いつもの通り、十番勝負の感想文です。
「戦国市盗り合戦」スタート後2回目となった今回。前回の戦術混乱を受け、「領地争奪戦」を意識した戦術に徹することを目指しましたが、とにかく難度が急上昇して悪戦苦闘。参戦して間もない頃のスローペースに逆戻りになりました…。今回も解答順に。
問三~有馬山猪名の笹原風吹けば~
やはり皆さん方と同じく、真っ先に共通項がわかった問題。「県内よりも県外のほうが隣接市町村が多い」。以前に出た類題と違い、「市」以外も含まれるのが微妙な「綾」だった。典型的なこのタイプである地元を選ぶこともできたが、「領地争い」には直接関係ないものの、「景気づけ」の意味も含めて、「宿命のライバル」になりそうな相手の生国をあえて答えることにした。
問五~白鳥は悲しからずや~
偶然に共通項が掴めたもの。新規リリースの「反対語コレクション」を眺めていると、「上下」のところに盛岡と滝沢が並んでいる。「はて、どこかで見たような…」。これこそ問五の「金・銀」だった。前回できなかった東北支援、同じ東北地方を見ると、「湿地」の過去問にも出てきた、隣の市にまたがる、「ご当地」の名を冠する白鳥の飛来地が…。「銅賞」で、「にわか領主」に。
問八~鞘より抜けておのずから 草薙ぎ払いし御剣の~
お題の「八」の字に惑わされてなかなか進めず。駅名だと想定解数が全然違い、過去問にあった合併関係でも数が合わず。ふと隣接系を思いつき、当たってみると全て「区とただ一つだけ隣接」。静岡県の未解答市減らしで。
結局、ヒント前に答えられたのはこの3問だけ。その後のヒントも難解なものが多くて…。
問九~粉雪、ねえ、心まで白く~
この問の共通項、「一番最近の合併」だと読んでいたのは、おそらく白桃 さん(
[89810])などと同じ。お題の選び方が少々まずかった、ということか(
[89842] オーナー グリグリ さん)。「市盗り」には関係しないが、一昨年のオフ会開催地に。
問十~You Are My Sunshine~
最初は何のことかわからなかった。「鉄」も考えたが、なると金時 さんの「鉄分のない安納芋」(
[89505]) が出てきて迷路に。その後ふとしたことから「市名をアルファベットで…」と思いついたら、共通項が見えてきた。追っかけてきそうな人が栃木県人だとわかって、ここは防衛戦に。今回これで5回目、過去4回で3回目。NGの市はHPを見て「イレギュラーか」と…。
問一~駕籠で行くのはお吉ぢゃないか~
お題と既出解を眺めているうちに気づいた。4年半ほど前にちょっとした話題になった、
アレ。1年で習う漢字だけの市が35。それと、ひらがなだけの市が23(「1年漢字+かな」は該当なし)。合わせて58、想定解数とぴたり一致。「ご当地」にありながら難攻不落だった、黒船・水仙・御用邸でも名高いこの地域随一の名邑の攻落に、ついに「王手」をかけた(
[89619])。
問七~掛川降りて九里余り 行けば遠州秋葉山~
アナグラム解読に手間取ったが、「今のところ一人」と解けて、「市盗り合戦」に結びついた。前回も答えた山内一豊ゆかりの城下町は、あの「岐阜城下の大喧嘩」以来雲隠れしている、讃岐国玉藻城下のあの人が「入城」以来居座っている。今取ればともかく「城主」になれる、と連続攻撃で攻め落とし。でも、既に西から強力新人が迫ってくるのは必至で、それまでしばしの間だけ「一豊」になった気分を味わうことに…。
問六~伊東に行くならハトヤ、電話は4126~
ここからは、いよいよ皆さん方も苦労された難問ぞろい。この問六のヒント、「基準より高い」から「地価」のほうにばかり目が向いてしまい、膨大なデータ量を前にして降参。ようやく第4ヒントから「密度」の問題だ、と理解。静岡県を見ると、「山の奥」まで入り込んでいる静岡市の順位に納得。全く思わぬところで、前回の作戦ミスから「妖怪」に奪われた領地を取り返すことができた。
問四~もしも運命の人が…~
