都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
みやこ♂さんの記事が100件見つかりました

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[35932]2004年12月21日
みやこ♂
[35890]2004年12月20日
みやこ♂
[35790]2004年12月16日
みやこ♂
[35761]2004年12月14日
みやこ♂
[35760]2004年12月14日
みやこ♂
[35689]2004年12月12日
みやこ♂
[35688]2004年12月12日
みやこ♂
[35644]2004年12月10日
みやこ♂
[35551]2004年12月5日
みやこ♂
[35530]2004年12月4日
みやこ♂
[35529]2004年12月4日
みやこ♂
[35495]2004年12月2日
みやこ♂
[35492]2004年12月2日
みやこ♂
[35491]2004年12月2日
みやこ♂
[35443]2004年12月1日
みやこ♂
[35416]2004年11月29日
みやこ♂
[35415]2004年11月29日
みやこ♂
[35373]2004年11月27日
みやこ♂
[35372]2004年11月27日
みやこ♂
[35254]2004年11月23日
みやこ♂
[35120]2004年11月16日
みやこ♂
[35047]2004年11月13日
みやこ♂
[35045]2004年11月13日
みやこ♂
[35000]2004年11月10日
みやこ♂
[34978]2004年11月9日
みやこ♂
[34823]2004年11月5日
みやこ♂
[34822]2004年11月5日
みやこ♂
[34821]2004年11月5日
みやこ♂
[34705]2004年11月2日
みやこ♂
[34696]2004年11月1日
みやこ♂
[34695]2004年11月1日
みやこ♂
[34545]2004年10月27日
みやこ♂
[34542]2004年10月27日
みやこ♂
[34396]2004年10月22日
みやこ♂
[34308]2004年10月19日
みやこ♂
[34307]2004年10月19日
みやこ♂
[34260]2004年10月16日
みやこ♂
[34110]2004年10月12日
みやこ♂
[34044]2004年10月10日
みやこ♂
[34043]2004年10月10日
みやこ♂
[33953]2004年10月8日
みやこ♂
[33818]2004年10月5日
みやこ♂
[33816]2004年10月5日
みやこ♂
[33769]2004年10月4日
みやこ♂
[33634]2004年10月1日
みやこ♂
[33526]2004年9月28日
みやこ♂
[33397]2004年9月25日
みやこ♂
[33379]2004年9月25日
みやこ♂
[33270]2004年9月23日
みやこ♂
[33233]2004年9月22日
みやこ♂
[33099]2004年9月20日
みやこ♂
[33097]2004年9月20日
みやこ♂
[32875]2004年9月14日
みやこ♂
[32874]2004年9月14日
みやこ♂
[32873]2004年9月14日
みやこ♂
[32821]2004年9月12日
みやこ♂
[32806]2004年9月12日
みやこ♂
[32558]2004年9月5日
みやこ♂
[32377]2004年8月31日
みやこ♂
[32199]2004年8月28日
みやこ♂
[31990]2004年8月20日
みやこ♂
[31988]2004年8月20日
みやこ♂
[31851]2004年8月16日
みやこ♂
[31757]2004年8月13日
みやこ♂
[31756]2004年8月13日
みやこ♂
[31643]2004年8月10日
みやこ♂
[31641]2004年8月10日
みやこ♂
[31639]2004年8月10日
みやこ♂
[31577]2004年8月9日
みやこ♂
[31497]2004年8月7日
みやこ♂
[31451]2004年8月6日
みやこ♂
[31440]2004年8月5日
みやこ♂
[31428]2004年8月5日
みやこ♂
[31427]2004年8月5日
みやこ♂
[31263]2004年8月1日
みやこ♂
[31235]2004年8月1日
みやこ♂
[31165]2004年7月30日
みやこ♂
[31146]2004年7月29日
みやこ♂
[31145]2004年7月29日
みやこ♂
[31122]2004年7月28日
みやこ♂
[31111]2004年7月28日
みやこ♂
[31035]2004年7月26日
みやこ♂
[31034]2004年7月26日
みやこ♂
[30998]2004年7月25日
みやこ♂
[30827]2004年7月21日
みやこ♂
[30763]2004年7月20日
みやこ♂
[30739]2004年7月19日
みやこ♂
[30724]2004年7月19日
みやこ♂
[30696]2004年7月19日
みやこ♂
[30638]2004年7月17日
みやこ♂
[30634]2004年7月17日
みやこ♂
[30632]2004年7月17日
みやこ♂
[30567]2004年7月15日
みやこ♂
[30549]2004年7月15日
みやこ♂
[30445]2004年7月12日
みやこ♂
[30423]2004年7月11日
みやこ♂
[30383]2004年7月11日
みやこ♂
[30379]2004年7月11日
みやこ♂
[30336]2004年7月9日
みやこ♂
[30335]2004年7月9日
みやこ♂

[35932] 2004年 12月 21日(火)19:04:42みやこ♂[みやこ] さん
Dreams come true!!
[35922] いっちゃん さんの書き込みにもありましたが,むじながいり さんのHP(つかんぼやと)に「!完全版!栃木県市町村合併パラパラまんが」が公開されています。栃木県内の,明治22年以降全ての市町村合併がビジュアルに楽しめます。これは圧巻です!
で,それをご覧になりつつ以下の駄文をお読み頂くと,ぐっと楽しみも増すのではないか,と思います(営業,営業っと)。

[35373] 栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年):その1 名称編
[35416] 栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年):その2 合併事例編
[35443] 栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年):その3 分立/分割編
[35491] 栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年):その4 改称事例編
[35495] 栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年):その5 その他雑記類編

是非,むじながいり さんには全都道府県制覇を目指して頂きたいなぁ!外野が言うのは簡単ですけど・・・スミマセン・・・。
(むじながいり さんは「つかんぼやと」で“みやこ”に過分なお言葉を掛けてくださっていますが,わたくしは資料をご提供申し上げただけ,ですので念のため。)
[35890] 2004年 12月 20日(月)00:44:00【3】みやこ♂[みやこ] さん
「三山コレクション」など
愛比売命 さん ,そして皆さんへ
[35760]にてご紹介した,「全国三山巡り」のHPのオーナーさんが,三山リストの利用を快諾してくださいました。手元のその他データなども絡ませて,楽しいリストができそうな感じです。編集長,「三山コレ」の立ち上げ準備をお願い致します。って,そもそもわたくしが担当でよかったのかしらん?どなたかワレこそは!という方はいらっしゃいますか???
(ふと気が付くと[35760]は,わたくしの200回目の書き込みだったようです。いつの間にか,もうそんなになりました。これからもどうぞよろしくお願い致します。)
※書込訂正機能使用  文末メッセージ削除 やら 言い回しとか。トホホです。
[35790] 2004年 12月 16日(木)01:12:56みやこ♂[みやこ] さん
赤城山の最高峰は黒檜山・・・
[35786] 烏川碧碧 さん
というのは、限定的な話と言うことで。
あ,はい。承知致しております。すみません,筆が足りずに。たぶん全世界的に有名であろう“赤城おろし”に対して,程度の具合こそわかりませんが,少なくとも「榛名おろしには空白地帯があった」ということが書きたかったのでした。失礼しました。
[35761] 2004年 12月 14日(火)22:01:37みやこ♂[みやこ] さん
パタリロ・ド・マリネール8世(関係なし)
[35696] EMM さん  まさか,このHPで魔夜峰央の「パタリロ!」に会えるとは・・・。ええ,記憶にありますよ,「峰」が「方」だったことまでも!ワタクシの持っていた単行本はNo.30位まで,全部初版本でした。えっへん(自慢)。
で,続きはやっぱり「・・・草木も眠る丑三つ時・・・」ですよね。

[35722] 烏川碧碧 さん [35755] 稚拙 さん 「re:rere おろし」
ははぁ,前橋・高崎方面でもやっぱり赤城おろしなのですか。市街地から見ると赤城山は東北になるような気がして,それゆえ季節風の方向とは異なるから「赤城おろし」じゃ何か変だと思っていたのですが。しかも「榛名おろしとは聞かない」という新情報まで。
空っ風の根っこはまだまだ深そうですねぇ。
[35760] 2004年 12月 14日(火)21:59:49みやこ♂[みやこ] さん
こりゃまた編集員かな?
[35693] 今川焼 さん, [35714] sutekinaおじ さん
「三山コレクション」ですか。ええ,とっても興味があります。ただどうなんでしょう,例えば「気まぐれ山歩全国三山巡り」を見ると,こりゃすごい,この方は既に66個も集めていらっしゃいます。不肖“みやこ”の知らない三山も,あたりまえですがてんこ盛りです。しかも,そのほとんど全てに根拠が記されているのですから,これは鉄壁ですね。
「各ページ、リンクフリーですが、文章、写真の転載についてはご連絡下さい。」とありますので,ちょっと転載の相談をしてみましょうか。グリグリさん,よろしいでしょうか?
[35689] 2004年 12月 12日(日)02:47:37みやこ♂[みやこ] さん
京都東山三十六峰
今川焼さん,「数字地形名コレクション」に立候補であります。単独の地名ではありませんのでちょっとイレギュラーですが,「京都東山三十六峰」などどうでしょうか?

第一峰 比叡山(ひえいざん)から始まって,北から順に,第二峰・第三峰と続くそうです。試しにこれを列挙すれば,比叡山以下,御生山(みあれやま),赤山(せきざん),修学院山(しゅうがくいんやま),葉山(はやま),一乗寺山(いちじょうじやま),茶山(ちゃやま),瓜生山(うりゅうやま),北白川山(きたしらかわやま),月待山(つきまちやま),如意ヶ岳(にょいがだけ),吉田山(よしだやま),紫雲山(しうんざん),善気山(ぜんきざん),椿ヶ峰(つばきがみね),若王子山(にゃくおうじやま),南禅寺山(なんぜんじやま),大日山(だいにちやま),神明山(しんめいやま),粟田山(あわたやま),華頂山(かちょうざん),円山(まるやま),長楽寺山(ちょうらくじやま),双林寺山(そうりんじやま),東大谷山(ひがしおおたにやま),高台寺山(こうだいじやま),霊山(りょうぜん),鳥辺山(とりべやま),清水山(きよみずやま),清閑寺山(せいかんじやま),阿弥陀ヶ峰(あみだがみね),今熊野山(いまくまのやま),泉山(せんざん),恵日山(えにちさん),光明峰(こうみょうほう),稲荷山(いなりやま)となるそうです。

だがしかし・・・ううむ,じっくり東山の写真を眺めてみても,「板東男」のワタクシには三十六峰なんて全くわからないぞ。比叡山と如意ヶ岳くらいしか高まりが見えない。でも,京都に住んでる人にはちゃんと判るのだそうだから,みやこびとの風流ここに極まれり???
[35688] 2004年 12月 12日(日)02:28:14みやこ♂[みやこ] さん
「おろし」と「ノマ」
[35653] NTJ会長 さん, [35665] 今川焼 さん,[35666] sutekinaおじ さん
「おろし関係レス」頂戴しましてありがとうございました。「筑波おろし」に「比叡おろし」は「さもありなん」という感じですが,「八ヶ岳おろし」というのはちょっとビックリです。ただ,ビックリする理由が自分でもわかりませんけど。
単体の山名ではなく,連山名称になっているからでしょうか。例えば「男体おろし」を「日光おろし」というような感触なのかなぁ。そういや「単体の山名」といえば,富士山に「おろし」はあるのでしょうかね?何かイメージが湧きませんけれども。

さて「々」についてです。ワタクシにはその形から「ノ」+「マ」で「ノマ」と呼んでいる業界がある,という記憶があります。たしか「活字拾い屋さん」か「出版業界」だったような気がしますが・・・。
[35644] 2004年 12月 10日(金)00:46:18みやこ♂[みやこ] さん
栃木県の颪
いよいよ颪(おろし)の季節がやって参りますネ!!颪といえば落書き帳アーカイブスで六甲おろしに赤城おろし -各地の“局地風”-がまとめられていますが,まだまだ出そうですよね。といいますわけで,栃木県の颪話をご披露します。
例えば我が栃木県には,一般的に3つの颪があって,北から那須颪,男体颪,赤城颪,です。(高原山からの風を“高原颪”とは,ちょいと聞きませんです.)ワタクシは生活の中で,これら3つとも体験しておりますので,以下にその特徴を書いてみましょう!

風の強さは何といっても赤城颪です。風の冷たさは,那須颪。男体颪はその中間,という感じですね(えっ?それだけ?)。
県央,県北で「いやぁ,今日の風は強いなぁ」といわれても,佐野で赤城颪を知る我が身には「そよ風」です。なんといっても「空っ風」,強いことはもちろんのこと,舞い上がる砂塵の凄さと顔面にぶち当たる砂粒の痛さは,そうそう凌駕できるものではござんせん。確かに那須颪は骨に凍みるほど冷たいですけどね。

子供の頃のお話しです。当時ワタクシは,いまどきのような「ダウンの防寒着」など持っているハズもなく,室内,屋外ともに「綿入り半天」がメインの防寒着でした。これって身ごろのヒモを結んだところで,胸に吹き込む冷気を遮断できるわけがなく,非常に効率の悪い「防寒着」だったのでありまするが,ま,みんなそうだったですからね・・・。袖のあたりをハナでテカテカにして・・・。
で,西風を背に受けて,鼻水垂らしながら,川の土手についた坂道を自転車で登ったんですよ。その時ふと思って,片手で半天の裾をつかんで広げてみたんですね,ヨットの帆のように。そうしましたらあ~ら不思議,ペダルを漕がないのに,勝手に坂道を上がって行くじゃ,あ~りませんか。子供心にも「空っ風」の強さを実感したのでした(カカア天下を実感するのは,ずっと後のことになります.)。
いくら体重の軽い子供とはいえ,坂道をのぼらせるほどの強風など,そうは吹かないでしょう!(そういや真西の友人宅に遊びに行くときは,「方違え」宜しく,一回,南西や西北に向かってから目指したものです。ソレぐらい強かった.)それにしても佐野でさえこんなに強いのだから,本場上州では一体どんなことになるのでせうね。

で,前橋市出身・在住の友人に聞くと,前橋でも冬の季節風を「赤城颪」というのだそうですね。「えっ?それって国境稜線の谷川岳の方から吹くから,“谷川颪”ってゆうんぢゃねんけ?」とカマかけても,「いやあ,赤城颪っていうなぁ」と,彼はいいます。もっとも,そのまた友人は「谷川颪って使うよ」と言っていますが。実際のところはどうなのでしょうね。それにソモソモ「浅間颪」や「榛名颪」(既出:[9175][17054]両毛人 さん)だってあるし・・・。はてさてハテナ?
[35551] 2004年 12月 5日(日)00:58:00みやこ♂[みやこ] さん
おひさしぶり~~
[35549] 愛比売命 さん  「さて寝よう」と思ってページを見たら・・・「待ってました!!!」これからもよろしくです。
[35530] 2004年 12月 4日(土)15:27:14みやこ♂[みやこ] さん
3つの世界  (オランダの版画家の作品名より)
[35506] 軒下提灯 さん レス頂戴しまして誠にありがとうございます。考えれば考えるほど,この3つは怪しいことだらけです。

かつての東山道,江戸期の例幣使街道が,京側から天明(佐野)・堀米・犬伏と,この3つの町を縦貫しており,このうち天明と犬伏が宿場でした。特に犬伏宿は,例幣使街道中最大の宿場町だったのだそうです(例幣使街道は,現在の群馬県高崎市あたりから,太田市を通って佐野市(当時は天明宿),栃木市を抜け,鹿沼市に至る道です.)。堀米は,というと犬伏宿の加宿(予備の宿,みたいなもの)で,宿としては独立していないようでした。

佐野から犬伏まで1里もなく,元々家並みが連坦していた可能性もあります。江戸期の街道絵図を見たときの記憶では,沿道にほとんど山林や農地はなく,家が描かれてあったような記憶がありますし,明治40年代初期の1/5万図を見ても,すでに佐野から犬伏まで繋がっており,一連の市街地として描かれています。

今の目で見ると,佐野こそが中心で,特に犬伏などは「町はずれ」のイメージがありますが,かつての記憶は土地区画に残されており,住宅地図を見ると旧街道に面した土地は,細長い短冊状に切り分けられていて(間口4間,奥行き30間,というイメージ)まるで町場のそれです。一方で佐野は碁盤の目に区画されており,それが小京都の由来でもあるのでしょうが,この両者,だいぶ地図上でのイメージは異なります。何か,町の役割に違いがあったような気がするのですがよくわかりません。

で,堀米町なのですが,これがまた中途半端なんです。旧・堀米町役場位置 1/8000をみると,いかにも佐野に食いついた位置にあります。

結局,何で3町連立したかは全くわかりません。当時の,「町とする基準」が知りたいところです。そもそも当時からそんなに一体化していたのなら,最初から1つの町として発足したっていいでしょうに。
ある人曰く,「堀米町があんな形をしているのは江戸期の彦根藩の影響による」とのこと。「あんな形」をうまく説明できなくて申し訳ありませんが,「それもヒントかもしれない」と考えている今日この頃,そのうちご報告できるかもしれません。ちなみに廃藩置県直後の彦根県の分庁は,堀米町にあったそうです。
[35529] 2004年 12月 4日(土)15:20:23みやこ♂[みやこ] さん
もしや佐野市のなかりせば・・・
[35475] 両毛人 さん 「常陸太田市の合併に思う」
そう言えば、両毛地域の佐野市も先んじて市制施行したので接頭辞などがつかずに今の名前を名乗ることができた町の1つですね。もし泉佐野市のほうが先に「佐野市」を名乗っていたら現佐野市はどんな名前になっていたのでしょうか。
そうなんですよ。子供のころ「大阪の佐野町で市制施行の動きがあり,なんとしてもそれに先んじて市制を施行すべく頑張り,結果数日違いで先に市になったのでスンナリ佐野市を名乗れた」という話を聞きました。実はワタクシ,つい最近までソレを信じていたのですが,どうやら間違いだったみたいですね。あちらの市制は昭和23年ですから5年もあいてます。それとも実際は同時期に進めていたものの,戦争末期~終戦直後の混乱が実際以上に両者の市制施行日を広げたのでしょうか。
そもそも,泉佐野市の市制施行日を調べていたときに,Issie さんのHPとグリグリさんのこのページにたどり着いたんでしたっけ。

両毛人さんの妄想に(嬉々として勝手に)おつきあいしますと,近代における安蘇郡の中心地は佐野町以外の何モノでもないですから,他の町名(たとえば犬伏町,堀米町)を市名にすることはないと思います。それは旧佐野町民はおろか,周辺町村民も納得しなかったでしょうね。
また,旧国名を冠するにしても,本県関係の市名ではそのような事例がないのでよくわかりません。駅名では「野州大沢」「野州平塚」だのありますけど。それにそもそも佐野界隈の人々に「野州」の自覚があるかどうか怪しいもんです(笑)。
廃藩置県直後の県名は「佐野県」でしたが(泉佐野市はどうなんだろ),それは現佐野市の南半分。堀米町を中心とする北の方は「彦根県(の飛び地)」でした。井伊家の領地だったものですから。まさか「彦根市」ってわけにも行かないしなぁ。
何と言っても元県庁所在地の栃木市が東に控えてますもの,「栃木佐野市」はないですよね,「やい,栃木か佐野かハッキリしろぃ!」と言われそうです。すると「東佐野市」?ちょっと気取って「板東佐野市」?文字をいじって「嵯野市」?・・・いずれも昭和18年のセンスじゃなさそうですね。
山名や川名から採ろうにも,「秋山川」は葛生の奥の旧氷室村の「秋山」が由来だし,唐沢山も三毳山も佐野だけの山じゃないし。
やっぱり「安蘇市」が妥当なところですね。他にちょっと思いつかないです。かなり,頭が固いようで・・・。
[35495] 2004年 12月 2日(木)22:13:51みやこ♂[みやこ] さん
栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年): その5 その他雑記類編
[35491]の続き(最終回)です。

●M22当時,県内全域ほぼ「村一色」だったわけですが,町同士が隣接しているケースがわずかながらありました。
安蘇郡佐野町,堀米町,犬伏町,田沼町,葛生町(こんな狭いところでなんと5町の隣接!)
上都賀郡足尾町,日光町,今市町(3町)
那須郡黒羽町,川西町(2町)  の3件です。

●また,現在の市域にM22当時の「町」を複数持つ市は
佐野市(佐野町,堀米町,犬伏町の3町,「新・佐野市」はこれに田沼町,葛生町が加わって5町),大田原市(大田原町,佐久山町の2町)の2市だけという珍しさ。宇都宮,足利,小山,栃木(人口順)といったお歴々も,そのころは「村」の中にポツン,と存在していた「町」なのでありました。
ちなみに現在の「町」では唯一,黒羽町も2町(黒羽町・川西町)内包しています。この両町の中心街は那珂川を挟んで隣接しており,まさに「那須郡のブダベスト」であります。
○こうして見ますと,町が異様に多かった,安蘇郡の特異性が浮かび上がってきそうです(一番町が多かった郡は,意外にも那須郡)。それにしても,このように昔から町として存在してきた割に,この地域はその都度の合併であまり揉めていない,というのもちょっと意外な気がします。
夢想するにこの地域,見事に盲腸線である「東武佐野線」が南北に貫いていますから,あるいはそのおかげで地縁・血縁が強く,その影響なのかもしれません(住んでいるのによく分からない私)。

●さらに,現在の市域に町がなかった(村しかなかった)市は・・・
矢板市(3.5村),黒磯市(3村)の2例。つまり栃木県において村が市になったのはこの両者だけ,ということになります(もちろん合併事例は除いて)。
特にM22当時,矢板を含む塩谷郡での唯一の町は,現時点で郡域内唯一の市である矢板ではなく,氏家町なのでありました。氏家町はH17年に「さくら市」になります。

●最後まで「町」がなかった郡は,梁田郡です。明治29年に廃止され足利郡に編入されるまで,とうとう最後まで村しかありませんでした(その後同郡域には足利郡御厨町が成立しています.)。

●昭和29年の鹿沼市大合併(1市8村)は,東西南北地名のそろい踏みでした。
東:東大芦村 西:西大芦村 南:南押原村 北:北押原村,北犬飼村(対の「南犬飼村」は現在壬生町になっています.)

