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[98778] 2019年 12月 31日(火)00:26:56伊豆之国 さん
「ネズミ」地名あれこれ
来る2020年、令和2年は「子年」。そこで、年末恒例?の書き込み「来年の干支」にまつわる地名あれこれ談義を。

「ネズミ」の付く地名というと、その代表格は、山形県鶴岡市旧温海町の「鼠ヶ関」でしょうか。「鼠ヶ関」は「念珠ヶ関」とも書かれ、越後と出羽の国境に位置し、古代には蝦夷の侵攻に対する「前線基地」として設けられた重要な「防衛拠点」の役割を果たしていました。また、この「鼠ヶ関」の地は、奥州に落ち延びた源義経にまつわる伝説も残っています(鶴岡市あつみ観光協会HPより)。JR鼠ヶ関駅は、「鼠」の付く唯一の駅であり、子年が来ると「縁起切符」として人気になるようです。

長野県坂城町には、「ねずみ」と呼ばれる地区があります。町内の南部、上田市との境界近くの区域で、「ねずみ」という名の交差点があり、国道18号には千曲川に架かる「鼠橋」、地域内を通過するしなの鉄道(旧JR信越線)には「ねずみ第二踏切」もあります(「ねずみ第一踏切」は現在はないようです…こちら)。この坂城町の「ねずみ」地名に関し、だいぶ前だったか、「珍地名」としてTVで放映されていたのを見たことがあり、「動物のネズミではなく、『寝ず見』(不寝番)が語源ではないか」という説が有力、というのを聞いた記憶がありました。これは「鼠ヶ関」でも同様で、その昔見た駅名関係の本で、やはり同様に「寝ず」からきているのではないか、ということが書かれていたのを見たことことがありました。

浜松市南区には「鼡野町」という地名があります。。「鼠野」とする表記もあり、「鼡」は「鼠」の俗字で、戦前の資料をいくつか見ると、いずれも「(浜名郡芳川村大字)『鼠野』」と出ているので()、本来は「鼠野」なのでしょうが、おそらく山梨の「つき米」([98751] 他)・鳥取の「つく米」([98752] 今川焼さん)と同様、俗字による表記が地元で定着している、と見てよいのでしょうか。「鼡野」の地名の由来については、古い資料(十数年前に撮影された写真)ですが、こちら
縁起のよい白鼠が現れたとの伝説が由来のようです
と出ていました。

東京の都心部には、「鼠坂」と呼ばれる坂道かいくつかあります。「江戸の坂 東京の坂」横関英一氏著([95551]他)によると、 次の3か所の「鼠坂」が紹介されていました(リンクは「東京23区の坂道」より。市ヶ谷のは詳しいレポートがなかったため、"Street View"からリンク)。
・文京区音羽~小日向 地図,Report
・港区麻布狸穴町と麻布永坂町との境 地図,Report
・新宿区納戸町と市谷鷹匠町との境 地図,Street View
「江戸の坂~」では、これらの「鼠坂」の共通点として、いずれも「細くて長い坂道」である、ということが書かれており、「ネズミの通り道のような狭い場所」にたとえた表現でしょうか。また、この「鼠坂」に類似した表現として、狭い行きどまりの路地のような場所を指して「鼠穴」というものもあり、「鼠坂」も「鼠穴」も、共に江戸時代の文献にすでにこのような表現が見られる、とあります。「鼠穴」のほうは、「江戸の坂~」には4か所が紹介されていますが、すでに消滅していたり、存在自体が怪しいものもあり、現存しているのは港区三田のこの辺りだけと思われます。

「鼠グッズ」があふれている場所と言えば、言わずと知れた、白桃さんのおひざ元にあるテーマパーク。そこに多数棲息?しているネズミは愛嬌があって可愛いものですが、本物のネズミは穀物を食い荒らし家屋にも被害を与える憎らしい存在です。弥生時代の高床倉庫などにみられる「ねずみ返し」と言う工夫も、農民とネズミとの「格闘」の中から生まれた生活の知恵だったのでした。私が3か月近く前まで住んでいた家も、気が付いたら結構な被害になって、駆除と引っ越しまでの応急処理をリフォーム業者に頼むという羽目になっていました。その一方で、多産であるネズミには「子孫繁栄の象徴」としてのご利益もあるようで、十二支でネズミに「子」の字があてられているのも、そういう意味からでしょうか。

「ネズミ」にゆかりの昔話というと、「雪舟とネズミの絵」の逸話が有名です(総社市HPより)。総社市にある「宝福寺」がその舞台とされていますが、そのお寺には雪舟が修行していたころの建物は既になく、おそらく後世の作り話の可能性が高いように思われます。

最後に、今年の経県値。32点となりました。今年は夏以降に引っ越しの準備と、それ以降も続いている旧宅の残物整理に追われ、まだかなりの数の箪笥類などの家財道具が旧宅に残ったまま運び出すこともできない状況で、結局夏休みの旅行もできずじまいでした。県庁所在地との経県ギャップは、相模原市への引っ越しによって神奈川県に1点増え、14点(東京都庁の所在地は、教科書や多くのWeb地図の表現に従い「23区全体」とし、新宿区に限定とする立場はとらない)となりました。このところすっかり忘れ去られているような「観光経県値」は、アクセスできなくなっているようですが、計算すると14点となっています。春の連休と、6月の「研修旅行」によって稼いだ三重県の4点が目立つ形となりました。
「市の経県値」(認市度)の変化は次の通り。

●→◎ 相模原
▲→● 一宮、津島、清須、あま

この結果、今年末時点での認市度(全国792市+東京特別区(全体で1市として計上))と、昨年からの増減は下記のようになりました。
 ◎:3(+1)、○:123(±0)、●:269(+3)、△:55(±0)、▲:256(-4)、×:87(±0)
[98751] 2019年 12月 18日(水)23:52:50伊豆之国 さん
明治の木造校舎「旧・つき米学校」
[98740] Nさん
[98750] オーナー グリグリさん
「舂米(つきよね)」の字体についてご指摘ありがとうございました
現・山梨県富士川町の大字名になっている「つき米」の「つき」の字体ですが、過去ログのリンクに出ていたいくつかの古い出版物([80304] hmtさん、[80306] MIさん)にはどのような字体で書かれているのか、調べてみると…
鍾美堂編, 『改正新旧対照市町村一覧』, 鍾美堂, 1913を見ると、拡大すると確かに下の部分が「臼」のように見え、「春」とは何となく違う字に見えたのですが、「市町村大字読方名彙」(小川琢治編1923)「最近検定市町村名鑑. 昭和18年版」(1943)「全國市町村便攬」(1949)を見ると、100%以上に拡大しても「春」との区別がほとんどつかず、それ以上に拡大するとかえってぼやけて見づらくなってきます。「舂」の字は、中国の「康煕字典」にも載っている、古くから中国にある字で、音読みは「ショウ」、手元にあった漢和字典にも出ていて、「臼で(米などを)つく」という意味だったと思います。この字が普段見慣れないので、手書きするときに崩されたり変化して「巻-己+旧」のような字になったのでしょうか。
私がこの「舂米」の名を知ったのは、「明治の木造校舎」について書かれた本とかの記事を見て、「旧・舂米学校」というのがあったのを見たことからでした。「明治の木造校舎」というと、その代表格と言えば、やはり信州松本の「開智学校」。「超・ご当地」の伊豆松崎の「岩科学校」は、二昔以上前に見たことがあり、伊豆特有の「なまこ壁」を取り入れた和洋折衷の造りや、「伊豆の長八」の見事な漆喰鏝絵には驚嘆したものでした。山梨県旧増穂町にあった「舂米学校」の建物は、現在は町立増穂小学校の敷地内に移築されて資料館として保存されていますが(富士川町HPより)、"Street View"を見ると「つき米公民館」の敷地内に「つき米学校の跡」の石碑があるので、元はこの地にあったと見られます。石橋湛山元首相や、将棋の米長邦雄元名人も、この増穂小学校のOBだったそうです(こちら)。
[98731] 2019年 12月 11日(水)00:41:25伊豆之国 さん
第6回クイ図五番勝負を振り返って~ああ 誰にも故郷がある~
落書き帳20周年記念ということで、3年ぶりに復活した「クイ図」でしたが、「練習問題」と比べると「本番」は格段の違い。直感ではどれも共通項を見つけることができず、結局ヒントが出てからの参戦となりました。
では、解答できた順で。

問一~オリンピックの夢の跡~
これはヒントが出る前から、お題とここまで出てきた正答にリンクされていた地図を見て、「コンビニが道路を隔てて向かい合い」とすぐわかって、東京近辺を中心に主要道路や駅前などをあちこち見まわすことになったが、コンビニ業界は店舗の改廃が激しく(私の前の自宅の整理で寄ったら、近くにあった2店が相次いで閉鎖されていた)、各社のHPで現存しているのか確認に結構な手間がかかったことと、地図上では向かい合っているように見えても、実際はどうなっているのか、いちいち"Street View"で見ないと本当にそうなのか確認する必要があったこと、中には正面同士が向かい合っていなくて出入り口がない側面同士が向かい合っているようなのもあったりして、「こんなのはNGだろうか?」と、相当迷い込んだ。結局、初めのほうから候補にしていた「246」沿道から、間に首都高の高架が通っているのが気になったが、お題にそのような場所もあったのでOKだろうと…。

問三~まきおきし菩提の種は後の世の 頼みなりけり田子の浦びと~
リンクの画像から、一見して「海」関係とはすぐわかったが、お題の中の萩市がどうも怪しい。フェリーとか遊覧船といった「単純なもの」ではなさそうに見える。リンクにある写真を見ると「波止場」の文字も見えたが、画像を動かしていると「検潮所」の文字が見え、「もしかしたら」と思ったが、やはりヒント待ち。出てきた三浦市の地図を見ると、拡大すると「油壷検潮所」の文字が。そこで「検潮所」をネット検索すると、「超・ご当地」の西伊豆町「田子」の文字が!。思わず飛び上がったのは、前々回の問四([89119])と同じ。しかも、その時は合併で町内に入った場所だったのが、今回は正真正銘の親父の田舎。…でも、この場所は漁港の北側で、親父の実家とは集落の中心を挟んで反対側にあたり、漁港の施設の中や狭いバス通りのトンネルを抜けたところにあるので、私の行動範囲に入っておらず、「検潮所」という言葉自体は聞いたことはあったも、「超・ご当地」にあったとは迂闊にも初めて知った。

問四~春よ、遠き春よ~
この問四は、問五と共に"Street View"による出題で、しかも「鬼門」の道路問題ということで苦戦必至とみていたが、共通項らしきものは意外と早く見つかった。しかし、絞り込みにはやはり苦労した。どうやら「同一名称の国道が分岐」している交差点ということが見えてきたが。それが「交差点で交わる別の道路があって、そちらから見て「直進・左折・右折方向それぞれが同一名称の国道」だと気づくのには時間がかかった。結局、やはり東京近辺の主要国道に沿って地図を動かし、16号沿道にうまく合っていそうな場所を見つけた。「三方開花」なる言い回しも全くの初耳だったが、それよりも、「新道・バイパス」ができてメインルートが変わっても、「旧道」となった元のルートがまだ新ルートと同一名称の国道として残されている箇所がこんなに多く残っていたとは知らなかった。「246」の大和~厚木間のルートが今の海老名経由のバイパスに変わって、それまでの南側の相鉄線に沿う、綾瀬市をかすめる旧道は県道に格下げされていたのに…。

問五~祭りも近いと汽笛が呼べば~
お題にリンクされている画像からは、どういう共通項があるのかわからなかったが、惜しくも「ピント外し」で「やり直し」になった星野彼方さんのリンクの画像を見ると、都内の超難読地名「人里」(へんぽり)の字が見える。そこでお題と既出解を見回すと、お題の「風合瀬」は昨夏に五能線で通ったところ([96376])、小豆島の「苗羽」は20数年前に「二十四の瞳映画村」を見たときに通っていた…。「難読地名あいうえお」に出ている地名だ。その中から選んだのは、やはり20年余り昔、古刹巡りと絶品の鯖寿司に舌鼓を打った若狭の中心都市・小浜([72787])の郊外、旧郡名でもあった「遠敷」。
ところで、この問五の共通項とした「難読地名あいうえお」にリンクされている地名を見ると、表記や読みに「揺れ」があるものもいくつか見られるようです。[98726] でNさんがご指摘の、地名とその由来で読みが異なる「如意」もその一つでしょうが、例えば[98685] でk_itoさんが答えられた愛知県武豊町の「ヱヶ屋敷」にリンクされた画像を見ると「エヶ屋敷」(最初の字はカタカナの「エ」か漢字の「工」なのか不明、次の「ヶ」は明らかに小文字の「ヶ」)と見えます。このような表記の揺らぎは以前からあるようで、こちら(おそらく十数年前の記事と思われます)にもその画像が出ており
「ヱケ屋敷」という地名もあるが、「エヶ屋敷」でもOK
また、このHPのテーマとして取り上げられている、この「ヱケ屋敷」に隣接する地域にある、しばしば「珍名駅」として取り上げられることが多い、名鉄「上ゲ」駅について、地名のほうは「上ケ」と濁点がついていない(読みは同じ「あげ」)とあって、「表記と読みの両方に『揺れ』がある」ということなり、「地元でもこのくらいの違いは微小なものとして案外気にしていない」ということなのでしょうか。ついでに、k_itoさんの答えたリンクの「エヶ屋敷」の画像に出ているのが「内科毛受医院」。この「毛受」は、やはり「難読~」のリストに愛知県一宮市の地名「めんじょ」とし出ていますが、この「毛受」という苗字は、全国に1000人余りと案外ある苗字で、その6-7割が愛知県にあり、「写録宝夢巣」によると、尾張・三河の境界付近に集中し、知立市が最多で豊明市がこれに次ぎ、「めんじょう」と読むことが多いようです(武豊町には1件だけで、おそらくこのお医者さんだけでしょう)。この「毛受」という苗字について、「お名前博士」として知られた佐久間英氏の「お名前風土記」によると、「戦国合戦で手柄を挙げ、毛利氏から『毛』の一字を使って苗字を名乗ってよろしい」と言われ、世間が「毛利氏から(苗字の)『免状』を受けた」ということから、「毛受」と書いて「めんじょう」と読むようになった、という逸話が残っており、またこの「毛受」氏は、賤ケ岳合戦でも活躍した、という話が残っている、とありました。
また、やはり「難読~」に出ている、山梨県富士川町の「舂米(つきよね)」。「つき」は正式にはこの表記(「春」の「日」を「臼」に変えた字)なのでしょうが、リンクされている公民館の画像を見ると、少し崩した字なのでしょうが、「巻」の冠の下に「旧」を書いたような字に見えます。"Street View"を少し動かして反対側を見ると、こちらでも、やはり「巻-己+旧」の字体になっており、地元ではこのような字を普段は書いている、ということなのでしょうか。

問二~みれん追分 鴻巣~
「お家芸」の「鉄」系なのに、お題に出ていた各駅の共通項がつかめず、最後まで残ったのがこの問二でした。自治体境界をまたいでいる山崎駅と土山駅、のの岳駅のような田園地帯のど真ん中の無人駅と、お題にリンクされている各駅の共通項がまるで脈絡がないように見え、第三ヒントは「あるものがない」ではないか、と解けたものの、「鉄」系の知識が邪魔をして、何かの施設・設備関係に行ってしまい、泥沼に。やっと第五ヒントまで来て、「ここだけ違う」→「同一自治体内にある駅の中で、この1駅だけ自治体名が入っていない」ことだ、と。やはり東京近辺を探しまくり、ようやくたどり着いた。その中から、合併で該当することになった鴻巣市の吹上駅。それにしても恐ろしく遠回りでした([98676])。
この問五の想定解、「平成の大合併」と、その間の鉄道路線・駅の改廃により、かなりの変動があったように思われますが、調べてみるのも面白いかもしれませんが…。

♭今回の選曲は…
問一:私が世田谷区民だったころ、盆踊りでよくかかっていた「世田谷音頭」より。55年前の東京五輪では駒沢公園(「東洋の魔女」が活躍したバレーボールなど)と、馬術が行われていた馬事公苑が会場となっており、その思い出を歌い込んだものでした。来年の大会では、馬事公苑が馬術会場として56年ぶりに五輪が戻ってきます。
問三: 「伊豆の横道(よこどう)」と呼ばれる伊豆半島南部33観音巡りの霊場・第9番で、親父の実家の菩提寺でもある、西伊豆町田子にある「正法院」のご詠歌([89119])。
問四:ご存じ、八王子の呉服店の娘として生まれ育った歌のオバサン(失礼)の名曲。昨年の成人式の時、某晴れ着貸出業者の倒産騒動で多くの新成人が途方に暮れたとき、その呉服屋さんは微力ながらも「救済のお手伝い」をしたことが話題となったことがマスコミでも報じられていました。
問五:この市ではありませんが、同じ若狭地方出身の演歌の大御所の、故郷を歌った名曲。私が若狭地方を訪れ、「三方五湖」を回ったとき、湖畔の高台にある公園に歌碑があり、近づくとメロディーが流れてきたのを思いだしますが、今も残っているのでしょうか。タイトルの副題は、この歌の最後の部分のフレーズです。
問二:私の勤め先の最寄り駅、品川駅の海側の出口の近くのビルに、最近まで巨大ディスプレイがあり、よく新曲や新製品の宣伝CMがなど流れていました。その中にあった、無名?演歌歌手の新曲にこんなのがありました。
[98676] 2019年 12月 6日(金)00:26:30伊豆之国 さん
五番勝負
問二:埼玉県鴻巣市

…ここまでたどり着くのに恐ろしく遠回りしました…
[98661] 2019年 12月 4日(水)20:49:31伊豆之国 さん
五番勝負
[98644] 2019年 12月 3日(火)01:02:08伊豆之国 さん
五番勝負
今回は参加賞かもしれません…

問一:東京都世田谷区
問三:静岡県西伊豆町
[98643] 2019年 12月 3日(火)00:41:18伊豆之国 さん
「敷島」違いでとんでもないことに…
以前、「青海」と「青梅」を取り違えて会場に行けなかったアイドルが続出した、という話がありましたが([97641] Takashiさん)、今度はもっとスケールが大きな?取り違え。プロ野球の選手が野球教室が開かれる球場に行こうとして、全く違う方向に行ってしまった、という「事件」がありました(こちら)。
西武の鈴木将平外野手(21)と平良海馬投手(20)が、野球教室に2時間超遅刻の大失態を犯した。 群馬県前橋市の上毛敷島球場の野球教室に参加予定だったが、開始時間の午前10時半になっても姿を見せない。他の参加者の山川、森、高橋光で野球教室はスタートした
二人が到着したのは午後0時半すぎ。ユニホームに着替え、慌ててグラウンドに飛び出した平良は「敷島ですけど、山梨の方に行ってしまって、遅れてしまって申し訳ありませんでした」と参加者にマイクで侘びた
二人が向かった先は、山梨県甲斐市の敷島総合公園だったという。「敷島」という言葉に導かれ、鈴木の愛車のナビに目的地を設定して向かったという
鈴木は「山梨だからおかしいなと思いつつ…」。残り20キロ付近で異変を感じ、山川らに連絡をしたところ「敷島違い」が発覚した
先輩たちからは「事故らないように」と優しい言葉をかけられ、約200キロ先の本来の目的地に到着した。鈴木は「トータル500キロぐらい走りました」とばつの悪そうな笑みを浮かべた
…、字面が似ていることで紛らわしい「青海/青梅」と違い、全く同じ名の「敷島」違いで全く違う方向へ。午後の部には何とか間に合った、ということでしたが…
[98604] 2019年 11月 27日(水)23:53:10伊豆之国 さん
練習問題
問二:長野県松本市

検索したら違う意味のがぞろぞろ出てきて大変でした…
[98603] 2019年 11月 27日(水)23:07:31伊豆之国 さん
練習問題
[98581] 2019年 11月 21日(木)21:56:24伊豆之国 さん
女性市長(更新情報)
まだ出ていないようなので…

去る10日投票の土浦市長選挙で、新人の安藤真理子氏が現職を破り初当選を果たしました(こちら)。
女性首長の情報更新をお願いいたします。
[98559] 2019年 11月 6日(水)21:21:21伊豆之国 さん
鮪はA市、秋刀魚は○○に限る(Re:クイズここはどこでしょがっう)
[98554][98558] 千本桜さん
私もクイズに答えてみます。

・A市に記念館がある、文人H氏のファーストネームと同じ地名が、「秋刀魚」で名高い?都内の某区にあり、また、鎌倉にも同じ名の神社があります(A市がこの文人にゆかりがあったことは、何年か前に見たTV番組で知りました)。一方、ファミリーネームと同名の駅が、「元・日本一暑い町」にあり、また、「現・日本一暑い町」とは大河を隔てて隣接する隣県の町には、この字を含む駅が3連続してあります。
・G市から海側を大回りし、現在のF市を経由して、同じ県内の、G市と同じイニシャルの市でJRの同じ線に接続していた、かつて「全国最長の軽便鉄道」と呼ばれた私鉄路線がありました。前の東京五輪の年から部分廃止を繰り返し、最後に残った区間は、G市と、今は合併でA市の一部となった町までの間でした。昨年の春の連休に、G市で開かれていた「軽便」の展示会を見に行きましたが、JRのトラブルで大きく遅れ、何とか展示会に間に合ったことは、落書き帳にも書き込んでいました。

…いかがでしょうか?
[98549] 2019年 11月 2日(土)22:40:32伊豆之国 さん
Re:離散した三十六歌仙絵が百年ぶりに京都で再会
ここ1週間も書き込みがない状況が続いていたので、何かトラブルでもあったのかも、と思っていましたが…

マンションの一室にある新居に引っ越してはや1ヶ月が過ぎようとしていますが、前の自宅にあった残物の整理・仕分けが思いのほか大変で、まだ多くの書類や衣服などダンボールから出せない状況が続いています…。

[98547] hmtさん
離散した三十六歌仙絵が百年ぶりに京都で再会
その「事件」と「再会」にまつわる話が、今晩のTV東京でも放映されていました。
番組の内容は、先月のNHKの番組とほぼ同じようなものでしたが、今回の番組でスポットを当てていたのは、その1枚ずつに分離された中のいくつかの中で、流転の末、瀬戸内海の島・生口島(広島県尾道市旧瀬戸田町)にある「西日光」耕三寺に買い取られた「紀貫之」にまつわる話が紹介されていましたが、最高金額で落札され、のちに益田鈍翁の手に渡ったものの、その後の消息が現在まで分からなくなっている「斎王女御」に関する話は、結局番組中に出ることがありませんでした。
[98529] 2019年 10月 10日(木)21:00:22伊豆之国 さん
新・地元からBig News
相模原市民となって最初の書き込みです。

去る7日から2日間にわたって行われた囲碁名人戦・七番勝負の第5戦で、挑戦者の芝野虎丸8段が張栩名人を破って4勝目を挙げ、名人となりました(中日新聞より)。
新名人となった芝野8段は、まだ19歳11ヶ月の若さ。これまでの最年少記録となった井山裕太・元名人(現在は本因坊など三冠)の20歳4ヶ月を更新し、史上初の十代名人となりました。
この芝野新名人は、相模原市南区上鶴間の出身(毎日新聞より)。地方版によると、地元にある小・中学校を出て、中学3年の時にプロ棋士となった、とあります。私の新居も、その昔は「上鶴間村」の一部だったらしいようで、まさに「超・地元」からのニューヒーロー誕生となりました。

>オーナー グリグリさんへ
都道府県データランキングには、「将棋」のプロ棋士はありますが、「囲碁」のほうはまだありません。新規にリリースされてはいかがでしょうか?

…こんなことを書き込みましたが、私、実は囲碁のルールがいまだによくわからないのです。「陣地をより多くとったほうが勝ち」と言う、「市盗り合戦」にも通ずるところがあるようなのですが、「五目並べ」(「連珠」と言い、こちらにもプロがあるそうです)とごっちゃになったままになっています…。それと、一時は「七冠独占」と騒がれた井山氏がいつの間にか名人から陥落していたとは知らなかった…(将棋の羽生善治氏が「無冠」に転落していたことは知っていましたが)。
[98519] 2019年 10月 1日(火)22:03:00伊豆之国 さん
十番勝負鉄ネタ問題異聞(祝・ゆいレール延長開業 & 駅名改称(梅田・河原町etc.))
本日、沖縄都市モノレール(ゆいレール)が首里~てだこ浦西間を延長開業しました(公式HPより)。
延長区間にある4駅のうち、「経塚」、「浦添前田」、終点の「てだこ浦西」の3駅は浦添市域にあり、1945(昭和20)年に「軽便」沖縄県営鉄道が戦災により事実上廃線となって以来、実に74年ぶりに浦添市域に鉄道が復活したこととなりました。これにより、「十番勝負」においては、第48回・問四の共通項「その市内に旅客が乗り降りできる鉄道駅がない市」に浦添市が該当しなくなった、と言うことになりました([96157])。

次は、「駅名改称」ネタ。
デスクトップ鉄さんのブログにも出ていましたが、阪神、阪急、京阪など、合わせて実に27もの駅名が本日より改称されました。
阪急と阪神の「梅田」と阪急の「河原町」には、それぞれ「大阪」「京都」の「冠」がつくことになりました(こちらのブログにも投稿しています)。これにより、3駅異字同音の「かわらまちトリオ」(あとの2つは琴電「瓦町」と近鉄名古屋線「川原町」)の一角が崩れたことになりました。また、京阪の「八幡市」は、最寄の著名神社の玄関をアピールするため?「石清水八幡宮」と改称(同名称を名乗っていた男山ケーブルのほうは「ケーブル八幡宮口」に)され、これにより第40回・問六の共通項、「『市名+市』駅がある市」に八幡市が該当しなくなりました。
また、島原鉄道には「南島原市になくて島原市にある南島原駅」がありましたが(南島原市域は11年前の島原鉄道末端部の廃線により鉄道が市域から消えた。「鉄」があった頃の南島原市の中心駅は、かつて「準・DID」が存在していた、市役所の最寄り駅でもあった「西有家」([98086] 白桃さん)駅と思われる)、今回「南島原」駅が「島原船津」に改称されたため、この「よそからの客を惑わす迷現象」が解消されることになりました。

駅名改称とは関係ありませんが、災害で長期運休が続き、厳しい経営が続くJR北海道の廃止検討路線にも入っている日高線の鵡川以遠が、どうやらこのまま廃線となることが濃厚になってきたようです。沿線各町の間でも、「廃止やむなし」の声が大勢となり、災害による運休以降、一度も列車が走ることなく消えて行くことになりそうです。
この長期運休中区間が廃線と言うことになると、「クイ図」第一回・問四の共通項「かな回文駅(かなで書くと逆から読んでも同じ駅)」から、この区間にある「絵笛」駅が消えることになります。また、この駅名に使われている「絵」も「笛」も、共にJRの他の駅名に使われていない(私鉄等にもないようです)ので、デスクトップ鉄さんの「第9回全国のJR駅名五番勝負・問一」の共通項「他の駅に使われていない漢字だけの駅 」からも消えることになります。
[98502] 2019年 9月 20日(金)21:20:19伊豆之国 さん
第52回十番勝負を振り返って~富士は日本一の山~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
例によって、わかった順に。

今回は、まず該当市と非該当市を一つずつ提示すると言う、以前に物議をかもした、第46回で一部採用された形式と類似したタイプの、「連想ゲーム」のような感じの問題が並んでいたので、まずは「第一回採点が出て、問題市が追加提示されるまで模様眺め」という作戦を取ることになりました。

問五~富士は日本一の山~
お題に宇陀市が追加されたところで閃いたものでした。宇陀市→室生寺、その室生寺には法隆寺に次いで2番目に古い五重塔がある。名古屋市には八事にある、江戸時代に建立された、国の重要文化財に指定されている興正寺の五重塔があることを知っており(これは昭和63年に山口市の瑠璃光寺にお参りしたときに買った「全国の五重塔」と言う本([71841])を見て知った)、一方NGとされた勝山市には、「越前大仏」にある昭和末期に建立された観光用の五重塔が、上田市にあるのは別所温泉にある八角三重塔。ここから「五重塔コレクション」を見ると、どうやら数が近そうだ、と言うことで、まだ正答が出ていなかったこの問で「金」狙いの「賭け」。こちらも「全国の五重塔」を見て知った、富士宮市にある、これも江戸時代に建立の大石寺の五重塔。その後、「想定解数が一つ違うのでは」と言う声が出て([98279] シノレパシクソさん、[98281] なると金時さん)不安がよぎりましたが、オーナーさんから訂正の記事が出て([98287])、ひそかに確信。前回・第51回に続いて2大会連続の「金」。自分でも驚く快挙でした。しかもどちらも「問五」。何か「奇遇」を感じたのでした…。
ところで、私は富士宮には12年前と6年前の2度訪れており、いずれも富士山の神の総本家・富士浅間神社を拝み、名物の焼きそばも召し上がっていますが、大石寺にはまだお参りしていません。この「大石寺」、皆さんご存知の大宗教団体の大本山としても知られていましたが、寺とその宗教団体が「喧嘩」して縁切り状態となり、かつては東京や関西方面などからも専用の臨時団体列車が富士宮まで運行され、富士宮駅(橋上駅になっている)には地上に直接出られる「臨時団体客専用?ホーム」もあって、「ご本尊」参りの団体客で大繁盛したそうでしたが、寺と絶縁状態となってからは、「お得意様」を失った富士宮駅の団体ホームは閉ざされた状態となって久しく、荒れ果てているような印象にも思えました。

問十~秋陣営の霜の色~
ここまで来れば「仕掛け」がはっきり見え、既出解とNG市から「漢字で10画」だと。想定解数も合っている。人口微増傾向が続き、このままでは必要石高増加によってせっかく盗った領地を「剥奪」される危機から逃れることを見越して、「青葉城」の石高積み重ね。

