということが見えてきたが。それが「交差点で交わる別の道路があって、そちらから見て「直進・左折・右折方向それぞれが同一名称の国道」だと気づくのには時間がかかった。結局、やはり東京近辺の主要国道に沿って地図を動かし、16号沿道にうまく合っていそうな場所を見つけた。「三方開花」なる言い回しも全くの初耳だったが、それよりも、「新道・バイパス」ができてメインルートが変わっても、「旧道」となった元のルートがまだ新ルートと同一名称の国道として残されている箇所がこんなに多く残っていたとは知らなかった。「246」の大和~厚木間のルートが今の海老名経由のバイパスに変わって、それまでの南側の相鉄線に沿う、綾瀬市をかすめる旧道は県道に格下げされていたのに…。

問五~祭りも近いと汽笛が呼べば~
お題にリンクされている画像からは、どういう共通項があるのかわからなかったが、惜しくも「ピント外し」で「やり直し」になった星野彼方さんのリンクの画像を見ると、都内の超難読地名「人里」(へんぽり)の字が見える。そこでお題と既出解を見回すと、お題の「風合瀬」は昨夏に五能線で通ったところ([96376])、小豆島の「苗羽」は20数年前に「二十四の瞳映画村」を見たときに通っていた…。「難読地名あいうえお」に出ている地名だ。その中から選んだのは、やはり20年余り昔、古刹巡りと絶品の鯖寿司に舌鼓を打った若狭の中心都市・小浜([72787])の郊外、旧郡名でもあった「遠敷」。
ところで、この問五の共通項とした「難読地名あいうえお」にリンクされている地名を見ると、表記や読みに「揺れ」があるものもいくつか見られるようです。[98726] でNさんがご指摘の、地名とその由来で読みが異なる「如意」もその一つでしょうが、例えば[98685] でk_itoさんが答えられた愛知県武豊町の「ヱヶ屋敷」にリンクされた画像を見ると「エヶ屋敷」(最初の字はカタカナの「エ」か漢字の「工」なのか不明、次の「ヶ」は明らかに小文字の「ヶ」)と見えます。このような表記の揺らぎは以前からあるようで、こちら(おそらく十数年前の記事と思われます)にもその画像が出ており
「ヱケ屋敷」という地名もあるが、「エヶ屋敷」でもOK
また、このHPのテーマとして取り上げられている、この「ヱケ屋敷」に隣接する地域にある、しばしば「珍名駅」として取り上げられることが多い、名鉄「上ゲ」駅について、地名のほうは「上ケ」と濁点がついていない(読みは同じ「あげ」)とあって、「表記と読みの両方に『揺れ』がある」ということなり、「地元でもこのくらいの違いは微小なものとして案外気にしていない」ということなのでしょうか。ついでに、k_itoさんの答えたリンクの「エヶ屋敷」の画像に出ているのが「内科毛受医院」。この「毛受」は、やはり「難読~」のリストに愛知県一宮市の地名「めんじょ」とし出ていますが、この「毛受」という苗字は、全国に1000人余りと案外ある苗字で、その6-7割が愛知県にあり、「写録宝夢巣」によると、尾張・三河の境界付近に集中し、知立市が最多で豊明市がこれに次ぎ、「めんじょう」と読むことが多いようです(武豊町には1件だけで、おそらくこのお医者さんだけでしょう)。この「毛受」という苗字について、「お名前博士」として知られた佐久間英氏の「お名前風土記」によると、「戦国合戦で手柄を挙げ、毛利氏から『毛』の一字を使って苗字を名乗ってよろしい」と言われ、世間が「毛利氏から(苗字の)『免状』を受けた」ということから、「毛受」と書いて「めんじょう」と読むようになった、という逸話が残っており、またこの「毛受」氏は、賤ケ岳合戦でも活躍した、という話が残っている、とありました。
また、やはり「難読~」に出ている、山梨県富士川町の「舂米(つきよね)」。「つき」は正式にはこの表記(「春」の「日」を「臼」に変えた字)なのでしょうが、リンクされている公民館の画像を見ると、少し崩した字なのでしょうが、「巻」の冠の下に「旧」を書いたような字に見えます。"Street View"を少し動かして反対側を見ると、こちらでも、やはり「巻-己+旧」の字体になっており、地元ではこのような字を普段は書いている、ということなのでしょうか。

