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伊豆之国さんの記事が50件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[84932]2014年1月18日
伊豆之国
[84895]2014年1月17日
伊豆之国
[84894]2014年1月17日
伊豆之国
[84834]2014年1月15日
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[84787]2014年1月12日
伊豆之国
[84654]2014年1月3日
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[84631]2014年1月1日
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[84609]2013年12月30日
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[84535]2013年12月12日
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[84487]2013年11月28日
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[84455]2013年11月20日
伊豆之国
[84435]2013年11月14日
伊豆之国
[84386]2013年11月2日
伊豆之国
[84379]2013年11月1日
伊豆之国
[84366]2013年10月30日
伊豆之国
[84295]2013年10月26日
伊豆之国
[84293]2013年10月26日
伊豆之国
[84291]2013年10月26日
伊豆之国
[84241]2013年10月20日
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[84127]2013年9月23日
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[84106]2013年9月19日
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[84096]2013年9月17日
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[84083]2013年9月12日
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[84064]2013年9月8日
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[84045]2013年8月31日
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[84027]2013年8月29日
伊豆之国
[84000]2013年8月25日
伊豆之国
[83997]2013年8月24日
伊豆之国
[83970]2013年8月17日
伊豆之国
[83923]2013年8月13日
伊豆之国
[83920]2013年8月12日
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[83835]2013年8月6日
伊豆之国
[83834]2013年8月6日
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[83807]2013年8月5日
伊豆之国
[83801]2013年8月5日
伊豆之国
[83799]2013年8月5日
伊豆之国
[83744]2013年8月4日
伊豆之国
[83731]2013年7月28日
伊豆之国
[83722]2013年7月25日
伊豆之国
[83714]2013年7月23日
伊豆之国
[83703]2013年7月18日
伊豆之国
[83698]2013年7月15日
伊豆之国
[83678]2013年7月9日
伊豆之国
[83670]2013年7月7日
伊豆之国
[83656]2013年7月1日
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[83651]2013年6月30日
伊豆之国
[83632]2013年6月24日
伊豆之国
[83627]2013年6月22日
伊豆之国
[83521]2013年5月18日
伊豆之国
[83514]2013年5月16日
伊豆之国

[84932] 2014年 1月 18日(土)23:38:53伊豆之国 さん
十番勝負
問一:八王子市

…第一ヒントの「霊」から違う方向ばかり見ていました…。

問四:府中市(東京都)
[84895] 2014年 1月 17日(金)02:03:53伊豆之国 さん
十番勝負
問二:相模原市
[84894] 2014年 1月 17日(金)01:42:03伊豆之国 さん
十番勝負
問三:浜松市
問七:福生市
問九:秦野市
[84834] 2014年 1月 15日(水)01:25:49伊豆之国 さん
十番勝負
問五:富士市
[84787] 2014年 1月 12日(日)22:08:17伊豆之国 さん
十番勝負
問十:塩竈市
[84654] 2014年 1月 3日(金)00:10:09伊豆之国 さん
十番勝負
問六:国東市

やはりとりあえず流れに乗ってみます。
今回は入門コースも手ごわい…。
[84631] 2014年 1月 1日(水)10:52:13【1】伊豆之国 さん
東京23区の「馬」地名
新年明けましておめでとうございます。

今年は午年。そこで、「馬」の地名ネタから。
東京23区内の「馬」町名を調べてみました。

中央区日本橋馬喰町日本橋小伝馬町、日本橋大伝馬町
新宿区高田馬場馬場下町
大田区東馬込、西馬込、南馬込、北馬込、中馬込
世田谷区上馬下馬
練馬区練馬

ついでに「駒」の付く町名も挙げておきます。

文京区本駒込
台東区駒形
墨田区東駒形
目黒区駒場
世田谷区駒沢、駒沢公園
豊島区駒込

【追記】
>オーナー グリグリ さんへ
「台東区駒形」と「墨田区東駒形」は、隅田川を挟んで相対しています。「自治体越え地名」に未登録のようですので、リストに登録していただくよう、お願いいたします。
[84609] 2013年 12月 30日(月)23:02:58伊豆之国 さん
花の山形、紅葉の天童~伊豆の山々、月淡く
[84605] YT さん
たかだまむらは「てへん」の「高擶村」?「きへん」の「高だま村」
ですが、この地域にあるJR奥羽線の駅は、文字は「手へん」の「高擶」で、読みは「たかたま」と濁りません。この「高擶」駅の開業は、戦後の昭和27(1952)年。wikiによると
駅名は開業当初、当駅が所属していた高擶村(たかだまむら)からとられているが、読みが異なる。駅東に残る高擶の地名も「たかだま」と読んでいる。周辺の道路標識には「Takadama」とローマ字で綴られているが、JR東日本では「Takatama」としている。しかし駅の利用者や車掌の大部分は「たかだま」と呼んでいる
とあり、そのあとにYT さんが引用された吉田博士の説が載せられています。以下は私の推測ですが、「高だま村」の表記が国勢調査では一貫して「木へんに箭」であること、地元でもどうやら「たかだま」と濁音に読んでいることと、駅の開業時期とを照らし合わせて見ると、どうも当時の国鉄の担当者が地元の事情に疎く、駅の命名を行う際に文字と読みの二重の間違いを犯したのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。この辺の事情については、山形県民のメンバーの方がやはりお詳しいのではないかと存じますが…。蛇足ですが、この「高擶駅」、かつて機関車が客車を引く列車が一般的だった頃は、「鈍行」でも通過する列車が多い「幹線の秘境駅」([84535]…NTJ会長 さんのおっしゃる「閑散駅」([84537]))になっていました(前記wikiの記事より)。

[84598] 白桃 さん
[84604] デスクトップ鉄 さん
いつの間にか小田原市が沼津市の人口を上回っているという驚愕?の事実
小田原の人口が増加したわけではなく、沼津の減少が激しいのです
小田急新宿から御殿場線経由で沼津まで直通していた特急「あさぎり」が御殿場止まりに短縮され、本数も一日4往復だったのが、平日は一部が臨時に格下げされています。実際には御殿場以遠は観光シーズン以外はほとんど「空気輸送」に近かったようで、これも沼津の停滞を如実に表しているのでしょうか。商業圏としては、まだまだ三島よりは優位を保っているようですが([83028] 白桃 さん)…
第3次産業の熱海市の凋落ぶりは意外でした
熱海の凋落については、以前[64080]で書き込んでいますが、昭和末期の「泡沫経済」以前から海外旅行の一般化などの観光の多様化により、観光客の減少傾向によって既に人口の漸減傾向が始まっていたのが、平成に入って「泡沫経済」が破綻して以降、団体客の客離れを初め宿泊客の減少が顕著になり、[64080]にあるように大型ホテルの倒産続出で温泉街の中心部が廃墟同然と化し、これに伴う従業員の整理はもとより、物産店・飲食店の減少などによる人口減に拍車がかかったのでしょう。
観光地の人口減というと、箱根町も近年の減少傾向が顕著になっています。昭和50年代には優に2万人を超えていたのが、平成7年の国勢調査では18,411人、そして今年10月現在では13,298人と、30年余りの間に3分の1以上の激減となっていて、これは私にもちょっと意外でした。箱根の場合も温泉旅館の閉鎖が相次いでいて、やはり観光産業従事者の減少が大きな要因となっているのでしょうが、ただ、箱根の場合、廃業した旅館が日帰り施設などに転業したところが多く、観光地や商店街の印象なども、見た目ではそれほど寂れたという感じがしないのかもしれません。

最後に、今年の経県値と、「認市度」(市の経県値)の変化を。
今年の経県値は28点(こちら)。
認市度の変化は次のようになりました。

  △→○ 熊谷([84083])
  △→● みどり(同上)、立川(社用)
  ▲→● 行田(同上)

新規市制の大網白里市は△([82401])。来年元日市制の滝沢市は▲となります。
それと、お粗末ながらも認市度の訂正です。
[67128]で四万十市を×としたのですが、二昔あまり前に予土線で旧西土佐村を通過しており、江川崎駅(「日本一暑い町」になったのはこの辺り)でトロッコ客車の開放作業(このとき乗った車両は自由席の普通車両でしたが)を見るためにホームに降りた記憶があります。したがって、四万十市は△が正解でした(今までてっきり四万十「町」のほうだと思い込んでしました…)。
今年末時点での認市度(全国789市+東京特別区(全体で1市として計上))とその増減は下記のようになりました(前記の四万十市の誤りは昨年分に補正)。

  ◎:2(±0)、○:117(+1)、●:258(+3)、△:52(-2)、▲:268(-1)、×:93(±0)

…今年の締めくくりは、私のカラオケ十八番(嘘)。
 ♭ああ~初恋の君を… ギター爪弾く旅の鳥~
[84535] 2013年 12月 12日(木)23:55:35【3】伊豆之国 さん
「秘境駅」あれこれ
[84526] 白桃 さんの書き込み
ひと昔、いやふた昔ぐらい前には、停まらない駅がいくつかある「鈍行列車」がたくさん走っていたような記憶が・・・
駅をいくつかとばす「鈍行」と、ひと駅、ひと駅停まっていく「鈍行」となんか区別していましたっけ???
から始まって、落書き帳を賑わせている「各駅に停まらない鈍行」の話題ですが、私も一つこの「列車」に乗らせていただきます。
この白桃さんの記事を見て思い出したのが、私が以前[63598]で「讃岐平野の秘境駅」というタイトルで書き込んでいた
香西・讃岐府中・八十場・讃岐塩屋の各駅は一日に1~3往復しか停まっていません
予讃線の高松-多度津間の「超閑散駅」を初め、国鉄時代には全国各地で見られた「鈍行(普通列車)でもその多くが通過し、ろくに停まらない駅」の話でした。この記事を引用した「時刻表名探偵」(石野哲氏著・昭和54年)にもいくつか挙げられていますが、このような「秘境駅」(ここで言う「秘境駅」とは、「列車そのものの本数が非常に少ない、駅の周囲に人家もなく乗降客がほとんどない」といった「純粋」なものではなく、「幹線や大都市近郊などの路線で、列車が頻繁に運行されているにもかかわらず、『鈍行』さえその多くが通過し、停車する列車が極めて少ない」という駅を指します)については、私もその後[63634]に続きを書き込んでいますが、そのほかに私が記憶していたものをいくつか挙げると、国鉄の幹線では次のような駅がありました。

東北本線斗米(現「いわて銀河鉄道」)、苫米地(現「青い森鉄道」)
総武本線榎戸、飯倉、倉橋
中央本線東山梨、別田(現・春日居町)、東塩尻(信号場を客扱い、時刻表では臨時駅の表示。現在は廃止)
信越本線西松井田、茨目
山陰本線高津(「石原」([84479]白桃 さん)の隣の駅)、久代、敬川
高徳線八栗口
土讃線入明、円行寺口

最後に挙げた土讃線の例は、「名探偵」にも詳しく取り上げられているのですが、この両駅、なんといずれも高知市内、しかも高知駅の次と、そのまた次の駅。しかし駅間距離はわずか800m、近くを「土電」が並行して走っていることもあってか、この両駅に続けて停まる列車がほとんどなくてどちらか一方だけしか停まらない列車がほとんどで、両駅に続けて停まる列車は片道1本だけ、という状況だったことが書かれています。このような「幹線の秘境駅」は、非電化(だった)路線に多く見られ、ディーゼル車の導入により新設された駅が多かったようで、短い編成のディーゼル車のみが停車し、SLやDLの引く長い編成の列車はホームに編成全体がかからず、また加速が悪かったことも影響しているようです([63602] 役チャン さん、[63609] hmt さん、[84531] スナフキん さん)。また、列車交換のための信号場を便宜上客扱いしている、といった例もいくつかあったようで、総武本線の「都賀」駅~「奇跡の復活」を遂げた?NTJ会長 さんのお膝元のお隣~は、それまでの信号場から昭和40年に「仮乗降場」として客扱いを開始したころは、まだ電化もされておらず、朝夕のラッシュ時のみにディーゼル車が数往復停車していただけという、今から見れば信じられないようなのどかな光景が見られていたのでした。
幹線以外でも、陸羽東線の「塚目・東大崎(?)」など、陸羽西線「羽前前波」、氷見線「越中国分」、七尾線「中津幡・能瀬・南羽咋」、小浜線「西敦賀・若狭有田・勢浜」など、和歌山線「下兵庫」など、徳島線「三加茂」など…と、それこそ全国あちこちに見られました。JRになってからも、北海道では新たに正規の駅として全国版の時刻表に載った、元「仮乗降場」扱い(北海道内の時刻表のみに掲載)の小駅の多くは、通学時間帯など以外は「鈍行」でも素通りするものが多くあり、こうした「仮乗降場上がり」の駅は、過疎化で利用客が事実上皆無になったりして、既に廃駅になったものも数多く見られます。