問四~その手は桑名の焼き蛤~
あれこれ考えているうちに「隣接関係」に行き当たり、四日市と八代が県内だけで4町と接し、NGの八戸市は県内4町と接しているが県外にも隣り合う町がある。「県内4町と隣接し、県外の町とは接しない」と言うことだと…。隣接市町村数リストを見るとぴったり合っている。その中に、平成最後の日に長島温泉に立ち寄り入浴した([97713])、Nさんのお膝元・桑名がある。Nさんがあえて「超・地元」を外して「お伊勢参り」したのは、市盗り合戦でライバルを突き放して領地固めに出た、と言うことからだ…。そこで、まず市盗り合戦が続く限り永久に答えるチャンスがなさそうな、駅のすぐ目の前に「有楽町」があり、そこには「銀座」と言う名のアーケード街もある、その桑名で「焼き蛤」を味わうことに…。

問三~幾山河越え去り行かば~
ここまで出た市から、「三」のつく市がお隣と言うことだと。「ヌマヅ(飲まず)食わず」で「王手」を掛けた。過去問(それも2年前)に出ていたことは失念していて、他の方々の感想文を読んでいるうちにようやく気づいた。

問六~天に星座の冴ゆるとこ~
これは、NGとして出ていた城陽市からヒントが見えた。「城」の字は今まで小学6年で習う字だったのが、「都道府県名に使われる字は全て4年までに習う」と変わったからだ、と。「雑学」から「小学校で習う漢字を含む市」を見ていると、「宗」像、「盛」岡、「砂」川、「宇」土…みな「6年で習う漢字」のところにある。その中にあったのは、地元・町田市のお隣、相模原市。その相模原市を答えた[98295]
…実は、…
と書き込んだのは、実は私は相模原市のマンションに引っ越すことが決まり、来月早々にも新居に移ることになったのです。その引越しの「挨拶代わり」と言うことでした。…でも、「領主」が強すぎることもあり、「市盗り」狙いに来ることはまずないでしょう(笑)…。

問二~キリン一番搾り~
出だしに誤答が相次いだことも手伝って、共通項探しに迷走し、悔いが残った問題。人口の増減・順位・密度、合併、隣接、市制施行…もう「入賞」もなくなった時点でようやくわかってきたのが、「二」のつく駅名。「お家芸」なのに致命的に出遅れ。この問二で致命的に出遅れたことで痛かったのは、富士浅間神社と引き換えに三嶋大社を持って行かれたからではなくて、共通項が早いうちに見えてこなかったことからだったのでした。「幸せの青い鳥は我が家の軒先に居た」のでした…。「虎の巻」にしていたサイトが閉鎖された([98078])こともあって探しにくくなったのですが、あれこれ迷った末に選んだのは、名鉄「二ツ杁」駅がある、3ヶ月近く前に「職場の研修旅行」で見学した、麒麟麦酒の「名古屋市にない名古屋工場」がある清須市でした。
蛇足になりますが、この「二ツ杁」駅の名古屋よりの隣の駅が「西枇杷島」駅。この西枇杷島駅は、知る人ぞ知る「大都会のすぐ近くにある『閑散駅』かつ『超危険な駅』」として有名な駅で、"You Tube"などの動画に多数UPされ、リクエストもかなりな数に上っています。名鉄名古屋駅からわずか3駅・3kmあまりの場所にあるのに、本線系統も2駅先(二ツ杁駅の次)の「須ヶ口」駅で分岐する津島方面へも特急・急行・準急まで全て優等列車は通過し、停車する列車は30分に1本の津島線方面の鈍行のみ。岐阜方面・名古屋方面とも追い抜きができるタイプの「島式」ホームになっているのですが、跨線橋も地下道もなく構内踏切を渡ってホームに入る形式で、幅も非常に狭くしかも屋根もないので列車が通過するときは非常に危険、と言うことで「駅員の指示があるまでホームに入れない」という「恐怖感満点」の駅として有名な駅として知られていました(こちら)。準急も止まる隣の二ツ杁駅や、「鈍行」しか止まらないものの日中1時間に4本の列車が来るJR枇杷島駅も近いので、これらの駅に利用者が流れ、駅周辺には住宅が密集しているのにもかかわらず、現在では1日の利用者が400人程度と言う「大都会近郊の超閑散駅」になっていると言う理由もうなずける、この「西枇杷島」駅も、近年のダイヤ改正で通過待ちをする列車がなくなることになり、近く両側の通過待ち線が撤去されてホームが拡張されることが決まり、かつてこの手の「超危険駅」の代表格だった、阪神「春日野道駅」(地下駅で、極狭小の島式ホームだったが、改築により解消された)に続いて、また一つこうした「超危険駅」が消えることになりそうです。

問八~谷間に八つの鐘が鳴る~
お題、NGに共に「八幡」が並んでいたので、「八幡」がらみでは、と推測は早くについたものの、境界線が絞りきれず、ようやく、ずばり「八幡」と言う町村が過去にあった、八幡浜や八幡平がNGなのは「余計なもの」がついているからだ、と納得。こちらも「総領主」が強すぎて答える機会が少ない千葉県から、過去に「八幡町」があったことが容易に見つけられた、今も「八幡宿」駅がある市原市に。市内には養老渓谷があり、最終日が敬老の日、という今回にふさわしい?市を選んだことになったのですが、周知の通り、台風の直撃で房総半島を中心に千葉県内は甚大な被害に見舞われ、結果的には「被災地お見舞い」と言った形になったのでした…。

問七~U.U.USA~
「七」関係を見つけるのに苦戦した問題。第一ヒントが出て「特定の月」と解け、「市制・市名誕生・市の誕生」のどれかが七月か、と。「九月なのに七月」と言う「時季外し」に「してやられた!」と…。市盗りに絡む市やお気に入りの市がなかなか見つからず、結局「領地の防衛」と「東京都(といっても実質「三多摩」ですが…)の総領主狙い」の両面から、字面も縁起がよい福生市を取ることに。

問九~雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ~
想定解数が最も少なく常に「売り切れ」の恐怖と闘っていた上、「九」の意味がどこにあるのかなかなかつかめず苦戦を強いられた難問。何かの順位が9位、と言うところまではなんとかつかめて、「面積」で当たると外れ、「密度」を見ると…「市町村ひっくるめて上から9位だ」と。3年前の「みちのく独り旅」で訪れ、投宿した花巻市([91505])を。

問一~Fortune Cookie~
想定解数が最も多いのにもかかわらず、皆さん方も大いに苦戦したこの問、やはり私もこの問一が最後になりました。第一ヒントの「変わっていない」の意味が、いろいろ当たって行くうちに「市盗り合戦で初代領主が続いている」と読めて、ようやく共通項が見えたのでした。そこで前回・第51回終了時点での領主一覧を見ると、静岡県で最後に残っていた未解答市・袋井市がこの共通項に該当している。袋井市は問九で既に答えられていたので、「また今回もお預けか…」と思っていたところ、思わぬところでその袋井市を答えるチャンスが残っていたのでした…。既に前々回・50回大会で達成した「初代青葉城主盗り」に続き、49回大会で「リーチ」を掛けてから3大会目で、もう一つの「市盗り合戦の野望」、「静岡県の全市正答」をようやく達成したのでした…。

今回も、前回と同様、出だしでいきなり「金」を獲得して幸先はよかったものの、中盤以降に苦闘を強いられ、最終着順は前回と同じ12位に終わり、一桁順位復帰はなりませんでした。また、今回は後半戦で苦しんだこともあり、初回答の市が全体の半分の5市(そのうち市原市と袋井市は「クイ図」で答えたことがある(袋井市は入門コースでも)ので、全く初めてなのは3市)と、久しぶりに「分散派」だった「原点」に返ったところも見せたのでした。

♭今回の選曲は次の通り。
問五:もちろん富士山ですが、富士浅間神社にお参りした日はどちらも生憎の曇天で、境内から富士山を拝むことができませんでした。2度目のときはその前に同じ富士宮市内にある「白糸の滝」に立ち寄っており、その近くから辛うじて雲間から頂上を見ることができたのですが…。
問十:仙台出身の土井晩翠作詞の「荒城の月」。今回は、この季節にちなんで2番の歌い出しから。
問四:古くから知られた、当地の名物に引っ掛けた有名な駄洒落。
問三:晩年を沼津で過ごした歌人・若山牧水が詠んだ名歌(宮崎県日向市・若山牧水記念文学館HPより)。
問六:甲子園でもおなじみの東海大相模高校の校歌より。私の新居は、その東海大相模高校からも割りと近所になります。
問二:清須市にある麒麟麦酒名古屋工場では、「一番搾り」を生産しており、このときの工場見学では、「一番搾り」とは何か、「一番搾り」以外のものとでは味や色がどう違うのか、説明して試飲もしましたが、正直言ってどこがどう違うのか、「二番搾り」とか「三番搾り」はないのか、いまいちよくわかりませんでした。
問八:市原市を走る小湊鉄道には、いまや「絶滅危惧種」となった旧式の「鐘が鳴る踏切」が4ヶ所残っているらしく(関東ではそのほかには上毛電鉄の「ミニ(偽)富士山」([83652] オーナー グリグリさん、他)と江ノ電の江ノ島駅東側の道路に出る区間にあるのみ)、その筋のマニアには知る人ぞ知る「録音名所になっているようです。踏切警報機は1ヶ所に両側にあるので、「鐘」の個数は2×4=8個、「問八」と共通項の「八幡」にも引っ掛けて、半世紀あまりも昔の"Oldies"のコーラスのヒットナンバー「谷間に三つの鐘が鳴る」のパロディでした。その小湊鉄道、先日の台風による被害で運休を強いられ、「鐘の音」も聞こえなくなっていました。現在も、まだ一部区間が復旧していないようです。
問七:福生は「進駐軍」の「門前町」、と言うことで昨年大ブレークしたダンスナンバーですが、あとで過去ログを見たら、私が福生市を答えたその次の書き込みが、デスクトップ鉄さんが答えた問六の「USA(宇佐)市」だった…。
問九:海を渡った二人の野球選手も気になりますが、花巻といえばやっぱり宮澤賢治ですね…。
問一:この選曲の意味がわからなかった人は、[76154]こちらにヒントが隠されています…。

閑話休題。
[98498] の千本桜さんの道中記クイズ。私が推測したのは、[98500] でシノレパシクソさんが考えていることと大体同じですが、文中に出てきた旧市町村について、私なりに書き込んでみます。

A市…この市名と同じ苗字の漫画の主人公が居るのは、その昔「下総国葛飾郡亀無村」と呼ばれていたところ。
C町…この町には江戸時代に建立された、重要文化財の五重塔があります。
E町…天気予報でこの地方の代表地点は、現在もA市ではなくてこのE町。同音同字の駅名が大阪の私鉄にあり、同音異字の町が、私が近々引っ越す市の隣にあります。
 …いかがでしょうか?
[98378] 2019年 9月 8日(日)10:15:39伊豆之国 さん
十番勝負
問一:袋井市

これであっていれば…
[98377] 2019年 9月 8日(日)08:58:23伊豆之国 さん
十番勝負
問九:花巻市
[98365] 2019年 9月 7日(土)21:35:00伊豆之国 さん
十番勝負
問七:福生市
[98335] 2019年 9月 5日(木)19:52:37伊豆之国 さん
十番勝負
問八:市原市
[98334] 2019年 9月 5日(木)19:31:06伊豆之国 さん
十番勝負
問二:清須市

遠回りしました…。
まさに「燈台下暗し」でした。
[98295] 2019年 9月 4日(水)18:39:37伊豆之国 さん
十番勝負
問六:相模原市

…実は、…
[98293] 2019年 9月 4日(水)18:34:21伊豆之国 さん
十番勝負
問三:沼津市
[98261] 2019年 9月 3日(火)22:43:25伊豆之国 さん
十番勝負
問四:桑名市

その手は…
[98255] 2019年 9月 3日(火)22:05:30伊豆之国 さん
十番勝負
問十:仙台市
[98252] 2019年 9月 3日(火)21:59:08伊豆之国 さん
十番勝負
問五:富士宮市

「賭け」に出ます。
[98217] 2019年 8月 31日(土)10:46:06伊豆之国 さん
消え行く屋上遊園地
武蔵国入間郡川越十万石の永世名誉城主([87441] 白桃さん)の称号をいただいている、自称「落書き帳の知恵伊豆」・武蔵国多摩郡小山田城主兼伊豆国田方郡韮山城主伊豆守こと「伊豆之国」でございます。

その埼玉県最古参の市・川越市のデパートの屋上にある、全国でもいまや稀少な存在になっている屋上遊園地が、明日限りで閉園になる、というニュースがありました。
埼玉県川越市のデパート「丸広百貨店川越本店」で半世紀にわたり親しまれてきた屋上遊園地「わんぱくランド」が9月1日、閉園する。運営会社によると、定置式の小型観覧車、モノレール、エアプレーンがそろって動く国内最後の屋上遊園地で、消えゆく「昭和の風景」を目に焼き付けようと多くの客で連日にぎわっている
(毎日新聞より)
記事によると、この屋上遊園は、昭和43年(1968)に開園し、半世紀あまりにわたって地域のランドマークとしても親しまれ、各地で同様な屋上遊園が消えて行く中にあって、現在でも土休日には200人ほどの利用者があったといいますが、建物の耐震工事の関係により、閉園のやむなきに至ったようで、遊具も老朽化しておりいったん解体すると組み立てし直すことは難しく、どうやら復活はなさそうとのことです。
[98210] 2019年 8月 23日(金)20:28:47伊豆之国 さん
発祥地に戻ってきた大優勝旗(「安宅越え」はならず)
ご承知の通り、今年で101回目を迎えた夏の全国高校野球は、大阪代表の履正社が石川代表の星稜を降ろし、初優勝を飾り、昨年の大阪桐蔭に続き、大阪代表が2年連続で全国制覇を果たすこととなりました。一方、惜しくも準優勝に終わった星稜。4年前の「選抜」で隣県・福井の敦賀気比が初めて「愛発関」([87452])を越えて北陸道に持って行った大優勝旗が、さらに北に進んで石川県に入り、「安宅関」(小松市)を越えて加賀百万石のA都会([98201] 白桃さん)金沢に持って行くことができるか、大いに期待する向きも多かったのでしたが、やはり決勝で惜敗した24年前に続き、今度も大願を果たすことはなりませんでした。

ところで、初の全国制覇を果たした履正社高校の所在地・豊中市。この豊中市は、夏の全国高校野球大会が初めて行われた場所として知られています(豊中市HPより)。1915年(大正4年)、第一回大会がそらかれたのが、その豊中にあったグラウンドでした。豊中ではその翌年にも開催されましたが、大勢の観客が殺到して収容しきれず、3年目からは現在の西宮市にあった鳴尾球場に移り、現在の甲子園で開かれるようになったのは1924年の第10回大会からでした。豊中にあった発祥の地は、既に跡形もなくなったのですが、現在は記念公園として整備されています(前出・豊中市HP)。豊中の地で「産声」を上げた全国高校野球大会は、104年の歳月を経て、発祥の地に大優勝旗が戻ってくるということになったのでした。
[98199] 2019年 8月 17日(土)22:30:07伊豆之国 さん
(ほぼ)北信越の都会 & 「鼠の楽園」の外
[98198] 白桃さん
両ブロック20市のなかで「都会」と認定されるのはたった1市です。どこでしょう。代わりに統括ブロックのランク市1市が「都会」からはずれます
この中から「都会」を探す、とすれば、市になったのが早く、狭域都市圏人口も多い、かのプロレスのスーパースターの故郷でしょうか? それとも、「+α」の加点が多そうな、豪華絢爛屋台祭りと風情のある町並みで名高い、「ゆうらくちょう」と読まない「有楽町」もある天領の街でしょうか? 一方、統括ブロックのトップ10に入りながら「都会」から外れるのは、やはり市になったのが(前身を含め)遅い、市名と同名駅が市内になくて「北信越ブロック」で人口最多の政令指定都市にある、メンバーの故郷でしょうか?

…今晩の「アド街」は、下総国葛飾郡の南のとっぱずれ(失礼)、「楽園」の鼠が街中に居る「天敵」が怖くて「塀の外」に出られない(笑)、白桃さんのお膝元「浦安」でした…。この街の名物として「焼き蛤」も出てきましたが、これはNさんの故郷・桑名でも有名ですね…。
[98187] 2019年 8月 14日(水)20:16:35【1】伊豆之国 さん
市川ママ&團十郎、「因縁の対決」は実現せず
[98182] 白桃さん
[98184] ぺとぺとさん

市名と校名が一致する高校が私立のみの市
…全国に24市あるといいますが、私もやはり全部は答えられません…。高校野球や駅伝の常連が多いので、その関係のものはすぐわかるのですが…。
ぺとぺとさんが数えたリストですが、それ以外で思い浮かんだものを。
千葉1
千葉県には2市あるようですね。一つは、国際空港と、超有名なお不動さんで名高い市。そのお寺の関係の高校です。もう一つは、そのお寺に深いゆかりがある歌舞伎役者の苗字と同じ名の、「ママ」は居るけど「パパ」は居ない、「萬葉集」にもゆかりがある、白桃さんのお膝元のお隣の市。

市名と完全一致する公立高校がなくて私立高校があったけれど、その私立高校がその市内になくて隣の町(それも旧国境越え)にあったので、この共通項に「該当しない市」だったのは、三島市。私立三島高校があったのは、駿河の民さんのお膝元・長泉町。5年前に現在の「知徳高校」に改称し、「三島市にない三島高校」ではなくなっています。もっとも、かつては三島市内にあったので、学校が移転したため「三島市にない三島高校」になったのでした(知徳高校HPより)。
…何か、「(旧)東海道線三島駅」→「御殿場線下土狩駅」への改称とダブってきます…([94655])

ところで、夏の「甲子園」も3回戦まで進んできましたが、昨日の対戦、星稜高校が立命館宇治高校を破り3回戦に進出。次の試合で明徳義塾が智辯和歌山に勝てば、あの「松井5敬遠事件」以来の「因縁の対戦」が実現するはずでしたが、明徳は智辯和歌山に逆転負けし、「因縁の対戦」は実現しませんでした。
[98167] 2019年 8月 7日(水)22:20:26【1】伊豆之国 さん
Star Station
[98078] で出したミニクイズ

【問S】八王子市、富山市、名古屋市、清須市、四国中央市
…さて、この各市に共通する「何か」とは何でしょうか

ですが、「金」(名寄市…[98092] ピーくんさん)と「銀」(交野市…[98093] シノレパシクソさん)が出てから反応がなく
本当の「本番」まであと1ヶ月あるので、お開きはそのときまで…でもその頃にはすっかり忘れそうです(笑)
([98096])と言うことで、ここまでずるずる引っ張ってきたのですが、その「本当の本番」が始まりましたので、ここでお開きにします。
共通項は、「『星』が付く駅がある市」でした。
想定解は次の通りです。

市名駅名路線備考
札幌市星置函館本線所在区は手稲区
名寄市北星宗谷本線
八王子市中央大学・明星大学多摩モノレール
横浜市星川相鉄本線所在区は保土ヶ谷区
上星川
富山市速星高山本線
名古屋市星ヶ丘名古屋市地下鉄東山線所在区は千種区
本星崎名鉄本線所在区は南区
清須市尾張星の宮東海交通事業城北線
桑名市星川三岐鉄道北勢線
枚方市星ヶ丘京阪交野線
交野市星田学研都市線
四国中央市赤星予讃線

「市」以外では、三重県明和町(「明星」駅…近鉄山田線)が該当します。

…私が1ヶ月あまり前、職場の「研修旅行」(グループ別)と称して麒麟麦酒の「名古屋市にない名古屋工場」に見学に行ったとき([98078])、予定表では「JR枇杷島駅で降りて送迎バス」と言うことになっていたのですが、後になって「バスに乗り切れない恐れがある」ことがわかり、たまたま「複線なのに1時間に1本、1両だけのディーゼル車が走るだけの、何のために作ったか意味不明の、大都会近郊の超閑散・大赤字路線『城北線』の列車がすぐ後に来る」から、「バスに乗れなかった人はその『城北線』の『尾張星の宮』で下りれば徒歩数分で工場に着く」ということが「行程表」に追記されていたので、「鉄ちゃん」の私は迷わず「城北線」に乗ることになり、結局参加者(十数人)の半分くらいはその「城北線」に乗ったのでした…。帰りも似たような状況で、ともかく「名古屋駅の集合時間には十分余裕がある」と言うこともあって、行きよりは人数は少なかったものの、やはり「城北線ルート」を使ったのでした(枇杷島駅まで歩いた人も結構居たらしいのですが、この歳と「足に爆弾を抱えている」身とあってはそういうことは無理でした…)。でも、とにかく乗る人が居ない。列車が来るまで20分くらいは待ったように覚えているけれど、私達以外には発車数分前にやってきた通学生が2-3人居ただけでした…。
「名古屋近郊の『迷』路線」城北線の動画は、"You Tube"にもかなりの数が出ているようです(一例)。

蛇足ですが、今回の夏の「甲子園」に出ている「星」が付く高校がある市は、八戸・金沢・長崎の3市でした。
[98154] 2019年 8月 1日(木)22:03:14【3】伊豆之国 さん
「令和」最初の「夏の甲子園」出場校決定 【西日本編】
前回([98153])に引き続き、今年の夏の甲子園出場校を。今回は西日本編(北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄)です。

県・地域出場校所在地経県領主主な観光地・イベントなど備考
富山高岡商業高岡市4桜トンネル高岡古城公園、瑞龍寺、雨晴海岸など
石川星稜金沢市4EMM兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街など
福井敦賀気比敦賀市4EMM気比神宮、気比の松原、金ヶ崎緑地
滋賀近江彦根市4ぺとぺと彦根城、玄宮園、佐和山城跡
京都立命館宇治宇治市3深夜特急平等院、黄檗山萬福寺、宇治上神社
大阪履正社豊中市1深夜特急高校野球発祥の地、大阪空港(注1)、服部緑地
兵庫明石商業明石市2深夜特急明石公園・明石城、魚の棚、子午線の町
奈良智辯学園五條市4深夜特急新町通り(重要伝統的建造物群保存地区)、栄山寺賀名生(あのう)梅林(五條市HPより)
和歌山智辯和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
鳥取米子東米子市4鳴子こけし皆生温泉、妻木晩田遺跡(注2)
島根石見智翠館江津市1桜トンネル柿本人麻呂ゆかりの史跡有福温泉(江津市観光協会HPより)
岡山岡山学芸館岡山市3白桃後楽園、岡山城、吉備津神社など所在地は東区
広島広島商業広島市4桜トンネル原爆ドーム・平和公園、広島城、縮景園所在地は中区
山口宇部鴻城宇部市1まりんぶる~ときわ公園、山口宇部空港
徳島鳴門鳴門市1白桃鳴門の渦潮・大鳴門橋、霊山寺(四国第一番札所)、鳴門市ドイツ館
香川高松商業高松市4白桃栗林公園、高松城、屋島
愛媛宇和島東宇和島市3がっくん宇和島城、闘牛、凸凹神堂([91977])
高知明徳義塾須崎市1ぺとぺと横浪三里・浦の内湾、新荘川(須崎市観光協会HPより)(注3)
福岡筑陽学園太宰府市3かぱぷう太宰府天満宮、観世音寺、九州国立博物館
佐賀佐賀北佐賀市2白桃佐賀城跡、大隈重信記念館、佐賀バルーンミュージアム
長崎海星長崎市3かぱぷう大浦天主堂、グラバー園、平和公園など
熊本熊本工業熊本市4不在熊本城、水前寺公園、江津湖所在地は中央区
大分藤蔭日田市4かぱぷう豆田町、咸宜園、天ヶ瀬温泉
宮崎富島日向市0k_ito美々津(重要伝統的建造物群保存地区)、若山牧水の故郷(牧水記念文学館HPより)
鹿児島神村学園いちき串木野市1スカンデルベクの鷲冠岳薩摩藩英国留学生記念館
沖縄沖縄尚学那覇市4白桃首里城、玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道

(注1) 大阪空港は伊丹市・池田市にもまたがっている
(注2) 妻木晩田遺跡は大山町にもまたがっている
(注3) 明徳義塾は土佐市にもキャンパスがある

決勝戦が同一市内の対決となった地区(県)は、宮城(仙台市…仙台育英VS東北)、秋田(秋田市…秋田中央VS明桜)、栃木(宇都宮市…作新学院VS文星芸大附属)、群馬(前橋市…前橋育英VS前橋商業)、山梨(甲府市…山梨学院VS東海大甲府)、新潟(新潟市…日本文理VS東京学館新潟)、静岡(静岡市…静岡VS駿河総合)、香川(高松市…高松商業VS英明)、熊本(熊本市…熊本工業VS九州学院)、沖縄(那覇市…沖縄尚学VS興南)の10地区でした。

今回は、初出場が3校と戦後最少で、そのうち富島高校は昨年春の「選抜」に出ているため、春夏通じて初出場はわずか2校にとどまった一方、夏の優勝経験校は11校、春を含めると16校を数え、また久しぶりの出場も多く、最長ブランクは秋田中央(旧・秋田市立)の45年ぶり。また、高松商業が23年ぶり、広島商業が15年ぶりと、全国制覇経験も複数ある古豪名門校の復活も目立ちます。中でも、高松商業が23年ぶりの出場と言うのは、「春」は今年も出ており、まだ記憶に新しい3年前の準優勝など、結構出ているだけに、全く意外な気がしました。

♯出場校所在地の観光名所を調べるのに、観光地としては「マイナー」な自治体では、所在自治体のHPなどから調べ上げましたが、私も実際に未踏だったり通過しただけのところがほとんどなので、どれを採用すべきなのかよくわからないところが多くありました。何かもっとよい情報がありましたら、遠慮なくご教示願います。

【1,2】誤字・誤記訂正
【3】コピペが原因のミスの見逃しでした。[98159] ピーくんさん、ご指摘ありがとうございました。
[98153] 2019年 7月 31日(水)20:55:30伊豆之国 さん
「令和」最初の「夏の甲子園」出場校決定 【東日本編】
昨日、第101回全国高校野球大会の出場全49校が決定しました。
以前、いつもこの関連ネタを披露していたk-aceさん、落書き帳から「引退」して久しいので(担当の地名コレクションの更新を続けているようなので、どうやらご健在と言うことは確認できたようですが)、今回も春の「選抜」に続いて、全出場校の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市・区の経県値」を記し、また、今回も「選抜」のときと同様、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。

今日は、東日本(北海道・東北・関東・甲信越・東海)です。西日本は明日にします。

県・地域出場校所在地経県領主主な観光地・イベントなど備考
北北海道旭川大高旭川市4おがちゃん旭山動物園、神居古潭
南北海道北照小樽市3伊豆之国小樽運河、手宮洞窟、ニシン御殿
青森八戸学院光星八戸市4桜トンネル蕪島(ウミネコ)、種差海岸、櫛引八幡宮
岩手花巻東花巻市4スカンデルベクの鷲花巻温泉郷、宮澤賢治記念館、高村山荘
宮城仙台育英仙台市4伊豆之国仙台(青葉)城跡、瑞鳳殿、秋保温泉など所在地は宮城野区(注1)
秋田秋田中央秋田市3EMM千秋公園、大森山動物園、竿燈祭り
山形鶴岡東鶴岡市4般若堂そんぴん致道博物館、羽黒山、あつみ温泉
福島聖光学院伊達市1スカンデルベクの鷲やながわ希望の森公園、霊山(注2)
茨城霞ヶ浦阿見町1対象外自衛隊武器学校・予科練記念館、あみプレミアムアウトレット
栃木作新学院宇都宮市3桜トンネル二荒山(ふたあらやま)神社(注3)、宇都宮城跡、大谷観音・大谷資料館
群馬前橋育英前橋市3烏川碧碧赤城山、敷島公園、ぐんまフラワーパーク
埼玉花咲徳栄加須市1ぺとぺと平地の3県境(落書き帳の定番メニュー)、むさしの村
千葉習志野習志野市3まりんぶる~谷津干潟、谷津バラ園
東東京関東第一江戸川区3対象外葛西臨海公園、地下鉄博物館
西東京国学院久我山杉並区3対象外善福寺緑地公園、高円寺純情商店街・阿波踊り、阿佐谷七夕
神奈川東海大相模相模原市3ぺとぺと相模湖、津久井湖、相模川大凧揚げ所在地は南区
新潟日本文理新潟市4EMM萬代橋、朱鷺メッセ、北方文化博物館所在地は西区
長野飯山飯山市3伊豆之国寺町めぐり([92849])、高橋まゆみ人形館、斑尾高原
山梨山梨学院甲府市3geo武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
静岡静岡静岡市4星野彼方駿府城跡、久能山東照宮、三保の松原など所在地は葵区
愛知小牧市3ぺとぺと小牧山城跡、名古屋空港(注4)、田縣神社([76354])
岐阜中京学院大中京瑞浪市188化石博物館、陶磁資料館(瑞浪市HPより)
三重津田学園桑名市3長島温泉・ナガシマリゾート、七里の渡し跡、多度大社

(注1)仙台育英は多賀城市にもキャンパスがある
(注2)聖光学院は桑折町にもキャンパスがある
(注3)日光のは「ふたらさん」、宇都宮のは「ふたあらやま」
(注4)名古屋空港の敷地の大半は豊山町。小牧市のほか、春日井市にもまたがり、ごく一部は名古屋市にもかかっている 
[98145] 2019年 7月 27日(土)10:30:30伊豆之国 さん
「有楽町」のお隣は…
今朝のTVの鉄道沿線の旅番組で、かつての落書き帳名所?「両毛線」沿線をやっていました。その中に「足利」も出てきましたが、足利市の地図を見て気になったのが、中心市街地の北寄りにある「元学町(もとがくちょう)」と言う町名。「学校」に関係しそうですが、「学校由来地名コレクション」には載っていないようです。現在、町内に学校はなく、足利女子高の第二運動場があるだけで、その足利女子高は西隣の「有楽町」にあるので、この女子高に関係しているのでしょうか。あるいはこの町内にかつて小学校か何かがあったのか、「足利」と言うと「足利学校」、それと何かの関係が有る可能性もありそうです。