第二ヒントが「最近更新」と解けたので、「ホームページの更新」だとばかり思い込んでいたら、「若殿」が主題だったとは…。「目」と「勘」の衰えからお手つきも、「石高没収」につながらなかったのは幸い。出直しですぐ思いついたのは、一昨年の夏のほろ苦い思い出の、超ブランド牛の町。
前市長辞職の顛末(→
[88643] いろずー さん,
[89064] ピーくん さん)が妙に引っかかっていた。思い入れの深い「運命の人」には悪いことをしてしまった…(
[89749],
[89845] いろずー さん)。後になって、あの道中で最初に泊まったいにしへの都(
[78442])にしておけばよかった、と…。
問二~Central Freeway~
これで共通項読み外れ三連発。「今回のテーマ」「パターンマッチ」から、問四と同様「HP」関係だとばかり思っていた。「パターン」から、まず「形式の違い」と見て、
こちらを開いたが、全然合わず。第四ヒントまできて、「人口に二十」。最新の推計人口を見ると、伊勢崎・西東京・松江がいずれも20万何千人台、他の2市は?と見たら、
長崎市 432,089
豊後高田市 22,820
つまり、「最新の推計人口の中に"20"という数字の列がある」ということだ。全く思いもよらない共通項、「人口問題ならお手の物」のあの白桃大先生が四苦八苦、右往左往、周章狼狽されたのも無理もない。身近なところを見ると、祖父母の墓参でいつもお世話になり、あの
斜張橋(
[89119])も、私には大して関心もない競馬場も麦酒工場もある、その昔武蔵国の中心だった市があった。以前に没収された1万石を取り戻すことに。
…これで何とか昨秋の「市盗り合戦戦術大研究・東海地方遠征」(
[88822])の成果が出た、ということになって、ようやく安堵(
[89749])…。
♭すっかり恒例になった、「今回の選曲」は…
問三:この市とは直接にはつながりは薄いでしょうが、市域を流れる猪名川にちなんで、百人一首より。
問五:白桃大先生の故郷の市にある旧町名とは関係ありません。…これって、誰の詩でしたっけ?
問八:この地に伝わるヤマトタケル伝説を読み込んだ、鉄道唱歌・東海道編の22番より。
問九:この市出身のバンド(既に解散したらしい)のヒットナンバー。今もこの時季になると、カラオケのリクエストが増えるとか。
問十:市名の直訳ですね…。
問一:この地で数奇な運命をたどった唐人お吉を歌った、西條八十の作詞より(
宝福寺HP…
[89119])。
問七:「鉄道唱歌」の7年後、明治42年に同じ大和田建樹の作詞により発表された「東海道唱歌」の22番の歌詞より。「鉄道唱歌」では、「掛川・袋井・中泉(現・磐田) いつしか後に早なりて」(25番)と「急行」で飛ばしてしまったので、後になって「忸怩たる思い」もあってか、駅から9里も離れた山中の神社を無理やり歌詞に組み込んだ、というようです(「鉄道唱歌の旅・東海道線今昔」(
[79370]]より)。平成の世になって掛川城に天守閣が再建されるまでは、このあたりには大して見所もなかった、ということだったのでしょうか?
問六:毎度のことながら、超ワンパターン…
問四:今度の「センバツ」の行進曲に決まったこの歌を歌っているのは、この市にある一昨年夏の準優勝校のOGだとか。
問二:この市を通り、そして中央市をも通る高速道路(
[77512])。
…「入門コース」は、疲労感と「万一」のことも考え、今回も遠慮することにしましたが、もし参入するとしたら、そのうちのいくつかの問では、次のような市を取ったでしょう(市名ずばりではなくて連想から)。
問A:「黒船・水仙・御用邸」
問B:「伊豆の山々、月淡く」
問G:「頼朝&政子、反射炉は世界遺産に」
問K:「あなたと行きたい天城越え」
問Cの「ハトヤ」は、やがて「市盗り合戦」の強力なライバルとなるであろう新人が、早くも「金賞」をいただいておりました…。
♯今晩、久々に某公共放送の「中洲産業大学教授・森田一義氏」の番組を見たら、「戦国市盗り合戦『迷走』の原点」となった、蒲鉾と提灯で名高い城下町が出ていました(昼に見た8chでも)。実は私もこの市の「城盗り」に挑戦権があることを…。