私鉄にも、このような「秘境駅」が大都市圏にさえも見られました。神戸電鉄の「菊水山」駅は、こうした「大都会の秘境駅」の代表格としてよく話題に取り上げられました。神戸市街から六甲山中への「登山列車区間」の真っ只中にあるこの駅は、周りには人家が全く見られず、近くにある水道局の施設の点検でたまに降りる人がいるくらいだったそうで、「鈍行」でもほとんどの列車が通過で、結局その後廃駅となったようです。
北陸鉄道の石川線では、以前は日中の列車が全て「準急」として運行され、押野・野々市・曽谷・小柳の各駅は日中は1本も列車が停まらない、という状況でした。前の2駅は金沢の中心地に直結するバスを優先、後の2駅は周辺人口・利用者が少ないためだったようですが、現在は全て各駅停車で運行されているようです。また、島原鉄道では、かつては「急行」(有料)とは別に、本諫早-愛野間と、現在は廃線となっている島原外港-深江間のそれぞれの中間駅の一部を通過する「鈍行」がありました。こちらもバスとの競合回避と役割分担の意味もあったと思われます(現在は無料の急行があるようです)。「琴電」の長尾線にも、以前は両隣の駅との距離が短い井戸駅に停まらない「鈍行」があり、富山地方鉄道には越中中村通過の「鈍行」がありました。富士急には、上大月に停まらない「鈍行」が今も残り、えちぜん鉄道にも通過駅がある「鈍行」があるようです。

ところで、「各駅停車」と呼んでいるのに「各駅に停まらない」という変な列車もあります。東急大井町線は、田園都市線二子玉川-溝の口間の複々線化によってそれまでの二子玉川から溝の口まで延長されたのですが、この区間にある二子新地・高津の両駅には田園都市線のホームだけで、大井町線はホームのない線を通るので「鈍行」でも原則として停車しません(日中の一部と、早朝・深夜に運行される鷺沼への出入庫列車のみ、ホームのある田園都市線の線路を走り、両駅に停車します)。駅のアナウンスでは「各駅停車溝の口行きがまいります。この列車は二子新地・高津には停まりません」というように放送し、表示機でもこの両者を色分けして区別しているのですが、やはりどうにも違和感があります。2駅停まらないだけで「区間快速」などというのもやはり変なので、両駅通過のものを「普通」と呼称して区別する(南海のケース…[84528] 星野彼方 さん)というのも一法だとは思うのですが、何か名案はないのでしょうか? この大井町線のケースと同類の、阪急の3線並列区間・梅田-十三間(中間にある中津駅には京都線のホームがなく、神戸線・宝塚線のみ停車)ではどのように表現しているのでしょうか…。こうした、「秘境駅」と呼ばれるほどのものではないにしろ、「鈍行」の一部も止まらない、といった駅には、ほかにも例があったようです。非電化時代の関西線(大和路線)の加美・久宝寺([63602])などは極端なケースだったのでしょうが、かつて私が見たことがあるものとしては、「鈍行」の半数が通過していて日中は40分おきにしか列車が停まらなかった名鉄瀬戸線の「矢田」駅の例がありました。余談ですが、名鉄にはローカル線を中心に、利用客が少なく「鈍行」でも通過するものが多い駅が結構あり、路線自体は健在でも、こうした駅が結局廃止に追い込まれたケースも多く見られます。

[84526] 白桃 さん
[84531] スナフキん さん
[84534] NTJ会長 さん
そういえば、昔は大きな駅ではどこでも見られた「駅弁の立ち売り」というのもすっかり見かけなくなりましたねぇ…。時刻表に「弁」マークがあっても、ホームには駅弁屋の影も形も見えず、コンコースの売店のみで売られている、という駅も多そうです(八王子駅など)。一昔前に見かけた仙台駅や新潟駅の立ち売りは今も健在なのでしょうか? 今夏の旅([84083])で、東武下今市駅でその「駅弁の立ち売り」が健在だったことに感激したのですが…。
[84487] 2013年 11月 28日(木)23:26:15伊豆之国 さん
Re2:"第10回オフ会旅行なぜだろう・どれだろう・なんだろうクイズ"
[84479]白桃さんのクイズ、1問だけですが…

問三:夏休み前、「ミニ(偽)富士山」の「鐘の音」に反応された方ですね…。
「元・日本一暑い町」にも同じ字の駅がありますが、こちらも苗字としての一般的な読み方とは微妙に違います。

…小浜市と旧・小浜町には、どちらも18年前に泊まっています([72787])。小浜市に泊まったときの道中では、次の日に「敦賀トンネル温泉」に泊まったのですが、これを最初は文字通り「洞窟の中にある温泉」(例えば紀伊勝浦の巨大ホテル"U"の如く)だと思っていたのですが、本当は「北陸トンネルの工事中に湧き出した温泉」で、宿はトンネルではなく高台にあったのでした…。
[84455] 2013年 11月 20日(水)23:49:46【2】伊豆之国 さん
五番勝負(番外)etc…
さて、私が早々と不参加表明した([84127])恒例のオフ会もいよいよ間近ですが…

いきなり個人情報を白状しますが、今回の開催場所に決まった松江しんじ湖温泉のお宿。以前、[65342]で今から17年前の山陰方面への旅で、折からの台風接近で隠岐の島から大慌てで松江に向かったこと、その松江しんじ湖温泉の宿に何とかたどり着いたものの、暴風雨が激しくなって楽しみにしていた「宍道湖の絶景の夕日」を見られなかったことを書き込んでいたのですが、何を隠そう、その「湖畔の宿」というのが実は今回のオフ会開催地となった旅館なのでした。客室のTVで台風情報に一喜一憂も、温泉で旅の疲れを癒すことができ、[65342]にある通り、翌朝は天気も回復して史跡めぐりを楽しむことができたのでした。HPを見る限り、お風呂の雰囲気も当時とは変わっていないように思えます…。オフ会に参加される皆さん、どうか当日が好天に恵まれ、17年前の私の無念を晴らし、見事な夕日を仰ぐことができるよう、お祈りいたします。

ところで今回の五番勝負の問一で出た、私ももちろん全く知らなかった「電子観測点」、まさに知らないとお手上げですが、私にもこんな「ウルトラオタク向け」の「十八番」ネタのクイズが作れそうです…。
【問X】 群馬県桐生市山梨県富士吉田市静岡県富士市 (想定解:約80~90?)
データは地図ではなくて動画からですが、私が「幼少時代に大変怖い思いをした、あの音」。島根県出雲市でもこの音が聞こえる場所があって、その動画のリクエストが何と500万回以上にも達しているというのですが、UPされたのが6年前なので、今も残っているか「今市」わかりません…。

ついでにもう一つクイズ。出雲大社にお参りされる方もいらっしゃると思いますが、その出雲大社の境内にある大国主命の銅像、足元にある動物がいるのですが、果たして「第一印象」では何に見えるでしょうか?…アマミノクロウサギ?
[84435] 2013年 11月 14日(木)23:27:39【1】伊豆之国 さん
第二回クイ図五番勝負を振り返って~添えてあげましょ、柿の実を~
今回はいろいろと議論を呼んだ「クイ図」ですが、まずは感想文から。

問二:鹿沼市
お題の場所はいずれも郵便局。そこで、その郵便局に関する「何」が共通項なのか。まず、局所在地の住所と郵便番号を「郵便局を探す」から調べたところ、いずれも後ろ4桁が「1111」とか「2222」というように同じ数字が並んでいる。それではないかと見当が付きましたが、皆さんもおっしゃるように郵便局のHPから引くことができず、そこでネット検索から「郵便局 1111」を開いてみると手掛かりが掴めました。この日、TV番組「日光例幣使街道を歩く」を見ていたことから、住所・局とも「321-1111」の鹿沼市板荷郵便局を選ぶことにしました。
ところで、この検索作業の中で、「住所の後ろ4桁が同数字並びなのに、局の郵便番号は違う」という箇所がいくつかあったのに気づいたことです([84413] デスクトップ鉄 さん)。例えば、山形県飯豊町手ノ子の郵便番号は「999-1111」ですが、その地域にある「手ノ子郵便局」は「999-1199」と違っています。この理由がよくわからず、「やはりこういうケースはNGなのでは?」と思ったのですが、これはどうやら「集配局」である場合のようだと知ったのでした([84418] みかちゅう さん)。

問五:宮城県大河原町
地図を拡大してみるといずれも「五輪」の文字が浮かんできて、直感でわかりました。まず思いついたのは仙台市の五輪([77875])でしたが、案の定、早々と出ている。そこで「確実なところを調べてみよう」ということで、「ウオッちず」から検索すると、40ヶ所ほど。千本桜さんのお膝元・"Super Town"大河原町があったので、その場所をMapionで当たり、拡大すると「五輪」の文字が…。
ところで、この「ウオッちず」で検索された場所には、[77875]で話題にした長崎県五島市久賀島の、今は廃村となっているらしい「五輪」集落もちゃんと出てきました。「五輪(ごりん、いつわ)」という苗字が長崎県に多いことも[77875]で書き込んでいますが、地名としての「五輪」は、なぜか東北地方に集中しています([84428] 桜トンネル さん)。地名の「五輪」は、おそらく寺院などによく見られる「五輪塔」に関係ありそうな気がしますが、どうなのでしょうか。

問一:町田市
お題や既出解の写真を見て、何やらよくわからないようなものが見えている。いくつか”Street View”で拡大して見ると、「街灯にしては中途半端な高さの不思議な物体」がある。学校の敷地にあったものが多いので、いくつかその学校のHPを開いて見ることに。以前にいくつか見た学校のHPに、「学校探検隊」などと銘打って敷地内の建造物とか樹木などについて調べていたページが載っていたところもあったので、今回もこれに期待もしたのですが、全く手がかりなし。そして学校以外では「島」も目立つ。そこで、地図記号が充実している「ウオッちず」をまたも開くと、該当する地点に共通する記号がある。今度はこれを「地図記号」で検索すると、「電子観測点」。これを「閲覧サービス」([84409])から探すことに。近間から足立・さいたま・横浜・川崎…と、まさにその通り。地図を動かして行くと、それがなんと地元も地元、自宅から徒歩10分圏内([84379])にあったとは!採点でOKとなった後、早速その現地を見てきたのは[84386]に書いた通り…。ちなみに、その「電子観測点」が敷地内にある小学校のHPを開いて見ましたが、やはりどこにも書いてありませんでした。
この「電子観測点」なるもの、私ももちろん初耳でしたが、当のオーナーさんでさえ「今まで知らなかった」([84409])というだけあって、知らないと全くわからない、相当な「上級問題」であると言えるのでしょうか。

問三:南足柄市
最初はやはり何のことか皆目見当がつきませんでした。「経緯度の交点」なども当たってみましたが外れ。結局、ヒントが出て「国会議事堂から」、それぞれ各都道府県庁までの「直線距離の中間点」だと推測でき、新宿区がお題にあることも理解できました。ルーツの静岡県庁までの距離がちょうど146km。その中間、73km地点に。

問四:市原市
お題から「今年の女子プロゴルフツアーの開催クラブ」とすぐわかりましたが、どこをさしているのかいまいちわからず、以前に「舞鶴・鶴舞」の話題に乗っかった([84241])ことから「鶴舞CC」のクラブハウス辺りをとりあえず指差しましたが、採点結果を見ると私を始め皆さん方が軒並みNGになっていたので何だか狐につままれたような気分でした。その後答えが進んでOKが増えると、その指差す場所がどうやら特定のホールになっていたので、「1番」か「18番」のどちらかだろうと推測し、いくつかHPを開いたのですがまだよくわからず。ヒントが出て「最後のホール=18番」とわかり、開催クラブのHPを片っ端から開きましたが、中には複数のコースがあったり、「18番」がなくて「9番」が2つあったり、というところもあって絞りきれず。「鶴舞」のHPを見ると、東西2つのコースがあり、どちらも18番まであって、しかも各ホールに”Old”と”New”まであったので参ってしまいました。そこでその「鶴舞」で開かれた「サイバーエージェント」のHPがあったのでその「コース概要」を見ると、「東コースのOLD Green」とある。念には念、でお互いに照らし合わせ、ようやく確信できたのでした。
それにしても、普段と「本番」とでホール番号を変えているという「裏技」をやっているところがいくつもあったとは知りませんでした。単にゴルフ場を当てるだけなら「初級問題」なのが、小細工の積み重ねで「オタク向け」難問になっていたとは…。
ところで、[84379]で、
合っていれば4ヶ所から「鐘」ですが
と書いたのは、市原市を通る小湊鉄道に今も4ヶ所残っていると見られる、今では貴重な「音風景」になった「踏切警報機の電動ベル」([84083],[78445])の響きにかけたのでした。この「鐘の音」、関東地方にはその他では8月に見てきた上毛電鉄([84083])と、あと江ノ電に各1ヶ所あるのみのようです。

ところで、五番勝負とは関係ない話。
今日は「埼玉県民の日」。そこで、その埼玉県からの話題を。行田市の稲荷山古墳で発掘され、展示されている国宝の鉄剣([84083])。その製作された当時の姿を精巧に復元した「レプリカ」がこのほど「現代の名工」たちによって完成し、「実物」と並んで「さきたま史跡の博物館」で展示されるとのことです。
ここで、誰一人飯能市た人がなくてすっかり忘れ去られている、その[84083]で出したクイズの答えを。
【問一】行田市の名物グルメで、「甘いもの」は、埼玉県民ならCMでもおなじみという「十万石饅頭」([65238] MasAka さん)。「甘くないもの」とは、「フライ」と「ゼリーフライ」
【問二】[84083]のタイトル”Day Dream Believer”は、ある世代以上には懐かしい、”The Monkees”の代表的ヒットナンバー([76354])。したがって、答えは東照宮の「三猿」や「日光猿軍団」のある日光市でした。その「猿軍団」、近年訪れる客が減少したことなどで近く廃業することになったとのこと。