>ぺとぺとさんへ
「元学町」の由来等に関して、何か情報がありましたら、コレクションへの採否検討も含めて、ご一報ください。
[98142] 2019年 7月 26日(金)21:16:30伊豆之国 さん
草津市 & 草津町
[98134] hmtさん
比例区公報を見た当初から気になっていたのが、個人名を大活字で記した党の存在
…こちらのほうではなくて、「本家本元」の新撰組の話題。
「パロディ風」銭湯がいつの間にか消えた([95532])、街の「格」でも規模でもずっと上なのに、全国的な知名度では「町」のほうに大差を付けられている、東海道と中山道が交わる宿場町・滋賀県草津市。その草津市に残る、江戸時代の宿場の本陣の建物([85829])で、「江戸時代の旅人の忘れ物」が見つかった、と言う話題が、新聞紙上などに出ていました。
このたび、草津宿・田中七左衛門本陣を江戸時代に利用した人々の「失念物(忘れ物)」と見られる資料18点が新たに見つかりました
中には、幕末期に京都で活躍した新選組の持ち物と記されているもの、本陣の利用について記録された「大福帳」の記載と一致するものもあります
本陣の運営の実像と共に、江戸時代の旅の様子をリアルに物語る非常に貴重な資料です
(中略)
新選組の「煙管(きせる)入れ」
木製の煙管入れと、布製の袋です。煙管自体は残っていませんでした
紙の札には、「新選組様 五月九日御泊 壱番間ニ御失念物(新選組様、五月九日にお泊まり。"壱番間"にあったお忘れ物)」と書かれています
(草津市HP→「草津宿本陣…お知らせ」より)
この「江戸時代の忘れ物」は、近くにある「草津宿街道交流館」で、8月1日から18日まで(5日と13日は休館)展示されることになっています。

一方、上州の名湯・草津温泉では、伝統の入浴法にかかわる「湯長」の制度廃止が持ち上がり、地元に反発と困惑が広がっている、という話がこのところニュースをにぎわせており、去る21日のTV番組「噂の東京マガジン」でも放映されていました。
草津温泉140年伝統の入浴法廃止の危機
群馬県の草津温泉は、日本一の人気温泉地です。その理由は高温の温泉と効能です。観光客にも馴染み深い湯もみは、高温のお湯の温度を下げる江戸時代からの伝統の技で、その発端となったといわれているのが、湯長という高温の温泉の入り方を指導する専門職の存在です。ところが町長が湯長制度を廃止すると言い出し、町民や湯治客は困惑しています
一体どんな事情があるのか取材しました
この番組を見ていたら、何と…その発端は「雪隠」の改造の話からあらぬほうへ「飛び火」した、という、実に奇妙な理由から、とか…。
[98135] 2019年 7月 22日(月)21:40:11伊豆之国 さん
忘れられないの~ あの人が好きよ~ & あきたこまち & 沼津食わずに汽車の旅
白桃さんの[98124] の書き込みから「東海市」を巡る議論でにぎわっているようですが、私がこの「東海市」の名を初めて知った(聞いた)のは、今からもう半世紀も昔のTVの歌番組。出演していた"Pinky & Killers"のヴォーカル・今陽子さんの出身地の話で、「愛知県上野町と横須賀町が合併して東海市になった」と言うのを聞いたことからでした。その東海市と名古屋市にまたがる自治体越え地名「柴田」について書き込んだことがあるのですが([75299])、その由来について、東海市の歴史を見ると、「南柴田新田」と言うのがあり、これはおそらく名古屋市南区の柴田が「本村」で、そこの出身者が開いた新田だったのではないかと思われますが、どうなのでしょうか。
落書き帳の古典的話題「アーカイブ」の中にある「市外局番の変遷についての考察」で、その中の記事に、「東海市の市外局番(MA)が真っ二つ」([17142] NSさん、[17188] BANDALGOM[月の輪熊]さん)と言うのが出ていましたが、このような状況は現在でも変わっていないようで、東海市のHPから「施設案内」のページを開いて、たとえば「学校」を調べてみると、所在地によって名古屋MA(052)と尾張横須賀MA(0562)に見事に分かれていることがわかります。市外局番を名古屋MAに統一できないのは、尾張横須賀局(今はこういう言い方はしないようですが)が周辺市町(大府市・豊明市・東浦町と知多市の大半)をも管轄するMA内の「本局」になっており、市外局番変更による影響・混乱が大きくなる恐れがあることも関係しているのでしょうか。

話は変わって、昨日の選挙ですが、
[98105] ピーくんさん
現在、過去に女性参議院議員のいない13県は岩手、秋田、富山、石川、福井、長野、奈良、和歌山、鳥取(2016年に島根と合区)、愛媛、佐賀、宮崎、鹿児島
今回、秋田県(寺田静氏)と愛媛県(永江孝子氏)で女性候補が当選したので、女性の参議院議員が今まで出ていない県は11に減ったようです。広島県で当選した河井案里氏は、県内2人目の女性参議院議員ということになったのでしょうか。

[98127] ぺとぺとさん
[98132] 駿河の民さん
「準・ご当地」沼津(と三島)の現状報告、ありがとうございます。ここ最近、この両市はいずれも列車で通過するだけで降りたことがなく、TV番組などで街の現況などを断片的に知るだけになっていました。お二方のご報告を見る限りでは、沼津の駅前・中心市街地の衰退・空洞化がいっそう進んできそうで心配です。沼津の繁栄の中心は、よくTV番組などでも紹介されている鮮魚店などが立ち並ぶ、港周辺に移ってきたのでしょうか。
[98117] 2019年 7月 16日(火)21:47:51伊豆之国 さん
東京府南多摩郡町田町(回文名称の町)
[98116] オーナー グリグリさん
自治体種別を含む回文名称は、現在は、市原市・市川市だけですが、過去に遡ると他にも見つかります。しかし、見つかるのは、回文名称の村だけです
回文名称の町(町○町)もありますね。「超・地元」の町田市は、昭和33年(1958)の市制施行以前は「南多摩郡町田町」。この「町田町」の名が生まれたのは、大正2年(1913)の4月1日の町制施行でした。
あと、思いついた限りですが、他には、石川県鳳至郡「町野町」もありました。昭和15年(1945)に町制施行、31年に輪島市と合併して消滅しています。
[98109] 2019年 7月 13日(土)22:27:42伊豆之国 さん
岡谷から富士山は見えます。
[98099] 白桃さん

遅レスですが…
岡谷から富士山が見えるかい?
答えから申し上げますと、「岡谷から富士山は見えます」が正解です。
昭和52年(1977)初版の「富士山99の謎」(春田俊郎氏著)を見ると、この本の後ろのほうに「中央線から見える富士山はどんな姿か」と言う項目があり、その最後のところに「岡谷で再び富士山が見えるのはご存知だろうか」という一文があって、それ以来気になっていたものでした。諏訪湖とその周辺には、その後も何度か訪れたことがあり、下諏訪町では「天気がよければ富士山も見えます」と言うのを聞いたことがあったのですが、まだ半信半疑でした。その後、いつだったかもうはっきりしなくなっているのですが、中央線の岡谷と下諏訪の間の車窓から富士山がかすかに見えた記憶があって、「やはり諏訪湖畔から富士山が見える」のは本当だとわかったのでした。
「富士山ココ」という、富士山の見える範囲を表した地図サイトで諏訪湖周辺の富士見範囲を見ると、岡谷市の中心市街地からは富士山は見えないのですが、下諏訪町との境界に近い範囲から、その下諏訪町の中心部にかけて、富士山が見える範囲を示す赤色の表示があり、また岡谷市のHPにも、諏訪湖のページを見ると
諏訪湖ハイツ・岡谷湖畔公園からみる諏訪湖は、富士山、八ヶ岳と四季折々様々な魅力にあふれています
と書かれています。このページの写真にははっきり見えないのですが、その「諏訪湖ハイツ」から撮った写真が"Google Earth"に出ており、拡大すると、画面のほぼ中央に、確かに富士山に間違いない山の姿がかすかに写っているのが見えます。
諏訪地方の「富士見エリア」は、対岸の諏訪市の市街地の西側、高島城の周辺から、まさに富士山の方角に向かって次第に狭まりながら続いており、茅野市域に入って途切れますが、その後も断続的に富士見エリアがあり、その名も富士見町に入ってから、中央線沿いに山梨県内の広い富士見エリアに入って行くことがわかります。「富士見十三州」([59419],[83639] hmtさん)に信濃国が入っている、と言うのも、山岳地帯以外でも、この諏訪地域のかなりの範囲に広がっている(他に小諸周辺にも)「富士見エリア」の広さを無視できない、と言うことからなのでしょうか。

ついでに「おまけ」。「上州の偽(ミニ)富士山」から本物の富士山は見えるか、と言う話題が出てきたことがありましたが、
上毛電鉄の「富士山下(ふじやました)」駅。駅のすぐ北に富士山の神を祭った浅間神社があり、駅名はこれに由来すると思われますが、「本物」の富士山が見えるかどうか、こちらも微妙な位置にあるようです
([83651])
上毛電鉄富士山下駅近くの 桐生市相生町の富士山。
地形図で標高を見ると、山麓の駅が 125m で山頂が 160m ですから 30m以上の比高がある丘です。おそらく渡良瀬川が削り残した残丘で、その頂上から本物の富士が見えたことから「ふじやま」と呼ばれたものでしょう
([83655] hmtさん)
「富士山ココ」で見ると、この桐生市「富士山下」駅一帯は、この地域で断続している「富士見エリア」の中にはかろうじて入っており、hmtさんのおっしゃるとおり、北側の丘の上にある、地名の由来となった神社からはおそらく見えるとは思いますが、神社のある丘には樹木が鬱蒼と茂っており、駅がある南側の麓には住宅が密集していることもあり、証拠写真が見つかりません…。

…本題とは全然関係ありませんが、ミニ「ペアシティ」風クイズ。

【問A】指宿市/安曇野市
【問B】市川市・恵那市

…一体これは何でしょうか?
[98096] 2019年 7月 7日(日)21:01:15伊豆之国 さん
クイズ & 南房総市
まず、[98078] で出したクイズですが、

[98092] ピーくんさん
名寄市でお願いします
金メダルです。
[98093] シノレパシクソさん
交野市でお願いします
銀メダルです。
お二方、おめでとうございます。
本当の「本番」まであと1ヶ月あるので、お開きはそのときまで…でもその頃にはすっかり忘れそうです(笑)…。

続いて、
[98093] シノレパシクソさん
【問C】札幌市、大和市、豊中市、岡山市、鹿児島市(想定解数:25市)
「オランダ」関係のテーマパークがあり、「ご当地バーガー」でも名高い、海軍ゆかりのあの市も該当しますね。

ところで、[98094] 駿河の民さん
「南+地名」駅がある(所在地の市名は除く)
ですが、「非常に微妙な市」がありますね。それは、南房総市のここ
この「南三原」駅、読み方は「みなみみはら」ではなく「みなみはら」。「南(みな)/三(み)/原(はら)」と区切れ、「南」を「みな」と読んでいると考えられるので、この共通項が「『南』を『みなみ』と読む『南○○駅』(○○はその市名や非地名ではない)がある」と言うのであれば、南房総市は非該当、と言うことになるのですが、だとすれば、その「南三原」は「みなみはら」で一つの地名か、と言うのではないようで、近所に「下三原」「中三原」「上三原」と言う地名があるので、この辺り一帯を「三原」と呼んでいたと推測され、「三原地区の南にあるから『南三原』か」、と考えられそうです。「市区町村変遷情報」を見ると、明治の町村制施行時に「朝夷郡(→安房郡)」に「南三原村」と「北三原村」があり、その「南三原村」を見ると、「上三原村(微)」と、南三原駅がある「松田村」の名があり(上三原村の本体は「北三原村」に。「下三原」「中三原」は見えず、後に分割・統合によりできた大字か?)、「南三原」の駅名は「南三原村」に由来すると考えられます。その「南三原」の読み方が、こちらによると
「南三原」の地名としての読みは「みなみみはら」「なみはら」「みなみはら」が混在している
と言うことだったらしく、おそらく駅名が「みなみはら」に決まったから地名の読みもやがて「みなみはら」に統一されるようになった、と言うことになったのでしょうか。現在、「南三原」は(旧和田町→)南房総市の大字地名としては存在せず、南三原小学校も統廃合で消え、現在ではその名残をとどめているのは駅名ぐらいのようです。
♯何だか、以前にも何度か話題になった「南毛利」に似ているような、と…。明治の新村名であり、読み方に「ブレ」があること、現在ではあまり使われなくなってきていること…。 
[98084] 2019年 7月 5日(金)22:03:22伊豆之国 さん
いよいよ始まりましたね。
[98083] ぺとぺとさん
渓流沿いを能勢電がゆったり走るのどかなところでした
私が「能勢電」を知ったのは、もう○十年も昔の、まだ漢字もろくに読めなかった幼年時代、両親に連れられて神田の「交通博物館」に行ったとき、多分親父が買った鉄道雑誌で、あとでそれを見ると、まだ「トロリーポール」から電気を取っていた小型の電車が1-2両編成で走っていた、山間の実にのどかなローカル線だったことを覚えていて、それからわずか数年後には、沿線の大規模な宅地開発で阪急から大型車両が大量に入ってきて、大阪近郊の通勤電車に大変身していたことを知って驚いたものでした。関西には、京阪京津・石山坂本線(こちらを参照)、嵐電、叡電と、「ポール電車」が遅くまで残っていて、昭和45年の「大阪万博」の行きがけに琵琶湖を訪れたとき、京阪浜大津でその「ポール電車」を見た記憶が残っていますが、ポール電車だった頃には乗ることがかなわず、初めて乗ったときは既に菱形パンタグラフに変わってからでした。

旧池田銀行の本店
「池田銀行」の名を知ったのは、もう二昔の前になったか、中国出身の卓球選手の活躍で、所属していたチームがその「池田銀行」だったことからでした。「池田銀行」は、初め「池田さんが創業した銀行」だと思っていたのでしたが、その当時の新聞記事などから「大阪府池田市に本店がある銀行」だと知ったのでした(「大阪府池田市」の存在はそれよりずっと前に知っていましたが…)。

…さて、いよいよ「一大イベント」が始まりましたね。天気が心配ですが…。
ところで、[98078] で出したクイズですが、まだ反応がないので「第二ヒント」を。
【問S】八王子市、富山市、名古屋市、清須市、四国中央市
少なくともあと5市以上あるようです。

▲第二ヒント…北のエース(きたのえーす)
[98078] 2019年 7月 2日(火)20:00:02伊豆之国 さん
清須市 & ミニクイズ
先日、職場の「研修旅行」と称して、愛知県のK麦酒の工場見学に行ってきました。この工場、「名古屋工場」を名乗っていますが、実際の所在地は清須市(10年前の「落書き帳10周年・十番勝負特別バージョン」にも出てきましたが…)。「清須」と言うと、織田信長が築いた「清須城」と城下町。それが、関ケ原合戦の後、徳川家康の天下になってから、その家康の命によって、城はもとより「町ごと名古屋へ引越し」、世に言う「清須越し」(こちらを参照)。件の麦酒工場は旧清洲町ではない(旧新川町)のですが、ここもその昔は「清須城下」だったかも知れず、清須(清洲)と名古屋の過去の「因縁」を思うと、工場名が「名古屋」を名乗っていることに複雑な思いがあったりして…。ちなみに、今の「清洲城」は元々の「清須城」とは位置が違い、建物の格好も信長の「清須城」とはだいぶ違うようで、いわゆる「天守閣もどき」(その筋の専門家の間では「模擬天守」と言うそうな)らしいです…。

さて、ここで、名古屋市と清須市が共に「該当する市」に入っている、間もなくやってくる(地方によってはその1ヶ月後)夏の一大イベントにちなんだ「ミニクイズ」を…。

【問S】八王子市、富山市、名古屋市、清須市、四国中央市

…さて、この各市に共通する「何か」とは何でしょうか?
想定解を調べきっていない(「虎の巻」として使っていたサイトが閉鎖になって、探すのが面倒…)のですが、少なくともあと5市以上あるようです。
▲いきなりヒントですが…「市」以外では三重県明和町も該当します。
[98060] 2019年 6月 23日(日)14:06:01【1】伊豆之国 さん
無駄に高すぎる?! ごみ処理所建設を巡り大疑問
今日の「噂の東京マガジン」で、伊豆市・伊豆の国市のごみ処理組合が建設する新設ごみ処理場の建設を巡り、「建設費が異常に高すぎる」と住民の間から疑問の声が上がっている、と言う話でした(番組内容)。
「人口が減っているのに処理規模が無駄に大きすぎる」「発電機をつけるためにわざと必要以上に処理能力を大きくしたのではないか」「各業者の見積もり金額比較などの知りようが『黒塗り』され、処理組合の代議員にまでその『黒塗り』資料が配布された」「見積もり金額が公表されたのが1社だけで、官製談合の疑いがある」等々…。組合側は、五輪開催関連(修善寺で自転車レースが行われる)などで建設費が高騰している、などと「状況が厳しい」と「弁解」していること、この件に関しての疑問の根拠となった、県内の竣工・稼動開始物件と、県外の類似規模物件との価格比較も出ており、伊豆の国市長が疑問の声を上げた旧・修善寺町長に会って話を聴いていながら、結局「お金の問題云々ではない」と「腰砕け」になってしまった、ということも出てきました。

【1】TV番組情報よりの引用を追記
[98059] 2019年 6月 22日(土)22:21:54伊豆之国 さん
本物の「シロガネーゼ」を探せ!
今晩のNHK、森田一義氏(本名)の番組の舞台は、東京都港区「白金」でした。「白金」の読み方は、×しろがね ○しろかね であること、「しろかね(しろがね)」という「やまと言葉」の意味は、"Platinum"(日本国内では産出しない)ではなくて"Silver"であることは、過去にも書き込んでいますが'([88822],[97573])、そこで今日は全国に「白金」と書く住所地名はいくつあるか、またそれぞれの地名の読み方はどうなのか、調べてみると…

住所地名読み方備考
北海道釧路市白金町しろがねちょう
北海夕張市鹿島白金しろがね
北海道苫小牧市白金町しろがねちょう一丁目の大半は製紙工場の敷地
北海道上川郡美瑛町白金しろがね白金温泉がある
秋田県大仙市大曲白金町しろがねちょう
千葉県市原市白金町しろがねちょう
東京都港区白金、白金台しろかね
横浜市南区白金町しろがねちょう隣接して黄金町(中区)がある。黄金町駅の住所は南区白金町
富山県高岡市白金町しろがねまち隣接して白銀町(しろがねちょう)もある
岐阜県関市上白金、下白金しろかね名鉄美濃町線(2005廃線)に「白金」駅があった([97573])
名古屋市昭和区白金しらかね[75374]
兵庫県川辺郡猪名川町白金しろがね
香川県坂出市白金町しろがねちょう
福岡市中央区白金しろがね
福岡県大牟田市白金町しらがねまち別の場所に白銀(しらがね)もある

…大字クラス以上では、上記の15箇所、17地名が見つかりました。これを読み方別に見ると(港区と関市の2箇所はペアとして1つの地名とする)

「しろがね」…11 「しろかね」…2 「しらかね」…1 「しらがね」…1

となり、「しろがね」が圧倒的多数派であることがわかります。東京・港区の「しろかね」が、「多数派」の読みに引っ張られて「しろがね」と読まれてしまうのも、ある意味仕方がないようにも思えますが…。

美瑛の白金温泉について、美瑛町HPを見ると
昭和25年(1950年)、当時の美瑛町長だった鴻上覚一氏が数々の苦難の末に掘削に成功し、土中399mから48℃の無色の湯が噴出しました。
「この湯は地底から湧いたプラチナ(白金)ともいうべき尊い もの」と語ったことから白金温泉と名付けられました
とあり、「プラチナ」が語源であることがわかります。
美瑛町市街からびえい白金温泉へと向かう道は、大正15年の十勝岳噴火の泥流後に自生した、シラカバ林が4kmも続いており、白樺街道と呼ばれています
この「白樺街道」こそが、「本物」の"Platinum Street"と言えるのでしょうか。

高岡市と大牟田市には、それぞれ非常に紛らわしい"Silver"系統の2つの地名があります。高岡の「白金町」と「白銀町」は、「金」と「銀」の違いはあっても「しろがね」の読みは同じで、「まち」と「ちょう」の違いはあるものの、お互いに隣接しているので元は同じ地名と思われ、「町」の字を誤読しても混乱は少ないのでしょうが、大牟田の「しらがねまち」と「しらがね」は全く離れた場所にあり(それぞれの地区の中心点からの相互距離は約7km)、正確な町名を言わないと違う方向に行ってしまう恐れが強そうです…。
[98023] 2019年 6月 7日(金)23:23:18【3】伊豆之国 さん
第51回十番勝負を振り返って~摘まにゃ日本の茶にならぬ~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
例によって、わかった順に。

問五~摘まにゃ日本の茶にならぬ~(金メダル)
最初に共通項がひらめいた問題。市名の誕生が最近そうな市が並んでいる中で、異彩を放っている「鬼太郎」の境港は、4市しかない鳥取県で最も誕生が新しい、想定解が49なのは「同一県内で誕生日が同じ」と言う県があるのでは、と踏んで「市名誕生日が県内最新」だと「山掛け」。駄目元でも、と、十番勝負参戦以来2度目の「金」獲得狙い、見事に大当たり…。これで「勝間田城」(牧之原市HPより…[96273])の城主盗り。

問十~明治は遠くなりにけり~(銅メダル)
どこかで「令和」「元号」関連が出てくるのは間違いなさそうと…。古河市→三和町・総和町、さいたま市→浦和市…と「和」の字絡みかも、と思い、根室市の変遷を調べると、「根室町と和田村の新設合併で市制施行」と。宇和島は自身を含む新設合併でリニューアル、和泉市は…と、「『和』がつく市町村と新設合併」では、と。銅メダルの可能性が残っており、新設合併時の町名の中に「東和町」があった、銅メダルで一度「領主」になっていたことがある登米市に。2度目の銅メダルで領主に返り咲き。

問九~つづら折、浄蓮の滝~
「隣接自治体との共通文字」系では、とある程度推測できたが、最初の文字が共通する複数なのか、2文字以上共通する複数の自治体となのか、君津市がNGなのは「後方一致」か「2つだけだか」…といろいろ考えたが。結局、白桃さんが伊東市を取ったことではっきり見えた。お題の富良野市は「富良野トリオ」の3町がいずれもお隣、小平市は「東」トリオと。伊東市は「伊豆」のつく3市町と隣接している。それなら伊豆市は…伊豆の国市・東伊豆町・西伊豆町の伊豆トリオに加え伊東市とも隣接。ここは領主防衛に一票。 

問一~昭和●●ススキ~
お題と既出解を調べて、「明治・大正・昭和」のどれかが旧町村にあった、とまず推測したが、長久手市を調べるとそういう村があったことが見つからず行き詰まり。改めて「元号」関係を当たって、k-aceさんの元号地名コレクションを見ていると、平安時代に「長久」というのがあったのを見つけてようやく氷解。昭和町と拝島村の合併で成立、市内には今も「昭和町」の町名があり、「昭和通り」があり、国営昭和記念公園、それとは別に昭和公園も、さらに都立昭和高校、市立昭和中学、「昭和湯」という名の「昭和レトロ」の銭湯も…と、まさに「昭和尽くし」の昭島市を。「入門コース」でも、「ペアシティ」でも「クイ図」でも答えたことがない、「純粋初解答」の市を答えたのは実に久しぶり…。
ところで、別件で過去記事を検索していたら、偶然見つけたのが、その元号地名コレクションの編集者・k-aceさんの[80398]の記事。この記事では、「明治の市町村制施行以前に存在した元号村名」がカッコつきで示されており、このタイプになっている市(ex.金沢市)はこの問の想定解に入っていないので、このような市を「該当しない市」として明示したほうがよかったかどうか、どうなのでしょうか?

問七~から竹の浮名の下に枯れ果てし 君が心は大和撫子~
割と早く「祝日市制」には気づき、この手の問題では「定番」にしている下田市を今度も、としていたのだが、ここで気になっていたのが、「2度目の市制」の日がいずれも元日だった、先の大連休で訪れていた三重県の2市。どちらも「借金」を抱えていたので、「返済」を目指そうか、としばし迷い、「まだ十分時間はあるから」とボタンを押すのを引き延ばしていたのでした。でも、白桃さん([98013])がおっしゃるように「炙り出す」意図は全くないものの、「一発全問解答」を虎視眈々と狙っている、三重県人のNさんの解答権を奪うのはやはり…」と思い、結局、「その日」の夜になってTV番組で「黒船」の話をやっていたので、予定通り今度も下田市にしたのでした。

…結局、ノーヒントで答えられたのはここまで。前回よりペースが落ちました…。

問三~あなたと越えたい天城越え~
人口が減っていそうな市が並んでいたが、答えの出方を見ると違いそうだ。第一ヒントから「ある範囲の市」…まず「面積」からあたっていると、NGの市と合わせてぴったり。その中に伊豆市が見つかり、これで2度目。

問八~和歌の浦に潮満ち来れば片男波~
「文化財関係」だとは推測できたが、まず思いついた「国宝」では想定解が多すぎ、以前に散々苦しめられた第46回・問六で「勘違いしていた」共通項「訪日外国人に喜ばれる名所」では曖昧すぎる。もしかして、最近リスト追加が話題になっていた「日本遺産」では、とも考えたが、結局ヒント待ち。「文化関係」と読めたがまだ決め手にはならずも、やはり「日本遺産」を検索してみると、地域の名称と所在地がずらり。全部はとても数え切れなかったが、「やっぱりそれらしい」ような…。実は2年前に話題にしていたネタだった([92817])。このときにリストに追加された地域として記事を書き、そしてその4ヵ月後にその地を実際に見てきた「絶景の宝庫・和歌の浦」([93732])。リストを眺めていると、元領主だった「鹽竈神社」(「和歌の浦」にもありますが…[93732])があり、取り返すことも考えたが、「また奪い返されそうで、泥仕合になるのは…」と思いとどまり。ご当地の三嶋大社も、「城主」になったばかりの青葉城もあったが、結局は言い出したところであり、「自分でネタにして、しかも現地に行ってきたのだから、ここで自分が責任を取る」と言うことで、その和歌山市にした。

問六~頭を雲の上に出し~
出だしに誤答続きとなり、メダルがそろったところで共通項が見え始めた問題。最初に考えたのが、「他の郡の読みを含む」と言うものだったが、数えてみると想定解を大幅オーバーで「これは違う」と見えた。第一ヒントが出たところでほぼ共通項がつかめたが、どこを取るのかいろいろ考え、「市盗り狙い」とか「未解答市」とか相当迷った。結局、第二ヒントが出て、推測どおり「隣接町村数が県外のほうが多い」と。結局、「市盗り」とはいずれも無関係なものの、静岡県で該当する3市から選ぶこととし、浜松が直前に出たので残る2市から択一となり、「焼きそば」でも名高い富士宮に。

問四~修善寺行くなら決めた、ホテルは●●●~
第一ヒントは「減ると除外」だろうと読めたが、どういう意味なのか、人口とか密度ではなさそうだし、最近世間をにぎわせている「ふるさと納税」絡みかも、とも考えたがよくわからず。第二ヒントで「四に注目」と出ても、人口とか面接などの「ある数字」でもなさそうだと、行き詰まり。結局、第三ヒントのから「合併」だとわかり、お題と既出解をあたって、「4市町村の新設合併」「その後の合併もない」と…。「減ると除外」の意味は、お題の駒ヶ根市が「宮田村が離脱した」からだ、とわかったのでした。伊豆市が4町の新設合併で成立しているので、またまたその伊豆市。これでまさかの三連発!記憶の限りでは同一大会で同一市3回解答は初めて…。

問二~これからもどうぞよろしくね~
第一ヒントは「最近のこと」と解け、最初は「選挙」がらみかとも思ったが外れ、次の第二ヒントもいろいろ考えたがよくわからず、「文章内」からまず思いついたのが、白桃さんの一連の「都会談義」に羅列されている市名では、と思ったが、ようやく第四ヒントまで来て「『令和』になってから、十番勝負出題直前までの記事の中に『○○市』の形で記事中に出ていた市」だと共通項が見えてきた。既出解を見たら…Nさんの鈴鹿市、k_itoさんの津島市は…検索してみたら、この期間内では自分の[97706]だけしかない!連休の道中記クイズの、答えの中にあったのでした…。問八と同様、自分で書いた記事に責任を持つ、と言うことで、その中から選ぶことにし、本場の超ブランド牛を召し上がった、その松阪市で「越後屋」からの「借金」を返済することに…。
あとで気づいたのだが、このときの道中で一番の目的だった「お伊勢さん」を取れば「領主」になることができたのですね…でも、この伊勢市はNさんとk_itoさんとの壮絶な領主争いが今後も続きそうで、たとえ「にわか領主」になったとしてもすぐ取り返されるのは必至、もしそのとき気づいていたとしてもまず答えることはなかったでしょう。
これでようやく完答となりましたが、出だしこそ17大会ぶりの「金」を含むメダル2個獲得と華々しかったものの、最終着順では4大会続けてきた「一桁順位」を守ることはできず、以前の「定位置」に落ち着くことになってしまいました…。

♭今回の選曲は…
問五:有数のブランド茶の産地にちなんで([96180])。今回は2番(?)の歌詞から。
問十:旧登米町は「宮城の明治村」として知られています。
問九:やっぱり「超ワンパターン」…。
問一:「昭和」尽くしの町、と言うことで「昭和」がつく昭和歌謡、多摩川の河原もこんなイメージなのかもしれませんが…「負」のイメージがある2文字はカット。
問七:この地で数奇な運命をたどった唐人お吉の生き様に同情した、新渡戸稲造が詠んだ和歌([89119])。
問三:問九と同じ。
問八:この地の光景を詠み込んだ萬葉の名歌より([92817],HP)。この「和歌の浦」の構成文化財に和歌山城も入っている、と言うのを見て驚きました…。一方、相次ぐ旅館の廃業などで「廃墟銀座」と化した(現在ではだいぶ撤去されたようですが、それでもつい最近また「廃業旅館」が増えたようです…HP)「新和歌浦」が入っていないのは、やっぱりその現状を見せつけられると「これでは無理だ…」と言われても仕方ないのでしょうか。
問六:これは説明の要なし。
問四:「伊東に行くならハトヤ」と並んで、私の少年時代によく耳にした温泉旅館のCMてすが、既にその旅館はだいぶ前に廃業しているようです(wikiより)。
問二:松阪市にある三重高校のOGという、最近休業宣言をした歌姫"K.N"のヒットナンバーの中にこんなフレーズがあり、何でも結婚式ソングの定番になっているとか…。

…早いもので、私が「落書き帳」にデビューしてから、はや満12年になろうとしています。最近は体の不調が目立つようになり、長文を書き込むこともだいぶ厳しくなってきましたが、まだまだ気力が続く限り、「これからもどうぞよろしくね」、と…。

♯追記・修正
【1】問二の答え選びの後日談、他
【2】勝間田城、他
【3】和歌山の鹽竈神社、他
[98020] 2019年 6月 7日(金)20:39:03伊豆之国 さん
とりぴーさんに叱られますよ。
鳥取県民のとりぴーさんに代わって…ここで誤りの指摘を。

[98019] オーナー グリグリさん
安来市(中略)は、対象が全て他都県です
安来市 南 3 (島根県)雲南市 南部町 日南町


正しくは、
安来市 南 3 雲南市 (鳥取県)南部町 日南町
のはずですが。
安来市は島根県、南部町と日南町は鳥取県ですね。

…それにしても鳥取県と島根県、よく混乱しますね~。
[98008] 2019年 6月 3日(月)22:07:15【2】伊豆之国 さん
花咲徳栄、ゼルビア(感想文を書く前に)
感想文を書く前に…いくつか気づいたことから。

[97999] オーナー グリグリさんへ
問七
休日に市制施行または改称した市
加須市
加須市は新設合併でリニューアルしているはずですが。2度目の市制施行日(2010年(平成22年)3月23日)は平日ですので、想定解には入らないのではないでしょうか。
市制施行日・市の誕生日・市名誕生日市の変遷には反映されているので、休日に市制施行した市にはその「2度目の市制施行」の情報が反映されていないままになっているのではないでしょうか。
一方、問四の共通項「4市町村で新設合併」のほうにも想定解に入っていますが、「変遷情報」を見ると、確かに2010年に「周辺3町との新設合併」して現在まで変化がないので、こちらのほうはその通り合っています。

この問四ですが、町田市の場合、1958年(昭和33年)に町田町と周辺3村の新設合併で誕生しているのですが、昭和40年代に多摩ニュータウンの造成関係で多摩市との間で割りと広い範囲の人口移動を伴う境界変更を行っており(この辺り)、近年も相模原市・大和市との間で小範囲ではありますが、やはり人口移動を伴う境界変更([90145] hmtさん、[90096] ekinenpyouさん)を繰り返していますが、これらのケースはいずれも「市区町村変遷情報」に記載されておらず、「変遷情報」に載せられているような大規模な境界変更がなければ、「新設合併後の変化がない」ものとして扱っている、と見てよいのでしょうか?