●市制施行は13件(さくら市含む),町制施行は34件ありました。成立の際,合併を伴ったケースは,
市の部 : 佐野市,日光市,今市市,小山市,大田原市,さくら市
 【13件中6件(他の市のうち真岡市,矢板市,黒磯市の3市は町時代に合併を経験しています.)でした】
町の部 : なし(つまり,村時代に合併を済ませたか,隣接市町に呑み込まれたか,単独町制を敷いたか)
となって,顕著な差が見られました。

以上,浅薄な知識しかないワタクシが,「栃木県市町村合併パラパラまんが」作りを契機に「好き」を頼りとばかり無勝手流にまとめてみました。未熟者ゆえの,多くの間違いが含まれているとは思いますが,そこはそれ,笑ってお許しください。
長々と失礼いたしました・・・。

参考資料 : Issie さん のHP,角川日本地名百科事典,国史大辞典,I先輩の卒業論文,昭和の大合併の記録書類 など
[35492] 2004年 12月 2日(木)18:03:20みやこ♂[みやこ] さん
ついつい,封印を解いてしまいました・・・
[35448] いっちゃん さん
いっちゃん さん へのお話かけ,「追っかけ」にしては案外少なかったです。同県人ということ,博覧強記でいらっしゃることから一方的に“お慕い申し上げ”ておったのですが,「いっちゃん学園」を創立されたころには,門外漢のワタクシにとって,すっかり手の届かない「雲上人」になられてしまい・・・。

もひとつ[35447] いっちゃん さん
最も意外だったのは、やはり地元ということもあり「栃木-新潟」です。(中略)真ん中に尾瀬を挟んで登山道があるので、おそらく歩いた方が早いかと思われます。
おお,歩きましたよ。うん,ちょうど1日行程ではないでしょうか?晩秋仕様のフル装備で尾瀬沼から鬼怒沼までで1日かかりましたから,その分西にスライドするとそんな感じです。

[35442] sutekinaおじ さん
3.もう一度、その日の目的地も、帰る日も決めないで、山の上を歩き廻ってみたい。(それが出来る体力もほしい。)
あぁ・・・全く同感,ワタクシもそうなんです。「その日」を夢見て,お互いがんばりましょう!実はワタクシ,今の会社に就職が決まらなければ「山小屋のオヤジ」になるはずだったのです。経済的には就職して正解でしたが,その分「夢」は置いてきてしまったんですね・・・。
[35491] 2004年 12月 2日(木)17:57:37みやこ♂[みやこ] さん
栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年): その4 改称事例編
[35443]の続きです。

●新称採用や改称が実施されたケースは全部で22件(分立・分割を除く)で,既存の市が合併に際して改称するのは,「那須塩原市」の1件のみ。市制施行に際し,その名称を構成自治体名によらず新称採用とするのは「さくら市」1件のみ,です。

●単独の村が町制施行時に改称したのは,馬頭町(武茂村),小川町(那珂村),国分寺小金井町(国分寺村)の3町(括弧内が旧村名,以下同じ)です。また村から分立して町制を敷いた2町([35443]石橋町,黒磯町)も同類でしょう。すなわち,町制施行34件中5件が新称を採用しており,残る29件は,「村」を「町」に置き換えただけ,となります。

●町村の区域が変わらないまま改称したケースは,町が1件で村が3件です。
唯一の町名改称事例は,国分寺町(国分寺小金井町)です。旧町名にある「小金井」は,明治22年以前の村名であり,同町の役場の所在地でもあったとのこと。現在はJR東北本線の駅名として著名ですね。始発/終着の便も多いです。
村では以下の3つ。
明治村(多功村),粕尾村(賀蘇尾村),武茂村(西武茂村)
いずれも明治中期の事例です。

●また,隣接町との合併で村がなくなったケースのうち,
祖母井町と2村の合併で芳賀町,久下田町と2村の合併で二宮町,葉鹿・小俣両町と1村の合併で坂西町,阿久津町と1村の合併で高根沢町,の4件は既存の町名によらず,新称を名乗っています。
ほかに,那須町成立の際は芦野町と2村の合併でありましたが,唯一の“町”であった芦野の名前は用いられず,村の名前を採って“那須町”となったケースもありました。

●村同士合併して,そのまま村であったケースは全部で12件ですが,「岩舟村(岩舟村+小野寺村+静和村)」と「西方村(西方村+真名子村)」のケースを除き,その他の10件すべてが新称を採用していました。
市貝村(市羽村+小貝村),南那須村(下江川村+荒川村),美田村(豊田村+中村+穂積村),上河内村(羽黒村+絹島村),河内村(田原村+古里村),都賀村(赤津村+家中村),南河内村(吉田村+薬師寺村),桑絹村(桑村+絹村),大平村(富山村+水代村+瑞穂村),塩谷村(玉生村+船生村+大宮村)です。
合成村名が「市貝」「桑絹」の2件,郡名由来が「南那須」「上河内」「河内」「都賀」「南河内」「塩谷」の6件ですネ。やはり勢力が拮抗していると,どこかの村名をそのまま町名に,ってしづらいのでしょうね。

もう一回続く・・・
[35443] 2004年 12月 1日(水)02:23:40みやこ♂[みやこ] さん
栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年): その3 分立/分割編
[35416]の続きです。
栃木県の「合併を伴わない」分立(分割)事例件数は,全部で7つ。

●分立(分割)したケース
1 明治24年,下都賀郡姿村から,石橋町が分立(姿村は存続)
2 明治26年,足利郡坂西村が,三重村/山前村に分割(坂西村は消滅)
3 明治26年,上都賀郡板来村が,板荷村/小来川村に分割(板来村は消滅)
4 明治26年,塩谷郡藤原村から,三依村が分立(藤原村は存続)
5 明治26年,足利郡小俣村から,葉鹿村が分立(小俣村は存続)
6 明治45年,那須郡東那須野村から,黒磯町が分立(東那須野村は存続)
7 大正11年,足利郡北郷村から,名草村分立(北郷村は存続)

このうち,村から分かれたのに,分立した方が町になったケースは,「1」と「6」の2例あって,後に両町とも,分立した相手を併呑し返しています。
また7例中6例は,現在では同一市町村になって“元の鞘”に収まっていますが,唯一「ケース3:旧・板来村」だけは,今でも日光市・今市市に分かれたままです。
全体に明治中期(町村制施行後数年)がほとんどですが,例外が2ケースあります。このうち「ケース6:黒磯町分立」は,鉄道駅開設に伴う急速な発展によるものでしょう。元々の黒磯地名は,駅からだいぶ離れたところだそうです。何といっても何もない原野の真ん中に駅が作られた,といいますから。
それゆえ,「ケース7:名草村分立」の異様な遅さが目を引きます。30余年もの宿願が叶った,ということなのでしょうか。だいぶ特異な事例です。

他の市町村と合併する際に2つに分かれたケースもあります。
●分割合併事例
1 昭和29年,塩谷郡熟田村が,氏家町と北高根沢村(当時)とに分割合併
2 昭和29年,河内郡篠井村が,宇都宮市と今市市とに分割合併
3 昭和29年,那須郡野崎村が,大田原市と塩谷郡矢板町とに分割合併
(4 昭和35年,群馬県山田郡矢場川村の一部を足利市にお迎え)

ついでに郡界を越えた合併についても記します。
●越郡合併(市は,中心地が町時代に所属していた郡にあると見なしています)
1 昭和29年,上都賀郡今市町と合併した,河内郡豊岡村(このとき今市市市制)
2 昭和29年,宇都宮市(河内郡域)と合併した,芳賀郡清原村
3 昭和29年,今市市(上都賀郡域)と合併した,河内郡大沢村
4 昭和29年,今市市(上都賀郡域)と合併した,河内郡篠井村(北部のみ,南部は宇都宮市へ)
5 昭和29年,塩谷郡矢板町と合併した,那須郡野崎村(南部のみ,北部は大田原市へ)
6 昭和30年,佐野市(安蘇郡域)と合併した,足利郡吾妻村
7 昭和30年,塩谷郡喜連川町と合併した,那須郡上江川村
(8 昭和34年,群馬県桐生市と合併した,足利郡菱村)
9 昭和35年,足利市と合併した,群馬県山田郡矢場川村(の一部)

こうしてみますと,昭和の大合併は「分割合併」「越郡合併」何でもあり,だったんですねぇ。
【今回の書き込みには,「いかにも専門用語然とした単語」がいっぱい出てきますが,雰囲気で使い分けています。専門家の諸兄にはお見苦しいかと思いますが,お許しくださいますよう・・・】
[35416] 2004年 11月 29日(月)23:20:01【1】みやこ♂[みやこ] さん
栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年): その2 合併事例編
では[35373]の続きをば・・・。

● 市町村数の推移
町村制が始まった明治22年4月1日当時は171町村でしたが,最多は,大正11年に足利郡名草村が北郷村から分立してから昭和18年に佐野市が合併・成立するまでの177市町村でした。この約20年間には,栃木市が成立したり7村が町制を敷いたりしています。なお,全体数が100を切ったのは,昭和30年1月の,上都賀郡の1町3村(粟野町)と安蘇郡の1町2村(葛生町)の2件の合併のときで,現在では49市町村です(12市35町2村)。「さくら市」ができるころには,44市町村(13市29町2村)となります。

新旧比較は下表のとおりです(市は市制施行直前の所属郡に含めています.)。
明治22年の町村数平成17年の市町村数
郡  名備 考
足利郡昭和37年10月1日消滅
梁田郡 昭和29年4月1日廃止,足利郡へ
安蘇郡1015平成17年2月28日“消滅”予定
下都賀郡313510県内最多の町村からなる郡
上都賀郡1620
河内郡2122
芳賀郡1720
塩谷郡1415残る村は栗山村→日光市他と合併計画あり
那須郡2632残る村は湯津上村→大田原市と合併計画あり
25146171132944

● 明治期以降に郡が消滅したケース
明治11年「都賀郡」上・下に分割
明治22年3月「寒川郡」廃止,下都賀郡へ(市制・町村制施行前)
昭和29年4月「梁田郡」廃止,足利郡へ移籍
昭和37年10月「足利郡」消滅,全域「足利市」となる(旧郡構成町村のうち吾妻村は佐野市と,菱村は群馬県桐生市と合併)
平成17年2月 全域「佐野市」へ,「安蘇郡」消滅(予定)

● 最初の合併事例
明治39年に下都賀郡谷中村が廃村となり,その区域が同郡藤岡町に編入されたとき。

● (今のところ)最後の合併事例
昭和40年9月に下都賀郡桑絹町が小山市と合併したとき。約40年前のことです。

● 明治22年以降,一回も市町村合併を経験していない市町村
塩谷郡栗山村
下都賀郡足尾町
那須郡湯津上村
  以上の御三家は町・村の変更もありません。
下都賀郡野木町(町制施行)
下都賀郡国分寺町(町制施行・名称変更) 名称は「国分寺村→国分寺小金井町→国分寺町」と2回変わっていますが,町村合併はありません。
那須郡小川町(町制施行・名称変更) 昭和30年に大字谷田を烏山町から受けていますが,区域の変更と見なすべきでしょう。M22当時は那珂村と名乗っていました。那珂村,なかむら・・・あれ?中村と読みは一緒ですねぇ。[35373]の「同名町村」で書いた「界村と境村との関係」と一緒でした,オソマツ。
  以下,ちょっと反則ものを2点。
塩谷郡藤原町(町制施行) ただし三依村を一回分立させています。分村した同士が後に合併し,町制を敷きました。
下都賀郡石橋町(町制施行) ただしこれもM22当時の姿村から石橋町が一旦分立しています。後に元通りに合併。

●初めての複数町村合併は,昭和18年の佐野市成立時の6町村合併でした。今風の広域合併の走り?でしょう。
なお,一度の合併町村数が最多のケースは,昭和29年の鹿沼市で,9市村(1市+8村)でした。このうち板荷村は板来村を分割してできた村なので「M22当時の町村数」では8.5町村とでもいいましょうか。

●一番たくさんの,“M22当時の町村からなっている市町村”は新・佐野市の16町村でした。以下,第5位まで記します。
新・佐野市16町村(5町・11村)現・佐野市は8町村(3町5村)です。
足利市13.5町村(1町・12.5村)梁田・足利の2郡を呑み込んでいます。
←0.5は矢場川村のぶん(12/1追加,忘れてました)
宇都宮市10.5町村(1町・9.5村)←0.5は篠井村の南半分のぶん
小山市10町村(1町・9村)
鹿沼市9.5町村(1町・8.5村)←0.5は板来村を割った板荷村のぶん 上の大合併の後,南摩村を加えたため

次回は分割・分立編の予定です・・・。
[35415] 2004年 11月 29日(月)23:01:20みやこ♂[みやこ] さん
新佐野レス
[35369] 両毛人さんへ
佐野市になっても,「田沼」も「葛生」も残るんですね,何よりです。「安蘇」はやっぱり難しいな。
協議会のHPには小中学校の名前も出ていますね。ほとんど変わらないので,何よりです。田沼町の東中,西中もワレワレは元々「田東中(たとうちゅう)」とか「田沼西中」とか呼んでいましたから,違和感はありません。田沼の方(かた)もオッケーじゃないでしょうか。
ところで今,「佐野」という地名について色々考えているところなんです。新・佐野市発足の2月28日までには,何とかまとめたいなぁ,と思っています。
[35373] 2004年 11月 27日(土)04:01:57みやこ♂[みやこ] さん
栃木県の市町村合併(明治22年~平成17年): その1 名称編
かねて白状しましたとおり,現在「栃木県版市町村合併パラパラまんが」を作成中です。
あらかた完成しましたが,それに先立ち年表を作ってみたんです。改めて栃木県の市町村合併を見返してみると,(ワタクシなりに)たくさんの興味深いことがありました。

本年表は明治22年4月1日を始期とし,合併・分立・市制・町制・改称などの「イベント(と命名)」ごとに1日単位「ステージ(と命名)」で作成しました。但し細かい境界変更は「イベント」としてカウントしておりません。終期は,まだ実現しておりませんが官報告示の済んでいる,那須塩原市,新・佐野市,さくら市まで,としています。
なお「イベント」総数は144件で,「ステージ」総数(これが当座,パラパラまんがの総枚数になります.)は99件です(双方とも資料の読み方によって,幾分かは差がでます)。

何より,本年表作成にあたっては Issie さん のHPを大変参考にさせて頂きました。イベントの拾い出しが一番面倒だったりするので大変助かりました。勝手に使って誠に申し訳ありませんが,厚く御礼申し上げます。

では,以下に記させて頂きます。

名前の長い/短い市町村
 長い名前 6文字1件 「下都賀郡“国分寺小金井”町」
 短い名前 1文字9件 「那須郡“境”村」「塩谷郡“泉”村」「芳賀郡“中”村」「下都賀郡“中”村」「下都賀郡“姿”村」「下都賀郡“桑”村」「下都賀郡“絹”村」「安蘇郡“界”村」「足利郡“菱”村」

同じ名前
1 下都賀郡中村←→芳賀郡中村 (郡以外は完全一致,明治22年~昭和29年まで併存)
2 芳賀郡山前村←→足利郡山前村 (明治26年~昭和29年まで併存)
3 那須郡境村←→安蘇郡界村 (読みだけは一致するが表記は異なる)
4 足利郡坂西村←→足利郡坂西町 (町と村以外は一致,ただし[16778] Issie さん,[25759] みやこ にもあるように,時期も場所も異なる)
5 那須郡武茂村←→那須郡武茂村 (郡も含めて完全一致,ただし時期も場所も異なる)
【5について 明治22年当時の武茂村は,明治24年5月の町制施行とともに馬頭町となり,その後明治28年4月にお隣の西武茂村が武茂村と改名しました.「武茂(むも)」は,南北朝期より伝わる由緒正しき地名,とのことです.】

方位のつく市町村名
 北   塩谷郡北高根沢村 上都賀郡北犬飼村 上都賀郡北押原村 足利郡北郷村
 東   那須郡東那須野村 上都賀郡東大芦村
 南   芳賀郡南高根沢村 下都賀郡南犬飼村 上都賀郡南押原村 上都賀郡南摩村
 西   那須郡西那須野村 上都賀郡西大芦村
 その他の西   那須郡川西町 那須郡西武茂村 足利郡坂西村/坂西町 上都賀郡西方村
 上   那須郡上江川村
 下   那須郡下江川村
したがって,南北・東西・上下の“組”村名は,高根沢村,犬飼村,押原村,那須野村,大芦村,江川村の6組であり,このうち高根沢,犬飼村の2組は所属郡が異なっています。
接していないのも1組(那須野村)あり,後の市町村合併で一緒の市町村になっていない例も3組(高根沢村・犬飼村・江川村)あります(那須塩原市成立を見込む)。

以下,「市町村数推移」「合併・分立事例」などは稿を改めて・・・(いつになるかな・・・)
[35372] 2004年 11月 27日(土)02:58:05みやこ♂[みやこ] さん
ソッソッソックラテスかプラトンか・・・
[35255] オーナー グリグリ さん よくよく考えましたが,ご厚情に甘えまして「御嶽山・御岳山コレクション」を発進したいと思います。あんまり“売れそうもない”コレクションですけど,どうぞ宜しくお願いいたします。と,いいますわけで近日“発信”予定です。
[35254] 2004年 11月 23日(火)04:05:55みやこ♂[みやこ] さん
深夜便にて・・・
[35222] オーナー さん 「地名コレクション管理作業」
「四十八滝」「御嶽山・御岳山」「文字数逆転」については、とりあえず事前登録し正式にコレクションリリースできるようにはしましたが、コレクション名、あるいはそもそも、コレクションとして独立することがどうかというご意見があればどうぞ。
う~ん,弱りました。「そもそも」以下は私宛のメッセージのようにも・・・。正直に申し上げて「御嶽山・御岳山」は一発芸のノリだったので,立ち上げ準備までしていただくとは恐縮です。本当に申し訳なく思います。本当にいいのでしょうか?オーナー さんが「まぁ,地名コレのコレクションという側面もあるし,いいんじゃない?」という程度のお考えでしたらありがたいのですが。自分でまいた種とはいえ,とても迷っています。

[35239] G さん 「須花トンネル」
懐かしいお題でございます。しかも,【 】内のちょい書きだったのに,よくぞお目に止めてくださいました。
そうですか,「明治」もご健在でしたか。「たしか通行できないハズだなぁ」とは思っておりましたが,まだ残っているとは何よりです。トンネルに限らず,三代そろい踏みの施設とはかなり珍しい事例かもしれません。

あの書きこみでは,トンネルの両側に同じく「須花」という地名があることにもふれましたっけ。「何か」を挟んで両側に同じ地名がある,というのも面白いですよね。以下,ちょっと思いつくものだけ。

はさみ名称はさまれた物はさむ物Aはさむ物B
1須花須花トンネル(須花峠)足利市名草中町須花安蘇郡田沼町大字下彦間字須花
2加蘇山神社と「おざく」のセット石裂山(おざくさん)鹿沼市上久我 石裂(おざく)上都賀郡粟野町大字入粟野 尾ざく(たしかこっちは賀蘇山神社)
3水越川水越峠大阪府の水越川奈良県の水越川
4朝日村朝日連峰山形県東田川郡朝日村新潟県岩船郡朝日村
5yam(n)ada-gun渡良瀬川群馬県山田郡栃木県梁田郡(現存せず)
[35120] 2004年 11月 16日(火)02:08:03みやこ♂[みやこ] さん
冬が間近に迫って参りました・・・
このたびの新潟県中越地震につきましては,被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして一日も早く日常を取り戻されんことを祈ります。
さて,自然ダム湖の決壊が心配されておりますが,その災害の凄さをなかなかイメージしきれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は栃木県は今から300年ほど前に,まさに「そういうこと」があり,今でもその爪痕が明瞭に残っているのです。
それは1683年の日光大地震でできた「五十里湖」であり,40年後の決壊によって生じた竜王峡です。首都近郊にお住まいの方なら,鬼怒川温泉を御存知でしょう。あの,彫刻刀で岩盤をえぐったような景観は,自然ダムの決壊で生まれたものなのです。その濁流は今市はおろか宇都宮近郊にまで達し,約1000名の死者を出したといいます。
元々「毛野川」と呼ばれていたこの川が「鬼の怒る川,鬼怒川」と呼ばれるようになったのは,この事件によるものだと思いたくもなります。いずれにいたしましても,決して軽視できない事態でありましょう。現場の技術者諸賢の奮闘を期待してやみません。

