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伊豆之国さんの記事が50件見つかりました

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[96332]2018年7月24日
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[96331]2018年7月23日
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[96045]2018年5月20日
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[95992]2018年5月18日
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[95931]2018年5月15日
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[95925]2018年5月14日
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[95880]2018年5月14日
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[95856]2018年5月13日
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[95844]2018年5月13日
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[95839]2018年5月13日
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[95805]2018年5月12日
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[95776]2018年5月12日
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[95771]2018年5月12日
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[95740]2018年5月3日
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[95739]2018年5月1日
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[95718]2018年4月24日
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[95646]2018年4月3日
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[95636]2018年4月1日
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[95622]2018年3月30日
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[95599]2018年3月25日
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[95593]2018年3月24日
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[95587]2018年3月24日
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[95585]2018年3月23日
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[95574]2018年3月21日
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[95551]2018年3月17日
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[95538]2018年3月13日
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[95532]2018年3月11日
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[95515]2018年3月5日
伊豆之国

[96332] 2018年 7月 24日(火)20:47:04伊豆之国 さん
静岡県の学校の冷房率が低い理由
関東地方ではどうやら猛暑の峠は越えるようですが、東海以西はまだまだ厳しい暑さが続きそうで…

[96309] オーナー グリグリさん
小中学校の冷房設備設置率
【冷房設置率が低い県で】注目されるのは、10%以下に、愛媛県(5.9%)、奈良県(7.5%)、静岡県(7.9%)、長崎県(8.6%)が来ていることです。気象データランキングも参照しながら見ていただきたいのですが、年平均気温の高い、長崎県、静岡県(以下略)
その中で、静岡県の小中学校の冷房設置率が、近県の神奈川(79%)・山梨(65.6%)や、比較的低い愛知(35.7%)と比べても著しく低いということについて、冷房設置が進まない「ある(特殊?)事情」がある、と言うことが、こちらの記事に出ていました(朝日新聞より、要約引用)。

静岡市で11日連続30度超えなど県内で猛暑が続いているが、小中学校の冷房設置率は全国最低レベルだ。東海地震に備え、学校の施設改善費のほとんどを校舎の耐震化にあててきたため、とみられる。子どもや保護者からは「早くなんとかして」との声が相次いでいる
文部科学省の調査によると、静岡県は小中学校の冷房の設置率が全国最低レベルの12・5%(2017年4月1日現在)。静岡よりも低いのは北海道、青森、岩手、秋田、宮城、長野の「寒冷地」のみ。学校行事や部活動で使う体育館にいたっては0・1%だ
県教育委員会は18、19年度に、まず特別支援学校の冷房設置率を49%から100%に引き上げる計画だ。障害児は体温調節が難しい。その後、県立高校に着手する計画。すでにPTAが費用を出して教室に設置した例もあり、高校の設置率は46・9%だが、それでも全国平均の49・6%より低い。「施設修繕費で対応するが、老朽化やブロック塀の撤去など喫緊の課題もある」と財務課。
小中学校は市町で対応が分かれる。吉田町は昨年、町内の3小学校1中学校の全普通教室に冷房を設置した。夏休み期間の短縮に伴う措置。予算は約2億3千万円だった
一方、政令指定都市では難航中。浜松市は96小学校、48中学校のうち、冷房があるのは浜松基地の防音対策校にあたる9小学校、5中学校のみ。昨年、鈴木康友市長が、20年8月をめどに全校の普通教室に設置を目指す考えを表明したが、設置費用は概算で50億円。市教委教育施設課は「できれば、短期間に一斉に設置したい。民間資金の利用も考えている」
静岡市は87小学校、39中学校のうち、エアコン設置は9小学校3中学校のみ。それも普通教室ではなく、特別支援学級や多目的室など、限られた部屋だけだ。市教委教育施設課は「耐震化で、まず子どもの命を守ろうとした。空調などの環境整備はこれからだ」


…ということで、どうやら「東海地震対策」で学校の耐震化を優先した結果、冷房設備の設置にはなかなかお金を回せず後回しになった、と言うことらしいですが…。静岡県の学校に通われている、さざ波さん、特急とりあたまさんのところは、いかがな状況でしょうか?
[96331] 2018年 7月 23日(月)22:16:44伊豆之国 さん
「暑いぞ」やめたら最高記録更新(奪還)
「最高気温」の話題で「場外乱闘」、「レッドカード」も出たようですが…。まだ誰も書き込んでいないようなので。
連日の「暑熱地獄」、私ども関東の人々もうんざり、もはや我慢の限界ですが…。

高気圧に覆われた日本列島は23日、埼玉県熊谷市など4地点で40度以上の最高気温を記録するなど関東を中心に猛烈な暑さに見舞われた。熊谷市では、国内の観測史上最高を更新する41・1度、東京都青梅市では都内初の40度超えとなる40・8度を記録。都心でも39・0度まで気温が上昇し、24日で開幕まで2年となる東京五輪・パラリンピックでも、暑さ対策が重要な課題となっている。
気象庁は、少なくとも8月上旬までは高温が続くとしており、23日夕に臨時の記者会見を開いた同庁の竹川元章予報官は「命に危険が生じる暑さが続き、『災害』という認識だ。水分と塩分を補給し、健康管理に十分注意してほしい」と訴えた
(読売新聞より)
5年前まで「日本一暑い町」だった熊谷市では、「暑い」と言うことが強調されすぎてマイナスイメージになっている([92854])として、名物だった「暑いぞ!熊谷」の立て看板をやめ、「猛暑はお得」と、暑さを「逆手」に取った新たな作戦を始めたばかりでしたが([96071])、皮肉にも「暑いぞ」をやめた途端に最高気温記録を更新、「日本一暑い町」に返り咲くとは…。

…2年後に迫った東京五輪、「こんなに暑い中でやると言うのでは、選手も観客もとても耐え切れないのでは」と海外からも「猛暑五輪」への危惧が高まってきています。今からでも遅くないから、開催時期をずらして、前回(1964年=昭和39年)のように、秋の爽やかな気候の中でできないものか、と思ってしまいます。4年後にカタールで行われる蹴球W杯は、猛暑のこの時期を避けて冬季の12月開催に変更されることになったようです。W杯でそれができるのであれば、決して実現不可能ではないと思いますが、やっぱり無理なのでしょうか?。
[96317] 2018年 7月 21日(土)20:15:29伊豆之国 さん
南埼玉は北埼玉、西千葉は東千葉
連日の記録的猛暑にも、中国・四国地方を初めとする西日本一帯を襲った未曾有の大災害にも負けず…。そんな厳しい自然環境の中、高校球児たちは「聖地」を目指して各地で熱戦。先の蹴球W杯と同様、強豪が相次ぎ早々と敗退するという「下剋上」も目立った各地の地方大会ですが、本日、北北海道では決勝戦が行われ、旭川大高校がクラーク記念国際高校を破り、9年ぶり8度目の出場を決め、今大会の甲子園一番乗りを果たしました(記事)。

ところで、今回の大会、第100回記念大会ということで、東京・北海道以外でも人口・学校数が多い府県で分割が行われており、これまでの記念大会でも分割されてきた埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪・兵庫の各府県のほか、今回初めて福岡県も南北に分割されることになったのですが、新聞記事の予選の結果を見て、どうにも腑に落ちなかったのが埼玉県の分割状況。南北に分割されており、記事に出ていた予選の試合結果から見て、さいたま市全域と川口・所沢などが「南」、熊谷・上尾・春日部などが「北」と言うことらしいのですが、「北」地区の結果を見ると、東京都と接する草加・八潮・三郷の各市が入っていたのを見て一瞬仰天…。学校数・人口を均等にするようにした結果からでしょうが、今回の記念大会では、横浜や大阪も南北に分割されているので、埼玉の場合も、さいたま市のうちの旧大宮市の4区を「北」にして、東京都と接する草加など3市を「南」にしたほうが合理的だったと思うのですが…。余談ですが、旧「南埼玉郡」に属していた地域は、さいたま市と合併した旧岩槻市以外は全て「北埼玉」に入っているようです。ちなみに、「北埼玉」のベスト8は、全てさいたま市より北にある高校ばかりでした。また、千葉市は全域が「東千葉」になっているようなので、「西千葉駅は東千葉」と言うことに…。

♯今日の「ブラタモリ」は、かぱぷうさんの故郷、北九州市門司。私は20数年前、門司港駅とその周りを少しぶらぶらしただけでしたが、その門司港駅にあった「連絡船との接続設備の痕跡」や、関門トンネルの工事と構造、「関門海峡」と呼ばれるようになった経緯など、いろいろと知ることができて勉強になりました…。
[96292] 2018年 7月 12日(木)22:58:01伊豆之国 さん
Re:~寺町
[96284] 白桃さん

[96287]で、「(旧)修善寺町」の由来となったお寺は「修禅寺」だと言うことと、「(旧)浄法寺町」には「浄法寺」と言うお寺がない、ということを書き込んだのですが、せっかくだからそれ以外で、その表に出ていた由来のお寺の(名前と)宗派が「?」となっている「旧・○○寺町」について、いろいろ調べてみました。
由来となった同名のお寺が現存し、宗派もわかったのが次の2町でした。

紫雲寺 ? 1955年 2005年 8,916 (1955年) 新発田市
「にっぽん地名紀行」([96287])を見ると、その紫雲寺町の由来が出ており
浄土真宗大谷派の紫雲寺(町内米子在)の本堂が建立されたのは、干拓事業が完成した元文5年(1740)ごろと言われるが、草創年代は定かではない
とありましたが、その紫雲寺はというと、新発田市HPからしばた・ひと往来 ~新発田ゆかりの人物~【No.2】竹前権兵衛・小八郎兄弟と小川五兵衛というページを開くと(抜粋)
ここで、加治川、紫雲寺潟を中心に主な治水の試みを時代に沿って追ってみましょう。
元和元年(1615)、堀村上城主が、水害に苦しむ紫雲寺潟沿岸の農民を救済するため、高畑~堀口村の排水路を浚渫。しかし、このことで境川から紫雲寺潟への流量が増し、また、せっかく浚渫した高畠の堀も数年で土砂が堆積して浅くなり、かえって逆効果になりました
越後塩津潟(紫雲寺潟)開拓に名乗りを上げたのが、信州(現・長野県)高井郡米子村の竹前権兵衛・小八郎兄弟でした
現在、小八郎の墓がある紫雲寺は、元文五年(1740)、米子に権兵衛が建立し、寛保二年(1742)に紫雲寺と寺号を改めたもので、古代からの紫雲寺とは別のものだそうです
と言うくだりがあって、どうやら「古代にこの地に『紫雲寺』と言う寺院があった→その紫雲寺が廃絶し、『紫雲寺潟』という潟の名が残った→紫雲寺が再興」ということになりそうですが…。

大善寺 ? 1939年 1956年 5,528 (1947年) 久留米市
西鉄電車の駅名に「大善寺」があるので、その近くの地図を見るとその「大善寺」と言うお寺があり、Street Viewを見ると、「天台宗」の文字が見えました。

寺院が廃絶したと見られるところもありました。
大光寺 ? 1943年 1955年 6,283 (1950年) 平川市
wikiから「大光寺町」を見ると(あまり当てにならないものも多いのですが)
大光寺という地名が史料で確認できる最古のものは、元弘4年(1334年)に遡る。これは当地で起きた合戦(大光寺合戦)の状況を報せる書状である
この戦い自体は南北朝時代に起きたものであるが、大光寺という地名そのものはそれより古くからあったと伝えられている。平安時代の末期に、当地に大光寺という寺院があり、これが地名の興りになったとされている
とあり、おそらく南北朝時代頃には既に廃寺となっていた可能性がありそうです。現在の平川市にも「大光寺」という町名(大字)があり、平川市観光協会のHPに津軽三十三観音と言うのがあり、その中に「大光寺観音堂」が出ているのですが、地図を見ると神社の境内にある小さなお堂のようで、かつて存在した「大光寺」と関係が有るのか、地名に由来したものかはわかりませんでした。

神宮寺 ? 1902年 1955年 5,981 (1950年) 大仙市
こちらもwikiから調べると
天平年間に藤原不比等が勅命を受けて神宮寺を創建したとの伝説が残っている
とあり、過去に存在した「神宮寺」に由来する地名と思われます。「神宮寺」というのは、言わば「神社付属寺院」と言ったようなもので、神仏混合時代の産物であり、明治の神仏分離で廃されたところが多いようですが、現在でも福井県小浜市などいくつか現存しており、地名にも金沢市や浜松市(HP)などに見られます。

同名の寺院が見つからなかったところ。
妙寺 ? 1910年 1958年 7,051 (1955年) かつらぎ町
「妙寺」と言う名の寺院は町内になく、「妙寺」と言う大字があるのでその地域にある寺院を探したところ、唯一遍照寺と言うお寺が見つかり、こちらの看板を見ると、「妙法院」の文字が見えるので、「妙寺」の地名はこのお寺が由来なのでしょう。そして寺名の「遍照」から、弘法大師・空海の「遍照金剛」とのつながりが見えるのと、高野山との関係も深い土地柄からも見て、宗派は真言宗と見てよいでしょう。

後藤寺 ? 1907年 1943年 30,640 (1940年) 田川市
これだけはどうにも手がかりが見つけられませんでした。現在、田川市内には「後藤寺」という寺院も、また現在の町名・大字にもなく、「後藤寺町」成立以前の旧町村名にもないので、田川市のHPからも、市内を通っている平成筑豊鉄道のHPを見ても、「後藤寺」の名がどこから出てきたのか調べ切れず、「お手上げ」状態でした。
[96287] 2018年 7月 10日(火)21:01:08伊豆之国 さん
名前が似すぎて地元民も大困惑
今晩のTV番組を見ていたら、「名前が異常に似すぎていて地元民も困惑、隣町戦争が勃発」と言うのが出てきました。その舞台は、「落書き帳」でも「古典的話題?」になっている、富士見市とふじみ野市([85152] hmtさん、[85136] オーナー グリグリさん)。でも、番組で放映されていた、その「いきさつ」は、話題集に書かれていることのほぼ焼き直しなので…。
そのあと、やはり「名前が似すぎて取り違えられる」ものとして、「東村山市」とよく混同される「武蔵村山市」も出てきましたが、そういえば、「名前が異常に似すぎている隣同士の市」というと、「ご当地」にもありますね…。「伊豆市」と「伊豆の国市」。その、伊豆市にある名刹は…

[96284] 白桃さん
修善寺 曹洞宗 1924年 2004年 17,870 (1975年) 伊豆市
お寺のほうは「修禅寺」ですね。
源頼朝の弟・範頼が「異心あり」としてこの寺に幽閉されて殺害され、頼朝の子で2代将軍の頼家も、北條氏の謀略により、これまたこの寺で暗殺されたと言う、源氏滅亡につながった悲劇の舞台として知られ、その悲話は岡本綺堂の小説「修禅寺物語」に描かれていることで知られています。

あと、
浄法寺 ? 1940年 2006年 9,126 (1955年) 二戸市
この旧浄法寺町にも、「浄法寺」というお寺は元々なかったらしいです(「吉祥寺」と同じですね…)。「にっぽん地名紀行」(本間信治氏著・平成4年初版、新人物往来社刊)によると
鎌倉時代の武将・畠山重忠が、北條義時と武蔵国二俣川(横浜市旭区)で戦って死んだとき、鎌倉・浄法寺に出家していた三男の重慶が、難を避けて山伏となって奥州に下り、当地に住み着き、長子を浄法寺太郎と名づけた。のち、安比川流域一帯を支配する大豪族となってこのかた、この地を「浄法寺」と呼ぶようになったという
[96273] 2018年 7月 7日(土)22:20:05伊豆之国 さん
文字により分布が違う「かつまた」さん
[96260] ぺとぺとさん
一口に「かつまたさん」と言っても、勝又、勝俣、勝亦、勝間田などいくつかのバリエーションがあるのも興味深かったです(中略)箱根町も「かつまたさん」だらけだそうです
[96263] 特急とりあたまさん
かつまた姓が大量分布するのは御殿場市です。それ以外の場所ではさほど多くないのでしょうか(中略)箱根町も多いということは、乙女峠を超えて入ってきたのかな?
「かつまた」と読む苗字については、[96259]で書き込んだ「望月」さんが出てきた番組より少し前に、やはり同じNHKの「森岡さん」の苗字番組で放映されていました。「かつまた」さんには、勝又、勝俣、勝亦、勝間田など、いくつかのバリエーションがありますが([96260])、いずれも分布地域が類似・隣接しており、ルーツは同じと見られているようです。しかし、その分布は文字によってそれぞれ微妙に異なっているの面白いところです。「かつまた密集地域」である御殿場市を中心とする静岡県北東部と、その周辺地域のいくつかの市町について、文字の違いによる分布状況を調べてみました(Web版「写録宝夢巣」より)。