最後に、問二ですが、
村山市は消滅した市なので除外([97670]
この文の意味するところが、[97670]の記事の中にある
市制施行日に改称したいわゆる瞬間の市
である「東京都村山市」(→武蔵村山市)を指している、現存している「山形県村山市」を指していないことは明白である、ということであれば、[97999]の解説文では、こういう理由で「(山形県)村山市」は想定解に含まれない、ということを明記すべきではないでしょうか。

【1】村山市に関して追記
【2】上記内容について表現修正・説明追加
[97930] 2019年 5月 28日(火)21:47:57伊豆之国 さん
十番勝負
問二:松阪市

…あの市がOKなら…
[97926] 2019年 5月 28日(火)21:29:31伊豆之国 さん
北海道で季節はずれの記録的猛暑
今回の十番勝負、14大会ぶり(6年ぶり)2度目の金メダル獲得、まさかの「伊豆市三連発」の珍記録?もありましたが、残る問二の意味がどうしても解けず、どうやら5大会連続のトップ10入りは諦めることになりそうです…。

そこで、十番勝負中には書きにくくなっている「最近の話題」から。
一昨日、北海道の東部で季節外れの猛暑となり、オホーツク管内の佐呂間町で39.5℃と、5月の全国最高気温記録、そして道内の年間最高気温をも更新する記録的猛暑となったのを初め、道東地方を中心に軒並み35度を超える「真夏日」となり、観測史上最高気温を更新した地点も続出しました。
北海道佐呂間町で26日午後2時7分に39・5度を記録し、5月の全国の最高気温を更新した
北海道では、この日朝から気温が上昇。道内で5月に35度を超えるのは観測史上初めて。このほか、帯広市で午後1時12分に38・8度、足寄町で同16分に38・7度、池田町で同20分に38・6度を記録するなど、各地で猛暑日(35度以上)となっている
(朝日新聞より)
気象庁のデータより、この26日の最高気温のトップ10を見ると、佐呂間町の39.5℃に次いで、帯広市と十勝管内の池田町・足寄町で38.8℃、オホーツク管内の湧別町で38.5℃など、全て38℃以上を記録した北海道が独占。観測史上1位記録の更新状況でも、道東地方の地点がずらりと並び、阿寒湖畔でも初の「猛暑日」を記録、根室市でも34℃まで上がっています。
この季節外れ・記録外れの猛暑が起こった原因として、「上空に最強クラスの暖気が居座っている」(こちら)と言うことからだそうで…
[97898] 2019年 5月 27日(月)20:37:24伊豆之国 さん
十番勝負
問四:伊豆市

またまた…
「減ると除外」の意味がようやくわかりました。
[97861] 2019年 5月 25日(土)09:09:03伊豆之国 さん
十番勝負
問六:富士宮市
[97849] 2019年 5月 24日(金)20:25:46伊豆之国 さん
十番勝負
問八:和歌山市

ひょっとして、自分が…
[97831] 2019年 5月 23日(木)21:22:51伊豆之国 さん
十番勝負
問三:伊豆市
[97819] 2019年 5月 22日(水)22:53:56伊豆之国 さん
十番勝負
問七:下田市
[97799] 2019年 5月 21日(火)20:26:46伊豆之国 さん
十番勝負
問一:昭島市

お題のあの市の意味が… 
[97781] 2019年 5月 20日(月)23:25:32伊豆之国 さん
十番勝負
問九:伊豆市

リスクがありますが、伊東がOKなら…
[97776] 2019年 5月 20日(月)21:59:51伊豆之国 さん
十番勝負
問十:登米市
[97738] 2019年 5月 19日(日)21:45:35伊豆之国 さん
十番勝負
問五:牧之原市

ダメもとで…
[97715] 2019年 5月 18日(土)13:27:09伊豆之国 さん
平戸ツツジ、ジブリの森
[97701] 白桃さん
市内にJR(第3セクターを含む)と私鉄、両方の路線と駅があり、両者の機能が連動
と言う意味についての私とのやり取りですが、
[97714] 白桃さん
JRと私鉄の結節点として、はっきり機能している駅がある市
この説明で納得しました。ご教示いただいてありがとうございました。

ところで、
[97701] 白桃さん
0.25減点
大田原、みよし、登米、小美玉、赤磐、嘉麻、尾花沢、海津(駅が市のはしっこ)
この「はしっこ」に関しての白桃さんとNさんとのやり取りについてですが、「はしっこ」と言う意味が「地図上での市域のはしっこ」ではなくて、その市の中心市街から見て外れにある、あるいは海津市([97710])の如く、駅があっても交通上、地域の中心となる都市へのほうではなくて「明後日の方角」を向いている、と言う場合も含む、と言うことならなんとなくわかったような…。あるいは、言い換えれば「市域に駅はあるが、市の中心市街から遠く、そこへのバスもなかったり本数が少なく接続も悪く、市の中心駅・代表駅(と言うより「その市の玄関」になる駅)としての機能を果たしていない」、と言ったことなのでしょうか?
そこで、[97701]の減点リストですが、「平戸市」もこの仲間に入るように思います。平戸市は、合併により、松浦鉄道が通り「たびら平戸口」などの駅がある「本土」の田平町も市域に入ったのですが、市街の中心はあくまで本来の中心である平戸島にあり、合併以前から橋でつながっていたこともあって、「平戸口」駅は今では「平戸市街への入り口」と言う機能も果たしていないのではないでしょうか。
一方、市の玄関となっている駅が「市域のはしっこ」どころか隣の市との境界線上にあって、辛うじて駅の住所がその市内である三鷹市(他に私鉄にある2駅もほとんど境界線ぎりぎり)のような場合は、「地図上での位置ではなくて、市の玄関として機能している」と言うことで、「減点対象には入らない」と言うことでしょうか?
[97713] 2019年 5月 17日(金)22:01:04伊豆之国 さん
土佐と薩摩に多い「浜田さん」& その手は桑名の焼き蛤
[97711] オーナー グリグリさん
浜田さんを探しています
「自称・落書き帳の苗字ネタ四天王」の一角を占める「落書き帳の知恵伊豆」こと「伊豆之国」から早速反応させていただきます。
実在苗字辞典によると、「浜田」さんは全国に約16万人、旧字体の「濱田」さんは約2万3千人となっています。いずれも特に多い都道府県が書かれていない(全国の2割以上を占めている都道府県がない)ので、そこでweb版の「写録宝夢巣」を開いて「浜田」さんの電話帳での分布状況を調べると、全国ランキングは127位、最も多いのは高知県で2,241件、僅差で大阪府、鹿児島県が続きます。一方、県別ランキングではやはり高知県が最上位で県内5位、続いて鹿児島県の9位で、トップ10に入るのはこの両県だけです。それ以外では、全般的に西日本に多い傾向で、県内ランクで2桁に入るのは全て中部以西。関東以北では200位以内に入るのも青森と神奈川の2県だけと、圧倒的に「西日本型」の苗字であることがわかります。一方、浜田市がある島根県には少なく、県内200位以内にも入らないのですが、同じ山陰の隣県・鳥取県では県内38位に入っていて、県ランクでは高知・鹿児島に続く3番目に高いランクに入っているというのは皮肉な現象です。
高知県と鹿児島県について、さらに県内を詳しく見て行くと、高知県では比較的全県に散らばっており、南国市と中土佐町で最多苗字となっているほか、宿毛市で3位、県庁所在地の高知市でも6位に入っています。鹿児島県では、いちき串木野市で市内最多、指宿市で2位、鹿児島市でも9位に入っており、こちらも奄美を除く県内全域に広く分布しています。

[97710] 白桃さん
【JRと私鉄の】「両者の機能が連動している」の意味は、乗り換えが便利かどうか、ということではありません。抽象的で恐縮ですが、JRと私鉄がお互いに影響しあうこともなくバラバラに存在するのではなく、ある種の一体感をもって有機的に結びついているかどうか・・・と言う意味です
なんとなくわかったような、わからないような感じですが、要するに「影響しあう」と言うのは、「お互いにライバル同士」と言う関係にある、と言うことで(例えば、完全並行路線で共用する駅もいくつもあるのに、JRが近鉄に完敗している、Nさんのお膝元・三重県のような)、「一体感」とは、「お互いに別の方向の路線で、乗換駅として、というより「交通の結節点」としてはっきり機能している」と言うことなのでしょうか?

[97705] Nさん
三重県の浦安にある大きな遊園地とその周辺施設
[97710] 白桃さん
ナガシマスパーランド
私が「元号またぎ」の伊勢~尾張路の道中で初日=平成最後の日に最初に立ち寄ったのが、そのナガシマスパーランドの立ち寄り湯。[97673]で出したクイズで
B市にある温泉施設の大浴場は、男女入れ替え制になっており、それぞれある県の景勝地をイメージした名が付いていました。この日は、男性用になっていたほうは青森県にある渓流の名がついていましたが、女性用になっていたほうには「萬葉集」にもゆかりが深い県にある景勝地の名がついていました。その県とはどれでしょうか
そのクイズの正解を[97706]
富山県(景勝地は黒部峡谷)
と書き込んでのですが、その「スパーランド」の温泉施設「湯あみの島」のHPを見ると、「奥入瀬渓流の湯」と「黒部峡谷の湯」があり、私が入浴した日は、「奥入瀬」が男性用で、「黒部」が女性用になっていたのでした。
[97706] 2019年 5月 16日(木)21:06:26【1】伊豆之国 さん
鉄道の乗り換え連動とは? & クイズの答え(概略)
[97701] 白桃さん
鉄道種類・駅に対する加点・減点
ですが
市内にJR(第3セクターを含む)と私鉄、両方の路線と駅があり、両者の機能が連動している・・・0.01加点
「機能が連動」の定義と境界線が今市よくわからないので質問です。
鉄道同士の乗換駅と言っても、タイプがいろいろありますので、JRと私鉄を乗り換えるとき、どれが「連動している」のか、「連動してしていない」のか、どうお考えでしょうか?

イ.連絡改札もなくお互いにスルー
ロ.連絡改札によりJRと私鉄の構内がつながっている
ハ.いったん改札を出るが、すぐ目の前に相手の駅の改札がある(ただし屋外には出ない)
ニ.雨に濡れずに乗り換えられるが、かなり長い通路を歩かされる(ex.地元の「町田駅」) 
ホ.いったん屋外に出て歩かされる(相手の駅はすぐ目の前にある)
へ.一応「乗換駅」として扱われているが、お互いに見えない位置にあり屋外にも出る

私としては、「ホ」と「ヘ」は「連動していない」と見ていますが…。あと、JRと私鉄の駅名の異同もどう扱われているのかも…

さて、[97673]の道中記クイズですが、Nさん([97681]) 以外に反応がなく、十番勝負も迫っているので、この辺でお開きにします。
答えは、【A市】~【L市】までの市名と、「番外編」の2問についてのみとします。
各市や、訪問先、グルメなどについての詳しい内容については、皆さん方で考えていただくことにしましょう。

【A市】…名古屋市 【B市】…桑名市 【C市】…四日市市 【D市】…鈴鹿市 【E市】…津市 【F市】…伊勢市
【G市】…松阪市 【H市】…大阪市 【I市】…羽島市 【J市】…あま市 【K市】…津島市 【L市】…一宮市

【Q2】…イ.富山県(景勝地は黒部峡谷)
【Q3】…高松市(一宮駅・琴電琴平線)、観音寺市(名鉄尾西線・観音寺(かんのんじ)駅)

でした。

♯さっきまで見ていた「1チャンネル」のTV番組、先の連休で訪れた三重県と同様、私が4分の1だけ血を引いている「埼玉県」の話でした…。かく言う私も、Jリーグができて間もない頃、「浦和レッズ」が弱くてよく負けていて「お荷物球団」扱いされていたので、よく「『朝日』が昇らぬ『今日は(協和)埼玉銀行』」どと陰口をたたいていた(←今の「DeNA」が「横浜大洋ホエールズ」だった頃、よく読売に大負けしていたので「横浜大洋銀行」などと揶揄されていたのの「パクリ」)という、今思うと恥ずかしいことを思い出してしまいました…。
[97693] 2019年 5月 11日(土)21:26:27伊豆之国 さん
葛飾の真間の井を見れば~「ママ」になれなかった悲運の美女~
明日は母の日。と言うことで、今回は白桃さんのお膝元・浦安市のお隣、市川市から「パロディ風」ニュース。

京成線に「市川真間」と言う駅があります。その市川真間駅の駅名標示などが、明日12日まで期間限定で「市川ママ」に書き換えられている、という「嘘のような本当の話」が出ていました(こちら)。
今回お話しするのは、その「ママ」…ではなくて、「まま」という地名についての講釈です。
市川市の「真間」は、「萬葉集」にも登場する古くからの地名で、その「萬葉集」にも詠み込まれている、その昔かの地に住んでいたという伝説上の絶世の美女「手児名」にまつわる悲恋物語(HP[93578])が伝わっていることでも知られています。民俗学者・柳田国男の「地名の研究」によると、「まま」と言う地名について、まずその市川市の「真間」を取り上げ、そのあとに次のようなことが書かれています(要約引用、地名は現在の自治体名に改めた)。
あの辺の地形には千年の間に大なる変化があったと思われるから、むしろ地名の意義から昔を推測するほうが早い。ママという地名は東部日本に充満している。汽車の駅名にも間々田【東北本線・栃木県小山市】、大間々【わたらせ渓谷鉄道・群馬県みどり市】がある
とあり、これに続いて群馬県の「大間々」について
「十六夜日記残月抄」に、「間々」は「儘」で、土が心のままに崩れるところをいい、上野の大間々なども同様である。渡良瀬川の高い崖で、「躍滝」【「高津戸峡」([84083])の[魚發]瀧(はねたき…現地ルポ~「稀少地名漢字リスト」より)か】という辺りなどはそういう場所か
と言う説を引用し
「心のまま」とはこじつけであろうが、土の崩れる崖を「まま」と言うことには傍証があり、相模の愛甲辺りの方言で、「ママックズレ」というのを現地で聞いた
と言うことが書かれています。
更に、「ママ」に当てた「方言文字」的な当て字についていくつか書かれており、静岡県伊豆の国市の「墹之上」(ままのうえ) について、「土手と低地の間の土地」をさす方言、と言ったような意味のこと、上総・信濃でも同じような言い方があり、「崩れると言う意味はないが、高地の斜面を指す、と言う点では共通している」ということ、神奈川県南足柄市の「壗下」(まました)と言う地名も紹介されており、地名辞書に「崖のはずれをママという」こと、「壗」と言う字は「残月抄」と同様の考えから「儘」の字をにんべんを土へんに変えた字である、ということが書かれ、伊豆の「墹之上」も、「間」(ま)の字に土へんをつけた字である、と書かれています。
このあと、各地の「ママ」地名がいくつか出ており、その大半は小字クラスですが、現在も大字として存在している、愛知県小牧市の「間々」もありました。
終わりのほうには、現在は「真間」と同じ市川市に属する、江戸川を下って浦安市との境近くにある「欠真間」と言う地名についても触れ、「地形と合わないのは、民居と共に滑っていったのであろう」と推測していました。

「地名の研究」には出ていない「ママ」地名として、山形県長井市の「ままの上」があります。長井市役所の所在地でもあるこの地名は、現在は「まま」はかな表記になっていますが、古くは「土へんに山」(圸)という字が使われていました。この「圸」と言う字は、「稀少地名漢字リスト」によると、他に山形県の西置賜郡内の2ヶ所の小字地名として使われているだけで、おそらく山形県でも置賜地方だけで使われた「方言文字」と思われます。前出の、南足柄市の「壗下」の「壗」は、他に同じ南足柄市内の2ヶ所と小田原市の1ヶ所の小字に使われているだけ、伊豆の国市の「墹之上」の「墹」も、伊豆半島から駿東地区にかけての数ヶ所の小字で見られるだけで、やはりいずれもそれぞれの限られた区域内だけで通用していた方言文字と思われます。こうした、それぞれの地元以外ではまず見たこともないような珍しい漢字がPCで打ち出せたのは、「大字クラスの地名に使われている」ことと関係しているのでしょうか。

…この記事では、ここまで出てきた「ママ」地名について、いずれも"Google Map"による航空写真をリンクしています。現在の地形・周辺環境から、「ママ」とはどんな地形を指すのか、と考えていただければよいのですが。

「市川真間」の話に戻りますが、今を去ること千数百年の昔、その美貌から多くの男達からの求愛を受け「争奪戦」に巻き込まれた挙句、自ら命を絶った伝説の美女「手児名」。もし「意中の男性」を見つけ、めでたく恋愛のゴールにたどり着けたらば、子宝にも恵まれて「理想のママ」として多くの人々から慕われた存在になったのでは、と「妄想」もしたくなります…。

…ところで、[97673]で出した道中記クイズですが…
[97681] Nさん
さすが「超・ご当地」、お見事です…。
「領主」お勧め?の「花の名所」(実はこの駅から直接バスで行けないことが判明)
あれ?行けませんでしたか?
B市の駅前バスターミナルで時刻表を見たら、「○○の里」へは隣の駅(A市側)からバスに乗ってください」と案内がありました。おそらく、連休中の特別ダイヤで、2本の大河を続けて渡る橋の渋滞を見込んでの「臨時措置」だったのでしょう。
まだ答えが残っているので、ここでヒントを出しておきましょう。
【Q1】…文中の各市の現在の「領主」は次の通りです(敬称略)。
  A市…不在 H市…深夜特急  I市…桜トンネル J市…k_ito K市…デスクトップ鉄 L市…ぺとぺと
  B市~G市までの6市は全て同一人物が領主です(もう既に見え見え…)。
【Q2】…この県にある渓谷がある市には、B市と同様「特殊狭軌」の鉄道が通っています。
【Q3】…参道抜き(さんどうぬき)
[97673] 2019年 5月 3日(金)20:04:36【3】伊豆之国 さん
平成→令和「元号またぎ」道中記クイズ(リベンジ&ヴァージン)
「平成」最後の日・4月30日から元号またぎの2泊3日の道中記、今回もクイズ形式を交えて。

30日の朝、新横浜から新幹線でまず「大都会」【A市】へ、大手私鉄に乗り換え、大河を幾本か越えて【B市】の中心駅で下車。JRと共用している駅舎は改築工事中、駅とつながっている駅前の雑居ビルに入ったら、その荒廃ぶりに唖然…。バスターミナルまでは雨の中を歩くことに。この市が「ご当地」でもある「領主」さん、「この現状を何とかして~」と懇願したい気持ちが…。この駅、JRと大手私鉄とは乗り換え改札もなくスルーなのに、最近までその大手私鉄から分離された支線を運行しているローカル私鉄との間は、同じだったホームの真ん中に「塀」が作られて「関所」もできていて(これは4年前も同じでした)、何だか「意地悪」しているように見えました。
この空模様とあって、当初予定していた、「領主」お勧め?の「花の名所」(実はこの駅から直接バスで行けないことが判明)から、往年の野球の大ヒーローとは微妙に違う名の、海辺の日帰り温泉に行き先を変更。雨の中、露天風呂にも入ったりして、1時間余り温泉を満喫。湯上りの頃にはちょうど昼飯タイムになったので食堂へ。オーダーしたのは近所にある【C市】のご当地B級グルメ。一昨年、その【C市】に行ったときにも召し上がったものですが、微妙に味付けが違い、やはり店ごとに違いとこだわりがあるように思えました。
【B市】の駅に戻り、再び私鉄で【D市】の実質中心駅で降り、少年時代の懐かしい思い出があるテーマパークへバスで。今は橋上駅になったこの駅で降りたのは実に40数年ぶり。その頃はまだ駅舎が海側と山側とで別々にあり、海側がメインで、そのとき利用していた山側には大した商店街もなく、そのテーマパークや隣接する高名なレース場に行くための専用の出口、と言った感じだったのですが、今やその地位は全く逆転。いったん海側に下りたものの、もうやっていないような店も目立ち、人通りもなく閑散としていたのに対し、山側に戻ると、駅前には商店街が広がり、ホテルやスーパーも。バスで目的地へ向かったのですが、とにかく沿道風景も、そのテーマパークも、そしてその頃何度か泊まったホテルも全く姿を変えていて、もう何十年前のかすかな記憶の断片も全く見出せず、そしてテーマパーク・レース場・ホテルの位置関係も全くつかめず、雨天だったことも加わって方角の見当もつかず、それこそまさに「浦島太郎」…。
孫のような子供を連れた若い夫婦などに取り囲まれて、「場違いなところにきた」と照れくさい、恥ずかしいような気持ち…。全体の景色をつかみたくて観覧車に。観覧車なるものに乗るのは、これももう何十年ぶり。最後に「二輪車」のレースの臨場感を体験できるシアターに入って、これで切り上げ。バスで先ほどの駅に戻って、【E市】の中心駅へ。ここもJRと大手私鉄とはスルー。降りたのは海側で、少し歩いた場所にあるホテルに。いったん外に出て夕飯の後、ホテルに戻り、「平成から令和へ」のカウントダウンの番組を、チャンネルを何度か変えながら見入り、「代替わり」の瞬間をそのホテルの中で迎えることになったのでした。
翌朝、いったん雨がやんでいたので、まずJRと私鉄の線路の反対側にある公園へ。5年前の「悪夢」があったのと似たような感じの踏切を渡るので、そこはやっぱり緊張しました(笑)…。その、かの「諸国漫遊など嘘っぱち」という時代劇のヒーローの地元のと似たような名前の公園には、「D51」も保存されていましたが、「何だか見覚えがある番号」のような…。実は、高崎~水上方面で活躍している車両と1番違いだったのでした…。ホテルに戻って朝食の後、今度は城跡へ。「築城の名人」が築いた城ですが、現在残っている範囲はずっと狭く、残っている建物も少なく、ちょっと寂しい感じでした。
ところで、この【E市】、この県内で最初に誕生した市で、県庁所在地なのですが、「平成の大合併」で多くの市町村と合併し(「人類最強女子」と呼ばれたスポーツ選手もこの合併新市域の出身)、隣県と接する「山の奥」まで市域に入るという大拡張をしたものの、人口でも小規模な合併をしただけの【C市】を超えることができず、「ただ恐ろしく広くなっただけ」と言う印象を受けます…。それはともかく、これまで合併で新市域となった地区に40数年前に泊まっただけだったのが、今回の宿泊で「名実共に」この【E市】の経県値が「4(○)」となったのでした。
バスで【E市】の中心駅に戻り、またも大手私鉄で、今回の旅の第一目標である【F市】の神社へ。5年前に道中での怪我で難行苦行を強いられてようやくたどり着いたことから、改元というこの時期を捉えて「今度こそ健康な体で…」と「悪夢払い」を目指したのでした。
【F市】にある「昔の市名」を名乗る駅で降り、駅にバッグを預けて身軽になり、5年前と同じく、2つの神社にお参りするのですが、まず最初の神社を拝んだ後、遠いほうにある神社へ向かうバスが大混雑、「1時間以上待つ」と言う係員の話を聴いて、「何か別な方法は…」と、ふと思いついたのが、「より神社に近い次の駅まで行って歩く」という手段。「往年の名女優」の名が入っているその駅で降りたのですが、雨が激しくなり、臨時のバスも出ていたのでそちらに。それでも1本待ってバスに乗り、境内入り口のバス停へ。5年前と同様、「○○横丁」も覗きましたが、あまりの混雑で諦め、橋を渡って境内へ、大勢の参拝客で途中から渋滞しましたが、生憎の雨天とはいえ、今度は健康な足で歩くことができたので、焦ることもなく本殿の前までたどり着くことができました。
参拝を無事済ませて戻ると、即位奉祝の雅楽の演奏会場へ。あらかじめ調べていたこともあり、「ここまで来たからにはやっぱり見たい」とは思っていたのですが、結果的にちょうど開始に間に合う時間になったのでした。
帰りのバスに乗り込もうとしたのですが、こちらも大行列、先に降りた駅まで歩くことを覚悟し、結局途中からバスで。直通の臨時バスが多く、途中のバス停からでは路線バスもなかなか来ず、何とか乗れて駅に着き、荷物を預けた次の駅でいったん降りて、次の列車に乗り、やはり5年前の苦い思い出がある【G市】へ。大リーグでも活躍した野球選手とは文字も読みも微妙に違い、よく取り違えられる市名で、また、この市にある高校はかつて「甲子園」で全国制覇したこともあり、最近休業宣言をした歌姫の母校でもあります。
【F市】でドタバタしたこともあり、時計は4時を回っていましたが、まず、前回は石段の下から虚しく見上げるだけだった神社を目指すことに。駅前で見た地図と記憶をたどり、神社の下にたどり着いたのですが、「やっぱり、この市にゆかりの国学者の記念館を」と城跡方面に上ると、「入館締め切りまでまだ数分ある」と受付に聞いてみると「どうぞお入り」と…。「内部もリニューアルされている」と言うことで、じっくり見させていただきました。それから、前回お参りできなかった、その国学者を祭った神社と、そのお隣にあるこの地の鎮守様をお参りして、住宅街を歩いて大通りに出て駅に戻りますが、「やはりこの【G市】に来たからには、かの超有名ブランド肉を…」と、たまたま【E市】でもらっていた観光案内に出ていた、肉屋さんと併設されている料理店を目指します。やはりと言うか、だいぶオーダー待ちの行列ができていましたが、待つこと数十分、財布の中身と相談して、オーダーしたのは「カツ」。ようやくここでも「リベンジ」を果たすことになったのでした。
【G市】の駅から、2日目の宿を取った【A市】に戻るのですが、特急券が【G市】の駅から取れず、とりあえずこの大手私鉄が通る別の大都会【H市】方面からの線と交わる、合併で今は【G市】内となった駅まで鈍行で行き、そこでも接続が悪く、かなりな待ち時間。この駅をショートカットする【H市】からの特急に【E市】の駅から乗れるかも、と駅員に尋ねたところ、「まだ残っている」との返事が…。「特急のほうが早く着く」と言うことでその特急に。【A市】のホテルには「到着が9時過ぎになります」と電話を入れ、途中で特急に抜かれる急行に乗り、【E市】の中心駅で特急に乗り換え。終点の【A市】に。とにかくここのターミナル駅はJRと私鉄・地下鉄との乗り換えがわかりにくく、結局ホテルまではタクシーで。このホテルには【A市】では数少ない温泉もあり、「大都会の温泉」気分を味わうこともできました。
翌朝は、荷物を整理して宅○便で送り、必要なものだけを持って身軽になって旅を続けます。前の2日とは打って変わって好天に恵まれ、気温もぐっと高くなり上着も要らなくなって快適な気分。最初に、ホテルからそう遠くない、【A市】民に親しまれている観音様詣で。境内や周りの雰囲気がどこか「浅草」に似ているようで…。この観音様があるお寺の通称ともなっているここの地名と同名の、今は廃線となった大手私鉄の支線の終点だった駅が、隣県の新幹線の駅もある【I市】にあり、「どういう関係が有るのか」と思っていたところ、お寺の縁起を見るとその隣県の駅があったところが、そのお寺の「元々の所在地」だった、と言うことを知って、「そういう関係だったのか」とわかったのでした。
それから地下鉄と、別の大手私鉄を乗り継ぎ、【J市】にある、こちらも観音様をご本尊とするお寺に向かいます。飛鳥時代創建と伝えられる古刹で、境内は広いのですが、訪れる客も少ないので、じっくりお参りすることができました。それから【K市】へ。この市名は、東北のある県を代表する作家の本名の苗字と同じで、またこの市と同音異字の市が他県にあります。まず、ここの大祭が「世界無形文化遺産」にも登録されている、この市名を冠する神社にお参りするのですが、駅でもらったパンフレットに「藤の花祭り」とあったので、お参りの後、その会場へ。文化遺産のとは別の祭り屋台のからくりも披露され、藤棚の見事さにはただただ驚嘆。藤の花の品種はいくつもあり、超稀少価値がある「八重咲き」もあることも知って、これで大河の向こうにある、交通の便が悪くて4年前に行けなかった隣県の公園へは、きっぱりと諦めをつけることができたのでした。
【K市】から私鉄の別の線で【L市】へ。この市の市名の由来に関係している神社にお参り。この市の夏の大イベントは「日本三大○○」の一つにも数えられていますが、2つまでは確定しているものの、「3番目」がどこなのか、この市のほかに県内にもライバルがあるなど、定説はないようです。お参りの帰り、すぐ近くに「鉄道模型カフェ」を見つけ、しばし雑談を交えて…。いったん【A市】のターミナル駅に戻り、駅地下の店で、こちらは去年の今頃に味わうことができなかった、隣県の政令指定都市が産地としては有名な、高級な魚料理をご馳走。何とか帰りの新幹線も取れて、無事に道中を終えたのでした。

【Q1】文中の【A市】~【L市】の市名を答えてください。

[96355]と同様、「引っ掛け」もなく、各市を連想させるヒントも豊富にありますので、割とわかりやすい問題かと思いますが、皆さんのご回答をお待ちします。
これだけでは物足りない、と思う方には、「番外編」のクイズもいくつか出しておきます。

【Q2】B市にある温泉施設の大浴場は、男女入れ替え制になっており、それぞれある県の景勝地をイメージした名が付いていました。この日は、男性用になっていたほうは青森県にある渓流の名がついていましたが、女性用になっていたほうには「萬葉集」にもゆかりが深い県にある景勝地の名がついていました。その県とはどれでしょうか。五者択一です。
 イ.富山県 ロ.静岡県 ハ.奈良県 ニ.和歌山県 ホ.福岡県

【Q3】L市には、市名と完全一致(文字・読み共)の駅はなく、他の県の市にあります。そしてその県にある市と同字異音の駅名が、L市にあります。それぞれの市は何でしょうか?