さて話は替わって,日光ネタにぴょんと飛びつきます。[35114] 今川焼 さん「四十八滝 ~数字地形名コレクションから~」
日光四十八滝などは、華厳の滝をはじめ奥日光の諸滝を含めた総称なのだそうで、はたしてどの程度使われているのか定かではありませんが。
お説のとおり,「たくさんの滝」を総称して「日光四十八滝」と呼んでいます。本当に48の滝がある,というわけではないようですが「(どこの世界にもあるように)一応これが48滝だ!」というのもあるように聞いています。
例えば随想社からは『日光四十八滝を歩く』という本が出ておりますし,華厳の滝付近に建っている「日光自然博物館」には48滝の地図と写真が飾ってあったように記憶しています。

おわび
多くの方にレスを頂いた「最下位ことば」ですが,[35077]で miki さん が記されているとおり,「差別的」な連想を生じかねない,ちょっとデリケートなお話だったですね,申し訳ありませんでした。「ゲラ」というのが単純にウチの周辺でしか聞かない言葉だったので,つい皆さんに伺ってしまったのです。ごめんなさい。
お国ことばが「第一位」ではなくて「最下位」に残っている,ということ自体,そういう言葉の証拠なのかも知れません。
[35047] 2004年 11月 13日(土)08:29:09みやこ♂[みやこ] さん
千葉のナンバリング地名
おはようございます。今日の北関東は秋晴れのいい天気です。

千葉のナンバリング地名については,その話を知ったとき,むかし豊四季に友人が住んでいたこともあって,「へええ,そういうことだったのか」と思ったものです。

以下,今尾恵介さんの「地名の謎」から。
明治維新で職を失った多くの下級武士のために古くから小金・佐倉の牧と呼ばれた台地を開墾していった。そしてその順番に「初富,二和,三咲,豊四季,五香,六実,七栄,八街,九美上,十倉,十余一,十余二,十余三」とナンバリングした。「東京新田」と呼ばれたこの事業は結局失敗したようだ。(意味を変えない程度に省略)
“4”の豊四季だけパターンを違えた,ということではないでしょうか。「本に書いてあるからといってそのまま鵜呑みにはできない」というのは当たり前のことですが,さすがに著者が今尾恵介さんですから,信じてもいいのではないか,と思いました。
[35045] 2004年 11月 13日(土)01:08:24みやこ♂[みやこ] さん
最下位ことば
[34981] EMM さん
石川県では「ゲベ」。「ゲット」とか「ゲットクソ」とか「ドベ」とか言うのも聞いたことがありますが、やっぱり「ゲベ」が一番耳にしました。
[34993] 佐賀県 さん
佐賀では「ドベ」ですかね。「ドンポ」や「ドンポツ」も聞いたことがあるような気が…。
関西方面の知人が「ベベ」「ベベッタ」と言っていたような記憶があります。
[34996] かすみ さん
わたしは「ベベ」か「ベベタ」を使います。周りでは「ベッタ」、「ドベタ」、「ドンジリ」、「ドンケツ」も聞きますが
[35008] 般若堂そんぴん さん
お,これは「ゲッペ」に発音が似ていますね.

結構集まりました。みなさん,ありがとうございます。「ドベ(ドンベ)」「ドンケツ」「ドンジリ」などは,ワタクシにも馴染みのあることばです。全国かなり普遍的なのかな?それとも「佐賀」と「佐野」で共通している言葉だとすれば,京を中心とした環状伝搬かも?
ところで,こうして並べてみて気づいたのですが,「ド(ドン)」を「超ド(弩)級」「ド演歌」などと使われる接頭語として考えてみれば,「ドンケツ」「ドンジリ」などは「ド」+「おしり」と分解できそうです。おしりが最後尾なのは論を待たないでしょう。
そうであれば,「ド」は明治末期から大正初期にかけて生まれた言葉であるはずだから,(英国戦艦ドレットノートの竣工は1906年)まだ生まれて100年程度しかたっていないかもしれません。あくまでも仮定の話ですが。

佐野の「ゲラ」に似ているのはEMM さんご紹介の石川県「ゲベ」でしょうか。「ドベ」に続いてこれも「ベ」ですね。どうやら「ベ・ペ・ヘ」に何か秘密がありそうです。むむむ?なんだか,お話がどんどん下がっていきそうなので,このへんで。
・・・それにしても「ゲラ」って一体何なのだろう・・・

トコロデ・・・
期せずして35000番を踏んでしまいました。しかもワタクシ的には珍しい1行書き込みで。あたかも狙ったもののごとし・・・。
実は,そんな大それた行動ではなくて,書き込みボタンを押したら新ページになって,「祝!記事番号35000達成」とでてしまったのでした。「しまったぁ!キャンセルしよ!」「だがまてよ,そうすると欠番になりゃしないか?」「うう,恥ずかしい・・・でもしょうがない」という感じですか,いやはや,失礼いたしました。
[35000] 2004年 11月 10日(水)19:23:30みやこ♂[みやこ] さん
お化けも集まる
「神様」ではありませんが,栃木県の岩舟町にある「岩舟山」には,年に一度,全国のお化けが集まってくるそうですよ。
[34978] 2004年 11月 9日(火)23:37:06【2】みやこ♂[みやこ] さん
お礼と近況報告
[34907] 般若堂そんぴん さん 大変貴重なレスポンスをありがとうございました。
「け」「げ」は「お尻系」の雰囲気があるのかなぁ,というのが私の感想です。「ドッケ・ゲッペは,おそらく現在ではほとんど用いられない」とのことですが,「ゲラ」も同様です。かなり淋しいです。そういえば,地名コレクションの影響か,「どっけ」と聞きますと,山のてっぺんの「ドッケ」を連想しますねぇ。

地名コレクション「雪形」について
最後に残った福島県分を記載して,リストアップは終了しました。あとは山の名前に地図リンクなどを,と思っています。なお,文献資料に出てこない栃木県分については,(こっそり)ワタクシの集めたものをリスト化しています。
同「三国」について
牛山牛太郎さんの情報による「三郡」地名を追加しました。このコレクションには不確定要素がかなり紛れていると思いますので,これからも皆様の情報をお待ちしています。よろしくお願いします。
栃木県市町村合併パラパラまんがについて
近未来・県のすがた~ビジュアル市町村合併地図~の楽しさに触発されて,どうにも我慢ができなくなり,とうとう栃木県版パラパラマンガ作成に着手してしまいました。
ワタクシは「パソコンお絵かき」ができないので,エクセル表を使ったギザギザマップにて作成しております。まず昭和の大合併前夜,1953年10月1日を試作し,現在はそれを元にした,出発点の1889年4月1日を作成中です。この約60年間にはほとんど町村合併はないようなので,とても楽です。最初の図面ができたなら,それを順々にいじって,何とか現在にまでたどり着きたいですね。郡界とかも入れようかな?最初に仕込んでおかないと,後ではとても直せませんから,よく考えないと。
ところで,[24209]「一万枚のパラパラマンガ」は「地理系パラパラまんが好き」にはたまらないCDなんですよ・・・(営業する義理など全くありませんが,ぜひにこの楽しみを分かち合いたいので・・・スミマセン)。

変な言葉を訂正(紅葉橋瑤知朗 さん ご配慮感謝)
[34823] 2004年 11月 5日(金)02:11:34【1】みやこ♂[みやこ] さん
re:山頂の話
[34820] sutekinaおじ さん  先刻ご承知のこととは存じますが,ちょいと失礼します。
お上のお墨付き「日本の山岳標高1003」から「山頂のとらえ方」の定義について書き出します。
(ちなみにこの1003という数字,「千に三つしか本当のことを言わない“センミツ”」に引っかけているそうです。つまり「眉に唾して読めよ」という謎かけだと思うのですが・・・)
「山頂のとらえ方」
山の頂上は,山体を構成する岩石圏の最高地点とする。樹木などの生物圏に属するものは,山体の一部とは考えず,また人工的建造物も山体の一部とは見なさない。岩石圏としては,基盤岩石とその風化生成物,火山灰など天然自然の現象で堆積した未固結物質を含む
となっており,また
雪氷など固体水圏が常時山頂部に存在する場合には,その上に人間が立った場合に足の潜った位置の標高をもってその山の標高とする
としているようです。たしかこれって世界的な取り決めのハズ。

つまり,重々ご承知のとおり「ケルンは人工的構造物」ゆえに山岳標高ではないと。それに後半部分ですが,日本には「固体水圏が常時山頂部に存在する」山はないので心配ご無用,しかし外国では・・・。普通に考えれば積雪量や体重,足の大きさ(設置圧)によっても山の高さが変わってしまうことになるハズですよね。

というわけで,きっと「正しい楽しみ方」というのは,一応ひととおり承知の上で,「ちくしょ~,何であと1m足りないんだよぉ!石積んで来ちゃうぞぉ」と,飲めないお酒を片手にクダを巻く,今の“みやこ状態”を言うのでしょう。そうだ,そうに違いない。ウィ~,ヒック。

今晩は,いっぱい書き込みしちゃった。みなさんどうもすみません・・・おやすみなさい・・・

あ,そうだ,槍ヶ岳の三角点標柱(点名「鎗ヶ嶽」)は現在「亡失につき成果使用不能」となっています。国土地理院のHPに出てました。※最後の文,追加・・・
[34822] 2004年 11月 5日(金)01:29:46みやこ♂[みやこ] さん
歌うじゃんけん,ハマとゲラ
以前から皆さんに伺ってみたかったお話がございましてね,過去にだいぶ盛り上がった話題なのですが。当時,ワタクシはこの「サロンぐりぐり」を窓の外から覗いている小僧だったもので・・・。蒸し返してどうもすみません。

じゃんけんのかけ声,歌うように「じゃんけぇ~わぁ ちょぉ~きぃ,ぽんぽわぁ~えい!」というの,ご存知ですか?“ちょぉ~きぃ”のところで,実際にチョキをだして,最後の“えい”のところでグー・チョキ・パーで勝負します。実にのんびりとしたものです。
このかけ声は,ついぞヨソの地域では聞くことができないものでした。佐野のあたりだけのジャンケンかけ声なのでしょうか。それとも?? (今どきの佐野の子供は,「最初はグー」ですと.ううむ,地域言語崩壊の足音がヒタヒタと・・・.)

●クイズ●
それからみなさん,「ハマ」とか「ゲラッピ」とかわかりますかぁ?どうも,栃木県南の,しかも特定地域のみでの言葉のようなんです。かつて葛生や足利の友人に聞いたら,「そんな言葉使わねぇ~」とのことでした。それともその友人だけなのかな?????
●ヒント●
【ハマ】「ミニカーのハマが取れた」,とか「じデんしゃのハマがパンクしちった」とか使います。
【ゲラ】「危うくゲラになりかかった」とか「どおせ,おめぁ,ゲラッピだんべ(訳:どちらにしてもあなたは「ゲラッピ」でしょうね)」とか使います。



●答え●
【ハマ】  「車輪(タイヤ)」のことです。
【ゲラ】  「一番最後の順位」のことデス。
みなさん,聞いたことありましたか?
[34821] 2004年 11月 5日(金)01:15:28みやこ♂[みやこ] さん
やっぱり同好の士,ということですよね
アーカイブズ「近未来・県のすがた~ビジュアル市町村合併地図~」の反響はすごいですね。たった一日,瞬く間に推奨20件ですよ!新記録です。すごい,すごい。みんなお好きなんですねぇ!ええ,ワタクシも大好きですとも!僭越ながら,早速推奨させていただきました。
[34705] 2004年 11月 2日(火)02:47:46みやこ♂[みやこ] さん
「剣岳レス」と,地名コレクション「御嶽/御岳山」篇“今度こそ番外編だぁ!”
[34702] うらうら さん 「剱岳の三角点と標高」
はじめまして あっ,そうか。本家本元,国土地理院にあたるべきでした。まったく,抜けた話だこと。ご教示ありがとうございました。今度筑波へ行って,「点の記」閲覧してこようっと。

さて,全国の「御嶽山」と「御岳山」を「ウォッちず」で捜してみました。そうしたら,計21個。とっても手頃です(御岳/御嶽だと99個,ダブり含む)。早速リスト化しました。「岳」も「嶽」も同じ字として使われますから,一緒くたで問題はないでしょう。
【ニッチを捜してエッチらオッチら・・・あらら,それにしても表が間延びしちゃったゾォ?】

名称読み標高所在
御嶽山みたけやま483宮城県
御嶽山みたけやま164宮城県
御嶽山みたけさん318秋田県
御嶽山みたけさん751秋田県
御岳山おんたけさん162栃木県
御岳山おんたけさん409群馬県
御嶽山みたけやま343埼玉県
御岳山おんたけさん1081埼玉県
御嶽山おんたけさん341千葉県
御岳山みたけさん929東京都
御岳山みたけやま241新潟県
御岳山おたけやま548福井県
御嶽山おんたけさん3067岐阜県
御岳山おんたけさん125岐阜県
御岳山おんたけさん131愛知県
御岳山みたけやま664愛知県
御岳山みだけやま295島根県
御嶽山みたけさん320岡山県
御岳山みたきさん438愛媛県
御岳山おたけやま243佐賀県
御嶽山おんだけやま568大分県
[34696] 2004年 11月 1日(月)20:44:15みやこ♂[みやこ] さん
おっ,出ましたネ
[34649] このHP大好き さん「剱岳の標高は2999m」
そうでしたか,3000m切ってた・・・。素直に「残念」です。モチロン標高になんて何の意味もないのは承知の上です。でもここは素直に,めいっぱい残念がることといたしましょう。「残念!!三千メーター斬り!」(←そのまんまやないですか)
ちょっとネットで検索してみたのですが,どこも単なる「2999m」で,小数点以下が出てきません。と,いうことは2999mとは三角点自体の数字ではなく,「最高標高点」の高さとみてよいのだと思います(あ~あ,これで確定しちゃったんだなぁ・・・・・・)。大体にしてまことしやかに「本当は,ある」と言われているものって,「本当は,ない」のが多いですよね。山岳標高で言えば水晶岳も3000mなかったし。
[34695] 2004年 11月 1日(月)20:42:43みやこ♂[みやこ] さん
本邦初の国立公園
[34551] 地球人 さん
日光を国立公園へという話から、国立公園の制度が出来たけど、最初の指定は、瀬戸内海、雲仙・天草、霧島の3ヶ所という記憶が強く残っているのですが・・・。
こんばんは レスくださいましてありがとうございました。それにしても,日光が口火を切ったお話をよくご存知ですね。「日光ヲ帝国公園ニ為スノ請願(うろ覚え)」ですね。ワタクシこれが,そんなに有名ではない,と思っておりました。そもそも国立公園史自体マイナーだし。
日本で最初の国立公園「15ヶ所説」というのは所詮,冗談なんです。台湾の国立公園は,設定計画自体が全く別の流れだったのですから。でも,これらの公園が,「昭和9年から11年までの本土での設定」に続く昭和12年に成立したことを考えると,戦前指定の15ヶ所を「第1期」としてひとまとめにしたくなるのも人情でございませう。

さて,昭和9年の最初の指定が3ヶ所というのは事実ですし,ゆえに「日本の最初の国立公園は瀬戸内海・雲仙・霧島の3つ」と,よくいわれます。たぶん,世間の常識でもそうなっているのでしょう。ちょっと気の利いた表現でも「昭和9年に8つの国立公園が・・・」という程度で,特に昭和11年組の4つは,不当に軽い扱いを受けています(だって富士山を含む「富士箱根国立公園」が「最初の国立公園でない」ということになるわけですから.常識で考えても,そりゃおかしい)!!

昭和9~11年の12ヶ所の国立公園は,ずっと一緒に同一歩調で調査・検討が行われてきたものですが,実はそれを3回に分けて指定したのは「“純粋に”事務手続き上の都合」であったことが,最近明らかになりました。昭和7年の指定選考委員会(本当はもっと難しい名称)の議事録の発見が,それです。これをみると,中心人物であった本多静六博士がかなり強く「全箇所一斉の指定」にこだわっていたことがわかります。
しかし事務方の「各公園に差がないことはちゃんと宣伝するから・・・」という発言で押し切られ,準備のできたところから,数回に分けて指定することになりました。このころはまだ,「半年程度で一気に全箇所指定にこぎ着ける予定」としていたので,本多博士も渋々納得したようです(実際には2年近くもかかってしまいましたが)。
【昭和2年に内務省が出した「国立公園」というパンフレットには「我が国の世界的な風景」として,富士山,日光,上高地,十和田,阿蘇の5つが例示されているということです.あぁ,これらはみな,「最初の」指定から漏れているものばかりですねぇ・・・.】

ですから,瀬戸内海・雲仙・霧島の3つを「日本で初めての国立公園」とするには定義があいまいで,「初めて国立公園に指定告示されたもの」とまで絞り込む必要があろうかと思います。そして「最初の国立公園」には12箇所全部が該当する,というのがワタクシの本当の考えです。むろん「そうすれば日光も富士山も“最初の”国立公園だぁ」という色気はさておいて,のお話しです・・・。
環境省の職員の方も,12箇所を同列で扱うことは,あまり意識していないようです。今年,ちょうど70周年なのでソレに関する記述もちょっと見かけるのですが,今ひとつはっきり書いておりませんから。

[34555] 夜鳴き寿司屋 さん
日本の国立公園は「地域性の公園」ですから,土地が国のものでないので強い権限に基づいた統一的行動がとれないのが,最大の弱点なのだそうです(最大地主である国有林は「国」ぢゃないかと思っても,省庁が違うので,何かと大変なんだそうで・・・)。
いくらみんなが「自然大好き,風景を守ろう」と言っていても,「おみやげ,いっぱい買ってね」と,大きく目立つ看板を立てて風景を台無しにしてしまう人もいますから,そういう事態を招かないためにも各種規制が生じることになり,環境省職員のみなさんは,その仕事に忙殺されるわけです。
特に技術系の方は,現場で活躍することを夢見てレンジャーになったのに,デスクワークの許認可ばかりで,それが嫌で退職された方も何人もいらっしゃいます。お気の毒です。
かくして,ある環境省レンジャーの言うことにゃ,「北海道や沖縄の現場行きは栄転・霞ヶ関の本省勤めは左遷」なんだとか・・・。

長々と失礼しました。
[34545] 2004年 10月 27日(水)19:32:29みやこ♂[みやこ] さん
明治9年の太政官達から・・・・・・
[34038] Issie さん の「府県の配列」にて,「1:三府 2:五港 3:関東 4:畿内・・・」と,門外漢のワタクシにとってはちょっと聞きかじっただけの「三府五港」というのが出てきました。そこで思い出したことがあるのですが,ソレは昔の国道等級の話なんです。
明治9年6月の太政官達第60号中に,国・県・里道の等級規定がありまして,そのうち国道は以下のようになっております。(旧字体は新字体に変更)
国道
一等 東京ヨリ各開港場ニ達スルモノ
二等 東京ヨリ伊勢ノ宗廟及各府各鎮台ニ達スルモノ
三等 東京ヨリ各県庁ニ達スルモノ及各府各鎮台ヲ拘聯スルモノ
県道
一等 ・・・(以下省略)・・・
これからしますと「当時の国道とは東京から発するモノが中心であった」こと,「(東京から)港へ向かう道が最重要視されていた」こと,「(港へ向かうのだから一等も含めて)軍隊の速やかな移動が期待されていたこと」などがうかがえます。

それとこの達の直後,乙第73号には「河港道路修築規則」なるものがあって,そこにズラズラ~ッと府県名が羅列されていたので皆さんに報告します(当時の全ての府県ではないですネ)。これは,河川・道路の修繕工事費を各府県に負担させた金額を記した一覧なのですが,変な並びです(ちなみに金額の多寡による並びではありません)。何ともいきなり滋賀県→大阪府なので,ワタクシすぐに思考停止です。一体どういう順番なのでしょうか。どなたかおわかりになりますか?
では書きますよぉ~(金額は省略し,府県名だけ抜き書き なお,これも新字体に変えています)。

滋賀県→大阪府→和歌山県→長野県→茨城県→小田県→相川県→鳥取県→新潟県→堺県→入間県→島根県→浜田県→山口県→石川県→三重県→小倉県→木更津県→浜松県→京都府→広島県→宮城県→愛知県→印旛県→神奈川県→敦賀県→福岡県→山形県→栃(ママ)木県→宇都宮県→岐阜県→新治県→静岡県→酒田県→柏崎県→若松県→磐前県→山梨県→白川県→岩手県→長崎県→群馬県→岡山県→秋田県→筑摩県→兵庫県→飾磨県→新川県→大分県→宮崎県→置賜県→青森県→名東県→足柄県→福島県→北條県→豊岡県

ワタクシの予想
1「(決定的な決まりがなかった?ので,わざわざ)適当に並べた」
2「(後世の人が悩むように,わざわざ)適当に並べた」
3「(わざわざじゃないけど)適当に並べた」

[34434] Issie さん 「最初の市」
東京市がなんで一番じゃないのか,今までとっても不思議でした。なぁ~るほど。大変勉強になりました。そういや類例ですが「本邦最初の国立公園」についても色々論議がありまして,3ヶ所説,8ヶ所説,12ヶ所説,15ヶ所説・・・などです(最後の説はワタシだけ?)。
[34542] 2004年 10月 27日(水)18:34:26みやこ♂[みやこ] さん
湖水の島コレクション
[34530] みかちゅう さん
湖水の島コレクション、ついに四国までは終了しました。
いつも,楽しく拝見してます。来ましたねぇ,いよいよ九州ですか。完成が今からとても楽しみです。本当に,選考基準の難しいコレクションですよね。海に比べて「これぞ島!」というのが,我が国には案外少ないモノだ,というのをヒシヒシと実感いたします。ご編集,ありがたいことです。いやはや申し訳ないことデス。こんなリストどこにもない!!