問二~みれん追分 鴻巣~
「お家芸」の「鉄」系なのに、お題に出ていた各駅の共通項がつかめず、最後まで残ったのがこの問二でした。自治体境界をまたいでいる山崎駅と土山駅、のの岳駅のような田園地帯のど真ん中の無人駅と、お題にリンクされている各駅の共通項がまるで脈絡がないように見え、第三ヒントは「あるものがない」ではないか、と解けたものの、「鉄」系の知識が邪魔をして、何かの施設・設備関係に行ってしまい、泥沼に。やっと第五ヒントまで来て、「ここだけ違う」→「同一自治体内にある駅の中で、この1駅だけ自治体名が入っていない」ことだ、と。やはり東京近辺を探しまくり、ようやくたどり着いた。その中から、合併で該当することになった鴻巣市の吹上駅。それにしても恐ろしく遠回りでした([98676])。
この問五の想定解、「平成の大合併」と、その間の鉄道路線・駅の改廃により、かなりの変動があったように思われますが、調べてみるのも面白いかもしれませんが…。

♭今回の選曲は…
問一:私が世田谷区民だったころ、盆踊りでよくかかっていた「世田谷音頭」より。55年前の東京五輪では駒沢公園(「東洋の魔女」が活躍したバレーボールなど)と、馬術が行われていた馬事公苑が会場となっており、その思い出を歌い込んだものでした。来年の大会では、馬事公苑が馬術会場として56年ぶりに五輪が戻ってきます。
問三: 「伊豆の横道(よこどう)」と呼ばれる伊豆半島南部33観音巡りの霊場・第9番で、親父の実家の菩提寺でもある、西伊豆町田子にある「正法院」のご詠歌([89119])。
問四:ご存じ、八王子の呉服店の娘として生まれ育った歌のオバサン(失礼)の名曲。昨年の成人式の時、某晴れ着貸出業者の倒産騒動で多くの新成人が途方に暮れたとき、その呉服屋さんは微力ながらも「救済のお手伝い」をしたことが話題となったことがマスコミでも報じられていました。
問五:この市ではありませんが、同じ若狭地方出身の演歌の大御所の、故郷を歌った名曲。私が若狭地方を訪れ、「三方五湖」を回ったとき、湖畔の高台にある公園に歌碑があり、近づくとメロディーが流れてきたのを思いだしますが、今も残っているのでしょうか。タイトルの副題は、この歌の最後の部分のフレーズです。
問二:私の勤め先の最寄り駅、品川駅の海側の出口の近くのビルに、最近まで巨大ディスプレイがあり、よく新曲や新製品の宣伝CMがなど流れていました。その中にあった、無名?演歌歌手の新曲にこんなのがありました。
[98676] 2019年 12月 6日(金)00:26:30伊豆之国 さん
五番勝負
問二:埼玉県鴻巣市

…ここまでたどり着くのに恐ろしく遠回りしました…
[98661] 2019年 12月 4日(水)20:49:31伊豆之国 さん
五番勝負
[98644] 2019年 12月 3日(火)01:02:08伊豆之国 さん
五番勝負
今回は参加賞かもしれません…

問一:東京都世田谷区
問三:静岡県西伊豆町
[98643] 2019年 12月 3日(火)00:41:18伊豆之国 さん
「敷島」違いでとんでもないことに…
以前、「青海」と「青梅」を取り違えて会場に行けなかったアイドルが続出した、という話がありましたが([97641] Takashiさん)、今度はもっとスケールが大きな?取り違え。プロ野球の選手が野球教室が開かれる球場に行こうとして、全く違う方向に行ってしまった、という「事件」がありました(こちら)。
西武の鈴木将平外野手(21)と平良海馬投手(20)が、野球教室に2時間超遅刻の大失態を犯した。 群馬県前橋市の上毛敷島球場の野球教室に参加予定だったが、開始時間の午前10時半になっても姿を見せない。他の参加者の山川、森、高橋光で野球教室はスタートした
二人が到着したのは午後0時半すぎ。ユニホームに着替え、慌ててグラウンドに飛び出した平良は「敷島ですけど、山梨の方に行ってしまって、遅れてしまって申し訳ありませんでした」と参加者にマイクで侘びた
二人が向かった先は、山梨県甲斐市の敷島総合公園だったという。「敷島」という言葉に導かれ、鈴木の愛車のナビに目的地を設定して向かったという
鈴木は「山梨だからおかしいなと思いつつ…」。残り20キロ付近で異変を感じ、山川らに連絡をしたところ「敷島違い」が発覚した
先輩たちからは「事故らないように」と優しい言葉をかけられ、約200キロ先の本来の目的地に到着した。鈴木は「トータル500キロぐらい走りました」とばつの悪そうな笑みを浮かべた
…、字面が似ていることで紛らわしい「青海/青梅」と違い、全く同じ名の「敷島」違いで全く違う方向へ。午後の部には何とか間に合った、ということでしたが…
[98604] 2019年 11月 27日(水)23:53:10伊豆之国 さん
練習問題
問二:長野県松本市