【1】書きかけの箇所を書き足し
【2】脱字・字句修正
[97661] 2019年 4月 26日(金)22:02:32伊豆之国 さん
Re:令和小学校 & 四日市名物 & 黒姫山(お悔やみ)
[97659] Nさん
開いたら見慣れた小学校名が出てきてびっくりしましたが(笑)
そもそもあそことあそこが統合するとは知りませんでした
「超・地元」でしたか…。それこそ誠に恐縮しました…。

ところで、今晩のTV、見たい番組もあまりなかったので「TVK」でも見るか、とチャンネルを回したら、そのNさんの故郷の近所、四日市の旅をやっていて、名物ご当地B級グルメ「四日市トンテキ」([93764])が…。どこかで見たような店みたいだな、と思っていたら、どうも一昨年の夏、紀州~飛鳥への道中の帰りに寄ったあの店らしいような…。

話は変わって、悲しいニュース。
[97643]
新潟県糸魚川市旧青海町出身の「黒姫山」という元幕内力士がいました
その元関脇・黒姫山(本名・田中秀男氏)が昨日(25日)逝去された、というニュースが入ってきました。
元関脇・黒姫山の田中秀男氏が25日午後10時30分、肺炎のため亡くなったことがわかった。新潟県糸魚川市出身、70歳だった(中略)黒姫山は立浪部屋に所属。1964年3月場所に初土俵を踏み69年3月場所に新十両へ昇進し、同年7月場所には新入幕を果たした。ぶちかましの威力から「デゴイチ」の異名を取り、関脇8場所、小結を10場所務めた。幕内通算72場所、510勝570敗、殊勲賞4回、敢闘賞3回、技能賞1回受賞。82年初場所で引退。年寄錦島、山響、出来山、北陣を経て武隈を襲名(以下略)
(スポニチアネックスより)
ところで、北陸線がまだ単線・非電化だった頃、特に糸魚川~直江津間(現在は「えちごトキめき鉄道」に転換)は有数の地すべり地帯として知られ、山崩れで列車ごと土砂に飲み込まれて転落し多数の犠牲者を出したことも度々起こり、複線電化を行うにあたって、「頸城トンネル」を初めいくつもの長大トンネルを掘り、ルートも海岸沿いから山間に大きく移動し、直江津と谷浜の間にあった「郷津」駅は取り残されて廃駅になり、「筒石」駅も当初は廃止される予定だったのが、地元が猛反対したため頸城トンネルの中に設けられることになり(「越後の停車場」…[78748]より)、「白鳥停車騒動」が起きた能生駅([85829])も元の駅からかなり離れた山の中に移転しています。
…その頃の北陸線に「D51」は走っていたのか、私にはよくわからないのですが…(何しろ周りの鉄道は「電車」ばかりという場所、「陸蒸気」は「青梅」と今はなき交通博物館ぐらいでしかお目にかかることがなかったのでいまいち関心もなかったのです…)。
[97658] 2019年 4月 25日(木)23:36:59【1】伊豆之国 さん
「令和小学校」誕生へ
中野区民のNさんを出し抜いて…

今朝の新聞記事に、新元号を早速採り入れた「令和小学校」が東京都中野区に来年(令和2年=2020年)4月にも誕生する運びとなったことが書かれていました(毎日新聞より)。

中野区内の二つの区立小学校が統合し、来年4月に「令和小学校」が誕生する見通しとなった。10日にあった上高田小学校・新井小学校統合委員会で校名が決まった。教育委員会会議と区議会の議決を経て、正式に決定する
(以下略)

中野区教委からの発表はまだのようなので、いずれ正式決定したら区のHPで公開されることになるでしょう。
[97643] 2019年 4月 20日(土)22:46:43【1】伊豆之国 さん
黒姫山(新潟県西頸城郡青海町出身) & 設楽ヶ原合戦
[97641] Takashiさん
JR青梅線青梅駅とゆりかもめ青海駅を間違えた
実は私この放送があるまでゆりかもめの青海駅を「おうみえき」だと思っていました。なんでそう思っていたのかというと「青海」と書いて「おうみ」と読ませる駅がゆりかもめ開業よりかなり前からあった
漢字で書くとぱっと見かなり似ていることを考えると間違えることがあってもしかたがないかな
さらにいうとこういう名前の駅【青海川駅(信越線)】もありますので気をつけるように
私も実は「ゆりかもめ」の青海駅を最近まで「おうみ」だと思い込んでいました。○十年前の少年時代から北陸線の青海(おうみ)駅(北陸新幹線開業に伴い「えちごトキめき鉄道」に転換)と、その青海駅がある新潟県青海町(現在は糸魚川市の一部)、信越線の青海川(おうみがわ)駅(所在地は柏崎市)を既に知っており、更に字面の似た「青梅」からの連想・類推も加わっていたからなのでした。地名の歴史を調べてみると、「青梅」も、越後の「青海」も「青海川」も、いずれも遅くとも藩政時代から続く由緒ある地名であり、駅の開業も古い(青梅駅…明治27年、青海駅…大正元年、青海川駅…明治32年)のに対し、東京・江東区にある「青海」は、東京湾の埋立地にできた新しい街で、地名の誕生は昭和58年(1983)と言う歴史の浅い地名であり(wikiによる)、駅の開業も平成になって「ゆりかもめ」が開業したときなので、おそらく都民でもこの地名・駅名を知らない人が大半のように思えて、これでは字面も似て、広く知られている「青梅」と勘違いするのも無理ないことなのでしょうか。

その、新潟県糸魚川市旧青海町出身の「黒姫山」という元幕内力士がいました。昭和40年代から50年代にかけて活躍し、最高位は関脇(銀河大角力協会より…[96398] 紅葉橋律乃介さん、[96397] ekinenpyouさん)、突き押しを得意としていたと記憶していますが、色白の顔立ちで、「白いのに『黒』姫山とはいかに?」と「突っ込み」をしたことがありましたが、「黒姫山」というと長野県信濃町にあるこちらをまず思い浮かべるので、この信州の黒姫山とどんな関係が有るのか、と思っていたところ、青海町にも「黒姫山」と言う山があり、この山から四股名を取ったとわかったのでした。
「黒姫山」と言う山は、信越地方にはもう一つ、「青海川」駅がある柏崎市にもあります。地元では、信越地方の三つの「黒姫山」を区別するため、長野県信濃町の黒姫山を「信州黒姫山」、前出の糸魚川市青海町の黒姫山を「青海黒姫山」、そしてこの柏崎市の黒姫山を「刈羽黒姫山」と呼んで区別しているようです(柏崎市HPより)。
この三つの「黒姫山」に共通する由来について、谷有二氏著「富士山はなぜフジサンか」と言う本(昭和58年初版・山と渓谷社…[86856]他)を見ると、「いずれも奴奈川姫([96916])を祭っている」と言う共通項があり、「奴奈川姫」は「製鉄」と「機織」のシンボルとされ、「大国様」が「奴奈川姫」に求愛にはるばる越後まで来たのも、「製鉄と機織の技術が欲しかった」とされ、新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町の境にある「巻機山」も、機織の神を祭っており、「黒姫山」と同じ仲間である、と言うことが書かれていました。
余談ですが、「黒姫」の「黒」は肌の色ではなくて髪の毛の色を指し、「黒髪の美しいお姫様」の意味ですので、誤解しないように。

[97640] 倉田昆布さん
愛知県新城市の姉妹都市は、アメリカのニューキャッスル市とスイスのヌシャテル市です
言うまでもないですが、それぞれ「新しい城」という意味ですね
この新城市には、昨年の春の連休で訪れていますが([96201])、「しんしろ」と言うのは、案外読みづらいのではないのでしょうか。「新」も「城」も読み方がいくつもあって迷ってしまいますし、「しんしろ」と読むのは「重箱読み」になるので違和感を覚えてしまう人が多いかもしれませんが。南武線に「武蔵新城(しんじょう)」駅があるので、つい「しんじょう」と言ってしまいそうになってしまいます。
[97614] 2019年 4月 6日(土)21:56:56伊豆之国 さん
1日のうちに冬日から夏日へ
昨日のことですが、埼玉県で気象の「珍記録」が…

南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、5日の日本列島は関東を中心に気温が上昇し、鳩山町では25・2度を記録した。県内で25度以上の夏日は今年初めて。桜の季節に汗ばむ陽気となった
(埼玉新聞より)

のでしたが、実はこの日の朝の最低気温は零下0.3℃(気象庁データより)。なんとその日のうちに「冬日」から一気に「夏日」に激変(TVで見て知りました)。1日間の気温の差は実に25.5℃。寒かったと思ったら急に暑くなって、急激に上昇する気温に服装の着替えが追い付けず、大変だったでしょうな…。もっとも、砂漠地帯のような場所ではこんなことはしょっちゅう起こることなのでしょうが。
それはともかく、この季節は朝晩と日中の気温の差が大きくなることが多いので、体調の維持にはひときわ注意が必要な時期です…。
[97591] 2019年 3月 24日(日)20:20:22伊豆之国 さん
逗子・葉山(KQ駅名改称騒動異聞)
[97517] デスクトップ鉄さん
京急の新4駅名のうち逗子・葉山はひどいと思いませんか。三浦半島の人口減に悩む京急としては、逗子だけでは足りず、葉山のブランド力に頼りたいのかもしれない。しかし市外の自治体名との連称とするのは、逗子市に対して失礼で、高輪ゲートウェイ以上に問題です
その京急線「新逗子」を「逗子・葉山」に変える、と言う話について、地元の反発・困惑など「騒動」の一部始終が、今日の昼のTV番組で放映されていました。
前半では
神奈川・逗子市に住む15歳の女子中学生から番組にメール
京急電鉄が「新逗子駅」を「逗子葉山駅」に変更するということで問題になっているという
駅名は公募され、その対象は沿線に住む小中学生だけだった
地元では賛否両論あり、物議をかもしている
京急電鉄はブランド力のある逗子と葉山を合わせることで、定住人口や交流人口の増による地域活性を図るとしている
一番の問題は駅のある場所だという
新逗子駅から名付けられた新逗子通り商店街会の会長は、突然の駅名変更に困惑していた
駅名が変わっても商店会名は変えない方針
葉山町には皇室の御用邸がある
といったことと、両市町の住民の意見が紹介され、
後半では
逗子は横須賀市から独立した経緯がある
1941年、太平洋戦争
横須賀市を大軍都にする計画
配給品などの不公平感などから住民の間で独立の機運が高まっていった。
1950年、逗子市(現在)独立
来年7月、独立70周年の記念行事を計画中
葉山町は県内で唯一、一回も合併したことがない
と、両市町の現在に至るまでの経緯が出ていました。
現・逗子市(当時は「町」)が戦時中にいったん「戦時合併」で横須賀市に合併され、戦後5年経って横須賀市からの分立が認められた(市制はその4年後)ことについては、「hmtマガジン」の「戦時合併とその解体」でも、いくつか記事があり([80415],[80416],[80427] さん)、「マガジン」自体の記事ではありませんが、リンクされていたそのhmtさんの[37958]の記事を見ると
戦時中に強制合併させられた横須賀市から苦難の独立
という逗子市が使った表現が紹介され、一方、葉山町が「戦時合併」でも「大・横須賀市」に飲み込まれず、海を除いた三方を横須賀市に取り囲まれながらも単独町制(明治22年の市町村制度施行時は「村」で、大正14年元日に町制施行)を続けたことについて、御用邸の存在など、その理由の推測も書かれていました。
[97573] 2019年 3月 14日(木)22:10:48伊豆之国 さん
本当の「シロガネーゼ」は、神楽坂のそばにいた? 【白色の日特集】
今日は「白色の日」。その起源は、「日本の菓子屋さんが作った」([82976] hmtさん)と言う話が、今朝の新聞記事に出ていました。

…ということで、「東京23区内にある『白』い地名」を調べてみました。

港区白金、白金台
新宿区白銀町
文京区白山
文京区目白台
江東区白河
中野区白鷺
豊島区目白
葛飾区白鳥

港区の「白金(台)」は、「しろかね」と濁らないのが正しい読み方です。「しろかね・しろがね」と言うのは、「やまと言葉」で"Silver"の意味であり、「白金(台)」にある通りの名を"Platinum Street"と呼び、その地区の住人をさして「シロガネーゼ」と言うのは、本当は読みでもその意味でも「二重に誤った表現」だ、と言うのを果たしてどれだけの人が知っているのでしょうか?([88822])。
一方、新宿区の「白銀町」は、「しろがねちょう」と濁って読みます(郵便番号検索より)。区内東部の牛込地区、山の手有数の歓楽街として栄えた「神楽坂」に隣接した地域にありながら、"Street View"で見ると、白銀公園を囲むような高台にある小ぢんまりとした町域に、低層・中層のマンションが立ち並んでいる閑静な住宅地と言った感じの町並みが広がっています。

都内から離れて、「白金」地名を見ると、名古屋市昭和区の「白金」は、「しらかね」([75374])。14年前に廃線となった名鉄美濃町線にあった「白金」駅(所在地は関市)の読み方は、東京・港区の地名と同じ「しろかね」でした(wikiより)。…同じ「白金」でも、それぞれ微妙に読み方が違い、結構紛らわしい、混乱しやすいですねぇ。どちらも小学1年生で習う漢字ですが…

…白石市と白山市、白川町と白川村、それぞれ前者と後者では「ある一点」で決定的な違いがあります。それは何でしょうか?(過去ログを探すと答えがわかります)
[97566] 2019年 3月 8日(金)22:49:42伊豆之国 さん
新宮市<新宮町 & 「超・ご当地」で物騒な事件が…
[97565] 千本桜さん
新宮の凋落ぶりは数字を見ていて辛いものがあります
そういえば、「新宮市と福岡県新宮町の人口逆転」が話題になったことがありましたね…([85192],[87885] 白桃さん)
1933年市制施行という老舗市の凋落はやはり寂しいものがあります


ところで、こんな話題をこの落書き帳にわざわざ載せる、というのもどうかとは思うのですが…あえて書き込みます。
静岡県の地域ニュースを漁っていたら、今までずっとのどかで平和な漁村だと信じきっていた「超・ご当地」オヤジの田舎・西伊豆町田子地区(中心地域のStreet View[89119])で、とんでもない物騒な事件が起こっていたとは…(静岡新聞より)
西伊豆町の民家敷地内で拳銃13丁や実弾約400発が見つかった事件で、三島署と県警薬物銃器対策課などの捜査本部は7日までに、銃刀法違反(加重所持)の疑いで松崎町南郷、会社員の男(60)を逮捕した
容疑者は、拳銃や実弾を所持したなどとして同法違反などの罪で起訴された指定暴力団極東会系組員の無職の被告(58)=西伊豆町田子=の実兄(以下略)
[97560] 2019年 3月 2日(土)22:36:03伊豆之国 さん
Re:「伊豆」と「駿河」の境界線はどこにあるか
[97493] 駿河の民さん
沼津市・三島市は熱海下田から富士御殿場に、(本当は沼津市の狩野川放水路以南で分けたいのですが、流石に無理ですよね)
[97558] オーナー グリグリさん
とりあえずご提案通り修正しました。異論がある方はご意見をお願いします。沼津市の旧戸田村がどうしても引っかかりますよね。割り切るしかないのですが
[97141]でも書き込んでいたことですが、「伊豆」と「駿河」の境界線が入り組んで曖昧になっている、と言うのは、「自治体の境界線」と言う「縛り」の上で「観光ブロックの境界線」を引く、と言うことになると、やはり大いに悩ましい問題ではないかと感じるのです。その原因をたどって行くと、「昭和の大合併」で「駿河」の沼津市が「伊豆」に属する内浦・西浦の両村と合併して伊豆半島の北西部まで市域を広げたことから始まり、さらに「平成の大合併」でその南の戸田村とも合併して西伊豆の一角に深く食い込んできたことで一層わかりにくくなった、と言うことに尽きるのでしょうか。実際、既に沼津市への編入から60年以上を経過している旧内浦・西浦両村域でも、「伊豆三津シーパラダイス」を初め、今も「伊豆」を冠する観光施設などがいくつか存在しており、私がまだ一度も足を踏み入れていない旧戸田村([62483])ともなると、今も「伊豆」「西伊豆」を名乗る旅館などが多数あり、TVや雑誌などを見ても、この地域の海産物などの特産物やグルメなども必ず「伊豆名物」「伊豆土産」などと紹介されており、これらの地域も、行政上は「駿河」の沼津市の一部ではあるが(自動車も沼津ナンバー)、地元でも訪れる観光客の間でもあくまで「伊豆(国)」の一部であると認識されていると見てよいのでしょう。
一方、三島市は、伊豆国一宮である三嶋大社を擁し、元から「伊豆国」であることは間違いないのですが、伊豆半島の付け根から微妙に北に外れているその位置と、「駿河」東部の中心都市として栄えた沼津の影響も強いことと合わせて、「伊豆」の印象が薄い、と見られていて、他県はもちろん県内でも西よりの地方の人から見ると「駿河」だと思っている人が多いような気がします。その三島と熱海の間にある函南町も、地図上の位置から「伊豆」に入るのか微妙な場所なのですが、町の中心部が市街地でも行政上でも町名と同じ函南駅周辺ではなくて、三島の中心市街から見て南側にある町域の南西部の「伊豆仁田」駅を中心とする地域にあること、北東部の十国峠も観光ルートは熱海から入ってくる形になっていることから見て、少なくとも三島よりは「伊豆」の色彩が強そうに思われますが、いかがでしょうか。結局、沼津を「駿河」に属する富士山南麓を中心とする「沼津・御殿場」地域に組み込むとすると、三島もどちらかと言うとこっちかな、とも思うのですが、やはり三島より南側に位置する、旧戸田村を初め、伊豆国に属していた旧3村がどうしても引っかかってきそうに思え、「伊豆色」が薄いように見える三島市にしても、自動車は「伊豆」ナンバーなので、いずれにせよこれは先述したように相当悩ましい問題に思えてくるのですが、いかがなものでしょうか。自治体境界にとらわれずに、市販の観光ガイドブックなどのように地域分けすると言うのであれば、[97493] で駿河の民さんがおっしゃるように、沼津市を南北に分け、南側の伊豆国に属する地域を「伊豆」ブロックに含める、と言う形でうまく収まることになるのでしょうが。
♯自治体境界にとらわれずに純粋に「観光ブロック」の区分けとして見ると、熱海市のこの辺りも微妙です…。

牧之原市は静岡・焼津から磐田・掛川に
牧之原市は大井川の西側、遠江国に属するので、やはりこのほうが自然だと思えますが、そうなると、大井川鉄道の沿線で川を挟んで駿河と遠江にまたがっている島田市・川根本町を除くと、やはり大井川の西側にある、河口に面する吉田町が、遠江国で唯一「駿河」の「静岡・焼津」ブロックに取り残されることになってきます。「越すに越されぬ大井川」の時代はもちろん、「軽便」の駿遠線(HP)が粗末な橋をのろのろ運転で渡っていた頃も、まだこの大井川が大きな交通上の障壁となっていたので、吉田町も「遠江」側のブロックに入れたほうがすっきりしたのでしょうが、今では牧之原市の相良・榛原方面から東名高速経由で静岡市内へ直通するバスが頻繁運転され([81107] inakanomozartさん)、県都・静岡市との関係も強まってきていると見られるので、この辺はやはり微妙な位置関係ということになるのでしょうか。
[97538] 2019年 2月 16日(土)21:46:48伊豆之国 さん
「一円電車」に残っていた「幻の踏切」
「鉄ネタ」を漁っているうちに見つけた、「鉄オタ」向けの新情報。

兵庫県養父市大屋町にあった「明延鉱山」の鉱石と関係者を運んでいた、「一円電車」([33007] 今川焼さん、[85776])の愛称で親しまれていたトロッコ列車。1987(昭和62)年の閉山と共に運行を停止し、廃線となってから既に32年が過ぎた今も残っていた踏切警報機が、このほど塗装直しなどの修復が行われた、という話題がありました(神戸新聞より)。修復された警報機
修復前の状況(Street Viewより、2013年9月の映像)を見ると、下半分はすっかり塗装がはがれ、新聞記事にもあるとおり警報ランプのガラスも割れていますが、形ははっきり残っており、人里離れた山の中に突然現れた「謎の踏切」と言った感じで、知らない人が見ると「何でこんなところに踏切が」と思うでしょう。 
この警報機の位置を見ると、写真の右手はすぐトンネル(現在は鉄の扉で塞がれ立ち入り禁止)になっており、トンネルから列車が出てくるのを知らせるために設置されたものと思われます(似た感じの位置にあるものというと、井の頭線の「神泉」駅前あたりでしょうか)。
この踏切があった反対側を見ると、「明延鉱山の中心地跡」という説明板が建っていて、地図や鉱山の写真が出ており、細い川を渡った先に開けた平らな場所があるので、トンネルの中から出てきた、鉱石を運んだ貨車を捌く「貨物駅」の跡のように思われますが、どうなのでしょうか。
この警報機のてっぺんには「鐘」が載っており、現在関西で唯一の現役の嵐電「西院」駅前([96160] hmtさん)のと同じタイプで、復元されたからにはその「音」を聴きたいものですが、すでに役目を終えて30年が過ぎ、かなり錆びついており電線も既に切れているかもしれないので、今ではもう無理な相談なのでしょうか。
「一円電車」で使われていた機関車などは、今も鉱山があった地域に保存されており(こちら)、今回引用した神戸新聞の記事の中にも、地元のNPO法人の手により
これまでにも明延鉱山の社宅「旧北星社宅」を修繕したり、樹木の伐採をしたりして、町の景観保全に取り組んできた
とあり、鉱山の歴史と果たしてきた役割を後世に伝えていこう、と言う姿勢がうかがえます。

鉄道路線がとっくに廃止あるいは事実上の廃線状態になったのに、踏切警報機だけが「放置」されたような形で残っているような例は、過去にも取り上げたことがあり([79469]…ここで取り上げていた例のうち、名鉄新鵜沼の連絡線は現在は線路ともども撤去されている)、この「一円電車」の場合もこのケースに類するものだったのでしょうが、「昔あった鉄路の『モニュメント』」のような形で警報機が保存されているところもあり、東京近辺では銀座の旧築地市場への貨物線跡に見られます。

♯今晩のTV番組で、竜飛岬から青森市を経由して大間崎まで「陸奥湾一周・バス旅」をやっていたので見ていましたが、「下北半島」で思い出したのが、25年ほど前に下北半島に行ったとき、尻屋崎の手前で不思議な貨物線の踏切があったのを見たことがあり(こちら)、こちらも鉱石輸送路線のようで、トンネルの中から突然出てくるような位置関係も「一円電車」と似たような感じでした。しばらく進むと線路が途切れており、見た感じでは既に運行をやめていたような感じで、ベルトコンベアーのようなのが見えたのでこちらに切り替えたようにも思えました。後で調べたら、日鉄鉱業の尻屋鉱山だったということを知り、その鉱山は現在でも操業を続けているようです。
[97536] 2019年 2月 15日(金)00:15:24伊豆之国 さん
恋と愛の駅
[97524]で出した鉄道路線名クイズ、この辺でお開きにしたいと思います。

【問】JR北海道・石北本線、JR東日本・仙山線、三陸鉄道・南リアス線、福井鉄道・福武線、智頭急行・智頭線
    (想定解・20路線、該当しない路線:えちぜん鉄道三国芦原線)
 …これらの路線は、ある「二つのうちのどちらか」の共通項に合致します。それとは何でしょうか?
▲第一ヒント…石北本線が最多です。
▲第二ヒント…廃止路線では、ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線、のと鉄道・能登線も該当していました。
▲第三ヒント…会いに来い(あいにこい)

もうお分かりかと思いますが、共通項は「恋」か「愛」が付く駅がある路線。バレンタインデーにちなんだクイズだったのでした。
該当する路線は次の20路線。「恋」が付く駅がある路線は4路線(計4駅)、「愛」が付く駅がある路線は16路線(計20駅)あります。

【「恋」のつく路線と駅】…4路線・4駅
社名・路線名駅名(所在地)採点備考
JR北海道・室蘭本線母恋(北海道室蘭市)
三陸鉄道・南リアス線恋し浜(岩手県大船渡市)2009.7.20に「小石浜」より改称
西武鉄道・国分寺線恋ヶ窪(東京都国分寺市)
智頭急行・智頭線恋山形(鳥取県智頭町)

【「愛」のつく路線と駅】…16路線・20駅
社名・路線名駅名(所在地)採点備考
JR北海道・石北本線愛別、中愛別、愛山(北海道愛別町)、愛し野(同・北見市)
JR東日本・東北本線愛宕(宮城県松島町)
JR東日本・仙山線愛子(宮城県仙台市)仙台市愛子地区のDID名称論議([97530] 千本桜さん、他)
JR東海・東海道本線愛野(静岡県袋井市)、愛知御津(愛知県豊川市)銅([97528] さざ波さん)
弘南鉄道・大鰐線聖愛中高前(青森県弘前市)2008.9.1に「城南」より改称
仙台市地下鉄・南北線愛宕橋(宮城県仙台市)
東武鉄道・野田線愛宕(千葉県野田市)
小田急電鉄・小田原線愛甲石田(神奈川県厚木市)金([97525] 駿河の民さん)
富山地方鉄道・本線愛本(富山県黒部市)「愛本刎橋」([85829],[85841] hmtさん)
福井鉄道・福武線仁愛女子高校(福井県福井市)2010.3.25に「裁判所前」より改称(北陸の駅より)。路面区間の停留所
豊橋鉄道・渥美線愛知大学前(愛知県豊橋市)2005.1.29に「大学前」より改称。愛知大豊橋キャンパスがある
愛知高速交通・東部丘陵線(リニモ)愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)2006.4.1に「万博会場」より改称。開業は2005.3.6の開通と同時
愛知環状鉄道愛環梅坪(愛知県豊田市)2005.3.1開業
近江鉄道・本線愛知川(滋賀県愛荘町)
伊予鉄道・横河原線愛大医学部南口(愛媛県東温市)銀([97526] デスクトップ鉄さん)
島原鉄道愛野(長崎県雲仙市)

「該当しない路線」としたえちぜん鉄道三国芦原線には、「仁愛グランド前」と言う駅があるのですが、この駅は仁愛子短大・女子高の運動会などのイベント時にのみ列車が停車する臨時駅で、1年に数回しか使われず、営業時の利用者も仁愛学園の関係者にほぼ限られており、普段は列車が停車しないため、当のえちぜん鉄道のHPにも記載されておらず(「北陸の駅」のえちぜん鉄道のページにも記載がない)、こうした特殊な状況から、「普段列車が全く停まらない臨時駅」と言うことで、「対象外」として扱うことにしました。
石北線の「愛別」「中愛別」「愛山」の3駅は、愛別町内に連続していますが、「別」の字が縁起悪い?…。既に廃止された路線として挙げたふるさと銀河線には「愛冠(あいかっぷ)」、のと鉄道能登線には「恋路」と言う駅があり、特に「恋路」駅は、駅名の由来となった恋路海岸と共に「恋愛の聖地」として有名でした。
「恋し浜」駅がある三陸鉄道南リアス線は、震災で長期運休中だったJR山田線の釜石~宮古間が復旧と共に三陸鉄道に移管([86828] スカンデルベクの鷲さん、他)されるのに伴い、営業運転を再開する3月23日より、山田線の復旧区間と現・北リアス線とを合わせた一本の路線「リアス線」になります。
[97532] 2019年 2月 12日(火)22:00:09伊豆之国 さん
Re:愛子さん & クイズの採点(第一回)
仙台市青葉区の旧宮城町域のDID名称ですが、
[97530] 千本桜さん
藩政時代の上愛子村と下愛子村をあわせて通称「愛子」です。落合は下愛子村の一部ですから、愛子駅から陸前落合駅一帯に広がるDIDを愛子と命名しても落合の住民は納得するでしょう(中略)やはり「愛子」でいきましょう
[97531] 白桃さん
仙台市青葉区人口集中地区IIを「愛子」と名付けることにします
仙山線は、初めて作並温泉に泊まった40年余り前([60404])には、仙台駅を出ると、15km余り先の愛子駅までの間に「北仙台」と「陸前落合」の2駅しかなく、その頃には「鈍行」は電気機関車が旧式の客車を引っ張る「客車列車」がほとんどというのどかな路線だったのが、JRになってから仙台の市街地に次々と新駅ができて、仙台よりの区間は仙台市の通勤通学列車として全く様相を変えてしまいましたが、陸前落合と愛子は今も隣同士の駅であり、駅間距離も2.5kmで「元は同じ地域だった」と言うのも納得しました。と言うことで、ここはお二方のご意見に同意します。