市町勝又順位勝亦順位勝俣順位勝間田順位
静岡県御殿場市992(1)196(12)45(57)466(5)
静岡県裾野市572(1)21414
静岡県小山町75(12)29(32)48(20)10(71)
静岡県富士市275(24)238(27)519
神奈川県箱根町13(36)6(98)283(1)0
山梨県富士吉田市100336(5)0
全国4599(794)847(2955)1516(1904)841(2973)

…ざっとこの表を見ただけでも、文字の違いによる分布の違いが結構大きいことが見えてくるようです。全国的に見ても最も数が多い「勝又」さんは、静岡県がやはり最多で全国の半数強が集中しているのですが、県内でも富士・沼津・三島の各市などにもある程度の数が集まっているほか、「かつまた密集地域」から遠く離れた地域にもまとまって見られる箇所があり、宮城県石巻市とその周辺(石巻市に130件余りあり市内ランク30位台)、新潟県南魚沼市(100件余りあり市内ランク30位台)が目立つほか、千葉県多古町、長野県阿南町にも50件以上集まっているといった例が見られます。
「勝間田」さんと「勝亦」さんは、共に分布がほぼ静岡県東部に限られ、静岡県に全国の6~7割が集まっているのですが、両者の分布地域には違いがあり、「勝間田」さんがほぼ御殿場市に限られるのに対し、「勝亦」さんは市ランクでは御殿場市が最上位なのですが、実数では富士市のほうが多く、「同じ一族が移動してきた」と言うことも考えられるかもしれません。
♯品川に「勝亦電機」という配電盤メーカーがあり、山手線や新幹線の車窓からも本社工場の建物と看板が見えます。創業者の苗字に由来し、「創業の歩み」からは静岡県との関係が書かれていないのですが、工場が沼津にもあることから見て、静岡県となんらかの関係が有りそうな気がします。

「勝俣」さんは、他の3種類とは異なり、静岡県よりも隣接する神奈川・山梨両県のほうが多く、神奈川県では箱根町に集中し町内最多の苗字となっており、中でも仙石原地区には特に密集し、「隣同士に『勝俣さん』が何軒も並んでいる」ということが、前記の番組でも映像に出ていました。山梨県では富士吉田市に集中し、市内5位に入っていますが、御殿場・小山方面からの通り道にある山中湖村や富士河口湖町には余り見られず、なぜ少し離れた富士吉田にこれだけ固まっているのか、その理由が不思議です…。

「かつまた」氏のルーツは、遠江国榛原郡勝間田(古くは「勝田」と書いて「かつまた」とも)とされ、現在も牧之原市に「勝俣」「勝田・勝間」の地名や、勝間田川、勝間田小学校、勝間田公園などがあります。勝田地区には「勝間田城跡」があり
「勝間田城」は、かつてこの地を領有していた豪族「勝間田氏」が築いた山城です
牧之原台地の枝尾根に築かれ、急峻な地形を巧みに利用し、外部からの敵の侵入を防ぐための堀切や土塁などの縄張りが特徴で、典型的な中世の山城でした。築城の時期は定かではありませんが、14世紀末頃と推測されています。文明8年(1476年)、今川氏との戦いで落城し、その後廃城となりました
現在でも、「勝間田城跡」には、城郭の原形が殆どのこされています
(牧之原市観光協会HPより)
しかし、勝間田氏は合戦に敗れてルーツの地を追われ、一族が富士山の東の麓に逃げた(さらにその一部は箱根や富士吉田方面へ)ので、御殿場周辺地域で「かつまた」氏が増えた、と言うことらしく、いろいろな表記があるのは「追撃を恐れて文字を変えた」とか、あるいは「本家と分家で区別」とか、諸説があるようですが…。

先の番組では、文字の違いにより、「その集落中同じ文字の『かつまた』さんだらけ」と言う地域もあるらしく、またそれぞれ「こういう理由があるからこの字を使っている」という「文字」に対しての「こだわり」も強い、ということ、御殿場周辺では、何種類もある「かつまた」さんの文字表記を区別するため、「勝又」「勝亦」「勝俣」「勝間田」をそれぞれ「ひっかけまた」(「又」の字形から?)「あかまた」(「亦」の字が「赤」に似ていることから)「にんべん」「かつかんでん」というように言い分けている(このくだりはうろ覚えですが…)と言うことも出てきていました。

「かつまた」氏には、文字表記以外にも、発祥地は同じでもルーツには源氏・平家・藤原氏といろいろあるらしく、家紋も何種類もあって(渡辺三義氏著「静岡県名字の話」(昭和54年初版))、このあたりにもよくわからないことが多いようです。ルーツの地である牧之原市の地名にも「勝俣」「勝間田」「勝田」といろいろ表記があるのも、この「かつまた氏」を巡る複雑な歴史と絡んでいるのかも入れません…。

「勝間田」と言う地名は、美作国(岡山県勝央町)にもあり、JR姫新線の勝間田駅や、勝間田高校もあります。郡名の「勝田」の名は古くは「かつまた(かつまだ)」と読んでいたらしいことも、遠江の「勝間田」と共通している面があります。しかし、岡山県には「勝間田」さんは1件しかなく、「勝又」さんも数えるほどしかないので、「勝間田」氏のルーツとは無関係と思われます。余談ですが、この「勝間田」駅の隣の駅が「林野」駅。戦時中、「林野」が「早う死のう」と聞こえるので、「勝つまで行こう」と、「林野」駅の近くに住んでいた出征兵士が、わざわざ「勝間田」駅まで歩いて汽車に乗った、という話をどこかで見たことがありました。
[96259] 2018年 7月 5日(木)21:47:39伊豆之国 さん
静岡県内でも「なじみの深さ」が分かれる「望月さん」
今晩のNHKの「苗字」番組で、最初に出てきたのが「望月」さん。番組ではその分布について詳しい話は出てきませんでしたが、その「望月」さんが全国で一番多い県が、静岡県。県ランクでも4位に入り、県ランクでも「望月さん率」でも最高位の、富士山を挟んで隣の山梨県(県内3位)に次ぐ高ランクになっています。しかし、その静岡県内でも「望月」さんの分布には大きな偏りがあり、静岡市を中心とする県中央部にその大半が集中する一方、西部の遠江地域ではあまり見られず、伊豆地方でもそれほど多くは見られません。
Web版の「写録宝夢巣」によると(由比町や富士川町などがまだあるので、[96188]でも書いたように、10年くらい前のデータと見られます)、主な都市やメンバー(既に引退?したり、長らく姿を見せていない方も含め)ゆかりの市区町などについて調べてみると、次のようになっています。表中、順位が「-」となっているものは市区町ランキングの100位以内に入っていないことを示します。

市区町件数順位備考
静岡市葵区2060(1)
静岡市駿河区878(3)
静岡市清水区2714(1)旧由比町は含まず
浜松市中区55
浜松市東区30
浜松市浜北区13
三島市89(31)
沼津市309(17)
伊東市44(64)
伊豆の国市36(59)
富士市1447(4)旧富士川町は含まず
富士宮市1039(3)旧芝川町は含まず
焼津市172(24)旧大井川町は含まず
藤枝市180(20)旧岡部町は含まず
島田市64(70)旧川根町は含まず
掛川市35
磐田市54
西伊豆町2
長泉町19(73)
吉田町23(53)

「望月さん」が最も多く集中する、県庁所在地の静岡市では、県内でダントツの最多苗字で実数でも人口比率でも全国で最高位の「鈴木」さんを抑えて市内最多の苗字となっており、特に清水区では2位の「鈴木」さんの2倍以上、葵区でも「鈴木」さんを大きく引き離して最多苗字となっています。静岡市の中心部に本拠を構えるinakanomozartさんも
小学校以来クラスや同じ職場にたいてい複数の「望月」姓の人がいました
そう言えば、小学校の時は同級生に「望月○○」さんという人が二人(つまり同姓同名)いたりしました
([65517])と、「望月さん」のあまりの多さに普段から慣れ、「当たり前のこと」と思っているのでしょう。
一方、大井川を越えて遠江国に入ると「望月」さんは急激に少なくなり、浜松市では全7区とも100位以内には入らず、浜松市民のさざ波さんにとっては、「望月さん」は「珍しい」とまでは行かなくとも、「あまり身近な苗字ではない」と受け取っているのではないでしょうか。
東部地区では、富士川下流の富士市・富士宮市でもかなりな数があり、「望月さん率」が最高の山梨県の中でも特に比率が高い南巨摩郡に接しており、山梨県の影響も大きいようです。沼津市を中心とする駿豆地域でもそれなりの数は見られるようですが、伊豆半島に入るとやはりだいぶ少なくなってきます。

ところで、「望月」さんの発祥地は、長野県佐久市の旧望月町とされており、番組でも映像が出てきましたが、その長野県では県ランクで90位台に入っているのですが、発祥地がある佐久市には少なく、県内で最も多いのが安曇野市で、380件近くが集まり県内の「望月さん」の3分の1以上が集中しています。
[96257] 2018年 7月 4日(水)22:27:08伊豆之国 さん
知られざる信州の(ミニ)五稜郭
毎度お騒がせしております。
「戦国市盗り合戦」で「箱館五稜郭城主」と言うことになっている、武蔵国多摩郡小山田城主伊豆守こと「伊豆之国」でございます。

一昨日の日経新聞の記事に、「続・日本百名城」([92779] じゃごたろさん)にも選ばれている、長野県佐久市にある「もう一つの五稜郭」龍岡城の話題が出ていました。→記事(要約)
幕末の戊辰戦争で名高い北海道函館市の名所とは異なる「もう一つの五稜郭」として長野県佐久市の「龍岡城五稜郭」が注目を集めている。函館のような展望タワーがなく、直接俯瞰できなかった状況を一変させたのは小型無人機ドローン。築造から約150年の時を経て、星形城郭の全景が身近な技術で見えるようになった
龍岡城五稜郭は周辺を治めていた田野口藩の藩主・松平乗謨(のりかた)が1867年(慶応3年)に築造。西洋技術を用いた星形城郭の「五稜郭」と称されるのは函館と共通する一方、面積は4分の1程度にとどまり、戦乱の舞台ともならなかったため知名度もいまひとつ劣る
観光の上で決定的に異なるのは、函館の「五稜郭タワー」のような展望施設がない点。城郭を見渡すなら近くの山中の展望台に登るしかないが、角度が真上からではなく、最も特徴のある星形の形状が一部はっきりしない
龍岡城五稜郭をクローズアップさせたのはドローンの登場だ
佐久市公園緑地課と時期や時間、安全対策を協議した上で必要な書類を提出すれば、付近の公園上空から撮影可能という
龍岡城は周囲の山から砲弾が届く距離にあり、城郭が実戦であまり役立たなかったとの見方も。担当者は「西洋の技術に憧れていた乗謨が自分の造りたい城郭を築いたのでは」と解説しており、築造経緯も関心を集めそうだ

「龍岡城」は小海線の駅名にもなっており、その歴史と形状のことは、今から○十年前の「鉄旅」雑誌で、小海線の特集ページを見て知ったのですが、車窓からも見えないこともあり、ただ「気になる存在」だけと言うままになっていました。

ところで、「本家」五稜郭がある函館には、「四稜郭」と言うのもあります。「箱館戦争」で五稜郭を防御する陣地として、五稜郭の北3kmほどの場所に急造されたという、五稜郭より小ぶりの、同様な西洋式城郭で(函館市公式観光情報より)、「星」の角が5つある五稜郭に対し、角が4つあることからこのような呼び名がついたのでしょう。

…蹴球日本代表、惜しくも8強に届きませんでしたが、数々の不評と雑音にもめげず、ここまで勝ち進んできたことに、一言「ご苦労さんでした」と…。この先は世界の強豪同士のぶつかり合い、見所は多いですので、まだまだ寝不足が続く方は多いのでしょう。

 ♭あ~ 夢から覚めた これからもあなたを愛してる~ (by「灰色楽隊」)
[96252] 2018年 7月 1日(日)20:00:33伊豆之国 さん
東かがわ市の知られざる名物
1人減った"TOKIO"のメンバーがレギュラー出演しているTV番組([95486])を見ていました。

番組の後半、"DASH ご当地PR課"は、白桃さんの故郷・東かがわ市から。
最初の映像で、この市の特産品として「手袋」([87914])とか「和三盆糖」が出ていましたが、地元でもあまり知られていない特産品として「ダンボール」が紹介され、「ダンボールで自転車を作り、旧白鳥町にある動物園内の、段差もある砂利道を通れるか」というシーンが出てきました。
あと、やはり市の特産品として「大内パセリ」も…。

…白桃さん、「ここは事実と違う」と思うところがあったら、NTV(4ch)にどうぞ遠慮なく。
[96249] 2018年 6月 29日(金)23:25:31【1】伊豆之国 さん
珍名踏切マニア
「蹴球」関係のGoogle検索からたどって行くうちに、偶然見つかった「鉄」ネタに「珍名踏切」のシリーズに行き着いたので…。「踏切の名称」については、私も以前に書き込んだことがありますが([86469])、今回は、その「珍名踏切シリーズ」中からいくつかをここに紹介することにします。その「珍名踏切」のマニアとは、実は地名・地理ネタではおなじみの、あの今尾恵介氏です…。

まず、特急とりあたまさんのお膝元、「御殿場線」(こちら)。中でも、裾野~沼津間には、「墓場・煙草屋・特種・天理教」といった、変わった名称の踏切が見られます。「特種踏切」とは、「特種東海製紙」([94656] 特急とりあたまさん、旧名は「特種製紙」)の工場の目の前にあることから、「天理教踏切」はその名の通り天理教の教会の目の前にあります。「煙草屋踏切」は、おそらく昔煙草屋さんがあったからなのかもしれませんが、現在は近くに煙草屋さんは見つからず(松本電鉄(アルピコ)には「煙草屋裏踏切」がありますがこれも同様らしい)、「墓場踏切」はさすがに縁起が悪いので今は別の名に変わったようです(そういえば西武多摩川線の「多磨墓地前」駅は「多磨」に改称されたし、富士急にあった「暮地(くれち)」駅(近くの地名に由来)が、字面が「墓地」に似ていて誤読もされる、と言う理由で今の「寿」に改称された、と言う例もありますし…)。

「特種踏切」は、その製紙工場の反対側の、熱海廻りの新ルートとなった東海道線にも存在しています。その近くには、「横断踏切」と言う「謎」の名称の踏切があります。現・伊豆箱根鉄道の駿豆線が、熱海廻りの新線にできた現在の三島駅への乗り入れルートに付け替えられる前の、それまでの「東海道線の三島駅」だった現・御殿場線「下土狩」駅([94655])への旧ルート跡に沿う道路を横断していることからだったのでした(こちら)。余談ですが、[86469]でも紹介していた、駿豆線の「レコード館踏切」も出てきました。
ぺとぺとさんが[86463] で触れている、辻堂~茅ヶ崎間にある「異人館踏切」の由来も、こちらの記事に出ており、由来となった「異人さん」は、どうやらぺとぺとさんが紹介されているお説の通り、近所の英国人の屋敷から来ていると言うのが正しいようです。