検索したら違う意味のがぞろぞろ出てきて大変でした…
[98603] 2019年 11月 27日(水)23:07:31伊豆之国 さん
練習問題
[98581] 2019年 11月 21日(木)21:56:24伊豆之国 さん
女性市長(更新情報)
まだ出ていないようなので…

去る10日投票の土浦市長選挙で、新人の安藤真理子氏が現職を破り初当選を果たしました(こちら)。
女性首長の情報更新をお願いいたします。
[98559] 2019年 11月 6日(水)21:21:21伊豆之国 さん
鮪はA市、秋刀魚は○○に限る(Re:クイズここはどこでしょがっう)
[98554][98558] 千本桜さん
私もクイズに答えてみます。

・A市に記念館がある、文人H氏のファーストネームと同じ地名が、「秋刀魚」で名高い?都内の某区にあり、また、鎌倉にも同じ名の神社があります(A市がこの文人にゆかりがあったことは、何年か前に見たTV番組で知りました)。一方、ファミリーネームと同名の駅が、「元・日本一暑い町」にあり、また、「現・日本一暑い町」とは大河を隔てて隣接する隣県の町には、この字を含む駅が3連続してあります。
・G市から海側を大回りし、現在のF市を経由して、同じ県内の、G市と同じイニシャルの市でJRの同じ線に接続していた、かつて「全国最長の軽便鉄道」と呼ばれた私鉄路線がありました。前の東京五輪の年から部分廃止を繰り返し、最後に残った区間は、G市と、今は合併でA市の一部となった町までの間でした。昨年の春の連休に、G市で開かれていた「軽便」の展示会を見に行きましたが、JRのトラブルで大きく遅れ、何とか展示会に間に合ったことは、落書き帳にも書き込んでいました。

…いかがでしょうか?
[98549] 2019年 11月 2日(土)22:40:32伊豆之国 さん
Re:離散した三十六歌仙絵が百年ぶりに京都で再会
ここ1週間も書き込みがない状況が続いていたので、何かトラブルでもあったのかも、と思っていましたが…

マンションの一室にある新居に引っ越してはや1ヶ月が過ぎようとしていますが、前の自宅にあった残物の整理・仕分けが思いのほか大変で、まだ多くの書類や衣服などダンボールから出せない状況が続いています…。

[98547] hmtさん
離散した三十六歌仙絵が百年ぶりに京都で再会
その「事件」と「再会」にまつわる話が、今晩のTV東京でも放映されていました。
番組の内容は、先月のNHKの番組とほぼ同じようなものでしたが、今回の番組でスポットを当てていたのは、その1枚ずつに分離された中のいくつかの中で、流転の末、瀬戸内海の島・生口島(広島県尾道市旧瀬戸田町)にある「西日光」耕三寺に買い取られた「紀貫之」にまつわる話が紹介されていましたが、最高金額で落札され、のちに益田鈍翁の手に渡ったものの、その後の消息が現在まで分からなくなっている「斎王女御」に関する話は、結局番組中に出ることがありませんでした。
[98529] 2019年 10月 10日(木)21:00:22伊豆之国 さん
新・地元からBig News
相模原市民となって最初の書き込みです。

去る7日から2日間にわたって行われた囲碁名人戦・七番勝負の第5戦で、挑戦者の芝野虎丸8段が張栩名人を破って4勝目を挙げ、名人となりました(中日新聞より)。
新名人となった芝野8段は、まだ19歳11ヶ月の若さ。これまでの最年少記録となった井山裕太・元名人(現在は本因坊など三冠)の20歳4ヶ月を更新し、史上初の十代名人となりました。
この芝野新名人は、相模原市南区上鶴間の出身(毎日新聞より)。地方版によると、地元にある小・中学校を出て、中学3年の時にプロ棋士となった、とあります。私の新居も、その昔は「上鶴間村」の一部だったらしいようで、まさに「超・地元」からのニューヒーロー誕生となりました。

>オーナー グリグリさんへ
都道府県データランキングには、「将棋」のプロ棋士はありますが、「囲碁」のほうはまだありません。新規にリリースされてはいかがでしょうか?

