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[63670]2008年2月7日
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[63610]2008年1月30日
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[63152]2008年1月4日
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[63146]2008年1月4日
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[63145]2008年1月4日
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[62592]2007年11月21日
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[62146]2007年10月21日
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[62095]2007年10月20日
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[61696]2007年10月8日
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[61694]2007年10月8日
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[61566]2007年10月7日
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[77595] 2011年 2月 4日(金)23:31:33【1】右左府 さん
節分にまくもの
[67949]でもさらっと書いたんですが、私は数年前に初めて“節分に落花生をまく”のが全国共通でない――という事を某TV番組で知りました。
過去記事を見たところ、意外にもあまり触れられてません(関連記事)。
気になって調べてみたところ、WikipediaAll About で解説されてました。概ね北海道・東北・北陸(信越?)・九州の一部でメジャーとの事です。

この風習も恵方巻同様広まる……ことはないでしょうね(^_^;) ただ、元々は北海道が発祥のようで、そこから上記範囲にのみ広まったという経緯が興味深いところです。また、こちら東京のあるスーパーでも節分用に落花生が売られているのを最近見掛けました。元から売られていたのか、最近売られ始めたのか――。
私からしてみれば大豆(食べ物)を撒く(そして処分する)なんて罰が当たる!という感覚で、それに比べて落花生は合理的に感じるのですが……。

ちなみに、小袋入りの菓子をまくという方法がある事もつい先日知ったばかりで、2年前同様びっくりしているところでした。
[76285] 2010年 10月 2日(土)01:19:47右左府 さん
大潟村の特異性
ちょっと興味深く感じた事があったので紹介します。大したことではありませんが……。

前回の国勢調査結果を基に大潟村の人口・産業等々を調べていたら、ある数字が目につきました。「昼夜間人口比率 121.9%」。
最初はどこの大都市かと思いました。村で昼間人口が夜間を上回るとは……。
そこで今度は、同様に昼夜間人口比率の高い村のデータを並べてみたのですが(下表)、そこでまた大潟村に際立つ数字を発見。「第1次産業従業者割合77.9%」

昼間人口(人)昼夜間人口比率(%)第1次産業従業者(%)第2次産業従業者(%)第3次産業従業者(%)
1飛島村 13,711313.813.628.856.2
2泊村 3,309151.48.835.156.0
3六ヶ所村 15,434 136.915.041.343.2
4大衡村 7,406132.116.429.753.3
5大滝村 2,282123.814.66.778.7
6十四山村 6,873122.39.731.957.8
7大潟村 3,970121.9 77.91.320.5
8恩納村 11,694121.417.312.168.7
9留寿都村 2,617120.929.37.563.3
(昼夜間人口比率120%以上の村を、その高い順に掲載)

こうして並べてみると分かる通り、他の村々は工業団地や発電所、リゾート地を抱えており、当然1次産業従業者割合は低くなっています。高くて留寿都村の3割弱。
その中で大潟村のそれは抜きんでており、これは全市町村の中でも最高値です。なお50%を超える村は下表の5村のみで、町も浜中町(52.2%)のみとなっています。、

昼間人口(人)昼夜間人口比率(%)第1次産業従業者(%)第2次産業従業者(%)第3次産業従業者(%)
1大潟村3,970 121.977.91.320.5
2川上村4,780 100.470.94.324.7
3北村3,308 91.457.19.533.4
4南牧村3,714106.356.56.136.8
5相馬村3,241 84.455.013.631.2

昼間人口が夜間人口を2割以上上回りながら、その8割近くが第1産業従業者。当たり前といえば当たり前なのですが、こうして実際の数字を見ると大潟村の特異性がよく分かりますね。
[76138] 2010年 9月 4日(土)00:36:21右左府 さん
自治会の「区」
[76137] まかいの さん
自治会、町内会を「○○区」と呼ぶ

1年前に山梨県増穂町(当時)を訪れた時、町内各所に設置された防災倉庫や資源回収倉庫に「大椚区」「天神中条区」などの区名が書かれているのを見かけました。
私の地元でいう町内会と同じものだろうと思ったのですが、どうなんでしょう。
[75324] 2010年 6月 9日(水)14:18:16右左府 さん
自治体越え地名、県下三都市
「自治体越え地名」、情報提供です。

川崎市宮前区野川/川崎市高津区野川
川崎市高津区梶ケ谷○丁目/川崎市宮前区梶ケ谷
高津区から宮前区が分区した際に生じたのでしょうか。いずれも左側に記した側が大部分を占めており、地元でも「野川=宮前区」「梶ケ谷=高津区」のイメージが強かったように思います。

山本郡八峰町峰浜坂形/能代市坂形
山本郡八峰町峰浜内荒巻/能代市外荒巻
いずれも元は同一の自治体(山本郡塙川村→峰浜村)に属していたのが、能代市との境界変更で分断されたものです。ちなみに、大字の(峰浜)坂形に属する「字強坂」も同様に分断されています。

秋田市金足追分/潟上市天王字追分
こちらは詳しい事情はよく分かりません。


県下三都市決定戦、秋田県の場合はどうだろうと考えてみました。
昔なら迷わず「秋田・能代・横手」だったでしょうが、今は「秋田・横手・大館」が無難のようにも思えます。(まさか「秋田・横手・男鹿」なんてひねくれたチョイスをする人は……。)
[74465] 2010年 3月 28日(日)00:03:40右左府 さん
略称地名
[74457] 白桃 さん
都市名の省略

東京の「国分寺」を「ブンジ」と略すのを稀に聞きますが、一般的ではない気がします。(そもそも駅名?)
微妙な例ですが、私の周りでは「武蔵村山」はまず「ムサムラ」と略されてますね。

伊勢市の旧称「宇治山田」はどうだったんでしょう。
現在は 宇治山田高校・宇治山田商業高校 の校名にその名が残っていますが、校名の略称は「山高」「山商」だそうで。


「元八」で連想したのですが、秋田県羽後町には「元西」という地区があります。旧村名でもある「元西馬音内」の略でしょう。
ここにある郵便局の名前は「元西馬音内」ですが、小学校や公民館、保育所、それに農協の支店名はいずれも「元西」となっています。小字名にも「字南元西」というのがあるようです。
[74418] 2010年 3月 23日(火)23:52:57右左府 さん
ムサコ
[74400] かぱぷう さん
むさこ(武蔵小杉)

こっちに暮らしてやっと3年経ったばかりの者の感覚ですが……。
武蔵小杉は「コスギ」ですね。ここを「ムサコ」と呼ぶのは聞いたことがありません。
私は「ムサコ」と聞くと「武蔵小金井」を連想しますし、逆に「武蔵小金井」の駅や駅周辺の街を指すときにも「ムサコ」と言ってます。(ちなみに、小金井全体(?)の街は「小金井」。)

ちなみに、「ムサコ=武蔵小金井」の略称は小金井に住む友人が使うのを聞いて知りました。
でも、そもそも「ムサコ」って普段話題に上がるような街でもないので、専らその友人との会話でしか使ってないかも。

Wikipediaの「武蔵小杉」のページには以下のようにありますね。
愛称的呼称として地元住民を中心に「コスギ」と呼ばれる。その一方で、川崎市が再開発にあたり「MUSACO(ムサコ)」という名称を推奨したが、この呼称に対する反発が大きく根付いていない。 もっとも、「ムサコ」は東京都品川区の武蔵小山や、同小金井市の武蔵小金井などの愛称としてすでに使われているため、同所と混同しやすい。
[74358] 2010年 3月 15日(月)12:55:10右左府 さん
樺太の市町村
[74352] 紅葉橋律乃介 さん
敷香村の町制施行ですが、6月4日付ではなく7月1日付ではないでしょうか。根拠となる告示は以下のようになっています。
 樺太庁告示第九十三号
大正十二年三月樺太庁告示第三十八号中左ノ通改正シ昭和五年七月一日ヨリ之ヲ施行ス
 昭和五年六月四日
       樺太庁長官 縣 忍
敷香支庁ノ部敷香郡ノ内「敷香村」ヲ「敷香町」ニ改ム

それと、
38年の塔路町分立時、果たして「名好郡」だったのかどうか…
少なくともこの時点ではまだ名好郡だったと思われます。樺太の町村の名称・区域の根拠となる 大正12年樺太庁告示第38号 が塔路町分立に際して改正されていますが、その告示が
 樺太庁告示第三十号
大正十二年三月樺太庁告示第三十八号中左ノ通改正シ昭和十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
 昭和十三年三月二十四日
       樺太庁長官 今村武志
泊居支庁ノ部名好郡中左ノ如ク改ム
 恵須取町|名好郡内ヨリ塔路町及名好村ヲ除キタル地域一円
 塔路町|【略】
 名好村|【略】
となっており、名好郡所属が確認できると思います。
[74337] 2010年 3月 14日(日)00:43:51右左府 さん
旧役場のその後
[74336] k-ace さん
昨年まで白石町役場だった旧有明町役場は福祉スペースに活用。白石支所(旧白石町役場)、福富支所(旧福富町役場)は廃止、解体とのこと。

大合併のピークから早4年、つい最近触れられた有田町[73212]や秋田県美郷町[73214]の他にも、旧役場の機能廃止や解体のニュースがあちこちで聞かれるようになりましたね。約20年持ちこたえてきたつくば市も、最近話題になっている新庁舎への移行に伴い旧役場は多くが解体されるとのことです。

役場というとその市町村の核というイメージがあり、その庁舎が解体されるというのは旧市町村の廃止を強烈に印象付けるものだと思います。
近年は公共施設の耐震強度が強く意識されていますし、維持管理費などを考えても当然の措置なのでしょう。

最近これ関連のニュースを見て、既に姿を消した、あるいは消える予定の役場はどのくらいあるんだろうと気になっています。
私が確認した所だと、浜松市の旧雄踏町役場は昨年9月私が行った時既に解体工事が進んでいました。
秋田県三種町の旧山本町役場も既に解体され、総合支所の事務所は隣接していた町施設内に移転。
八峰町は先日新庁舎での業務を開始しました。峰浜庁舎(旧峰浜村役場)は火災で既に焼失していますが、旧八森町役場も築年数を考えると解体されるんでしょうかねえ……。

[59558]役チャンさんが仰っていた事が現実になってしまい、役場巡りが趣味の人間は色んな意味で危機感を抱いています。
[74289] 2010年 3月 7日(日)20:14:15右左府 さん
面積調の注記
[74281] グリグリ さん
面積調の特記(所属未定地?)

次のような記述もありました。
根室市の面積には、歯舞群島の面積99.94k?が含まれています。

少なくとも竹島は所属未定地ではないようです。竹島の所属についてまとめられたむじながいりさんのHPによると、昭和14年に五箇村所属となっています。

また、昭和63年の面積調にはこれらのうち歯舞諸島(←当時はこの表記)と竹島の注記しかありません。尖閣諸島の注記は平成元年、他はいずれも平成16年の面積調から記載されています。

自国の領有権を主張するなどの政治的意図があってこのような注記を付けたのか、あるいは領土問題の表面化を受けて(対内的に)紛らわしさを取り除くために付けたのか、そのいずれかだと私は思いますが……。
[74244] 2010年 3月 2日(火)22:04:59右左府 さん
日本海中部地震の命名
[74243] hmt さん
なぜ「日本海中部地震」なのでしょうね?

地元では「青森県側への配慮」という話をよく聞きます。青森県にも被害があったのに「秋田県沖地震」では、秋田県だけ被害があったような印象を受けるから……と。真偽のほどはわかりませんが。

ちょうど4年前の「白神市」騒動の時、“秋田・青森間の名称問題の事例”として新聞のコラムなどでたまに採り上げられていました。
[74237] 2010年 2月 28日(日)21:30:10右左府 さん
小字の有無
[74206] oki さん
[74210] にまん さん
疑問にお答えいただきありがとうございます。御二方とも同様の見解で、私も納得できました。

住所の確定に必要がないにもかかわらず、(小)字単位の地名を記入している事例
前回の書き込みの後に、今回の疑問の発端であるマクドナルドの店舗所在地表記を一通り調べてみたのですが、他にも同様の事例がいくつか見られました。
小字不使用の地域があるという事実を最初知った時も驚きでしたが、今回のような事例もまた字地名に対する認識を象徴しているようで興味深いですね。
[74199] 2010年 2月 22日(月)01:26:45【1】右左府 さん
小字の表示について (宮古島市城辺字保良小字平安名/印西市草深字原)
質問というか何というか、興味深いなあと思ったことが一つ。

昨年11月に宮古島を訪れたのですが、東平安名崎にある史跡 マムヤの墓 に立っていた解説板に気になる記述がありました。史跡の所在地が「宮古島市城辺字保良一二二一-一(小字平安名)」と書かれていたのです。
この「小字平安名」は内地の小字に相当するものなのか、沖縄では「市町村-字-小字」という内地のような住所(字)の階層が存在するのか、ならば土地の登記などでは「字保良小字平安名」といった表示がなされているのか、あるいは単に慣用的な表記に過ぎないのか、……等々気になりました。

沖縄の行政区画や住所表示に関して、かつての「間切-村」が「村-字」となったという点は過去記事([69542]など) でも触れられているのですが、それ以上の部分に触れた記事が見当たらなかったもので。


続いてもう一つ、字に関すること。

関東あたりの町名地番整理未実施の住所表示は「大字-地番」のみで、小字は日常生活では用いない……というのが通例だと思います。ところが、ちょっと不思議な事例を見つけました。
印西市の印西牧の原駅近辺にマクドナルドが2店舗(千葉ニュータウンジョイフル本田店・464印西牧の原店)あります。その所在地が前者は「印西市草深1921番地」、後者は「印西市草深字原2029-3」とHPなどに記載されているのです。
なぜ片方だけ小字らしき「字原」が付いているのでしょうか。

なお、このエリアは上記のマクドナルドがある北総線北側が町名地番整理未実施のようで、そこにある他の店舗の所在地表示も各HPで一通り調べてみました。すると、「字原」が付くかどうかはまちまち。中には同じ地番でも「字原」が付いたり付かなかったり。一部の例を挙げると……

マクドナルド 千葉ニュータウンジョイフル本田店印西市草深1921番地
吉野家 ジョイフル本田千葉ニュータウン店印西市草深字原1921
コナカ 牧の原モア店印西市草深2072
マツモトキヨシ 牧の原モア店印西市草深字原2072番地
サーティワンアイスクリーム 牧の原モア店印西市草深字原2072番外

こちらの住所表示で小字を見たのも新鮮でしたが、その扱いがまちまちなのも不思議に感じられたので、ちょっと書き込んでみました。
[74073] 2010年 1月 30日(土)01:25:40右左府 さん
市の花、人口集中
[74070] k-ace さん
相馬市は市の花を季節毎に制定

調べてみたら同様の例がいくつかありました。
伊勢崎市も春夏秋冬それぞれに合わせて四つの花を指定しているようです。(ツツジ・サルビア・キク・スイセン)
四季全てではないですが、北斗市は春(さくら)・夏(マリーゴールド)・秋(ムクゲ)の三つを、筑西市は春(なしのはな)・秋(コスモス)の二つの花を指定しています。

変わり種だと、松戸市は のぎく・つつじ・あじさい を市の花としていますが、それぞれに「里の花・街の花・庭の花」という呼称を付しています。市の木についても、 ユーカリ・なし・しい・さくら それぞれを「国際交流の木・郷土の木・里の木・街の木」としているようです。
(「庭の木」はないんですね……。)