で,どうでもいいことなのですが,地名コレ編集子をやらせて頂いている者として残念なのは,10月25日の「地名コレクション更新履歴中断」です。気づいたのが日付の変わる約10分前。最近二度ほど(偶然にも)中断阻止していたのですが,堂々とコメントをつけるほど雪形コレの蓄えがなくて,間に合いませんでした。残念!(←というほどのことはない,のかも知れませんが,連続記録が途絶えるのって,やっぱり残念です)
[34396] 2004年 10月 22日(金)18:43:41みやこ♂[みやこ] さん
おめでとうございます
「都道府県市区町村」訪問者200万名突破および「落書き帳」訪問者100万名突破,まことにおめでとうございます。
\(#⌒0⌒#)/ (←ちょっと恥ずかしいけど,景気づけに顔文字なんか使ってみました.)

ところで,富士山が初冠雪だそうですね。まだまだまだよ,と思っていましたが,もうすぐ冬なんですなぁ・・・。
※ かすみ さん ,烏川碧碧 さん  ありがとうございます。スミマセン。
[34308] 2004年 10月 19日(火)00:11:12【1】みやこ♂[みやこ] さん
日本の奇勝百景
[33526]で書いた日本の奇勝百景という本から,いくつか気になる記述を書き出してみました・・・。№は,原著のものです。
いやぁ,それにしても「世界」やら「三大」やらが出てきますねぇ!景気のいいことに。

道県奇勝名分類記述
4北海道花咲灯台車石放射状節理「ホイールストーンは世界的にも珍しい」とか
7青森出来島海岸埋没林埋没林「世界でも最大規模」とか
9青森日本キャニオン崩落崖出ました「○○キャニオン」,十二湖のそば
18宮城嵯峨渓半島「猊鼻渓,耶馬渓とともに日本三代渓」とか それにしても「海に突き出た半島なのに「渓」とは,これいかにタコ。それから「三代」は「三大」の誤植?
28群馬妙義山石門群奇岩「妙義山は耶馬渓,寒霞渓とともに日本三奇勝の一つ」とか
30千葉屏風ヶ浦海食崖「東洋のドーバーと呼ばれている」とか
33新潟清津峡渓谷「黒部峡谷,大杉峡谷とともに日本三大峡谷のひとつ」とか
38福井東尋坊柱状節理「これほど大規模な輝石安山岩の柱状節理は世界で三ヶ所(韓国の金剛山,ノルウェーの西海岸)」だそう
71広島雄橋(帝釈峡)天然橋「プレピシュ(スイス),ロックブリッジ(北米)と並んで世界三大天然橋のひとつ」とか
75徳島阿波の土柱土柱「ワイオミング(アメリカ),チロル(オーストリア)とともに世界三大奇勝に数えられている」そうな
[34307] 2004年 10月 19日(火)00:03:18みやこ♂[みやこ] さん
お山の話
今日はここのところ忙しかったお仕事も一段落付いたので,雪形コレの岩手県分を書き込んで,雑学的山話を綴っています。

[34265] このHP大好き さん
(剣岳の)標高も2998mと3003mの2通りです。
三角点の改埋や,昨今のように現地で最高地点の標高を測り直しでもしないかぎり,いっぺん決まった山の高さは変わらないものなのですが,剱岳に限っては,顕著な標高の変更がありました。剱岳は,たしか一番最初は2998mだったと思います(かすかな記憶・・・)。それがいつ頃か3003mとなって,さらに戦後,いつの頃だったか,またどういう理由でか,2998mに舞い戻ったのです。ですから3003mという記載は,古い資料をそのまま使っているか(それにしては古すぎる!),ソレを承知で使っているか,いずれかなのでしょうね。
また,最近の槍ヶ岳は知りませんが,かつて私が登頂したときには,槍の三角点の標石は頂上に転がっていました。石の天辺が三角点の高さになりますから,おそらく今度三角点を据えると,たぶん3180mを切るのではないでしょうか。それとも富士山頂のように,強引に処理してごまかすのでしょうか?
元々播隆上人が登ったときは,もっともっと山頂は狭かったといいますし,三角点を設置する際にダイナマイトで山頂を吹き飛ばしたという噂も聞いたことがあります。

[34266] sutekinaおじ さん
そんな中で日本の山岳標高一覧がでてきました。 これは<実施機関:国土地理院、選定:有識者>という「権威と重み」を持った山のリストということになります。
国家がこういう取組をしたということが,当時の私には新鮮な驚きでした。で,一度こういうものができると,こんどはソレが「既定の事実」として一人歩きを始めることになるのでしょう。「槍ヶ岳は日本で5番目に高い山だよ,知らないの?」というように。
ワタクシ的には,何をもって「山」となすかといえば,究極的には個人個人の感性で決めればいい,と思っとります。「そんなことまでお上が決めてくれなくても,適当にやるからいいですよ」と。ただあんまり意地を張りすぎると,山仲間ウチでは話が通じなくなりますけど・・・。
100名山にだけ人が多く集まるのは、おかしな現象です。
誠にそう思います。百名山ブームはオーバーユースを引き起こし,過剰な利用や施設整備で,山が大変荒れているようですね。
実は白状しますと,ワタクシもかつて「深田百名山つぶし」をやっていました。あらかた登っていたのですが,ある時突然「飽きた」のですね。それまでも,「人が決めた名山の後追いをして楽しいものか」と思っていて,それでもやっぱり「いい山」が多くて無視できないものだから「99山登って,そこでやめよう」と思っていたんです。いわく付きの「荒島岳」を残して,ですね。
まぁ当時,現実に山頂が立ち入り禁止になっている山がいくつもあったし(例えば焼岳,浅間山)それ以外にもいっぱい「いい山」を知り始めていたから,「もういいや」と思って「ワザワザ行く」のはやめたんです。象徴的な山でいえば,「幌尻岳」と「霧ヶ峰」とを同列には扱えない,ですよ。
私などは、登った山で1人も人に会わなかったりしたら、すごく得をした気分になります。(変でしょうか。)
これまた同感ですとも。
ただ時には,人が全くいないのも寂しいときがあるもので。まったく動機不純な話ですが,北鎌尾根から槍に登頂したとき,山頂には誰もいなくて,かなり気抜けしたことを憶えています。その辺の娑婆ッ気が抜けてしまえば,きっと好々爺になれるんだろうな。

と,いうわけで全然地理ネタに戻れない書き込みになってしまいました。毎度毎度,どうもスミマセン・・・・・・。
[34260] 2004年 10月 16日(土)16:21:05みやこ♂[みやこ] さん
ワタクシも槍ヶ岳,大好きです。最初に登った百名山だし。
[34257] このHP大好き さん 「槍ヶ岳が4位から5位」
はじめまして。近年の国土地理院の山岳標高データは平成3年8月発行の「日本の山岳標高一覧 -1003山-」という資料に準拠しているようです。これに収められている表によれば,確かに間ノ岳が4位に入っています(5位は「槍ヶ岳」)。たぶん,「白根山でひとくくりにするには,間ノ岳は立派すぎる」とか何とかいう委員さんの意見で,そうなったのではないでしょうか。ですから,かつての順位は,お説のとおりだと思います。ワタシも。

それと,北岳の標高が3193mですか,1m高くなったのですね。それまでの標高は三角点の数字ですから,そこよりも高い岩峰があった,ということなのでしょう。最近,男体山も2m高くなって,2486mになったんですよ,そういう理由で。
かつて,もっと山の標高がおおらかだったころ,測量機材を担いで「女峰山」や「水晶岳」を測りに行ったことがあります。両方とも,双耳峰(そうじほう:同じようなピークが2つある山)なのですが,三角点が低い方のピークにあって,「それじゃぁ,本当の高さじゃねぇべな」ということが動機です。

いずれにしても山そのものが変わるわけではないので,私は呑気に眺めるように努めていますが,それでもやっぱり気になりますねぇ。特に劔岳[33816]などは・・・・・・。
[34110] 2004年 10月 12日(火)12:57:35みやこ♂[みやこ] さん
ありがたや,ありがたや。
[34068] Heimskringla さん
こちらこそ,タマタマ「お山」と「国立公園」に興味があるので,私も「おぉっ!これわ!」と「思いついたことをそのまま」書いてしまいました。たいへんすみませんでした。それに浅間どころか,我が県の「那須」も同類([34044])だったですね。アソ,アサマ,ナス,ウス・・・(あれ?チャウスも?)。どこまで本当かはわかりませんが。
何はともあれ,これからも,どうぞ宜しくお願いいたします。

また,応援いただきありがとうございます。資格を取得しても会社の給料が変わるわけではないので,「そのうちに取れればいいやぁ」と呑気に構えていたのですが,よりステップアップを図るためには,どうやら必須のようです。早くしないといけないのですが,最後まで到達するには5年位はかかるでしょうか。


[34062] 烏川碧碧 さん
実は密かにお待ちしておりました……。(^^
えへへ,押しかけましたよ!!やっぱりそうでしたか,なんだかそんな雰囲気をヒシヒシと感じていたんですよ!どうにも山が絡むとウズウズしちゃって・・・。これからもいっぱいトラップ(?)仕掛けてくださいね。

引き続き[34064] 烏川碧碧 さん
山冠に品も普通に書き込めるのでは?(事情があってちょっと細工)
えっ・・・・・・!?(とりあえず,単語登録しとこおっと)あ,本当だ,書けた・・・。
最近のワープロは進んでる(^^;)なぁ,NEC8801で一太郎を扱っていたときは,この字は外字で作りました(って,何年前のお話よ.ハチハチマルイチ,懐かしいですねぇ.当然,モニタもプリンタもモノクロで・・・.プリンタはリボン式のくせして,100万円近くしたと聞きます・・・.まさに隔世の感・・・)。
─── てなわけで,横から失礼しました・・・。

さて,引用文なのですが,烏川 さんの書き込みをコピー・ペーストしてそのまんま書き込みしようとしたんですが,文字化けしてしまいました。ううむ,私にゃ,よくわかんないや。
[34044] 2004年 10月 10日(日)14:54:14みやこ♂[みやこ] さん
浅間もよろしく
[34034] Heimskringla さん
阿蘇・雲仙・有珠は同語源という説もあるとか。
雲仙は[34036] 中島悟 さん のおっしゃるとおり、温泉の転訛のようですね。火山の古語あるいは南洋言語に起源を持つと言われている山名は「阿蘇、有珠」のほかに先ごろ噴火した「浅間山」などがあります。で、浅間神社が祀られている山は火山であったり、富士講が行われていたり、となってコンガラガッテいくようです。「富士」の語源を「火山」に求める説もあります。
・・・明日、東京で資格試験なのに遊んでいるわたし・・・
[34043] 2004年 10月 10日(日)14:38:26【1】みやこ♂[みやこ] さん
アルプス銀座
[34010] 烏川碧碧 さん 「銀座ノート/「番外編」はじまりました。」
早速拝見。
アルプス銀座 北アルプス(飛騨山脈) 燕~大天井~常念が槍ケ岳に至る登山コース。表銀座・裏銀座があるらしい?
やったぁ!アルプス銀座がリスト入り!
「あるらしい」と書いておいでですが、あります。“表銀座”が、燕岳~槍ヶ岳のコースで、“裏銀座”が烏帽子岳~槍ヶ岳のコースです。「人が多くて銀座みたいだ」が命名の由来のようです。ごくごく普通に使われていますので、「らしい」を取っても大丈夫ですよ。
そもそもは、燕コースを「アルプス銀座」と呼んでいて、後に裏銀座ができたと聞いています。
「34043」とは、こりゃ「しんぶんし」  ※後半追記しました。
[33953] 2004年 10月 8日(金)18:21:44みやこ♂[みやこ] さん
ALPINUS LOCUTIO
[33893] Heimskringla さん
[33895] hmt さん
とかく地名の由来はわからないものですよね。まして外国のお話ともなると,オイラはグリコ(お手上げ)。
実は[28371]に書いたのですが,「アルプとアルプスは別物」と解釈できる説があるんですよ。ですから[33689]で hmt さんがお示ししてくださった「白山=アルプス説」も捨てがたいですよね。というか,私も「アルプスの語源は白い山」と思ってました。俗説だったのかなぁ。
で,ワタクシ昨日まで,ちょっと家を空けて日光白根山に登ってきました。「根」と「山」は基本的に同義でしょうから([30549]),これもまぁ「アルプス行き」だったのかな,こじつけで言えば。紅葉がナカナカ見事でしたよ。

[33843] sutekinaおじ さん
(三題話に出てきたものは)より多くの人に知られた場所の中から、選ばれたということでしょう。
レスをつけて頂きましてありがとうございます。
いくら良い景色があっても,あるいは安くておいしい食堂があっても,人に知られていなければ「無いのと一緒」です。利用して初めて価値を生じる性質のモノだからですね(そういう意味で“貴重な動植物の存在”は別問題.)。
針ノ木大雪渓や三伏峠などは幸福者なのでしょうね。確かにおっしゃるとおり,針ノ木程度の雪渓は他にもありますね。一般的な登山道が開設されているかどうか,が大事でした。三伏峠を入れたがる背景というのも,何だか「南アでも仲間に入れてよ」という意志を感じるなぁ。縦走でなく,あそこを「越える」利用者って,昔も今もごくごく稀な気がする・・・。
トコロデ,一番高い峠は飛騨乗越だそうですが,一番低い峠・・・(危険な書き込みになりそうにつき,中止・・・)
[33818] 2004年 10月 5日(火)18:05:49みやこ♂[みやこ] さん
iaれす,湖水の島
と,いいますわけで,
[33795] 般若堂そんぴん さん
お恥ずかしや・・・若気の至りということで。聞くところによると英単語の45%はラテン語起源なんだそうですね。残りの内訳は,と言えば20%がアングロサクソン,15%がギリシャ,残りの20%が雑,なんだとか。もっともオイラの語学は佐野弁のみ!(それも最近怪しいし・・・)

みかちゅう さん
多分,もうご存知のような気も致しますが,申告します。本当の島ぢゃぁないと思いますが,念のために情報をば。心情的には栃木県に島は1個(中禅寺湖の上野島)だと思うのではありまするが・・・。

1 八汐湖の小島 塩谷郡藤原町
2 五十里湖の小島 塩谷郡栗山村と同郡藤原町の境
3 足利市岩井町

1,2はともに人造湖に浮かぶ小島です。名前があるかどうかは不明です。最近ちょっと行っていないのですが,遠い記憶をたどってみれば,2の方は堆砂で陸続きになっていたような気がしなくもないです。1は見たことがありません。因みに1,2ともに国土地理院の1/2.5万地形図では「島」の表現になっています。
3は,渡良瀬川に浮かぶシマです。実際には河川公園で陸続きになっているので,「島」とは言えませんけれど。ただ,この「島(岩井町)」に住む人々は,専用の橋梁である「岩井橋」を通らないと「島」から出られません,・・・・・・少なくとも車では。
これは,昭和22年のカスリーン台風で洪水が起こり,それをきっかけとして渡良瀬川の河川改修により「孤島化」したものとのことです。確かに,明治初期の1/2万迅速図では島になっておらなんだデス。
・・・・・・これまた失礼しました。
[33816] 2004年 10月 5日(火)17:58:59みやこ♂[みやこ] さん
誰が決めたか三題噺
日本三大雪渓剱沢大雪渓」「白馬大雪渓」「針ノ木大雪渓
日本三大峠雁坂峠」「針ノ木峠」「夏沢峠」・・・三番目に「三伏峠」をあげることも多い
北アルプス三大バカ登り合戦尾根」「ブナ立尾根」「笠新道
日本三大急登ブナ立尾根」「黒戸尾根」「西黒尾根
何だか「山のホームページじゃないぞ!」とお叱りを受けそうな勢いになったので,このへんで・・・ただ,それにしても「三大雪渓」は納得できるんですが,その他はいい加減ですねぇ・・・。

そういや,剱沢大雪渓といえば,剱岳の三角点が今年の8月24日に設置されたようですね,当初計画から100年目にしてようやく。3000mあるかどうかが気になります。結果公表は11月ころだそうですが,早く公表されないかな。今からとても楽しみです。
・・・大変失礼しました。
[33769] 2004年 10月 4日(月)19:10:45みやこ♂[みやこ] さん
西方浄土ハイヅコニアリヤ,全世界ガ知ラント欲ス
オフ会,なかなかのご盛況だったようで,参加できなかったワタクシも,本落書き帳メンバーの一隅を汚すモノとして,大変嬉しゅうございます。その頃ワタクシは,奥日光中禅寺湖畔で飲みつぶれておりました。実は,土曜のお昼から宴会がございまして・・・。
さほど酒を飲めないワタクシは,缶ビール1本で2日間とも,すっかり極楽(それとも地獄谷?)気分なのでありました。一人だと安上がりだけど,みんなとヤルとワリカン負けの“みやこ”であります。

てなわけで, sutekinaおじ さん, hmt さんの「西アルプス」関連情報に即座にリアクションできず,たいへん失礼しました。
[33678] sutekinaおじ さん
そうですか,ご記憶にない・・・ワタクシの予想はハズレのようですね。私メの遙か遠い「東北アルプス」の記憶を呼び覚ましてくださったので,「西」についても何かご存知かと思い,お話しを振らせて頂きました。お返事頂き,ありがとうございました。
日本のアルプスが,所詮「偽物」であるのは重々承知しています。アルプスコレクションの前説で,[本場アルプスでは,この山脈を「ヨーロッパの飛騨山脈」とか「スイスの赤石山脈」とか呼んでいるワケがない]と書いたとおりです。でもまぁ,それを承知の上で「遊んでみよっかなぁ」という感じですか。日本人は「日本の○○」とか「関東の○○」とかって大好きですもんね。どの辺を見てそう思ったのかを探るということは,実に興味深いことです。

また,[33689] hmt さん
過去にも使ったフレーズですが「そうか,その手があったのか!」ですね。リストに加えちゃおうかしらん?それにしても,アルバムも「白」が語源とは存じませんでした。そうなると,そもそも「アルバム」って何だろう?と新たな疑念が湧いてしまいます。
“アルビオン”がグレート・ブリテン島の古名であるのは,イギリスの航空母艦の名前から知りました。古い地名といえばあのころ歴史地図で“・・・ia”で終わる地名を集めていたんですよ,今は使われていないであろう“・・・ia”も結構あるようで。集めていた当時,そんなものをせっせとリスト化しても,誰とも話ができなくて・・・(今は幸せ)。

ということで「日本の」アルプスは,「西」は空席となりますか。それにしても陰陽五行説で言う「北=黒」「東=青」「南=赤」「西=白」「中央=黄」との合致の具合の良さよ!
「北ア」の槍穂高連峰は「黒々とした岩の殿堂」であるうえに,ほぼ中央には「幻の3000m峰“黒岳”」があり,「東ア」は「緑の畳々たる山並み(緑はアオといいますもんね)」,「南ア」はズバリ「赤石山脈」,「幻の西ア」もズバリ「白山」。「中央」だけかな,連想できないのは。それとも「宝→黄金→黄」で「宝剣岳」が当選するのかなぁ・・・アソコに大きな金山とかありませんでしょうか。
(とか何とか言っても,みんな「いいトコ取り」なので,細かいツッコミはしないでくださいませね.)