♯今回の副題は、「町田音頭」の5番の一節から。今年は町内会館の改築とやらで盆踊りが中止になってしまい、おなじみのメロディーを聴けませんでした…。
今回の「クイ図」の雑感については、機会があればまた書き込んでみようかと思っています。
[84386] 2013年 11月 2日(土)21:29:59伊豆之国 さん
赤城の山も今宵限り
今回の「クイ図」、ヒントが出ても早々と行き詰まりですか…。どうも「重箱の隅をつつく」問題が多いような気がしますが…
♯自宅から徒歩でせいぜい10分の、問一のあの場所。今日行って見てきました。

…というわけで、私よりも先にゴールされた星野彼方さんへ。今晩のTVを見ていたら出ていました。
「猫」コレクション…「猫岩」(群馬県前橋市赤城山、沼田市との境界付近)→赤城山登山マップ(「前橋まるごとガイド」より)に記載あり。赤城山の最高峰・黒檜山への、大沼からの登山道の道筋にあります。
[84379] 2013年 11月 1日(金)00:04:18伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問三:神奈川県南足柄市
問四:千葉県市原市

問四はこれで合っていれば4ヶ所から「鐘」ですが…。問一のアレ、こんな近所だったとは…
[84366] 2013年 10月 30日(水)01:29:45伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
[84295] 2013年 10月 26日(土)23:06:06伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
[84293] 2013年 10月 26日(土)22:46:51伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
[84291] 2013年 10月 26日(土)22:36:30伊豆之国 さん
クイ図五番勝負
問二:栃木県鹿沼市

「今市」自信がありませんが…
[84241] 2013年 10月 20日(日)18:21:10伊豆之国 さん
舞鶴、鶴舞、鶴間
「新幹線」ネタなど、いくつか反応した記事もあったのですが…。前回の書き込みから1ヶ月近く開いてしまいました…。

[84236] 白桃 さん
[84238] もあい さん
[84239] ペーロケ さん
「舞鶴」「鶴舞」の話題で賑わっていますが…

「舞鶴」というと、ラグビーの強豪として知られた大分舞鶴高校。それと、もあいさんのお膝元・舞鶴市の丹後田辺城と同じく「舞鶴城」の別名を持つ甲府城。武田氏滅亡後、豊臣秀吉の命により、武田氏の居城(現在の武田神社)の南方、現在の甲府駅の南側一帯に築城され、江戸時代になると徳川氏一門の城となり、後に柳澤吉保が城主となりましたが、吉保の子・吉里が大和郡山に移った後は天領となって「甲府勤番」の支配下となり、廃藩置県まで続いています(甲府市HPより)。現在は残された部分が「舞鶴公園」として整備されています(私も5年前に行ったのですが、富士山が見えず残念…([66626]))。

名古屋の「鶴舞」は、もともと「つるま」だったのが「舞」の字に引きずられて「つるまい」になってしまったもので、近くにある「鶴舞公園」は今も「つるま」とよんでいるようです([75359] スナフキん さん)。市原市([84236] 白桃 さん)にある小湊鉄道の駅「上総鶴舞」は、素朴なたたずまいのローカル線の無人駅で、ドラマなどのロケ地としても人気があるようです。

「つるま」といえば、「自治体越え地名の横綱級」([75249])、「鶴間」。その町田市側には「鶴間公園」というのもあります。その「鶴間」の地名由来には、「鶴が舞い降りた里」という言い伝えもあるようですが([75374])、各地の「鶴」地名には必ずしも鳥の鶴ではなく、九州南部の「水流(つる)」などと同系で「水路」とか「湿地」といった意味が元々で、後に「鶴」という縁起のよい字が当てられたところも多いといわれるようです。「つるま」というと、hmt さんのお膝元・富士見市の「鶴馬」の由来も気になりますが…。
[84127] 2013年 9月 23日(月)20:40:46伊豆之国 さん
Re:これぞ純粋?四文字地名
[84124] オーナー グリグリ さん
[84126] 白桃 さん
これぞ四文字地名と言える地名
ですが、私もいくつか思いついたものから。

最初に、これぞ"Nice!"と言えそうな四文字地名。
・秋田県由利本荘市二十六木
これで「とどろき」とはとても読めませんねぇ。「十」が二つで「と・と」→「とど」でしょうか。蛇足ですが、この「二十六木」地区には「三六(「みろく」と読むそうです)温泉」というのもありました。
…そういえば、「同音異字地名コレクション」案に「とどろき」([61207] EMM さん)というのも出ていましたな…。

次に、「頭」に付くものがあるものの、「本体」の部分が「純粋?四文字地名」になっていそうなもの。
まず「とどろき」からの連想で…
・大阪府箕面市上止々呂美・下止々呂美
「止々呂美」は「とどろみ」。昭和23(1948)年まで止々呂美村がありました。

駅名から思い出したもの。
・広島県三次市作木町伊賀和志
合併前は「作木村(大字)伊賀和志」。JR三江線の駅があります。「時刻表名探偵」([83113]他)には
「いか+わし」とは区切れない。「いかわし」四文字で何か意味があると思われる
とありました。これは私の勝手な推測ですが、江の川の谷沿いにあるので、「五十嵐」などと同系で「怒らす」-「急流・早瀬」といった意味ではないかと思うのですが…。松江でのオフ会(ちなみに私は不参加の予定です)に行かれる方で三江線に乗られる方がいらっしゃいましたら、ぜひとも現地の地形を確認していただきたいのですが…。
[84106] 2013年 9月 19日(木)23:23:14伊豆之国 さん
Re2:母衣コレクション
[84105] オーナー グリグリ さん
「ほろ」地名の文字バリエーション
母衣、袰、母袋、そして、保呂、幌、と5種類ですが、ウォッちずで検索すると、ひらがなの「ほろ」もありそうです
その「ウォッちず」で出てきた「ほろ」ですが、これはどうやら「糸へんに晃」(第3水準)であるようです。「稀少地名漢字リスト」([83977] hmtさん)を見ると、「栃木県那須郡那珂川町大山田下郷字ほろ付」が、まさに先の「ウォッちず」のそれでした。この「糸へんに晃」の用例は、「稀少地名…」によると、他に宮城県大崎市に2例、茨城県日立市に1例あるようです。
また、本間信治氏著「にっぽん地名紀行」([76738])を見ると、「母」の付く地名の中で「名古屋市緑区鳴海町母呂後」が取り上げられており、この「母呂後」には「ほろご」と振り仮名が振ってあります。この辺りの地図を見ると、カタカナで「ホロゴ」と書かれている建物が二、三あり、読み方は「ほろご」で間違いなさそうで、こちらも「ほろ」地名のバリエーションに入りそうです。
「幌」については相当数あるのでちょっとビビッています。ウォッちずの「幌」検索で668件
「幌」の付く地名はやはりそのほとんどが北海道に集中していて、北海道ではメジャーな地名漢字である一方、それ以外では地名に使われるのは極めて稀であると思われるので、当面は北海道以外についてをコレクションの対象としたらいかがでしょうか。

以上、ご検討していただくよう、お願いいたします。
[84096] 2013年 9月 17日(火)23:10:06伊豆之国 さん
Re2:村に駅があった大手私鉄
「村に駅があった大手私鉄」シリーズですが、残りの私鉄についても調べてみることにしました。

鉄道会社名村名駅名村の駅消滅期日理由備考
東急神奈川県橘樹郡日吉村日吉1937.4.1横浜市と川崎市に分割編入日吉駅のある地区は横浜市に。当時は東横電鉄
京成千葉県印旛郡志津村志津1954.3.31新設合併で佐倉市に
京急東京府荏原郡六郷村雑色・六郷土手1928.4.1町制(のち蒲田区を経て現・大田区)当時は京浜電鉄
相鉄神奈川県高座郡大和村大和・相模大塚1943.11.3町制(現・大和市)
阪神兵庫県武庫郡鳴尾村甲子園・鳴尾など1951.4.1西宮市に編入
阪急京都府乙訓郡大山崎村大山崎1967.11.3町制
京阪大阪府北河内郡大和田村大和田1956.9.30門真町に編入(現・門真市)
南海大阪府泉南郡西信達村岡田浦1956.9.30新設合併で泉南町に(現・泉南市)
同 西鳥取村鳥取ノ荘1956.9.30新設合併で南海町に(現・阪南市)
同 下荘村箱作1956.9.30同上

…「村の駅」消滅時期を調べてみて、予想以上に苦労したところが結構ありました。東急・京急・相鉄は戦前にすでに「村の駅」が消えていました…。その当時は「村」であったところにあっても、路線(駅)は未開業というものもかなりありました。とりわけ苦労したのが京急。横須賀市が「戦時合併」で市域を大きく拡張したことは当然頭に入っていたのですが、それ以前の時点で開通していた路線(当時は湘南電鉄)に「村の駅」があったところは見当たりませんでした。久里浜村は1937(昭和12)年に一足先に横須賀市域になったのですが、久里浜線は当時はありませんでした。逗子線の「六浦」駅のある一帯は、1936年まで「六浦荘村」だったのですが、六浦駅の開業は横浜市に編入後(当初は海軍専用の仮駅)でした。結局いろいろたどって行ったところ、どうやら何と「大東京市」発足の4年前に町制を施行した六郷村にあった2駅-当時は京浜電鉄-が最後、ということになるようでした。逆に、甲子園が戦後まで「村」にあったことを初めて知り、ちょっと意外に感じました。
東急・京急・京王・阪神・京阪は、現在では町村部を全く通っていないようです。現在、関東地方にある「村の駅」は、東海(常磐線・茨城県東海村)、八積(外房線・千葉県長生村)、袋倉、万座・鹿沢口、大前(吾妻線・群馬県嬬恋村)ぐらいでしょうか。

♯誤り、落ちがあったらご指摘を。
[84083] 2013年 9月 12日(木)23:56:24【2】伊豆之国 さん
Day Dream Believer~真夏の北関東放浪記~
もうだいぶ遅くなりましたが、先月18日から2泊3日で関東北部への旅に出かけてきました。今日は[84064]で約束した、この旅日記を書くことにします。昨年の九州南部への長旅([81852])のようにクイズ形式にしようかとも思ったのですが、長引く猛暑からきた疲れがいまだ取れないこともあって、今回はいつも通りのスタイルで書き込むことにしました。