…こんなことを書き込みましたが、私、実は囲碁のルールがいまだによくわからないのです。「陣地をより多くとったほうが勝ち」と言う、「市盗り合戦」にも通ずるところがあるようなのですが、「五目並べ」(「連珠」と言い、こちらにもプロがあるそうです)とごっちゃになったままになっています…。それと、一時は「七冠独占」と騒がれた井山氏がいつの間にか名人から陥落していたとは知らなかった…(将棋の羽生善治氏が「無冠」に転落していたことは知っていましたが)。
[98519] 2019年 10月 1日(火)22:03:00伊豆之国 さん
十番勝負鉄ネタ問題異聞(祝・ゆいレール延長開業 & 駅名改称(梅田・河原町etc.))
本日、沖縄都市モノレール(ゆいレール)が首里~てだこ浦西間を延長開業しました(公式HPより)。
延長区間にある4駅のうち、「経塚」、「浦添前田」、終点の「てだこ浦西」の3駅は浦添市域にあり、1945(昭和20)年に「軽便」沖縄県営鉄道が戦災により事実上廃線となって以来、実に74年ぶりに浦添市域に鉄道が復活したこととなりました。これにより、「十番勝負」においては、第48回・問四の共通項「その市内に旅客が乗り降りできる鉄道駅がない市」に浦添市が該当しなくなった、と言うことになりました([96157])。

次は、「駅名改称」ネタ。
デスクトップ鉄さんのブログにも出ていましたが、阪神、阪急、京阪など、合わせて実に27もの駅名が本日より改称されました。
阪急と阪神の「梅田」と阪急の「河原町」には、それぞれ「大阪」「京都」の「冠」がつくことになりました(こちらのブログにも投稿しています)。これにより、3駅異字同音の「かわらまちトリオ」(あとの2つは琴電「瓦町」と近鉄名古屋線「川原町」)の一角が崩れたことになりました。また、京阪の「八幡市」は、最寄の著名神社の玄関をアピールするため?「石清水八幡宮」と改称(同名称を名乗っていた男山ケーブルのほうは「ケーブル八幡宮口」に)され、これにより第40回・問六の共通項、「『市名+市』駅がある市」に八幡市が該当しなくなりました。
また、島原鉄道には「南島原市になくて島原市にある南島原駅」がありましたが(南島原市域は11年前の島原鉄道末端部の廃線により鉄道が市域から消えた。「鉄」があった頃の南島原市の中心駅は、かつて「準・DID」が存在していた、市役所の最寄り駅でもあった「西有家」([98086] 白桃さん)駅と思われる)、今回「南島原」駅が「島原船津」に改称されたため、この「よそからの客を惑わす迷現象」が解消されることになりました。

駅名改称とは関係ありませんが、災害で長期運休が続き、厳しい経営が続くJR北海道の廃止検討路線にも入っている日高線の鵡川以遠が、どうやらこのまま廃線となることが濃厚になってきたようです。沿線各町の間でも、「廃止やむなし」の声が大勢となり、災害による運休以降、一度も列車が走ることなく消えて行くことになりそうです。
この長期運休中区間が廃線と言うことになると、「クイ図」第一回・問四の共通項「かな回文駅(かなで書くと逆から読んでも同じ駅)」から、この区間にある「絵笛」駅が消えることになります。また、この駅名に使われている「絵」も「笛」も、共にJRの他の駅名に使われていない(私鉄等にもないようです)ので、デスクトップ鉄さんの「第9回全国のJR駅名五番勝負・問一」の共通項「他の駅に使われていない漢字だけの駅 」からも消えることになります。
[98502] 2019年 9月 20日(金)21:20:19伊豆之国 さん
第52回十番勝負を振り返って~富士は日本一の山~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
例によって、わかった順に。

今回は、まず該当市と非該当市を一つずつ提示すると言う、以前に物議をかもした、第46回で一部採用された形式と類似したタイプの、「連想ゲーム」のような感じの問題が並んでいたので、まずは「第一回採点が出て、問題市が追加提示されるまで模様眺め」という作戦を取ることになりました。