[97530] 千本桜さん
現在では、その一帯【大和町役場などの官公署や量販店が立ち並ぶ区域】が吉岡の機能中心エリアで、昔からの中心街は寂れています。あのホテルは吉岡に必要でしょう。トヨタ関連の工場があって、人の出入りも多く、宮城県では景気の良いホットゾーンですから
佐沼は積極的に土地区画整理事業を行い、新市街地(中江地区など)を造成して来ました。商業施設や市役所などは新市街地に立地し、今ではそこが中心街ですが、人口密度が低いせいか、DID区域には組み込まれていません。DIDに組み込まれているのは、都市機能が逃げ出してしまった旧市街地です
吉岡と佐沼の現状に関する考察、ありがとうございました。吉岡のシティホテルは、あとで地図をみたら自衛隊があったのでその関係かもしれないのでは、と思っていたのですが、そういうことだったのですね。

ところで、[97524]で出した「鉄道路線名クイズ」ですが、

[97525] 駿河の民さん
小田急電鉄・小田原線
金メダルです。おめでとうございます。
[97526] デスクトップ鉄さん
伊予鉄道・横河原線
銀メダルです。
[97528] さざ波さん
JR東海・東海道本線
銅メダルです。

引き続き皆様のご参加をお待ちしております。
[97524] 2019年 2月 11日(月)14:52:21伊豆之国 さん
落合愛子さん(初代青葉城主より) & Re:White Rabbit
「戦国市盗り合戦」の「初代・青葉城主」に就任いたしました、武蔵国多摩郡小山田城主伊豆守こと「伊豆之国」でございます。

[97522] スカンデルベクの鷲さん
宮城町(仙台市)の命名方針が同県内の佐沼、矢本、吉岡と比べると異質に感じることでした
[97523] 白桃さん
ここは、絶対どなたかにつつかれると思っていました。当該DIDは、2010年に「宮城落合」と「愛子」が合体したものですが、とりあえず「宮城町」にしておいただけなので、ピッタリくる名があればそれに変更したいです
「落合」と「愛子」が合体したのであれば、単純に「落合愛子」という女性のフルネームのような名称をまず考えるのでしょうが、ここは「準・ご当地」と言うことで、"Supertown"の住人に命名していただきましょう。

再び、[97522] スカンデルベクの鷲さん
富谷町が市制施行しましたが、市役所のある中心部(?)にはDIDは無いんですね。DIDを見る限り、黒川郡内の最大都市は吉岡ということになり、面白いですね
私が大和町へ社用で出張し、そこまでのルートで富谷市を通過したことは前に書きましたが([96157])、その大和町の中心集落・吉岡がそんなに大きな町だったとは知りませんでした。そのときの出張先は確かにその吉岡地区だったのですが、場所が吉岡地区の入り口と言った位置にあり、町役場や警察・消防などの官公署や、量販店などが立ち並ぶ地域(実はこの一帯は中心市街から外れた地区にある)を通過したときの印象は、失礼ながら「単なる農村地帯の町」ぐらいといった感じで、少し先には全国チェーンのホテルもあったのですが、「果たしてそんな場所で泊まりに来る人がどれだけいるのかねぇ」と、車の中で仲間と話し合っていたりもしたのでした。
一方、富谷市のほうは、高速道で通過し、市街地から離れた山の中のような場所を通ったこともあり、ところどころに新興住宅地がいくつか見える、東京近郊でもよく見かけるような光景で、本当に5万人もの人口があるのか、と思ったりしたのでした。DIDの地図を見ると、その区域はいずれも仙台市と隣接している地域にあり、仙台よりの地域からベッドタウンとして発展してきたことがうかがえるように見えました。
それと、佐沼(迫町→登米市)がそんなにすごい町だったのか、と言うのも意外でした。この「佐沼」と言う地名は、既に廃線から半世紀が過ぎた「仙北鉄道」([95375])の駅名にあったということを少年時代から知っており、また登米市の旧・登米町には17年ほど前に訪れたことがあり、仙北鉄道の起点があった東北線・瀬峰駅から、バスの時間が合わなくてタクシーを飛ばしたのですが、仙北鉄道のルートが複雑に曲がりくねっていて、「スイッチバック」もあったりするなど結構な迂回ルートになっていたこともあり、また実際にそのタクシーがどんなルートで登米町に入ったのか、その当時の記憶もすっかり飛んでおり、「佐沼」と言う町を通ったのかも今では知りようがないのでした。航空写真を見ると、その市街地の想像以上の広がりが読み取れ、登米市の市役所が、「明治の名邑」にも名を連ねている郡名を背負う登米町を差し置いてこの佐沼地区(旧迫町)に置かれたのも納得、と言うことになったのでした。もし仙北鉄道が今でも残っていたら、登米市の「代表駅」(中心駅)は、登米駅でも新田駅(旧迫町域)でもなく、佐沼駅と言うことになったのでしょう。

さて、ここからは「まもなくやってくる、あの日」にちなんだクイズ。
デスクトップ鉄さんのお株を奪うわけではありませんが、ここで「鉄道路線一番勝負」。

【問】JR北海道・石北本線、JR東日本・仙山線、三陸鉄道・南リアス線、福井鉄道・福武線、智頭急行・智頭線
    (想定解・20路線、該当しない路線:えちぜん鉄道三国芦原線)
 …これらの路線は、ある「二つのうちのどちらか」の共通項に合致します。それとは何でしょうか?

 ▲第一ヒント…石北本線が最多です。
 ▲第二ヒント…廃止路線では、ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線、のと鉄道・能登線も該当していました。
 ▲第三ヒント…会いに来い(あいにこい)

締め切りは2月14日いっぱいとします。

ところで、今日は建国記念の日。と言うことで、以前にもこの日が来ると幾度か取り上げてきた「神話」にまつわる話題。といっても、実は昨年末に出しておきながら、年末の繁忙と、新年早々からの十番勝負により、その後「放置状態」になっていた話題でした([97166])。
TV番組で、「海外版・凶暴生物を駆除せよ」と言った番組で、インドネシアの「人食い鰐(ワニ)」と、豪州の「人食い鮫(サメ)」をそれぞれ捕まえろ、と言うのが出ていました。これを見て思い出したのが、「因幡の白兎」の神話に出てくる「ワニ」は「鰐」か「鮫」か、どちらなのかという論争([89968],[74529])。これは、やはり鳥取県民のとりぴーさんに答えていただきましょうか
[97518] 2019年 2月 9日(土)14:24:24伊豆之国 さん
宇都宮は王者陥落、水戸は復帰ならず
「『食』にまつわる首位争い」の話題を2件。

昨年の「餃子」の1世帯あたりの購入額で、浜松市が宇都宮市に代わって2年ぶりに日本一を奪還しました。
ギョーザの2018年の世帯当たり購入額で、浜松市が2年ぶりに日本一を奪還したことが8日、総務省家計調査で分かった。浜松市は16年まで3年連続で購入額が日本一だったが、17年は常に首位争いを繰り広げる宇都宮市がトップだった
浜松市役所では18年1~11月のデータを事前に集計。8日午前8時半に総務省から18年12月の支出金額が発表されると、職員が電卓を使って年間購入額を計算した。1位奪還を確信すると、歓喜の拍手が沸いた
18年の家計調査によると、全国の県庁所在地と政令指定都市の1世帯当たりの購入額は、浜松市が3501円、宇都宮市が3241円(以下略)
(中日新聞より)

一方、「納豆」の1世帯当りの購入額では、昨年首位から陥落した「王国」水戸市の首位復帰はなりませんでした。
2018年の1世帯当たりの納豆購入額で、水戸市は全国2位となり、2年ぶりの1位奪還はならなかった。8日に発表された総務省家計調査でわかった 同調査で、水戸市は1世帯当たり6352円と、3位だった17年から839円増やしたが、17年2位の盛岡市が6631円で全国1位になった。17年1位の福島市は6284円で3位(以下略)
(読売新聞より)
水戸市は、納豆の消費増に積極的に取り組んできて、それなりの成果もあったようですが…。またも1年で首位が入れ替わりとなり、こちらも首位争いはしばらく大激戦が続きそうです。
余談ですが、前にも何度か書き込んだことがありますが、水戸黄門(徳川光圀公)は「諸国を漫遊」したと言うのは後世の全くの作り話で、実際にはせいぜいほぼ関東一円しか回っていません([62739])。

[97517] デスクトップ鉄さん
京急の駅名改称ですが、個人的には「大森海岸」(埋め立てが進んで海岸から遠くなり、住所も大森(大田区)のつく町名ではなく品川区の南大井)の駅名が「しながわ水族館(前)」とでも変わるのかも、と思っていました(これでも、品川駅前のホテルにあるアクアパークとの混同はまだ避けられそうにないと思いますが)。
[97501] 2019年 1月 26日(土)23:00:23伊豆之国 さん
第91回「選抜」出場校決定
昨日、第91回選抜高校野球の出場全32校が決定しました。
以前、いつもこの関連ネタを披露していたk-aceさんが、このところ長らく姿を見せず、どうやら「引退」された模様ではないかと見られるので、今回も昨年の「選抜」と「夏」に引き続いて、全出場校(北から南への順、21世紀枠は最後)の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市・区の経県値」を記すことにしますが、今回は「テーマ別経県値」のリリースにちなみ、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。

出場校所在地経県領主主な観光地備考
札幌大谷、札幌第一札幌市4不在大通り公園、時計台、藻岩山など(注1,2)
八戸学院光星八戸市4桜トンネル蕪島(ウミネコ)、種差海岸、櫛引八幡宮
盛岡大附属盛岡市3デスクトップ鉄盛岡城跡、石割桜、啄木記念館
春日部共栄春日部市3k-ace藤の牛島、大凧揚げ(旧庄和町)
習志野習志野市3まりんぶる~谷津干潟、谷津バラ園
国士舘世田谷区5対象外豪徳寺、松陰神社、駒沢公園(注3)
桐蔭学園、横浜横浜市4不在山下公園、中華街、ランドマークタワーなど(注4,5)
山梨学院甲府市3geo武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
星稜金沢市4EMM兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街など
啓新福井市4EMM足羽山公園、一乗谷朝倉氏史跡、越前海岸
東邦名古屋市4不在名古屋城、熱田神宮、東山動植物園など所在地は名東区
津田学園桑名市3長島温泉、七里の渡し跡、多度大社
龍谷大平安京都市4深夜特急清水寺、金閣寺、伏見稲荷など(注6)
福知山成美福知山市1今川焼福知山城、大江山、元伊勢
履正社豊中市1深夜特急高校野球発祥の地、大阪空港(注7)、服部緑地
明石商業明石市2深夜特急明石公園・明石城、魚の棚、子午線の町
智辯和歌山、市立和歌山和歌山市4深夜特急和歌の浦、和歌山城、紀三井寺
米子東米子市4鳴子こけし皆生温泉、妻木晩田遺跡(注8)
広陵広島市4桜トンネル原爆ドーム・平和公園、広島城、縮景園所在地は安佐南区
市立呉呉市4ピーくん戦艦大和ミュージアム、音戸の瀬戸・音戸大橋
高松商業高松市4くは栗林公園、高松城、屋島
松山聖陵松山市4がっくん松山城、道後温泉、子規記念博物館
筑陽学園太宰府市3かぱぷう太宰府天満宮、観世音寺、九州国立博物館
明豊別府市3星野彼方別府温泉郷、ラクテンチ、城島高原
大分大分市4桜トンネル高崎山、うみたまご、府内城跡
日章学園宮崎市4星野彼方宮崎神宮、青島、シーガイア
石岡第一石岡市2YSK茨城県フラワーパーク、常陸風土記の丘
富岡西阿南市1桜トンネル蒲生田岬、牛岐城跡、四国21番札所・太龍寺(阿南市観光ブックより)
熊本西熊本市4不在熊本城、水前寺公園、江津湖所在地は西区

(注1) 札幌大谷の所在地・東区の主な観光地:モエレ沼公園
(注2) 札幌第一の所在地・豊平区の主な観光地:羊ヶ丘、札幌ドーム
(注3) 駒沢公園は目黒区にもまたがっている
(注4) 桐蔭学園の所在地・青葉区の主な観光地:こどもの国(町田市にもまたがっている)、寺家ふるさと村
(注5) 横浜高校の所在地・金沢区の主な観光地:金沢文庫(称名寺)、八景島シーパラダイス
(注6) 龍谷大平安の所在地・下京区の主な観光地:西本願寺、東本願寺、渉成園
(注7) 大阪空港は伊丹市・池田市にもまたがっている
(注8) 妻木晩田遺跡は大山町にもまたがっている

今回の表作成に当って迷ったのは、政令指定都市にある「学校所在地の観光地(名所)」を「市」単位にするか「区」単位にするか、どちらにしようかと言うことでした。札幌市と横浜市で同一市内から2校が出場し、いずれも学校の所在する「区」が違っており、特に横浜市の2校は、共にいわゆる「ミナト・ヨコハマ」の中心部から離れた周辺部にあり、「横浜」のイメージが薄い地域から出ているので、「横浜市の(代表する)観光名所」を列記して果たしてよいのか、と躊躇したからでした。結局、「市盗り合戦」や「経県値」との兼ね合いもあり、前回までと同様「市」単位とすることにしましたが、市内の複数校が出ている市については、欄外注記で所在する区にある観光地を表示することとし、また京都市も、市内から出場するのは龍谷大平安だけですが、市内の観光名所が書ききれないほど多数あるため、所在地の下京区にある主な観光地を表示することにしました。
なお、市(区)域内の観光地については、文字数・データ上の制約も考慮して、原則として3箇所以内としています。メジャーな観光地でない市などでは、その市のHPやその他のネット情報から調べていますが、今回の出場校の地元には、メンバーの居住地・出身地などゆかりの市がかなりあるので、「ここが入っていない」など、メンバーからのリクエストやクレームが来ることも想定して、明日中までは訂正に応じることにしています。

【1】書き込み途中で誤動作したため、いったん削除の上、改めて書き込み(またか…。長文の書き込み中にはよくこんなことが起こるんです)
[97494] 2019年 1月 18日(金)22:00:30【1】伊豆之国 さん
第50回記念大会・十番勝負を振り返って~春高楼の花の宴~
いつもの通り、今回の十番勝負の感想文です。
前回の感想文で書き込んだとおり、今回はいずれも「王手」をかけていた十番勝負の「二大野望」、「初代青葉城主盗り」と「静岡県の全市正答」達成に向けての大勝負、と気合を入れて(笑)臨むことになりました。
では、結果を正答した順に。

問二~Central Freeway~
一見して「人口が増えていそうな」と読めて、データベースから当たって見ると、1位、2位…50位、そして次点の「吉祥寺がない吉祥寺」までぴったり。ここを取れば「王手」になるということで、「中央市を通る高速道」が味の素スタジアムを追い越す調布で「年明け深大寺蕎麦」をいただき。

問九~沼津の海に聞こえたる 里は牛伏 我入道~
またも天竜川の向こうから弾丸が飛んできて冷や汗をかいたが、冷静にお題の市を眺めていると、「市名の後ろのほうに他の市が隠れている」「読みではなくて文字の一致」、それをちょうど数えると50になった。この時点で「全問が想定解50では」と「50記念」に引っ掛けた「仕掛け」に薄々気づき、「弾丸」は「空砲」だと確信できた。静岡県で該当する2市から択一となったが、ここで積み増してもいずれ取り返されるのは必至になりそうな(実際そうなりました)焼津の鰹節よりも、「その先」を見据えて「半分、伊豆」の沼津の干物を取って「伊豆6.5市?制覇への新たなる野望」への挑戦権の足がかりを狙ったほうがよい、と見てここは「ヌマヅ(飲まず)食わず」で行くことに。

問十~多摩川に晒す手作りさらさらに~
お題の蕨市は、「日本一狭くて日本一人口密度が高い市」。そこでこちらは「密度」の問題だ、とにらんだらその通り。海岸で若い二人が恋をした茅ヶ崎はちょうど50番目、「四條畷市にない四条畷駅」がある、大阪桐蔭のお膝元が次点とこれまたぴったり。深大寺蕎麦をもう一杯いただいて、領主に。

問八~小樽は寒かろ、東京も~
問八とは「常陸太田」が「常陸大宮」に入れ替わっただけという違いだけだが、「全然違う共通項ではないか」と疑ってみて…。「大」か「小」が付く市が並んでいて、そこまで出てきた答えもそうした市ばかりなので「もしや」と思って、「大」と「小」の付く市の数を数えてみると、合わせてちょうど50だとわかったときは「そういうのも有りか…」と。とりあえずその線で当たって見て、「にわか領主」になれそうなところから、21年前に見てきた、「逢いたい気持ちがままならぬ」ままずるずると行ってしまった、北の運河の町に。

問一~伊豆の太陽、下田温泉~
データベースをいろいろと当たって、過去にも何度か出てきた「新年問題の定番」の「元日市制」だとわかった。前回下田市を2度続けて見送ったこともあり、ここはやはり元日市制の下田市で石高上積み。

問六~春高楼の花の宴~
NGとして出ていた調布と鳴門から「Jリーグ」関係を疑ってみて当たるとそれらしい、「本拠スタジアム」ではなくて「球団本部の所在地」が対象になっているようだと。八戸が今季からJ3入りしたこと、「琉球」の本部もメインスタジアムもどちらも那覇ではなくて「コザ」だったということ、「阿波踊り」の本部が「郡部」にあること、ヴェルディの本部が「よみうりランド」にあることなど、調べてみて初めて知ったことがいくつもあったのは自分でも驚きだった。ベガルタの本部が仙台市内に有ることを確認して、3年前の「みちのく一人旅」で政宗公の銅像の前で誓い、一昨年末から昨年春にかけての宮城県内への出張で仙台駅に降りるたびに意識してきた、前回王手をかけていた「初代青葉城主盗り」の念願をこれで達成。

問四~右は入海静かにて 空には富士の雪白し~
お題にもNGの市にも「南」ばかり並んでいて、「以前にも似たような『引っ掛け』問題があったな~」と…。偶然に共通項がひらめいたのは、白桃さん([97488])と同じく
「南」が9画で、もう一字も9画
だと言うのに気づいたこと。つい最近リリースされた「市の総画数」を見ていると、18画の市の数が、ひらがな交じりを除くとちょうど50市。ここでも、「静岡県の総領主防衛」から、静岡県で該当する、浜名湖を挟む2市の択一となり、どちらも「市盗り」にはつながらないので、昨年の春の連休で投宿した([96201])湖西市のほうに。

…元日のうちに答えられたのは、ここまで7問。「十番勝負改革」が始まった頃
「第一回採点が出るまでは一切解答しない」という「戦術」を採る
([93578])と「弱気」になっていたのが嘘だったかのような、実に久しぶりの快調でしたが、皆さん方の出足も早かったこともあって引きずられた格好でも有り、やはり難問揃いだった前回に比べて全体的に難度が下がったこと、「50市問題揃え」という「仕掛け」に早い時点で気づいていたことが大きかったのでしょうか。

問三~東村山 庭先ゃ多摩湖~
ともかく初日に7問正答と、出足は好調だったものの、それから後は難問を前にしばらく動きがとれず、ようやく共通項がつかめたのがこの問三。お題と、ここまで出てきた市を見ていると、黒石市→平川市、茅ヶ崎市→平塚市、善通寺市→琴平町…と、「平」の付く市町村と隣り合わせになっている、平成最後の年にちなんだ問題だ、と気づく。7市と隣接している小平市の隣接市から選ぶことになり、ここを取れば「王手」をかけられる、多摩湖は庭先じゃなくて他人の庭([73982])の東村山市に。

問五~行きはよいよい、帰りは怖い~
序盤は誤答の連鎖で、いったいどこに共通項があるのかさっぱり見えなかったのが、終わってみれば「何~んだ
」という白けた?問題だったというもの。市制の期日なども当たってみたもののどれも外れ、途中で一度、白「岡」と神「埼」のそれぞれ2字目に注目して「県名の最初の字が市名の最後の字に使われている」なんていうのを考えたこともあったのですが、これだと「山」「岡」「島」…などざっと数えただけでも「50」の大台を大きく超えてしまうことがわかり、全く動けず。松の内も明けるのが近づいた頃から突如回答ラッシュが始まり、ここで「もしや?」ということか、と。ここで「波に乗る」のも考えたのですが、「別解の嵐に呑まれる」危険を冒すのを避けて模様眺めすることに。採点が出てその「もしや?」だったことがわかり、「肩透かし」に溜息…。「市盗り」を狙える市は既に売り切れたので、ここは祖母の故郷、埼玉県最古参市の蔵造りの町・川越で名物の薩摩芋をいただき、石高を10万石の大台に乗せることに。

問七~帰り道は遠かった~
共通項を見つけるのに右往左往し、ヒントにも惑わされて迷走した問題。お題もNGの市も、「県庁所在地」「他県と隣接する市」ばかりが並び、「中核市・施行時特例市」は想定解数が合わず、隣接関係を当たって見たのですが方向が絞りきれず。第二ヒントが出て「一線越えで」と読めて、これを「一本の国道か何かで他県とつながる」という意味にとって、「地名コレクション」の「県境の交通路」を含め、ひたすら「国道の隣接関係」のデータを漁る、と言う羽目に。でも出てきた答えを見ると違いそうなものもあり、国道で直接隣県とつながっていない高岡市が出てきたりして、「やはり違うのでは…」とここは見送り。結局、第三ヒントが出て「一つじゃないの」と解けて、一度途中で放り出していた「隣接関係」を見ると、お題もここまで出た答えもいずれも「県外で2町と隣接」、そして指折り数えるとちょうど50だったと…。ここも「市盗り」につながる市はなさそうだったので、3年前の「みちのく一人旅」で歩き、名物「温麺」をいただいた、伊達家重臣・片倉氏の城下町・白石([91505])を取ることに。結局、「いったんは見ていた方向だのに…」と、「共通項読み違え」だったのを悔やみ、思わず
嗚呼、帰り道は遠かった…
と、このときの道中で白石市を歩いたその日の晩に投宿した、隣町・蔵王町にある「遠刈田温泉」に引っ掛けた、笑えない駄洒落が出てしまいました…。

今回の十番勝負では、終盤に少し苦しみましたが、メダルは逃したものの、最終着順は9位につけ、これで4大会連続一桁順位と、まずまずの成果だったと思います。また、「二大野望」のうちの一つ、「初代青葉城主盗り」を「王手」をかけた直後の今大会でいきなり達成。総領民数も一気に300万人の大台に乗せることになりました。領国石高も、一時は「百万石」の大台に達したのですが、中盤以降3領地を手放すことになって、最終的には95万石でしたが、それでもこちらも差し引き10万石の加増になりました。領地数は差し引き増減なしと言うことになりましたが、後半戦での領地喪失が起きる、それを指をくわえて見送るしかない、というのは、ある意味「早抜け」した者の「宿命」なのかもしれません…。それに今回は、いくつかの問で「目先の市盗り」よりも、むしろ「その先」を見据えた戦術を採ったことも関係しているような気がします。一方、もう一つの野望「静岡県全市正答」のほうは、またも残った1市(こちらに出ている市です)を答える機会がなく、元号が改まってから(次回開催が5月以降であれば)と言うことになりそうです…。
今回答えた市は、最後の問七の白石市以外は全て過去に正答したことがあった市ばかり。唯一今回が初めてだった白石市も、実は「ペアシティ」で一度答えたことがあり([90247])、「全く初めて」と言う市は実質的に無し。「市盗り合戦」がリリースされる前までは、伊豆地方と地元の町田市以外は「できる限りたくさんの市を答える」と言う「分散型」だったのが、市盗り合戦がすっかり戦術を変えてしまいました…。

♭今回の選曲は…
問二:この歌詞に出てくる「調布基地を追い越し~」。味の素スタジアムは、その調布基地があった跡地に建っています。
問九:鉄道唱歌・東海道線の17番より。「牛臥(伏)山」は、旧沼津御用邸に続く海水浴場の北西側にある小高い山(と言うより丘)で、古くから沼津を代表する景勝地として知られていたところでした。「我入道」はその牛臥山の北西側一帯で、ここも海水浴場としても知られた景勝地で、今は観光用の渡し舟も運航されています。
問十:「調布」の地名の由来となったとも言われる、朝廷に「調」として献上した「手作り」の布を多摩川の水で洗う光景を詠み込んだ、「萬葉集」の「東歌」より。この歌の歌碑は、調布市のほか、そのお隣の狛江市にも建てられています(HP)。
問八:私を含め、ある年代以上の人にとっては「小樽」を歌った歌と言うと、まず「あの歌」でしょうか。その2番の歌い出し…。
問一:昔、こんなCMをよく耳にしました([94618])。
問六:この名歌の作詞者・土井晩翠は仙台の人。この城がモデルとなったとも言われています。
問四:これも鉄道唱歌・東海道線の29番より。やはりこの湖西市を問二で答えていた前回の感想文でも、このくだりに触れています([96916])。
問三:この市の名が全国に広く知られるようになったのも、偏にこの人、この歌のお陰でしょうね…。
問五:例によって、この市が発祥と言われる童歌より。
問七:本文でも触れたとおり、3年前に歩いたこの市のお隣の町にある温泉に引っ掛けた駄洒落でした…。

【1】誤字訂正、一部字句追加他
[97407] 2019年 1月 8日(火)22:08:44伊豆之国 さん
十番勝負
問七:白石市

違うほうを見ていて、振り出しに戻ってしまいました。
嗚呼、帰り道は遠かった…
[97399] 2019年 1月 8日(火)21:11:01伊豆之国 さん
十番勝負
問五:川越市

そんなことでしたか…
[97337] 2019年 1月 5日(土)09:41:36伊豆之国 さん
十番勝負
問三:東村山市
[97245] 2019年 1月 1日(火)14:17:21伊豆之国 さん
十番勝負
問四:湖西市
[97242] 2019年 1月 1日(火)12:04:19伊豆之国 さん
十番勝負
問一:下田市
問六:仙台市

いまいちはっきりしないのですが、見切り発車にします…
[97227] 2019年 1月 1日(火)01:57:24伊豆之国 さん
十番勝負
問八:小樽市
[97225] 2019年 1月 1日(火)01:31:38伊豆之国 さん
十番勝負
問十:調布市
[97218] 2019年 1月 1日(火)01:12:53伊豆之国 さん
十番勝負
あけましておめでとうございます。←前の記事([97216])で書き忘れてしまったので改めてご挨拶します。

問九:沼津市
[97216] 2019年 1月 1日(火)01:05:57伊豆之国 さん
十番勝負
問二:調布市
[97172] 2018年 12月 30日(日)22:22:03【2】伊豆之国 さん
各種経県値 & 猪苗代町
このところすっかり恒例になっている?、来年の干支にまつわる話題から。
平成最後の年になることが決まっている、2019年=平成31年は、亥年。そこで、今回は来年の干支にちなんで「猪」のつく地名から。
「猪」がつく現存自治体は、福島県猪苗代町と兵庫県猪名川町の2つ。明治の町村制施行以降に存在し、昭和の間までに消滅した自治体には、岩手県猪川村(1952大船渡市)、福井県猪野瀬村(1931勝山町(→勝山市))、愛知県猪子石村→猪高村(1955名古屋市)、三重県猪田村(1950上野市(→伊賀市))、福岡県猪位金村(1955田川市と山田市(→嘉麻市))に分割)がありました。
そのほかで「猪」のつく地名ですが、たとえば静岡県を見ると、浜名湖の奥の北部、三ヶ日方面へ入江状になっている部分の「猪鼻湖」、富士山の西側、富士宮市北部の「朝霧高原」を含む地域一帯にある「猪之頭」、伊東市の伊東駅の南側にある「猪戸」と言ったところがまず思い浮かびますが。富士宮市の「猪之頭」には、「井之頭」の表記もあり、学校名にはこの「井」のほうが使われているので、おそらく語源は東京・三鷹市の「井の頭」と同じで、「猪」は「当て字」ではないでしょうか。伊東市の「猪戸」は「ししど」と難読です。おそらく「宍戸」と語源は同じでしょうが、伊豆地方は猪肉料理が名物でもあることもあり、「猪狩りをした場所」から来ているのでしょうか。
干支と同じ「亥」のつく地名は「猪」よりずっと少ないようで、東京近辺では、千葉市の亥鼻辺りでしょうか。

「猪」のつく現役の駅には、次の4駅があります。
駅名路線所在地
猪苗代磐越西線福島県猪苗代町
猪谷高山本線富山県富山市
猪名寺福知山線兵庫県尼崎市
猪田道伊賀鉄道三重県伊賀市

こちらから検索すると、このほかに「猪苗代湖畔」(磐越西線)と言う駅も出てくるのですが、11年前からこの駅には列車が全く停まらず休眠状態になっており、おそらくこのまま廃駅になる可能性が高いと思われます。この「~湖畔」駅は、湖岸の「湖水浴場」の利用客のために夏休み期間中のみ営業する臨時駅として設けられた駅でしたが、結局利用する人が少なかったため、使われなくなったのではないでしょうか(wikiより)。

さて、ここからは今年の経県値について。新規リリースの「観光経県値」の話題で盛り上がりましたね…。
その前に、まずは「従来型?」経県値から。今年の経県値は、36点となりました。
「本題」の今年の観光経県値を計算すると、13点でした。この「観光した」と言う定義ですが、曖昧な箇所もあるので[97126]で示した判断より若干緩やかにしてあり、例えば7月末の函館~津軽方面の道中([96376]) では、最後に「歩いた」秋田市では、「観光地」には立ち寄らなかったのですが、一応駅から市街地には出ており、土産物としてその土地の名物を買う目的で歩いたので、広い意味での「観光」と言うことにしました。一方、3月までの間に石巻市や大和町に社用で日帰り出張したときにも、仙台駅の駅ビル内で帰りの新幹線に乗るまでの間に土産物探しをしているのですが、いずれも駅前の駐車場から駅ビルに直行しているので、こちらのほうは「観光」目的ではない、としました。

市の経県値(認市度)の変化は次のようになりました。

×→○つがる
●→○湖西
▲→●北斗、蕨、戸田、藤枝
▲→△能代
×→▲富谷

10月1日に新規市制の那珂川市は、九州新幹線で通過していたので▲となりました。
この結果、今年末時点での認市度(全国792市+東京特別区(全体で1市として計上))と、昨年からの増減は下記のようになりました。青森県から未踏市がなくなっています。
 ◎:2(±0)、○:123(+2)、●:266(+3)、△:55(+1)、▲:260(-3)、×:87(-2)
[97166] 2018年 12月 27日(木)21:10:26伊豆之国 さん
Re:国際観光上重要な地 & White Rabbit
[97165] じゃごたろさん
「(旧)二級国道」の選定に当たって指定された「国際観光上重要な地」、一覧に挙げられた市町村を見ると、誰でもすぐわかるところもありますが、「なぜ?」と思ったところもいくつかあったので、私なりにその理由を考えてみました。
カッコ内は現在の自治体名です。

市町村名対象と思われる観光地(近隣も含む)
十和田村(十和田市)十和田湖
日光町(日光市)東照宮、華厳の滝など多数
下田町(下田市)黒船来航、日米「下田条約」締結の地
富士吉田市富士山
軽井沢町欧米人によって開かれた高原の別荘地
大町(大町市)スキー?(立山黒部アルペンルートはまだできていない)
長野原町草津温泉
神明村(志摩市)英虞湾(真珠)
島原市雲仙
小林市霧島
垂水町(垂水市)桜島
弟子屈町摩周湖、屈斜路湖

…確かにこうして見ると、日光や富士山のように、古くから知られた超有名国際観光地もある一方、はたして海外でどれくらいの人が知っていたのか、と言うようなところもあって、選定理由が知りたいところです。「ご当地」の下田が入っているのは、日米関係上重要な場所だからでしょうか?