[33731] むじながいり さん
「市町村合併図」楽しいですねぇ。楽しませて頂いた御礼と,できばえの賛辞の書き込みをしようと思っていたのですが,お祝いが遅れてしまいました,スミマセン。何と驚くべき事に,ワタクシの書き込みがきっかけとのこと,全く光栄,有頂天です。
一方言いだしっぺは,というと手書きで「栃木県版市町村合併パラパラマンガ」を作成し始めたのですが,着手直後に頓挫してしまいました。やはり「発表の場を持たない悲しさ」と「最初ッから明治発」で欲張ったことが敗因でしょうか。
職場の先輩が卒業論文で作った昭和24年の栃木県図は手元にあるので,そこからリスタートしましょうかねぇ。でも「手書き」ぢゃぁ,誰にも見せられないしなぁ。結局,もっとパソコンに強くなれってことでしょうね。初老のワタシにはチト辛いですな・・・。
[33634] 2004年 10月 1日(金)07:34:06みやこ♂[みやこ] さん
西アルプス
「アルプスコレクション」,現在41個集まっています(2つのダブりを含む)。一応全部に地図リンクを張り終えました。あとチョコチョコ直せば一段落です。捜査の結果,高い山ばかりでなく,島や海べりにもあってビックリです。
ところで「北・南・東・中央」と集まったので,残る「西アルプス」を検索したところ「西アルプス(宇根山)」という情報がヒットしました。“ウォッちず”では宇根山は,岡山県と広島県にあるようですが,今ひとつわかりません。どなたか情報をお持ちの方はいらっしゃいますか?(←思った通り,多くの方が危惧されていた展開ですね.)
そこで思い出したのですが,昔,白山のことを「西アルプス」と呼んでいた記憶があるのですよ。果たしてどうだったかなぁ?身内だけの呼称だったような気もするのですが。sutekinaおじ さん,何かご存知ぢゃありませんか?
といいますわけで,これに懲りずに引き続き「アルプス」を募集しております。皆様,宜しくご教示ください。

さて,[32900] で sutekinaおじ さん から
ところで、最も標高の低いアルプスは何でしょう。
との宿題を頂いておりましたが,現在のところ「三浦アルプス(仙元山 118m)」が最低のようです。え?「最低」?なんか嫌な響きだなぁ・・・。
[33526] 2004年 9月 28日(火)18:35:42みやこ♂[みやこ] さん
ありがたや
[33432] 昆布in さん「アルプスコレクション!」情報ありがとうございます。早速追加しました。

[33417] 北の住人 さん「ロバの耳」 そうでしたか,「?は蔵王の方」ということですね。失礼しました。
で,穂高の「ロバの耳」はとんがっていて,「聳立」という言葉がぴったりくるのですが,よくイラストなんかで目にする「ロバの耳」は垂れ下がっていますよねぇ。例えばプーさんのイーヨみたいに。なんか,面白いですよね。

さて先日「雪形に関する目新しい本はないかなぁ」とお江戸の本屋さんに行きました。結局見つからなかったけれど,[32547] で ken さん が紹介されていた今尾恵介さんの御著書を2冊入手しました。シメシメ。
それと,つい買ってしまったのが「東方出版」の「日本の奇勝百景」という本。「地名コレクション」に出てくるような各地の「奇勝」が,天然色写真つきで紹介されております。そこで,この本をタネにいくらか書き込みを・・・したかったのですが,様々な地名コレクションが中途半端な状況なので,時間がないのであきらめます。ご興味のある方,いかがですか。「地名コレ系書き込み」のタネ本になりそうですよ。
タネ本といえば,[33097]「御前ヶ遊窟」の情報は,平凡社の別冊太陽「日本の秘境」という本からです。これまた面白い。
[33397] 2004年 9月 25日(土)17:51:48みやこ♂[みやこ] さん
立ち読みしちゃった
[33379]「山がらみ」の続きです。愛比売命 さん の「希少地名(山)」で地図リンクのなかったもうひとつ(八幡平は除く),「にゅう」について本屋で立ち読みしてきましたよ。ここでした。

で,今日は小学校の運動会。騎馬戦の入場行進曲が,30年ほども前のNHK大河ドラマ「平将門」(←本当の題は忘れちゃった,加藤剛が主演のやつ)のテーマソングだったのは笑っちゃいました。で,ウチのほうでは「騎馬戦」を「ギバセン」と濁音でいうんですよ。何でかな?
[33379] 2004年 9月 25日(土)09:34:44【1】みやこ♂[みやこ] さん
山がらみ
愛比売命 さん の「希少地名(山)」で地形図リンクがされていないのは「八幡平」と「ニュウ」と「チンネ」の3つだけです。八幡平は何か深謀遠慮を感じますが,ニュウとチンネはマイナーですもんね。[29703]で「チンネ」を紹介したワタクシとしては責任痛感,どうもすみません。
チンネはここです。「小窓ノ王」と,「三ノ窓」を挟んだ反対側です。また,[31122]で記した「小窓ノ王」の奥様「小窓ノ妃」についてはよくわかりません。かなりディープな登山案内書でないと出てこないのでしょう。
「ニュウ」は,今,手元に八ヶ岳の資料がないので正確な位置がわかりません。山関係の書籍類は未だに引越荷物の段ボールの中,なんですよ。「宝の山」なんですけどねぇ・・・。それともいい加減,最新地図買ってこようかな。

[33373] 北の住人 さん  はじめまして,こんにちは。あぁ,嬉しいな,[24406]を引用してくださって。初めてです,その記事への反応は。しかも結構古いのに。で,こちらの「ロバの耳」は形状からの命名だったハズです。かつて岩登りに狂っていた時代,古い登山文献を渉猟していて読んだような記憶があります。残念ながら「?」というご反応のようですが,まぁ「見立て」にも色々あるので勘弁してやってください。

さて,sutekinaおじ さま はじめ山ネタ好きな皆様へ。谷有二著「富士山はなぜフジサンか」が加筆・修正されて文庫本で出てました(1年も前に,ですけど)。本の題名も「山名の不思議」と新ためて,なんと20年ぶり!(え,御存知でした?)三国地名や,丸,森,などなどてんこ盛りです。
今度は「おつまみ2品分」くらいですよ・・・・・・。
[33270] 2004年 9月 23日(木)02:32:58みやこ♂[みやこ] さん
各種地名コレクション
[33262] 愛比売命 さん
「みねコレ」に移行する必要もなく、そのままでいいと考えます。
そうですか。ではオーナーさんにも異論がなければ,引き続き“編集子”をお任せください。でもまぁ実際,「みねコレ」を拝見しますと「合体」した方がいいような気もするし。とはいえ,その合体の方法も問題なのかも知れませんね・・・。失礼しました。

トコロデ,先ほど「三国コレクション」に,「アルプスコレクション」探索中に発見した,神戸市灘区の「三国岩(と,三国池)」を追加したのですが,そのそばにダイヤモンドポイントなるものがありました。
なんぢゃ,そりゃ?
[33233] 2004年 9月 22日(水)14:22:41みやこ♂[みやこ] さん
さすが,編集長
愛比売命 さん オーナーグリグリ さん
ミネコレクション拝見しました。壮観ですねぇ!仕事(?)の速さと言い,精確さといい,とても追従できません。
と,いいますワケで提案をひとつ。
愛比売命 さん が[32117]で「剣ヶ峰コレとミネコレの関係」について悩みを吐露された件に対し,不肖ワタクシ[32199]で「面倒でも再掲してはいかが」と呑気なお返事を差し上げましたが,実際にモノを拝見致しますと,「こりゃ,ミネコレに移行した方がいいや」という実感ですね。
いかがでしょう?剣ヶ峰コレクションを廃止して,ミネコレに含める,というのは。無論「けんがみね」という共通の音を有するという点では,独自性もあるのですが。でもそれとても,「完璧にリンク」する両者の性格を考えてみれば,合一した方がいいと思います。
いかがでしょうか。
[33099] 2004年 9月 20日(月)02:57:52みやこ♂[みやこ] さん
アルプスコレクション
[32900] sutekinaおじ さま  応援ありがとうございます・・・と申しましても実は,落書き帳に皆さんがお寄せくださった情報からはいくらも増えていないンですけどね。
で,海沿いのアルプスも結構あるようですね。果たして「一番低い」のはどこなんでしょうね?こりゃぁ,どうにか地図リンクを張らないといけませんね。
これからもご意見をお寄せください。宜しくお願い致します。
[33097] 2004年 9月 20日(月)02:09:26みやこ♂[みやこ] さん
御前ヶ遊窟
[33094] 讃岐の民 さん 「御前ヶ遊窟」とは,ずばり「洞窟」のことです。岩壁の,稜線に近いところにあいているので,地名表記の位置が紛らわしいのでしょう。平維茂の奥方が隠棲したという伝説があるそうです。
[32875] 2004年 9月 14日(火)01:29:18みやこ♂[みやこ] さん
望ましい(?)「雪形」について
我々の先祖は,単なる山の残雪模様に意味を見いだしていました。曰く「“種まき爺さん”が出たから種を蒔こう」曰く「“錠前の鍵”が出たから,あの山で山菜が採れるぞ」などなど。このように「雪の模様」は,人々の暮らしに深く関わってきたのです。
(以上,「雪形コレクション」より)

と,いいますわけで,雪形には,大別して「残雪により図景が白く浮き出るポジ型」と「白い雪面に岩などにより図景が黒く顕れるネガ型」の2種類あります。複雑な山襞に顕れるそれらの図景に意味を見いだしたのですネ。したがって「単なる残雪模様」に「図景」を見るわけですから,雪形にとって「見立て」は,避けて通れないとても重要な因子になります。
「降雪量がやたらと多く,その割りに万年雪がない」という,我が国特有の気候風土と,そこに住む細やかな心と観察眼を持った人々の存在,がなせる技ということですよね。なんと日本的な事象なのでありましょう!

ところで,より良い雪形の条件とは一体なんでしょうね。

まず雪形としては,当然「1 積雪による造形であること」「2 自然の造形であること」が求められると思います。
そのうえで,できれば「3 人里から望見できること」「4 農事暦であること(雪解けとともに形を変化させてゆくこと)」「5 残雪期以外は姿を消してしまうこと」が望ましい,と私は考えます。
「3」でなければ「4」たり得ず,されば生活密着型であるし,しかも「5」であってこそ美しい,と思うワケです。

現在の「雪形コレ」には,1・2しか満足しないものとして,前穂高岳東壁に出るという「御幣(ごへい)」という雪形が含まれています。現在「行方不明」とか。杣人や岳人しか眺めることができず,伝承を伝えるほどの人の目に触れなかったせいなのでしょう。

また,かの有名な御菱(五龍岳)も1・2・3しか満足しません。あまりに御菱の岩が立派で整っているために,雪解けの時期でも「姿」の移り変わりがなく,そのうえその存在を知ってさえいれば,厳冬期でも,また無雪期でさえも充分確認できるほどです。

ところで私は,雪形の「形の優劣(あるいはわかりやすさ)や,大きさ」というものは,実はさほど重視しなくてもよいのではないか,と思っています。無論,ソレに優れているに越したことはありませんが,伝承があってみんなが慕っていれば,それで充分なのではないか,と。具象性の高さや明快性ばかりに目を奪われるのは,山の魅力が標高だけでないのに,案外山の高さのみにこだわる風潮と同じように感じています。

そういえば,[29986]で 般若堂そんぴん さん が問題意識とともにご紹介された「白馬の騎士」については,私も「少なくとも“雪形”ではありえない」という見解です。実物こそ見ておりませんが,“単なる”「山への落書き」だろうと思うからです。
[32874] 2004年 9月 14日(火)01:23:07みやこ♂[みやこ] さん
「アルプスコレクション」
オーナーグリグリさん
アルプスコレは,こんな組み立てでいかがでしょう?手元にはもうちょっと「アルプス」がありますが,それは私が追加するということで,もし「本当に」よろしければ,とりあえずこんな形でお立ち上げ頂けますか?ご多忙でしょうし,呑気に待ってます。実は当方の本職も稼ぎ時だったりして・・・・・・。(地図リンクは表現が困難であるとみて,今現在は「考え中」です.)でも,本当にアルプスコレなんか立ち上げちゃっていいのかしらん?
「○○アルプス」というものは,結構“気軽”に命名されているようで,かなり取捨選択が恣意的なものになりそうです。ですので,皆さんの突っ込みだけが頼りです。どうぞよろしく。

以下,案
名称読み山脈(山地)名主な山備 考記事番号
北アルプスきた飛騨山脈穂高岳言わずとしれた「日本アルプス」本家
南アルプスみなみ赤石山脈甲斐白根山本邦第二の高峰を擁するアルプス
中央アルプスちゅうおう木曽山脈宝剣岳短い山脈なのに北から南まで実に変化に富む
[32873] 2004年 9月 14日(火)01:17:25みやこ♂[みやこ] さん
三国境拾遺記「・・瀬川」
「上野」「下野」「武蔵」の三国境附近の地名に,「海老瀬」というのがあります。渡良瀬川の氾濫源のへりにあたるので,単純に「川海老がたくさん採れた瀬」が由来だと思うのですが,それにしても,こんなところに何だか海っぽい地名だなぁ。
※群馬県 板倉町 「北海老瀬」(大字海老瀬)←“ほっかいおいせ”と呼んじまっただ。同じく 「海老瀬」 両者とも,1/2.5万地形図で地名表記があるようです。

そういや「・・瀬川」の河川名は「奥入瀬川」「渡良瀬川」「綾瀬川」「清瀬川」などなどなど存外たくさんありました(「ウオッちず」で617件もヒット,ダブりを含む)。一番気に入ったのは茨城県の「恋瀬川」ですねぇ。
「川の瀬で隔てられた二人・・・。もう少し,ほんの少しだけ手を伸ばせれば抱きしめあえるのに・・・そのもうちょっとが届かない・・・人の恋路を邪魔する川よ,♪あぁ,恋瀬川~♪」実際にはどんな川なのかなぁ,コンクリート三面張りの水路なのかなぁ・・・。(でも,「瀬」って浅瀬のことですよね。だから濡れるのをいとわなければ,二人は直ぐにも抱き合えた,というオチだったりして。)
[32821] 2004年 9月 12日(日)22:51:22みやこ♂[みやこ] さん
「嘘つき地名になるぞ予言」ハ外レツツアリ
両毛人 さん 特殊地名コレクション編集担当お疲れ様でした。[32807] 愛比売命 さん これからも,どうぞよろしくおねがいします。

さて,[32004]で 愛比売命 さん も疑念を呈していらっしゃる「熊見曽根」について,「ピークに地名表記があるのはおかしい」と「山と高原地図」の出版元にお手紙を差し上げたところ,丁寧なお返事を頂戴しました。
曰く「尾根なのは承知しているが,現地(山頂)には熊見曽根と記した標識が建っているため,現場で地図を参照したときの混乱を避けるために,現地標識に従った」とのことです。「次版からはちゃんと尾根に書きます」とも。
そうか,現場の標識が混乱の元だったのか。誰だ?建てたのは。なんだか,行政機関くさいぞ?
[32806] 2004年 9月 12日(日)02:01:24みやこ♂[みやこ] さん
経県値
やっぱりいい企画はいつまでも続くのですね。ワタクシの経県値は現在,このようになっております。
◎ 北海道 栃木 長野 山梨 鹿児島 (5)
○ 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 岐阜 静岡 三重 滋賀 京都 兵庫 和歌山 岡山 山口 愛媛 高知 福岡 長崎 沖縄(29)
● 奈良 香川 (2)
△ 愛知 大阪 (2)
▲ 島根 広島 徳島 佐賀 熊本 宮崎 (6)
× 福井 鳥取 大分 (3)
148点[25970]→157点へと9点アップしてました。「沖縄デビュー」と,「秋田県乳頭温泉宿泊思い出し」などが原因です。まぁ,あんまり代わり映えしませんね。
[32558] 2004年 9月 5日(日)04:05:12みやこ♂[みやこ] さん
ご報告
[32509] 今川焼 さん 「各種地名コレクション」
新しい地獄谷をご紹介くださりありがとうございました。早速,リストに追加しました。これからも宜しくお願いします。

[32552]ほか 両毛人 さん 「全国の市・十番勝負/写真編」
不肖みやこ,1問(No.10)の回答を得ました。すごくいい問題だったので,自分で答えてしまうのがもったいなかったのですが,つい我慢できずに回答してしまいました。

“いっちゃん入試(市)”には全く歯が立ちませんが,「あぁ,みんなが燃える理由がわかるなぁ」と実感することしきりです。
[32377] 2004年 8月 31日(火)18:40:05【1】みやこ♂[みやこ] さん
地名コレクション経過報告
祝!訪問者カウンタ180万突破!
こんにちは。身の程知らずにも,いくつか地名コレクションの編集担当をやらせて頂いている“みやこ”です。オノレの力不足を実感しつつ,「能力よりもちょっと上」の仕事によって才能は花開くもの,と自らに言い聞かせて作業しております(“ちょっと”かぇ?)。
これまで,他のメンバーによる各種地名コレクションの充実を横目で見ながら,遅々としてではありますが,少しづつリストを充実させて参りました。この辺でどうやら「雪形コレ」以外は一段落したようですので,営業を兼ね,ご報告申し上げます。

最初に,一番皆様になじみ深いであろう「三国コレ」についてですが,明治期以降の三国境についての検索は既に終わっておりますので(不確実性はありますが),あとはそれ以前の時期での三国境などについて,皆様からの情報提供を淡々と待ちたいと思います(次は三郡地名に突入予定です.)。

山ネタの「剣ヶ峰・駒ヶ岳コレ」ですが,特に一般にも興味深いであろう「駒ヶ岳」につきましては,古称ではありますが「白馬岳」が入るなど,ヨソの類似品にはちょっと見られない,今までにないリストになったのではないか,と自負しております。
「剣ヶ峰」は,ウオッちずでの検索から始まり,現在では登山ガイドブックによる捜索活動へと転換しております。従いまして地元栃木県の件数が妙に多くなっています。
両者とも,日本300名山ガイドブックでの地図探索は終わりましたが,引き続き落ち穂拾いを継続いたします。

さらに,イタズラ心で書き込んだところ,あっという間に正式コレクションに出世してしまった,ウオッちず検索結果限定の「地獄谷」ですが,過日sutekinaおじ さん のご提案による「極楽谷」を1点加えさせて頂きました。単なる「地獄・極楽」への展開も考えましたが,ワタクシ的には数が膨大になりすぎると思い,「検討中」ではありますが,小休止させて頂いております。

以上4件につきましては,とりあえず「果報は寝て待て作戦」に移行いたします。そのうえで,当方,これからしばらく「雪形コレ」に邁進したいと思います。相変わらずの「亀」になりそうですけど。コレの編集担当をお任せ頂くまでの経緯は,かなりイレギュラーだったですからね・・・(その節は失礼いたしました)
[32199] 2004年 8月 28日(土)01:57:46みやこ♂[みやこ] さん
白い砂浜に青い海・・・。参りました,沖縄。
[32004] 愛比売命 さん,[31990]では失礼いたしました。そうか,何気なく書き込みしていましたが,「茶臼岳」「月山」は丸いもの,とハナから思いこんでいたみたいです。ご指摘を受けて,初めて気づきました。いやはや,ありがたいことです。山形の月山は一般的に丸くはないし,南アルプスの茶臼山も丸くはないです。
那須の茶臼岳が「月山」と呼ばれた裏には月山信仰があったみたいで,湯殿山に比定される「山」もちゃんとあって,今でもお湯と湯気とを噴き出しているそうです。それにしても那須の茶臼岳,丸いよぉ~!まるで稜線から頭を出した満月です。

また,[32117] 愛比売命 さん の「“みねコレ”は“剣ヶ峰”がダブる」の件ですが,ワタクシ的には「“剣ヶ峰”は“けんがみね”であることに意味があると思っていますので,“みねコレ”は,“けんがみね”を内包しますから,面倒でも再掲することが良いのではないでしょうか。生意気言いましてスミマセン。

といいますわけで,実はワタクシ「経県値」があがりました。本日,沖縄帰りです。那覇の渋滞の凄さを,身をもって体験してきました。ン十年前の平日昼間の環七,環八も何のその,信号1回で1台も進めない,というのもザラでした。ちょうどバケイションシーズンの最後に間に合ったこともあってか,「わナンバー」の比率の高さにもびっくりしました。
[31990] 2004年 8月 20日(金)19:55:57みやこ♂[みやこ] さん
「尾根」ならぬ「曽根」コレクション・・・
[31951] 愛比売命 さん 「栃木県の希少地名(山)候補」
やっぱりこういうのは「センス」なんですね,間違いなく。栃木県民の私,恥ずかしながら全然気づきませんでした。見れば馴染みの地名ばかり・・・。トホホ。
閑話休題, 愛比売命 さん がここで示されている「熊見曽根」には,「尾根?」とありますが,さすが「?」をつけたあたりに光るモノを感じます。と,いいますのはコレ,「間もなく“うそつき地名”になるぞ候補」なんです。
つまり,「曽根」とは無論,「尾根」のことですよね。そして栃木県内に限っても3つの「曽根」があります。
【1】中ツ曽根(なかっそね)日光,五色山北方の国境平から,湯本方面へ突き出た尾根(地図に地名記載無し)
【2】一里ヶ曽根(いちりがそね)日光,赤薙山から女峰山にかけての尾根(地図に地名記載無し) 標高2000mを超える平らな主稜線
【3】熊見曽根(くまみそね)那須,那須連山の主脈から西方,隠居倉へ伸びる尾根(地図の▲は意味無し)

そしてこの「熊見曽根」は,例の「山と高原地図」では主稜線のピーク(無名峰)に名付けられているんです。地元の人もそうは呼びません。これは誤りなんです。しかし,あの地図にそう記されていると,きっといつの間にか定着してゆくのは確実です。おそらく,近くにあった地名を拝借しているんでしょうね。「熊見曽根分岐」の「分岐」を省略して・・・。
とはいえ,標高は1900mと朝日岳をも凌駕し,附近には雷鳥棲息の噂も飛ぶなど,なかなか面白い山ではありますので,いつまでも「無名峰」ではいられないとは思います。
私としては月山(茶臼岳の古称)を中心に,南の南月山(みなみがっさん),そしてこれを北月山としてはどうかと思うのですが。ちょうど,山頂が丸いし。

トコロデ同記事冒頭,「両毛人さんの地元」とは,やはり潜在的に「群馬・栃木」は区別しがたいということですね,だって両毛人さんは群馬県民だもん!(失礼しましたっ,平身低頭スミマセン)
[31988] 2004年 8月 20日(金)19:33:18みやこ♂[みやこ] さん
お返事3題
[31772] Issie さん
黒部川の中下流域では“西日本系”の「谷(たに)」地名の方が優勢であるが,上流域では“東日本系”の「沢」地名の方が優勢である。それは上流域が松本藩の影響下にあったことを意味する…
なぁるほど,そう言う証拠もあったのですね。納得です。確かに,大町あたりから峰一つ越したところにある地域ですから,越中から「エッチュラおっちら」来るよりも,遙かに近いですもんね。

[31852] いっちゃん さん 「国見コレクション」発進おめでとうございます。本当に色々な「国見」があるもんですねぇ!