[74071] 山野 さん
三大都市圏(東京・名古屋・大阪)の人口が不況の影響で減少しているらしい
人口が減っているわけではなくて、人口集中の動きが止まりつつある、ということではないでしょうか。
依然三大都市圏全体の社会動態は転入超過であり(名古屋と大阪に限ると転出超過ですが)、その転入超過数が大幅に減少した、というのがこのニュースの伝えているところだと思います。
[74050] 2010年 1月 25日(月)20:15:07右左府 さん
市区町村変遷情報(宮崎県)
>88さん

市制町村制施行時の情報【宮崎県】の#66鵜戸村の項で、合併前の村名に「富士村」とありますが、これは「富土村」の誤りではないでしょうか。
明治22年3月29日の宮崎県令第十七号を見ると、明らかに「士」ではなく「土」のように見えます。現在の大字名も「日南市富土」となっているようです。
[73984] 2010年 1月 18日(月)01:45:26【1】右左府 さん
問六
[73963] グリグリ さん
除外市の長浜市は、1月1日の編入合併の前の合併が、2006年2月13日の浅井町、びわ町との1市2町による編入合併です。
2006年の合併は新設では……?(参考
[73453] 2009年 12月 30日(水)14:44:43右左府 さん
市役所と市庁
[73439] グリグリさん
八戸市、横浜市の他にも市役所を正式呼称としていない市はありますか?
アーカイブ「市役所?市庁?どっちが正しいの?」にメンバーの方々の「市庁」目撃情報がまとめられていますが、「正式」というポイントや条例での呼称などはあまり掘り下げられていませんね。
要は「市役所」「市庁」いずれも“市の事務所”であって、呼称は両者ともただの慣例によっているだけでだと思っていましたが……庁舎の名称を規定する明確な根拠があるのか等々、実際私も気になります。

たいがいの市では「◯○市役所の位置」と条例で規定しています。
本当だ、今まで気づきませんでした。地元や都内をあちこち調べてみたものの、能代市弘前市青梅市国立市東村山市が「市役所」の語を用いていない少数派でした。他はどこも「市役所の位置」。

また、私のささやかな趣味(?)の役場巡りを今年は頻繁に行ったのですが、たまに「○○市庁」の文字を見かけた記憶があります。ただ、どこも「○○市役所」を併用しており、「○○市庁」のみの所となると私は見たことがないような……。

ちなみに、埼玉県菖蒲町役場は正面玄関の役場名標(←何と呼べばいいのか分かりません(^^;))に「菖蒲町庁舎」とあったはずです。こちらも別の所で「菖蒲町役場」の字を見かけましたが。
それとあまり関係ないですが、東京都瑞穂町は「瑞穂町役場」のほかに横文字表記で「Mizuho "City" Hall」を掲げていました。

*********************************

上で触れた役場巡り等々のお陰で、やっと生涯経県値が100を超えました。去年までが確か65だったはずで、今年一年だけで既にそれを超えてます。
東西南北端も、北端:小樽は変わってないですが、東端:岩手・宮古、西端&南端:沖縄・多良間と、一気に拡大。
以上、近況報告でした。
[73452] 2009年 12月 30日(水)11:32:34【1】右左府 さん
事務所と自治区
[73448] グリグリ さん

拙稿およびグリグリさんの書き込みを読んでいて思ったのですが、この問題って実は、自治体の“事務所”と“組織機構”という 別次元の問題 を同じ土俵に持ち込んでおり、それが混乱の原因となっているのではないでしょうか。

「本庁舎」「分庁舎」などは自治体の事務所建築物についていっているものであり、またこれらは「支所」でない限りは位置に関わらず“役場本体”であるといっていい気がします。
一方、「地域自治区」それ自体は自治体組織の一部であり、「区役所」も「自治区の事務所」ですから「市町村の事務所」である役場本庁・分庁やその支所とは別種のものとみなすべきだと思います。
(事務所の位置を定める条例では判断しきれないのではないでしょうか。能代市の場合も当該条例には本庁舎の位置しか定められておらず、第2~5庁舎・二ツ井庁舎ともに触れられていません。あの条例の趣旨は「事務所の位置」をピンポイント(?)に定めることで、他の庁舎に言及する必要は必ずしもないようです。)

能代市役所二ツ井“庁舎”はあくまで「分庁」であり、市役所本体を構成するものであるという点でやはり第2~5庁舎と同質のものだと考えます。(能代市庁舎管理規則別表の表現もそのような印象。)その市役所本体の中に地域自治区の事務所も置かれている、ということだと思われます。(現に、二ツ井“庁舎”には二ツ井地域局以外の部署も置かれています。能代市HPの部署一覧参照。)
二ツ井地域局については、「能代市二ツ井地域局事務分掌規則」で能代市役所の組織としても独立した課(総務企画課、市民福祉課、環境産業課、建設課)の設置を規定しており、分庁舎機能に近い感覚です。
この「二ツ井地域局」も自治区事務所(≒組織)の名称であり、挙げられた課はこの地域局の下に置かれた部署、ということになるでしょう。

住民サービス機能については、旧二ツ井町地域のうち旧富根村一円については富根出張所が、その他旧二ツ井町地域に付いては二ツ井地域局がカバーしていると思いますが、行政組織(?)としては旧富根村地域を含め二ツ井地域局が分担しています。
「住民サービス機能」については地域ごとに分担しているというよりは、単にその窓口を各地域に設けているというだけだと思います。(戸籍は現在二ツ井と能代で別々に原本が管理されていますが。)
また、富根出張所は他の出張所(地域センター)とは異なり、二ツ井地域局総務企画課の所属機関です。(能代市二ツ井地域局事務分掌規則第2条第2項) ですから、
二ツ井地域局は旧富根村一円を除く旧二ツ井町地域の支所機能(地域センター)も持っている
というよりは、二ツ井地域局は二ツ井町全域を所管区域としており(実質的な支所)、富根出張所はさらにその下部組織として「支所の支所」の機能を有している、という言い方もできるのではないでしょうか。

香取市の場合も、旧3町に「香取市○○区事務所」という名の「(総合)支所」が置かれており、それとは別に旧市町ごとに「○○」区という自治区が設置され、その事務所としての「香取市○○区事務所」も各地域の庁舎に置かれている、ということのようです。

「本庁方式」「分庁方式」「総合支所方式」をどう捉えるかは、多分に恣意的な要素も多いと思われます。
(「分庁方式」に関しては上記の通りある程度明確に区別可能とも思いますが、)全体として私もそのように感じています。

※以下、ふと思いついたことです。
支所vs総合支所ですが、ひょっとしたら自治体の組織機構の中のどの部分に置かれているかによってある程度区別・定義できるのでは?と思いました。
例えば能代市の支所(地域センター・出張所)はいずれかの部署の下部組織となっていますが、香取市の総合支所(区事務所)は本庁の各部署からはある程度独立しているように見て取れます。根本的には「どれだけ事務分掌しているか」ということなのでしょうが、それが結果的にこのような違いに現れているのでは……と、ふと思いつきました。

うまくまとまってない長文で失礼しました……。
[73443] 2009年 12月 30日(水)00:01:01右左府 さん
市町村の事務所
[73433] グリグリ さん
役場(市役所)機能の分散形態と名称について
私も[73214]を書きながら、「分庁方式」「総合支所方式」などの法的根拠の曖昧さに疑問を感じていました。
とりあえず、「分庁方式」については、「全部が役場扱いなんだ」と単純に捉えています。つまり、能代市役所の本庁舎と第2~5庁舎(本庁舎近辺に並ぶ別棟の建物群)の関係と同一だと。
「総合支所方式」と「支所方式」の違いはいまいちピンときません。前者を通常の支所と異なるものとする法的根拠はないんでしょうか。


一方「地域自治区」の「区役所」はこれらとは切り離して考えた方がよさそうです。
「地域自治区」にも地方自治法に基づくものと合併特例法・新法に基づくものがあり、またこれとは別に「合併特例区」の制度もあります。これに「地域審議会」を加えた四つの制度がグリグリさんご紹介のページに並んでいますが、とりあえず私が調べた範囲でこれらの制度を概観します。(間違ってたらごめんなさい)

参考法規:地方自治法合併特例法合併新法

【通常の地域自治区】
根拠:地方自治法第二百二条の四~同条の九
○地域自治区に協議会を置く
○市町村の区域を分けてそれぞれに設置

【合併特例法・合併新法に基づく特例措置の地域自治区(「合併に係る地域自治区」)】
根拠:合併特例法第五条の五、合併新法第二十三条
○期間限定
○地域自治区の事務所の長に代えて区長を“置くことができる”
○住所には地域自治区の名称を冠する
○必要な地域のみの設置も可能(複数の旧市町村域をもって一つの区を置くことも可能)

【合併特例区】
根拠:合併特例法第五条の八、合併新法第二十六条
○期間限定
○合併特例区は特別地方公共団体
○区長を“置かなければならない”
○住所には地域自治区の名称を冠する
○合併特例区協議会を置く

【地域審議会】
根拠:合併特例法第五条の四、合併新法第二十二条
○旧市町村単位で設置(期間限定)
○諮問機関

南相馬市は合併に係る地域自治区を設置しており、「○○区役所」は地域自治区の事務所の名称です。。(相馬郡小高町、同郡鹿島町及び原町市の廃置分合に伴う地域自治区の設置等に関する協議書参照)グリグリさんが参照されたPDFファイルは「合併特例区」または「地域自治区(一般制度)」の一覧ではないでしょうか。
私は南相馬市が別段特殊な例とも感じませんが……。事務分掌の形なども、ご紹介の総務省ページのリンク先PDFに挙げられた自治体の多くで似たようなものになっているのではと思います。ちゃんと調べてはいませんが……(^^;)


ちょうど年賀状の宛先に「奥州市水沢区」など地域自治区の名称を見たことをきっかけに、この問題をあれこれ調べたりしていたところだったので、つい反応しちゃいました。
自分でもあまり整理し切れていないので、間違い等ご指摘願いますm(_ _)m
[73397] 2009年 12月 25日(金)20:23:15右左府 さん
脇町の読みなど;市町村要覧での扱い
[73370] hmt さん
「全国市町村要覧」が昭和38年(1963)から存在します

大学図書館に初版からあるのでは?と思って漁ってみたものの、一番古いもので昭和43年度版でした。
とりあえずそこから現在のものまでざっと目を通してみたところ、「脇町」のふりがなは平成3年度版までは「わきちょう」であり、平成4年度版以降は16年度版まで「わきまち」となっています。
なお、昭和44・46年度版および50~59年度版については調べてません。

(それとたまたま気付いたのですが、昭和43年度版では福岡県若宮町の読みが「わかみや“ちょう”」になっていました。それ以降の版はずっと「まち」ですが……。)

結局のところ、自治体名称の「読み」とは何だろう?という疑問に行き着いてしまいますね。

****************************

ついでに。
個人的に前々から気になっていた 福岡県須“恵”町 および 大分県 本耶馬“渓”町・耶馬“溪”町 の字体がどういった扱いになっているのか、併せて確認しました。

須恵町は一貫して新字体の「恵」が採用されていますね。
一方、本耶馬渓町・耶馬溪町はかなり揺れがみられます。昭和60年度版までは両者とも新字体なのですが、同61・62年度版で耶馬溪町のみ一度旧字体になり、同63年度版から再び平成12年度版まで新字体に戻っています。同13年度版では両町とも旧字体に、翌年度以降は16年度版まで再び耶馬溪町のみ旧字体となっています。最終的には(両町の意向でもある)こちらのHPの表記[19208]や中津市編入の際の官報告示[37098]とも一致しているわけですが、何度も字体の変更が行われた経緯が気になるところです。
[73214] 2009年 12月 6日(日)01:31:16右左府 さん
分庁方式のその後
[73212] 山野 さん
分庁方式見直し

たった今、秋田県美郷町における同様の事例について、私もたまたまニュースで読んでいだところでした。(秋田魁新報の特集記事

同町は千畑町・六郷町・仙南村による合併から5年を迎え、役場を初めとした公共施設の再編に着手しています。
美郷町も合併の際分庁方式を採用したものの、今回の再編で千畑庁舎に一本化し、他2地域についてはそれぞれ他の公共施設内に出張所を設けそこへ役場機能を移転・縮小します。庁舎の建物は公的団体への貸付などを予定しており、役場としての役目は終えるようです。
また、公民館は仙南公民館に一本化し、千畑・六郷地区は他の公共施設に分館機能を与え、さらに千畑公民館は解体される(された?)とのこと。
他にも、図書館や集会施設など様々な公共施設を対象に、大規模な再編が計画されています。(「美郷町公共施設再編計画」※PDF528Kb)

それに加え、小中学校の再編計画も進行しています。小学校は旧町村域それぞれ1校に統合、中学校は旧町村にそれぞれ1校ずつあったものを全町1校に統合する予定です。旧町村域でみると、中学校のない地域ができるわけですね。


「分庁方式」って、多くの場合は合併前後の移行措置としての側面が大きい気がしますし、他地域もいずれは有田町や美郷町のような対応を迫られそうです。秋田県内でも他に仙北市などで分庁体制の見直しが議論されています。

逆に、合併以後も長年分庁方式が存続している事例があれば興味深いですね。
私の知る限りでは西東京市が約9年前の合併以来今も継続しています。つくば市も見たところ長らく分庁体制が続いていたようですが、現在建設中の新庁舎に機能が一本化される予定のはずです。これ以上続いた所はなかなかないんじゃないでしょうか……?
[72005] 2009年 9月 20日(日)18:56:30右左府 さん
美和石沢
[72002] hmt さん
[72003] グリグリ さん
美和石沢

平成18年第1回立科町議会定例会会議録(3日目)<PDF>」の22頁に「西塩沢の美和石という地籍」という記述があります。西塩沢とはこの辺りのことでしょうか。
また、「Web議会だより<PDF>」の5頁には「西塩沢美和地籍」という記述もあります。

これ以上の事は分かりませんが……(^^;)
[71747] 2009年 8月 21日(金)23:25:05右左府 さん
平良市と下地町の合併撤回
[71746] 88 さん

平良市と下地町の合併撤回の根拠ですが、[69568]にてMIさんが紹介されている琉球政府告示第21号ではないでしょうか。
[71729] 2009年 8月 19日(水)23:35:31右左府 さん
秋田県内の市立高校
[71708] 桜トンネル さん

かな高校、市立高校一覧、いずれも大変興味深く拝見しました。

能代市 1校 市立商業高校
とありますが、正しくは「市立能代商業高校」です。
能代市唯一の市立高校であるこの高校も、県内で今進行している高校再編の一環で、近々県立能代北高校と統合されるようです。

合併できた北秋田市や北杜市などがあるのには驚きました
北秋田市立合川高校は元々、鷹巣阿仁地域5町村(鷹巣町・合川町・森吉町・阿仁町・上小阿仁村)による組合立の高校でした。校名は「秋田県公立合川高等学校」。
それが、この間の合併で組合の構成町村のうち4町が北秋田市となり、同時に上小阿仁村が組合から脱退したことで、北秋田市立となったようです。
ちなみに、北秋田市でも高校の統合計画があり、この合川高校を含む市内4高校全てが1校に統合される予定です。
[71640] 2009年 8月 12日(水)23:27:39右左府 さん
住基ネット
[71633] 山野 さん
やっぱり義務なんだろうか
義務です。
法律の詳しい部分はよく分からないのですが、住民基本台帳法の第三条が住基ネット接続の義務が市町村にあることを間接的に示しているようにも読み取れます。
また、他の条項ではある特定の手続き(転出入や住民票の広域交付などに関わる、市町村間の住民情報の通知)について「電気通信回線を通じて」行うものと定めています。住基ネットに接続していないと当然この規定は履行できませんから、違法……ということになると思います。
(間違ってましたらどなたかご指摘願います。)

例えばある人が他市町村に転出する場合、転出元の市町村から転出先の市町村に住基ネットを通じて情報の通知が行われているそうです。それが、いずれかの自治体が住基ネット非接続であった場合、郵送によって通知が行われることになり手続きが煩雑になっている……と聞いたことがあります。
あとは、住基カード所有者の転出手続きの簡素化、住民票の広域交付といった“サービス”も、この非接続自治体が関わると不可能となってしまいます。

少し前までは住基ネット非接続自治体も全国にぽつぽつありましたが、今では山野さんご紹介の矢祭町と、東京都の国立市のみとなりました。
ほかの非接続自治体は、合併で消滅した所もあるほか、東京杉並区は昨年裁判で接続を命じられ今年から住基ネットに関わる業務を開始しています。
ご紹介のニュースは知事が町長に是正要求をしたとの内容でしたが、上記の国立市も今年2月に知事から是正要求を受けています。ただ、市のHPなどを見る限り、矢祭町同様接続の見込みはありません。

実際、このシステムがどれだけ必要なのかよく分からないんですよね。役場の業務では意外と活用されているようなんですが。
私は“趣味”の関係でこの住基ネットのサービスの恩恵を受けていますけれど、それも本来想定される用途とは異なる“特殊”なものですから。
[70703] 2009年 7月 3日(金)16:55:27右左府 さん
西川越駅の発車メロディー
[70702] hmt さん
「西川越駅」は小さな駅ですから、発車メロディーなど使われていないと思います。
どうやら使われているようです。

JRの発車メロディーをまとめた二つのサイト(発車ベル使用状況oriori-Station館-)を調べてみたところ、川越線・八高線直通区間は全駅に発車メロディーが流れていることになっていました。
中でも、西川越駅で使用されているメロディーは現在他の駅では使用されていない珍しいものだそうで、こちらのページから聴くことができます。(曲名のリンクをクリック→八分音符のマークをクリック)

東京近郊だと、こうした小さな駅でも発車メロディーが流れていて驚かされますね。私の地元秋田県だと、秋田駅以外ではほとんど使われてないですから。(大館駅も使われていたかも……?)