山陽線の加古川市内には、「勝負」の字がつく2つの踏切、「勝負下(した)踏切」「勝負中(なか)踏切」があります(こちら)。付近の小字「加古川市平岡町土山字勝負」から取られたようですが、現在ではこの小字「勝負」はあまり使われず、「…土山△△番地」までで郵便も届くようなので、そのうちに「加古川市土山○丁目」とでもなって、「勝負」の地名も住所から消えて行くのでしょうか。
【追記】オーナー グリグリさんへ
Mapionを見ると、「勝負」のつく2つの踏切があると思われる地域には、山陽線の線路をはさんで「勝負公園」と「勝負南公園」という2つの公園があります。
「反対語地名コレクション」の「勝負」のところにはまだ出ていないようなので、新規登録をお願いいたします。

鐘が鳴る旧式踏切」がいまだ健在と言う「嵐電」西院(さい)駅。阪急の「西院(さいいん)」駅と読み方が違うことについて、その歴史的背景なども含めてhmtさんが[96160]で詳しく述べられておられますが、 その「嵐電」の踏切名称は、関西の踏切([86469])を見ると、「西院(さいん)○号」と言うようになっていて、当の「嵐電」の駅とも、阪急とも違う「第三の読み方」になっています。この理由はいかなるものなのか、どうにも不思議です…。

♯今月は、書きも書いたり、どうやらダントツの書き込み文字数1位となりそうです。おそらく自分自身でも初めてでしょうか?
[96235] 2018年 6月 26日(火)21:40:07伊豆之国 さん
江戸の敵を長崎で討つ(鉄道路線名クイズの答え)
[96219]で出した、デスクトップ鉄さん([96208])のクイズで最初に連想した「間違った共通項」を逆手にとって、ほんの「戯れ」として作ったクイズでしたが、当のデスクトップ鉄さんを含め、お三方からお答えをいただいて、誠に恐縮です…。
デスクトップ鉄さんのクイズと同様、メダルが出揃いましたのでここでお開きとし、共通項と解答を発表いたします。
共通項は、「県名と同じ(文字完全一致)で、その県外にある駅がある路線」でした。
次の9路線が該当します。

社名・路線名駅名所在地備考
JR東日本・奥羽本線石川青森県弘前市◎金([96221] さざ波さん)
弘南鉄道・大鰐線石川青森県弘前市JR石川駅とは直線距離で約1.1km離れている
JR東日本・相模線香川神奈川県茅ヶ崎市
あいの風とやま鉄道福岡富山県高岡市
愛知環状鉄道・愛知環状線山口愛知県瀬戸市
JR西日本・大阪環状線福島大阪市福島区
阪神電鉄・本線福島大阪市福島区JR福島駅とは直線距離で約200m離れている
水島臨海鉄道・水島本線福井岡山県倉敷市◎銀([96230] デスクトップ鉄さん)
とさでん交通・後免線長崎高知県高知市◎銅([96232] 白桃さん)。路面電車の停留所

…白桃さん、江戸の敵を長崎、いや土佐で討つことができてよかったですね…。
♯今晩の「出張・お宝鑑定」は、白桃さんのお膝元「浦安」からでした。
名物は「焼き蛤」(これはNさんの故郷と同じですね…)と「焼きアサリ」だとか…。
市長も出演していました。
[96229] 2018年 6月 23日(土)22:28:50伊豆之国 さん
小山田城十万石城主より
今日の「アド街」は、「戦国市盗り合戦」で「十万石の領主」として君臨している、「神奈川県町田市」とよく間違えられる地元の市でしたが、市民歴30数年なのに全く知らなかったのが次の2点でした。

■白洲次郎・正子夫妻の旧居「武相荘」の読み方。これまで「ぶそうそう」だとばかり思い込んでいましたが、本当は「ぶあいそう」と読むこと。(今まで行ったことはありません…)
■中心市街にアニメ関係の店が多数進出し、別名「西の秋葉」などと呼ばれていること。全然関心のない方面なので知る由もありませんでした。これで、第46回十番勝負・問六の共通項に入っている理由がやっと理解できました…。
 ♭「西の秋葉」はこっちじゃないか、と意味不明な「突っ込み」(→[96203])…。

一方で、こんな不祥事も明るみに出てきました。
中心市街にある「町田ターミナルロード商店会」が、領収書を偽造して市の補助金300万円余りを不正受給していた事実が発覚した、ということがTVのニュースや新聞記事で報道されていました。
…現在再整備に向けて工事中の、超地元・南町田の「グランベリーモール」の再開が待ち遠しい~

ところで、[96219] のクイズですが、
[96221] さざ波さん
JR東日本・奥羽本線
ご名答です。
締め切りはもう少し待ちます。
[96219] 2018年 6月 20日(水)22:22:08伊豆之国 さん
Re:鉄道路線名一番勝負 & 伊東市
デスクトップ鉄さんの鉄道路線名クイズ、[96215]でも書いたように、お題を見たときには「違う方向」に目が行ってしまっていました…。と言うのは、相模線のアノ駅とと愛環のアノ駅がまず浮かんできたからでした。でも「水戸駅を通らない水戸線」にそんな駅あったかなぁ、となってたちまち行き詰まり。ようやく締め切り寸前になってひらめいたのは、さざ波さん([96214])から「ご当地」の伊東線が出てきたからでした。「伊東の手前の駅は…」と、やっと共通項が見えたのでした。
まぁ、その「違う方向」で問題を作る、となれば、こんなものでしょうか。

【問X】JR東日本・相模線、JR西日本・大阪環状線、愛知環状鉄道、あいの風とやま鉄道(該当する路線:9)
   (該当しない路線:JR北海道・千歳線、京浜急行電鉄・本線)

ところで、[96207] 山野さん
JR北海道ですが、札沼線含む4区間の廃止する方針を示した。
4線区とは(札沼線:医療大~新十津川)、留萌本線(全線)、根室線(富良野~新得)、
日高線(鵡川~様似)です。
尚、廃止時期は2020年度を目途としているそうです。
やっぱり、私が[95421]で書き込んでいた「廃線危険度のランク付け」で「D・Eランク」となっている各線がまず消える、と言うことになりそうですね…。となると、留萌市は早ければ2年後にも「第48回十番勝負・問四の想定解入り」と言うことになる雲行きですね…。

十番勝負と言うと、この留萌市、一昨年12月5日付けで留萌線の末端部・留萌~増毛間が廃線になって以来、第29回・問十の共通項「孤独な終着駅」に該当する市になっていたのですが…。バス代行になっている気仙沼線と大船渡線の不通区間を「鉄」とみなさない、と言う立場に立つと、気仙沼市と大船渡市もこの「孤独な終着駅」に既に「該当する市」に入っています([93032])。一方、沖縄都市モノレール「ゆいレール」が来年度中に予定通り延長開業すると([96157])、新たな終点となる「てだこ浦西」駅は浦添市域にできるため、浦添市と「該当しない市」となっていた那覇市(現在の路線は那覇市内で完結している)は共に「該当する市」に入ることになります。
今回廃止対象となった4路線が消えると、「ペアシティ七番勝負」と「クイ図五番勝負」にも影響が出てきます。「ペアシティ」の第4回・問二の共通項は「市名+市名=駅名」となる組み合わせでしたが([90451])、札沼線の「石狩金沢」(存続予定区間の終点「北海道医療大学」の次の駅)と留萌線の「石狩沼田」の両駅が共に廃線予定区間に入っているため、この2駅が消えると「石狩」絡みの2駅が共に消滅することになります。「クイ図」では、第1回・問四の共通項「かな回文駅」([82279])で、日高線の「絵笛」駅が廃線予定区間に入っており、既に廃駅となった千歳線「美々」駅(昨年3月4日廃止、[92108] k-aceさん)に続き、こちらも想定解がまた減ることになります。

[96213] 白桃さん
強豪・アルゼンチンを相手に大善戦した「氷島国」の人口ですが、2年前の欧州選手権?でイングランドを破る大金星を挙げたときにも話題になったことがあり、そのときのスポーツ新聞の記事に「川越市や所沢市とほぼ同じ人口」というのを見た記憶があります。
現在のこの国の人口、348,580人(2017年12月:アイスランド統計局)に、昨年10月時点の推計人口が最も近いのは、油天神山さんの出身地・高槻市(350,145人)。一昨日の地震で最も被害が大きかったのが、死者4人を出したその高槻市を中心とする大阪府北部地域でした。京阪神地域のメンバーの方々、どうかご無事で過ごされているよう、お祈りいたします…。

…伊東市と言うと、先日「前市長が収賄容疑で逮捕」と言うニュースが入ってきました。どうやら、数年前に暴力団絡みの事件で騒ぎになった、廃業したホテルの跡地売買を巡る贈収賄のようです…(静岡新聞より)。
[96215] 2018年 6月 19日(火)19:58:07伊豆之国 さん
鉄道路線名一番勝負
違う方向を見ていました。

JR西日本・山口線

山野さんの[96207]へのレスは、後ほど。
[96203] 2018年 6月 14日(木)22:50:19伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦対策(一応?)・晩春の東海道中ぶらり旅(後編)
[96201] の続きです。

明けて4日、湖西市のホテルを出て、まず鷲津駅までの道筋にある古刹・本興寺にお参り。茅葺の本堂は修理中だったのが少し残念でしたが、見事な庭園や、谷文晁の襖絵など、見所も多い閑静なお寺でした。鷲津駅からは浜松を通り越して袋井で下車。目と足を傷めたことが続いたことから、駅からタクシーを飛ばし、今回の道中でどうしてもお参りしたかった、「目」だけでなく「足」の健康にもご利益があるという、遠州三山の一つにも数えられている名刹・油山寺([89119])へ。お参りするのは20年ぶりでしたが、ご本尊を祭る薬師堂までの道のりが遠く感じられたのは、やはり歳のせいなのでしょうか…。袋井駅に戻って、次は2駅目の掛川で降りて、「戦国市盗り合戦」で「(にわか)領主」と言うことになっている(結局、今回の十番勝負終了後もまだ「領主」に居座っていました…)掛川城へ。こちらも20年ぶりでしたが、天守閣は再建されてからまだ日が浅かった前回と比べ、既に堂々たる「風格・貫禄」が備わってきたように感じられました。それから藤枝で降り、藤枝市郷土博物館で開催されていた「こだま号と軽便の鉄道ジオラマ展」(こちら)を目指したのですが、「東海道線は菊川~金谷間で架線にトラブルが発生したため運転見合わせ」とのアナウンスが入り、しばらく粘ったものの、「復旧作業中」と言っただけで、いつになったら動くのかはっきりした情報がない状況が続き、ついに痺れを切らして、動いている新幹線に発車直前に飛び乗って静岡駅へ。「東海道線が運転再開」とのアナウンスを聞き、藤枝まで引き返すことにし、何とか藤枝駅に着いたのは午後4時を少し回った頃。駅前からまたまたタクシーを飛ばし、目的地の博物館にたどり着いたのは、閉館時刻の30分余り前。「元祖・こだま号」や軽便鉄道などの写真と模型、「駿遠線」([96180])の現役時代の映像などを見ることができましたが、時間がなくて駆け足でした…(こちら)。結局、昼飯抜きのままここまで続き、静岡駅から新幹線の指定席が何とか取れたこともあり、駅弁を買い、夕飯の時刻になってやっと遅い昼飯にありつくことができました…。新横浜から横浜線に乗り換えて、家路に。それにしても、またも東海道中の旅となるとなぜかトラブルが多いような…。
[96201] 2018年 6月 12日(火)21:43:04【2】伊豆之国 さん
戦国市盗り合戦対策(一応?)・晩春の東海道中ぶらり旅(前編)
十番勝負と関連記事の書き込みに追われたこともあり、忘れかけたような今頃になって道中記を書き込む時間ができました…。今回の書き込みが「落書き帳」参入12年目の初書き込みになります。

先月4日から1泊2日で、東海道中、三河・遠江・駿河方面へ。初日・4日の朝、新横浜駅から新幹線に乗り込むのですが、この列車は豊橋に停まる「ひかり」号。その豊橋から飯田線沿線に向かうのが初日の目的。でも飯田線との接続があまりよくないこともあり、まず豊橋駅前から「市電」に乗って、昨年「続・日本百名城」([92779] じゃごたろさん)に選ばれた「吉田城」へ。20年前の秋、渥美半島を訪れたとき([91824])にも見に行っているのですが、今回は城址公園内で何かイベントが開かれていて、「模擬店」のようなのが軒を並べていて、雰囲気を壊されているようでいささか興ざめでした。園内から出て、ハリストス正教会へ。こちらも20年前に見た記憶があり、外側から眺めるだけですが、東京・神田のニコライ堂や、函館のハリストス教会と同じ宗派で、建物の造りもどこか似ているような…。「この鐘の音が聞きたかったなぁ~」と「妄想」も…。
豊橋駅に戻り、飯田線で、「百名城」に入っている、織田信長が武田勝頼を破った「設楽ヶ原合戦」(今はこのように呼ぶそうな)で名高い長篠城へ。電車が長篠城駅に近づくと、「長篠合戦幟まつり」の幟が道沿いに立ち並び、無人の長篠城駅で降りてから城跡への道筋に迷うことはありませんでしたが、実際の祭りは翌日と言うことで、「振られた」ような感じで拍子抜け、脱力感も…。でも、祭りの準備を見ることができ、隣接の史跡保存館では、「設楽ヶ原合戦」関連の貴重な資料を見ることができ、今まで知られていなかった新しい事実も知ることができたのでした。
長篠城駅から再び飯田線で豊橋方面に戻るのですが、「設楽ヶ原合戦」の激戦地で、織田・武田両軍激闘の地として知られる「馬防柵」があったとされる激戦地は、城跡からかなり西側に離れた場所にあり、最寄り駅(三河東郷駅)からも遠いので、車窓から遠くを眺めてもよくわからず、最初に豊橋駅で降りたときに通路の展示で気になっていた、三河一宮・砥鹿(とが)神社の大祭を見に行くことに。神社の最寄り駅・三河一宮駅は普段は無人駅になっており、この日は乗り降りする大勢の見物客を捌くため臨時に駅員が配置されていたのですが、少人数では切符の発券も精算にも手間取っている様子で、精算を待つ大行列の最後のほうだったこともあって、客がまばらになり、途中から神社の方角を見失い、道を間違えたことに気づいて引き返して何とか神社にたどり着くことに。でもメインイベントの「流鏑馬」の開始時刻には余裕があったので、まず出店が並ぶ参道を抜けて本殿にお参り。この神社では「八方除け」の祈祷の看板を見て、同じように「八方除け」で知られている、私が毎年の恒例としてお参りしている相模国一宮・寒川神社(今年はまだなのですが…)を思い出し、少しびっくりしたのと同時に、なぜか同じ「一宮」としての親近感も抱いたのでした。
「流鏑馬」の開始は午後4時。「流鏑馬」の行事は、TVでもよく映像が出てきている鎌倉・鶴岡八幡宮や、私が2年前に見てきた小田原・曽我梅林で行われていたもの([89968])など、騎乗する「射手」は成人であることが多いのですが、この砥鹿神社の流鏑馬は、小学高学年から中学生までの「若武者」が弓を射る、というのが珍しいところです。境内に馬場がなく、未舗装の公道を使っているようで、そのため同じ馬と射手が5往復すると言うものなので、帰りの電車の時間の制約もあり、豊川名物の「いなり寿司」を頬張りながら、2往復まで見たところで引き返し。三河一宮駅から豊橋駅へ、さらに東海道線に乗り換えて、この日の宿を取った湖西市へ。鷲津駅で降り、駅から少し距離がありバスもないのでタクシーで、チェーン店のホテルに。でも、休む暇もなく、重いバッグを客室に置いて身軽になって、すぐにホテルを出て、さざ波さんのお膝元、「浜松まつり」の夜の屋台引き回し見物に。「浜松まつり」は14年前の「浜名湖花博」のときにも見に行ったことがあり、そのときは昼間の「大凧上げ」も見ているのですが、今回は夜のほうだけとなりました。町の目抜き通りを、輝く提灯の光と絢爛豪華な彫刻で飾られた祭り屋台が練り歩く姿は14年前と変わらぬ光景でしたが、町を歩いて見るとどうも少し違うように見えたのは、廃墟状態として残っていた、倒産・廃業したデパート(こちら)が、結局取り壊されて跡地が「更地」となっていて、中心市街のど真ん中にぽっかり「空洞」ができていたからだったのでしょうか。
1時間半ほど屋台行列を堪能して、浜松駅から鷲津駅へ、またもタクシーでホテルに戻ったときは、夜9時をとっくに回った頃。結局浜松の二大名物、「鰻」も「餃子」も味わえず、ホテルとつながっている居酒屋で「マグロ寿司」を夜食にいただいただけで終わってしまいました…。大浴場で旅の疲れを癒して、寝床に。