[31853] らるふ さん 「ごろゴロ語呂・・・」
「ごろごろ岳」ですか,面白いですねぇ。本当に石がゴロゴロしていれば最高だったのですが。
ところで「佐野盆地」ですが,出版社に「地元ぢゃ言わないよ」と葉書を送ったら「次回から削除します」と返事が来てしまいました。おやおや,それはそれで困ったなぁ。執筆者に了解は取ったのかなぁ。
[31851] 2004年 8月 16日(月)18:33:34【1】みやこ♂[みやこ] さん
湖水島コレクション,発進おめでとうございます&ありがとうございます
[31763] [31776] みかちゅう さん [31786] オーナー さん「湖水の島コレクション」
どうもすみません。私めの「何気ない一言(でも,かなり確信犯ですよねぇ)」で,こんなことになってしまって。でも,個人的には大分前からのテーマだったのです。リストの完成,心より楽しみにしております。

[31773] hmt さん
ちょうど例示された書き込みの頃,20000番台のころは,私めは指をくわえながら皆様の書き込みを拝見させて頂いている時代でした。「島」の定義の難しさを改めて感じていたものです。

ところで「湖水の島コレクション」の解説で,みかちゅう さんが示されている定義は,かなり妥当なものだと思います。そこで,私の気が付いた「湖水島,栃木県版」を・・・。

日光市 中禅寺湖 上野島(こうずけじま←なんで野州に上野地名があるんだ!)
・・・・・・以上です。さすが,海なし県!
(あ,湖水島に海は関係ないや・・・完全なボケでした。)←8/17 0:10追記

で,ズルしてちょっとひねると・・・。
日光市 湯ノ湖 兎島(半島コレクションに兎島半島として収録済み)
日光市 中禅寺湖 八丁出島(半島地名で「出島」は珍しい)

それと,ガイドブックを何気なく眺めていたら,こんなところにも・・・
沖縄県 東大東島 大池中の4個の島

やっぱり,こりゃぁ手に負えないや・・・みかちゅう さん,ホント宜しくお願い申しあげます。どうも,スミマセン・・・。
[31757] 2004年 8月 13日(金)02:56:22【1】みやこ♂[みやこ] さん
御三家は,舟木一夫に誰と誰?
十番勝負,全く何のことだか,さっぱり分かりません。そこで相変わらずのサブカルチャー路線にて・・・。
ゴロゴロする地名のお話しです。
野口五郎岳(のぐちごろうだけ)・黒部五郎岳(くろべごろうだけ)・四五六岳(しごろだけ)・五六岳(ごろくだけ)
このような“五郎”岳とは,大きな岩がゴロゴロしている沢(ゴーロという地形名に“五郎”を当てた)の源頭にある山に名付けられています。野口村のゴーロ沢の奥にあるから「野口五郎」,黒部のゴーロ沢の奥にあるから「黒部五郎」。「四五六岳」・「五六岳」というのは古地図に出てくる名前で,現在は別の名前がついているようです(私の記憶によれば)。それにしても,何ともほのぼのとした名前の付け方だなぁ。

今の若い方には「野口五郎って何だか人の名前みたい」ってトコロでしょうかねぇ。そういや,西城秀樹は小説の主人公のモジり,郷ひろみは5人目,という具合ですから,何とも名前に関しては「呑気な」御三家だったんですねぇ(ファンの方,ゴメンナサイ)。

それと地名コレクションの「島コレ」関係ですが,海なし県在住の私とすれば,「淡水域に浮かぶ島リスト」を見てみたいですねぇ!(←でも無論,私の手には負えませんからねっ!残念!)どなたか「目にもの見せて」くださいませんでしょうか?
[31756] 2004年 8月 13日(金)02:48:15みやこ♂[みやこ] さん
信濃国に文左衛門はありおりはべりいまそかり
[31682] なお さん
飛騨山脈が日本海に没するあたりには,あの「親不知子不知」がありますから,黒部川河口の入善町界隈では問題は発生しなかったと思いますが,黒部川はなかなか遡行できる川ではありませんので,北アルプスの峰々によって細長い馬蹄形に区切られた源流部の帰属が曖昧だったということなんだと思います。
いくら資源があってもそれを利用できないのであれば,経済的には無価値です。当時(戦後もしばらく),山間部からの木材の搬出方法は河川を流すことが主力だったので,「いくら山(森林)持ちであっても,江戸や大阪という大消費地に近いところに河口のある河川を持たない小藩の悲哀」(←解りづれぇ!)ということで,松本藩は奥山の巡視に力がはいらなかった,のだそうです。

ところで,「歴史にifは許されない・・・」とお書きです。確かにお説の通りと思います。ただ,私は歴史(とゆーか,社会科学全般)について“も”無知なのですが,「もし,“もし”を事前に察知できて,“もし”上手に手を打つことができれば,それはとっても素晴らしいこと」ですよね。無論「誰にとって」または「何にとって」かは様々ですが。
あれこれ想像して,「あの時どうすべきだったのか」「許される最善手は何だったのか」を探ることは,とても大切ですよねぇ。「もし,あのときもっと勉強していれば・・・」「もし,男女共学校に進学していれば・・・」ってね。(オイオイ)

[31666] 牛山牛太郎 さん ありがとうございます。「三郡」地名,「準三国」ですから,行かせて頂きます。でも少々お待ちくださいませね。今,雪形コレを作業しているものですから。実は,いくらか構成,説明文を変えさせて頂こう,と思っているところです。スミマセン。これからも宜しくお願いいたします(とはいえ,完成はズゥッと先になるでしょう)。
[31643] 2004年 8月 10日(火)01:34:16みやこ♂[みやこ] さん
飛び地,ひとまたぎ
[31628] hmt さん 「社寺地がらみの飛地」といえば,今は湖底に沈む富山県の有峰集落,そこが黒岳(水晶岳)の「山頂部分だけ」を所有していたって,聞いたことありませんか?【地図リンク
集落(地図の左の方,今の有峰湖)から,ポインタのある峠越しに,地図右方の水晶岳が見えたので,村の住人はこれを遙拝し,ご神体?としていたので,時のおかみもそれを認めたとか,何とか。厳密にいつ頃までの話かは忘れましたが,町村制施行まで残っていたなら,これもチョー離れた飛び地では? 集落から山頂まで約20km,峠からでも10kmはありそう。

それと,「登山道の幅だけ福島県」といえば,その両側に足を踏ん張って,「俺ぁ今,福島県を股にかけただ」と馬鹿なことをするやつが出てくるわけですが(すいません,私もやりました),利根川の源流近くには,幅1m位で5mほども続くゴルジュ帯(廊下)がありますね。その名も「ひとまたぎ」。
[31641] 2004年 8月 10日(火)01:14:16【1】みやこ♂[みやこ] さん
北アルプス北部を巡る攻防
最近読んだ,文春文庫「日本アルプスこの百年」という本には,「かつて加賀藩と松本藩の境は黒部川であったものが,松本藩の山中見回りが不十分だったので東進し,国境であり現在の県境でもある白馬岳などの北アルプス主稜線になった(趣旨が変わらない程度に要約)」と書いてありました。
越中を治める「加賀百万石」に対して「松本藩」の経済力のなさが,山中見回りの頻度を減らし,領地の減少を招いた,との言です。本書の著者曰く「地元(信州側)には黒部川を境とした古地図が残されている」とのこと。
そういや山屋の間では,針ノ木岳以北,爺ヶ岳~白馬岳への稜線は「後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)略してゴタテ」と呼ばれています(それとも一般的な呼称でしょうか?)。それって「立山の後にある峰々」という意味ですから,あくまでも越中側に立った呼び方なワケですね。もしかしたら,国境自体もその頃に東進したのかも!?

東京一極集中の洗礼を受けた現代社会の,しかも東日本に生きる人間としては,何とも違和感のある呼称ですが,「当時の勢力を反映させた呼称」ということなのかも知れませんね。
[31639] 2004年 8月 10日(火)00:56:24【1】みやこ♂[みやこ] さん
三国地名
東北,北海道地方の「三国境」を捜してきました。東北地方では,「三本槍岳」の1点のみ,北海道地方では既出の「三国山」「東三国山」の2点のみでした。
ただ,これにしてもまだまだ雑駁で,「三本槍岳」は確かに三国境に準じるのでしょうが「国由来」ではなく「藩由来」ですし,北海道に至っては手元に国境を記した大縮尺の図面がなく,漫画のような地図から捜索したものです(あぁ,悲しい)。
東北・北海道地方に共通して考えられるのは,国の制定が遅かったために,既に名称が固定していたのであろう,ということ。八幡平,栗駒山,蔵王山などは,古くから知られていましたもんね。北海道の東の方だけ,和人の命名に「間に合った」のか「無理矢理変えたか」ということなのでしょう。

さてこれから,三国境でない三国地名へと船を漕ぎ出すわけですが,こうなってくるともう,皆様のご協力なしでは進みません。どんなことでも結構ですから,ビシビシご指摘願います。このコレクションを立派に育ててやってくださいませ。

※1 ところで,迷走気味の「三国コレクション」ですが,一番最後に「三国湊」を入れてみました。3つの国が「天竺」「唐」「日本」となりました!わぁ,スゴイ。いんたぁなしょなる,でんなぁ!
※2 また,「三国地名リスト」の番号は,追加・編集する毎に変動しています。過去記事での三国境番号とは異なっている場合がありますのでご了承ください。


さてさて,いよいよ[31626][31627] sutekinaおじ さま,「三県境(その1,その2)」の豪華発表会ですね!「いよぉっ,待ってました!」という感じのできばえですねぇ。
30[山] 三国塚<伊賀・近江・山城> 標高628m map (又は三国境、三国越。 丘状の山稜)
私としては,これの「又は三国境,三国越」に妙に気を引かれます。
31[-](名称不明)・・・・・・4つの自治体が交差する唯一の三(府)県境。
[25592] みやこ 「日本のグレートジャンクション(当選編)」もよろしく(営業,営業っと!)ええと,そんなことは置いといて,これからゆっくり拝見させて頂きます。
[31577] 2004年 8月 9日(月)00:30:47みやこ♂[みやこ] さん
地名コレクション レス
[31548] オーナー さん,両毛人さん,色々お世話になりました。すっかり我が儘小僧になってしまいました。でもせっかくのお許しですので,「雪形コレ」がんばり・・・いえいえ,楽しみます。
それと,番外のつもりが「地獄谷コレ」採用になっちゃったンですね。お恥ずかしい。でも嬉しい。「ウォッちずでヒットした物件限定」という条件が,素早くまとめられた原因ですね。それに引き替え「アルプスコレ」は難しいです。みんな,勝手に名乗っていそうなんだもの!でも,かつて皆さんに伺った頃からでは,3つ4つ増えていますので,オーナーさんがそう言ってくださるのなら,もう少し集めてからアップしていただこうかな。

[31482] sutekinaおじ さま 「地獄より 極楽」
ということで,「極楽谷コレ」をしようと思ったら,ウォッちずでは1件しかヒットしないんですね。1個でもコレクションかなぁ?じゃ,あとで「地獄谷コレ」に追加しておきますね。

緯度・経度を入力すれば、パッと山名(地名)が出てくる事典。そんなもの、ありませんか?
それに近い方法ですが,「カシミール3D」というソフトのシリーズ本を3冊そろえると(1万円でおつりが来る位の価格),北海道(4島含む)から沖縄までのデジタル1/5万図が付いてきます(あと,1/20万図も)。このソフトを使えば,経緯度を打ち込めば,場所を確定させることができます。1/5万図に名前が出ていれば,山名も分かります。
元々国土地理院の地形図では,積極的に地名を記入しなかった歴史があるようなので,今のところはこれで我慢するしかないのでしょうね。
[31497] 2004年 8月 7日(土)04:22:13みやこ♂[みやこ] さん
えぇ!?景気づけ???
[31194] 今川焼 さん,[31448] 稲生 さん,[31470] じゃごたろ さん,[31490] オーナー さん 福井県の「三国」について,色々ありがとうございます。

資料を見直しました。いきなりですが「港」は「湊」の誤記でした。それとやっぱり「日本,唐,天竺の三国」でした。そりゃそうだ,“インド”や“中国”のわけないっすよね。で,「国境とは関係ない」と明記してありましたが,理由はありませんでした。残念!
三国湊は,北前船というのでしたか,日本海航路で栄えたようですね?実際に海外貿易をしていなかったものの,「単なる商売繁盛の景気づけ」で「三国湊」と名付けた,という珍説も出てきました。「三国一の湊でぇい!」というノリなのでしょうか。

オーナー さん ご紹介の「水国転訛説」も興味深いです。(←あ,まるで付け足しのようですが,他意は全くありません.)
[31451] 2004年 8月 6日(金)07:34:28みやこ♂[みやこ] さん
さて,「三国」はいくつ出たでしょう?
[31448] 2004 年 8 月 6 日 (金) 03:59:15 稲生 さん
福井県の三国町は、どの三国(さんごく)を指すのでしょうか?
今回の「三国探索」途上で判明したことには,一説として「三国町」の「三国」は「三国港」の「三国」に由来し,その「三国」は,「三国一の花嫁」の「三国」,すなわち「インド,中国,日本」を指すようです。なんと,海外貿易を意味する地名!?ええと,あとで資料を見直しますね。ぢゃ,行ってきま~す!
[31440] 2004年 8月 5日(木)23:51:49みやこ♂[みやこ] さん
外国語っぽい山名3つ
山にご興味のない方でも,こんな山名を聞いたら「一体どんな山なのかしらん」と思われるのではないでしょうか。
スカイ山  (皇海山)【地図リンク】
コスモ山  (越百山)【地図リンク】
スモン岳  (守門岳)【地図リンク】

※ 「三国コレクション」の手直しもせんと,ちょっとブラブラしてます。どのように直そうかと,思案中です。まるで試験直前の気分なんです・・・
[31428] 2004年 8月 5日(木)18:04:27みやこ♂[みやこ] さん
地名コレクション(番外編)  勝手に「地獄谷」
「地獄谷」を含む地名が,「ウォッちず」で30件弱ヒットしました。手頃な数です。そこで早速リスト化してみました。
地名に地図リンクをつけています。

北海道地獄谷じごくだに登別温泉
北海道地獄谷じごくだに層雲峡
北海道地獄谷じごくだに大雪山旭岳の西斜面
岩手県大地獄谷おおじごくだに岩手山
福島県地獄谷地じごくやちなんと住人がいる!?
新潟県地獄谷じごくだに妙高山西方,焼山南
新潟県南地獄谷みなみじごくだに妙高山,赤倉山北方
新潟県北地獄谷きたじごくだに妙高山,前山を挟んで「南」と「北」 妙高山には3つも地獄があるんですね
新潟県地獄谷じごくだに佐渡島
富山県地獄谷じごくだに倶利伽羅峠そば 「ウォッちず」では尾根のようだが・・・?
富山県地獄谷ぢごくだに立山 「地獄」が“ぢ”
山梨県地獄谷じごくだに八ヶ岳南方
長野県地獄谷じごくだに松本市,三才山トンネル南方
長野県地獄谷じごくだに下伊那郡豊丘村
長野県地獄谷じごくだに南アルプス西方,伊那山地
長野県地獄谷じごくだに御岳山山頂直下南面
長野県地獄谷温泉じごくだにおんせん近所に「渋の地獄谷噴泉」あり
長野県地獄谷じごくだに高妻山西方
岐阜県地獄谷じごくだに白山東方,白水湖に流入
大阪府地獄谷峠じごくだにとうげ高槻市 ところで「本体」の地獄谷は?
兵庫県地獄谷じごくだに神戸市東灘区が,分水嶺を越えて・・・
兵庫県大月地獄谷おおつきじごくだに前の「地獄谷」に対して「大月」を冠しているのかも?
兵庫県地獄谷じごくだに「裏六甲」でいいのかしらん?
奈良県地獄谷石窟仏じごくだにせっくつぶつこれまた「本体」は?
鳥取県地獄谷じごくだに伯耆大山東側
愛媛県地獄谷じごくだに
熊本県地獄谷じごくだに

なお,その他の地獄から。日光菖蒲が浜には「地獄沢」というのがあって,湯川本流と合流し,「地獄川」となるようです。
栃木県 地獄沢 じごくざわ 奥日光(なんと飲用とか!)
[31427] 2004年 8月 5日(木)17:58:46みやこ♂[みやこ] さん
ありがたや,ありがたや
[31408] 新京阪人 さん,はじめまして。「地名コレクション:三国編」をご覧頂きましてありがとうございます。誠に力不足ではありますが,不肖,ワタクシが「三国」の編集担当をやらせて頂いておる,“みやこ”でございます(♂です)。
このたびは,たいへん解りやすい書き込みにてご教示いただき,ありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。一片の迷いもございません,「三国ヶ丘」即座に「採用決定!」でございます。

「国境の変更」というものは,大きな山のてっぺんは,比較的なかったのであろう気がするのですが,平地や丘陵地ともなりますと,たくさんあって当たり前なのでしょう。したがって,まだまだ地名コレクションリストに登載されていない「三国境地名」が出てくることを期待いたします。無論,「三国境」でない「三国地名」も鋭意,捜索中です。

是非,ご遠慮なく,どしどしご指摘くださいませ。
また,三国ネタに限らず,色々な話題もご提供ください(私は,他の錚々たるメンバーとは異なり,ちょっとした芸風の違い?で,落書き帳の隅っこに引っかかっている者です)。これからも,どうぞよろしくお願い申し上げます。
[31263] 2004年 8月 1日(日)19:52:44みやこ♂[みやこ] さん
反省
[31250] オーナー さん  そして  両毛人 さん
申し訳ありません,悪のりが過ぎました。当面,三国コレを追求してみようと思います。失礼いたしました。
[31235] 2004年 8月 1日(日)02:06:54みやこ♂[みやこ] さん
宜しくお願いいたします。
[31194] 今川焼 さん
いえいえ,とんでもございません。そんなことおっしゃらずに,これからもガンガンご指摘ください!
正直申し上げて,ワタクシは「三国境の三国地名」しか思い当たりませんでした。なるほど,「広く三国地名を収集」ですね。あっそうか,視野が狭くて全く気づきもしませんでした。こちらこそどうもスミマセン。さあて,ご教示頂いた以上は,張り切ってまとめようっと!(でもお願いです,所詮は“みやこ”なので,過度な期待はお許しを・・・・・・)

それと,「七国見山」って,いいですねぇ。「国見地名」にも興味が湧いてしまいます。う,危険な香り・・・。そういえば,三毳山南端の展望台が「関八州展望台」と言ったような,言わないような。確かに関東地方をあらかた見回すことはできますが,上総や安房は見えっこないよなぁ・・・。
[31165] 2004年 7月 30日(金)00:33:02みやこ♂[みやこ] さん
黒い噂(たぶん,大嘘)
[31152] hmt さん 「三国境・分水界」
三国コレクションにレスをいただき,ありがとうございます。「越境合併」ですか,それで・・・なるほど納得。国境は素直に真っ直ぐだったのに,何で府境になったら曲がってンだろう,と思ってました。