今回は気ままな一人旅ということもあり、初日の18日はややゆっくり目に我が家を出て、渋谷から「湘南新宿ライン」で高崎線へ。いきなり「事故により10分ほど遅れ」とアナウンスがあり、少々焦りましたが、第一のポイントとした熊谷駅に無事に到着します。当初のプランでは、まずここで秩父鉄道に乗り換えて行田に向かい、忍城跡~さきたま古墳群と回る予定にしていたのですが、旧妻沼町に昨年国宝となった「妻沼聖天」があることを知り、早速駅前でバス乗り場を探すと、その妻沼を経由して太田に向かうバスが待っているではないか。時刻表を見ると、なんと妻沼までは1時間に3~4本、利根川を越えて太田へ行くバスも1時間に1本はある。熊谷と大泉町・太田を結ぶ軍事路線として突貫工事で敷かれたものの、終戦で中断され、結局利根川を渡れぬまま、1両だけのディーゼル車が1時間に1本あるかないかという状態が続き、昭和58年に寂しくその生涯を終えたあの超ローカル線「東武熊谷線」のイメージが頭にあったので、「あの熊谷線の走っていたルートが、いまやそんなに繁盛していたのか」と大いに驚いたのでした。「妻沼聖天」は本堂に極彩色の装飾が施された彫刻があって、「埼玉の小日光」の異名があり、ボランティアによる丁寧な説明に聞き入りました。そして再びバスで熊谷駅に。「暑さ日本一」の座こそ譲ったものの、やはり暑いことには変わりはなく、この日の最高気温は36℃。デパートの玄関にあった「熱いぜ!熊谷」の立て看板も健在でした。そして秩父鉄道に乗って当初の目的地とした行田市へ。忍城跡にある郷土博物館から、あの「稲荷山の鉄剣」が展示されている「さきたま史跡の博物館」を見ることにしましたが、行田市駅に着いたときには既に午後3時を回り、市街地で道に迷ったこともあって、猛暑の中を早足気味に歩くことになり、「史跡の博物館」にたどり着いたときには入館締め切りの数分前という状況でした。館内をじっくり見た後、夕暮れのさきたま古墳群を散策、稲荷山古墳の頂上にも登ることができ、周りの田園風景を眺めることに。結局、市内循環バスで行田市駅に戻ったときは午後6時を過ぎ、電車の時間が迫っていたためすぐに乗って熊谷駅に。結局この行田市の名物グルメ、埼玉県民「協和」の合言葉にもなっている「甘いほう」のは熊谷駅の売店で何とか買うことができましたが、「甘くないほう」はついにありつけないままになってしまいました。熊谷駅から再び高崎線に乗り、次の籠原駅で降りてネット検索で取ったホテルへ。温泉ではないものの、露天風呂があり、そこから行き交う電車を眺めることができました。
翌日は、高崎経由で桐生に出て、少々歩いて西桐生駅から上毛電鉄に。ちょっとした話題にもなっている、2駅目の「富士山下」駅で下車、駅のすぐ北側の「ミニ富士山」([83652] オーナー グリグリ さん、[83655] hmt さん)へ。往復10分の「弾丸登山」でしたが、やはり猛暑(この日の前橋の最高気温は37℃)の中、密林のような草木が生い茂る山道の往復は少々こたえました。駅前の踏切にある「貴重な音」([83652],[83659] いさ さん)も聞こえましたが、どうも既に昨年から片方が故障して鳴らなくなっているらしく、近江鉄道で起きた事故([62515])の例もあるので、果たしてこの先いつまでこの音が聞けるのでしょうか…。再び上毛電鉄に乗って、赤城駅で降り、「関東の耶馬溪」の異名を持つ「高津戸峡」へ。歩いても行ける距離でしたが、駅前にバスもなく、猛暑ということもあってこの旅では唯一のタクシーを使うことに。やはりこの暑さの中では散策する人もまばら…。それから渡良瀬川を望む場所に建つ、昭和12年に建てられた芝居小屋「ながめ余興場」を見学、そして大間々駅に出てわたらせ渓谷鉄道に乗り、足尾経由で2日目の宿がある奥日光に向かうことになります。車窓に広がる渓谷美に酔いつつ、通洞駅で降りて足尾銅山に。トロッコ電車で坑内に向かうのですが、坑内に入ると一転して寒風が肌を突き刺し、一昨年の会津鉄道で味わったような([79328])ものすごい肌寒さを感じることに。奥日光の涼しさに備えて用意してきた長袖を羽織って、肌寒さをしのぐことになったのでした。足尾銅山からは、日光市営のバスで清滝に出て、そこからいろは坂を登り、まず中禅寺湖で下車して華厳の滝を見た後、湯元温泉にある、11年前にもお世話になった「お一人様大歓迎」の宿で一夜を。夕食後に館内でコンサートがあり、美しい旋律にしばし聞き入りました。
翌日は、やはり定番の「二社一寺」参りとなります。こちらも11年ぶり。しかし、今まであった「共通券」が突然廃止されたとの張り紙が拝観券売り場に掲げられていて、大いに腹立つ乗り。でもここまで来たからには見ぬわけには行きません。最初は「今市」土地勘がつかめなかったものの、歩いてゆくうちに建物の位置の記憶も蘇ってくることに。日光の社寺では大規模な修復工事が始まっていて、その工事の段階で、東照宮の五重塔の1階内部や、輪王寺の本堂を覆う仮設の建屋から覗く修復工事の状況など、普段は見られなかった建物の内部やシーンをいろいろ見ることもできました。この時点で既に雨が降り出していて、やがて本降りとなり、「霧降高原」など見たかったところもあったのですがやむなく諦めて早めに切り上げ、最後にテレビで「有料で渡れる」ことを知った「神橋」を渡って、東武日光駅に戻り、特急で戻ることに。途中、3年前のオフ会でも話題になった「県境錯綜地帯」を通過した辺りでは、既に睡魔が襲っていて、はっきり記憶もないまま、「とうきょうスカイツリー」で下車、上には目もくれず押上駅への通路を抜けて家路へと着いたのでした。

…「クイズ形式ではない」といいつつも、最後にミニクイズ2題。
【問一】 行田市の名物グルメで、「甘い」ものと「甘くない」ものの名前は何でしょうか?
【問二】 文中、タイトル”Day Dream Believer”に最もゆかりのある市はどの市でしょうか? ▲ヒント…犬山市([76354])

♯今回の旅で埼玉県が●(訪問)から○(宿泊)となり、生涯経県値は1点増えて187点に、また「県庁所在地との経県値ギャップ」は、埼玉県の1点が増えて13点/15点(都庁所在地をそれぞれ「23区全体」/「新宿区に限定」とした場合)となりました。また、群馬県で唯一△印だったみどり市([60538])が●となり、群馬県全市が●以上となりました。
[84064] 2013年 9月 8日(日)15:36:03伊豆之国 さん
こんな大都市、停車は無用!
「引越しセンター」で名高いあの市の選挙が近いようなので、以前に書き込んでいたネタから。

[74284]
堺市は全国で唯一、JRの特急(新幹線を含む)が停まらない政令指定都市
人口50万人以上でJRの特急が停まらない市には、学研都市線と「おおさか東線」が市域の端っこを通っているだけの東大阪市と、つい最近50万の大台を超えた川口市があります
と書き込んでいたのですが、今日はこの「JRの特急(絶滅寸前の「急行」を含む)が全く停まらない都市の人口ランキング」を調べてみることにします。
なお、この表の中で、「タイプ」の区分けは次のとおりです。表中でカッコ書きした相模原と町田は、主に週末を中心に運行される臨時特急(季節列車)が停車するものです。単発の臨時特急やイベント時などの臨時停車は含みません。

AJRが通っていないか、又は通過していても駅がない
BJR以外の有料特急が停車
CJR以外の無料特急が停車
DJR以外の特急列車も停まらないか、特急そのものの運行がない
EJR以外の鉄道がない

市名人口タイプ備考
842,426BJR特急が唯一停車していた鳳駅が3年前から通過に。南海の堺駅と堺東駅に有料特急が停車
(相模原)719,709B季節運転の「はまかいじ」が橋本駅に停車。小田急相模大野駅に「さがみ」などが停車
川口563,299D「特急」が全く停まらない市では人口最大
東大阪507,616B近鉄の有料特急の一部が布施駅に停車
西宮484,702C
市川469,224C京成の無料特急が京成八幡駅に停車
(町田)427,473B相模原市と同様
豊田421,408A,D名鉄各線・愛知環状とも特急の運行なし。JRのない市では人口最大
藤沢416,756B「踊り子」が一時期平日のみ停車していたことがある
横須賀413,302C
枚方406,931C
豊中391,536A,D
岡崎374,188B「伊那路」がかつて名古屋まで臨時延長運行されたときに停車していた
奈良364,498B3年前の「遷都1300年」で臨時特急が運行されたことがある([74286]なると金時さん)
吹田360,194D
高槻355,543C
川越346,538B西武「小江戸」(本川越駅)
所沢342,310B
越谷328,486D
那覇318,959A,D
春日井306,818D

このほか、人口61万人を数える船橋市は、毎日運転の特急で停車するのは千葉駅発着の「あずさ」1往復だけ、人口48万人台の松戸市も「スーパーひたち」が申し訳程度に片道1本停車するだけです。人口30万人未満の中核市・特例市では、茨木(C)・八尾(D)・加古川(C)・平塚(E)・草加(A,D)・寝屋川(D)・春日部(A,B)・茅ヶ崎(E)・呉(E)・大和(A,B)・厚木(A,B)・太田(A,B)・つくば(A,D)・伊勢崎(B)・岸和田(B)の各市があるようです(加古川には「はまかぜ」が臨時に停車することがあります)。やはり、人口が多いのにJRの特急が停まらない市は、大都市近郊の衛星都市が大半を占めています。大都市のターミナルに近すぎるために、列車本数が多く快速などで事足りることと、特急を短い距離の間にたくさんの駅に停めることがダイヤ上も難しいのでしょう。県庁所在地では、前記の奈良・那覇以外にはJRの特急が市内のどこにも停車しない市はありません。

ついでに、JRの特急が停車する「人口の少ない町村」についても調べてみました。
町村名人口停車駅・列車備考
音威子府村952音威子府(宗谷・サロベツ)[75423]白桃さん
占冠村1,362トマム・占冠(おおぞら・とかち)
天龍村1,539平岡(伊那路)
中川町1,848天塩中川(宗谷・サロベツ)
泰阜村1,858温田(伊那路)

♯タイトルは、昭和47年に発行された「たのしい時刻表」(清水晶氏著・読売新聞社刊)の一節から取ったものです。この中で、「国鉄の急行の停まらない50万以上の都市」として、堺・尼崎・東大阪の3市が挙げられています。このうち堺市は、かつて国鉄時代の昭和40年代初期に「不人気特急の横綱」という不滅の不名誉記録?に輝いた、わずか1年余りで運行廃止に追い込まれた短命の特急「あすか」が堺市駅に停車していたことがあり、その後長いブランクを経て鳳駅に「くろしお」が停まるようになったのですが、やはり天王寺駅からの距離が短すぎることと、阪和線が市の中心部を通っていないことも災いし、利用者が少なかったのでしょう。尼崎駅には、現在は福知山線方面の特急が多数停車していますが、尼崎市の人口は50万の大台を割っています。
…この本の最後のほうには、「線名に物申す」という記事があります。これを見て、落書き帳の「全盛時代」を誇った10年ほど前のこと、「嵐」のような猛烈な勢いで書き込みを続けて落書き帳を「荒らし」まくった末、忽然と姿を消したかの「伝説の人物」にこれと同じような一連の書き込みがあったことを思い出してしまいました…。

…そろそろ、先月の夏休みの旅日記についても書かなきゃ…。
[84045] 2013年 8月 31日(土)21:06:25【1】伊豆之国 さん
都市を一文字で表す(番外:バス系統・スタジアム)
「都市名を一文字で表す」方法ですが、まず[84043]で都道府県(以下「県」)庁所在地版が抜けているようなのでこちらから。カッコ(市名)のないものは、同じ字で始まる県庁所在地が他になく、そのまま使用するものです。

札、青、盛、仙、秋、形(山形)、島(福島)
水、宇、前、さ、千、<東>、横
新(新潟)、富、金、井(福井)、甲、野(長野)、岐、静、名、津
大(大津)、京、阪(大阪)、神、奈、和
鳥、江(松江)、岡、広、山(山口)、徳、高(高松)、松(松山)、知(高知)
福(福岡)、佐、長(長崎)、熊、分(大分)、宮、鹿、那

一文字の「津」はこれを使うしかないので、必然的に大津は「大」となり、大阪が「阪」ということになります。松江・高松・松山・高知の「四角関係」は、[84043]と同様な結果で円く収まりました。大阪と高知は、県名の一文字表記([84027])と異なる文字になりました。<東>とした東京は、物価や消費量の平均値などの統計では、23区全体を「都庁所在地」とみなすことが多いのでこのような表現にしましたが、新宿区を指すことになる場合、「新」か「宿」か。これについては、後述します。

新宿区が出たところで、次は「電話帳」の区名表記の話。東京23区の個人名電話帳は、現在では各区ごとに分かれていますが、「電電」時代は23区全体の電話帳が各戸にも配布され、掲載数が膨大になるので3冊ぐらいに分かれていた記憶があります。この中での住所表記では、区名を原則1文字で表し、町名以下の部分も、「○○町○丁目○番○号」という場合、「○○町」の「町」や「○号」を省略し、例えば「千代田区有楽町1丁目2番3号」ならば「千、有楽1-2」という風に表記されていました。この「区」の略表記について、東京23区の場合だと、中央区と中野区、江東区と江戸川区でそれぞれ最初の文字がダブりますが、中央・中野・江東の各区はそのまま2字で表し、江戸川区は「江戸」と表記されていました。これは横浜市の場合も同様で、「港北」「港南」はやはり2字表記でした。個人名の電話帳の掲載区域が細分化された今でも、「タウンページ」などの職業別の広域の電話帳では、区名表記が使われていますが、このような一文字略号はまだ使われているのでしょうか。

地名の一文字表記というと、バスの系統略号もあります。おそらく最初に導入したのは都バスで、行き先をわかりやすくする目的でそれまで数字だけで表されていた系統番号を、「地名(駅名)+数字」に表記に改めたもので、東京駅なら「東○○」、上野駅であれば「上○○」という風になるのですが、「新宿」と「新橋」、「目黒」と「目白」など最初の文字がダブるものについては、それぞれ「宿」「橋」、「黒」「白」というように後ろの文字で区別することになります。しかし、中にはうまく収まらないものもあり、「新小岩」などは「小」とすると隣の「小岩」と区別できなくなるので「新小」と例外的に2字になったというものもあるようです。同様の系統表示方式は、他のバス会社でも導入したところが多く、地名の一文字表記もぞれぞれ独自に設定しているようです。そのため、同一県内でも営業エリアが異なりお互いに混同する恐れがなければ、同じ一文字で始まる系統記号が別々に存在するものもあり(例「梅」-都バス:青梅営業所と小田急バス:梅ヶ丘駅)、中には同一会社(グループ)内でも別々の営業所管内に同じ字で始まる系統がある例さえあります(京王バスの「高」-高円寺と高幡不動)。