※鉄道にめっぽう疎い私ですが、去年あたりテレビで頻繁に登場していたこの人(注:リンク先YouTubeです)を見てから、発車メロディーに関してはちょっと反応するようになったわけでして……。一応絶対音感持ちなので、この人の真似事もたまにやってます(^^;)
[70599] 2009年 6月 25日(木)19:54:01【1】右左府 さん
イムジン河
私にも答えられそうでしたので、横レス失礼します。

[70593] 千本桜 さん
リムジンガンの「ガン」は「河」のことだと思っていましたが、ひょっとして「江」のことなのでしょうか。
お察しの通り、「カン gang」は「江」の韓国語読みで、これだけでも「川」という意味の単語になります。

「江」は「カン」と発音されるのですね。もしかして「ガン」と濁ることはないでしょうか。
ある条件下では濁ります。たとえば直前の音節が -ng, -n, -m, -l で終わっている場合で、「イムジンガン Imjin-gang」がまさにそれです。
「直江」の韓国語読み「チクカン Jik-gang」が濁らないのは、直前の音節が -k で終わっているためで、逆にこの場合は“濃音化”した「カン」の音になります……って説明しづらいですね。通常の「カン」とは異なる音なんですが、普通の日本人の耳には同じように「カン」としか聞こえないでしょう。
(そもそも、「濁る」「濁らない」という区別が日本語を基準にしたもので、韓国語では「(単語の)カン」も「(イムジン- に続く)ガン」も“同じ音”と捉えられていると思います。「(チク- に続く)カン」は明らかに“違う音”ですが。)

ちなみに、「臨」の読みは韓国の場合「イム」「リム」の二通りあり、語頭では前者、それ以外は後者となります。
これが北朝鮮になると、語頭か語中かにかかわらず「リム」です。この語頭のR音の扱い、“この言葉”の南北での代表的な違いですね。
ですから、千本桜さんがお聴きになった「イムジン河」は 韓国 の、「リムジンガン」は 北朝鮮 の発音を受けたもの、ということになります。おそらく、それぞれのバージョン制作の背景などが絡んでいるのではないでしょうか。

……間違いがあったらすみません(^^;)
[70501] 2009年 6月 15日(月)23:39:01右左府 さん
韓国語読み
[70496] 熊虎 さん

ついつい長時間考え込んでしまい、ようやく全部分かりました。
日本の地名によく使われる漢字でも 韓国語 だとなかなか見かけないものがあるせいか、韓国語を勉強中の身とはいえ難しかったです。(読んですぐ分かったのは、市町村名ですらない四国の あの都市 だけ……。)

何より、 「訓読み」 が多い日本の地名を 「音読み」 に近い韓国語の漢字読みから推測するのは大変でした。
日本の地名って漢字表記はしても 訓読み になってるものが圧倒的に多いんだなあ、と気づかされます。この点、韓国の地名とは正反対ですね。
[70470] 2009年 6月 12日(金)22:27:59右左府 さん
小坂線
秋田魁新報HP(さきがけ on The Web)に、以下のような記事がありました。時間が経つと見られなくなるので、冒頭部分のみ引用します。

廃止の小坂鉄道、町が活用方針 鉄道試験線かテーマパーク目指す
 小坂町は11日、4月に廃止された小坂鉄道(22・3キロ)を「鉄道専用試験線」か「テーマパーク」として活用することを目指す基本方針を示した。6月定例議会の一般質問で細越満町長が述べた。町は今後、沿線の大館市や、鉄道を所有する小坂製錬(小坂町)などと話し合って具体化に近づける。

鉄道専用試験線として活用する場合、国内唯一の大規模な試験線となるとのことです。
「テーマパーク」の場合、町の 郷土館 に現在屋外展示されている車輌を移設、体験操縦などもできるようにする構想だそうです。観光シーズンや休日限定で 観光列車 運行も考えられているようで、期間限定ながら旅客運送の復活ということになりますね。

ちなみに、私は今年の冬に小坂へ日帰りで行ったのですが、その移動手段は 大館から路線バス というものでした。この路線、ほぼ小坂線に沿っており、本数は1日8~10本(夕方は1時間1本ペース)、運賃も800円で済みました。
行きは沿線住民と思われる方が結構乗っており、帰りは小坂高校の生徒でいっぱいに。小坂線が旅客営業を再開しても、ある程度のニーズはあるんだなと実感しました。それでも実際採算性は低いのでしょうが……。

また、数日前のニュースでは、小坂製錬がリサイクル製錬を軸に主要金属の増産態勢に入ったと報じられていました。リンク先記事によると、現在国内でリサイクル原料100%に対応した炉は小坂製錬のもののみだそうです。
[70458] 2009年 6月 11日(木)23:37:44【1】右左府 さん
"中国・韓国における都市イメージ調査"
[70457] なきら さん

財団法人 福岡アジア都市研究所のHPを見てみたら、調査の元データは見当たらなかったのですが、調査結果訂正に関する記事が掲載されていました。(訂正お詫び文:PDF)
この記事には中国の方の集計結果のみ詳しく掲載されています。それを見るに、どうやら

東京 大阪 名古屋 広島 神戸 横浜 長崎 京都 札幌 福岡 九州 川崎 仙台 北九州 博多 別府 どれも聞いたことがない

の選択肢の中から「聞いたことがある都市」を選ぶという方式だったようです。(上記の順番は認知度の高い順)
また、データのタイトルが「Q12 聞いたことがある都市 MA【都市別】」とあることから、これはたくさんある設問の中の一つだったと思われます。観光に関しては別の設問で切り離して問われたのではないでしょうか。

ちなみに中国の方の調査対象は、 広州市民173人・青島市民178人・大連市民180人 の計529人となっています。
この調査対象だと、「中国人」と括るには(地理的な)偏りがあるでしょうし、それにそのの中でもどのような年代・階層の人々が対象となったかによって、このデータの持つ意味も変わってくると思います。


それはさておき、上記リンク先の詳細データを見ると、より興味深い点も見えてきます。
たとえば、札幌を聞いたことがある人は青島・大連だと6割を超えている一方、広州では半分にも届きません。
全体では38%しか聞いたことがない「北九州」は、大連のみ半数以上が聞いたことがあると答えています。

それにしても、「九州」は都市……?
[70440] 2009年 6月 9日(火)22:39:34右左府 さん
地名コレ訂正依頼(犬・狐)
狐コレクション (むじながいりさん)

秋田県能代市の 「狐森」 の所在地が「能代市」、種別が「字」となっていますが、それぞれ正しくは「能代市産物」「小字」です。
ここは元々大字なしの 「能代市字狐森」 でしたが、30年ほど前に 大字「産物」 が新設され、現在は 「能代市産物字狐森」 となっています。
市内でもここだけイレギュラーな字編成となっているためか、この 大字産物 については多くの地図や資料に誤記が散見されます。(Yahoo!地図などは、何が何だか分からない描かれ方になってますね。)


犬コレクション (EMMさん)

秋田県の項にある 能代市中沢字「犬伏」 の備考欄に「犬伏台が正式な字名?」とありますが、Yahoo!地図の住所一覧にも掲載されている通り、正式名は 「字犬伏台」 で間違いありません。手許にある能代市の町字名一覧資料(信頼できる資料です)で確認しました。
(Yahoo!地図上の記載のされ方からすると、「犬伏」は字名と関係ない通称ではと思います。)
また、 中沢 にはもう一つ 「字犬伏沢」 という小字もあります。こちらはYahoo!地図などには掲載されておらず、細かい位置も分かりませんが……。
[70322] 2009年 5月 28日(木)23:37:21右左府 さん
秋田県の公立校教員異動
[70317] 興田小 さん
私の出身は岩手県ですが、地方紙に教職員の異動情報の掲載がありました。
大勢としては同一地域内に収まるのですが、内陸から沿岸や県南から県北の異動も一部にはございました
秋田県も同様です。発表になるといつも家族で新聞を見て知っている教員の異動をチェックしています。(親戚や知人に教職に就いている人が多いもので。)
こちらの場合、県北-県南 などの遠距離異動は基本的に 特別な事情 がある人のみだった気がします。異動先がその教員の地元だったり、奥さんの実家がある場所だったり。異動希望を出したんでしょうね。
それ以外は基本的に 同一もしくは隣接郡市内の異動 に留まってます。このお仕事をしている人は家族で一戸建てに住んでいる人も多いので、そこから通勤可能な範囲となるよう配慮しているようです。それでも遠いケースだと、能代から鷹巣のはずれ、琴丘から能代市北東の山奥、などの異動が記憶にあります。

[70316] みかちゅう さん
私の通っていた小学校では6年以上いた先生もいました。最長では10年いたという先生もいましたっけ。
秋田県の小中は基本的に“最長7年間”という制限があるようです。(小学校は違ったかも?)
特に中学校の場合、高校受験の公正化という目的があるとかどうとか……。 私の中学では7年間勤めた名物教員が異動しないよう校長が上に頼みこんだ、なんてこともありました。
(そのため、受験科目と非受験科目の教員では異動における扱いに若干異なる傾向が見られます。)

初任地の大規模校・僻地校の違いについてはよくわかりません。
市中心部の中規模校である私の中学に一人、初任の先生が赴任してきたのは覚えてますが、それ以外のケースはどうだったか……。
[70201] 2009年 5月 18日(月)00:05:16右左府 さん
ひなた・ひかげ
一連の「ひなた・ひかげ」地名考察の書き込みを読んでいて思い出したんですが、能代市にも小字名に「ひかげ」があるんです。

能代市朴瀬字日影(Yahoo!地図ウォッちず

ここには 日影小学校 という小さな小学校もありました。ウォッちずの方には学校の地図記号が載っていますが、1年前に向能代小学校に統合され今は廃校となっています。
この「ひかげ」はどういった由来なんでしょうね。

(ついでに調べてみたら、能代市には他にも 久喜沢字日影沢 という地名がありました。細かい場所は不明ですが……。)


それと、[70142]Issieさんが触れられてる青梅市の 日向和田、ここは町村制施行以前は 日向和田村 だったようですが、多摩川を挟んだ対岸には 日影和田村 もあったようです。ここ地図を見ると「ひなた・ひかげ」の地形的特徴の対比がよくわかりますね。

なお、日向和田村が現在も 青梅市日向和田 となっているのに対し、日影和田村は 青梅市和田町 となっており、せっかく(?)の「日向・日影」ペアも現在は住所表示上消滅しています。
[69954] 2009年 5月 5日(火)23:42:31右左府 さん
十番勝負感想文
1問しか参加しませんでしたが、感想文を。

問七:秋田市、富山市、名古屋市、諫早市、日南市(該当しない市:大垣市、宍粟市、赤磐市)
■4月に市長選挙を実施する(実施した)市(無投票は除く)

秋田県知事選挙に佐竹前秋田市長が出馬し、同時に秋田市長選が行われる……これは地元なので頭にありました。ここですぐに選挙関係かなと思いつきます。
次に想定解数をみるとはっきりしてない……これは選挙の結果次第、ということかな?と見当が付きました。
さらに他の問題市をみると、平成の大合併で新設された市が多いのに気づきます。秋田県内でも4年前に合併で新設した市たちの市長選挙が知事選と同日程で一斉に告示されており、大合併組の選挙が今年はたくさんあるんだな……などと最近考えたことを思い出しました。
あとは問題市をささっと検証して、回答は特にひねらずお隣の北秋田市を。

日常生活に支障を来すのが怖くて(?)がっつり取り組もうともしませんでしたが、出題からすぐに問題を見てたら金メダル取れただろうな……とちょっと後悔。

それにしても、ついこの間大合併で生まれた市たちも市長選挙って時期なんですね。さいたま市に至っては合併後2回目の選挙。もうあれからそんなに経つんだなあ、と改めて感じました。
[69374] 2009年 4月 19日(日)01:03:09右左府 さん
十番勝負
今回は参加見送り……のつもりでしたが、これだけ見た瞬間閃いたので。(前回も同じこと言ってましたね。)

問七:北秋田市

思ったより想定解数少ないですね。
[69222] 2009年 4月 14日(火)09:35:17右左府 さん
女性の地理教師
[69215] 白桃 さん
皆さんの中で、社会科地理を女の先生に教えて頂いた方がいらっしゃいましたら、お知らせください。

私が高校の時の地理の先生は女性でしたよ。(もう一人、地理と世界史兼任の先生もいましたが、そちらは男性でした。) 
噂によると、東北地方でもトップクラスの地理教諭だったとかどうとか……。私の大学受験指導でもだいぶお世話になりました。でもそんな素晴らしい先生がいつまでも能代なんかに留まってるわけもなく、私の卒業と一緒に秋田の進学校に異動となっちゃいました。
ちなみに独身でしたがいい歳(失礼!)でしたし、恋い焦がれるという事はなかったです(^^;)

地理以外だと、同じく高校に公民科の女性講師が1年間だけいました。他はみんな男性でしたね。
[69191] 2009年 4月 12日(日)10:16:55右左府 さん
長屋さん
[69182] EMM さん

そうですそうです(^^;) 土屋さんじゃなくて長屋さん……今完全に思い出しました。
[69178]には訂正コメントを追記しておきます。
[69178] 2009年 4月 11日(土)23:48:50【1】右左府 さん
同姓候補者
[69176] 山野 さん
あっちもこっちも「佐藤」さん

田舎の選挙ではよく聞く話ですね。
最近では、深浦町長選挙がニュースになってました。候補者4人のうち2人が 七戸さん で、しかも名前の読みまで一緒。
そのため、他の候補者1人も含む3人が屋号などを通称名として届け出、ポスターにも記載するなどしたそうです。その結果、按分票も比較的少なく抑えられたのだとか。

何年も前、議員が一人を除いてみな 土屋さん という自治体がテレビで紹介されていた記憶がありますが、あれはどこだったかな?