♯翌日の道中記は、次回に…。

【1】書き込み中の誤動作により、訂正機能で書き直し(またかよ~…)
[96188] 2018年 6月 5日(火)20:20:25伊豆之国 さん
西日本に多い井上さん
[96180]
「井上」と言う苗字の分布について、後ほど書き込んでみようと思っています
その「井上」さんの分布について調べてみました。
「井上」さんは、全国に約62万人ほどいると推定され、全国ランキング16位(Web版「写録宝夢巣」による)となっています。「井上」には、稀な読み方として「いうえ」「いがみ」もあるようですが、まずほとんど「いのうえ」と見てよいでしょう。その「井上」さん、電話帳の記載件数に基づく「写録…」のデータ(※)で見ると、最も多いのは、大阪府で8,300件余り。僅差で兵庫県が続き、以下福岡・神奈川・東京の順となっています。また、都道府県別にランキングを見ると、最も上位にあるのは兵庫県で、県内3位。京都府と福岡県で4位、大阪・奈良・岡山・愛媛・高知・佐賀の各府県でも一桁順位に入っており、西日本の各府県が上位を占めています。一方、東海・北陸以東には余り多くはなく、全国から人が集まる東京と神奈川で共に16位に入っているほかは、山形県の18位が目立つくらいですが、少ない県は、と言うと、苗字構成が本土と異なる沖縄を除けば、県ランク最下位は青森県の186位、そのほかで3桁台なのは、秋田・長野両県の108位で、これらの県でも「確かに余り多くはないが、かといって『珍しい』と言うほどでもない」と言う感じで、これは「西日本型」のメジャーな苗字に共通して見られる傾向と言えそうです。

次に、遠州太郎さんの感想文([96143])に出てきた
市内の井上さんの占める比率ランキング...?
ですが、こちらを見ると(「平成の大合併」前の旧市町村別。関係ない広告がいくつも出てきていちいち消すのが鬱陶しいのですが…)
井上姓高密度21市町村
県名 市町村名 密度(%)
福岡県 八女郡上陽町 21.5072
福岡県 朝倉郡宝珠山村 16.3347
佐賀県 東松浦郡肥前町 14.4082
長崎県 南高来郡南串山町 12.6826
(以下略)
となっており、「井上さん率」が10%以上なのはこの4町村だけ、市部ではやっと18位に八幡浜市(3.8057%)が出てくるだけですが、上記の4町村を含め、ほとんどの市町村は「平成の大合併」により消滅したり他の町村との合併で「井上さん率」を下げており、現在、「井上さん率」が10%以上なのは、上表にある旧宝珠山村が含まれている福岡県東峰村(11.9%)が唯一、5%以上までに広げても、他にはやはり上表にあり、合併をしなかった岡山県西粟倉村(5.8%)があるだけのようで(こちら)、こちらのほうでも「西日本型のメジャーな苗字」に共通した傾向が見られます。
現在(といっても既に10年位前のデータなのですが…)の「市」単位での「井上さん」のランキングを「写録…」から調べてみたところ、兵庫県小野市、福岡県八女市、佐賀県唐津市と言ったところで市内最多の苗字となっており、政令指定都市の「区」まで見ると、大阪市西淀川区で最多となっていました。

一方、先に「東日本ではそれほど多くはない」と言ったのですが、それでもやはり全国各地から人が集まってくる首都圏ではランキングが高く、東京都と神奈川県で共に16位に入っているのですが、「井上さん」の分布状況を更に詳しく見てみると、神奈川県相模原市(「写録…」のデータと地図から見て、津久井郡4町と全て合併し、政令指定都市となって3区に分かれる直前の時期のデータと見られます)と厚木市で共に市内4位に入るのを初め、海老名市で7位、藤沢市・横浜市緑区・川崎市麻生区でも10位。東京都多摩地区でも、八王子市で7位、町田市と福生市で10位に入るなど、神奈川県央地域から東京都多摩地域にかけて、ランキング上位に入る市町が目立ち、東京都区部や横浜市各区の平均ランクと比べてもかなり高くなっています。確かに、これらの地域にも西日本各地から多くの人が集まってきたのははっきり言えるでしょうが、それだけでは「井上さん率」が東京・横浜の中心部に比べて際立って多いと言うことについては、説明が付けにくいのではないでしょうか。おそらく、神奈川県央から多摩地区にかけての地域には、「古くから井上姓の有力者が多く、この地方一帯で広く勢力を振るっていたことから、『井上』を名乗る者が増え、一族が更に繁栄したのではないか」とも考えられそうなのですが、実際はどうなのでしょうか。

(※近年は携帯電話の普及・個人情報保護の問題などの理由により、特に都市部で電話帳の掲載件数が大きく減少しており、ランキング作成にも影響が出てきています。より正確な苗字ランキングを見るには、少し前のデータのほうがより信頼性が高いと思われます。)


…最後に、つまらないミスがあったので訂正です。期限が過ぎていますのでここに書き込みます。
[96180]
昨年「秋」に飯山を訪れたときに見てきた「菜の花まつり」
もちろん「春」の間違いですね(泣)…
[96180] 2018年 6月 3日(日)21:29:05伊豆之国 さん
第48回十番勝負を振り返って~怖いながらも通りゃんせ~
今回も十番勝負の感想文を書かせていただきます。
いろいろご指摘もありましたので、どこかで必ず答えた市の名前が「見える」ように少しスタイルを変えました。
では、例によって解答できた順に。

問四~雨音はショパンの調べ~(銅メダル)
まず、最初にわかったのがこれ。「鉄分がない」と。過去に類題が出ており、今度は前のときにNGとされたタイプの市(「ウルトラクイズ」で出していた……[85046])も含む、と。静岡県内に3市残っている未解答市で答えたかったが…。先を越されたが、慌てることなし。○十年前の小学生時代に宿泊経験があった(でも泊まったホテルは今はない…)御前崎に。県内通算2度目のメダル獲得。

問六~三島は近年開けたる 豆相線路の分かれ道~
お題の広島シリーズから、もしかして「ま」の読みで終わる市? データベース検索で調べるとぴったり83市。「本当に?」と不安もあったが。ここはご当地の一宮の領地防衛を。

問五~菜の花畑に入日薄れ~
お題に過去のオフ会開催地が並んでいたが、そこから「温泉」の匂いを嗅ぎ分けるのは容易だった。去年の今頃に訪れた、風情のある寺町が残る、信州の市では人口最小の飯山市([92849])。欲を言えば、もう少し早く気づくべきだったが…。後になって、さざ波さんから
問五:島田市
([96108])が出てきたのを見て、思わず「シマッタ!」と…。静岡県の市部には該当するのがない、「大井川」に2つあるのは知っていたが、「上」のほうのと同じく川根本町にあるものと思い込んでいたのでした。

問十~御威(みいつ)は千代に燃ゆる火の 焼津の原はここなれや~(銅メダル)
ここまできて、何かどうも「仕掛け」がありそうな気配も見え始めたような…。後半6問は「まみむめも」? 想定解が多いので、「施行日」か?と、まず当たって見ると、「も」は「木曜日」か? そうしたらちょうど想定解と同じ112市。「博打」でもあったが、「合っていれば…」とメダル狙い。ここも静岡県から、遠洋漁業で名高い市に。これで本大会2個目のメダル。同一大会で同一県内から複数メダル獲得は初めてでした。

問一~ああ、初恋の君を…ギター爪弾く旅の鳥~
ここから最初の採点が出てから。お題が1市だけなのに、解答ラッシュに戸惑いながら、ふと見渡すと「あ」が入る市ばかりが…。試しにこちらもでもデータベースを検索すると、ぴったり合う。でもお題が1市だけでは危険と見て、まず採点が出るまで「待ち」とすることに。方向があっていたことで、「ご当地」の熱海が出ていなかったのを見て、満を持して。「天守閣もどき」もある、「虚構の世界の水軍の根城?」で1万石上積み。
♯問六もそうですが、この手の「読み系」と問題というと、その考察をk-aceさんが「お家芸?」にしていて、例えば「町村ではどこが該当しているか」などと、よくリストを作ったりしていたのですが…。

問七~沼津食わずに汽車の旅~
「み」で始まる市が並んでいたので、「迷彩」かもと疑い、「隣接関係では」と調べてみると、いずれもお隣同士。出てきた答えをよく見ると、二通りに分かれている。どっちが本当の共通項か、想定解数も多いので、とりあえずここは採点が出るまで模様眺めにしたのは、ぺとぺとさん
問七は2派にわかれているようだし、メダルも関係なさそうなので洞ヶ峠で行きます
([95808])と同じ。結局、それまで薄々感じてきた「仕掛け」がここではっきり見えてきたことで、「み」で始まる市と隣接、だと。三島市に接する2市から択一、と言うことになり、どちらも「市盗り」には直接つながらないので、より身近なほうを。その沼津と三島、近所であってもお互いにお隣同士でない、と感じていたのは、間に2つの町を挟んでいるから、と言うのが頭に入っているからでした。改めて地図を見て、南のほうでつながっていることが確かめられたのでした。

問八~怖いながらも通りゃんせ~(銀メダル)
お題が飛騨高山だけ、想定解33市と出ただ段階ではやはり絞りきれないので採点待ち。追加されたのが京都市、と言うところで、「高山→春と秋の屋台祭り」「京都→祇園祭」…ここで、以前に「タイムリーな引っ掛け問題」が出たアレか…?、と。「見えてきた仕掛け」から「む」…「無形文化遺産」か。それならhmtさんの[92026]の書き込みに答えが全部出ている!。私の祖母の故郷の、埼玉県最古参の市「小江戸」川越がリストに入っている。その時点ではいまいち不安もあったのでひとまず見送ったが。翌朝起きてPCを開いたところで、「銀」が取れそうだ、とゴーサイン。朝一での解答は久々でしたが…。採点発表を見て、思惑通りに「銀」獲得。川越城の石高を3万石加増し、十万石の大台に王手をかけた。これで今大会3個目のメダル獲得。同一大会での3個のメダルは自己新記録。十番勝負「改革」で「メダルは高嶺の花」と書いたのだったが([93021])、あれからこれで4個を上積み…。

問三~結ぶ実の変わらぬ色の名も代々に 青梅の里の梅の一本(ひともと)~
最初に1市だけ出た「諸国漫遊などしていない」黄門様の水戸市と、その時点での想定解数・38市から、おそらく他の何名かの方も同じように考えていたように、まず思いついたのは、「明治22(1889)年の市町村制施行時に誕生した市」か、あるいはその中にある下関市が「赤間関市」から改称しているのでこれを外し、1年遅れで市町村制が適用された高松市が入るか。どちらかだとまず推測したが、採点が出てみると全く外れ。熱海市が加わって違う方向だとわかったが、まだこの時点では読みきれず。その次の採点で太宰府が出て、「梅」がキーワードだとわかる。熱海は確かに梅園も有名だけれど、温泉のイメージが強すぎて「梅」と結びつきにくかったのでした…。で、早速ここまで出てきた正答の市のHPを開いたが、「市の花or木」が「市の紹介」とか「市のシンボル」の記載が見つからなかったりして、調べられなかったのもいくつか。結局、「絶対安全」なところと言うことで、「鉄」の聖地もある、近年では「昭和レトロの町並み」で売り出し中(少し前まではこの市といえば「マラソン」でしたが…)の、ずばり「梅」の字が入る市に。
ところで、なぜ今頃「梅」なのか、という「疑問」がいくつか出てきましたが([96142] 白桃さん、[96151] オーナー グリグリさん)、考えてみれば、梅の実の収穫時期は5~6月頃であり、間もなくやってくる「梅雨」の語源も「梅の実が熟する頃に降る雨」から来ていると言うことから見て、必ずしも時季外れとは言い切れないと思いますが。

問九~あれに見えるは茶摘じゃないか~
いきなり「三方ヶ原」から長距離砲?が飛んできて
問九:伊豆の国市
([95789] さざ波さん)、この時点では想定解「30以下」から見て、まず「現役の『おんな城主』(女性市長)」か、と思ったのですが、その後にさいたま・長崎と続くと何の脈絡もなく、いったいどこに共通項があるのは皆目見当がつきませんでした。それからいくつか出てきた答えを見ても共通項がつかめぬままで、見えてきた「仕掛け」から「め」に関係する何かとわかっても、「面積」などいくつかあたっても全て外れ。やっと共通項が見えたのは、ふとしたことで既出解を見回すと、どれも「この大会の他の問でメダルを取っている」と言うのに気づいたからでした。問四でタッチの差で逃がした牧之原市を、まさかここで答えられようとは思いもよりませんでした。これで静岡県内で未解答で残ったのは2市だけとなりましたが、実はこの2市、先月の連休での道中でいずれも重要なポイントになった市だったのでした。(道中記は忘れないうちに書き込みます)
ところでこの牧之原市、藤枝から出ていた「軽便」駿遠線(HP)が廃線になって以来、既に半世紀を経過しているのですが、その駿遠線の沿線だった現・牧之原市の相良・榛原方面と静岡市内を結ぶ高速バスが大繁盛で、日中でも20分間隔、朝のラッシュ時には何と5分間隔でバスが走っている、ということを[81107]のinakanomozartさんの記事で知り、「あのおとぎ列車のような『軽便』が走っていた沿線が、いまや70万都市・静岡市への通勤路線としてそんなに繁盛しているのか」と驚いたものでした([81115])。
この問九の疑問点に関しては、深く言及するのを避けることにしたいのですが、最初の3市については「どこを答えても、あてずっぽうで共通項を推測しても「まぐれ当たり」になってしまうこと、また、[96135] でぺとぺとさんがおっしゃるように
条件と結果がごっちゃになりループしてしまっている
(例えば"excel"で表を作りデータ集計を行うときに、計算式の入力ミスなどにより起こる「循環参照」のような現象?)ということが起こる、となると、やはり「矛盾」を含んでいるように見えて、出題としては面白いとは思うのですが、果たして適切性は?、と言うことになるのでしょうか。

問二~大人の階段登る 君はまだシンデレラさ~
「仕掛け」から「い」に関係、と気づいたものの、ヒントの意味がよくわからないまま苦闘を強いられた今回随一の難問。最初のヒントは「上位にある」か「2以上ある」のどちらに見ても全く意味不明。第3ヒントが出てしばらくして閃いたもの。人口ランキングを見て、そこまで出てきた答えの市を見ると、人口ランキングのすぐ下位にいずれも「い」で始まる市が。「い」の意味がようやく理解できた。「井上さん」を探せ、つまり「い」で始まる市のすぐ上にランクしている市を答えよ、と言う問題だ!と。焼津市でもう一回行くとか、「吉祥寺のない吉祥寺」とかも考えたが、「上だ!」と言う「駄洒落」の意味もこめて、今例の問題で騒がしくなっている、タオル作りでも名高い、穴子家さんの故郷・今治市のすぐ人口上位にある、こちらは一昨年の春に訪れた([90510])真田氏の城下町・信州上田に。これで全問お手つきなしで完答となり、最終順位も6位と、2大会連続で1桁順位を達成。メダル3個獲得と合わせて、予想以上の成果を収めることができました。
この問二に、多くのベテラン勢も含めて苦闘を強いられた方が多かったのは、やはり複雑でわかりにくい共通項の設定によることに尽きるのでしょうか。
ところで、「『井上さん』の人口?」と言うのが感想文に出てきましたが([96143] 遠州太郎さん、[96158] なると金時さん)、「井上」と言う苗字の分布について、後ほど書き込んでみようと思っています。