ところで、今晩見ていたTV番組で、「海外版・凶暴生物を駆除せよ」と言った番組で、インドネシアの「人食い鰐(ワニ)」と、豪州の「人食い鮫(サメ)」をそれぞれ捕まえろ、と言うのが出ていました。これを見て思い出したのが、「因幡の白兎」の神話に出てくる「ワニ」は「鰐」か「鮫」か、どちらなのかという論争([89968],[74529])。これは、やはり鳥取県民のとりぴーさんに答えていただきましょうか…。
[97141] 2018年 12月 18日(火)22:07:55伊豆之国 さん
「伊豆」と「駿河」の境界線はどこにあるか
「観光経県値」のエリア名称を巡る論議、[97126] の最後で
各県別の観光ブロックの分け方と、名称についての話題には、また暇があったら反応するかと思っています
と書き込んでいたのですが、今回はまず、オヤジの田舎「伊豆」に関して、「伊豆」と呼ばれる(観光)エリアはどこなのか、と言うことから見てみようと思います。「伊豆」の範囲が問題になる原因は、いわゆる「伊豆」と呼ばれる地域の範囲が、「旧伊豆国から(東京都に属する)伊豆諸島を除いた部分」とは全く同じではないからです。
「伊豆」に含まれる現在の自治体名では、熱海・伊東・下田・伊豆・伊豆の国各市と、賀茂郡の全5町(東伊豆・河津・南伊豆・松崎・西伊豆)が入ることについてはまず異論はないでしょう。問題になるのは、伊豆国には属しているものの、北の端っこに位置し「駿河」とのつながりのほうが強く、「伊豆」の色彩が薄そうな感じに見える三島市・函南町と、中心部は「駿河」に属するものの、市域の南部(旧内浦村・西浦村・戸田村)が伊豆国だった沼津市の扱いです。
私の手元にある、古いガイドブックを開いてみました。まず、以前に[75016]でチラッと触れた、昭和30年代の観光ガイドフック(というより写真集)「国立公園 伊豆めぐり」という本。その本には発行年月が書かれていなかったので、記事や地図の内容などから、このときには漠然と「昭和30年代」と書いたのですが、改めてこの本を見ていると

・新幹線がまだできていない
・伊豆急が開業して間もない、という表現がある(昭和36年12月10日開業)
・三島広小路と沼津駅前を結んでいた「伊豆箱根鉄道軌道線」([94655])が地図に出ていない(昭和38年2月4日廃止)

と言ったことなどから、おそらく昭和38年後半から39年前半頃の発行ではないかと思われます。
多くの「伊豆地方」のガイドブックでもそうであるように、この「…伊豆めぐり」でも、まず最初に書かれているのは「熱海」。今では全く面影もなくなった海岸沿いのホテル群を初め、お宮の松、梅園、そして「いかにも見世物」といった「熱海城」などと共に、函南町に属する十国峠のケーブルカーも写真に出ています。一方、巻末のほうには、今ではほとんど使われなくなった「口伊豆」の温泉地を羅列した記事の中に、函南町の南部、伊豆の国市との境界近くにある「畑毛温泉」(一部は伊豆の国市(旧韮山町)にまたがっており、韮山側は「奈古谷温泉」と呼ばれることが多い)の名が載っており、具体的な紹介・説明などはないのですが、「十国峠」と合わせて、函南町は「伊豆」の範囲に入る、と言うことになり、また、沼津市に属している地域にある三津(みと)水族館(現・伊豆三津シーパラダイス)や大瀬崎なども紹介されている一方、三島市は巻頭にある地図には出ているものの、本文にも写真にも紹介がなく、これを見る限りでは「三島市は伊豆でない」と読み取れるようになっていました。

次に紹介するのは、昭和59年発行の、交通公社の「エースガイド 伊豆・箱根・富士」。この本の中では、「伊豆」の範囲として、三島市・函南町を含め、現在の伊豆国6市6町に当たる地域と、駿河と伊豆にまたがっている現・沼津市域の全域について記載されており、沼津市の「駿河」の区域に入っている「千本松原」や「沼津御用邸記念公園」なども紹介されていました。蛇足ですが、この沼津市(旧戸田村を含む)は、現・伊豆市の旧土肥町、現・西伊豆町、松崎町と共に「西伊豆」のエリアとして書かれており、「沼津が西伊豆?」と言うのには、「西伊豆町」にルーツを持つ者としては、やはり大いに違和感を抱かざるを得ないのですが…。
三島市ももちろん「伊豆」として書かれ、三嶋大社などが紹介されていますが、その三島市は、現・伊豆の国市や現・伊豆市のうち旧土肥町を除いた範囲などと共に「中伊豆」のエリアに入れられています。この「中伊豆」エリアでは、前記した函南町の「畑毛温泉」も「ミニガイド」として紹介されていますが、その函南町の北東側にある十国峠は「東伊豆」エリアにある「熱海」の中で紹介されており、ここでも函南町は「伊豆」の中では2つのエリアに「股裂き」されていました。

[97095] で駿河の民さんがリンクされている「静岡県の観光エリア」では、地図と紹介記事・写真を見る限り、沼津・三島両市と函南町は、いずれも「伊豆」のエリアに入っているように見えます。「観光経県値」のエリア分けでは三島市が「富士・御殿場」エリアに入っており、「静岡県の観光エリア」のHPとは異なっていますので、修正が必要でしょう。
「伊豆」と「駿河」のエリア分けをするのには、沼津市をこの辺りで南北に分割するのが最も適切なのでしょうが、「市町村を分割しない」ということに縛られる、となると、やはり一筋縄ではいかないのでしょうか。

>駿河の民さんへ
「テーマ別経県値」と「経県値アプリ」の「特急マガジン」への新規登録、おめでとうございます。
「ご当地」の方として、「駿河と伊豆」にまつわる話題についても特集を組まれてはいかがでしょうか?

[97126]でリンクした「観光経県値マップ」、エリア名称の変更対応と、あと誤りの箇所(秋田県でエリア選択ミス)が見つかったで、修正したものを添付しておきます。
観光経県値の数値は、191点で変わりはありません。
[97126] 2018年 12月 15日(土)22:23:27【2】伊豆之国 さん
Re:伊豆地方のDID名称、観光経県値、etc.
[97112]他 千本桜さん
「伊豆地方のDID名称論争」で話がかみ合わない理由、ここまで来て思ったのは、どうも「名づけの視点」が違うのではないか、ということになるのでは、と感じてしまうのですが。
私がDID名称を考えるのにあたっては、もちろんまず自治体名や古くから使われている地名などを採用するのが優先ですが、それと共に「なるべく(その地域になじみがない人にも)わかりやすい名称にする」と言うことを考え、また「複数の自治体にまたがる場合などは、あまり長い名称を避けるため、連名は2つまでに、地域を統合する名称があればこれを使う」と言ったことも考慮に入れた上で、(もちろん全国を調べまくると言うような暇はないので)まずいくつか当たったところから「あくまで自分で考えた名称をつける」というものでした。
「函南」の件で迷ったのは、まさに[97109]で千本桜さんがおっしゃる通りで、以前から「函南駅」のイメージがどうしても先行し、駅から遠く別の線の駅が最寄になっている、町域の外れにある地域が実際の中心地になっていることがなかなか飲み込めなかったのがその原因でした。
その函南町ですが、[97115] で ekinenpyouさんから情報が出てきましたので、じっくり拝見させていただきました。
函南町立函南小学校の学校沿革より(所在地は仁田148)
明治6年6月20日
「第二大学区第一番中学区第八小学校函南学校」として大土肥妙高寺に開校
明治の大合併よりも前に中郷・函南という名称が使われていた
具体例を紹介しておきます
「函南」と言う名称が、この学校名が初出だと言うことになると、明治22年の合併・町村制施行による「函南村(→町)」の名称は、その学校名に由来する地名、と考えることができそうです。
>ぺとぺとさん
「学校由来地名」、ご検討をお願いいたします。

そこでやはり気になったのが、なぜ函南村にできた駿豆線の駅が「伊豆仁田」になったのか、と言うこと。[97091] で書いていた
函南村は誕生から既に30年余りを過ぎていたとはいえ、「函嶺【=箱根】(中略)の南」ということから名づけられた人為的な名称であり、その頃はまだ地名として成熟してはおらず
と言うくだりは誤りだったとわかったので訂正しますが、だとすると、すでに定着している「函南」を採らず、あえて「仁田」を名乗ったのかというのが「謎」めいてきます。[97091] に書いたように
【郷土の英雄である】仁田四郎の高い知名度と、その末裔の尽力によってできた駅ということで、「仁田」のつく駅名が採用された
と言うことで、駅付近の地名であると同時に、「郷土の英雄と、開業に尽力したその末裔とを顕彰した、一種の『人名由来駅名』でもある」と言う一面も持つのではないか、とあれこれ考えたのですが、本当はどうだったのでしょうか。
「伊豆仁田」駅の開業から12年後、東海道線の熱海廻りの新ルートが全通することになり、当初は函南村内に駅が作られる予定がなかったのが、当時の村民の新駅誘致運動が奏功し、新線開通と同時に「函南」駅の開業にこぎつけた、と言う話は[97091]で書き込んでいたのですが、函南村民の誘致運動によってできた、村内とはいえ中心集落からは遠い場所にある新駅が、村名を取って「函南」駅になった結果、「村の中心から離れた場所にある駅が村の名を名乗る」「村の(実質)中心駅は別の名の駅」と言うことになって、よその人から見ればわかりにくいと言う結果になってしまった、と言うことでしょうか。
ここで函南町内にある2つの鉄道駅、函南駅と伊豆仁田駅の利用客数について調べてみると、「伊豆箱根」の最新データがないようなので、少し古い数値になりますが、wikiによると、両者を比較できる最新年である2004年についてみると、函南駅が2,115人(1日当り平均乗客数)、伊豆仁田駅は1,699人(同)と、函南駅のほうが優勢です。これは、大幹線上にある駅とローカル私鉄の駅(いずれも「鈍行」しか停車しない)との差、また東京方面に出るのには函南駅のほうがより有利、と言ったことも考えられますが、函南駅付近には月ぎめの駐車場が多数存在する(wikiによる)と言うので、伊豆仁田駅のほうがより近い人でも、マイカーで函南駅に出て東海道線を使う人がかなりいるのではないかと言うこと(大場駅と函南駅を結ぶバスもありますが、1時間に1本あるかないか(伊豆箱根バス時刻表より)で、函南駅(日中1時間に3本程度)・伊豆仁田駅(1時間に4本程度)に発着する電車の本数に比べてかなり少ない)、それと北隣にある大場駅は住所は三島市ですが函南町との境界近くにあり、境界線に近い間宮・仁田地区のそれぞれ北部など、大場駅を利用する人もかなりの数に上るとみられること(大場駅の2004年の乗客数は2,978人)、さらに伊豆仁田駅の近くに県立田方農業高校があり、その通学生の利用が駅の利用者数の中でかなりのウェートを占めると思われることなどを総合して考えると、市街地から遠く立地条件としてはやや不便とは言うものの、利用者数で勝る函南駅のほうが、「函南町の代表駅」としては伊豆仁田駅よりふさわしいのかもしれませんが、いかがなものでしょうか。

余談ですが、現存の市について、「(DIDのある)中心地域にある駅が市名と異なる駅名で、後から市街地から離れた場所に作られた市名と同名の駅がある」、という例としては、まず千曲市(DIDがあるのは、旧更埴市の屋代駅周辺と、千曲川の西側にある稲荷山地区、それと千曲川を挟んで旧戸倉・上山田両町にまたがる戸倉上山田温泉の3箇所。千曲駅の周辺にはDIDがなく、市役所の最寄り駅でもない)あたりが思い浮かんだのですが、他にもこういう例はあるのでしょうか。
なお、「中郷」のほうは、これも村の誕生前に学校名に使われたと言うことですが、[97115] で添付されている「大日本地名辞書」の記事を見る限りでは、おそらく江戸時代から既にこの地域一帯を示す広域名称として使われていたと思われるので、「学校由来地名」には当たらないでしょう。

川奈駅付近のDIDは、[97091]に書いた通り、やはり「川奈」でよいと思います。隣接地区の「玖須美元和田」との間には、過去の複雑な経緯があってややこしいようですが、わざわざ3地名連続で長く言いにくい名称にするよりも、ゴルフ場などの知名度で圧倒し人口分布でも優位である「川奈」で代表させたほうが「簡潔でわかりやすい」と思ったからです。
静岡県内では、富士市から富士宮市にかけての地域とか、その西の富士川と薩[土垂]峠の間、旧東海道沿いに旧富士川・蒲原・由比の各町にかけて連続する地域とか、他にも名称で揉めそうな地域がいくつかありそうですが、他のメンバーの方々の守備範囲に入るようですので、これ以上タッチしないことにします。

さて、ここからは「観光経県値」について。まだまだ「試行錯誤」の段階が続いているようですが、現段階で公開されている表に基づいて計算したてところ、191点と言うことになりました。この数字は果たして「かなり高い」と言うことになるのでしょうか?
「観光経県値」作成に当たって、「観光した」との定義は、次のように決めることにしています。

・その市区町村の経県値(認市区町村度)が「●」(3・歩いた)以上である
・市区町村経県値が「●」の場合でも、ビジネスやショッピングのみが目的の場合、乗換えなどのために短い区間を歩いただけの場合は「観光した」ことに該当しない(ビジネスでの出張でも、帰りにできた余裕時間を使って観光地に立ち寄ったりした場合は『観光した』とした)
・市区町村経県値が「○」(4・泊まった)であっても、ただ宿泊のみが目的であった場合(ビジネスホテルなど)は「観光した」としない(宿泊が主目的でも、温泉旅館やリゾートホテルの場合は『観光した』ことに該当するとした)

「観光したことがない」地域は、全国47×5=235地域のうち、44地域となりました。そのうち、「該当する範囲の全市町村に一度も足を踏み入れていない(通過もしていない)」地域は、離島地域など、ざっと数えて12箇所ほど。その他は「ビジネスのみ」、「通過のみ」か「乗換えや、SA・PAでの休憩のみ」と言ったところ。その大半はやはり西日本ですが、関東近辺では、茨城県「古河・下妻」(五霞町の「中の島公園」への社用([65870])と、あと30数年前の常総線~水戸線~旧筑波鉄道の乗り換えのみ)と山梨県「都留・大月」(大月駅での中央線~富士急の乗換えと、上野原市の「談合坂SA」での休憩のみ)の2箇所が「観光未経県」で残っていました。
「観光した」エリアが全くない県はなく、1つのみなのは、徳島県と鹿児島県。鹿児島県は、観光した鹿児島市(桜島を含む)と指宿市([81852])が同一エリアになっていたためであり、結局「観光経県値」が最も低いのは徳島県(阿波踊り見物のみ)と言うことになりました。
県内全エリアが「観光した」ことになった県は、26都道県がありましたが、「広大なエリア内の1市町村だけとか、端っこだけ」と言うところも結構あり、たとえば北海道の場合、地域が広大で短期間ではとても広い範囲を回るのが困難なこともあり、「旭川・富良野」ブロックでは、上川町の層雲峡のみ(旭川市にも宿泊していますが、観光目的の旅行とはいえ、駅前のビジネスホテルに泊まっただけで町歩きはせず)、「釧路・帯広」も、「濃霧で湖面が全く見えなかった」摩周湖([65698])・屈斜路湖など(弟子屈町)と、現在は釧路市の一部となっている阿寒湖を見ただけで、その帰りに釧路空港から羽田へ直行。「網走・稚内」も、観光したのは宗谷岬(稚内市)とサロベツ原野(豊富町)、それと知床半島(斜里町)という、それぞれ「端っこ」に当たる部分でした。
 

♯各県別の観光ブロックの分け方と、名称についての話題には、また暇があったら反応するかと思っています…。

【1】誤字訂正他
【2】函南駅などの利用客数比較について追記
[97107] 2018年 12月 12日(水)22:12:26【2】伊豆之国 さん
Re:函南町(南西部)のDID
[97105] 千本桜さん
函南町南西部のDID名称の件、お説を拝見いたしましたが、それでもまだしっくり来ないものがあるのは、「函南」のイメージが「函南駅」以外に、どうも函南町の「地理的立ち位置」が関係していそうに見えたからでした。函南町は、確かに「伊豆国」の「田方郡」に属しているのですが、現在の函南町は、三島市以上に「伊豆」という印象が薄く、「駿河」であるような感覚が強そうに見え(町域の南西端にある、狩野川南岸の日守地区は、明治22年の町村制施行までは「駿河国駿東郡」でした(こちら)。つまり、現在の函南町自体が「伊豆」と「駿河」にまたがっているわけです)、またその函南町域の北部には、「富士箱根ランド」があるなど、「箱根」の領域に入ってくるように思え([97091]…私は、まだ子供の頃に「十国峠」に始めて行った時、ここが「箱根町」にあると思っていました)、果たして「伊豆」なのか「駿河」なのか、あるいは「箱根」なのか、それぞれの要素が複雑に入り組んで、何だか頭の中でごちゃごちゃしてつかみどころがないように思えたからなのでした。そんなわけで、「駿河」のイメージが先行してくる函南町の町域が南西部に三島市と旧韮山町・旧伊豆長岡町との間に半島のように張り出していて、その部分に「『伊豆』仁田駅」がある、と言うのがいまいちぴんとこなかったのでした。
私がこの地域のDID名称(仮称)を「仁田」としたのは、あくまでこの地域の中心近くに「伊豆仁田駅がある」ことと、この地域の住民が鉄道を利用する場合、その「伊豆仁田駅を普段利用している人が多い」範囲にある、と見て「駅名を拝借した」ことだけに過ぎなかったものです。現在の函南町は、行政上も人口分布でもその「半島状」の区域に集中しており、この地域が「函南町の実質的な中心地区」となっているのは確かなのでしょうが、この函南町内で唯一でもあるこの人口集中地域を、「町内で唯一だから」と言うことで、果たして町名を取って「函南」と言い切っていいのかどうか、と言うと、町内での位置関係も含め、「やはりいまいちしっくりしない、引っかかるものがある」と言うのが正直なところ、と言うことだったのでした。(【1】【2】一部字句追加・修正)

ついでに、その函南町域のDIDと連続している三島市南部のDIDを「大場」としたのも、やはり駅名から取った仮称でした。その大場駅、地図を見るとすぐ南側は函南町に入っており、現在の函南町役場も、実はわずかの差で町外である「大場」駅のほうが近い位置にあります。伊豆仁田駅がなかった頃([97091])は、おそらくその大場駅が、(駅がある旧中郷村と共に)当時の函南村の事実上の玄関としても機能していたのではないでしょうか。大場駅を含む旧中郷村の地域と、当時の函南村に属していた仁田・間宮などの地域がその当時から連続した集落を形成していたのかどうかは知りませんが、中郷村が「昭和の大合併」で函南と合併せず三島市との合併を取ったのは、やはり三島とのつながりを取った、と言うことなのでしょうか。
[97091] 2018年 12月 8日(土)21:21:13伊豆之国 さん
Re:伊豆地方のDID、etc.
私の[97049]の記事からちょっとした話題になっている「伊豆(・駿河東部)のDID名称」、暇があったら後ほど反応しようかと
([97072])ですが、[97049]で、自分で考えていた名称の「根拠と理由」について話しておきます。

まず、伊豆の国市北部、旧伊豆長岡町と旧韮山町にまたがるDIDについて。
伊豆長岡と韮山がつながるDIDの名称については、韮山も反射炉や高校野球優勝校所在地等で有名なのですが、DIDの歴史が古い「伊豆長岡」を採っています
([97053] 白桃さん)
伊豆の国市IのDID名は「長岡・韮山」とします
DIDに占める韮山の比重を考えると、捨てたり伊豆長岡に包含するより、韮山を連称した方が適切だと考えます
伊豆長岡駅を含む狩野川右岸は旧韮山町の領域ですから、DID名に韮山の名は入れたいものです。しかし、旧伊豆長岡町の領域も「韮山」の名で表すのは如何なものかと思うのですが…
その辺の感覚的な捉え方は、伊豆地方に馴染みの薄い私より、地元の駿河の民さんの感覚を尊重したいと思います。なので、「イメージ的には長岡も『韮山』なんですよね…」のところを、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか
([97056].[97074] 千本桜さん)
韮山から伊豆長岡へのDIDについては「韮山」がいいと思います。
イメージ的には長岡も「韮山」なんですよね
自分の中では「伊豆の国市≒韮山+大仁」なんですよね
長岡の名前を残すにしても、地元でのイメージが強いのは「韮山」だから、「韮山」を先に出すべきじゃないかなあ
([97062],[97075] 駿河の民さん)

「伊豆の国市」の経県値「○」が旧韮山町にあった「伊豆富士見ランド」([90017])だった、と言うわけではありませんが…
歴史的に見て古くから登場し、かつ重要なのは韮山で、源頼朝が流された「蛭ヶ小島」や、北條氏の館跡、ゆかりの寺院などがあり、また室町時代の「堀越御所」([90008] hmtさん)、鎌倉時代からこの地を治めた代官・江川氏の屋敷、幕末に建造された反射炉が残っており、明治の廃藩置県では「韮山県」が置かれていました。
一方、伊豆長岡のほうも温泉地としての歴史は古く、狩野川寄りの古奈地区の温泉は遅くとも鎌倉時代には知られていたと言われ、鎌倉末期に成立した「吾妻鏡」に「伊豆國小名温泉」や「伊豆國北條小那温泉」の名が記され、当時から将軍家や公卿に用いられた湯治場であった(こちら)ようですが、「伊豆長岡」の名が知られるようになったのは明治になってからで、開業当時は付近の地名をとって「南條」と呼ばれていた駿豆線の駅も、大正8年(1919)に現在の「伊豆長岡」駅に改称されています。伊豆長岡の温泉街がある川西村も、昭和9年(1934)年11月3日の町制施行時に「伊豆長岡町」と改称しています。この町名改称から1ヶ月近く後の12月1日に、現在の熱海廻りの東海道線、熱海~沼津間が開業し、駿豆線との接続駅も、それまでの三島駅(現・御殿場線「下土狩」駅)から新・三島駅へルート変更されており、「川西村」から「伊豆長岡町」への町制・改称のタイミングも、既に駿豆線に「伊豆長岡」という駅ができていたこともあって、この熱海廻り新線の開通による一層の観光客の入込を見込んだものと考えてよさそうな気がします。しかし、伊豆長岡駅は当時の川西村→伊豆長岡町にはなくて韮山村(→町)にあり、「伊豆長岡」への駅名改称も、やはり明治31年(1898)の開業により増加してきた温泉地を訪れる観光客の呼び込みを見込んだものと言えるでしょう。
東京駅から乗り入れている特急「踊り子」も、伊豆長岡駅に停車(伊豆の国市内では他に大仁駅にも停車)しますが、韮山駅には停まらず(これは前身の急行「伊豆」などの時代から同様)、現在「伊豆長岡」と「韮山」駅の利用客数を見ると、伊豆長岡駅のほうが韮山駅より5割ほど多く、駅周辺の繁栄度でも伊豆長岡駅のほうが大きく勝っています。市街としての繁栄度では旧伊豆長岡町のほうが優位ですが、韮山の古い歴史と、伊豆長岡駅が旧韮山町にあることを考えて、やはり「(伊豆)長岡」と「韮山」は連名とすべきでしょう。その場合、やはり繁栄度で勝る伊豆長岡のほうを前にしたほうがよいでしょうか。

次に、三島市南部と函南町南部にまたがる地域ですが、
[97056] 千本桜さん
函南町のDIDは「函南仁田」とせずに「函南」としたいと思います。このDIDは概ね6つの近世村(塚本、間宮、大土肥、仁田、平井、柏谷)に跨がっています。これらの村は明治の合併で函南村を名乗り、すでに129年が経っています。なので「函南」はこれら旧村の総称として定着していますが
これは大いに違和感ありです。「函南」と言うと、やはり東海道線の「函南」駅の周辺、と言うイメージです。「伊豆仁田」駅が函南町にある、函南町がここまで伸びている、と言うのがいまいちぴんとこないのです。ここで「伊豆仁田」駅の歴史を調べてみたら、この伊豆仁田駅は明治31年5月に三島町(現・三島田町)~南條(現・伊豆長岡)間で開業(「先代」三島駅=現・下土狩駅までつながったのは翌月)した当初にはまだなく、駅ができたのは開業から24年経った大正11年になってからと言うこと(つまり駿豆線は当時の函南村には駅がなくて素通りだった)、この駅の開業に当たっては、地元の有力者・仁田大八郎氏の尽力によったと言うことがこちらに出ていました。大八郎は、この仁田の地に構えた鎌倉武将・仁田四郎の末裔とされ、四郎は戦前の教科書にも出ていたと言うほどの有名人だったらしく、また函南村は誕生から既に30年余りを過ぎていたとはいえ、「函嶺(かんれい…『箱根』を中国風にしゃれた呼び方。箱根駅伝のコースにもなっていた箱根湯本近くの『函嶺洞門』(現在は崩壊の危険が出たため閉鎖され、新道に切り替え)や、強羅にある女子校『函嶺白百合学園』の名に残されている)の南」ということから名づけられた人為的な名称であり、その頃はまだ地名として成熟してはおらず、この駅名が「函南」駅にはならず、仁田四郎の高い知名度と、その末裔の尽力によってできた駅ということで、「仁田」のつく駅名が採用されたのはある意味では必然の流れだったのでしょうか。旧国名の「伊豆」が頭についたのは、既に東北線に同音の「新田」駅(宮城県)があったからでしょう。
「伊豆仁田」駅の開業から12年後、丹那トンネルの完成により、熱海~沼津間の東海道線新ルートが開業し、この新線上に新・三島駅と共に「函南」駅が開業します。この函南駅は、元々トンネル工事のための作業基地として、開通後は信号所として設けられる予定そうですが、「駅を作ってほしい」という地元住民の請願により、旅客駅として開業の運びとなったそうです(原口隆行氏著「鉄道唱歌の旅・東海道線今昔」([71790])より)。駿豆線の駅名が「函南」にならなかったこともあって、東海道線にできた新駅が、所在する村名をとって「函南」駅になり、本線上にできたこの函南駅が函南村(→町)の玄関として機能することになったのでしょうが、函南駅の周辺はDIDになっておらず、駅の周辺も閑散とした状況であること、また同じ函南町内にある函南駅と伊豆仁田の両駅を結ぶバス路線も今はなく(大場駅との間にはある…こちら)、伊豆仁田駅周辺を中心とする函南町内のDID名称を「函南」とするのは実態にそぐわず、無理があるのではないかと思います。
蛇足ですが、函南町の町域は更に北に広がっており、十国峠や、もっと北の箱根峠の南側まで伸びています。でも、この辺りまで来るともはや「伊豆」ではなく、「箱根」の領域に入るのではないでしょうか。
三島市の大場駅付近に展開するDID名は「大場」とせずに「中郷」とします(中略)「大場」には総称能力はないと考えます
この三島市南部のDIDを「大場(だいば)」としたのは、「大場駅がある」からという単純な理由に過ぎなかったからなのですが、この大場駅は特急「踊り子」も停車する駅として、また駿豆線の車庫の所在駅として運用上の重要駅にもなっています。「中郷」なる呼び名は私には初耳、とっくに消えた昔の村名を持ち出すのはどうか、と思うのですが。
伊東市IIのDID名はグラグラ迷った末に「川奈・玖須美元和田」にするつもりですが、それでも迷う(以下略)
こちらも「川奈」で十分、そのほうが簡潔でわかりやすいでしょう。「川奈」は伊豆急の駅名にもありますが、それ以上にゴルフ場の知名度は絶大で、ゴルフをたしなむ人たちにとってはある種の「憧れ」の土地でしょう。わざわざそれ自体が連名地名であり、よその人には全くなじみがない「玖須美元和田」をくっつけて、一時期の銀行名のような、言いにくい長い名前にすることもないと思うのですが。