【以下追記】
……と思ったら、土屋さん じゃなくて 長屋さん の間違いでした。([69182]EMMさん)
[69015] 2009年 3月 25日(水)11:45:20【1】右左府 さん
ニュースでの「町」の読み方
[69013] 2009 年 3 月 25 日 (水) 08:46:31 miki さん
今日のNHK「おはよう日本」での中継では「かわもとちょう」と呼ばれていました。
私も聞きました。てっきりこれが正解かと思ってたんですが、島根県にも「まち」があったんですね。

NHKの中で実際にどういったルールがあるのか分かりませんが、「町」「村」の読み方は原則として“正式”なものを採用しているのではないでしょうか。アナウンサーが正式でない読み方をした後で正式な読みに訂正することもたまにありますから。

そういえば先日も、NHKの他の番組で青森県南部町を「なんぶまち」と読み上げてました。他にも同様の“間違い”はしばしば聞かれます。
この南部町にしろmikiさんがお聞きになった島根県の例にしろ、おそらくアナウンサーが「東は『まち』、西は『ちょう』」などといった大原則を念頭に置いたがための間違いでは?とも推測されます。

したがって、今日のおはよう日本の中継もキャスターの間違い……かと思うのですが、さすがに中継先としてとり上げられる町の読みを単純に間違えたとはちょっと考えづらいですね。

(上述のとおりNHKはこの点にある程度気を遣っているようですが、民放だとかなりいい加減に扱われているように思います。大分昔、ある番組(録画)で「秋田県フジサトチョー」を連呼していたときは流石に呆れました。)
[68991] 2009年 3月 23日(月)18:28:32右左府 さん
農協の地区
[68780] EMM さん

[68770]の引用、情報の不確実性はあれで伝わるかなと書いた時は思ったんですが……不十分で失礼しました。

「他の地区からはよく調べてみないとその内容が分かりづらい」上に「合併が進んだために過去の状況・経緯が見えづらくなっている」
まさに仰る通りだなと、今私もよその事例をあさりながら感じています。
特にそれを実感したのが、青森県の 木造町農協 と 津軽にしきた農協 の管轄区域。[68770]を書いたときはすっかり忘れていたんですが、この現存する二つの農協の管轄区域、今もなお重複している可能性があるんです。(詳細は省略)
でも、私が数ヶ月前に青森県の農協の区域を調べたときは、農協合併+市町村合併によるW迷彩効果もあってか、全く気付かなかったんですよね。それに今でも「可能性がある」とまでしか言えない状態です。当の農協のHPも津軽にしきたは現在休止中、木造町はそもそもHPが無いため、これ以上調べる術がありません。
今回は過去の農協の本店・支店の配置・名称、それと合併を照らし合わせていく中でたまたまその“可能性”が見えてきた、というものです。

パラパラ地図風のまとめ方
これ、試しにちょこっと挑戦してみたところ……予想以上に難しいです。
まず、ネットだけでは情報収集が非効率かつ困難。上述の木造町以外にも農協のHPが無い所が少なくないですし、あってもEMMさんが仰ったような状況です。まして市町村合併と違い、ここの 市区町村変遷情報 のように全ての合併をまとめたサイトは無いようですし。
そもそも、「地区」の明確な線引き自体が(現在のものでも)意外と大変。「定款上(orディスクロージャー誌・HP)に示された地区とする」というのが無難な定義ですが、これがまた曲者で……。“定款上”と“実態”の地区が異なっているという例も散見されますし、市町村の合併・境界変更と定款との対応もどう処理すべきか悩ましいところです。
他にも、“総合農協+専門農協”などといった合併もあってこれまた区域を複雑にしています。農協の正式名称を調べるという作業もなかなか大変です。

でも、その分調べ甲斐があって興味深い題材ではありますが……。
[68923] 2009年 3月 20日(金)23:33:04【1】右左府 さん
連続駅名地名、背景色
[68913] オーナー グリグリ さん
JR南武線の 武蔵小杉-武蔵中原-武蔵新城-武蔵溝ノ口 がまず思いつきます。
私が2年前上京してこの近辺で生活を始めたとき、このしつこいまでの「武蔵シリーズ」にビックリした記憶が。周囲の南武線ユーザーとの会話でもたまに「武蔵シリーズ」なんて表現したりします。
それ以上に驚いたのはやっぱり「浦和シリーズ」でしたね。「これだけ同じ地名を使い回すほど、駅・路線が密集してるんだな」と、田舎との違いを感じました。

……と、ここで大事なやつを思い出しました。私の地元にもありましたね、JR五能線の 東能代-能代-向能代-北能代 が。
このうち、東能代・北能代はただの方角駅名ですが、向能代はそれと一線を画す歴史ある地名です。(東能代も今はこれ一つで立派な地名として定着してるかも。)


それと、背景色についてですが私の意見はおおよそ[68908]ニジェガロージェッツさんが書かれていたものと一致します。
やはり明るすぎても逆に見づらいと私は思いますし、現在の色~サンプル1(30%明るく)あたりが丁度いいように感じますね。
色の系統も緑が一番目に優しい気がします。


[68780]EMMさんへのレスはまた後ほど……。
[68770] 2009年 3月 6日(金)17:51:11【1】右左府 さん
農協の区域重複など
以前、二つの農協の区域が重複していた旧志雄町について、
[67493] EMM さん
旧志雄町が全国で唯一の希有な例だった…と言う話も聞いたことがあります。
[67655]
純粋な意味での重複という意味でやはり志雄町は非常に珍しい存在
とありましたが、その後他の地域の農協の変遷を調べていくうち、同様の事例と思しきものがゴロゴロ見つかってきました。

私の身近な所だと、秋田県三種町上岩川の 琴丘町上岩川農協 (昭和31年 上岩川村農協 から改称)と 琴丘町上岩川共栄農協 (昭和30年 上岩川村共栄農協 から改称)があります。昭和23年に発足してから昭和37年に合併するまで、同地区にこの2農協が並存していたそうです。
その経緯ですが、農協の前身である「農業会」の時代まで遡ります。戦後農業会から農協に移行する際、農業会の資産の処理について意見が分かれたというのが直接の原因でした。それ以前からも、農業会は政争で二分しかけていて、最後の理事選挙では政党間の争いが表面化していたとか。
では実際どのように二つの農協が成立したのかというと、農協の一本化に向け協議を進めている最中に少数派の方が先に 上岩川村農協 を設立させてしまい、その後残った人たちで 上岩川村共栄農協 を設立させた……とのことです。(前者が一つの農協になった際に少数派となることを恐れたため、という“噂”)
以上の内容は、『琴丘町農協史』という本に書かれていたものです。当時の関係者の座談会も企画・掲載しており、詳しい事情がよく分かりました。

他に、同町下岩川地区にも昭和45年まで 下岩川農協 と 下岩川共益農協 が並存しており、これも似たような経緯ではないかと思われます。
また、東京みらい農協 が 清瀬市農協 などの合併で成立するまで、清瀬市にも 清瀬市農協 と 第一清瀬農協 の2農協が並存しており、これらも区域が重複していたようです。(ネットの掲示板にその理由が書かれているのを目にしましたが、正確な内容は失念。)
津軽地方も調べてみると、ごく最近まで思わせぶりな名前の農協が幾つもありました。中には、支店の配置まで全く一緒という農協も。

これらの多くは、戦後農業会に代わって新たに「農協」という組織が誕生した際に同時に成立したというものであり、同様の例が少なくないことからも比較的生じやすい現象だったのではと思われます。


それと、神奈川県の農協の変遷もざっと調べてみたのですが、
[67448] Issie さん
湘南エリアに現在はJAの支所も支店もありません
やはりかつては旧湘南村を区域とする農協があったようです。
神奈川県のHPに1959年以降の県内JAの変遷がまとめられた資料があり、それによると 津久井郡農協 が成立したのは1959年。津久井郡内の 川尻農協 を除く全総合農協(湘南・串川・鳥屋・津久井・青野原・青根・相模湖・内郷・牧野・共栄・藤野町中央)による大合併でした。その後1978年に 川尻農協 も合流し、現在に至っています。
また、湘南支所 もごく最近まではあったようです。農協のディスクロージャー誌には2007年2月に3支所が廃止されたとありましたから、その際に湘南支所も廃止されたものと思われます。(こちらのHPで 湘南支所 の所在地なども確認できました。)


※本稿中の農協の名称は資料によって若干の違いが見られるものが多く(「上岩川村農協」と「上岩川農協」等)、ここに書いてあるものが正しいという保証はありません。

※最初の投稿で、区域の重複していた農協の例として三種町の 森岳・全森岳農協 を挙げていましたが、誤りでしたので削除して訂正しました。(これらの区域は一応分かれていたようです。)
[68302] 2009年 1月 12日(月)23:12:07右左府 さん
地図サイト
[68288] オーナー グリグリ さん
私にとって一番使いやすい……というか重宝しているのはYahoo!地図ですね。理由は、画像がきれいで見やすい、高倍率まで見られる地域が多い、等々。一番最初に使い始めたサイトだから、というのも大きいですが。

ただ、目的によって他の地図サイトも適宜使い分けています。
Yahoo! は、道路や建物などを確認する際や、自治体の境界・主要な町字名とその読みを調べるとき、あとは航空写真を見るときなどでしょうか。
道のりなどを測る際は、やはり Mapion のキョリ測ですね。ただ、これ以外の目的では普段 Mapion は使いません。
地形、特に土地の起伏などを調べる際はウォッちずです。地図サイトの地図は一般に等高線が見づらいですから。Yahoo! で見て平坦な道だと思って行ってみると実はとんでもない急勾配だった……なんて経験もありますので(^^;)
Google は基本的に地図だと思ってない……というか、私の地理ワールドを楽しむツールとしては使ってません。地図本体よりその情報量の多さから、日常生活で店や病院などを探す際などには活用することもありますけどね。
ちず丸やいつもガイドなどは、今ではほとんど使う機会がないです。

それと、町字の名称・範囲などを正確に調べるときは livedoor地図 を使います。
Yahoo! などはこれが不正確な箇所が多いほか、住所一覧に収録されていない字名(特に小字)が結構あるんですよね。一方、livedoor はこれよりも正確で、住所一覧にもだいたいの小字は掲載されていると思います。
(ちなみに、提供元の MapFan Web より livedoor の方が何となく使い勝手がいい気がするので、敢えて livedoor地図 の方を挙げました。)

一応具体例を。
能代市には「産物」という大字があり、その下には「字大曲・字萱山・字狐森・字東面」の四つの小字があります。
しかしYahoo!の住所一覧では産物の下にあるのは字東面だけということになっており、他は大字なしという扱いに。しかも、字東面は大字なしの字名としても二重掲載されています。(地図本体に至っては、何が何だか分からない描かれ方。)一方、livedoorの住所一覧にはこれらが正確に掲載されています。
また、お隣二ツ井町には「苅又石」という大字があり、その下に「字苅又石・字揚吉……」など幾つかの小字があります。
しかし、Yahoo!の住所一覧には「字大沢掛・字苅又石」の二つのみ。「字揚吉」などの小字はlivedoorの方でないと確認できません。
こうして見ると、Yahoo!などはどうも人の住んでいない小字になると収録率が悪くなっているという気もします。

……長々と失礼しました。
[68245] 2009年 1月 10日(土)18:47:14右左府 さん
十番勝負
問九:国分寺市

「該当しない市:石岡市」、私は全く別の意味で捉えていました。
でも、それでいてつくばみらい市や安城市などが○となると、これは物議を醸しそうな気が……。
[68241] 2009年 1月 10日(土)17:40:02右左府 さん
十番勝負
問九:草津市

どうでしょうか。
[67949] 2009年 1月 2日(金)10:17:29右左府 さん
すあま
「秘密のケンミンSHOW」という番組、普段は以下に書いた理由で全く見ないんですが、家族にこの番組が好きな人がいて昨日は否応なしに見せられちゃいました。

[67922] ペーロケ さん
すあまの件は、私も全く同じように感じていました。明らかに関東(+東北)のほうが「特殊」だろ、と。
この番組、明らかに東京中心の視点から作られていますよね。レギュラー放送は過去に数回だけ見たことがありますが、「東京都民」が扱われていた様子はないですし。「東京の男性(東京太郎)がよその女性と付き合っていく際に他県の『おかしな』習慣をとりあげていく」という内容のコーナーもあり、非常に象徴的だなと感じながら見た記憶があります。「東京の普通が日本の標準」……100%間違いではないかもしれませんが、私にはどうも馴染めないスタンスです。
それにその時、「久留米市に住む福岡県民」といった何ともトンチンカンな表現が連発されてて、非常に違和感がありました。ちょっと「都道府県」「ケンミン」の枠に過剰に固執してるんじゃあないかな、と。

……ゴメンナサイ、何かこの番組の批判ばっかで。でもこういった点に眼を瞑れば、結構面白い番組ではありますよね。対立(?)する県の出演者同士の激しいバトルなんかは楽しみながら見れました。
あと、その過去にたまたま見たときに「節分に落花生をまく」のが北日本ローカルの習慣であると知れたので、そこはよかったです(^^;) (ただこれも「北海道民」の風習として紹介されてましたが。)


それで、東京発祥のお菓子という「すあま」、私は名前は知ってました。見たこともあります。でも、恥ずかしながら名前と実物が一致したのは昨日が初めてでした……。これは秋田県だからとかという訳ではなく、単に私の無知です。
一応秋田県あたりでも食べられてますが、そこまで馴染みのある和菓子というわけでもないような。
[67919] 2009年 1月 1日(木)23:14:04右左府 さん
十番勝負
問一:八戸市
[67918] 2009年 1月 1日(木)23:03:33右左府 さん
十番勝負
問十:潟上市
[67890] 2009年 1月 1日(木)14:15:14右左府 さん
十番勝負
ついでにも一つ。

問六:日進市
[67887] 2009年 1月 1日(木)13:41:41右左府 さん
十番勝負
あけましておめでとうございます。

問五:男鹿市

今回は様子見のつもりだったんですけど、これは見た瞬間分かったので……。
[67766] 2008年 12月 29日(月)23:23:08右左府 さん
地域差
[67765] 日本人 さん
皆さんの小学生時代のクラスでは、どのくらいの割合で受験しようとした人が出てきましたか?
私が小学生の頃、「中学受験」なんて言葉は知りませんでしたし存在すらしてませんでした。受験するしない以前の話ですね。初めてその言葉を聞いたときは、「『中学受験』……?『中学生が受ける試験=高校受験』って事??」なんて思ってましたから。
というのも、秋田県には中学受験が存在しなかった(※)ので。これって全国では少数派なんですしょうか?過去ログを読むと、YSKさんや白桃さんなどが同様の環境に育ってらっしゃるようですね。

やはり東京に来てからは、中学受験が当たり前に存在している事に違和感があります……。昨年夏「受験の神様」という中学受験を扱ったドラマが始まった際も「こんなん誰が見んのかな」と感じましたし。
それでも最近はようやく理解できてきましたが……。

ついでに言うと、私立高校も秋田に数校ある程度なので、「高校入試の滑り止め」なんてものも存在しませんでした。そのせいかどうか、「公立高校」という言葉の意味も他とは違って、何故か組合立の高校を差していました。(県立は「県立」、市立は「市立」であり「公立」でない。)
「高校浪人も普通にいる」と大学でハマッコの友人に話したら、これも驚かれました。