♭今回の選曲は次の通り。
問四:この市と直接関係ない選曲なので、説明を要します。私が○十年前に御前崎を訪れたとき、菊川駅からバスに乗った記憶があり、途中に「雨垂」と書いて「うたれ」と読むバス停(旧浜岡町佐倉)があり、待合所には地名にちなんで「雨」をモチーフにした手書きの停留所標識もあって、「うたれ」という新鮮な響きと合わせて、旅情を誘ったものでした([70758])。その「雨垂」と言う字からショパンの名曲を思い出し、さらにそれから30年ちょっと前のヒットナンバー(外国曲のカバーバージョン)にたどり着くと言う、手の込んだ「こじつけ」でした。バス停は今もあるようですが、待合所は今はなく、古いタイプの丸い標識と時刻表が書かれたポールが両側に立っているだけの殺風景なものになっているようです(Street View)。
問六:鉄道唱歌東海道編の16番ですが、この歌詞にある「三島」駅は今の三島駅ではなく、東海道線の国府津~沼津間が御殿場廻りだった頃の「三島駅」だった、特急とりあたまさんのお膝元・長泉町にある現在の御殿場線・下土狩駅でした([94655])
問五:昨年秋に飯山を訪れたときに見てきた「菜の花まつり」を思い出して。でも、この歌の舞台は本当はお隣の市なのですが([92849])…。この飯山市にある「戸狩野沢温泉」駅は、北陸新幹線開業により、野沢温泉へのバスの発着が飯山駅に変更されたため、今では野沢温泉の玄関の地位を失っているようです([96145])。
問十:市名の由来となったと言われる、この地に伝わる日本武尊伝説を読み込んだ、鉄道唱歌・東海道編22番([89853])の、今回はその後半。
問一:例によって、私のカラオケ十八番(嘘)より([84609])。
問七:その昔、沼津駅で機関車付け替えのために長時間停車することが多かった時代を反映した?古い駄洒落([75051])。
問八:この地が発祥と言う、ご存知の童歌。
問三:地名の由来を詠み込んだ、「日野大納言」の和歌(「武蔵野むかしむかし」(朝日新聞社編・昭和60年初版)より)。この「日野大納言」について、「武蔵野…」にはいつの時代のどういう人物なのか記載がなく、ネットから「日野大納言 青梅」と検索すると、青梅市内の寺院のいくつかがヒットし、例えばこの寺院について開いてみると
京都の公卿「日野資枝」
と言う人物が出ているのと、公家に「日野家」があるので、さらに調べてみたところ、この「日野資枝」がこちらでヒットし、
江戸後期の公卿・歌人。京都生。烏丸光栄の末子、資時の嗣子。冷泉為村・烏丸光胤・有栖川宮職仁親王に学び、儒学の日野家と文学の烏丸家の両派を一つにして、宮廷歌壇の主要な位置を占める。文書にも長じた。塙保己一の師。享和元年(1801)歿、65才。
と出てきたので、あるいはこの人物かもしれないのですが、詳細が調べきれません…。
問九:ブランドにもなっているお茶の特産地と言うことで。
問二:この市出身の男性2人組の、30年あまり昔のヒットナンバー。今も市民の間で歌い継がれているようです([90537])。
[96157] 2018年 5月 29日(火)21:00:41【1】伊豆之国 さん
汽笛はもう聞こえない~第48回十番勝負・問四の想定解について~
今回の十番勝負では、もう一つ「鉄」関係の問題がありました。それは問四。共通項は、「その市内に旅客が乗り降りできる鉄道駅がない市」。この問の類題は、過去に第22回の問二で出題されたことがありますが、そのときの共通項は「市内に鉄道線路が一切通っていない」(旅客駅はないが、線路は市域を通過している場合は対象外)となっていて、今回の問四とは微妙に異なっていました。第22回・問二では、こちらも解説記事にまとめましたが、「駅も線路もない市」(計55市)については、現在も全て状況に変化もなく、またこのときの考察文([69946])と内容が重複するので、今回は割愛することとし、第22回・問二で「対象外」とされていた5市([69949])と、新たに該当することになった3市(うち1市は第22回・問二で対象外とされたタイプ)についてのみ表形式にまとめることにします。

第22回・問二では想定解に入らなかった市で、今回の第48回問四では想定解に入った8市は次の通りです。この表で、「タイプ」の欄の区分けは、[69946]と同様、駅(線路)がなくなった時期が市の誕生より前か後かで分けたもので、「A」は市の誕生後に駅がなくなったもの、「B」は市の誕生前に駅があったが、市の誕生時点では既に「駅なし」になっていた市を表し、今回「C」としたものは過去に鉄道駅が存在したことがないことを示します。「廃止期日」の欄のカッコ内は、「市の誕生前」であることを示します。

市名タイプ廃止(休止)路線廃止(休止)期日その他の線路の通過備考
十和田A十和田観光電鉄2012.4.1東北新幹線廃止関連記事
陸前高田A大船渡線(気仙沼~盛間)2011.3.12津波により路盤流失、以後バス代行。このまま復旧せず?([88294] k-aceさん、[93032])
富谷B仙台鉄道(北仙台~加美中新田間)(1956.3.14)1950.8.6以降災害で不通が続いたまま、廃止に至る。全線廃止は1960.5.1(HP)。2016.10.10市誕生
かすみがうらC常磐線
神栖B鹿島臨海鉄道鹿島臨港線が旅客営業廃止(1983.12.1)現在も貨物線として営業以降も臨時旅客列車が運行されたことがある
綾瀬C東海道新幹線
牧之原B静岡鉄道駿遠線(大井川~堀野新田間)(1968.8.21)東海道新幹線全線廃止は1970.7.30。駿遠線資料館より
宮若B旧国鉄宮田線(1989.12.23)山陽新幹線

ところで、気になる?今後の想定解の変動予想ですが、まず「鉄無し」から脱却し、この問の想定解から外れることが確定しているのが、浦添市。「ゆいレール」の浦添市域への延伸工事が着工され、既に路線敷設、駅の建設工事も進んでおり、来年中にも浦添市域に路線が伸び、駅ができることが確実になっており(工事進捗状況…ゆいレールHPより)、このまま予定通り進めば、1945(昭和20)年に軽便鉄道「沖縄県営鉄道」が戦災で破壊されそのまま廃線となって以来、74年ぶりに市域に鉄道駅が復活する運びとなります。
嬉野市には、九州新幹線「長崎ルート」の建設工事が始まっており、嬉野市内にも駅ができることになっているのですが、ルートや建設方法を巡って計画が目まぐるしく変わり、予定では4年後の2022年(??4年??)に「暫定開業」と言うことになっているようで、予定通り進めば、1931(昭和6)年に「肥前電鉄」([69946])が廃線となってから91年ぶりに現市域に鉄道駅が復活、ということになるのですが、計画の迷走から工事の遅れはますます大きくなっているようで、これからどうなるか、まだまだ曲折がありそうです([79519])。
富谷市は、「軽便」だった前記の「仙台鉄道」が災害で復旧しないまま60年余りを経過した今日、仙台市のベッドタウン化して人口が急増し、道路の混雑が激化していることから、現在泉中央まで開業している仙台市地下鉄南北線の富谷市、さらにその北の大和町(「富谷市を通過した」と[95515]で書き込んだ「宮城県某町」は実はこの大和町)への延伸を求める声が一部で挙がっているようですが、財政と採算の問題もあり、具体的な計画はまだ進んでいないようです(こちら)。

一方、この問の想定解に入ることが確定しているのが、10月1日に単独市制を施行する那珂川市。域内を九州新幹線が通過し、「博多南線」として運行している「博多南駅」の一部が市域に入っているのですが、博多南駅の住所は春日市なので、上記の表の「C」グループに該当することになります([71875] )。
「近い将来に想定解に入りそうな市の候補」と言うと、やはり「北海道の大赤字・閑散路線の存廃問題」の行方が大きく影響してきます。[87990]あたりから始まった山野さんの一連の書き込みを始め、いろいろと落書き帳をにぎわせていたこの路線存廃問題ですが、私が[95421]で書き込んだ「存廃検討路線のランク付け」の中で、現状では路線存続が厳しいのでは、と見られている「D」・「E」ランクに入っている路線を見ると、留萌線の終点となった留萌市が入っており、「維持に努める」と微妙?な表現になっている「C」ランクまで広げると、根室線の滝川~富良野間の沿線にある芦別・赤平の両市も入ってくることになります。
[96148] 2018年 5月 27日(日)22:50:52【2】伊豆之国 さん
いい湯だな(番外編)~消えた温泉駅、市にない温泉駅~
今回は、前回の記事([96145])の最後に書き込んだ
かつて市内に「温泉駅」があった市、町村にある「温泉駅」
について表にまとめてみることにします。

まず、「かつて『温泉駅』があった市からです。「今は無き温泉駅」については、9年前の第25回・問一の考察記事の後に、「『失われた温泉駅』を求めて」と題してhmtさんがまとめた記事([73275])がありますが、この表から、廃線や駅名改称によって「温泉駅」が無くなった時点で、その駅が「市」にあったものを拾い出してみました。

市名かつて存在した温泉駅(路線名)該当しなくなった期日理由備考
花巻花巻温泉(花巻電鉄鉄道線)、大沢温泉など5駅(同・軌道線)1972.2.16鉄道線廃止により市内の温泉駅が全て消滅。軌道線はそれより前の1969.9.1に廃止[91505],HP
大館雪沢温泉(小坂鉄道)1994.10.1旅客営業廃止2009.4.1に貨物営業も廃止し路線全廃
横浜綱島温泉(東急東横線)1944.10.20現駅名「綱島」に改称詳細は[73231]参照。現在は温泉旅館は全て廃業し近年新設の立ち寄り施設のみ
小松粟津温泉(北陸鉄道加南線(粟津線))1962.11.23路線廃止HP(この記事の時点では既に粟津線は廃線後)
飛騨奥飛騨温泉口(神岡鉄道)2006.12.1路線廃止2004.2.1飛騨市誕生から2年10ヶ月間のみの該当
米子皆生温泉(米子電車軌道)1938.12.3路線廃止(11.27より運行停止)皆生温泉一帯は1938.3.17の米子市との合併以前は「福生村」。市内だったのは実質8ヶ月余り
安来温泉前→鷺湯温泉前(一畑電鉄広瀬線)1960.6.20路線廃止
垂水海潟温泉(大隅線)1987.3.14路線廃止[73216]

…といったところでしょうか。
このほか、仙台、能美、白山、長野、松本、唐津、熊本、中津、宮崎の各市にも、現在の市域内にかつて温泉駅が存在していましたが、いずれも「温泉駅」があった当時は市外か、市の誕生前でした。

ついでに、現在「市」以外にある「温泉駅」を表に掲げておきます。次の10町3村に、計14駅あります。
自治体名温泉駅(路線名)備考
北海道音威子府村天塩川温泉(宗谷本線)
北海道弟子屈町川湯温泉(釧網本線)
北海道七飯町流山温泉(函館本線)
青森県大鰐町大鰐温泉(奥羽本線)共用する弘南鉄道の駅は「大鰐」
山形県最上町赤倉温泉・瀬見温泉(陸羽東線)
福島県下郷町湯野上温泉(会津鉄道)茅葺屋根の駅舎で有名。大内宿の最寄り駅
群馬県長野原町川原湯温泉(吾妻線)八ツ場ダム建設により移転
山梨県身延町下部温泉(身延線)
静岡県川根本町接阻峡温泉(大井川鉄道井川線)
三重県菰野町湯の山温泉(近鉄湯の山線)
岡山県西粟倉村あわくら温泉(智頭急行)
福岡県香春町柿下温泉口(平成筑豊鉄道田川線)
熊本県南阿蘇村阿蘇下田城ふれあい温泉(南阿蘇鉄道)震災により長期運休中

♯書き込み中に誤動作したため、記事訂正機能で追記
[96145] 2018年 5月 27日(日)14:35:20【1】伊豆之国 さん
いい湯だな(Remake Ver.)~第48回十番勝負・問五の想定解について~
今回の十番勝負「問五」の共通項は、「市内に『温泉』のつく駅がある市」でした。以前にも類題が出たことがあり(第14回・問九)、また第25回の「落書き帳10周年記念・特別バージョン」の問一では「JRの温泉駅限定」として出題され、そのときには私が「徹底研究」と称して([73216])「JRの(その当時存在した)温泉駅」についての考察を行い、それに対してhmtさんか早速レスがあり(有明つばめさんからも少し)、私鉄を含めて過去に存在した「温泉駅」までにも及んだやり取りは、解説記事としてまとめられました。今回は、JR以外も含めた「温泉駅」のある市が共通項、ということで、既に[96130] でデスクトップ鉄さんが概略を述べられておりますが、ここでは第25回・問一のときの考察の"Remake"と言う形で、「『温泉駅のある市』になった時期」にスポットを当てるのをメインテーマにして、次の表にまとめることにしました。
この表において、市の並びは、便宜上「お題」→「正答が出た」順とし、未解答で残った2市と、「おんせん」と読まない「温泉津(ゆのつ)」駅のある大田市は末尾に並べておくことにしました。

番号市名温泉駅(路線名)該当した日理由備考
1鹿角湯瀬温泉(花輪線)1995.12.1「湯瀬」より改称第5回オフ会
2会津若松芦ノ牧温泉・芦ノ牧温泉南(会津鉄道)1987.7.16「上三寄」「桑原」をそれぞれ現駅名に改称旧国鉄会津線の転換と同時。第8回オフ会
3笛吹石和温泉(中央本線)2004.10.12市誕生第11回オフ会
4神戸有馬温泉(神戸電鉄有馬線)1947.3.1合併で市域に
5松江松江しんじ湖温泉(一畑電車)、玉造温泉(山陰本線)1970.10.1「北松江」駅が「松江温泉」駅に改称。現駅名「松江しんじ湖温泉」への改称は2002.4.1。玉造温泉駅は2005.3.31に合併で市域入り第10回オフ会
6秦野鶴巻温泉(小田急小田原線)1958.4.1「鶴巻」より改称(注)
7大津おごと温泉(湖西線)2008.3.15「雄琴」より改称一度非該当市になった後に再該当(注)
8上山かみのやま温泉(奥羽本線(山形新幹線))1992.7.1「上ノ山」より改称
9山口湯田温泉(山口線)1961.3.20「湯田」より改称
10飯山戸狩野沢温泉(飯山線)1987.3.1「戸狩」より改称(注)
11恵那花白温泉(明知鉄道)2011.3.12「花白」より改称
12京丹後夕日ヶ浦木津温泉(京都丹後鉄道宮津線)2004.4.1市誕生当時は「木津温泉」駅。現駅名への改称は2015.4.1
13二戸金田一温泉(いわて銀河鉄道)1987.2.1「金田一」より改称当時は東北本線
14大館大滝温泉(花輪線)1955.3.31合併で市域に
15えびの京町温泉(吉都線)1990.11.1「京町」より改称
16榊原温泉口(近鉄大阪線)2006.1.1合併で市域に駅も温泉街も共に合併で津市内だが、駅の所在地は旧白山町、温泉街は旧久居市
17あわら芦原温泉(北陸本線)2004.3.1市誕生旧芦原町ではなく旧金津町
18函館湯の川温泉(函館市電)194?.改称?(注)
19豊岡城崎温泉(山陰本線)2005.4.1合併で市域に合併の1ヶ月前に「城崎」より現駅名に改称
20加賀加賀温泉(北陸本線)1970.10.1「作見」より改称
21上田別所温泉(上田電鉄別所線)1970.4.1合併で市域に
22日光鬼怒川温泉(東武鬼怒川線)、川治温泉・湯西川温泉・中三依温泉・上三依塩原温泉口(野岩鉄道会津鬼怒川線)2006.3.20いずれも合併で市域に「中三依温泉」「上三依塩原温泉口」は合併の2日前に現駅名に改称
23渋川小野上温泉(吾妻線)2006.2.20合併で市域に
24下関川棚温泉(山陰本線)2005.2.13合併で市域に
25新城湯谷温泉(飯田線)2005.10.1合併で市域に
26鶴岡あつみ温泉(羽越本線) 2005.10.1合併で市域に一度非該当市になった後に再該当(注)
27大崎鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉(陸羽東線)2006.3.31市誕生(所在地の鳴子町が古川市などと新設合併)
28武雄武雄温泉(佐世保線)1975.6.19「武雄」より改称
29黒部宇奈月温泉(富山地鉄本線)、黒部宇奈月温泉(北陸新幹線)2006.3.31合併で宇奈月温泉駅が市域に黒部宇奈月温泉駅の開業は2015.3.14
30福島飯坂温泉(福島交通飯坂線)1964.1.1合併で市域に
31七尾和倉温泉(七尾線)1980.7.1「和倉」より改称のと鉄道とも共用
32郡上みなみ子宝温泉(長良川鉄道)2004.3.1市誕生
33霧島霧島温泉(肥薩線)2005.11.7市誕生(所在地の牧園町が国分市などと新設合併)
34島田川根温泉笹間渡(大井川鉄道大井川本線)2008.4.1合併で市域に
35美濃湯の洞温泉口(長良川鉄道)1986.12.11「美濃立花」より改称旧国鉄越美南線の転換と同時
36八代日奈久温泉(肥薩おれんじ鉄道)2004.3.13「日奈久」より改称鹿児島本線八代~川内間の転換と同時
37人吉人吉温泉(くま川鉄道)2009.4.1「人吉」より改称共用するJR人吉駅は改称せず
38松山道後温泉(伊予鉄松山市内線)1961.4.1「道後」より改称
39青森浅虫温泉(青い森鉄道)1986.11.1「浅虫」より改称当時は東北本線
40富士吉田葭池温泉前(富士急)1951.3.20市誕生
41大田温泉津(山陰本線)2005.10.1合併で市域に「おんせん」と読まない唯一の駅