問五~富士は日本一の山~
お題に宇陀市が追加されたところで閃いたものでした。宇陀市→室生寺、その室生寺には法隆寺に次いで2番目に古い五重塔がある。名古屋市には八事にある、江戸時代に建立された、国の重要文化財に指定されている興正寺の五重塔があることを知っており(これは昭和63年に山口市の瑠璃光寺にお参りしたときに買った「全国の五重塔」と言う本([71841])を見て知った)、一方NGとされた勝山市には、「越前大仏」にある昭和末期に建立された観光用の五重塔が、上田市にあるのは別所温泉にある八角三重塔。ここから「五重塔コレクション」を見ると、どうやら数が近そうだ、と言うことで、まだ正答が出ていなかったこの問で「金」狙いの「賭け」。こちらも「全国の五重塔」を見て知った、富士宮市にある、これも江戸時代に建立の大石寺の五重塔。その後、「想定解数が一つ違うのでは」と言う声が出て([98279] シノレパシクソさん、[98281] なると金時さん)不安がよぎりましたが、オーナーさんから訂正の記事が出て([98287])、ひそかに確信。前回・第51回に続いて2大会連続の「金」。自分でも驚く快挙でした。しかもどちらも「問五」。何か「奇遇」を感じたのでした…。
ところで、私は富士宮には12年前と6年前の2度訪れており、いずれも富士山の神の総本家・富士浅間神社を拝み、名物の焼きそばも召し上がっていますが、大石寺にはまだお参りしていません。この「大石寺」、皆さんご存知の大宗教団体の大本山としても知られていましたが、寺とその宗教団体が「喧嘩」して縁切り状態となり、かつては東京や関西方面などからも専用の臨時団体列車が富士宮まで運行され、富士宮駅(橋上駅になっている)には地上に直接出られる「臨時団体客専用?ホーム」もあって、「ご本尊」参りの団体客で大繁盛したそうでしたが、寺と絶縁状態となってからは、「お得意様」を失った富士宮駅の団体ホームは閉ざされた状態となって久しく、荒れ果てているような印象にも思えました。

問十~秋陣営の霜の色~
ここまで来れば「仕掛け」がはっきり見え、既出解とNG市から「漢字で10画」だと。想定解数も合っている。人口微増傾向が続き、このままでは必要石高増加によってせっかく盗った領地を「剥奪」される危機から逃れることを見越して、「青葉城」の石高積み重ね。

問四~その手は桑名の焼き蛤~
あれこれ考えているうちに「隣接関係」に行き当たり、四日市と八代が県内だけで4町と接し、NGの八戸市は県内4町と接しているが県外にも隣り合う町がある。「県内4町と隣接し、県外の町とは接しない」と言うことだと…。隣接市町村数リストを見るとぴったり合っている。その中に、平成最後の日に長島温泉に立ち寄り入浴した([97713])、Nさんのお膝元・桑名がある。Nさんがあえて「超・地元」を外して「お伊勢参り」したのは、市盗り合戦でライバルを突き放して領地固めに出た、と言うことからだ…。そこで、まず市盗り合戦が続く限り永久に答えるチャンスがなさそうな、駅のすぐ目の前に「有楽町」があり、そこには「銀座」と言う名のアーケード街もある、その桑名で「焼き蛤」を味わうことに…。

問三~幾山河越え去り行かば~
ここまで出た市から、「三」のつく市がお隣と言うことだと。「ヌマヅ(飲まず)食わず」で「王手」を掛けた。過去問(それも2年前)に出ていたことは失念していて、他の方々の感想文を読んでいるうちにようやく気づいた。

問六~天に星座の冴ゆるとこ~
これは、NGとして出ていた城陽市からヒントが見えた。「城」の字は今まで小学6年で習う字だったのが、「都道府県名に使われる字は全て4年までに習う」と変わったからだ、と。「雑学」から「小学校で習う漢字を含む市」を見ていると、「宗」像、「盛」岡、「砂」川、「宇」土…みな「6年で習う漢字」のところにある。その中にあったのは、地元・町田市のお隣、相模原市。その相模原市を答えた[98295]
…実は、…
と書き込んだのは、実は私は相模原市のマンションに引っ越すことが決まり、来月早々にも新居に移ることになったのです。その引越しの「挨拶代わり」と言うことでした。…でも、「領主」が強すぎることもあり、「市盗り」狙いに来ることはまずないでしょう(笑)…。