※もしかしたら秋田あたりに地味に存在していたかもしれません。一応数年前には県立・私立の中高一貫校が幾つか設立されて、今は中学受験が地味に存在しているようです。それでも、能代山本地域には相変わらず「公立中学校」(←この言葉も違和感あり)しかないため、中学受験は依然マイナーなようです。
[67655] 2008年 12月 20日(土)23:37:10右左府 さん
JA東京あぐり
[67493] EMM さん
ネットにも図書館にもこれ以上手がかりがなかったので、思い切って東京あぐり本店に行ってきました。
……軽く立ち話で終わるか、資料をもらえるか程度のものを期待していたのですが、予想に反してこの上ないご厚遇。(その詳細を書くのを躊躇うほどに。)アポなしでいきなり訪ねてしまった軽率さをを後悔しています……。
ともあれ、非常に詳しいお話を聞くことができ、問題が解決しました。

まず、東京あぐりの管轄区域自体は、全中のHPにあるとおり島嶼を除く都下全域で間違いありません。定款には以下のようにあります。
第一章 総則
(略)
(地区)
第三条 この組合の地区は、大島、三宅島、八丈島、その他諸島を除く東京都一円の区域とする。
(事務所)
第四条 この組合は、主たる事務所を、立川市に置き、従たる事務所を、西東京市に置く。

そして現在のようになった経緯なのですが、ちょっと複雑なようです。
元々のJA東京あぐりは昭和26年「都連農業協同組合」として設立され、その後改称しました。これは通常の農協と異なり、JA職員を対象とした事業を行っていた(? ここんとこの話は難しくてよく理解できてません……)とのことです。
片やかつて存在した田無市農協は、田無を管轄とする農協でした。保谷など周辺地域の農協(今のJA東京みらい)が合併に向かって動いていた際も、当初はその枠組みに加わっていたそうです。

ところが1997年4月、その田無市農協が大量の不良債権を抱えていたことが判明、財政破綻してしまいます。その救済策として(かなり異例の措置ではあるものの)JA東京あぐりに吸収合併することとなりました。その結果、「田無の農協」+「JA職員対象の事業を行う農協」という二つの側面を持つ、この変則的な農協が誕生したというわけです。
(当時の新聞、特に読売新聞では結構大きく取り上げられていたようです。合併の際の記事は見つけられませんでしたが、97年4月に破綻した際は連日この件が報じられています。)
なお、いつまでもこの状況が続くということではないそうで、財政状態が改善されれば再び「田無の農協」の部門は分離し、JA東京みらいとの合併を進めていくとのお話でした。

ちなみに、東京あぐりや全農東京がある立川市柴崎町ですが、JA関係のビルが幾つか並んでおり、その中にあぐり本店が入っていました。
応対してくださった職員の方々には冒頭にも述べたとおり、ただただ感謝するばかりです。中でも、直接詳しいお話を伺った方は元々JA田無市の職員でいらっしゃったそうで、デリケートな話にも関わらず丁寧に説明してくださって非常に恐縮でした。


それと、農協法の条文のご紹介ありがとうございます。東京あぐりも一応管轄区域が重複しているとも言えますが、純粋な意味での重複という意味でやはり志雄町は非常に珍しい存在なのですね。(東京あぐりも十分珍しいケースですが。)


[67491] YSK さん
人名「あぐり」の由来、本当だったんですね。それにしても、あぐりさんがもう百を超え、その上未だ現役とは……とにかく驚きです。
[67652] 2008年 12月 20日(土)23:12:56右左府 さん
十和田湖県境
ネット上にはまだソースが見当たらないのですが、NHK秋田放送局のニュースによる情報です。
十和田湖面及びその付近の秋田・青森県境確定が、今月25日付の官報に告示されます。ギリギリ年内に間に合うようですね。

JA東京あぐりの件は次稿にて……。
[67488] 2008年 12月 3日(水)23:26:01右左府 さん
JA東京あぐり など
早速のご回答、ありがとうございます。

[67449] EMM さん
「JA東京あぐりは、立川市柴崎地区を管轄する農協と旧田無市を管轄する農協が超飛び地合併したものである」
なるほど……。出資法の事情を踏まえるとこれも合点がいきますね。

それで、このEMMさんの予想のもと更にネット上を調べてみたのですが、こんなページを発見しました。ページ最下部に都内の農協の合併が簡単にまとめられており、「平成11年4月 東京あぐり 田無市+東京あぐり」とあります。
(正確な情報かは不明ですが、)これとEMMさんの予想を合わせると、元々JA東京あぐりは立川市柴崎地区のみを管轄しており、その後JA田無と合併した……ということになるでしょうか。

それと、一つ気になる点がありました。JA全農東京とJA東京あぐり本店、所在地が同じなんですね。ともに柴崎町にある「JA東京第2ビル」に入っているようです。
だから何だ、という事は私にはわかりませんが……。

[67444] いっちゃんさん
検索結果をざっと見てみたところ、(一つ一つ検証はしてないのですが)これらは「一つの自治体が複数の農協のエリアに分かれている」というケースではないでしょうか。「一つの地域を複数の農協が管轄している(=管轄エリアが重複している)」わけではなさそうでしたが……ちゃんと確認してないので、間違ってたらごめんなさい。

[67448] Issie さん
あぐり
東京あぐりの由来はご推察の通りagricultureのようです。(参考ページ
女性の名前だと、昔のNHK連続テレビ小説のタイトルが思い出されますね。こちらの由来、私は今まで知らなかったのですが、ネット上には「『これ以上女の子が生まれないように』という願いを込めたもの」とするページがちらほら。本当なんでしょうか……。
[67443] 2008年 11月 30日(日)00:26:32右左府 さん
JA東京あぐり
最近ちょっと農協について調べているんですが、その中でよく分からない問題にぶつかりました。

東京都には「JA東京あぐり」というのがあるのですが、この管轄区域がいまいちよく分からないのです。
全農東京のHPにある管轄区域地図を見ると、旧田無市が管轄のように描かれています。
しかし、全中のJA一覧を見ると、西東京市は全域JA東京みらいとなっており、東京あぐりの区域は「島除く東京都全域」と書かれています。
当の東京あぐりのHPを見ても管轄区域についてははっきり書かれておらず、本店が立川市にあるということだけが分かりました。
ちなみに、東京みらいのHPを見ると、(店舗地図農協概要を読む限り)旧田無市域はここの管轄外のように思われます。

東京あぐりは専門農協というわけでもなさそうですし……ひょっとして[40582]にてEMMさんが紹介されている旧志雄町のように複雑な事情があるのでしょうか。

そもそも、私の中には「原則として(専門農協などを除くと)一つの地区を管轄する農協は一つ」という前提があるのですが、この認識自体も誤っているのでしょうか。
[67242] 2008年 11月 10日(月)00:07:34右左府 さん
飛地の定義
以下のような定義はどうでしょう?

「他自治体のみ、もしくは他自治体+水面のみに囲まれた土地」
(「水面」は海面・内水面全般;当該自治体の内水面も含む)

……ぱっと思いついただけのものですし、穴だらけの定義でしょうが、一応書き込んでみました。
[66825] 2008年 9月 19日(金)19:24:56【1】右左府 さん
小坂製錬小坂線、金萬
先日落書き帳でもちょこっと紹介されていた、オフ会会場付近を走る貨物専用路線の小坂線、どうやら今年度いっぱいで廃止となるようです。
情報元はこちら。時間が経つと別の内容に変わっていると思いますので、一部引用します。

休止中の小坂線来春に廃止に

大館市と小坂町を結ぶ貨物専用鉄道「小坂線」が、来年4月1日で廃止されることになりました。
小坂線は、小坂町にある小坂製錬の精錬所で生産された濃硫酸を運ぶ、総延長およそ22キロの貨物専用の鉄道です。
小坂製錬ではことし2月に濃硫酸の生産を中止し4月から1年間の予定で貨物列車の運行を休止していました。
その後、小坂製錬は貨物輸送の需要は見込めないと判断し、来年4月1日で廃止することを国土交通省に届け出たということです。
地元の小坂町は小坂線を鉱山事務所や、明治時代に建てられた木造の芝居小屋・康楽館と並ぶ、近代化遺産と位置づけ、旅客営業を含めた鉄道の保存を検討しています。

「旅客営業を含めた鉄道の保存」……つまり何らかの形で旅客営業再開も有り得る、という事なんでしょうか。


そうそう、先日はうっかり(?)日持ちのしない秋田銘菓・金萬をお土産として絶賛しましたが、賞味期限も消費期限も気にしない家庭に育った人間にとっては大した問題ではないのでした(笑)。
ちなみに、購入後電子レンジやオーブンで軽く温めると出来たてに近い味を楽しめます。製造元もオススメの食し方です。消費期限を多少過ぎてもこれなら大丈夫かも?(あ、味や体に問題があっても私は責任を負いかねますのであしからず……。)
[66693] 2008年 9月 10日(水)00:16:03右左府 さん
鹿角・秋田の特産品
能代人の私から見ると、(東の果ての)鹿角って本当に秋田県なのか疑いたくなるんです。どうも秋田県より青森・岩手寄りのように感じられるんですよね。
そもそも、私は小さい頃に確か1回行った事があるかも?という程度の縁しかないものですから。

鹿角で最近ちょこっと有名なのが、「北限の桃」でしょうか。残念ながらオフ会の頃はシーズンを過ぎているので味わうのはまず無理ですが、先日私も食してみたところ大変美味しかったですよ。
あと、秋田県土産なのか秋田土産なのかよく分からない「金萬」というお菓子があります。これ、秋田県民なら誰もが知ってる有名なお菓子なのですが、県外での知名度はどうなんでしょうか。おそらくあまり知られてないのではと思うのですが……。これは県内どこでも購入可能と思いますし、とにかくオススメの一品です。
それと、きっとみなさんきりたんぽ鍋を楽しみの一つとされていることと思いますが、「だまこ鍋」というものもあるんですよ。これはきりたんぽの弟分的な存在で、私の実家ではよくきりたんぽとだまこを一緒に一つの鍋で楽しみます。こちらはきりたんぽと違い南秋地域が発祥のようで、鹿角で味わえるかは分かりませんが……。

そうそう、オフ会の前後に余裕のある方は必ず能代にいらしてください。そして、ちょっとでもいいので能代にお金を落としていっていただければ幸いです。私からの切実な願いです。
特に、県内各地のお土産を一気にお買い求めになるなら能代市内の各スーパーのお土産コーナーがオススメです。豊富な品揃えで皆さんをお待ちしておりますから、ぜひご利用くださいませ。
[66543] 2008年 8月 31日(日)15:28:40【2】右左府 さん
長期休業期間
[66522] 鳴子こけし さん
東北や北海道は夏休みと冬休みの長さが逆転していることもあるので
「逆転」という表現がどうこうは置いといて……、
そんなことがあるんでしょうか?北海道に関しては[32376]にて紅葉橋律乃介[紅葉橋瑤知朗] さんが否定されてます。私も冬は雪の吹き荒れる日本海の港町で18年間育ちましたが、そんな素晴らしい(?)話は聞いたことがありません。

ということで、全国各地の市町村立学校の長期休業を、各自治体の例規集にある公立学校管理規則をもとに調べてみました。

自治体名夏休み冬休み春休み
札幌市25日間(7/10-8/31内)25日間(12/20-2/10内)11日間(3/26-4/5)
旭川市25日以内(7/10-8/31内)25日以内(12/10-1/31内)19日間(3/20-4/7)
青森市33日間(7/22-8/23)22日間(12/24-1/14)11日間(3/27-4/6)
盛岡市26日間(7/26-8/20)26日間(12/26-1/20)16日間(3/21-4/5)
大河原町36日間(7/21-8/25)15日間(12/24-1/7)14日間(3/25-4/7)
秋田市32日間(7/24-8/24)18日間(12/26-1/12)15日間(3/22-4/5)
能代市33日間(7/23-8/24)19日間(12/26-1/13)13日間+α(3/22-3/31・4/1から土日除く3日間)
福島市35日間(7/21-8/24)15日間(12/24-1/7)13日間(3/24-4/5)
安中市37日間(7/21-8/26)14日間(12/24-1/6)11日間(3/27-4/6)
八王子市42日間(7/21-8/31)13日間(12/26-1/7)11日間(3/26-4/5)
大阪市42日間(7/21-8/31)14日間(12/25-1/7)14日間(3/25-4/7)
東かがわ市42日間(7/21-8/31)14日間(12/25-1/7)12日間(3/25-4/5)
福岡市42日間(7/21-8/31)14日間(12/25-1/7)11日間(3/25-4/4)
那覇市38日間(7/21-8/27)11日間(12/26-1/5)12日間(3/26-4/6)
石垣市38日間(7/16-8/22)10日間(12/26-1/4)13日間(3/25-4/6)
※山形県・長野県内の自治体などは各学校の校長が定めた日としていました。また、上記の市町でもこの期間の他各学校が必要に応じて休業日を設けたり減らしたりすることが出来ます。秋田市などでは秋休みも定められています。

まず鳴子こけしさんの仰る「逆転」は見られませんでした。ただし上記の通り休業期間は学校単位で柔軟に設定できますから、探すと「逆転」している所もあるかもしれません。(岩手県は冬休みが長いことで有名で、確か以前ニュースで上記の盛岡市の期間より長い学校が紹介されていた気が。ここなら冬休みの方が長いかも?)
また、関東~九州の多くは期間がほとんど同じであったため、上の表にも少ししか掲載していません。「8月31日」が通じる範囲は結構広いようです。

7月20日が始まりなのは、そこに『海の日』という祝日があったため
この謎の祝日、私が小学校の頃(12年前)に急に出現したのでした。現在夏休みが7月20日からとなっている自治体は、それ以前は開始日が異なっていたのでしょうか?