「温泉駅がある市」の仲間入りした理由を見ると、「『温泉』のつく駅名」に改称したことによるものが最も多く、全体の半数近くを占め、次いで「それまで郡部だった温泉駅が合併によって市域に入った」のが続き、「合併などによる市の誕生」によるものは意外と少数派です。

「温泉」駅について、複雑な経緯をたどった市もいくつかあります。大津市には、かつて江若鉄道に「雄琴温泉」と言う駅がありました。1923(大正12)年に「雄琴」駅として開業し、戦後間もない頃?に「雄琴温泉」に改称しています。「雄琴温泉」駅があった雄琴村は、1951(昭和26)年に合併で大津市に入りましたが、wikiの記述を見る限りでは、合併と駅改称のどちらが先か不明です。江若鉄道は、国鉄湖西線の建設計画との絡みもあって、1969年に全線を廃止し、路線敷きの一部は湖西線の用地に転用されましたが、「雄琴温泉」付近では市街地を避けて山側に線路が敷かれたため、温泉街から遠い場所に駅ができ、また当時は「雄琴」というと「風俗営業」のイメージが強くなっていたことも、駅名に「温泉」がつかなかったことと関係あるかもしれません。その後、温泉街のほうでも「歓楽街」からの脱却を目指して体質改善が進み、「温泉」駅の復活を望む声が大きくなったとされ、2008(平成20)年に「雄琴」駅が現在の「おごと温泉」に改称され、江若の「雄琴温泉」駅が消えて以来、39年ぶりに「温泉駅」が復活となったのでした(この辺の経緯は、大津市民のむっくんさんから情報をいただければ幸いと存じますが…)。
鶴岡市も「温泉駅が復活」した市です。市内には、かつて「庄内交通」の「湯野浜温泉」と言う駅がありました(こちら)。鶴岡駅から出ていた「湯野浜線」の終点の駅で、同名の温泉の玄関の駅となっていましたが、1975(昭和50)年4月1日付で廃線となり、いったん市内から「温泉駅」が消えました。その30年後の2005(平成17)年、「あつみ温泉」駅があった温海町が合併で「新・鶴岡市」の一部となり、こちらも市域に30年ぶりの「温泉駅」復活となったのでした。

秦野市にある小田急「鶴巻温泉」駅は、開業時の「鶴巻」から「鶴巻温泉」に、戦時中に「温泉」を外され「鶴巻」に戻された後、1958(昭和33)年に再び現駅名の「鶴巻温泉」の駅名が復活しています。飯山市はややこしく、飯山線が私鉄だった戦前、野沢温泉の中心部に最も近い位置にある現在の「上境」駅が一時期「野沢温泉」駅を名乗り、国鉄への買収で「上境」に戻った後、今度は隣の「戸狩」駅が1987(昭和62)年に「戸狩野沢温泉」に改称されて現在に至っています([73231] hmtさん)。しかし、この両市とも、直近の「温泉駅」の改称以外は、まだ郡部だった時期でした。余談ですが、「戸狩野沢温泉」駅は、北陸新幹線の開業と共に、野沢温泉へのバスの発着が現在地に移転した飯山駅に変更されて、戸狩野沢温泉駅から野沢温泉へのバスの運行も中止され、既に野沢温泉の玄関としての地位を失っているようです。飯山市には昨年の春に訪れているのですが([92849])、直通バスが待っていた「菜の花まつり」に気を取られ、野沢温泉方面へのバスは目に留まりませんでした。飯山駅も移転によって元の駅とは別の駅になったように見えるので、新たに野沢温泉への玄関口になった飯山駅を「飯山野沢温泉」(合併破談で「幻の市名」になったあの名前ですが…)に、野沢温泉の玄関の地位を下りた「戸狩野沢温泉」は、「戸狩温泉」(駅の北方に立ち寄り湯があります)にそれぞれ駅名を改称したほうが、実情にあっているように思えるのですが…。

函館市電の「湯の川温泉」駅(路面電車の停留所)については、wikiの記事では
1913年(大正2年)6月29日 - 鮫川橋停留所として開業。当停留所から湯川終点までは単線であった
1938年(昭和13年)以前 - 鮫川に改称。 以降、温泉入口、湯川、そして現在の湯の川温泉と改称している
1945年(昭和20年)7月2日 - 鮫川 - 湯川間の単線軌道が撤去され、終点となる
1959年(昭和34年)9月2日 - 1945年に撤去された湯の川温泉~湯の川間の軌道が複線で再敷設され、中間駅に戻る
とあるのですが、「温泉入口」と、現在の「湯の川温泉」への改称時期がこれでは読み取れません。本サイトの「市の変遷」から、北海道の市→函館市の変遷の欄を見ると
函館市 1939.4.1 編入 函館市, 亀田郡 湯川町
とあるので、「湯の川温泉」がある地域である「湯川町」が1939年に函館市域に入っていることはわかるのですが、それぞれ駅名の改称時期がいつだったか、函館市交通局のサイト→函館市電のあゆみ事業の沿革を見ても記載がなく、これらを見た限りでは「灰色」(この市出身の、こういう名前のバンドが居りますが…)領域に入ってしまい、「温泉入口」への時期がいつだったかによっては「温泉駅がいったん消えた後復活」と言うケースに当てはまる可能性を捨てきれません。

2007年1月に行われた、第14回・問九は、今回とほぼ同じな共通項で出題された問題でしたが、このときの想定解数は39市。「温泉津」駅がある大田市は「正答」として扱われ、またロープウェイの「温泉」駅がある山形市と高山市も正答とされていました(増えた1市」は、実は山形市だと思っていました)。一方、「JRの温泉駅限定」で行われた第25回・問一では、大田市は想定解に含まれず、対象外扱いでした。
今回の問五では、途中で追加された1市とは「おんせん」と読まない「温泉津」駅がある大田市だったと思われ、一方ロープウェイの駅がある山形市と高山市は除外されたと考えられます。反対に、第14回・問九の時点から増えた「温泉駅」がある市は、大津市(2008.3.15に「雄琴」駅が「おごと温泉」に改称して39年ぶりに「温泉駅がある市」に復帰)、島田市(「川根温泉笹間渡」駅がある川根町が2008.4.1に合併で市域に)、人吉市(2009.4.1にくま川鉄道の「人吉」駅が「人吉温泉」駅に改称。JRの駅は「人吉」のまま)、恵那市(2011.3.12に「花白」駅が「花白温泉」駅に改称)の計4市。結局、今回の想定回数は、差し引きで41市ということになったのでした。

以上により、市内に「温泉」のつく駅がある市は41市(大田市を含む)、市内にある「温泉」のつく駅の数は50駅(温泉津駅を含む)。「温泉駅」が複数ある市は5市あり、最も多いのは日光市で、5駅あります。

♯かつて市内に「温泉駅」があった市、町村にある「温泉駅」については、次回に書き込むことにします。

【1】「市にある温泉駅」の合計を追記。その他、誤記と一部の表現を修正。
[96096] 2018年 5月 24日(木)20:26:52伊豆之国 さん
増えた1市は?
問五で「大田市」はなぜOKなのか、論議を呼んでいるようですが、私はこの問五で「増えた1市」は別の市だと思っていました(実は想定解の数合わせをしていなかったのです)。
感想文で触れることにします。
[96071] 2018年 5月 22日(火)21:40:17伊豆之国 さん
「暑いぞ!熊谷」やめました(その後) & 掛川市
加齢と繁忙による判断力低下のせいなのかも知れませんが、このところつまらないことで「トラブルメーカー」に堕落してしまっている(笑)、今回3万石加増を得た武蔵国入間郡川越城永世名誉領主([87441] 白桃さん)伊豆守でございます。
十番勝負もだいぶ先が見えてきたとはいえ、その真っ最中に「勇気ある書き込み」をするとなると、あえて市名を伏字にしたのは「ひょっとすると解答のヒントを与えるかもしれない」ことを恐れて少し遠慮したのもやむをえなかったのかもしれませんが、人名となるとまるで芸能ニュースみたいになってしまっては(意味不明)…。

ここからはまたまた新聞記事ネタ。
去年の今頃、「暑い街」として有名な熊谷市が「暑いぞ!熊谷」をやめる ([92854])と言うニュースを書き込んでいたのですが、このほど、新しいキャッチフレーズとして、何と「暑い街はお得です」というタイトルに模様替えした、という話が新聞記事に出ていました。
全国有数の暑い街として知られる埼玉県熊谷市で22日、夏の風物詩となっている大温度計(高さ4メートル)がデザインを今年から一新し、市内の八木橋百貨店前に設置された。昨年までは市のキャッチフレーズ「あついぞ!熊谷」を使っていたが、「定住促進にマイナス」などの声が上がり、市がPRの重点を「暑さ」から「暑さ対策日本一のまち」に変更。これを受け、大温度計も「熊谷夏の陣 猛暑はお得」に改めた。
「陣」は人が集まる様子を表し、「暑い時に来店して」との思いも込めたという。熊谷地方気象台が毎日午後5時に発表する「明日の予想最高気温」が35度以上の猛暑日となった場合、翌日に同店の各売り場で割引などの「猛暑日サービス」を行う。同店は「暑さを競うのではなく、お得な買い物を楽しんで」と話している
(毎日新聞より)

これも埼玉県の話題ですが、前回の十番勝負・問七で埼玉県の該当市がさいたま市ではなくて、熊谷市と誕生日が同じ川口市だということの理由が、先週のTV番組を見てようやくわかりました…。

♯今晩のTV番組「お宝鑑定」の出張場所は、自分が(まだ)「領主」に居座っている、山内一豊ゆかりの城下町・掛川市(実はここも連休の道中で訪れたところですが…)。その最初の紹介映像で出てきたのは、おそらくinakanomozartさんが[94775]でおっしゃっている「茶」の植栽文字と思います。新幹線からは離れた場所のようなので、やはり昔新幹線から間近に見えた「茶の静岡」の植栽文字([94753])は消えてしまったようでした。
[96058] 2018年 5月 21日(月)22:53:13伊豆之国 さん
砂丘が石ころだらけ!! & サイキョー銀行?
[95789] さざ波さん
問九:伊豆の国市
どうだ?
いきなり攻め込んできた、その真意は?…いずれ、共通項発表と感想文で明らかになるでしょう。

さて、そのさざ波さんのお膝元、浜松市の遠州灘に面した中田島砂丘がエライことになっているようです。
日本3大砂丘の一つで、アカウミガメの産卵地として知られる中田島砂丘(浜松市南区)の海岸が石で覆われ、地元住民から「美しかった砂浜が台無し」と声が上がっている。静岡県が浸食対策の事業で石を使ったためで、県は「海岸線を維持できる」との立場だが、ウミガメが上陸しなくなった所もある。
(毎日新聞より)
記事の続きを見ると、どうやら砂浜保護対策で大量の石を使ったのが、「離岸流」と呼ばれる水流が発生して西側に押し流され、海岸に積み上げられたと言うことらしいようです。
…実を言うと、私は先の連休に浜松市を訪れ、一大イベントを見に来ています。道中記は、十番勝負の感想文の後、忘れないうちに書くことにします…。

[96052] 般若堂そんぴんさん
「あづまゑびす」の件、[96045]にあるとおり、既に落書き帳を「卒業」して久しい(HPが更新されているようなのでどうやら今もご健在のようですが)「地理学の巨匠」という先生がおっしゃっている「自虐的表現」([76598])を引用しただけだったのですが…。悪意はなかったので、どうか気に留めないでください…。
♯昨日、地元のデパートでの「うまいものめぐり」で買ってきた米沢牛の牛すき弁当、とにかく美味でした…。
ところで、京都市「西京区」、魚の「西京漬」、東京都内にある「西京信用金庫」、山口県の「西京銀行」と「西京高校」、これを全部正しく読み分けられる人は果たしてどのくらいいるのでしょうか?(私は「西京区」以外はどう読むのか自信がありません…)
[96045] 2018年 5月 20日(日)23:12:09伊豆之国 さん
かんさい学院
今回の十番勝負、前回に続く一桁順位でのゴールでしばし高見(←そういえば、この苗字が出身地で最もメジャーだという、通算順位でも上位のk-○○○氏がこのところ姿を見せなくなっていますね…)の見物と言うことで、ここからは十番勝負とは直接関係ない書き込み。

日大AF部の暴力沙汰が世間をにぎわせていますが、その監督だったか知りませんが、「関西学院大学」を「かんさい~」と何回も繰り返していたとかで「恥の上塗り」だと散々たたかれているとか。「上方」の知識に疎い「吾妻恵比寿」どもが「関西学院」の正しい読み方を知らなくても仕方ないのかもしれませんが([76598] Issieさん)、常に「宿命のライバル」として戦ってきている相手の校名を間違えると言うのは恥ずかしくないのか、と思ってしまいます。それにしても「西」の字は曲者ですねぇ~([85664])。JR○○線とS県○○市、どっちがどっちだったかいまだによくわからない…。
[95992] 2018年 5月 18日(金)22:41:29伊豆之国 さん
十番勝負
問二:上田市

これじゃノーヒントでは無理じゃ~。
[95931] 2018年 5月 15日(火)00:20:03伊豆之国 さん
十番勝負
問九:牧之原市

ある「からくり」とは南蛇井?
[95925] 2018年 5月 14日(月)22:55:24伊豆之国 さん
十番勝負
問三:青梅市
[95880] 2018年 5月 14日(月)06:22:07伊豆之国 さん
十番勝負
問八:川越市

覚悟で狙って行きます。
[95856] 2018年 5月 13日(日)21:20:11伊豆之国 さん
十番勝負
問七:沼津市
[95844] 2018年 5月 13日(日)21:08:18伊豆之国 さん
十番勝負
問一:熱海市
[95839] 2018年 5月 13日(日)20:06:23伊豆之国 さん
十番勝負
問十:焼津市