…遅くなりましたが、
[97052] inakanomozartさん
焼津市と藤枝市がつながっているDIDの名称、悩ましいですね
この両市を表す地域名としては、古くから使われている「志太」があります
地元では、両市の一部事務組合である「志太広域事務組合」のように
両市を包括する名称としてよく使われています
ご当地の住民ならではのご名答、ありがとうございました。
この辺りが「志太郡」だったと言うことはもちろん知っていましたが…
[97072] 2018年 12月 5日(水)23:47:28【1】伊豆之国 さん
戦国を開いた「北條早雲」の真実 & 南セントレア市
今晩の「ヒストリア」は、戦国時代の扉を開いたと言う「北條早雲」の話でした。出自からして謎の多い早雲、実は生涯一度もそのように名乗った事実はなく、本当の苗字は「伊勢」氏だったとか(→[1703] Issieさん)、亡くなったときの年齢もこれまでの通説よりも2回りも若かった、とか、いろいろと新たな事実が近年わかってきたとか…。鎌倉幕府の執権・北條氏の発祥地「伊豆の国市」を初め、伊豆地方との深い「因縁」も興味深く拝見させていただきました。
最後の場面には、私の故郷・世田谷の年末年始の名物イベント「ボロ市」も出てきました。この「ボロ市」も、小田原北條氏と深いつながりがあったのですね…。今月15日からのそのボロ市、今年も行くことになるでしょう…。

【追記】私の[97049]の記事からちょっとした話題になっている「伊豆(・駿河東部)のDID名称」、暇があったら後ほど反応しようかと思っています…。

[97060] オーナーグリグリさん
[97069] デスクトップ鉄さん
高輪ゲートウェイ
センスのなさに唖然としますね。何のための公募とか、130位36票の疑問とか、既に批判がネットで渦巻いています
「仮称・品川新駅」と呼ばれていたここ、以前は「田町電車区」だったところですね。今でも留置線が何本か残っており、東海道線の電車や、「サンライズ出雲・瀬戸」の車両が休んでいるのを見ることがあります。この田町電車区、国鉄時代の電略は「南チタ」([74478])。「タマチ」を逆読みして略した判じ物のような呼び名、同じような「キラキラネーム」が住民の猛反発を食らって名称どころか合併そのものまでご破算になった「南セントレア市」を思い出して何だか笑い話、と言うよりお粗末な印象を禁じ得ませんね…。路線維持・乗客確保に必死の「地方」のローカル私鉄とか第三セクターならともなく、長くて呼びづらいこんな駅名がいいなんて誰も思わないのでは、と言う意見には同感です。まぁ、ひそかに危惧していた「品川」の付く駅名にならなかった(品川駅自体が住所が品川区でなく、その品川駅よりも更に北にある)だけはましなくらいで、結局は、後ろを省いて「高輪」だけで呼ばれるのではないのでしょうか。今の若い衆にとっては、「たまプラーザ」みたいなのは「ダサい」駅名だとかで、かえって「やまと言葉」のような「雅」な名前がかえって新鮮でカッコいいとか…。
[97049] 2018年 12月 2日(日)15:29:35伊豆之国 さん
DID名称案(伊豆地域など)
[97019] 他 白桃さん
[97020] スカンデルベクの鷲さん
[97022] 他 千本桜さん
[97027] 他 YT さん
[97032] ekinenpyou さん
「DID」の「名称」と「連続」にかかわる論議、盛り上がっていますが、今まで大して関心を持たなかったこの領域について、この話題についていこうと思います…。

同一自治体内の複数のDIDを区別するのに、無味乾燥な数字をやめてそれぞれを独立した名称で表す([97041] 白桃さん、[97042] 千本桜さん)という提案には、私も大賛成です。そこで、白桃さんの作業に横から口を挟むつもりはありませんが、「ご当地」・静岡県「伊豆」地域について、とりあえず「こんな名称でいかがでしょうか?」と当たってみました。

DID名該当地域備考
熱海熱海市中心市街
宇佐美伊東市宇佐美駅周辺
伊東伊東市中心市街
川奈伊東市川奈駅周辺
下田下田市中心市街
駿豆沼津・三島・裾野各市の中心市街と長泉・清水両町にまたがる区域(注1)
大場仁田三島市南部の大場駅西側一帯と函南町南部の伊豆仁田駅周辺にまたがる区域
長岡韮山旧伊豆長岡町の温泉街と、旧韮山町の伊豆長岡駅前地区から韮山駅周辺にかけての一帯(注2)
大仁旧大仁町の田京駅から大仁駅にかけての一帯

…ざっとこんなところでしょうか?
沼津・三島を中心とする広い地域(注1)については、「沼津・三島」としてもよかったのですが、白桃さんの「都市圏」に関する記事([83001],[83009])で
「沼津圏」としても良かったのですが、三島など伊豆地方も包含するので「駿豆」としました。駿豆線という名称もありますように、「すんず」でも良いのですが、もっと適切な名前はないのでしょうか
と言うことから、「広域名称」として「駿豆」と言う表現を使うことにしました。
(注2)の伊豆長岡地区は、小高い山を挟んで西側の狭義の伊豆長岡温泉と、東側の古奈温泉([96916],[75016])に分かれているのですが、DID地図を拡大すると山の南側でつながっているようで、また狩野川を挟んだ旧韮山町とも、その狩野川の河川敷も含めてつながっているので、同一のDIDを形成しているようです。
それと、修善寺や網代にDIDがないのに、「鈍行」しか停まらないのに宇佐美と川奈にDIDがあるのは意外でした。

「伊豆」からは離れますが、焼津市と藤枝市がつながっているDIDの名称、悩ましいですね…。人口では藤枝市がわずかにリードしていますが、市の誕生日は焼津のほうが3年余り早い。藤枝は「東海道五十三次」の宿場ですが、焼津は宿場ではない。一方、「明治の名邑」には焼津は入っていますが、藤枝は入っていない。まさに両市の状況は全く互角、と言っていいでしょう。どっちを前にするか、それこそ、高速道のIC名称などと同様、「政治的判断」が必要かもしれません…。

さらに西に行って、伊賀は名張市、市域のDIDは中心地区と、住宅地として開発された5地域と、計6箇所に分散しています。そのうちの1つ、桔梗が丘西・さつき台・緑が丘にまたがる地域、「桔梗が丘」の「本体」は別のDIDを形成しているので、ここの地域のDID名称は「さつき緑」にしましょう(笑)…。
[97026] 2018年 11月 24日(土)15:12:05伊豆之国 さん
「蔵王山」の読み方は?
以前にも話題になった「蔵王山」の読み方論争ですが…(関係記事集)

今朝の新聞記事に出ていました。
山形、宮城両県にまたがる活火山「蔵王山」の呼称をめぐり、国が既存の「ざおうざん」に加えて「ざおうさん」も正式な読み・表記として認めることになった。「さん」の読みが一般的という山形側の要望がきっかけで、同じ系列のテレビ局でも県境をはさみ山形側が「さん」、宮城側が「ざん」とアナウンサーが地元に配慮する状況になっている
国土地理院や山形市などによると、1930年ごろ、当時の測量担当だった陸軍参謀本部が地元からの求めに応じ、国として「ざおうざん」と呼称を決めたが、県境をはさんで宮城側が「ざん」と呼ぶ一方で、山形側が「さん」とするケースが目立つなど、ずれも生じていた
ただ、両県外を含めた観光地の呼称などとして、一般に「蔵王山」の呼称より、周辺の山々を含めた「蔵王連峰」や単に「蔵王」とテレビでも呼ばれることが多く、表立って問題になることはなかった。
しかし、2015年、蔵王山の火山活動が一時的に活発化した際、気象庁などの発表に従う形で、テレビなどで「ざん」の報道が相次いだ。山形市役所や山形側のテレビ局には、県民から「違和感がある」との問い合わせが増え、地元観光協会などの要望を受けた市議会は昨年6月、呼称を「さん」に改めるべきだとして、国に対する意見書まで可決した
地域の声に背中を押された山形市の佐藤孝弘市長は昨年8月、宮城県側の説得に乗り出したが、「うちの小中学校の校歌は『ざおうざん』」(宮城県蔵王町)「歴史的経緯から、すぐに返答できない」(川崎町)と慎重姿勢を崩さない自治体もあった。地名変更は周辺全自治体の同意が必要なため、最終的に「併記案」が国に提出され、今年3月から国土地理院が併記を始め、山形地方気象台も電話相談などでは「さん」に改めることにした。蔵王四季のホテルの布施正一専務(44)は「登山やスキーで『ざおうさん』と呼び、慣れ親しんできた。地元にとっては前進です」と話す
併記決定を受け、山形県内のテレビ局は、火山活動に限り「さん」に切り替えるなど、両県とも原則「ざおう」で統一しているTBS系を除き「さん」に移行、または移行を決めている。NHK山形放送局は「一般に『さん』と呼ばれることが多く、県民からも度々問い合わせを受けていた」と説明する
一方、宮城県内の4局は「ざん」のまま。広報担当者は「あくまで併記なので、変える理由はない」「県民に親しまれている」などと話す。ある局の関係者は「山形側は盛り上がっていたが、宮城側での議論は薄かった。全国ニュースの際にどうするか悩ましい」とぼやいている
(毎日新聞より)

長々と引用しましたが、そういうことで、お互いに「さんざん」議論を繰り返した挙句、結局は両県の言い分をそれぞれも認めた形で、「両論併記」と言う、何だかすっきりしないような「玉虫色決着」と言うことになりそうです。
まぁ、両県民の代表の方にそれぞれご意見を伺うことにしましょうか?
この記事のあとには、両県の各放送局での「蔵王山」の読み方一覧が出ていました。
◇山形、宮城のテレビ各局における「蔵王山」の読み方◇
テレビ局        呼称
■NHK
山形放送局       ざおうさん※1
仙台放送局       ざおうざん
■日本テレビ系
山形放送        ざおうさん※1
宮城テレビ放送     ざおうざん
■テレビ朝日系
山形テレビ       ざおうさん※2
東日本放送       ざおうざん
■TBS系
テレビユー山形     ざおう
東北放送        ざおう
■フジテレビ系
さくらんぼテレビジョン ざおうさん※2
仙台放送        ざおうざん
※1…国土地理院の併記を機に3月に変更
※2…気象庁の併記を機に11月に変更


「地名の清濁論議」は、過去にも何度か話題になっていますが(ex.「市名漢字の清濁」([85671],[85698] デスクトップ鉄さん・[85674] オーナー グリグリさん)、「富士川・安倍川」([92955],[92957] inakanomozartさん)等々)、地元でも清濁の違いにこだわりを持ち、間違って読まれると不快に思う人が多いところも多い一方、逆に「どっちでも…」と無頓着な地域もあるような気がします。町名の読みの清濁ががいつの間にか変わり、地元でも混乱している地域もあるようです(足立区保木間)。地名と駅名で清濁が異なる例もいくつかあり、「旭川」(あさひがわ→あさひかわ)や「豊後竹田」(ぶんごたけだ→ぶんごたけた)のように地名の読み方に合わせて駅名が改称された例も多い一方、「尾久」や「江古田」など、地名と清濁が違ったままになっている例(しかもこの2つは駅が所在する区も違う!)も結構あります。「米原」のように、結局定着した駅名の読み方に合わせて、従来と清濁を変えてしまった例もあります。
このところ落書き帳をにぎわせている、「宝塚」などのような字体の微細な違いについても、読みの清濁と同様、地元でも「こだわり」を持っているところと、「どちらでもよい」というところに分かれているようです。ただ、「こだわり」を持っていても、正規の名称に使われる漢字がPCで打ち出せない(打ち出しにくい)ことから、「(PCですぐ打ち出せる)常用漢字や正字などで書かれた文書についても認める」というのは当然でしょうが。
[96999] 2018年 11月 15日(木)01:02:39伊豆之国 さん
久しぶりの出場・3題 & 若い市長・2題
今回は、久しぶりに全国大会出場を果たした高校の話題から。

関西学院、全国高校蹴球選手権に50年ぶりの出場
第97回全国高校サッカー選手権大会兵庫県予選を兼ねた県高校サッカー選手権の決勝が11日、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸であり、関西学院(西宮市)が県西宮(同)を2―1で破り、50年ぶりの優勝を果たした。12月30日に首都圏で開幕する全国選手権に出場する
(朝日新聞より)

韮山高校、全国高校駅伝(男子)に67年ぶりの出場
県高校駅伝で男子が67年ぶりに優勝、都大路へ
11月4日、平成30年度 静岡県高等学校駅伝競走大会男子69回・女子30回 全国高等学校駅伝競走大会 静岡県予選会がエコパスタジアムを発着点に開催されました。このうち、男子は7区間42.195㎞で行われましたが、陸上部チーム男子は2時間11分1秒でゴールテープを切り、第2回大会(1951年)以来、なんと67年ぶり3回目の優勝を飾りました
(韮山高校公式HPより)

早実、79大会ぶりに全国高校ラグビー出場
第98回全国高校ラグビーフットボール大会東京都予選(都高体連など主催、毎日新聞社後援)は11日、港区の秩父宮ラグビー場で第1、第2地区の決勝があった。第1地区は早稲田実が43-19で国学院久我山に快勝し、79大会ぶり6回目の優勝を飾った。早稲田実は12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。79大会ぶりの花園出場は歴代最長のブランク
(毎日新聞より)

続いて、「若い市長」の更新情報。まだ誰も書き込んでいないようなので。いずれも再任です。
西川将人・旭川市長が4選(旭川市HPより)
山田憲昭・白山市長が無投票再選(毎日新聞より)
白山市長に再選された山田氏の経歴(37歳で旧吉野谷村長に当選)については、初当選したときのEMMさんの[86690]の記事に詳しく書かれています。
オーナー グリグリさん、更新をお願いいたします。
[96979] 2018年 11月 4日(日)22:59:53伊豆之国 さん
金沢市の旧町名復活(「調味料・香辛料」地名コレクション新規登録お願い)
[92907] EMMさん
6月20日付け北國新聞朝刊に「【金沢市の】金石全域で旧町名復活」と言う記事が1面トップに掲載されました
具体的には、金石校下町会連合会が現在は金石本町、金石東、金石西、金石北となっている地域にあった28の旧町名を数年内に復活させる取組を始める、と言うもの
住民の理解を得られたところから順次復活させていくようですが、旧町名は現在でも町会名として使われており、28町全部が復活する可能性はかなり高そうです
「旧町名を探す会」のブログ([96453]他)を見て、リンクされていた「金澤編」を開いてみたら、その[92907]のEMMさんの記事に出ていた「金石地区の旧町名復活の第一弾」として、「金石通町」など3つの旧町名が今月1日に復活した、というニュースがあり、昨日・3日に「旧」の字を埋めて作り直した(旧)町名標柱の除幕式が行われたときの写真も出ていました(こちら)。
この記事によると、この儀式を写した3枚の写真の中に、「金石通町・金石下本町・金石味噌屋町復活記念旧町名標柱除幕式」と言うのがあり(こちら)、「金石味噌屋町」は、新たに「調味料地名」の仲間入りしたと言うことになりました。
今回の記事で紹介されていた「金石通町」は、それまでの金石西3・4丁目の一部、と言うことが書かれており、金沢市のHPから「町の名称・区域の変更」を見ると、復活した各町の位置図も出ているのですが、より詳しい情報については、EMMさん、フォローをお願いいたします。
[96975] 2018年 11月 3日(土)22:46:18伊豆之国 さん
観光資源の評価など(観光地のテーマ別経県値関連)
[96959] でオーナー グリグリさんが提唱された「観光地の経県値」、いくつか反応が出ているようですが、私もここで少しレスを。

[96971] ekinenpyouさん
交通公社の新日本ガイド/観光資源評価台帳
この「新日本ガイド」について、この記事にリンクされていたサイトを見ると
『交通公社の新日本ガイド』がそれ。とうの昔に絶版になっているが、網羅的かつ記述も骨太な良書で、一般向けの旅行ガイドブックとしては珍しく、古書価もそれなりに付いている
全国を21のエリアに分け、観光資源を5段階評価で格付けした画期的なガイド
「新日本ガイド」私もそのうちの何冊かを持っており、いずれも昭和50年代に出版されていたものです。[96971]のリンク先の記事にも書かれている「観光資源のランク付け」、私が持っているこれらの本にも凡例が出ているのですが、「特A」「A」「B」「C」の評価の「目安」は、リンク先のサイトに出ているものとは若干の違いがあり、当時の基準として
特A:国際的に優れた観光物件
A:全国的なレベルで優れた観光物件
B:(関東・近畿など)地方レベルの観光物件
C: 都道府県内の観光物件として貴重
となっており、また
温泉・各種レジャー施設・文化施設など、評価の基準に個人差が激しく因子分析に無理がある物件は評価していない
と言う一文も書かれていました。
私が持っている「新日本ガイド」、共通する特徴として、「その当時存在していた全ての市町村を網羅している」というのがあり、特筆するような観光地がない市町村でも、その面積・人口、市役所・町村役場の電話番号・交通アクセス(「○○線△△駅下車後バス」など)も載せられており、統計データという面でも貴重な資料であることが見えてくることが興味深いところです。
私が持っている中から「山陽・四国」(昭和58年刊)を見ると、掲載範囲は兵庫県播磨国(明石市及び神戸市に含まれる部分を除く)と淡路島、岡山県のうち美作国を除くほぼ全域、広島県のうち北部山間部(三次市・庄原市など)を除いた大部分、山口県のうち長門国の山陰側(萩市など)を除いた地域、それに四国4県の全域となっており、評価のランク付けを見ると、「特A」ランクには姫路城、厳島神社、秋吉台・秋芳洞、金刀比羅宮などがあり、後楽園、吉備津神社、倉敷河畔(美観地区)、錦帯橋、栗林公園、善通寺などは「A」にランクされており、一方、原爆ドームや倉敷の大原美術館などは、前記の「文化施設など」に該当するものとして、「評価の対象外」として扱われていました(でも「温泉は対象外」のはずなのに、道後温泉本館は「B」ランクの記号が付けられているのは「建物」としての扱いと言うことなのでしょうか?)。

「テーマ別経県値」ですが、[96963] に例示されていなかったもので、「城郭」と言うのもいかがでしょうか。「100名城」などの選定や、国宝・重要文化財・国指定史跡などの登録と言った、選定の指標となるような公的な根拠がそろっており、また「戦国市盗り合戦」にも関連があるものとしても面白いと思うのですが。
[96928] 2018年 10月 11日(木)21:00:18伊豆之国 さん
「百貨店がない政令指定都市」がまた…
地元の近所から、寂しい話題が…。
名古屋の老舗「丸栄」の閉店など、各地で百貨店の閉鎖が相次ぐ中、相模原市唯一の百貨店「伊勢丹相模原店」(南区相模大野)が「来年9月に閉店する」というニュースが出ていました。(東京新聞より)

相模原市内唯一の百貨店、伊勢丹相模原店(南区)が来年九月で閉店する。慢性的な赤字を受け、親会社の三越伊勢丹ホールディングスが採算性の低い店舗を見直す一環で決めた。小田急相模大野駅周辺のにぎわいに欠かせない存在だっただけに、利用者や商店街関係者からは惜しむ声が上がっている
一九九〇年九月に開店。近接する相模女子大グリーンホール(市文化会館)や図書館と共に商業、文化の核として地域の発展を支えてきた。加山俊夫市長は「市が本格的なまちづくりを始めた最初の地域で、長年にぎわいづくりに貢献してもらった」と話す
九三年には生活雑貨などを扱う店が入る建物を増設し、九六年度の売上高は三百七十七億円に上った。その後は地域内での競合激化などにより売り上げは低迷。赤字が恒常化し、昨年度の売上高は百九十五億円にまで落ち込んだ

伊勢丹相模原店には、たまに行ったことはありますが、駅から離れた場所でアーケードの商店街を200mほど歩かなければならないという立地条件の不利もあり、休日でも閑散としているような印象はありました。相模大野の駅ビルにも大型ショッピングセンターがあり、また電車で1駅の町田駅には駅直結の小田急デパートがあって(現在大規模リニューアル工事中)、強力なライバルにやはり負けてしまうのでしょうか。
相模原市から百貨店が消えると、八王子市を抜いて「百貨店が全くない都市で人口最大」となり、既に「なんちゃってデパート」しかなくなっている川崎市(記事集)と合わせて、横浜以外の神奈川県内の政令指定都市が実質的に「百貨店がない政令指定都市」と言うことになりそうです…。
伊勢丹は、府中店も閉鎖するとしており、「勝ち組」と思われていた伊勢丹でも不採算店舗の整理が進む、と言うことになると、「百貨店離れ」は今後ますます進んでゆくことになりそうです…。
[96925] 2018年 10月 10日(水)21:12:29【1】伊豆之国 さん
ペアタウン七番勝負?
[96918] で提起した今回の「問十」の共通項に関する「境界線の曖昧さ」等々の件ですが、

[96919] k_itoさん
[96920] スカンデルベクの鷲さん
[96921] オーナー グリグリさん
[96923] ekinenpyouさん
いろいろとご意見(お叱りも含めて)をいただき、まことに恐縮です…。

ここで断っておきますが、[96918] で書き込んでのはあくまで「私見」に過ぎないものであり、実際問題としては、もう少し条件を緩くして、「片道運行でも、平日のみとか休日のみ運行でもよい」「当該区間が事故・災害により一時的に運休していても、平常時であれば当然運行されていればよい」(「臨時列車で、(十番勝負の)開催期間中には1本も運行されない」とか「災害による運休が長期間にわたって継続したままの状態で、市販の時刻表や鉄道会社のダイヤでもバス代行などと明記されている」といったような場合は当然除外ですが)と言うように、該当要件をより「単純化」したほうがわかりやすい、とは私も当然思います(このようにしておけば、網走市も泉佐野市も当然OKになります)。ただ、新幹線は「各駅に止まる」ことには違いないのですが、やはりどうにも異質の存在に思え、かつ青森市の場合、一方の停車駅がある今別町との間で他の町村を通過もしているので、ここでは除外するのがよさそうだとは思います。

この問十の共通項に気づいたとき、ふと「ペアシティ」向きだな、「ペアシティ」に類似問題があったな([96912] 鳴子こけしさん)と…。その通り、第三回ペアシティ七番勝負問一。これは「新幹線の列車の始発駅と終着駅の組み合わせ」と言うものでしたが、この形式を今回のこの問に応用できそうな気がしたのでした。「ペア」になるのが市ではなくて町なので、「ペアタウン(?)」とでもいうべきなのでしょうが、仮にこの形式で問題を作るとすると、片道しか運行されていないケースもあるため、出題・回答方式は、逆も成立する「A町・B町」ではなく、逆にすると成立しないことがある「A町/B町」になり、お題にある市や、疑問が出た例などをいくつか挙げると(町名は同名のものが複数あるもの以外は県名を省略)

・逆も成立する例
  一戸町/三戸町
  横瀬町/皆野町
  宝達志水町/中能登町  
  東浦町/武豊町

・逆は成立しない例
  小清水町/大空町(逆方向の列車は小清水町内の最初の駅・原生花園駅は通過)
  湯梨浜町/岩美町(逆方向は運行されていない)

あくまで「ペアシティ」として、逆のケース(2つの市の間で、駅がある町を一つだけ通る)組み合わせを考えてみると、例えば東海道本線では

  
  熱海市/三島市(間に函南町…函南駅)
  蒲郡市/岡崎市(間に幸田町…幸田駅など3駅)

あたりでしょうか。
私鉄では、「加須市/栃木市」という「3県またぎ」(東武日光線:柳生駅(埼玉県加須市)→板倉東洋大前駅(群馬県板倉町)→藤岡駅(栃木県栃木市))になっているケースも見られます。

♯今回の問十に戻りますが、「3県またぎ」というと、8年余り前までは古河市が…。埼玉県旧栗橋町(栗橋駅)→茨城県古河市(古河駅)→栃木県野木町(野木駅)。でも地図をみると、この辺りで旧大利根町(現・加須市)をわずかにかすっている。これはお題の青森市と同類か?
[96918] 2018年 10月 8日(月)21:49:14伊豆之国 さん
第49回十番勝負「問十」への疑問と提案(私ならこうする)
今回の十番勝負「問十」に関して、参加者からいくつか疑問とか指摘事項が出ていますが、私も今回の感想文([96916])でも少し触れたように、この「問十」にはやはり不完全・不自然と思われる箇所がいくつかあり、やはり共通項をよりわかりやすくするための見直し・改善が必要であったように思います。(関連記事一覧)
[96916]でざっと書き込みましたが、この問の共通項に関しては、次のようにしたらどうか、という「私案」と言うことを承知の上で、私なりに共通項の「条件」を次のようにしたらどうか、とまとめてみました。

1) 当該市に隣接する一方の町にある、その市との境界に最も近い駅(「A町の駅」とする)から、その市内にある駅(複数連続でもよい)を経由して、もう一方の隣接町にある、同じくその市との境界に最も近い駅(「B町の駅」とする)までの間を、乗り換えずに直通する列車が上り・下りの両方向にある。
2) 対象とする路線はJRだけでなく、私鉄等も含む。同一社内であれば、両駅間を直通する列車があればA町の駅とB町の駅はそれそれ別の線にある駅でもよい。
3) A町の駅からB町の駅まで行くのに、複数の鉄道会社にまたがって直通する列車は除外する。ただし、JR各社については、全て同一会社として扱うこととする。
4) A町の駅からB町の駅までの間は「完全各駅停車」のみとする(特急、新幹線はもちろん、普通列車扱いでも「快速」など通過駅があるもの(ただし当該区間が各駅停車である場合は除く)や、「○○ライナー」など特別料金を徴収する列車も除外する。ただし、JR以外(私鉄等)の特急・急行などで、当該区間が各駅停車となっており、かつ特別料金を徴収せず乗車券のみで乗れる場合も含む。
5) (十番勝負開始日の時点の各鉄道会社のダイヤで)毎日運行している列車がある(臨時列車や平日のみ運行、休日のみ運行の列車など、「毎日運転でない列車」しかない場合は除外する。また、平日ダイヤと休日等のダイヤとで運行する時間帯が異なっていても、それぞれのダイヤでいずれもA町の駅からB町の駅まで直通する列車が1往復以上あればよい)。
6) 事故、災害等で(十番勝負開始日または期間中に)直通する列車が運休になっていても、開始日時点のダイヤで直通列車が1往復以上存在しており、かつ短期間で復旧が見込まれることが確定している場合は「該当する」ものとして扱う。
7) 災害等による長期運休区間があり、ダイヤ上でも直通列車がなく、代行バス等への乗換えが必要になっている場合は非該当として扱う。

以上の条件を設定した上で、今回の「問十」でお題の市・正答となった市・該当しない市のそれぞれいくつかについて、自分なりに判定を行った表を示しておきます。

市名市内の駅A町市境側の駅B町市境側の駅判定タイプ根拠・備考
青森青森(奥羽本線)・新青森(東北新幹線)他七戸七戸十和田(東北新幹線)今別奥津軽いまべつ(同)×4新幹線は対象外とする。また、「奥津軽いまべつ」駅との間で外ヶ浜町・蓬田村も通過している
盛岡盛岡(東北本線)他矢巾矢幅(東北本線)岩手岩手川口(IGR)×3盛岡市のほかに滝沢市も通過している([96866])、2社またがり
二戸二戸(IGR)他一戸一戸(同)三戸目時(同・青い森)2県境またぎ。目時駅はIGRと青い森の境界駅(共同使用)
熱海熱海(東海道本線)湯河原湯河原(同)函南函南3県境またぎ。JR東日本と東海の境界駅である熱海駅発着の列車が大半だが、朝夕に東京方面から沼津発着の列車が平日・土休日いずれも数往復存在する
都城都城(日豊本線)他三股三股(同)高原高原(吉都線)2宮崎駅から都城駅を経由して吉都線・肥薩線経由で隼人駅まで行く普通列車が上下各1本ずつある
網走網走(石北本線)他小清水原生花園(釧網本線)大空女満別(石北本線)×1,4列車自体は両方向とも毎日運行だが、1本だけある下り方向(北見→知床斜里)の列車は原生花園駅に停車しない(深夜運行)。また、原生花園駅は臨時駅で冬季は閉鎖
釜石釜石(釜石線)他住田上有住(同)大槌大槌(山田線)×7山田線の沿岸部(釜石~宮古)は震災のため長期運休中。三陸鉄道に移管の上運行再開予定のため([86828]他)、再開後も花巻方面からの直通列車が運行されても3)に当てはまるため非該当となる。なお、宮古市は、釜石~宮古間が三陸鉄道に移管後、釜石方面から久慈方面へ直通列車が運行されれば、山田町(豊間根駅(現・山田線))~岩泉町(岩泉小本駅(北リアス線))というルートで該当市に入る可能性がある
泉佐野日根野(阪和線)他熊取熊取(同)田尻関西空港(関西空港線)6台風の被害で鉄橋が壊れ、十番勝負開始日時点では運休となっていたが、通常ダイヤでは運行されているので該当市として扱った。関西空港駅とりんくうタウン駅(泉佐野市)は南海電鉄とも共用だが、南海側は次の「町」所在駅である忠岡駅までの間に貝塚・岸和田市も通るので該当しない
新宮新宮(紀勢本線)他紀宝鵜殿(同)那智勝浦宇久井(同)×4普通列車は全て新宮駅で折り返し(名古屋~紀伊勝浦間の特急「南紀」は紀宝町内の駅に停車しない)
秩父御花畑(秩父鉄道)他横瀬横瀬(西武秩父線)皆野皆野(秩父鉄道)×32社またがり。なお、土休日は池袋始発の快速急行として運行しているが、特別料金は徴収せず、西武秩父線と秩父鉄道内は各駅停車

なお、「市内の駅」は(青森市を除き)新幹線は対象とせず、「在来線」または私鉄等の駅のみを対象と、また「直通する列車」に関係する駅のみを記載しています。
このほか、本線(幹線)と支線を直通する列車がある場合、片道だけだったり、土休日運休だったりと言う例があるようで、全部は調べきっていませんが、熊本市(鹿児島本線~豊肥本線)などはこのようなケースになっているようでした。


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