[66526] ひぃ さん
稲刈り休み(秋休み)
『長野市立小・中学校管理規則』に以下のような箇所を発見しました。
第3条の2 夏季、冬季、学年末及び農繁期等における休業日は、あらかじめ長野市教育委員会(以下「教育委員会」という。)の承認を得て、校長が定める。
私の地元は農業県秋田ですがこのような休みは無かったので新鮮に感じられます。また、他自治体の規則を見てもその土地ならではの休日が規程されていたりして、いずれも非常に興味深いですね。


それにしても、上の表のような事もパソコン一つでちょちょいと調べられるとは、本当に便利な世の中です。
[66519] 2008年 8月 30日(土)23:03:18【1】右左府 さん
8月31日
[66518] 日本人 さん
アニメでは恒例の、「8月31日まで宿題をためておく」というのを、口に出すと、笑われ者になります。
私の学校では昔からそうでした。

「夏休みは7月20日~8月31日」というのはある程度ローカルな常識でしかないのですが、アニメや漫画ではそれが全国区の当然の事として描かれていることに、私は小さい頃から非常に違和感がありました。(今でも例えば日本人さんの学校のような「8月25日の始業式」の全国ニュースでの報じられ方にちょっと違和感を覚えています。)
でも、そのおかげ(?)で「夏休みは7月23日~8月25日とは限らない」ということを知れたし、日本の中の様々な事象の多様性(??)を知れたんですけど(笑)。逆に、「8月31日地区」の子どもたちはそういったことを知れないんですよね……。

過去記事を検索すると、関連書き込みがけっこうヒットしました。(「夏休み」「8月31日」をキーワードに。)
[66509] 2008年 8月 30日(土)18:20:38右左府 さん
十和田湖の県境確定へ
先日話題になっていた十和田湖の秋田・青森県境ですが、昨日29日に関係4自治体首長による協議が行われ、提案されていた県境案に4者とも合意しました。これで長年の懸案に決着が付くこととなりました。(秋田魁新報HP:県境案の載った地図も見られます)
実際の湖面の境界線は今後国土地理院と協議をしながら画定するとの事ですが、上記リンク先の地図には目安となる境界線が示されています。

ちなみに本日付の秋田魁新報朝刊によると、
地方自治法では、県境の画定は、両県どちらかの知事が決める形になる。決定後に、両市町から意見を聞いたうえで国に届け出る。どちらの知事が決めるかは今後、両知事が協議して決める。すべての手続きが最速で行われた場合は年内にも県境が画定する。
との事です。
[66458] 2008年 8月 28日(木)18:53:37右左府 さん
十和田湖と大潟村長
十和田湖付近の秋田・青森県境確定見込みのニュースがありましたが、同じようなニュースって以前にも何度か出ていたんですよね。その度に気づいたら議論は白紙に戻り……の繰り返しでした。今回も大丈夫なのかな、とちょっと心配です。
とりあえず、明日29日に小坂町長・十和田市長・両県知事の4者による話し合いの場が設けられ、そこで最終決定ということになるようです。

女性首長の話題が出ていますが、それに関して。
秋田県では大潟村長の黒瀬喜多氏がが県内唯一の女性首長でしたが、つい数日前の村長選挙で落選してしまいました。これで秋田県の首長はまたオジサンだらけです。
実は先日私もたまたま女性首長の一覧を作る作業をしていたんですが、がっくんさんの調査結果と比べると私のは見落としがあるわあるわ……。特に町村長はオジサンたちの独壇場という思い込みがあったので、清内路村などは意外でしたね。
数は「意外と多くなったな」とも、「二千近くも自治体があってこれだけか」とも感じられました。
[65935] 2008年 8月 5日(火)18:00:04【1】右左府 さん
塚の字の点の有無が話題になってますね。

記憶が曖昧なのですが、確か以前公式HPかどこかで、宝塚市と貝塚市に関しては「ひげ塚」をロゴなどに使用していたのを見た記憶があるんです。(記憶がかなりおぼろげなので、あまり信用しないで下さい……。)それで、「宝塚って点のある塚だったんだ」などと驚いたのを覚えています。


現在はどちらも公式HPでは一見「ひげ塚」は見当たりませんが、刊行物などを探してみたらありました。

宝塚市勢要覧2006」このPDF版では、すべての「塚」が「ひげ塚」になっています。HTML版も、画像処理されている文字は「塚」とともに「ひげ塚」が混在しています。
また、「広報たからづか」でもほとんどが「ひげ塚」です。裏表紙の編集発行者欄にある「宝塚市役所」やその住所「宝塚市東洋町…」の文字も「ひげ塚」で表記されています。

貝塚市の方も、「貝塚市第4次総合計画」には一貫して「ひげ塚」が使用されています。

他の「塚」を含む自治体もささっと各種刊行物を確認しましたが、こちらは点の無い「塚」しか見当たりませんでした。
[65662] 2008年 7月 2日(水)18:25:47右左府 さん
お悔やみ欄など
新聞やお悔やみ欄などの話題、興味深く読んでおりました。私の地元の話も提供……と思ったら、やたらと長文に(汗)。興味のない方はさらっと流してください……。


私の実家で購読しているのは、秋田県内エリアの「秋田魁新報」と、能代山本エリアの「北羽新報」の2紙です。実際のところは分かりませんが、およそ能代山本地域ではこれがスタンダードな購読スタイルだと私は思っていました。

秋田魁新報は、県内・国内・世界いずれのニュースもバランスよく取り扱っています。ニュース以外のページもかなり充実しており、全国紙をとらずともこれで充分事足りるでしょう。逆に全国紙だと県内ニュースが不足し不便かも。
ちなみにこれは朝刊+夕刊セット。
一方北羽新法は専ら能代山本および旧岩崎村のニュースに特化しており、国内・国際ニュースは基本的に扱わず、県内ニュースも少しだけ。(でも皇太子妃出産の時のニュースは一面のセカンド記事になっていたような……。)ページ数は少なく、夕刊もなし。

[65450] EMM さん
折込広告
基本的に折り込み広告は大部分が秋田魁新報に入り、北羽新報にはたま~に数枚入っている程度ですね。
それで、その「たま~に数枚入っている」広告、はっきりと思い出せないのですが、言われてみると不動産関係だったような気がします。他の広告に比べ作りが劣るような不動産の広告をたまに見た記憶はあるんですよね。記憶が曖昧で断言はできないのですが……。


お悔やみ欄の話。

上記の両誌ともにお悔やみ欄があります。どちらも掲載は無料。
魁新報の方では、亡くなった方の氏名、享年、死亡日時、葬儀会場・日時、喪主が書かれています。
北羽新報は3面に結婚・出産・救急医療輪番病院・香典返し・翌日のごみ出し案内・行事予定……などがずらっと書かれたコーナーがあり、その中にお悔やみ欄もあります。内容は亡くなった方の氏名、住所(基本的に大字まで)、享年、死亡日。
また、魁新報のお悔やみ欄の末尾には「市町村への届出」という名の別枠があり、おそらく掲載を申し込まなかった人の訃報を扱っていると思われます。こちらは確か亡くなった方の氏名・享年だけだったはず。

掲載のシステムなのですが、魁新報が遺族からの申込形式だという以外、よく分かりません。
一昨年私の家にも不幸があり、その際に北羽新報には掲載されました。喪主であった父に尋ねたところ、「掲載の可否を尋ねる電話が来て、OKした。」との事。電話の主が新聞社か市役所か、そこは記憶が曖昧……。

そして死亡広告、両誌ともに掲載されていますが、魁新報は通常お偉いさんのみ。一方北羽新報は一般の方のものも多いです。
内容は、葬儀を知らせる挨拶文に続き、喪主を初めとする遺族の名前がズラリ。
遺族の名前はどこまで書くかは様々。喪主・配偶者・兄弟・喪主配偶者・子あたりまでは必須です。孫は単に「孫一同」と書かれるのみ、「孫代表」として一人だけ書かれる、孫全員の名前を連ねる、のいずれか。
これらと一緒に、葬儀が済んだことを知らせる挨拶も広告として載せられます。

前述の我が家の不幸の際、葬儀でお坊さんが仰っていたんですが、能代山本のあたりは全国で見ても死亡広告が非常に多いとか。「義理参列」を招き好ましくない、と嘆いていました。実際のところは分かりませんが、北羽新報のような新聞の存在が死亡広告を出しやすくしているんでしょうか。

[65399] k-ace さん
市の広報の「お悔やみ欄」
市町村巡りで入手した各地の広報を見てみると、このお悔やみ欄や、結婚・出生欄のあるものが幾つかありました。私の知る限りでは、秋田県三種町、八峰町、それと合併前の琴丘町・山本町の広報にこの欄が設けられています。私の住む能代市にはこれがないため、初めて見た時は非常に新鮮に感じました。
これって人口の少ない町村でしか見られないかと思っていたのですが、加西市ほどの人口規模の所でも見られるとは意外です。
[65431] 2008年 6月 7日(土)18:08:42右左府 さん
谷保村の件
レスが遅れてしまいましたが……。

[65096] 紅葉橋律乃介 さん
[65108] 88 さん

非常に丁寧なご回答・ご解説、ありがとうございます。

まったく同時に、「谷保→国立」と、「村→町」が行われた。
との88さんの見解に、私も納得できました。

「改称」は本来は「谷保村→国立村」や「谷保町→国立町」でなく、「谷保→国立」です。「改称」の対象となるのは、正確には「町」「村」を除いた部分です。
一方、「村を町とする処分」の本来の趣旨は、「谷保村を谷保町とする」や「国立村を国立町とする」ではなく、「従前の村を町とする」です。「谷保町」という名称の町を規定する趣旨ではありません。
この点で合点がいきました。てっきり、「谷保村→国立村」との表記の条例と「谷保村→谷保町」と表記された総理府告示では内容に齟齬が生じ、その結果どちらか一方が機能しなくなるのか?などと、あれこれ考えていたのですが、そういう事ではないのですね。

このような改称と町制・市制を同時に行う事例では、例示された常陸大宮市などのようにその“順序がはっきりしている”ものにしか触れたことがなかったので、この国立町のケースでは混乱してしまいました。


ちなみに、谷保村議会での町制と改称それぞれの議案議決順ですが、一応「町制施行について」と題された議案が改称条例より先に議決されています。
ただ、議事録で該当箇所を読むと、この町制議案に対する議員らの発言が「町名は『国立』でいいか」という議論にほぼ終始しており、町制施行自体に関する発言はほぼ皆無でした。(どうもこの町名問題で村内では一悶着あったようで。)
[65060] 2008年 5月 10日(土)23:41:12右左府 さん
北多摩郡谷保村→国立町
>88さん

「市区町村変遷履歴情報 都道府県別一覧【東京都】」#141に
1951.04.01 町制/改称  北多摩郡 国立町  北多摩郡 谷保村
とありますが、これと矛盾する内容の資料をいくつか発見しました。
ここでは「町制/改称」、すなわち「谷保村→谷保町→国立町」となっているのですが、改称が先行した「谷保村→国立村→国立町」という手続きであった可能性をにおわせるものです。


まず、『法令全書』に掲載された総理府告示では
◎総理府告示第四百四十九号
   村を町とする処分
 地方自治法第八条第三項の規定により、昭和二十六年四月一日から、東京都北多摩郡谷保村を谷保町とする旨、東京都知事から届け出があった。
 なお、同日から同町はその名称を国立町と変更した。
 昭和二十六年十二月二十八日
    内閣総理大臣 吉田  茂
となっており、「町制→改称」と読み取れます。

また、『国立町例規集』(国立町役場文書課編、1962年4月)にて確認した東京都告示では、
  ○国立町の設置(昭和二十六年三月二十八日 東京都告示第三百号)
 地方自治法第八条第三項の規定に基いて、昭和二十六年四月一日から北多摩郡谷保村を町とし、及び同法第三条第三項の規定により、その名称を国立とする。
と、一応は「町制→改称」の順番であるように読み取れます。

また、『東京都議会史 第二巻下』(東京都議会議会局法制部編、1956年10月)をあたってみると、昭和26年の第2回定例会の議案が掲載されており、そこに
第七十一号議案
   北多摩郡谷保村を町とすることについて
右の議案を提出する。
   昭和二十六年三月七日
     北多摩郡谷保村を町とすることについて
地方自治法第八条の規定に基き、昭和二十六年四月一日から北多摩郡谷保村を町とする。
とあります。この議案は委員会による審査を経て原案通り可決されたと記されています。ここでもまず町制が先行していたと読み取れます。


と、ここまではいいのですが……。

この都議会史には附録として「東京都議会付議事件表」という、都議会に提出された議案の一覧表が掲載されているのですが、そこには
第二回定例会 原案可決 第七十一号 北多摩郡谷保村を国立村とすることについて
(一部体裁・字句を変更。)
とあり、上に引用した本編の記述とは異なります。

市の出版物ではどうだろうかと確認したところ、『くにたちの歴史』(くにたちの歴史編さん専門委員会編、1995年2月)には、
昭和二十六(一九五一)年三月の谷保村議会で、いったん「国立村」と改名しました。ついで四月一日の都知事の認可による町制施行にあたって、「国立町」となりました。正式名称のうえでは、ここから現在のくにたちの歴史がはじまったのです。
とあり、明らかに「改称→町制」とする記述です。

極めつけが『国立市史 下巻』(国立市史編さん委員会編、1990年5月)で、以下のような記述がありました。
(略)……佐藤康胤村長は、昭和二十六年三月二日に「名称変更条例制定について」を議題とする村議会を開き、全員一致の賛成を得た。そのときの条例案とは、次のようであった。

  名称変更に関する条例案
 地方自治法第三条第三項の規定により谷保村の名称を左のとおり変更し、昭和二十六年四月一日から施行する
  国立村

都知事に申請するときは「国立村」であったが、都知事の許可が下り、四月一日から実施するときには「国立町」を名乗ったことが、この資料から知れよう。これは、今回の調査で初めてわかった事実である。
この条例は原案通り可決されてますので、その後何も手が加えられてないのであれば、町条例と総理府告示とに齟齬があるという事に。

実際に運用された条例の文を例規集などで確認できれば確実なのですが、国立町例規集には上記の都告示しか掲載されておらず、現在の国立市例規集にはこれに関する例規が一切収録されていません。


私としては以下の二通りの推測をしたのですが、
(1) 上記の名称変更に関する条例は「村」の部分を「町」とする改正が行われた。都議会史附録や市史は単なる誤り。
(2) そもそもこの時期は同日の「町制・改称」などの手続きの順番は重視されず、そのため条例と総理府告示などで内容がちぐはぐに。
う~ん、どうなんでしょうか……。
[65042] 2008年 5月 9日(金)22:35:19右左府 さん
群馬県の形
[65027] 日本人 さん
尻尾??
館林市や邑楽郡のあたり……つまり
鳥のくちばしのような特徴的な部分
のことを指したつもりでした。

ちなみに、群馬県の形を「鶴舞う形」に例えるという覚え方には、私はここ落書き帳で初めて触れました。何かの本で「エイの形」と表現しているのは読んだことがありますが。
いや、そもそも都道府県の形を何かに例えるという事自体、私も同級生も実践した事がない気がします。
[65024] 2008年 5月 8日(木)16:40:11右左府 さん
兵庫県、存在感
[65004] がっくん さん
『兵庫県』っていうのはどういう位置づけなんでしょう?
「近畿の方にある、微妙にデカくて上と下が海の県」……こんなところだったでしょうか。
ちなみに、
「淡路島」のある県
淡路島も佐渡島も奥尻島も対馬も壱岐も隠岐も、およそ中学校3年以降に突如出現した気がします。
いや、頭の片隅にあったような気もしなくもないのですが、少なくとも「兵庫県」の位置づけとは無関係だったような……。


[65019] 白桃 さん
「存在感」という語句
拙稿[65003]にて「存在感」という言葉を使いましたが、この語を使っていいものかちょっと悩みました。
ただ、小学生だった私の(あるいは同級生の)各県に対する認識を主観的に直接表現するというのが[65003]の趣旨であり、「当時小学生の私が福井県や山口県を『存在感が薄い』と認識していたこと」を表現するため、この語を用いました。

同様の目的で「東西南北」を「上下左右」と表現するなどしました。
[65003] 2008年 5月 6日(火)00:08:06右左府 さん
都道府県観
今でこそ私は都道府県の名称と位置などさらさらっと答えることができますが、小学生だった10年近く前までは「困ったちゃん」な子供たちの一員でした。
そのときの私や同級生の「都道府県観」をざっと書き連ねてみます。

北海道・沖縄答えられて当然だけど、「縄」の字を書けるか不安。
青森・鹿児島端っこで半島が二つあって覚えやすい。ただ「鹿」の字が難しい。
千葉・石川ほぼ半島=県域でインパクト大。
秋田地元だし、男鹿半島のでっぱりがあるし、これは常識。
岩手・山形秋田県から見て、どっちが右でどっちが下だっけ。
富山・福井何か字面も似てるし、両方とも存在感が薄めだから混同。
福島・福井・福岡「福シリーズ」は区別不可能。福島は東北らしいけど秋田県民には異国。
宮城・神奈川・石川「仙台県」「横浜県」「金沢県」。
滋賀琵琶湖が描かれてたら分かるんだけど、「滋」の字が書けなくて……。
栃木・群馬群馬県の「尻尾」が唯一の区別ポイント。
埼玉・東京・神奈川小さいのが並んでて区別できない。
山梨・奈良内陸は無理。琵琶湖の描かれていない滋賀はこの仲間。
長野内陸だけど大きくて目立ってるから答えられる。
岐阜漢字のレベルがあまりに高すぎて誰も書けない。
大阪友達の苗字は「大坂くん」だから「大坂府」でもいいじゃん。
鳥取・島根これは二つで一つ。どっちかがどっちかなんだろな、という感覚。「取鳥」率も高し。
岡山・広島同上。
山口平凡な漢字が並んで存在すら忘れ去られてる。形も特徴がないし……。
四国四県ゴッチャゴチャ。
九州北部四県同上。特に大分と福岡の位置が怪しい。