数は合っていますが…
[95805] 2018年 5月 12日(土)22:26:24伊豆之国 さん
十番勝負
問五:飯山市
[95776] 2018年 5月 12日(土)21:25:12伊豆之国 さん
十番勝負
問六:三島市
[95771] 2018年 5月 12日(土)21:17:12伊豆之国 さん
十番勝負
問四:御前崎市

一か八かで勝負します。
[95740] 2018年 5月 3日(木)10:10:07伊豆之国 さん
長良川温泉が大ピンチ!!
第9回オフ会の会場となった、岐阜市の長良川温泉。昨年、「温泉総選挙・女子旅部門第一位」の栄冠に輝いたと言う、その長良川温泉が大ピンチ、と言う情報が昨日の新聞記事に出ていました。(毎日新聞より)
長良川温泉 湯が消えた! タンク輸送で応急処置
配管老朽化で源泉漏れ
春の観光シーズンに旅館の湯船が空っぽ--。こんな信じられない事態が3月、岐阜市の長良川温泉で起きた。老朽化した配管から源泉の湯が漏れ、供給がストップしたのだ。漏水はこれまでに何回も発生。安定供給は温泉街の生命線だが、費用負担が課題で抜本的な対策は講じられていない。専門家は、全国の温泉街で同様の問題が起きる可能性を指摘する
オフ会会場となった旅館のHPを見ると
2018/03/30長良川温泉供給再開のお知らせ
2018/03/23長良川温泉供給停止のお知らせ
が出ており、ここから岐阜市HPから観光情報→長良川温泉のHPにリンクすると、長良川温泉の現状と対応策についての記事があり、3月23日に漏水が見つかって温泉の供給がストップし、28日からタンクローリーによる温泉水の運搬により、何とか温泉の再開にこぎつけている、という状況になっているようです。
[95739] 2018年 5月 1日(火)23:20:33【1】伊豆之国 さん
駅名に合わせて自治体名を変えた?(静岡県の場合)
[95707] MIさん
1937(昭和12).07.08 静岡県(中略)引佐郡氣賀町「ケガ」ヲ氣賀町「キガ」ト改稱シ本月八日ヨリ施行セリ
[95727] ekinenpyouさん
富士郡富士根村(ふじねむら)は同PDF30コマで実は「フジネ」ではなく「フジモト」村と記載されています
「気賀」も「富士根」も、共に鉄道の駅名として現存しています。「気賀」駅は、wikiによると
1938年(昭和13年)4月1日 - 国鉄二俣西線【→二俣線】の駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始
し、1987年に第三セクター「天竜浜名湖鉄道」に転換されて現在に至っています。しかし、「気賀」を名乗った駅
はこれか初めではなく、現・気賀駅より22年前、1915(大正4)年に「浜松鉄道」(→遠州鉄道奥山線([92708])) の駅として開業し、二俣線の開業に伴い「気賀口」に改称しています。こちらの「元祖・気賀駅」は、やはりwikiを見る限り、開業当初は「けが」と言う読み方だったようで、駅名改称時に「きがぐち」と言う読み方になったと読み取れます。一方、現・気賀駅は、開業当時から「きが」と読んでいたと思われますが、wikiの記事からはこのところがはっきり読めないように思えます。「気賀町」が「けがちょう」から「きがちょう」に読みを変えたのが、現・気賀駅の開業の前年なので、このあたりのいきさつがどうなのか、「気」になるところです。
【追記】
「二俣線」は、「浜松市街の襲撃を避けるための迂回ルートとしての軍事路線」として建設されたと言う経緯もあり、「金指」駅付近で先に開業していた「奥山線」の線路を「押し上げ」て二俣線をオーバークロスさせる(その高架橋の残骸が廃線から半世紀以上が過ぎた今も残っています…ここ)など、「お上の権勢」に任せた強引な線路付け替えがあったことでも知られていますが、「気賀」の駅名に関しては、現在の気賀駅のほうが明らかに気賀地区の中心に近く、奥山線のほうは金指~井伊谷間でV字型に近い大回りをしており、気賀町の市街地に近づけるためにあえて迂回する線形にしたことが読み取れそうに見えます(奥山線Walking([92708])より)。
【追記終】

「けが」と読む駅名は、飯田線に「毛賀」という駅が現存しています。こちらのほうは、1927(昭和2)年に「伊那電鉄」の駅として開業(当初は仮の終点として暫定開業)し、1943年に国鉄に買収されて飯田線となり、現在はJR東海の管轄になっています。この「気賀」と「毛賀」駅、割と近所なので、もしかしたら「同音回避?」かも、という関係もやはり「気」になりそうですが。

「富士根」駅は、やはりwikiによると
1913年(大正2年)7月20日 - 富士身延鉄道の駅として開業
しています。駅名は駅の近くにあった「富士根村」(現・富士宮市)に由来していると思われますが、実際の所在地は富士根村ではなく([83651])、隣の鷹岡村(現・富士市)でした。このあたりの経緯はwikiにも書かれていますが、「富士根」の本来の読み方を富士身延鉄道の当事者が知らず、結局間違った読みが定着してしまったのか、いつの間にかこっそり村名を「ふじね」に読み方を変えたのか([95727])、あるいはしばしば話題になっている「南毛利」や「北橘」のように、正規の読み方と地元で通っている読み方が違っていて、その両方が共存していたのか、この辺の経緯も気になるところです。

[95719],[95736] ペーロケさん
問弐:あるものを2つ失うと、人口が89%も減少する市はどこ?
あるものとは2つの点です。これを失うと、新幹線駅も県庁も失い、隣の小さな市になってしまいます。
白桃さん([95738])とは違う視点から。

・点のあるほう、ないほう、どちらも去年の今頃訪れたところですね…。
・それぞれキーワードになる動物は、「牛」と「兎」。

…いかがでしょうか?
[95718] 2018年 4月 24日(火)20:40:16伊豆之国 さん
Re:市名なぞなぞ
[95712] 白桃さん
潮来市の水がもし無くなったら、「水郷」ではなくなるのだから観光客も訪れなくなります。いや、それどころか、全く別の市になってしまいます。そういえば、2~3年前にその市を連想させるような、NHKの連ドラがありました
その市とは…

・「ブランド市名」を巡るバトルの渦中にいる、そのメンバーのお膝元のお隣
・「木の国」に同字で読み方違いの駅がある
・その市一番の観光地は、近年有名になった「○空の城」

…いかがでしょうか?
[95646] 2018年 4月 3日(火)20:56:31【1】伊豆之国 さん
ひょっとして、「静岡県某市」の領主は吾輩ですか?
[95642] シノレパシクソさん
[95643] 千本桜さん
[95644] デスクトップ鉄さん
もうほとんど答えが見えてきているようですが…

A市といえば、C市・D市に次ぐC県第三の都市。E線(鉄道名)とF鉄道がG川に沿って通っており、A駅を中心に市街地が広がっています。戦国武将で有名なH氏のルーツもあり、市街地にはA城跡があります
A市は一昨年、C市とD市は昨年の春の連休で、それぞれ歩いたところでしょうか?
A市周辺で有名なT飴
"T"の名は、今の宰相と同郷で、苗字が埼玉県某市にあるJRの駅名と同じの、若くして逝った女流詩人のファーストネームと同じでしょうか?
川に架かった橋をJ(鉄道名)の列車が渡っている様子と、輝く川の水面とが合わさった光景はとても綺麗でした。
この路線を走っている電車には、その昔流行歌の題名にもなった、この県にある山の名と同名の駅もある、都内の私鉄路線(ただし車両はその頃のものではありませんが)からやってきた車両もありますね。
その列車の終点は◯◯温泉ですね
この温泉にも一昨年に訪れたのですが、時間がなくて足湯で我慢しました。C市にある名刹には、この温泉街にあるお寺とセットでお参りしないとご利益がない、とも言われているとか。
[95636] 2018年 4月 1日(日)22:00:07【1】伊豆之国 さん
春過ぎて夏来たるらし & ミニクイズ共通項発表
昔の暦なら今日から夏、と言うことでしたが、今の暦では春の真っ盛り…

[95602] BKBさん
[95605] 山野さん
[95631] ペーロケさん
奈良県庁が橿原市に?
これ、「卯月馬○」ネタを先取りした、ご当地B級グルメ(実は昨日、地元のデパートの物産展で買ってきて晩飯で召し上がってきました)で名高い、「耶馬溪」がある市のここの話だとてっきり思い込んでいましたが…どうも石見銀山にも程近いこちらの話らしいですね…。
でも、元々「大和国」の中心は、橿原市域をも含む飛鳥を中心とする地域にあり、今の奈良市が大和国の政治・経済の中心になったのは710年の平城京への遷都以来であり、それまでは飛鳥から見ると隣国との境に近い「辺境」と言ってよい地域だったこと、そして橿原市の「今井町」は豪商の町として知られ、「大和の富の七分が集まった」([74147] inakanomozartさん)と言うほど栄えたのを思えば、この構想を全くの「実現の可能性がない夢想」だと決め付けてよいものか、とも思ってしまいますが…。
県庁移転の話と言うと、有名なのは「信州」ですが、同じような話は滋賀県(彦根へ)とか埼玉県(熊谷へ)にもあった、ということをとこかで見たことがありました。
東京都庁は千代田区から新宿区に移転していますが、小・中学校の教科書・地図では、東京都の都庁所在地は「新宿区」ではなく「東京」として扱っているようです。Web版の地図でも、広い範囲を表す地図では、都道府県庁所在地を示す記号は、たとえば神奈川県庁は「横浜」、埼玉県庁は「さいたま」と表示されるのに対し、東京都庁は「新宿(区)」ではなく「東京」と表示され、次第に拡大して行くと「東京」の表示が消え、都庁の位置に記号と「東京都庁」の文字が表示される、というようになっているものが多いようです。

さて、ここからは[95585]で出したミニクイズ、[95622] で予告したとおり、ここでお開きとすることにします。

【Q】成田市、妙高市、高岡市、滑川市、糸島市(該当しない市:野々市市、志布志市)
…この各市の共通項は何でしょうか?他に該当する市はあるでしょうか?

共通項は、「同じ文字(漢字、かな)が連続する駅がある市」でした。
該当する駅は次の18駅。駅の所在地は14市(札幌市に2駅ある)と3町でした。

駅名路線名所在地タイプ
すすきの札幌市地下鉄南北線札幌市中央区K
豊水すすきの札幌市地下鉄東豊線札幌市中央区K
陸中中野八戸線岩手県洋野町N
のの岳気仙沼線宮城県涌谷町K
羽前前波陸羽西線山形県新庄市M
京成成田京成電鉄本線千葉県成田市N
流山おおたかの森東武野田線・つくばEXP千葉県流山市K
つつじヶ丘京王電鉄京王線東京都調布市K
妙高高原しなの鉄道・えちごトキめき鉄道新潟県妙高市M
越中中川氷見線富山県高岡市N
越中中島富山ライトレール富山県富山市N
越中中村富山地方鉄道本線富山県滑川市N
ささしまライブ名古屋臨海高速あおなみ線名古屋市中村区K
男山山上京阪鋼索(ケーブル)線京都府八幡市N
廿日市市役所前(平良)広島電鉄宮島線広島県廿日市市N
土佐佐賀土佐くろしお鉄道中村線高知県黒潮町M
筑前前原筑肥線福岡県糸島市N
ししぶ鹿児島本線福岡県古賀市K

「タイプ」欄の"M","N","K"は、[95622]で出した「ヒント」でそれぞれ「妙高市タイプ」「滑川市タイプ」「古賀市タイプ」としたものを表したもので

妙高市タイプ…同じ漢字の連続で、読みも同じ
滑川市タイプ…同じ漢字の連続で、読みがそれぞれ違う
古賀市タイプ…同じひらがなが連続

と言うことなのでした。なお、「同じカタカナが連続」と言う駅名は現在ありません。
「該当しない市」に挙げたものは、野々市市(JRと北陸鉄道の野々市駅)…繰り返し記号(々)、志布志市(志布志駅)・奈良市(大和西大寺駅)…同じ漢字が複数使われているが、連続していない、町田市(すずかけ台駅)…あとのほうに濁点がつく、阿蘇市(いこいの村駅)…同じひらがなが複数使われているが、連続していない…と言うことでした。

…ここで白状しますが、[95588] でそらみつさんが書き込んだ
古賀市は微妙なライン?(中略)古賀市の例を入れないならば、該当する市はあと3(4)つですね
が出てきたとき、正直言って少々焦りました。元々は「同一漢字連続」を想定していて、この方が想定解も一桁に収まって「十番勝負もどき」にもならず綺麗だ、と思っていたのでしたが、[95585]のお題の市と「該当しない市」からは、「ひらがな連続」を排除できなかったことに加え、カッコつきのケーブルの駅と、あと「厳島」の近く([80240]で書き込んでいたのに…)は見落としていました(こんなサイトがあったので照らし合わせてわかりました)…。「温情」もあって、ひらがな連続もOKにしたことで、想定解は14市になり、「十番勝負」でも草創期にしばしば出題され、第25回でも「落書き帳10周年記念」として、想定解の少ない問題ばかりを集めた「特別バージョン」で行われたときに出たようなものになって、「十番勝負もどき」になってしまったのは、行き過ぎだったと反省します…。

♯「選抜」ベスト4が出揃いました。
4校とも、「選抜」優勝経験があります(こちら…【追記】)。また、いずれも所在地の市に温泉がありますが、全国的にメジャーなものはなく、「知る人ぞ知る」と言った感じのものばかりのようですが…。石川県の2校、いずれも惜敗しましたが、ここまでの健闘を称えましょう。
[95622] 2018年 3月 30日(金)22:02:09【1】伊豆之国 さん
ミニクイズ(最終ヒント) & 意図的自治体越え地名
まず、[95585]のミニクイズですが…

[95601] そらみつさん
八幡市の扱いをどうするかの違いです
八幡市は該当する市に入れましょう。

[95604] 特急とりあたまさん
回答は「富山市」(滑川型)
ギリギリ該当しない市:平戸市でいかがですか?(もしかして該当?)
共にお察しの通りです。

ここで最終ヒントを出します。
「該当する市」を3タイプに分類します。カッコ内の数字は想定解数を表します。

「妙高市タイプ」…2 (該当する町:高知県黒潮町、該当しない市:野々市市、志布志市)
「滑川市タイプ」…7 (該当する町:岩手県洋野町、該当しない市:奈良市)
「古賀市タイプ」…5 (該当する町:宮城県涌谷町、該当しない市:町田市、阿蘇市)

共通項発表は明後日に行う予定です。

ところで、「自治体越え地名コレクション」の新たな編集者となられた、うっかりじゅうべえさんから提起され([95609]) 、オーナー グリグリさんからもフォローがあった([95611])「自治体越え地名の派生形」という話ですが、
別の派生形として住居表示の実施により、あまり歴史的関連のない地域が
「自治体越えの地名」風になっている例もあるのではないか
こちらのタイプに属する例として典型的なものとしては、例えば東京・文京区と豊島区にまたがる「大塚」(文京区大塚/豊島区南大塚・北大塚)が挙げられるでしょうか。本来の「大塚」は文京区側にあり、豊島区のほうは元々は「巣鴨」の一部(巣鴨村→西巣鴨町→豊島区西巣鴨)であり、そこに山手線の大塚駅ができたことから、この駅の周辺も俗に「大塚」と呼ばれるようになって、ついに地名も住居表示によって「大塚」がつく町になった。その際、山手線を境に機械的に南北に分けたため、文京区「大塚」の北に豊島区「南大塚」がある、という妙なことになって、それが現在まで続いている、と言うことになったのでしょう。少し事情は違いますが、近隣の有名地名が県境をも越えた隣接地域の名称になった「北軽井沢」のような例も、同様なタイプに入るのでしょうか。