問二~キリン一番搾り~
出だしに誤答が相次いだことも手伝って、共通項探しに迷走し、悔いが残った問題。人口の増減・順位・密度、合併、隣接、市制施行…もう「入賞」もなくなった時点でようやくわかってきたのが、「二」のつく駅名。「お家芸」なのに致命的に出遅れ。この問二で致命的に出遅れたことで痛かったのは、富士浅間神社と引き換えに三嶋大社を持って行かれたからではなくて、共通項が早いうちに見えてこなかったことからだったのでした。「幸せの青い鳥は我が家の軒先に居た」のでした…。「虎の巻」にしていたサイトが閉鎖された([98078])こともあって探しにくくなったのですが、あれこれ迷った末に選んだのは、名鉄「二ツ杁」駅がある、3ヶ月近く前に「職場の研修旅行」で見学した、麒麟麦酒の「名古屋市にない名古屋工場」がある清須市でした。
蛇足になりますが、この「二ツ杁」駅の名古屋よりの隣の駅が「西枇杷島」駅。この西枇杷島駅は、知る人ぞ知る「大都会のすぐ近くにある『閑散駅』かつ『超危険な駅』」として有名な駅で、"You Tube"などの動画に多数UPされ、リクエストもかなりな数に上っています。名鉄名古屋駅からわずか3駅・3kmあまりの場所にあるのに、本線系統も2駅先(二ツ杁駅の次)の「須ヶ口」駅で分岐する津島方面へも特急・急行・準急まで全て優等列車は通過し、停車する列車は30分に1本の津島線方面の鈍行のみ。岐阜方面・名古屋方面とも追い抜きができるタイプの「島式」ホームになっているのですが、跨線橋も地下道もなく構内踏切を渡ってホームに入る形式で、幅も非常に狭くしかも屋根もないので列車が通過するときは非常に危険、と言うことで「駅員の指示があるまでホームに入れない」という「恐怖感満点」の駅として有名な駅として知られていました(こちら)。準急も止まる隣の二ツ杁駅や、「鈍行」しか止まらないものの日中1時間に4本の列車が来るJR枇杷島駅も近いので、これらの駅に利用者が流れ、駅周辺には住宅が密集しているのにもかかわらず、現在では1日の利用者が400人程度と言う「大都会近郊の超閑散駅」になっていると言う理由もうなずける、この「西枇杷島」駅も、近年のダイヤ改正で通過待ちをする列車がなくなることになり、近く両側の通過待ち線が撤去されてホームが拡張されることが決まり、かつてこの手の「超危険駅」の代表格だった、阪神「春日野道駅」(地下駅で、極狭小の島式ホームだったが、改築により解消された)に続いて、また一つこうした「超危険駅」が消えることになりそうです。

問八~谷間に八つの鐘が鳴る~
お題、NGに共に「八幡」が並んでいたので、「八幡」がらみでは、と推測は早くについたものの、境界線が絞りきれず、ようやく、ずばり「八幡」と言う町村が過去にあった、八幡浜や八幡平がNGなのは「余計なもの」がついているからだ、と納得。こちらも「総領主」が強すぎて答える機会が少ない千葉県から、過去に「八幡町」があったことが容易に見つけられた、今も「八幡宿」駅がある市原市に。市内には養老渓谷があり、最終日が敬老の日、という今回にふさわしい?市を選んだことになったのですが、周知の通り、台風の直撃で房総半島を中心に千葉県内は甚大な被害に見舞われ、結果的には「被災地お見舞い」と言った形になったのでした…。

問七~U.U.USA~
「七」関係を見つけるのに苦戦した問題。第一ヒントが出て「特定の月」と解け、「市制・市名誕生・市の誕生」のどれかが七月か、と。「九月なのに七月」と言う「時季外し」に「してやられた!」と…。市盗りに絡む市やお気に入りの市がなかなか見つからず、結局「領地の防衛」と「東京都(といっても実質「三多摩」ですが…)の総領主狙い」の両面から、字面も縁起がよい福生市を取ることに。

問九~雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ~
想定解数が最も少なく常に「売り切れ」の恐怖と闘っていた上、「九」の意味がどこにあるのかなかなかつかめず苦戦を強いられた難問。何かの順位が9位、と言うところまではなんとかつかめて、「面積」で当たると外れ、「密度」を見ると…「市町村ひっくるめて上から9位だ」と。3年前の「みちのく独り旅」で訪れ、投宿した花巻市([91505])を。

問一~Fortune Cookie~
想定解数が最も多いのにもかかわらず、皆さん方も大いに苦戦したこの問、やはり私もこの問一が最後になりました。第一ヒントの「変わっていない」の意味が、いろいろ当たって行くうちに「市盗り合戦で初代領主が続いている」と読めて、ようやく共通項が見えたのでした。そこで前回・第51回終了時点での領主一覧を見ると、静岡県で最後に残っていた未解答市・袋井市がこの共通項に該当している。袋井市は問九で既に答えられていたので、「また今回もお預けか…」と思っていたところ、思わぬところでその袋井市を答えるチャンスが残っていたのでした…。既に前々回・50回大会で達成した「初代青葉城主盗り」に続き、49回大会で「リーチ」を掛けてから3大会目で、もう一つの「市盗り合戦の野望」、「静岡県の全市正答」をようやく達成したのでした…。

今回も、前回と同様、出だしでいきなり「金」を獲得して幸先はよかったものの、中盤以降に苦闘を強いられ、最終着順は前回と同じ12位に終わり、一桁順位復帰はなりませんでした。また、今回は後半戦で苦しんだこともあり、初回答の市が全体の半分の5市(そのうち市原市と袋井市は「クイ図」で答えたことがある(袋井市は入門コースでも)ので、全く初めてなのは3市)と、久しぶりに「分散派」だった「原点」に返ったところも見せたのでした。