もう一つ「一文字の略号」にまつわる話を。前に競輪・競艇選手の出身県表示を話題にしましたが([84027])、スポーツ新聞のプロ野球やJリーグの日程表を見ると、試合期日とともに試合が行われるスタジアムの略号が書かれていることがよくあります。例えば東京ドームなら「東」、甲子園なら「甲」といった具合ですが、こちらは各スポーツ新聞でも必ずしも統一が取れておらず、表記が各社でばらばらになっているものもあるようです。特にJリーグのスタジアムなど、ネーミング何とかで何度も愛称を変えたものもあり、どこにあるのか、「本名」が何なのか、そこで対戦するクラブを見てもすぐには見当が付かず、私にもさっぱりわからなくなっているものもいくつもあります。「東北電力スタジアム」というのはてっきり仙台か利府(W杯で使われた)だと思っていたら新潟だったとは…。「東電の柏崎」がしょっちゅう話題になったこともあって、新潟県が東北電力管内であることさえ失念していたのでした。「中銀スタジアム」はJ2の岡山かと思ったら、「山梨中央銀行」の略で「武田軍団」の本拠地だったのでした…。
[84027] 2013年 8月 29日(木)22:12:09【1】伊豆之国 さん
Re:各都道府県を一字で表すには? & 荘川桜の思い出
[84017] 白桃 さん
各都道府県を一字で表す
場合に使う漢字ですが、その答がスポーツ新聞の競輪・競艇欄にある選手の出身県の表示にありました(私はどちらも見に行ったことももちろん、関心もありませんが)。その漢字一字は次のカッコ内の通りでした。

北海道(北) 青森(青) 岩手(岩) 宮城(城) 秋田(秋) 山形(形) 福島(島)
茨城(茨) 栃木(栃) 群馬(群) 埼玉(埼) 千葉(千) 東京(東) 神奈川(神)
新潟(新) 富山(富) 石川(石) 福井(井) 山梨(梨) 長野(野) 岐阜(岐) 静岡(静) 愛知(愛) 三重(三)
滋賀(滋) 京都(京) 大阪(大) 兵庫(兵) 奈良(奈) 和歌山(和)
鳥取(鳥) 島根(根) 岡山(岡) 広島(広) 山口(山) 徳島(徳) 香川(香) 愛媛(媛) 高知(高)
福岡(福) 佐賀(佐) 長崎(長) 熊本(熊) 大分(分) 宮崎(宮) 鹿児島(鹿) 沖縄(沖)

同じ漢字で始まる県が複数ある場合、どれか一つだけを最初の漢字で表し、他の県は2番目の字で表しますが、島根県は「島」で始まる県が他にないのに2番目の字で表しています。これは「島」が福島県で使用されたためですが、おそらく仮に福島県を「福」と表すと「福岡」が「岡」ということになり、そうなると岡山が「山」に、山口は「口」と「玉突き」になって余計わかりづらくなってしまう(これは福井を「福」とした場合でも同様)ので、最もその影響が少ないものを取った結果でしょうか…。

[84020] 白桃 さん
タタラ
というと、「鉄」系としては真岡鉄道の「多田羅」駅、東武伊勢崎線の「多々良」駅をまず連想しますが…。福島県の名峰・安達太良山の語源も「タタラ」と関係あるのではないか、という説があるようです(谷有二氏著「富士山はなぜフジサンか」([83722]他)より)。

[84006][84010][84025] hmt さん
荘川桜
そういえば、私もその荘川桜・御母衣ダムとその実話を基にしたドラマの話、そして白川郷の旅の思い出を書き込んでいました([68857],[61094])…。気がつけば、かの地を訪れたのはもう20年余りも昔のことになったのですねぇ…。
[84000] 2013年 8月 25日(日)18:30:04伊豆之国 さん
第1回 Pair City 七番勝負「問五」について
今回の七番勝負「問五」の共通項は、「市長の苗字が市名」というものでした。これについて、自称「落書き帳の苗字ネタ四天王」の末席に位置する者として、いろいろと補足や指摘したいことがありますので、ここに書き込んでみることにします。
まず「読み」のほうですが、お題の千葉市の熊谷(くまがい)市長がOKなので、同様に「市長と市名」問題である十番勝負の第29回・問八(尼崎市の白井(しらい)市長(現在は退任)がNGとされた)と異なり、「読みは違っても漢字が同じならOK」だとわかります。
問題は「字体」のほうです。「字体の違い」による判断については、先の第29回十番勝負でも実那川蒼さんが[76791]で指摘されていますが、「全国の市長名」リストを見ても、ここに載っている姓名のすべてが「戸籍に登録された本名」ではなく、戸籍上は旧字体や異体字になっているものを、業務上は普段使用している常用漢字や正字を使っている人がかなりいるのではないかと思われるからです。特に戸籍上の姓名を記載する必要がある場合以外は、一般の職場や、学校などでも、例えば名刺や名簿では「渡邊」になっていても普段は「渡辺」と書いている、というような人も大勢います。「苗字の百貨店」(HPが閉鎖または休止していると思われるので、そのキャッシュから)にも、次のような記事が見られます。
Q19 私は戸籍上は「小澤」ですが、電話帳には「小沢」で載せています。こちらは電話帳をもとにしているとのことですが、私のような例も多いのでは?
A 日本の戸籍は戦後の文字改革に合わせて書き換えるということが行われていません。そのため、戸籍上は旧字体、日常生活は新字体と言う使い分けをしている人は多いと思います。戸籍名を本名と考えれば、当サイトとしてもすべての戸籍を調べあげる必要が生じますが、それは不可能なことですし、生きた苗字の実態とはずれてしまいます。これはむしろ、戸籍上の表記が現状を反映していないと考えたほうがいいでしょう。
戸籍上の旧字や異体字は、申し出ることにより新字に訂正することも可能とのことなので、すでに戸籍上も新字に改めている人も少なくないと思われますが、お題や正答にある、南相馬市の桜井市長、静岡市の田辺市長、安芸高田市の浜田市長、帯広市の米沢市長なども、正式にはそれぞれ「櫻井」「田邊(田邉)」「濱田」「米澤」である可能性は高いと思われます。電話帳では、「電電」時代は原則として旧字や異体字は、「島・嶋」「富・冨」など広く使われ世間一般に「別の字」として広く認識されていたものを除いては、常用漢字や正字に直されて登録され、NTTになってから旧字や異体字の使用が認められるようになっても、「渡辺」など、特に旧字が複雑で書きにくい苗字においては、やはりまだ圧倒的に新字で登録(普段の生活でも使用)している人が多いようです([65563])。新聞紙上でも、現在も本人から特に申し出がない限りは常用漢字や正字に直して印刷するのが一般的です。NGの例とされた亀山市の櫻井市長、福岡市の[高島屋のタカ]島市長も、新聞では「桜井」「高島」と書かれることになります。今回のこの問では、字体の新旧の違いなどについては、先ほどの「島・嶋」や、「竜・龍」などのように広く世間に別の字として認識され、自治体名などでも区別されているようなものを除いて「同じ漢字」として扱い、むしろ「読み」のほうを重視して、例えば千葉市の熊谷(くまがい)市長を「該当しないペア」としたほうが、かえって合理的ではなかったか、という気もしてきますが、いかがでしょうか。
[83997] 2013年 8月 24日(土)22:52:23【1】伊豆之国 さん
第1回 Pair City 七番勝負を振り返って~愛の国から幸福へ~
今回、新シリーズとしてスタートを切った「Pair City 七番勝負」。試合開始が平日の「宵の口」ということで、帰宅時刻に間に合わず出遅れたのですが、ともかく無事7問を誤答もなく全問解答することができました。ということで、まずは感想文から。

問一:町田市/日野市
これは予想問題でした。「高校野球の地方決勝」。地元がまだ残っていたので、これを答えないわけには行きません。

問五:小平市/小林市
十番勝負で見たような問題。第29回の問八、「市長の苗字が市名」。「道」の建設をめぐり大騒動の西武沿線の学園都市を。これが結局今回唯一の「入賞」(8位)でした。
この問五については、後ほど関連記事を書いてみたいと思います。

問二:沼津市/沼田市
お題と答の出方から、「同じ音で始まる市で、面積が最小と最大」という組み合わせだと気づくことに。「不精」して数の少ないところから当たり、「準ご当地」が入っている、2つしかない「ぬ」から。ここまでの3問が、初日のうちに直感だけで答えられた問題でした。
ところで、[83827] k_ito さん
問二:留萌市/留萌市
「る」は1つしかないから当たり前。お見事!参りました…。

問四:静岡市/甲府市
お題の組み合わせを見て、鹿児島と那覇から「海上の道」の国道58号、横浜~横浜は首都圏の外側を一周する国道16号が浮かび、ひょっとして「国道」関係ではないかと推測。最初の採点を待って、やはりそのとおりだと確信。いくら「道」関係は「鬼門」だといっても、ここまでくればわからぬはずはありません。青森~秋田のNG(国道101号)から、「1・2桁国道の起点と終点」。5年前の夏に猛暑の中を歩いた([66626])、富士山の西側を行く「富士川街道」国道52号を。

問七:福井市・帯広市
その日の朝刊から、前日の夕方に組み合わせが決まった「夏の高校野球」。「このネタが2問も出るとは」と驚きましたが…。ここで選んだのは、福井商業vs帯広大谷。初め想定解数が「~46」と出ていたので、数が合わないようなので不思議だったのですが、「2戦目以降の対戦も含めている」ことがわかり、十番勝負・第23回の問三と同様の「現在進行形」の問題だと納得したのでした。
ところで、福井と帯広というと、「鉄」系としては「幸福駅」でのつながりを思い浮かべぬわけには行きません。割と有名な話なのでご存知の方も多いでしょうが、それまで「幸震」と呼ばれていた地区に福井県からの開拓者が移住し、「幸震」と「福井」から合成して誕生したのが「幸福」という地名の由来でした。幸福駅のあった旧国鉄広尾線は、廃線となってはや四半世紀が経ちましたが、幸福駅の駅舎は、愛国駅と共に今も残り、幸福駅には広尾線を走っていたディーゼル車も保存されています。

…ここまでは順調でしたが、残る2問は手がかりが掴めないまま、丸々6日間が過ぎ、結局ヒント待ちになりました。

問三:千葉市・相馬市
ヒントが出るまで皆目見当がつきませんでした。その第一ヒントを解いて「合わせてください」。そこから、ふとお題とここまで出てきた答えの2つの市の人口合計を出してみると、「100万」に近い数字が。「最新推計」か「国勢調査」かどちらか、調べてみるとどうやら「最新推計むのほうが当たっていそうだ。そして。その誤差を計算してみると「1000人以内」。結局、一方は身近なほうから千葉市とし、もう一方に入る市を選ぶために使った方法は、100万人から千葉市の人口を差し引いた値「36,443人」±1,000人の範囲に入っている市を抜き出すこと。その中から、まだ出ていなかった市を選ぶに当たって、国勢調査からの千葉市の増加と相馬市の減少数がほとんど合致していること、苗字の「千葉さん」と「相馬さん」はいずれも下総発祥の平氏([935],[5896] Issie さん)ということから、相馬市を取ることにしました。

問六:可児市・太宰府市
こちらのほうは、4~5日目ぐらいから「同日市制施行」が共通項で、「リニューアル」している市はその「リニューアル市制」の期日であることも推測できましたが、NGの例になっている組み合わせにおけるその理由がよくわかりませんでした。厚木と土岐は、同じ日に市制施行した市が他にあるので、「3市以上はNG」と見当がつきましたが、他の2組はなぜNGなのか。そこで、「雑学」にある「市制施行日」のデータをいろいろと並べ替えて比較しながら見ることに。この間、「別府・宮崎」がNGになっていることについて「宮崎市は確か都城市と同じ日に誕生していたな、都城は新設合併したから…」とふと思い出し、同様に恵庭と新座を当たってみると、同じ日に黒磯が…。結局、第一ヒント出てから「雑学」のデータをじっくり吟味し、さらに共通項を「両市とも単独市制」まで絞り込み、共に昭和57年4月1日に市制(&市の誕生・市名誕生)、そしてその年に市制施行したのがその2市だけである、可児市と太宰府市のペアを選びました。

…というわけで、締めくくりは帯広市にゆかりのペア(元はトリオでしたが)。
♭どうして、すごく好きなのに~ 涙が出ちゃうんだろう…。

♯幸福駅の写真(HP)リンクを追記
[83970] 2013年 8月 17日(土)22:20:47伊豆之国 さん
白秋の故郷より
暦の上ではもうとっくに秋が来ているのに、猛暑は全然収まる気配がありませんねぇ…。そこで、今日は名前に「秋」の付く文人にゆかりの深い町から。

「過去に分断し、平成大合併で再び一緒になった」という例ですが、ここまでまだ出てきていないような、北原白秋の故郷「柳川」というのも複雑な経緯がありそうです。8年前の合併で「新・柳川市」の一部となった旧・三橋町に「柳河」という大字があり、合併後の現在も「柳川市三橋町柳河」として現存しています(旧柳川市域には「柳川(河)」という大字や町名はなかったようです)。そこで「変遷情報」から検索してみると、「あれれ?」ということが…。

柳川」「柳河」「三橋」をそれぞれ調べると、「柳川」は昭和26年まで「柳河」町と表記され、同年の新設合併で「柳川町」となり、その翌年に「柳川市」になっています。一方、三橋町を見ると、「三橋村」発足以前旧各村についてを明治の町村制施行時までさかのぼってみても「柳河」の旧村名が見当たらず、「柳河」がどこから来たのか。あるいは今の柳川市街の中心部につながる「柳河」の町場の一部が後の三橋村(町)の区域に分割されたのか。この辺りの経緯を誰かご存知の方はいらっしゃらないのでしょうか?