「葛飾」「多摩川・玉川」など広域地名が広範囲に分散した例
これには私が以前に書き込んだことがある「狭山」([90566])なども、同じように「広域地名をそれぞれ別々の場所で限られた地域の地名として使い始めた」と言う部類に入ると見ているのですが、こちらのタイプについてもどのような扱い方になるのでしょうか。
一方、「三田」([76006])や「新喜多」([85732])のように、お互いにかなり離れた場所にあって一見「無関係な同じ地名が偶然に一致」のように見えて、実は歴史的には「元は同一地域」であって、それが時代と共に地域が細分化されて新たな地名が次々誕生し、結果的に「離れた別々の場所に同じ地名が残った」と言う形になったものもあって、こうしてみると案外扱いが難しい、と言うことになるかもしれないと思うのですが、いかがなものでしょうか。
[95599] 2018年 3月 25日(日)22:22:25伊豆之国 さん
松蔭神社(←ココにも誤字があります。)
[95597] ekinenpyouさん
以下余談(簡単すぎるクイズなので答えなくても全く問題なし)
実は拙稿[95491]で示した都内地形図の説明ページにも誤記が含まれていましたが、それはどの部分でしょうか?
一応ヒントを記しておきます。
「誤記の方は漢字単独で市名になる」
この答えのヒントは、2年近く前の白桃さんの書き込みの中に、「冗談」として書かれていますね。
[95593] 2018年 3月 24日(土)22:36:32伊豆之国 さん
ヤキリのワタシ
1000書き込み達成でペースもUP。今日2回目の書き込みです。

今晩の「アド街」は、下総国葛飾郡、あの帝釈天から渡し舟で渡ったその対岸、かの一大薬品チェーン店で名高い市でしたが、私がこの市と聞いてすぐに連想する、「○○競輪(私自身はほとんど関心がないですが)」「常盤平団地」「二十世紀梨(これは時季外れだから仕方ないかも)」「八柱霊園」といったところが出てこなかったのは大いに不満でした…。何時間並んでも食えない拉麺店なんかどうでもよい!
そういえば、こんな悲しいニュースもしっかり出てきました。近所でもデパートの閉店が相次いでおり、今のご時世ではもはや時代遅れの存在なのでしょうか。。。

[95588] そらみつさん
クイズへの解答です。
古賀市は微妙なライン?浜田市は惜しくも入らない。古賀市の例を入れないならば、該当する市はあと3(4)つですね
[95585]のクイズ、古賀市はOKです。
カッコつきの市があるのは、こちらも「微妙なライン」に入るのでしょうか?
ついでに第二ヒント。「町」では涌谷町も該当します。
[95587] 2018年 3月 24日(土)10:56:03伊豆之国 さん
消える駅もあれば、新たにできた駅もあります。
[95576] 山野さん
有馬線にある菊水山駅が明日【3月23日】を以て廃止が決まりました
先週廃止された「羽帯駅」と、今月末で三江線廃止(33駅廃駅)を合わせて35駅
消える駅もあれば、新しく開業した駅もあります。伊賀鉄道(元近鉄伊賀線)に去る17日、「四十九(しじゅく)」と言う名の新駅が開業しました(こちら)。
もっとも、この「四十九駅」、全くの新駅と言うわけではなく、かつて同名の駅(戦時中に休止となり昭和44年に正式廃止。ただし読みは「しじゅうく」)が近くに存在しており、このほど開業した新駅は、元の駅よりやや北、「イオンタウン伊賀上野」の最寄り駅として、地元の要望により建設されたと言うようで、また移転予定の伊賀市新庁舎の最寄り駅としても利用が期待されているようです(こちら)。
ところで、この「四十九」駅、数字ばかりでできていますが、同様にずばり数字の駅名と言うと、阪急の「十三」、北陸鉄道石川線の「四十万」と言ったところでしょうか。6年前に廃線となった十和田観光電鉄には、「七百」と言う駅がありました。

♯選抜高校野球で地元の日大三高が緒戦を突破。次は「松阪牛」を食えるでしょうか?…
[95585] 2018年 3月 23日(金)23:46:03伊豆之国 さん
京成うすい駅 & 弘法も筆の誤り
今回でちょうど1000回目の書き込み達成です…。

[95575] さざ波さん
「似ているけどちょっと違う」
『臼』のつく市区町村に隣接する市町村
これで思い出したのが、オーナーさんのお膝元・佐倉市にある「京成臼井駅」。京成線の車内の路線図にも、停車駅・行き先表示板にも、「うすい」と表記されています。この理由は、京成線と相互乗り入れいている北総線に、字面のよく似た「白井」駅があり、また「臼井」駅には京成線の車庫があって、この駅止まりの列車があることから、混乱を防ぐ意味から「臼井」がひらがな表記になっていると言うことだそうです。

さて、ここでまたもミニクイズ。
【Q】成田市、妙高市、高岡市、滑川市、糸島市(該当しない市:野々市市、志布志市)
…この各市の共通項は何でしょうか?他に該当する市はあるでしょうか? ▲ヒント…「連続」

ところで、今日から選抜高校野球が始まりましたが、開会式の入場行進で、「慶応」のプラカードの「応」の字が「てん」が一つ足りない字になっている、というミスがあった、という記事がありました(こちら)。
第90回記念選抜高校野球大会の23日の開会式の入場行進で、慶応(神奈川)のプラカードの「応」の文字に誤りがあった。「心」の左端の点が取れていた。
大会本部によると、埼玉県の高校の書道部が揮毫(きごう)した文字は正確に書かれていたが、制作を依頼した業者がシール化された文字をプラカードに貼る過程でミスをしたという。慶応によると、行進前にプラカードを持つ生徒が気付いて指摘したが時間がなく修正できなかった。野球部にはOBから指摘が相次いだという。
外野手の関展里(てんり)君(2年)は「取られた『点』は自分たちで取り返せばいい」と前向きに語った。
この記事を見て、「弘法も筆の誤り」という諺の由来の一つともされる、弘法大師・空海の「応天門」にまつわる逸話を思い出しました…。
[95574] 2018年 3月 21日(水)21:00:07伊豆之国 さん
クイズ2題
今日はお彼岸の中日、いつもならそろそろ寒さも「終わり」のはずなのにこの寒さ、昼前には一面の銀世界になっていました…。

[95565] 白桃さん
[95567] デスクトップ鉄さん

「途中下車クイズ」
ですが、
A駅・・・・・・途中下車B駅・・・・・・C駅
B駅でどれぐらいの時間をとったら良いでしょう

駅名を答える問題ではないようですが…

A駅…この駅が最寄の、レトロな町並みで有名な温泉。シンボルにもなっているのは、北陸地方の旧国名がつく旅館。
B駅…ここの和尚さんは、動物虐待で捕まりそうな気がします(笑)。
C駅…一大イベントを巡る、この町と隣の町とのバトルはもうすぐです…。

…いかがでしょうか?

次に、私が出した問題([95538])、「賞味期限」がもう切れていますのでそろそろ「お開き」にします。

【問X】北海道足寄町、宮城県大河原町、千葉県白子町、岐阜県白川町、岐阜県白川村
さて、これらの町村の共通項は何でしょうか?
▲ヒント:大網白里市、野々市市も該当します


[95539] さざ波さん
共通項は解けましたが、それを書くのはちょっと…と思うので、該当しないものとして「似ているけどちょっと違う」市町村を少し挙げます
北海道標津町、北海道新十津川町、大分県大分市、大分県豊後大野市

「該当しない町村」の意味するとこがいまいちよくわからなかったのですが、この問の共通項はもちろんお分かりでしょうね…。
共通項は、「『白』のつく市区町村に隣接する町村」。出題日(3月13日)の翌日が「白色の日」であることにちなんで、以前にも出したことがある「白」ネタのクイズでした。
大網白里市と白子町、白山市と白川村、白川町と東白川村は、「白」のつく自治体同士の隣接です。白川町と東白川村は、「白」のつく町村同士でお互いに隣接する現存唯一の例になっています。政令指定都市の区では、仙台市太白区が川崎町・村田町と隣接しています(この両町が回答されても正答にすることにしていました)。札幌市白石区と名古屋市天白区は町村と隣接していません。

♯この書き込みで、いよいよ1000回書き込みに「王手」と言うことになりそうです…。
[95551] 2018年 3月 17日(土)20:20:24【2】伊豆之国 さん
サイカチ坂、サイカチ橋
[95546] オーナー グリグリさん
さいかちコレクション(中略)についても、地理院地図などマピオン以外の情報源からの旧字名(?)、地形名、施設名などを追加しました
マピオン以外からの情報提供を広く集めますのでよろしくお願いします。
「サイカチ坂」と言う名を持つ坂道が、東京の都心部にいくつかあります。千代田区神田駿河台、中央線の線路の南側を水道橋駅の東側から御茶ノ水方面に向かって登って行く「皀角(さいかち)坂」と言う坂があります。このHPには、坂名の由来について、次のように書かれています。
『新編江戸志』に、「むかし皀角樹多くある故に、坂の名とす。今は只一本ならではなし」とかかれています。「サイカチ」とは野山にはえる落葉高木で、枝にとげが多く、葉は羽状形で、花も実も豆に似ています
なお、細かいことですが、「皀角」の「皀」の字、現在では区が設置した標識にもこの字体が使われています(【追記】「皀角坂の標識柱と風景」の最新画像がこちらの中に出ていました)が、本来「サイカチ」を意味する漢字は「白」の下が「ヒ」ではなく「七」になっているのが正しいようで、この2つの字は元々別の字らしく、引用したHPにも「この両者は混用されており、以前に設置されていた標識には、下が「七」の字体が使われていた」と言うことが書かれています。横関英一氏の「江戸の坂 東京の坂」([92960]他)にも、「白の下に七」の字体が使われており、またこの皀角坂からは、昔は富士山がよく見え、「なぜ『富士見坂』と呼ばれなかったか不思議だった」と書かれていました。「江戸の坂~」には、このほかに別名として「サイカチ坂」と言う名を持つ坂として、千代田区永田町の「三宅坂」に「皀莢(さいかち)坂」、港区赤坂の「牛鳴(啼)坂」にも「皀角坂」(HPでは「さいかち坂」表記)と言う別名があったことが記されています。
このほか、品川区旗の台にも「さいかち坂」があります(品川区HPより。「皀莢(さいかち)坂」とも表記(坂のプロフィール)より)。

目黒区中目黒、目黒川に架かる駒沢通りの橋に「皀樹橋」と言う橋があり、読み方は「さいかちばし」であることが"Street View"からわかります。
都内からは離れますが、横浜市青葉区の藤が丘~青葉台間で田園都市線が国道246号の下を短いトンネルで抜ける、その国道246の更に上をまたいでいる道路橋の名は、「再勝橋」。これも、やはり"Street View"から「さいかちばし」と読むことがわかります。ここの国道246を藤が丘から青葉台方向に向かって下りて行く坂道の名は「再勝坂」と言うらしく、バス停の標識も見えるのですが、このバス路線、市が尾駅~長津田駅を結ぶ神奈川中央交通の路線は、神奈中によくある、有名な「免許維持路線」([93916],[95380] みかちゅうさん、他)で、現在、休日の1往復のみの運行となっているようです。隣の都筑区、市営地下鉄「センター北」駅の近くには、歳勝土(さいかちど)遺跡があり、隣の大塚遺跡と共に、一帯は史跡公園として整備され、横浜市歴史博物館の施設の一部になっています。

足立区には、かつて「伊興町槐戸(さいかちど)」と言う町名がありました。昭和43年に消滅し、現在の「西伊興」の一部になっています。こちらによると、現在の伊興・竹ノ塚界隈には
この伊興町○○ですが、ほかの顔ぶれを挙げますと、
伊興町谷下、伊興町聖堂、伊興町五庵、伊興町狭間、伊興町白幡、伊興町見通、伊興町大境、伊興町諏訪木、伊興町一丁目、伊興町五反田、伊興町本町、伊興町吉浜、伊興町番田、伊興町京伝、伊興町槐戸
現在の日本で御目にかかれそうにないような町名のオンパレードのようですね。槐戸なんて、なんて読むのか皆目見当もつきませんが、(さいかちど)と読むのだそうです
と言うような、23区内で唯一、「○○町△△」という「小字」のようなタイプの町名がずらり並んでいた地域として、その中には平成になってもまだ残っていた町名もあって、「旧町名(が書かれている表札など)探し」のマニアには有名な「聖地」なのだそうな…。
[95538] 2018年 3月 13日(火)20:46:42伊豆之国 さん
明日は何色でしょうか?
…ということで、今日は「町村」ネタのクイズ一本勝負。

【問X】北海道足寄町、宮城県大河原町、千葉県白子町、岐阜県白川町、岐阜県白川村

さて、これらの町村の共通項は何でしょうか?

 ▲ヒント:大網白里市、野々市市も該当します。
[95532] 2018年 3月 11日(日)16:27:01伊豆之国 さん
震災から7年~小樽のひとよ~草津温泉
今日で東日本大震災からちょうど7年。
私事ですが、このところ宮城県内への出張が続いており、先日も石巻市内へ向かったのですが、[94789]でも書き込んだとおり、仙台から三陸道で東松島市を過ぎる辺りから、津波で流されたり倒壊・大破したりしてその後に建て直されたと見られる、まだ真新しい住宅やビルが目立ち、石巻市街の中心に近い旧北上川沿いのこの辺りに行くと、川を遡ってきた津波(あの大川小も同様な被害を受けたわけでしたが)で浸水したと見られる、川の両岸の低地には更地が目立ち、旧北上川を渡る橋は架け替え工事が進んでおり、7年が過ぎたいまでもまだまだ復興途上であることを今更ながらも目の当たりにしてきたのでした。
ところで、石巻市街の中心部には「三越」がありましたが、どうやら洋服など限られた商品を取り扱っている小ぢんまりとした店構えで、性格としては三本松のと同じような店舗、と考えてよいのでしょうか?

[95528] 白桃さん
[95530] hmtさん
後志挽歌
歌詞の中に出てくる地名などはすべて小樽市にあるものです
「石狩国石狩郡石狩チャシ(砦)一夜城主」ということになっている、武蔵国多摩郡小山田城主兼入間郡川越城永世名誉城主伊豆守から一言飯能させていただきます。
「石狩挽歌」とは言うものの、実際には「石狩市」とは無関係で、お二方のおっしゃるとおり、「後志挽歌」(or「小樽挽歌」)と言うべきものなのですね。これは勉強になりました…。でも、「内地」の人には、やはり「石狩」と言うとまずイメージするのは「石狩川」なのでしょうね…。一方「小樽」の歌と言うと、やはりこの世代には「♭逢いたい気持ちがままならぬ~」なのでしょうか…。

ところで、今日の毎日新聞に、本白根山噴火で観光客減少に悩む(上州)草津温泉の現状が出ていましたが、私が4年前に見てきた、都市の格では遥かに上にもかからず知名度では後塵を拝している、東海道と中山道の交わる宿場町・滋賀県草津市にあった、「草津温泉」と言う名の「パロディ風?銭湯」がいつの間にか消えていたとは…。
"Street View"2014年,2017年
[95515] 2018年 3月 5日(月)22:56:03伊豆之国 さん
未踏市が一つ減りました。
今日は早朝から宮城県某町へ日帰り出張でしたが、仙台駅から送迎の車で目的地に向かう途中で「富谷市」を通過したので、富谷市の経県値(認市度)が0から1になりました。
それにしても、東京と仙台の気温のこの落差。昨日の最高気温が20℃を超えた東京は、今朝もコートが要らない気温だったのでしたが、天気予報で今日の仙台の最高気温が10℃に達しない、しかも昼前から雨、と言うことをネット情報でも確かめていたので、重いコートと折り畳み傘を大きなカバンに詰め込んで持って行くことになり、荷物がかさばった上、東京に帰るとまだ昨日の暖かさが残っていて、コートを着たままでは暑過ぎるくらい。帰りもまた重い荷物を抱えることになって大変でした…。


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