……ヒドイ話ですが、これが現実でした。
ちなみに、「岡山・広島混同症」「島根・鳥取混同症」は未だに治りません。真庭市や瀬戸内市等々の所在地を訊かれると常に迷いますし、大山や津和野もどっちにあるのかあやふや。
山口はとにかく「幻の県」でした。修学旅行のバスの中で「都道府県ビンゴ」なるものをやった際、「山口県」とコールされた瞬間「知らな~い!」と皆から大ブーイング。中学校の時の話です。


[64967] 日本人 さん
「群馬県」のことを「郡馬県」と書いて
能代で育った私には「山本郡」が身近にあり、「郡」が「群」より身近な字だったので、「郡馬」と書きそうになる事がしばしばありました。逆に、東京など「郡」に縁遠い地域の子どもは「群馬」と迷わず書けそう……ど思ったのですが、どうなんでしょうかね。

大学で知り合った江戸川区在住の人に以前、試しに「郡って分かる?ホラ、西多摩郡とか……。」と訊いたところ、「ああ、何か日本史で習ったかも。」との答えが返ってきました。
いやあ、これはショックでした。

[64981] hiroroじゃけぇ さん
TVK(テレビ神奈川)の製作番組
私の中の神奈川イメージ構築にtvkは多大な貢献をしたと感じています(笑)。以前は「神奈川<横浜」だったのが、「神奈川≧横浜」となった気がしますね。
[64985] 2008年 5月 5日(月)00:14:25右左府 さん
今さらですが十番勝負
今さらですが十番勝負の感想文をさらっと。

今回はメダル2個獲得できたので取り敢えずは満足、満足。ただ、この2問は問題市だけでぱっと閃くことができたのですが、その他の問題は本当にサッパリで……。結局即座にヒント待ち態勢となってしまいました。
そうそう、問五(市役所の住所)の該当市探しには、以前別ネタで紹介させていただいたサイト「The自治体」(注:開くのに時間がかかるかも) に役場の住所一覧があり、それを活用しました。
問四(特例市)は一度すぐ共通項に気付いたのですが、47市条件に阻まれ……いやあ、悔しい。それにしても、今回の想定解数47はとにかくお見事ですね。

今回も楽しませていただきありがとうございました。次回の十番勝負も楽しみにしています。
[64718] 2008年 4月 15日(火)00:08:46右左府 さん
まんのう市じゃなくてまんのう町
[64216] 般若堂そんぴん さん
[64714] k-ace さん

某出版社が数年前に発行した中学校向け地理用語集に「平成の市町村合併 雑学マップ」と題したページがありました。そこには「ひらがなの地名」として「まんのう市」が挙げられています。
……まあ、これを持っている中学生の中にこのページをしっかり読んでいる生徒なんて何人いることか。

ちなみにこのページ、他にもいくつか興味深い?笑える?記述があります。

●越前町・越前市・南越前町 旧地名が多く復活した。
 ……なるほど。

●鳥取県南部町 青森県、山形県、山梨県にも誕生。
 ……山形県の南部町ってドコ?

●山武市 合併した町のひとつ山武町は「さんぶちょう」だったが、新市名は「さんむし」と読む。
 ……まあ、こういった「間違い」にいちいち突っ込むのも何ですが。

●むつ市・つがる市 特産物であるりんごを思い出させる地名。
 ……私は思い浮かべませんでした。

他にも細かい突っ込みどころが満載です。ただ、「廃案になった地名」として挙げられた「白神市」に「青森県の市民団体の反対で合併が分裂した」とコメントされているのには、能代市民としてちょこっとムカっときましたが……(苦笑)
[64566] 2008年 4月 11日(金)18:15:30右左府 さん
十番勝負
問一:厚木市
問二:小平市
問三:京都市
問四:水戸市
問五:角田市
問七:鶴ヶ島市
問九:旭川市
問十:北秋田市
[64236] 2008年 4月 5日(土)09:14:24右左府 さん
十番勝負
問八:由利本荘市
[64230] 2008年 4月 5日(土)09:08:28右左府 さん
十番勝負
問六:釧路市
[64117] 2008年 3月 24日(月)15:34:15右左府 さん
日和山など
[64068] EMM さん
[64070] 小松原ラガー さん
[64073] 房州人 さん
[64078] じゃごたろ さん
[64083] 今川焼 さん

日和山に関する情報有難うございます。
やはり日和山という「山」の性格からか、山名や字名としてはほとんど残っていないのですね。一方で通称などとして生きている地域が皆さんの周りにもあるようで、探せばもっと見つかりそうですね。

地名コレクションとして取り組むのによいテーマかも
是非地名コレとしてまとまったものを見てみたいです……って、自分で調べずに他力本願で図々しい話ですが(笑)
どなたかが手を挙げて下さることを願って、コレクション案として推薦させていただきます^^;)
[64067] 2008年 3月 19日(水)23:58:11右左府 さん
日和山と方角石
能代市に日和山下という場所があります。その名の通り日和山の下にあり、米代川河口や能代港を臨む地域です。

この「日和山」という名前、この場所だけの固有の地名なんだと今まで思っていました。ところが今日この日和山を訪れた際、そこに立っている案内板を読んでビックリ。「日和山」というのは別にここに限った名前ではないんですね。しかも辞典にも載っているとは。
大辞泉には、
ひより‐やま【日‐和山】
江戸時代、船乗りが出帆の適否を判断するため、日和見に利用した港付近の小山。
とあります。案内板にも同様の説明が書かれていました。

さらにその案内板によると、かつて全国各地の日和山には「方角石」という方角を見るための石が置かれており、かつてその数は80ほどだったそうですが現在は能代の日和山を含め30ほどが現存しているとの事。

この「日和山」、地図サイトの検索ではさほど多くはヒットしないのですが、実際にはどれだけ各地にその名が残っているんでしょうかね。
[64054] 2008年 3月 17日(月)20:50:32右左府 さん
能代山本の学校のこと
[64042] oki さん
市区町村人口総数高校数高校生徒数昼間人口昼夜間比
能代市628586287268755109.4
(※表の一部を引用)

能代にずっと住んでいてこれが普通の数だと思ってたんですが、意外と集まっている方なんですね。
まあ、このうち二ツ井高校がカウントされているのは合併の賜物(?)でして、合併前は人口5万人強に高校5校となります。これでもまだ多い方なのかな?
その5校は、進学校の能代高校、女子高の能代北高、総合学科の能代西高、それに能代工業、能代商業。西高は元々農業高校であり、各分野の高校がきれいに揃ってます。

こうして見ると、やはり能代は能代山本地域において相応の中心性を備えていたことがうかがえます。また、通学している生徒の出身地は更に広範囲に及び、北秋・南秋や青森県出身者も少なくありません。(私の高校の同級生だと、大潟村・井川町・上小阿仁村・森吉町・岩崎村などから通っている人がいましたね。)

ただ、その衰退に歯止めはかからず、近々この高校たちも統廃合される見込みです。二ツ井高校は能代山本東部の中心としてその対象からは外されましたが、他5校は3校に再編される予定です。


話題がそれますが、小学校の統廃合もかなりのハイペースで進んでいます。
[64049]中島悟さんが書かれている多久市のものほど極端ではないですが、それに近いと言えるのが二ツ井町。かつて町内に7校あった小学校は段階的に1校に統合されます。それなりの面積と人口を抱えているのに小学校1校だけとは……さすがに乱暴な感が否めません。
他にも廃校となる小学校があまりに多く、私も全て把握しきれていないほどです。ある時期地元紙のオンラインニュースはほぼ毎日閉校式のニュースで飾られていました。

学校というのは単に教育施設であるに留まらず、地域・コミュニティーの中心としての機能も兼ね備えているのですから、極力廃校という事態は避けてほしいのですが……もはや仕方ない事なのでしょうか。
[63905] 2008年 3月 2日(日)23:26:29右左府 さん
[63903] 伊豆之国 さん
私の住む秋田県の音は何が選ばれたのか、あれこれ想像してしまいます。「なまはげの雄叫び」なんてピッタリだと思いますが(笑)。

ご紹介の「都道府県の音」と単純に比較するものではないのでしょうが、平成8年に環境省が選定した「残したい日本の音風景100選」を思い出しました。[53659]にてむっくんさんが簡単に紹介されていますね。
ちなみにこの事業は「全国各地で人々が地域のシンボルとして大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)を広く公募し、音環境を保全する上で特に意義があると認められるもの100件程度を認定しようとするもの」であるとの事です。

例えば青森県からは四つの音風景が選定されており、その中に伊豆之国さんの挙げられた「ねぶた祭・ねぷたまつり」もしっかり入っています。「大井川鉄道のSL」をはじめ、「長良川の鵜飼」、「広島の平和の鐘」、「大窪寺の鐘とお遍路さんの鈴」などは変わらず地域の音として親しまれているようですね。

そしてなんと、私の故郷・能代からもしっかり選定されています。「風の松原」の「松籟」……私はそれまでこれを地域の音として認識したことはなかったのですが、これが選定されたと知ってから耳を傾けるようになりました。うん、いい音、いい音風景です。
[63898] 2008年 3月 2日(日)12:21:29右左府 さん
地理学って
「文系」「理系」の区分って、所詮大学受験の世界でしか意味をなさないんじゃないか、と私は思います。言い換えれば、大学受験のための区分法と言うんでしょうか。学問の体系にこの区分は馴染まないように感じます。

[63888] なな さん
もし「絶対この大学に行きたい!」という所があるのであれば、そこを受験するのに有利なコースに進むのが一番でしょうね。
ただ、高校に通っているうちにその考えも変わるかもしれません。それに、今は数学が苦手とのことですが、それすら高校3年間で得意になるかもしれませんし、逆に国語や地歴公民が苦手になるかもしれません。はたまた、行きたい大学の受験科目が突然変更になるかも。……つまり、今決めるにはちょっと早いし危険かな、と私は感じます。

とりあえず文理選択は3年生に進級する際という事ですし、それまではどの教科もまんべんなく頑張って、進路の希望もより具体的なものにしていって、自分の適性を見極めていく、というのが第一ではないでしょうか。
高校の先生も大いに活用しましょう。ななさんのように進路について真剣に考えている生徒なら先生も親身になって相談に乗ってくれると思います。現に落書き帳の皆さんもこんなに親身に回答されてますし(笑)。

ちなみに、文理選択は自分の得意科目を基準にする人と、志望校の受験科目を基準にする人に大別されると思います。“「理系科目」が苦手だから文系コースに行き、文系科目で受験できる大学の地理系の学部に進む”あるいは、“行きたい大学の受験科目が理系(文系)だから理系(文系)コースに行く”といった具合でしょうか。

以上、参考までに……。
[63733] 2008年 2月 14日(木)14:41:10右左府 さん
業務連絡
>88さんへ

市区町村変遷情報中、1923.04.01北海道 “振別郡, 紗那郡の区域をもって紗那郡を設置”とありますが、“振別郡,択捉郡の区域をもって択捉郡を設置”もしくは“振別郡を択捉郡に編入”が正しいのではないでしょうか。
参考ページ:郡の変遷(北海道)(IssieさんのHPより)

ちなみに、行政区画変遷一覧表(地名好きさん)によれば、同時に紗那郡の内(二級町村制施行前の)留別村の区域が択捉郡に編入(?)となっています。

これを見つけて同時に気付いたんですが、変遷情報は北方領土も対象としているんですね。地名コレや雑学では(少なくとも現在の)北方領土は対象外となっているので、最初「ん?」と思ったのですが……。


>グリグリさんへ

記事検索で「振別」をキーワードに検索したところ、該当記事とともに文字化けした記事が一緒に表示されました。一文字キーワードという訳でもないんですが。
検索結果(直接URLをコピーしたので表示に時間がかかります。)
表示件数10件と1件で試してみましたが、共に同様の結果となりました。上記リンクは10件表示のものです。
[63725] 2008年 2月 13日(水)14:20:05右左府 さん
住民票の交付手数料
[59374] 拙稿
住民票の写しの交付手数料は200~300円が相場。私の知る限りで一番安いのは秋田県大潟村などの150円。これより安い所ってあるんでしょうか? 逆に夕張市は500円!……大変ですね。これが最高額かな?

以前こんな事を書いた事がありました。この時から、住民票の写しの交付手数料の最高・最低額などが気になっていたのですが、調べる術もなく……。

ところが先日、「The自治体」というHPを見つけました。ここに、ほとんどの自治体の各種手数料一覧やそのランキングが掲載されています。
これで各地の住民票の手数料を調べてみたところ、衝撃的な事実が次々と明らかに。


▼一番安いのは埼玉県美里町の50円
これはビックリしました。まさか手数料二桁の所があるとは……。最高の夕張市の実に十分の一。(ちなみに夕張市の500円はこのHPには未反映のようです。)
また、埼玉県内の他市町村も多くが200円以下のお手ごろ手数料。

▼山形県の平均は393円
これまたビックリ。全都道府県中群を抜いて堂々の一位です。県内の市町村のほどんとが手数料400円!
中でも中山町の450円は青森県新郷村、徳島県吉野川市、高知県須崎市と並んで全国2位。

▼県別平均最低は秋田県
秋田県はこんな所で嬉しい(?)ナンバー1。北秋田市・上小阿仁村が100円というのも初めて知りました。


これまで、住民票の交付手数料はほぼ全てが150~300円の範囲で、これを超える所なんて夕張市くらいだろうと思っていたのですが、この思い込みを大きく覆されました。
いやあ、山形県内の手数料は私にとってとにかく驚愕の料金です。

ついでに、役場訪問の際に全自治体で住民票の広域交付を行った場合の総費用を概算してみました。
このHPによると、全国平均が265円、広域交付が可能な役場数が1971ですから、265×1974=522315(円)……。
う~ん、これは大人の娯楽ですね(笑)。
[63722] 2008年 2月 13日(水)02:01:38右左府 さん
樺太
[63713] Issie さん

学校の長期休業で時間があったので、私の方でも二つ目の方をちょっと調べてみました。
既にご存じの点も多いと思われますが、(私の方での情報整理も兼ねて)僭越ながらまとめさせていただきました。御参考までに……。

その前に、調べる中で他にも私の確認した資料と食い違う点が「樺太市町村変遷表(1)(以下、変遷表)」の中に幾つか見つかりました。揚げ足取りのようで申し訳ないのですが、それも含めて書いてみます。