♯JR発足直前に廃線になった旧国鉄佐賀線には、「筑後柳河」という駅がその「三橋町柳河」に存在していました。また、現在の柳川市の玄関の駅(代表駅)となっている西鉄柳川駅も、旧三橋町でした([82924])。合併前の地図を見ると、柳川市と三橋町の境界が複雑に入り組んでいて、駅だけでなく警察署なども旧三橋町域でした。「なぜ合併できないのか」と私も不思議に思ったものでした。実際、確か昭和末期だったか、三橋町では柳川市との合併をめぐって大騒動に発展し、反対派の過激な住民が町役場に汚物を撒き散らす、という事件が起きたこともあったそうです。
[83923] 2013年 8月 13日(火)00:03:18伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問六:可児市・太宰府市

OKとNGの境がいまだによくわからないのですが…
[83920] 2013年 8月 12日(月)23:36:02伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問三:千葉市・相馬市
[83835] 2013年 8月 6日(火)22:12:15伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問七:福井市・帯広市
[83834] 2013年 8月 6日(火)22:06:17伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問四:静岡市/甲府市
[83807] 2013年 8月 5日(月)23:05:42伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問二:沼津市/沼田市
[83801] 2013年 8月 5日(月)22:40:51伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問五:小平市/小林市
[83799] 2013年 8月 5日(月)22:34:19伊豆之国 さん
Pair City 七番勝負
問一:町田市/日野市
[83744] 2013年 8月 4日(日)16:55:32【1】伊豆之国 さん
自治体越え地名
もうかれこれ実質2年半余りも更新が滞ったままになっている「自治体越え地名」コレクションですが、未収録と思われる中からいくつか見つけましたのでここに…。

まず、「日本一暑い町」から。
岐阜県多治見市姫町/可児市姫ヶ丘
由来・経緯についてはこちらの記事がありました。]
江戸時代、ここは美濃国可児郡姫村だったようです。明治22(1889)年からは姫治村
昭和の大合併時に隣の多治見・可児のどちらに合併するか村内で意見が対立
昭和35(1960)年に村を二分して多治見、可児とそれぞれ合併したそうな
「変遷情報」にも、この分割合併が出ています。
1960(S35).4.1 岐阜県 編入 多治見市 多治見市, 可児郡 姫治村の一部
1960(S35).4.1 岐阜県 編入 可児郡 可児町 可児郡 可児町, 姫治村の一部


次に、「清川村」に関する記事([83701] hmt さん)にリンクされた地図をたどって行くうちに見つけたもの。
神奈川県厚木市棚沢/愛甲郡愛川町棚澤

ついでに、「番外編~分断地名の合併による解消」から([80240])。
新潟県白根市/西蒲原郡味方村西白根→新潟市南区白根(各町)・西白根
[83731] 2013年 7月 28日(日)14:29:22【1】伊豆之国 さん
五味坂、麹町
[83726][83728] オーナー グリグリ さん
滝沢村大釜字埖溜(ごみたまり)
この「土へんに花」と書いて「ごみ」と読む字。手元にある漢和辞典にもこの字が出ていて、「国字。埖渡(ごみわたり)は、陸奥国の地名」とありました。「稀少地名漢字リスト」には、この埖渡(青森県南部町)と「滝沢市」の埖溜の他に、「埖」の付く地名が岩手県にもう1ヶ所あるようですが、いずれも旧南部領にあり、どうも南部領内のみで使われた「ローカル漢字」のような気がします。「ごみ」という芳しくないイメージを、「花」を文字の中に入れることで「負の印象」を少しでも和らげようとして頭を捻ったのでしょうか。
「ごみ」の付く地名で思い出したのが、東京・千代田区三番町にある「五味坂」。この「五味坂」の由来について、「麹町区史」によると「(当時の)五番町から二番町へ上る坂で、『五二坂』が『五味坂』に転訛した」とあり、千代田区が設置した現地の標識にもそれから引用した字句が書かれているのですが、横関英一氏著「江戸の坂 東京の坂」([83670])を見ると
五番町から二番町に上る坂だから五二坂といったのがいつか五味坂になまったというのだが、江戸っ子はそのような名前のつけ方はしなかったように思う。ごみ坂を嫌って五味坂と変えてみても、芥(ごみ)坂がここだけしかないのならともかく、他にいくつも芥坂があるのだから、五二坂説はいただけない。江戸っ子がすでに呼んでいるように、この坂は芥坂であり、嘉永2年の切り絵図に出ているように「ハキダメ坂」に違いないと思う。いや、芥坂ではないはずはないと思う。他の芥坂同様、芥坂の条件を具備しているからである。とにかく、芥坂を五味坂と改めても何もならない
とあり、「五味坂」は「芥坂」の当て字であることはほぼ間違いない、ということのようです。この「江戸の坂…」によると、先の記事の先頭のほうに「ごみ坂」についての説明があり、「ごみ坂」の共通項として「坂の脇が崖になっていて、ごみ捨て場として格好の場所になっている」ということ、そして、江戸の町にはこの「ごみ坂」と呼ばれた坂が前述の「五味坂」を含め7ヶ所あった、ということが書かれています。
「芥」というと、「芥川」さん。摂津国芥川(大阪府高槻市)発祥といい、文豪・芥川龍之介もこの系統とされているようです。芥川さん、五味さん、どちらも一族に文人が出ていなければ、自分の苗字にコンプレックスを持ちそうな人が大勢いたのではないかと、妙なことを思ってしまいそうです…。
ところで、「五味坂」がある麹町界隈。「こうじ」という字には、この「麹」ともう一つ、「埖」と同じく「花」をつくりに持つ、「糀」の字があります。最近では「塩糀」が話題になって見かけることが増えた字ですが、東京近辺の人には、京急羽田線の駅名にもなっている大田区の糀谷の地名でなじみがあるかもかもしれません。「麹」は中国にもともとある字、「糀」は日本で作られた漢字だそうで、「麹」という漢字があるにもかかわらずわざわざ「糀」という国字を作ったところに、「こうじ」というものに対する日中の見方の違いが垣間見えてきそうな気がします。ちなみに「麹町」の由来は酒の麹ではなく、ここを武蔵の国府(府中)に通じる街道が通っていたことから「国府路町(こうじまち)」と呼ばれたという説が有力なようです(「朝日新聞社会部編「東京地名考」上巻(昭和61年)」[83714])。
話が脱線しますが、「花」をつくりに持つ字には、木へんの「椛」もあります。「椛」の字には「かば」と「もみじ」の二つの読みがあり、「かば」は「樺」のつくりの「華」を同じ意味の「花」に置き換えたもの、「もみじ」は木々に花が咲くような様子を表したものでしょうか。また、「魚へんに花」で「ほっけ」と読む字もあります(この字はPCでは打ち出せないようです)。北海道限定のローカル漢字のようで、道内の魚市場などでよく見かけるそうです。「花」をつくりに持つ漢字は、前出の4字のいずれも国字(和製漢字)だそうで、「花」に対する日本人の特別な感性が現れているのでしょうか。

【追記】以下は蛇足。
昨日、世田谷区向井潤吉アトリエ館へ、「帰郷」を兼ねて訪れてきたのですが、館内の特集展示「四季・春/夏」(今日までで終了)にあった、岩手県滝沢村の田園風景を描いた「六月の田園」という作品を見て、思わず「滝沢市!」と叫んでしまいそうに…。
[83722] 2013年 7月 25日(木)22:47:07伊豆之国 さん
金峰山、蔵王山
[83718] k-ace さん
周南市金峰(みたけ)
金峰という地名は神亀5年(728)大和国吉野の金峰山の御獄より蔵王権現をこの地に勧請した際、それまでの地名を金峰と改め、呼称も御嶽をもじってミタケにしたと伝わっています
この「金峰」と書いて「みたけ」と読むことですが、以前にも引用させていただいた、谷有二氏著「富士山はなぜフジサンか」([75374],[75091])の中に関連する記事がありましたので下記に要約引用することとします。
(金峰山の)本家本元の大峰から各地に散った修験者により、金剛蔵王権現の分体が安置された御岳(みたけ)こそ、皆さんの身辺にある金峰山であり、蔵王山なのである。ここで注意していただきたいのは「御岳」の用法だ。御岳とは「尊い山」の意味であり、本家である大峰の金(かね)の御岳に対して各地の金峰山を国御岳(くにみたけ)と呼んだ。
東京都の奥多摩にあって、四季折々家族連れハイカーでにぎわう御岳山(920m)も武蔵の国御岳だから、ちゃんと金峰山の名前も持っている。山口県徳山市の790m峰は、金峰山と書いてミタケヤマ(セン)と呼ばれている。ここも国御岳の一つで、奈良時代に大和の金峰山より蔵王権現を勧請した、と明白な伝承がある
すでに登山者から御岳の名が忘れられたしまった金峰山もある。(中略)鹿児島県金峰町の金峰山…
このあと、木曽の御嶽山も金剛蔵王権現を祭っていることと、金剛蔵王権現の「蔵王」のほうが山名となった「蔵王山」についての記事があり、各地の「蔵王山」の中で最も有名な山形・宮城県境の蔵王山について
中世に大峰修験が金剛蔵王権現を祭ってから出た名前
蔵王権現は初めは熊野岳に祭られていたというから、熊野岳の名は大峰山脈南部の熊野系修験者が祭ったのだぞ、という暗示にほかならない
とあり、愛知県渥美郡(→田原市)の蔵王山なども、金剛蔵王権現が祭られている、と書かれています。
蛇足ですが、「富士山」の本から引用したとことからのつながりで。この愛知県田原市の蔵王山は、「富士見十三州」外にあり南アルプスなどの山並みに遮られて富士山が見えない地域が多い愛知県([83651])にあって、数少ない「富士見スポット」にもなっています(田原市観光ガイド)。
[83714] 2013年 7月 23日(火)21:28:06伊豆之国 さん
Re:東京府荏原郡平塚村
[83708] hmt さん
平塚村→平塚町→荏原町→東京市→品川区
本日、その「東京府荏原郡平塚村」…品川区平塚界隈へ社用で行ってきました。
この「平塚村」の変遷に関して、「朝日新聞社会部編「東京地名考」上巻(昭和61年)」(→[76006])に関連記事が載っていましたので引用させていただきます。

明治22年の町村合併で戸越、中延、小山、上・下蛇窪([77004],[77015] hmt さん)の5ヶ村が平塚村となり、昭和元年<注:下記参照>に平塚町に昇格した。しかし郵便物を初め神奈川県の平塚町(平塚市)との混同がひどく、昭和2年には荏原町と改称。この荏原町がそのまま荏原区となったのだ。戦後の22年、荏原・品川区が合併して現在の品川区となる。ややこしいが、これで荏原の地名は消えたわけではなく、昭和16年に中延・戸越・小山各町の一部で荏原という町名ができていた。この荏原を主体に地域を再編成したのが、現在の荏原の街である
注:町制施行日は西暦1926年4月1日なので改元前であり、正しくは大正15年

荏原郡平塚町が町制施行からわずか1年3ヶ月で郡名を名乗る「荏原町」に改称した(改称期日は昭和2年7月1日)理由は、やはり上記引用記事の通り「神奈川県(中郡)平塚町(市制施行は昭和7年)との混乱防止」と見てよいのでしょうか。
目蒲線の「小山」に加えて、池上線の戸越銀座・荏原中延、大井町線の荏原町・中延・戸越公園【蛇窪から改称[77004]】・下神明【戸越から改称】と、たくさんの新旧町名・大字名が 駅名に使われています。
「旗の台」は源頼信旗揚げの地ですが、大字中延にあった字旗ヶ岡に由来します。さすがに「平塚駅」はないようです
この地域の東急線内の駅には、いずれも近県にある同字異音の駅と区別するために旧国名を冠した「武蔵小山」(目蒲線→目黒線、大正13年に「小山」から改称)、「武蔵新田」(目蒲線→多摩川線、同年に「新田」から改称)があるので、たとえば平塚村の中心に近い現在の「戸越銀座」駅については、「武蔵平塚」といった駅名は使えたのでしょうが、池上電鉄による駅の開業(昭和2年8月)に際し、所在地近くの地名「戸越」が既に前月に別会社の目黒蒲田電鉄により開業した大井町線の駅名に使われていたこともあり、急遽、各地の「○○銀座」の先駆けとなった「戸越銀座」を採用したのでしょうか。なお、「戸越」の駅名は、大井町線の「戸越」駅が昭和11年の元日に現在の「下神明」に改称された後、32年余りの時を経て、昭和43年11月に都営浅草線の西馬込への延長に伴って場所を変えて復活しています。
[83703] 2013年 7月 18日(木)23:47:16伊豆之国 さん
村の経県値
前回[83698]
平成の大合併で大増殖した「1郡1町村」について調べてみようか
と書き込んでいたのですが、案外面倒な作業になりそうなので、今回は「村」シリーズの第二弾として、余り話題になっていないような「村の経県値」、名づけて「経村値」でもやってみようか、と思い立って…。今日はとりあえず関東・中部地方の私の「経村値」を。