♭今回の選曲は次の通り。
問五:もちろん富士山ですが、富士浅間神社にお参りした日はどちらも生憎の曇天で、境内から富士山を拝むことができませんでした。2度目のときはその前に同じ富士宮市内にある「白糸の滝」に立ち寄っており、その近くから辛うじて雲間から頂上を見ることができたのですが…。
問十:仙台出身の土井晩翠作詞の「荒城の月」。今回は、この季節にちなんで2番の歌い出しから。
問四:古くから知られた、当地の名物に引っ掛けた有名な駄洒落。
問三:晩年を沼津で過ごした歌人・若山牧水が詠んだ名歌(宮崎県日向市・若山牧水記念文学館HPより)。
問六:甲子園でもおなじみの東海大相模高校の校歌より。私の新居は、その東海大相模高校からも割りと近所になります。
問二:清須市にある麒麟麦酒名古屋工場では、「一番搾り」を生産しており、このときの工場見学では、「一番搾り」とは何か、「一番搾り」以外のものとでは味や色がどう違うのか、説明して試飲もしましたが、正直言ってどこがどう違うのか、「二番搾り」とか「三番搾り」はないのか、いまいちよくわかりませんでした。
問八:市原市を走る小湊鉄道には、いまや「絶滅危惧種」となった旧式の「鐘が鳴る踏切」が4ヶ所残っているらしく(関東ではそのほかには上毛電鉄の「ミニ(偽)富士山」([83652] オーナー グリグリさん、他)と江ノ電の江ノ島駅東側の道路に出る区間にあるのみ)、その筋のマニアには知る人ぞ知る「録音名所になっているようです。踏切警報機は1ヶ所に両側にあるので、「鐘」の個数は2×4=8個、「問八」と共通項の「八幡」にも引っ掛けて、半世紀あまりも昔の"Oldies"のコーラスのヒットナンバー「谷間に三つの鐘が鳴る」のパロディでした。その小湊鉄道、先日の台風による被害で運休を強いられ、「鐘の音」も聞こえなくなっていました。現在も、まだ一部区間が復旧していないようです。
問七:福生は「進駐軍」の「門前町」、と言うことで昨年大ブレークしたダンスナンバーですが、あとで過去ログを見たら、私が福生市を答えたその次の書き込みが、デスクトップ鉄さんが答えた問六の「USA(宇佐)市」だった…。
問九:海を渡った二人の野球選手も気になりますが、花巻といえばやっぱり宮澤賢治ですね…。
問一:この選曲の意味がわからなかった人は、[76154]こちらにヒントが隠されています…。

閑話休題。
[98498] の千本桜さんの道中記クイズ。私が推測したのは、[98500] でシノレパシクソさんが考えていることと大体同じですが、文中に出てきた旧市町村について、私なりに書き込んでみます。

A市…この市名と同じ苗字の漫画の主人公が居るのは、その昔「下総国葛飾郡亀無村」と呼ばれていたところ。
C町…この町には江戸時代に建立された、重要文化財の五重塔があります。
E町…天気予報でこの地方の代表地点は、現在もA市ではなくてこのE町。同音同字の駅名が大阪の私鉄にあり、同音異字の町が、私が近々引っ越す市の隣にあります。
 …いかがでしょうか?
[98378] 2019年 9月 8日(日)10:15:39伊豆之国 さん
十番勝負
問一:袋井市

これであっていれば…
[98377] 2019年 9月 8日(日)08:58:23伊豆之国 さん
十番勝負
問九:花巻市
[98365] 2019年 9月 7日(土)21:35:00伊豆之国 さん
十番勝負
問七:福生市
[98335] 2019年 9月 5日(木)19:52:37伊豆之国 さん
十番勝負
問八:市原市
[98334] 2019年 9月 5日(木)19:31:06伊豆之国 さん
十番勝負
問二:清須市

遠回りしました…。
まさに「燈台下暗し」でした。
[98295] 2019年 9月 4日(水)18:39:37伊豆之国 さん
十番勝負
問六:相模原市

…実は、…
[98293] 2019年 9月 4日(水)18:34:21伊豆之国 さん
十番勝負
問三:沼津市
[98261] 2019年 9月 3日(火)22:43:25伊豆之国 さん
十番勝負
問四:桑名市