主な資料は「法令全書」(内閣官報局)各号です。


大正10年4月1日法律第47号「樺太の地方制度に関する法律」公布。
大正11年4月1日勅令第7号により5町19村に同法施行。
(施行する町村は樺太庁告示第14号により指定。)
勅令第8号により「樺太町村制」公布・施行。
(この「樺太町村制」は、「樺太の地方制度に関する法律」による町村に適用。)
大正12年4月1日樺太庁告示第38号により、大正4年同庁告示第76号(町村の名称・区域設定)を廃止、
新たに16郡7町30村の名称・区域を設定。
「樺太の地方制度に関する法律」を残り13村にも施行。
(施行する町村は同庁告示第39号により指定。)
[63670]にて引用した「樺太町村財政一斑」の
大正十一年度ニ於テ町村制ヲ施行シタルハ24ヶ町村ニシテ翌年残余ノ13ヶ村ニモ施行セラレ茲ニ全島自治制度ノ実施見タリ
とは、この「樺太の地方制度に関する法律」及び「樺太町村制」の施行を意味していたんですね。
(最初これを見つけたときは、私の頭の中には「樺太町村制」は昭和4年7月施行とあったため、少々混乱しました。その後分かったのですが、昭和4年施行の「(新)樺太町村制」及び「樺太町村制施行令」はそれぞれ「樺太の地方制度に関する法律」「(旧)樺太町村制」の改正という形で公布・施行されていたんですね。)

それで、上記の通り大正12年同庁告示第38号によって樺太の町村の名称・区域が定められているのですが、変遷表の同年月日に記載のある遠淵村・三郷村はこの告示には記載されていませんでした。また、変遷表で「留多加町」「本斗村」とあるのもそれぞれ「留多加村」「本斗町」となっています。
(ちなみにこれより前、大正11年同庁告示第13号にて既に、同年4月1日に“本斗町”と阿幸村の区域を“本斗町”とする旨が告示されています。)

翌年同庁告示第41号にて、4月1日から留多加村を留多加町とすると共に、新路村の一部を新たに泊岸村とする旨が告示されているのも確認しました。
(したがって、変遷表の樺太町村編制実施時の欄にも「留多加町」とありますが、こちらも「留多加村」ではないでしょうか。大正4年の告示は私は確認しておらず、あくまで推測ですが……。)

その後、新路村・東知取村・恵須取村がそれぞれ内路村・知取町・恵須取町とされました。続いて、昭和4年同庁告示第41号では、同年4月1日より新たに長浜村の一部を遠淵村、留多加町の一部を三郷村とする旨が記されています。
(これが正しければ、変遷表の1923.4.1及び1928.12.31の両時点で、遠淵村及び三郷村は存在していない事になります。)

同年7月、「(新)樺太町村制」「樺太町村制施行令」が施行。この際、これらを施行する町村が拓務省告示第1号により指定されています。
変遷表に記載されているそれら町村のうち、「敷香町」となっている部分は「敷香村」の誤記と思われます。IssieさんのHPの他のページでも「敷香村」となってますし、私も同告示を(こちらは官報のマイクロフィルムで)確認しましたがやはり「敷香村」となっています。
ちなみに、敷香村が敷香町となったのは翌年7月1日のようで、同年樺太庁告示第93号でその旨告示されているのも確認しています。


以上、法令全書に誤記がないという前提で書かせていただきました。時間の流れに沿って書いたため、指摘部分が分かりづらくなってしまいましたがご容赦願います……。
また、法律等に関する知識がサッパリの状態で書きましたので、おかしな点がありましたら御指摘下さい。
[63670] 2008年 2月 7日(木)21:51:17右左府 さん
樺太
Issie さん

地理のページ」の樺太に関する資料で幾つかお尋ねしたいことがあります。
落書き帳でお知らせするのもどうかと思いましたが、他に連絡方法がなかったもので……。


まず、樺太市町村変遷表:関連法令の中に誤植と思われる箇所を発見しました。
樺太町村制による1級・2級町村の指定
の二級町村の中に「富岡村」とありますが、「富内村」が正しいと思われます。
実は先日、別件でこの告示を当時の官報(マイクロフィルム)で直接確認しまして、これでも確かに「富内村」の文字が。

※ちなみに、逆に官報の方の誤植と思われるものもありまして、「泊岸村」となるべき箇所が告示では「泊岩村」となっています。その後の訂正記事は確認していませんが。


二つ目に、樺太市町村変遷表(1)の一部と矛盾する記述をある資料で見つけました。
「樺太町村財政一斑 昭和十一年度決算」(昭和12年、樺太庁内務部地方課)という本なのですが、その中に以下のような記述があるのです。

大正十一年度ニ於テ町村制ヲ施行シタルハ24ヶ町村ニシテ翌年残余ノ13ヶ村ニモ施行セラレ茲ニ全島自治制度ノ実施見タリ而シテ大正十三年泊岸村昭和四年三郷村及遠淵村ノ分村ニ依リ全島40ヶ町村ト為レリ
(字体は現代のものに改めた)

変遷表では、1923(大正13)年4月1日の時点で泊岸村は分立しておらず、遠淵村の長浜村からの分立・三郷村の留多加町からの分立もともに1923年4月1日となっており一致しません。
また、前半部分の内容もいまいちよく解りません。「町村制」とは何を指しているのかという点もそうですし、「自治制度の実施」というのも一体……?

樺太の資料は少ない上に資料によって内容がちぐはぐという事は承知なのですが、この資料が樺太庁から出た物という点でそれなりに信用できるかもと思ったので(でもあくまで市町村制度ではなく財政データメインの資料なんですよね……)、一応ご報告した方がいいかなと思いお伝えした次第です。
[63610] 2008年 1月 30日(水)00:28:21右左府 さん
センター試験
特に目的もなく大学入試センターのHPを見ていたら、こんな情報が。

2008/1/22 平成20年度大学入試センター試験(本試験)地理歴史「地理A」、「地理B」の問題訂正について <PDF>

広島市他3市の農業産出額の単位が一桁間違っていたとの事。ただ、解答に直接影響はないとして、採点において特別な措置は取られないとの事です。
これは落書き帳でもコメントが幾つか出ていた問題で、私もここだけ解いてみたのですが、全く気付きませんでした。単位にも目は行ってたのですが……。


あんなに厳重に手間を掛けて作られている割に、割と単純なミスなどが少なくないですね。
[63543] 2008年 1月 23日(水)00:46:57右左府 さん
能代は大変
能代市は今、郊外への大型ショッピングセンター出店問題でちょっとした騒ぎになっています。
市長が反対派の意見を無視して出店に向けた手続きを強行しており、対する住民団体は出店賛否を問う住民投票条例制定の請求のため署名を集め、昨日22日に本請求を行いました。(参考記事:秋田魁新報

……これは結構前から能代では大きな問題になっていました。でも敢えて落書き帳に書く理由もないかなと思い、今まではほとんどお伝えしてなかったのですが、今日は一つ気になる事が。


このニュースが、西日本新聞HPに、「大分・日田」地域のニュースとしてとり上げられていたんです。一体何故?
能代も日田も木材都市だから?でも、だからといってこのニュースを掲載する理由にはならないような。う~ん……。
[63445] 2008年 1月 16日(水)23:39:03右左府 さん
十番勝負
問二:米沢市
問六:寒河江市
問九:能代市

問九はもっと考え込んどけば……。
問六は……そっか、各務原……。
[63417] 2008年 1月 15日(火)00:05:56右左府 さん
十番勝負
問四:国立市
[63416] 2008年 1月 14日(月)23:34:26右左府 さん
十番勝負
問七:瀬戸市

これはどういう扱いになるか……。
[63238] 2008年 1月 7日(月)00:53:31右左府 さん
十番勝負
問八:雲仙市

間に合った……かな?
[63155] 2008年 1月 4日(金)22:40:17【1】右左府 さん
ロータリー情報
>たもっちさんへ

未収録のロータリーを発見しました。ただ、ちょっと微妙なものでして……。

Yahoo!マップの航空写真で能代市内を眺めていたら、ここ(能代市能代町字下浜)にロータリー交差点が。(Googleマップは高画質エリア外のため確認不可)
幾つかの地図で確認してみましたが、いずれも地図上には描かれていない道路でした。
また、場所が場所なので、実際に使われているのか、車は通行可能かなどは不明です。確か一般人も行く事は出来る場所ですが、私はここへチャリンコをこいで確認しに行く勇気なんぞありません(笑)。


あと、こちらはついでに御報告という程度の話ですので、聞き流してください。

昨年末に秋田新幹線で秋田に向かう途中、郡山に着く少し前、まだ田畑が広がる地帯で、進行方向左手に終点ロータリーを見付けたました。しかし、後で地図サイトを探しても見つからず……。
こちらはアスファルトで舗装されていたものの、農地の端の「何でこんな所に?」と言いたくなるような場所でした。
[63152] 2008年 1月 4日(金)21:49:11右左府 さん
十番勝負
問三:大館市

へえ~、鳥取市がねえ……。
[63146] 2008年 1月 4日(金)20:39:41右左府 さん
十番勝負
問十:稚内市

数えてみたら想定解数とピッタリ。でも、45市しかないというのは意外でした。
[63145] 2008年 1月 4日(金)20:25:38右左府 さん
十番勝負
明けましておめでとうございます。

問五:久慈市

スタートに出遅れた為、モチベーションが低下……。
[62788] 2007年 12月 9日(日)19:07:07右左府 さん
能代が New York Times に
最近慌しい日々が続いてます。

New York Times に能代が取り上げられたという噂を聞きつけました。確認してみたところ、こちらにその記事が。
日本の地域経済格差がテーマのようで、その例として何故か能代が取り上げられています。能代で巻き起こっているイオン出店闘争についても書かれているようです。

……。

私の英語力では、これ以上何が書かれているか分かりませんでした(汗)
どなたか英語が達者な方、もし興味がありましたら読んでみては?
[62592] 2007年 11月 21日(水)18:43:59右左府 さん
大手町・日番
[62498] 日本人 さん
大手町という地名はすごく多いなぁ
その理由へのヒントは[62573]EMMさんが既に示されてますが、私からも+αを。
能代市にも大手町がありますが、これは他の大手町とは違う“仲間外れ”です。EMMさんの仰った「共通する何か」が、能代市大手町の近くにはありません。
他にも“仲間外れ”があるかもしれませんが、とりあえず「能代市大手町の近くにはないけれど、他の大手町の近くにはある何か」ということで考えてみてもいいかも。


[62583] 桜トンネル さん
日番
私の小学校でも「日番」が使われていましたよ。ただ、中学校あたりから「日直」に変わっていましたが。
私はこれを、地域ごとの違いというよりは学校ごとの違い、あるいは先生の好みによるものだと思ってました。小学校の中でも別の学級では「日直」を使っていたところもあったような無かったような。
「日直」という言い方はいつ知ったんだっけ……確か漫画の中の学校で使われていたのを読んだ時じゃなかったかな。

「日番」「日直」の違いと共に思い出すのが、「1時間目」「1校時」「1時限」「1限」の違いです。これは私の場合高校まで「1時間目」でした。(大学では「1限」。) これもやはり学校ごとに違うものだと思ってたのですが、実際のところどうなんでしょうかね。
ちなみに、このバリエーションも漫画の中で使われていたのを読んで知った気がします。

あ、ホントだ!「にちばん」を変換しても「日番」は出てこない。代わりに固有名詞が一発目に……。
[62146] 2007年 10月 21日(日)13:01:08右左府 さん
十番勝負
問四:神埼市
[62128] 2007年 10月 21日(日)01:14:39右左府 さん
十番勝負
[62097] EMM さん
右左府さ~ん、問八の解が…

はっ!!!やってしまった……。十番勝負初参戦以来、初めての失態です(汗)
御指摘ありがとうございました。では再答を。

問八:京田辺市
(再答理由:既出解を回答したため)
[62095] 2007年 10月 20日(土)13:48:52右左府 さん
十番勝負
問一:酒田市
問二:国分寺市
問三:平川市
問四:呉市
問五:新庄市
問七:多賀城市
問八:糸満市
問九:秋田市
[61696] 2007年 10月 8日(月)15:53:07右左府 さん
木都
ちょっと乗り遅れてしまった感がありますが、「○都」の話題。

わが故郷「木都能代」をお忘れなく。でも、過去ログを検索しても、私が使っているのがほとんど。「栃木都賀JCT」なんてのも引っかかってきましたが……。
地元での使用度は割合高いと思います。能代の宣伝文句はまず「木都能代」か「バスケの街能代」のどちらかですし。かつて「東洋一の木都」と呼ばれていた、なんて事も以前書きましたね。


これに関連して……。

帰省中の自転車放浪(?)の際、市中心部の木材工場地帯も回ったのですが、その時ちょっとショックな事がありました。

小学校の頃、学校から当時通っていたピアノ教室まで行く際に、木材工場の間を通る道を歩いていました。木の香りと木材を加工する機械の音が溢れるその道も、最近は御無沙汰。という事で、久しぶりに行ってみることにしました。
ところが、その工場が何故か見当たらない。あるのは住宅や広い空き地。「道間違えてんのかな?」と思い、暫くうろうろした後、ようやく気付きました。その工場はもう無くなっていたんです。
かの広い空き地が木材工場の跡だったのでした。そこには大きな不動産業者の看板が立っており、どうやら住宅地として分譲されるとの事。

これは本当に悲しかったです。あそこは小学校の頃の思い出の道で、且つ「木都能代」を私に印象付けていた場所でしたから。
もちろん、操業中の木材工場だってまだまだありますし、「木都能代」のまちづくりもそれなりに行われています。でも、「木都」の空気が日に日に薄くなっていくと思うと辛いですね。
[61694] 2007年 10月 8日(月)15:34:53右左府 さん
亀レス + 水害の話など
かなりの亀レスとなってしまいましたが……。


[61074] 熊虎 さん
かなり間を空けてしまい、申し訳ありません。
先月のうちにメールをお送りしたのですが、そちらに届いたでしょうか。


[61113] スピカ さん
チャリ能代訪問記?!は面白かったですよ。
嗚呼、何と恥ずかしい……。でも面白いと言って頂けて何よりです。
去年の今頃は、チャリで大潟村まで行ってましたねえ。あれは本当に大変でした。

そうそう、結局大学の夏休みの最後ギリギリまで私は能代に留まっていたんですが、その間にもモチロン(?)自転車で市内を駆け巡ってました。といっても、今回はちょっと趣旨が違うものが含まれています。

先月、北東北を大豪雨が襲いました。その被害は能代でも甚大なもので、私は生まれて始めて身近に経験する大災害となりました。(……といっても、私の家や近所では被害はほとんどなかったのですが。)能代市では35年前、「47・7水害」と呼ばれる大水害があったのですが、今回の水害はそれ以来の大規模なものだったということです。
テレビに字幕で避難勧告が出されたり、氾濫した米代川流域を上空から撮影した映像が流されたり、とにかく驚きの連続でした。

それで、この地元を襲った大災害の記録を頭に焼き付けておかなければと思い、市内各所を自転車で回りました。(決して興味本位ではないという事だけ申し添えておきます。)
目に飛び込んできた風景に、ただただ言葉を失うばかりでした。高校時代毎日目にしていた通学路脇の田んぼが一面、付近の川から溢れた水に水没。まるで最初から湖だったかのよう。一部の住宅や道路は浸水・冠水。いつもは穏やかな流れの米代川が堤防の上端すれすれまで増水。付近に散乱する上流から流れ着いたゴミ。

いつもテレビの向こうでしか起きていなかった災害が、こんな身近な所で起きた事にまずショックを受けました。それに、自然の力の大きさと言うんでしょうか、その恐ろしさという側面に改めて気付かされました。特に大河と化した米代川は今でも目に焼き付いています。

プリンターが壊れて応募できなかった件は残念でしたね
これは新ひだか町の町章ですね。学校の先生にプリンターを貸してくれなんてせがんだりもしたっけなあ……(笑)。
現在も確認している限りで一件、紋章を公募している所があります。またチャレンジしようと思ったのですが、時間がなくて断念。

そうそう、9月27日に南九州市の市章が決定しました。(合併協HPより)
[61566] 2007年 10月 7日(日)20:08:37右左府 さん
十番勝負
問六:根室市


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