都県経村値村名
茨城東海
×美浦
群馬嬬恋、片品
榛東、高山、昭和
×上野、南牧、川場
埼玉×東秩父
千葉長生
東京三宅
×檜原、新島、利島、神津島、御蔵島、青ヶ島、小笠原
神奈川清川
新潟弥彦
刈羽、関川
×粟島浦
富山×舟橋
山梨山中湖、鳴沢
忍野
×道志、小菅、丹波山
長野南牧、阿智
野沢温泉
南箕輪、小谷
川上、原、中川、宮田、天龍、泰阜、木祖、大桑、麻績、筑北、松川、白馬、栄
×南相木、北相木、青木、平谷、根羽、下條、売木、喬木、豊丘、大鹿、王滝、生坂、山形、朝日、高山、木島平、小川
岐阜白川
×東白川
愛知×飛島、豊根

…この作業をするために地図をいろいろ当たって見ると、通過したかどうかが「微妙な村」が意外に多かったのは驚きでした。大合併でだいぶ数を減らしたとはいえ、まだ35もの村が残る長野県を見ると、中央道と飯田線で通過した伊那谷地域では、天竜川が境となって、対岸側の村は「未踏」となっているものがいくつかありました(景色はしっかり見えてはいるはずなのですが…)。南箕輪村の「接地」は、対向列車待ちの間にホームに降り立ったものです。また、以前に草津温泉から志賀高原へ抜ける道路を通ったことがあり、地図を大縮尺で見ると高山村との境界に沿っているように見えたのですが、拡大して見るとどうやら微妙に高山村はかすっていないようでした。高山村というと、群馬県の高山村、上越新幹線が通過しているのですが村内はすべてトンネルの中、村の景色はまったく見ていません。榛東村も同様にトンネルの中だけ。東海村の「訪問」は、「村の代名詞」ではなくこのお寺への参詣でした。…それにしても、「村が本当に稀少価値になった」のを実感したこと。栗山村(湯西川温泉[79328])、新治村(猿ヶ京温泉)、利根村(老神温泉)、上宝村(平湯温泉)…宿泊経験のある名だたる「村の名湯」がいつの間にか「市」や「町」に…。
[83698] 2013年 7月 15日(月)13:57:41伊豆之国 さん
Lonely-one Village
「町村」関連の、実は前々から暖めていたネタを披露…。

「平成の大合併」の進展でいまや「絶滅危惧種」となった「村」。現在13県で絶滅(期日と理由→[48392] k-ace さん)、1つだけの府県も12あります。その12府県で、現存唯一となった村と、その「孤独な村」となった期日を調べてみたくなりました…。

府県村名唯一の村となった期日その理由
宮城大衡村05.4.1花山村→栗原市
埼玉東秩父村06.2.1都幾川村・玉川村→ときがわ町
千葉長生村10.3.23印旛村・本埜村→印西市
神奈川清川村58.12.1中井村→町制
富山舟橋村05.11.1下村→射水市
京都南山城村67.11.3大山崎村→町制
大阪千早赤阪村77.4.1東能勢村→町制(豊能町と改称)
和歌山北山村05.10.1花園村→かつらぎ町
鳥取日吉津村04.11.1福部村・佐治村→鳥取市
島根知夫村05.10.1弥栄村→浜田市、柿木村→吉賀町
徳島佐那河内村06.3.1東祖谷山村・西祖谷山村→三好市
大分姫島村05.10.1大田村→杵築市

12府県中9県は「平成の大合併」の結果によるものですが、これに対し昭和の時代に「村が1つだけ」となった3府県は、いずれも大都市部にあって、「他の村が単独町制」したことによって現存の村が唯一となった、という共通項があることに大きな違いがあります。神奈川県清川村は、中井村が町となって以来、今日まで実に55年近くもの間「孤独な村」の地位を守り続けています。

♯次は、これも平成の大合併で大増殖した「1郡1町村」について調べてみようか…。
[83678] 2013年 7月 9日(火)21:25:39伊豆之国 さん
河内のオッサン→浦和レッズ→浜名湖の小豆餅
[83676] hmt さん
「河陽」という地名もありました
近鉄南大阪線の道明寺駅とJR関西本線(大和路線)の柏原駅を結んでいる、全長わずか2.2km、途中駅は1つだけの「道明寺線」という近鉄の支線があります。初めこのあたりの路線図を見たとき「何でやねん?」と突っ込みを入れたくなった、果たしてどこに存在価値があるのかと思った路線でしたが、この区間が実は「近鉄の全路線の中で一番古く開業した路線」だということを知って驚いたことがあります。道明寺線の全区間と、南大阪線の道明寺駅からその隣の古市駅までの区間は、「河陽鉄道」という会社によって明治31(1898)年の3月24日に開業、これが現在の近鉄の全路線の中で最も早く開業した区間でした。河陽鉄道は引き続き同年4月に古市から富田林(この区間は現在の長野線の一部)まで延長開業しましたが、翌年早くも経営破綻し、路線は「河南鉄道」に引き継がれます。「河南鉄道」はその後「(二代目)大阪鉄道」と社名を改め、大正12年に現在の大阪阿部野橋駅までを電化開業し、今日の近鉄南大阪線系統の根幹が出来上がっています。

「調」には「ととのえる」「しらべる」の他に 「とりたてる」という意味もあるのですね
[83677] k-ace さん
租庸調というと「調布市」や「田園調布」が思い浮かびます
「調」で思い出したのが、さいたま市浦和区の「調(つき)神社」([77114],[65006])。神社の由来によると
第十代崇神天皇の勅命により伊勢神宮の斎主である倭姫命(やまとひめのみこと)が参向し、清らかなる地を選び神宮に献じる調物(みつぎもの)を納める倉を当地に建て、武蔵野の初穂米や調収納所として定めたと伝えられている。
調宮(つきみや)とは調の宮(みつぎのみや)の事であり、諸国に屯倉が置かれた時、その跡に祀った社のことを一般に調宮と呼んだといわれている。
現在の社殿には「鳥居」や「門」がない。これは倭姫命の頃に御倉から調物を清めるために社に搬入する妨げとなるために鳥居・門を取り払った事が起因となり、現代に至っているといわれている。また「狛犬」もない。狛犬のかわりに「ウサギ」が鎮座している。一説に「調(つき)」から「月の宮神社」と呼称され、「月待信仰」によるものから「ウサギ」であるといわれているが、定かではない。
この正倉に集められた足立郡の「調」は東山道(現・中山道ルート)を通じて朝廷に送られていたが、宝亀2年(771)に武蔵国が東海道に編入されると、正倉の役目は終わっている。
とあり、古く「租庸調」の「調」にゆかりの深い神社として知られていたことが読み取れます。

[83671] k-ace さん
浜松市中区に「小豆餅」という地名がある(中略)由来には諸説あるようです
浜松の「小豆餅」は、「家康伝説」はともかく、どうやら穀物の小豆に関係する地名のようですが、各地の「小豆」地名には、必ずしも穀物の小豆ではなく、断崖絶壁を表す古語「アズ」に由来するものも多いのではないか、とされるようです。横浜高校の校歌に「屏風ヶ浦の絶崖(あず)を隔てて」とある、それです。板橋の「小豆沢」は、武蔵野台地の端の崖地に位置するので、この「絶崖」ではないかといわれているようです。讃岐の小豆島は、古くは「あずき島」と呼ばれていたということをどこかで見た記憶があるのですが、こちらの由来はどうなのでしょうか?
「餅」の付く地名では、断然「餅田」が多いのですが、文字通り「もち米を植えた田」と解釈してよいのでしょうか?あるいは「持田」の当て字というところも多いかもしれまんが…。
[83670] 2013年 7月 7日(日)01:08:03伊豆之国 さん
消え行く富士見坂
[83633] hmt さん
富士見市域は、武蔵野台地と荒川低地とに跨っています。旧鶴瀬村など 武蔵野台地の上にある地域は、建物によって 富士山の展望が遮られることが多くなりました
富士見町、富士見台、富士見ヶ丘、ふじみ野…数ある「富士見」地名の中で、その土地の道の形状とそこから見える景色からその名がついたのが、「富士見坂」。横関英一氏著「江戸の坂 東京の坂」([70632])によると、東京・山手線内にある「富士見坂」は、15ヶ所(別名であるものやすでに消滅したものを含む)。それと調査漏れだったものをあわせて、現在18ヶ所あるようです。しかし、今ではその大半は建物などによって視界を遮られて「富士見」とは名ばかりになってしまい、「江戸の坂…」が著された昭和44年の時点で、実際に富士山を見ることができるのは西日暮里と南麻布(新富士見坂)だけになった、と書かれています(「もう富士を見ることはできなくなった」とある護国寺の富士見坂からも、現在でもまだわずかながらも富士山が見えるようですが)。そのうち南麻布の新富士見坂は、「江戸の坂…」が著されてまもなく、都営アパートの建設などで富士山が見えなくなってしまい、事実上、西日暮里の富士見坂だけが唯一「富士山の姿を綺麗に仰ぎ見ることができる富士見坂」となっていたのですが、こちらも富士山の方角に相次いで高層ビルが建って見える範囲を年々狭められ、そしてつい最近になって千駄木界隈への新築マンションの建設によってとうとう「過去帳入り」となってしまったようです(こちら)。「江戸の坂…」には
富士山の右、たぶん千駄木辺に、大きなビルが建っていて、やがて、これに並んで左のほうにもビルが建つようなことになれば、この数少ない富士見坂も、またまた名ばかりの富士見坂となってしまうであろう
と書かれています。それから40年余り、見方によっては「よくここまで持ちこたえた」といえるのかもしれませんが、「とうとうその時がやってきた」というわけなのでしょう。目の前に高層ビルが建つのとは違い、遠方の建物で直接住民生活に不自由を強いられるものでもないので、建設反対の訴訟を起こすことも難しいのでしょう。ともかく、また一つ「貴重な江戸の風景遺産が失われた」ことには一抹の寂しさを感じざるを得ません…。
なお、田代氏のHPによると、「富士見坂」の名こそないものの、靖国通りの九段坂上~靖国神社付近からも、富士山をわずかに望むことができるようです。山手線外になりますが、目黒区の「目切坂」 (「江戸の坂…」の索引にも記載あり)には、富士山信仰の「元富士」跡があるのですが、本物の富士山を仰ぐことができるようです。

ところで、この田代氏のHPからリンクをたどっていったところで、次のようなものを見つけました。
>星野彼方さん…「猫」コレクション
猫坂」…奈良県斑鳩町
猫段」…奈良市東大寺境内(「猫坂」とも。大仏殿のすぐ東側の石段。お寺の境内なので却下?)
以下は蛇足。
>白桃さん
今朝のTVで、浦安市のお菓子屋さんで売られている「猫実饅頭」なるものがあるのを知りました。…かの「楽園」の鼠どもは、街中に「天敵」が住んでいるから塀の中から出られない?(笑)
[83656] 2013年 7月 1日(月)23:56:26伊豆之国 さん
Re:Electric bell-type railroad crossing
[83652]オーナー グリグリ さん
富士山下駅:これでしょうか?
岳南富士岡駅:これでしょうか?

野々市市・富士吉田市・名古屋市・京都市・熊本市でもまだこの音が聞こえてくるようです。十和田市ではもう聞こえません…。
[83651] 2013年 6月 30日(日)00:21:15伊豆之国 さん
Fuji Station
「富士山シリーズ」ですが、私もこれに便乗して「富士の付く駅」について調べてみることにします。
こちらによると、「富士」の付く駅は全国に20駅。これに「富士(見)」が由来である「ふじみ野」を加えると下記の計21駅となります。

駅名路線名所在地備考
富士東海道本線静岡県富士市
富士岡御殿場線静岡県御殿場市
富士川東海道本線静岡県富士市
富士急ハイランド富士急山梨県富士河口湖町
富士山富士急山梨県富士吉田市H23.7.1富士吉田より改称
富士根身延線静岡県富士市駅名の由来・旧富士根村は隣の富士宮市
富士宮身延線静岡県富士宮市
富士フイルム前伊豆箱根鉄道大雄山線神奈川県南足柄市
富士松名鉄本線愛知県刈谷市
富士見中央本線長野県富士見町
富士見ヶ丘京王井の頭線東京都杉並区
富士見台西武池袋線東京都練馬区
富士見町湘南モノレール神奈川県鎌倉市
富士見町境線鳥取県米子市
富士山下上毛電鉄群馬県桐生市
岳南富士岡岳南鉄道静岡県富士市
新富士東海道新幹線静岡県富士市
新富士根室本線北海道釧路市
中野富士見町東京メトロ丸の内線(方南町支線)東京都中野区
西富士宮身延線静岡県富士宮市
ふじみ野東武東上線埼玉県富士見市