その手は…
[98255] 2019年 9月 3日(火)22:05:30伊豆之国 さん
十番勝負
問十:仙台市
[98252] 2019年 9月 3日(火)21:59:08伊豆之国 さん
十番勝負
問五:富士宮市

「賭け」に出ます。
[98217] 2019年 8月 31日(土)10:46:06伊豆之国 さん
消え行く屋上遊園地
武蔵国入間郡川越十万石の永世名誉城主([87441] 白桃さん)の称号をいただいている、自称「落書き帳の知恵伊豆」・武蔵国多摩郡小山田城主兼伊豆国田方郡韮山城主伊豆守こと「伊豆之国」でございます。

その埼玉県最古参の市・川越市のデパートの屋上にある、全国でもいまや稀少な存在になっている屋上遊園地が、明日限りで閉園になる、というニュースがありました。
埼玉県川越市のデパート「丸広百貨店川越本店」で半世紀にわたり親しまれてきた屋上遊園地「わんぱくランド」が9月1日、閉園する。運営会社によると、定置式の小型観覧車、モノレール、エアプレーンがそろって動く国内最後の屋上遊園地で、消えゆく「昭和の風景」を目に焼き付けようと多くの客で連日にぎわっている
(毎日新聞より)
記事によると、この屋上遊園は、昭和43年(1968)に開園し、半世紀あまりにわたって地域のランドマークとしても親しまれ、各地で同様な屋上遊園が消えて行く中にあって、現在でも土休日には200人ほどの利用者があったといいますが、建物の耐震工事の関係により、閉園のやむなきに至ったようで、遊具も老朽化しておりいったん解体すると組み立てし直すことは難しく、どうやら復活はなさそうとのことです。
[98210] 2019年 8月 23日(金)20:28:47伊豆之国 さん
発祥地に戻ってきた大優勝旗(「安宅越え」はならず)
ご承知の通り、今年で101回目を迎えた夏の全国高校野球は、大阪代表の履正社が石川代表の星稜を降ろし、初優勝を飾り、昨年の大阪桐蔭に続き、大阪代表が2年連続で全国制覇を果たすこととなりました。一方、惜しくも準優勝に終わった星稜。4年前の「選抜」で隣県・福井の敦賀気比が初めて「愛発関」([87452])を越えて北陸道に持って行った大優勝旗が、さらに北に進んで石川県に入り、「安宅関」(小松市)を越えて加賀百万石のA都会([98201] 白桃さん)金沢に持って行くことができるか、大いに期待する向きも多かったのでしたが、やはり決勝で惜敗した24年前に続き、今度も大願を果たすことはなりませんでした。

ところで、初の全国制覇を果たした履正社高校の所在地・豊中市。この豊中市は、夏の全国高校野球大会が初めて行われた場所として知られています(豊中市HPより)。1915年(大正4年)、第一回大会がそらかれたのが、その豊中にあったグラウンドでした。豊中ではその翌年にも開催されましたが、大勢の観客が殺到して収容しきれず、3年目からは現在の西宮市にあった鳴尾球場に移り、現在の甲子園で開かれるようになったのは1924年の第10回大会からでした。豊中にあった発祥の地は、既に跡形もなくなったのですが、現在は記念公園として整備されています(前出・豊中市HP)。豊中の地で「産声」を上げた全国高校野球大会は、104年の歳月を経て、発祥の地に大優勝旗が戻ってくるということになったのでした。
[98199] 2019年 8月 17日(土)22:30:07伊豆之国 さん
(ほぼ)北信越の都会 & 「鼠の楽園」の外
[98198] 白桃さん
両ブロック20市のなかで「都会」と認定されるのはたった1市です。どこでしょう。代わりに統括ブロックのランク市1市が「都会」からはずれます
この中から「都会」を探す、とすれば、市になったのが早く、狭域都市圏人口も多い、かのプロレスのスーパースターの故郷でしょうか? それとも、「+α」の加点が多そうな、豪華絢爛屋台祭りと風情のある町並みで名高い、「ゆうらくちょう」と読まない「有楽町」もある天領の街でしょうか? 一方、統括ブロックのトップ10に入りながら「都会」から外れるのは、やはり市になったのが(前身を含め)遅い、市名と同名駅が市内になくて「北信越ブロック」で人口最多の政令指定都市にある、メンバーの故郷でしょうか?

…今晩の「アド街」は、下総国葛飾郡の南のとっぱずれ(失礼)、「楽園」の鼠が街中に居る「天敵」が怖くて「塀の外」に出られない(笑)、白桃さんのお膝元「浦安」でした…。この街の名物として「焼き蛤」も出てきましたが、これはNさんの故郷・桑名でも有名ですね…。


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