そういえば,我らが両毛地域の「菱村」の越境合併は,誰が見ても納得できるケースだと思います。
そして菱村といえば,今度佐野市になる田沼町の旧飛駒村,その分水嶺の西側(地図リンク)の皆沢地区も,やはり国を越えて桐生市にお嫁入りしていましたっけ。イヨイヨ栃木県民から群馬県民になるという頃,皆沢集落のみなさんと飛駒村のみなさんがサヨナラ宴会をしたと聞きます。
もっともこの例は「田沼町」を割ってのお輿入れですから,「越境合併」とは言わないのでしょう。で,この件に関してですが昔々に変な噂を聞いたことがあります。曰く,
「菱村を群馬県にお渡しし,群馬県から矢場川村の一部を迎えたものの,余計に頂きすぎたので,飛駒の奥をお分けした」
何だか土地をケーキか羊羹みたいに。
菱村が群馬県になったのが昭和34年,矢場川村の一部を栃木県が迎えたのが昭和35年,そしてこの,田沼町の一部が群馬県になったのが昭和43年のことと8年近く離れています。手元に統計資料がないので面積の比較もできませんが,桐生川左岸は結構広そうですし,結局は「田舎オヤジの酒のサカナ話」なのでしょうねぇ。
[31146] 2004年 7月 29日(木)12:14:18みやこ♂[みやこ] さん
勝手に「頂きましたもんね宣言」
[31135] 牛山牛太郎 さん ,両毛人 さん,オーナー さん
おぉ,そうだったのですか!じゃ,ください。それに[30100] で オーナー さんも文末に,
「特殊山名」「雪形」を開設するかどうか、その場合、編集者は誰?、など両毛人さんのお考えをお聞かせください。
と書いていらっしゃいますから,無問題ですよね。これから仕事が忙しくなるので完成までにソレナリの時間はかかるかと思いますが,是非,やらせてくださいませ。
[31145] 2004年 7月 29日(木)12:12:42みやこ♂[みやこ] さん
急募!丹波國にお住まいの方!千年前の方なら時給2割増!(三国誌)
[31129] 今川焼 さん 「丹波の三国地名」
こんなに丁寧にご覧いただいてありがとうございます。もとより,「国」やら「郡」やらの話になりますと,大好きなくせに頭がついて行かず,途端にあやふやになっちゃうワタクシであります。ですので,どうぞお気遣いなく,どんどん突っ込んでください。
さて。ご指摘の件ですが,実は理由は簡単明白で「日本山名事典にそう載っていたから」なんです。あら,恥ずかしや。[31111] で「鵜呑みは禁物」と書いていたのに・・・。

冒頭の「22番」の件,了解しました。江戸期には間違いなく三国境であったというわけですね。

で,問題は他の3つですが,以下,24,25,36番の三国岳について,「事典」から抜き書きしてみましょう。まず「24番」ですが,「みくにがだけ:兵庫県三田市と篠山市の境。長尾山地(←あれ?山地コレクション未収録かも)の北端に位置し,丹波・播磨・摂津3国の境をなす。」
次いで「25番」では,「みくにだけ(みくにがだけ):兵庫県篠山市と京都府船井郡丹波町の境。丹波・山城・摂津3国の境をなす。」
「36番」については国の記述はありませんでした。
この事典には緯度経度が書いてあるので,これらを各々「ウォッちず」で山頂のあたりをつけ,YAHOO MAPでポインティングしたものです。そうでもしなければ,想定三国境からこんなに離れた三国岳を見つけられなかったでしょう。
(なお,三郡峠も事典に載っていたので確認しております.)

このように,根拠は「事典に載っていたから」ですが,特に25番はやたらに遠いし,何より山城国側に「丹波国府や国分寺もおかれた土地」が含まれてしまうのは,何とも不可解です。お説の通り,違う「国」の可能性が高そうですね。
ソレに不可解といえば,24,36の距離の近さですね。こんな至近に同名の山があるというのは,何より地元住民にとっても不便です。名前を付ける意味がありません。こっちも怪しいなぁ。

トコロデ,九州の豊後・日向の境には「三国岩」というのがあるようです。これも地図上に記載がなかったので,経緯度から推定しました。三国境にないのに「三国」を名乗るのは,「この岩から豊後・肥後・日向の三国を見渡すことができるから」なのだそうです。
先の3つの「三国岳」も,その可能性がないでもないか,と思いましたが,取り立てて顕著なピークでもなさそうですし,20kmも離れているとなると,まぁ,無理な解釈ですね。まさか,オラが国を見下ろす「国見(くにみ)」がひっくり返って「三国(みくに)」???

さあて,どうしましょうか。無論,私はこの「事典」を全面的に信用しているわけではありませんので,すっぱり消去しちゃいますか?でも,ちょっと勿体ないなぁ。そうですねぇ,リストの記事欄にその旨明記しておいて,今後の検証を待つ,ということでは?

いかがでしょう,今川焼さん,メンバーのみなさん。
[31122] 2004年 7月 28日(水)12:49:12みやこ♂[みやこ] さん
でも,躊躇しない書き込み
「地名コレクション」の隆盛で,だいぶ「山ネタ記入」にも抵抗感が減ってきましたが,それでもやっぱり何かと躊躇してしまうワタクシではあります・・・。

さてさてところで,両毛人さん。
希少地形名中の「小窓ノ王」ですが,「キレット?」とありますよね。これは「岩峰の名前」なんです。面白いことに王様なので,ちゃんとお妃さまもいて,「小窓ノ妃」というのが近くにいるそうなんですよ。現地はとってもイワイワしていて恐ろしいトコロなので,普通の登山者は寄りつけません。したがって私もまだ見たことはありません。

それと,ワタクシ的にお気に入りなのは,過去にも書きましたが(失礼),「うそつき地名」の「人の住んでいないカクネ里(かくねざと):長野県大町市[29703] 」と「1942mの標高がある1839(いっぱぁさんきゅう)峰:北海道静内郡静内町[29742] 」ですねぇ(名前に地図リンク付加)。
前者は「もしかしたら,これは特殊地形名に・・・なるわけないッスね。」なんて逃げを打っていますが,本当は色気があったことを白状します。やっぱりダメでしょうか?(←あ,また逃げてる!)
[31111] 2004年 7月 28日(水)01:03:29【1】みやこ♂[みやこ] さん
ありがたや三国レス , 欲張り宣言 & 蛇足レス・・・・・・
[31078] 愛比売命 さん
「同期」・・・なんていい響きなんだぁ・・・(大丈夫です,勘違いはしませんから)ありがとうございます,おかげさまで,「三国コレ」何とか形になりました。あとは本落書き帳にふさわしく,内容を整えてゆきたいと思います。「剣ヶ峰コレ」「駒ヶ岳コレ」も,同様ですね。「森コレ」はメチャクチャ数が多そうですが,オイラにやらせて頂いた3つの地名コレクションは,あとはひたすら「落ち穂拾い」になると思います。今後は劇的には増えないでしょうね・・・(そうそう,北海道の2つのパクリをお許しくださいっ!)

[31069] 稲生 さん
さすが信州,三百名山でも圧倒的勝利でしたが,今回も強かったです。
川も境界を決める上で大切なアイテムです
とのことですが,地図上での国境で,川にあった三国境からへんなのを2例お示しいたします。
ひとつめは,「安芸・石見・備後」の地図上での三国境です。地名コレでは近所の山を比定しましたが,地図上ではここになりました。モロに河川です。そしてそこには鉄道橋とトンネルがあるようでして,これに「三国名称」がついていたらいいなぁ!と思っているのですが,どうなのでしょう?
もう一つは,これは「三国地名」でなかったのでリストには出ていませんが,「摂津・山城・丹波」の,地図上での三国境です。これも,せっかく橋が架かっているのに,「三国橋」じゃなくて,「空谷橋」というようです。残念!(もしよろしければ,地名コレクションリストにあげられなかった三国境を落書き帳に書き込んでみようかなぁ,とも思っています.)

[30997] [31065] sutekinaおじ さま
「三県境」,楽しみにしています。どんな切り口なのかしらん?それと,
付録部分も面白いものがありますので、山名関係のコレクションについては、この事典を超えるもの(質or,量)が必要かなとの印象
とのことですが,何の何の,ここのメンツは皆すごいですし,独自の切り口で軽く超越することでしょう。それから「高指」の件では失礼しました。なので,「ズルイ」と書いたのですが・・・。ただ,あの本も当然間違いは多く抱えているでしょうから,鵜呑みは禁物ですよね。これは我々ユーザーが育てなければ,と決意を新たにしているところです(幻の“佐野盆地”なんてのもありましたし,“三国”探しでは2カ所の誤記に遭遇しました.)。

さてさて「三国コレ」「剣ヶ峰コレ」「駒ヶ岳コレ」ともに,一段落したわけですが,珍しく「山ネタ」に注目が集まっている昨今,個人的には,(自分としての)新規着手コレクションとして「雪形コレクション」と「アルプスコレクション」に食指が動いているのですが・・・。  ※「自分としての」を挿入しました
前者は牛山牛太郎 さんが調べてらっしゃるだろうし,後者は山ネタ色が濃すぎるでしょうし,自重すべきなのは分かっていますが・・・(って,公言しちゃいましたけど)。う~ん,お任せして頂けないかなぁ,両毛人さんは,アーカイブス編集長という重責も担っていらっしゃることですし,ねぇ。雪形は,まだまだ10倍近くありますよ・・・。

蛇足レス
めっちゃ細かいことに突っ込んでごめんなさい・・・ [31098]の記事にある
美ヶ原というのはこの「王ヶ頭」の別称のようで、
というのは,「“王ヶ頭”は“美ヶ原”の最高点で・・・」という関係になります。富士山や乗鞍岳,御嶽山などの山頂の一部分を“剣ヶ峰”というように,「美ヶ原」が高原全体の呼称で,「王ヶ頭」がそのごく一部を指す呼称になるわけです。
なお,蛇足の蛇足ですが,この場合の「頭」は「トウ」と読みますが,「あたま」「かしら」「ずこ」などとも読む場合があります。あたかも「山」を「やま」「セン」「ゼン」と読むがごとく。
[31035] 2004年 7月 26日(月)01:21:41みやこ♂[みやこ] さん
三国地名をいじって遊ぼ!
と,いいますわけで,「三国地名」の純正モノ(別解モノを含む)でちょっと遊んでみましょう。
まず純正モノ34個は,10個の「岳(“ヶ岳”を含む)」(29.4%),16個の「山」(47.1%),8つの「その他」(23.5%)の3種類に区分できました。「その他」に含まれるモノを列挙すれば,三国境,甲武信岳,三国峠,三峰岳,三俣蓮華岳,三国塚,三飛峠,三傍示山です(本当は[31034]で述べたとおり,「三飛峠」は実に怪しいものですが,無理矢理仲間に加えました.他のモノは,三峰岳を含め,イチオー裏は取ってます.)。
試みにこの「岳」「山」「その他」を地図上にプロットしてみると,面白い傾向があることがわかりました。
「岳」は,1例(飯豊連峰中の三国岳)を除いて近畿地方に集中しているのです。みんな,決して高くはない山ですのに「岳」を名乗るなんて,面白いですね。
「山」は,近畿地方を避けるように,中国,中部地方に散らばっています(九州に唯一の三国モノとして「三国山」)。
また,「その他」は,西日本では「山」と混じり合い,東日本では「山」の外側(東側)に分布しているように見えます。
(この辺を考察してみると,ナカナカ面白いことが書けそうですネ.)


続いて,各国における「三国境」の数と,三国地名数〔( )内〕をば。
三国境を10こ持つ国
:信濃(7);1国
7つ持つ国
:美濃(5)・近江(7)・丹波(7);3国
同,6つ
:山城(3);1国
同,5つ
:上野(1)・下野(0)・武蔵(3)・飛騨(2)・伊勢(2)・大和(0)・河内(1)・播磨(2)・美作(2);9国
同,4つ
:陸奥(1)・甲斐(4)・駿河(3)・越後(2)・越中(3)・越前(2)・伊賀(2)・摂津(2)・備後(4)・伯耆(3)・石見(2)・豊後(1);12国
同,3つ
:相模(3)・三河(2)・加賀(1)・若狭(3)・紀伊(1)・但馬(2)・因幡(1)・備中(2)・筑前(0)・筑後(1)・肥後(1)・日向(0);12国
同,2つ
:常陸(0)・下総(0)・遠江(0)・尾張(1)・丹後(2)・和泉(1)・阿波(1)・伊予(1)・備前(1)・出雲(2)・安芸(1)・周防(0)・薩摩(0);13国
同,1つ
:出羽(1)・伊豆(1)・能登(1)・長門(0)・讃岐(0)・土佐(1)・豊前(0)・肥前(0)・大隅(0);9国
持たない国
:上総・安房・佐渡・志摩・淡路・隠岐・壱岐・対馬;8国

こうしてみますと,三国地名を持つ国ベスト3は,信濃10(7),近江7(7),丹波7(7)の3カ国となります。特に丹波国は,7つ中6つが三国岳で残りの一つが三国山と,ほぼパーフェクトゲームでした。一方の雄,近江国は,7つ中5つが「岳」,1つが「山」,残りの1つが「塚」でした(あらら,[30383]での「近江国は7ヶ所の三国境のうち,3カ所が三国岳,1カ所が三国山,1カ所が三国峠」とはだいぶ違った結果になりましたねぇ.)。信濃国は,「三国岳」はなく,「三国山」が3ヶ所,「その他」が4ヶ所でした。

蛇足:全ての三国境のうち,標高が最も高かったのは,甲斐・駿河・信濃の三峰岳2999mでした。また,最も低いのは,河内・和泉・摂津の三国境(ほんの数m?)だと思われます。

みなさまのご意見,ご指導をお持ちしております。
[31034] 2004年 7月 26日(月)01:11:32みやこ♂[みやこ] さん
地名コレクション「三国」発進
再びオーナーさまのお手をわずらわせて,今度は地名コレクション「三国」をご覧頂けることになりました。

では,今回の調査手順についてご説明申し上げます。

1 まず,調査対象国は江戸期のものとし,明治期以降に建てられた国(北海道および東北の各国)は省略しました。ただし,当時の明確な境界を示した資料は手元にないので(あればスゴイ),国境の査定については,「’79新日本分県地図 国際地学協会」を用いました。したがって国境は明治期のものである可能性が高いと思われます。
この地図を用いた理由は,私の身辺にある,旧国境を示した一番大縮尺の地図だからです。

2 次に,全68ヶ国について国境をなぞり,「三国境」を洗い出しました(本当は島国は省略しましたけど)。その結果,67ヶ所の「三国境」を得ることができました。

3 この「三国境」をヤフー地図で捜索し,「ソレ」とおぼしきポイントについて押さえました。地図の縮尺は1/75,000で揃えてあります。チナミにこの時点で,全67ヶ所の三国境は,山地が56ヶ所(83.5%),平地が3ヶ所(4.5%),河川が8ヶ所(12.0%)でした。

4 「三国境」のポイントから半径5kmくらいの円(1/75,000図で表示されるより,ちょっと小さい範囲の円)に「三国地名」が入れば「一応合格」として採取することにしました(理由は「何となく1里強」)。

5 さらに,日本山名事典(三省堂)での「三国地名」と突き合わせ,なるべく拾い上げるようにしました。なお,この事典は「1/25,000地形図記載の全ての山名と峠名を収録した」,と豪語しているうえに,位置の経緯度が表記してあるので,探索には便利です。
(分県地図で三国境にならなかったものも,この時点で“別解”として収集しました.全部で6つ三国地名が増えています.)

事典による三国地名が,地図での三国境に合致していなくとも,元々山奥の国境などは「いい塩梅」でしょうし,里の方でも国境の変更は多くあったことでしょうから,「三国地名だけが取り残された」というケースは容易に想像がつきます。ですから「呑気なコレクター」に徹することとし,余り難しく考えないことにしました。その方が楽しいですもの。

6 何らかの三国地名を有する「三国境」を一覧表にまとめました。それが「地名コレクション」でご覧頂いている表です。今のところ,純正モノ34ヶ所,番外編7ヶ所の計41ヶ所としております。チナミに全て,山地にあるものばかりでした。

では次に,「純正モノ」について若干の説明を・・・。表の「現状」欄には「◎」「○」「●」「?」の4種類のマークがついています。「◎」は,現在でも3つの都道府県境になっているもの,「○」は,2県の境になっているもの,「●」は県境ですらないものです。問題は「?」で,これは地図上では三国境にはなっていなかったものの,事典での探索で浮上してきた“別解”モノです。

以下,「別解モノ」と「番外編」について若干のご説明を

〔別解モノ〕
1の三国岳は,御西岳へ続く盲腸のような細い“県境”に敬意を払って別解扱いとしました。
7の三国山は,地図によれば三国境は,それより5kmほど南方に位置するようです。
22は,5km北方の江笠山が地図上の三国境となっていましたが,こちらを採用しました。
24の三国ヶ岳は,地図上での三国境とは15kmほども離れていて,非常に悩みましたが,山名事典に「三国の境」と明記してあったので,採用することにしました。大規模な国境変更が推定できます。
25も,24と同様の理由により採用しました。
32は,地図によれば2kmほど東側の河川になるようですが,せっかくですので合格としました。

〔番外編〕
35の三国山は,上越の大動脈である三国峠も通っているし,三国を祀っている神社があるのにも関わらず,「三国境にない三国山」として大変有名なものです。実際,24,25と同様,地図上の三国境から15kmほど離れています。強引に三国地名にしようかとも思ったのですが,かなり有名ですし,今さら裏も取れないので,番外バージョンに加えました。
36は,24の近傍にあった「もう一つの三国岳」です。かつて国境が通っていた名残なのかもしれません。
37と39は,それぞれ近傍に「三国橋」「三国中学校(1/21,000で出てきます.)」という「三国」を冠するモノがあったので番外編に加えました。
38については,地図上の三国境から大きく離れているうえ,「三峰山」の裏が取れないので番外編にしましたが,「28の三飛峠もタマタマ三国境にあっただけで,裏が取れていないのにズルイ」と言われております(誰に?)。実は,あくまでも個人的なイメージなのですが,この「三峰」というものは文字通り「3つのピーク」をあらわしているような気がするのです。どなたかご教示くだされば幸いです。
40と41は,北海道の三国山です。東北,北海道の国境調査はしなかったので,省力化を兼ねて[15965] 愛比売命 さん の「三国山、三国岳」からパクリました(スミマセン)。
[30998] 2004年 7月 25日(日)02:17:51【2】みやこ♂[みやこ] さん
えっちらおっちらえっつのくにぃ~
木曜日から昨日まで,「越の国」に行っていました。越中は富山市であります。
実に久々の電車の旅でございました。ちょっと高架になっている魚津駅周辺から見おろした魚津市街は,なんだかとっても独特の雰囲気。聞けば昭和31年だかに大火事で市街地が焼けたとか。とっても興味深いので,あとでじっくり探検にくることにしましょう。
何といっても魚津といえば魚津高校山岳部,昭和20年代に「冬山登山もやっちゃう3つの高校山岳部のひとつ」として有名だったのだそうです。あとの二つは埼玉県のたしかK高校と,栃木県のS高校。

[30997] sutekinaおじ様 そうです。これって,コンサイスの焼き直しなんです。
コンサイスに奥日光の「於呂倶羅山」が入っていなかったので,投書をしたところ「次のには載せるから」と返事が来ました。あれから早,幾春秋・・・・・・。今頃まで待たせたんだから,付録にCDでもつけていただいて,データ検索できるようにしてくれればいいのに・・・。そしたらホントに「金棒」ですわいねぇ。

と,いいますわけで富山県にて「富山県山名録」という強力な本を入手しました。「県内のすべての山,585座」だそうでして・・・。おかげさまで「駒ヶ岳」も3つ増えそうです。乞うご期待。 ※最後の段落,書き加えました
[30827] 2004年 7月 21日(水)12:37:07みやこ♂[みやこ] さん
RE:「高指」と「高指山」
[30816] sutekinaおじ様 ちょっとズルイんですが,「日本山名事典(三省堂)」より。

高指山 1174.1m たかざすやま(たかさしやま)
高指  1084m  たかざす
平指山 1146m  ひらざすやま     だそうです・・・。(標高が合っているものから選択したので勘違いがあるかも)
[30763] 2004年 7月 20日(火)01:32:53みやこ♂[みやこ] さん
直球勝負!
両毛人さん,希少山名に「巓」シリーズ掲載,ありがとうございます。読みが「?」になっていましたので,ご紹介しますが,全然ひねりも何にもない,「ひがしだいてん」「なかだいてん」「にしだいてん」「まえだいてん」です。失礼しました。
[30739] 2004年 7月 19日(月)20:25:00みやこ♂[みやこ] さん
“湾処”で「ワンド」
[30733] 両毛人 さん 「ワンドの不思議」
ワンドというのは,「湾処」で,水深がやや深く,水が“たわんで”いるようなところを指す普通名詞だったと思います。魚類の生息に好適で,「絶好の釣りスポット」なのもむべなるかな,という感じです。
「特定の場所の名称」として定着しているか,それとも単に「○○のワンド」か,によって微妙な取り扱いが生じるかもしれません。