やはり、「富士」の付く駅が最も多いのは、静岡県の8駅。そのうち富士市が5駅を占めます。山梨県は2駅と案外少なく、いずれも富士急で隣同士の駅です。東京都内にも「富士見」の付く駅が3駅あります。一方、本物の富士山が見えない地域にある境線の「富士見町」は、「伯耆富士」の別名を持つ大山を望むことにちなんだものであり、根室線の「新富士」は、近くにある旧「富士製紙」([79370])の工場(現在は日本製紙釧路工場)に由来しています。同じく「富士見十三州」外の三河国にある名鉄の「富士松」駅からは、前に連なる山々が幾重にも邪魔をして(田代氏の「富士見マップ」([83639]hmt さん)より…愛知県版)、やはり富士山は見えないようです。「富士松」の駅名は旧富士松村([83633])に由来し、更にその「富士松」の地名は、今も駅の近くにある「お富士の松」という松の木から来ているようです。
釧路の新富士駅と同様に企業名由来の「富士フイルム前」駅は、足柄連山が前に立ちはだかっているので、富士山が見えるかどうか微妙な場所にありますが、果たして見えるのでしょうか。「微妙」といえば、上毛電鉄の「富士山下(ふじやました)」駅。駅のすぐ北に富士山の神を祭った浅間神社があり、駅名はこれに由来すると思われますが、「本物」の富士山が見えるかどうか、こちらも微妙な位置にあるようです。この両駅、本当に「富士山が見える」かどうか、証拠写真がほしいものです…。

ところで、ここで「鉄オタク向け・超ウルトラクイズ」。
上記の「富士山下」と「岳南富士岡」の両駅のすぐ近くには、いずれも今では一部の「鉄オタク」にとっては大変貴重なある「音」が聞こえてくる場所があることでも知られています。一体それは何でしょうか? ▲ヒント…[76120],[82839]
[83632] 2013年 6月 24日(月)22:52:30伊豆之国 さん
「滝沢市」の大先輩より
>オーナー グリグリ さんへ
女性市長の更新情報をお願いいたします。2ヶ月余り前、久々に落書き帳に復帰されたメンバーゆかりの地より。
宇部市長・久保田后子氏…現職の再選です。
[83627] 2013年 6月 22日(土)14:12:18伊豆之国 さん
Re:ご当地ナンバー第2弾&「北陸・信越新幹線」
私も気が付けば1ヶ月以上もご無沙汰、今回が落書き帳参入7年目の初書き込みになります…。

[83626] まかいの さん
ご当地ナンバー第2弾
都内23区でも要望予定があるようですが、導入に盛り上がっている他の地域はありますでしょうか
あまり他の情報を見かけないように思うのですが
私の故郷・世田谷区でも「世田谷ナンバー」実現に向けての動きがあります。
「世田谷ナンバー」を実現させよう(世田谷区HPより、H25.6.14)
「世田谷ナンバー」チラシ
こうした動きは、最近になって社用で世田谷区内に行ったときに知ったのですが、これに対して「導入の意味・動機がいまいちよくわからない」「お金の無駄遣いだ」といった批判的な意見が出ていることが、先週だったかのTV番組の中の「噂の現場」で放映されていました。現在、世田谷区は「品川」ナンバーの区域に入っており、「品川ナンバー」という現状に満足している人も多く、「世田谷ナンバー」が導入されたら「品川」といずれかを選ぶこともできないことにも不満で、「何を今更」という声も多いようです。

次に、だいぶ遅いレスですが、
[83618] futsunoおじ さん
新設駅名[83593]が先日決まりました2015年開業の北陸新幹線ですが、JR東日本/JR西日本に跨がる路線であることから乗務員の交代が両社の接続駅である上越妙高駅ではとの説もありましたが、両社の合意で長野駅での交代になるようです。
この新幹線の名称についてもだいぶもめているようですが、やはり長野から東の現「長野新幹線」…(旧)信越線の区間までもが「北陸新幹線」というのは大いに違和感があります。「東海道・山陽新幹線」という言い回しも定着していることですし、JR東西の接点になる「上越妙高」(「上越(市)」駅にならなかったのはまあよかった)駅を境にJR東日本の管内を「信越新幹線」、西日本の管内を「北陸新幹線」とし、駅などでのアナウンスは「北陸・信越新幹線」とでもすることで決着を図るべきではないかと思うのですが。それに、「北陸」はまだ接点が決まっていない「東海道」とつながってこそ本当の「北陸新幹線」になるのではないでしょうか…。
ついでに駅名ですが、「黒部宇奈月温泉」、YASU さん([83598])がおっしゃるように、これだと「駅の近くに宇奈月温泉がある」 と誤解される恐れがあります。どうせ長い駅名にするなら、いっそのこと後ろに「口」をつけて「黒部宇奈月温泉口」としたほうがわかりやすいのではないでしょうか。北陸には「加賀温泉」「芦原温泉」といった「悪しき前例」もあることですし、他にも「芦ノ牧温泉」(第8回オフ会最寄り駅)なども…。もっとも、「湯西川温泉」([79328])など、本当の湯西川温泉まではバスで30分もかかり、「湯西川温泉口」というのが正解だね、と思っていたところ、何と駅(地下駅)のすぐ上に別の立ち寄り温泉施設ができたりしていて…。
「新高岡」は、万葉線の「高岡駅前」が昭和54年(当時は加越能鉄道)まで名乗っており、36年ぶりに場所を変えて同じ市内に駅名が復活することになります。
[83521] 2013年 5月 18日(土)22:00:23【1】伊豆之国 さん
第三十七回十番勝負を振り返って(後編)~百万馬力だ、鉄腕アトム~
前回[83514]に続いて、十番勝負の感想文です。

問七:福島市
答えが進んで行くうちに、「読み仮名の三文字目が『し』」だということに気づくことに。鹿児島市でリベンジも考えましたが、東北支援で福島市に。これで東北地方の県庁所在地で未解答は盛岡市のみとなりました。

問三:御殿場市
第一印象では「人口減少」関係だと思っていたのですが、茅野市がどうやら当てはまらず、そうこうしているうちにふと「標高」関係ではないかと思いつき、「自治体の最高点」から当たってみると「市役所が県内で一番高い場所にある」ことだとわかりました。静岡県で2位以下を大きく引き離してダントツの御殿場市を。

問四:日光市
こちらは問三とセットで、「市の最高点の標高がその県内で一番」と推測し、栃木県内最高点でもある日光市に。こちらも2度目でしたが、一抹の不安もあり、前に第21回・問八([68005])で答えたときと同様、お決まりのコメントが付くことになりました。

…ここまで8問、第一回採点の前までに解答できました。これは今まででの最高で、この時点では総合2位に付け、自分でも信じられないような快調ぶりだったのですが、残った2問には手がかりが掴めないまま、ヒントを待つことになりました…。

問五:萩市
最初のアナグラムが出て、いろいろ考えているうちに、「青い森はダメ」というのが浮かび、「そうか、三沢駅は新幹線の延長で青い森鉄道に移管されたからNGなのか…」。そこから「『三』の字がつく駅で、JRに限定か」と。「十八番」の領域だったのか…。「三」のつく駅は、[83503]にも書いたように、全国に200駅近くもあるのに、想定解が48市しかないというギャップも、リストにある駅をいろいろ調べて行くと、私鉄駅にはあってもJRに該当する駅がない市や、市にない駅、同一市内に複数あるものを除外すると「案外当たっていそうだ」と推測。この共通項で選ぶことになり、当然「三」の付く市で選ぶこともできたのですが、やはり「後の人に大きなヒントを与えるのは…」という意識が働き、結局選んだのは、「三見」駅がある、出身地の世田谷区とは吉田松陰つながり(松陰神社-世田谷区HPより)でゆかりの深い萩市でした。
ところで、やはりこの問に苦戦された方が多かった(「十八番」だったのに気づけなかった私も含めて)のは、[83503]に書いたとおり、問三でなく問五だったこと、それにお題の市から「三」の付く駅との関連が見えにくかったことに尽きるのではないでしょうか。[83509]でみかちゅうさんがおっしゃるようにお題にずらり「三」の付く市を並べなくても、例えば三河地域で該当する4市のどれかや、神戸市、四国中央市など、市内に「三の付くJR駅がある」ことが容易に類推できるような市をいくつか入れておけば、回答のペースもまた違ってきたのではないでしょうか。

問九:宝塚市
第三ヒントまできても、アナグラムは読めてもその意味がよくわからず、皆さん方と同様全く糸口が掴めず苦闘を強いられた、まさに「十番勝負史上最大の超難問」でした。第一ヒントは「完全な市だけ」、第二は「秋田市は単独」と解けても、お題の四国中央市に思考回路を遮られ、合併関係や市制施行日などいろいろ当たっても一向にラチが開かないまま、いたずらに時が過ぎて行きます。そしてようやく「特別ヒント」で「山陰、いや参院ではない」と取れて、「衆議院の小選挙区」か。それも、はじめにはまず選挙区の人口とか面積に当たってみるもはずれ。ようやくこちらの「虎の巻」が見つかって、「その市の単独か、又はいずれも他の選挙区と分断されていない複数の市ばかりで構成されている選挙区にある」というややこしい共通項にたどり着くことになりました。ここで選んだのは、伊丹市・川西市と3市で「兵庫6区」を構成している、私が問十の「火付け役」にした宝塚市[83158]。これでようやく10問完答となりましたが、最終順位は13位と、終わってみれば「定位置」に落ち着いてしまいました…。
思えば、やはりこの問にはいくつか「該当しない市」の提示が必要ではなかったのではないのでしょうか。例を挙げれば、岐阜市(合併前は単独で岐阜1区を構成していたが、選挙区外にある柳津町との合併により「完全」ではなくなった)、仙台市(市域が2選挙区に分割されている(いずれの区も他の市町村にはまたがっていない))、川越市or富士見市(同一選挙区を構成するふじみ野市は旧上福岡市の区域で、合併前までは3市とも「完全」だったのが合併により崩れた)、浦安市(相手の市川市は、小選挙区発足当時から既に分割されていた)等々…。

♯宝塚といえばまず歌劇ですが、「スミレの花」は時季外れ。そこで、宝塚市出身の手塚治虫氏にちなみ、われらが少年時代のヒーロー[65967]に登場してもらうことにしました…。
[83514] 2013年 5月 16日(木)23:21:02伊豆之国 さん
第三十七回十番勝負を振り返って(前編)~広瀬川流れる岸辺~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきますが、今回は[83351]に書いた通り、職場の引越し作業で数日間バタバタしていたこともあって、風邪気味になるなど心身共に不安定な中でのスタートとなり、いきなり凡ミスを犯したり、リーチを掛けてからが長かったりとまさに山あり谷ありでした…。

問十:仙台市(金メダル…取り直し!!)
共通項の意味するところはすぐわかったのですが、初の「金」獲得のチャンスに目がくらみ、いきなりお題の鹿児島市を答えてしまう痛恨のミス。不安定な精神状態が引き起こした失策でした。しかしすぐに気づいて出直し、まだ誰も答えていないことがわかって、旅の思い出深い仙台市([60404])に。「取り直し」で「金」が幻ににならずに済み、十番勝負に挑戦すること21回目にして初めて「高嶺の花だった」金メダル獲得となりましたが、果たしてこんな「金メダルの取り直し」という珍記録を樹立された方は過去にいらっしゃったのでしょうか? 自分で披露したネタ([83158])だったのに、まさに自作自演の大芝居を演じてしまいました…。

問六:町田市
なんだか人口が増えていそうな市が並んでいて、割と早く共通項に気づきました。タッチの差でk-aceさんに後れを取り、惜しくもメダルに届きませんでしたが、これて地元・町田市は6度目の正答となりました。そのうち4回がなぜか問六、というのも不思議な因縁です…。この問では、「2005年と2010年の国勢調査による差」というのが仙台辛味噌で、仙台の衛星都市として人口が増え、その後周知の通り震災により人口が激減した名取市に惑わされそうです…。

問八:川越市(銀メダル!!)
お題とNGの市から「オールひらがなの市のお隣」という共通項には早くに気づき、確実なところから、さいたま市に隣接する、祖母の故郷の埼玉県最古参の市に。川越市を答えたのは3度目でしたが、銀メダルとなり、これで、こちらも初の「複数メダル獲得」となりました。

問一:安曇野市
問二:善通寺市
問一の市の並びを見て、ふと「頭文字を見ると”ABCDE”の順に並んでいる」のに気づくことに。「次は富士市?」と冗談みたいなことを考えていました。一方、そんな「冗談」半分から次の問二を見ると、「Y,Z,W…」と「ABC順で後ろのほうばかり」ではないか、ひょっとしてそれではないか、と半ば呆れた感じで答えを書くことに。問一は、”A”で始まる市から、二昔前に道祖神巡りに歩いた安曇野。問二は、”Z”でまだ残っていた弘法大師の故郷。後で白桃さんのお手つき([83242],[83494])を見て、「ちょっと悪いことをしたな」と恐縮…。
ところで、いわゆる「日本式」(ISO3602)にした場合、綴りが変わるものがあります(C→T,F→H,J→Z,etc.)。両者の対応を示した表は、Excelファイルが使えればこちらから開けますので、ご参考までに。
…ところで、先の「冗談」から、以前桜トンネルさんが[82247]で出した「オフ会間隙一発勝負」のような「類題」が作れそうです…。

【問イ】 網走市→坂東市→中央市→大東市→えびの市→富士市→ ? →浜松市→伊豆市→上越市→金沢市
 …金沢市の後が続かないので、海外から助っ人で「倫敦市」?
ついでにもう一つ。
【問ロ】 飯田市→(六戸町)→八戸市→二戸市→北杜市→碧南市→豊田市→ ? →陸前高田市→沼津市→留萌市
 …こちらはいきなり二番目が続かないので、町から助っ人を。留萌市の後も続きませんが、ある裏技が。ゴールはサーキット。

残りは次回に書き込むことにします。


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