PR ただいま,“三国誌”,鋭意作業中・・・でもパソコンの占拠率が悪くて苦戦中・・・
[30724] 2004年 7月 19日(月)16:35:55【1】みやこ♂[みやこ] さん
見たい!
[30721] 愛比売命 さん  「丸」
ただの「丸山」ではなく,「~丸山」ならば,是非コレクションの対象とすべきだと思います。
ちなみに「丸山」は,日本で一番多い山の名前なので,300個を軽く超えるようです。
[30696] 2004年 7月 19日(月)00:07:39みやこ♂[みやこ] さん
私,「研究者」ではありませんが
[30680] もーら さん 「西関東と両毛」
佐野市は「両毛地域」ですよ。佐野市に住んでいる“私”がそう言うのだから,間違いありませんとも。保証します。
言葉(方言)のくくりで,「この緩衝ゾーンの西側」に線を引く“研究者”は,何か大きな勘違いでもしてるんじゃないかなぁ。佐野弁と足利弁の言葉の違いに気づく人は少ないでしょうが,佐野弁と栃木弁の言葉の違いは,誰にでも実感できますよ。ホント,面白いほどに違うのよ。以下,[24400]からです。
道理で大平町の富田(大平下駅前)出身の友人は明らかに違う言葉をしゃべっていますが,岩舟駅前の先輩は,かなり佐野弁に近い印象なわけですね。なお二人とも,ジモティー(生まれながらの地元民)です。
岩舟駅から佐野駅までは西に約7kmくらい,大平下駅までは東に約3kmなので,単純に距離だけ見れば岩舟は大平町寄りの言葉を使っても良いのでしょうが,倍以上の距離があるのにもかかわらずこの先輩が「両毛語」を話しているということは,あるいは「両毛地域」の境界はもう少し東進するかも知れません。無論,はっきりとした線引きは不可能だと思いますし,その先輩だけが特別なのかもしれませんし。
[30638] 2004年 7月 17日(土)11:41:38みやこ♂[みやこ] さん
ありがたや,「地名コレクション」に「駒ヶ岳」と「剣ヶ峰」が仲間入りっ!
オーナーさんのお手をわずらわせ,みなさまに「駒ヶ岳」と「剣ヶ峰」のリストをご覧頂けることになりました。
「駒ヶ岳」については,そのような正式名称のもの,あるいは「駒ヶ岳」という言葉を含むもの,さらに別称でそう呼ばれるもの,の3種についてのみ,記しました。このほかにも,駒つながりの名前がいくつもあります。例えば「駒津峰」とかですね。この「こまつみね」という音からは「小松峰」も連想でき,したがって「小松」の中にも「駒」が隠れている可能性があります。逆もまた然り,でしょうけど。

「剣ヶ峰」は,「剱」だったり,「が」,「ガ」だったり,「峯」,果ては「蜂」(←こりゃ,どうみてもハチだろうって!),色々字体がありました。また,山の頂上ばかりではなく,やせ尾根にも命名されていました。「剣」を縦に見れば峻険な峰,横に見ればやせ尾根,という感覚なのでしょう。
ひととおりリスト化しましたが,その後,既に栃木県内でも新規にいくつか見つかりました。登山のガイドブックからです。最初,20個と書きましたが,何となくですけど「剣ヶ峰」については,あと数倍あるような印象を感じます。もしかしたら全部で100個行くかもしれません。

間違いや勘違いのご指摘,新規追加など,みなさまのご協力を宜しくお願いいたします。
[30634] 2004年 7月 17日(土)10:15:43みやこ♂[みやこ] さん
しかも,牡牛座
[30619] 昆布in さん 「牛奥ノ雁腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま」
1985年は丑年でした。牛奥ノ雁ヶ腹摺山の標高は1985mです。と,いうことは「牛の山で,標高年!」
そのとき私は○回目の年男。と,いいますわけで,わざわざ誕生日に登りに行ったんです。

なつかしいなぁ・・・「一番長い山の名前」とは全く存じませんでした。そうと知っていれば,さらに感激も増したのに!残念!
残念と言えば,山を降りて,のどから手が出るほどラーメンが食べたかったのに,駅周辺のどこにもラーメン屋がなくて,悲しかったなぁ。

[30579] sutekinaおじ 様, すごい丸の数ですねっ。
昭文社の「山と高原地図」シリーズは,実は私も愛用しておりました(←なんで過去形なんだろ)。ピークの名前が非常に細かく,「ピークハンター」の私としては大変重宝したものです。現地のリサーチも入念で,精確だったことを思い出します。「入念で精確」見習わなくっちゃ。
[30632] 2004年 7月 17日(土)09:40:24みやこ♂[みやこ] さん
あっ,そうか
再レスでございます。
[30557] 愛比売命 さん のまとめられたリストを拝見しますと,峠のついた山の名前が二つ,紹介されています。おぉ,谷京峠[29703]だけぢゃなくて,「峠」という山が他にもあるんですね。密かに特殊地形名入りを目指していましたが,残念です。

・・・あれっ!待てよ?あぁ,[30551] KMKZ さん の「トッケ・ドッケ」で思い出しました。本当かどうかは不明ですが,むかし読んだことがあります・・・。「トッケ」が「峠」に転じた,と。これらの「峠」は元々「トッケ」だったのかもしれません???
[30567] 2004年 7月 15日(木)18:45:02みやこ♂[みやこ] さん
葛飾区だったらいいのに “山名レス”
[30551] KMKZ さん 「アイヌ語地名、古代朝鮮語山名」
「トッケ」
いかんいかん,まだまだツメが甘かったですね。失礼しました。それにしてもトッケ,ドッケはいったいいくつあるのでしょう?

[30557] 愛比売命 さん 「秋田県の面白い山名」
両様 りょうさま
おっと,初耳!命名者はマリアさんでしょうか。
[30549] 2004年 7月 15日(木)02:31:43【1】みやこ♂[みやこ] さん
「やま」をあらわす言葉(接尾語?)
最近「地名コレクション」の隆盛を背景に,本落書き帳でも山ネタがクローズアップされているかの感があります。そこで,「やま」をあらわす言葉について整理してみました(整理できたか?)。例えば,山,仙,岳,嶽,峰,嶺,根,森,丸,頭,岱,巓,倉などが例示できます。
漢字の後の( )内に書いたのが読みです。解説については何冊かの出版物を参考にまとめましたが,無論,全てを網羅するものでなく,多数の例外が存在するのは,山に限らず地名の宿命と申せましょう。

「山(やま・サン・ザン)」
一般的な呼称ですね。今さら何の解説も不要でしょう。

「山(セン・ゼン)」,「仙(セン・ゼン)」
「山」をセン,ゼンと読むのは,中国地方に特有の用法とのことです。伯耆大山(ほうきだいせん),氷ノ山(ひょうのせん),蒜山(ひるぜん)などが有名です。「仙」については,山をセン,ゼンと呼ぶとき,この字をあてることがままあるようです。

「岳・嶽(たけ・だけ・ガク)」
「“山”よりは険しいものについて,付せられることが多い」という印象ですが,「山」だからといって全てが険しくないわけではなく,また岳だからといって全てが険しいわけでもありません。傾向がある,という程度の使い分けのようです。確かに「嶽」と書けば,山冠に「獄」ですから「うわぁ~,おそろしや~」という印象を与えますネ。

「峰(みね・ね・ホウ)」,「嶺(みね・ね・レイ)」,「根(ね)」
これは,「み+ね」であり,「み」は美称というか尊称というか,元々ピークをあらわす「ね」という言葉を飾り称える表現であるらしく,そこで「根(ね)」という表記も行われるようになったようです。
「峰」と書くと,「尖った山」や,「山や岳の一部を成す小峰」という印象がありますが,無論,全てがそういうワケではありません。
「駒ヶ根市」の「根」は麓の意味でしょうが,同じ「根」で天辺をあらわすというのも,面白いですね。でも,あぁ,混乱の元!

「森(もり)」
盛り上がっているからモリだという説があります。全国的には四国と東北地方に極端に多く集団地域を形成しており,石鎚山(四国),鳥海山,八幡平(東北)の周辺では「森」ばかりで「山」の数より多いのだそうです。それほど顕著ではないピークで,こんもりと盛り上がっている山,を「森」というとのこと。

「丸(まる)」
丸は四国と,特異的に東日本では西武蔵に多く偏在しています。山を擬人化し,船や人名のように「○○丸」と呼んだ,との説が一般的です。しかし,地域的な偏りが顕著であるため,一定の集団,つまり渡来人による朝鮮語の「マル」が語源である,という説もあるようです(ええと,マルって確か「山」のことでしたよネ)。

「頭(あたま・かしら・トウ)」
元来,猟師や「そまびと」は,山頂へは沢づたいに登頂することが多く,したがって山名も沢に由来するものが多いのだ,といいます。沢の名前が先にあって,その沢の源頭に位置するピークに,「○○沢の頭」として命名されるのが一般的だ,ということです。
例えば南アルプス(赤石山脈)の聖岳も,誰か聖人君子に由来するものと思いきや,沢を「へえずる」ことから(←特殊地形名の「塔のへつり」の“へつり”と一緒ですね),「へえずる沢」→「へずり沢」→「ひじり沢」→「聖沢」という沢の名前から来ているそうです(尾瀬ヶ原北方の景鶴山も「へえずる」が語源と言われています.こっちは山自体を“へえずった”ようですが.)。そして,その「聖沢」の源頭に位置するので「聖沢の頭」→「聖の頭」→「聖岳」となったト。
そもそも赤石山脈の名前自体が,「赤くて美しい石を産するので“赤石沢」→「その沢の上流にあるので“赤石沢の頭”」→「“頭”にしては大きくて立派なので“赤石岳”」→「“赤石岳”を盟主とする山脈なので“赤石山脈”」という成立過程だといいます。一本の沢の名前が大山脈の名前に出世したという,「風が吹けば桶屋が儲かる」お話しです。

「岱(タイ)」
この字を用いる山は,八甲田山周辺に限って現れるようで,小湿原,つまり田代のような場所をいい,それが山の名前に転じたもののようです。八甲田山周辺の山は,山頂付近に広大な湿原を持つものが多く,例えば八幡平の「平(タイ)」も同根であろうといわれます。

「巓(テン)」
山の頂上付近を指し,「絶巓(ゼッテン)に至る」などと用いられることはありますが,あまり一般的でなく,まして山の名前としては山形・福島県境の吾妻山連峰に「東大巓」「西大巓」「中大巓」「前大巓(これだけは福島県の中)」の4例を示すのみ,と言われます(そういう意味では特殊山名かな?)。
この記事を書くのに参考にした「山名考」の著者は,「米沢藩の学者がワザワザ難しい漢字をあてたのではないか」というような説を示しています。なるほど,納得できそうな楽しい話です。ただ,そうしますと県境稜線の南側にある「前大巓」は「後大巓」とか「向大巓」とでもしないと理屈が合いませんけどネ。それともこれだけは後世の命名なのでしょうか。

「倉(くら・ぐら)」あるいは「山冠に品(くら・ぐら)」
「くら」とは,岩のことを指す古語といわれ,例えば「クラシシ」とは,「岩場に姿を見せる大型獣」の意味で「カモシカ」のことです。「くら」が山名につけられた場合,かなりの頻度で,その山は特徴的な岩峰か岩塊斜面を持っています。「燕(つばくら)」の「くら」も同義といわれています。
なお,「クラ」と読ませる「山冠に品」の字を調べると,「読みはガン,品は厳の省略形で音を表し,巌と同字。岩はもと俗字」とあります。見た目こそ大きく異なりますが,意味するところは「いわお」なわけです。これをクラと読ませるのは「やまと言葉」の岩くれを表すクラに見立てたためでしょう。
とある山名由来辞典によれば,例えば那須の「隠居倉」について,「老後のために蓄財した倉のあったことによる」とのストレートな解説がしてありましたが,実に珍妙です。あんな山ン中に財産を隠すヤツがいるものでしょうか。近くの三斗小屋温泉や三斗小屋宿の住人が隠した可能性は,全くないとはいいませんが,そんな名前を付けたなら,誰の目にもバレバレでんがな。
むしろ,「那須の主稜線から離れた場所にひっそりと立っていて,それでいて南面の岩塊斜面が顕著な,姿の美しいピークだから隠居倉と名付けられた」という方が合点がいきます。

「丸」や「倉」,「森」や「峰」で本来山名は完結し,確定しているはずなのに,それにわざわざ「山」や「岳」を付け足している事例も多くあります。屋上屋を重ねた地名,になるかもしれませんね。

参考図書:本稿を書くにあたり,その多くを「山名考(文芸社)」に依りました。また他に「世界山岳百科事典」などを参考にしました。
[30445] 2004年 7月 12日(月)05:02:22みやこ♂[みやこ] さん
三国“誌”,発進!?
[30410] オーナー グリグリ さん
ありがとうございます。感激だなぁ!だって,初めてオーナーさんにお声を掛けて頂いたンですよ,うれしゅうございます・・・。専門的に地理を勉強したこともなく,社会科学の選択は「倫社と政経」,このサロンに集う皆さんとはかなり芸風が異なる私ではございまするが・・・・・・。
[30443] 愛比売命 さん ,早速に「ネタ譲り」をお許しくださり,ありがとうございます。[30391] では,標題までレスしていただき,感激の極みですたいっ!例えば「池谷さん」と「関さん」ですねっ!
と,いいますわけで,これはもう,私で良ければ是非やらせてください。“みやこ風”になっちゃうと思いますけれども。不安いっぱいではございますが,バックにはみんながついていますものね!それに実は「三国ネタ没原稿」のオチに用意した文は,「区域境の集中点で,山ネタ・・・そういうのを好きなヤツが近くにいたなぁ・・・」でした。なんだ,最初っから色気があったんじゃないか!

で,図々しいお願いですが,それに先行して「駒ヶ岳」と「剣ヶ峰」をいじらせていただければありがたいのですが。山屋の間では両方とも「約20個」が定説になっているので,比較的まとめやすいのではないか,と。いかがでしょうか。
ご承知のとおり「剣ヶ峰」というのは,一般的に「顕著な突出をみせる山の頂上」付近に使われる名称で,富士山,乗鞍岳,御嶽山などの最高地点の峰は,おのおの「剣ヶ峰」と命名されています。そういう意味でも,ちょっと特異な使われ型をする名前です。
[30423] 2004年 7月 11日(日)18:50:32みやこ♂[みやこ] さん
佐野もかつては織物の町
[30356] G さん,[30362] 足利人@伊勢原市民 さん お返事が遅くなりましてすみません。
いえいえ,ふつつか者ですが,こちらこそどうぞよろしく。実は私は,これから先,佐野市が合併するなら「足利市への編入合併」なのであろうと思っています。で,その折りにはかつての栃木県仲間で,「現在群馬県エリアの三郡」と・・・いかん,いかん・・・妄想大爆発!
昨日・今日は,うちの町内の夏祭りだったんですよ。とっても小さな町内なので,人が足らなくて・・・。取り急ぎ用件のみでしたぁ。
[30383] 2004年 7月 11日(日)02:57:22みやこ♂[みやこ] さん
グラハムベルも,ほぼ同時だったらしい。
[30379]を書き込んだ後で,「あれ?大菩薩の破魔射場には丸がつくんぢゃなかったっけ?」と思い調べたところ,しっかり「丸」付きだったので,「ラッキ~♪」とばかりに落書き帳を開いたら・・・・ガーン! [30381] 愛比売命 さん がしっかりと押さえていらっしゃるじゃ,あ~りませんか(「ハマイバ丸」のことです.)。

ううむ,実は先日「三国」ネタを仕込もうと思ったんですよ。で,原稿をペーストして,いざ「これですぐ書き込む」をクリック寸前,ふと心配になって記事検索をしたんですネ。そうしましたら,[15965] 愛比売命 さん の「三国山、三国岳」という偉大な書き込みがドドーンと・・・。
そのときの没原稿はこんな感じです。
『・・・・・・とある人の数えるところによれば,3つの旧国界が交わるところは全国に69カ所あるそうです。このうち山岳地帯の交点は47カ所で,このうち実に20カ所が「三国○○」と名付けられているのだそうです。特に近江は,若狭,越前,美濃,伊勢,伊賀,山城,丹波と,7カ国との三国境界点をもっているそうですが,このうち3カ所が三国岳,1カ所が三国山,1カ所が三国峠となっていて,5/7という高率だそうです・・・・・・』
(ううむ,下手な文だなぁ)もしもこれで「三国」にご興味をお持ちなったら,[15965]へGO!
というわけで,過去ログは宝の山よ~,というお話と,偶然って素敵!というお話でした。
[30379] 2004年 7月 11日(日)01:29:00みやこ♂[みやこ] さん
「袈裟丸山」も口語では「ケサマル」
新規地名コレクション,続々立ち上げおめでとうございます。
さて,「丸」山名ですが,関東地方在住の私とすれば,何といっても丹沢のコレですね。
檜洞丸(ひのきぼらまる:ひぼらまる) 神奈川県 津久井郡津久井町/足柄上郡山北町
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.28.33.507&el=139.6.14.290&la=1&sc=4&CE.x=273&CE.y=228
p.s. 佐野盆地は,まだウラがとれていません・・・
[30336] 2004年 7月 9日(金)20:46:43みやこ♂[みやこ] さん
聞いてないよぉ~!「地名コレクション 盆地篇」
らるふ 編集員さま
この4月に出たばかりの「日本山名事典(三省堂)」を見ていましたら「三毳山」の説明文中に,「“佐野盆地”の東端に位置し・・・」と出て来ました。えっ!ウソ,「佐野盆地」なんて聞いたことありません。まあ,確かに東には三毳山がありますし,西には足利市の大小山,北には足尾山塊が迫っています。
ですが,南に向かっては大きく開けていて,そこには渡良瀬川が東西に流れているんです。「佐野は盆地」って言われましてもねぇ・・・(チナミに“みやこ”は佐野の人),実感沸かないです。リスト充実のためには登載した方がいいのでしょうけれど・・・。まぁ,「オイラが知らなかっただけ」ってことでしょうか。でも検索でも引っかかってこないし。いかがいたしましょう?辞書に載っているということは,本来“重い”ことのはずではありますが。なお,三毳山,大小山に挟まれた一体を「佐野盆地」と仮定するならば,関連市町村は「足利市,佐野市,田沼町」で,関連河川は「利根川水系(旗川,秋山川)」ということにはなります・・・。

追記:実はこの「佐野市」,風水(ふうすい)上,いい形になっていると思うンですよね。
北に唐沢山を背負っていて一番奥に男体山,東には三毳山をバックに三杉川の流れ,南には渡良瀬川のゆったり水,西には大きな通り・・・あ,西がダメだ!「大きい」といえる通りがない。もっと足利・佐野間の動線を強化しないと・・・ってことは,足利・佐野の大合併?結局,「両毛地域ネタ」に帰ってたりして・・・。失礼しました。
[30335] 2004年 7月 9日(金)18:48:14みやこ♂[みやこ] さん
台湾の国立公園(日本統治時代)
[28132] で 夜鳴き寿司屋 さん が教えてくださった「台湾の国立公園」ですが,知人に聞いて調べてみました。色々と古い資料を見せてくれました。

その結果,昭和12年12月27日付けで「大屯」・「次高タロコ」・「新高阿里山」の3つの国立公園が「正式に」指定されていることがわかりました。面積は順に「8,000余」,「270,000余」,「180,000」ヘクタールとのこと。この時点での最大,最小の国立公園が,台湾にあったことになります。
チナミに内地における国立公園法(後の自然公園法)の施行は昭和6年ですが,彼の地においては昭和10年なのだそうです。

また,その設置の時期ですが,国内の国立公園(戦前指定の12箇所)が昭和9年(3+5箇所)と11年(4箇所)に指定されたことを考えますと,台湾の3公園は昭和12年ですから,ちょっと異常に見えるほど,極めて早い時期の指定だといえます(何と言っても「富士箱根」は,遅組の昭和11年の指定なんですよ,あの「富士」が!)。もしかしたら,国立公園第一期生は12なのではなく,15とすべきなのかも知れませんネ(誰もそう言いませんが.)。

また意外なことに,朝鮮半島での国立公園指定の動きは全くなく(つまり,設置されなかったようです),代わりに満州国と内モンゴル(蒙古連合自治政府)に対しては,国立公園設立に向けての調査のため,内務省(既に厚生省?)職員を派遣していたことがわかりました。満州国では10箇所ほどの候補地が選定され,区域指定直前までいったようです。

おかげさまで,これでまた,ウンチクを語れます。
きっかけを作ってくださった 夜鳴き寿司屋 さん に感謝いたします。ありがとうございました。

また,[29045]でちょと触れた,「裏日光」の記述のある文献を見つけました。戦前の本なのですが,一時期,群馬県片品村の丸沼,菅沼周辺をそう呼んだそうです。また,同書では戦場ヶ原までを表日光,尾瀬周辺を奥日光と呼称しています。著者の名前からはトンデモ本とは思えないのですが・・・。こうなってくると,もう何が何だか・・・。


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示